JPH0844214A - 現像装置及びこれを用いた多色画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた多色画像形成装置

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JPH0844214A
JPH0844214A JP6194823A JP19482394A JPH0844214A JP H0844214 A JPH0844214 A JP H0844214A JP 6194823 A JP6194823 A JP 6194823A JP 19482394 A JP19482394 A JP 19482394A JP H0844214 A JPH0844214 A JP H0844214A
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carrier
magnetic pole
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magnetic
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JP6194823A
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Hiroo Soga
洋雄 曽我
Tsuneo Noami
恒雄 野網
Migaku Aoshima
琢 青島
Tomoshi Hirota
智志 広田
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
Shigehiko Hasenami
茂彦 長谷波
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多色画像形成時において、既に形成されたト
ナー像を乱すことなく、充分な現像性を確保でき、しか
も、長期走行において現像性低下を回避する。 【構成】 回転可能な非磁性スリーブ2内に磁石部材3
が固定設置される現像剤担持体1を有し且つ二成分現像
剤Gを用いた非接触現像装置において、上記潜像担持体
4に対向する現像剤担持体1の有効現像領域mに対して
現像剤担持体1の周方向に沿う水平磁界成分SHが作用
するように水平磁界生成磁極7を設ける一方、上記現像
剤担持体1の有効現像領域mの一部あるいは近傍には、
現像剤担持体1上の現像剤Gが一旦溜まった後に現像剤
担持体1の周方向に沿って急速摺動するという挙動促進
磁界成分SF形成用の制御磁極5を設けると共に、この
制御磁極5に対向する部位には、当該制御磁極5によっ
て挙動促進された現像剤Gが衝合する非磁性の衝突部材
6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単色あるいは多色画
像を形成する電子写真方式の複写装置あるいはプリンタ
等の画像形成装置にて用いられる現像装置に係り、特
に、現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成し、潜像担持
体上の潜像を非接触状態で現像する現像装及びこれを用
いた多色画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体上に形成された静電潜像を
現像装置にて現像し、その後、記録紙上に転写する複写
装置等において、感光体表面に現像剤を接触させて静電
潜像を顕像化する、二成分磁気ブラシを使用した現像装
置が多数提案されてきた。この装置はトナー濃度制御の
複雑化、装置の大型化という課題を有するものの画質特
性、維持性等の観点から現像装置の主流となっている。
ところが、近年では、高画質化、多色記録化に伴い、感
光体上に複数色のトナー像を同時に形成し、これらを記
録紙に一括転写するような多色画像形成プロセスも提案
されてきており、このような多色画像形成プロセスの二
段目以降の現像プロセスに対して上述した接触型二成分
磁気ブラシ現像装置を採用すると、既に形成された感光
体上のトナー像を破壊したり、他の色トナーが混在した
り、あるいは、現像装置中に他の色トナーが混入したり
するという技術的課題が既に見い出されている。
【0003】このような技術的課題を解決するために、
感光体表面に現像剤を接触させずに現像する所謂非接触
現像装置が多数提案されている。この種の非接触現像装
置としては、例えば特開昭56−144452号公報に
開示されるように、現像ロール上にトナー及び磁性キャ
リアからなる現像剤の薄層を形成し、感光体と現像剤層
とを非接触状態にして現像剤層に磁気的、電気的又は機
械的手段にて擾乱効果を与えて現像させるものが知られ
ている。この装置においては、多色画像形成時に、第一
トナー像の後段に位置する現像プロセスで、現像剤の機
械的接触による乱れのない且つ混色のない良好な画像が
可能になる。特に、特開昭60−176069号公報に
開示されるように、現像スリーブと感光体とが最近接し
ている位置を避けて磁石ロールの磁極を配置し、現像剤
層に水平磁界成分を作用させながら振動電界下で現像さ
れる装置にあっては、薄く均一な現像剤層が得られるた
め、多色画像形成時に、第一トナー像の後段に位置する
現像プロセスで、現像剤の機械的接触による乱れのない
且つ混色のない良好な画像がより確実に得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−176069号公報に開示される現像装置におい
ては、現像剤層に水平磁界成分を作用させるため薄く均
一な現像剤層が得られるものの、多色画像形成時におい
て、感光体上に既に形成されたトナー画像を乱さないよ
うにするには自身の現像性を十分に高めることができ
ず、所謂現像性低下(画像濃度低下)という技術的課題
が見い出された。
【0005】この非接触現像装置における現像性低下と
いう技術的課題に関し、特に、現像スリーブと感光体と
が最近接している位置を避けて現像磁極を配置し、現像
剤層に水平磁界成分を作用させながら現像する方式につ
いて種々の検討を実施した。その結果、現像剤層に水平
磁界成分を作用させると、磁力線に沿って現像剤粒子が
磁気的に配列し、現像スリーブ上に高密度で均一な薄層
を形成するものの、現像に寄与する現像剤は表層の僅か
1〜2層であることが判明した。この原因としては、現
像剤層が磁力線に沿って強くパッキングされた状態下に
置かれるため、現像スリーブ近傍の現像剤中のトナー粒
子が表層に移動できないためと考えられる。
【0006】また、上記現像性低下(画像濃度低下)と
いう技術的課題は長期走行においてより顕著なものにな
ることが確認された。この点に関し、特に、現像剤中の
トナー粒子について種々の分析を実施した結果、長期走
行を経た現像剤中のトナー粒子表面には、帯電制御ある
いは流動性制御のために添加されている外添剤粒子が、
トナー表面に埋没あるいは離脱していることが判明し
た。外添剤粒子の埋没あるいは離脱による画像濃度低下
の理由として、磁性キャリア表面とトナー粒子の接触面
積の増加により磁性キャリアとトナーの付着力が増加
し、経時で現像抗力画像が増したためと考えられる。
【0007】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、多色画像形成時におい
て、既に形成されたトナー像を乱すことなく、充分な現
像性を確保でき、しかも、長期走行において現像性低下
のない新規な非接触現像装置及びこれを用いた多色画像
形成装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、回転可能な非磁性スリーブ2内に磁
石部材3が固定設置される現像剤担持体1を有し、この
現像剤担持体1上にトナーT及び磁性キャリアCからな
る二成分現像剤Gを担持し、現像剤担持体1上の二成分
現像剤Gにて潜像担持体4上に形成された潜像Zを非接
触状態で現像するようにした現像装置において、上記潜
像担持体4に対向する現像剤担持体1の有効現像領域
(有効に現像が行われる領域)mに対して現像剤担持体
1の周方向に沿う水平磁界成分SHが作用するように水
平磁界生成磁極7を設ける一方、上記現像剤担持体1の
有効現像領域mの一部あるいは近傍には、現像剤担持体
1上の現像剤Gが一旦溜まった後に現像剤担持体1の周
方向に沿って急速摺動するという挙動促進磁界成分SF
形成用の制御磁極5を設けると共に、この制御磁極5に
対向する部位には、当該制御磁極5によって挙動促進さ
れた現像剤Gが衝合する非磁性の衝突部材6を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】このような技術的手段において、本願発明
は非接触現像を対象とするものであり、通常、潜像担持
体4上に形成された潜像Zを現像剤担持体1上の二成分
現像剤Gによって非接触状態で現像するものを意味する
が、本願では、少なくとも非磁性スリーブ2が静止して
いるときに潜像担持体4表面と現像剤担持体1表面との
間隙が現像剤担持体1上の現像剤層の層厚よりも広いも
のであれば、動的挙動において仮に現像剤Gの一部が潜
像担持体4表面に軽接触する態様のものを広く対象に含
むものとする。
【0010】また、上記水平磁界生成磁極7は通常極性
の異なる二つの磁極からなるが、その配置については、
上記有効現像領域mに対して現像剤担持体1の周方向に
沿う水平磁界成分SHが作用するのであれば、有効現像
領域mの上流、下流の一部に水平磁界生成磁極7を配置
するのみならず、有効現像領域mから外れた箇所に水平
磁界生成磁極7を配置するようにしてもよい。この水平
磁界生成磁極7を構成する極性の異なる二つの磁極の磁
束密度は30〜120mTの範囲にあり、二つの磁極と
現像剤担持体1の中心を結ぶ線にて形成される磁角は3
0〜100度の範囲にある。上記磁束密度及び磁角は、
現像剤担持体1及び潜像担持体4を円筒状としたときは
その曲率(外径)によって決定される。
【0011】また、上記制御磁極5としては、上述した
挙動促進磁界成分SFを形成するものであれば適宜選定
して差し支えなく、例えば図1の上側磁極パターンにお
いては、同極の反発磁極対にて制御磁極5を構成するよ
うにし、この制御磁極5の一方の磁極とこれに隣接する
逆極性の磁極とで水平磁界生成磁極7(図1の実線引き
出し部参照)を構成するようにしてもよいし、また、例
えば図1のカッコ書きで記載した下側磁極パターンにお
いては、異極性の一対の水平磁界生成磁極7(図1の点
線引き出し部参照)の中間位置に設けられる少なくとも
一組の異極性の磁極対にて制御磁極5を構成するように
してもよい。いずれにしても、有効現像領域mの現像剤
層を薄層に保つという観点からすれば、上記制御電極5
の配設箇所としては、潜像担持体4と現像剤担持体1と
の最近接位置から偏位した位置に制御電極5を配設する
ことが好ましい。
【0012】更に、上記衝突部材6としては、一旦溜ま
った現像剤Gが急速摺動する過程で衝突する非磁性のも
のであれば適宜選定して差し支えないが、現像性を損な
わないという観点からすれば、有効現像領域mの上流
(又は下流)の一部あるいはその近傍に設けることが好
ましい。
【0013】一方、現像剤Gを構成するキャリアCとし
ては単位体積当たりの磁力が小さい(20〜50μm程
度)ほうが層形成及び画像特性の観点から好ましい。更
には、キャリア粒子のうち、10μm以下の微粉粒子を
除去し、粒度分布をシャープに制御することによっても
より均一な層形成が可能となる。
【0014】また、現像性を向上させるには、潜像担持
体4表面と非磁性スリーブ2との間に交流バイアスVCB
を印加することが好ましい。
【0015】このような現像装置の有効な用途例として
は、潜像担持体4上に複数の潜像を順次形成し、形成さ
れた各潜像を対応する色系統のトナーTにて順次現像し
た後、潜像担持体4に形成された複数の色系統のトナー
像を転写媒体に一括転写するようにした多色画像形成装
置において、少なくとも二番目以降の潜像を現像する現
像装置として用いることが挙げられる。このような多色
画像形成装置としては、潜像担持体4を一回転させる間
に各色成分ごとの潜像形成、現像を順次繰り返した後、
転写媒体に一括転写するタイプであってもよいし、潜像
担持体4を複数回回転させ、各回転ごとに各色成分の潜
像形成、現像を順次繰り返した後、転写媒体に一括転写
するタイプ等適宣選定して差し支えない。
【0016】
【作用】上述したような技術的手段によれば、潜像担持
体4に対向する現像剤担持体1の有効現像領域mには、
水平磁界生成磁極7によるスリーブ2の周方向に向う水
平磁界成分SHが作用しているため、現像剤Gは有効現
像領域mにおいてスリーブ2の周方向に沿ったチェーン
を形成し、現像剤層は非接触現像に適した均一な薄層状
態となる。
【0017】また、制御電極5部分を通過する現像剤G
の挙動は以下のようである。すなわち、制御電極5部分
を通過する現像剤Gは制御電極5からの挙動促進磁界成
分SFにて一旦溜まった後に急速摺動するため、現像剤
Gの穂立ちが他の部分よりも高くなった状態で急速摺動
する。このとき、制御電極5に対向する部位の衝突部材
6の配置関係を予め調整しておけば、穂立ちの高くなっ
た現像剤Gが急速摺動する過程で、現像剤Gの先端側が
衝突部材6に衝合する。すると、現像剤G衝合時の衝撃
によって、現像剤G中のトナーTの一部がキャリアCか
ら剥離してクラウド状態になり、下流の有効現像領域m
に運ばれるため、現像に寄与するトナー量が増加し、現
像性が向上する。
【0018】更に、現像剤Gが衝突部材6に衝突した際
の衝撃力は比較的大きいため、長期走行によって外添剤
の埋没あるいは脱離によって磁性キャリア粒子表面に付
着する力が増大したトナー粒子であっても衝突部材6と
の衝突で磁性キャリアCから有効に剥離されることにな
り、長期走行においても現像に寄与するトナー量が十分
に確保される。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明に係る現像装置を用いた多色画像形成装
置の一実施例を示す。同図において、11はa方向に回
転する負帯電感光体、12,13は感光体11を帯電す
る第一、第二帯電器(実施例ではスコロトロン)、1
4,15は例えば半導体レーザ等からなる第一、第二R
OS[Raster Output Scannorの略](光書き込み装
置:分解能15.7dots/mm)、16,17は帯
電極性が同一で色の異なる第一、第二現像装置、18は
感光体11上に形成された二色のトナー画像に対し光を
照射して電位を揃える転写前処理ランプ、19は感光体
11上の二色のトナー像を記録紙20上に一括転写させ
る転写帯電器、21は転写後に感光体11から記録紙2
0を剥離する剥離帯電器、22は感光体11上の残留ト
ナーを除去するクリーナ、23は感光体11上の残留電
荷を除去する除電ランプである。
【0020】この実施例において、第一現像装置16は
接触磁気ブラシ現像法を用い、第二現像装置17はこの
発明に係る非接触磁気ブラシ現像法を用いている。第二
現像装置17の詳細を図3に示す。同図において、第二
現像装置17は、表面平均粗さが10〜50μmの回動
可能な非磁性スリーブ172内に磁石ロール173を有
する現像ロール171、非磁性スリーブ172と一定間
隙を保持して配設される非磁性部材より成る現像剤規制
部材174、後述する制御磁極(反発磁極S1’,S
2’)にて挙動促進された現像剤Gを衝突させる非磁性
の例えばステンレスからなる衝突部材177、更に、パ
ドル175、オーガ176を主要構成部品として構成さ
れる。
【0021】磁石ロール173は、図4に示すように、
有効現像領域(有効に現像が行われる領域)の上流側近
傍に配設された制御磁極としての同極の反発磁極対S
1’,S2’と、上記有効現像領域の下流側近傍に配設
されて前記同極の反発磁極対S1’,S2’との間で水
平磁界成分を形成するN2と、有効現像領域通過後の現
像剤Gをスリーブ172上から剥すためのピックオフ磁
極N3と、現像剤Gをスリーブ172に吸着させるため
のピックアップ磁極N4と、現像剤Gの薄層を形成する
ためのトリミング磁極S1と、現像剤Gの搬送がスムー
ズにいくように反発磁界を形成させないよう配設された
磁極N1,S2とからなる。
【0022】更に、図5は実施例に係る磁石ロール17
3の径方向の磁束密度分布を示す。同図において、現像
ロール171の感光体11との対向領域(現像有効領
域)には、反発磁極S2’と水平磁界成分用磁極N2と
の極間が対向しており、有効現像領域幅はmで示され
る。この磁束密度分布においては、上記水平磁界成分用
磁極N2の径方向の磁束密度がが30〜120mTで、
また、反発磁極S1’,S2’の径方向の磁束密度は2
0〜80mTである。
【0023】このような磁束密度分布の磁石ロール17
3においては、反発磁極S2’と水平磁界成分用磁極N
2との極間に位置する現像剤Gは水平磁界成分に沿って
配列されるため、図7に示すように、有効現像領域mに
位置する現像剤層は均一な薄層になっており、感光体1
1と現像ロール171との間のギャップは小さく設定さ
れる。
【0024】また、図6に示すように、現像ロール17
1の静的状態において、反発磁極S1’,S2’間には
局部的に現像剤Gが退けられる現像剤退け領域Kが存在
し、現像ロール171が回転する動的状態において、上
記反発磁極S1’S2’間(現像剤退け領域K)では、
現像剤Gがスリーブ172回転よりも速くスリーブ17
2に沿って摺動し、衝突部材177に衝合し、その衝合
部のキャリアCから多数のトナーTが剥離飛散するとい
う挙動が確認された。
【0025】このような現像剤Gの挙動の詳細を図7に
示す。尚、図7において、(a)は現像剤搬送量が少な
いときの現像剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通常の
ときの現像剤の挙動を示す。同図(a)においては、上
流側反発磁極S1’に現像剤Gが拘束されて溜まり41
ができ、下流側反発磁極S2’に急速摺動するための広
い溝42(現像剤退け領域K)を形成する。このとき下
流側反発磁極S2’には溜まりが形成されない。また、
同図(b)においては、上流側反発磁極S1’での現像
剤Gの溜まり41が(a)よりも多くなり、下流側反発
磁極S2’にも溜まり43ができる。また、上流側反発
磁極S1’の溜まり41が下流側反発磁極S2’に近づ
き、下流側反発磁極S2’にも溜まり43が発生するた
め、溝42は狭くなる。
【0026】このとき、上記上流側反発磁極S1’に溜
まった現像剤Gは溝42に沿ってスリーブ172の周速
よりも速い速度で摺動し、その急速摺動過程で衝突部材
177に衝合するため、衝突時に現像剤Gに働く衝撃力
が大きくなり、キャリアとトナーとを剥がす効果が大き
いと思料される。また、上記溜まり41,43では、現
像剤Gの穂立ちが高くなるが、有効現像領域mで現像剤
層は薄層に保たれるので、スリーブ172と感光体11
との距離は狭く保たれ、非接触現像において良好な画質
が得られる。
【0027】ここで、図8(a)(b)に示すように、
磁石ロール173にN1,S1,N2からなる現像磁極
を配設した比較例1に対し、現像剤Gの挙動を調べたと
ころ、各現像磁極部分で現像剤Gの穂立ちができるが、
実施例のような溜まり41,43や溝42は形成され
ず、現像剤量を増加させない限り、有効現像領域におけ
るトナー量を十分に確保することが困難であることが確
認された。また、現像剤量を増加させた場合には、スリ
ーブ172と感光体11との距離を広く確保しなければ
ならなくなるため、その分、非接触現像において良好な
画質を得ることが困難になることが確認された。尚、図
8において、(a)は現像剤搬送量が少ないときの現像
剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通常のときの現像剤
の挙動を示す。
【0028】また、現像剤規制部材174は磁極S1に
対向して微小間隙を維持して配設される。尚、パドル1
75はピックオフ磁極N3によりスリーブ172より剥
離された現像剤Gをオーガ176側に送り出す機能を有
する。また、オーガ176は剥離された現像剤Gの攪拌
並びにトナーホッパ(図示せず)より供給されるトナー
と現像装置内の現像剤Gとを攪拌する機能を有する。
【0029】次に、図9に従ってこの実施例に係る多色
画像形成装置の作像工程を説明する。帯電工程aにて感
光体表面を一様に帯電し(第一初期帯電電位VDDP1)、
第一露光工程bにて原稿情報に対応した第一の潜像(原
稿の画像部電位をVL1、非画像部電位VH1とする)を形
成後、第一現像工程cにて反転現像(現像バイアス電位
VB1)にて第一の潜像の画像部を現像する。次いで、再
帯電工程dにて感光体表面を一様に再帯電し(第二初期
帯電電位VDDP2,第一トナー像電位VTN1)、第二露光
工程eにて原稿の他の情報に対応した第二の潜像(原稿
の画像部電位をVL2(|VL2|<|VTN1|)、非画像
部電位VH2(|VH2|>|VTN1|とする))を形成
後、第一現像工程とは色の異なる第二現像工程f(現像
バイアス電位VB2)にて第二の潜像の画像部を反転現像
する。これらの工程を経て、感光体上には二色のトナー
画像を形成する。
【0030】上記像形成プロセスに従って以下の実験条
件にて作像した。 ●感光体 有機系感光体(負帯電型) ドラム外径84mm ●プロセス速度 160mm/s ●第一の現像剤(トナー濃度3.0%) ・二成分系(負帯電の赤色トナー) ・磁性キャリア 平均粒径100μmのフェライト系キャリア ・赤色トナー スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体90部と
赤色顔料リソールスカーレット(BASF)8部と、帯
電制御剤(E−84、オリエント化学社製)2部とを混
合し溶融混練後、平均粒径12μmに微粉砕したもの
で、磁性キャリアに対し負極性に帯電する。 ●第二の現像剤(トナー濃度8.0%) ・二成分系(負帯電の黒色トナー) ・磁性キャリア ポリメチルメタクリレート共重合体35部とマグネタイ
ト65部とを混合し溶融混練後、微粉砕した磁性粉分散
型のもので平均粒径45μm、比重2.2のもの。 ・黒色トナー スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体93部と
カーボンブラック7部とを混合し溶融混練後、平均粒径
11μmに微粉砕したもので、磁性キャリアに対し負極
性に帯電する。 ●第一の現像装置のパラメータ(接触型現像) ・DRS(感光体と現像ロールとの間隙) 0.6mm ・MSA(現像主極設定角度) +5度 ・TG(層厚規制部材とスリーブ間隙) 0.5mm ・現像スリーブ外径 20mm ・現像スリーブ回転速度 480mm/s ・現像スリーブ回転方向 With(感光体と同方向) ●第二の現像装置のパラメータ(非接触型現像) ・DRS 0.5mm ・MSA 磁極間 ・TG 0.60mm ・現像スリーブ外径 24.5mm ・現像スリーブ回転方向 With ●転写帯電器への印加電圧 AC 400Hz,Vp−
p 8.5kV DC +2.5kV
【0031】また、図9に示された潜像形成の電位条件
は、第一画像として第一初期帯電電位VDDP1を−600
V、第一非画像部電位VH1を−600V、第一画像部電
位VL1を−100V、第一現像バイアス電位VB1をDC
−400Vとし、一方、第二画像として第二非画像部電
位VH2を−600V、第二画像部電位VL2を−100
V、第二現像バイアス電位VB2をAC1,5kHz、V
p-p1.0kV、DC−500Vに設定した。
【0032】上記条件下で作像したところ、第一画像の
トナー像を乱すことなく、かつ、第二画像も1.4の反
射濃度が得られた。更に、2万枚の長期走行実験を実施
したところ、初期の第二現像濃度1.4に対し、2万枚
時点で現像濃度1.2を示し、現像濃度の低下は少なか
った。
【0033】◎実施例2 第二現像装置17において、図10に示す磁石ロール1
73を作成した。同図において、磁石ロール173は、
有効現像領域に水平磁界成分を作用させる極性の異なる
水平磁界成分用磁極対N1,S1、その中間位置(この
実施例では有効現像領域の上流近傍)に刻設された溝に
磁石178,179を埋め込むことにより形成される極
性の異なる小磁極対S1’,N1’、更に、現像有効領
域通過後の現像剤Gをスリーブ172上から剥すための
ピックアップ磁極N2、現像剤Gをスリーブ172に吸
着させるためのピックアップ磁極N3及び現像剤Gの薄
層を形成するためのトリミング磁極S2より成る。
【0034】更に、図11は実施例に係る磁石ロール1
73の径方向の磁束密度分布を示す。同図において、現
像ロール171の感光体11との対向領域(現像有効領
域m)には、水平磁界成分用磁極S1と小磁極N1’と
の極間が対向している。この磁束密度分布においては、
上記水平磁界成分用磁極N1,S1の径方向の磁束密度
が30〜120mTで、また、上記磁石178、179
は高さ4mm,幅3mmのもので、この磁石178,1
79により形成される小磁極S1’,N1’の径方向の
磁束密度は5〜40mTである。尚、同図において、磁
石ロール173の溝の深さhを変えるか、あるいは、相
互の磁石178,179の埋め込み深さを変えることに
より第二の極性の異なるS1’,N1’磁極の磁束密度
を制御することが可能である。
【0035】このような磁束密度分布の磁石ロール17
3においては、小磁極N1’と水平磁界成分用磁極S1
との極間に位置する現像剤Gは水平磁界成分に沿って配
列されるため、図12に示すように、有効現像領域mに
位置する現像剤層は均一な薄層になっており、感光体1
1と現像ロール171との間のギャップは小さく設定さ
れる。
【0036】また、図12に示すように、現像ロール1
71の静的状態において、小磁極S1’,N1’間には
局部的に現像剤Gが退けられる現像剤退け領域Kが存在
し、現像ロール171が回転する動的状態において、上
記小磁極S1’N1’間(現像剤退け領域K)では、現
像剤Gがスリーブ172回転よりも速くスリーブ172
に沿って摺動し、衝突部材177に衝合し、その衝合部
のキャリアCから多数のトナーTが剥離飛散するという
挙動が確認された。
【0037】このような現像剤Gの挙動の詳細を図13
に示す。尚、図13において、(a)は現像剤搬送量が
少ないときの現像剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通
常のときの現像剤の挙動を示す。同図(a)において
は、上流側小磁極S1’に現像剤Gが拘束されて溜まり
41ができ、下流側小磁極N1’に急速摺動するための
広い溝42(現像剤退け領域K)を形成する。また、同
図(b)においては、上流側小磁極S1’での現像剤G
の溜まり41が(a)よりも多くなる。
【0038】このとき、上記上流側小磁極S1’に溜ま
った現像剤Gは溝42に沿ってスリーブ172の周速よ
りも速い速度で摺動し、その急速摺動過程で衝突部材1
77に衝合するため、衝突時に現像剤Gに働く衝撃力が
大きくなり、キャリアとトナーとを剥がす効果が大きい
と思料される。また、上記溜まり41では、現像剤Gの
穂立ちが高くなるが、有効現像領域mで現像剤層は薄層
に保たれるので、スリーブ172と感光体11との距離
は狭く保たれ、非接触現像において良好な画質が得られ
る。
【0039】この磁石ロール173を用い、他の実施例
1と同じ条件で作像したところ、第一画像中への第二現
像トナーの混色がなく、かつ、第二画像も1.4の反射
濃度が得られた。更に、2万枚の長期走行実験を実施し
たところ、初期の第二現像濃度1.4に対し、2万枚時
点で現像濃度1.2を示し、現像濃度の低下は少なかっ
た。
【0040】ここで、実施例2の第二現像装置17の磁
石ロール173に対し磁石178,179の埋め込みの
なく、衝突部材177のないパターンの比較例2につい
て、潜像形成の電位条件は、第一画像として第一初期帯
電電位VDDP1を−700V、第一非画像部電位VH1を−
700V、第一画像部電位VL1を−200V、第一現像
バイアス電位VB1をDC−500Vとし、一方、第二画
像として第二非画像部電位VH2を−700V、第二画像
部電位VL2を−100V、第二現像バイアス電位VB2を
AC1.5kHz、VP-P1.5kV、DC−600V
に設定し、他は実施例1と同様の条件下で作像したこ
ろ、初期の第二現像濃度1.4に対し、2万枚時点で現
像濃度0.7を示し、大きく現像濃度が減少することが
確認された。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、二成分現像剤を用いた非接触現像方式において、潜
像担持体に対向する現像剤担持体の有効現像領域には水
平磁界生成磁極にて水平磁界成分を作用させ、有効現像
領域の一部若しくはその近傍には現像剤が一旦溜まった
後に急速摺動する挙動促進磁界生成用の制御磁極を設け
ると共に、この制御磁極に対向する部位に非磁性の衝突
部材を設けたので、有効現像領域の現像剤層を薄層に保
つという要請を満足させることができることは勿論、制
御磁極領域で穂立ちが高くなった現像剤が急速摺動して
衝突部材に衝合するという挙動を行わせ、その衝撃力に
てキャリアからのトナーの飛散を促進させ、現像に寄与
するトナー量を増加させることができる。このため、多
色画像形成時に、混色あるいは像乱れ等の画質欠陥が生
じない条件で充分な現像濃度を得ることができ、もっ
て、画質欠陥のない良好な多色画像を得ることができ
る。更に、この発明にあっては、現像剤を衝突部材に衝
合させることにより、長期走行によって外添剤の埋没あ
るいは脱離によって磁性キャリア粒子表面に付着する力
が増大したトナー粒子であっても磁性キャリアから確実
に剥離することが可能になるため、長期走行でも現像に
寄与するトナー量を十分に確保することができ、その
分、長期走行での現像濃度低下を有効に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る現像装置の構成を示す説明図
である。
【図2】 この発明に係る現像装置を用いた実施例1の
多色画像形成装置を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る第二現像装置の構成を示す説
明図である。
【図4】 実施例1に係る第二現像装置の磁石ロール構
成を示す説明図である。
【図5】 実施例1に係る磁石ロールの磁束密度分布を
示す説明図である。
【図6】 実施例1に係る第二現像装置における現像剤
の挙動を示す説明図である。
【図7】 実施例1に係る第二現像装置における現像剤
の挙動の詳細を示し、(a)は現像剤搬送量が少ないと
きの現像剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通常のとき
の現像剤の挙動を示す。
【図8】 比較例1に係る第二現像装置における現像剤
の挙動の詳細を示し、(a)は現像剤搬送量が少ないと
きの現像剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通常のとき
の現像剤の挙動を示す。
【図9】 実施例1の多色画像形成装置の作像プロセス
を示す説明図である。
【図10】 実施例2に係る第二現像装置の磁石ロール
構成を示す説明図である。
【図11】 実施例2に係る磁石ロールの磁束密度分布
を示す説明図である。
【図12】 実施例2に係る第二現像装置における現像
剤の挙動を示す説明図である。
【図13】 実施例2に係る第二現像装置における現像
剤の挙動の詳細を示し、(a)は現像剤搬送量が少ない
ときの現像剤の挙動、(b)は現像剤搬送量が通常のと
きの現像剤の挙動を示す。
【符号の説明】
1…現像剤担持体,2…非磁性スリーブ,3…磁石部
材,4…潜像担持体,5…制御磁極,6…衝突部材,7
…水平磁界生成磁極,G…二成分現像剤,C…磁性キャ
リア,T…トナー,Z…潜像,VCB…交流バイアス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 智志 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 渡辺 洋一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 長谷波 茂彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な非磁性スリーブ(2)内に磁
    石部材(3)が固定設置される現像剤担持体(1)を有
    し、この現像剤担持体(1)上にトナー(T)及び磁性
    キャリア(C)からなる二成分現像剤(G)を担持し、
    現像剤担持体(1)上の二成分現像剤(G)にて潜像担
    持体(4)上に形成された潜像(Z)を非接触状態で現
    像するようにした現像装置において、上記潜像担持体
    (4)に対向する現像剤担持体(1)の有効現像領域
    (m)に対して現像剤担持体(1)の周方向に沿う水平
    磁界成分(SH)が作用するように水平磁界生成磁極
    (7)を設ける一方、上記現像剤担持体(1)の有効現
    像領域(m)の一部あるいは近傍には、現像剤担持体
    (1)上の現像剤(G)が一旦溜まった後に現像剤担持
    体(1)の周方向に沿って急速摺動するという挙動促進
    磁界成分(SF)形成用の制御磁極(5)を設けると共
    に、この制御磁極(5)に対向する部位には、当該制御
    磁極(5)により挙動促進された現像剤(G)が衝合す
    る非磁性の衝突部材(6)を設けたことを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記制御
    磁極(5)は同極の反発磁極対からなり、水平磁界生成
    磁極(7)は前記制御磁極(5)の一方の磁極とこれに
    隣接する逆極性の磁極とで構成されることを特徴とする
    現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記制御
    磁極(5)は異極性の一対の水平磁界生成磁極(7)の
    中間位置に設けられる少なくとも一組の異極性の磁極対
    からなることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 潜像担持体(4)上に複数の潜像を順次
    形成し、形成された各潜像を対応する色系統のトナーに
    て順次現像した後、潜像担持体(4)上に形成された複
    数の色系統のトナー像を転写媒体に一括転写するように
    した多色画像形成装置において、少なくとも二番目以降
    の潜像を現像する現像装置として請求項1記載のものを
    用いたことを特徴とする多色画像形成装置。
JP6194823A 1994-07-27 1994-07-27 現像装置及びこれを用いた多色画像形成装置 Pending JPH0844214A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069982A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

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