JPH084784B2 - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JPH084784B2
JPH084784B2 JP5065231A JP6523193A JPH084784B2 JP H084784 B2 JPH084784 B2 JP H084784B2 JP 5065231 A JP5065231 A JP 5065231A JP 6523193 A JP6523193 A JP 6523193A JP H084784 B2 JPH084784 B2 JP H084784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、修景用水、人工池のア
オコ防止、下水処理、河川・湖沼などの有機物で汚染さ
れた水の浄化等に利用される水処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】オゾンは強い酸化力を有しており、これ
を利用して殺菌や有機物分解等に広く利用されている。
このような用途としてし尿処理水の浄化(脱色)は有名
であるが、最近ではプールや上水の処理などにも幅広く
展開されている。
【0003】ところがオゾンの酸化力には限界があり、
単結合(C−C)を持つ有機物は分解できない。またオ
ゾンによる副生成物(有害物質である場合が多い)や、
オゾン自身が毒性を持っているので、処理後には排オゾ
ン装置(活性炭など)が必要になるなど、適用に当たっ
ての問題が多い。
【0004】これに対して、紫外線とオゾンを併用する
と、オゾンが紫外線で分解されて、より酸化力の強いヒ
ドロキシラジカル(OH・)が生成し、それにより有機
物を完全に分解することが可能になる。 O3 ─(254nm) →O2 +O・ O・+H2 O→2OH・(ヒドロキシラジカル)
【0005】また処理水中の残存オゾンを、紫外線によ
って完全に分解することができ、他の排オゾン装置を設
ける必要がなく、経済的である。そこでこのような紫
外線とオゾンを併用した水処理装置として以下のよう
な装置が提案された(実公昭57−8958号公報参
照)。
【0006】すなわち図2において、石英ガラス円筒管
51の中心に水銀ランプ52を設け、この石英ガラス円
筒管51の外周を廃水槽53で囲む。この石英ガラス円
筒管51の一端に酸素あるいは空気の送気管54を接続
し、他端には例えばシリコンゴム栓55を介して散気板
56を設ける。
【0007】これによって、送気管54から供給された
酸素あるいは空気は、水銀ランプ52と石英ガラス円筒
管51の間隙を通過され、その際に空気中の酸素が水銀
ランプ52からの紫外線の照射によってオゾン化され
る。このオゾンが散気板56から廃水槽53内の廃水中
に噴出される。
【0008】そして噴出されたオゾンは、廃水槽53内
の廃水中溶存されると共に、水銀ランプ52から石英
ガラス円筒管51を通じた紫外線の照射によって高度に
活性化され、廃水の処理が行われる。また処理水中の残
存オゾンは、紫外線によって完全に分解される。なお5
7は送水管、58は排水管、59は排気口である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの装置にお
いて、本来、オゾンと紫外線を併用する目的は、オゾ
ン、紫外線それぞれ単独の効果に加えて、オゾン、紫外
線の併用により生成するヒドロキシラジカルの効果が重
なることである。
【0010】しかしながら上述の従来の装置のように
オゾン反応槽と紫外線照射部分を同一の装置内に設けた
構造では、オゾン自身の酸化力を発揮する前に紫外線で
分解されてしまい、ヒドロキシラジカルと紫外線のみの
効果しか得られていない。この出願はこのような点に鑑
みて成されたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水処理装置
は、オゾンを処理水に接触させて酸化分解による処理を
行うオゾン反応装置(1)と、オゾン反応装置(1)の
後段に設けられ、酸素又は空気に紫外線を照射してオゾ
ンを生成し且つオゾンをオゾン反応装置(1)に供給す
ると共に、オゾン反応装置(1)から送られた処理水に
紫外線を照射することにより処理水に含まれるオゾンを
分解してヒドロキシラジカルを生成し且つヒドロキシラ
ジカルにより処理水に含まれる有機物を分解する紫外線
照射装置(2)とを設け、紫外線照射装置(2)は、処
理水が通過する通水管(21)と、通水管(21)の周囲に配置
された複数の紫外線発生器(23)とを有し、通水管(21)
は、酸素又は空気に作用してオゾンを発生させる波長領
域の紫外線は透過させずにオゾンを分解する波長領域の
紫外線のみを透過させるフッ素樹脂で形成したことを特
徴としている。
【0012】
【作用】これによれば、オゾン反応装置により処理水が
オゾンに接触して酸化分解された後、その後段に設けら
れた紫外線照射装置により処理水中に含まれるオゾンが
紫外線で分解されてヒドロキシラジカルに変化し、この
ヒドロキシラジカルにより処理水に含まれる有機物が完
全に分解されると共に、処理水中に残留するオゾンも分
解して、無害化することができる。
【0013】
【実施例】本発明による水処理装置の概略図を図1に示
す。この図において、水処理装置はオゾン反応装置とし
てのオゾン反応槽1と、紫外線照射装置(外照式の流水
型殺菌装置)2から成る。オゾン反応槽1はステンレス
製のタンクあるいはシリンダー10であり、下部にはオ
ゾン吹き込み用の散気管11が設けられる。
【0014】またオゾン反応槽1の上部に送水管12、
下部に排水管13が設けられ、処理水は上部から下部へ
流れてオゾンと対向され、効率よく溶解が行われる。さ
らにオゾン反応槽1の上部には排気14が設けられ、
排ガスの処理装置(図示せず)に接続される。そして処
理水に溶解したオゾンは水中の有機物を酸化分解し、そ
の後処理水は排水管13から排出されて紫外線照射装置
2に供給される。
【0015】紫外線照射装置2は外照式の流水型殺菌装
置であり、中央部に通水管21が設けられる。この通水
管21の下部にオゾン反応槽1からの排水管13が接続
され、上部に処理後の水を取り出す出水管22が接続さ
れる。さらに通水管21の外周に複数の紫外線ランプ2
3が設けられている。この紫外線ランプ23が紫外線発
生器の一具体例を構成している。
【0016】この装置において、通水管21の素材には
紫外線透過性の材料、具体的には酸素又は空気に作用し
てオゾンを発生させる波長領域(185nm) の紫外線は透過
させずに当該オゾンを分解する波長領域(254nm) の紫外
線のみを透過させるフッ素樹脂が使用される。従ってオ
ゾン反応槽1からのオゾンを含んだ処理水は、通水管2
1の中で波長254nm の紫外線の照射によってオゾンが分
解され、ヒドロキシラジカルにより有機物の分解を完全
なものにする。また処理水中に残留するオゾンも、波長
254nm の紫外線の照射によって完全に分解され、無害な
ものにされる。これによって浄化された水が出水管22
から取り出される。
【0017】特に、通水管21に使用される紫外線透過
性の材料としてフッ素樹脂を使用することにより、通水
管21の接触面に水の汚れが付着しにくく好適である。
またフッ素樹脂はオゾンにも強く、さらにオゾンを発生
させる紫外線(185nm) は透過しないので、処理水中の酸
素をオゾン化することがなく好適である。
【0018】また紫外線照射装置では、ランプとして1
85nmと254nmを放射するオゾン発生用ランプが
多く用いられている。ここで各波長には、下記のような
関係があるため、ランプでオゾンの発生(波長185nm)
分解(波長254nm)を同時に行うことができる。 O2 ─(185nm) →O33 ─(254nm) →O2
【0019】そこで紫外線ランプ23の周囲に密封構造
24が設けられ、この密封構造24の下部に酸素あるい
は空気の供給される給気管25が設けられ、上部に送気
管26が設けられる。これによって給気管25から供給
された酸素あるいは空気は、紫外線ランプ23と密封構
造24及び通水管21の間隙を通過され、その際に空気
中の酸素が紫外線ランプ23からの紫外線の照射によっ
てオゾン化される。そしてこのオゾンが、送気管26を
通じてオゾン反応槽1の散気管11に供給される。この
散気管11に供給されたオゾンは、オゾン反応槽1内に
排出されて比重の相違により処理水中を上昇し、その
際、処理水中に含まれる有機物を酸化分解する。
【0020】こうして上述の装置によれば、オゾン反応
装置1の後段に紫外線照射装置2を設け、紫外線照射装
置2の通水管21を、オゾンを発生することなくオゾン
を分解する波長領域の紫外線のみを透過するフッ素樹脂
で形成し、通水管21の周囲に複数の紫外線ランプ23
を配置したことにより、それぞれ効果を充分に発揮して
処理水に紫外線を強く且つ満遍なく照射させることがで
、良好な水処理、即ち、処理水の分解処理を迅速に且
つ効率よく行うことができる。
【0021】なおオゾン反応槽に送り込むオゾンを、本
件のように紫外線ランプではなく、従来のオゾナイザー
(無声放電方式など)を利用して発生することも可能で
ある。この場合、オゾナイザーが紫外線発生器の他の実
施例を構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オゾン反応装置の後段に紫外線照射装置を設け、紫
外線照射装置の通水管を、オゾンを発生する波長領域の
紫外線は除去してオゾンを分解する波長領域の紫外線の
みを透過するフッ素樹脂で形成し、通水管の周囲に複数
の紫外線発生器を配置する構成としたため、オゾンを大
量に発生することができると共にそのオゾンを処理水に
接触させて有機物を酸化分解した後処理水に含まれるオ
ゾンを紫外線で分解しヒドロキシラジカルに変化させて
当該処理水に含まれる有機物を完全に分解することがで
き、しかも、処理水中に残留するオゾンも分解して、無
害化することができる。更に、通水管に水の汚れが付着
しにくく、オゾンに対する耐久性も高くて、保守管理が
容易であって、良好な水処理を行うことができる水処理
装置を提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水処理装置の一例の構成図であ
る。
【図2】先に提案された水処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1 オゾン反応槽(オゾン反応装置) 2 紫外線照射装置(外照式の流水型殺菌装置) 10 シリンダー 11 オゾン吹き込み用の散気管 12 送水管 13 排水管 14 排気 21 通水管 22 出水管 23 紫外線ランプ(紫外線発生器) 24 密封構造 25 酸素あるいは空気の供給される給気管 26 送気管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを処理水に接触させて酸化分解に
    よる処理を行うオゾン反応装置と、 上記オゾン反応装置の後段に設けられ、酸素又は空気に
    紫外線を照射してオゾンを生成し且つ当該オゾンをオゾ
    ン反応装置に供給すると共に、上記オゾン反応装置から
    送られた処理水に紫外線を照射することにより当該処理
    水に含まれるオゾンを分解してヒドロキシラジカルを生
    成し且つ当該ヒドロキシラジカルにより処理水に含まれ
    る有機物を分解する紫外線照射装置とを設け、 上記紫外線照射装置は、上記処理水が通過する通水管
    と、上記通水管の周囲に配置された複数の紫外線発生器
    とを有し、上記通水管は、酸素又は空気に作用してオゾ
    ンを発生させる波長領域の紫外線は透過させずに当該オ
    ゾンを分解する波長領域の紫外線のみを透過させるフッ
    素樹脂で形成した ことを特徴とする水処理装置。
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