JPH0841412A - 鉛筆芯 - Google Patents
鉛筆芯Info
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- JPH0841412A JPH0841412A JP19600094A JP19600094A JPH0841412A JP H0841412 A JPH0841412 A JP H0841412A JP 19600094 A JP19600094 A JP 19600094A JP 19600094 A JP19600094 A JP 19600094A JP H0841412 A JPH0841412 A JP H0841412A
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- Japan
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- pencil lead
- specific surface
- surface area
- talc
- graphite
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直径が例えば0.9mm以下のシャープペン
シル用芯として使用した場合にも十分な摩耗量と濃度が
あり、結果的に、実用強度を維持した従来の黒鉛単独の
光沢のある筆跡とは異なり、純黒の色調を有する鉛筆芯
を提供すること。 【構成】 有機結合材と体質材として黒鉛とタルク及び
(又は)雲母を併用したものを少なくとも主材として使
用し、混練、細線状に押出成形後、焼成処理を施してな
る焼成型鉛筆芯であって、多層吸着理論に基づく比表面
積の値(S1)と単分子吸着理論に基づく比表面積の値
(S2)の比(S1/S2)が0.5〜1.0であるこ
とを特徴とする鉛筆芯。 【効果】 本発明によれば、多層吸着理論に基づく比表
面積の値(S1)と単分子吸着理論に基づく比表面積の
値(S2)の比(S1/S2)を0.5〜1.0として
ので、黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用しても摩耗
量が多く、濃度も高く、筆跡に黒味のある実用的な鉛筆
芯を得ることができる。
シル用芯として使用した場合にも十分な摩耗量と濃度が
あり、結果的に、実用強度を維持した従来の黒鉛単独の
光沢のある筆跡とは異なり、純黒の色調を有する鉛筆芯
を提供すること。 【構成】 有機結合材と体質材として黒鉛とタルク及び
(又は)雲母を併用したものを少なくとも主材として使
用し、混練、細線状に押出成形後、焼成処理を施してな
る焼成型鉛筆芯であって、多層吸着理論に基づく比表面
積の値(S1)と単分子吸着理論に基づく比表面積の値
(S2)の比(S1/S2)が0.5〜1.0であるこ
とを特徴とする鉛筆芯。 【効果】 本発明によれば、多層吸着理論に基づく比表
面積の値(S1)と単分子吸着理論に基づく比表面積の
値(S2)の比(S1/S2)を0.5〜1.0として
ので、黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用しても摩耗
量が多く、濃度も高く、筆跡に黒味のある実用的な鉛筆
芯を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成型鉛筆芯において
体質材として黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用した
もので、黒鉛を単独で使用した時に生じる筆跡の光沢を
抑え、純黒の色調を有する鉛筆芯、中でもシャープペン
シル用芯のような芯径の細い鉛筆芯に用いて好適な鉛筆
芯に関するものである。
体質材として黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用した
もので、黒鉛を単独で使用した時に生じる筆跡の光沢を
抑え、純黒の色調を有する鉛筆芯、中でもシャープペン
シル用芯のような芯径の細い鉛筆芯に用いて好適な鉛筆
芯に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に鉛筆芯における体質材としては、黒
鉛が用いられているが、黒鉛結晶特有の光沢が必然的に
存在する。この黒鉛特有の光沢を改善させる為に、黒鉛
以外の体質材を用いたものが知られている。
鉛が用いられているが、黒鉛結晶特有の光沢が必然的に
存在する。この黒鉛特有の光沢を改善させる為に、黒鉛
以外の体質材を用いたものが知られている。
【0003】例えば、特公昭42−7166号公報に開
示されているように、体質材として雲母粉末を併用した
ものや、特開昭54−88423号公報に開示されてい
るように、体質材としてタルクを添加したものなどであ
る。
示されているように、体質材として雲母粉末を併用した
ものや、特開昭54−88423号公報に開示されてい
るように、体質材としてタルクを添加したものなどであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】体質材として雲母やタ
ルクを黒鉛と併用した場合には、確かに黒鉛結晶特有の
光沢を減少させることが可能となるが、ここで別の大き
な問題が発生する。即ち、黒鉛をタルク等に置き換えた
場合には、摩耗量が低下して濃度が極端に低下してしま
うことである。濃度低下を防ぐ為に、黒鉛量を増やした
場合には、黒鉛特有の光沢が強くなるし、焼成芯体全体
の摩耗を促進する為に、焼成芯体のかさ密度を低いもの
とした場合には、極端に強度が低下してしまい、直径が
0.9mm以下のシャープペンシル用芯などに使用した
場合には全く実用性のないものしかできない。
ルクを黒鉛と併用した場合には、確かに黒鉛結晶特有の
光沢を減少させることが可能となるが、ここで別の大き
な問題が発生する。即ち、黒鉛をタルク等に置き換えた
場合には、摩耗量が低下して濃度が極端に低下してしま
うことである。濃度低下を防ぐ為に、黒鉛量を増やした
場合には、黒鉛特有の光沢が強くなるし、焼成芯体全体
の摩耗を促進する為に、焼成芯体のかさ密度を低いもの
とした場合には、極端に強度が低下してしまい、直径が
0.9mm以下のシャープペンシル用芯などに使用した
場合には全く実用性のないものしかできない。
【0005】そこで本発明は、直径が例えば0.9mm
以下のシャープペンシル用芯として使用した場合にも十
分な摩耗量と濃度があり、結果的に、実用強度を維持し
た従来の黒鉛単独の光沢のある筆跡とは異なり、純黒の
色調を有する鉛筆芯を提供することを目的とするもので
ある。
以下のシャープペンシル用芯として使用した場合にも十
分な摩耗量と濃度があり、結果的に、実用強度を維持し
た従来の黒鉛単独の光沢のある筆跡とは異なり、純黒の
色調を有する鉛筆芯を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】尚、体質材としてタルク
や雲母を黒鉛と併用することにより、筆跡の光沢が減少
するのは、紙面上の鉛筆芯の摩耗粉として存在する体質
材のタルクや雲母の結晶表面に、結合材として用いた有
機結合材の炭化物が、被覆して存在し易い為と思われ
る。(黒鉛の場合は紙面上で結晶の層間剥離が起こり易
く、黒鉛結晶そのままの光沢が筆跡にでてしまう。)
や雲母を黒鉛と併用することにより、筆跡の光沢が減少
するのは、紙面上の鉛筆芯の摩耗粉として存在する体質
材のタルクや雲母の結晶表面に、結合材として用いた有
機結合材の炭化物が、被覆して存在し易い為と思われ
る。(黒鉛の場合は紙面上で結晶の層間剥離が起こり易
く、黒鉛結晶そのままの光沢が筆跡にでてしまう。)
【0007】しかし、鉛筆芯中でタルクや雲母の表面に
炭化物が強固に被覆結合している為に、体質材を黒鉛単
独で用いた鉛筆芯のように炭化物からの体質材の離脱現
象が起こり難く、結果的に、摩耗量が少なく濃度も低下
するものと思われる。このタルクや雲母を焼成芯体(鉛
筆芯)からの離脱をいかに促進させるかを鋭意検討した
結果、焼成芯体の多孔吸着理論による比表面積の値(S
1)と、単分子吸着理論による比表面積の値(S2)と
の比(S1/S2)がある範囲の値をとることで、タル
クや雲母の離脱を促進させることが可能で、鉛筆芯とし
ても極めて有用なものであることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
炭化物が強固に被覆結合している為に、体質材を黒鉛単
独で用いた鉛筆芯のように炭化物からの体質材の離脱現
象が起こり難く、結果的に、摩耗量が少なく濃度も低下
するものと思われる。このタルクや雲母を焼成芯体(鉛
筆芯)からの離脱をいかに促進させるかを鋭意検討した
結果、焼成芯体の多孔吸着理論による比表面積の値(S
1)と、単分子吸着理論による比表面積の値(S2)と
の比(S1/S2)がある範囲の値をとることで、タル
クや雲母の離脱を促進させることが可能で、鉛筆芯とし
ても極めて有用なものであることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、有機結合材と体質材とし
て黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用したものを少な
くとも主材として使用し、混練、細線状に押出成形後、
焼成処理を施してなる焼成型鉛筆芯であって、多層吸着
理論に基づく比表面積の値(S1)と単分子吸着理論に
基づく比表面積の値(S2)の比(S1/S2)が0.
5〜1.0であることを特徴とする鉛筆芯を要旨とす
る。
て黒鉛とタルク及び(又は)雲母を併用したものを少な
くとも主材として使用し、混練、細線状に押出成形後、
焼成処理を施してなる焼成型鉛筆芯であって、多層吸着
理論に基づく比表面積の値(S1)と単分子吸着理論に
基づく比表面積の値(S2)の比(S1/S2)が0.
5〜1.0であることを特徴とする鉛筆芯を要旨とす
る。
【0009】以下、詳述する。本発明の鉛筆芯の比表面
積の測定は、焼成処理後の焼成芯体(含浸物質を含浸さ
せる前、もしくは含浸物質を除去したもの)を用い、比
表面積の測定装置としてはガス吸着法によるもので、例
えばマイクロメリティックス社製のオーア式比表面積・
細孔分布測定装置2100D型、流動式比表面積測定装
置フローソーブ2300、高速比表面積/細孔分布測定
装置アサップ2000等が例示される。これらの測定装
置を用いて窒素ガスを使い多層吸着理論に基づく比表面
積(S1)と単分子吸着理論による比表面積(S2)を
計算により求めるが、多層吸着理論においては、クラン
ストン−インクレイ式による円筒モデル法(所謂CI
法)を採用し、単分子吸着理論においてはブルナウア
−、エメット、テーラー法(所謂BET法)にしたがっ
て求める。
積の測定は、焼成処理後の焼成芯体(含浸物質を含浸さ
せる前、もしくは含浸物質を除去したもの)を用い、比
表面積の測定装置としてはガス吸着法によるもので、例
えばマイクロメリティックス社製のオーア式比表面積・
細孔分布測定装置2100D型、流動式比表面積測定装
置フローソーブ2300、高速比表面積/細孔分布測定
装置アサップ2000等が例示される。これらの測定装
置を用いて窒素ガスを使い多層吸着理論に基づく比表面
積(S1)と単分子吸着理論による比表面積(S2)を
計算により求めるが、多層吸着理論においては、クラン
ストン−インクレイ式による円筒モデル法(所謂CI
法)を採用し、単分子吸着理論においてはブルナウア
−、エメット、テーラー法(所謂BET法)にしたがっ
て求める。
【0010】このようにして得られた比表面積の比(S
1/S2)は、焼成芯体中の微細な気孔形状に関連した
値であり、(S1/S2)の値が小さいほど孔としての
開口部が狭小であることを示す。即ち、(S1/S2)
が0.5〜1.0の範囲では、気孔の形状は気孔の内部
に比べて開口部の狭小なインクボトル型となり、タルク
や雲母の被覆炭化物に微細なスリットを形成した構造と
なり、タルクや雲母の摩耗を促進し、更には摩耗粉の凹
凸部が多く筆記線の黒味も増すものと思われる。
1/S2)は、焼成芯体中の微細な気孔形状に関連した
値であり、(S1/S2)の値が小さいほど孔としての
開口部が狭小であることを示す。即ち、(S1/S2)
が0.5〜1.0の範囲では、気孔の形状は気孔の内部
に比べて開口部の狭小なインクボトル型となり、タルク
や雲母の被覆炭化物に微細なスリットを形成した構造と
なり、タルクや雲母の摩耗を促進し、更には摩耗粉の凹
凸部が多く筆記線の黒味も増すものと思われる。
【0011】(S1/S2)の値が1.0を超えた場合
には、気孔の形状は気孔の内部に比べて開口部の大きな
クサビ型となり、タルクや雲母の被覆炭化物との結合が
強すぎる為に、タルクや雲母の摩耗が起こり難く、濃度
が低下してしまう。又、(S1/S2)の値が0.5に
満たない場合には、気孔の形状は気孔の内部に比べて開
口部が狭小になり過ぎて油状物が含浸しにくくなる等の
問題がでてしまうので好ましくない。更に詳述すれば、
単分子吸着理論による比表面積(S2)の値は、特に限
定はされないが、あまり比表面積の値が小さいと含浸効
果も小さくなり、濃度向上効果や黒味向上効果も小さく
なるので、できれば50m2/g以上のものとするとよ
り好ましい。
には、気孔の形状は気孔の内部に比べて開口部の大きな
クサビ型となり、タルクや雲母の被覆炭化物との結合が
強すぎる為に、タルクや雲母の摩耗が起こり難く、濃度
が低下してしまう。又、(S1/S2)の値が0.5に
満たない場合には、気孔の形状は気孔の内部に比べて開
口部が狭小になり過ぎて油状物が含浸しにくくなる等の
問題がでてしまうので好ましくない。更に詳述すれば、
単分子吸着理論による比表面積(S2)の値は、特に限
定はされないが、あまり比表面積の値が小さいと含浸効
果も小さくなり、濃度向上効果や黒味向上効果も小さく
なるので、できれば50m2/g以上のものとするとよ
り好ましい。
【0012】上記比表面積の比(S1/S2)を0.5
〜1.0となるようにする為の具体的な製造方法につい
て述べると、原材料としては有機結合材の種類、気孔形
成材の種類や熱処理方法などの組み合わせにより各種の
方法が考えられる。先ず、有機結合材としては、気孔形
成材を組み合わせることで、狙いの気孔構造の焼成芯体
が得られれば、特に限定はされないが、熱可塑性樹脂、
中でも含塩素樹脂が気孔形成の面からは最も望ましい。
使用する熱可塑性樹脂と併用する可塑剤の量や種類も重
要なポイントであり、更に、その可塑剤の分解時の熱処
理条件や焼成時の昇温条件も重要なポイントとなる。例
えば、同じ含塩素樹脂と可塑剤を含んだ配合組成物によ
り得られた細線状成形物を、200℃以下で10時間か
けて熱処理し、更に、窒素雰囲気で1000℃まで約5
0時間かけて熱処理した場合と、300℃まで十数時間
で1000℃まで数時間で熱処理した場合とでは、焼成
芯体の気孔構造が異なり、一般に時間をかけるほど気孔
率も低く、かさ密度も高く、比表面積も小さくなる傾向
にあり、比表面積の比(S1/S2)の値も変化する。
〜1.0となるようにする為の具体的な製造方法につい
て述べると、原材料としては有機結合材の種類、気孔形
成材の種類や熱処理方法などの組み合わせにより各種の
方法が考えられる。先ず、有機結合材としては、気孔形
成材を組み合わせることで、狙いの気孔構造の焼成芯体
が得られれば、特に限定はされないが、熱可塑性樹脂、
中でも含塩素樹脂が気孔形成の面からは最も望ましい。
使用する熱可塑性樹脂と併用する可塑剤の量や種類も重
要なポイントであり、更に、その可塑剤の分解時の熱処
理条件や焼成時の昇温条件も重要なポイントとなる。例
えば、同じ含塩素樹脂と可塑剤を含んだ配合組成物によ
り得られた細線状成形物を、200℃以下で10時間か
けて熱処理し、更に、窒素雰囲気で1000℃まで約5
0時間かけて熱処理した場合と、300℃まで十数時間
で1000℃まで数時間で熱処理した場合とでは、焼成
芯体の気孔構造が異なり、一般に時間をかけるほど気孔
率も低く、かさ密度も高く、比表面積も小さくなる傾向
にあり、比表面積の比(S1/S2)の値も変化する。
【0013】体質材としては、黒鉛は鉛筆芯の強度を維
持する為には必須成分であるが、全体質材の90%〜1
0%の割合で用いることが望ましい。黒鉛と併用するタ
ルクや雲母は、従来公知のものを用いることができる
が、タルクの中でも表面をシランカップリング剤で処理
したものや、湿式粉砕法による薄片状タルクや、雲母と
しても天然雲母だけでなく、合成雲母などを適宜、一種
もしくは二種以上組み合わせて用いることができる。上
記有機結合材や体質材以外に、更に、必要に応じて使用
されるカーボンブラックなどの無機微粉末などの充填材
とか、解重合型樹脂粉末や昇華性物質などの気孔形成
材、溶剤などを適宜使用する。これらをニーダー、三本
ロールなどで混練後、押出成形により細線状物とした
後、本発明の焼成芯体の比表面積の比(S1/S2)が
0.5〜1.0になるように熱処理方法を施す。更に、
必要に応じてスピンドル油などの油状物を含浸して鉛筆
芯とする。
持する為には必須成分であるが、全体質材の90%〜1
0%の割合で用いることが望ましい。黒鉛と併用するタ
ルクや雲母は、従来公知のものを用いることができる
が、タルクの中でも表面をシランカップリング剤で処理
したものや、湿式粉砕法による薄片状タルクや、雲母と
しても天然雲母だけでなく、合成雲母などを適宜、一種
もしくは二種以上組み合わせて用いることができる。上
記有機結合材や体質材以外に、更に、必要に応じて使用
されるカーボンブラックなどの無機微粉末などの充填材
とか、解重合型樹脂粉末や昇華性物質などの気孔形成
材、溶剤などを適宜使用する。これらをニーダー、三本
ロールなどで混練後、押出成形により細線状物とした
後、本発明の焼成芯体の比表面積の比(S1/S2)が
0.5〜1.0になるように熱処理方法を施す。更に、
必要に応じてスピンドル油などの油状物を含浸して鉛筆
芯とする。
【0014】
<実施例1> 塩化ビニル樹脂 30重量部 タルク(NDタルク:日本タルク(株)製) 25重量部 黒鉛 25重量部 フタル酸ジオクチル 10重量部 セバシン酸ジオクチル 2重量部 ステアリン酸 2重量部 メチルエチルケトン(溶剤) 30重量部 上記材料を配合物として、ニーダー及び三本ロールによ
り十分に混練後、細線状に押出成形し、空気中で室温か
ら300℃まで約10時間かけて加熱処理し、更に、不
活性雰囲気中で室温から700℃まで約3時間で昇温
し、700℃で約1時間保持する焼成処理を施した。冷
却後、スピンドル油を含浸し、0.9mmの鉛筆芯を得
た。
り十分に混練後、細線状に押出成形し、空気中で室温か
ら300℃まで約10時間かけて加熱処理し、更に、不
活性雰囲気中で室温から700℃まで約3時間で昇温
し、700℃で約1時間保持する焼成処理を施した。冷
却後、スピンドル油を含浸し、0.9mmの鉛筆芯を得
た。
【0015】<実施例2>実施例1において、タルクと
してフィットパウダーCT−35((株)山口雲母工業所
製、粒径14.8μmの湿式法タルク)を用いた以外す
べて実施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
してフィットパウダーCT−35((株)山口雲母工業所
製、粒径14.8μmの湿式法タルク)を用いた以外す
べて実施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0016】<実施例3>実施例1において、タルクの
代わりに合成雲母MK−300S(コープケミカル(株)
製)を用い、可塑剤として用いたセバシン酸ジオクチル
の代わりにリン酸トリクレシルを用い、且つ、焼成処理
を不活性雰囲気中で室温から800℃を約1時間で昇温
し800℃で約30分保持するようにした以外すべて実
施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
代わりに合成雲母MK−300S(コープケミカル(株)
製)を用い、可塑剤として用いたセバシン酸ジオクチル
の代わりにリン酸トリクレシルを用い、且つ、焼成処理
を不活性雰囲気中で室温から800℃を約1時間で昇温
し800℃で約30分保持するようにした以外すべて実
施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0017】<実施例4>実施例2において、フィット
パウダーCT−35を15重量部と合成雲母MK−30
0Sを10重量部併用し、空気中で室温から300℃ま
で約15時間かけて加熱処理し焼成処理を不活性雰囲気
中で室温から900℃を約5時間で昇温し900℃で約
2時間保持するようにした以外すべて実施例2と同様に
し、0.9mmの鉛筆芯を得た。
パウダーCT−35を15重量部と合成雲母MK−30
0Sを10重量部併用し、空気中で室温から300℃ま
で約15時間かけて加熱処理し焼成処理を不活性雰囲気
中で室温から900℃を約5時間で昇温し900℃で約
2時間保持するようにした以外すべて実施例2と同様に
し、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0018】<実施例5>実施例1において、タルクと
してシランカップリング剤で表面処理をしたものを使用
し、セバシン酸ジオクチルの使用量を2重量部から5重
量部に代えた以外すべて実施例1と同様にし、0.9m
mの鉛筆芯を得た。
してシランカップリング剤で表面処理をしたものを使用
し、セバシン酸ジオクチルの使用量を2重量部から5重
量部に代えた以外すべて実施例1と同様にし、0.9m
mの鉛筆芯を得た。
【0019】<実施例6>実施例1において、タルクの
代わりにマイカ粉A−21(山口雲母(株)製)を用い、
焼成処理を不活性雰囲気中で室温から1000℃を約1
0時間で昇温し1000℃で約2時間保持するようにし
た以外すべて実施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯
を得た。
代わりにマイカ粉A−21(山口雲母(株)製)を用い、
焼成処理を不活性雰囲気中で室温から1000℃を約1
0時間で昇温し1000℃で約2時間保持するようにし
た以外すべて実施例1と同様にし、0.9mmの鉛筆芯
を得た。
【0020】<実施例7>実施例6において、マイカ粉
A−21と黒鉛の使用量をそれぞれ25重量部、25重
量部を4重量部、46重量部へ代えた以外すべて実施例
6と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
A−21と黒鉛の使用量をそれぞれ25重量部、25重
量部を4重量部、46重量部へ代えた以外すべて実施例
6と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0021】<実施例8>実施例6において、マイカ粉
A−21と黒鉛の使用量をそれぞれ25重量部、25重
量部を40重量部、10重量部へ代えた以外すべて実施
例6と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
A−21と黒鉛の使用量をそれぞれ25重量部、25重
量部を40重量部、10重量部へ代えた以外すべて実施
例6と同様にし、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0022】<比較例1>実施例1において、細線状に
押出成形したものを、180℃で10時間かけて熱処理
しさらに窒素雰囲気で800℃まで約50時間かけて熱
処理した以外すべて実施例1と同様にし、0.9mmの
鉛筆芯を得た。
押出成形したものを、180℃で10時間かけて熱処理
しさらに窒素雰囲気で800℃まで約50時間かけて熱
処理した以外すべて実施例1と同様にし、0.9mmの
鉛筆芯を得た。
【0023】<比較例2>実施例1において、タルクと
して日本タルク(株)製のCTH#125(焼成粉砕処理
の高白度タルク)を用い、焼成処理を不活性雰囲気中で
室温から1000℃を約5時間で昇温し1000℃で約
1時間保持するようにした以外すべて実施例1と同様に
し、0.9mmの鉛筆芯を得た。
して日本タルク(株)製のCTH#125(焼成粉砕処理
の高白度タルク)を用い、焼成処理を不活性雰囲気中で
室温から1000℃を約5時間で昇温し1000℃で約
1時間保持するようにした以外すべて実施例1と同様に
し、0.9mmの鉛筆芯を得た。
【0024】<比較例3> 塩化ビニル樹脂 31重量部 タルク(NDタルク:日本タルク(株)製) 35重量部 黒鉛 25重量部 カーボンブラック 10重量部 ステアリン酸マグネシウム 17重量部 メチルエチルケトン(溶剤) 30重量部 上記材料を配合物として、ニーダー及び三本ロールによ
り十分に混練後、細線状に押出成形し、空気中で室温か
ら300℃まで約30時間かけて加熱処理し、更に、不
活性雰囲気中で室温から950℃まで約3時間で昇温
し、950℃で約1時間保持する焼成処理を施した。冷
却後、スピンドル油を含浸し、0.9mmの鉛筆芯を得
た。
り十分に混練後、細線状に押出成形し、空気中で室温か
ら300℃まで約30時間かけて加熱処理し、更に、不
活性雰囲気中で室温から950℃まで約3時間で昇温
し、950℃で約1時間保持する焼成処理を施した。冷
却後、スピンドル油を含浸し、0.9mmの鉛筆芯を得
た。
【0025】<比較例4> コールタールピッチ 50重量部 タルク(NDタルク:日本タルク(株)製) 35重量部 黒鉛 25重量部 カーボンブラック 10重量部 上記材料を配合物として、ニーダー及び三本ロールによ
り十分に混練後、細線状に押出成形し、不活性雰囲気中
で室温から500℃まで約10時間、500℃から90
0℃まで4時間で昇温し、900℃で1時間保持する焼
成処理を施した。冷却後、スピンドル油を含浸し、0.
9mmの鉛筆芯を得た。
り十分に混練後、細線状に押出成形し、不活性雰囲気中
で室温から500℃まで約10時間、500℃から90
0℃まで4時間で昇温し、900℃で1時間保持する焼
成処理を施した。冷却後、スピンドル油を含浸し、0.
9mmの鉛筆芯を得た。
【0026】上記各例で得たものについて、浸油処理前
の焼成芯体についてマイクロメリティックス社製のオー
ア式比表面積・細孔分布測定装置2100D型で窒素ガ
スを用いて測定を行い、多層吸着理論(CI法)に基づ
く比表面積(S1)と単分子吸着理論(BET法)によ
る比表面積(S2)を求め、その比表面積の比(S1/
S2)を計算した。更に、浸油処理を施し鉛筆芯したも
のをJIS S 6005に準じて濃度を測定した。
(濃度は摩耗量と相関がある。)更に、筆記線の色調
(黒味)を判定する為に、荷重約600gでケント紙に
面塗り(濃度の異なる鉛筆芯でも同一摩耗量となるよう
に厚塗り)した面をSMカラーコンピュータSM−5−
1S−2B型(スガ試験機(株)製)を用いてY値を測定
した。(Y値が低いほど、官能での黒味も高いことを示
す。)その結果を表1に示す。
の焼成芯体についてマイクロメリティックス社製のオー
ア式比表面積・細孔分布測定装置2100D型で窒素ガ
スを用いて測定を行い、多層吸着理論(CI法)に基づ
く比表面積(S1)と単分子吸着理論(BET法)によ
る比表面積(S2)を求め、その比表面積の比(S1/
S2)を計算した。更に、浸油処理を施し鉛筆芯したも
のをJIS S 6005に準じて濃度を測定した。
(濃度は摩耗量と相関がある。)更に、筆記線の色調
(黒味)を判定する為に、荷重約600gでケント紙に
面塗り(濃度の異なる鉛筆芯でも同一摩耗量となるよう
に厚塗り)した面をSMカラーコンピュータSM−5−
1S−2B型(スガ試験機(株)製)を用いてY値を測定
した。(Y値が低いほど、官能での黒味も高いことを示
す。)その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】 *1はS1(m2/g)を、*2はS2(m2/g)を、*3はS1/S2を、*4 は濃度(D)を、*5はY値を示す。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、黒鉛とタルク及び(又
は)雲母を併用しても摩耗量が多く、濃度も高く、筆跡
に黒味のある実用的な鉛筆芯を得ることができる。
は)雲母を併用しても摩耗量が多く、濃度も高く、筆跡
に黒味のある実用的な鉛筆芯を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 有機結合材と体質材として黒鉛とタルク
及び(又は)雲母を併用したものを少なくとも主材とし
て使用し、混練、細線状に押出成形後、焼成処理を施し
てなる焼成型鉛筆芯であって、多層吸着理論に基づく比
表面積の値(S1)と単分子吸着理論に基づく比表面積
の値(S2)の比(S1/S2)が0.5〜1.0であ
ることを特徴とする鉛筆芯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19600094A JP3243942B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 鉛筆芯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19600094A JP3243942B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 鉛筆芯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0841412A true JPH0841412A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3243942B2 JP3243942B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=16350558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19600094A Expired - Fee Related JP3243942B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 鉛筆芯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3243942B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010106176A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Pentel Corp | 鉛筆芯 |
| CN109265073A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-25 | 蚌埠神龙笔业有限公司 | 一种高强度铅笔芯及其制备方法 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP19600094A patent/JP3243942B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010106176A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Pentel Corp | 鉛筆芯 |
| CN109265073A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-25 | 蚌埠神龙笔业有限公司 | 一种高强度铅笔芯及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3243942B2 (ja) | 2002-01-07 |
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Legal Events
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Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026 |
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