JPH0847105A - 電気車駆動システムの保護装置 - Google Patents
電気車駆動システムの保護装置Info
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- JPH0847105A JPH0847105A JP6176439A JP17643994A JPH0847105A JP H0847105 A JPH0847105 A JP H0847105A JP 6176439 A JP6176439 A JP 6176439A JP 17643994 A JP17643994 A JP 17643994A JP H0847105 A JPH0847105 A JP H0847105A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】主電動機が発生する脈動トルクに起因して、主
電動機や歯車装置が台車枠に係止される部位ないし動力
伝達経路の一部に誘発される脈動トルクに対応した特定
周波数の振動を検出する手段と、振動検出信号と基準値
レベルとを比較する手段と、比較結果にもとづいて主電
動機の回転力を制限する手段とを有する。 【効果】過大な脈動トルクの発生ないし脈動トルクに起
因した過大な振動の誘発を抑制し、振動・騒音による乗
心地の悪化を回避することができる。
電動機や歯車装置が台車枠に係止される部位ないし動力
伝達経路の一部に誘発される脈動トルクに対応した特定
周波数の振動を検出する手段と、振動検出信号と基準値
レベルとを比較する手段と、比較結果にもとづいて主電
動機の回転力を制限する手段とを有する。 【効果】過大な脈動トルクの発生ないし脈動トルクに起
因した過大な振動の誘発を抑制し、振動・騒音による乗
心地の悪化を回避することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気車駆動システムの保
護装置に係り、特に、三相かご形誘導電動機と可変電圧
可変周波数インバータを使用した電気車駆動システムに
おける脈動トルクないし脈動トルクに起因した駆動系振
動を抑制することができるようにした電気車駆動システ
ムの保護装置に関する。
護装置に係り、特に、三相かご形誘導電動機と可変電圧
可変周波数インバータを使用した電気車駆動システムに
おける脈動トルクないし脈動トルクに起因した駆動系振
動を抑制することができるようにした電気車駆動システ
ムの保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の駆動用電動機として誘導電動
機を使用し、可変電圧可変周波数インバータ(以下、イ
ンバータと略称する)で駆動する誘導電動機駆動システ
ム、いわゆる、インバータ式電気車は、保守性及び信頼
性の向上,小形化など多くのメリットを備えており、そ
の実用化が急速に進んでいる。
機を使用し、可変電圧可変周波数インバータ(以下、イ
ンバータと略称する)で駆動する誘導電動機駆動システ
ム、いわゆる、インバータ式電気車は、保守性及び信頼
性の向上,小形化など多くのメリットを備えており、そ
の実用化が急速に進んでいる。
【0003】ところで、インバータで駆動される誘導電
動機では、インバータ出力に含まれる時間高調波の影響
により、比較的低次の脈動トルクが発生するとことが電
気学会技術報告〔(II部)第287号p.11;昭和63
年12月〕等によって公知である。
動機では、インバータ出力に含まれる時間高調波の影響
により、比較的低次の脈動トルクが発生するとことが電
気学会技術報告〔(II部)第287号p.11;昭和63
年12月〕等によって公知である。
【0004】また、交流電化区間に使用されるインバー
タ式電気車では、交流電源電圧を直流に変換するコンバ
ータとインバータとを組み合わせた、いわゆる、主変換
装置が実用化されている。この交流電気車用誘導電動機
駆動システムでは、コンバータの直流出力電圧に入力交
流電源の2倍周波数の脈動成分が含まれているので、こ
の脈動周波数にインバータ周波数が近づいたところで、
電動機電流などにビート現象が発生し、交流電源の2倍
周波数の脈動トルクが発生することが日立評論,VoL.
70,No.7(1988−7)p.16等によって公知で
ある。
タ式電気車では、交流電源電圧を直流に変換するコンバ
ータとインバータとを組み合わせた、いわゆる、主変換
装置が実用化されている。この交流電気車用誘導電動機
駆動システムでは、コンバータの直流出力電圧に入力交
流電源の2倍周波数の脈動成分が含まれているので、こ
の脈動周波数にインバータ周波数が近づいたところで、
電動機電流などにビート現象が発生し、交流電源の2倍
周波数の脈動トルクが発生することが日立評論,VoL.
70,No.7(1988−7)p.16等によって公知で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、インバ
ータで駆動される誘導電動機は脈動トルクを発生する
が、脈動トルクの周波数と主電動機・歯車装置・車輪軸
等よりなる駆動軸系の固有振動数とが一致すると軸系の
ねじり共振を起こし、軸に過大なトルクが加わり、軸,
軸継手,歯車等の寿命低下や損傷を起こすという問題が
ある。
ータで駆動される誘導電動機は脈動トルクを発生する
が、脈動トルクの周波数と主電動機・歯車装置・車輪軸
等よりなる駆動軸系の固有振動数とが一致すると軸系の
ねじり共振を起こし、軸に過大なトルクが加わり、軸,
軸継手,歯車等の寿命低下や損傷を起こすという問題が
ある。
【0006】また、主電動機や歯車装置には脈動トルク
に対応した振動が誘発され、この振動は主電動機及び歯
車装置を係止する台車枠に伝達され、さらに車体・台車
間を連結する車体けん引装置等を介して車体各部にも伝
達され、振動伝達経路内に含まれる固有振動数成分と共
振し、過大な振動による機器の損傷や振動・騒音による
乗心地の悪化を招くという問題点もある。
に対応した振動が誘発され、この振動は主電動機及び歯
車装置を係止する台車枠に伝達され、さらに車体・台車
間を連結する車体けん引装置等を介して車体各部にも伝
達され、振動伝達経路内に含まれる固有振動数成分と共
振し、過大な振動による機器の損傷や振動・騒音による
乗心地の悪化を招くという問題点もある。
【0007】本発明の目的は、電気車駆動システムにお
ける過大な脈動トルクないし脈動トルクに起因した過大
な振動の発生を抑制し得る電気車駆動システムの保護装
置を提供することにある。
ける過大な脈動トルクないし脈動トルクに起因した過大
な振動の発生を抑制し得る電気車駆動システムの保護装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、車両の発生動力を主電動機,歯車装置等
よりなる駆動装置を介して各車輪軸に伝達することによ
り駆動力ないし制動力を得る電気車において、各車輪軸
に連結された駆動装置の主電動機または歯車装置が台車
枠に係止される位置付近ないし車体に駆動力(制動力)
を伝達する車体けん引装置を含む駆動力ないし制動力の
伝達経路に添って設けられた部材の一部に振動センサを
設置し、この振動センサによって主電動機が発生する脈
動トルクに対応して生じる特定周波数の振動が検出可能
でかつ主電動機の回転力を制限するために利用可能なよ
うに構成したことを特徴とするものである。
成するために、車両の発生動力を主電動機,歯車装置等
よりなる駆動装置を介して各車輪軸に伝達することによ
り駆動力ないし制動力を得る電気車において、各車輪軸
に連結された駆動装置の主電動機または歯車装置が台車
枠に係止される位置付近ないし車体に駆動力(制動力)
を伝達する車体けん引装置を含む駆動力ないし制動力の
伝達経路に添って設けられた部材の一部に振動センサを
設置し、この振動センサによって主電動機が発生する脈
動トルクに対応して生じる特定周波数の振動が検出可能
でかつ主電動機の回転力を制限するために利用可能なよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】すなわち、脈動トルクないし脈動トルクに起因
して生じる特定周波数の振動は駆動力ないし制動力の大
きさに略対応して増減し、駆動力ないし制動力が無いと
発生しない。
して生じる特定周波数の振動は駆動力ないし制動力の大
きさに略対応して増減し、駆動力ないし制動力が無いと
発生しない。
【0010】また、脈動トルクに起因して生じる特定周
波数の振動は、主電動機が台車枠に係止される位置付
近,歯車装置が台車枠に係止される位置付近及び駆動力
ないし制動力の伝達経路に添った、部材、例えば、車体
けん引装置等で顕著に認められ、各部分が持つ固有振動
数成分と共振して過大な振動を誘発することがこれまで
の実験結果により明らかにされている。
波数の振動は、主電動機が台車枠に係止される位置付
近,歯車装置が台車枠に係止される位置付近及び駆動力
ないし制動力の伝達経路に添った、部材、例えば、車体
けん引装置等で顕著に認められ、各部分が持つ固有振動
数成分と共振して過大な振動を誘発することがこれまで
の実験結果により明らかにされている。
【0011】そこで、振動発生部分の1ないし複数ケ所
に振動センサを設置して脈動トルクに起因して生じる特
定周波数の振動を検出し、検出した信号とあらかじめ設
定した基準値信号とを比較することにより過大な振動の
発生を予知することができ、さらに比較結果にもとづい
て主電動機の回転力を制限することによって、脈動トル
クないし脈動トルクに起因した特定周波数の振動を基準
値以下に抑制することができる。
に振動センサを設置して脈動トルクに起因して生じる特
定周波数の振動を検出し、検出した信号とあらかじめ設
定した基準値信号とを比較することにより過大な振動の
発生を予知することができ、さらに比較結果にもとづい
て主電動機の回転力を制限することによって、脈動トル
クないし脈動トルクに起因した特定周波数の振動を基準
値以下に抑制することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明による電気車駆動システムの保
護装置の実施例を添付図を用いて説明する。
護装置の実施例を添付図を用いて説明する。
【0013】図1及び図2は本発明による電気車駆動シ
ステムの保護装置の一実施例を示す説明図であり、両図
に示した台車・駆動装置等機械部分の構成は一般的な電
気車の概略構造図である。1はパンタグラフ、2はパン
タグラフ1から供給された直流電力を可変電圧可変周波
数の交流電力に変換して台車3内に組込まれた主電動機
4に供給するインバータ回路であり、主電動機4は一般
に三相かご形誘導電動機が使用されている。また、主電
動機4で発生した駆動力ないし制動力は歯車装置5を介
して輪軸6に伝達され、さらに図示しない公知の軸箱支
持装置を介して台車枠7に伝達される。台車枠7に伝達
された駆動力ないし制動力は、図2に概略構造を示すよ
うに、台車枠7の横はり8と車体9に固着した中心ピン
10との間に回動自在に設けた車体けん引装置11を介
して伝達し車体9をけん引するように構成されている。
なお、12は主電動機4を台車枠7に装架するための主
電動機取付脚、13は歯車装置5を台車枠7に弾性支持
するための歯車箱吊り装置であり、これらの部材には駆
動力ないし制動力の反力が作用する。
ステムの保護装置の一実施例を示す説明図であり、両図
に示した台車・駆動装置等機械部分の構成は一般的な電
気車の概略構造図である。1はパンタグラフ、2はパン
タグラフ1から供給された直流電力を可変電圧可変周波
数の交流電力に変換して台車3内に組込まれた主電動機
4に供給するインバータ回路であり、主電動機4は一般
に三相かご形誘導電動機が使用されている。また、主電
動機4で発生した駆動力ないし制動力は歯車装置5を介
して輪軸6に伝達され、さらに図示しない公知の軸箱支
持装置を介して台車枠7に伝達される。台車枠7に伝達
された駆動力ないし制動力は、図2に概略構造を示すよ
うに、台車枠7の横はり8と車体9に固着した中心ピン
10との間に回動自在に設けた車体けん引装置11を介
して伝達し車体9をけん引するように構成されている。
なお、12は主電動機4を台車枠7に装架するための主
電動機取付脚、13は歯車装置5を台車枠7に弾性支持
するための歯車箱吊り装置であり、これらの部材には駆
動力ないし制動力の反力が作用する。
【0014】振動検出回路15は、振動センサ16a〜
16cと帯域フィルタ17及び波形成形器18とにより
構成される。振動センサ16a〜16cは脈動トルクに
起因して発生する振動を検出して電気信号に変換するも
ので、従来から普及している圧電式加速度変換器等が使
用できる。また、振動センサ16a〜16cは脈動トル
クに起因した振動が発生しやすい主電動機4または歯車
装置5が台車枠7に係止され駆動反力が作用する位置付
近(14aまたは14b)ないし車体けん引装置11な
ど駆動力ないし制動力が伝達される構造部材の一部の1
ないし複数個所に設置される。
16cと帯域フィルタ17及び波形成形器18とにより
構成される。振動センサ16a〜16cは脈動トルクに
起因して発生する振動を検出して電気信号に変換するも
ので、従来から普及している圧電式加速度変換器等が使
用できる。また、振動センサ16a〜16cは脈動トル
クに起因した振動が発生しやすい主電動機4または歯車
装置5が台車枠7に係止され駆動反力が作用する位置付
近(14aまたは14b)ないし車体けん引装置11な
ど駆動力ないし制動力が伝達される構造部材の一部の1
ないし複数個所に設置される。
【0015】振動センサ16a〜16cによって検出し
た電気信号は、帯域フィルタ17に入力され、脈動トル
クに起因した特定周波数成分のみが抽出され、波形成形
器18によって波形成形され振動検出信号を得る。
た電気信号は、帯域フィルタ17に入力され、脈動トル
クに起因した特定周波数成分のみが抽出され、波形成形
器18によって波形成形され振動検出信号を得る。
【0016】なお、振動センサ16a〜16cの設置位
置及び帯域フィルタ17の設定周波数は、電気車駆動シ
ステムにおいて発生する脈動トルクの周波数と各部材の
持つ固有振動数との関連で共振による過大な振動が発生
する場所及び周波数をあらかじめシミュレーション計算
ないし実験で確認して決定することが望ましい。
置及び帯域フィルタ17の設定周波数は、電気車駆動シ
ステムにおいて発生する脈動トルクの周波数と各部材の
持つ固有振動数との関連で共振による過大な振動が発生
する場所及び周波数をあらかじめシミュレーション計算
ないし実験で確認して決定することが望ましい。
【0017】振動検出回路15によって得られた振動検
出信号は、比較器18に入力され、基準値レベル発生器
20によって設定された基準値と比較される。21はパ
ターン発生器であり、比較器19からの出力があったと
き、これを受けて駆動力ないし制動力を制限する制限信
号を出力する。また、22は増幅器で、パターン発生器
21からの制限信号と車両加速のための電流指令値IP
と直流変成器DCCTにより検出した主電動機電流IM
とを入力して、インバータ回路2にゲート信号を出力す
る。そして、インバータ回路2,比較器19,基準値レ
ベル発生器20,パターン発生器21及び増幅器22に
より主制御装置23として、インバータ制御装置を構成
している。
出信号は、比較器18に入力され、基準値レベル発生器
20によって設定された基準値と比較される。21はパ
ターン発生器であり、比較器19からの出力があったと
き、これを受けて駆動力ないし制動力を制限する制限信
号を出力する。また、22は増幅器で、パターン発生器
21からの制限信号と車両加速のための電流指令値IP
と直流変成器DCCTにより検出した主電動機電流IM
とを入力して、インバータ回路2にゲート信号を出力す
る。そして、インバータ回路2,比較器19,基準値レ
ベル発生器20,パターン発生器21及び増幅器22に
より主制御装置23として、インバータ制御装置を構成
している。
【0018】次に、このように構成された本発明の第1
の実施例としての電気車駆動システムの保護装置の動作
を図3に示す動作波形の一例をもとに説明する。図3は
電気車の起動から所定の車両速度に達するまでの力行状
態における各部動作波形の代表例を示しており、図中の
(イ)は振動検出回路15から得られた振動検出信号を
インバータ制御系に帰還せず本発明の保護装置を作動さ
せなかった場合の振動検出信号,インバータ周波数及び
主電動機電流の動作波形を示しており、(ロ)は保護装
置を正常に作動させた場合の動作波形を比較して示して
いる。図によると、本発明の電気車駆動システムの保護
装置を作動させなかった場合(図3(イ))には、車両速度
の上昇に対応してインバータ周波数も増加し、主電動機
発生トルクに含まれる脈動トルクの周波数もこれに対応
して変化(インバータ周波数の6n倍)するがインバー
タ周波数が特定の領域図3(イ)のA点に達した時点で
脈動トルクの周波数と駆動軸系の固有振動数が一致し、
共振して過大な振動検出信号を発生している。
の実施例としての電気車駆動システムの保護装置の動作
を図3に示す動作波形の一例をもとに説明する。図3は
電気車の起動から所定の車両速度に達するまでの力行状
態における各部動作波形の代表例を示しており、図中の
(イ)は振動検出回路15から得られた振動検出信号を
インバータ制御系に帰還せず本発明の保護装置を作動さ
せなかった場合の振動検出信号,インバータ周波数及び
主電動機電流の動作波形を示しており、(ロ)は保護装
置を正常に作動させた場合の動作波形を比較して示して
いる。図によると、本発明の電気車駆動システムの保護
装置を作動させなかった場合(図3(イ))には、車両速度
の上昇に対応してインバータ周波数も増加し、主電動機
発生トルクに含まれる脈動トルクの周波数もこれに対応
して変化(インバータ周波数の6n倍)するがインバー
タ周波数が特定の領域図3(イ)のA点に達した時点で
脈動トルクの周波数と駆動軸系の固有振動数が一致し、
共振して過大な振動検出信号を発生している。
【0019】一方、本発明の電気車駆動システムの保護
装置を正常に作動させた図3(ロ)の場合、共振点に近
づいたB点で振動検出回路15から得られる振動検出信
号が、基準値レベル設定器20によって設定された基準
値に達し、比較器19が出力信号を発生する。パターン
発生器21はこれを受けて駆動力を制限するための制限
信号を出力し、増幅器22に入力される。そして、車両
加速のための主電動機電流指令値IP を減じて主電動機
4の駆動力を減少させるため脈動トルクも減少し、これ
に起因して発生する過大な振動を抑制することができ
る。また、駆動力の減少により、車両加速も若干減少す
るが引続き加速されるので図3(c)点で共振点を越
え、比較器19の出力信号が解除されるため駆動力は所
定の値に復旧し、車両加速が継続される。
装置を正常に作動させた図3(ロ)の場合、共振点に近
づいたB点で振動検出回路15から得られる振動検出信
号が、基準値レベル設定器20によって設定された基準
値に達し、比較器19が出力信号を発生する。パターン
発生器21はこれを受けて駆動力を制限するための制限
信号を出力し、増幅器22に入力される。そして、車両
加速のための主電動機電流指令値IP を減じて主電動機
4の駆動力を減少させるため脈動トルクも減少し、これ
に起因して発生する過大な振動を抑制することができ
る。また、駆動力の減少により、車両加速も若干減少す
るが引続き加速されるので図3(c)点で共振点を越
え、比較器19の出力信号が解除されるため駆動力は所
定の値に復旧し、車両加速が継続される。
【0020】このように、本発明の一実施例では、主電
動機4の発生トルクに含まれる脈動トルクに起因して駆
動軸系に誘発される過大な振動を抑制することができる
ので、電気車を構成する機器の過大な振動による損傷や
寿命低下を回避することができるばかりでなく、振動・
騒音による乗心地の悪化を抑制することができる。
動機4の発生トルクに含まれる脈動トルクに起因して駆
動軸系に誘発される過大な振動を抑制することができる
ので、電気車を構成する機器の過大な振動による損傷や
寿命低下を回避することができるばかりでなく、振動・
騒音による乗心地の悪化を抑制することができる。
【0021】図4は、本発明の電気車駆動システムの保
護装置の第2の実施例を示す制御ブロック図である。本
実施例が図1の実施例と異なる点は、本発明の電気車駆
動システムの保護装置を交流電気車用誘導電動機駆動シ
ステムに適用した点にある。すなわち、交流電気車用誘
導電動機駆動システムは、1次側がパンタグラフ1に接
続された主変圧器41とその2次側に接続されたコンバ
ータ42a,42bとが採用されており、これに加え、
インバータ回路2,比較器19,基準値レベル発生器2
0,パターン発生器21及び増幅器22を含めて主電動
機4の駆動力ないし制動力を制御する主制御装置43を
構成している。この場合、パンタグラフ1から供給され
る交流電源はコンバータ42a,42bで直流に変換さ
れるが、コンバータ42a,42bの直流出力電圧に入
力交流電源の2倍周波数の脈動成分が含まれているた
め、この脈動周波数にインバータ周波数が近づいたとこ
ろで、主電動機電流などにビート現象が発生し、交流電
源の2倍周波数の脈動トルクが発生し、駆動軸系の各部
にはこれに対応した振動が誘起される。本発明の電気車
駆動システムの保護装置では、上記の脈動トルクに起因
した振動を振動検出回路15によって検出し、この振動
検出信号が設定された基準値レベルを越えた時点で駆動
力ないし制動力制限信号を出力し、すみやかに駆動力な
いし制動力を減少させるので、過大な脈動トルクやこれ
に起因した振動を抑制することができ、第1の実施例の
場合と同様の効果を達成することができるばかりでな
く、ビート現象に伴う過大な主電動機電流の発生も抑制
することができ、過電流によるシステム停止や主制御装
置43内の制御素子の破損等を回避できる効果もある。
護装置の第2の実施例を示す制御ブロック図である。本
実施例が図1の実施例と異なる点は、本発明の電気車駆
動システムの保護装置を交流電気車用誘導電動機駆動シ
ステムに適用した点にある。すなわち、交流電気車用誘
導電動機駆動システムは、1次側がパンタグラフ1に接
続された主変圧器41とその2次側に接続されたコンバ
ータ42a,42bとが採用されており、これに加え、
インバータ回路2,比較器19,基準値レベル発生器2
0,パターン発生器21及び増幅器22を含めて主電動
機4の駆動力ないし制動力を制御する主制御装置43を
構成している。この場合、パンタグラフ1から供給され
る交流電源はコンバータ42a,42bで直流に変換さ
れるが、コンバータ42a,42bの直流出力電圧に入
力交流電源の2倍周波数の脈動成分が含まれているた
め、この脈動周波数にインバータ周波数が近づいたとこ
ろで、主電動機電流などにビート現象が発生し、交流電
源の2倍周波数の脈動トルクが発生し、駆動軸系の各部
にはこれに対応した振動が誘起される。本発明の電気車
駆動システムの保護装置では、上記の脈動トルクに起因
した振動を振動検出回路15によって検出し、この振動
検出信号が設定された基準値レベルを越えた時点で駆動
力ないし制動力制限信号を出力し、すみやかに駆動力な
いし制動力を減少させるので、過大な脈動トルクやこれ
に起因した振動を抑制することができ、第1の実施例の
場合と同様の効果を達成することができるばかりでな
く、ビート現象に伴う過大な主電動機電流の発生も抑制
することができ、過電流によるシステム停止や主制御装
置43内の制御素子の破損等を回避できる効果もある。
【0022】なお、第2の実施例における帯域フィルタ
17は少なくとも交流電源の2倍の周波数を含む帯域に
設定される。
17は少なくとも交流電源の2倍の周波数を含む帯域に
設定される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、主電動機が発生する過
大な脈動トルクやこれに起因して駆動システム各部に誘
発される過大な振動を抑制することができるので、電気
車駆動システムの損傷や寿命低下を回避することがで
き、駆動システムの信頼性が著しく向上する。また、過
大な脈動トルクないしこれに起因した振動の抑制により
振動・騒音による乗心地の悪化を回避することができ
る。
大な脈動トルクやこれに起因して駆動システム各部に誘
発される過大な振動を抑制することができるので、電気
車駆動システムの損傷や寿命低下を回避することがで
き、駆動システムの信頼性が著しく向上する。また、過
大な脈動トルクないしこれに起因した振動の抑制により
振動・騒音による乗心地の悪化を回避することができ
る。
【図1】本発明による電気車駆動システムの保護装置の
一実施例を示すブロック図。
一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例における車体けん引装置の説明
図。
図。
【図3】図1の実施例における力行時の動作を説明する
波形図。
波形図。
【図4】本発明による電気車駆動システムの保護装置の
他の実施例を示す制御ブロック図。
他の実施例を示す制御ブロック図。
15…振動検出回路、16a〜16c…振動センサ、1
7…帯域フィルタ、18…波形成形器、19…比較器、
20…基準値レベル発生器、21…パターン発生器、2
2…増幅器、23,43…主制御装置。
7…帯域フィルタ、18…波形成形器、19…比較器、
20…基準値レベル発生器、21…パターン発生器、2
2…増幅器、23,43…主制御装置。
Claims (7)
- 【請求項1】主電動機の回転力を制御する主制御装置
と、前記主電動機及び歯車装置を装架した電動台車とを
含む電気車の駆動システムにおいて、前記主電動機が発
生する脈動トルクに起因して、前記駆動システムに誘発
される特定周波数の振動を検出する第1手段と、前記第
1手段の出力信号と基準値信号とを比較する第2手段
と、前記第1手段の出力信号と基準値信号との比較結果
にもとづいて、前記主電動機の回転力を制限する第3手
段とを含むことを特徴とする電気車駆動システムの保護
装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記主電動機の回転力
を制御する主制御装置は、可変電圧可変周波数インバー
タで構成され、前記主電動機が三相かご形誘導電動機で
ある電気車駆動システムの保護装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記主電動機の回転力
を制御する前記主制御装置は、コンバータと可変電圧可
変周波数インバータとで構成され、前記主電動機が三相
かご形誘導電動機である電気車駆動システムの保護装
置。 - 【請求項4】請求項1において、振動検出手段は、振動
を電気信号に変換する振動センサと、前記振動センサの
電気出力から主電動機が発生する脈動トルクに対応した
特定周波数の振動成分を抽出する帯域フィルタとを含む
電気車駆動システムの保護装置。 - 【請求項5】請求項3において、振動検出手段に設置す
る特定周波数の振動成分を抽出する帯域フィルタは、コ
ンバータに入力される交流電圧の2倍の周波数を含む帯
域に設定される電気車駆動システムの保護装置。 - 【請求項6】請求項1において、前記第1手段としての
振動センサは、主電動機ないし歯車装置が台車枠に係止
される部分付近に1ないし複数個設置される電気車駆動
システムの保護装置。 - 【請求項7】請求項1において、前記第1手段としての
振動センサは、車体けん引装置を含む駆動力ないし制動
力の伝達経路に添って設けられた部材の一部に1ないし
複数個設置される電気車駆動システムの保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6176439A JPH0847105A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 電気車駆動システムの保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6176439A JPH0847105A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 電気車駆動システムの保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847105A true JPH0847105A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16013730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6176439A Pending JPH0847105A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 電気車駆動システムの保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0847105A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1104088A3 (de) * | 1999-11-25 | 2002-12-18 | WILO GmbH | Pumpe mit Vibrationssensor |
| JP2012154253A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2018170834A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両及び車両の制御方法 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP6176439A patent/JPH0847105A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1104088A3 (de) * | 1999-11-25 | 2002-12-18 | WILO GmbH | Pumpe mit Vibrationssensor |
| JP2012154253A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2018170834A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両及び車両の制御方法 |
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