JPH084680Y2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH084680Y2 JPH084680Y2 JP1986032496U JP3249686U JPH084680Y2 JP H084680 Y2 JPH084680 Y2 JP H084680Y2 JP 1986032496 U JP1986032496 U JP 1986032496U JP 3249686 U JP3249686 U JP 3249686U JP H084680 Y2 JPH084680 Y2 JP H084680Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection
- core
- coil
- deflection coil
- deflection yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、陰極線管に装着される偏向ヨークに関
し、詳しくは作動時の温度上昇の低減を図つた偏向ヨー
クに関する。
し、詳しくは作動時の温度上昇の低減を図つた偏向ヨー
クに関する。
[従来の技術] 従来、この種の装置として第3図に示すものがあつ
た。図はサドルートロイダル形の偏向ヨークを示したも
のであり、サドル形に巻回された水平偏向コイル(1)
と、セパレータ(4)を介してその外側に設けられた高
透磁率コア(2)と、トロイダル形に巻回された垂直偏
向コイル(3)とからなる。
た。図はサドルートロイダル形の偏向ヨークを示したも
のであり、サドル形に巻回された水平偏向コイル(1)
と、セパレータ(4)を介してその外側に設けられた高
透磁率コア(2)と、トロイダル形に巻回された垂直偏
向コイル(3)とからなる。
偏向ヨークの動作状態を考えると、水平および垂直偏
向コイル(1),(3)には走査のためののこぎり波偏
向電流が流れ、その際、これらのコイル(1),(3)
には交流損失(銅損、うず電流損および表皮損失)が発
生し、他方、コア(2)内には鉄損(ヒステリシス損、
渦電流損)が発生する。これらの損失はコイルに流れる
偏向電流の周波数が高くなるに従つて大となり、これら
の損失によつて偏向ヨークの各部の温度上昇も大とな
る。
向コイル(1),(3)には走査のためののこぎり波偏
向電流が流れ、その際、これらのコイル(1),(3)
には交流損失(銅損、うず電流損および表皮損失)が発
生し、他方、コア(2)内には鉄損(ヒステリシス損、
渦電流損)が発生する。これらの損失はコイルに流れる
偏向電流の周波数が高くなるに従つて大となり、これら
の損失によつて偏向ヨークの各部の温度上昇も大とな
る。
ところで、近年、画像の解像度を上げるために水平偏
向コイル(1)側の周波数を高くする手段が採用される
ようになり、上述のように偏向ヨーク各部の温度上昇が
大となつてコア(2)の特性の劣化や成形部品(図示せ
ず)の変形および偏向ヨーク全体の変形に伴うコンバー
ゼンス変化をひき起こし、また、絶縁物の熱劣化による
偏向ヨークの耐久性の低下をきたす等の問題が生ずるよ
うになつた。
向コイル(1)側の周波数を高くする手段が採用される
ようになり、上述のように偏向ヨーク各部の温度上昇が
大となつてコア(2)の特性の劣化や成形部品(図示せ
ず)の変形および偏向ヨーク全体の変形に伴うコンバー
ゼンス変化をひき起こし、また、絶縁物の熱劣化による
偏向ヨークの耐久性の低下をきたす等の問題が生ずるよ
うになつた。
また、陰極線管の設置される周囲温度が高い場合に
は、当然偏向ヨーク各部の温度上昇は、周囲温度が低い
場合に比べて低く抑える必要があるが、陰極線管の多様
化する用途の必然の結果として、このような特殊環境下
における需要が急増している。
は、当然偏向ヨーク各部の温度上昇は、周囲温度が低い
場合に比べて低く抑える必要があるが、陰極線管の多様
化する用途の必然の結果として、このような特殊環境下
における需要が急増している。
[考案が解決しようとする問題点] このように、高解像度を狙つた水平偏向コイル(1)
の高周波化に対し、あるいは周囲温度の高い環境下にお
ける使用に対して、偏向ヨーク各部の温度上昇を低く抑
えるため、コイル断面積の増加、コア体積の増加、冷却
用フアンの親設、または容量アツプ等の手段を講じてい
るが、とくに130KHZのような高周波で走査するような偏
向ヨークでは、充分な冷却効果を得ることができなかつ
た。
の高周波化に対し、あるいは周囲温度の高い環境下にお
ける使用に対して、偏向ヨーク各部の温度上昇を低く抑
えるため、コイル断面積の増加、コア体積の増加、冷却
用フアンの親設、または容量アツプ等の手段を講じてい
るが、とくに130KHZのような高周波で走査するような偏
向ヨークでは、充分な冷却効果を得ることができなかつ
た。
この考案は、上記のような従来のものの欠点を除去す
るためになされたもので、温度上昇を低減できる偏向ヨ
ークを得ることを目的としている。
るためになされたもので、温度上昇を低減できる偏向ヨ
ークを得ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る偏向ヨークは、高透磁率のスロットコ
アと、このスロットコアの所定のスロットに別々に巻装
されている水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルとを備
え、上記両偏向コイルのうち、少なくとも高周波偏向電
流が通電される一方の偏向コイルの巻線内および当該偏
向コイルと上記コアとの間に、上記偏向コイルをコアに
固着し、かつ上記各偏向コイルに発生した熱を上記スロ
ットコアに伝導するように熱伝導率の大きくかつ絶縁性
を有する樹脂を充填したものである。
アと、このスロットコアの所定のスロットに別々に巻装
されている水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルとを備
え、上記両偏向コイルのうち、少なくとも高周波偏向電
流が通電される一方の偏向コイルの巻線内および当該偏
向コイルと上記コアとの間に、上記偏向コイルをコアに
固着し、かつ上記各偏向コイルに発生した熱を上記スロ
ットコアに伝導するように熱伝導率の大きくかつ絶縁性
を有する樹脂を充填したものである。
[作用] 偏向コイルの巻線内およびコアとの間に充填されてい
る絶縁性の樹脂は、当該偏向コイルとコアとの間の熱伝
導率を高める作用を行う。このため、偏向コイルおよび
コアで発生した熱エネルギは、外気に接する面に充填樹
脂の熱伝達を介して効率よく伝達されて、放熱性を高
め、さらに、熱輻射および外気を通じての冷却効果が増
大するので、偏向ヨーク各部の温度上昇が低く押えられ
る。
る絶縁性の樹脂は、当該偏向コイルとコアとの間の熱伝
導率を高める作用を行う。このため、偏向コイルおよび
コアで発生した熱エネルギは、外気に接する面に充填樹
脂の熱伝達を介して効率よく伝達されて、放熱性を高
め、さらに、熱輻射および外気を通じての冷却効果が増
大するので、偏向ヨーク各部の温度上昇が低く押えられ
る。
また、充填された樹脂は、みかけ上、コアの熱容量を
増したのと同様の効果が得られ、この点からも温度上昇
を低くする効果が得られる。さらに所定のスロットに垂
直偏向コイル及び水平偏向コイルを別々に巻装し、発生
する熱を低減している。
増したのと同様の効果が得られ、この点からも温度上昇
を低くする効果が得られる。さらに所定のスロットに垂
直偏向コイル及び水平偏向コイルを別々に巻装し、発生
する熱を低減している。
[考案の実施例] 第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2図は第
1図II−II線矢視断面図である。図において、(5)は
コア(2)の内面に形成されているスロツトで、水平・
垂直偏向コイル(1),(3)はそれぞれスロツト
(5)内に分割して収容されており、各偏向コイル
(1),(3)の巻線内および両コイル(1),(3)
とコア(2)との間の隙間には、例えばエポキシ樹脂、
シリコンゴム等の絶縁性を有するとともに、熱伝導率の
大きい樹脂(以下、樹脂という。)(6)が充填されて
いる。
1図II−II線矢視断面図である。図において、(5)は
コア(2)の内面に形成されているスロツトで、水平・
垂直偏向コイル(1),(3)はそれぞれスロツト
(5)内に分割して収容されており、各偏向コイル
(1),(3)の巻線内および両コイル(1),(3)
とコア(2)との間の隙間には、例えばエポキシ樹脂、
シリコンゴム等の絶縁性を有するとともに、熱伝導率の
大きい樹脂(以下、樹脂という。)(6)が充填されて
いる。
このように、偏向コイル(1),(3)の巻線内およ
びコア(1)との間を樹脂(6)で充填すると、例えば
シリコンゴムの場合では熱伝導率は、1.6(W・m-1・K
-1)程度になるのに対し、樹脂(6)が充填されていな
い隙間の空気の熱伝導率は、2.7×10-2〓(W・m-1・K
-1)程度であるから、ほぼ2桁熱伝導率が大きくなる。
びコア(1)との間を樹脂(6)で充填すると、例えば
シリコンゴムの場合では熱伝導率は、1.6(W・m-1・K
-1)程度になるのに対し、樹脂(6)が充填されていな
い隙間の空気の熱伝導率は、2.7×10-2〓(W・m-1・K
-1)程度であるから、ほぼ2桁熱伝導率が大きくなる。
このように、偏向コイル(1),(3)とコア(2)
との間の熱伝導率が大きくなると、高周波偏向電流が流
れる水平偏向コイル(1)の巻線内で発生した熱エネル
ギは、温度の低いコア(2)に伝わり、コア(2)表面
の温度が上昇して、表面からの熱輻射や空気の対流等に
よる放熱量が大きくなり、コア(2)の表面の温度上昇
が抑えられ、結果的に水平偏向コイル(1)の温度上昇
が低く抑えられる。
との間の熱伝導率が大きくなると、高周波偏向電流が流
れる水平偏向コイル(1)の巻線内で発生した熱エネル
ギは、温度の低いコア(2)に伝わり、コア(2)表面
の温度が上昇して、表面からの熱輻射や空気の対流等に
よる放熱量が大きくなり、コア(2)の表面の温度上昇
が抑えられ、結果的に水平偏向コイル(1)の温度上昇
が低く抑えられる。
したがつて、偏向電流の周波数を高くしたことにより
コイルの交流損失およびコア(2)内の鉄損失が増大し
ても、温度上昇は従来と同程度に抑えることができ、コ
イルサイズの大型化、コア体積の増大等のコスト上昇を
回避することができる。周囲温度の高い環境下で使用さ
れる偏向ヨークについても、上記同様に標準のコイルお
よび標準サイズのコアで対応できることになる。
コイルの交流損失およびコア(2)内の鉄損失が増大し
ても、温度上昇は従来と同程度に抑えることができ、コ
イルサイズの大型化、コア体積の増大等のコスト上昇を
回避することができる。周囲温度の高い環境下で使用さ
れる偏向ヨークについても、上記同様に標準のコイルお
よび標準サイズのコアで対応できることになる。
また、従来温度上昇が大であつたために、冷却フアン
を必要とした偏向ヨークについても、冷却フアンの小容
量化、あるいはフアンの設置が不要となり、陰極線管装
置全体の小形化が可能となる。
を必要とした偏向ヨークについても、冷却フアンの小容
量化、あるいはフアンの設置が不要となり、陰極線管装
置全体の小形化が可能となる。
また、上記実施例では、水平偏向コイル(1)、およ
び垂直偏向コイル(3)の巻線内および両偏向コイルと
コア(2)間に樹脂(6)を充填したが、高周波偏向電
流が通電されるいずれか一方の偏向コイルの巻線内、お
よびその偏向コイルとコアの間だけに樹脂を充填しても
よいことは言うまでもない。さらに、樹脂の種類も特に
偏向ヨークとしての機能を損うものでなければ、何でも
良いことは言うまでもない。
び垂直偏向コイル(3)の巻線内および両偏向コイルと
コア(2)間に樹脂(6)を充填したが、高周波偏向電
流が通電されるいずれか一方の偏向コイルの巻線内、お
よびその偏向コイルとコアの間だけに樹脂を充填しても
よいことは言うまでもない。さらに、樹脂の種類も特に
偏向ヨークとしての機能を損うものでなければ、何でも
良いことは言うまでもない。
なお、上記実施例ではスロツトコアタイプの偏向ヨー
クについて説明したが、サドル−トロイダル形やサドル
−サドル形の偏向ヨークにも同様に適用でき、上記実施
例と同様の効果が得られる。
クについて説明したが、サドル−トロイダル形やサドル
−サドル形の偏向ヨークにも同様に適用でき、上記実施
例と同様の効果が得られる。
[考案の効果] 以上にように、この考案によれば、高透磁率のスロッ
トコアと、このスロットコアの所定のスロットに別々に
巻装されている水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルと
を備えた偏向ヨークで、上記両偏向コイルのうち、少な
くとも高周波偏向電流が通電される一方の偏向コイルの
巻線内および当該偏向コイルと上記コアとの間に、上記
偏向コイルをコアに固着し、かつ上記各偏向コイルに発
生した熱を上記スロットコアに伝導するように熱伝導率
の大きくかつ絶縁性を有する樹脂を充填したので、所定
のスロットに垂直偏向コイルと水平偏向コイルを別々に
巻装し、発生する熱を低減し、かつこの低減された熱を
放熱可能とする熱伝導率の大きいかつ絶縁性を有する樹
脂を充填し、発熱部との接触面積を大きくして、偏向コ
イルとコアとの間の熱伝導効率を高めることができ、従
って、偏向ヨーク全体としての放熱性が良好になって、
各部の温度上昇を低減することができて、偏向ヨークの
熱的信頼性の向上および耐久性の向上を図ることができ
るという効果を奏する。
トコアと、このスロットコアの所定のスロットに別々に
巻装されている水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルと
を備えた偏向ヨークで、上記両偏向コイルのうち、少な
くとも高周波偏向電流が通電される一方の偏向コイルの
巻線内および当該偏向コイルと上記コアとの間に、上記
偏向コイルをコアに固着し、かつ上記各偏向コイルに発
生した熱を上記スロットコアに伝導するように熱伝導率
の大きくかつ絶縁性を有する樹脂を充填したので、所定
のスロットに垂直偏向コイルと水平偏向コイルを別々に
巻装し、発生する熱を低減し、かつこの低減された熱を
放熱可能とする熱伝導率の大きいかつ絶縁性を有する樹
脂を充填し、発熱部との接触面積を大きくして、偏向コ
イルとコアとの間の熱伝導効率を高めることができ、従
って、偏向ヨーク全体としての放熱性が良好になって、
各部の温度上昇を低減することができて、偏向ヨークの
熱的信頼性の向上および耐久性の向上を図ることができ
るという効果を奏する。
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1
図II−II線矢視断面図、第3図は従来の偏向ヨークの縦
断面図である。 (1)……水平偏向コイル、(2)……コア、(3)…
…垂直偏向コイル、(5)……スロツト、(6)……絶
縁性の樹脂。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、または相当部分
を示す。
図II−II線矢視断面図、第3図は従来の偏向ヨークの縦
断面図である。 (1)……水平偏向コイル、(2)……コア、(3)…
…垂直偏向コイル、(5)……スロツト、(6)……絶
縁性の樹脂。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、または相当部分
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭57−193539号(実開昭59−96750 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭52−22758号(実開昭53−118414 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】高透磁率のスロットコアと、このスロット
コアの所定のスロットに別々に巻装されている水平偏向
コイルおよび垂直偏向コイルとを備えた偏向ヨークにお
いて、上記両偏向コイルのうち、少なくとも高周波偏向
電流が通電される一方の偏向コイルの巻線内および当該
偏向コイルと上記コアとの間に、上記偏向コイルをコア
に固着し、かつ上記各偏向コイルに発生した熱を上記ス
ロットコアに伝導するように熱伝導率の大きくかつ絶縁
性を有する樹脂を充填することを特徴とする偏向ヨー
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986032496U JPH084680Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986032496U JPH084680Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62144054U JPS62144054U (ja) | 1987-09-11 |
| JPH084680Y2 true JPH084680Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=30839224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986032496U Expired - Lifetime JPH084680Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084680Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5737871Y2 (ja) * | 1977-02-25 | 1982-08-20 | ||
| US4164619A (en) * | 1978-01-19 | 1979-08-14 | Westinghouse Electric Corp. | Porous encapsulating composition for electrical apparatus |
| JPS5996750U (ja) * | 1982-12-21 | 1984-06-30 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク装置 |
-
1986
- 1986-03-06 JP JP1986032496U patent/JPH084680Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62144054U (ja) | 1987-09-11 |
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