JPH0846263A - 積層型圧電アクチュエーター素子及びその製造方法 - Google Patents

積層型圧電アクチュエーター素子及びその製造方法

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JPH0846263A
JPH0846263A JP20014794A JP20014794A JPH0846263A JP H0846263 A JPH0846263 A JP H0846263A JP 20014794 A JP20014794 A JP 20014794A JP 20014794 A JP20014794 A JP 20014794A JP H0846263 A JPH0846263 A JP H0846263A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
actuator element
laminated piezoelectric
resin
mold
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Withdrawn
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JP20014794A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Katou
友好 加藤
Kenji Kumamoto
憲二 熊本
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧を印加する事により伸縮する積層型圧電
アクチュエーター素子において、高湿度環境下における
素子の耐久性を向上させ、さらにリード線取付部分が補
強された信頼性の高い素子を提供する。 【構成】 この発明は、電圧を印加することにより伸縮
する積層型圧電アクチュエーター素子に外装被膜を形成
する際、型枠と素子との間に形成される間隙が0.3mm
以上好ましくは0.5mm以上になるような型枠に素子を
固定し、間隙に樹脂を注入し、硬化させて外装被膜を形
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高湿度環境下における
信頼性が高く、かつリード線が強固に素子に取り付けて
ある積層型圧電アクチュエーター素子およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層型圧電アクチュエーター素子
は、外装被膜を形成する際、ディッピング法や粉末塗装
技術が利用されてきた。しかしディッピング法では厚み
のばらつきが大きい、さらに1度に0.1mm程度の厚み
しか形成できず、十分な厚みを持たせるためには幾度も
重ね塗りをしなければならないため全体に十分厚みを持
たせようとすると極端に被膜が厚くなる部分ができてし
まう。そのため厚みのある被膜を形成するのは非常に困
難である。粉末塗装法では0.5mm程度迄の被膜を形成
することが可能であるが、被膜内部に多数の気泡が残留
して被膜が多孔質状態となり、水分が被膜を容易に透過
してしまう。この様な問題点のため、従来の積層型圧電
アクチュエーター素子は高湿度環境下で駆動させると素
子と樹脂の界面や外装被膜の薄い部分から水分が浸入し
て素子の絶縁抵抗が劣化して本来の変位特性が得られな
くなるという欠点を有していた。また水分が素子内部へ
浸入するのを防ぐために金属を用いて封止する方法もあ
るが、金属の管内に積層型圧電アクチュエーター素子を
封入する場合は、素子の変位を妨げないようにベローズ
等の伸縮部を有する精密な構造の金属管を用いる必要が
あるためコスト高になり、封入工程も複雑になる欠点を
有している。さらに外装被膜が薄く脆弱なために、リー
ド線取付部分に外力が加わると容易にリード線が素子か
ら離れるという欠点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、積層型圧電
アクチュエーター素子に緻密でかつ十分な厚みの外装被
膜を形成することにより、高湿度環境下で素子を駆動さ
せても素子の絶縁抵抗劣化が少ない、さらにリード線に
外力が加わっても素子からリード線が離れることの無
い、信頼性の高い素子を効率よく生産し、安価に提供す
る事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の積層型圧電アクチュエーター素子はその外
装被膜が0.3mm以上好ましくは0.5mm以上の厚みを有
することを特徴とし、また積層型圧電アクチュエーター
素子の製造方法は、素子との間隙が0.3mm以上好まし
くは0.5mm以上となる型枠を使用して、その間隙に樹
脂を注入し、硬化させて外装被膜を形成することを特徴
とする。
【0005】
【作用】上記の構成によると、緻密で厚みが0.3mm以
上の外装被膜を持つため、水分が素子に容易に付着する
のを防ぐことができ、しかもリード線の取付部分は強固
に補強される。
【0006】この発明の他の目的と特徴および利点は以
下の添付図面に沿った詳細な説明によって示す。
【0007】
【実施例】PZTの微粉末にバインダー、溶剤、分散
剤、消泡剤を加え、アトライターで分散後、真空脱泡し
てスラリーを作成する。次にドクターブレードで厚み1
00μmのシートを成型した。これに内部電極としてA
g/Pdペーストを印刷し、130枚積層して、保護層
3とともに圧着した。これらの積層体を焼成し、切断後
外部電極4としてAgを焼き付け、リード線5を半田付
けして、分極処理をして外装被膜前の積層型圧電アクチ
ュエーター素子1aを得た(図1参照)。
【0008】積層型圧電アクチュエーター素子1aを図
2および図3に示す様に型枠6にセットする。型枠6は
素子1aにおける保護層3の変位面2を除く4側面との
間隙7が0.3mm以上で好ましくは0.3mm〜2.0mmさ
らに好ましくは0.5mm〜1.5mmとし、型枠の内面の長
さlは素子1aを変位面2で固定するために素子1aの
高さhより若干(0.2mm〜0.5mm程度)短く、材質は
弾力性のある透明性のシリコーンを使用している。透明
な型枠6を使用するため、素子1aの位置合わせが目視
で容易に確認できる。この様な弾力性のある型枠を使用
する事により、型枠の内側面6aと素子1aの変位面2
が確実に固定され、変位面2を除く4側面との間隙7を
一定にしてセットする。
【0009】次に素子1aをセットした型枠6を80℃
に保たれた恒温槽に入れ、加熱する。予め型枠6と素子
1aを加熱保持しておく事で樹脂を間隙7に注入したと
き、樹脂が急激に冷却されて型枠内での流れが悪くなる
のを防止する。使用する樹脂としては熱硬化性の樹脂を
使用し、例えば1液性のエポキシ樹脂が好適に使用でき
る。1液性エポキシ樹脂は接着力が強く緻密に硬化する
ので外装被膜に好適に使用できる。なお前記温度は使用
する樹脂によって適宜変更できる。
【0010】次に型枠6と素子1aとの間隙7に前記樹
脂を注入し、再び80℃〜120℃に保たれた恒温槽に
入れ、硬化させる。樹脂の注入には間隙7が狭いのでシ
リンジを使用することが望ましい。外装樹脂が硬化した
後、型枠6から取り出すことにより、図4に示すように
緻密で十分な厚みを持つ外装被膜8を有する積層型圧電
アクチュエーター素子1を得ることができる。
【0011】本発明の外装皮膜厚みが0.8mmの素子1
と比較のために外装被膜の厚みが0.2mmの素子A、従
来のディッピング法で外装被膜を形成した素子Bを、そ
れぞれ30個作成した。さらに予備加熱を施さずに樹脂
注入をして形成した外装被膜を持つ素子も数個作成し
た。この素子は型枠内での樹脂の流れが悪いために外装
被膜8に気泡が残留したりエッジ部分に樹脂が流れ込ま
ずに外装被膜に欠けを生じる物が多く見られた。
【0012】積層型圧電アクチュエーター素子の評価
は、150Vを印加した時の40℃、90%RHの環境
下でDC150Vを連続印加した場合に、素子の絶縁抵
抗が10MΩ以下になるまでの時間(耐久時間)で判断
した(本発明の素子1を10個、素子Aを10個、素子
Bを10個)。その結果、図5に示すように本発明の素
子は素子A、素子Bに比べ10倍以上の耐久性を示し
た。
【0013】リード線の取り付け強度は引っ張り試験機
で引っ張り強度を測定した(本発明の素子1を20個、
素子Aを20個、素子Bを20個)。その結果、表1に
示すように本発明の素子1はリード線が破断して、取り
付け部分で離れることはなかった。素子Aは素子Bに比
べれば改善されているが、ばらつきが大きい。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】上述した様に、この発明の積層型圧電ア
クチュエーター素子の製造方法によれば、緻密で十分な
厚みを持つ外装被膜の形成が可能となり、高湿度環境下
における素子の耐久性が高く、さらにリード線に外力が
加わっても容易に離れることのない素子を効率良く生産
することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層型圧電アクチュエーター素子の概要斜視図
を示す図である。
【図2】型枠に固定された積層型圧電アクチュエーター
素子の横断面概要図を示す図である。
【図3】型枠に固定された積層型圧電アクチュエーター
素子の縦断面概要図を示す図である。
【図4】外装被膜された積層型圧電アクチュエーター素
子の概要斜視図を示す図である。
【図5】各種素子の耐湿試験結果を示す図である。
【符号の説明】
1 外装被膜形成後の積層型圧電アクチュエーター素
子 1a 外装被膜形成前の積層型圧電アクチュエーター素
子 2 変位面 3 保護層 4 外部電極 5 リード線 6 型枠 6a 型枠の内側面 7 型枠と素子との間隙 8 外装皮膜 h 積層型圧電アクチュエーター素子の高さ l 型枠の内面の長さ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加する事により伸縮する積層型
    圧電アクチュエーター素子において、その外装被膜が
    0.3mm以上好ましくは0.5mm以上の厚みを有する事を
    特徴とする積層型圧電アクチュエーター素子。
  2. 【請求項2】 外装被膜の厚みが0.3mm〜2.0mm好ま
    しくは0.5mm〜1.5mmである請求項1記載の積層型圧
    電アクチュエーター素子。
  3. 【請求項3】 外装被膜が熱硬化型樹脂で形成された物
    である請求項1または2記載の積層型圧電アクチュエー
    ター素子。
  4. 【請求項4】 外装被膜が1液性エポキシ樹脂で形成さ
    れた物である請求項3記載の積層型圧電アクチュエータ
    ー素子。
  5. 【請求項5】 電圧を印加することにより伸縮する積層
    型圧電アクチュエーター素子に外装被膜を形成する際、
    型枠と素子との間に形成される間隙が0.3mm以上好ま
    しくは0.5mm以上になるような型枠に素子を固定し、
    間隙に樹脂を注入し、硬化させて十分な厚みの外装被膜
    を形成することを特徴とする積層型圧電アクチュエータ
    ー素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 型枠と素子との間隙が0.3mm〜2.0mm
    好ましくは0.5mm〜1.5mmとなる型枠を使用する請求
    項5記載の積層型圧電アクチュエーター素子の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 外装被膜形成用樹脂に熱硬化型の樹脂を
    使用する請求項5または6記載の積層型圧電アクチュエ
    ーター素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 外装被膜形成用樹脂に1液性エポキシ樹
    脂を使用する請求項7記載の積層型圧電アクチュエータ
    ー素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 型枠の間隙に樹脂を注入するに先立ち、
    型枠・素子・樹脂を予め所定の温度に昇温保持する事を
    特徴とする請求項5〜8いずれか記載の積層型圧電アク
    チュエーター素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 型枠を透明性でかつ伸縮性を有する材
    質にて形成する事を特徴とする請求項5〜9いずれか記
    載の積層型圧電アクチュエーター素子の製造方法。
JP20014794A 1994-08-02 1994-08-02 積層型圧電アクチュエーター素子及びその製造方法 Withdrawn JPH0846263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074609A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Nec Embedded Products Ltd アクチュエータ及びリード線配線方法
JP2012533897A (ja) * 2009-07-21 2012-12-27 エプコス アーゲー 電気的接点接続部を備える圧電アクチュエータ

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Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041202