JPH0843545A - 降雨予測システム - Google Patents

降雨予測システム

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JPH0843545A
JPH0843545A JP6175106A JP17510694A JPH0843545A JP H0843545 A JPH0843545 A JP H0843545A JP 6175106 A JP6175106 A JP 6175106A JP 17510694 A JP17510694 A JP 17510694A JP H0843545 A JPH0843545 A JP H0843545A
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JP
Japan
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rainfall
movement vector
prediction
movement
target area
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JP6175106A
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Inventor
Hideyuki Tadokoro
秀之 田所
Mikio Yoda
幹雄 依田
Hideaki Nagarei
英明 永▲禮▼
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00—Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10—Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

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Abstract

(57)【要約】 【目的】限られた狭い地域の降雨を予測できるシステム
を提供する。 【構成】レーダサイトからのデータをもとにして複数の
降雨移動ベクトルを算出し、予測地域に近いものを選定
して対象地域の降雨情報とする。また、中央の処理装置
でレーダ監視域内の降雨移動ベクトルを算出し、各対象
地区へ配信して各地区で外挿を行い自地区の降雨情報を
得る。 【効果】狭い地域の降雨を的確に予測できる。また、配
信局数の増加に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ雨量計、各地に
点在する地上雨量計にて観測された情報を収集し、降雨
の移動量更には移動時間を予測し、予測結果を出力,表
示する降雨予測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】下水道分野で使用している狭域雨量レー
ダ,気象庁のアメダス,河川情報システム(FRIC
S)等のように、雨量を面でキメ細かく観測するシステ
ムから得られる雨量情報に基づいて降雨量を予測する場
合には、移流モデルを使ったり或いは雨域追跡法等によ
り雨域を追跡するのが一般的である。これらの方法で
は、雨域の移動方向,移動速度を表わす「移動ベクト
ル」を算出し、移動ベクトル方向に雨域を予測時間分だ
け移動させることによって、雨域の移動を予測してい
る。また、移動方向の他に雨域の発達,減衰を考慮する
場合もある。
【0003】一方で、都市化の進んだ地域での雨水排水
設備では、大量かつ急激に下水道管渠に流入する雨水を
的確に予測し、雨水排水ポンプや貯留管渠等をタイミン
グ良く運用する必要があり、降雨予測としては、リアル
タイムで30分程度先までの予測が求められる。このた
め、降雨予測のアルゴリズムとしても、リアルタイムに
動作し、かつ、流域内に散在する雨水排水設備に最新の
予測値を配信しなければならない。
【0004】これら降雨予測システムに関する従来技術
は、特開昭63−313088号,特開平5−307080号,特開平5
−134056 号,特開昭63−128283号,特開昭63−164173
号公報等に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、レ
ーダ雨量計で計測した雨域を一つの代表点で表現してお
り、従って、移動ベクトルは一本しか存在しない。この
ため、限られた狭い予測対象地域の降雨情報を的確に知
ることができない。
【0006】本発明の目的は、限られた狭い予測対象地
域の降雨情報を的確に知ることができるようにし、該地
域の雨水排水ポンプ設備の運転支援,制御情報として活
用可能にした降雨予測システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の降雨予測システ
ムは、レーダサイトより送信された受信電力量からメッ
シュ雨量分布の降雨強度データを作成する手段と、計測
時間の異なる複数の前記降雨強度データに基づいて降雨
移動ベクトルを算出する手段と、前記降雨移動ベクトル
を外挿する手段とを備え、外挿降雨移動ベクトルにより
雨域の移動を予測するようにした降雨予測システムにお
いて、前記降雨移動ベクトル算出手段として、前記降雨
強度データのなかで周辺に較べて降雨強度が高い点の降
雨移動方向を計測時間の異なる他の前記降雨強度データ
と比較することにより求めて複数の降雨移動ベクトルを
算出する手段を備え、複数の前記降雨移動ベクトルをそ
れぞれ外挿することにより得られた複数の外挿後降雨移
動ベクトルのうち予測対象エリアとの距離が最も近いも
のを当該予測対象エリアの降雨移動ベクトルとして選定
する手段を備えたことを特徴とする。
【0008】前記降雨移動ベクトル選定手段としては、
複数の外挿後降雨移動ベクトルのうちでベクトルの終点
と予測対象エリアとの距離が最も近いものを当該予測対
象エリアの降雨移動ベクトルとして選定する手段、或い
は複数の外挿後降雨移動ベクトルに対する予測対象エリ
アからの垂線の長さが最も短いものを当該予測対象エリ
アの降雨移動ベクトルとして選定する手段を備えること
が望ましい。
【0009】前記降雨移動ベクトル算出手段としては、
メッシュ雨量分布の降雨強度データのなかで周辺に較べ
て降雨強度が高い点を計測時間の異なる複数の降雨強度
データについて比較し、該データ間の距離が最も近接し
ている点同志を結んで移動方向とし降雨移動ベクトルを
算出する手段を備えることが望ましい。
【0010】本発明の降雨予測システムはまた、レーダ
サイトよりリアルタイムで送信された信号をもとに観測
地域の雨量分布を作成して複数の降雨移動ベクトルを算
出するセンター処理装置を備え、該センター処理装置で
算出した複数の降雨移動ベクトルを通信回線網を通して
散在する雨水排水ポンプ場,下水処理場及び雨水貯留設
備等の水処理施設の監視制御装置に配信して該監視制御
装置で前記降雨移動ベクトルを外挿することにより当該
水処理施設の降雨量と降雨予測時間を求めるようにした
降雨予測システムであって、前記センター処理装置内
に、レーダサイトより送信された受信電力量を降雨強度
に変換してメッシュ雨量分布の降雨強度データを作成す
るレーダ信号処理手段と、得られた降雨強度データを格
納する雨量データ格納手段と、格納された雨量データを
参照して複数の降雨移動ベクトルを算出する手段と、得
られた降雨移動ベクトル及び前記雨量格納手段に格納さ
れた雨量データを前記水処理施設の監視制御装置に配信
する配信手段を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の降雨予測システムは更に、雨量レ
ーダ,地上雨量計等の雨量観測網からの雨量情報を逐次
受信し、ディジタル情報化して記録保持された地形図情
報とともに図形表示装置に表示出力する手段、及び受信
した雨量情報を用いて降雨量予測処理を行う処理装置を
有する項予測システムにおいて、前記降雨予測処理の過
程で降雨移動ベクトルを算出し、受信した降雨量ととも
に図形表示装置に表示する機能と、該降雨移動ベクトル
を予測時間に相当する移動量分だけ外挿し表示する機能
と、外挿した降雨移動ベクトルの終点のなかから、雨量
を予測したい対象地点からの距離が最も近いものを選択
し、他の降雨移動ベクトルと区別可能なように表示する
機能と、選択した上記外挿後降雨移動ベクトルを、その
終点が予測対象地点に一致するよう平行移動して表示す
るとともに、平行移動後のベクトルの始点の雨量情報表
示部分をマーキングする機能と、マーキングした部分に
表示されている降雨量を、予測時間後の対象地点におけ
る降雨予測値として採用し表示する機能と、を具備した
表示装置を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、オンライン,リアルタイ
ムで得られた雨量情報に基づいて降雨予測モデルにて移
動ベクトルを算出した後、当該移動ベクトルを雨量予測
値を必要とする各雨水排水設備に降雨の観測値とともに
配信し、配信先の端末にて、自設備の排水区域を通過ま
たは近傍を通る移動ベクトルを、自排水区域への移動ベ
クトルとしてとらえ、移動ベクトルの始点側の雨量観測
値を予測値とするシステムを構築することができる。
【0013】
【作用】このように移動ベクトルのみを各排水設備に配
信することによって、降雨予測モデルとしては計算量が
減るとともに、配信するデータ量を減らすことができ
る。
【0014】各排水設備では、自排水エリアの雨量予測
値を、単純な方法で求めることができるため、雨量予測
値がリアルタイムで必要となる雨水流入予測モデルや、
制御システム、運転支援系への入力情報として優れる。
また、各排水設備では、全域の移動ベクトルが配信され
ているため、これらを表示することによって、1枚の画
面で雨域の動きを人の目に直感的に提示することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図2は、下水道における降雨予測・雨水排
水支援システムの概略全体構成図である。レーダサイト
20は、山頂や高いビルの上などの遮蔽物の影響を受け
にくい所に通常1〜2台設置される。センター局25で
は、レーダサイトから公衆回線等の広域通信回線網21
を通じて、リアルタイムで送られてくる降雨情報を、中
央処理装置22にて受信,信号処理,データ処理し、こ
れらに基づき、移動ベクトルを算出する。さらに、得ら
れた降雨情報ならびに移動ベクトルは、雨量情報端末2
15に地形図情報と共に表示する他に、広域通信回線網
23を通して、散在する雨水排水ポンプ場24,下水処
理場27,雨水貯留設備26等の水処理施設へ配信す
る。配信先の各水処理施設では、監視制御システム28
にて受信した情報を、ポンプ,ゲート等の設備の制御,
運転支援情報として使用する。
【0017】図1に、本発明の全体処理フローを説明す
る。レーダサイト20では、レーダ装置11の発射した
レーダビームの雨滴による反射(エコー)の受信電力量
(Pr)を通信処理装置12にて、広域通信回線網21を
経由してセンター局25の中央処理装置(センター処理
装置)22に送信する。中央処理装置22では、通信処
理13で受信電力量(Pr)を受信し、レーダ信号処理1
4にて、降雨強度(Rr)に変換する。ここで、レーダ信
号処理は、レーダ方程式の求解処理,レーダ合成処理,
極→直交座標変換等から成る処理である。降雨強度(R
r)データは、雨量データファィル15に格納される。
雨量データファイルは、降雨強度(Rr)データの現状
値および履歴を管理している。前記雨量データファイル
を参照して、移動ベクトル算出処理16にて移動ベクト
ルを算出する。移動ベクトル算出処理は、移流モデルに
よる方法や、後述の方法等によって算出する。雨量デー
タの現状値、ならびに移動ベクトルは、配信処理17に
よって、広域通信回線網23を通して各ポンプ場,処理
場,貯留設備の監視制御システム28にリアルタイムに
配信する。前記監視制御システムでは、送られてきた雨
量データ現状値,移動ベクトルを受信処理18にて受信
し、降雨情報,降雨予測表示処理19ならびに降雨予測
処理111に渡す。降雨予測処理111では、移動ベク
トルに基づいて自設備の分担する排水区域の降雨量予測
値を求める。前記降雨量予測値は、流入予測処理11
2,降雨情報、降雨予測表示処理19に渡される。降雨
情報,降雨予測表示処理19では、自排水区域の地形図
データ110と、雨量情報現状値,移動ベクトル,降雨
量予測値を入力として、CRT,液晶ディスプレイ等の
表示手段に表示出力する。また、流入予測処理112で
は、降雨量予測値の他に、管渠やポンプ井の水位,流
量,ポンプ,ゲート等の設備運転状態等の自設備の監視
制御にて計測した各種データとともに、自設備に流入す
る雨水の量を予測する。前記予測値は、運転支援処理1
13,雨水排水、貯留量制御114にて使用する。運転
支援処理は、ガイダンスをCRT,デイスプレイ等の表
示手段に表示し、運転員の運転操作を支援することを目
的とし、雨水排水,貯留量制御処理では、流入予測値を
主に制御ループのフィードフォワード項として用い、プ
ラントを直接自動制御することを目的とする。
【0018】次に移動ベクトル算出処理16の詳細な処
理フローを図3を用いて説明する。本処理は、周期で起
動され、レーダ信号処理14にて降雨強度(Rr)デー
タに変換された雨量情報(降雨強度)を、2次曲面でフ
ィルタリングすることによって得られる特徴点の移動速
度,移動方向を追跡することによって移動ベクトルを算
出している。フィルタ値は、降雨強度のn×mメッシュ
分のサイズをフィルタサイズとして、式(1)にしたが
って算出する。
【0019】
【数1】
【0020】ここで
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】
【数5】
【0025】
【数6】
【0026】式(1)は、点(i,j)における降雨強
度の分布を、点(i,j)の近傍(i+x,j+y)に
ついて2次曲面によりフィルタリングした式である。こ
のうち、C20(i,j)は点(i,j)におけるx2
項のフィルタ係数であり、同様にC11(i,j)はx
y項のフィルタ係数、C02(i,j)はy2 項のフィ
ルタ係数、C10(i,j)はx項のフィルタ係数、C
00(i,j)は定数項となる。フィルタ係数は、点
(i,j)ごとに式(2)から式(6)式にしたがって
決定される。即ち、エルミートの正規直交系にて2次の
項まで展開した形になる。ここで、σはフィルタの強さ
を表わす定数である。
【0027】本処理は、処理31から38のステップに
て実行する。まず、処理31ではフィルタ定数を算出す
る。処理32では、レーダ処理14で得られた降雨強度
(Rr)データを雨量データファイル15より読み込む。処
理33では、処理32にて得られた雨量情報に対し、式
(1)にしたがってフィルタリングする。フィルタリン
グは、n×mメッシュ単位に降雨強度(Rr)データを
分割した各分割範囲(以下、これをフィルタ要素とよ
ぶ)毎に実行し、フィルタ要素毎に全曲率を式(7)に
したがって算出する。式(7)は、2次曲面としてフィ
ルタリングしたf(i+x,j+y)の曲面の形状を表
わす判定式である。
【0028】
【数7】
【0029】全曲率はフィルタリング後の降雨強度パタ
ーンの形状を表わすものであり、G<0のとき楕円点、
G>0のとき双曲点、G=0のとき放物点であることを
示す。処理34では、各フィルタ要素のうち、楕円点す
なわちG≦0でかつ上に凸のものについて、画像処理の
分野で用いられるラベリング処理を施す。ここでは、降
雨のあるフィルタ要素を、画像処理でいう黒の画素に対
応させて処理する。本処理で、降雨強度のパターンが、
上に凸の楕円状になっている領域を抽出したことにな
る。異なる領域に属するフィルタ要素には別のラベルが
付加される。処理34は、各フィルタ要素ごとの主曲率
を算出する。処理36では、処理34,35の結果に基
づき同一ラベルに属するフィルタ要素のうち主曲率が最
大となるもの(極大値)を選択する。ここで選択された
フィルタ要素の座標を特徴点と呼ぶ。全ラベルについて
特徴点を求めリスト化する(特徴点リストと呼ぶ)。処
理37では、前回周期で算出した特徴点リストと今回作
成した特徴点リストから特徴点ペアを求める。特徴点ペ
アとは、前回周期の特徴点リスト内の特徴点jと、今回
作成した特徴点iの間の距離が最小となるように前回周
期の特徴点jを選ぶ。本選択処理は、今回作成した全て
の特徴点について行う。最後に処理38にて、処理37
で作成した特徴点ペア(i,j)より、特徴点iからj
への移動方向,移動量を求め、これを移動ベクトルとす
る。移動ベクトルは全特徴点ペアについて求める。な
お、本実施例では2次フィルタを用いることによって、
移動ベクトルを算出したが、移動ベクトルを求める方法
としては、この他に、河川情報センターにて用いられて
いる移流モデルによる方法もある。
【0030】以上のように、移動ベクトル算出処理16
で求めた移動ベクトルは、各ポンプ場,処理場,貯留設
備監視制御システム28に配信され、降雨予測モデル1
11,降雨情報,降雨予測表示処理19にて、自排水区
域の運転支援情報、または自排水区域への降雨予測値を
求めるために使用する。
【0031】図4〜図6が、処理19での運転支援情報
としての表示例、図7が降雨予測モデル111の処理フ
ローである。図7の処理結果ならびに、途中結果を地形
図データ110とともに表示したものが、図4〜図6で
あるため、ここでは、両図を用いて説明する。
【0032】まず、処理51にて移動ベクトルを外挿
し、予測時間後までの特徴点の移動量を求める。例え
ば、移動ベクトル算出処理16における起動周期が5
分、予測時間が30分、すなわち30分後の降雨量を予
測したいとする。移動ベクトルの移動量(図4でいえば
ベクトルの長さ)は、5分間の特徴点移動量を示すた
め、30分間の移動量は、30/6=5倍に移動ベクト
ルを外挿すれば良いことになる。ここまでの途中結果を
運転支援情報として表示したものが、図5である。本実
施例では、外挿部分の移動ベクトルを点線で表現した
が、表示方法としては外挿部分の色替えをする等の方法
も可能である。
【0033】次に処理52では、予測対象エリア41か
らの距離が最小となる外挿後の移動ベクトルを選択す
る。距離最小の移動ベクトルを選択する方法として、次
のいずれかの方法を用いる。第1の方法は、外挿後移動
ベクトルの終点と予測対象エリアの距離が最小であるも
のを選択する方法、第2の方法は、予測対象エリアから
移動ベクトルに引いた垂線の長さが最小になるものを選
択する方法である。予測対象エリア41は、幅を持った
領域であるため、距離を求める時、エリア41内の特定
の地点例えば中心点等を基準として距離を算出する。
【0034】さらに、処理53では、処理52で選択し
た移動ベクトルの終点が予測対象エリアの基準点となる
ように、前記移動ベクトルを平行移動する。最後に処理
54で、平行移動後の移動ベクトル始点の、予測対象エ
リアに相当する領域(図6では領域42)における降雨
量即ち降雨強度データ(Rrデータ)を、予測対象エリ
ア42における降雨予測値として採用する。処理53,
54にて得られた結果に基づいて表示したものが、図6
である。本表示例では、降雨強度(Rr)データ表示に
重ねることによって、運転支援情報として、予測降雨量
の他に、どの雨域が近づいてきているかが容易に把握で
きるようになる。
【0035】本実施例によれば、以下に示す効果が期待
できる。
【0036】(1)降雨量(Rrデータ)の他には、移
動ベクトルのみを各ポンプ場,処理場等に配信するのみ
で、降雨予測が可能であり、伝送量を減らすことが可
能。降雨情報のリアルタイムでの配信,配信局数の増加
に対応できる。
【0037】(2)各処理場,ポンプ場では、移動ベク
トルを用いた容易なアルゴリズムで自排水区域の降雨予
測が可能であり、降雨予測のために特別な処理装置を持
たずに対応できる。また、リアルタイム性を有するた
め、自動制御系への組込みが可能。
【0038】(3)雨域の移動速度,方向が現状の降雨
量,降雨予測値とともに表示されるため、各処理場,ポ
ンプ場の運転員に対して、急激に立ち上がる雨に対して
も、対策立案のための余裕を与え、的確な運転を支援す
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、限られた狭い予測対象
地域の降雨情報を的確に予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による降雨予測システムの全体
構成図。
【図2】降雨予測・雨水排水支援システムの概略全体構
成図。
【図3】移動ベクトルの算出処理フロー図。
【図4】降雨移動ベクトルの表示例を示す図。
【図5】降雨移動ベクトルを予測した時間分だけ外挿し
た表示例を示す図。
【図6】外挿降雨移動ベクトルを平行移動した表示例を
示す図。
【図7】降雨予測処理フロー図。
【符号の説明】
12…レーダサイト通信処理装置、13…通信処理、1
4…レーダ信号処理、15…雨量データファイル、16
…移動ベクトル算出処理、17…配信処理、18…受信
処理、19…降雨情報、降雨予測表示処理、20…レー
ダサイト、22…センター処理装置、24…雨水排水ポ
ンプ場、26…雨水貯留設備、27…下水処理場、28
…監視制御システム、110…地形図データ、111…
降雨予測処理、112…流入予測処理、113…運転支
援処理、114…雨水排水,貯留量制御。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーダサイトより送信された受信電力量か
    らメッシュ雨量分布の降雨強度データを作成する手段
    と、計測時間の異なる複数の前記降雨強度データに基づ
    いて降雨移動ベクトルを算出する手段と、前記降雨移動
    ベクトルを外挿する手段とを備え、外挿降雨移動ベクト
    ルにより雨域の移動を予測するようにした降雨予測シス
    テムにおいて、 前記降雨移動ベクトル算出手段として、前記降雨強度デ
    ータのなかで周辺に較べて降雨強度が高い点の降雨移動
    方向を計測時間の異なる他の前記降雨強度データと比較
    することにより求めて複数の降雨移動ベクトルを算出す
    る手段を備え、複数の前記降雨移動ベクトルをそれぞれ
    外挿することにより得られた複数の外挿後降雨移動ベク
    トルのうち予測対象エリアとの距離が最も近いものを当
    該予測対象エリアの降雨移動ベクトルとして選定する手
    段を備えたことを特徴とする降雨予測システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記降雨移動ベクトル
    選定手段として、複数の外挿後降雨移動ベクトルのうち
    でベクトルの終点と予測対象エリアとの距離が最も近い
    ものを当該予測対象エリアの降雨移動ベクトルとして選
    定する手段を備えたことを特徴とする降雨予測システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記降雨移動ベクトル
    選定手段として、複数の外挿後降雨移動ベクトルに対す
    る予測対象エリアからの垂線の長さが最も短いものを当
    該予測対象エリアの降雨移動ベクトルとして選定する手
    段を備えたことを特徴とする降雨予測システム。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、前記予測対象エ
    リアの降雨移動ベクトルとして選定されたものを当該予
    測対象エリアまで平行移動する手段を備えたことを特徴
    とする降雨予測システム。
  5. 【請求項5】請求項2又は3において、前記予測対象エ
    リアの降雨移動ベクトルと選定されたものに対して前記
    レーダサイトから送られた最新の降雨量を当該予測対象
    エリアの降雨量とする降雨量予測手段を備えたことを特
    徴とする降雨予測システム。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
    前記降雨移動ベクトル算出手段で得られた複数の降雨移
    動ベクトル、外挿後降雨移動ベクトル及び平行移動した
    ベクトルを含む外挿後降雨移動ベクトルを予測対象エリ
    アとともに表示する手段を備えたことを特徴とする降雨
    予測システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記降雨移動ベクトル
    算出手段として、前記メッシュ雨量分布の降雨強度デー
    タのなかで周辺に較べて降雨強度が高い点を計測時間の
    異なる複数の降雨強度データについて比較し、該データ
    間の距離が最も近接している点同志を結んで移動方向と
    し降雨移動ベクトルを算出する手段を備えたことを特徴
    とする降雨予測システム。
  8. 【請求項8】レーダサイトより送信された受信電力量か
    らメッシュ雨量分布の降雨強度データを作成する手段
    と、計測時間の異なる複数の前記降雨強度データに基づ
    いて降雨移動ベクトルを算出する手段と、前記降雨移動
    ベクトルを外挿する手段とを具備する降雨予測システム
    において、 前記降雨移動ベクトル算出手段として、前記降雨強度デ
    ータの中で周辺に較べて降雨強度が高い点の移動方向を
    計測時間の異なる他の降雨強度データと比較することに
    より求めて複数の降雨移動ベクトルを算出する手段を備
    え、 複数の前記降雨移動ベクトルをそれぞれ外挿して得られ
    た複数の外挿後降雨移動ベクトルのうち予測対象エリア
    との距離が最も近いものを当該予測対象エリアの降雨移
    動ベクトルとして選定し、選定した降雨移動ベクトルが
    有する雨量と移動量とを予測対象エリアの降雨情報とし
    て提供する手段を備えたことを特徴とする降雨予測シス
    テム。
  9. 【請求項9】レーダサイトよりリアルタイムで送信され
    た信号をもとに観測地域の雨量分布を作成して複数の降
    雨移動ベクトルを算出するセンター処理装置を備え、該
    センター処理装置で算出した複数の降雨移動ベクトルを
    通信回線網を通して散在する雨水排水ポンプ場,下水処
    理場及び雨水貯留設備等の水処理施設の監視制御装置に
    配信して該監視制御装置で前記降雨移動ベクトルを外挿
    することにより当該水処理施設の降雨量と降雨予測時間
    を求めるようにした降雨予測システムであって、 前記センター処理装置内に、レーダサイトより送信され
    た受信電力量を降雨強度に変換してメッシュ雨量分布の
    降雨強度データを作成するレーダ信号処理手段と、得ら
    れた降雨強度データを格納する雨量データ格納手段と、
    格納された雨量データを参照して複数の降雨移動ベクト
    ルを算出する手段と、得られた降雨移動ベクトル及び前
    記雨量格納手段に格納された雨量データを前記水処理施
    設の監視制御装置に配信する配信手段を備えたことを特
    徴とする降雨予測システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記降雨移動ベクト
    ル算出手段として、前記メッシュ雨量分布の降雨強度デ
    ータのなかで周辺に較べて降雨強度が高い点を計測時間
    の異なる他の降雨強度データについて比較し、該データ
    間で降雨強度が高い点の距離が最も近接している点同志
    を結んで移動方向とし移動ベクトルを算出する手段を備
    えたことを特徴とする降雨予測システム。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記水処理施設の
    監視制御装置内に、前記センター処理装置から送られて
    きた複数の降雨移動ベクトルを外挿することにより当該
    水処理施設の雨量と雨域到達時間を予測する降雨予測手
    段と、得られた当該水処理施設の外挿後の降雨移動ベク
    トルと雨量データを表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とする降雨予測システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記降雨予測手段
    として、前記センター処理装置から送られてきた複数の
    降雨移動ベクトルから当該水処理施設の近傍の複数の降
    雨移動ベクトルを抽出して外挿する手段と、得られた複
    数の外挿後降雨移動ベクトルのうち予測対象エリアとの
    距離が最も近いものを当該予測対象エリアの降雨移動ベ
    クトルとして選定する手段とを備えたことを特徴とする
    降雨予測システム。
  13. 【請求項13】雨量レーダ,地上雨量計等の雨量観測網
    からの雨量情報を逐次受信し、ディジタル情報化して記
    録保持された地形図情報とともに図形表示装置に表示出
    力する手段、及び受信した雨量情報を用いて降雨量予測
    処理を行う処理装置を有する項予測システムにおいて、 前記降雨予測処理の過程で降雨移動ベクトルを算出し、
    受信した降雨量とともに図形表示装置に表示する機能
    と、 該降雨移動ベクトルを予測時間に相当する移動量分だけ
    外挿し表示する機能と、 外挿した降雨移動ベクトルの終点のなかから、雨量を予
    測したい対象地点からの距離が最も近いものを選択し、
    他の降雨移動ベクトルと区別可能なように表示する機能
    と、 選択した上記外挿後降雨移動ベクトルを、その終点が予
    測対象地点に一致するよう平行移動して表示するととも
    に、平行移動後のベクトルの始点の雨量情報表示部分を
    マーキングする機能と、 マーキングした部分に表示されている降雨量を、予測時
    間後の対象地点における降雨予測値として採用し表示す
    る機能と、を具備した表示装置を備えたことを特徴とす
    る降雨予測システム。
  14. 【請求項14】請求項10によって得られた予測対象地
    域の降雨予測情報に基づいて当該予測対象地域の水処理
    施設の監視制御装置の操作量を制御する手段を備えたこ
    とを特徴とする水処理施設運転支援装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001208862A (ja) * 2000-01-27 2001-08-03 Mitsubishi Electric Corp 分散型気象情報処理システム及び分散型気象情報処理方法
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JP2017059138A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 日本電気株式会社 データ表示システム、データ表示方法、およびデータ表示プログラム

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