JPH0845952A - バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタの製造方法

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JPH0845952A
JPH0845952A JP6193606A JP19360694A JPH0845952A JP H0845952 A JPH0845952 A JP H0845952A JP 6193606 A JP6193606 A JP 6193606A JP 19360694 A JP19360694 A JP 19360694A JP H0845952 A JPH0845952 A JP H0845952A
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insulating film
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sio
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波特性等が優れており且つ特性のばらつ
きも少ないバイポーラトランジスタを製造する。 【構成】 SiO2 膜42から成る側壁をSi3 4
37aに形成し、この側壁をマスクにしてSi3 4
37bを加工する。Si3 4 膜37をマスクにして素
子分離領域を形成し、Si3 4 膜37a、37bに対
応する領域にエミッタ及びグラフトベースを形成する。
このため、グラフトベースの面積を小さくすることがで
き、且つエミッタ形成領域におけるSi基体14が損傷
を受けず削られることも殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、グラフトベースを
有するバイポーラトランジスタの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図21は、本願の発明の第1従来例で製
造したプレーナ型と称されているNPNバイポーラトラ
ンジスタを示している。この第1従来例では、P型のS
i基板11の表面に埋め込みコレクタとしてのN+ 埋め
込み層12を選択的に形成した後、N型のSi層13を
Si基板11の全面にエピタキシャル成長させて、Si
基板11とSi層13とでSi基体14を形成する。
【0003】その後、Si基体14の表面にSiO2
15を選択的に形成して素子分離領域を形成し、コレク
タ引き出し層としてのN+ 不純物層16と、グラフトベ
ースとしてのP+ 不純物層17と、真性ベースとしての
P不純物層18とを、素子活性領域に形成する。そし
て、SiO2 膜21等の絶縁膜を全面に形成し、エミッ
タ形成領域に対応する開口22をSiO2 膜21に形成
する。
【0004】その後、N型不純物を含む多結晶Si膜2
3を形成し、開口22を介して多結晶Si膜23からS
i基体14へN型不純物を拡散させて、エミッタとして
のN+ 不純物層24を形成する。そして、N+ 不純物層
16及びP+ 不純物層17に対する開口25、26をS
iO2 膜21に形成し、エミッタ配線、ベース配線及び
コレクタ配線を金属膜27で形成する。
【0005】ところが、以上の第1従来例では、開口2
2に対して開口26を自己整合的に形成することができ
ず、これらの開口22、26同士の間にマスク合わせ余
裕が必要である。また、金属膜27同士の間に所定の間
隔を確保する必要もある。
【0006】これらのために、グラフトベースであるP
+ 不純物層17及び真性ベースであるP不純物層18の
面積を小さくすることができず、ベース・コレクタ接合
による寄生容量を小さくすることができなくて、高周波
特性の優れたバイポーラトランジスタを製造することが
できなかった。
【0007】図22〜24は、ポリシリコンベース型と
称されているNPNバイポーラトランジスタを製造する
ための本願の発明の第2従来例を示している。この第2
従来例でも、図22に示す様に、コレクタ引き出し層と
してのN+ 不純物層16を形成するまでは、図21に示
した第1従来例と実質的に同様の工程を実行する。
【0008】しかし、この第2従来例では、その後、S
iO2 膜21等の絶縁膜を全面に形成し、このSiO2
膜21のうちでベース及びエミッタの形成領域上の部分
を除去する。そして、P型不純物を含む多結晶Si膜3
1とSiO2 膜32等の絶縁膜とを順次に形成し、ドラ
イエッチングで、SiO2 膜32及び多結晶Si膜31
をベース引き出し配線の形状に加工すると同時に、エミ
ッタ形成領域に対応する開口22をSiO2 膜32及び
多結晶Si膜31に形成する。
【0009】次に、図23に示す様に、多結晶Si膜3
1からSi基体14へP型不純物を拡散させて、グラフ
トベースとしてのP+ 不純物層17を形成し、開口22
を介してSi基体14へP型不純物をイオン注入して、
真性ベースとしてのP不純物層18を形成する。その
後、SiO2 膜33等の絶縁膜を全面に堆積させ、この
SiO2 膜33の全面をエッチバックして、SiO2
33から成る側壁を開口22の内側面に形成すると共に
この側壁の内側に開口34を形成する。
【0010】次に、図24に示す様に、N型不純物を含
む多結晶Si膜23を形成し、開口34を介して多結晶
Si膜23からSi基体14へN型不純物を拡散させ
て、エミッタとしてのN+ 不純物層24を形成する。そ
して、N+ 不純物層16及び多結晶Si膜31に対する
開口25、26をSiO2 膜21、32に形成し、エミ
ッタ配線、ベース配線及びコレクタ配線を金属膜27で
形成する。
【0011】以上の第2従来例では、多結晶Si膜31
でベース引き出し配線を形成しているので、P+ 不純物
層17が開口26下にまで広がっている必要がない。ま
た、開口34を多結晶Si膜31に対して自己整合的に
形成することができるので、これらの開口34と多結晶
Si膜31との間にマスク合わせ余裕が不要である。
【0012】これらのために、グラフトベースであるP
+ 不純物層17及び真性ベースであるP不純物層18の
面積を小さくすることができ、ベース・コレクタ接合に
よる寄生容量を小さくすることができて、高周波特性の
優れたバイポーラトランジスタを製造することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図22〜2
4に示した第2従来例でも、開口22、34及びN+
純物層24をSiO2 膜15に対して自己整合的に形成
することができないので、グラフトベースであるP+
純物層17の面積を十分には小さくすることができな
い。しかも、図24からも明らかな様に、P+ 不純物層
17の全周においてこのP+ 不純物層17の側面がSi
層13と接している。このため、ベース・コレクタ接合
による寄生容量を十分には小さくすることができなく
て、高周波特性が十分に優れたバイポーラトランジスタ
を製造することが困難であった。
【0014】また、ベース及びエミッタの形成領域で
は、Si基体14上に多結晶Si膜31を直接に堆積さ
せているので、多結晶Si膜31を加工するためのドラ
イエッチングによって、図22に示した様に、エミッタ
形成領域におけるSi基体14が照射損傷35を受け
る。
【0015】更に、Si基体14と多結晶Si膜31と
ではエッチング選択比が略1であるので、多結晶Si膜
31に対するエッチングの終点を検出することができ
ず、製造工程のばらつきを考慮すると、オーバエッチン
グを多めに行う必要がある。このため、図22等に示し
た様に、エミッタ形成領域におけるSi基体14が40
〜100nm程度も削られる。
【0016】エミッタ形成領域におけるSi基体14が
照射損傷35を受けると、リーク電流が多くなり、不純
物拡散速度の変動によるP不純物層18の深さやコレク
タ長のばらつきも多くなる。しかも、開口22を形成し
てからP不純物層18を形成しているので、エミッタ形
成領域におけるSi基体14が削られると、削れ量のば
らつきによるP不純物層18の深さやコレクタ長のばら
つきも多くなる。
【0017】この結果、P不純物層18の深さがばらつ
いてこのP不純物層18とP+ 不純物層17との深さが
互いに異なることによるベース抵抗のばらつきが多く、
コレクタ長がばらつくことによるコレクタ抵抗のばらつ
きも多い。これらのために、特性が優れており且つ特性
のばらつきも少ないバイポーラトランジスタを製造する
ことも困難であった。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1のバイポーラト
ランジスタの製造方法は、半導体基体14上に第1の絶
縁膜37を形成する工程と、少なくともエミッタ形成領
域における部分を残して前記第1の絶縁膜37をその膜
厚の途中まで除去する工程と、前記第1の絶縁膜37の
うちで少なくとも前記エミッタ形成領域に残した部分の
側面に側壁42を形成する工程と、前記側壁42をマス
クにして、前記第1の絶縁膜37のうちで少なくとも前
記エミッタ形成領域に残した部分以外の部分を除去し
て、少なくとも前記エミッタ形成領域における相対的に
高い部分37aとその周囲の相対的に低い部分37bと
から成る断面が凸状の形状に前記第1の絶縁膜37を加
工する工程と、断面が凸状の前記第1の絶縁膜37をマ
スクにして、前記半導体基体14に素子分離領域15を
形成する工程と、前記素子分離領域15を形成した後
に、前記第1の絶縁膜37のうちで前記相対的に低い部
分37bを除去して前記半導体基体14を露出させる工
程と、前記相対的に低い部分37bを除去した後に、前
記相対的に高い部分37aの周囲の前記半導体基体14
上に、ベース引き出し配線31用の配線層を形成する工
程と、前記配線層から前記半導体基体14へ不純物を拡
散させてグラフトベース17を形成する工程と、前記ベ
ース引き出し配線31を覆うと共に前記相対的に高い部
分37aを露出させる第2の絶縁膜52を形成する工程
と、前記第2の絶縁膜52から露出している前記相対的
に高い部分37aを除去する工程と、前記半導体基体1
4のうちで前記相対的に高い部分37aを除去した領域
に真性ベース18及びエミッタ24を形成する工程とを
具備することを特徴としている。
【0019】請求項2のバイポーラトランジスタの製造
方法は、請求項1のバイポーラトランジスタの製造方法
において、前記素子分離領域15を形成した後に、前記
相対的に低い部分37bの一部に隣接する領域における
前記半導体基体14にトレンチ44を形成する工程と、
前記トレンチ44を第3の絶縁膜46で埋める工程とを
具備することを特徴としている。
【0020】請求項3のバイポーラトランジスタの製造
方法は、請求項1または2のバイポーラトランジスタの
製造方法において、前記半導体基体14上に第4の絶縁
膜61を形成する工程と、前記第4の絶縁膜61の少な
くとも表面部62に対してエッチング選択性を有する第
5の絶縁膜63を、前記第4の絶縁膜61上に形成する
工程と、少なくとも前記エミッタ形成領域における部分
を残して前記第5の絶縁膜63を除去する工程と、少な
くとも前記エミッタ形成領域に残した前記第5の絶縁膜
63の側面に側壁42を形成する工程と、前記側壁42
をマスクにして、少なくとも前記エミッタ形成領域に残
した前記第5の絶縁膜63下以外の前記第4の絶縁膜6
1を除去して、少なくとも前記エミッタ形成領域におけ
る前記第4及び第5の絶縁膜61、63とその周囲の前
記第4の絶縁膜61とで断面が凸状である前記第1の絶
縁膜37を形成する工程とを具備することを特徴として
いる。
【0021】
【作用】請求項1のバイポーラトランジスタの製造方法
では、第1の絶縁膜37の相対的に高い部分37aに対
して自己整合的に相対的に低い部分37bを形成し、第
1の絶縁膜37をマスクにして素子分離領域15を形成
すると共に相対的に高い部分37aに対応する領域にエ
ミッタ24を形成しているので、素子分離領域15とエ
ミッタ24とが互いに自己整合的に形成される。このた
め、第1の絶縁膜37の相対的に低い部分37bに対応
する領域に形成しているグラフトベース17の面積を小
さくすることができて、ベース・コレクタ接合による寄
生容量を小さくすることができる。
【0022】また、ベース引き出し配線31は第1の絶
縁膜37の相対的に高い部分37aの周囲に形成し、相
対的に高い部分37aをその後に除去し、この除去した
領域にエミッタ24を形成している。また、絶縁膜37
と半導体基体14とでは、エッチング選択比を大きくす
ることができる。このため、ベース引き出し配線31を
形成しても、エミッタ形成領域における半導体基体1
4、特に、半導体基体14の表面におけるエミッタ・ベ
ース接合部が損傷を受けず、エミッタ形成領域における
半導体基体14が削られることも殆どない。
【0023】請求項2のバイポーラトランジスタの製造
方法では、第3の絶縁膜46で埋められたトレンチ44
を第1の絶縁膜37の相対的に低い部分37bの一部に
隣接して形成しているので、この相対的に低い部分37
bに対応する領域に形成するグラフトベース17の側面
の一部はトレンチ44内の第3の絶縁膜46で覆われ
る。このため、ベース・コレクタ接合による寄生容量を
更に小さくすることができる。
【0024】請求項3のバイポーラトランジスタの製造
方法では、第4の絶縁膜61の少なくとも表面部62に
対して第5の絶縁膜63がエッチング選択性を有してい
るので、第4の絶縁膜61の表面部62をエッチングの
ストッパにして第5の絶縁膜63をエッチングすること
によって、断面が凸状である第1の絶縁膜37を第4及
び第5の絶縁膜61、63の積層膜で安定的に形成する
ことができる。
【0025】
【実施例】以下、NPNバイポーラトランジスタの製造
に適用した本願の発明の第1及び第2実施例を、図1〜
20を参照しながら説明する。なお、実施例のうちで図
21〜24に示した第1及び第2従来例と対応する構成
部分には、これらの従来例と同一の符号を付してある。
【0026】図1〜10が、第1実施例を示している。
この第1実施例では、図1に示す様に、P型のSi基板
11を熱酸化してその表面にSiO2 膜(図示せず)を
形成し、フォトリソグラフィ及びエッチングによってこ
のSiO2 膜に開口を選択的に形成する。そして、Si
基板11上にアンチモンガラス膜(図示せず)を堆積さ
せ、このアンチモンガラス膜からSi基板11中へSb
を拡散させて、埋め込みコレクタとしてのN+ 埋め込み
層12をSi基板11の表面に選択的に形成する。
【0027】その後、アンチモンガラス膜及びSiO2
膜の全面をエッチングしてこれらを除去し、厚さ1μm
で比抵抗1Ω・cmのN型のSi層13をSi基板11
の全面にエピタキシャル成長させて、Si基板11とS
i層13とでSi基体14を形成する。
【0028】次に、図2に示す様に、Si基体14を熱
酸化してその表面に膜厚が10nm程度のSiO2 膜3
6を形成し、膜厚が550nm程度のSi3 4 膜37
と膜厚が150nm程度のSiO2 膜41とをCVD法
でSiO2 膜36上に順次に堆積させる。その後、エミ
ッタ形成領域及びコレクタ引き出し層の中央部の形状の
フォトレジストをマスクにして、SiO2 膜41とSi
3 4 膜37のうちで450nmの膜厚分とを連続的に
エッチングする。
【0029】そして、膜厚が500nm程度のSiO2
膜42をCVD法で堆積させ、このSiO2 膜42の全
面をエッチバックして、SiO2 膜41とエッチングし
た膜厚分のSi3 4 膜37との側面に、SiO2 膜4
2から成る側壁を形成する。SiO2 膜42のエッチバ
ックに際しては、SiO2 膜41が60nm以上の膜厚
で残る様に、条件を設定する。
【0030】その後、SiO2 膜41、42をマスクに
してSi3 4 膜37をエッチングして、エミッタ形成
領域及びコレクタ引き出し層の中央部に対応する高い部
分のSi3 4 膜37aとその周囲の低い部分のSi3
4 膜37bとから成る断面が凸状の形状にSi3 4
膜37を加工する。
【0031】このとき、オーバエッチングによって、S
3 4 膜37下以外のSiO2 膜36も除去される。
なお、SiO2 膜42から成る側壁をマスクにしてSi
3 4 膜37bを形成しているので、このSi3 4
37bはSi3 4 膜37aに対して自己整合的に形成
される。
【0032】そして、SiO2 膜41、42をマスクに
して、200nm程度の深さだけSi基体14をエッチ
ングする。このエッチングは後のリセスLOCOS法の
ためであり、リセスLOCOS法を行わないのであれ
は、Si基体14をエッチングする必要はない。
【0033】次に、図3に示す様に、異方性エッチング
でSiO2 膜41、42を除去し、Si3 4 膜37を
酸化防止膜にすると共にSiO2 膜36を緩衝膜にする
LOCOS法等で、膜厚が400nm程度のSiO2
15をSi基体14の表面に選択的に形成して素子分離
領域を形成する。
【0034】次に、図4に示す様に、バイポーラトラン
ジスタ形成領域とその周囲の素子分離領域との境界に隣
接している部分のSiO2 膜15及びSi3 4 膜37
を露出させる形状にフォトレジスト43を加工し、これ
らのフォトレジスト43及びSi3 4 膜37をマスク
にして、SiO2 膜15を異方性エッチングする。
【0035】そして、フォトレジスト43を除去した
後、SiO2 膜15及びSi3 4 膜37をマスクにし
て、Si基体14を2〜3μm程度の深さに異方性エッ
チングして、トレンチ44を形成する。なお、Si3
4 膜37bはエミッタ形成領域に対応するSi3 4
37aに対して自己整合的に形成されており、トレンチ
44はSi3 4 膜37bに接して形成されるので、こ
のトレンチ44は少なくともエミッタ形成領域に対して
自己整合的に形成される。
【0036】次に、図5に示す様に、熱酸化でトレンチ
44内のSi基体14の表面にSiO2 膜45を形成し
た後、400℃の温度でBPSG膜46を堆積させ且つ
エッチバックして、このBPSG膜46でトレンチ44
を埋める。
【0037】次に、図6に示す様に、バイポーラトラン
ジスタのエミッタ及びベースの形成領域をフォトレジス
ト(図示せず)で覆い、このフォトレジストをマスクに
して、その他の領域におけるSi3 4 膜37を除去す
る。その後、今度は、バイポーラトランジスタのエミッ
タ及びベース形成領域以外の領域をフォトレジスト(図
示せず)で覆い、このフォトレジストをマスクにしてS
3 4 膜37を120nm程度の膜厚に亙ってエッチ
ングする。
【0038】そして、引き続きSiO2 膜36をエッチ
ングして、Si3 4 膜37bに対応していた領域のS
i基体14を露出させる。このとき、エミッタ形成領域
には、Si3 4 膜37aが380〜430nm程度の
膜厚で残る。この状態から、Si3 4 膜37をマスク
にして、60keVの加速エネルギ及び1×1014cm
-2のドーズ量でSi基体14へBF2 + を45°の角度
で斜め回転イオン注入して、リンクベースとしてのP不
純物層47を形成する。
【0039】その後、フォトレジスト(図示せず)をマ
スクにして、50keVの加速エネルギ及び5×1015
cm-2のドーズ量と360keVの加速エネルギ及び1
×1014cm-2のドーズ量との2段階でPhos+ をイ
オン注入して、コレクタ引き出し層としてのN+ 不純物
層16を形成する。
【0040】そして、別のフォトレジスト(図示せず)
をマスクにして、360keVの加速エネルギ及び3×
1013cm-2のドーズ量でSi基体14へB+ をイオン
注入して、NMOSトランジスタ用のチャネルストッパ
としてのP不純物層51を形成する。従って、Si基体
14にNMOSトランジスタを形成しなければ、このP
不純物層51を形成する必要はない。
【0041】次に、図7に示す様に、膜厚が250nm
程度の多結晶Si膜31を全面に堆積させ、50keV
の加速エネルギ及び5×1015cm-2のドーズ量で多結
晶Si膜31へBF2 + をイオン注入した後、850℃
の温度の熱処理を行う。この結果、多結晶Si膜31へ
イオン注入したBが活性化すると共に、多結晶Si膜3
1からSi基体14へBが拡散してグラフトベースとし
てのP+ 不純物層17が形成される。
【0042】その後、フォトレジスト(図示せず)を全
面に塗布し、このフォトレジストと多結晶Si膜31と
をエッチング選択比が1に近い条件でエッチバックす
る。このエッチバックは、Si3 4 膜37が露出して
から更に80nmの膜厚に亙って行う。そして、別のフ
ォトレジスト(図示せず)をマスクにしたエッチング
で、多結晶Si膜31をベース引き出し配線の形状に加
工する。
【0043】次に、図8に示す様に、膜厚が400nm
程度のSiO2 膜52をCVD法で全面に堆積させ、こ
のSiO2 膜52上の全面にフォトレジスト(図示せ
ず)を塗布する。そして、これらのフォトレジストとS
iO2 膜52とをエッチング選択比が1に近い条件でエ
ッチバックして、Si3 4 膜37の表面を露出させ
る。
【0044】次に、図9に示す様に、Si3 4 膜37
を選択的にウエットエッチングして、エミッタ形成領域
に対応する開口22をSiO2 膜52及び多結晶Si膜
31に形成する。そして、60keVの加速エネルギ及
び3×1013cm-2のドーズ量で開口22を介してSi
基体14へBF2 + を15°の角度で斜め回転イオン注
入して、真性ベースとしてのP不純物層18を形成す
る。
【0045】その後、膜厚が200nm程度のSiO2
膜33をCVD法で全面に堆積させ、このSiO2 膜3
3の全面をエッチバックして、SiO2 膜33から成る
側壁を開口22の内側面に形成すると共にこの側壁の内
側に開口34を形成する。
【0046】その後、膜厚が150nm程度の多結晶S
i膜23を620℃の温度で全面に堆積させ、45ke
Vの加速エネルギ及び1.5×1016cm-2のドーズ量
で多結晶Si膜23の全面にAs+ をイオン注入する。
そして、エミッタ電極の形状のフォトレジスト(図示せ
ず)をマスクにして、多結晶Si膜23をエッチングす
る。
【0047】次に、図10に示す様に、SiO2 膜53
とBPSG膜54とをCVD法で順次に堆積させ、90
0℃の温度でBPSG膜54をリフローさせる。このリ
フロー時に、多結晶Si膜23からSi基体14へAs
が拡散して、エミッタとしてのN+ 不純物層24が形成
される。なお、SiO2 膜53はBPSG膜54から多
結晶Si膜23へBが拡散するのを防止するためのもの
である。
【0048】その後、フォトレジスト(図示せず)をマ
スクにした異方性エッチングで、N+ 不純物層16及び
多結晶Si膜31、23に対する開口25、26、55
をBPSG膜54及びSiO2 膜53、52、36に形
成する。そして、Al合金膜やAl多層膜等である金属
膜27をスパッタリングで全面に堆積させ、フォトレジ
スト(図示せず)をマスクにしたエッチングで、エミッ
タ配線、ベース配線、コレクタ配線やボンディングパッ
ド(図示せず)等を金属膜27で形成する。
【0049】その後、フォーミングガス中で400℃の
温度のアニールを行ってから、膜厚が1μm程度のSi
3 4 膜56をプラズマCVD法で全面に堆積させる。
そして、フォトレジスト(図示せず)をマスクにしたエ
ッチングで、ボンディングパッドに対する開口(図示せ
ず)をSi3 4 膜56に形成して、このバイポーラト
ランジスタを完成させる。
【0050】図11〜20が、第2実施例を示してい
る。この第2実施例でも、図11、12に示す様に、S
i基体14の表面にSiO2 膜36を形成するまでは、
図1〜10に示した第1実施例と実質的に同様に工程を
実行する。
【0051】しかし、この第2実施例では、その後、膜
厚が350nm程度のSi3 4 膜61と膜厚が15n
m程度のSiO2 膜62と膜厚が350nm程度のSi
3 4 膜63と膜厚が200nm程度のSiO2 膜41
とを、CVD法でSiO2 膜36上に順次に堆積させ
る。その後、エミッタ形成領域及びコレクタ引き出し層
の中央部の形状のフォトレジストをマスクにすると共に
SiO2 膜62をストッパにして、SiO2 膜41とS
3 4 膜63とを連続的にエッチングする。
【0052】そして、膜厚が500nm程度のSiO2
膜42をCVD法で堆積させ、このSiO2 膜42の全
面をエッチバックして、SiO2 膜41及びSi3 4
膜63の側面に、SiO2 膜42から成る側壁を形成す
る。SiO2 膜42のエッチバックに際しては、SiO
2 膜41が150nm以上の膜厚で残る様に、条件を設
定する。その後は、図12〜20に示す様に、再び上述
の第1実施例と実質的に同様の工程を実行して、このバ
イポーラトランジスタを完成させる。
【0053】なお、以上の第1及び第2実施例の何れに
おいても、ベース引き出し配線及びエミッタ電極を夫々
多結晶Si膜31及び多結晶Si膜23で形成している
が、ベース引き出し配線はポリサイド膜等で形成しても
よく、エミッタ電極もポリサイド膜や非晶質Si膜等で
形成してもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1のバイポーラトランジスタの製
造方法では、グラフトベースの面積を小さくすることが
できて、ベース・コレクタ接合による寄生容量を小さく
することができるので、高周波特性の優れたバイポーラ
トランジスタを製造することができる。
【0055】また、エミッタ形成領域における半導体基
体、特に、半導体基体の表面におけるエミッタ・ベース
接合部が損傷を受けないので、リーク電流が少なく、不
純物拡散速度の変動による真性ベースの深さやコレクタ
長のばらつきも少ない。しかも、エミッタ形成領域にお
ける半導体基体が削られることも殆どないので、削れ量
のばらつきによる真性ベースの深さやコレクタ長のばら
つきも少ない。
【0056】この結果、真性ベースの深さがばらつくこ
とによるベース抵抗のばらつきが少なく、コレクタ長が
ばらつくことによるコレクタ抵抗のばらつきも少ない。
このため、特性が優れており且つ特性のばらつきも少な
いバイポーラトランジスタを製造することができる。
【0057】請求項2のバイポーラトランジスタの製造
方法では、グラフトベースの側面の一部をトレンチ内の
絶縁膜で覆って、ベース・コレクタ接合による寄生容量
を更に小さくすることができるので、高周波特性の更に
優れたバイポーラトランジスタを製造することができ
る。
【0058】請求項3のバイポーラトランジスタの製造
方法では、断面が凸状の絶縁膜を安定的に形成すること
ができるので、高周波特性が優れており且つ特性のばら
つきも少ないバイポーラトランジスタを安定的に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施例の最初の工程を示す側
断面図である。
【図2】図1に続く工程を示す側断面図である。
【図3】図2に続く工程を示す側断面図である。
【図4】図3に続く工程を示す側断面図である。
【図5】図4に続く工程を示す側断面図である。
【図6】図5に続く工程を示す側断面図である。
【図7】図6に続く工程を示す側断面図である。
【図8】図7に続く工程を示す側断面図である。
【図9】図8に続く工程を示す側断面図である。
【図10】図9に続く工程を示す側断面図である。
【図11】本願の発明の第2実施例の最初の工程を示す
側断面図である。
【図12】図11に続く工程を示す側断面図である。
【図13】図12に続く工程を示す側断面図である。
【図14】図13に続く工程を示す側断面図である。
【図15】図14に続く工程を示す側断面図である。
【図16】図15に続く工程を示す側断面図である。
【図17】図16に続く工程を示す側断面図である。
【図18】図17に続く工程を示す側断面図である。
【図19】図18に続く工程を示す側断面図である。
【図20】図19に続く工程を示す側断面図である。
【図21】本願の発明の第1従来例で製造したバイポー
ラトランジスタの側断面図である。
【図22】本願の発明の第2従来例の最初の工程を示す
側断面図である。
【図23】図22に続く工程を示す側断面図である。
【図24】図23に続く工程を示す側断面図である。
【符号の説明】
14 Si基体 15 SiO2 膜 17 P+ 不純物層 18 P不純物層 24 N+ 不純物層 31 多結晶Si膜 37 Si3 4 膜 37a Si3 4 膜 37b Si3 4 膜 42 SiO2 膜 44 トレンチ 46 BPSG膜 52 SiO2 膜 61 Si3 4 膜 62 SiO2 膜 63 Si3 4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体上に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 少なくともエミッタ形成領域における部分を残して前記
    第1の絶縁膜をその膜厚の途中まで除去する工程と、 前記第1の絶縁膜のうちで少なくとも前記エミッタ形成
    領域に残した部分の側面に側壁を形成する工程と、 前記側壁をマスクにして、前記第1の絶縁膜のうちで少
    なくとも前記エミッタ形成領域に残した部分以外の部分
    を除去して、少なくとも前記エミッタ形成領域における
    相対的に高い部分とその周囲の相対的に低い部分とから
    成る断面が凸状の形状に前記第1の絶縁膜を加工する工
    程と、 断面が凸状の前記第1の絶縁膜をマスクにして、前記半
    導体基体に素子分離領域を形成する工程と、 前記素子分離領域を形成した後に、前記第1の絶縁膜の
    うちで前記相対的に低い部分を除去して前記半導体基体
    を露出させる工程と、 前記相対的に低い部分を除去した後に、前記相対的に高
    い部分の周囲の前記半導体基体上に、ベース引き出し配
    線用の配線層を形成する工程と、 前記配線層から前記半導体基体へ不純物を拡散させてグ
    ラフトベースを形成する工程と、 前記ベース引き出し配線を覆うと共に前記相対的に高い
    部分を露出させる第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜から露出している前記相対的に高い部
    分を除去する工程と、 前記半導体基体のうちで前記相対的に高い部分を除去し
    た領域に真性ベース及びエミッタを形成する工程とを具
    備することを特徴とするバイポーラトランジスタの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記素子分離領域を形成した後に、前記
    相対的に低い部分の一部に隣接する領域における前記半
    導体基体にトレンチを形成する工程と、 前記トレンチを第3の絶縁膜で埋める工程とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のバイポーラトランジス
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基体上に第4の絶縁膜を形成
    する工程と、 前記第4の絶縁膜の少なくとも表面部に対してエッチン
    グ選択性を有する第5の絶縁膜を、前記第4の絶縁膜上
    に形成する工程と、 少なくとも前記エミッタ形成領域における部分を残して
    前記第5の絶縁膜を除去する工程と、 少なくとも前記エミッタ形成領域に残した前記第5の絶
    縁膜の側面に側壁を形成する工程と、 前記側壁をマスクにして、少なくとも前記エミッタ形成
    領域に残した前記第5の絶縁膜下以外の前記第4の絶縁
    膜を除去して、少なくとも前記エミッタ形成領域におけ
    る前記第4及び第5の絶縁膜とその周囲の前記第4の絶
    縁膜とで断面が凸状である前記第1の絶縁膜を形成する
    工程とを具備することを特徴とする請求項1または2記
    載のバイポーラトランジスタの製造方法。
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