JPH0841192A - 芳香族ポリカーボネート製造用の二成分系触媒 - Google Patents
芳香族ポリカーボネート製造用の二成分系触媒Info
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Abstract
第3級有機アミンの代替用縮合触媒の提供。 【構成】 ビスフェノール−Aのようなビスフェノール
化合物の界面ホスゲン化反応中に縮合触媒として相間移
動触媒及び第3級有機アミンを含んでなる二元触媒系の
有効量を使用することによって改善されたホスゲンの利
用率でポリカーボネートを製造する方法及びかゝる触媒
組成物が提供される。
Description
移動触媒(PTC)の存在下でホスゲン化することによ
るポリカーボネートの製造法に関する。特に本発明はテ
トラアルキルアンモニウム又はテトラアルキルホスホニ
ウムハライドのようなPTCを界面反応条件下における
ビスフェノールの重合のための縮合触媒として第3級有
機アミンと組み合わせて使用することを特徴とするもの
である。
ncyclopedia of Polymer Sc
ience and Engineering”(Jo
hnWiley & sons,New York(1
988)発行、第2版)に示されるごとく、ポリカーボ
ネートはビスフェノール類を界面反応条件下にトリエチ
ルアミンのような第3級有機アミンを縮合触媒として使
用してホスゲン化することによって製造されている。第
3級有機アミンはビスフェノールの縮合触媒として有効
であることが認められているが、第3級有機アミンの使
用は過剰量のホスゲンの使用を必要とすることが経験上
判明している。したがって、過度のホスゲンの損失を最
小限に抑制する手段を開発するための種々の研究が行わ
れてきた。たとえば、Silvaの米国特許第4,70
1,544号明細書に示されるごとく、頂部凝縮器を備
えた反応器を使用してホスゲンをトラップすることがで
き、又はBrunelleらの米国特許第4,814,
420号明細書に示されるごとく、ビスフェノールの縮
合反応中の発熱の程度をモニターすることができる。
リカーボネートの分子量を増加させるための縮合触媒と
してきわめて有効であることは認められているが、経験
によれば、第3級有機アミンは重合の終了に先立つホス
ゲンの加水分解及び/又はクロルホルメートの加水分解
の結果としてしばしば過度に多量のホスゲンの使用を必
要とする。たとえば、ホスゲンの加水分解速度の研究に
よれば、6.64×10-3Mのトリエチルアミン濃度に
おいて、トリエチルアミン触媒は、触媒を何等使用しな
い場合の対照値1と比較して200を超える相対的速度
でホスゲンの加水分解を生起することが認められた。ク
ロルホルメートの加水分解速度に関しては、触媒を含ま
ない系について0.01未満の相対値が認められたのに
対し、トリエチルアミンは100を超える値を示す。
1,105号明細書には、第4級ホスホニウムアミノハ
ライド触媒を使用して立体障害型ビスフェノール前駆体
からポリカーボネートを製造するためのポリカーボネー
トの界面重縮合法が開示されている。相間移動触媒の使
用に関する別の研究はTagleらによってEurop
ean Polymer Journal,23
(2),109−112(1987)及びEurope
an Polymer Journal,26(6),
549−551(1989)に示されるごとく、ビスフ
ェノール類とホスゲン及びチオホスゲンの混合物とから
共ポリカーボネート(カーボネート−チオカーボネー
ト)が合成されることを実証している。
に対するそれらの有効性を確認するために絶えず研究さ
れてきている。また、慣用的なポリカーボネートの合成
法における第3級有機アミンの代替用縮合触媒としての
かゝる縮合触媒の有効性を確認するためにも多くの研究
が続けられている。
基であり、R1 はC(1-3 ) アルキル基であり、R2 は同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
は同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
Qは窒素又は燐原子であり、Xはハロゲン原子であるか
又は−OR4 基であり、R4 はH、C(1-1 8)アルキル基
又はC(6-18)アリール基であり、そして“a”は0又は
1の整数である)からなる群から選んだ相間移動触媒、
“PTC”、はそれがさらにビスフェノール−Aの量に
基づいて約0.1ないし約2.0モル%の範囲のトリエ
チルアミンのような少量の第3級有機アミンを含有する
場合、ビスフェノール類、又はオリゴマー状フェノール
類、及びクロルホルメート末端ビスフェノール類、又は
クロルホルメート末端ポリカーボネートオリゴマー類間
の界面反応の条件下でのビスフェノール縮合触媒として
有効であることが認められたとの知見に基づくものであ
る。その結果として、本発明のPTCは、こゝに参考文
献として引用する米国特許第3,635,895号及び
同第4,001,184号明細書に示されるごとき芳香
族ポリカーボネート及びポリカーボネート共重合体の製
造に使用することができる。本発明の相間移動触媒を使
用して製造し得るこれらの芳香族ポリカーボネートは高
分子量熱可塑性不規則分岐型物質を包含する。これらの
分岐型重合体の製造に使用し得る多官能性化合物のある
ものは一般に芳香族でありかつ少なくとも3個の官能
基、たとえばフェノキシ、カルボキシル、カルボン酸無
水物、ハロホルミル又はそれらの混合物を含有する。別
の多官能性芳香族化合物は無水トリメリト酸、トリメリ
ト酸、トリメリチルトリクロリド、4−クロルホルミル
無水フタル酸、ピロメリト酸、ピロメリト酸二無水物、
メリト酸、無水メリト酸、トリメシン酸、ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸及び無水ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸を包含する。高分子量熱可塑性不規則分岐型ポリ
カーボネートの製造に有用な多官能性芳香族化合物は
1,1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニル)−エ
タン、4−[4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−エチル]−ジメチルベンジル]フェノール、
1,1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、無水トリメリト酸又はトリメリト酸又はそれらのハ
ロホルミル誘導体である。
ン酸からの共ポリエステルカーボネートの製造である。
これらの共重合体組成物はこゝに参考文献として引用す
る米国特許第4,506,065号、同第4,465,
820号及び同第4,156,069号明細書に示され
ている。任意の芳香族ジカルボン酸を使用し得るが、好
ましいジカルボン酸はテレフタル酸及びイソフタル酸及
びそれらの混合物である。その代わりに、酸ハライドの
ようなかゝる酸の誘導体、たとえばかゝる芳香族ジカル
ボン酸の代わりにこれらの酸のジクロリド及びジブロミ
ド、たとえばテレフタロイルジクロリド、それとイソフ
タロイルジクロリドとの混合物も使用し得る。脂肪族ジ
カルボン酸を使用する高流動性延性共ポリエステルカー
ボネートも製造し得る。好ましい脂肪族ジカルボン酸は
アゼライン酸、スベリン酸、1,10−デカンジカルボ
ン酸及び1,12−ドデカンジカルボン酸である。さら
に、ポリカーボネート−シロキサンブロック共重合体
も、ビスフェノールとフェノール系末端ポリジオルガノ
シロキサン、たとえばオイゲノール末端ポリジメチルシ
ロキサン、との反応に本発明の相間移動触媒を使用する
ことによって製造し得る。
度における式(1)、(2)又は(3)のPTCについ
てのホスゲン加水分解又はクロルホルメート加水分解の
相対的速度はトリエチルアミンよりも著しく低いことが
認められた。たとえば、6.64×10-3のモル濃度に
おけるホスゲン又はクロルホルメート加水分解触媒とし
てのトリエチルアミンについてのそれぞれ200及び1
00を超える値と比較して、式(1)又は(2)の範囲
内の相間移動触媒はホスゲンについて1.7ないし3.
5そしてクロルホルメートについて約1の相対的速度値
をもつことが認められた。第3級有機アミンがホスゲン
及びクロルホルメートを加水分解することは実証されて
いるが、第3級有機アミンと相間移動触媒との組み合わ
せは本発明において以下に詳述するごとき予想外の驚く
べき結果を与えた。トリエチルアミン触媒成分の濃度を
ビスフェノール−Aの量に基づいて約0.1ないし約
2.00モル%の範囲内に保持することによって、ホス
ゲンの利用を著しくより効率的に行うことができ、その
結果ビスフェノールの完全な反応を保証するに必要な過
剰なホスゲンの割合を理論値に基づいて第3級有機アミ
ンのみを使った場合の約15%過剰から約5%過剰ま
で、場合によってはさらにより低い値まで減少させるこ
とができる。
ル基である)及び実質的に化学量論量のホスゲンの反応
を、界面反応条件下、7ないし12.5の範囲のpH
で、式(1)、(2)又は(3)の触媒及び式: R6 3 N (式中、R6 の各々は独立的にC2 ないしC10アルキル
基から選んだ基である)をもつ第3級有機アミンを含有
してなりかつ約10Kないし約180Kの範囲のGPC
重量平均分子量をもつポリカーボネートを与えるに有効
な量の相間移動触媒の存在下で、行い;そして (B)工程(A)で得られる混合物中のクロルホルメー
ト末端基を、ポリカーボネートの回収に先立って、実質
的に脱離する;工程を含んでなるポリカーボネートの製
造法が提供される。
スフェノール類の代表的な例としては下記のものが挙げ
られる。 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA) 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン(ビス
フェノールB) 4,4−ビス(ヒドロキシフェニル)ヘプタン 2,2−ビス(ヒドロキシフェニル)ヘキサン 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)4−メチルペ
ンタン 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、及
び 3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,4−ジ
メチルペンタン。
媒の代表的な例としては下記のものが挙げられる。 [CH3 (CH2 )3 ]4 NX [CH3 (CH2 )5 ]4 NX [CH3 (CH2 )6 ]4 NX、及び CH3 [CH3 (CH2 )3 ]3 NX。 (式中、XはCl−、Br−又は−OR4 でありそして
R4 は先に定義したとおりである。) 式(1)の相間移動触媒に加えて、式(2)及び(3)
の範囲内に包含される相間移動触媒の代表的な例として
は下記のものが挙げられる。
X (C3 H7 )3 N−(CH2 )6 −N(C3 H7 )3 2
X、及び CH3 (C5 H11)2 N−(CH2 )4 −N(C
5 H11)2 CH3 2X。 (式中、Xは前記に定義したとおりである。) 本発明の一実施態様においては、ビスフェノール及びフ
ェノール系連鎖停止剤の混合物を有機溶剤の存在におい
て界面反応条件下に、式(1)、(2)又は(3)の範
囲内に包含される相間移動触媒及びさらにトリエチルア
ミンを含有する触媒系の有効量の存在下でホスゲン化す
る。一般に、相間移動触媒又は第一の触媒の使用量は反
応媒質中に存在するビスフェノール及びフェノール系連
鎖停止剤の合計モル数に基づいて0.05モル%ないし
10.00モル%の範囲であり、かゝる量が有効量を構
成する。第一の触媒について好ましい範囲はビスフェノ
ール及びフェノール系連鎖停止剤の合計モル数に基づい
て約0.1ないし0.7モル%の範囲である。第3級有
機アミン助触媒又は第二の触媒の使用量は反応媒質中に
存在するビスフェノール−Aのモル数に基づいて約0.
01ないし6.00モル%の範囲、より好ましい範囲は
0.01ないし2.00モル%、もっとも好ましい範囲
は0.20ないし0.70モル%である。使用し得る適
当な有機溶剤の例は塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロルエタン、トリクロルエタン、テトラク
ロルエタン、ジクロルプロパン及び1,2−ジクロルエ
チレンのような塩素化脂肪族炭化水素;クロルベンゼ
ン、o−ジクロルベンゼン及び種々のクロルトルエン類
のような置換芳香族炭化水素である。塩素化脂肪族炭化
水素、特に塩化メチレンが好ましい。
を水性相中に溶解させるために、ホスゲン化に先立って
ビスフェノール反応混合物のpHを10.5まで上昇さ
せるに十分な量のアルカリ金属水酸化物を使用し得る。
ホスゲン化反応混合物のpHを約7ないし約12.5の
範囲内、好ましくは10ないし12の範囲内に保持する
ためにアルカリ金属又はアルカリ土金属水酸化物の水溶
液を使用し得る。使用し得るアルカリ金属又はアルカリ
土金属水酸化物の代表的な例として水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、及び水酸化カルシウムを挙げることが
できる。水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム、特に水
酸化ナトリウムが好ましい。
式又は連続式反応器中で行うことができる。かゝる反応
器の例は攪拌槽型反応器であり、これらは回分式又は連
続流れ方式のいずれでもよい。使用し得る別の反応器は
攪拌塔型及び再循環ループ連続式反応器である。ホスゲ
ン化反応中及びその終了時における水性相対有機相の容
量比は0.2−1.1の範囲であり得る。反応温度は約
15−50℃の範囲であり得る。塩化メチレンのような
好ましい有機液体を使用する場合には、反応は35−4
2℃であり得る還流条件下で行い得る。反応は大気圧で
行い得るが、所望ならば減圧又は超大気圧も使用し得
る。
はその他の慣用の装置を使用することによって攪拌され
る。ホスゲン化速度は毎分ビスフェノール1モル当たり
ホスゲン約0.02−0.2モルの範囲で変動し得る。
所望のポリカーボネートの分子量に応じて、フェノール
系連鎖停止剤をビスフェノール及びフェノール系連鎖停
止剤の合計モル数に基づいて1−8モル%の割合で使用
し得る。フェノール系連鎖停止剤の代表的な例はフェノ
ール、t−ブチルフェノール、p−クミルフェノール及
びこれらのフェノール類のクロルホルメートである。
法によって達成し得るポリカーボネートの回収に先立っ
て、クロルホルメート末端基は通常実質的に脱離され
る。相間移動触媒を単独で使用する場合には、反応混合
物はクロルホルメート基の存在がもはや検出し得なくな
るまで長時間にわたって攪拌されなければならない。別
法としては、クロルホルメート基の含量に基づいて当量
程度のフェノール系化合物を反応の終了時点で添加する
ことができる。
でなる二元触媒系を使用する本発明においては、クロル
ホルメートはわずか2、3分後に反応し、したがって動
力学的に改善された方法を与える。クロルホルメートを
含有する反応混合物はクロルホルメートの存在が検出さ
れ得なくなるまで攪拌される。AgreeらによってT
alanta、第13巻、第1151−1160頁(1
966)に示されるごとき4−(4−ニトロベンジル)
ピリジン(NBP)を使用する検出法を使用し得る。反
応混合物の一部を使用して、米国、イリノイ州、リンカ
ンシャー在、MDAサイエンティフィック社から商業的
に入手し得る“ケムカセット(Chemcassett
e)SP”のようなホスゲン検出紙を使用するスポット
試験も使用し得る。
施させ得るための一助として本発明の実施例を示すが、
これらの実施例は単に本発明を例証するものであって、
なんら本発明を限定するものではない。実施例中、特に
示さない限り、すべての部は重量部を表す。
ン浸漬管を備えた容量30リットルのフラスコにビスフ
ェノール−A2,268g、p−クミルフェノール6
7.55g、ナトリウムグルコネート3.4g、テトラ
ブチルアンモニウムブロミド16g、水3.3リットル
及び塩化メチレン8.1リットルを装入した。ホスゲン
は約40g/分の速度で導入した。ホスゲンの添加中、
50重量%NaOH溶液をゆっくり添加して約10.5
のpHを保持した。ホスゲンの添加はクロルホルメート
がクロルホルメート試験紙(MDAサイエンティフィッ
ク社から供給されるケムカセットSP)によって検出さ
れた時点で停止した。反応はpH10.5で攪拌下に行
いそして反応溶液をクロルホルメートの存在について定
期的に試験した。30分後に、クロルホルメートはなお
検出され、そこでトリエチルアミン14mlを添加し
た。トリエチルアミンを添加すると、クロルホルメート
はもはやクロルホルメート試験紙によっては検出し得な
かった。分子量の測定のための試料を採取した。
pHをNaOHの添加によって約10.5に制御しなが
ら、この残存溶液に約5%過剰の追加のホスゲンを添加
した。クロルホルメート試験紙でクロルホルメートの不
存在の確認を行った後に、反応混合物を生成物である重
合体の分子量測定の目的で再度試料採取した。各試料に
ついて約32,000の重量平均分子量は最初のホスゲ
ン化反応中に重合は完了したこと、したがってホスゲン
の使用量はクロルホルメートが最初に観察された時点か
ら測定し得ることを示した。理論値より1.2%過剰の
ホスゲンが必要であった。
まで添加した。水性相を除去しそして有機相を水で数回
洗浄した。比較試験の結果を後記の表に要約して示す。実施例2 実施例1の実験を相間移動触媒としてテトラブチルアン
モニウムブロミドの代わりにメチルトリブチルアンモニ
ウムクロリドを使用して反復した。実施例1と同様に、
ホスゲンの添加をクロルホルメートが最初に検出された
時点で終了させそして該クロルホルメートは30分間存
在し、ついでトリエチルアミンを添加して反応を完結さ
せた。クロルホルメートの消失後及び5%の再ホスゲン
化後の分子量測定は同一の分子量を示し、このことは重
合の完了に2%過剰のホスゲンを必要としたことを示し
ている。比較試験の結果を後記の表に要約して示す。
268g、p−クミルフェノール67.55g、ナトリ
ウムグルコネート3.4g、水3.3リットル塩化メチ
レン8.1リットル及びトリエチルアミン14mlを装
入した。ホスゲンは約40g/分の速度で導入した。ホ
スゲンの添加中、50重量%NaOH溶液をゆっくり添
加して約10.5のpHを保持した。ホスゲンの90%
を使用した時点及び約15%過剰のホスゲンを使用した
時点の間に分子量測定用の試料を採取した。分子量は約
13%過剰のホスゲンを使用した時点で最大に達し、そ
れ以上ホスゲンを添加しても変化しなかった。この反応
中にクロルホルメートは検出されなかった。この実験を
2回反復し、そして2回とも7%過剰のホスゲンを使用
した時点で最大分子量を示した。比較実験の結果を後記
の表に要約して示す。
268g、p−クミルフェノール67.55g、ナトリ
ウムグルコネート3.4g、水3.3リットル及び塩化
メチレン8.1リットルを装入した。この混合物にメチ
ルトリブチルアンモニウムクロリド12.5g及びトリ
エチルアミン3.5mlを添加した。ホスゲンは約40
g/分の速度で導入した。ホスゲンの添加中、50重量
%NaOH溶液をゆっくり添加して約10.5のpHを
保持した。
加はクロルホルメートがクロルホルメート試験紙によっ
て検出された時点で終了させた。約5分後には、クロル
ホルメートはもはや検出し得なかった。重合の完了を確
認するために、残留溶液にNaOHをさらに添加するこ
とによってそのpHを10.5に保持しながら、該溶液
に約5%の追加のホスゲンを添加した。クロルホルメー
トの不存在を確認した後、反応混合物の試料を採取して
分子量測定を行った。各試料について約32,000の
重量平均分子量が得られ、これは最初のホスゲン化反応
中に重合が完結したことを示している。比較実験の結果
を後記の表に要約して示す。
ドの代わりにヘキサブチルブチレンジアンモニウムブロ
ミド14.59gを使用して反復した。助触媒としてト
リエチルアミン3.5mlを使用した。比較実験の結果
を後記の表に要約して示す。
ドの代わりにヘキサブチルヘキシレンジアンモニウムブ
ロミド16.81gを使用して反復した。助触媒として
トリエチルアミン3.5mlを使用した。比較実験の結
果を後記の表に要約して示す。表I :実験結果の要約 実施例 相間移動触媒 PTCの トリエチルアミン 過剰ホスゲン 番号 (PTC) 使用量(g) の使用量(ml) の必要量、% 1 TBAB 16.00 0 1.2 2 MTBA 12.50 0 2.0 3a なし 0 14 13.0 3b なし 0 14 7.0 3c なし 0 14 7.0 4 MTBA 12.50 3.5 2.0 5 C4B 14.59 3.5 3.3 6 C6B 16.81 3.5 4.8 注: TBAB=テトラブチルアンモニウムブロミド MTBA=メチルトリブチルアンモニウムクロリド C4B=ヘキサブチルブチレンジアンモニウムブロミド C6B=ヘキサブチルヘキシレンジアンモニウムブロミド実験結果の要約 実施例1及び2は相間移動触媒の使用によって理論値に
近いホスゲンの使用量を達成し得ることを実証してい
る。この触媒系は反応の完了時点でクロルホルメートが
残存するという不利益をもつ。クロルホルメートの存在
は反応混合物からクロルホルメートを適時に脱離するた
めにトリエチルアミン、ビスフェノール−A又はある種
の他のフェノール化合物の添加を必要とする。実施例3
はトリエチルアミンを唯一の単独触媒として使用する場
合にはホスゲンの利用率が低いことを実証している。実
施例4、5及び6は相間移動触媒及びトリエチルアミン
を含む本発明の二元触媒の使用によって適当な時点にお
けるクロルホルメートの分解を伴って改善されたホスゲ
ンの利用率を達成し得るという利点が得られることを示
している。
Claims (10)
- 【請求項1】 第一の触媒が式: (R)4 N+ X、 R1 (R)3 Q+ X、及び (R2 )a (R3 )3-a N−(CH2 )n N−(R3 )
3-a (R2 )a 2X (式中、Rは同一でも異なってもよいC(4-10)アルキル
基であり、R1 はC(1-3 ) アルキル基であり、R2 は同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
は同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
Qは窒素又は燐原子であり、Xはハロゲン原子であるか
又は−OR4 基であり、R4 はH、C(1-1 8)アルキル基
又はC(6-18)アリール基であり、そして“a”は0又は
1の整数である)からなる群から選んだ化合物であり;
そして第二の触媒が有効量の式: R6 3 N (式中、各R6 は独立的にC2 ないしC10アルキル基か
ら選んだ基である)をもつ第3級有機アミンである二種
又はそれ以上の触媒の混合物を含んでなる、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、それらの共重合体又はそれらの
混合物の製造のための界面縮合反応の触媒として有用な
触媒組成物。 - 【請求項2】 第3級有機アミンがトリエチルアミン、
エチルピペリジン、トリプロピルアミン、及びトリブチ
ルアミンからなる群から選んだものであり、しかもポリ
カーボネートの製造のための界面重合においてホスゲン
の使用量が実質的に化学量論量である請求項1記載の触
媒組成物。 - 【請求項3】 第一の触媒が(R)4 N+ Xでありそし
てRが同一でも異なってもよいC(4-10)アルキル基であ
る請求項1記載の触媒組成物。 - 【請求項4】 第一の触媒がR1 (R)3 Q+ Xであ
り、かつRが同一でも異なってもよいC(4-10)アルキル
基であり、R1 がC(1-3) アルキル基であり、R2 が同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
が同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
そしてQが窒素又は燐原子である請求項1記載の触媒組
成物。 - 【請求項5】 第一の触媒が(R2 )a (R3 )3-a N
−(CH2 )n N−(R3 )3-a (R2 )a 2Xであ
り、かつRが同一でも異なってもよいC(4-10)アルキル
基であり、R1 がC(1-3) アルキル基であり、R2 が同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
が同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
Qが窒素又は燐原子であり、Xがハロゲン原子であるか
又は−OR4 基であり、R4 がH、C(1-18)アルキル基
又はC(6-18)アリール基であり、そして“a”が0又は
1の整数である請求項1記載の触媒組成物。 - 【請求項6】 つぎの工程: (A)フェノール系連鎖停止剤及び式: (式中、R5 は同一でも異なってもよいC(1-4) アルキ
ル基である)のビスフェノール及び実質的に化学量論量
のホスゲン間の反応を、式: (R)4 N+ X、 R1 (R)3 Q+ X、及び (R2 )a (R3 )3-a N−(CH2 )n N−(R3 )
3-a (R2 )a 2X (式中、Rは同一でも異なってもよいC(4-10)アルキル
基であり、R1 はC(1-3 ) アルキル基であり、R2 は同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
は同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
Qは窒素又は燐原子であり、Xはハロゲン原子であるか
又は−OR4 基であり、R4 はH、C(1-1 8)アルキル基
又はC(6-18)アリール基であり、そして“a”は0又は
1の整数である)からなる群から選んだ触媒を含んでな
る相間移動触媒;及び式: R6 3 N (式中、各R6 は独立的にC2 ないしC10アルキル基か
ら選んだ基である)をもつ第3級有機アミンである第二
の触媒の有効量の存在下に、界面反応条件下、7ないし
12.5の範囲のpHにおいて行い、その際相間移動触
媒は約10×10 3 ないし約180×103 の範囲のG
PC重量平均分子量をもつポリカーボネートを与える有
効量で使用するものとし;及び (B)工程(A)で得られる混合物中のクロルホルメー
ト末端基をポリカーボネートの回収前に実質的に脱離す
る;工程を含んでなるポリカーボネートの製造法。 - 【請求項7】 工程(B)において、クロルホルメート
末端基の脱離後で、しかもポリカーボネートの回収前の
段階でHClを添加してpHを低下させる請求項6記載
の方法。 - 【請求項8】 第二の触媒をビスフェノールのモル数に
基づいて約0.2ないし約0.7モル%の範囲の割合で
存在させる請求項6記載の方法。 - 【請求項9】 第一の触媒をビスフェノール及びフェノ
ール系連鎖停止剤の合計モル数に基づいて約0.1ない
し約0.7モル%の範囲の割合で存在させる請求項6記
載の方法。 - 【請求項10】 相間移動触媒がテトラブチルアンモニ
ウムヒドロキシド、メチルトリブチルホスホニウムブロ
ミド、メチルトリブチルアンモニウムブロミド、テトラ
ブチルアンモニウムクロリド、ビス(トリブチルアミ
ノ)ヘキサメチレン、ビス(トリプロピルアミノ)ヘキ
サメチレン、又はメチルトリブチルアンモニウムクロリ
ドを含んでなりそして第3級有機アミンがトリエチルア
ミンを含んでなる請求項6記載の方法。
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