JPH0847365A - 貝の口開け装置 - Google Patents
貝の口開け装置Info
- Publication number
- JPH0847365A JPH0847365A JP21518894A JP21518894A JPH0847365A JP H0847365 A JPH0847365 A JP H0847365A JP 21518894 A JP21518894 A JP 21518894A JP 21518894 A JP21518894 A JP 21518894A JP H0847365 A JPH0847365 A JP H0847365A
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- Japan
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- blade
- shell
- pearl
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特殊刃物を使用し、その刃物の先端部を貝
殻の腹縁部から挿入して閉殻筋を切断し、アコヤ貝等の
貝殻の口開けを行う作業の機械化を計るものである。 【構成】 特殊刃物5の先端部を回動自在に保持した
刃物取付台4に必要な直進運動を与え、その直進運動の
過程に於て刃物取付台4に設ける突起部12とこれに対
接して固定部に設けた調整金具10との相対関係を適切
に保持する事によって、貝殻の口開けに最適なその腹縁
部に刃物の先端を確実に誘導する事を可能にして機械化
を計ったものである。
殻の腹縁部から挿入して閉殻筋を切断し、アコヤ貝等の
貝殻の口開けを行う作業の機械化を計るものである。 【構成】 特殊刃物5の先端部を回動自在に保持した
刃物取付台4に必要な直進運動を与え、その直進運動の
過程に於て刃物取付台4に設ける突起部12とこれに対
接して固定部に設けた調整金具10との相対関係を適切
に保持する事によって、貝殻の口開けに最適なその腹縁
部に刃物の先端を確実に誘導する事を可能にして機械化
を計ったものである。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」この発明は養殖真珠の母貝である
アコヤ貝から真珠を採取する場合や、その他の貝類から
中身を取り出す際必要とされる貝の口開け作業に使用さ
れる装置に関する。 「従来の技術」アコヤ貝から中身を取り出す場合の貝の
口開け作業、例えば養殖真珠の母貝であるアコヤ貝から
真珠を採取する場合に行われる貝の口開け作業は従来特
殊な刃物を駆使しての手作業に頼っている。すなわちそ
の作業としては、具体的には第4図と第5図に貝の側面
図と平面図を示すように、アコヤ貝イの背部の蝶番部ロ
とは反対側に当たるいわゆる前部の上、下の殻の合わせ
目部分すなわち腹縁部から内部に向かって刃物5を差し
込み、この刃物の刃先部分で真珠核ニと反対側の側部に
位置する閉殻筋(貝柱)ハを手探りで探り当て、これと
貝殻との密着部を切断する事により、上下両貝殻相互間
の緊閉力を喪失させて、その上下の貝殻を自然開放力に
より口開させている。 「発明が解決しようとする問題点」ところで前述した従
来の手段では刃物の使用、貝殻に付着するフジツボ等の
寄生虫やその他鋭利な付着生物等により手傷を負う危険
性が非常に高く、更には相当の熟練を要するばかりでな
くその作業も非能率的であり、又貝の大きさ、形状の不
揃いからその作業の機械化が非常に困難とされている。 「問題点を解決するための手段」この発明は上述した事
情にかんがみなされたもので、前進しながら刃先を下向
させて行く刃物を貝の腹縁部の上下貝殻合わせ目付近か
ら内部に挿入させ、この挿入前進過程で閉殻筋を切断さ
せる手段を有すると共に貝殻の大きさ、形状の変化に対
応し得る貝の載置台を設ける事により機械化を実現した
ものである。 「実施例」以下図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。実施例は養殖真珠の母貝であるアコヤ貝か
ら真珠を採取する場合の貝の口開けに本発明による装置
を使用する場合についてである。第1図はこの発明の実
施例の構成を示す正面図、第2図は同実施例の平面図、
又第3図は刃物の動きを説明するための正面図、第6
図、第7図、第8図は構成部品の一部詳細を示すもので
ある。これらの図面において、1は刃物移動台で下部に
設けられた貫通穴部分でガイド棒2に嵌合させることに
よりこのガイド棒上を摺動できるようになっている。ガ
イド棒2は一端をフレーム3に固着され、水平状態に支
持されている。4は刃物移動台1にこの移動台の摺動方
向に直行する軸に回動自在に軸着された刃物取付台でこ
の取付台に刃物5がその取付台の回動円に対する半径方
向に延びる状態に取付けられる。6は刃物5に反時計方
向(図1において)の回転力を付与させるコイルスプリ
ングで、刃物移動台1上に取付けられた支持筒7内に挿
入され、その一端にスプリングヘッド8を当てがい、こ
のヘッドを刃物取付台4の周辺に突設させたアーム9に
対接させることにより、常にこの刃物取付台4及びこれ
に固着させた刃物に前記の回転力を与えている。10は
刃物5の上下方向の傾度、すなわちこの傾度によって変
化する刃先の位置を調整するための調整金具で一端をフ
レーム3に固着された支持腕11に嵌合し摺動可能に保
持されている。又、調整金具10の上面は刃物移動台1
の運動の方向に対し一定の斜度を有し、且つ刃物取付台
4の周辺に突設した突起部12に対接する。13は調整
金具10の適所に設けたねじ孔に螺合する締付ボルトで
あり、調整金具10を支持腕11上に固定するためのも
のである。14は刃物移動台1を運動させるためのシリ
ンダーでフレーム3に水平方向に取付けられ、そのピス
トンロッドを刃物移動台1に連結させている。15はア
コヤ貝イを受け止める載置台で、フレーム3上に支持さ
れ、且つ刃物5の取付け基部より下方に位置し、尚上面
にはアコヤ貝イを略水平状態で安定的に受け止めさせる
ための凹所が形成させた受皿25、26等により構成さ
れる。16は載置台15上に載置されたアコヤ貝を固定
するためのローラでフレーム3上に固定された支持台1
7に軸支されたアーム18の自由端に軸着される。19
はローラ16をアコヤ貝イの上面に押し付けるためのシ
リンダーでフレーム3上に取り付けられた支持台20上
に固着され、そのピストンロッド部は前記アーム18と
一体的に連なるアーム21に連結される。尚このシリン
ダー19および前記シリンダー14は圧縮エアーを動力
源とするエアーシリンダーが用いられる。以上の構成に
おいて第1図に示す様にシリンダー14のピストンロッ
ドを伸長させ刃物移動台1を最後部まで後退させた時、
刃物取付台4の周辺に突設した突起部12と調整金具1
0の上面の斜面における接触点が刃物取付台の回動を制
限し、刃物5の先端を上方に位置せしめる所に位置して
固定させる。又、アコヤ貝イは刃物移動台1が最後部に
後退し、刃物5の先端が上方に位置する状態で載置台1
5上に載置し、シリンダー19を操作しそのピストンロ
ッドを伸長させ、これによってアーム21、18を回動
させることによりローラ16をアコヤ貝イの上面に圧接
させてこのアコヤ貝を固定する。この状態においてシリ
ンダー14を操作し、そのピストンロッドを短縮させて
刃物移動台1、すなわち刃物取付台4をフレーム3の方
向に向かって前進させれば突起部12と調整金具10の
上面の斜面における接触位置は次第に移動し、それに伴
って刃物取付台4の回動の制限が解かれていく。第3図
は刃物移動台1の前進過程の中間を示すものであり、調
整金具10により制限されていた刃物取付台4の回動が
その前進運動によって次第に開放されて反時計方向に回
動し、従って刃物5の刃先が下向きに移動した事を示し
ている。第3図はこの様に刃物移動台1及び刃物取付台
4の前進運動とそれに伴う刃物取付台4の回動によって
刃物5の刃先部分がアコヤ貝の腹縁部であり、刃物挿入
点であるP点にて接触した状態を示すものであり、本実
施例においてはそのP点を常に一定位置にするために刃
物5の先端部から刃物取付台4までの距離を調整して刃
物を取り付けたり、若しくは調整金具10の位置を調整
する事によって目的を達する。第4図及び第5図はアコ
ヤ貝の腹縁部から刃物5を挿入し、貝の閉殻筋ハ(貝
柱)を切断する状態を示すものであって、ロは貝殻T番
部分、ニは真珠核である。挿入された刃物は2枚貝の下
側の貝殻の内面に沿って伸ばされ、その刃先によって閉
殻筋の下側部分を切断するのである。ちなみに、当該閉
殻筋は食用として加工され商品化される事から作業に当
ってその品質を低下させない様にしなければならないの
であるが、本案実施例について言えばあらかじめ設定さ
れた刃物の挿入口Pに接触した刃物の先端は更に前進し
てアコヤ貝の貝殻を突き破り貝内に挿入された後も常に
コイルスプリング6によって刃物取付台4に与えられる
回転力により下向きに押さえつけられているのでアコヤ
貝の下側面の形状に沿って進み、閉殻筋に達してこれを
切断する。刃物は閉殻筋を切断した後シリンダー14の
ストローク終端に来て後退するが、その刃先部の軌跡は
前進時と全く同様であり、P点を過ぎてより後は刃物取
付台4の突起部12と調整金具10の接触により時計方
向の回転が行われて刃先は上方に移動して停止する。こ
の様にして閉殻筋を切断されたアコヤ貝イはこの後シリ
ンダー19の操作によってアーム21、18及びローラ
16を介して加えられていた圧接力を取り除かれて口を
開くことになるが一連の口開け作業において重要な事は
常に一定の位置で一定の軌跡をたどって運動する刃物5
に対し貝殻の切断口Pを適切に選ぶ事である。周知の通
り、アコヤ貝においてその口開けに供される貝殻の大き
さ、形状は全て異なるものである。従って、この様なア
コヤ貝を常に一定の形状、寸法の載置台に載置したとし
ても切断口Pを適切な位置に選ぶ事は不可能である。第
6図及び第7図は上記の課題を解決するための載置台の
実施例を詳細に示したものである。15は載置台、22
はフレーム3の上面に刃物移動台1の運動の方向に設け
られた載置台15の前後動を案内する案内溝23、24
は載置台15上に設けた受皿でアコヤ貝の形状に類形的
な凹所25、26を有し、貝を安定的に受け止めるもの
である。又24は載置台15に固定されるが23は載置
台15に対し矢印Aの方向の動きのみ許容されている。
27、28は第8図斜視図の如く構成された操作ハンド
ルであり、偏心頭部27とハンドル部28が軸頸30で
一体的につながっている。29は受皿23に設けられた
切欠き部で前記27の偏心頭部が揺動可能に嵌合する。
31は載置台15に設けた軸受部であり前記軸頸30を
軸支する この様に構成された載置台において、操作ハンドル28
を180°回動すればそれに連結する偏心頭部27も回
動し、その偏心量の2倍の行程の動きを受皿23に与え
得る。すなわち、受皿23は矢印Aの方向に移動する。
これは載置するアコヤ貝の大きさ、又は形状によってア
コヤ貝形状に類形的な凹所25、26を適応させるため
に行うものであって受皿23の移動により第6図、第7
図に示す凹所25、26の幅Lを任意に変更し得るもの
でアコヤ貝を常に安定して載置する事を可能にする。又
フレーム3上に設けた載置台15の案内溝22は載置台
15に載置されたアコヤ貝の腹縁部P点と常に一定軌跡
で運動する刃物5の先端部の位置を適応させるため載置
台15を前後方向に移動する目的のものである。すなわ
ち、アコヤ貝を載置し、シリンダー19及びアーム1
8、21を介し、ローラ16にてアコヤ貝を固定するに
当り、載置台15の位置を調整した後にアコヤ貝を固定
する。 「発明の効果」本案は養殖真珠の真珠取りのために行う
養殖母貝のアコヤ貝の口開けに必要な閉殻筋の切断を機
械化せんとするものであって、作業者はアコヤ貝を載置
台上に載置するに当り、そのアコヤ貝の大きさ、形状に
合わせて載置台を自由に操作して安定的に固定し、且つ
その位置を自由に移動する事により常に最適の位置から
刃物を貝殻に差し込むことが可能である。又、アコヤ貝
を載置台に固定した後は安全、迅速に閉殻筋の切断を行
う事が出来、且つ当該装置を複数個併設する事により時
間当りの処理能力を増大し、能率を一層向上させる事が
可能である。尚、真珠の養殖母貝であるアコヤ貝の口開
け作業について説明したが、構造的にアコヤ貝と類似の
貝であれば口開け作業に当該装置を適用し得る事は言う
までもない。
アコヤ貝から真珠を採取する場合や、その他の貝類から
中身を取り出す際必要とされる貝の口開け作業に使用さ
れる装置に関する。 「従来の技術」アコヤ貝から中身を取り出す場合の貝の
口開け作業、例えば養殖真珠の母貝であるアコヤ貝から
真珠を採取する場合に行われる貝の口開け作業は従来特
殊な刃物を駆使しての手作業に頼っている。すなわちそ
の作業としては、具体的には第4図と第5図に貝の側面
図と平面図を示すように、アコヤ貝イの背部の蝶番部ロ
とは反対側に当たるいわゆる前部の上、下の殻の合わせ
目部分すなわち腹縁部から内部に向かって刃物5を差し
込み、この刃物の刃先部分で真珠核ニと反対側の側部に
位置する閉殻筋(貝柱)ハを手探りで探り当て、これと
貝殻との密着部を切断する事により、上下両貝殻相互間
の緊閉力を喪失させて、その上下の貝殻を自然開放力に
より口開させている。 「発明が解決しようとする問題点」ところで前述した従
来の手段では刃物の使用、貝殻に付着するフジツボ等の
寄生虫やその他鋭利な付着生物等により手傷を負う危険
性が非常に高く、更には相当の熟練を要するばかりでな
くその作業も非能率的であり、又貝の大きさ、形状の不
揃いからその作業の機械化が非常に困難とされている。 「問題点を解決するための手段」この発明は上述した事
情にかんがみなされたもので、前進しながら刃先を下向
させて行く刃物を貝の腹縁部の上下貝殻合わせ目付近か
ら内部に挿入させ、この挿入前進過程で閉殻筋を切断さ
せる手段を有すると共に貝殻の大きさ、形状の変化に対
応し得る貝の載置台を設ける事により機械化を実現した
ものである。 「実施例」以下図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。実施例は養殖真珠の母貝であるアコヤ貝か
ら真珠を採取する場合の貝の口開けに本発明による装置
を使用する場合についてである。第1図はこの発明の実
施例の構成を示す正面図、第2図は同実施例の平面図、
又第3図は刃物の動きを説明するための正面図、第6
図、第7図、第8図は構成部品の一部詳細を示すもので
ある。これらの図面において、1は刃物移動台で下部に
設けられた貫通穴部分でガイド棒2に嵌合させることに
よりこのガイド棒上を摺動できるようになっている。ガ
イド棒2は一端をフレーム3に固着され、水平状態に支
持されている。4は刃物移動台1にこの移動台の摺動方
向に直行する軸に回動自在に軸着された刃物取付台でこ
の取付台に刃物5がその取付台の回動円に対する半径方
向に延びる状態に取付けられる。6は刃物5に反時計方
向(図1において)の回転力を付与させるコイルスプリ
ングで、刃物移動台1上に取付けられた支持筒7内に挿
入され、その一端にスプリングヘッド8を当てがい、こ
のヘッドを刃物取付台4の周辺に突設させたアーム9に
対接させることにより、常にこの刃物取付台4及びこれ
に固着させた刃物に前記の回転力を与えている。10は
刃物5の上下方向の傾度、すなわちこの傾度によって変
化する刃先の位置を調整するための調整金具で一端をフ
レーム3に固着された支持腕11に嵌合し摺動可能に保
持されている。又、調整金具10の上面は刃物移動台1
の運動の方向に対し一定の斜度を有し、且つ刃物取付台
4の周辺に突設した突起部12に対接する。13は調整
金具10の適所に設けたねじ孔に螺合する締付ボルトで
あり、調整金具10を支持腕11上に固定するためのも
のである。14は刃物移動台1を運動させるためのシリ
ンダーでフレーム3に水平方向に取付けられ、そのピス
トンロッドを刃物移動台1に連結させている。15はア
コヤ貝イを受け止める載置台で、フレーム3上に支持さ
れ、且つ刃物5の取付け基部より下方に位置し、尚上面
にはアコヤ貝イを略水平状態で安定的に受け止めさせる
ための凹所が形成させた受皿25、26等により構成さ
れる。16は載置台15上に載置されたアコヤ貝を固定
するためのローラでフレーム3上に固定された支持台1
7に軸支されたアーム18の自由端に軸着される。19
はローラ16をアコヤ貝イの上面に押し付けるためのシ
リンダーでフレーム3上に取り付けられた支持台20上
に固着され、そのピストンロッド部は前記アーム18と
一体的に連なるアーム21に連結される。尚このシリン
ダー19および前記シリンダー14は圧縮エアーを動力
源とするエアーシリンダーが用いられる。以上の構成に
おいて第1図に示す様にシリンダー14のピストンロッ
ドを伸長させ刃物移動台1を最後部まで後退させた時、
刃物取付台4の周辺に突設した突起部12と調整金具1
0の上面の斜面における接触点が刃物取付台の回動を制
限し、刃物5の先端を上方に位置せしめる所に位置して
固定させる。又、アコヤ貝イは刃物移動台1が最後部に
後退し、刃物5の先端が上方に位置する状態で載置台1
5上に載置し、シリンダー19を操作しそのピストンロ
ッドを伸長させ、これによってアーム21、18を回動
させることによりローラ16をアコヤ貝イの上面に圧接
させてこのアコヤ貝を固定する。この状態においてシリ
ンダー14を操作し、そのピストンロッドを短縮させて
刃物移動台1、すなわち刃物取付台4をフレーム3の方
向に向かって前進させれば突起部12と調整金具10の
上面の斜面における接触位置は次第に移動し、それに伴
って刃物取付台4の回動の制限が解かれていく。第3図
は刃物移動台1の前進過程の中間を示すものであり、調
整金具10により制限されていた刃物取付台4の回動が
その前進運動によって次第に開放されて反時計方向に回
動し、従って刃物5の刃先が下向きに移動した事を示し
ている。第3図はこの様に刃物移動台1及び刃物取付台
4の前進運動とそれに伴う刃物取付台4の回動によって
刃物5の刃先部分がアコヤ貝の腹縁部であり、刃物挿入
点であるP点にて接触した状態を示すものであり、本実
施例においてはそのP点を常に一定位置にするために刃
物5の先端部から刃物取付台4までの距離を調整して刃
物を取り付けたり、若しくは調整金具10の位置を調整
する事によって目的を達する。第4図及び第5図はアコ
ヤ貝の腹縁部から刃物5を挿入し、貝の閉殻筋ハ(貝
柱)を切断する状態を示すものであって、ロは貝殻T番
部分、ニは真珠核である。挿入された刃物は2枚貝の下
側の貝殻の内面に沿って伸ばされ、その刃先によって閉
殻筋の下側部分を切断するのである。ちなみに、当該閉
殻筋は食用として加工され商品化される事から作業に当
ってその品質を低下させない様にしなければならないの
であるが、本案実施例について言えばあらかじめ設定さ
れた刃物の挿入口Pに接触した刃物の先端は更に前進し
てアコヤ貝の貝殻を突き破り貝内に挿入された後も常に
コイルスプリング6によって刃物取付台4に与えられる
回転力により下向きに押さえつけられているのでアコヤ
貝の下側面の形状に沿って進み、閉殻筋に達してこれを
切断する。刃物は閉殻筋を切断した後シリンダー14の
ストローク終端に来て後退するが、その刃先部の軌跡は
前進時と全く同様であり、P点を過ぎてより後は刃物取
付台4の突起部12と調整金具10の接触により時計方
向の回転が行われて刃先は上方に移動して停止する。こ
の様にして閉殻筋を切断されたアコヤ貝イはこの後シリ
ンダー19の操作によってアーム21、18及びローラ
16を介して加えられていた圧接力を取り除かれて口を
開くことになるが一連の口開け作業において重要な事は
常に一定の位置で一定の軌跡をたどって運動する刃物5
に対し貝殻の切断口Pを適切に選ぶ事である。周知の通
り、アコヤ貝においてその口開けに供される貝殻の大き
さ、形状は全て異なるものである。従って、この様なア
コヤ貝を常に一定の形状、寸法の載置台に載置したとし
ても切断口Pを適切な位置に選ぶ事は不可能である。第
6図及び第7図は上記の課題を解決するための載置台の
実施例を詳細に示したものである。15は載置台、22
はフレーム3の上面に刃物移動台1の運動の方向に設け
られた載置台15の前後動を案内する案内溝23、24
は載置台15上に設けた受皿でアコヤ貝の形状に類形的
な凹所25、26を有し、貝を安定的に受け止めるもの
である。又24は載置台15に固定されるが23は載置
台15に対し矢印Aの方向の動きのみ許容されている。
27、28は第8図斜視図の如く構成された操作ハンド
ルであり、偏心頭部27とハンドル部28が軸頸30で
一体的につながっている。29は受皿23に設けられた
切欠き部で前記27の偏心頭部が揺動可能に嵌合する。
31は載置台15に設けた軸受部であり前記軸頸30を
軸支する この様に構成された載置台において、操作ハンドル28
を180°回動すればそれに連結する偏心頭部27も回
動し、その偏心量の2倍の行程の動きを受皿23に与え
得る。すなわち、受皿23は矢印Aの方向に移動する。
これは載置するアコヤ貝の大きさ、又は形状によってア
コヤ貝形状に類形的な凹所25、26を適応させるため
に行うものであって受皿23の移動により第6図、第7
図に示す凹所25、26の幅Lを任意に変更し得るもの
でアコヤ貝を常に安定して載置する事を可能にする。又
フレーム3上に設けた載置台15の案内溝22は載置台
15に載置されたアコヤ貝の腹縁部P点と常に一定軌跡
で運動する刃物5の先端部の位置を適応させるため載置
台15を前後方向に移動する目的のものである。すなわ
ち、アコヤ貝を載置し、シリンダー19及びアーム1
8、21を介し、ローラ16にてアコヤ貝を固定するに
当り、載置台15の位置を調整した後にアコヤ貝を固定
する。 「発明の効果」本案は養殖真珠の真珠取りのために行う
養殖母貝のアコヤ貝の口開けに必要な閉殻筋の切断を機
械化せんとするものであって、作業者はアコヤ貝を載置
台上に載置するに当り、そのアコヤ貝の大きさ、形状に
合わせて載置台を自由に操作して安定的に固定し、且つ
その位置を自由に移動する事により常に最適の位置から
刃物を貝殻に差し込むことが可能である。又、アコヤ貝
を載置台に固定した後は安全、迅速に閉殻筋の切断を行
う事が出来、且つ当該装置を複数個併設する事により時
間当りの処理能力を増大し、能率を一層向上させる事が
可能である。尚、真珠の養殖母貝であるアコヤ貝の口開
け作業について説明したが、構造的にアコヤ貝と類似の
貝であれば口開け作業に当該装置を適用し得る事は言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第6図、第7図、第8図は本
案の実施例を示すものであって、第1図は全体構成を示
す正面図の断面を示す。第2図はその平面図で第1図を
上面より見た図を示す。第3図は作用を説明するための
正面図であり、第1図に対し本装置を一部動作させた状
態を示している。第6図、第7図は本案の実施例につい
ての部分詳細図、第4図、第5図は作業の詳細を説明す
る詳細図である。 1……刃物移動台 2……刃物取付台 5……刃物 10……調整金具 15……載置台 イ……貝殻
案の実施例を示すものであって、第1図は全体構成を示
す正面図の断面を示す。第2図はその平面図で第1図を
上面より見た図を示す。第3図は作用を説明するための
正面図であり、第1図に対し本装置を一部動作させた状
態を示している。第6図、第7図は本案の実施例につい
ての部分詳細図、第4図、第5図は作業の詳細を説明す
る詳細図である。 1……刃物移動台 2……刃物取付台 5……刃物 10……調整金具 15……載置台 イ……貝殻
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)貝殻を固定する載置台を複数個のブロック状に分
割した事を特徴とする貝の口開け装置。 (2)載置台に固定した貝殻に向かって前、後進運動を
する移動台に、揺動可能に設置された刃物の先端部が、
その前進過程において貝殻の腹縁部に達した時点で貝殻
に接触する如く刃物の揺動運動を規制する抑止機構を設
けた事を特徴とする貝の口開け装置。 (3)載置台の位置を任意に移動出来る事を特徴とする
貝の口開け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21518894A JPH0847365A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 貝の口開け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21518894A JPH0847365A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 貝の口開け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847365A true JPH0847365A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16668141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21518894A Pending JPH0847365A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 貝の口開け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0847365A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111202018A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-05-29 | 鲁东大学 | 一种改进型双壳贝类闭壳肌拉力的测定装置 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP21518894A patent/JPH0847365A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111202018A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-05-29 | 鲁东大学 | 一种改进型双壳贝类闭壳肌拉力的测定装置 |
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