JPH0842661A - 捩じり振動減衰装置およびロックアップクラッチ - Google Patents
捩じり振動減衰装置およびロックアップクラッチInfo
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- JPH0842661A JPH0842661A JP6177190A JP17719094A JPH0842661A JP H0842661 A JPH0842661 A JP H0842661A JP 6177190 A JP6177190 A JP 6177190A JP 17719094 A JP17719094 A JP 17719094A JP H0842661 A JPH0842661 A JP H0842661A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0221—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
- F16H2045/0226—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 捩じり振動減衰装置を構成する流体室のシー
ル性を高め、所望の粘性抵抗を得る。 【構成】 捩じり振動減衰装置14は、ピストンからド
リブンプレートに伝達されるトルクの捩じり振動を減衰
するための装置であり、弧状流体室26とスライダ部3
3とシール部30aとチョークとを備えている。弧状流
体室26は、ピストンに連結され、円周方向に延びる開
口部を有している。スライダ部33は、弧状流体室26
内を円周方向に区画しかつ弧状流体室26内で円周方向
に相対移動自在であり、開口部に対応する溝30dを有
する。シール部30aは、弧状流体室26内に配置され
て、スライダ部33と一体回転して開口部をシールす
る。チョークには、スライダ部33の相対移動により弧
状流体室26内の流体が通過する。
ル性を高め、所望の粘性抵抗を得る。 【構成】 捩じり振動減衰装置14は、ピストンからド
リブンプレートに伝達されるトルクの捩じり振動を減衰
するための装置であり、弧状流体室26とスライダ部3
3とシール部30aとチョークとを備えている。弧状流
体室26は、ピストンに連結され、円周方向に延びる開
口部を有している。スライダ部33は、弧状流体室26
内を円周方向に区画しかつ弧状流体室26内で円周方向
に相対移動自在であり、開口部に対応する溝30dを有
する。シール部30aは、弧状流体室26内に配置され
て、スライダ部33と一体回転して開口部をシールす
る。チョークには、スライダ部33の相対移動により弧
状流体室26内の流体が通過する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、捩じり振動減衰装置及
びそれが用いられるトルクコンバータのロックアップ装
置に関する。
びそれが用いられるトルクコンバータのロックアップ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】捩じり振動減衰装置は、入力側回転体か
ら出力側回転体に伝達されるトルクの捩じり振動を減衰
するものであり、クラッチディスク、フライホイール組
立体、トルクコンバータのロックアップ装置等のダンパ
ー装置に採用されている。トルクコンバータのロックア
ップ装置に用いられる捩じり振動減衰装置は、円周方向
に延びた開口部を有して内部に粘性流体が充填された流
体室と、流体室内を円周方向に区画しかつ流体室内で円
周方向に相対移動自在に配置されたスライダと、スライ
ダと一体回転して開口部を外側からシールするシール部
材とから構成されている。ケース内でスライダが相対移
動すると、ケース内の一方の分室から他方の分室に向か
ってケース及びスライダ間の隙間(チョーク)を粘性流
体が流れ、粘性抵抗が発生する。シール部材は、ケース
の外側に配置された他の部材に圧接して流体室の開口部
をシールする。しかし、シール部材は流体室の外部に配
置されているため、変形しやすい。この変形により流体
室から粘性流体が漏れてしまい、その結果所望の粘性抵
抗が得られなくなる。
ら出力側回転体に伝達されるトルクの捩じり振動を減衰
するものであり、クラッチディスク、フライホイール組
立体、トルクコンバータのロックアップ装置等のダンパ
ー装置に採用されている。トルクコンバータのロックア
ップ装置に用いられる捩じり振動減衰装置は、円周方向
に延びた開口部を有して内部に粘性流体が充填された流
体室と、流体室内を円周方向に区画しかつ流体室内で円
周方向に相対移動自在に配置されたスライダと、スライ
ダと一体回転して開口部を外側からシールするシール部
材とから構成されている。ケース内でスライダが相対移
動すると、ケース内の一方の分室から他方の分室に向か
ってケース及びスライダ間の隙間(チョーク)を粘性流
体が流れ、粘性抵抗が発生する。シール部材は、ケース
の外側に配置された他の部材に圧接して流体室の開口部
をシールする。しかし、シール部材は流体室の外部に配
置されているため、変形しやすい。この変形により流体
室から粘性流体が漏れてしまい、その結果所望の粘性抵
抗が得られなくなる。
【0003】本発明の目的は、捩じり振動減衰装置を構
成する流体室のシール性を高め、所望の粘性抵抗を得る
ことにある。
成する流体室のシール性を高め、所望の粘性抵抗を得る
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る捩じり
振動減衰装置は、入力側回転体から出力側回転体に伝達
されるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であ
り、流体室とスライダとシールとチョークとを備えてい
る。流体室は、入力側回転体及び出力側回転体の一方に
連結され、円周方向に延びる開口部を有する。スライダ
は、流体室内を円周方向に区画しかつ流体室内で円周方
向に相対移動自在であり、開口部に対応する係合部を有
する。シールは流体室内に配置され、スライダと一体回
転して開口部をシールする。チョークには、スライダの
相対移動により流体室内の流体が通過する。
振動減衰装置は、入力側回転体から出力側回転体に伝達
されるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であ
り、流体室とスライダとシールとチョークとを備えてい
る。流体室は、入力側回転体及び出力側回転体の一方に
連結され、円周方向に延びる開口部を有する。スライダ
は、流体室内を円周方向に区画しかつ流体室内で円周方
向に相対移動自在であり、開口部に対応する係合部を有
する。シールは流体室内に配置され、スライダと一体回
転して開口部をシールする。チョークには、スライダの
相対移動により流体室内の流体が通過する。
【0005】流体室は開口部を形成する壁を有してお
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。第2の発明に係る捩じり振
動減衰装置は、入力側回転体から出力側回転体に伝達さ
れるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であり、
複数の弧状流体室と環状スライダシール機構とチョーク
とを備えている。複数の弧状流体室は、入力側回転体及
び出力側回転体の一方に連結され、円周方向に延びる開
口部をそれぞれ有し、環状に配置されている。環状スラ
イダシール機構は、円周方向に交互に配置されたブロッ
ク状スライダ部と弧状シール部とから構成されている。
スライダ部は、各流体室内を円周方向に区画しかつ流体
室に対して円周方向に相対移動自在であり、さらに開口
部に対応する係合部を有している。シール部は、隣接す
る流体室内に連続して配置されて開口部をシールする。
チョークには、スライダの相対移動入力より各流体室内
の流体が通過する。
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。第2の発明に係る捩じり振
動減衰装置は、入力側回転体から出力側回転体に伝達さ
れるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であり、
複数の弧状流体室と環状スライダシール機構とチョーク
とを備えている。複数の弧状流体室は、入力側回転体及
び出力側回転体の一方に連結され、円周方向に延びる開
口部をそれぞれ有し、環状に配置されている。環状スラ
イダシール機構は、円周方向に交互に配置されたブロッ
ク状スライダ部と弧状シール部とから構成されている。
スライダ部は、各流体室内を円周方向に区画しかつ流体
室に対して円周方向に相対移動自在であり、さらに開口
部に対応する係合部を有している。シール部は、隣接す
る流体室内に連続して配置されて開口部をシールする。
チョークには、スライダの相対移動入力より各流体室内
の流体が通過する。
【0006】流体室は開口部を形成する壁を有してお
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。環状スライダシール機構の
スライダ部は円周方向に分割されたブロックからなるの
が好ましい。
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。環状スライダシール機構の
スライダ部は円周方向に分割されたブロックからなるの
が好ましい。
【0007】第3の発明に係るロックアップクラッチ
は、トルクコンバータにおいて、入力側フロントカバー
とトルクコンバータ本体との間に配置され、フロントカ
バーから出力側部材にトルクを伝達するためのクラッチ
であり、ピストン部材と回転部材と弾性部材と、捩じり
振動減衰装置とを備えている。ピストン部材は、フロン
トカバーに圧接係合可能である。回転部材は出力側部材
に一体回転するように連結され、複数の第1係合部を有
している。弾性部材は、ピストン部材と回転部材との間
に両者の相対回転を制限するように配置されている。捩
じり振動減衰装置は、ピストン部材から回転部材に伝達
されるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であ
り、複数の弧状流体室と環状スライダシール機構とチョ
ークとを含んでいる。複数の弧状流体室は、ピストン部
材及び回転部材の一方に一体回転するように連結され、
円周方向に延びる開口部をそれぞれ有し、環状に配置さ
れている。環状スライダシール機構は、円周方向に交互
に配置されたブロック状スライダ部と弧状シール部とか
らなる。スライダ部は、各流体室内を円周方向に区画し
かつ流体室に対して円周方向に相対移動自在であり、開
口部に対応して第1係合に係合する第2係合部を有して
いる。シール部は、隣接する弧状流体室内に連続して配
置されて開口部をシールする。チョークには、スライダ
の相対移動により各流体室内の流体が通過する。
は、トルクコンバータにおいて、入力側フロントカバー
とトルクコンバータ本体との間に配置され、フロントカ
バーから出力側部材にトルクを伝達するためのクラッチ
であり、ピストン部材と回転部材と弾性部材と、捩じり
振動減衰装置とを備えている。ピストン部材は、フロン
トカバーに圧接係合可能である。回転部材は出力側部材
に一体回転するように連結され、複数の第1係合部を有
している。弾性部材は、ピストン部材と回転部材との間
に両者の相対回転を制限するように配置されている。捩
じり振動減衰装置は、ピストン部材から回転部材に伝達
されるトルクの捩じり振動を減衰するための装置であ
り、複数の弧状流体室と環状スライダシール機構とチョ
ークとを含んでいる。複数の弧状流体室は、ピストン部
材及び回転部材の一方に一体回転するように連結され、
円周方向に延びる開口部をそれぞれ有し、環状に配置さ
れている。環状スライダシール機構は、円周方向に交互
に配置されたブロック状スライダ部と弧状シール部とか
らなる。スライダ部は、各流体室内を円周方向に区画し
かつ流体室に対して円周方向に相対移動自在であり、開
口部に対応して第1係合に係合する第2係合部を有して
いる。シール部は、隣接する弧状流体室内に連続して配
置されて開口部をシールする。チョークには、スライダ
の相対移動により各流体室内の流体が通過する。
【0008】流体室は開口部を形成する壁を有してお
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。環状スライダシール機構の
スライダ部は円周方向に分割されたブロックからなるの
が好ましい。
り、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内から外
側に向かって壁に圧接して開口部をシールするのが好ま
しい。流体室は1対のケース構成部材が組合せられて構
成されているのが好ましい。環状スライダシール機構の
スライダ部は円周方向に分割されたブロックからなるの
が好ましい。
【0009】第1係合部と第2係合部とは、所定角度範
囲内で相対回転可能に係合しているのが好ましい。第2
係合部は凹部であり、第1係合は各開口部から弧状流体
室内に相対回転自在に挿入されて凹部に係合する突起で
あるのが好ましい。チョークはスライダと流体室との間
に形成されているのが好ましい。
囲内で相対回転可能に係合しているのが好ましい。第2
係合部は凹部であり、第1係合は各開口部から弧状流体
室内に相対回転自在に挿入されて凹部に係合する突起で
あるのが好ましい。チョークはスライダと流体室との間
に形成されているのが好ましい。
【0010】
【作用】第1の発明に係る捩じり振動減衰装置では、入
力側回転体から流体室又はスライダに捩じり振動が伝達
される。このとき、スライダが流体室内で円周方向に相
対移動する。その結果、流体がチョークを流れ、粘性抵
抗が発生する。この粘性抵抗により、捩じり振動が減衰
される。シールは、スライダと一体回転して開口部をシ
ールする。ここでは、シールが流体室内に配置されてい
るため、シール部の変形が少なくなっており、流体室の
シール性が向上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生
して、捩じり振動を十分に減衰する。
力側回転体から流体室又はスライダに捩じり振動が伝達
される。このとき、スライダが流体室内で円周方向に相
対移動する。その結果、流体がチョークを流れ、粘性抵
抗が発生する。この粘性抵抗により、捩じり振動が減衰
される。シールは、スライダと一体回転して開口部をシ
ールする。ここでは、シールが流体室内に配置されてい
るため、シール部の変形が少なくなっており、流体室の
シール性が向上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生
して、捩じり振動を十分に減衰する。
【0011】流体室が開口部を形成する壁を有している
場合は、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内か
ら外側に向かって壁に圧接して開口部をシールする。こ
の場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧
接するために、流体室内のシール性がさらに向上する。
流体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の
寸法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上
する。
場合は、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内か
ら外側に向かって壁に圧接して開口部をシールする。こ
の場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧
接するために、流体室内のシール性がさらに向上する。
流体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の
寸法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上
する。
【0012】第2の発明に係る捩じり振動減衰装置で
は、入力側回転体から複数の弧状流体室又は環状スライ
ダシール機構に捩じり振動が伝達される。すると、スラ
イダが流体室に対して円周方向に相対移動する。このと
き、各流体室内の流体がチョークを通過して粘性抵抗を
発生させる。この粘性抵抗により、捩じり振動が減衰さ
れる。一方、シール部はスライダ部と一体回転して、開
口部をシールすることにより、所望の粘性抵抗を確保す
る。ここでは、シールが流体室内に配置されているた
め、シール部の変形が少なくなっており、流体室のシー
ル性が向上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生し
て、捩じり振動を十分に減衰する。さらに、シール部が
隣接する流体室内に連続して配置されているため、シー
ル部に隣接する流体室間で引っ掛かりにくい。
は、入力側回転体から複数の弧状流体室又は環状スライ
ダシール機構に捩じり振動が伝達される。すると、スラ
イダが流体室に対して円周方向に相対移動する。このと
き、各流体室内の流体がチョークを通過して粘性抵抗を
発生させる。この粘性抵抗により、捩じり振動が減衰さ
れる。一方、シール部はスライダ部と一体回転して、開
口部をシールすることにより、所望の粘性抵抗を確保す
る。ここでは、シールが流体室内に配置されているた
め、シール部の変形が少なくなっており、流体室のシー
ル性が向上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生し
て、捩じり振動を十分に減衰する。さらに、シール部が
隣接する流体室内に連続して配置されているため、シー
ル部に隣接する流体室間で引っ掛かりにくい。
【0013】流体室が開口部を形成する壁を有している
場合は、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内か
ら外側に向かって壁に圧接して開口部をシールする。こ
の場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧
接するために、流体室内のシール性がさらに向上する。
流体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の
寸法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上
する。
場合は、シールは、流体室内に圧が生じると流体室内か
ら外側に向かって壁に圧接して開口部をシールする。こ
の場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧
接するために、流体室内のシール性がさらに向上する。
流体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の
寸法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上
する。
【0014】スライダが円周方向に分割されたブロック
からなる場合は、環状スライダシール機構は円周方向に
分割されていることになり、環状スライダシール機構を
回転部材に組付けたり取り外したりするのが容易にな
る。第3の発明に係るロックアップクラッチでは、ピス
トン部材がフロントカバーに圧接係合すると、ピストン
部材から弾性部材を介して回転部材にトルクが伝達さ
れ、さらに出力側回転体にトルクが出力される。フロン
トカバーからピストン部材に捩じり振動が伝達される
と、弾性部材が伸縮を繰り返しピストン部材と回転部材
とが相対回転する。このとき、捩じり振動減衰装置にお
いて各スライダ部が弧状流体室内で円周方向に相対移動
し、同時に流体室内の流体がチョークを通過して粘性抵
抗を発生させる。この粘性抵抗により、捩じり振動が減
衰される。このとき、シールはスライダと一体回転し、
開口部をシールする。ここでは、シールが流体室内に配
置されているため、シールの変形が少なくなっており、
流体室のシール性が向上する。その結果、大きな粘性抵
抗が発生して、捩じり振動を十分に減衰する。さらに、
シール部は隣接する流体室内に連続しているため、シー
ルが隣接する流体室の間で引っ掛かかりにくい。
からなる場合は、環状スライダシール機構は円周方向に
分割されていることになり、環状スライダシール機構を
回転部材に組付けたり取り外したりするのが容易にな
る。第3の発明に係るロックアップクラッチでは、ピス
トン部材がフロントカバーに圧接係合すると、ピストン
部材から弾性部材を介して回転部材にトルクが伝達さ
れ、さらに出力側回転体にトルクが出力される。フロン
トカバーからピストン部材に捩じり振動が伝達される
と、弾性部材が伸縮を繰り返しピストン部材と回転部材
とが相対回転する。このとき、捩じり振動減衰装置にお
いて各スライダ部が弧状流体室内で円周方向に相対移動
し、同時に流体室内の流体がチョークを通過して粘性抵
抗を発生させる。この粘性抵抗により、捩じり振動が減
衰される。このとき、シールはスライダと一体回転し、
開口部をシールする。ここでは、シールが流体室内に配
置されているため、シールの変形が少なくなっており、
流体室のシール性が向上する。その結果、大きな粘性抵
抗が発生して、捩じり振動を十分に減衰する。さらに、
シール部は隣接する流体室内に連続しているため、シー
ルが隣接する流体室の間で引っ掛かかりにくい。
【0015】流体室が開口部を形成する壁を有している
場合は、シールは、流体がチョークを通過して流体室内
に圧が生じると、流体室内から外側に向かって壁に圧接
して開口部をシールする。この場合は、シールが流体室
内から外側に向かって壁に圧接するために、流体室内の
シール性がさらに向上する。このため、流体室内からの
流体の漏れが少なくなり、その結果大きな粘性抵抗が得
られる。
場合は、シールは、流体がチョークを通過して流体室内
に圧が生じると、流体室内から外側に向かって壁に圧接
して開口部をシールする。この場合は、シールが流体室
内から外側に向かって壁に圧接するために、流体室内の
シール性がさらに向上する。このため、流体室内からの
流体の漏れが少なくなり、その結果大きな粘性抵抗が得
られる。
【0016】流体室が1対のケース構成部材からなる場
合は、部品の寸法精度が向上しているため、流体室のシ
ール性がさらに向上する。スライダが円周方向に分割さ
れたブロックからなる場合は、環状スライダシール機構
は円周方向に分割されていることになり、環状スライダ
シール機構を回転部材に組付けたり取り外したりするの
が容易になる。
合は、部品の寸法精度が向上しているため、流体室のシ
ール性がさらに向上する。スライダが円周方向に分割さ
れたブロックからなる場合は、環状スライダシール機構
は円周方向に分割されていることになり、環状スライダ
シール機構を回転部材に組付けたり取り外したりするの
が容易になる。
【0017】第1係合部と第2係合部とが所定角度範囲
内で相対回転可能である場合は、捩じり振動の変位角度
が小さな場合は、スライダ部は弧状流体室と一体回転す
る。そのため、チョークには流体室内の流体が通過しな
い。このように、変位角度の小さな捩じり振動の場合は
大きな粘性抵抗を発生させないことにより、弾性部材の
弾性のみによって効果的に減衰する。
内で相対回転可能である場合は、捩じり振動の変位角度
が小さな場合は、スライダ部は弧状流体室と一体回転す
る。そのため、チョークには流体室内の流体が通過しな
い。このように、変位角度の小さな捩じり振動の場合は
大きな粘性抵抗を発生させないことにより、弾性部材の
弾性のみによって効果的に減衰する。
【0018】第2係合部が凹部であり第1係合部が突起
である場合は、構造が簡単でありかつ両者の係合が容易
である。チョークはスライダと流体室との間に形成され
ている場合は、寸法精度が向上するために、より大きな
粘性抵抗が得られる。
である場合は、構造が簡単でありかつ両者の係合が容易
である。チョークはスライダと流体室との間に形成され
ている場合は、寸法精度が向上するために、より大きな
粘性抵抗が得られる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例が採用されたトル
クコンバータ1を示している。図において、O−Oがト
ルクコンバータ1の回転軸線である。トルクコンバータ
1の左側にはエンジン(図示せず)が、右側にはトラン
スミッション(図示せず)が配置されている。
クコンバータ1を示している。図において、O−Oがト
ルクコンバータ1の回転軸線である。トルクコンバータ
1の左側にはエンジン(図示せず)が、右側にはトラン
スミッション(図示せず)が配置されている。
【0020】トルクコンバータ1は、主に、トルクコン
バータ本体2とロックアップ装置3とから構成されてい
る。図示しないエンジン側部材に連結されたフロントカ
バー4は、外周部にトランスミッション側に突出する円
筒状突起4aを有しており、この突起4aはインペラー
5のインペラーシェル5aに固定されている。フロント
カバー4とインペラーシェル5aとは、内部に作動油が
充填された作動油室を形成している。
バータ本体2とロックアップ装置3とから構成されてい
る。図示しないエンジン側部材に連結されたフロントカ
バー4は、外周部にトランスミッション側に突出する円
筒状突起4aを有しており、この突起4aはインペラー
5のインペラーシェル5aに固定されている。フロント
カバー4とインペラーシェル5aとは、内部に作動油が
充填された作動油室を形成している。
【0021】トルクコンバータ本体2は、インペラー5
と、インペラー5からの流体の流れにより駆動されるタ
ービン6と、ステータ7とから主に構成されている。イ
ンペラー5のインペラーシェル5aは、その内周端部が
インペラーハブ5cに固定されている。インペラーシェ
ル5aの内部には、複数のインペラーブレード5bが溶
接されている。インペラー5と対向する位置には、ター
ビン6が配置されている。タービン6は、タービンシェ
ル6aと、タービンシェル6aに溶接された複数のター
ビンブレード6bとにより構成されている。タービンシ
ェル6aの内周端部は、タービンハブ8のフランジ部8
aに複数のリベット9により固定されている。タービン
ハブ8は、内周側にトランスミッションの入力軸(図示
せず)と係合するスプライン孔8bを有している。
と、インペラー5からの流体の流れにより駆動されるタ
ービン6と、ステータ7とから主に構成されている。イ
ンペラー5のインペラーシェル5aは、その内周端部が
インペラーハブ5cに固定されている。インペラーシェ
ル5aの内部には、複数のインペラーブレード5bが溶
接されている。インペラー5と対向する位置には、ター
ビン6が配置されている。タービン6は、タービンシェ
ル6aと、タービンシェル6aに溶接された複数のター
ビンブレード6bとにより構成されている。タービンシ
ェル6aの内周端部は、タービンハブ8のフランジ部8
aに複数のリベット9により固定されている。タービン
ハブ8は、内周側にトランスミッションの入力軸(図示
せず)と係合するスプライン孔8bを有している。
【0022】インペラー5の内周部とタービン6の内周
部との間には、ステータ7が配置されている。ステータ
7は、タービン6からインペラー5へと戻される作動油
の方向を調整してトルク比を増大するものであり、円環
状のステータキャリア7aと、ステータキャリア7aの
外周面に設けられた複数のステータブレード7bとから
構成されている。ステータキャリア7aはワンウエイク
ラッチ機構を介してインナーレース10に連結されてい
る。インナーレース10は、トランスミッション側から
延びる固定軸(図示せず)に連結されている。
部との間には、ステータ7が配置されている。ステータ
7は、タービン6からインペラー5へと戻される作動油
の方向を調整してトルク比を増大するものであり、円環
状のステータキャリア7aと、ステータキャリア7aの
外周面に設けられた複数のステータブレード7bとから
構成されている。ステータキャリア7aはワンウエイク
ラッチ機構を介してインナーレース10に連結されてい
る。インナーレース10は、トランスミッション側から
延びる固定軸(図示せず)に連結されている。
【0023】ロックアップ装置3は、フロントカバー4
とタービン6との間に配置されている。ロックアップ装
置3は、フロントカバー4からのトルクを直接タービン
ハブ8に伝達するための装置である。このロックアップ
装置3は、円板状のピストン11と、円板状のドリブン
プレート12と、ピストン11と一体回転する第1サイ
ドプレート20および第2サイドプレート21と、プレ
ート20,21とドリブンプレート12とを円周方向に
弾性的に連結する弾性連結機構13と、プレート20,
21とドリブンプレート12との間の捩じり振動を減衰
する捩じり振動減衰装置14とから構成されている。
とタービン6との間に配置されている。ロックアップ装
置3は、フロントカバー4からのトルクを直接タービン
ハブ8に伝達するための装置である。このロックアップ
装置3は、円板状のピストン11と、円板状のドリブン
プレート12と、ピストン11と一体回転する第1サイ
ドプレート20および第2サイドプレート21と、プレ
ート20,21とドリブンプレート12とを円周方向に
弾性的に連結する弾性連結機構13と、プレート20,
21とドリブンプレート12との間の捩じり振動を減衰
する捩じり振動減衰装置14とから構成されている。
【0024】ピストン11は、半径方向内周端がタービ
ンハブ8の外周面に軸方向及び円周方向に摺動自在に支
持されている。ピストン11の外周部には、フロントカ
バー4の摩擦面4bと対向する面に円環状の摩擦部材1
5が接着されている。ピストン11は、外周側端部にト
ランスミッション側に延びる筒状の外周壁11aを有し
ている。この外周壁11aのトランスミッション側縁に
は、円周方向に等間隔で6つの軸方向に伸びる切欠き1
1bが形成されている。
ンハブ8の外周面に軸方向及び円周方向に摺動自在に支
持されている。ピストン11の外周部には、フロントカ
バー4の摩擦面4bと対向する面に円環状の摩擦部材1
5が接着されている。ピストン11は、外周側端部にト
ランスミッション側に延びる筒状の外周壁11aを有し
ている。この外周壁11aのトランスミッション側縁に
は、円周方向に等間隔で6つの軸方向に伸びる切欠き1
1bが形成されている。
【0025】ドリブンプレート12は、外周端に径方向
外方に突出する6つの突起部12aを円周方向等間隔で
有している。この突起部12aは捩じり振動減衰装置1
4(後述)に係合している。ドリブンプレート12に
は、円周方向に伸びる窓孔12bが8ヵ所に形成されて
いる。窓孔12bの内周側には、複数の円周方向長孔1
2cが形成されている。ドリブンプレート12の内周端
は、リベット9によりタービンハブ8のフランジ部8a
に固定されている。
外方に突出する6つの突起部12aを円周方向等間隔で
有している。この突起部12aは捩じり振動減衰装置1
4(後述)に係合している。ドリブンプレート12に
は、円周方向に伸びる窓孔12bが8ヵ所に形成されて
いる。窓孔12bの内周側には、複数の円周方向長孔1
2cが形成されている。ドリブンプレート12の内周端
は、リベット9によりタービンハブ8のフランジ部8a
に固定されている。
【0026】第1サイドプレート20と第2サイドプレ
ート21とは環状であり、外周部に円周方向に所定の間
隔で突起部20b,21b(図2及び図3参照)を有し
ている。この突起部20b,21bは複数のリベット2
4により互いに固定され、ピストン11の切欠き11b
に軸方向に摺動自在にかつ相対回転不能に係合してい
る。また、両サイドプレート20,21の内周端はスト
ッパーピン25によって固定されている。ストッパーピ
ン25は、ドリブンプレート12の長孔12cに挿通さ
れている。このため、サイドプレート20,21とドリ
ブンプレート12とが所定角度内で相対回転可能になっ
ている。第1サイドプレート20と第2サイドプレート
21の内周側には、切り起こし部20c,21cがそれ
ぞれ形成されている。
ート21とは環状であり、外周部に円周方向に所定の間
隔で突起部20b,21b(図2及び図3参照)を有し
ている。この突起部20b,21bは複数のリベット2
4により互いに固定され、ピストン11の切欠き11b
に軸方向に摺動自在にかつ相対回転不能に係合してい
る。また、両サイドプレート20,21の内周端はスト
ッパーピン25によって固定されている。ストッパーピ
ン25は、ドリブンプレート12の長孔12cに挿通さ
れている。このため、サイドプレート20,21とドリ
ブンプレート12とが所定角度内で相対回転可能になっ
ている。第1サイドプレート20と第2サイドプレート
21の内周側には、切り起こし部20c,21cがそれ
ぞれ形成されている。
【0027】弾性連結機構13は、8つのコイルスプリ
ング34とからなる。各コイルスプリング34は、窓孔
12b内に配置されて、切り起こし部20c,21cに
よって軸方向への移動を制限されている。コイルスプリ
ング34は、円周方向両端が窓孔12bの円周方向両端
及び切り起こし部20c,21cの円周方向両端に当接
している。これにより、コイルスプリング34は、第1
サイドプレート20及び第2サイドプレート21とドリ
ブンプレート12とが相対回転する時に、両者間で圧縮
される。第1サイドプレート20の外周部には、ピスト
ン11側に突出する溝部20aが形成されている。
ング34とからなる。各コイルスプリング34は、窓孔
12b内に配置されて、切り起こし部20c,21cに
よって軸方向への移動を制限されている。コイルスプリ
ング34は、円周方向両端が窓孔12bの円周方向両端
及び切り起こし部20c,21cの円周方向両端に当接
している。これにより、コイルスプリング34は、第1
サイドプレート20及び第2サイドプレート21とドリ
ブンプレート12とが相対回転する時に、両者間で圧縮
される。第1サイドプレート20の外周部には、ピスト
ン11側に突出する溝部20aが形成されている。
【0028】捩じり振動減衰装置14は、環状ケース2
2と、環状スライダシール機構23とから主に構成され
ている。環状ケース22は、第1サイドプレート20の
溝20aと第2サイドプレート21との間の環状の空間
に配置されている。環状ケース22は、環状に配置され
た、6個の弧状流体室26で構成されている。各弧状流
体室26は、1対の第1ケース27と第2ケース28と
から構成されている。
2と、環状スライダシール機構23とから主に構成され
ている。環状ケース22は、第1サイドプレート20の
溝20aと第2サイドプレート21との間の環状の空間
に配置されている。環状ケース22は、環状に配置され
た、6個の弧状流体室26で構成されている。各弧状流
体室26は、1対の第1ケース27と第2ケース28と
から構成されている。
【0029】第1ケース27は、図6〜図8に示すよう
に、円弧状である。第1ケース27は、第1サイドプレ
ート20の溝部20aに当接する側壁27aと、側壁2
7aの外周に設けられた外周壁27bと外周壁27bの
円周方向両側に設けられた円周方向壁27cと、側壁2
7aから軸方向に延びる内周壁27dとから構成されて
いる。円周方向壁27cは軸方向に延びる軸方向に見て
半円形の孔27eを有している。隣接する第1サイドプ
レート20の孔27eが合わさって、軸方向に見て円形
の孔を形成している。この孔内に、スタッドピン32が
貫通している。スタッドピン32の両端は、サイドプレ
ート20,21に固定されている。これにより、第1ケ
ース21すなわち複数の弧状流体室26がサイドプレー
ト20,21と一体回転するようになっている。内周壁
27dの軸方向長さは外周壁27bの軸方向長さの2分
の1以下になっている。さらに、内周壁27dと円周方
向壁27cとの径方向間には所定の隙間が確保されてい
る。この隙間は、隣接する第1ケース27の同じ隙間に
連続している。
に、円弧状である。第1ケース27は、第1サイドプレ
ート20の溝部20aに当接する側壁27aと、側壁2
7aの外周に設けられた外周壁27bと外周壁27bの
円周方向両側に設けられた円周方向壁27cと、側壁2
7aから軸方向に延びる内周壁27dとから構成されて
いる。円周方向壁27cは軸方向に延びる軸方向に見て
半円形の孔27eを有している。隣接する第1サイドプ
レート20の孔27eが合わさって、軸方向に見て円形
の孔を形成している。この孔内に、スタッドピン32が
貫通している。スタッドピン32の両端は、サイドプレ
ート20,21に固定されている。これにより、第1ケ
ース21すなわち複数の弧状流体室26がサイドプレー
ト20,21と一体回転するようになっている。内周壁
27dの軸方向長さは外周壁27bの軸方向長さの2分
の1以下になっている。さらに、内周壁27dと円周方
向壁27cとの径方向間には所定の隙間が確保されてい
る。この隙間は、隣接する第1ケース27の同じ隙間に
連続している。
【0030】一方、第2ケース28は、図9及び図10
に示すように、円弧状である。第2ケース28は、第1
ケース27の内側に嵌まり込み、弧状流体室26を形成
する。第2ケース28は、第2サイドプレート21に当
接する側壁28aと、側壁28aから軸方向に延び第1
ケース27の外周壁27bの内側に嵌まる外周壁28b
と、第1ケース27の円周方向壁27cの内側に嵌まる
円周方向壁28cと、側壁28aから軸方向に延びる内
周壁28dとを有している。内周壁28dは、外周壁2
3bの軸方向長さの2分の1以下となっている。この内
周壁28dは、第1ケース27の内周壁27dとの軸方
向間に開口部29を形成している。開口部29は、弧状
流体室26の内周側に円周方向に長く延びている。この
開口部29に半径方向内側からドリブンプレート12の
突起12aが円周方向に相対移動可能に挿入されてい
る。また、第2ケース28の内周壁28dと円周方向壁
28cとの径方向間には所定の隙間が確保されている。
に示すように、円弧状である。第2ケース28は、第1
ケース27の内側に嵌まり込み、弧状流体室26を形成
する。第2ケース28は、第2サイドプレート21に当
接する側壁28aと、側壁28aから軸方向に延び第1
ケース27の外周壁27bの内側に嵌まる外周壁28b
と、第1ケース27の円周方向壁27cの内側に嵌まる
円周方向壁28cと、側壁28aから軸方向に延びる内
周壁28dとを有している。内周壁28dは、外周壁2
3bの軸方向長さの2分の1以下となっている。この内
周壁28dは、第1ケース27の内周壁27dとの軸方
向間に開口部29を形成している。開口部29は、弧状
流体室26の内周側に円周方向に長く延びている。この
開口部29に半径方向内側からドリブンプレート12の
突起12aが円周方向に相対移動可能に挿入されてい
る。また、第2ケース28の内周壁28dと円周方向壁
28cとの径方向間には所定の隙間が確保されている。
【0031】各弧状流体室26の内部には、トルクコン
バータ本体2の作動油と同じ作動油が充填され、さらに
環状スライダシール機構23が円周方向に摺動自在に挿
入されている。環状スライダシール機構23は、6つの
スライダシール部材30が組合せられて構成されてい
る。各スライダシール部材30は、図11〜図13に詳
細に示すように、円弧状のシール部30aとその円周方
向両端に設けられたブロック30bとから構成されてい
る。シール部30aの内周側には補強用突起30cが形
成されている。ブロック30bの円周方向外側かつ径方
向内側には、深い溝30dが形成されている。また、ブ
ロック30bの径方向外方でかつ円周方向外側の角部は
面取りされた面取り部30eになっている。
バータ本体2の作動油と同じ作動油が充填され、さらに
環状スライダシール機構23が円周方向に摺動自在に挿
入されている。環状スライダシール機構23は、6つの
スライダシール部材30が組合せられて構成されてい
る。各スライダシール部材30は、図11〜図13に詳
細に示すように、円弧状のシール部30aとその円周方
向両端に設けられたブロック30bとから構成されてい
る。シール部30aの内周側には補強用突起30cが形
成されている。ブロック30bの円周方向外側かつ径方
向内側には、深い溝30dが形成されている。また、ブ
ロック30bの径方向外方でかつ円周方向外側の角部は
面取りされた面取り部30eになっている。
【0032】各スライダシール部材30のブロック30
bは隣接する弧状流体室26内に配置されている。すな
わち、図4及び図5に示すように、2つのブロック30
bが弧状流体室26の約中央で当接してスライダ部33
を形成している。各ブロック30bがそれぞれ円周方向
に当接しているめた、各スライダシール部材30は一体
になって回転する。スライダ部33は、弧状流体室26
をR1 側の分室26aとR2 側の分室26bとに区画し
ている。スライダ部33と弧状流体室26の各壁部との
間には所定の隙間が形成されており、この隙間がチョー
クとなっている。さらに、スライダ部33の溝部30d
(2つのブロック30bの溝30dが合わさって構成さ
れている)内に、半径方向内側からドリブンプレート1
2の突起部12aが挿入されている。突起部12aとス
ライダ部33の溝部の円周方向壁との間には、所定角度
の隙間が確保されている。これにより、スライダ部33
は所定角度間のみ突起部12aに相対回転可能である。
bは隣接する弧状流体室26内に配置されている。すな
わち、図4及び図5に示すように、2つのブロック30
bが弧状流体室26の約中央で当接してスライダ部33
を形成している。各ブロック30bがそれぞれ円周方向
に当接しているめた、各スライダシール部材30は一体
になって回転する。スライダ部33は、弧状流体室26
をR1 側の分室26aとR2 側の分室26bとに区画し
ている。スライダ部33と弧状流体室26の各壁部との
間には所定の隙間が形成されており、この隙間がチョー
クとなっている。さらに、スライダ部33の溝部30d
(2つのブロック30bの溝30dが合わさって構成さ
れている)内に、半径方向内側からドリブンプレート1
2の突起部12aが挿入されている。突起部12aとス
ライダ部33の溝部の円周方向壁との間には、所定角度
の隙間が確保されている。これにより、スライダ部33
は所定角度間のみ突起部12aに相対回転可能である。
【0033】シール部30aは、隣接する2つの弧状流
体室26に連続して配置されている。シール部30aが
連続しているため、弧状流体室26の境目部分で引っ掛
かりにくい。シール部30aは、第1ケース27の内周
壁27d及び第2ケース28の内周壁28dに密着して
いる。また、シール部30aは、両内周壁27d,28
dと第1ケース27の円周方向壁27cとの間で径方向
に挟まれている。
体室26に連続して配置されている。シール部30aが
連続しているため、弧状流体室26の境目部分で引っ掛
かりにくい。シール部30aは、第1ケース27の内周
壁27d及び第2ケース28の内周壁28dに密着して
いる。また、シール部30aは、両内周壁27d,28
dと第1ケース27の円周方向壁27cとの間で径方向
に挟まれている。
【0034】次に動作について説明する。エンジンが回
転すると、フロントカバー4にトルクが入力される。イ
ンペラー5はフロントカバー4と共に回転し、インペラ
ー5から流れる作動油がタービン6を回転させる。ター
ビン6からインペラー5へ戻る作動油の流れはステータ
7により調整される。そして、タービン6のトルクはタ
ービンハブ8を介してトランスミッションの入力軸(図
示せず)に伝達される。
転すると、フロントカバー4にトルクが入力される。イ
ンペラー5はフロントカバー4と共に回転し、インペラ
ー5から流れる作動油がタービン6を回転させる。ター
ビン6からインペラー5へ戻る作動油の流れはステータ
7により調整される。そして、タービン6のトルクはタ
ービンハブ8を介してトランスミッションの入力軸(図
示せず)に伝達される。
【0035】トランスミッションの入力軸が所定の回転
数に達すると、トルクコンバータ1内の作動油室の油圧
が高められるとともに、フロントカバー4とピストン1
1との間の油圧が解除され、その結果ピストン11がフ
ロントカバー4に対して押し付けられる。その結果ピス
トン11の摩擦部材15がフロントカバー4の摩擦面4
bに圧接されて、フロントカバー4のトルクはトルクコ
ンバータ本体2を介さずロックアップ装置3を介して機
械的にタービンハブ8に伝達される。すなわち、フロン
トカバー4→サイドプレート20,21に→弾性連結機
構13→ドリブンプレート12の経路でトルクが伝達さ
れる。また、サイドプレート20,21と捩じり振動減
衰装置14とはスタッドピン32によって一体回転する
ようになっているので、エンジンからのトルクは捩じり
振動減衰装置14にも伝達される。
数に達すると、トルクコンバータ1内の作動油室の油圧
が高められるとともに、フロントカバー4とピストン1
1との間の油圧が解除され、その結果ピストン11がフ
ロントカバー4に対して押し付けられる。その結果ピス
トン11の摩擦部材15がフロントカバー4の摩擦面4
bに圧接されて、フロントカバー4のトルクはトルクコ
ンバータ本体2を介さずロックアップ装置3を介して機
械的にタービンハブ8に伝達される。すなわち、フロン
トカバー4→サイドプレート20,21に→弾性連結機
構13→ドリブンプレート12の経路でトルクが伝達さ
れる。また、サイドプレート20,21と捩じり振動減
衰装置14とはスタッドピン32によって一体回転する
ようになっているので、エンジンからのトルクは捩じり
振動減衰装置14にも伝達される。
【0036】以上のロックアップ動作時に、エンジン側
のトルク変動がロックアップ装置3に捩じり振動として
伝達される。この捩じり振動伝達時には、第1及び第2
サイドプレート20,21とドリブンプレート12との
間で相対回転が発生し、捩じり振動減衰装置14が作動
する。変位角度の小さな捩じり振動が捩じり振動減衰装
置14に入力されると、スライダ部33は弧状流体室2
6と一体回転し、ドリブンプレート12に対して円周方
向に相対移動する。このときは、スライダ部33は流体
室26と一体回転するため、チョークに流体は流れな
い。したがって、大きな粘性抵抗は発生せず、変位角度
の小さな捩じり振動はコイルスプリング34の伸縮のみ
によって効果的に吸収される。
のトルク変動がロックアップ装置3に捩じり振動として
伝達される。この捩じり振動伝達時には、第1及び第2
サイドプレート20,21とドリブンプレート12との
間で相対回転が発生し、捩じり振動減衰装置14が作動
する。変位角度の小さな捩じり振動が捩じり振動減衰装
置14に入力されると、スライダ部33は弧状流体室2
6と一体回転し、ドリブンプレート12に対して円周方
向に相対移動する。このときは、スライダ部33は流体
室26と一体回転するため、チョークに流体は流れな
い。したがって、大きな粘性抵抗は発生せず、変位角度
の小さな捩じり振動はコイルスプリング34の伸縮のみ
によって効果的に吸収される。
【0037】変位角度の大きな捩じり振動が捩じり振動
減衰装置14に入力されると、スライダ部33が突起部
12aに係合し、スライダ部33が弧状流体室26に対
して円周方向に相対移動する。このとき、分室26a又
は26bの作動油は、スライダ部33とケース27,2
8と隙間(チョーク)を通って反対側の分室26a,2
6bに流れる。このとき、大きな粘性抵抗力が発生し、
変位角度の大きな捩じり振動を減衰する。
減衰装置14に入力されると、スライダ部33が突起部
12aに係合し、スライダ部33が弧状流体室26に対
して円周方向に相対移動する。このとき、分室26a又
は26bの作動油は、スライダ部33とケース27,2
8と隙間(チョーク)を通って反対側の分室26a,2
6bに流れる。このとき、大きな粘性抵抗力が発生し、
変位角度の大きな捩じり振動を減衰する。
【0038】以上の動作中に、シール部30aは、体積
の小さくなる側の分室に生じる圧力により、弧状流体室
26の内周壁27d,28dに圧接されて、その分室の
内側をシールする。この弧状流体室26では、以下の特
徴によりシール性が向上している。(a)シール部30
aは弧状流体室26の内側に配置されて内周壁27d,
28dに圧接するように配置されているため、シール部
30aは変形しにくい。(b)各弧状流体室26は、第
1ケース27と第2ケース28とから構成されているた
め、寸法精度が高い。
の小さくなる側の分室に生じる圧力により、弧状流体室
26の内周壁27d,28dに圧接されて、その分室の
内側をシールする。この弧状流体室26では、以下の特
徴によりシール性が向上している。(a)シール部30
aは弧状流体室26の内側に配置されて内周壁27d,
28dに圧接するように配置されているため、シール部
30aは変形しにくい。(b)各弧状流体室26は、第
1ケース27と第2ケース28とから構成されているた
め、寸法精度が高い。
【0039】以上に述べたように弧状流体室26の体積
の小さくなる側の分室のシール性が向上すると、チョー
クで発生する粘性抵抗が大きくなる。その結果、変位角
度の大きな捩じり振動を十分に減衰できる。捩じり振動
が伝達されたときに、体積の大きくなる分室に大きなな
圧縮力が作用する。しかし、ブロック30bに形成され
た面取り部30e同士間に溜まった作動油がその分室に
流れて、分室に速やかに作動油が充填される。そのた
め、その分室を圧縮する力が緩和される。
の小さくなる側の分室のシール性が向上すると、チョー
クで発生する粘性抵抗が大きくなる。その結果、変位角
度の大きな捩じり振動を十分に減衰できる。捩じり振動
が伝達されたときに、体積の大きくなる分室に大きなな
圧縮力が作用する。しかし、ブロック30bに形成され
た面取り部30e同士間に溜まった作動油がその分室に
流れて、分室に速やかに作動油が充填される。そのた
め、その分室を圧縮する力が緩和される。
【0040】次に組立時における利点について説明す
る。ドリブンプレート12を第1サイドプレート22及
び第1ケース27に取り付ける前に、図14に示すよう
に、各スライダシール部材30のブロック30bを合わ
せてスライダ部33を形成し、スライダ部33をドリブ
ンプレート12の突起部12aに半径方向外側から嵌め
る。このように、環状スライダシール機構23が円周方
向に一体の構造でなく、円周方向に分割されているた
め、組付け性が向上している。また、取り外しも容易で
ある。
る。ドリブンプレート12を第1サイドプレート22及
び第1ケース27に取り付ける前に、図14に示すよう
に、各スライダシール部材30のブロック30bを合わ
せてスライダ部33を形成し、スライダ部33をドリブ
ンプレート12の突起部12aに半径方向外側から嵌め
る。このように、環状スライダシール機構23が円周方
向に一体の構造でなく、円周方向に分割されているた
め、組付け性が向上している。また、取り外しも容易で
ある。
【0041】
【発明の効果】第1の発明に係る捩じり振動減衰装置で
は、シールが流体室内に配置されているため、シール部
の変形が少なくなっており、流体室のシール性が向上す
る。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり振動
を十分に減衰する。流体室が開口部を形成する壁を有し
ている場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁
に圧接するために、流体室内のシール性がさらに向上す
る。
は、シールが流体室内に配置されているため、シール部
の変形が少なくなっており、流体室のシール性が向上す
る。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり振動
を十分に減衰する。流体室が開口部を形成する壁を有し
ている場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁
に圧接するために、流体室内のシール性がさらに向上す
る。
【0042】流体室が1対のケース構成部材からなる場
合は、部品の寸法精度が向上するので流体室のシール性
がさらに向上する。第2の発明に係る捩じり振動減衰装
置では、シールが流体室内に配置されているため、シー
ル部の変形が少なくなっており、流体室のシール性が向
上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり
振動を十分に減衰する。さらに、シール部が隣接する流
体室内に連続して配置されているため、シール部に隣接
する流体室間で引っ掛かりにくい。
合は、部品の寸法精度が向上するので流体室のシール性
がさらに向上する。第2の発明に係る捩じり振動減衰装
置では、シールが流体室内に配置されているため、シー
ル部の変形が少なくなっており、流体室のシール性が向
上する。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり
振動を十分に減衰する。さらに、シール部が隣接する流
体室内に連続して配置されているため、シール部に隣接
する流体室間で引っ掛かりにくい。
【0043】流体室が開口部を形成する壁を有している
場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧接
するために、流体室内のシール性がさらに向上する。流
体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の寸
法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上す
る。スライダが円周方向に分割されたブロックからなる
場合は、環状スライダシール機構は円周方向に分割され
ていることになり、環状スライダシール機構を回転部材
に組付けたり取り外したりするのが容易になる。
場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧接
するために、流体室内のシール性がさらに向上する。流
体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の寸
法精度が向上するので流体室のシール性がさらに向上す
る。スライダが円周方向に分割されたブロックからなる
場合は、環状スライダシール機構は円周方向に分割され
ていることになり、環状スライダシール機構を回転部材
に組付けたり取り外したりするのが容易になる。
【0044】第3の発明に係るロックアップクラッチで
は、シールが流体室内に配置されているため、シールの
変形が少なくなっており、流体室のシール性が向上す
る。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり振動
を十分に減衰する。さらに、シール部は隣接する流体室
内に連続しているため、シールが隣接する流体室の間で
引っ掛かかりにくい。
は、シールが流体室内に配置されているため、シールの
変形が少なくなっており、流体室のシール性が向上す
る。その結果、大きな粘性抵抗が発生して、捩じり振動
を十分に減衰する。さらに、シール部は隣接する流体室
内に連続しているため、シールが隣接する流体室の間で
引っ掛かかりにくい。
【0045】流体室が開口部を形成する壁を有している
場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧接
するために、流体室内のシール性がさらに向上する。流
体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の寸
法精度が向上しているため、流体室のシール性がさらに
向上する。スライダが円周方向に分割されたブロックか
らなる場合は、環状スライダシール機構は円周方向に分
割されていることになり、環状スライダシール機構を回
転部材に組付けたり取り外したりするのが容易になる。
場合は、シールが流体室内から外側に向かって壁に圧接
するために、流体室内のシール性がさらに向上する。流
体室が1対のケース構成部材からなる場合は、部品の寸
法精度が向上しているため、流体室のシール性がさらに
向上する。スライダが円周方向に分割されたブロックか
らなる場合は、環状スライダシール機構は円周方向に分
割されていることになり、環状スライダシール機構を回
転部材に組付けたり取り外したりするのが容易になる。
【0046】第1係合部と第2係合部とが所定角度範囲
内で相対回転可能である場合は、捩じり振動の変位角度
が小さな場合は、変位角度の小さな捩じり振動の場合は
大きな粘性抵抗を発生させないことにより、弾性部材の
弾性のみによって効果的に減衰する。第2係合部が凹部
であり、第1係合部が突起である場合は、構造が簡単で
ありかつ両者の係合が容易である。
内で相対回転可能である場合は、捩じり振動の変位角度
が小さな場合は、変位角度の小さな捩じり振動の場合は
大きな粘性抵抗を発生させないことにより、弾性部材の
弾性のみによって効果的に減衰する。第2係合部が凹部
であり、第1係合部が突起である場合は、構造が簡単で
ありかつ両者の係合が容易である。
【0047】チョークはスライダと流体室との間に形成
されている場合は、寸法精度が向上するために、より大
きな粘性抵抗が得られる。
されている場合は、寸法精度が向上するために、より大
きな粘性抵抗が得られる。
【図1】本発明の一実施例が採用されたトルクコンバー
タの縦断面部分図。
タの縦断面部分図。
【図2】ロックアップ装置の一部切欠き平面図。
【図3】図1の部分拡大図であり、ロックアップ装置の
縦断面部分図。
縦断面部分図。
【図4】図2の部分拡大図。
【図5】環状スライダシール機構を示す斜視部分図。
【図6】第1ケースの正面図。
【図7】そのVII −VII 断面図。
【図8】図6のVIII矢視図。
【図9】第2ケースの正面図。
【図10】図9のX−X断面図。
【図11】スライダシール部材の正面図。
【図12】図11のXII 矢視図。
【図13】図11のXIII矢視図。
【図14】ドリブンプレートと環状スライダシール機構
との組付けを示す斜視部分図。
との組付けを示す斜視部分図。
【符号の説明】 1 トルクコンバータ 2 トルクコンバータ本体 3 ロックアップ装置 4 フロントカバー 14 捩じり振動減衰装置 23 環状スライダシール機構 26 弧状流体室 30a シール部 33 スライダ部
Claims (14)
- 【請求項1】入力側回転体から出力側回転体に伝達され
るトルクの捩じり振動を減衰するための捩じり振動減衰
装置であって、 前記入力側回転体および前記出力側回転体の一方に連結
され、円周方向に伸びる開口部を有する流体室と、 前記流体室内を円周方向に区画しかつ前記流体室内で円
周方向に相対移動自在であり、前記開口部に対応して前
記入力側回転体および前記出力側回転体の他方に係合す
る係合部を有するスライダと、 前記流体室内に配置されて、前記スライダと一体回転し
て前記開口部をシールするシールと、 前記スライダの前記相対移動により前記流体室内の流体
が通過するチョークと、を備えた捩じり振動減衰装置。 - 【請求項2】前記流体室は前記開口部を形成する壁を有
しており、 前記シールは、前記流体室内に圧が生じると前記流体室
内から外側に向かって前記壁に圧接して前記開口部をシ
ールする、請求項1に記載の捩じり振動減衰装置。 - 【請求項3】前記流体室は一対のケース構成部材の組み
合わせによって構成されている、請求項2に記載の捩じ
り振動減衰装置。 - 【請求項4】入力側回転体から出力側回転体に伝達され
るトルクの捩じり振動を減衰するための捩じり振動減衰
装置であって、 前記入力側回転体および前記出力側回転体の一方に連結
され、円周方向に伸びる開口部をそれぞれ有する、環状
に配置された複数の弧状流体室と、 円周方向に交互に配置されたブロック状スライダ部と弧
状シール部とから構成され、前記スライダ部は前記各流
体室内を円周方向に区画しかつ前記流体室に対して円周
方向に相対移動自在であり、さらに前記開口部に対応し
て前記入力側回転体および前記出力側回転体の他方に係
合する係合部を有しており、前記シール部は、隣接する
前記流体室内に連続して配置されて前記開口部をシール
する、環状スライダシール機構と、 前記スライダ部の前記相対移動により前記各流体室内の
流体が通過するチョークと、を備えた捩じり振動減衰装
置。 - 【請求項5】前記流体室は前記開口部を形成する壁を有
しており、 前記シールは、前記流体室内に圧が生じると前記流体室
内から外側に向かって前記壁に圧接して前記開口部をシ
ールする、請求項4に記載の捩じり振動減衰装置。 - 【請求項6】前記流体室は一対のケース構成部材の組み
合わせによって構成されている、請求項5に記載の捩じ
り振動減衰装置。 - 【請求項7】前記環状スライダシール機構の前記スライ
ダ部は円周方向に分割されたブロックからなる、請求項
4〜6のいずれかに記載の捩じり振動減衰装置。 - 【請求項8】トルクコンバータにおいて、入力側フロン
トカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、前
記フロントカバーから出力側部材にトルクを伝達するた
めのロックアップクラッチであって、 前記フロントカバーに圧接係合可能なピストン部材と、 前記出力側部材に一体回転するように連結され、複数の
第1係合部を有する回転部材と、 前記ピストン部材と前記回転部材との間に両者の相対回
転を制限するように配置された弾性部材と、 前記ピストン部材から前記回転部材に伝達されるトルク
の捩じり振動を減衰するための捩じり振動減衰装置とを
備え、 前記捩じり振動減衰装置は、 前記ピストン部材と一体回転するように連結されてお
り、円周方向に伸びる開口部をそれぞれ有し、環状に配
置された複数の弧状流体室と、 円周方向に交互に配置されたブロック状スライダ部と弧
状シール部とからなり、前記スライダ部は、前記各流体
室内を円周方向に区画しかつ前記流体室に対して円周方
向に相対移動自在であり、さらに開口部に対応して前記
第1係合部に係合する第2係合部を有しており、前記シ
ール部は、隣接する前記流体室内に連続して配置されて
前記開口部をシールする、環状スライダシール機構と、 前記スライダの前記相対移動により前記各流体室内の流
体が通過するチョークとを含む、ロックアップクラッ
チ。 - 【請求項9】前記流体室は前記開口部を形成する壁を有
しており、 前記シールは、前記流体室内に圧が生じると前記流体室
内から外側に向かって前記壁に圧接して前記開口部をシ
ールする、請求項8に記載のロックアップクラッチ。 - 【請求項10】前記流体室は一対のケース構成部材の組
み合わせによって構成されている、請求項9に記載のロ
ックアップクラッチ。 - 【請求項11】前記環状スライダシール機構の前記スラ
イダ部は円周方向に分割されたブロックからなる、請求
項8〜10のいずれかに記載のロックアップクラッチ。 - 【請求項12】前記第1係合部と前記第2係合部とは、
所定角度範囲内で相対回転可能に係合している、請求項
8〜11のいずれかに記載のロックアップクラッチ。 - 【請求項13】前記第2係合部は凹部であり、 前記第1係合部は前記各開口部から前記弧状流体室内に
相対回転自在に挿入されて前記凹部に係合する突起であ
る、請求項8〜12のいずれかに記載のロックアップク
ラッチ。 - 【請求項14】前記チョークは前記スライダと前記流体
室との間に形成されている、請求項8〜13のいずれか
に記載のロックアップクラッチ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6177190A JPH0842661A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 捩じり振動減衰装置およびロックアップクラッチ |
| US08/502,719 US5609231A (en) | 1994-07-28 | 1995-07-14 | Torsional vibration dampening apparatus and lock-up clutch mechanism for a torque converter |
| DE19527527A DE19527527C2 (de) | 1994-07-28 | 1995-07-27 | Schwingungsdämpfungsvorrichtung für die Überbrückungskupplung eines hydrodynamischen Drehmomentwandlers |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6177190A JPH0842661A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 捩じり振動減衰装置およびロックアップクラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842661A true JPH0842661A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16026755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6177190A Pending JPH0842661A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 捩じり振動減衰装置およびロックアップクラッチ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5609231A (ja) |
| JP (1) | JPH0842661A (ja) |
| DE (1) | DE19527527C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10331949A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-15 | Luk Getriebe Syst Gmbh | ハイドロダイナミック式のトルクコンバータ |
| JP2018115745A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータ |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
| US5617940A (en) * | 1994-02-08 | 1997-04-08 | Exedy Corporation | Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus |
| WO2001011267A1 (de) | 1999-08-10 | 2001-02-15 | Voith Turbo Gmbh & Co. Kg | Drehmomentwandler mit torsionsschwingungsdämpfer |
| DE102009025642B4 (de) * | 2009-06-17 | 2013-04-18 | Voith Patent Gmbh | Elastische Kupplung in Scheibenbauweise |
| JP5791772B1 (ja) * | 2014-08-29 | 2015-10-07 | 株式会社エクセディ | 流体式動力伝達装置 |
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|---|---|---|---|---|
| US4565273A (en) * | 1982-08-31 | 1986-01-21 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Damper disk having hydraulic shock absorbers |
| FR2613801B2 (fr) * | 1986-06-19 | 1991-07-12 | Valeo | Volant amortisseur, notamment pour dispositif de transmission de couple |
| FR2635844B1 (fr) * | 1988-08-30 | 1993-06-04 | Valeo | Transmission de couple a organe d'accouplement hydraulique a embrayage de verrouillage |
| JPH0645727Y2 (ja) * | 1989-08-29 | 1994-11-24 | 株式会社大金製作所 | 液体粘性ダンパー |
| DE3930715A1 (de) * | 1989-09-14 | 1991-04-04 | Voith Gmbh J M | Zweimassenschwungrad |
| JPH0645728Y2 (ja) * | 1989-12-22 | 1994-11-24 | 株式会社大金製作所 | 液体粘性ダンパー |
| US5125486A (en) * | 1990-08-31 | 1992-06-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fluid power transmission with a lock-up clutch |
| US5355747A (en) * | 1991-09-04 | 1994-10-18 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly |
| US5240457A (en) * | 1992-10-29 | 1993-08-31 | Eaton Corporation | Sealing arrangement for a torque converter vane damper |
| US5386986A (en) * | 1993-02-04 | 1995-02-07 | Gamboa; Ricardo | Baseball batting practice device |
| JP2595618Y2 (ja) * | 1993-07-16 | 1999-05-31 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータの捩じり振動減衰装置 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP6177190A patent/JPH0842661A/ja active Pending
-
1995
- 1995-07-14 US US08/502,719 patent/US5609231A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-07-27 DE DE19527527A patent/DE19527527C2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10331949A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-15 | Luk Getriebe Syst Gmbh | ハイドロダイナミック式のトルクコンバータ |
| JP2018115745A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19527527A1 (de) | 1996-02-08 |
| US5609231A (en) | 1997-03-11 |
| DE19527527C2 (de) | 1996-11-21 |
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