JPH0848408A - コンクリート成形品製造用コンベアベルト - Google Patents
コンクリート成形品製造用コンベアベルトInfo
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- JPH0848408A JPH0848408A JP20464294A JP20464294A JPH0848408A JP H0848408 A JPH0848408 A JP H0848408A JP 20464294 A JP20464294 A JP 20464294A JP 20464294 A JP20464294 A JP 20464294A JP H0848408 A JPH0848408 A JP H0848408A
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】セメントによる目詰まりが発生しにくく、しか
もコンクリート成形品がベルトから剥離し易いコンクリ
ート成形品製造用コンベアベルトを提供する。 【構成】合成樹脂フィラメントの経糸緯糸によって織成
された基布上に、2種の成分からなる分割型複合性繊維
が高圧水流によって分割され3次元的に交絡されて不織
布となったものが載せられ、この不織布が接着剤によっ
て基布と一体化されているコンクリート成形品製造用コ
ンベアベルト。 【効果】セメントによるベルトの目詰まりが発生しにく
く、しかもコンクリート製品が容易にベルトから剥離す
る。
もコンクリート成形品がベルトから剥離し易いコンクリ
ート成形品製造用コンベアベルトを提供する。 【構成】合成樹脂フィラメントの経糸緯糸によって織成
された基布上に、2種の成分からなる分割型複合性繊維
が高圧水流によって分割され3次元的に交絡されて不織
布となったものが載せられ、この不織布が接着剤によっ
て基布と一体化されているコンクリート成形品製造用コ
ンベアベルト。 【効果】セメントによるベルトの目詰まりが発生しにく
く、しかもコンクリート製品が容易にベルトから剥離す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメントの表面に凹凸模
様を形成させた不燃外装壁材(コンクリート成形品)製
造する際、あるいはスレート瓦を製造する前工程のスレ
ート板(コンクリート成形品)を製造する際に用いられ
るコンベアベルトに関する。
様を形成させた不燃外装壁材(コンクリート成形品)製
造する際、あるいはスレート瓦を製造する前工程のスレ
ート板(コンクリート成形品)を製造する際に用いられ
るコンベアベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】セメントの表面に凹凸模様を形成させた
不燃外装壁材(コンクリート成形品)を製造する場合の
製造ラインを図7において説明すると、コンベアベルト
(4)上の一方端のA部で型枠(5)を設置し、B部に
てこの型枠内にセメントスラリー(6)を流し込み、C
部で表面に造形を施したところのプレス機(7)あるい
はプレスローラを通過させてセメントスラリー表面に造
形模様を施し、さらにD部の乾燥工程を通過させ、他方
端E部で型枠(5)ごとベルトから降ろして製品を製造
する。
不燃外装壁材(コンクリート成形品)を製造する場合の
製造ラインを図7において説明すると、コンベアベルト
(4)上の一方端のA部で型枠(5)を設置し、B部に
てこの型枠内にセメントスラリー(6)を流し込み、C
部で表面に造形を施したところのプレス機(7)あるい
はプレスローラを通過させてセメントスラリー表面に造
形模様を施し、さらにD部の乾燥工程を通過させ、他方
端E部で型枠(5)ごとベルトから降ろして製品を製造
する。
【0003】セメントスラリー表面にプレスによって造
形を施すC部の工程においてはこの時同時にコンベアベ
ルト(4)下に設置されたサクション機構(8)によっ
てセメントスラリー内の水分を抜くことになる。(この
ように、プレス造形工程を通過させて用いるコンベアベ
ルトのことを以後プレス成形用ベルトと称する。)
形を施すC部の工程においてはこの時同時にコンベアベ
ルト(4)下に設置されたサクション機構(8)によっ
てセメントスラリー内の水分を抜くことになる。(この
ように、プレス造形工程を通過させて用いるコンベアベ
ルトのことを以後プレス成形用ベルトと称する。)
【0004】より正確にはサクション機構(8)はコン
ベアベルト(4)から漏れた水分およびコンベアベルト
(4)が含む水分を抜き、セメントスラリー(6)に含
まれる水分はコンベアベルト(4)に吸水されることに
なる。
ベアベルト(4)から漏れた水分およびコンベアベルト
(4)が含む水分を抜き、セメントスラリー(6)に含
まれる水分はコンベアベルト(4)に吸水されることに
なる。
【0005】また、スレート瓦を製造する前工程のスレ
ート板(コンクリート成形品)を製造する場合の製造工
程を図8で説明すると、円網(9)によってセメント浴
槽(10)から引き上げられたセメントスラリー(6)は
円網(9)と対になったクーチロール(11)との間隙で
厚さを規制されながらコンベアベルト(4)上に順次転
写積層されて進み、メーキングロール(12)によって更
に平滑化され、スレート板となって、次工程へ移動され
ることになる。(このように、スレート板を製造する場
合に用いるコンベアベルトのことを以後、スレート板成
形用ベルトと称する。)
ート板(コンクリート成形品)を製造する場合の製造工
程を図8で説明すると、円網(9)によってセメント浴
槽(10)から引き上げられたセメントスラリー(6)は
円網(9)と対になったクーチロール(11)との間隙で
厚さを規制されながらコンベアベルト(4)上に順次転
写積層されて進み、メーキングロール(12)によって更
に平滑化され、スレート板となって、次工程へ移動され
ることになる。(このように、スレート板を製造する場
合に用いるコンベアベルトのことを以後、スレート板成
形用ベルトと称する。)
【0006】従来はこれらのコンベアベルトとして金網
や、あるいは合成繊維のフィラメントからなる織物の基
布上に布やフェルトを貼ったものが用いられ、特開昭5
7−103797号公報のように経糸緯糸が合成繊維の
フィラメントからなる織物の基布上にフェルトを貼った
もの、あるいは基布上にナイロン繊維からなる繊維ウェ
ブがニードルパンチングされたコンベアベルト、あるい
は実開昭62−10015号公報に示されるように基布
上に親水性合成繊維の繊維ウェブがニードルパンチング
され、このウェブ表面を熱溶融して平滑処理したコンベ
アベルト等が用いられてきていた。
や、あるいは合成繊維のフィラメントからなる織物の基
布上に布やフェルトを貼ったものが用いられ、特開昭5
7−103797号公報のように経糸緯糸が合成繊維の
フィラメントからなる織物の基布上にフェルトを貼った
もの、あるいは基布上にナイロン繊維からなる繊維ウェ
ブがニードルパンチングされたコンベアベルト、あるい
は実開昭62−10015号公報に示されるように基布
上に親水性合成繊維の繊維ウェブがニードルパンチング
され、このウェブ表面を熱溶融して平滑処理したコンベ
アベルト等が用いられてきていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが特開昭57−
103797号公報に示される構成のコンベアベルトは
半乾きの製品を型枠ごとベルトから降ろす際にセメント
スラリーに毛羽が追随してフェルトが毛羽抜けしたり、
フェルト表面が毛羽立つ等の問題がある。
103797号公報に示される構成のコンベアベルトは
半乾きの製品を型枠ごとベルトから降ろす際にセメント
スラリーに毛羽が追随してフェルトが毛羽抜けしたり、
フェルト表面が毛羽立つ等の問題がある。
【0008】また、基布上にナイロン繊維からなる繊維
ウェブがニードルパンチングされたコンベアベルトや実
開昭62−10015号公報に示される構成のコンベア
ベルトは使用される素材が太いためウェブ層が粗く、平
滑処理をしても元のウェブ層自体が粗いため、セメント
粒子がウェブの間に侵入してベルトの目詰まりを起こし
たり、そのまま乾燥して残り、新しく流し込まれたセメ
ントスラリーとくっついて、他方端E部で型枠ごとベル
トから降ろす際に剥離しにくく、極端な場合は層間剥離
して半製品を駄目にしたり、またベルトの目からはみ出
して硬化したセメントがベルト・ロール間に介在し、ベ
ルトの摩耗が促進され、切断する等の問題があった。本
発明はかかる問題点を解決することを目的として提供さ
れたものである。
ウェブがニードルパンチングされたコンベアベルトや実
開昭62−10015号公報に示される構成のコンベア
ベルトは使用される素材が太いためウェブ層が粗く、平
滑処理をしても元のウェブ層自体が粗いため、セメント
粒子がウェブの間に侵入してベルトの目詰まりを起こし
たり、そのまま乾燥して残り、新しく流し込まれたセメ
ントスラリーとくっついて、他方端E部で型枠ごとベル
トから降ろす際に剥離しにくく、極端な場合は層間剥離
して半製品を駄目にしたり、またベルトの目からはみ出
して硬化したセメントがベルト・ロール間に介在し、ベ
ルトの摩耗が促進され、切断する等の問題があった。本
発明はかかる問題点を解決することを目的として提供さ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はコンベアベルト
表面層を緻密性に富み、しかも保水性を良くすることに
よって問題を解決した。即ち、本発明は一つには合成樹
脂フィラメントによる経緯糸によって織成された基布の
片面または両面に不織布が重ねられてなるコンクリート
成形品製造用コンベアベルトにおいて、この不織布とし
て、2種の成分からなる分割型複合繊維が分割手段によ
りすでに分割され交絡された不織布(以後これを分割不
織布と称する)が用いられ、この分割不織布が接着剤に
よって基布と一体化されてなることを特徴とするコンク
リート成形品製造用コンベアベルトである。
表面層を緻密性に富み、しかも保水性を良くすることに
よって問題を解決した。即ち、本発明は一つには合成樹
脂フィラメントによる経緯糸によって織成された基布の
片面または両面に不織布が重ねられてなるコンクリート
成形品製造用コンベアベルトにおいて、この不織布とし
て、2種の成分からなる分割型複合繊維が分割手段によ
りすでに分割され交絡された不織布(以後これを分割不
織布と称する)が用いられ、この分割不織布が接着剤に
よって基布と一体化されてなることを特徴とするコンク
リート成形品製造用コンベアベルトである。
【0010】また一つには合成樹脂フィラメントによる
経緯糸によって織成された基布片面または両面に、吸水
性のある繊維によって形成された繊維ウェブ層がニード
ルパンチングもしくは接着剤により一体化され、さらに
その繊維ウェブ層の上から2種の成分からなる分割不織
布が重ねられ、この分割不織布が接着剤によって上記繊
維ウェブ層と一体化されてなることを特徴とするコンク
リート成形品製造用コンベアベルトである。ここでいう
繊維ウェブ層とは、すでにシート状の不織布になったも
のも含まれる。
経緯糸によって織成された基布片面または両面に、吸水
性のある繊維によって形成された繊維ウェブ層がニード
ルパンチングもしくは接着剤により一体化され、さらに
その繊維ウェブ層の上から2種の成分からなる分割不織
布が重ねられ、この分割不織布が接着剤によって上記繊
維ウェブ層と一体化されてなることを特徴とするコンク
リート成形品製造用コンベアベルトである。ここでいう
繊維ウェブ層とは、すでにシート状の不織布になったも
のも含まれる。
【0011】分割型複合繊維とは成分の異なる高分子が
互いに介在せしめられて長手方向には連続した構造をも
って紡糸された繊維であり、分割手段を加えることによ
って互いに剥離され、それぞれの成分の単繊維になる複
合繊維と定義されたものであり、その1態様は図5、図
6に示すように、A成分からなる高分子とB成分からな
る高分子とが互いに放射状に介在せしめられて菊花状断
面を有し、長手方向には連続した構造をもって紡糸され
た繊維であり、例えば高圧水流あるいは圧縮空気などに
よる分割手段や熱による分割手段を加えることにより、
両者が互いに剥離されて、A成分、B成分それぞれの極
細単繊維となるものである。
互いに介在せしめられて長手方向には連続した構造をも
って紡糸された繊維であり、分割手段を加えることによ
って互いに剥離され、それぞれの成分の単繊維になる複
合繊維と定義されたものであり、その1態様は図5、図
6に示すように、A成分からなる高分子とB成分からな
る高分子とが互いに放射状に介在せしめられて菊花状断
面を有し、長手方向には連続した構造をもって紡糸され
た繊維であり、例えば高圧水流あるいは圧縮空気などに
よる分割手段や熱による分割手段を加えることにより、
両者が互いに剥離されて、A成分、B成分それぞれの極
細単繊維となるものである。
【0012】尚、本発明でいう2種の成分からなる分割
型複合繊維の2種とは、例えばA成分がナイロン6、B
成分がナイロン12からなる分割型複合繊維のように、
同じナイロンという名称が冠されていても中身が異なる
ものは2種と解釈する。
型複合繊維の2種とは、例えばA成分がナイロン6、B
成分がナイロン12からなる分割型複合繊維のように、
同じナイロンという名称が冠されていても中身が異なる
ものは2種と解釈する。
【0013】上記したコンクリート成形品製造用コンベ
アベルトのいずれにおいても基布上に載せられる不織布
のトータル目付量は50〜800g/m2 が好ましく、
より好ましくは100〜600g/m2 である。不織布
のトータル目付量が50g/m2 以下になると分割後の
不織布層に斑が生じ、800g/m2 以上になると要求
される通気性、通水性が損なわれることになる。また、
分割型複合繊維の分割後の単繊維繊度は0.5デニール
以下になることが好ましい。
アベルトのいずれにおいても基布上に載せられる不織布
のトータル目付量は50〜800g/m2 が好ましく、
より好ましくは100〜600g/m2 である。不織布
のトータル目付量が50g/m2 以下になると分割後の
不織布層に斑が生じ、800g/m2 以上になると要求
される通気性、通水性が損なわれることになる。また、
分割型複合繊維の分割後の単繊維繊度は0.5デニール
以下になることが好ましい。
【0014】不織布の目付量について、さらに詳しく述
べると、同じコンクリート成形品製造用コンベアベルト
といっても、図7におけるプレス成形用ベルトと図8に
おけるスレート板成形用ベルトとでは製造する製品が異
なるため、ベルト上に載るセメントスラリーの厚みも異
なり、そのため使用するベルト上の不織布の目付量も異
なることになる。
べると、同じコンクリート成形品製造用コンベアベルト
といっても、図7におけるプレス成形用ベルトと図8に
おけるスレート板成形用ベルトとでは製造する製品が異
なるため、ベルト上に載るセメントスラリーの厚みも異
なり、そのため使用するベルト上の不織布の目付量も異
なることになる。
【0015】一般的に、プレス成形用ベルトの場合は目
付量は少量でよく、50〜300g/m2 が適当であ
り、スレート板成形用ベルトの場合はプレス成形用ベル
トよりも目付量は多く、300〜800g/m2 がよ
く、より好ましくは300〜600g/m2 である。
付量は少量でよく、50〜300g/m2 が適当であ
り、スレート板成形用ベルトの場合はプレス成形用ベル
トよりも目付量は多く、300〜800g/m2 がよ
く、より好ましくは300〜600g/m2 である。
【0016】次に、上記のコンクリート成形品製造用コ
ンベアベルトの素材について述べると、コンクリート成
形品原料であるセメントスラリーはアルカリ性であるた
め、基布、不織布の素材はポリオレフィン系、ポリアミ
ド系が好ましい。
ンベアベルトの素材について述べると、コンクリート成
形品原料であるセメントスラリーはアルカリ性であるた
め、基布、不織布の素材はポリオレフィン系、ポリアミ
ド系が好ましい。
【0017】また、分割型複合繊維の素材は吸水性のあ
るポリアミド系が好ましいが、溌水性のあるポリオレフ
ィン系のものであってよい。分割型複合繊維の素材が溌
水性のあるポリオレフィン系のものであれば、基布にナ
イロンのような吸水性のある素材を用いれば良いし、不
織布が積層不織布であり、表面不織布層に溌水性のある
ポリオレフィン系が用いられた場合には、その下層にナ
イロンのような吸水性の不織布層を配することで要求を
満たすことが出来る。
るポリアミド系が好ましいが、溌水性のあるポリオレフ
ィン系のものであってよい。分割型複合繊維の素材が溌
水性のあるポリオレフィン系のものであれば、基布にナ
イロンのような吸水性のある素材を用いれば良いし、不
織布が積層不織布であり、表面不織布層に溌水性のある
ポリオレフィン系が用いられた場合には、その下層にナ
イロンのような吸水性の不織布層を配することで要求を
満たすことが出来る。
【0018】接着は接着剤を接着物間に配して熱ロール
または熱風とロールとにより接着剤を溶融させながらプ
レスによる圧力をかけて接着する。また、接着剤は繊維
同士の接着であるためポリアミド系、ポリエステル系、
ポリオレフィン系、酢酸ビニールアルコール反応型ポリ
ウレタン系等のシート状あるいはパウダー状のホットメ
ルト接着剤が好ましく、用途に応じて接着剤を選定する
ことが好ましい。
または熱風とロールとにより接着剤を溶融させながらプ
レスによる圧力をかけて接着する。また、接着剤は繊維
同士の接着であるためポリアミド系、ポリエステル系、
ポリオレフィン系、酢酸ビニールアルコール反応型ポリ
ウレタン系等のシート状あるいはパウダー状のホットメ
ルト接着剤が好ましく、用途に応じて接着剤を選定する
ことが好ましい。
【0019】また上記コンクリート成形品製造用コンベ
アベルトと製品との剥離性をさらに良くしたり、分割不
織布を形成する繊維間同士の結合を強化するためには分
割不織布に加工処理を施すことが好ましく、加工処理は
分割不織布を基布に接着する前でも、あるいは基布に接
着した後のいずれであってもよい。この加工処理とは分
割不織布表面の毛羽立ちを防ぐ処理のことであり、ある
いは分割不織布表面を熱溶融して平滑処理を施すことで
ある。
アベルトと製品との剥離性をさらに良くしたり、分割不
織布を形成する繊維間同士の結合を強化するためには分
割不織布に加工処理を施すことが好ましく、加工処理は
分割不織布を基布に接着する前でも、あるいは基布に接
着した後のいずれであってもよい。この加工処理とは分
割不織布表面の毛羽立ちを防ぐ処理のことであり、ある
いは分割不織布表面を熱溶融して平滑処理を施すことで
ある。
【0020】その加工方法としては、例えば上記分割不
織布にアクリル酸エステルを含侵させる方法があり、上
記分割不織布をカレンダー加工により熱融着させる方法
があり、上記分割不織布の表面にさらに不織布シート状
あるいはパウダー状のホットメルト接着剤を配して表面
を熱カレンダー加工して熱融着させる方法がある。
織布にアクリル酸エステルを含侵させる方法があり、上
記分割不織布をカレンダー加工により熱融着させる方法
があり、上記分割不織布の表面にさらに不織布シート状
あるいはパウダー状のホットメルト接着剤を配して表面
を熱カレンダー加工して熱融着させる方法がある。
【0021】
【作用】セメント粒子は約10μmΦを中心分布にもつ
粒子であり、分割不織布は10μmΦ以下の細孔径を有
しているためセメント粒子がベルト内に侵入しにくく、
また、この分割不織布は極細単繊維に分割され3次元的
に交絡されて緻密な組織となるため毛羽立ちしにくく、
また圧力に対して変形しにくい。
粒子であり、分割不織布は10μmΦ以下の細孔径を有
しているためセメント粒子がベルト内に侵入しにくく、
また、この分割不織布は極細単繊維に分割され3次元的
に交絡されて緻密な組織となるため毛羽立ちしにくく、
また圧力に対して変形しにくい。
【0022】しかも極細単繊維の断面形状がシャープな
鋭角を持つ異型断面になるため、セメントスラリー中の
固形分微粒子をも効率よく捕捉して、通過するのを阻止
する作用があると共に毛細管現象によりセメントスラリ
ーとの界面に水分が介在し易く、このことがセメントス
ラリーの剥離性を良くする。
鋭角を持つ異型断面になるため、セメントスラリー中の
固形分微粒子をも効率よく捕捉して、通過するのを阻止
する作用があると共に毛細管現象によりセメントスラリ
ーとの界面に水分が介在し易く、このことがセメントス
ラリーの剥離性を良くする。
【0023】また基布と分割不織布との間に吸水性のあ
る繊維によって形成された繊維ウェブ層をもつコンベア
ベルトはプレス部を通過した際、吸水性のある繊維が適
度の保水作用を有して分割不織布層への水分の介在をよ
り効果的にしてセメントスラリーの良好な剥離を促進さ
せる。
る繊維によって形成された繊維ウェブ層をもつコンベア
ベルトはプレス部を通過した際、吸水性のある繊維が適
度の保水作用を有して分割不織布層への水分の介在をよ
り効果的にしてセメントスラリーの良好な剥離を促進さ
せる。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明する
と、図1〜図4は、それぞれ実施例1、実施例4、実施
例5、比較例2を示す断面図であり、図5、図6はそれ
ぞれAとBの2種の成分からなる分割型複合繊維におけ
る一つの態様を示す断面図である。
と、図1〜図4は、それぞれ実施例1、実施例4、実施
例5、比較例2を示す断面図であり、図5、図6はそれ
ぞれAとBの2種の成分からなる分割型複合繊維におけ
る一つの態様を示す断面図である。
【0025】[実施例1];図1は実施例1の断面図で
ある。これはタテ糸に0.6mmΦのポリプロピレンモ
ノフィラメント、ヨコ糸に0.8mmΦのポリプロピレ
ンモノフィラメントを用い、タテ密度42本/インチ、
ヨコ密度16本/インチで3/1綾組織に織成された基
布(1)上に2種の成分ポリエチレンテレフタレート、
ナイロンからなるトータルデニールが3デニールの分割
型複合繊維を高圧水流によって各々が0.2デニールの
極細単繊維に分割され、3次元的に交絡された目付け1
20g/m2 の分割不織布(2)が載せられ、この分割
不織布(2)が接着剤によって基布(1)と一体化され
たコンクリート成形品製造用コンベアベルトである。
ある。これはタテ糸に0.6mmΦのポリプロピレンモ
ノフィラメント、ヨコ糸に0.8mmΦのポリプロピレ
ンモノフィラメントを用い、タテ密度42本/インチ、
ヨコ密度16本/インチで3/1綾組織に織成された基
布(1)上に2種の成分ポリエチレンテレフタレート、
ナイロンからなるトータルデニールが3デニールの分割
型複合繊維を高圧水流によって各々が0.2デニールの
極細単繊維に分割され、3次元的に交絡された目付け1
20g/m2 の分割不織布(2)が載せられ、この分割
不織布(2)が接着剤によって基布(1)と一体化され
たコンクリート成形品製造用コンベアベルトである。
【0026】[実施例2];これは実施例1のコンクリ
ート成形品製造用コンベアベルトに後加工としてさらに
アクリルエマルジョンによる樹脂加工を施したものであ
る。断面図は図1に準ずるため省略する。
ート成形品製造用コンベアベルトに後加工としてさらに
アクリルエマルジョンによる樹脂加工を施したものであ
る。断面図は図1に準ずるため省略する。
【0027】[実施例3];これは実施例1と同じ仕様
の基布(1)上に2種の成分ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレートからなるトータルデニールが3デニ
ールの分割型複合繊維を高圧水流によって各々が0.2
デニールの極細単繊維に分割され、3次元的に交絡され
てなる目付け120g/m2 の分割不織布(2)が載せ
られ、この分割不織布(2)と基布(1)とが接着剤に
より一体化され、後加工として160℃の温度でもって
分割不織布表面を熱融着加工したコンクリート成形品製
造用コンベアベルトである。この断面図も図1に準ずる
ため省略する。
の基布(1)上に2種の成分ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレートからなるトータルデニールが3デニ
ールの分割型複合繊維を高圧水流によって各々が0.2
デニールの極細単繊維に分割され、3次元的に交絡され
てなる目付け120g/m2 の分割不織布(2)が載せ
られ、この分割不織布(2)と基布(1)とが接着剤に
より一体化され、後加工として160℃の温度でもって
分割不織布表面を熱融着加工したコンクリート成形品製
造用コンベアベルトである。この断面図も図1に準ずる
ため省略する。
【0028】[実施例4];図2は実施例4の断面図で
ある。これは実施例1と同じ仕様の基布(1)上に、下
層として6デニールのナイロンを用い、目付け150g
/m2の不織布(3)が載せられ、ニードルパンチング
により一体化された後、さらにその上に上層として2種
の成分ポリエチレンテレフタレート、ナイロンからなる
トータルデニールが3デニールの分割型複合繊維を高圧
水流によって各々が0.2デニールの極細単繊維に分割
され、3次元的に交絡された目付け120g/m 2 の分
割不織布(2)が載せられ、接着剤によって不織布と一
体化されたコンクリート成形品製造用コンベアベルトで
ある。
ある。これは実施例1と同じ仕様の基布(1)上に、下
層として6デニールのナイロンを用い、目付け150g
/m2の不織布(3)が載せられ、ニードルパンチング
により一体化された後、さらにその上に上層として2種
の成分ポリエチレンテレフタレート、ナイロンからなる
トータルデニールが3デニールの分割型複合繊維を高圧
水流によって各々が0.2デニールの極細単繊維に分割
され、3次元的に交絡された目付け120g/m 2 の分
割不織布(2)が載せられ、接着剤によって不織布と一
体化されたコンクリート成形品製造用コンベアベルトで
ある。
【0029】[実施例5];図3は実施例5の断面図で
ある。これはタテ糸に840デニール/1/3本子のナ
イロン、ヨコ糸に0.3mmΦのナイロンを用い、タテ
密度33本/インチ、ヨコ密度48本/インチで緯二重
織組織に織成された基布上(1)に、最下層として6デ
ニールのナイロンを用い、目付け150g/m2 の不織
布(3)が載せられ、ニードルパンチングにより一体化
された後、その上に中層として2種の成分ポリエチレン
テレフタレート、ナイロンからなるトータルデニールが
3デニールの分割型複合繊維を高圧水流によって各々が
0.2デニールの極細単繊維に分割され、3次元的に交
絡された目付け120g/m2 の分割不織布(2)が載
せられ、接着剤によって不織布(3)と一体化された上
に、更にその上に接着剤として目付け30g/m2 のナ
イロン系のホットメルトシート(図示せず)を載せ、1
40℃の表面温度を有する熱ローラを用いて不織布表面
を熱融着平滑化加工したコンクリート成形品製造用コン
ベアベルトである。
ある。これはタテ糸に840デニール/1/3本子のナ
イロン、ヨコ糸に0.3mmΦのナイロンを用い、タテ
密度33本/インチ、ヨコ密度48本/インチで緯二重
織組織に織成された基布上(1)に、最下層として6デ
ニールのナイロンを用い、目付け150g/m2 の不織
布(3)が載せられ、ニードルパンチングにより一体化
された後、その上に中層として2種の成分ポリエチレン
テレフタレート、ナイロンからなるトータルデニールが
3デニールの分割型複合繊維を高圧水流によって各々が
0.2デニールの極細単繊維に分割され、3次元的に交
絡された目付け120g/m2 の分割不織布(2)が載
せられ、接着剤によって不織布(3)と一体化された上
に、更にその上に接着剤として目付け30g/m2 のナ
イロン系のホットメルトシート(図示せず)を載せ、1
40℃の表面温度を有する熱ローラを用いて不織布表面
を熱融着平滑化加工したコンクリート成形品製造用コン
ベアベルトである。
【0030】[比較例1];これは実施例1で用いた基
布(1)のみをコンクリート成形品製造用コンベアベル
トに用いたものである。
布(1)のみをコンクリート成形品製造用コンベアベル
トに用いたものである。
【0031】[比較例2]図4は比較例2の断面図であ
る。これは実施例5で用いた基布(1)上に、6デニー
ルのナイロンを用い、目付け300g/m2 の不織布
(3)が載せられ、ニードルパンチングによって基布
(1)と一体化されたコンクリート成形品製造用コンベ
アベルトである。
る。これは実施例5で用いた基布(1)上に、6デニー
ルのナイロンを用い、目付け300g/m2 の不織布
(3)が載せられ、ニードルパンチングによって基布
(1)と一体化されたコンクリート成形品製造用コンベ
アベルトである。
【0032】上記の実施例1〜5、比較例1、2のコン
クリート成形品製造用コンベアベルトを用いて水の通過
性、セメント剥離性、セメント粒子による目詰まり、セ
メントの通過性をテストした。
クリート成形品製造用コンベアベルトを用いて水の通過
性、セメント剥離性、セメント粒子による目詰まり、セ
メントの通過性をテストした。
【0033】テスト方法は各サンプル上に、同一条件で
練ったセメントスラリーを同じ量だけ載せ、それぞれの
性能評価として、吸水性評価はサンプル表面に水分が吸
収される状況を目視で判断し、セメント剥離性およびセ
メント粒子による目詰まりはそのままセメントを乾燥さ
せた後、上に載っているセメントを剥がし、剥離状況、
目詰まり状況を目視判断した。セメントの通過性につい
ては裏面へのセメント漏れ状況を目視判断して、結果の
評価としては良好を○、やや良好を△、不良を×とし
た。試験の結果、表1のような性能評価結果を得た。
練ったセメントスラリーを同じ量だけ載せ、それぞれの
性能評価として、吸水性評価はサンプル表面に水分が吸
収される状況を目視で判断し、セメント剥離性およびセ
メント粒子による目詰まりはそのままセメントを乾燥さ
せた後、上に載っているセメントを剥がし、剥離状況、
目詰まり状況を目視判断した。セメントの通過性につい
ては裏面へのセメント漏れ状況を目視判断して、結果の
評価としては良好を○、やや良好を△、不良を×とし
た。試験の結果、表1のような性能評価結果を得た。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明のコンクリート成形品製造用コン
ベアベルトの基布は合成樹脂モノフィラメントが用いら
れて織成されたものであるため剛性に優れ高張力に耐え
寸法安定性に富んだものとなる。
ベアベルトの基布は合成樹脂モノフィラメントが用いら
れて織成されたものであるため剛性に優れ高張力に耐え
寸法安定性に富んだものとなる。
【0036】また、コンクリート成形品製造用コンベア
ベルトは基布に分割不織布を接着剤でもって接着一体化
させたもの、あるいは基布に吸水性のある繊維ウェブ層
をニードルパンチングもしくは接着剤により一体化さ
せ、さらにその繊維ウェブ層の上に分割不織布を接着剤
でもって接着一体化させたものであるため、コンクリー
ト成形品製造用コンベアベルトの表面は緻密な組織とな
り、しかも分割された極細単繊維はシャープな鋭角を持
つ異型断面になるためセメントスラリーの固形分微粒子
をも効率よく捕捉し、毛細管現象により界面に水分を介
在させ易いためセメント剥離性が良いという効果があ
る。また一般の不織布に比べて目付量が少なくて済むと
いう利点もある。
ベルトは基布に分割不織布を接着剤でもって接着一体化
させたもの、あるいは基布に吸水性のある繊維ウェブ層
をニードルパンチングもしくは接着剤により一体化さ
せ、さらにその繊維ウェブ層の上に分割不織布を接着剤
でもって接着一体化させたものであるため、コンクリー
ト成形品製造用コンベアベルトの表面は緻密な組織とな
り、しかも分割された極細単繊維はシャープな鋭角を持
つ異型断面になるためセメントスラリーの固形分微粒子
をも効率よく捕捉し、毛細管現象により界面に水分を介
在させ易いためセメント剥離性が良いという効果があ
る。また一般の不織布に比べて目付量が少なくて済むと
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図
【図2】実施例4を示す断面図
【図3】実施例5を示す断面図
【図4】比較例2を示す断面図
【図5】2種の成分A、Bからなる分割型複合繊維の一
態様を示す断面図
態様を示す断面図
【図6】2種の成分A、Bからなる分割型複合繊維の一
態様を示す断面図
態様を示す断面図
【図7】セメントの表面に凹凸模様を形成させた不燃外
装壁材(コンクリート成形品)を製造する場合の製造ラ
インの概略説明図
装壁材(コンクリート成形品)を製造する場合の製造ラ
インの概略説明図
【図8】スレート板(コンクリート成形品)を製造する
場合の抄造機の概略説明図
場合の抄造機の概略説明図
(1);基布、(2);分割不織布、(3);不織布、
(4);コンベアベルト、(5);型枠、(6);セメ
ントスラリー、(7);プレス機、(8);サクション
機構、(9);円網、(10);セメント浴槽、(11);
クーチロール、(12);メーキングロール
(4);コンベアベルト、(5);型枠、(6);セメ
ントスラリー、(7);プレス機、(8);サクション
機構、(9);円網、(10);セメント浴槽、(11);
クーチロール、(12);メーキングロール
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂フィラメントによる経緯糸によ
って織成された基布の片面または両面に不織布が重ねら
れてなるコンクリート成形品製造用コンベアベルトにお
いて、この不織布として、少なくとも2種の成分からな
る分割型複合繊維が分割手段によりすでに分割され交絡
された不織布が用いられ、この不織布が接着剤により基
布と一体化されてなることを特徴とするコンクリート成
形品製造用コンベアベルト。 - 【請求項2】 合成樹脂フィラメントによる経緯糸によ
って織成された基布片面または両面に、吸水性のある繊
維によって形成された繊維ウェブ層がニードルパンチン
グもしくは接着剤により一体化され、さらにその繊維ウ
ェブ層の上から、少なくとも2種の成分からなる分割型
複合繊維が分割手段によりすでに分割され交絡された不
織布が重ねられ、この不織布が接着剤によって上記繊維
ウェブ層と一体化されてなることを特徴とするコンクリ
ート成形品製造用コンベアベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20464294A JPH0848408A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | コンクリート成形品製造用コンベアベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20464294A JPH0848408A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | コンクリート成形品製造用コンベアベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0848408A true JPH0848408A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16493861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20464294A Pending JPH0848408A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | コンクリート成形品製造用コンベアベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0848408A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009539733A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | アルバニー インターナショナル コーポレイション | 進歩的バッテリペースト加工ベルト |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP20464294A patent/JPH0848408A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009539733A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | アルバニー インターナショナル コーポレイション | 進歩的バッテリペースト加工ベルト |
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