JPH084798A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH084798A JPH084798A JP6140570A JP14057094A JPH084798A JP H084798 A JPH084798 A JP H084798A JP 6140570 A JP6140570 A JP 6140570A JP 14057094 A JP14057094 A JP 14057094A JP H084798 A JPH084798 A JP H084798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- receiving portion
- disk
- torque receiving
- pin hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク受部の強度を向上させることができる
ディスクブレーキを提供する。 【構成】 両ディスクパス部におけるトルク受部29
の、ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線Xに対
し、スライドピン穴16の中心を、同一直線上またはデ
ィスク中心側に位置させることにより、スライドピン穴
16は、ディスクパス部の形状に沿って、トルク受部2
9との距離をより離間させることになり、よって、スラ
イドピン穴16とトルク受部29との間の肉厚が厚くな
る。
ディスクブレーキを提供する。 【構成】 両ディスクパス部におけるトルク受部29
の、ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線Xに対
し、スライドピン穴16の中心を、同一直線上またはデ
ィスク中心側に位置させることにより、スライドピン穴
16は、ディスクパス部の形状に沿って、トルク受部2
9との距離をより離間させることになり、よって、スラ
イドピン穴16とトルク受部29との間の肉厚が厚くな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の制動用に用い
られるディスクブレーキに関する。
られるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の制動用に用いられるディスクブ
レーキとして、図6に示す構成のものがある。このディ
スクブレーキは、ディスク41の外周とこれと同心をな
す図示せぬホイールの内周との間に周回り方向に間をお
いて配置され、ディスク外周への対向面が略円弧状をな
す一対のディスクパス部42を有しこれらディスクパス
部42の相互対向側がディスク接触時におけるパッド4
3のトルクを受けるトルク受部44の一部を構成し該ト
ルク受部44よりディスク周方向における外側位置にデ
ィスク軸線方向に沿うスライドピン穴45が形成された
キャリア46と、スライドピン穴45に摺動自在に嵌合
するピン47を有するキャリパ48とを具備するもので
ある。
レーキとして、図6に示す構成のものがある。このディ
スクブレーキは、ディスク41の外周とこれと同心をな
す図示せぬホイールの内周との間に周回り方向に間をお
いて配置され、ディスク外周への対向面が略円弧状をな
す一対のディスクパス部42を有しこれらディスクパス
部42の相互対向側がディスク接触時におけるパッド4
3のトルクを受けるトルク受部44の一部を構成し該ト
ルク受部44よりディスク周方向における外側位置にデ
ィスク軸線方向に沿うスライドピン穴45が形成された
キャリア46と、スライドピン穴45に摺動自在に嵌合
するピン47を有するキャリパ48とを具備するもので
ある。
【0003】そして、この従来のディスクブレーキにお
いては、ディスクパス部42におけるトルク受部44の
ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線Xに対し、
スライドピン穴45の中心がディスク中心に対し反対側
に位置している。また、ディスクパス部42の一側に
は、ディスク中心側に延出する延出脚51が設けられ、
さらに、この延出脚51の先端に他のトルク受部44側
に突出する突出部52が設けられ、この突出部52のデ
ィスク半径方向外側で、パッド43をディスク半径方向
における外側から押えるパッドスプリング49の反力を
受けるようになっている。一方、ディスクパス部42の
トルク受部44の上端角部(ディスクの周回り方向で対
向する部分)には、パッドスプリングとの干渉を避ける
ため、逃げ部53が設けられている。このように、キャ
リア46のディスクパス部42の一側にディスク中心側
に延出する突出部52が設けられているため、図7に示
すように、キャリア素材46Aは、図7に一点鎖線で示
す分割面Yを有する金型で鋳造される。ここで、図7に
符号50で示すものは、鋳造時に生じる駄肉である。そ
して、鋳造後、ディスク41の外周との対向面は切削加
工により円弧形状に成形される。
いては、ディスクパス部42におけるトルク受部44の
ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線Xに対し、
スライドピン穴45の中心がディスク中心に対し反対側
に位置している。また、ディスクパス部42の一側に
は、ディスク中心側に延出する延出脚51が設けられ、
さらに、この延出脚51の先端に他のトルク受部44側
に突出する突出部52が設けられ、この突出部52のデ
ィスク半径方向外側で、パッド43をディスク半径方向
における外側から押えるパッドスプリング49の反力を
受けるようになっている。一方、ディスクパス部42の
トルク受部44の上端角部(ディスクの周回り方向で対
向する部分)には、パッドスプリングとの干渉を避ける
ため、逃げ部53が設けられている。このように、キャ
リア46のディスクパス部42の一側にディスク中心側
に延出する突出部52が設けられているため、図7に示
すように、キャリア素材46Aは、図7に一点鎖線で示
す分割面Yを有する金型で鋳造される。ここで、図7に
符号50で示すものは、鋳造時に生じる駄肉である。そ
して、鋳造後、ディスク41の外周との対向面は切削加
工により円弧形状に成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスクブ
レーキにおいては、トルク受部44に逃げ部53が形成
されており、また、これに近接するようスライドピン穴
45が形成されており、トルク受部44の強度が十分に
得られないという問題があった。したがって、本発明の
目的は、トルク受部の強度を向上させることができるデ
ィスクブレーキを提供することである。
レーキにおいては、トルク受部44に逃げ部53が形成
されており、また、これに近接するようスライドピン穴
45が形成されており、トルク受部44の強度が十分に
得られないという問題があった。したがって、本発明の
目的は、トルク受部の強度を向上させることができるデ
ィスクブレーキを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディ
スク外周への対向面が略円弧状をなし、ディスクの周回
り方向に間隔をおいて配置される一対のディスクパス部
を有し、これらディスクパス部の相互対向側がディスク
接触時におけるパッドのトルクを受けるトルク受部の一
部を構成し該トルク受部よりディスク周方向における外
側位置にディスク軸線方向に沿うスライドピン穴が形成
されたキャリアと、前記スライドピン穴に摺動自在に嵌
合するピンを有するキャリパとを具備するものであっ
て、前記両ディスクパス部におけるトルク受部の、ディ
スク中心側端部同士を結んだ線の延長線に対し、前記ス
ライドピン穴の中心が、同一直線上またはディスク中心
側に位置することを特徴としている。
め、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディ
スク外周への対向面が略円弧状をなし、ディスクの周回
り方向に間隔をおいて配置される一対のディスクパス部
を有し、これらディスクパス部の相互対向側がディスク
接触時におけるパッドのトルクを受けるトルク受部の一
部を構成し該トルク受部よりディスク周方向における外
側位置にディスク軸線方向に沿うスライドピン穴が形成
されたキャリアと、前記スライドピン穴に摺動自在に嵌
合するピンを有するキャリパとを具備するものであっ
て、前記両ディスクパス部におけるトルク受部の、ディ
スク中心側端部同士を結んだ線の延長線に対し、前記ス
ライドピン穴の中心が、同一直線上またはディスク中心
側に位置することを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2記載のディスクブレーキ
は、上記に加えて、前記キャリアには、パッドをディス
ク半径方向における外側から押えるパッドスプリングが
設けられており、前記キャリアのトルク受部よりディス
ク半径方向における外側位置に、前記パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けてなることを特徴として
いる。
は、上記に加えて、前記キャリアには、パッドをディス
ク半径方向における外側から押えるパッドスプリングが
設けられており、前記キャリアのトルク受部よりディス
ク半径方向における外側位置に、前記パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けてなることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載のディスクブレーキによ
れば、両ディスクパス部におけるトルク受部の、ディス
ク中心側端部同士を結んだ線の延長線に対し、スライド
ピン穴の中心が、同一直線上またはディスク中心側に位
置することになるため、前記延長線のディスク中心に対
し反対側に位置している従来のものに比して、スライド
ピン穴は、ディスクパス部の形状に沿って、トルク受部
との距離がより離間されることになる。
れば、両ディスクパス部におけるトルク受部の、ディス
ク中心側端部同士を結んだ線の延長線に対し、スライド
ピン穴の中心が、同一直線上またはディスク中心側に位
置することになるため、前記延長線のディスク中心に対
し反対側に位置している従来のものに比して、スライド
ピン穴は、ディスクパス部の形状に沿って、トルク受部
との距離がより離間されることになる。
【0008】本発明の請求項2記載のディスクブレーキ
によれば、上記に加えて、キャリアのトルク受部よりデ
ィスク半径方向における外側位置に、パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けており、この反力受部は
パッドスプリングがディスク半径方向外方側から当接す
るものであるため、従来の、トルク受部よりディスク中
心側に設ける場合のようにディスクパス部の一側からデ
ィスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突
出する部分を設ける必要がなくなり、キャリアのトルク
受部よりディスク半径方向における外側部分をそのまま
反力受部とすることができる。
によれば、上記に加えて、キャリアのトルク受部よりデ
ィスク半径方向における外側位置に、パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けており、この反力受部は
パッドスプリングがディスク半径方向外方側から当接す
るものであるため、従来の、トルク受部よりディスク中
心側に設ける場合のようにディスクパス部の一側からデ
ィスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突
出する部分を設ける必要がなくなり、キャリアのトルク
受部よりディスク半径方向における外側部分をそのまま
反力受部とすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例によるディスクブレーキを
図1〜図5を参照して以下に説明する。図中符号11
は、ホイールとともに回転するディスク、符号12は、
車両の非回転部に固定されるキャリア、符号13は、デ
ィスク11の一側に該ディスク11の軸線方向に摺動自
在に支持されたアウタパッド、符号14は、ディスク1
1の他側に該ディスク11の軸線方向に摺動自在に支持
されたインナパッド、符号15は、キャリア12に形成
されたスライドピン穴16にピン17を嵌合させ該ピン
17がスライドピン穴16を摺動することでディスク1
1の軸線方向に摺動自在とされたキャリパ、をそれぞれ
示している。
図1〜図5を参照して以下に説明する。図中符号11
は、ホイールとともに回転するディスク、符号12は、
車両の非回転部に固定されるキャリア、符号13は、デ
ィスク11の一側に該ディスク11の軸線方向に摺動自
在に支持されたアウタパッド、符号14は、ディスク1
1の他側に該ディスク11の軸線方向に摺動自在に支持
されたインナパッド、符号15は、キャリア12に形成
されたスライドピン穴16にピン17を嵌合させ該ピン
17がスライドピン穴16を摺動することでディスク1
1の軸線方向に摺動自在とされたキャリパ、をそれぞれ
示している。
【0010】そして、このディスクブレーキは、図示せ
ぬブレーキペダルが踏み込まれると、キャリパ15のブ
リッジ部19を介してインナパッド14側に設けられた
図示せぬピストンと該ピストンと対向するようアウタパ
ッド13側に設けられた爪部20とがディスク11を介
して両パッド13,14を両側から挾持してこれらをデ
ィスク11の軸線方向に押圧し、これにより、両パッド
13,14とディスク11とを接触させこれらの間に摩
擦力を発生させて車輪の回転を弱め車両を制動するよう
になっている。
ぬブレーキペダルが踏み込まれると、キャリパ15のブ
リッジ部19を介してインナパッド14側に設けられた
図示せぬピストンと該ピストンと対向するようアウタパ
ッド13側に設けられた爪部20とがディスク11を介
して両パッド13,14を両側から挾持してこれらをデ
ィスク11の軸線方向に押圧し、これにより、両パッド
13,14とディスク11とを接触させこれらの間に摩
擦力を発生させて車輪の回転を弱め車両を制動するよう
になっている。
【0011】キャリア12は、略直線状の長辺部22
と、該長辺部22の両端側から略垂直同側に同長さ延出
する一対の短辺部23とを有しており、車両取付時にお
いて、ディスク11の一側に、長辺部22をディスク1
1の外周部よりディスク半径方向における内側に位置さ
せるとともに短辺部23の先端側をディスク11の外周
部より外側に突出させた状態で配置される。なお、以下
ではこの車両取付時の状態をもって説明する。両短辺部
23のディスク半径方向における外側端部には、それぞ
れ、ディスク11側にディスク11の外周部を超えて延
出する延出部24が形成されており、該延出部24は、
ディスク11の外周部に沿うディスクパス部25と該デ
ィスクパス部25からさらに延出する先端部26とに区
分される。ここで、本実施例の先端部26は、ディスク
パス部25と略同形状をなして連続しさらに先端側が先
細となる形状をなしており、ディスク中心側に屈曲延在
する形状にはなっていない。
と、該長辺部22の両端側から略垂直同側に同長さ延出
する一対の短辺部23とを有しており、車両取付時にお
いて、ディスク11の一側に、長辺部22をディスク1
1の外周部よりディスク半径方向における内側に位置さ
せるとともに短辺部23の先端側をディスク11の外周
部より外側に突出させた状態で配置される。なお、以下
ではこの車両取付時の状態をもって説明する。両短辺部
23のディスク半径方向における外側端部には、それぞ
れ、ディスク11側にディスク11の外周部を超えて延
出する延出部24が形成されており、該延出部24は、
ディスク11の外周部に沿うディスクパス部25と該デ
ィスクパス部25からさらに延出する先端部26とに区
分される。ここで、本実施例の先端部26は、ディスク
パス部25と略同形状をなして連続しさらに先端側が先
細となる形状をなしており、ディスク中心側に屈曲延在
する形状にはなっていない。
【0012】ディスクパス部25は、図3に示すよう
に、ディスク11の外周とホイール28の内周との間
に、ディスク中心を中心としたなす角度が180゜より
小さい位置に、ディスク11の周回り方向に間隔をおい
て配置されるもので、これらの環状をなす隙間に合わせ
て、ディスク軸線に直交する方向の断面が、ディスク1
1の中心を中心とする略円弧状をなしている。そして、
ディスクパス部25の相互に対向する側は、相互に平行
に形成されるとともに、パッド13,14のトルクを受
けるトルク受部29の一部とされている。ここで、トル
ク受部29は、先端部26、ディスクパス部25および
短辺部23にわたって平面状に連続されていて、インナ
パッド14のディスク周方向における端部を短辺部23
側に、アウタパッド13のディスク周方向における端部
を先端部26側に、間にパッドスプリング30を介在さ
せた状態で当接させていて、これにより、ディスク接触
時における両パッド13,14のトルクを受けるように
なっている。また、先端部26、ディスクパス部25お
よび短辺部23には、トルク受部29のディスク周方向
における外側位置にディスク軸線方向に沿って上記スラ
イドピン穴16が形成されている。スライドピン穴16
は、先端部26およびディスクパス部25のディスク半
径方向における幅の略中央位置に、短辺部23側からデ
ィスクパス部25を通り先端部26の途中まで穿設され
ている。
に、ディスク11の外周とホイール28の内周との間
に、ディスク中心を中心としたなす角度が180゜より
小さい位置に、ディスク11の周回り方向に間隔をおい
て配置されるもので、これらの環状をなす隙間に合わせ
て、ディスク軸線に直交する方向の断面が、ディスク1
1の中心を中心とする略円弧状をなしている。そして、
ディスクパス部25の相互に対向する側は、相互に平行
に形成されるとともに、パッド13,14のトルクを受
けるトルク受部29の一部とされている。ここで、トル
ク受部29は、先端部26、ディスクパス部25および
短辺部23にわたって平面状に連続されていて、インナ
パッド14のディスク周方向における端部を短辺部23
側に、アウタパッド13のディスク周方向における端部
を先端部26側に、間にパッドスプリング30を介在さ
せた状態で当接させていて、これにより、ディスク接触
時における両パッド13,14のトルクを受けるように
なっている。また、先端部26、ディスクパス部25お
よび短辺部23には、トルク受部29のディスク周方向
における外側位置にディスク軸線方向に沿って上記スラ
イドピン穴16が形成されている。スライドピン穴16
は、先端部26およびディスクパス部25のディスク半
径方向における幅の略中央位置に、短辺部23側からデ
ィスクパス部25を通り先端部26の途中まで穿設され
ている。
【0013】そして、本実施例においては、ディスクパ
ス部25におけるトルク受部29の、ディスク中心側端
部同士を結んだ線の延長線Xに対し、スライドピン穴1
6の中心が、同一直線上または前記延長線Xに対しディ
スク中心側に位置されている(図示例はスライドピン穴
16の中心が、前記延長線Xに対しディスク中心側に位
置されている)。また、本実施例においては、キャリア
12のトルク受部29よりディスク半径方向における外
側位置が、トルク受部29に直交する平面形状とされて
おり、この部分が、パッドスプリング30の反力を受け
る反力受部32とされている。すなわち、パッド13,
14は、ディスク半径方向における両外端位置に反力受
部32に沿って突出する凸部33が形成されており、パ
ッドスプリング30は、トルク受部29に沿う介在板部
34と、該介在板部34のディスク半径方向における外
側から反力受部32に沿うよう屈曲されさらに凸部33
を覆うよう湾曲された湾曲板部35と、該湾曲板部35
の介在板部34に対し反対側に設けられ、凸部33をデ
ィスク半径方向における外側から押える押圧板部36と
を有する形状をなしていて、該パッドスプリング30を
介してパッド13,14をキャリア12に装着すると、
パッドスプリング30の反力をキャリア12の反力受部
32で受けることになる。なお、この反力受部32を基
準とすると、ディスクパス部25におけるトルク受部2
9のディスク中心側の端部までの距離Cに対し、上記ス
ライドピン穴16の中心位置までの距離Bは、B≧Cの
寸法関係となっている。
ス部25におけるトルク受部29の、ディスク中心側端
部同士を結んだ線の延長線Xに対し、スライドピン穴1
6の中心が、同一直線上または前記延長線Xに対しディ
スク中心側に位置されている(図示例はスライドピン穴
16の中心が、前記延長線Xに対しディスク中心側に位
置されている)。また、本実施例においては、キャリア
12のトルク受部29よりディスク半径方向における外
側位置が、トルク受部29に直交する平面形状とされて
おり、この部分が、パッドスプリング30の反力を受け
る反力受部32とされている。すなわち、パッド13,
14は、ディスク半径方向における両外端位置に反力受
部32に沿って突出する凸部33が形成されており、パ
ッドスプリング30は、トルク受部29に沿う介在板部
34と、該介在板部34のディスク半径方向における外
側から反力受部32に沿うよう屈曲されさらに凸部33
を覆うよう湾曲された湾曲板部35と、該湾曲板部35
の介在板部34に対し反対側に設けられ、凸部33をデ
ィスク半径方向における外側から押える押圧板部36と
を有する形状をなしていて、該パッドスプリング30を
介してパッド13,14をキャリア12に装着すると、
パッドスプリング30の反力をキャリア12の反力受部
32で受けることになる。なお、この反力受部32を基
準とすると、ディスクパス部25におけるトルク受部2
9のディスク中心側の端部までの距離Cに対し、上記ス
ライドピン穴16の中心位置までの距離Bは、B≧Cの
寸法関係となっている。
【0014】このような構成の本実施例のディスクブレ
ーキによれば、両ディスクパス部25におけるトルク受
部29の、ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線
Xに対し、スライドピン穴16の中心が、同一直線上ま
たはディスク中心側に位置することになるため、前記延
長線Xのディスク中心に対し反対側に位置している従来
のスライドピン穴(図3に二点鎖線で示すスライドピン
穴16)に比して、スライドピン穴16は、ディスクパ
ス部25の形状に沿って、トルク受部29との距離がよ
り離間されることになる。したがって、トルク受部29
とスライドピン穴16との間の強度部分の肉厚が厚くな
る(すなわち引張応力を生じる部分に強度部材を集中で
きる)ため、強度が向上する。これにより、ディスク1
1が、図2に示す矢印R方向に回転しこれと同方向に発
生する制動トルクによりアウタパッド13が接線力Fを
生じて図2に二点鎖線で示すようにキャリア12の延出
部24に変形を生じることがあっても、これを小さくす
ることができる。よって、ジャダーやキャリパ鳴きの防
止性能を向上させることができる。なお、インナパッド
14からのトルクを受けるトルク受部29は、長辺部2
2により連結された短辺部23であるため強度が確保さ
れ変形は抑えられている。
ーキによれば、両ディスクパス部25におけるトルク受
部29の、ディスク中心側端部同士を結んだ線の延長線
Xに対し、スライドピン穴16の中心が、同一直線上ま
たはディスク中心側に位置することになるため、前記延
長線Xのディスク中心に対し反対側に位置している従来
のスライドピン穴(図3に二点鎖線で示すスライドピン
穴16)に比して、スライドピン穴16は、ディスクパ
ス部25の形状に沿って、トルク受部29との距離がよ
り離間されることになる。したがって、トルク受部29
とスライドピン穴16との間の強度部分の肉厚が厚くな
る(すなわち引張応力を生じる部分に強度部材を集中で
きる)ため、強度が向上する。これにより、ディスク1
1が、図2に示す矢印R方向に回転しこれと同方向に発
生する制動トルクによりアウタパッド13が接線力Fを
生じて図2に二点鎖線で示すようにキャリア12の延出
部24に変形を生じることがあっても、これを小さくす
ることができる。よって、ジャダーやキャリパ鳴きの防
止性能を向上させることができる。なお、インナパッド
14からのトルクを受けるトルク受部29は、長辺部2
2により連結された短辺部23であるため強度が確保さ
れ変形は抑えられている。
【0015】また、キャリア12のトルク受部29より
ディスク半径方向における外側位置に、パッドスプリン
グ30の反力を受ける反力受部32を設けているため、
従来の、トルク受部よりディスク中心側に反力受部を設
ける場合のようにディスクパス部のアウタパッド側から
ディスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に
突出する部分を設ける必要がなくなり、キャリア12の
トルク受部29よりディスク半径方向における外側部分
をそのまま反力受部32とすることができる。したがっ
て、ディスクパス部25のアウタパッド13側すなわち
先端部26は、ディスク中心側に延出する形状をなすこ
となく、ディスクパス部25に連続する先細形状にでき
るため、ディスクパス部のアウタパッド側からディスク
中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突出する
形状の反力受部を設ける従来のものに比して、重量およ
び素材コストを軽減できる。よって製品の重量およびコ
ストを低減できる。
ディスク半径方向における外側位置に、パッドスプリン
グ30の反力を受ける反力受部32を設けているため、
従来の、トルク受部よりディスク中心側に反力受部を設
ける場合のようにディスクパス部のアウタパッド側から
ディスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に
突出する部分を設ける必要がなくなり、キャリア12の
トルク受部29よりディスク半径方向における外側部分
をそのまま反力受部32とすることができる。したがっ
て、ディスクパス部25のアウタパッド13側すなわち
先端部26は、ディスク中心側に延出する形状をなすこ
となく、ディスクパス部25に連続する先細形状にでき
るため、ディスクパス部のアウタパッド側からディスク
中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突出する
形状の反力受部を設ける従来のものに比して、重量およ
び素材コストを軽減できる。よって製品の重量およびコ
ストを低減できる。
【0016】さらに、上記のようにディスクパス部25
のアウタパッド13側すなわち先端部26が、ディスク
中心側に延出する形状をなすことなく、ディスクパス部
25に連続する先細形状にできるため、図4に示すよう
に、キャリア素材12Aを、図4に一点鎖線で示すよう
にディスク軸線に略直交する面に沿う分割面Yを有する
金型で鋳造することができる。これにより、駄肉(図7
の駄肉50参照)の発生を防止することができるため、
素材重量を低減できるとともに、駄肉除去加工が不要と
なる。また、この型割方法の採用により、中子型を用い
ることなく、図4に符号37で示す肉盗みを設けること
ができるので、コストを上昇させることなくさらなる軽
量化が図れる。加えて、この型割方法の採用により、図
5に示すように鋳バリ38の出方が単純になって、トリ
ミングプレスによるバリ除去が行えるため、バリ取り工
数が低減でき、コストを低減することができる。
のアウタパッド13側すなわち先端部26が、ディスク
中心側に延出する形状をなすことなく、ディスクパス部
25に連続する先細形状にできるため、図4に示すよう
に、キャリア素材12Aを、図4に一点鎖線で示すよう
にディスク軸線に略直交する面に沿う分割面Yを有する
金型で鋳造することができる。これにより、駄肉(図7
の駄肉50参照)の発生を防止することができるため、
素材重量を低減できるとともに、駄肉除去加工が不要と
なる。また、この型割方法の採用により、中子型を用い
ることなく、図4に符号37で示す肉盗みを設けること
ができるので、コストを上昇させることなくさらなる軽
量化が図れる。加えて、この型割方法の採用により、図
5に示すように鋳バリ38の出方が単純になって、トリ
ミングプレスによるバリ除去が行えるため、バリ取り工
数が低減でき、コストを低減することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のディスクブレーキによれば、両ディスクパス部に
おけるトルク受部の、ディスク中心側端部同士を結んだ
線の延長線に対し、スライドピン穴の中心が、同一直線
上またはディスク中心側に位置することになるため、前
記延長線のディスク中心に対し反対側に位置している従
来のものに比して、スライドピン穴は、ディスクパス部
の形状に沿って、トルク受部との距離がより離間される
ことになる。したがって、トルク受部とスライドピン穴
との間の部分の肉厚が厚くなるため、強度が向上する。
記載のディスクブレーキによれば、両ディスクパス部に
おけるトルク受部の、ディスク中心側端部同士を結んだ
線の延長線に対し、スライドピン穴の中心が、同一直線
上またはディスク中心側に位置することになるため、前
記延長線のディスク中心に対し反対側に位置している従
来のものに比して、スライドピン穴は、ディスクパス部
の形状に沿って、トルク受部との距離がより離間される
ことになる。したがって、トルク受部とスライドピン穴
との間の部分の肉厚が厚くなるため、強度が向上する。
【0018】本発明の請求項2記載のディスクブレーキ
によれば、上記に加えて、キャリアのトルク受部よりデ
ィスク半径方向における外側位置に、パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けており、この反力受部は
パッドスプリングがディスク半径方向外方側から当接す
るものであるため、従来の、トルク受部よりディスク中
心側に設ける場合のようにディスクパス部の一側からデ
ィスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突
出する部分を設ける必要がなくなり、キャリアのトルク
受部よりディスク半径方向における外側部分をそのまま
反力受部とすることができる。したがって、ディスクパ
ス部の一側からディスク中心側に延出するとともに他の
トルク受部側に突出する形状の反力受部を設ける従来の
ものに比して、重量および素材コストを軽減できる。
によれば、上記に加えて、キャリアのトルク受部よりデ
ィスク半径方向における外側位置に、パッドスプリング
の反力を受ける反力受部を設けており、この反力受部は
パッドスプリングがディスク半径方向外方側から当接す
るものであるため、従来の、トルク受部よりディスク中
心側に設ける場合のようにディスクパス部の一側からデ
ィスク中心側に延出するとともに他のトルク受部側に突
出する部分を設ける必要がなくなり、キャリアのトルク
受部よりディスク半径方向における外側部分をそのまま
反力受部とすることができる。したがって、ディスクパ
ス部の一側からディスク中心側に延出するとともに他の
トルク受部側に突出する形状の反力受部を設ける従来の
ものに比して、重量および素材コストを軽減できる。
【図1】本発明の一実施例によるディスクブレーキを示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】本発明の一実施例によるディスクブレーキを示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本発明の一実施例によるディスクブレーキのキ
ャリアの図2に示すZ−Z線に沿う部分断面矢視図であ
る。
ャリアの図2に示すZ−Z線に沿う部分断面矢視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例によるディスクブレーキのキ
ャリア素材を示す側面図である。
ャリア素材を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例によるディスクブレーキのキ
ャリア素材を示す正面図である。
ャリア素材を示す正面図である。
【図6】従来のディスクブレーキを示す正面図である。
【図7】従来のディスクブレーキのキャリア素材を示す
側面図である。
側面図である。
11 ディスク 12 キャリア 15 キャリパ 16 スライドピン穴 17 ピン 25 ディスクパス部 28 ホイール 29 トルク受部 30 パッドスプリング 32 反力受部
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスク外周への対向面が略円弧状をな
し、ディスクの周回り方向に間隔をおいて配置される一
対のディスクパス部を有し、これらディスクパス部の相
互対向側がディスク接触時におけるパッドのトルクを受
けるトルク受部の一部を構成し該トルク受部よりディス
ク周方向における外側位置にディスク軸線方向に沿うス
ライドピン穴が形成されたキャリアと、 前記スライドピン穴に摺動自在に嵌合するピンを有する
キャリパとを具備するディスクブレーキにおいて、 前記両ディスクパス部におけるトルク受部の、ディスク
中心側端部同士を結んだ線の延長線に対し、前記スライ
ドピン穴の中心が、同一直線上またはディスク中心側に
位置することを特徴とするディスクブレーキ。 - 【請求項2】 前記キャリアには、パッドをディスク半
径方向における外側から押えるパッドスプリングが設け
られており、前記キャリアのトルク受部よりディスク半
径方向における外側位置に、前記パッドスプリングの反
力を受ける反力受部を設けてなることを特徴とする請求
項1記載のディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6140570A JPH084798A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6140570A JPH084798A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | ディスクブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084798A true JPH084798A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15271764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6140570A Pending JPH084798A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084798A (ja) |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP6140570A patent/JPH084798A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7370736B2 (en) | Laminated shim for disc brake and pad unit having the laminated shim | |
| CN110392794B (zh) | 具有驻车制动柱面的盘式制动盘 | |
| JP3792805B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH084798A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP3696268B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP4447138B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JP3209688B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JPH0749086Y2 (ja) | 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ | |
| JP4581265B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH059535Y2 (ja) | ||
| JPS6342131B2 (ja) | ||
| JPH0215057Y2 (ja) | ||
| US20260117830A1 (en) | Belted Disc | |
| JP2002039239A (ja) | ディスクブレーキ用パッド保持部材 | |
| JP4184523B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPS6023558Y2 (ja) | グロ−ン防止形デイスクブレ−キ | |
| JP2590230Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JPS5922351Y2 (ja) | ディスクブレ−キ装置 | |
| JPH10122271A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH02508Y2 (ja) | ||
| JPH025131Y2 (ja) | ||
| JPS5947534A (ja) | ブレ−キパツド押えスプリング | |
| JPH02143531U (ja) | ||
| JP4258899B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH0223878Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020730 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041125 |