JPH0843448A - 光方式電磁物理量測定装置のドリフト補償方法とこれを用いた光方式電磁物理量測定装置 - Google Patents

光方式電磁物理量測定装置のドリフト補償方法とこれを用いた光方式電磁物理量測定装置

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JPH0843448A
JPH0843448A JP6178563A JP17856394A JPH0843448A JP H0843448 A JPH0843448 A JP H0843448A JP 6178563 A JP6178563 A JP 6178563A JP 17856394 A JP17856394 A JP 17856394A JP H0843448 A JPH0843448 A JP H0843448A
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wavelength
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signal
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JP6178563A
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Takashi Minemoto
尚 峯本
Nobuki Itou
伸器 伊藤
Kazuo Toda
和郎 戸田
Satoshi Ishizuka
訓 石塚
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2波長方式の各光の光路および受光器が1つ
で、直流電流でもこれの電磁物理量を正確に測定するこ
とができる簡単かつ安価なものとする。 【構成】 異なった波長λ1、λ2と、異なった周波数
f1、f2での変調光強度とを持った信号光L1、参照
光L2の双方を1つの光ファイバ120を介しセンサ部
102に導き、センサ部102ではこれの偏光子12
2、磁気/電流光学効果部材123、検光子124の各
波長依存特性によって信号光L1に所定の光強度の変調
が行われ、参照光L2はこれを行われず同一経路で透過
させ、これらを1つの光ファイバ125を介し1つの受
光器130に導き、受光器130で周波数f1、f2の
違いにより分離して取り出し比を取る信号光L1、参照
光L2に対応する各電気信号に含む光路120、125
上および受光器130に関する測定値のドリフト補償を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光方式電磁物理量測定装
置のドリフト補償方法とこれを用いた光方式電磁物理量
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光エレクトロニクス技術の進歩に
伴い、光を用いて電流/磁界、および電圧/電界を測定
することが盛んに研究されている。光方式電磁物理量測
定装置、具体的には光ファイバセンサを用いた電流、電
圧測定装置には以下のようなメリットがある。センサ部
と信号処理部は絶縁性の高い光ファイバで信号が伝達さ
れるので、高圧の電流・電圧の測定が十分な絶縁を保っ
た状態で可能となる。光信号は、雷や各種の電磁誘導ノ
イズの影響を受けない。さらに光ファイバ等の光学部品
は耐蝕性に優れている。
【0003】これらの特徴を活かして、交流用の光方式
の電磁物理量測定装置は各所で実用されつつある。例え
ば、交流用の電流・電圧測定装置では、センサ部からの
信号の交流成分の大きさと直流成分の大きさとの比を求
めることにより、光ファイバの揺れ等による光強度変動
やセンサ材料・光コネクタ部の光ロス変動等の測定誤差
の原因を取り除いて、ドリフト補償することができる
(例えば、渡辺:電気計算 pp45−52 2月号
(1991年))。しかし、直流用の電流・電圧測定装
置においては、前記交流の場合のようなドリフト補償の
ための比較対象がなく、光ファイバの揺れ等による光強
度変動やセンサ材料・光コネクタ部の光ロス変動と信号
出力の変化を区別することは困難である。
【0004】この問題を解決するための方式として、2
光出力方式や2波長方式がある(大越他共編・共著:
「光ファイバセンサ」(1986年)133頁 オーム
社)。
【0005】2光出力方式では1個の光源からセンサ部
に入射した光が、偏光子およびセンサ材料を透過した
後、検光子に入射する。検光子からは一つの偏光出力と
それに垂直な偏光をそれぞれ別々の光ファイバで取出し
信号処理する。この場合、P偏光およびS偏光のそれぞ
れの偏光成分の強度は、P0 :被測定電流(または電
圧)がゼロの場合の受光パワー、m:センサの変調度を
利用して、 PS =P0 ・(1+m) Pp =P0 ・(1−m) と表すことができる。従って、信号処理部において、 m=(PS −Pp )/(Pp +PS ) の演算をすることにより、P0 に依存しない、したがっ
てセンサ部での被測定電流による光強度の変調度に比例
した出力を得るもので、被測定電流(または電圧)が直
流であっても、これの電流(電圧)を測定することがで
きる。
【0006】また、2波長方式では2つの光源からそれ
ぞれ異なった波長λ1、λ2の各光を出射し、一旦双方
を合波して共通の光ファイバによって取り扱うが、セン
サ部の手前で波長λ1の光と波長λ2の光とを波長の違
いによって分岐させ、波長λ1の光は第1の光ファイバ
経路によってセンサ部に導いて被測定電流(または電
圧)による光強度の変調わ行われて後、第1の受光器に
入光させる一方、波長λ2の光は第2の光ファイバ経路
によってセンサ部を経ないで、したがって被測定電流
(電圧)による光強度の変調が行われずに第2の受光器
に入光させ、第1の受光器からの電気出力を第2の受光
器からの電気出力により除算することにより被測定電流
(電圧)による光強度の変調度に比例した出力を得るも
ので、被測定電流(電圧)が直流であっても、これの電
流(電圧)を測定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2光出力方式
では、P偏光の光PS とS偏光の光Pp とが、それぞれ
別の光ファイバによって異なった受光器に到達するた
め、光ファイバの揺れ、検光子での分岐比の温度変化、
受光器の温度特性のバラツキ等による光強度の攪乱が、
P偏光とS偏光とで異なる。
【0008】このP偏光の攪乱成分をF1 、S偏光の攪
乱成分をF2 とすると、上記P偏光とS偏光との各偏光
成分の強度は、 PS =P0 ・F1 ・(1+m) Pp =P0 ・F2 ・(1−m) となるが、F1≠F2でありこれを消去できない。この
ため、2光出力方式では直流電流(または電圧)につい
ての電流(電圧)の正確な測定は困難である。
【0009】また、2波長方式では2つの光源と、2個
の受光器と、2系統の光ファイバ経路を必要とするので
構成が複雑で高価につく。また2波長の光が別々の光フ
ァイバ経路を透過し、別々の受光器に導かれるため、光
ファイバの揺れ、受光器の温度特性のバラツキ等による
光強度の攪乱は2つの波長の光に対して異なる。従っ
て、2波長の光に対する各センサ出力の比を求めても、
前記光強度の攪乱の違いを消去できない。このため直流
の電流・電圧の正確な測定はやはり困難である。
【0010】本発明は、このような問題を解消すること
を課題とし、センサ部の波長依存特性により、2波長方
式の各光の光路および受光器を1つにして、直流電流
(または電圧)でもこれの電流/磁界および電圧/電界
と云った電磁物理量を正確に測定することができる簡単
かつ安価な光方式電磁物理量測定装置のドリフト補償方
法とこれを利用した光方式電磁物理量測定装置を提供す
ることを主たる目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光方式電磁物理
量測定装置のドリフト補償方法は、上記のような目的を
達成するために、異なった波長λ1、λ2を持ち、異な
った周波数f1、f2で変調された信号光および参照光
を用い、これら信号光および参照光の双方を1本の入射
側光ファイバを介して偏光子および検光子とこれらの間
の磁気/電気光学効果部材を持ったセンサ部に導き、セ
ンサ部ではこれら偏光子、検光子、および磁気/電気光
学効果部材の特性によって信号光にのみ所定の光強度の
変調が行われ、また参照光にはこれが行われずに、それ
ぞれを同一経路で透過させた後、これら信号光および参
照光を1本の出射側光ファイバを介して1つの受光器に
導くことにより、受光器で前記周波数f1、f2の違い
により分離して取り出し双方の比を取り信号光および参
照光に対応する各電気信号に含まれるセンサ部、光ファ
イバ、および受光器に関するドリフト成分を補償するこ
とを主たる特徴とする。
【0012】本発明の光方式電磁物理量測定装置は、上
記のような目的を達成するために、光入射側に配置され
た偏光子と光出射側に配置された検光子と、これらの間
に配置された磁気/電気光学効果部材とを持ったセンサ
部と、異なる波長λ1、λ2を持ち異なる周波数f1、
f2で変調された光を出す2つの光源と、これら光源か
らの波長λ1、λ2の光を前記センサ部に導く1本の入
力側光ファイバと、前記センサ部から出射される光を受
光器に導く1本の出力側光ファイバと、この受光器から
の信号を演算する信号処理部とを備え、偏光子はλ1の
光を直線偏光とするとともにλ2の光はこれの偏光状態
に関わりなく透過させる波長依存特性を持ち、磁気/電
気光学効果部材は被測定物理量である電流、磁界、電
圧、電界の変化に応じて透過光の偏光状態を変化させ、
検光子はλ1の光はこの偏光面に一致した偏光成分が透
過し、λ2の光はこれの偏光状態に関わりなく透過する
波長依存特性を持ち、波長λ1、λ2の光を同一経路で
透過させて前記1本の出力側光ファイバに入射させるよ
うにしたことを主たる特徴とする。
【0013】このような光方式電磁物理量測定装置にお
いて、偏光子は波長λ1の光の片方の偏光のみ90度光
路を折り曲げて直線偏光とし、波長λ2の光については
これの偏光方向にかかわりなく90度光路を折り曲げる
波長依存特性を持ち、磁気/電気光学効果部材は被測定
物理量の変化に応じて偏光状態を変化させ、検光子は波
長λ1の光の自身の偏光面と一致した偏光成分のみが透
過するようにし、波長λ2の光については偏光方向にか
かわりなく透過する波長依存特性を持っているのが好適
である。
【0014】あるいは、偏光子は波長λ1の片方の偏光
のみを透過するとともに、λ2の光はこれの偏光状態に
関わりなく透過させる波長依存特性をもち、磁気/電気
光学効果部材は被測定物理量の変化に応じて透過光の偏
光状態を変化させ、検光子は波長λ1の光の自身の偏光
面と一致した偏光成分のみ90度光路を折曲げ、波長λ
2の光については偏光方向にかかわりなく90度折り曲
げる波長依存特性を持っているものとするのも好適であ
る。
【0015】また、2つの光源の発光中心波長λ1、λ
2が750〜980nmであり、受光器がSi受光器で
あるのが好適である。
【0016】また、2つの光源の周波数変調波形が矩形
波、三角波または鋸波であり、これらの繰り返し周波数
がf1、f2であるのが好適である。
【0017】また、変調周波数の比f1/f2およびf
2/f1が非整数であるのが好適である。
【0018】また、2つの光源からの光の交流成分の強
度比が常に一定になるようにフィードバック制御する制
御手段を備えたものであるのが好適である。
【0019】さらに、受光器からの出力をA/D変換し
て半導体メモリ上に納められた処理方法により、演算手
段を用いてデジタル処理されるようにするのも好適であ
る。
【0020】
【作用】本発明の光方式電磁物理量(具体的には電流、
磁界、電圧、電界)測定装置のドリフト補償方法の主た
る特徴の上記構成では、異なった波長λ1、λ2を持
ち、異なった周波数f1、f2で変調された信号光およ
び参照光が用いられ、これら信号光および参照光の双方
が1本の入力側光ファイバを介して偏光子および検光子
とこれらの間の電磁/電流光学効果部材を持ったセンサ
部に導かれるが、センサ部の偏光子、および検光子に設
定した波長依存特性によって、センサ部では被測定物理
量の変化に応じて信号光にのみ所定の光強度の変調が行
われ、参照光にはこれが行われずに、同一経路で透過さ
せる。これらの信号光および参照光は1本の出射側光フ
ァイバを介して1つの受光器に導き、この1つの受光器
で受光され電気信号に変換される。信号光および参照光
に対応する電気信号をこれらの周波数f1、f2の違い
により分離して取り出して比を演算することができ、し
かもこれら比を取る各電気信号に含まれるセンサ部、光
ファイバ、および受光器に関するドリフト成分は、信号
光および参照光双方の光路および受光器が同一であるこ
とにより互いに等しく、前記比の演算によって消去され
る。従って、直流電流(電圧)の電磁物理量を正確に測
定することができる。
【0021】本発明の光方式電磁物理量測定装置の主た
る特徴の上記構成では、2つの光源から出射する異なっ
た周波数f1、f2で変調された異なった波長λ1、λ
2の光のそれぞれが、一本の入射側光ファイバによりセ
ンサ部に入射される。このとき、このセンサ部の偏光子
がλ1の光を直線偏光とするとともにλ2の光はこれの
偏光状態に関わりなく透過させる波長依存特性を持ち、
磁気/電気光学効果部材は被測定物理量(具体的には電
流、磁界、電圧、電界)の変化に応じて透過光の偏光状
態をを変化させ、検光子はλ1の光はこの偏光面に一致
した偏光成分が透過し、λ2の光はこれの偏光状態に関
わりなく透過する波長依存特性を持っている。このこと
により、波長λ1の光についてはセンサ部での被測定物
理量に対応した所定の光強度変調が行われ、波長λ2の
光についてはこれを行われず、これら波長λ1、λ2の
各光を同一経路で透過させて1本の出力側光ファイバに
入射させ、波長λ1、λ2の各光を1つの受光器に導く
ことができる。これら波長λ1、λ2の各光はそれぞれ
異なった周波数f1、f2で変調されていて、これらを
受光する前記1つの受光器の出力から、それぞれの光に
対応する電気出力を、それぞれの周波数f1、f2に対
応する電気出力として分離し取り出すことができるの
で、センサ部で被測定物理量により所定の光強度変調さ
れた波長λ1の光に対応する電気出力と、センサ部で前
記所定の光強度変調がなされない波長λ2の光に対応す
る電気出力との比を演算手段により演算することによ
り、前記被測定電流による所定の光強度変調度に対応し
た電気出力を得て、被測定物理量が直流でもこれを測定
することができる。波長λ1、λ2の各光は同一の光路
を通り1つの受光器で受光されるようにしたことによ
り、各光に対応する電気出力に含まれる光路および受光
器に起因した光の攪乱成分は共に等しく、前記比の演算
によって相殺されるので、被測定電流が直流の場合でも
前記測定を正確に達成することができる。また、光路お
よび受光器が1つでよく構造が簡単で安価なものとな
る。
【0022】なお、被測定物理量の周波数がf1、f2
に比べて小さい場合は、交流信号の測定も可能である。
このとき、f1、f2を分離するバンドパスフィルタの
バンド幅は、この交流信号の周波数よりも大きく、かつ
f1、f2よりも大きくすればよい。
【0023】偏光子が波長λ1の光の片方の偏光のみ9
0度光路を折り曲げて直線偏光とし、波長λ2の光につ
いてはこれの偏光方向にかかわりなく90度光路を折り
曲げる波長依存特性を持ち、磁気/電気光学効果部材は
被測定物理量の変化に応じて透過光の偏光状態を変化さ
せ、検光子が波長λ1の光の自身の偏光面と一致した偏
光成分のみが透過するようにし、波長λ2の光について
は偏光方向にかかわりなく90度光路を折り曲げる波長
依存特性を持っている構成では、偏光子1つで波長λ
1、λ2の光を磁気/電気光学効果部材に導入すること
ができるので、光学部品の削減とこれによる光軸ずれの
低減とを図ることができ、低コストと高精度化とが実現
する。
【0024】これに代わって、偏光子が波長λ1の片方
の偏光のみを透過するとともに、λ2の光はこれの偏光
状態に関わりなく透過させる波長依存特性をもち、磁気
/電気光学効果部材が被測定物理量の変化に応じて透過
光の偏光状態を変化させ、検光子が波長λ1の光の自身
の偏光面と一致した偏光成分のみ90度光路を折曲げ、
波長λ2の光については偏光方向にかかわりなく90度
折り曲げる波長依存特性を持っている構成としたもので
も、同様の作用を発揮することができる。
【0025】2つの光源の発光中心波長λ1、λ2が7
50〜980nmであり、受光器がSi受光器である構
成では、比較的安価なGaAs、AlGaAs系LED
を光源として必要な波長λ1、λ2の各光を得ることが
できるし、これら波長域の各光をSi受光器によって高
感度に受光することができる。
【0026】2つの光源の周波数変調波形が矩形波、三
角波または鋸波であり、これらの繰り返し周波数がf
1、f2である構成では、受光レベルのダイナミックレ
ンジを大きくとることができる。
【0027】変調周波数の比f1/f2およびf2/f
1が非整数である構成では、1つの受光器の出力を周波
数の違いによって各光に対応して分離することが高周波
の影響による混乱なく正確に達成することができる。
【0028】2つの光源の光の交流成分の強度比が常に
一定になるようにフィードバック制御する制御手段を備
えた構成では、各光源からの光の光強度の比を一定に保
ち、これが変動して前記測定精度が低下するのを防止す
ることができるし、このための2つの光源からの光のモ
ニタも1つの受光器での受光によって行い、受光器の感
度のバラツキや経時変化の影響なしに、前記光強度の比
を正確に一定に保つことができる。
【0029】受光器からの出力をA/D変換して半導体
メモリ上に納められた処理方法により、演算手段を用い
てデジタル信号処理する構成では、アナログ信号を扱う
回路部が少なくなり、回路の安定化を図ることができ
る。
【0030】
【実施例】本発明の光方式電磁物理量測定装置につき、
以下幾つかの実施例を示しながら具体的に説明する。
【0031】図2に偏光面の定義を示す。光ファイバを
透過した光は偏光面がランダムな光である。この光が偏
光子を透過すると偏光子のメッシュ状ハッチングを施し
た反射面21に平行な偏光方向を持つS偏光の光は直角
に反射され、S偏光とは直角な偏光方向を持つP偏光の
光は透過する。
【0032】図3に本発明の実施例で用いる偏光子の波
長依存特性の一例を示す。波長λ1(例えば830n
m)の光ではP偏光の光のみ透過し、S偏光の光は入射
光に対して直角方向に光軸を折り曲げられる。
【0033】一方、波長λ2(例えば940nm)の光
に対してはP偏光の光、およびS偏光の光の双方ともに
偏光子を透過する。
【0034】この偏光子は、偏光ビームスプリッタと呼
ばれる型の偏光子であり、この波長依存特性は偏光子に
用いる誘電体多層膜の設計によって自由に変更し、設定
することができる。
【0035】図1、図4、図5に本発明の第1の実施例
を示している。ここでは被測定物理量が電流(磁界)の
場合について示す。
【0036】本実施例の光方式電磁物理量測定装置は、
図1を参照して、異なった波長λ1、λ2を持ち、異な
った周波数f1、f2で変調された信号光L1および参
照光L2を用いる。これら信号光L1および参照光L2
の双方を1つの入射側光ファイバ120を介して偏光子
122および検光子124とこれらの間の磁気光学効果
部材123を持ったセンサ部102に導く。センサ部1
02ではこれの偏光子122、検光子124、および磁
気光学効果部材123の波長依存特性によって信号光L
1にのみ被測定電流による所定の光強度の変調が行わ
れ、また参照光L2はこれが行われない。これらL1、
L2の光はそれぞれ同一経路で透過させて、1つの光フ
ァイバ125を介して1つの受光器130に導かれ、受
光器130で前記周波数f1、f2の違いにより分離し
て取り出し比を取る信号光L1および参照光L2に対応
する各電気信号に含む光路120、125上および受光
器130に関するドリフト成分を等しくし、光方式電磁
物理量測定装置の出力のドリフト補償を行うドリフト補
償方法を採用している。
【0037】これにより、異なった波長λ1、λ2を持
ち、異なった周波数f1、f2で変調された信号光L1
および参照光L2の双方が1つの光ファイバ120を介
してセンサ部102に導かれるが、センサ部102の偏
光子122、電磁/電流光学効果部材123および検光
子124に設定した波長依存特性によって、信号光L1
にのみ被測定電流による所定の光強度変調が行われ、ま
た参照光L2はこれが行われずに同一経路で透過させ
る。これら光L1、L2を1本の出射側光ファイバ12
5を介して1つの受光器130に導き、この1つの受光
器130で受光されたときの電気信号から、信号光L1
および参照光L2に対応する電気信号をこれらの周波数
f1、f2の違いにより分離して取り出して比を演算す
ることができる。このとき各電気信号に含まれる光路上
および受光器に関するドリフト成分は、信号光L1およ
び参照光L2双方の光路および受光器が同一であること
により互いに等しく、前記比の演算によって消去される
ので、光方式電磁物理量測定装置の出力のドリフト補償
を十分に行い、直流電流の電磁物理量を正確に測定する
ことができる。
【0038】具体的には、図1に示すようにf1基準信
号発生器110およびf2基準信号発生器111からの
信号をもとに各LED駆動回路112、113を働かせ
て、波長λ1の信号光L1を発光する光源としてのLE
D114、および波長λ2の参照光L2を発光する光源
としてのLED115を駆動する。したがって、波長λ
1の信号光L1は周波数f1で、波長λ2の参照光L2
は周波数f2で変調される。
【0039】これら波長λ1、λ2の各光L1、L2は
ダイクロイックミラー116で合波され、光ファイバ1
20によってセンサ部102に導かれる。
【0040】センサ部102に導かれた光L1、L2は
全反射ミラー121によって直角に曲げられた後、偏光
子122を透過する。
【0041】このとき偏光子122を透過した光L1、
L2の光強度は、 P1=P10sin(1+m1 sinω1 t) P2=P20sin(1+m2 sinω2 t) ω1 =2πf1 ω2 =2πf2 P10:波長λ1のLEDの平均パワー P20:波長λ2のLEDの平均パワー m1 :波長λ1のLED光源の変調度 m2 :波長λ2のLED光源の変調度 と表すことができる。この光強度の時間変化の模式図を
図4(a)、(b)に示す。
【0042】ここでは、周波数がf1<f2の場合につ
いて示すが、f1>f2としてもよい。またf1とf2
とは十分離れており、f1とf2の比は高調波の影響を
うけないように非整数とするのがよい。
【0043】波長λ1、λ2の光L1、L2が例えば磁
気光学効果部材123および検光子124を透過した後
の光強度は、 P1S=N1 10(1+m1 sinω1 t)(1+sin
Θs) P2S=N2 20(1+m2 sinω2 t) N1 :波長λ1の光L1に対する光ファイバ振動による
光強度変動、結晶・コネクタ等の光ロス変動等 N2 :波長λ2の光L2に対する光ファイバ振動による
光強度変動、結晶・コネクタ等の光ロス変動等 ΘS :波長λ1の光の磁気光学結晶123による偏光面
の回転角(ファラデー回転角) と表すことができる。
【0044】ここで、偏光子122、磁気光学効果部材
123、検光子124の各波長依存特性を、偏光子12
2についてはλ1の光L1を直線偏光とするとともにλ
2の光L2はこれの偏光状態に関わりなく透過させる波
長依存特性を持ち、磁気光学効果部材123である磁気
光学結晶については透過光の偏光面を被測定電流(磁
界)に応じて変化させ、検光子124についてはλ1の
光L1はこの偏光面に一致した偏光成分が透過し、λ2
の光L2はこれの偏光状態に関わりなく透過する波長依
存特性を持ち、波長λ1、λ2の光L1、L2を同一経
路で透過させて前記1本の出力側光ファイバ125に全
反射ミラー126での全反射後に入射させるようにして
いる。N1 、N2 は検光子124を透過した後の、光フ
ァイバ振動による光強度変動、結晶・コネクタ等の光ロ
ス変動等も含んで表すものとする。
【0045】受光器130からの出力信号は、増幅器1
31を介してf1、f2の各バンドパスフィルタ13
2、133に入力される。図4(e)、(f)にバンド
パスフィルタ132、133を透過した後の電気信号強
度の時間変化の様子を示す。
【0046】バンドパスフィルタ132、133は直流
成分が透過せず、f1の周波数成分を持った信号および
f2の周波数成分を持った信号が透過する。このとき、
バンドパスフィルタ132、133のバンド幅は、DC
電流の変化時間に対応できる周波数であり、f1、f2
よりも小さくとればよい。このことにより、1個の受光
器130を用いて信号光と参照光による信号を分離して
取り出すことができる。
【0047】f1およびf2のバンドパスフィルタ透過
後の電気信号は、全波整流回路134、135を透過す
ることにより以下の式で表されるような片方の極性の電
気信号に変換される。
【0048】P1S=N1 101 |sinω1 t|(1
+sinΘs) P2S=N2 202 |sinω2 t| 図5(a)、(b)に全波整流経路134、135を透
過した後の電気信号強度の時間変化の様子を示す。
【0049】次に、得られた信号を平滑回路136、1
37を通すことにより実効値に比例した以下の出力 P1S=N1 101 (2/π)(1+sinΘs) P2S=N2 202 (2/π) を得ることができる。この様子を図5(c)、(d)に
示す。
【0050】最後に引き算器と割り算器138とを用い
【0051】
【数1】
【0052】の演算を行う。
【0053】ここで波長λ1およびλ2の光は、同一光
路を通るので、それぞれの波長の光強度攪乱N1 とN2
は等しい。さらに2個のLED出力の交流成分が等しい
とき、つまりP101 =P202 であるとき、最終出力
【0054】
【数2】
【0055】となる。
【0056】Θsの値が小さい範囲ではsinΘsはΘ
sとして近似することができるので、被測定電流による
磁気光学効果(ファファデー回転角)に比例した、つま
りセンサ部102の近くに配置された電線に流れる電流
(またはその電流による磁界)に比例した出力を得るこ
とができる。
【0057】以上の信号処理回路101を用い、波長8
30nmのLED(AlGaAs系)116の変調周波
数f1=80kHzと、波長940nmのLED(Ga
As系)115の変調周波数f2=270kHzを光源
として用いた。さらに磁気光学効果部材123に結晶と
してのエピタキシャル成長で作成したガーネット膜結晶
(BiGdY)3 Fe5 12(厚み40μm)を用い
た。その結果、20〜400Aの直流電流範囲で、誤差
±2%の測定精度で電流値を測定することができた。ま
た、センサ部102単体の温度特性は−20〜80℃の
温度範囲で誤差±1.5%であった。さらに被測定直流
電流200Aの条件で回路部の温度を0〜60℃まで変
化させたとき測定値の誤差は±2%以下であった。
【0058】以上のような第1の実施例のセンサ部10
2の構成を変更するのみで、電圧(電界)測定も可能で
ある。これを本発明の第2の実施例として実現したもの
につき説明すると、偏光子122と電気光学効果部材1
23の間に波長λ1用の1/4波長板を追加し、電気光
学効果部材123として磁気光学結晶の代わりに電気光
学結晶、例えばLiNbO3 を配置し、検光子124の
偏光面は偏光子122の偏光面と一致させたセンサ部1
02を用いる。他の光学部品および信号処理部101は
第1の実施例のものと同様のものを用いることにより、
直流電圧(電界)測定することが可能となる。具体的に
は、LiNbO3 結晶(大きさ5mm×5mm×7m
m)を用いて直流電圧330〜6600Vの電圧を測定
誤差±3%の精度で測定することができた。さらに被測
定電圧3300Vのとき、回路部の温度を0〜60℃ま
で変化させたとき測定値の誤差は±2%以下であった。
図6は本発明の第3の実施例を示している。センサ部
の構造は第1の実施例と同様であるので、図示および説
明は省略する。本実施例ではf1基準信号発生器610
およびf2基準信号発生器611からの信号をもとに各
LED駆動回路612、613を働かせて、波長λ1の
信号光L1を発光する光源としてのLED614、およ
び波長λ2の参照光L2を発光する光源としてのLED
615を駆動する。これら波長λ1、λ2の各光L1、
L2はダイクロイックミラー616で合波され、光ファ
イバ120によってセンサ部に導かれる。
【0059】センサ部からの波長830nmの信号光L
1と、波長940nmの参照光L2とを受光器630で
電気信号に変換し、これを増幅器631で増幅した後A
D変換器651でデジタル信号に変換する。さらに半導
体メモリ653に予め記録された処理規則に従って、C
PUやDSP等の演算装置652により実施例1と同様
の信号処理を施し、その結果を出力するものである。
【0060】本方式の信号処理部601の回路構成によ
ると、増幅器631の後は全てデジタル信号処理になる
ので、アナログ回路よりも安定性に優れるという特徴が
ある。
【0061】本方式の光方式電流測定装置により、20
〜400Aの被測定直流電流範囲で、誤差±1.5%の
測定精度で電流値を測定することができ。さらに被測定
直流電流200Aの条件で回路部の温度を0〜60℃ま
で変化させたとき測定値の誤差は±1%以下であった。
【0062】図7は本発明の第4の実施例を示してい
る。センサ部の構造は第1の実施例の場合と同様である
ので、図示および説明は省略する。本実施例では波長8
30nmの測定光用LED714と、波長940nmの
参照光用LED715とからの各光L1、L2を、受光
器717でモニタし、各LED714、715の発光強
度の交流成分が常に一定となるようにフィードバック制
御を行う。モニタ用の受光器717に光が安定して到達
するように、第1の実施例等で用いていたダイクロイッ
クミラーからハーフミラー716に変更して用いた。こ
の結果、それぞれのLED714、715の特性の違い
や経時変化の違いによる、信号光L1と参照光L2との
アンバランスがなくなり、高い精度の直流計測が可能と
なる。本構成の光方式電磁物理量測定装置により、誤差
±1.3%の測定精度で電流値を測定することができ
た。さらに被測定直流電200Aの条件で回路部の温度
差を0〜60℃まで変化させたとき測定値の誤差は±
0.5%以下であった。
【0063】なお本実施例の信号処理部701におい
て、LED717でのモニタ信号は増幅器760を介し
てf1、f2の各バンドパスフィルタ718、719に
導き、信号光L1、参照光L2に対応する出力成分ごと
に分離し、f1、f2基準周波数発生器710、711
からの対応する信号とともに、LED駆動回路712、
713に入力するようにしてある。またセンサ部を透過
した信号光L1、参照光L2を受光する受光器731か
らの出力の処理は第3の実施例の場合と同様であり、こ
れのための増幅器731、AD変換器751、演算装置
752、半導体メモリ753を有している。
【0064】図8、図9は本発明の第5の実施例を示し
ている。図8はセンサ部802の構成を示し、図9はセ
ンサ部802に用いられている偏光子822の波長特性
を示す。本発明に用いられている偏光子822の特徴は
通常の偏光子の波長特性と異なる。
【0065】つまり偏光子822は、入力側光ファイバ
820により波長λ1の信号光L1、波長λ2の参照光
L2を入射されるが、波長λ1の光に対してはP偏光の
光のみ透過し、S偏光の光は反射して90度光路を折り
曲げる。波長λ2の光に対してはP偏光の光、S偏光の
光ともに反射して90度光路を折曲げる作用を有する。
このような特性を有する偏光子822はSiO2 、Mg
2 、TiO2 等の誘電体薄膜を30層〜60層程度に
積層することにより作成することができる。
【0066】また検光子824は第1の実施例の検光子
と同様のものを用いた。磁気光学結晶823としては第
1の実施例と同様のガーネット結晶(BiGdY)3
512を用い、全反射ミラー826での全反射を介し
出射側光ファイバ825に導き、1つの受光器に導くよ
うにしてある。本発明のセンサ部は第1の実施例の構成
より、入射側の全反射ミラーを省略することができる。
信号処理部は第1の実施例と同様である。
【0067】以上のセンサ部802を用いることにより
20〜400Aの被測定直流電流範囲で、誤差±2%の
測定精度で電流値を測定することができた。
【0068】また、センサ部単体の温度特性は−20〜
80℃の温度範囲で誤差±1%であり、第1の実施例の
センサ部より良好な結果を示した。ここで用いたガーネ
ット結晶(BiGdY)3 Fe5 12の温度特性が、−
20〜80℃の温度範囲で±0.5%であることを考慮
すると、前記センサ部802の温度特性が良くなった原
因としては、センサ部802での部品点数が減ったこと
により光軸ずれ等による誤差がなくなったためであると
考えられる。さらに、光入射部の光折曲げ用ミラーをな
くすことで、第1の実施例と比較してセンサ部802を
約30%小型化することができた。
【0069】ここでは、センサ部802の光入力側と光
出力側を入れ替えて偏光子822を検光子として利用
し、検光子84を偏光子として利用しても全く同様にセ
ンサ部として機能する。
【0070】なお、上記実施例では磁気光学結晶として
ガーネット結晶(BiGdY)3 Fe5 12を、また電
気光学結晶としてはLiNbO3 を用いたが、他の磁気
光学結晶(Bi12SiO20、ZnSe等)や、電気光学
結晶(Bi4 Si3 12、Bi4 Ge3 12、LiTa
3 等)を用いることもできる。
【0071】さらに、各光源の波長としては830nm
と940nmのLEDを用いたが、他の波長のもの、望
むべきはGaAs系LEDで発光可能な750〜980
nmの波長を用いてもよい。また、各光源の変調波形と
しては、ここではSIN波形を用いたが、受光レベルの
ダイナミックレンジを大きくとれる矩形波、三角波、鋸
波等を用いてもよい。
【0072】また上記実施例では、直流の電流(電圧)
測定の結果について示したが、LEDの変調周波数f
1、f2よりも低い周波数の交流電流(電圧)測定にも
使用可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明の光ファイバセンサのドリフト補
償方法、およびこれを利用した電磁物理量測定装置によ
れば、信号光と参照光との波長および周波数の違いと、
センサ部が有する偏光子、磁気/電流光学効果部材、お
よび検光子の各波長依存特性とによって、同一の経路
と、同一の受光器とを用い、所定の光強度変調した信号
光とこれを行わない参照光とに関する受光器での電気出
力を分離して取り出しこれらの比を取れるようにすると
ともに、信号光および参照光の各電気信号に含む光路上
および受光器に関するドリフト成分が、信号光および参
照光双方の光路および受光器が同一で互いに等しいこと
により、前記比の演算によって消去し、磁気/電流光学
効果による光強度の所定の変調を直流電流にて行う場合
でも光方式電磁物理量測定装置の出力のドリフト補償を
十分に行えるようにするので、直流の電磁物理量を正確
に測定することができる。また、光路およひ受光器が1
つでよいことによって構造が簡単で小型かつ安価なもの
となり、その工業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての光方式直流電流
測定装置を示す全体構成図である。
【図2】S偏光とP偏光との偏光方向の説明図である。
【図3】図1の装置で用いた偏光ビームスプリッタの波
長依存特性を示す図である。
【図4】図1の装置の信号処理の様子を示す図である。
【図5】図1の装置で信号処理の様子を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す光方式直流電圧測
定装置の一部を示す構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す光方式直流電流測
定装置の一部を示す構成図である。
【図8】本発明の第5の実施例のセンサ部の構成を示す
図である。
【図9】図8の装置での偏光子の波長依存特性を示した
図である。
【符号の説明】
123、823 磁気光学結晶 121、126、826 全反射ミラー 122、822 偏光子 124、824 検光子 116、616 ダイクロイックミラー 120、125、820、825 光ファイバ 114、614、714 波長λ1のLED 115、615、715 波長λ2のLED 130、630、730、717 受光器 716 ハーフミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 訓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった波長λ1、λ2を持ち、異なっ
    た周波数f1、f2で変調された信号光および参照光を
    用い、これら信号光および参照光の双方を1本の入射側
    光ファイバを介して偏光子および検光子とこれらの間の
    磁気/電気光学効果部材を持ったセンサ部に導き、セン
    サ部ではこれら偏光子、検光子、および磁気/電気光学
    効果部材の特性によって信号光にのみ所定の光強度の変
    調が行われ、また参照光にはこれが行われず、それぞれ
    を同一経路で透過させた後、これら信号光および参照光
    を1本の出射側光ファイバを介して1つの受光器に導く
    ことにより、受光器で前記周波数f1、f2の違いによ
    り分離して取り出し双方の比を取り信号光および参照光
    に対応する各電気信号に含まれるセンサ部、光ファイ
    バ、および受光器に関するドリフト補償を行うことを特
    徴とする光方式電磁物理量測定装置のドリフト補償方
    法。
  2. 【請求項2】 光入射側に配置された偏光子と光出射側
    に配置された検光子と、これらの間に配置された磁気/
    電気光学効果部材とを持ったセンサ部と、異なる波長λ
    1、λ2を持ち異なる周波数f1、f2で変調された光
    を出す2つの光源と、これら光源からの波長λ1、λ2
    の光を前記センサ部に導く1本の入力側光ファイバと、
    前記センサ部から出射される光を受光器に導く1本の出
    力側光ファイバと、この受光器からの信号を演算する信
    号処理部とを備え、 偏光子はλ1の光を直線偏光とするとともにλ2の光は
    これの偏光状態に関わりなく透過させる波長依存特性を
    持ち、磁気/電気光学効果部材は被測定物理量である電
    流、磁界、電圧、電界の変化に応じて透過光の偏光状態
    を変化させ、検光子はλ1の光はこの偏光面に一致した
    偏光成分が透過し、λ2の光はこれの偏光状態に関わり
    なく透過する波長依存特性を持ち、波長λ1、λ2の光
    を同一経路で透過させて前記1本の出力側光ファイバに
    入射させるようにしたことを特徴とする光方式電磁物理
    量測定装置。
  3. 【請求項3】 偏光子は波長λ1の光の片方の偏光のみ
    90度光路を折り曲げて直線偏光とし、波長λ2の光に
    ついてはこれの偏光方向に関わりなく90度光路を折り
    曲げる波長依存特性を持ち、磁気/電気光学効果部材は
    被測定物理量に応じて透過光の偏光状態を変化させ、検
    光子は波長λ1の光の自身の偏光面と一致した偏光成分
    のみが透過するようにし、波長λ2の光については偏光
    方向にかかわりなく透過する波長依存特性を持っている
    請求項2に記載の光方式電磁物理量測定装置。
  4. 【請求項4】 偏光子は波長λ1の片方の偏光のみを透
    過するとともに、λ2の光はこれの偏光状態に関わりな
    く透過させる波長依存特性をもち、磁気/電気光学効果
    部材は被測定物理量の変化に応じて透過光の偏光状態を
    変化させ、検光子は波長λ1の光の自身の偏光面と一致
    した偏光成分のみ90度光路を折曲げ、波長λ2の光に
    ついては偏光方向にかかわりなく90度光路を折り曲げ
    る波長依存特性を持っている請求項2に記載の光方式電
    磁物理量測定装置。
  5. 【請求項5】 2つの光源の発光中心波長λ1、λ2が
    750〜980nmであり、受光器がSi受光器である
    請求項2〜4のいずれかに記載の光方式電磁物理量測定
    装置。
  6. 【請求項6】 2つの光源の周波数変調波形が矩形波、
    三角波または鋸波であり、これらの繰り返し周波数がf
    1、f2である請求項2〜5のいずれかに記載の光方式
    電磁物理量測定装置。
  7. 【請求項7】 変調周波数の比f1/f2およびf2/
    f1が非整数である請求項2〜6のいずれかに記載の光
    方式電磁物理量測定装置。
  8. 【請求項8】 2つの光源からの光の交流成分の強度比
    が常に一定になるようにフィードバック制御する制御手
    段を備えた請求項2〜7のいずれかに記載の光方式電磁
    物理量測定装置。
  9. 【請求項9】 受光器からの出力をA/D変換して半導
    体メモリ上に納められた処理方法により、演算手段を用
    いてデジタル処理される請求項2〜8のいずれかに記載
    の光方式電磁物理量測定装置。
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CN115128337A (zh) * 2022-07-12 2022-09-30 国网山东省电力公司泰安供电公司 暂态过电压监测系统的光纤接收器直流偏置温漂补偿方法
JP2023550300A (ja) * 2020-11-03 2023-12-01 インスプロリオン・センサー・システムズ・エービー 光学測定デバイス
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