JPH0848664A - 新規なグアニジノ安息香酸エステル誘導体 - Google Patents

新規なグアニジノ安息香酸エステル誘導体

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JPH0848664A
JPH0848664A JP6204558A JP20455894A JPH0848664A JP H0848664 A JPH0848664 A JP H0848664A JP 6204558 A JP6204558 A JP 6204558A JP 20455894 A JP20455894 A JP 20455894A JP H0848664 A JPH0848664 A JP H0848664A
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JP
Japan
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group
formula
integer
compound
same meaning
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Application number
JP6204558A
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English (en)
Inventor
Teruji Hashiguchi
照司 橋口
Toshitaka Inoue
寿孝 井上
Koichi Ikesue
公一 池末
Noriyuki Fujimoto
典行 藤本
Kazuhisa Takeda
和久 武田
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 セリンプロテアーゼ阻害性の新規グアニジノ
安息香酸エステル誘導体の合成及び該化合物を含有して
なるセリンプロテアーゼ阻害剤を提供する。 【構成】 一般式I、例えば式6

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セリンプロテアーゼ阻
害作用を有する医薬品として有用な新規グアニジノ安息
香酸エステル誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体内には種々のセリンプロテアーゼが
存在し、それらの酵素が何らかの要因により異常に活性
化されると、炎症、疼痛、アレルギー、血液異常、組織
破壊等の疾患を引き起こすと考えられている。従来、種
々のグアニジノ安息香酸誘導体が、セリンプロテアーゼ
であるトリプシン、プラスミン、トロンビン、エラスタ
ーゼ等の活性を阻害し、臨床に使用できることが知られ
ている。代表的なものとして、特開昭51−13864
2号公報、特開昭62−103058号公報、特開昭6
2−155253号公報、特開昭63−165357号
公報、特開平4−46148号公報、特開平4−159
261号公報等に記載の化合物が知られている。しかし
ながら本発明のグアニジノ安息香酸エステル誘導体に関
しては全く開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は十分な
セリンプロテアーゼ阻害作用を有し、より副作用の少な
いセリンプロテアーゼ阻害剤の開発を目的とし、セリン
プロテアーゼにより仲介される種々の疾患に対して有用
な新規グアニジノ安息香酸エステル誘導体及び該化合物
を含有してなるセリンプロテアーゼ阻害剤を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のグアニジノ安息
香酸エステル誘導体は下記一般式(I)
【化3】 [式中、Aは(CH2 n (式中、nは0〜5の整数を
示す)またはスチレン基を、R1 は水素原子、ハロゲン
原子、低級アルキル基を、R2 は−(CH2 m COR
3 (式中、mは2または3の整数を、R3 は2−チアゾ
リルアミノ基、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イ
ル)アミノ基、3,5−ジクロロアニリノ基、2−ピリ
ダジルアミノ基、(5−メチルイソキサゾール−3−イ
ル)アミノ基、ピペリジノ基、2−メトキシカルボニル
アニリノ基を示す)、−(CH2m COOR4 (式
中、mは前記と同じ意味を、R4 は水素原子、低級アル
キル基、置換または無置換ベンジル基を示す)、−NH
(CH2 n COR3 (式中、nは1〜5の整数を、R
3 は前記と同じ意味を示す)、−NH(CH2 n CO
OR4 (式中、n及びR4 前記と同じ意味を示す)、−
NHCH−(−R5 )−COOR4 (式中、R4 は前記
と同じ意味を、R5 は置換または無置換ベンジル基、メ
トキシカルボニルメチル基を示す)、−NH−C64
−(CH2pCOOR4 (式中、pは0または1の整
数を、R4 は前記と同じ意味を示す)]で表されるグア
ニジノ安息香酸エステル誘導体及びその塩類。に関する
ものである。
【0005】上記一般式(I)について具体的に説明す
る。ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
を、低級アルキル基とは、メチル、エチル、n−プロピ
ル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、
tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、等の
炭素数1〜6のアルキル基を、置換ベンジル基の置換基
とは、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、iso−
プロポキシ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、ter
t−ブトキシ等の炭素数2〜6の低級アルコキシ基を意
味する。またその塩類は、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等
の無機酸塩及び、酢酸、マレイン酸、シュウ酸、フマル
酸、コハク酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、トルエンスルホン酸等の有機酸塩である
が、これらに限定されるものではない。
【0006】一般式(I)で示される化合物を医薬とし
て用いる場合、そのままもしくは公知の賦形剤と共に、
錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、坐剤、注射剤、軟膏
剤、ゲル剤、クリーム剤、リザーバー型貼付剤、エアゾ
ール剤等の適宜の剤形として、通常全身的あるいは局所
的に、経口または非経口的に安定に投与することができ
る。投与量は、投与対象の症状、年齢、性別等に応じて
適宜決定されるが通常成人に対して経口投与する場合、
化合物(I)またはその塩類を1回量10〜500mg
程度1日約1〜数回程度投与することが好ましい。
【0007】次に本発明化合物の製造法について述べ
る。本発明の化合物は以下に記載する方法によって収率
よく得ることができるが、本発明の範囲はこれらに限定
されるものではない。 製造法 1
【化4】 (式中、A、R1 及びR2 は前記と同じ意味を示す。) 一般式(II)で表される化合物と一般式(III)で
表される化合物を適当な溶媒中、縮合剤の存在下で反応
させることにより、一般式(I)で表される化合物を得
ることができる。ここで反応溶媒としては、例えばピリ
ジン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、ジクロロ
メタン、四塩化炭素、ベンゼン、トルエン、ジエチルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチ
ル、ジメチルスルホキシド等の反応に関与しない溶媒で
あれば特に限定されない。縮合剤としては、例えばジシ
クロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド、ジフェニル
ホスホリルアジド、N,N’−カルボジイミダゾール等
を用いることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0008】製造法 2
【化5】 (式中、A、R1 及びR2 は前記と同じ意味を示し、H
alはハロゲン原子を意味する。) 一般式(IV)で表される化合物と一般式(III)で
表される化合物を無溶媒または適当な溶媒中、塩基触媒
の存在下で反応させることにより、一般式(I)で表さ
れる化合物を得ることができる。ここで反応溶媒として
は、例えばクロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭
素、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等の反応に関与しない溶
媒であれば特に限定されない。また塩基触媒しては、ピ
リジン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミ
ン、N−メチルモルホリン等を用いることができるが、
これらに限定されるものではない。前記製造法で用いた
一般式(II)、(III)、(IV)で示される化合
物は、公知の反応の組み合わせによって製造することが
できる。
【0009】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を更に詳細に説
明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0010】実施例 1 4−グアニジノ安息香酸塩酸塩(1.08g)のピリジ
ン(20ml)溶液にジシクロヘキシルカルボジイミド
(以下DCCと略、1.03g)を−15℃で加え、2
0分間攪拌した後、N−(2−チアゾリル)−4−ヒド
ロキシベンズアミド(1.10g)を加え、0℃で一夜
攪拌させた。反応終了後、不溶物をろ別し、ろ液に飽和
炭酸水素ナトリウム水を加え、生じた結晶をろ取、水お
よびアセトンで順次洗浄し、乾燥した。結晶をメタノー
ルに懸濁させ、メタンスルホン酸(0.5g)を加え、
不溶物をろ別し、ろ液にアセトンを加え析出した結晶を
乾燥し、下記構造の化合物(1.34g)を得た。融点
は143〜148℃であった。 IR:3150,1740,1684,1574,12
09,1060cm-1 元素分析値(C1815 5O 3S・2CH 3SO 3H・2H 2Oとして) 計算値 C:39.40 H:4.46 N:11.49 実測値 C:39.48 H:4.27 N:11.42
【化6】
【0011】実施例 2 4−グアニジノ安息香酸塩酸塩(1.04g)のピリジ
ン(15ml)−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液
にDCC(0.99g)を−15℃で加え、20分間攪
拌した後、N−(2−チアゾリル)−3−(4−ヒドロ
キシベンゾイル)プロパナミド(1.33g)を加え、
0℃で一夜攪拌させた。反応終了後、不溶物をろ別し、
ろ液に飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、生じた結晶を
ろ取、水およびアセトンで順次洗浄し、乾燥した。結晶
をエタノールに懸濁させ、メタンスルホン酸(0.5
g)を加え、不溶物をろ別し、ろ液を4℃で一夜放置
し、析出した結晶を乾燥し、下記構造の化合物(0.3
5g)を得た。融点は182〜186℃であった。 IR:3382,1723,1686,1576,11
93,1044cm-1 元素分析値(C21195 4 S・2CH3 SO3 H・1/2H2 Oとして) 計算値 C:43.25 H:4.42 N:10.97 実測値 C:43.19 H:4.40 N:10.86
【化7】
【0012】実施例 3 4−グアニジノ安息香酸メタンスルホン酸塩(2.75
g)のピリジン(50ml)溶液にDCC(2.06
g)を−15℃で加え、20分間攪拌した後、3−(4
−ヒドロキシベンゾイル)プロピオン酸4−ニトロベン
ジル(3.29g)を加え、0℃で一夜攪拌させた。反
応終了後、不溶物をろ別し、ろ液に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水を加えて生じた結晶をろ取、水およびアセトンで
順次洗浄し、乾燥した。結晶をメタノールに懸濁させ、
メタンスルホン酸(1.0g)を加え、不溶物をろ別し
た後、ろ液を減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール=5:1)で
精製し、下記構造の化合物(1.6g)を得た。融点は
78〜82℃であった。 IR:3370,1740,1686,1603,12
09,1166cm-1 元素分析値(C25224 7 ・CH3 SO3 H・1/2H2 Oとして) 計算値 C:52.43 H:4.57 N:9.41 実測値 C:52.30 H:4.68 N:9.28
【化8】
【0013】実施例 4 実施例3で合成した4−〔3−(4−ニトロベンジルオ
キシカルボニル)プロパノイル〕フェニル−4−グアニ
ジノベンゾエート炭酸塩(3.9g)を酢酸(70m
l)、メタノール(50ml)及び水(30ml)の混
合溶液に、5%−Pd/C(0.4g)を加え、常圧下
にて3時間水素添加を行った。反応終了後、不溶物をろ
別し、ろ液にアセトンを加え、生じた結晶をろ取、乾燥
した。結晶をジメチルホルムアミド−アセトン溶液に懸
濁し、メタンスルホン酸(1.0g)を加え、不溶物を
ろ別し、ろ液にエーテルを加え、析出した結晶を乾燥
し、下記構造の化合物(0.45g)を得た。融点は2
12〜214℃であった。 IR:3168,1738,1709,1673,15
76,1199cm-1 元素分析値(C18173 5 ・CH3 SO3 Hとして) 計算値 C:50.55 H:4.69 N:9.31 実測値 C:50.41 H:4.64 N:9.36
【化9】
【0014】実施例5〜30 実施例1〜4の方法に準じて表1〜表3の本発明化合物
を合成した。融点はメタンスルホン酸塩での結果を示
す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】以下に、本発明化合物がセリンプロテアー
ゼ阻害活性作用を示すことを立証するためにカリクレイ
ン及びプラスミン阻害活性作用についての実験方法及び
その結果について示す。
【0019】カリクレイン阻害活性作用についての実験 ヒトプラズマカリクレイン及びH−D−Pro−Phe
−Arg−p−ニトロアニリドを用いて行った。すなわ
ち、0.05Mトリス−塩酸緩衝液(pH 7.8)で
種々の検体及び酵素液を作成し、これらの反応混液を3
7℃で4分間インキュベートした。15%酢酸を加えて
反応を停止し405nmで吸光度を測定した。試験結果
は、50%阻害濃度(IC50)で表した。
【0020】プラスミン阻害活性作用についての実験 ヒトプラスミン及びH−D−Val−Leu−Lys−
p−ニトロアニリドを用いて行った。すなわち、0.0
5Mトリス−塩酸緩衝液(110mM NaClを含
む、pH 7.4)で種々の検体及び酵素液を作成し、
これらの反応混液を37℃で4分間インキュベートし
た。15%酢酸を加えて反応を停止し405nmで吸光
度を測定した。試験結果は、IC50で表した。
【0021】結果 阻害活性(IC50)の結果を以下の表4に示す。
【表4】
【0022】
【発明の効果】本発明の化合物〔1〕は優れたセリンプ
ロテアーゼ阻害活性作用を有する。従って、セリンプロ
テアーゼにより仲介される出血性疾患、血栓、膵炎等の
種々の疾患に対する治療剤として、または予防剤として
の使用が期待でき、有用な医薬を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/50 C07C 309/04 7419−4H C07D 237/08 261/14 277/44 295/18 Z (72)発明者 藤本 典行 佐賀県鳥栖市田代大官町408番地 久光製 薬株式会社内 (72)発明者 武田 和久 佐賀県鳥栖市田代大官町408番地 久光製 薬株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Aは(CH2 n (式中、nは0〜5の整数を
    示す)またはスチレン基を、R1 は水素原子、ハロゲン
    原子、低級アルキル基を、R2 は−(CH2 m COR
    3 (式中、mは2または3の整数を、R3 は2−チアゾ
    リルアミノ基、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イ
    ル)アミノ基、3,5−ジクロロアニリノ基、2−ピリ
    ダジルアミノ基、(5−メチルイソキサゾール−3−イ
    ル)アミノ基、ピペリジノ基、2−メトキシカルボニル
    アニリノ基を示す)、−(CH2m COOR4 (式
    中、mは前記と同じ意味を、R4 は水素原子、低級アル
    キル基、置換または無置換ベンジル基を示す)、−NH
    (CH2 n COR3 (式中、nは1〜5の整数を、R
    3 は前記と同じ意味を示す)、−NH(CH2 n CO
    OR4 (式中、n及びR4 前記と同じ意味を示す)、−
    NHCH−(−R5 )−COOR4 (式中、R4 は前記
    と同じ意味を、R5 は置換または無置換ベンジル基、メ
    トキシカルボニルメチル基を示す)、−NH−C64
    −(CH2pCOOR4 (式中、pは0または1の整
    数を、R4 は前記と同じ意味を示す)]で表されるグア
    ニジノ安息香酸エステル誘導体及びその塩類。
  2. 【請求項2】一般式(I) 【化2】 [式中、Aは(CH2 n (式中、nは0〜5の整数を
    示す)またはスチレン基を、R1 は水素原子、ハロゲン
    原子、低級アルキル基を、R2 は−(CH2 m COR
    3 (式中、mは2または3の整数を、R3 は2−チアゾ
    リルアミノ基、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イ
    ル)アミノ基、3,5−ジクロロアニリノ基、2−ピリ
    ダジルアミノ基、(5−メチルイソキサゾール−3−イ
    ル)アミノ基、ピペリジノ基、2−メトキシカルボニル
    アニリノ基を示す)、−(CH2m COOR4 (式
    中、mは前記と同じ意味を、R4 は水素原子、低級アル
    キル基、置換または無置換ベンジル基を示す)、−NH
    (CH2 n COR3 (式中、nは1〜5の整数を、R
    3 は前記と同じ意味を示す)、−NH(CH2 n CO
    OR4 (式中、n及びR4 前記と同じ意味を示す)、−
    NHCH−(−R5 )−COOR4 (式中、R4 は前記
    と同じ意味を、R5 は置換または無置換ベンジル基、メ
    トキシカルボニルメチル基を示す)、−NH−C64
    −(CH2pCOOR4 (式中、pは0または1の整
    数を、R4 は前記と同じ意味を示す)]で表されるグア
    ニジノ安息香酸エステル誘導体及びその塩類を有効成分
    として含有するセリンプロテアーゼ阻害剤。
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