JPH084223A - 防水シートの軽量保護板用ケース及び軽量保護板 - Google Patents

防水シートの軽量保護板用ケース及び軽量保護板

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JPH084223A
JPH084223A JP14347794A JP14347794A JPH084223A JP H084223 A JPH084223 A JP H084223A JP 14347794 A JP14347794 A JP 14347794A JP 14347794 A JP14347794 A JP 14347794A JP H084223 A JPH084223 A JP H084223A
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Hisatsugu Tomioka
久貢 冨岡
Yoshio Fukushima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵌合敷設が容易で安定性にすぐれそりの修復
が可能な軽量保護板。 【構成】 相対峙する二側壁aと底板bからなる合成樹
脂製ケース1の側壁は上端が水平状又はやや凸に湾曲状
に形成し、側壁の外側面を嵌合可能な凹凸状11,14
に形成し、側壁の内側面に単数又は複数の突出片12,
13を形成し、底板は中央部が内側に浮くようなくぼみ
形状b1 に形成し、内側面に沿って立上面が底辺に対し
て略垂直状又は上端側が薄く下端側が厚くなるテーパー
状に突出片15を複数形成すると共にその底板に溝壁が
底辺に対して略直角状又は略台形状のようなテーパー状
となる凹凸溝状16を形成し、このケース内に比重が
0.8〜1.5kg/cm3 の軽量モルタルが充填をする。 【効果】 強度を高め、モルタルとの密着性があり、ず
り抵抗が小さくそり発生が少なく、踏み割れがなく、形
状保維性が良く補強効果を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般住宅のベランダや屋
上等の防水構造における防水シート上に敷設して、火災
時の飛火による延焼や落下物による損傷等から該防水シ
ートを保護するための保護部材において、合成樹脂製の
ケース内に軽量モルタルを充填成形する保護板に関し、
そりの発生が少なく、モルタルとの密着性が良く、敷設
容易な二側壁と底板とからなる合成樹脂製の保護板用ケ
ース及び該ケース内に軽量モルタルを充填、硬化して一
体成形した軽量保護板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般住宅のベランダや屋上等における防
水シート上に敷設する保護板は、重さが20〜25kg/m
2 程度の軽いモルタル成形体が好ましい。しかし、強度
的に弱く、踏み割れや欠損を生じ易いものである。そこ
で、軽量モルタルの補強のため、本出願人の出願に係る
考案として、側壁と底板とからなり、その側壁と底板と
に突出状を設けた合成樹脂製ケース内に、軽量モルタル
を充填成形することが実開平5−71317号公報に開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記合成樹脂製ケース
で四側壁と底板からなる箱状ケースの場合には、ケース
が強固なために、モルタルの硬化時の収縮に対して充分
にケースの形状を保持できて、そりの発生がなく、問題
はない。しかし、相対峙する二側壁と底板からなるケー
スの場合には、前記の箱状ケースに比べて底板の形状保
持性が悪いこと、そして、底板を逆テーパーの凸状溝ま
たは略T字状の突起物を設けることにより、モルタルと
ケースとの密着性は強固となり好ましいが、モルタルが
硬化乾燥する時の収縮で、モルタルとケースとの固着が
良すぎるために、そりが大きく生じる場合が有り、該そ
りが大きい保護板を防水シート上に敷設した場合に嵌合
しずらいし、板が割れやすくなる等の問題点を有し、更
に、負荷を加えて、そりを修復させることを試みたが困
難であることが判明した。
【0004】本発明は上記の点を解決するためになされ
たものであり、そりの発生が少なく、嵌合敷設が容易
で、合成樹脂製ケース内に軽量モルタルを充填成形した
場合における強度的、寸法安定性にすぐれ、更に、そり
の修復が可能な軽量保護板を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、相対峙する二側壁と底
板とからなる硬質合成樹脂製ケースで、その側壁は上端
が底板に対して水平状又はやや凸になるように湾曲状に
形成し、側壁の外側面を嵌合可能な凹凸状に形成すると
共に側壁の内側面に単数又は複数の突出片を形成し、底
板は底板の中央部が内側にやや浮き上がるようにくぼみ
形状に形成し、その内側面に沿って立上面が底辺に対し
て略垂直状又はテーパー状の突出片を長さ方向に複数平
行に形成すること及びその底板に溝壁が底辺に対して略
直角状又はテーパー状の凹凸溝状を長さ方向に沿って形
成して防水シートの軽量保護板用ケースを構成する。そ
して、上記ケース内に比重が0.8〜1.5kg/cm3
軽量モルタルを充填成形して防水シートの軽量保護板を
構成したことである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の軽量保護板用ケースを示し、拡大部
分は他の実施例の突出片を示しており、図2は他の実施
例の軽量保護板用ケース内に軽量モルタルを充填した軽
量保護板を示し、拡大部分は他の実施例による凹凸溝状
の形状を示す。硬質合成樹脂製ケース1は、アクリロニ
トリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエステル等の軟化温度が6
0℃以上の熱可塑性樹脂を押出成型で相対峙する二辺の
側壁a1 ,a2 と底板bからなる正面断面形状が偏平な
略凹形状に成形してなるものであって、隣接のケースと
互いに嵌合可能な状態となるように、該側壁a1 ,a2
の外側面に凹凸形状11,14を長さ方向に沿って底板
bと平行に形成し、また該ケース1内に充填する軽量モ
ルタル3が脱型しないように側壁a1 ,a2 の内側面に
は単数又は複数の突出片12,13を長さ方向に沿って
底板bと平行に各々形成し、底板bは該底板の中央部が
内側にやや浮くように正面形状がくぼみ形状として、そ
の内側面に沿って立上面が底辺に対して略垂直状又は図
1の部分拡大図若しくは図2に示すように上端側を肉薄
く下端側を肉厚くしたテーパー状の突出片15を長さ方
向に複数形成すると共にその底板bに溝壁が底辺に対し
て略直角状又は図2の部分拡大図に示す如く略台形状と
なるようにテーパー状の凹凸溝状16を長さ方向に沿っ
て形成するものである。
【0007】図1に示す硬質合成樹脂製ケース1は、例
えば、板厚が1〜2mm、側壁aの高さが18〜25mm、
底板bの幅が150〜300mm、側壁aおよび底板bの
長さが300〜500mmの偏平な断面略凹形状からな
り、一方の側壁a1 の外側面にはその高さの中位に上下
の幅(間隔)が2〜6mm、深さ(奥行き)が1〜5mmの
凹状溝11を長さ方向に沿って底板bと平行にケース内
側に突出状に設けると共に該側壁a1 に対して略直角に
底板と略平行に厚みが1〜2mm、幅が1〜5mmの突出片
12を内側面に沿って設け、他方の側壁a2 の外側面に
は、前記一方の側壁a1 に設けた凹状溝11と同じ高さ
位置で該凹状溝11の内径(間隔)より小さい凸状部1
4を長さ方向に沿って底板bと平行に外側に設けると共
に内側にも前記突出片12と同じ高さ位置でケース内側
に向って側壁a2 と略直角で底板と略平行に厚みが1〜
2mm、幅が1〜5mmの突出片13を設けたものであり、
この合成樹脂製ケース1を複数並列に敷設した場合に、
前列の凹状溝11に隣接せる次列の凸状部14が挿入嵌
合となるように嵌挿可能状とする。そして、底板bはそ
の幅方向の中央が0.5〜5mm程度内側に浮き上がるよ
うに正面形状がR状のくぼみ形状b1 に形成すると共
に、該底板の内側面に厚みが1〜2mm、高さが1〜5mm
の突出片15を立上面が底辺に対して略垂直状又は上端
側が薄く下端側が厚くなるテーパー状に適宜間隔をおい
て平行に長さ方向に沿って多数形成したものである。
【0008】なお、上記合成樹脂製ケース1は図示例に
限定されず、側壁a1 ,a2 の内側の突出片12,13
は、他に側壁aの上端又は任意の位置に、水平に又は斜
上向き若しくは斜下向きに1〜2mm幅で2〜3段複数条
に設けても良く、更には嵌合用の凸状部14は凸状溝
(条)の形状でも良い。更に、該側壁a1 ,a2 は側面
からの形状が底板bに対して水平状または中央部で2mm
以内の凸状に湾曲状に形成することも任意である。そし
て、底板bの幅方向のくぼみ形状b1 は上記の正面形状
がR状の他に、中央部が頂点となるようにテーパー状と
した形状や、側壁の両端から10〜50mmは平坦にした
後、中央部分が浮き上がったR状にしたり、前記のテー
パー状の形状にしたり、凹形状にしたりしても良い。ま
た、この底板bは長さ方向においても中央部分がやや浮
き上がった形状とすることもある。更に、底板bに設け
る突出片15の高さは同じでも段違いに異なっていても
良い。更に、モルタル3と底板bとの密着性を向上させ
るためと、水切りのために前記した如く底板bには幅方
向に溝壁が底辺に対して略直角状又は略台形状のような
テーパー状となる凹凸溝状16を長さ方向に沿って形成
しても良い。
【0009】軽量モルタル3は、普通ポルトランドセメ
ント、普通早強セメント、フライアゥシュセメント、高
炉セメント等のセメントに、火山灰等を発泡させた無機
質発泡体で見掛け比重が0.2〜1.0g/cm3 で粒径が
30〜500μの細粒子軽量骨材、砂、ガラス繊維、ビ
ニロン繊維、アスベスト繊維、炭素繊維等の短繊維、メ
チルセルロース、スチレン−ブタジェン径エマルジョ
ン、アクリル径エマルジョン等の粘結剤や減水剤等をモ
ルタル硬化体の比重が0.8〜1.5g/cm3 になるよう
に適当に混合すると共に適当量の水を加えてなる所望の
スラリーからなるものであって、前記合成樹脂製ケース
1の両端開口部(側壁aの両端)に仕切り板を設けて閉
口し、この軽量モルタル3をケース1内に充填、硬化し
てケースと一体成形する。軽量モルタル3の表面はモル
タルが未硬化の時に、その表面に粒径が2〜7mmの天然
石や粒径が0.5〜3mmの着色セラミック粒子を散布
し、これを露出状に埋設した後、養生硬化し、表面を透
明な合成樹脂で被覆固着しても良く、塗料で彩色しても
良い。
【0010】このように、相対峙する二側壁と底板から
なる合成樹脂製ケース1の底板bを内側にややくぼみ形
状に形成することによって、底板の耐圧縮性、たわみ性
が良くなるために、ケース1内に充填した軽量モルタル
3が硬化収縮する際の収縮力に対して抵抗性が高まり、
底板のそり抑制効果を有し、更に、底板bの突出片15
が底辺に対して略垂直状又はテーパー状に形成され、適
宜間隔をおいて長さ方向に沿って多数平行に形成されて
いるために、モルタルとケースとが密着され補強効果を
有すると共にモルタルの収縮に対してずれを生じて収縮
力を緩和し、そり抑制効果を有する。更に、底板を凹凸
溝状に形成することによってモルタルとケースの密着性
をさらに高めると共に不陸調整及び水切り効果を有す
る。また、側壁aの内側突出片12及び13がモルタル
3内にくい込んで脱型防止効果とモルタルと側壁との剥
離防止効果を有している。
【0011】このために、ケース1とモルタル3を一体
成形して得られた保護板2はそりが小さいために、敷設
時のケース側壁の嵌合部への挿入が容易で、作業性が良
く、嵌合させる時にモルタルにクラックが入ることもな
いし、敷設後、保護板上を歩行しても、がたつきがな
く、踏み割れもない。仮に、そりが発生しても、圧力を
加えて、そりを緩和、減少させることができるために、
収縮、膨脹の繰り返し動作に追随し、一定の形状を保持
できる。更に、ケース1とモルタル3の密着性が良いの
で、強度的に補強効果を有している。
【0012】次に図2に示す他の実施例の合成樹脂製ケ
ース1に軽量モルタルを充填した保護板2の具体的実施
の態様例を説明する。
【0013】合成樹脂製ケース1は硬質塩化ビニル樹脂
からなり、板厚が1.5mmで、側壁a1 ,a2 は高さが
18mm、長さが400mmで、相対峙する一方の側壁a1
の外側面にはその高さの中位に上下の幅(間隔)と深さ
(奥行き)が6mmの凹状溝11を底板と略平行に内側に
突出状に設けると共に、他方の側壁a2 の外側面には凹
状溝11と同じ高さ位置に板幅5mmの突出部14となる
二片の突出片を間隔が5mmになるように底板と略平行に
外側に突出形成する。また、側壁a1 ,a2 の内側中位
には突出幅が5mmの突出片12,13および上位には突
出幅が2mmの突出片12’,13’を夫々底板bと略平
行になるように二片突出形成する。更に、底板bは幅が
180mmで、その幅方向の中央部の高さが2mmとなるよ
うに底板bを弓形状に形成し、該底板bに幅が20mm、
高さが2mmの凹凸状溝16を交互に長さ方向に沿って設
け、その各凹凸状溝16の略中央部に高さが2mmの突出
片15を溝に沿って平行に設けたものである。この合成
樹脂製ケース1の両端を仕切り板で密封した後、下記配
合のモルタルスラリーを充填、硬化し、25℃の雰囲気
下で30日間自然養生する。
【0014】(軽量モルタル配合) 普通ポルトランドセメント 100重量部 シラスバルーン 50重量部 砂 60重量部 ガラス繊維(10mm) 3重量部 アクリル系エマルジョン 5重量部 水 100重量部 得られた保護板2のモルタルの比重は約1g/cm3 で、m
2 当りの重さが21kgであった。また、この保護板2の
4隅のそりは0.2〜0.5mmであり、嵌合は容易でお
さまりが良く、保護板の表面を踏んでもがたつきがな
く、踏み割れを生じなかった。
【0015】〈比較例〉上記の図2に示す実施例と同じ
寸法の二側壁と底板及び側壁形状を有し、底板が平坦で
内側に高さが3mm、つば幅が4mmのT字状突出片を20
mm間隔で設けた合成樹脂製ケースに、両端を仕切り板で
密封後、実施例と同配合の軽量モルタルスラリーを充
填、硬化し、25℃の雰囲気下で30日間養生した。こ
の比較例における保護板の4隅のそりは2.5〜3.0
mmであり、嵌合がきつく、無理に挿入すると側壁でモル
タルとケースが剥離し、おさまりが悪く、保護板の表面
を踏んだ時、がたつきを生じ、モルタル層に踏み割れが
生じた。
【0016】
【発明の効果】本発明の相対峙する二側壁と底板とから
なる合成樹脂製ケースは、底板を内側にやや窪み形状に
形成し、その内側面に沿って立上面が底辺に対して略垂
直状又は上端側が薄く下端側が厚くなるテーパー状に突
出片を長さ方向に多数平行に設けたから、底板の強度を
高め、モルタルと底板との密着性を有するが、モルタル
の収縮に対してずり抵抗の小さい形状であり、モルタル
を充填、硬化して一体成形した保護板はそりの発生が小
さく、寸法安定性に優れているために、嵌合敷設が容易
で、踏み割れがない。更に、温度、湿度等の収縮、膨脹
に追随できるために形状保維性にすぐれ、更に、軽量モ
ルタルとケースとの密着性が良いのでケースの補強効果
を有し、軽いが強度があるので、防水シートの保護板と
して適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軽量保護板用ケースの一例を示す断
面図
【図2】 他の実施例のケースにモルタルを充填した軽
量保護板の断面図
【図3】 その軽量保護板用ケースの斜視図
【符号の説明】
1:合成樹脂製ケース、2:軽量保護板、3:軽量モル
タル、a1 ,a2 :側壁、b:底板、b1 :くぼみ形
状、11:凹状溝、12,12’,13,13’,1
5:突出片、14:凸状部、16:凹凸状溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対峙する二側壁と底板とからなる合成
    樹脂製ケースにおいて、該側壁は底板に対して上端が水
    平状又はやや凸に湾曲状に形成し、これら側壁の外側面
    に嵌合可能な凹凸形状を設けると共に側壁の内側面に単
    数又は複数の突出片を設け、底板は内側にややくぼみ形
    状に形成し、その内側面に沿って立上面が底辺に対して
    略垂直状又はテーパー状の突出片を長さ方向に多数平行
    に設けたことを特徴とする防水シートの軽量保護板用ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 請求項1のケースの底板に溝壁が底辺に
    対して略直角状又はテーパー状の凹凸溝状を長さ方向に
    沿って形成したことを特徴とする軽量保護板用ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1および2に記載のケース内に、
    比重が0.8〜1.5g/cm3 の軽量モルタルを充填、硬
    化して一体成形したことを特徴とする防水シートの軽量
    保護板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032221A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The ブロック型敷設部材
JP2014526623A (ja) * 2011-11-17 2014-10-06 アーキベン カンパニー リミテッド 内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル及びそれを用いた防水工法

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