JPH0841319A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH0841319A JPH0841319A JP17861994A JP17861994A JPH0841319A JP H0841319 A JPH0841319 A JP H0841319A JP 17861994 A JP17861994 A JP 17861994A JP 17861994 A JP17861994 A JP 17861994A JP H0841319 A JPH0841319 A JP H0841319A
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- polyamide
- resin composition
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なポリアミド組成物に関する。
【構成】 結晶性三元共重合ポリアミドと変性ポリオレ
フィンからなるポリアミド樹脂組成物。
フィンからなるポリアミド樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリアミド樹脂
組成物に関する。さらに詳しくは本発明は、強靱性に優
れたポリアミド樹脂組成物に関する。
組成物に関する。さらに詳しくは本発明は、強靱性に優
れたポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】ポリアミド樹脂は、優れた耐熱性、耐油
性、成形性、剛性、強靱性などの特徴を有しているため
に、電動工具、一般工業部品、機械部品、電子部品、自
動車内外部品、エンジンルーム内部品、自動車電装部品
など種々の機能部品への展開が図られている。
性、成形性、剛性、強靱性などの特徴を有しているため
に、電動工具、一般工業部品、機械部品、電子部品、自
動車内外部品、エンジンルーム内部品、自動車電装部品
など種々の機能部品への展開が図られている。
【0003】しかしながら、脂肪族ポリアミドは、吸水
率が高いために、このような脂肪族ポリアミドで形成さ
れた成形品は、吸水することにより寸法および物性など
が大きく変動するという問題があった。
率が高いために、このような脂肪族ポリアミドで形成さ
れた成形品は、吸水することにより寸法および物性など
が大きく変動するという問題があった。
【0004】またポリアミドとして、上記のような脂肪
族ポリアミドの他に、芳香族ポリアミドが知られてい
る。この芳香族ポリアミドは、ジカルボン酸を用いて、
芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとを重縮合させる
ことにより得られるポリアミドである。
族ポリアミドの他に、芳香族ポリアミドが知られてい
る。この芳香族ポリアミドは、ジカルボン酸を用いて、
芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとを重縮合させる
ことにより得られるポリアミドである。
【0005】この芳香族ポリアミドは、脂肪族ポリアミ
ドとは異なり、吸水率が低いので、この芳香族ポリアミ
ドを用いることにより、上記のような成形品が吸水する
ことに伴って生ずる寸法精度の低下および物性の変動な
どの問題は解消される。またこの芳香族ポリアミドは脂
肪族ポリアミドに比べて一般に高融点であるために耐熱
性に優れるという利点がある。
ドとは異なり、吸水率が低いので、この芳香族ポリアミ
ドを用いることにより、上記のような成形品が吸水する
ことに伴って生ずる寸法精度の低下および物性の変動な
どの問題は解消される。またこの芳香族ポリアミドは脂
肪族ポリアミドに比べて一般に高融点であるために耐熱
性に優れるという利点がある。
【0006】しかしながら、芳香族ポリアミドから成形
された成形品について詳細に検討してみると、脂肪族ポ
リアミドから成形された成形品に比べて伸びおよび耐衝
撃性などの靱性が低いという問題を有する。
された成形品について詳細に検討してみると、脂肪族ポ
リアミドから成形された成形品に比べて伸びおよび耐衝
撃性などの靱性が低いという問題を有する。
【0007】
【従来技術の説明】こうした状況下に芳香族ポリアミド
に関しても種々の改良が試みられている。例えば、特開
平3−285951号公報、特開平4−198264号
公報、特開平5−43768号公報、特開平5−117
525号公報、特開昭58−120665号公報,特開
平1−98665号公報、特開平2−240162号公
報などに記載された組成物である。これらの二元結晶性
芳香族ポリアミドは耐熱性が高く、ある程度の強靱性は
有しているものの、上記の用途に使用する場合には充分
とはいえなかった。
に関しても種々の改良が試みられている。例えば、特開
平3−285951号公報、特開平4−198264号
公報、特開平5−43768号公報、特開平5−117
525号公報、特開昭58−120665号公報,特開
平1−98665号公報、特開平2−240162号公
報などに記載された組成物である。これらの二元結晶性
芳香族ポリアミドは耐熱性が高く、ある程度の強靱性は
有しているものの、上記の用途に使用する場合には充分
とはいえなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族ポリ
アミドが有する耐熱性と低吸水性を損なうことなく、か
つ従来の二元結晶性芳香族ポリアミドでは充分でなかっ
た強靱性に優れた成形品を得ることができる芳香族ポリ
アミド樹脂組成物を提供することを目的としている。
アミドが有する耐熱性と低吸水性を損なうことなく、か
つ従来の二元結晶性芳香族ポリアミドでは充分でなかっ
た強靱性に優れた成形品を得ることができる芳香族ポリ
アミド樹脂組成物を提供することを目的としている。
【0009】すなわち、本発明は、(a)ヘキサメチレ
ンジアミンとアジピン酸との等モル塩、(b)ヘキサメ
チレンジアミンとテレフタル酸との等モル塩、および
(c)ナイロン11またはナイロン12形成性モノマ
ー、からなる結晶性三元共重合ポリアミド(A)65〜
95重量%と、ポリオレフィンをその0.05〜5モル
%のα,β−不飽和カルボン酸、その無水物またはその
誘導体でグラフト重合した変性ポリオレフィン(B)5
〜35重量%とからなるポリアミド樹脂組成物に関す
る。
ンジアミンとアジピン酸との等モル塩、(b)ヘキサメ
チレンジアミンとテレフタル酸との等モル塩、および
(c)ナイロン11またはナイロン12形成性モノマ
ー、からなる結晶性三元共重合ポリアミド(A)65〜
95重量%と、ポリオレフィンをその0.05〜5モル
%のα,β−不飽和カルボン酸、その無水物またはその
誘導体でグラフト重合した変性ポリオレフィン(B)5
〜35重量%とからなるポリアミド樹脂組成物に関す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、本発明のポリアミ
ド樹脂組成物について具体的に説明する。本発明で使用
される結晶性三元共重合ポリアミド(A)の構成成分で
ある(a)ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モ
ル塩とは、塩の80℃の水溶液でのpHが7.1に調整
された合成塩をいうが、この等モル塩の重合において、
重合系内から水の留去中に同伴留去するジアミンの量を
考慮して、仕込み塩のモル数に対して1モル%程度、過
剰にヘキサメチレンジアミンを添加してもよいし、また
重合されたポリマーの末端基濃度を調整する目的でヘキ
サメチレンジアミンとアジピン酸のモル比に多少の巾を
もたせるのが好ましい。
ド樹脂組成物について具体的に説明する。本発明で使用
される結晶性三元共重合ポリアミド(A)の構成成分で
ある(a)ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モ
ル塩とは、塩の80℃の水溶液でのpHが7.1に調整
された合成塩をいうが、この等モル塩の重合において、
重合系内から水の留去中に同伴留去するジアミンの量を
考慮して、仕込み塩のモル数に対して1モル%程度、過
剰にヘキサメチレンジアミンを添加してもよいし、また
重合されたポリマーの末端基濃度を調整する目的でヘキ
サメチレンジアミンとアジピン酸のモル比に多少の巾を
もたせるのが好ましい。
【0011】同様に(b)ヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸との等モル塩とは、塩の80℃の水溶液での
pHが6.9に調整された合成塩を等モル塩というが、
上記と同じ理由からヘキサメチレンジアミンとテレフタ
ル酸のモル比に多少の巾をもたせることは分子量を所定
の値に調整するためにむしろ好ましい。
レフタル酸との等モル塩とは、塩の80℃の水溶液での
pHが6.9に調整された合成塩を等モル塩というが、
上記と同じ理由からヘキサメチレンジアミンとテレフタ
ル酸のモル比に多少の巾をもたせることは分子量を所定
の値に調整するためにむしろ好ましい。
【0012】また(c)ナイロン11形成性モノマーと
しては、ω−ウンデカラクタム、11−アミノウンデカ
ン酸が挙げられ、ナイロン12形成性モノマーとして
は、ω−ラウロラクタム、12−アミノドデカン酸が挙
げられる。
しては、ω−ウンデカラクタム、11−アミノウンデカ
ン酸が挙げられ、ナイロン12形成性モノマーとして
は、ω−ラウロラクタム、12−アミノドデカン酸が挙
げられる。
【0013】本発明に使用される結晶性三元共重合ポリ
アミドの製造条件には特に制限はなく、200〜350
℃の温度で、常圧、加圧、減圧操作を適当に組み合わせ
ることによりポリマーを得ることができる。具体的には
原料モノマーを所定量、加圧攪拌式重合槽に仕込み、所
定の温度に昇温して分子量1500〜3000の予備重
合体を得た後、押出機を用いて予備重合体の融点より約
20℃高く設定した重合温度で、後重合を行うことがで
きるが、この方法に限定されるものではない。
アミドの製造条件には特に制限はなく、200〜350
℃の温度で、常圧、加圧、減圧操作を適当に組み合わせ
ることによりポリマーを得ることができる。具体的には
原料モノマーを所定量、加圧攪拌式重合槽に仕込み、所
定の温度に昇温して分子量1500〜3000の予備重
合体を得た後、押出機を用いて予備重合体の融点より約
20℃高く設定した重合温度で、後重合を行うことがで
きるが、この方法に限定されるものではない。
【0014】次に本発明で使用される変性ポリオレフィ
ン(B)の構成成分は、α,β−不飽和カルボン酸、そ
の無水物またはその誘導体で変性されたポリ−α−オレ
フィンであり、後述するα−オレフィンから選ばれる少
なくとも1種以上の単量体を重合して得られる重合体
を、変性することにより得られる。
ン(B)の構成成分は、α,β−不飽和カルボン酸、そ
の無水物またはその誘導体で変性されたポリ−α−オレ
フィンであり、後述するα−オレフィンから選ばれる少
なくとも1種以上の単量体を重合して得られる重合体
を、変性することにより得られる。
【0015】ここで用いられるα,β−不飽和カルボン
酸、その無水物またはその誘導体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸などの
一塩基性カルボン酸、マレイン酸、フマール酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸などの二塩基性カルボン酸、および
これらの無水物あるいは塩である。好ましくはアクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸お
よびこれらの亜鉛塩やナトリウム塩であり、特に好まし
くは無水マレイン酸、無水イタコン酸である。
酸、その無水物またはその誘導体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸などの
一塩基性カルボン酸、マレイン酸、フマール酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸などの二塩基性カルボン酸、および
これらの無水物あるいは塩である。好ましくはアクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸お
よびこれらの亜鉛塩やナトリウム塩であり、特に好まし
くは無水マレイン酸、無水イタコン酸である。
【0016】α,β−不飽和カルボン酸、その無水物ま
たはその誘導体の含有量は、ポリ−α−オレフィンの
0.05〜5モル%が好ましく、特に0.1〜3モル%
が好ましい。上記範囲以下であるとポリアミドとポリオ
レフィン相の密着性が不充分であり、得られる樹脂組成
物の組織構造が不安定になるとともに、機械的強度が低
くなるので好ましくない。上記範囲を越えると得られる
樹脂組成物の流動性が悪くなり成形する上で好ましくな
い。
たはその誘導体の含有量は、ポリ−α−オレフィンの
0.05〜5モル%が好ましく、特に0.1〜3モル%
が好ましい。上記範囲以下であるとポリアミドとポリオ
レフィン相の密着性が不充分であり、得られる樹脂組成
物の組織構造が不安定になるとともに、機械的強度が低
くなるので好ましくない。上記範囲を越えると得られる
樹脂組成物の流動性が悪くなり成形する上で好ましくな
い。
【0017】ポリオレフィンのグラフト化は、ポリオレ
フィンの溶融状態あるいは溶液状態において、ポリオレ
フィンと上記α,β−不飽和カルボン酸、その無水物ま
たはその誘導体をラジカル発生剤とともに加熱、攪拌す
る方法が採用される。
フィンの溶融状態あるいは溶液状態において、ポリオレ
フィンと上記α,β−不飽和カルボン酸、その無水物ま
たはその誘導体をラジカル発生剤とともに加熱、攪拌す
る方法が採用される。
【0018】本発明の変性ポリオレフィンを構成するポ
リ−α−オレフィン成分単位としては、炭素数が2以
上、特に2〜18程度のα−オレフィンであるエチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセ
ン、1−ペンテンなどを挙げることができ、これらの1
種またはそれらを混合してもよい。
リ−α−オレフィン成分単位としては、炭素数が2以
上、特に2〜18程度のα−オレフィンであるエチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセ
ン、1−ペンテンなどを挙げることができ、これらの1
種またはそれらを混合してもよい。
【0019】本発明の樹脂組成物において、結晶性三元
共重合ポリアミドがマトリックス相を形成することが不
可欠である。ポリアミド成分(A)が連続相を形成する
ことにより、耐熱性および機械的特性に優れたポリアミ
ドの特性を付与することができ、ポリアミド成分(A)
が不連続相を形成すると、得られる樹脂組成物の機械的
性質や耐熱性が低くなり、本発明の目的を達成すること
ができない。
共重合ポリアミドがマトリックス相を形成することが不
可欠である。ポリアミド成分(A)が連続相を形成する
ことにより、耐熱性および機械的特性に優れたポリアミ
ドの特性を付与することができ、ポリアミド成分(A)
が不連続相を形成すると、得られる樹脂組成物の機械的
性質や耐熱性が低くなり、本発明の目的を達成すること
ができない。
【0020】本発明の樹脂組成物に使用される成分
(A)である結晶性三元共重合ポリアミド中の(a)ヘ
キサメチレンジアミンとアジピン酸との等モル塩、
(b)ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸との等モ
ル塩、および(c)ナイロン11またはナイロン12形
成性モノマー、各々成分の配合割合は次のようである。
(A)である結晶性三元共重合ポリアミド中の(a)ヘ
キサメチレンジアミンとアジピン酸との等モル塩、
(b)ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸との等モ
ル塩、および(c)ナイロン11またはナイロン12形
成性モノマー、各々成分の配合割合は次のようである。
【0021】すなわち、(a),(b),(c)成分の
配合割合は、(a)成分が20〜80重量%に対して
(b)成分が80〜20重量%であり、この(a)成分
と(b)成分の合計配合量100重量部に対して(c)
成分を0.1〜30重量部配合するのが適当である。
(a)成分が25〜75重量%に対して(b)成分が7
5〜25重量%であり、この(a)成分と(b)成分の
合計配合量100重量部に対して(c)成分0.5〜2
0重量部配合するのが特に好ましい。
配合割合は、(a)成分が20〜80重量%に対して
(b)成分が80〜20重量%であり、この(a)成分
と(b)成分の合計配合量100重量部に対して(c)
成分を0.1〜30重量部配合するのが適当である。
(a)成分が25〜75重量%に対して(b)成分が7
5〜25重量%であり、この(a)成分と(b)成分の
合計配合量100重量部に対して(c)成分0.5〜2
0重量部配合するのが特に好ましい。
【0022】ここで、(a)成分が20重量%以下の場
合には、結晶性三元共重合ポリアミドとしての特性が損
なわれるので好ましくない。また80重量%を越えると
成形体の吸水率が高くなるので好ましくない。一方
(b)成分が80重量%を越えると(a)成分の場合と
同様に融点が高くなり、成形時に熱分解を起こし好まし
くない。20重量%以下の場合も吸水率が高くなり好ま
しくない。
合には、結晶性三元共重合ポリアミドとしての特性が損
なわれるので好ましくない。また80重量%を越えると
成形体の吸水率が高くなるので好ましくない。一方
(b)成分が80重量%を越えると(a)成分の場合と
同様に融点が高くなり、成形時に熱分解を起こし好まし
くない。20重量%以下の場合も吸水率が高くなり好ま
しくない。
【0023】また(c)成分が0.1重量部以下である
と成形時に熱分解などが起こり、結晶性三元共重合ポリ
アミドとしての特性が損なわれるので好ましくない。3
0重量%を越えると結晶性の著しい低下が起こり射出成
形による成形の場合、成形サイクルが長くなるので好ま
しくない。
と成形時に熱分解などが起こり、結晶性三元共重合ポリ
アミドとしての特性が損なわれるので好ましくない。3
0重量%を越えると結晶性の著しい低下が起こり射出成
形による成形の場合、成形サイクルが長くなるので好ま
しくない。
【0024】本発明のポリアミド樹脂組成物において、
結晶性三元共重合ポリアミド成分(A)と変性ポリオレ
フィン成分(B)との混合割合は、ポリアミド成分
(A)65〜95重量%、変性ポリオレフィン(B)成
分5〜35重量%が適当である。(ただし成分(A)と
成分(B)の合計は100重量%)特に好ましくはポリ
アミド成分(A)70〜90重量%、変性ポリオレフィ
ン成分10〜30重量%である。
結晶性三元共重合ポリアミド成分(A)と変性ポリオレ
フィン成分(B)との混合割合は、ポリアミド成分
(A)65〜95重量%、変性ポリオレフィン(B)成
分5〜35重量%が適当である。(ただし成分(A)と
成分(B)の合計は100重量%)特に好ましくはポリ
アミド成分(A)70〜90重量%、変性ポリオレフィ
ン成分10〜30重量%である。
【0025】ここで、ポリアミド成分(A)が65重量
%以下では結晶性三元共重合ポリアミドの特徴である耐
熱性が損なわれ、またポリアミド成分(A)が95重量
%を越えると耐衝撃性の向上効果が認められなくなる。
%以下では結晶性三元共重合ポリアミドの特徴である耐
熱性が損なわれ、またポリアミド成分(A)が95重量
%を越えると耐衝撃性の向上効果が認められなくなる。
【0026】これらのポリアミド樹脂組成物の製法とし
て、単軸、二軸、および多軸の押出機によって溶融混練
することによって行うことができるが、他にニーダーな
どを使用することもでき、特に限定されるものではな
い。
て、単軸、二軸、および多軸の押出機によって溶融混練
することによって行うことができるが、他にニーダーな
どを使用することもでき、特に限定されるものではな
い。
【0027】また、樹脂組成物の物性を損なわない範囲
において、他の添加剤を使用することができる。例え
ば、顔料、染料、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、滑剤、
結晶核剤、帯電防止剤、可塑剤、その他の重合体を挙げ
られる。
において、他の添加剤を使用することができる。例え
ば、顔料、染料、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、滑剤、
結晶核剤、帯電防止剤、可塑剤、その他の重合体を挙げ
られる。
【0028】本発明の樹脂組成物は、射出成形、押出成
形、ブロー成形、真空成形、プレス成形などの公知の成
形方法によって各種の成形体に成形することができる。
特に射出成形、ブロー成形分野に有用である。
形、ブロー成形、真空成形、プレス成形などの公知の成
形方法によって各種の成形体に成形することができる。
特に射出成形、ブロー成形分野に有用である。
【0029】これらによって成形される成形品の形状に
制限なく、例えば自動車の内外装部品、エンジンルーム
内部品および自動車電装部品など、また電気、電子部
品、電動工具、および一般工業部品、ギヤ、カムなどの
機械部品にも好適である。
制限なく、例えば自動車の内外装部品、エンジンルーム
内部品および自動車電装部品など、また電気、電子部
品、電動工具、および一般工業部品、ギヤ、カムなどの
機械部品にも好適である。
【0030】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、試験片の物性測定は次の方法に従っ
た。
に説明する。なお、試験片の物性測定は次の方法に従っ
た。
【0031】(1)相対粘度:JIS K6810 (2)引張試験:ASTM D638 (3)曲げ試験:ASTM D790 (4)吸水率:ASTM D570 (5)衝撃試験:ASTM D256 (6)結晶性:セイコー電子製DSCを用いて10℃/
minの昇降温した場合に、明らかな融解吸熱ピーク
(融点)、および結晶化発熱ピーク(結晶化温度)の出
現をもって結晶性を評価した。
minの昇降温した場合に、明らかな融解吸熱ピーク
(融点)、および結晶化発熱ピーク(結晶化温度)の出
現をもって結晶性を評価した。
【0032】実施例1 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩とヘキ
サメチレンジアミン/テレフタル酸等モル塩の重量比率
が5/5の原料モノマー100重量部に対して12−ア
ミノドデカン酸を3重量部を加圧攪拌式重合槽で250
℃の加熱条件で22kg/cm2 の圧力条件で予備重合
体を重合した。得られた予備重合体の相対粘度は1.2
5であった。次にこの予備重合体をL/Dが42の二軸
押出機(UME55;宇部興産(株)製)を使用して重
合温度320℃で後重合を行い、ストランド状の後重合
体を得た。これをペレタイザーでペレット化した。得ら
れたポリマーの相対粘度はηr =2.52、融点が29
0℃であった。結晶化温度は254℃であった。この結
晶性三元共重合ポリアミド80重量%、変性ポリオレフ
ィンとして無水マレイン酸が1モル%グラフト変性され
たLLDPEである宇部興産製XZ488を20重量%
の配合割合のブレンド物を二軸押出機(日本製鋼所製;
TEX44)を用い溶融温度315℃で溶融混練し、ペ
レタイジングした後、乾燥して評価に供した。結果を表
1にまとめて示す。
サメチレンジアミン/テレフタル酸等モル塩の重量比率
が5/5の原料モノマー100重量部に対して12−ア
ミノドデカン酸を3重量部を加圧攪拌式重合槽で250
℃の加熱条件で22kg/cm2 の圧力条件で予備重合
体を重合した。得られた予備重合体の相対粘度は1.2
5であった。次にこの予備重合体をL/Dが42の二軸
押出機(UME55;宇部興産(株)製)を使用して重
合温度320℃で後重合を行い、ストランド状の後重合
体を得た。これをペレタイザーでペレット化した。得ら
れたポリマーの相対粘度はηr =2.52、融点が29
0℃であった。結晶化温度は254℃であった。この結
晶性三元共重合ポリアミド80重量%、変性ポリオレフ
ィンとして無水マレイン酸が1モル%グラフト変性され
たLLDPEである宇部興産製XZ488を20重量%
の配合割合のブレンド物を二軸押出機(日本製鋼所製;
TEX44)を用い溶融温度315℃で溶融混練し、ペ
レタイジングした後、乾燥して評価に供した。結果を表
1にまとめて示す。
【0033】実施例2 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩とヘキ
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が5/5の原料モノマー100重量部に対して12−
アミノドデカン酸を10重量部の配合組成にした以外は
参考例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合
体の相対粘度はηr =1.23であった。後重合体の相
対粘度はηr =2.49、融点が283℃であった。結
晶化温度は234℃であった。この結晶性三元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が5/5の原料モノマー100重量部に対して12−
アミノドデカン酸を10重量部の配合組成にした以外は
参考例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合
体の相対粘度はηr =1.23であった。後重合体の相
対粘度はηr =2.49、融点が283℃であった。結
晶化温度は234℃であった。この結晶性三元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
【0034】実施例3 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩とヘキ
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が6/4の原料モノマー100重量部に対して12−
アミノドデカン酸を5重量部の配合組成にした以外は参
考例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合体
の相対粘度はηr =1.23であった。後重合体の相対
粘度はηr =2.55、融点が275℃であった。結晶
化温度は244℃であった。この結晶性三元共重合ポリ
アミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例1
で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実施
例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が6/4の原料モノマー100重量部に対して12−
アミノドデカン酸を5重量部の配合組成にした以外は参
考例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合体
の相対粘度はηr =1.23であった。後重合体の相対
粘度はηr =2.55、融点が275℃であった。結晶
化温度は244℃であった。この結晶性三元共重合ポリ
アミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例1
で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実施
例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
【0035】実施例4 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩とヘキ
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が5/5の原料モノマー100重量部に対して11−
アミノウンデカン酸を3重量部の配合比率にした以外は
実施例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合
体の相対粘度はηr =1.25であった。後重合体の相
対粘度はηr =2.52、融点が293℃であった。結
晶化温度は257℃であった。この結晶性三元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
サメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル塩の重量比
率が5/5の原料モノマー100重量部に対して11−
アミノウンデカン酸を3重量部の配合比率にした以外は
実施例1と同様の条件で三元共重合体を得た。予備重合
体の相対粘度はηr =1.25であった。後重合体の相
対粘度はηr =2.52、融点が293℃であった。結
晶化温度は257℃であった。この結晶性三元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。結果を表1に示す。
【0036】実施例5 実施例1で重合した結晶性三元共重合ポリアミド80重
量%、変性ポリオレフィンとして無水マレイン酸0.4
mol%、グラフト変性したポリプロピレン(宇部興産
製)20重量%を使用した以外は実施例1と同様の処理
により溶融混練し樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を
評価に供した。結果を表1に示す。
量%、変性ポリオレフィンとして無水マレイン酸0.4
mol%、グラフト変性したポリプロピレン(宇部興産
製)20重量%を使用した以外は実施例1と同様の処理
により溶融混練し樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を
評価に供した。結果を表1に示す。
【0037】比較例1 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩50重
量%、ヘキサメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル
塩50重量%の配合比率で参考例1と同様の条件で予備
重合および後重合を行い、結晶性二元共重合体を得た。
予備重合体の相対粘度はηr =1.25であった。後重
合体の相対粘度はηr =2.50、融点が294℃、結
晶化温度は255℃であった。この結晶性二元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。評価結果を表1に示す。
量%、ヘキサメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル
塩50重量%の配合比率で参考例1と同様の条件で予備
重合および後重合を行い、結晶性二元共重合体を得た。
予備重合体の相対粘度はηr =1.25であった。後重
合体の相対粘度はηr =2.50、融点が294℃、結
晶化温度は255℃であった。この結晶性二元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作でポリアミド樹脂組成物を溶融混練
し、評価に供した。評価結果を表1に示す。
【0038】比較例2 ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の等モル塩60重
量%、ヘキサメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル
塩40重量%の配合比率で参考例1と同様の条件で予備
重合および後重合を行い、結晶性二元共重合体を得た。
予備重合体の相対粘度はηr =1.24であった。後重
合体の相対粘度はηr =2.51、融点が284℃、結
晶化温度は250℃であった。この結晶性二元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作によりポリアミド樹脂組成物を溶融
混練し、評価に供した。評価結果を表1に示す。
量%、ヘキサメチレンジアミン/テレフタル酸の等モル
塩40重量%の配合比率で参考例1と同様の条件で予備
重合および後重合を行い、結晶性二元共重合体を得た。
予備重合体の相対粘度はηr =1.24であった。後重
合体の相対粘度はηr =2.51、融点が284℃、結
晶化温度は250℃であった。この結晶性二元共重合ポ
リアミド80重量%、変性ポリオレフィンとして実施例
1で使用したXZ488を20重量%の配合割合で、実
施例1と同様の操作によりポリアミド樹脂組成物を溶融
混練し、評価に供した。評価結果を表1に示す。
【0039】比較例3 比較例1で使用した二元結晶性芳香族ポリアミド80重
量%と実施例5で使用した変性ポリプロピレン20重量
%の配合割合で、実施例1と同様の操作によりポリアミ
ド樹脂組成物を溶融混練し、評価に供した。評価結果を
表1に示す。
量%と実施例5で使用した変性ポリプロピレン20重量
%の配合割合で、実施例1と同様の操作によりポリアミ
ド樹脂組成物を溶融混練し、評価に供した。評価結果を
表1に示す。
【0040】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】(a)ヘキサメチレンジアミンとアジピン
酸との等モル塩、(b)ヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸との等モル塩、および(c)ナイロン11また
はナイロン12形成性モノマー、からなる結晶性三元共
重合ポリアミド(A)65〜95重量%と、ポリオレフ
ィンをその0.05〜5モル%のα,β−不飽和カルボ
ン酸、その無水物またはその誘導体でグラフト重合した
変性ポリオレフィン(B)5〜35重量%とからなるポ
リアミド樹脂組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17861994A JPH0841319A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | ポリアミド樹脂組成物 |
| US08/453,410 US5852165A (en) | 1994-05-31 | 1995-05-30 | Terpolymer polyamide, polyamide resin composition containing the same, and automotive parts obtaining from these |
| EP19950303685 EP0685505B1 (en) | 1994-05-31 | 1995-05-31 | Terpolymer polyamide, polyamide resin composition containing the same, and automotive parts obtained from these |
| DE1995618357 DE69518357T2 (de) | 1994-05-31 | 1995-05-31 | Polyamid-terpolymer, diese enthaltende Polyamidharzzusammensetzung und daraus hergestellte Automobilteile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17861994A JPH0841319A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0841319A true JPH0841319A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16051618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17861994A Pending JPH0841319A (ja) | 1994-05-31 | 1994-07-29 | ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0841319A (ja) |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17861994A patent/JPH0841319A/ja active Pending
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