JPH0848673A - 抗潰瘍剤 - Google Patents
抗潰瘍剤Info
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- JPH0848673A JPH0848673A JP13529695A JP13529695A JPH0848673A JP H0848673 A JPH0848673 A JP H0848673A JP 13529695 A JP13529695 A JP 13529695A JP 13529695 A JP13529695 A JP 13529695A JP H0848673 A JPH0848673 A JP H0848673A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】消化性潰瘍に係わる疾患の予防および/または
治療剤として有用な新規物質、その製造方法、それを含
有する医薬組成物の提供。 【構成】 【化1】 で表される、特定の置換アルキニルピラジン骨格あるい
は特定の置換アルキニルキノキサリン骨格を有する化合
物、その塩、それらの製造方法およびそれらを含有する
医薬組成物。
治療剤として有用な新規物質、その製造方法、それを含
有する医薬組成物の提供。 【構成】 【化1】 で表される、特定の置換アルキニルピラジン骨格あるい
は特定の置換アルキニルキノキサリン骨格を有する化合
物、その塩、それらの製造方法およびそれらを含有する
医薬組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピラジン骨格あるいは
キノキサリン骨格を有する新規アルキン誘導体、その製
造方法、その少なくとも1つを有効成分として含有する
消化性潰瘍に関連する疾患の予防剤および/または治療
剤として有用な医薬組成物に関するものである。
キノキサリン骨格を有する新規アルキン誘導体、その製
造方法、その少なくとも1つを有効成分として含有する
消化性潰瘍に関連する疾患の予防剤および/または治療
剤として有用な医薬組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消化性潰瘍の成因の重要な因子のひとつ
として多量の胃酸分泌が挙げられる。このため消化性潰
瘍の治療法として、酸を中和する薬剤あるいは酸分泌抑
制作用を有する薬剤の投与が行われている。具体的に
は、酸を中和する制酸剤としては、例えば、炭酸水素ナ
トリウム、酸化マグネシウムなどが臨床的に使用されて
いる。しかし、制酸剤は頻回投与が必要であるため患者
への負担が大きく、また、アルカローシス等の副作用が
ある。一方、酸分泌抑制剤としては、アトロピン、ピレ
ンゼピン等の抗コリン剤が臨床的に使用されている。し
かし、抗コリン剤は胃酸分泌に対する選択性が必ずしも
高くなく、口渇、視力障害、尿閉、頻脈などの副作用が
ある。また、酸分泌抑制剤として、シメチジン、ラニチ
ジン、ファモチジン等のヒスタミンH2 受容体拮抗剤な
ども臨床的に使用されている。しかし、ヒスタミンH2
受容体拮抗剤によっても治癒しない難治性潰瘍もあり、
また、血中プロラクチンの上昇による乳汁分泌、抗アン
ドロジェン作用による女性化乳房、肝臓での他の薬剤の
代謝を障害することなどの副作用も指摘されている。最
近、胃酸分泌の最終段階であるプロトンポンプを阻害す
るプロトンポンプ阻害剤、例えばオメプラゾールが臨床
的に用いられ、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤と同等ない
しそれ以上の有効率を示している。また、プロトンポン
プは胃酸分泌の最終段階で機能している為、プロトンポ
ンプ阻害剤はヒスタミンを介さない胃酸分泌に対しても
有効であり、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤によっても治
癒しない難治性潰瘍にも一部有効であることも示されて
いる。
として多量の胃酸分泌が挙げられる。このため消化性潰
瘍の治療法として、酸を中和する薬剤あるいは酸分泌抑
制作用を有する薬剤の投与が行われている。具体的に
は、酸を中和する制酸剤としては、例えば、炭酸水素ナ
トリウム、酸化マグネシウムなどが臨床的に使用されて
いる。しかし、制酸剤は頻回投与が必要であるため患者
への負担が大きく、また、アルカローシス等の副作用が
ある。一方、酸分泌抑制剤としては、アトロピン、ピレ
ンゼピン等の抗コリン剤が臨床的に使用されている。し
かし、抗コリン剤は胃酸分泌に対する選択性が必ずしも
高くなく、口渇、視力障害、尿閉、頻脈などの副作用が
ある。また、酸分泌抑制剤として、シメチジン、ラニチ
ジン、ファモチジン等のヒスタミンH2 受容体拮抗剤な
ども臨床的に使用されている。しかし、ヒスタミンH2
受容体拮抗剤によっても治癒しない難治性潰瘍もあり、
また、血中プロラクチンの上昇による乳汁分泌、抗アン
ドロジェン作用による女性化乳房、肝臓での他の薬剤の
代謝を障害することなどの副作用も指摘されている。最
近、胃酸分泌の最終段階であるプロトンポンプを阻害す
るプロトンポンプ阻害剤、例えばオメプラゾールが臨床
的に用いられ、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤と同等ない
しそれ以上の有効率を示している。また、プロトンポン
プは胃酸分泌の最終段階で機能している為、プロトンポ
ンプ阻害剤はヒスタミンを介さない胃酸分泌に対しても
有効であり、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤によっても治
癒しない難治性潰瘍にも一部有効であることも示されて
いる。
【0003】しかしながら、消化性潰瘍は再発しやすい
疾患であるため、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤あるいは
プロトンポンプ阻害剤をもってしても、治癒はするもの
の再発をまぬがれることは難しいと考えられている。こ
の原因の1つとして次のような考えがある。すなわち、
正常な胃においては、胃酸と胃粘膜防御能とがバランス
をとりあっているために、自らが分泌した胃酸によって
傷害されることはない。しかしながら、多量の胃酸分泌
が起こったり胃粘膜の防御能が低下したりすると、この
バランスが崩れて消化性潰瘍が発症する。消化性潰瘍の
治療剤としてH 2 受容体拮抗剤あるいはプロトンポンプ
阻害剤を投与すると胃酸の分泌が減少するため、こうし
た薬剤の投与前と同程度の胃粘膜の防御能を保つ必要が
なくなり、消化性潰瘍が治癒して薬剤の投与が不要とな
る頃には胃粘膜の防御能が低下している。従って、この
状態でH2 受容体拮抗剤あるいはプロトンポンプ阻害剤
の投与を中止すると胃酸の分泌量は薬剤投与前の状態に
速やかに復帰するものの胃粘膜の防御能は速やかには回
復しない為、胃酸と胃粘膜の防御能のバランスが崩れて
消化性潰瘍が再発すると考えられている。
疾患であるため、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤あるいは
プロトンポンプ阻害剤をもってしても、治癒はするもの
の再発をまぬがれることは難しいと考えられている。こ
の原因の1つとして次のような考えがある。すなわち、
正常な胃においては、胃酸と胃粘膜防御能とがバランス
をとりあっているために、自らが分泌した胃酸によって
傷害されることはない。しかしながら、多量の胃酸分泌
が起こったり胃粘膜の防御能が低下したりすると、この
バランスが崩れて消化性潰瘍が発症する。消化性潰瘍の
治療剤としてH 2 受容体拮抗剤あるいはプロトンポンプ
阻害剤を投与すると胃酸の分泌が減少するため、こうし
た薬剤の投与前と同程度の胃粘膜の防御能を保つ必要が
なくなり、消化性潰瘍が治癒して薬剤の投与が不要とな
る頃には胃粘膜の防御能が低下している。従って、この
状態でH2 受容体拮抗剤あるいはプロトンポンプ阻害剤
の投与を中止すると胃酸の分泌量は薬剤投与前の状態に
速やかに復帰するものの胃粘膜の防御能は速やかには回
復しない為、胃酸と胃粘膜の防御能のバランスが崩れて
消化性潰瘍が再発すると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況下
で、幅広い有効性を示す治療剤、すなわち既存薬物によ
っても治癒しない難治性潰瘍にも有効で、かつ、潰瘍の
再発防止が可能な消化性潰瘍に関連する疾患の予防剤お
よび/または治療剤が望まれている。本発明の目的は、
既存薬物とは構造が異なる新規な化合物で、プロトンポ
ンプ阻害作用、胃酸分泌抑制作用および細胞保護作用等
のより優れた性質を有し、副作用が少なく安全性の高い
化合物またはその塩、それらの製造方法、それらを含有
する医薬組成物および胃酸分泌抑制剤を提供する。上述
の化合物等はまた、H 2 受容体拮抗剤抵抗性の難治性潰
瘍を含む種々の病態で高い有効率を示し、消化性潰瘍治
療効果、再発防止効果を有するが、少なくとも上記の作
用のうち1つ以上の作用を有する。
で、幅広い有効性を示す治療剤、すなわち既存薬物によ
っても治癒しない難治性潰瘍にも有効で、かつ、潰瘍の
再発防止が可能な消化性潰瘍に関連する疾患の予防剤お
よび/または治療剤が望まれている。本発明の目的は、
既存薬物とは構造が異なる新規な化合物で、プロトンポ
ンプ阻害作用、胃酸分泌抑制作用および細胞保護作用等
のより優れた性質を有し、副作用が少なく安全性の高い
化合物またはその塩、それらの製造方法、それらを含有
する医薬組成物および胃酸分泌抑制剤を提供する。上述
の化合物等はまた、H 2 受容体拮抗剤抵抗性の難治性潰
瘍を含む種々の病態で高い有効率を示し、消化性潰瘍治
療効果、再発防止効果を有するが、少なくとも上記の作
用のうち1つ以上の作用を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】プロトンポンプ阻害作用
と細胞保護作用を併せ有していれば、難治性潰瘍にも有
効で再発の防止も期待できると考え、本発明者らは鋭意
研究を行った。その結果、ピラジン骨格あるいはキノキ
サリン骨格を有する一群のアルキン誘導体が、プロトン
ポンプ阻害作用、胃酸分泌抑制作用、抗潰瘍作用、さら
には細胞保護作用を有すること、少なくともこれらの1
つ以上の作用を有することを見い出し、本発明を完成し
た。
と細胞保護作用を併せ有していれば、難治性潰瘍にも有
効で再発の防止も期待できると考え、本発明者らは鋭意
研究を行った。その結果、ピラジン骨格あるいはキノキ
サリン骨格を有する一群のアルキン誘導体が、プロトン
ポンプ阻害作用、胃酸分泌抑制作用、抗潰瘍作用、さら
には細胞保護作用を有すること、少なくともこれらの1
つ以上の作用を有することを見い出し、本発明を完成し
た。
【0006】本発明の第一の態様は、下記式(I)
【0007】
【化22】 (式中Aは下記式(II)
【0008】
【化23】 または下記式(III)
【0009】
【化24】 であり、R1 は、下記式(IV)
【0010】
【化25】
【0011】で表され;このうちR6 は、水素原子、炭
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに、炭素数3ない
し6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭
素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または
2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数
1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれ
る基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直
鎖または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ
基、アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R2 は、
水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1または
2のアルキル基で1または2個置換されていてもよいア
ミノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし6の直
鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2のアル
コキシカルボニル基、メチルチオ基、メチルスルフィニ
ル基、メチルスルホニル基またはR1 として先に示され
ている基から選ばれる基を表し;R1 とR 2 とは同一で
あっても異なっていてもよく;R3 は、炭素数1または
2のアルコキシカルボニル基、シアノ基、カルボキシル
基またはカルバモイル基を表し;R 4 は、水素原子また
はメトキシ基を表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、
ハロゲン原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒド
ロキシメチル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、
ビス(エトキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、
1−ヒドロキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエ
チル基、ホルミル基、またはシアノ基を表す)で示され
る化合物またはその塩である。
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに、炭素数3ない
し6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭
素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または
2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数
1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれ
る基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直
鎖または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ
基、アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R2 は、
水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1または
2のアルキル基で1または2個置換されていてもよいア
ミノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし6の直
鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2のアル
コキシカルボニル基、メチルチオ基、メチルスルフィニ
ル基、メチルスルホニル基またはR1 として先に示され
ている基から選ばれる基を表し;R1 とR 2 とは同一で
あっても異なっていてもよく;R3 は、炭素数1または
2のアルコキシカルボニル基、シアノ基、カルボキシル
基またはカルバモイル基を表し;R 4 は、水素原子また
はメトキシ基を表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、
ハロゲン原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒド
ロキシメチル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、
ビス(エトキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、
1−ヒドロキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエ
チル基、ホルミル基、またはシアノ基を表す)で示され
る化合物またはその塩である。
【0012】上記式(I)で表される化合物において好
ましい置換基の組み合わせを以下に示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
ましい置換基の組み合わせを以下に示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0013】ここでR1 、R2 およびR1 が式(IV)
である場合のR8 の組み合わせとしては、R1 とR2 が
同一であることが好ましく、R8 が炭素数1または2の
アルコキシ基で1個置換されている炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルキル基または炭素数1ないし3
の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1ま
たは2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個
置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分
枝鎖のアルコキシ基である組み合わせが好ましい。この
組み合わせに加え、式(I)のAが式(II)の際は、
R3 が炭素数1または2のアルコキシカルボニル基であ
ることが好ましい。
である場合のR8 の組み合わせとしては、R1 とR2 が
同一であることが好ましく、R8 が炭素数1または2の
アルコキシ基で1個置換されている炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルキル基または炭素数1ないし3
の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1ま
たは2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個
置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分
枝鎖のアルコキシ基である組み合わせが好ましい。この
組み合わせに加え、式(I)のAが式(II)の際は、
R3 が炭素数1または2のアルコキシカルボニル基であ
ることが好ましい。
【0014】一方、式(I)のAが上記式(III)の
際は、R4 は水素原子であることが好ましく、R5 は水
素原子、6位のメトキシ基、6位のヒドロキシメチル基
または6位のアセチル基が好ましく、R6 およびR7 の
少なくとも1つが炭素数1または2のアルキル基の組み
合わせが好ましい。
際は、R4 は水素原子であることが好ましく、R5 は水
素原子、6位のメトキシ基、6位のヒドロキシメチル基
または6位のアセチル基が好ましく、R6 およびR7 の
少なくとも1つが炭素数1または2のアルキル基の組み
合わせが好ましい。
【0015】また、本発明の第二の態様は、式(I)で
表される化合物またはその塩の製造方法(反応式Aおよ
びB)である。
表される化合物またはその塩の製造方法(反応式Aおよ
びB)である。
【0016】
【化26】
【0017】
【化27】
【0018】下記式(V)
【0019】
【化28】 (式中Aは下記式(II)
【0020】
【化29】 または下記式(III)
【0021】
【化30】
【0022】であり;Xはハロゲン原子を表し;R
2 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1
または2のアルキル基で1または2個置換されていても
よいアミノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし
6の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2
のアルコキシカルボニル基、メチルチオ基、メチルスル
フィニル基、メチルスルホニル基または下記式(IV)
2 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1
または2のアルキル基で1または2個置換されていても
よいアミノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし
6の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2
のアルコキシカルボニル基、メチルチオ基、メチルスル
フィニル基、メチルスルホニル基または下記式(IV)
【0023】
【化31】
【0024】で表され;このうちR6 は、水素原子、炭
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに、炭素数3ない
し6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭
素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または
2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数
1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれ
る基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直
鎖または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ
基、アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R3 は、
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基、シアノ
基、カルボキシル基、またはカルバモイル基を表し;R
4 は、水素原子またはメトキシ基を表し;R5 は、水素
原子、メトキシ基、ハロゲン原子、メトキシカルボニル
基、メチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシメチル
基、カルバモイル基、ビス(エトキシカルボニル)アセ
チル基、アセチル基、1−ヒドロキシイミノエチル基、
1−メトキシイミノエチル基、ホルミル基、またはシア
ノ基を表す)で示される化合物、すなわちモノハロゲン
化アリールまたはジハロゲン化アリールと、下記式(V
I)
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに、炭素数3ない
し6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭
素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または
2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数
1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれ
る基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直
鎖または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ
基、アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R3 は、
炭素数1または2のアルコキシカルボニル基、シアノ
基、カルボキシル基、またはカルバモイル基を表し;R
4 は、水素原子またはメトキシ基を表し;R5 は、水素
原子、メトキシ基、ハロゲン原子、メトキシカルボニル
基、メチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシメチル
基、カルバモイル基、ビス(エトキシカルボニル)アセ
チル基、アセチル基、1−ヒドロキシイミノエチル基、
1−メトキシイミノエチル基、ホルミル基、またはシア
ノ基を表す)で示される化合物、すなわちモノハロゲン
化アリールまたはジハロゲン化アリールと、下記式(V
I)
【0025】
【化32】
【0026】(式中、Mは、水素原子、リチウム原子、
マグネシウム原子、水銀原子、亜鉛原子、銅原子、また
は炭素数1ないし4のアルキル基で1個以上置換されて
もよいホウ素原子、アルミニウム原子、ケイ素原子もし
くは錫原子を表し、R1 は上記式(IV)で表される)
で示される化合物、すなわち1−アルキン誘導体または
その金属アセチリドとを、0価のパラジウム錯体、パラ
ジウム(II)錯体等のパラジウム触媒、銅触媒もしく
はニッケル触媒等の金属触媒存在下または非存在下に反
応させることによる式(I)で表される化合物またはそ
の塩の製造方法である。
マグネシウム原子、水銀原子、亜鉛原子、銅原子、また
は炭素数1ないし4のアルキル基で1個以上置換されて
もよいホウ素原子、アルミニウム原子、ケイ素原子もし
くは錫原子を表し、R1 は上記式(IV)で表される)
で示される化合物、すなわち1−アルキン誘導体または
その金属アセチリドとを、0価のパラジウム錯体、パラ
ジウム(II)錯体等のパラジウム触媒、銅触媒もしく
はニッケル触媒等の金属触媒存在下または非存在下に反
応させることによる式(I)で表される化合物またはそ
の塩の製造方法である。
【0027】また、本発明の第三の態様は、式(I)で
表される化合物およびその塩を有効成分として含有する
医薬組成物である。ここで式(I)のR1 、R2 および
R1 が式(IV)である場合のR8 の組み合わせとして
は、R1 とR2 は同一であることが好ましく、R8 は炭
素数1または2のアルコキシ基で1個置換されている炭
素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基または
炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基も
しくは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から
選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし
4の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基である組み合わせ
が好ましい。
表される化合物およびその塩を有効成分として含有する
医薬組成物である。ここで式(I)のR1 、R2 および
R1 が式(IV)である場合のR8 の組み合わせとして
は、R1 とR2 は同一であることが好ましく、R8 は炭
素数1または2のアルコキシ基で1個置換されている炭
素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基または
炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基も
しくは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から
選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし
4の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基である組み合わせ
が好ましい。
【0028】この組み合わせに加え、式(I)のAが上
記式(II)の際は、R3 が炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基であることが好ましい。一方、式
(I)のAが上記式(III)の際は、R4 は水素原子
であることが好ましく、R5 は水素原子、6位のメトキ
シ基、6位のヒドロキシメチル基もしくは6位のアセチ
ル基が好ましく、R7 は炭素数1または2のアルキル基
の組み合わせが好ましい。
記式(II)の際は、R3 が炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基であることが好ましい。一方、式
(I)のAが上記式(III)の際は、R4 は水素原子
であることが好ましく、R5 は水素原子、6位のメトキ
シ基、6位のヒドロキシメチル基もしくは6位のアセチ
ル基が好ましく、R7 は炭素数1または2のアルキル基
の組み合わせが好ましい。
【0029】また、本発明の第四の態様は、式(I)で
表される化合物またはその塩を有効成分として含有する
消化性潰瘍の予防剤および/または治療剤である。
表される化合物またはその塩を有効成分として含有する
消化性潰瘍の予防剤および/または治療剤である。
【0030】また、本発明の第五の態様は、式(I)で
表される化合物またはその塩を有効成分として含有する
胃酸分泌抑制剤である。
表される化合物またはその塩を有効成分として含有する
胃酸分泌抑制剤である。
【0031】以下本発明を詳細に説明する。下記式
(I)の化合物において、R1 は下記式(IV)で表さ
れ;このうちR 6 は、水素原子、炭素数1ないし6の直
鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数1また
は2のアルコキシ基;R7 は、水素原子または炭素数1
または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、R
7 は、R6 とR7 およびこれらが結合する炭素原子とと
もに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに、炭素数3ないし6のシクロ
アルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または
2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキル
チオ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数
2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1また
は2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置
換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝
鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ
基またはメチルチオ基を表す。
(I)の化合物において、R1 は下記式(IV)で表さ
れ;このうちR 6 は、水素原子、炭素数1ないし6の直
鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数1また
は2のアルコキシ基;R7 は、水素原子または炭素数1
または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、R
7 は、R6 とR7 およびこれらが結合する炭素原子とと
もに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに、炭素数3ないし6のシクロ
アルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または
2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキル
チオ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数
2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1また
は2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置
換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝
鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ
基またはメチルチオ基を表す。
【0032】
【化33】
【0033】
【化34】
【0034】このとき、R6 としては、例えば、水素原
子、炭素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアル
キル基または炭素数1または2のアルコキシ基であるこ
とが好ましい。炭素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または
環状のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、n−ヘキシル基、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基もしく
はシクロヘキシル基;炭素数1または2のアルコキシ基
としては、メトキシ基が好ましい。水素原子、メチル
基、もしくはエチル基であることが更に好ましい。R7
としては、例えば、水素原子、炭素数1または2のアル
キル基が好ましく、炭素数1または2のアルキル基とし
ては、メチル基もしくはエチル基が好ましい。また、R
6 、R7 は、R6 とR7 およびこれらが結合する炭素原
子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を
形成する場合は、例えば、シクロプロピリデン基、シク
ロブチリデン基、シクロペンチリデン基もしくはシクロ
ヘキシリデン基を表し、好ましくはシクロプロピリデン
基、シクロブチリデン基もしくはシクロペンチリデン基
を示す。さらに、R6 、R7 は、R6 、R7 、後述する
R8 およびこれが結合する炭素原子とともに炭素数3な
いし6のシクロアルキル基を形成する場合は、例えば、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基
もしくはシクロヘキシル基を表し、好ましくはシクロプ
ロピル基、シクロブチル基もしくはシクロペンチル基を
表す。
子、炭素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアル
キル基または炭素数1または2のアルコキシ基であるこ
とが好ましい。炭素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または
環状のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、n−ヘキシル基、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基もしく
はシクロヘキシル基;炭素数1または2のアルコキシ基
としては、メトキシ基が好ましい。水素原子、メチル
基、もしくはエチル基であることが更に好ましい。R7
としては、例えば、水素原子、炭素数1または2のアル
キル基が好ましく、炭素数1または2のアルキル基とし
ては、メチル基もしくはエチル基が好ましい。また、R
6 、R7 は、R6 とR7 およびこれらが結合する炭素原
子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を
形成する場合は、例えば、シクロプロピリデン基、シク
ロブチリデン基、シクロペンチリデン基もしくはシクロ
ヘキシリデン基を表し、好ましくはシクロプロピリデン
基、シクロブチリデン基もしくはシクロペンチリデン基
を示す。さらに、R6 、R7 は、R6 、R7 、後述する
R8 およびこれが結合する炭素原子とともに炭素数3な
いし6のシクロアルキル基を形成する場合は、例えば、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基
もしくはシクロヘキシル基を表し、好ましくはシクロプ
ロピル基、シクロブチル基もしくはシクロペンチル基を
表す。
【0035】R8 としては、例えば;水素原子;カルバ
モイルオキシ基;アセトキシ基;メチルチオ基;炭素数
1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2の
アルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されていても
よい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル
基;炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基;炭素数1
ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭
素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる
基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖
または分枝鎖のアルコキシ基であることが好ましい。前
述の炭素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1
または2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換さ
れていてもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖の
アルキル基としては、メチル基、メトキシメチル基、エ
トキシメチル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシ
−1−プロピル基もしくはメチルチオメチル基が好まし
く;炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基としては2
−プロペニルオキシ基が好ましい。また炭素数1ないし
3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1
または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1
個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または
分枝鎖のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキ
シ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ
基、2−n−プロポキシエトキシ基、2−i−プロポキ
シエトキシ基、2−メトキシカルボニルエトキシ基もし
くは2−エトキシカルボニルエトキシ基が好ましい。
モイルオキシ基;アセトキシ基;メチルチオ基;炭素数
1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2の
アルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されていても
よい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル
基;炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基;炭素数1
ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭
素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる
基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖
または分枝鎖のアルコキシ基であることが好ましい。前
述の炭素数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1
または2のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換さ
れていてもよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖の
アルキル基としては、メチル基、メトキシメチル基、エ
トキシメチル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシ
−1−プロピル基もしくはメチルチオメチル基が好まし
く;炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基としては2
−プロペニルオキシ基が好ましい。また炭素数1ないし
3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1
または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1
個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または
分枝鎖のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキ
シ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ
基、2−n−プロポキシエトキシ基、2−i−プロポキ
シエトキシ基、2−メトキシカルボニルエトキシ基もし
くは2−エトキシカルボニルエトキシ基が好ましい。
【0036】従って、R1 としては、例えば、1−プロ
ピニル基、1−ブチニル基、1−ペンチニル基、3−メ
チル−1−ブチニル基、1−ヘキシニル基、2−シクロ
プロピル−1−エチニル基、3,3−ジメチル−1−ブ
チニル基、3,3−ジメトキシ−1−プロピニル基、3
−メトキシ−1−プロピニル基、3−メトキシ−1−ブ
チニル基、3−メトキシ−1−ペンチニル基、3−メト
キシ−3−メチル−1−ブチニル基、3−エトキシ−1
−プロピニル基、3−エトキシ−1−ブチニル基、3−
エトキシ−1−ペンチニル基、3−エトキシ−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−
1−プロピニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1
−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−
1−プロピニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−n−プロポキシエトキ
シ)−1−ブチニル基、3−(2−n−プロポキシエト
キシ)−3−メチル−1−ブチニル基、3−(2−n−
プロポキシエトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−
i−プロポキシエトキシ)−1−ブチニル基、3−(2
−i−プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニ
ル基、3−(2−i−プロポキシエトキシ)−1−ペン
チニル基、3−(2−メトキシカルボニルエトキシ)−
1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3
−メチル−1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエト
キシ)−3−エチル−1−ペンチニル基、3−n−プロ
ポキシ−1−プロピニル基、3−n−プロポキシ−1−
ブチニル基、3−i−プロポキシ−1−プロピニル基、
3−n−ブトキシ−1−プロピニル基、3−(2−プロ
ペノキシ)−1−プロピニル基、3−(2−エトキシエ
トキシ)−1−ヘキシニル基、4−メトキシ−1−ブチ
ニル基、4−エトキシ−1−ブチニル基、5−メトキシ
−1−ペンチニル基、6−メトキシ−1−ヘキシニル
基、3−チオメチル−1−プロピニル基、4−チオメチ
ル−1−ブチニル基、3−アセトキシ−1−プロピニル
基、3−カルバモイルオキシ−1−プロピニル基、2−
(1−メトキシシクロペンチル)エチニル基、2−(1
−(2−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル
基、2−(1−(2−エトキシエトキシ)シクロブチ
ル)エチニル基などが好ましい。
ピニル基、1−ブチニル基、1−ペンチニル基、3−メ
チル−1−ブチニル基、1−ヘキシニル基、2−シクロ
プロピル−1−エチニル基、3,3−ジメチル−1−ブ
チニル基、3,3−ジメトキシ−1−プロピニル基、3
−メトキシ−1−プロピニル基、3−メトキシ−1−ブ
チニル基、3−メトキシ−1−ペンチニル基、3−メト
キシ−3−メチル−1−ブチニル基、3−エトキシ−1
−プロピニル基、3−エトキシ−1−ブチニル基、3−
エトキシ−1−ペンチニル基、3−エトキシ−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−
1−プロピニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1
−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−
1−プロピニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチ
ル−1−ブチニル基、3−(2−n−プロポキシエトキ
シ)−1−ブチニル基、3−(2−n−プロポキシエト
キシ)−3−メチル−1−ブチニル基、3−(2−n−
プロポキシエトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−
i−プロポキシエトキシ)−1−ブチニル基、3−(2
−i−プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニ
ル基、3−(2−i−プロポキシエトキシ)−1−ペン
チニル基、3−(2−メトキシカルボニルエトキシ)−
1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3
−メチル−1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエト
キシ)−3−エチル−1−ペンチニル基、3−n−プロ
ポキシ−1−プロピニル基、3−n−プロポキシ−1−
ブチニル基、3−i−プロポキシ−1−プロピニル基、
3−n−ブトキシ−1−プロピニル基、3−(2−プロ
ペノキシ)−1−プロピニル基、3−(2−エトキシエ
トキシ)−1−ヘキシニル基、4−メトキシ−1−ブチ
ニル基、4−エトキシ−1−ブチニル基、5−メトキシ
−1−ペンチニル基、6−メトキシ−1−ヘキシニル
基、3−チオメチル−1−プロピニル基、4−チオメチ
ル−1−ブチニル基、3−アセトキシ−1−プロピニル
基、3−カルバモイルオキシ−1−プロピニル基、2−
(1−メトキシシクロペンチル)エチニル基、2−(1
−(2−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル
基、2−(1−(2−エトキシエトキシ)シクロブチ
ル)エチニル基などが好ましい。
【0037】式(I)で表される化合物において式
(I)中のAが式(II)のとき、R6、R7 、R8 に
おいては、R6 については水素原子、メチル基もしくは
エチル基が好ましく水素原子が更に好ましい。R7 につ
いては水素原子、メチル基もしくはエチル基が好まし
い。R8 については、メトキシメチル基、2−メトキシ
エチル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基もしくは2−メ
トキシエトキシ基が好ましく、さらに2−メトキシエチ
ル基もしくはn−プロポキシ基が好ましい。具体的に
は、R1 としては、3−メトキシ−1−プロピニル基、
3−メトキシ−1−ブチニル基、3−メトキシ−1−ペ
ンチニル基、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチニル
基、3−エトキシ−1−プロピニル基、3−エトキシ−
1−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−
プロピニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ブ
チニル基、3−n−プロポキシ−1−プロピニル基、3
−n−プロポキシ−1−ブチニル基、3−i−プロポキ
シ−1−プロピニル基、3−n−ブトキシ−1−プロピ
ニル基、4−メトキシ−1−ブチニル基もしくは5−メ
トキシ−1−ペンチニル基等が好ましく、3−n−プロ
ポキシ−1−プロピニル基もしくは5−メトキシ−1−
ペンチニル基が更に好ましい。
(I)中のAが式(II)のとき、R6、R7 、R8 に
おいては、R6 については水素原子、メチル基もしくは
エチル基が好ましく水素原子が更に好ましい。R7 につ
いては水素原子、メチル基もしくはエチル基が好まし
い。R8 については、メトキシメチル基、2−メトキシ
エチル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基もしくは2−メ
トキシエトキシ基が好ましく、さらに2−メトキシエチ
ル基もしくはn−プロポキシ基が好ましい。具体的に
は、R1 としては、3−メトキシ−1−プロピニル基、
3−メトキシ−1−ブチニル基、3−メトキシ−1−ペ
ンチニル基、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチニル
基、3−エトキシ−1−プロピニル基、3−エトキシ−
1−ブチニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−
プロピニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ブ
チニル基、3−n−プロポキシ−1−プロピニル基、3
−n−プロポキシ−1−ブチニル基、3−i−プロポキ
シ−1−プロピニル基、3−n−ブトキシ−1−プロピ
ニル基、4−メトキシ−1−ブチニル基もしくは5−メ
トキシ−1−ペンチニル基等が好ましく、3−n−プロ
ポキシ−1−プロピニル基もしくは5−メトキシ−1−
ペンチニル基が更に好ましい。
【0038】式(I)で表される化合物において式
(I)中のAが式(III)のとき、R 6 、R7 、R8
においては、R6 については水素原子、メチル基、エチ
ル基もしくはn−プロピル基が好ましい。R7 について
は水素原子、メチル基もしくはエチル基が好ましく、メ
チル基もしくはエチル基が更に好ましい。R8 について
は、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エ
トキシエトキシ基、2−n−プロポキシエトキシ基もし
くは2−i−プロポキシエトキシ基が好ましく、さらに
は2−メトキシエトキシ基もしくは2−エトキシエトキ
シ基が好ましい。
(I)中のAが式(III)のとき、R 6 、R7 、R8
においては、R6 については水素原子、メチル基、エチ
ル基もしくはn−プロピル基が好ましい。R7 について
は水素原子、メチル基もしくはエチル基が好ましく、メ
チル基もしくはエチル基が更に好ましい。R8 について
は、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エ
トキシエトキシ基、2−n−プロポキシエトキシ基もし
くは2−i−プロポキシエトキシ基が好ましく、さらに
は2−メトキシエトキシ基もしくは2−エトキシエトキ
シ基が好ましい。
【0039】具体的には、R1 として、3−メトキシ−
1−プロピニル基、3−メトキシ−1−ブチニル基、3
−メトキシ−1−ペンチニル基、3−メトキシ−3−メ
チル−1−ブチニル基、3−エトキシ−1−プロピニル
基、3−エトキシ−1−ブチニル基、3−エトキシ−1
−ペンチニル基、3−エトキシ−3−メチル−1−ブチ
ニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−プロピニ
ル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ブチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ブチ
ニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル−1
−ブチニル基、3−n−プロポキシ−1−プロピニル
基、3−n−プロポキシ−1−ブチニル基、3−i−プ
ロポキシ−1−プロピニル基、3−n−ブトキシ−1−
プロピニル基、4−メトキシ−1−ブチニル基、5−メ
トキシ−1−ペンチニル基、3−(2−n−プロポキシ
エトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−i−プロポ
キシエトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−エトキ
シエトキシ)−3−メチル−1−ペンチニル基、3−
(2−エトキシエトキシ)−3−エチル−1−ペンチニ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ヘキシニル
基、3−(2−n−プロポキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチニル基、3−(2−i−プロポキシエトキ
シ)−3−メチル−1−ブチニル基等が好ましく、さら
には、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペン
チニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3
−メチル−1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエト
キシ)−3−エチル−1−ペンチニル基等が更に好まし
い。
1−プロピニル基、3−メトキシ−1−ブチニル基、3
−メトキシ−1−ペンチニル基、3−メトキシ−3−メ
チル−1−ブチニル基、3−エトキシ−1−プロピニル
基、3−エトキシ−1−ブチニル基、3−エトキシ−1
−ペンチニル基、3−エトキシ−3−メチル−1−ブチ
ニル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−プロピニ
ル基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ブチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ブチ
ニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル−1
−ブチニル基、3−n−プロポキシ−1−プロピニル
基、3−n−プロポキシ−1−ブチニル基、3−i−プ
ロポキシ−1−プロピニル基、3−n−ブトキシ−1−
プロピニル基、4−メトキシ−1−ブチニル基、5−メ
トキシ−1−ペンチニル基、3−(2−n−プロポキシ
エトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−i−プロポ
キシエトキシ)−1−ペンチニル基、3−(2−エトキ
シエトキシ)−3−メチル−1−ペンチニル基、3−
(2−エトキシエトキシ)−3−エチル−1−ペンチニ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ヘキシニル
基、3−(2−n−プロポキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチニル基、3−(2−i−プロポキシエトキ
シ)−3−メチル−1−ブチニル基等が好ましく、さら
には、3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル
基、3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペン
チニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチニル基、3−(2−エトキシエトキシ)−3
−メチル−1−ペンチニル基、3−(2−エトキシエト
キシ)−3−エチル−1−ペンチニル基等が更に好まし
い。
【0040】式(I)の化合物においてR2 は、水素原
子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のア
ルキル基で1または2個置換されていてもよいアミノ
基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖ま
たは分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2のアルコキ
シカルボニル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル
基、メチルスルホニル基またはR1 として先に示されて
いる基から選ばれる基を表し、R1 とR2 とは同一であ
っても異なっていてもよい。R2 が水素原子である場合
は、式(I)の化合物がその位置で置換基を有さない場
合である。例えば、水素原子、メトキシ基、メチル基、
エチル基、n−ヘキシル基、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、アミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−エ
チルメチルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、トリ
フルオロメチル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル
基、メチルスルホニル基またはR1 と同一の基などが好
ましく、R1 と同一の基であることがより好ましい。式
(I)で表される化合物において式(I)中のAが式
(II)または式(III)であるときは、いずれの場
合もR2 はR1 と同一の基であることがより好ましい。
子、メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のア
ルキル基で1または2個置換されていてもよいアミノ
基、トリフルオロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖ま
たは分枝鎖のアルキル基、炭素数1または2のアルコキ
シカルボニル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル
基、メチルスルホニル基またはR1 として先に示されて
いる基から選ばれる基を表し、R1 とR2 とは同一であ
っても異なっていてもよい。R2 が水素原子である場合
は、式(I)の化合物がその位置で置換基を有さない場
合である。例えば、水素原子、メトキシ基、メチル基、
エチル基、n−ヘキシル基、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、アミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−エ
チルメチルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、トリ
フルオロメチル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル
基、メチルスルホニル基またはR1 と同一の基などが好
ましく、R1 と同一の基であることがより好ましい。式
(I)で表される化合物において式(I)中のAが式
(II)または式(III)であるときは、いずれの場
合もR2 はR1 と同一の基であることがより好ましい。
【0041】式(I)で表される化合物において前記式
(I)中のAが式(II)のとき、R3 は、炭素数1ま
たは2のアルコキシカルボニル基、シアノ基、カルボキ
シル基またはカルバモイル基を表し、例えば、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、シアノ基、カル
ボキシル基またはカルバモイル基などが好ましく、メト
キシカルボニル基がより好ましい。
(I)中のAが式(II)のとき、R3 は、炭素数1ま
たは2のアルコキシカルボニル基、シアノ基、カルボキ
シル基またはカルバモイル基を表し、例えば、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、シアノ基、カル
ボキシル基またはカルバモイル基などが好ましく、メト
キシカルボニル基がより好ましい。
【0042】式(I)で表される化合物において前記式
(I)中のAが上記式(III)のとき、R4 は水素原
子またはメトキシ基、R5 は水素原子、メトキシ基、ハ
ロゲン原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロ
キシメチル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビ
ス(エトキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、1
−ヒドルキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエチ
ル基、ホルミル基またはシアノ基を表し、R5 のハロゲ
ン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨ
ウ素原子を表す。R4 は水素原子であることが好まし
く、R5 は水素原子、メトキシ基、ヒドロキシメチル
基、ホルミル基、アセチル基または塩素原子等であるこ
とが好ましい。なお、R4 、R5 が水素原子である場合
は、式(III)の芳香族環がそれぞれの位置で置換基
を有さない場合である。また、Aが式(III)のと
き、前記式(I)はキノキサリン誘導体を表す。従っ
て、R4 あるいはR5 の置換位置は、5位、6位、7位
もしくは8位で表される。
(I)中のAが上記式(III)のとき、R4 は水素原
子またはメトキシ基、R5 は水素原子、メトキシ基、ハ
ロゲン原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロ
キシメチル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビ
ス(エトキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、1
−ヒドルキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエチ
ル基、ホルミル基またはシアノ基を表し、R5 のハロゲ
ン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨ
ウ素原子を表す。R4 は水素原子であることが好まし
く、R5 は水素原子、メトキシ基、ヒドロキシメチル
基、ホルミル基、アセチル基または塩素原子等であるこ
とが好ましい。なお、R4 、R5 が水素原子である場合
は、式(III)の芳香族環がそれぞれの位置で置換基
を有さない場合である。また、Aが式(III)のと
き、前記式(I)はキノキサリン誘導体を表す。従っ
て、R4 あるいはR5 の置換位置は、5位、6位、7位
もしくは8位で表される。
【0043】続いて本発明化合物の立体異性体について
説明する。式(I)で表される化合物において、前記式
(I)中のR1 またはR2 が式(IV)で表され、
R6 、R7 およびR8 がそれぞれ異なる場合は、これら
が結合する炭素は不斉炭素となる。また、R2 がメチル
スルフィニル基をとるときは硫黄原子は不斉原子とな
る。この時、式(I)で表される化合物は、分子内に1
個以上の不斉中心を有し、種々の光学活性体形態、すな
わちエナンチオマーあるいはジアステレオマーを与えう
る。また、式(I)で表される化合物には分子内に対称
面が存在することにより光学的に不活性な立体異性体も
存在する。
説明する。式(I)で表される化合物において、前記式
(I)中のR1 またはR2 が式(IV)で表され、
R6 、R7 およびR8 がそれぞれ異なる場合は、これら
が結合する炭素は不斉炭素となる。また、R2 がメチル
スルフィニル基をとるときは硫黄原子は不斉原子とな
る。この時、式(I)で表される化合物は、分子内に1
個以上の不斉中心を有し、種々の光学活性体形態、すな
わちエナンチオマーあるいはジアステレオマーを与えう
る。また、式(I)で表される化合物には分子内に対称
面が存在することにより光学的に不活性な立体異性体も
存在する。
【0044】また、前記式(I)中のR1 とR2 が、式
(IV)で表され、それぞれ異なる時には式(I)の化
合物にはR4 とR5 との置換基の違い、あるいはそれら
の置換位置により位置異性体が存在する。さらに、R8
がアルケニルオキシ基である場合には、シス−トランス
異性体が存在し、R5 が1−ヒドロキシイミノエチル
基、1−メトキシイミノエチル基である場合には、シン
−アンチ異性体も存在しうる。本発明はこうした光学活
性もしくは不活性な全ての立体異性体形態ならびにそれ
らの任意の混合物も対象に含むものである。
(IV)で表され、それぞれ異なる時には式(I)の化
合物にはR4 とR5 との置換基の違い、あるいはそれら
の置換位置により位置異性体が存在する。さらに、R8
がアルケニルオキシ基である場合には、シス−トランス
異性体が存在し、R5 が1−ヒドロキシイミノエチル
基、1−メトキシイミノエチル基である場合には、シン
−アンチ異性体も存在しうる。本発明はこうした光学活
性もしくは不活性な全ての立体異性体形態ならびにそれ
らの任意の混合物も対象に含むものである。
【0045】本発明の化合物は、無機酸または有機酸と
の塩を形成することができる。これらの塩の例として
は、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの無機酸との塩、酢酸
塩、蓚酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸と
の塩などがあげられる。本発明の化合物はまた、置換基
の種類によっては、無機塩基または有機塩基との塩を形
成することができる。これらの塩の例としては、ナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウ
ム塩、カリウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩などの無機塩基との塩、ベンジルアミン塩、ジエ
チルアミン塩などの有機塩基との塩などがあげられる。
また、水、エタノール、グリセロール、酢酸などの溶媒
と溶媒和物を形成し得る。
の塩を形成することができる。これらの塩の例として
は、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの無機酸との塩、酢酸
塩、蓚酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸と
の塩などがあげられる。本発明の化合物はまた、置換基
の種類によっては、無機塩基または有機塩基との塩を形
成することができる。これらの塩の例としては、ナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウ
ム塩、カリウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩などの無機塩基との塩、ベンジルアミン塩、ジエ
チルアミン塩などの有機塩基との塩などがあげられる。
また、水、エタノール、グリセロール、酢酸などの溶媒
と溶媒和物を形成し得る。
【0046】本発明のアルキン誘導体またはその塩は、
以下の反応式により製造することができる。
以下の反応式により製造することができる。
【0047】
【化35】
【0048】反応工程について説明すると、次の通りで
ある。式(V)で表される化合物と、式(VI)で表さ
れる化合物、すなわち1−アルキン誘導体(M=H)あ
るいは金属アセチリド(M=nBu3 Sn、Cu等)と
を金属触媒存在下または非存在下、窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気中で反応させ、式(I)の化合物を得
ることができる。
ある。式(V)で表される化合物と、式(VI)で表さ
れる化合物、すなわち1−アルキン誘導体(M=H)あ
るいは金属アセチリド(M=nBu3 Sn、Cu等)と
を金属触媒存在下または非存在下、窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気中で反応させ、式(I)の化合物を得
ることができる。
【0049】式(V)でR2 がハロゲン原子の場合は、
反応に用いる上記式(VI)の化合物を1当量用いるこ
とにより、式(I)で表される化合物としてモノアルキ
ン誘導体を製造することができる。得られたモノアルキ
ン誘導体に上記式(VI)の化合物として最初の反応に
用いたものとR1 が異なる試薬を反応させることによ
り、非対称ジアルキン誘導体(式(I)においてR1 と
R2 とが異なる)を製造することができる。また、上記
式(VI)で表される化合物を2当量用いることにより
ジアルキン誘導体を製造することができる。
反応に用いる上記式(VI)の化合物を1当量用いるこ
とにより、式(I)で表される化合物としてモノアルキ
ン誘導体を製造することができる。得られたモノアルキ
ン誘導体に上記式(VI)の化合物として最初の反応に
用いたものとR1 が異なる試薬を反応させることによ
り、非対称ジアルキン誘導体(式(I)においてR1 と
R2 とが異なる)を製造することができる。また、上記
式(VI)で表される化合物を2当量用いることにより
ジアルキン誘導体を製造することができる。
【0050】式(I)で表される化合物は、酸または塩
基を加えることにより塩の形にすることもできる。ま
た、適当な溶媒に溶解した後、定法により溶媒和物とす
ることもできる。
基を加えることにより塩の形にすることもできる。ま
た、適当な溶媒に溶解した後、定法により溶媒和物とす
ることもできる。
【0051】上記式(VI)が1−アルキン誘導体(M
=H)である場合には、この反応はヘテロアリールハラ
イドと1−アルキン誘導体のカップリングの一般的な反
応を参照して行うことができる。例えば、クロロピラジ
ン誘導体と1−アルキン誘導体とを反応させる太田らの
方法(ケミカル ファーマシューティカル ブルチン
(Chemical Pharmaceutical
Bulletin)34巻、1447−1458頁、1
986年)、2−クロロキノキサリンや2,3−ジクロ
ロキノキサリンとアルキニルアルコールとを反応させる
エームス(Ames)らの方法(ジャーナル オブ ケ
ミカル ソサイエティー パーキン トランザクション
ズ 1(Journal of Chemical S
ociety Perkin Transaction
s 1、以下、J.Chem.Soc.Perkin
Trans.1と略す)1384−1389頁、198
0年)等が知られており、これらの方法において、パラ
ジウム触媒存在下のカップリング反応によりヘテロアリ
ールアルキン誘導体を得られることが報告されている。
=H)である場合には、この反応はヘテロアリールハラ
イドと1−アルキン誘導体のカップリングの一般的な反
応を参照して行うことができる。例えば、クロロピラジ
ン誘導体と1−アルキン誘導体とを反応させる太田らの
方法(ケミカル ファーマシューティカル ブルチン
(Chemical Pharmaceutical
Bulletin)34巻、1447−1458頁、1
986年)、2−クロロキノキサリンや2,3−ジクロ
ロキノキサリンとアルキニルアルコールとを反応させる
エームス(Ames)らの方法(ジャーナル オブ ケ
ミカル ソサイエティー パーキン トランザクション
ズ 1(Journal of Chemical S
ociety Perkin Transaction
s 1、以下、J.Chem.Soc.Perkin
Trans.1と略す)1384−1389頁、198
0年)等が知られており、これらの方法において、パラ
ジウム触媒存在下のカップリング反応によりヘテロアリ
ールアルキン誘導体を得られることが報告されている。
【0052】使用する触媒については、有機ハライドと
アセチレン誘導体の反応において、1975年にカッサ
ー(Cassar)ら(ジャーナル オブ オーガノメ
タリック ケミストリー(Journal of Or
ganometallicChemistry、以下、
J.Organometal.Chem.と略す)93
巻、253−257頁、1975年)、ヘック(Hec
k)ら(ジャーナルオブ オーガノメタリック ケミス
トリー(J.Organometal.Chem.)9
3巻、259−263頁、1975年)、薗頭ら(テト
ラヘドロンレターズ(Tetrahedron Let
ters、以下、Tetrahedron Lett.
と略す)4467−4470頁、1975年)により、
パラジウム(0)が触媒として有効なことが見い出され
ている。他の触媒としては、ニッケル触媒が知られてお
り、アルキルアルミニウムと臭化アセチレンとの反応例
(ギアコメリー(Giacomelli)らの方法、
(テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron
Lett.)2831−2834頁、1978年))
が知られている。
アセチレン誘導体の反応において、1975年にカッサ
ー(Cassar)ら(ジャーナル オブ オーガノメ
タリック ケミストリー(Journal of Or
ganometallicChemistry、以下、
J.Organometal.Chem.と略す)93
巻、253−257頁、1975年)、ヘック(Hec
k)ら(ジャーナルオブ オーガノメタリック ケミス
トリー(J.Organometal.Chem.)9
3巻、259−263頁、1975年)、薗頭ら(テト
ラヘドロンレターズ(Tetrahedron Let
ters、以下、Tetrahedron Lett.
と略す)4467−4470頁、1975年)により、
パラジウム(0)が触媒として有効なことが見い出され
ている。他の触媒としては、ニッケル触媒が知られてお
り、アルキルアルミニウムと臭化アセチレンとの反応例
(ギアコメリー(Giacomelli)らの方法、
(テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron
Lett.)2831−2834頁、1978年))
が知られている。
【0053】一般的にこのような反応の触媒としては、
第3級ホスフィンを配位子とするパラジウム錯体が用い
られる。パラジウム錯体としては市販のもの、あるいは
反応系中で発生させて使用する0価のパラジウム錯体が
用いられる(実験化学講座(第4版)25、有機合成V
II、有機金属試薬による合成)。また、PdCl
2(PPh3 )2 、Pd(OAc)2 (PPh3 )2 等
のパラジウム(II)錯体も用いられる。第3級ホスフ
ィン配位子としては、トリフェニルホスフィンが最も一
般的であるが、その他、トリ(o−トリル)ホスフィン
や二座配位のできるビスホスフィン、特に1、2−ビス
(ジフェニルホスフィノ)エタン(dppe)、1、
1’−(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(dpp
f)が知られている。
第3級ホスフィンを配位子とするパラジウム錯体が用い
られる。パラジウム錯体としては市販のもの、あるいは
反応系中で発生させて使用する0価のパラジウム錯体が
用いられる(実験化学講座(第4版)25、有機合成V
II、有機金属試薬による合成)。また、PdCl
2(PPh3 )2 、Pd(OAc)2 (PPh3 )2 等
のパラジウム(II)錯体も用いられる。第3級ホスフ
ィン配位子としては、トリフェニルホスフィンが最も一
般的であるが、その他、トリ(o−トリル)ホスフィン
や二座配位のできるビスホスフィン、特に1、2−ビス
(ジフェニルホスフィノ)エタン(dppe)、1、
1’−(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(dpp
f)が知られている。
【0054】本発明におけるカップリング反応に用いら
れるパラジウム触媒としては、上述の既存のパラジウム
触媒が使用可能であるが、好ましくは、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh3 )
4 )、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I
I)クロライド(PdCl2 (PPh3 )2 )が使用さ
れる。なお、Pd(PPh3 )4 を使用する際には、酢
酸カリウムを共存させておき、PdCl2 (PPh3 )
2 は、ヨウ化銅、アルキルアミンを共存させて反応させ
る事が好ましい。また、本発明におけるカップリング反
応には、銅粉末等を触媒に用いることも可能である。
れるパラジウム触媒としては、上述の既存のパラジウム
触媒が使用可能であるが、好ましくは、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh3 )
4 )、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I
I)クロライド(PdCl2 (PPh3 )2 )が使用さ
れる。なお、Pd(PPh3 )4 を使用する際には、酢
酸カリウムを共存させておき、PdCl2 (PPh3 )
2 は、ヨウ化銅、アルキルアミンを共存させて反応させ
る事が好ましい。また、本発明におけるカップリング反
応には、銅粉末等を触媒に用いることも可能である。
【0055】上述の反応式Aにおける触媒量は式(V)
の化合物のハロゲン原子ひとつに対して0.1〜20m
ol%程度使用されるが、0.1ないし8mol%使用
することが好ましい。
の化合物のハロゲン原子ひとつに対して0.1〜20m
ol%程度使用されるが、0.1ないし8mol%使用
することが好ましい。
【0056】反応は適当な有機溶媒中で行うことができ
るが、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等が好ましい。反応温度は0℃ないし溶媒
の沸点までの温度、好ましくは、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドを使用する場合には室
温ないし100℃、アセトニトリル、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノンを使用する場合には室温ないし
溶媒の沸点までの温度を用いる。
るが、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等が好ましい。反応温度は0℃ないし溶媒
の沸点までの温度、好ましくは、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドを使用する場合には室
温ないし100℃、アセトニトリル、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノンを使用する場合には室温ないし
溶媒の沸点までの温度を用いる。
【0057】また、式(VI)が金属アセチリドである
場合には、反応は一般的な金属アセチリドとヨウ化アリ
ールとのカップリング反応を参照して行うことができる
(薗頭らの総説(有機合成化学協会誌、38巻、648
−660頁、1980年)、根岸ら(ジャーナル オブ
オーガニック ケミストリー(J.Org.Che
m.)43巻、358−360頁、1978年))。
場合には、反応は一般的な金属アセチリドとヨウ化アリ
ールとのカップリング反応を参照して行うことができる
(薗頭らの総説(有機合成化学協会誌、38巻、648
−660頁、1980年)、根岸ら(ジャーナル オブ
オーガニック ケミストリー(J.Org.Che
m.)43巻、358−360頁、1978年))。
【0058】金属アセチリドとのカップリング反応は、
ハロゲン化アリールだけでなく、トリフラート化合物に
も応用できることは、良く知られていることである(ス
ティル(Stille)ら、ジャーナル オブ アメリ
カン ケミカル ソサイエティー(Journal o
f American Chemical Socie
ty、以下、J.Am.Chem.Soc.と略す)1
08巻、3033−3040頁、1986年、および1
11巻、5417−5424頁、1989年)。また、
触媒を用いない例としては銅アセチリドとヨウ化アリー
ルのカップリング反応がカストロ(Castro)らに
より報告されている(ジャーナル オブオーガニック
ケミストリー(J.Org.Chem.)28巻、21
63頁、1963年、および28巻、3313−331
5頁、1963年)。
ハロゲン化アリールだけでなく、トリフラート化合物に
も応用できることは、良く知られていることである(ス
ティル(Stille)ら、ジャーナル オブ アメリ
カン ケミカル ソサイエティー(Journal o
f American Chemical Socie
ty、以下、J.Am.Chem.Soc.と略す)1
08巻、3033−3040頁、1986年、および1
11巻、5417−5424頁、1989年)。また、
触媒を用いない例としては銅アセチリドとヨウ化アリー
ルのカップリング反応がカストロ(Castro)らに
より報告されている(ジャーナル オブオーガニック
ケミストリー(J.Org.Chem.)28巻、21
63頁、1963年、および28巻、3313−331
5頁、1963年)。
【0059】金属アセチリドに用いられる金属として
は、リチウム、マグネシウム、水銀、亜鉛、銅、ホウ
素、アルミニウム、ケイ素もしくは錫等が用いられる。
は、リチウム、マグネシウム、水銀、亜鉛、銅、ホウ
素、アルミニウム、ケイ素もしくは錫等が用いられる。
【0060】本発明の式(I)の化合物の製造では、上
述の文献に挙げられる金属のアセチリドを用いることが
できるが、錫アセチリド、銅アセチリドが好ましい。錫
アセチリドの場合、反応には1−アルキン誘導体のカッ
プリング反応と同様の触媒の存在が望ましく、銅アセチ
リドの場合には、触媒が存在していても、存在していな
くてもよい。金属アセチリドのカップリング反応で触媒
を用いる場合には、Pd(PPh3 )4 が好ましい。触
媒量はハロゲン原子ひとつに対し、0.1〜20mol
%程度使用されるが、0.1ないし8mol%使用する
ことが好ましい。カップリング反応の溶媒にはベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、ピリジン等の極性有機溶媒を用いるこ
とができ、特にテトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル系溶媒あるいはN,N−ジメチルホルムアミド等
が適している。カップリング反応は、窒素またはアルゴ
ンのような不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましく、
温度は0℃ないしその溶媒の沸点までの温度を用いる
が、エーテル系溶媒はその溶媒の沸点、N,N−ジメチ
ルホルムアミドは室温で行うのが適当である。また、銅
アセチリドを用い、触媒が存在しなくてもよい場合に
は、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド等が適し
ており、温度は室温ないしその溶媒の沸点までの温度を
用いる。
述の文献に挙げられる金属のアセチリドを用いることが
できるが、錫アセチリド、銅アセチリドが好ましい。錫
アセチリドの場合、反応には1−アルキン誘導体のカッ
プリング反応と同様の触媒の存在が望ましく、銅アセチ
リドの場合には、触媒が存在していても、存在していな
くてもよい。金属アセチリドのカップリング反応で触媒
を用いる場合には、Pd(PPh3 )4 が好ましい。触
媒量はハロゲン原子ひとつに対し、0.1〜20mol
%程度使用されるが、0.1ないし8mol%使用する
ことが好ましい。カップリング反応の溶媒にはベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、ピリジン等の極性有機溶媒を用いるこ
とができ、特にテトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル系溶媒あるいはN,N−ジメチルホルムアミド等
が適している。カップリング反応は、窒素またはアルゴ
ンのような不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましく、
温度は0℃ないしその溶媒の沸点までの温度を用いる
が、エーテル系溶媒はその溶媒の沸点、N,N−ジメチ
ルホルムアミドは室温で行うのが適当である。また、銅
アセチリドを用い、触媒が存在しなくてもよい場合に
は、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド等が適し
ており、温度は室温ないしその溶媒の沸点までの温度を
用いる。
【0061】本発明に用いる式(VI)の化合物の1−
アルキン誘導体の具体例としては、市販のプロピン、1
−ブチンあるいはメチルプロパルギルエーテル等を用い
るか、ジャクソン(Jackson)らの方法(オース
トラリアン ジャーナル オブ ケミストリー(Aus
tralian Journal of Chemis
try、以下、Aust.J.Chem.と略す)41
巻、251−261頁、1988年)、バルタニアン
(Vartanyan)らの方法(アームヤンスキー
キミチェスキー ザーナル(АРМЯНСКИЙ ХИ
МИЧЕСКИЙЖУРНАЛ(Armyanskii
Khimicheskii Zhurnal))27
巻、295−303頁、1974年)等、公知の方法に
準ずる方法に従って、対応する市販のアルキニルアルコ
ールと下記式(VII)
アルキン誘導体の具体例としては、市販のプロピン、1
−ブチンあるいはメチルプロパルギルエーテル等を用い
るか、ジャクソン(Jackson)らの方法(オース
トラリアン ジャーナル オブ ケミストリー(Aus
tralian Journal of Chemis
try、以下、Aust.J.Chem.と略す)41
巻、251−261頁、1988年)、バルタニアン
(Vartanyan)らの方法(アームヤンスキー
キミチェスキー ザーナル(АРМЯНСКИЙ ХИ
МИЧЕСКИЙЖУРНАЛ(Armyanskii
Khimicheskii Zhurnal))27
巻、295−303頁、1974年)等、公知の方法に
準ずる方法に従って、対応する市販のアルキニルアルコ
ールと下記式(VII)
【0062】
【化36】
【0063】(式中、Xはハロゲン原子、またはR9 は
炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基も
しくは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から
選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし
4のアルキル基を表す)のハロゲン化アルキルとを水素
化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウン
デカ−7−エン等の有機塩基存在下に反応させることに
よって得られる所望の1−アルキン誘導体を用いる。
炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基も
しくは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から
選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし
4のアルキル基を表す)のハロゲン化アルキルとを水素
化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウン
デカ−7−エン等の有機塩基存在下に反応させることに
よって得られる所望の1−アルキン誘導体を用いる。
【0064】本発明に用いる錫アセチリドは、所望の1
−アルキン誘導体に、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル系の無水溶媒中、n−ブチルリチウ
ムを反応させた後、トリ−n−ブチル錫クロライドを反
応させて得ることができる。また、銅アセチリドは、ヨ
ウ化銅(I)を28%アンモニア水に溶解した後、エタ
ノールを加え、所望の1−アルキン誘導体のエタノール
溶液を加えることにより、黄色の結晶として得ることが
できる。また、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル系の無水溶媒中、n−ブチルリチウムを反
応させた後、ヨウ化銅(I)を反応させても銅アセチリ
ドを得ることができる。
−アルキン誘導体に、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル系の無水溶媒中、n−ブチルリチウ
ムを反応させた後、トリ−n−ブチル錫クロライドを反
応させて得ることができる。また、銅アセチリドは、ヨ
ウ化銅(I)を28%アンモニア水に溶解した後、エタ
ノールを加え、所望の1−アルキン誘導体のエタノール
溶液を加えることにより、黄色の結晶として得ることが
できる。また、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル系の無水溶媒中、n−ブチルリチウムを反
応させた後、ヨウ化銅(I)を反応させても銅アセチリ
ドを得ることができる。
【0065】出発原料となる式(V)で表される化合物
は市販品であるか、以下の文献に従って容易に合成され
る。例えば、5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカ
ルボン酸メチルエステル(エリーナ(Elina)ら、
(キミヤ ゲテロチクリチェスキー ソエディネニー
(ХИМИЯ ГЕТЕРОЦИКЛИЧЕСКИХ
СОЕДИНИЙ(Khimiya Geterots
iklicheskikh Soedinenii)、
以下、Khim.Geterotsikl.Soedi
n.と略す)1548−1551頁、1973年));
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノピラジン(鈴木
ら、ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミスト
リー(Journal of Heterocycli
c Chemistry、以下、J. Heteroc
yclic Chem.と略す)23巻、1419−1
421頁、1986年));2,3−ジシアノ−5−ク
ロロ−6−メチルピラジン(特開昭55−164607
号公報);2−アミノ−3−クロロ−5,6−ジシアノ
ピラジン(鈴木ら、ジャーナル オブ ヘテロサイクリ
ック ケミストリー(J.Heterocyclic
Chem.)23巻、1741−1746頁、1986
年));2,3−ジシアノ−5−クロロ−6−(メチル
チオ)ピラジン(特開昭55−167206号公報);
2−オキシ−3−エトキシカルボニル−5,6−ジシア
ノピラジン(特開昭51−34175号公報);あるい
は6−メトキシ−2,3−ジクロロキノキサリン(特開
昭62−72678号公報);2,3−ジクロロキノキ
サリン−6−カルボニルクロリド(特開昭57−982
74号公報(実施例1))に、チャップマン(Chap
man)らの方法(ジャーナル オブ ケミカル ソサ
イエティー(Journal of Chemical
Society、以下、J.Chem.Soc.と略
す)、(C)2747−2751頁、1968年)によ
り調製したマロン酸ジエチルマグネシウムを反応させて
得られる2,3−ジクロロ−6−(ビス(エトキシカル
ボニル)アセチル)キノキサリン、それを定法により脱
炭酸して得られる6−アセチル−2,3−ジクロロキノ
キサリンおよび飯島らの方法(薬学雑誌、108巻、4
37−442頁、1988年)に準じて、2,3−ジク
ロロキノキサリンより得られる2,3−ジヨードキノキ
サリン等が挙げられる。これらの化合物は、必要に応じ
て官能基を常法により還元、酸化することも可能であ
る。
は市販品であるか、以下の文献に従って容易に合成され
る。例えば、5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカ
ルボン酸メチルエステル(エリーナ(Elina)ら、
(キミヤ ゲテロチクリチェスキー ソエディネニー
(ХИМИЯ ГЕТЕРОЦИКЛИЧЕСКИХ
СОЕДИНИЙ(Khimiya Geterots
iklicheskikh Soedinenii)、
以下、Khim.Geterotsikl.Soedi
n.と略す)1548−1551頁、1973年));
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノピラジン(鈴木
ら、ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミスト
リー(Journal of Heterocycli
c Chemistry、以下、J. Heteroc
yclic Chem.と略す)23巻、1419−1
421頁、1986年));2,3−ジシアノ−5−ク
ロロ−6−メチルピラジン(特開昭55−164607
号公報);2−アミノ−3−クロロ−5,6−ジシアノ
ピラジン(鈴木ら、ジャーナル オブ ヘテロサイクリ
ック ケミストリー(J.Heterocyclic
Chem.)23巻、1741−1746頁、1986
年));2,3−ジシアノ−5−クロロ−6−(メチル
チオ)ピラジン(特開昭55−167206号公報);
2−オキシ−3−エトキシカルボニル−5,6−ジシア
ノピラジン(特開昭51−34175号公報);あるい
は6−メトキシ−2,3−ジクロロキノキサリン(特開
昭62−72678号公報);2,3−ジクロロキノキ
サリン−6−カルボニルクロリド(特開昭57−982
74号公報(実施例1))に、チャップマン(Chap
man)らの方法(ジャーナル オブ ケミカル ソサ
イエティー(Journal of Chemical
Society、以下、J.Chem.Soc.と略
す)、(C)2747−2751頁、1968年)によ
り調製したマロン酸ジエチルマグネシウムを反応させて
得られる2,3−ジクロロ−6−(ビス(エトキシカル
ボニル)アセチル)キノキサリン、それを定法により脱
炭酸して得られる6−アセチル−2,3−ジクロロキノ
キサリンおよび飯島らの方法(薬学雑誌、108巻、4
37−442頁、1988年)に準じて、2,3−ジク
ロロキノキサリンより得られる2,3−ジヨードキノキ
サリン等が挙げられる。これらの化合物は、必要に応じ
て官能基を常法により還元、酸化することも可能であ
る。
【0066】本発明の化合物は、前述の通り種々の立体
異性体を含むが、こうした各々の立体異性体を如何にし
て単離し、取得するかはこの分野の技術者にとって自明
であり、例えば、大塚、向山共編、「不斉合成と光学分
割の進歩」、化学増刊97、化学同人出版、1982
年、野崎、向山、野依共編、「高選択的反応」、化学増
刊91、化学同人出版、1981年等のテキストを参照
して行うことができる。
異性体を含むが、こうした各々の立体異性体を如何にし
て単離し、取得するかはこの分野の技術者にとって自明
であり、例えば、大塚、向山共編、「不斉合成と光学分
割の進歩」、化学増刊97、化学同人出版、1982
年、野崎、向山、野依共編、「高選択的反応」、化学増
刊91、化学同人出版、1981年等のテキストを参照
して行うことができる。
【0067】カップリング反応に用いる式(VI)で表
される化合物に不斉炭素が存在する場合、得られる式
(I)で表される化合物は、光学活性体あるいはジアス
テレオマーが存在する。式(I)で表される化合物が、
合成過程においてそれらの混合物として得られた場合、
それらの異性体は光学分割用のカラム、例えば、ダイセ
ル社製、CHIRALCEL ADTM(ヘキサン/エタ
ノール系)を用いることにより分離でき、それぞれの異
性体を得ることができる。
される化合物に不斉炭素が存在する場合、得られる式
(I)で表される化合物は、光学活性体あるいはジアス
テレオマーが存在する。式(I)で表される化合物が、
合成過程においてそれらの混合物として得られた場合、
それらの異性体は光学分割用のカラム、例えば、ダイセ
ル社製、CHIRALCEL ADTM(ヘキサン/エタ
ノール系)を用いることにより分離でき、それぞれの異
性体を得ることができる。
【0068】また、式(I)中のR1 とR2 が、式(I
V)で表され、それぞれ異なる時には前述のように式
(I)で表される化合物にはR4 とR5 との置換基の違
い、あるいはそれらの置換位置により位置異性体が存在
する。また、R5 が1−ヒドロキシイミノエチル基、1
−メトキシイミノエチル基である場合には、シン−アン
チ異性体も存在する。式(I)で表される化合物が、合
成過程においてそれらの混合物として得られた場合、上
述の位置異性体、シンアンチ異性体はシリカゲルカラム
クロマト法を用いることにより分離でき、それぞれの異
性体を得ることができる。
V)で表され、それぞれ異なる時には前述のように式
(I)で表される化合物にはR4 とR5 との置換基の違
い、あるいはそれらの置換位置により位置異性体が存在
する。また、R5 が1−ヒドロキシイミノエチル基、1
−メトキシイミノエチル基である場合には、シン−アン
チ異性体も存在する。式(I)で表される化合物が、合
成過程においてそれらの混合物として得られた場合、上
述の位置異性体、シンアンチ異性体はシリカゲルカラム
クロマト法を用いることにより分離でき、それぞれの異
性体を得ることができる。
【0069】また、式(VI)で表される化合物が、公
知の方法に準ずる方法に従って、対応するアルキニルア
ルコール(下記式(VIII))
知の方法に準ずる方法に従って、対応するアルキニルア
ルコール(下記式(VIII))
【0070】
【化37】
【0071】(式中、R6 は水素原子または炭素数1な
いし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基、R7 は
水素原子または炭素数1または2のアルキル基を表す)
と式(VII)で表されるハロゲン化アルキル(式中、
Xはハロゲン原子、R9は炭素数1ないし3の直鎖また
は分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のア
ルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されて
いてもよい炭素数1ないし4のアルキル基を表す)とを
反応させることによって得られる1−アルキン誘導体あ
るいはその金属アセチリドである場合には、その対応す
るアルキニルアルコールの光学活性体を用いることによ
り、式(I)で表される化合物の各異性体を得ることが
できる。
いし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基、R7 は
水素原子または炭素数1または2のアルキル基を表す)
と式(VII)で表されるハロゲン化アルキル(式中、
Xはハロゲン原子、R9は炭素数1ないし3の直鎖また
は分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のア
ルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されて
いてもよい炭素数1ないし4のアルキル基を表す)とを
反応させることによって得られる1−アルキン誘導体あ
るいはその金属アセチリドである場合には、その対応す
るアルキニルアルコールの光学活性体を用いることによ
り、式(I)で表される化合物の各異性体を得ることが
できる。
【0072】上記式(VIII)で表されるアルキニル
アルコールの光学活性体を得るには、種々の方法があ
る。ラセミアルコールのフタル酸エステルと光学活性ア
ミンのジアステレオマー塩をつくり分割するスミス(S
mith)らの方法(ジャーナル オブ メディシナル
ケミストリー(Journal of Medici
nal Chemistry、以下、J.Med.Ch
em.と略す)31巻、1558−1566頁、198
8年);ラセミアルコールにブルシンを作用させ包接化
合物を形成し光学分割を行う方法(特開昭62−246
530号公報);ラセミアルコールから得られるジアス
テレオメリックなカルバメート、あるいは、エステルを
分離し光学活性アルコールを得るヘンダーソン(Hen
derson)らの方法(ジャーナル オブ オーガニ
ック ケミストリー(J.Org.Chem.)53
巻、4736−4745頁、1988年);ラセミアル
コールのアセテートを細菌を用いて加水分解し、活性ア
ルコールを得る森らの方法(テトラヘドロン レターズ
(Tetrahedron Lett.)4127−4
130頁、1978年);対応するアルキニルケトンか
ら、酵素を用いた不斉還元反応により光学活性アルコー
ルを得るアミチ(Amici)らの方法(ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.Ch
em.)54巻、2646−2650頁、1989
年);や不斉配位子を用いた不斉還元反応によるミドラ
ンド(Midland)らの方法(ジャーナル オブ
アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.Am.C
hem.Soc.)102巻、867−869頁、19
80年)、野依らの方法(ジャーナル オブ アメリカ
ン ケミカル ソサイエティー(J.Am.Chem.
Soc.)106巻、6717−6725頁、1984
年);アルデヒドの不斉アルキニル化反応により光学活
性なアルキニルアルコールを得る向山らの方法(ケミス
トリー レターズ(Chemistry Letter
s、以下、Chem.Lett.と略す)447−44
8頁、1979年)等が知られている。また、シャープ
レスの動力学的分割により得られる光学活性なγ−ヨー
ドアリリックアルコールの1,2−脱ヨウ化水素反応を
用いた伊藤らの方法(テトラヘドロン レターズ(Te
trahedron Lett.)30巻、7083−
7086頁、1989年)によっても光学活性なアルキ
ニルアルコールを得ることができることが知られてい
る。
アルコールの光学活性体を得るには、種々の方法があ
る。ラセミアルコールのフタル酸エステルと光学活性ア
ミンのジアステレオマー塩をつくり分割するスミス(S
mith)らの方法(ジャーナル オブ メディシナル
ケミストリー(Journal of Medici
nal Chemistry、以下、J.Med.Ch
em.と略す)31巻、1558−1566頁、198
8年);ラセミアルコールにブルシンを作用させ包接化
合物を形成し光学分割を行う方法(特開昭62−246
530号公報);ラセミアルコールから得られるジアス
テレオメリックなカルバメート、あるいは、エステルを
分離し光学活性アルコールを得るヘンダーソン(Hen
derson)らの方法(ジャーナル オブ オーガニ
ック ケミストリー(J.Org.Chem.)53
巻、4736−4745頁、1988年);ラセミアル
コールのアセテートを細菌を用いて加水分解し、活性ア
ルコールを得る森らの方法(テトラヘドロン レターズ
(Tetrahedron Lett.)4127−4
130頁、1978年);対応するアルキニルケトンか
ら、酵素を用いた不斉還元反応により光学活性アルコー
ルを得るアミチ(Amici)らの方法(ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.Ch
em.)54巻、2646−2650頁、1989
年);や不斉配位子を用いた不斉還元反応によるミドラ
ンド(Midland)らの方法(ジャーナル オブ
アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.Am.C
hem.Soc.)102巻、867−869頁、19
80年)、野依らの方法(ジャーナル オブ アメリカ
ン ケミカル ソサイエティー(J.Am.Chem.
Soc.)106巻、6717−6725頁、1984
年);アルデヒドの不斉アルキニル化反応により光学活
性なアルキニルアルコールを得る向山らの方法(ケミス
トリー レターズ(Chemistry Letter
s、以下、Chem.Lett.と略す)447−44
8頁、1979年)等が知られている。また、シャープ
レスの動力学的分割により得られる光学活性なγ−ヨー
ドアリリックアルコールの1,2−脱ヨウ化水素反応を
用いた伊藤らの方法(テトラヘドロン レターズ(Te
trahedron Lett.)30巻、7083−
7086頁、1989年)によっても光学活性なアルキ
ニルアルコールを得ることができることが知られてい
る。
【0073】式(VIII)で表される化合物の光学活
性体は、上述した方法に準じて得ることができる。した
がって、得られた光学活性な式(VIII)で表される
化合物を用いることにより、式(I)で表される種々の
光学活性体形態、すなわちエナンチオマーあるいはジア
ステレオマー、また、式(I)で表される化合物の分子
内に対称面が存在することにより光学的に不活性になる
立体異性体を製造することができる。
性体は、上述した方法に準じて得ることができる。した
がって、得られた光学活性な式(VIII)で表される
化合物を用いることにより、式(I)で表される種々の
光学活性体形態、すなわちエナンチオマーあるいはジア
ステレオマー、また、式(I)で表される化合物の分子
内に対称面が存在することにより光学的に不活性になる
立体異性体を製造することができる。
【0074】式(I)の化合物において、式(IV)で
示されるR1 中R8 が炭素数1ないし3の直鎖または分
枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されていて
もよい炭素数1ないし4のアルコキシ基である場合に
は、化合物は下記式(IX)
示されるR1 中R8 が炭素数1ないし3の直鎖または分
枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されていて
もよい炭素数1ないし4のアルコキシ基である場合に
は、化合物は下記式(IX)
【0075】
【化38】 (式中Aは下記式(II)
【0076】
【化39】 および下記式(III)
【0077】
【化40】
【0078】であり、R2 は、水素原子、メトキシ基、
ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキル基で1また
は2個置換されていてもよいアミノ基、トリフルオロメ
チル基、炭素数1ないし6の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数1または2のアルコキシカルボニル基、メ
チルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル
基または下記式(IV)
ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキル基で1また
は2個置換されていてもよいアミノ基、トリフルオロメ
チル基、炭素数1ないし6の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基、炭素数1または2のアルコキシカルボニル基、メ
チルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル
基または下記式(IV)
【0079】
【化41】
【0080】で表され;このうちR6 は、水素原子、炭
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに炭素数3ないし
6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素
数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2
のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されていて
もよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル
基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1
ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭
素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる
基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖
または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、
アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R9 は、炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしく
は炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ば
れる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の
アルキル基を表し;R3 は、炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基、シアノ基、カルボキシル基、または
カルバモイル基を表し;R4 は、水素原子またはメトキ
シ基を表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン
原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロキシメ
チル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビス(エ
トキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、1−ヒド
ロキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエチル基、
ホルミル基、またはシアノ基を表す)で表すことができ
る。
素数1ないし6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基
または炭素数1または2のアルコキシ基;R7 は、水素
原子または炭素数1または2のアルキル基を表すか、あ
るいはR6 、R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合す
る炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロアルキリ
デン基を表すか、または、R6 、R7 、後述するR8 お
よびこれらが結合する炭素原子とともに炭素数3ないし
6のシクロアルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素
数1または2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2
のアルキルチオ基から選ばれる基で1個置換されていて
もよい炭素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル
基、炭素数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1
ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭
素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる
基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖
または分枝鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、
アセトキシ基またはメチルチオ基を表し;R9 は、炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしく
は炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選ば
れる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の
アルキル基を表し;R3 は、炭素数1または2のアルコ
キシカルボニル基、シアノ基、カルボキシル基、または
カルバモイル基を表し;R4 は、水素原子またはメトキ
シ基を表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン
原子、メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロキシメ
チル基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビス(エ
トキシカルボニル)アセチル基、アセチル基、1−ヒド
ロキシイミノエチル基、1−メトキシイミノエチル基、
ホルミル基、またはシアノ基を表す)で表すことができ
る。
【0081】式(IX)で表される化合物は以下に示す
ような別法においても製造することができる。
ような別法においても製造することができる。
【0082】
【化42】
【0083】上述した方法と同様法を用いて式(V)で
表される化合物と式(VIII)で表される化合物との
カップリング反応によって得られる式(X)で表される
化合物と式(VII)で表されるハロゲン化アルキル
(式(VII)中Xはハロゲン原子を表し、R9 は、炭
素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もし
くは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選
ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4
のアルキル基を表す)とを反応させることにより式(I
X)で表される化合物を得ることができる。
表される化合物と式(VIII)で表される化合物との
カップリング反応によって得られる式(X)で表される
化合物と式(VII)で表されるハロゲン化アルキル
(式(VII)中Xはハロゲン原子を表し、R9 は、炭
素数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もし
くは炭素数1または2のアルコキシカルボニル基から選
ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数1ないし4
のアルキル基を表す)とを反応させることにより式(I
X)で表される化合物を得ることができる。
【0084】また、式(V)でR2 がハロゲン原子の場
合は、反応式Aの場合と同様、式(VIII)で表され
る化合物を1当量あるいは2当量用いることにより式
(X)で表される化合物としてモノアルキン誘導体ある
いはジアルキン誘導体を製造することができる。式(V
III)で表されるアルキニルアルコールが2個導入さ
れたジアルキニルアルコール誘導体と式(VII)で表
されるハロゲン化アルキル(式(VII)中Xはハロゲ
ン原子を表し、R9 は、炭素数1ないし3の直鎖または
分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアル
コキシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし4のアルキル基を表す)とを反
応させても式(IX)で表される化合物を得ることがで
きる。
合は、反応式Aの場合と同様、式(VIII)で表され
る化合物を1当量あるいは2当量用いることにより式
(X)で表される化合物としてモノアルキン誘導体ある
いはジアルキン誘導体を製造することができる。式(V
III)で表されるアルキニルアルコールが2個導入さ
れたジアルキニルアルコール誘導体と式(VII)で表
されるハロゲン化アルキル(式(VII)中Xはハロゲ
ン原子を表し、R9 は、炭素数1ないし3の直鎖または
分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアル
コキシカルボニル基から選ばれる基で1個置換されてい
てもよい炭素数1ないし4のアルキル基を表す)とを反
応させても式(IX)で表される化合物を得ることがで
きる。
【0085】式(VII)のハロゲン化アルキルにおい
てXはヨウ素原子であることが好ましく、式(X)で表
される化合物との反応には水素化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、1,8−ジア
ザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン等の有機
塩基あるいは酸化銀等が共存することが必要である。こ
の反応には、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系
溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン等の極性有機溶媒を使
用することができ、ジメチルスルホキシド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、テトラヒドロフランが望ましい。
反応温度は−20℃ないし100℃で行われるが、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミドを使
用する場合は0℃ないし40℃の間の温度で反応を行う
ことが好ましく、テトラヒドロフランを使用する場合
は、室温ないし溶媒の沸点の間の温度で反応を行う。
てXはヨウ素原子であることが好ましく、式(X)で表
される化合物との反応には水素化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、1,8−ジア
ザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン等の有機
塩基あるいは酸化銀等が共存することが必要である。こ
の反応には、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系
溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン等の極性有機溶媒を使
用することができ、ジメチルスルホキシド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、テトラヒドロフランが望ましい。
反応温度は−20℃ないし100℃で行われるが、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミドを使
用する場合は0℃ないし40℃の間の温度で反応を行う
ことが好ましく、テトラヒドロフランを使用する場合
は、室温ないし溶媒の沸点の間の温度で反応を行う。
【0086】次に本発明の化合物の作用および本発明の
医薬組成物について詳細に説明する。具体的な薬理作
用、毒性等については、実験例として代表化合物の作用
を示すが、本発明はこれらによってなんら限定されるも
のでない。
医薬組成物について詳細に説明する。具体的な薬理作
用、毒性等については、実験例として代表化合物の作用
を示すが、本発明はこれらによってなんら限定されるも
のでない。
【0087】(実験例1) H+ ,K+ アデノシントリ
フォスファターゼ阻害作用 プロトンポンプ阻害作用をH+ ,K+ アデノシントリフ
ォスファターゼ(以下H+ ,K+ ATPaseという)
の阻害作用で示した。
フォスファターゼ阻害作用 プロトンポンプ阻害作用をH+ ,K+ アデノシントリフ
ォスファターゼ(以下H+ ,K+ ATPaseという)
の阻害作用で示した。
【0088】キーリング(Keeling)らの方法
(バイオケミカル ファーマコロジー(Biochem
ical Pharmacology)34巻、296
7−2973頁、1985年)に準じて行なった。すな
わちブタ胃をホモジナイズし、超遠心分離でミクロゾー
ム画分を得、さらにこのミクロゾームを0%と9%フィ
コールの不連続密度勾配超遠心分画して、H+ ,K+ A
TPaseを含む画分を得た。H+ ,K+ ATPase
活性測定は、ATPを基質として用い、遊離した無機リ
ンを無機リン測定用試薬PiSET(ヤトロン)
((株)ヤトロン)を用いて定量した。後に実施例で示
す化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物で酵
素活性を50%阻害するのに必要な濃度(IC50値)を
算出した。結果を表1に示す。
(バイオケミカル ファーマコロジー(Biochem
ical Pharmacology)34巻、296
7−2973頁、1985年)に準じて行なった。すな
わちブタ胃をホモジナイズし、超遠心分離でミクロゾー
ム画分を得、さらにこのミクロゾームを0%と9%フィ
コールの不連続密度勾配超遠心分画して、H+ ,K+ A
TPaseを含む画分を得た。H+ ,K+ ATPase
活性測定は、ATPを基質として用い、遊離した無機リ
ンを無機リン測定用試薬PiSET(ヤトロン)
((株)ヤトロン)を用いて定量した。後に実施例で示
す化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物で酵
素活性を50%阻害するのに必要な濃度(IC50値)を
算出した。結果を表1に示す。
【0089】
【0090】 表1に示したように、いずれの化合物にもH+ ,K+ A
TPase阻害作用、すなわち、プロトンポンプ阻害作
用が認められた。
TPase阻害作用、すなわち、プロトンポンプ阻害作
用が認められた。
【0091】(実験例2)胃酸分泌抑制作用 サトウ(Satoh)らの方法(ジャーナル オブ フ
ァーマコロジー アンド エクスペリメンタル セラピ
ウティクス(Journal of Pharmaco
logy and Experimental The
rapeutics)248巻、806−815頁、1
988年)に準じて、雄性スプラーグ・ドーレ(SD)
ラットを24時間絶食(自由摂水)後、後に実施例で示
す化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物を3
0mg/kg経口投与した。ウレタン麻酔下で各試験化
合物投与3時間後に幽門部を結紮し、塩酸ヒスタミンを
30mg/kg皮下投与した。結紮より3時間後、胃液
を採取した。胃液量を測定し、水酸化ナトリウムで滴定
して総酸度(mEqH+ /3時間)を算出した。対照群
のラット胃液の総酸度Aと各試験化合物投与ラット胃液
の総酸度Bの差を対照群のラット胃液の総酸度Aで除し
て、更に100を剰じて以下の式の抑制率(%)を求め
た。 抑制率(%)=(A−B)/A×100 結果を表2に示す。
ァーマコロジー アンド エクスペリメンタル セラピ
ウティクス(Journal of Pharmaco
logy and Experimental The
rapeutics)248巻、806−815頁、1
988年)に準じて、雄性スプラーグ・ドーレ(SD)
ラットを24時間絶食(自由摂水)後、後に実施例で示
す化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物を3
0mg/kg経口投与した。ウレタン麻酔下で各試験化
合物投与3時間後に幽門部を結紮し、塩酸ヒスタミンを
30mg/kg皮下投与した。結紮より3時間後、胃液
を採取した。胃液量を測定し、水酸化ナトリウムで滴定
して総酸度(mEqH+ /3時間)を算出した。対照群
のラット胃液の総酸度Aと各試験化合物投与ラット胃液
の総酸度Bの差を対照群のラット胃液の総酸度Aで除し
て、更に100を剰じて以下の式の抑制率(%)を求め
た。 抑制率(%)=(A−B)/A×100 結果を表2に示す。
【0092】 表2に示したように、いずれの化合物にも著明な胃酸分
泌抑制作用が認められた。
泌抑制作用が認められた。
【0093】(実験例3)ストレス潰瘍 タカギ(Takagi)らの方法(ジャパニーズ ジャ
ーナル オブ ファーマコロジー(Japanese
Journal of Pharmacology、以
下、Japan.J.Pharmacol.と略す)1
8巻、9−18頁および1958年)に準じて、雄性ウ
ィスター(wistar)系ラットを24時間絶食(自
由摂水)後、後に実施例で示す化合物を試験化合物とし
て用いて、各試験化合物を経口投与した。その30分後
にストレスケージに入れ、23℃の水槽内に胸部まで浸
し、ストレス負荷を行った。7時間後に水槽より引き上
げ、胃を摘出した。実体顕微鏡下で胃体部に発生した潰
瘍の長さ(mm)を測定し、1匹あたりの潰瘍の長さの
合計を潰瘍係数とした。各試験化合物で対照群の潰瘍係
数を50%抑制するのに必要な用量(ED50)を算出し
た。結果を後述する幽門結紮潰瘍の試験結果とともに表
3に示す。
ーナル オブ ファーマコロジー(Japanese
Journal of Pharmacology、以
下、Japan.J.Pharmacol.と略す)1
8巻、9−18頁および1958年)に準じて、雄性ウ
ィスター(wistar)系ラットを24時間絶食(自
由摂水)後、後に実施例で示す化合物を試験化合物とし
て用いて、各試験化合物を経口投与した。その30分後
にストレスケージに入れ、23℃の水槽内に胸部まで浸
し、ストレス負荷を行った。7時間後に水槽より引き上
げ、胃を摘出した。実体顕微鏡下で胃体部に発生した潰
瘍の長さ(mm)を測定し、1匹あたりの潰瘍の長さの
合計を潰瘍係数とした。各試験化合物で対照群の潰瘍係
数を50%抑制するのに必要な用量(ED50)を算出し
た。結果を後述する幽門結紮潰瘍の試験結果とともに表
3に示す。
【0094】(実験例4)幽門結紮潰瘍 シェイ(Shay)らの方法(ガストロエンテロロジー
(Gastroenterology)5巻、43−6
1頁、1945年)に準じて、雄性ウィスター(wis
tar)系ラットを48時間絶食(自由摂水)後、後に
実施例で示す化合物を試験化合物として用いて、各試験
化合物を経口投与し、その30分後に幽門部を結紮し
た。14時間放置後、胃を摘出した。実体顕微鏡下で前
胃部に発生した潰瘍の長径と短径を測定し潰瘍面積(長
径×短径)を求めた。タカギ(Takagi)らの方法
(ジャパニーズ ジャーナル オブ ファーマコロジー
(Japan.J.Phamacol.)24巻、35
7−361頁、1974年)に従い、一匹あたりの潰瘍
面積の和をもとに潰瘍係数を求めた。各試験化合物で対
照群の潰瘍係数を50%抑制するのに必要な用量(ED
50)を算出した。結果を表3に示す。
(Gastroenterology)5巻、43−6
1頁、1945年)に準じて、雄性ウィスター(wis
tar)系ラットを48時間絶食(自由摂水)後、後に
実施例で示す化合物を試験化合物として用いて、各試験
化合物を経口投与し、その30分後に幽門部を結紮し
た。14時間放置後、胃を摘出した。実体顕微鏡下で前
胃部に発生した潰瘍の長径と短径を測定し潰瘍面積(長
径×短径)を求めた。タカギ(Takagi)らの方法
(ジャパニーズ ジャーナル オブ ファーマコロジー
(Japan.J.Phamacol.)24巻、35
7−361頁、1974年)に従い、一匹あたりの潰瘍
面積の和をもとに潰瘍係数を求めた。各試験化合物で対
照群の潰瘍係数を50%抑制するのに必要な用量(ED
50)を算出した。結果を表3に示す。
【0095】 表3に示したように、いずれの化合物においても、スト
レス潰瘍及び幽門結紮潰瘍の対する著明な抗潰瘍作用が
認められた。
レス潰瘍及び幽門結紮潰瘍の対する著明な抗潰瘍作用が
認められた。
【0096】(実験例5)細胞保護作用 ミズイとドテウチ(Mizui and Doteuc
hi)の方法(ジャパニーズ ジャーナル オブ ファ
ーマコロジー(Japan.J.Pharmaco
l.)33巻、 939−945頁、1983年)に準
じて、雄性ウィスター(wistar)系ラットを24
時間絶食(自由摂水)後、後に実施例で示す化合物を試
験化合物として用いて、各試験化合物を経口投与した。
その30分後に0.15N塩酸と60%エタノールの混
合溶液を5mL/kg経口投与した。1時間放置後、胃
を摘出した。実体顕微鏡下で胃体部に発生した潰瘍の長
さ(mm)を測定し、1匹あたりの潰瘍の長さの合計を
潰瘍係数とした。各試験化合物で対照群の潰瘍係数を5
0%抑制するのに必要な用量(ED50)を算出した。結
果を表4に示す。
hi)の方法(ジャパニーズ ジャーナル オブ ファ
ーマコロジー(Japan.J.Pharmaco
l.)33巻、 939−945頁、1983年)に準
じて、雄性ウィスター(wistar)系ラットを24
時間絶食(自由摂水)後、後に実施例で示す化合物を試
験化合物として用いて、各試験化合物を経口投与した。
その30分後に0.15N塩酸と60%エタノールの混
合溶液を5mL/kg経口投与した。1時間放置後、胃
を摘出した。実体顕微鏡下で胃体部に発生した潰瘍の長
さ(mm)を測定し、1匹あたりの潰瘍の長さの合計を
潰瘍係数とした。各試験化合物で対照群の潰瘍係数を5
0%抑制するのに必要な用量(ED50)を算出した。結
果を表4に示す。
【0097】 表4に示したように、いずれの化合物にも著明な細胞保
護作用が認められた。
護作用が認められた。
【0098】(実験例6)急性毒性試験 雄性ICR系マウスを1群3匹とし、後に実施例で示す
化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物を経口
投与した。投与後1週間にわたり各動物の生死判定を行
いLD50値を算出した。結果を表5に示す。
化合物を試験化合物として用いて、各試験化合物を経口
投与した。投与後1週間にわたり各動物の生死判定を行
いLD50値を算出した。結果を表5に示す。
【0099】 表5に示すように、いずれの化合物ともLD50値は10
00mg/kg以上であった。
00mg/kg以上であった。
【0100】以上の説明及び実験結果から明らかなよう
に、本発明の化合物はプロトンポンプ阻害作用及び優れ
た胃酸分泌抑制作用を有し、種々の実験系で有効性を示
しており幅広い抗潰瘍作用を示した。さらに、本発明の
化合物は、細胞保護作用を有しており、安全性も高いこ
とが示された。すなわち、本発明の化合物は、臨床ある
いは動物実験系においても強力な酸分泌抑制作用と粘膜
保護作用を有し、優れた消化性潰瘍に関連する疾患の予
防および/または治療効果および再発防止効果を発揮す
ることが期待される。
に、本発明の化合物はプロトンポンプ阻害作用及び優れ
た胃酸分泌抑制作用を有し、種々の実験系で有効性を示
しており幅広い抗潰瘍作用を示した。さらに、本発明の
化合物は、細胞保護作用を有しており、安全性も高いこ
とが示された。すなわち、本発明の化合物は、臨床ある
いは動物実験系においても強力な酸分泌抑制作用と粘膜
保護作用を有し、優れた消化性潰瘍に関連する疾患の予
防および/または治療効果および再発防止効果を発揮す
ることが期待される。
【0101】本発明の医薬組成物は広く消化性潰瘍に関
連した疾患の予防剤および/または治療剤として用いる
ことができる。具体的には、従来胃酸分泌抑制剤あるい
は胃粘膜保護剤の適応として知られた疾患の予防および
/または治療目的を達成し得る。すなわち、胃および十
二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、ゾリンジャー・エリソン症候
群、胃炎、逆流性食道炎の予防および/または治療に有
効であり、さらには従来の薬剤が十分有効性を示さない
これらの病態の治療および/または予防に有効である。
さらに、NSAID(non−steroidal a
nti−inflammatory drug、非ステ
ロイド性抗炎症剤)誘発胃炎、急性上部消化管出血患者
および、慢性および急性アルコール摂取による胃炎の経
歴を有する患者に使用することができる。また、麻酔導
入前の投薬にも有効である。
連した疾患の予防剤および/または治療剤として用いる
ことができる。具体的には、従来胃酸分泌抑制剤あるい
は胃粘膜保護剤の適応として知られた疾患の予防および
/または治療目的を達成し得る。すなわち、胃および十
二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、ゾリンジャー・エリソン症候
群、胃炎、逆流性食道炎の予防および/または治療に有
効であり、さらには従来の薬剤が十分有効性を示さない
これらの病態の治療および/または予防に有効である。
さらに、NSAID(non−steroidal a
nti−inflammatory drug、非ステ
ロイド性抗炎症剤)誘発胃炎、急性上部消化管出血患者
および、慢性および急性アルコール摂取による胃炎の経
歴を有する患者に使用することができる。また、麻酔導
入前の投薬にも有効である。
【0102】本発明の化合物は抗潰瘍剤として人間その
他の動物に対する予防および/または治療のために経口
または非経口投与することができるが、経口投与がより
有効性が高いため好ましい。その他の動物とは、すべて
の家畜もしくは愛玩動物および野性動物を包含する。例
えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、イヌ、ネコ等
であるが、これに限定されるものではない。本発明の化
合物を薬剤として用いる場合、通常の方法により経口投
与に適した種々の形態に調製することができる。例え
ば、本発明の化合物は、薬剤として一般的に用いられる
賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、
安定化剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤、保存剤、芳香剤、懸濁化剤または乳化剤、一般的に
用いられる適当な担体または溶媒の類、例えば必要に応
じて滅菌水や植物油、さらには生理学的に許容し得る溶
媒や溶解補助剤等と適宜組合わせて、患者に効果的に投
与するのに適した医薬用製剤として、経口用製剤(例え
ば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤な
ど)に調製することができる。本発明中、常温で油状の
化合物は、液状、オイル状、または低沸点の主薬の粉末
化のためにも用いられる賦形剤、例えば、軽質無水珪
酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウム、珪酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト等と任
意の割合で混合することにより、粉末状とすることがで
きる。本発明の化合物を薬剤としたときの成人に対する
1日あたりの投与量は、1mg〜1500mg、好まし
くは3mg〜1000mgの範囲であり、1日1〜6回
に分けて投与することができる。経口投与する場合の成
人に対する1日あたりの投与量は、1mg〜1500m
g、好ましくは3mg〜1000mgの範囲であり、さ
らに好ましくは10mg〜500mgである。1日1〜
6回に分けて投与することができる。いずれの投与法に
おいても、患者の年齢、体重、症状等に応じて適宜増減
することができる。本発明の化合物を動物の薬剤とした
ときの1日当たりの投与量は、0.02〜25mg、好
ましくは0.05〜16.7mg、さらに好ましくは
0.2〜8.3mgの範囲であり、1日1〜6回に分け
て投与することができる。投与量は動物の症状に応じて
適宜増減することができる。
他の動物に対する予防および/または治療のために経口
または非経口投与することができるが、経口投与がより
有効性が高いため好ましい。その他の動物とは、すべて
の家畜もしくは愛玩動物および野性動物を包含する。例
えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、イヌ、ネコ等
であるが、これに限定されるものではない。本発明の化
合物を薬剤として用いる場合、通常の方法により経口投
与に適した種々の形態に調製することができる。例え
ば、本発明の化合物は、薬剤として一般的に用いられる
賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、
安定化剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤、保存剤、芳香剤、懸濁化剤または乳化剤、一般的に
用いられる適当な担体または溶媒の類、例えば必要に応
じて滅菌水や植物油、さらには生理学的に許容し得る溶
媒や溶解補助剤等と適宜組合わせて、患者に効果的に投
与するのに適した医薬用製剤として、経口用製剤(例え
ば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤な
ど)に調製することができる。本発明中、常温で油状の
化合物は、液状、オイル状、または低沸点の主薬の粉末
化のためにも用いられる賦形剤、例えば、軽質無水珪
酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウム、珪酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト等と任
意の割合で混合することにより、粉末状とすることがで
きる。本発明の化合物を薬剤としたときの成人に対する
1日あたりの投与量は、1mg〜1500mg、好まし
くは3mg〜1000mgの範囲であり、1日1〜6回
に分けて投与することができる。経口投与する場合の成
人に対する1日あたりの投与量は、1mg〜1500m
g、好ましくは3mg〜1000mgの範囲であり、さ
らに好ましくは10mg〜500mgである。1日1〜
6回に分けて投与することができる。いずれの投与法に
おいても、患者の年齢、体重、症状等に応じて適宜増減
することができる。本発明の化合物を動物の薬剤とした
ときの1日当たりの投与量は、0.02〜25mg、好
ましくは0.05〜16.7mg、さらに好ましくは
0.2〜8.3mgの範囲であり、1日1〜6回に分け
て投与することができる。投与量は動物の症状に応じて
適宜増減することができる。
【0103】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0104】
【実施例】以下に本発明の抗潰瘍作用を有する式(I)
で表される化合物例、その塩の例、それらの製造例およ
び製剤例を実施例によって具体的に示すが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。各実施例につい
て、必要に応じて融点(℃)、 1H−NMRあるいは13
C−NMRスペクトル(δ値、ppm)、IRスペクト
ルデータ(cm-1)、比旋光度などを記載した。なお、
1H−NMRスペクトルデータは、特記しない限り、C
DCl3 中、TMS(テトラメチルシラン)を内部標準
物質として、90MHzまたは270MHz(表6中*
印は270MHzを示す)で測定した数値を記載した。
13C−NMRスペクトルは60MHzで測定した数値を
記載した(表6中に13C−NMR(60MHz)と示
す)。また、IRスペクトルデータは、結晶状の化合物
についてはKBr錠剤法、油状の化合物についてはニー
ト(Neat)法で測定した。比旋光度は特記しない限
り、ナトリウム光のD線を用い、層長10cmで測定し
た旋光度より算出した。
で表される化合物例、その塩の例、それらの製造例およ
び製剤例を実施例によって具体的に示すが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。各実施例につい
て、必要に応じて融点(℃)、 1H−NMRあるいは13
C−NMRスペクトル(δ値、ppm)、IRスペクト
ルデータ(cm-1)、比旋光度などを記載した。なお、
1H−NMRスペクトルデータは、特記しない限り、C
DCl3 中、TMS(テトラメチルシラン)を内部標準
物質として、90MHzまたは270MHz(表6中*
印は270MHzを示す)で測定した数値を記載した。
13C−NMRスペクトルは60MHzで測定した数値を
記載した(表6中に13C−NMR(60MHz)と示
す)。また、IRスペクトルデータは、結晶状の化合物
についてはKBr錠剤法、油状の化合物についてはニー
ト(Neat)法で測定した。比旋光度は特記しない限
り、ナトリウム光のD線を用い、層長10cmで測定し
た旋光度より算出した。
【0105】実施例1 5,6−ビス(3−n−プロポキシ−1−プロピニル)
ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製
造 (工程1)3−n−プロポキシ−1−プロピンの製造 ジメチルスルホキシド100mLに水酸化カリウム3
5.9g及びプロパルギルアルコール31.7mLを加
え、40℃の水浴で30分加温しながら攪拌した。次い
で、氷冷下ヨウ化n−プロピル100gをゆっくり滴下
し、外温40℃で2時間攪拌した。放冷後、上層を分液
し、水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。乾燥剤を濾去し、常圧蒸留して3−n−プロ
ポキシ−1−プロピン16.6gを得た。 沸点(℃):102−103(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.14(2H,d) 3.48(2H,t) 2.41(1H,t) 1.74−1.43(2H,m) 0.94(3H,t)
ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製
造 (工程1)3−n−プロポキシ−1−プロピンの製造 ジメチルスルホキシド100mLに水酸化カリウム3
5.9g及びプロパルギルアルコール31.7mLを加
え、40℃の水浴で30分加温しながら攪拌した。次い
で、氷冷下ヨウ化n−プロピル100gをゆっくり滴下
し、外温40℃で2時間攪拌した。放冷後、上層を分液
し、水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。乾燥剤を濾去し、常圧蒸留して3−n−プロ
ポキシ−1−プロピン16.6gを得た。 沸点(℃):102−103(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.14(2H,d) 3.48(2H,t) 2.41(1H,t) 1.74−1.43(2H,m) 0.94(3H,t)
【0106】(工程2)トリ−n−ブチル−3−n−プ
ロポキシ−1−プロピニル錫の製造 工程1で得られた化合物9.03gを無水エーテル14
0mLに加え、窒素雰囲気下、ドライアイス−アセトン
バスで−70℃以下に冷却した。次いで、1.6Mのn
−ブチルリチウム(ヘキサン溶液)58mLを−65℃
以下で徐々に滴下した。同温で15分攪拌した後、0℃
まで昇温し、再び−70℃以下へ冷却した。ついで、塩
化トリ−n−ブチル錫25mLの無水エーテル100m
L溶液を徐々に滴下した。冷媒をはずし、室温で16時
間攪拌した。反応液を氷水100mLに注ぎ、エーテル
200mLを加えて分液した。エーテル層を水100m
Lで2回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した。残
渣を減圧蒸留し、トリ−n−ブチル−3−n−プロポキ
シ−1−プロピニル錫28.4gを得た。 沸点(℃):133−137(3mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(2H,s) 3.48(2H,t) 1.66−1.21(20H,m) 1.07−0.82(12H,m)
ロポキシ−1−プロピニル錫の製造 工程1で得られた化合物9.03gを無水エーテル14
0mLに加え、窒素雰囲気下、ドライアイス−アセトン
バスで−70℃以下に冷却した。次いで、1.6Mのn
−ブチルリチウム(ヘキサン溶液)58mLを−65℃
以下で徐々に滴下した。同温で15分攪拌した後、0℃
まで昇温し、再び−70℃以下へ冷却した。ついで、塩
化トリ−n−ブチル錫25mLの無水エーテル100m
L溶液を徐々に滴下した。冷媒をはずし、室温で16時
間攪拌した。反応液を氷水100mLに注ぎ、エーテル
200mLを加えて分液した。エーテル層を水100m
Lで2回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した。残
渣を減圧蒸留し、トリ−n−ブチル−3−n−プロポキ
シ−1−プロピニル錫28.4gを得た。 沸点(℃):133−137(3mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(2H,s) 3.48(2H,t) 1.66−1.21(20H,m) 1.07−0.82(12H,m)
【0107】(工程3)5,6−ジクロロピラジン−
2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 エリーナ(Elina)らの方法(キミヤ ゲテロチク
リチェスキー ソエディネニー(Khim.Geter
otsikl.Soedin.)1548−1551
頁、1973年)に従い、2,3−ジクロロキノキサリ
ン16.0gと過マンガン酸カリウム76.8gとを反
応させて5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボ
ン酸10.4gを得た。次いでメチルエステル化して
5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメ
チルエステル9.2gを合成した。 沸点(℃):78.7−79.2 IR(KBr,cm-1):2962,1756,173
5,1523,1442,1373,1260,120
8,1181,1101,956 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.02(6H,s)
2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 エリーナ(Elina)らの方法(キミヤ ゲテロチク
リチェスキー ソエディネニー(Khim.Geter
otsikl.Soedin.)1548−1551
頁、1973年)に従い、2,3−ジクロロキノキサリ
ン16.0gと過マンガン酸カリウム76.8gとを反
応させて5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボ
ン酸10.4gを得た。次いでメチルエステル化して
5,6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメ
チルエステル9.2gを合成した。 沸点(℃):78.7−79.2 IR(KBr,cm-1):2962,1756,173
5,1523,1442,1373,1260,120
8,1181,1101,956 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.02(6H,s)
【0108】(工程4)5,6−ビス(3−n−プロポ
キシ−1−プロピニル)ピラジン−2,3−ジカルボン
酸ジメチルエステルの製造 工程3で得られた5,6−ジクロロピラジン−2,3−
ジカルボン酸ジメチルエステル3g、工程2で得られた
化合物8.77g、無水1,4−ジオキサン57mL、
Pd(PPh3 )4 1.05gを混合し、窒素雰囲気下
で1時間還流した。反応液を氷水300mLに注ぎ、酢
酸エチル(300mL、100mL)で抽出した。有機
層を合わせ、飽和フッ化カリウム水溶液400mLを加
え、室温で30分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾
液を分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)
で精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合物1.7gを
得た。 融点(℃):56.1−56.8 IR(KBr,cm-1):2962,2935,287
6,2230,1746,1732,1327,128
4,1071 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.45(4H,s) 4.01(6H,s) 3.58(4H,t) 1.86−1.41(4H,m) 0.96(6H,t)
キシ−1−プロピニル)ピラジン−2,3−ジカルボン
酸ジメチルエステルの製造 工程3で得られた5,6−ジクロロピラジン−2,3−
ジカルボン酸ジメチルエステル3g、工程2で得られた
化合物8.77g、無水1,4−ジオキサン57mL、
Pd(PPh3 )4 1.05gを混合し、窒素雰囲気下
で1時間還流した。反応液を氷水300mLに注ぎ、酢
酸エチル(300mL、100mL)で抽出した。有機
層を合わせ、飽和フッ化カリウム水溶液400mLを加
え、室温で30分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾
液を分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)
で精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合物1.7gを
得た。 融点(℃):56.1−56.8 IR(KBr,cm-1):2962,2935,287
6,2230,1746,1732,1327,128
4,1071 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.45(4H,s) 4.01(6H,s) 3.58(4H,t) 1.86−1.41(4H,m) 0.96(6H,t)
【0109】実施例2 5,6−ビス(5−メトキシ−1−ペンチニル)ピラジ
ン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 (工程1)5−メトキシ−1−ペンチンの製造 ジャクソン(Jackson)らの方法(オーストラリ
アン ジャーナル オブ ケミストリー(Aust.
J.Chem.)41巻、251−261頁、1988
年)に従い、4−ペンチン−1−オール25gとヨード
メタン63.3gとを反応させ、5−メトキシ−1−ペ
ンチン10.7gを合成した。 沸点(℃):108−111(760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.47(2H,t) 3.35(3H,s) 2.29(2H,dt) 1.95(1H,t) 1.89−1.59(2H,m)
ン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 (工程1)5−メトキシ−1−ペンチンの製造 ジャクソン(Jackson)らの方法(オーストラリ
アン ジャーナル オブ ケミストリー(Aust.
J.Chem.)41巻、251−261頁、1988
年)に従い、4−ペンチン−1−オール25gとヨード
メタン63.3gとを反応させ、5−メトキシ−1−ペ
ンチン10.7gを合成した。 沸点(℃):108−111(760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.47(2H,t) 3.35(3H,s) 2.29(2H,dt) 1.95(1H,t) 1.89−1.59(2H,m)
【0110】(工程2)5−メトキシ−1−ペンチニル
銅の製造 ヨウ化銅(I)25gを28%アンモニア水450mL
に溶かした。エタノール250mLを加え、窒素置換
下、工程1で得られた化合物7.34gをエタノール2
0mLに溶解した溶液を滴下した。室温で、13.5時
間攪拌した。析出結晶を濾取し、10%アンモニア水2
00mL、水150mL、エタノール150mL、エー
テル150mLで洗浄した。減圧乾燥し、5−メトキシ
−1−ペンチニル銅7.72gを得た。
銅の製造 ヨウ化銅(I)25gを28%アンモニア水450mL
に溶かした。エタノール250mLを加え、窒素置換
下、工程1で得られた化合物7.34gをエタノール2
0mLに溶解した溶液を滴下した。室温で、13.5時
間攪拌した。析出結晶を濾取し、10%アンモニア水2
00mL、水150mL、エタノール150mL、エー
テル150mLで洗浄した。減圧乾燥し、5−メトキシ
−1−ペンチニル銅7.72gを得た。
【0111】(工程3)5,6−ビス(5−メトキシ−
1−ペンチニル)ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメ
チルエステルの製造 工程2で得られた化合物2.4g、ヨウ化カリウム2.
5gに、N,N−ジメチルホルムアミド67mLを加え
た。窒素置換下、Pd(PPh3 )4 870mg、5,
6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメチル
エステル1.8gを加え、室温で1.5時間攪拌した。
氷水150mLに反応混合物を注いだ。酢酸エチル15
0mLを加え、不溶物を濾去した。残渣を酢酸エチル1
50mLで洗浄し、濾液を分液した。水層を、酢酸エチ
ル100mLで抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水
100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、油状の表
題化合物2.3gを得た。 IR(Neat,cm-1):2955,2930,28
70,2830,2229,1751,1729,13
35,1279,1213,1162,1118,10
80 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.99(6H,s) 3.53(4H,t) 3.36(6H,s) 2.65(4H,t) 2.10−1.74(4H,m)
1−ペンチニル)ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメ
チルエステルの製造 工程2で得られた化合物2.4g、ヨウ化カリウム2.
5gに、N,N−ジメチルホルムアミド67mLを加え
た。窒素置換下、Pd(PPh3 )4 870mg、5,
6−ジクロロピラジン−2,3−ジカルボン酸ジメチル
エステル1.8gを加え、室温で1.5時間攪拌した。
氷水150mLに反応混合物を注いだ。酢酸エチル15
0mLを加え、不溶物を濾去した。残渣を酢酸エチル1
50mLで洗浄し、濾液を分液した。水層を、酢酸エチ
ル100mLで抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水
100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、油状の表
題化合物2.3gを得た。 IR(Neat,cm-1):2955,2930,28
70,2830,2229,1751,1729,13
35,1279,1213,1162,1118,10
80 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.99(6H,s) 3.53(4H,t) 3.36(6H,s) 2.65(4H,t) 2.10−1.74(4H,m)
【0112】実施例3 5−クロロ−6−(3−メトキシ−1−ブチニル)ピラ
ジン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 (工程1)3−メトキシ−1−ブチンの製造 ベル(Bell)らの方法(ジャーナル オブ ケミカ
ル ソサイエティーパーキン トランザクションズ 1
(J.Chem.Soc.Perkin Trans.
1)2879−2891頁、1983年)に従い、1−
ブチン−3−オール23.2gとジメチル硫酸27.0
mLとを反応させ、3−メトキシ−1−ブチン9.61
gを合成した。 沸点(℃): 62−68 (760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.07(1H,dq) 3.41(3H,s) 2.42(1H,d) 1.44(3H,d)
ジン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルの製造 (工程1)3−メトキシ−1−ブチンの製造 ベル(Bell)らの方法(ジャーナル オブ ケミカ
ル ソサイエティーパーキン トランザクションズ 1
(J.Chem.Soc.Perkin Trans.
1)2879−2891頁、1983年)に従い、1−
ブチン−3−オール23.2gとジメチル硫酸27.0
mLとを反応させ、3−メトキシ−1−ブチン9.61
gを合成した。 沸点(℃): 62−68 (760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.07(1H,dq) 3.41(3H,s) 2.42(1H,d) 1.44(3H,d)
【0113】(工程2)トリ−n−ブチル−(3−メト
キシ−1−ブチニル)錫の製造 実施例1の工程2に従って、工程1で得られた化合物
7.74gを用い、トリ−n−ブチル−(3−メトキシ
−1−ブチニル)錫22.2gを得た。 沸点(℃):104−110(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.07(1H,q) 3.40(3H,s) 1.74−1.14(18H,m) 1.07−0.73(12H,m)
キシ−1−ブチニル)錫の製造 実施例1の工程2に従って、工程1で得られた化合物
7.74gを用い、トリ−n−ブチル−(3−メトキシ
−1−ブチニル)錫22.2gを得た。 沸点(℃):104−110(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.07(1H,q) 3.40(3H,s) 1.74−1.14(18H,m) 1.07−0.73(12H,m)
【0114】(工程3)5−クロロ−6−(3−メトキ
シ−1−ブチニル)ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジ
メチルエステルの製造 実施例1の工程3で得られた化合物6g、工程2で得ら
れた化合物8.45g、無水1,4−ジオキサン115
mL、Pd(PPh3 )4 1.05gを加え、窒素雰囲
気下で2時間還流した。反応液を氷水300mLに注
ぎ、酢酸エチル150mLで2回抽出した。有機層を合
わせ、飽和フッ化カリウム水溶液150mLを加え、1
5分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。
残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、油状の表題化合物5gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.40(1H,q) 4.01(6H,s) 3.52(3H,s) 1.58(3H,d)
シ−1−ブチニル)ピラジン−2,3−ジカルボン酸ジ
メチルエステルの製造 実施例1の工程3で得られた化合物6g、工程2で得ら
れた化合物8.45g、無水1,4−ジオキサン115
mL、Pd(PPh3 )4 1.05gを加え、窒素雰囲
気下で2時間還流した。反応液を氷水300mLに注
ぎ、酢酸エチル150mLで2回抽出した。有機層を合
わせ、飽和フッ化カリウム水溶液150mLを加え、1
5分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。
残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、油状の表題化合物5gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.40(1H,q) 4.01(6H,s) 3.52(3H,s) 1.58(3H,d)
【0115】実施例4 5−(3−メトキシ−1−ブチニル)−6−(3−n−
プロポキシ−1−プロピニル)ピラジン−2,3−ジカ
ルボン酸ジメチルエステルの製造 実施例3で得られた化合物2g、実施例1の工程2で得
られた化合物2.48g、無水1,4−ジオキサン11
5mL、Pd(PPh3 )4 300mgを混合し、窒素
雰囲気下1時間還流した。反応液を氷水150mLに注
ぎ、酢酸エチル200mLで2回抽出した。酢酸エチル
層を合わせ、飽和フッ化カリウム水溶液200mLを加
え、30分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分
液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸
エチル)で精製し、油状の表題化合物773mgを得
た。 IR(Neat,cm-1):2957,2939,28
79,2227,1751,1733,1328,12
80,1209,1161,1104, NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.45(2H,s) 4.38(1H,q) 4.00(6H,s) 3.56(2H,t) 3.50(3H,s) 1.83−1.44(2H,m) 1.56(3H,d) 0.95(3H,t)
プロポキシ−1−プロピニル)ピラジン−2,3−ジカ
ルボン酸ジメチルエステルの製造 実施例3で得られた化合物2g、実施例1の工程2で得
られた化合物2.48g、無水1,4−ジオキサン11
5mL、Pd(PPh3 )4 300mgを混合し、窒素
雰囲気下1時間還流した。反応液を氷水150mLに注
ぎ、酢酸エチル200mLで2回抽出した。酢酸エチル
層を合わせ、飽和フッ化カリウム水溶液200mLを加
え、30分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分
液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸
エチル)で精製し、油状の表題化合物773mgを得
た。 IR(Neat,cm-1):2957,2939,28
79,2227,1751,1733,1328,12
80,1209,1161,1104, NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.45(2H,s) 4.38(1H,q) 4.00(6H,s) 3.56(2H,t) 3.50(3H,s) 1.83−1.44(2H,m) 1.56(3H,d) 0.95(3H,t)
【0116】実施例5 5,6−ビス(3−n−プロポキシ−1−プロピニル)
ピラジン−2,3−ジカルボン酸の製造 実施例1で得られた化合物1.46gをメタノール2
9.2mLに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液7.
6mLを加え、室温で80分攪拌した。反応液に水45
mLを加え、酢酸エチル30mLで8回洗浄した。水層
に1N塩酸7.6mLを加え、酢酸エチル50mLで3
回抽出した。酢酸エチル層を合わせ、水50mL、飽和
食塩水50mLで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。残
渣にヘキサンを加え、結晶化させた。結晶を濾取し、ヘ
キサンで洗浄後、乾燥させ、表題化合物1.06gを得
た。 融点(℃):89.0−91.9 IR(KBr,cm-1):3432,3204,296
5,2940,2880,2229,1726,136
8,1324,1198,1103 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 6.16(2H,br.s) 4.44(4H,s) 3.58(4H,t) 1.83−1.38(4H,m) 0.96(6H,t)
ピラジン−2,3−ジカルボン酸の製造 実施例1で得られた化合物1.46gをメタノール2
9.2mLに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液7.
6mLを加え、室温で80分攪拌した。反応液に水45
mLを加え、酢酸エチル30mLで8回洗浄した。水層
に1N塩酸7.6mLを加え、酢酸エチル50mLで3
回抽出した。酢酸エチル層を合わせ、水50mL、飽和
食塩水50mLで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。残
渣にヘキサンを加え、結晶化させた。結晶を濾取し、ヘ
キサンで洗浄後、乾燥させ、表題化合物1.06gを得
た。 融点(℃):89.0−91.9 IR(KBr,cm-1):3432,3204,296
5,2940,2880,2229,1726,136
8,1324,1198,1103 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 6.16(2H,br.s) 4.44(4H,s) 3.58(4H,t) 1.83−1.38(4H,m) 0.96(6H,t)
【0117】実施例6 5,6−ビス(3−n−プロポキシ−1−プロピニル)
ピラジン−2,3−ジカルボキサミドの製造 実施例1で得られた化合物1.2gをテトラヒドロフラ
ン12mLに溶解した溶液に、28%アンモニア水12
mL、塩化アンモニウム60mgを加えた。室温にて、
3時間攪拌後、水50mLを加えた。酢酸エチル200
mLで抽出し、有機層を、1N塩酸で洗浄し、水洗後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を濃縮した後、シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/
酢酸エチル)で精製し、表題化合物700mgを得た。 融点(℃):161.6−163.2 IR(KBr,cm-1):3420,3319,319
9,2970,2940,2870,2240,168
4,1677,1364,1101 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 7.99(2H,br.s) 7.71(2H,br.s) 4.49(4H,s) 3.52(4H,t) 1.84−1.31(4H,m) 0.91(6H,t)
ピラジン−2,3−ジカルボキサミドの製造 実施例1で得られた化合物1.2gをテトラヒドロフラ
ン12mLに溶解した溶液に、28%アンモニア水12
mL、塩化アンモニウム60mgを加えた。室温にて、
3時間攪拌後、水50mLを加えた。酢酸エチル200
mLで抽出し、有機層を、1N塩酸で洗浄し、水洗後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を濃縮した後、シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/
酢酸エチル)で精製し、表題化合物700mgを得た。 融点(℃):161.6−163.2 IR(KBr,cm-1):3420,3319,319
9,2970,2940,2870,2240,168
4,1677,1364,1101 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 7.99(2H,br.s) 7.71(2H,br.s) 4.49(4H,s) 3.52(4H,t) 1.84−1.31(4H,m) 0.91(6H,t)
【0118】実施例7 5,6−ビス(3−メトキシ−1−プロピニル)−2,
3−ジシアノピラジンの製造 メチルプロパルギルエーテル5.61mLのテトラヒド
ロフラン150mLの溶液に、窒素置換下、−5ないし
0℃で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)
42mLを滴下した。同温にて20分攪拌後、ヨウ化銅
(I)12.6gを加え、さらに30分攪拌した。室温
で、溶媒を減圧留去し、残渣にN,N−ジメチルホルム
アミド300mLを加えた。窒素置換、氷水冷下、ヨウ
化カリウム11.0g、Pd(PPh3 )4 2.78
g、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノピラジン6.
0gを加え、35分攪拌した。反応混合物を氷水300
mLに注ぎ、酢酸エチル500mLを加え、不溶物を濾
去した。濾液を分液し、有機層を飽和食塩水100mL
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾
去し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラム(溶離液;ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製後、エタノールで再結晶
し、表題化合物1.40gを得た。 融点(℃):94.7−95.0 IR(KBr,cm-1):3009,2939,290
8,2891,2831,2243,2233,150
9,1389,1181,1102,952 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.46(4H,s) 3.50(6H,s)
3−ジシアノピラジンの製造 メチルプロパルギルエーテル5.61mLのテトラヒド
ロフラン150mLの溶液に、窒素置換下、−5ないし
0℃で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)
42mLを滴下した。同温にて20分攪拌後、ヨウ化銅
(I)12.6gを加え、さらに30分攪拌した。室温
で、溶媒を減圧留去し、残渣にN,N−ジメチルホルム
アミド300mLを加えた。窒素置換、氷水冷下、ヨウ
化カリウム11.0g、Pd(PPh3 )4 2.78
g、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノピラジン6.
0gを加え、35分攪拌した。反応混合物を氷水300
mLに注ぎ、酢酸エチル500mLを加え、不溶物を濾
去した。濾液を分液し、有機層を飽和食塩水100mL
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾
去し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラム(溶離液;ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製後、エタノールで再結晶
し、表題化合物1.40gを得た。 融点(℃):94.7−95.0 IR(KBr,cm-1):3009,2939,290
8,2891,2831,2243,2233,150
9,1389,1181,1102,952 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.46(4H,s) 3.50(6H,s)
【0119】実施例8 5,6−ビス(3−アセトキシ−1−プロピニル)−
2,3−ジシアノピラジンの製造 (工程1)5,6−ビス(3−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジ
ンの製造 t−ブチルジメチルシリルプロパルギルエーテル20.
9gのテトラヒドロフラン280mL溶液に、窒素置換
下、−60℃以下で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘ
キサン溶液)76.9mLを滴下した。同温にて40分
攪拌後、0℃まで昇温した。再び、−60℃まで冷却
し、ヨウ化銅(I)23.4gを加えた。氷水冷下、
1.5時間攪拌した。室温にて、溶媒を減圧留去し、残
渣にN,N−ジメチルホルムアミド560mLを加え
た。窒素置換、氷水冷下、ヨウ化カリウム20.4g、
Pd(PPh3 )4 5.0g、2,3−ジクロロ−5,
6−ジシアノピラジン11.1gを加え、30分攪拌し
た。反応混合物を、氷水1Lに注ぎ、酢酸エチル1Lを
加えた後、不溶物を濾去した。濾液を分液し、水層を、
酢酸エチル300mLで抽出した。有機層を合わせ、飽
和食塩水500mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、油
状の5,6−ビス(3−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジン9.
2gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.65(4H,s) 0.93(18H,s) 0.17(12H,s)
2,3−ジシアノピラジンの製造 (工程1)5,6−ビス(3−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジ
ンの製造 t−ブチルジメチルシリルプロパルギルエーテル20.
9gのテトラヒドロフラン280mL溶液に、窒素置換
下、−60℃以下で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘ
キサン溶液)76.9mLを滴下した。同温にて40分
攪拌後、0℃まで昇温した。再び、−60℃まで冷却
し、ヨウ化銅(I)23.4gを加えた。氷水冷下、
1.5時間攪拌した。室温にて、溶媒を減圧留去し、残
渣にN,N−ジメチルホルムアミド560mLを加え
た。窒素置換、氷水冷下、ヨウ化カリウム20.4g、
Pd(PPh3 )4 5.0g、2,3−ジクロロ−5,
6−ジシアノピラジン11.1gを加え、30分攪拌し
た。反応混合物を、氷水1Lに注ぎ、酢酸エチル1Lを
加えた後、不溶物を濾去した。濾液を分液し、水層を、
酢酸エチル300mLで抽出した。有機層を合わせ、飽
和食塩水500mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、油
状の5,6−ビス(3−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジン9.
2gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.65(4H,s) 0.93(18H,s) 0.17(12H,s)
【0120】(工程2)5,6−ビス(3−ヒドロキシ
−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 工程1で得られた化合物9.2gをテトラヒドロフラン
36mLに溶かした。水36mL、酢酸108mLを加
え、室温で17時間攪拌した。氷水300mLに反応混
合物を注ぎ、酢酸エチル400mLおよび100mLで
2回抽出した。有機層を、水100mLで2回、飽和食
塩水100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣にエーテ
ル、ヘキサンを加え、結晶化し、5,6−ビス(3−ヒ
ドロキシ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジ
ン2.0gを得た。 融点(℃):169.0−172.2 IR(KBr,cm-1):3350,2938,224
0,2224,1515,1436,1376,119
0,1013 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 5.67(2H,t) 4.48(4H,d)
−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 工程1で得られた化合物9.2gをテトラヒドロフラン
36mLに溶かした。水36mL、酢酸108mLを加
え、室温で17時間攪拌した。氷水300mLに反応混
合物を注ぎ、酢酸エチル400mLおよび100mLで
2回抽出した。有機層を、水100mLで2回、飽和食
塩水100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣にエーテ
ル、ヘキサンを加え、結晶化し、5,6−ビス(3−ヒ
ドロキシ−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジ
ン2.0gを得た。 融点(℃):169.0−172.2 IR(KBr,cm-1):3350,2938,224
0,2224,1515,1436,1376,119
0,1013 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 5.67(2H,t) 4.48(4H,d)
【0121】(工程3)5,6−ビス(3−アセトキシ
−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 5,6−ビス(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−
2,3−ジシアノピラジン700mgに、無水酢酸8.
3mLを加えた。70℃で、7.5時間攪拌した。放冷
後、反応混合物を、氷水100mLに注ぎ、酢酸エチル
200mLで抽出した。有機層を、水50mLで2回、
飽和食塩水50mLで2回洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカ
ゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製
し、油状の表題化合物770mgを得た。 IR(Neat,cm-1):2950,2236,17
51,1744,1510,1386,1374,12
26,1218,1185,1044 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 5.02(4H,s) 2.17(6H,s)
−1−プロピニル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 5,6−ビス(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−
2,3−ジシアノピラジン700mgに、無水酢酸8.
3mLを加えた。70℃で、7.5時間攪拌した。放冷
後、反応混合物を、氷水100mLに注ぎ、酢酸エチル
200mLで抽出した。有機層を、水50mLで2回、
飽和食塩水50mLで2回洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカ
ゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製
し、油状の表題化合物770mgを得た。 IR(Neat,cm-1):2950,2236,17
51,1744,1510,1386,1374,12
26,1218,1185,1044 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 5.02(4H,s) 2.17(6H,s)
【0122】実施例9 5,6−ビス(3−カルバモイルオキシ−1−プロピニ
ル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 実施例8の工程2で得られた化合物500mgをベンゼ
ン8mLに懸濁した。シアン酸ナトリウム550mgを
加え、トリフルオロ酢酸0.68mLを滴下した。室温
にて、64時間攪拌した。反応混合物を、氷水50mL
に注ぎ、酢酸エチル100mLおよび50mLで2回抽
出した。有機層を、水50mL、飽和食塩水50mLで
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。メタノール/酢酸エチルで再結晶
し、表題化合物140mgを得た。 融点(℃):>185(分解) IR(KBr,cm-1):3442,3417,223
7,1734,1378,1325,1083,106
6 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 6.82(4H,br.s) 5.00(4H,s)
ル)−2,3−ジシアノピラジンの製造 実施例8の工程2で得られた化合物500mgをベンゼ
ン8mLに懸濁した。シアン酸ナトリウム550mgを
加え、トリフルオロ酢酸0.68mLを滴下した。室温
にて、64時間攪拌した。反応混合物を、氷水50mL
に注ぎ、酢酸エチル100mLおよび50mLで2回抽
出した。有機層を、水50mL、飽和食塩水50mLで
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。メタノール/酢酸エチルで再結晶
し、表題化合物140mgを得た。 融点(℃):>185(分解) IR(KBr,cm-1):3442,3417,223
7,1734,1378,1325,1083,106
6 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm): 6.82(4H,br.s) 5.00(4H,s)
【0123】実施例10 2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 (工程1)3−エトキシ−1−ブチンの製造 ジメチルスルホキシド62mLに水酸化カリウム21g
を加え、1−ブチン−3−オール25mLを加えた。氷
水冷下、ヨウ化エチル54.7gを徐々に滴下した後、
40℃の水浴で1.5時間加温しながら攪拌した。上層
を分液し、水50mL、飽和食塩水50mLで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後、
濾液を常圧蒸留し、3−エトキシ−1−ブチン20.3
gを得た。 沸点(℃):79−85(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(1H,dq) 3.96−3.63(1H,m) 3.60−3.27(1H,m) 2.40(1H,d) 1.44(3H,d) 1.23(3H,t)
リンの製造 (工程1)3−エトキシ−1−ブチンの製造 ジメチルスルホキシド62mLに水酸化カリウム21g
を加え、1−ブチン−3−オール25mLを加えた。氷
水冷下、ヨウ化エチル54.7gを徐々に滴下した後、
40℃の水浴で1.5時間加温しながら攪拌した。上層
を分液し、水50mL、飽和食塩水50mLで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後、
濾液を常圧蒸留し、3−エトキシ−1−ブチン20.3
gを得た。 沸点(℃):79−85(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(1H,dq) 3.96−3.63(1H,m) 3.60−3.27(1H,m) 2.40(1H,d) 1.44(3H,d) 1.23(3H,t)
【0124】(工程2)トリ−n−ブチル−3−エトキ
シ−1−ブチニル錫の製造 工程1で得られた化合物9gを無水エーテル140mL
に加え、窒素雰囲気下にドライアイス−アセトンバスで
−70℃以下に冷却した。次いで、1.6Mのn−ブチ
ルリチウム(ヘキサン溶液)58mLを、−65℃以下
で徐々に滴下した。同温で10分攪拌した後、0℃まで
昇温し、再び−70℃以下へ冷却した。ついで、塩化ト
リ−nブチル錫25mLの無水エーテル100mL溶液
を徐々に滴下した。冷媒をはずして昇温し、室温で16
時間攪拌した。反応液を氷水100mLに注ぎ、エーテ
ル200mLを加え分液した。エーテル層を水100m
Lで2回、飽和食塩水100mLで洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留
去した。残渣を減圧蒸留し、トリ−n−ブチル−3−エ
トキシ−1−ブチニル錫32gを得た。 沸点(℃):115−126(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.16(1H,q) 3.91−3.64(1H,m) 3.60−3.26(1H,m) 1.63−1.14(21H,m) 1.06−0.82(12H,m)
シ−1−ブチニル錫の製造 工程1で得られた化合物9gを無水エーテル140mL
に加え、窒素雰囲気下にドライアイス−アセトンバスで
−70℃以下に冷却した。次いで、1.6Mのn−ブチ
ルリチウム(ヘキサン溶液)58mLを、−65℃以下
で徐々に滴下した。同温で10分攪拌した後、0℃まで
昇温し、再び−70℃以下へ冷却した。ついで、塩化ト
リ−nブチル錫25mLの無水エーテル100mL溶液
を徐々に滴下した。冷媒をはずして昇温し、室温で16
時間攪拌した。反応液を氷水100mLに注ぎ、エーテ
ル200mLを加え分液した。エーテル層を水100m
Lで2回、飽和食塩水100mLで洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留
去した。残渣を減圧蒸留し、トリ−n−ブチル−3−エ
トキシ−1−ブチニル錫32gを得た。 沸点(℃):115−126(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.16(1H,q) 3.91−3.64(1H,m) 3.60−3.26(1H,m) 1.63−1.14(21H,m) 1.06−0.82(12H,m)
【0125】(工程3)2,3−ビス(3−エトキシ−
1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.5g、工程2で得ら
れた化合物5.8g、無水1,4−ジオキサン38m
L、Pd(PPh3 )4 690mgを混合し、窒素雰囲
気下4.5時間還流した。次いで、工程2で得られた化
合物1.5gを追加し、2時間還流した。反応混合物を
氷水100mLに加えた。酢酸エチル100mL、飽和
フッ化カリウム水溶液100mLを加え、室温で30分
激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有
機層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で
精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合物1.63gを
得た。 融点(℃):43.8−44.8 IR(KBr,cm-1):2980,2933,286
6,2230,1339,1195,1128,111
2,1075,765 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.16−7.92(2H,m) 7.86−7.60(2H,m) 4.52(2H,q) 4.17−3.77(2H,m) 3.77−3.35(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.5g、工程2で得ら
れた化合物5.8g、無水1,4−ジオキサン38m
L、Pd(PPh3 )4 690mgを混合し、窒素雰囲
気下4.5時間還流した。次いで、工程2で得られた化
合物1.5gを追加し、2時間還流した。反応混合物を
氷水100mLに加えた。酢酸エチル100mL、飽和
フッ化カリウム水溶液100mLを加え、室温で30分
激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有
機層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で
精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合物1.63gを
得た。 融点(℃):43.8−44.8 IR(KBr,cm-1):2980,2933,286
6,2230,1339,1195,1128,111
2,1075,765 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.16−7.92(2H,m) 7.86−7.60(2H,m) 4.52(2H,q) 4.17−3.77(2H,m) 3.77−3.35(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
【0126】実施例11 2,3−ビス(3−メトキシ−1−ペンチニル)キノキ
サリンの製造 (工程1)3−メトキシ−1−ペンチンの製造 実施例3の工程1と同様の方法に従い、1−ペンチン−
3−オール50.0gとジメチル硫酸48.6mLとを
反応させ、3−メトキシ−1−ペンチン32.0gを得
た。 沸点(℃):87−100(760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.88(1H,dt) 3.41(3H,s) 2.43(1H,d) 1.93−1.52(2H,m) 1.00(3H,t)
サリンの製造 (工程1)3−メトキシ−1−ペンチンの製造 実施例3の工程1と同様の方法に従い、1−ペンチン−
3−オール50.0gとジメチル硫酸48.6mLとを
反応させ、3−メトキシ−1−ペンチン32.0gを得
た。 沸点(℃):87−100(760mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.88(1H,dt) 3.41(3H,s) 2.43(1H,d) 1.93−1.52(2H,m) 1.00(3H,t)
【0127】(工程2)トリ−n−ブチル−3−メトキ
シ−1−ペンチニル錫の製造 実施例1の工程2と同様の方法に従って、工程1で得ら
れた化合物9.0gを用い、トリ−n−ブチル−3−メ
トキシ−1−ペンチニル錫24.5gを得た。 沸点(℃):110−118(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.89(1H,t) 3.41(3H,s) 2.08−1.16(20H,m) 1.09−0.60(12H,m)
シ−1−ペンチニル錫の製造 実施例1の工程2と同様の方法に従って、工程1で得ら
れた化合物9.0gを用い、トリ−n−ブチル−3−メ
トキシ−1−ペンチニル錫24.5gを得た。 沸点(℃):110−118(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.89(1H,t) 3.41(3H,s) 2.08−1.16(20H,m) 1.09−0.60(12H,m)
【0128】(工程3)2,3−ビス(3−メトキシ−
1−ペンチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.0gを1,4−ジオ
キサン25mLに溶かした。窒素置換下、工程2で得ら
れた化合物4.49g、Pd(PPh3 )4460mg
を加え、6.5時間還流した。放冷後、氷水50mLに
反応混合物を注いだ。酢酸エチル100mL、飽和フッ
化カリウム水溶液50mLを加え、15分間激しく攪拌
した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有機層を、水
50mLで2回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を濃縮した。シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢
酸エチル)で精製後、ヘキサンにて結晶化し、表題化合
物 1.12gを得た。 融点(℃):49.6−51.4 IR(KBr,cm-1):2979,2932,282
1,2225,1340,1187,1131,112
4,1102,1091,1077,779 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.13−7.95(2H,m) 7.86−7.68(2H,m) 4.24(2H,t) 3.54(6H,s) 2.10−1.71(4H,m) 1.12(6H,t)
1−ペンチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.0gを1,4−ジオ
キサン25mLに溶かした。窒素置換下、工程2で得ら
れた化合物4.49g、Pd(PPh3 )4460mg
を加え、6.5時間還流した。放冷後、氷水50mLに
反応混合物を注いだ。酢酸エチル100mL、飽和フッ
化カリウム水溶液50mLを加え、15分間激しく攪拌
した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有機層を、水
50mLで2回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を濃縮した。シリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢
酸エチル)で精製後、ヘキサンにて結晶化し、表題化合
物 1.12gを得た。 融点(℃):49.6−51.4 IR(KBr,cm-1):2979,2932,282
1,2225,1340,1187,1131,112
4,1102,1091,1077,779 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.13−7.95(2H,m) 7.86−7.68(2H,m) 4.24(2H,t) 3.54(6H,s) 2.10−1.71(4H,m) 1.12(6H,t)
【0129】実施例12 2,3−ビス(4−メトキシ−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 (工程1)4−メトキシ−1−ブチンの製造 ジャクソン(Jackson)らの方法(オーストラリ
アン ジャーナル オブ ケミストリー(Aust.
J.Chem.)41巻、251−261頁、1988
年)に従って、3−ブチン−1−オール50gとジメチ
ル硫酸49.5gとを反応させて4−メトキシ−1−ブ
チン20.6gを合成した。 沸点(℃):70−84(760mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.52(2H,t) 3.38(3H,s) 2.47(2H,dt) 1.99(1H,t)
リンの製造 (工程1)4−メトキシ−1−ブチンの製造 ジャクソン(Jackson)らの方法(オーストラリ
アン ジャーナル オブ ケミストリー(Aust.
J.Chem.)41巻、251−261頁、1988
年)に従って、3−ブチン−1−オール50gとジメチ
ル硫酸49.5gとを反応させて4−メトキシ−1−ブ
チン20.6gを合成した。 沸点(℃):70−84(760mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.52(2H,t) 3.38(3H,s) 2.47(2H,dt) 1.99(1H,t)
【0130】(工程2)4−メトキシ−1−ブチニル銅
の製造 ヨウ化銅(I)51.6gを28%アンモニア水927
mLに溶解し、窒素雰囲気下室温で攪拌しながら、工程
1で得られた化合物12.9gのエタノール42.3m
L溶液を徐々に滴下した。16時間攪拌後、析出した黄
色結晶を濾取し、10%アンモニア水500mL、水5
00mL、エタノール2L、エタノール:エーテル
(1:1)1L、エーテル2Lで順次洗浄した。減圧下
で乾燥し、淡黄色結晶の4−メトキシ−1−ブチニル銅
11.6gを得た。
の製造 ヨウ化銅(I)51.6gを28%アンモニア水927
mLに溶解し、窒素雰囲気下室温で攪拌しながら、工程
1で得られた化合物12.9gのエタノール42.3m
L溶液を徐々に滴下した。16時間攪拌後、析出した黄
色結晶を濾取し、10%アンモニア水500mL、水5
00mL、エタノール2L、エタノール:エーテル
(1:1)1L、エーテル2Lで順次洗浄した。減圧下
で乾燥し、淡黄色結晶の4−メトキシ−1−ブチニル銅
11.6gを得た。
【0131】(工程3)2,3−ビス(4−メトキシ−
1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン2g、ヨウ化カリウム
3.7g、工程2で得られた化合物3.2gを無水N,
N−ジメチルホルムアミド100mLに懸濁させた。窒
素雰囲気下室温でPd(PPh3 )4 1.28gを加
え、23.5時間攪拌した。反応液に水100mL、酢
酸エチル150mLを加えた。不溶物を濾去し、濾液を
分液した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後、溶媒を減圧留
去した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/
酢酸エチル)で精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合
物0.75gを得た。 融点(℃):43.3−44.1 IR(KBr,cm-1):2936,2886,223
2,1339,1326,1197,1111,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.07−7.84(2H,m) 7.77−7.52(2H,m) 3.71(4H,t) 3.43(6H,s) 2.86(4H,t)
1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン2g、ヨウ化カリウム
3.7g、工程2で得られた化合物3.2gを無水N,
N−ジメチルホルムアミド100mLに懸濁させた。窒
素雰囲気下室温でPd(PPh3 )4 1.28gを加
え、23.5時間攪拌した。反応液に水100mL、酢
酸エチル150mLを加えた。不溶物を濾去し、濾液を
分液した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後、溶媒を減圧留
去した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/
酢酸エチル)で精製後、ヘキサンで結晶化し、表題化合
物0.75gを得た。 融点(℃):43.3−44.1 IR(KBr,cm-1):2936,2886,223
2,1339,1326,1197,1111,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.07−7.84(2H,m) 7.77−7.52(2H,m) 3.71(4H,t) 3.43(6H,s) 2.86(4H,t)
【0132】実施例13 2,3−ビス(3−エトキシ−3−メチル−1−ブチニ
ル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ビス(3−ヒドロキシ−3−メチル
−1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン5.0gをジメチルスル
ホキシド75mLに溶かした。ヨウ化銅(I)380m
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)1.41g、3−メチル−1−ブチン−3−
オール7.31mLを加えた。トリエチルアミン200
mLを加え、アルゴン置換し、室温で17時間攪拌し
た。トリエチルアミンを減圧留去し、氷水300mLに
注いだ。析出物を濾取し、水100mLで洗浄した。乾
燥後、結晶物をアルミナカラム(溶離液;ヘキサン/酢
酸エチル)、シリカゲルカラム(溶離液;4%メタノー
ル−ジクロロメタン)で精製し、2,3−ビス(3−ヒ
ドロキシ−3−メチル−1−ブチニル)キノキサリン
6.52gを得た。 融点(℃):161.6−162.0 IR(KBr,cm-1 ;3458,3367,298
3,2226,1356,1340,1225,117
3,1130,966,775 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.08−7.90(2H,m),7.82−7.64
(2H,m),3.09(2H,br.s),1.71
(12H,s)
ル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ビス(3−ヒドロキシ−3−メチル
−1−ブチニル)キノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン5.0gをジメチルスル
ホキシド75mLに溶かした。ヨウ化銅(I)380m
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)1.41g、3−メチル−1−ブチン−3−
オール7.31mLを加えた。トリエチルアミン200
mLを加え、アルゴン置換し、室温で17時間攪拌し
た。トリエチルアミンを減圧留去し、氷水300mLに
注いだ。析出物を濾取し、水100mLで洗浄した。乾
燥後、結晶物をアルミナカラム(溶離液;ヘキサン/酢
酸エチル)、シリカゲルカラム(溶離液;4%メタノー
ル−ジクロロメタン)で精製し、2,3−ビス(3−ヒ
ドロキシ−3−メチル−1−ブチニル)キノキサリン
6.52gを得た。 融点(℃):161.6−162.0 IR(KBr,cm-1 ;3458,3367,298
3,2226,1356,1340,1225,117
3,1130,966,775 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.08−7.90(2H,m),7.82−7.64
(2H,m),3.09(2H,br.s),1.71
(12H,s)
【0133】(工程2)2,3−ビス(3−エトキシ−
3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物0.7gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド5mLに溶かした。氷水冷下、水素化ナトリ
ウム(60%)220mgを少しずつ加えた。ヨードエ
タン0.45mLを加え、氷水冷下1時間攪拌した。氷
水50mLに反応液を注ぎ、酢酸エチル100mLで抽
出した。有機層を水30mL、飽和食塩水30mLで洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾
去し、濾液を濃縮した。アルミナカラム(溶離液;ヘキ
サン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物580mgを
得た。 IR(Neat,cm-1);2983,2933,29
00,2877,2227,1336,1234,11
65,1109,1070 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.77(4H,q),1.66(12
H,s),1.26(6H,t)
3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物0.7gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド5mLに溶かした。氷水冷下、水素化ナトリ
ウム(60%)220mgを少しずつ加えた。ヨードエ
タン0.45mLを加え、氷水冷下1時間攪拌した。氷
水50mLに反応液を注ぎ、酢酸エチル100mLで抽
出した。有機層を水30mL、飽和食塩水30mLで洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾
去し、濾液を濃縮した。アルミナカラム(溶離液;ヘキ
サン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物580mgを
得た。 IR(Neat,cm-1);2983,2933,29
00,2877,2227,1336,1234,11
65,1109,1070 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.77(4H,q),1.66(12
H,s),1.26(6H,t)
【0134】実施例14 2,3−ビス((S)−3−エトキシ−1−ブチニル)
キノキサリンの製造 (工程1)(S)−3−ブチン−2−オールの製造 スミス(Smith)らの方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.)
31巻、1558−1566頁、1988年)に従っ
て、3−ブチン−2−オール138gの光学分割を行
い、(S)−3−ブチン−2−オール21.8gを得
た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.53(1H,m) 2.45(1H,d) 2.00(1H,br.s) 1.48(3H,d)
キノキサリンの製造 (工程1)(S)−3−ブチン−2−オールの製造 スミス(Smith)らの方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.)
31巻、1558−1566頁、1988年)に従っ
て、3−ブチン−2−オール138gの光学分割を行
い、(S)−3−ブチン−2−オール21.8gを得
た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.53(1H,m) 2.45(1H,d) 2.00(1H,br.s) 1.48(3H,d)
【0135】(工程2)(S)−3−エトキシ−1−ブ
チンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物6.5gとヨードエタン15.9gとを反
応させて、(S)−3−エトキシ−1−ブチン7.9g
を得た。 沸点(℃):78−84(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.19(1H,dq) 3.96−3.60(1H,m) 3.56−3.27(1H,m) 2.39(1H,d) 1.45(3H,d) 1.23(3H,t)
チンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物6.5gとヨードエタン15.9gとを反
応させて、(S)−3−エトキシ−1−ブチン7.9g
を得た。 沸点(℃):78−84(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.19(1H,dq) 3.96−3.60(1H,m) 3.56−3.27(1H,m) 2.39(1H,d) 1.45(3H,d) 1.23(3H,t)
【0136】(工程3)(S)−トリ−n−ブチル−3
−エトキシ−1−ブチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.0gを用い、(S)−トリ−n−ブチ
ル−3−エトキシ−1−ブチニル錫19.8gを得た。 沸点(℃):101−111(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.16(1H,q) 3.94−3.64(1H,m) 3.60−3.24(1H,m) 1.76−1.14(21H,m) 1.07−0.60(12H,m)
−エトキシ−1−ブチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.0gを用い、(S)−トリ−n−ブチ
ル−3−エトキシ−1−ブチニル錫19.8gを得た。 沸点(℃):101−111(1mmHg;無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.16(1H,q) 3.94−3.64(1H,m) 3.60−3.24(1H,m) 1.76−1.14(21H,m) 1.07−0.60(12H,m)
【0137】(工程4)2,3−ビス((S)−3−エ
トキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物7.3gを用い、表題化合物1.41gを
得た。 融点(℃):76.4−77.0 IR(KBr,cm-1 :2977,2868,222
2,1339,1318,1195,1127,111
2,1075,767 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.17−7.93(2H,m) 7.93−7.66(2H,m) 4.51(2H,q) 4.19−3.78(2H,m) 3.78−3.36(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t) [α]25.5 D −148.5°(CHCl3 ,C=0.8
0)
トキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物7.3gを用い、表題化合物1.41gを
得た。 融点(℃):76.4−77.0 IR(KBr,cm-1 :2977,2868,222
2,1339,1318,1195,1127,111
2,1075,767 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.17−7.93(2H,m) 7.93−7.66(2H,m) 4.51(2H,q) 4.19−3.78(2H,m) 3.78−3.36(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t) [α]25.5 D −148.5°(CHCl3 ,C=0.8
0)
【0138】実施例15及び実施例16 2,3−ビス((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)
キノキサリン(実施例15)及び2−クロロ−3−
((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
(実施例16)の製造 (工程1)(R)−3−ブチン−2−オールの製造 スミス(Smith)らの方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J.Med.Chem)3
1巻、1558−1556頁、1988年)に従って、
3−ブチン−2−オール143.4gの光学分割を行
い、(R)−3−ブチン−2−オール14.9gを得
た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.71−4.35(1H,m) 2.45(1H,d) 1.88(1H,d) 1.48(3H,d)
キノキサリン(実施例15)及び2−クロロ−3−
((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
(実施例16)の製造 (工程1)(R)−3−ブチン−2−オールの製造 スミス(Smith)らの方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J.Med.Chem)3
1巻、1558−1556頁、1988年)に従って、
3−ブチン−2−オール143.4gの光学分割を行
い、(R)−3−ブチン−2−オール14.9gを得
た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.71−4.35(1H,m) 2.45(1H,d) 1.88(1H,d) 1.48(3H,d)
【0139】(工程2)(R)−3−エトキシ−1−ブ
チンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.0gとヨードエタン31.9gとを
反応させ、(R)−3−エトキシ−1−ブチン11.8
gを得た。 沸点(℃):76−84(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(1H,dq) 3.96−3.63(1H,m) 3.60−3.27(1H,m) 2.40(1H,d) 1.44(3H,d) 1.23(3H,t)
チンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.0gとヨードエタン31.9gとを
反応させ、(R)−3−エトキシ−1−ブチン11.8
gを得た。 沸点(℃):76−84(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.15(1H,dq) 3.96−3.63(1H,m) 3.60−3.27(1H,m) 2.40(1H,d) 1.44(3H,d) 1.23(3H,t)
【0140】(工程3)2,3−ビス((R)−3−エ
トキシ−1−ブチニル)キノキサリンおよび2−クロロ
−3−((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキ
サリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3.0g、トリエチルア
ミン120mL、ジメチルスルホキシド45mLを混合
し、これにヨウ化銅(I)57.3mg、Pd(PPh
3 )2 Cl2 296mgを加え窒素雰囲気下室温で10
分間攪拌した。反応混合物に、工程2で得られた化合物
3.7gを加え、室温で終夜攪拌した。さらに、外温3
0℃に加温して8時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去
し、残渣に酢酸エチル200mL、水200mL加え、
分液した。有機層を水100mLで2回、飽和食塩水1
00mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;酢酸エ
チル:ヘキサン=1:5)に供し、2,3−ビス
((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
2.5gおよび2−クロロ−3−((R)−3−エトキ
シ−1−ブチニル)キノキサリン1.73gを得た。
(1)2,3−ビス((R)−3−エトキシ−1−ブチ
ニル)キノキサリン(実施例15) 融点(℃):75.6−76.6 IR(KBr,cm-1):2977,2867,222
3,1339,1318,1195,1127,111
2,1075,767 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.13−7.88(2H,m) 7.84−7.56(2H,m) 4.52(2H,q) 4.12−3.73(2H,m) 3.73−3.32(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t) [α]31 D +154.9°(CHCl3 ,C=1.0)
トキシ−1−ブチニル)キノキサリンおよび2−クロロ
−3−((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキ
サリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3.0g、トリエチルア
ミン120mL、ジメチルスルホキシド45mLを混合
し、これにヨウ化銅(I)57.3mg、Pd(PPh
3 )2 Cl2 296mgを加え窒素雰囲気下室温で10
分間攪拌した。反応混合物に、工程2で得られた化合物
3.7gを加え、室温で終夜攪拌した。さらに、外温3
0℃に加温して8時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去
し、残渣に酢酸エチル200mL、水200mL加え、
分液した。有機層を水100mLで2回、飽和食塩水1
00mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;酢酸エ
チル:ヘキサン=1:5)に供し、2,3−ビス
((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
2.5gおよび2−クロロ−3−((R)−3−エトキ
シ−1−ブチニル)キノキサリン1.73gを得た。
(1)2,3−ビス((R)−3−エトキシ−1−ブチ
ニル)キノキサリン(実施例15) 融点(℃):75.6−76.6 IR(KBr,cm-1):2977,2867,222
3,1339,1318,1195,1127,111
2,1075,767 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.13−7.88(2H,m) 7.84−7.56(2H,m) 4.52(2H,q) 4.12−3.73(2H,m) 3.73−3.32(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t) [α]31 D +154.9°(CHCl3 ,C=1.0)
【0141】(2)2−クロロ−3−((R)−3−エ
トキシ−1−ブチニル)キノキサリン (実施例16) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.21−7.96(2H,m) 7.96−7.68(2H,m) 4.53(1H,q) 4.20−3.81(1H,m) 3.81−3.42(1H,m) 1.63(3H,d) 1.30(3H,t)
トキシ−1−ブチニル)キノキサリン (実施例16) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.21−7.96(2H,m) 7.96−7.68(2H,m) 4.53(1H,q) 4.20−3.81(1H,m) 3.81−3.42(1H,m) 1.63(3H,d) 1.30(3H,t)
【0142】実施例17 2−((R)−3−エトキシ−1−ブチニル)−3−
((S)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
の製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例14の工程3で
得られた化合物3.36gと実施例16の化合物1.5
9gとを反応させ、表題化合物0.8gを得た。 IR(KBr,cm-1):2981,2868,222
1,1339,1194,1111,1073,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.17−7.95(2H,m) 7.90−7.65(2H,m) 4.52(2H,q) 4.18−3.78(2H,m) 3.78−3.37(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
((S)−3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン
の製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例14の工程3で
得られた化合物3.36gと実施例16の化合物1.5
9gとを反応させ、表題化合物0.8gを得た。 IR(KBr,cm-1):2981,2868,222
1,1339,1194,1111,1073,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.17−7.95(2H,m) 7.90−7.65(2H,m) 4.52(2H,q) 4.18−3.78(2H,m) 3.78−3.37(2H,m) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
【0143】実施例18 2,3−ビス((S)−3−(2−メトキシエトキシ)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(S)−1−ペンチン−3−オールの製造 実施例14の工程1と同様の方法に従って、1−ペンチ
ン−3−オール100gの光学分割を行い、(S)−1
−ペンチン−3−オール14.7gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.33(1H,dt) 2.46(1H,d) 1.89−1.52(2H,m) 1.03(3H,t)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(S)−1−ペンチン−3−オールの製造 実施例14の工程1と同様の方法に従って、1−ペンチ
ン−3−オール100gの光学分割を行い、(S)−1
−ペンチン−3−オール14.7gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.33(1H,dt) 2.46(1H,d) 1.89−1.52(2H,m) 1.03(3H,t)
【0144】(工程2)(S)−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.8gと2−クロロエチルメチルエー
テル15.5gを用い、(S)−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−ペンチン7.3gを得た。 沸点(℃):140−162(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 3.99−3.75(1H,m) 3.69−3.49(3H,m) 3.40(3H,s) 2.43(1H,d) 1.97−1.54(2H,m) 1.03(3H,t)
トキシ)−1−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.8gと2−クロロエチルメチルエー
テル15.5gを用い、(S)−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−ペンチン7.3gを得た。 沸点(℃):140−162(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 3.99−3.75(1H,m) 3.69−3.49(3H,m) 3.40(3H,s) 2.43(1H,d) 1.97−1.54(2H,m) 1.03(3H,t)
【0145】(工程3)(S)−トリ−n−ブチル−3
−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.2gを用い、(S)−トリ−n−ブチ
ル−3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫
16.6gを得た。 沸点(℃):138−143(0.5mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,t) 3.96−3.75(1H,m) 3.69−3.47(3H,m) 3.38(3H,s) 1.82−1.16(20H,m) 1.07−0.66(12H,m)
−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.2gを用い、(S)−トリ−n−ブチ
ル−3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫
16.6gを得た。 沸点(℃):138−143(0.5mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,t) 3.96−3.75(1H,m) 3.69−3.47(3H,m) 3.38(3H,s) 1.82−1.16(20H,m) 1.07−0.66(12H,m)
【0146】(工程4)2,3−ビス((S)−3−
(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物8.5gを用い、表題化合物2.39gを
得た。 IR(Neat,cm-1):2970,2929,28
77,2226,1338,1132,1109,10
90,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t) [α]24.5 D −106.5°(CHCl3 ,C=1.
0)
(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物8.5gを用い、表題化合物2.39gを
得た。 IR(Neat,cm-1):2970,2929,28
77,2226,1338,1132,1109,10
90,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t) [α]24.5 D −106.5°(CHCl3 ,C=1.
0)
【0147】実施例19 2,3−ビス((R)−3−(2−メトキシエトキシ)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(R)−1−ペンチン−3−オールの製造 実施例15の工程1と同様の方法に従って、1−ペンチ
ン−3−オール100gの光学分割を行い、(R)−1
−ペンチン−3−オール16.1gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.33(1H,dt) 2.44(1H,d) 1.93−1.52(2H,m) 1.02(3H,t)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(R)−1−ペンチン−3−オールの製造 実施例15の工程1と同様の方法に従って、1−ペンチ
ン−3−オール100gの光学分割を行い、(R)−1
−ペンチン−3−オール16.1gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.33(1H,dt) 2.44(1H,d) 1.93−1.52(2H,m) 1.02(3H,t)
【0148】(工程2)(R)−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物8.0gと2−ブロモエチルメチルエーテ
ル13.2gとを反応させ、(R)−3−(2−メトキ
シエトキシ)−1−ペンチン7.87gを得た。 沸点(℃):138−162(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 3.99−3.75(1H,m) 3.69−3.49(3H,m) 3.40(3H,s) 2.43(1H,d) 1.97−1.54(2H,m) 1.03(3H,t) [α]31 D +74.0°(CHCl3 ,C=1.08)
トキシ)−1−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物8.0gと2−ブロモエチルメチルエーテ
ル13.2gとを反応させ、(R)−3−(2−メトキ
シエトキシ)−1−ペンチン7.87gを得た。 沸点(℃):138−162(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 3.99−3.75(1H,m) 3.69−3.49(3H,m) 3.40(3H,s) 2.43(1H,d) 1.97−1.54(2H,m) 1.03(3H,t) [α]31 D +74.0°(CHCl3 ,C=1.08)
【0149】(工程3)(R)−トリ−n−ブチル−3
−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.5gを用い、(R)−トリ−n−ブチ
ル−3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫
16.39gを得た。 沸点(℃):125−140(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,t) 3.99−3.81(1H,m) 3.71−3.45(3H,m) 3.38(3H,s) 1.93−1.20(20H,m) 1.11−0.60(12H,m)
−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.5gを用い、(R)−トリ−n−ブチ
ル−3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫
16.39gを得た。 沸点(℃):125−140(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,t) 3.99−3.81(1H,m) 3.71−3.45(3H,m) 3.38(3H,s) 1.93−1.20(20H,m) 1.11−0.60(12H,m)
【0150】(工程4)2,3−ビス((R)−3−
(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物3.52gを用い、表題化合物0.64g
を得た。 IR(Neat,cm-1):2970,2926,28
75,2224,1338,1130,1109,10
84,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t) [α]29 D +104.6°(CHCl3 ,C=0.8
2)
(2−メトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程3で得
られた化合物3.52gを用い、表題化合物0.64g
を得た。 IR(Neat,cm-1):2970,2926,28
75,2224,1338,1130,1109,10
84,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t) [α]29 D +104.6°(CHCl3 ,C=0.8
2)
【0151】実施例20 2−クロロ−3−((S)−3−(2−メトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例3と同様の方法に従って、実施例18の工程3で
得られた化合物3.25gと2、3−ジクロロキノキサ
リン1.5gを用いて、表題化合物2gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.14−7.95(2H,m) 7.89−7.69(2H,m) 4.42(1H,t) 4.20−3.92(1H,m) 3.86−3.54(3H,m) 3.42(3H,s) 2.10−1.80(2H,m) 1.14(3H,t)
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例3と同様の方法に従って、実施例18の工程3で
得られた化合物3.25gと2、3−ジクロロキノキサ
リン1.5gを用いて、表題化合物2gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.14−7.95(2H,m) 7.89−7.69(2H,m) 4.42(1H,t) 4.20−3.92(1H,m) 3.86−3.54(3H,m) 3.42(3H,s) 2.10−1.80(2H,m) 1.14(3H,t)
【0152】実施例21 2−((R)−3−(2−メトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル)−3−((S)−3−(2−メトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例20で得られた
化合物1.9gと実施例19の工程3で得られた化合物
3.2gを用いて、表題化合物0.99gを得た。 IR(Neat,cm-1):2972,2931,28
77,2226,1338,1132,1107,10
90,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t)
ンチニル)−3−((S)−3−(2−メトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例20で得られた
化合物1.9gと実施例19の工程3で得られた化合物
3.2gを用いて、表題化合物0.99gを得た。 IR(Neat,cm-1):2972,2931,28
77,2226,1338,1132,1107,10
90,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.10−7.92(2H,m) 7.83−7.65(2H,m) 4.40(2H,t) 4.14−3.84(2H,m) 3.84−3.48(6H,m) 3.40(6H,s) 2.10−1.74(4H,m) 1.13(6H,t)
【0153】実施例22 2,3−ビス((S)−3−(2−エトキシエトキシ)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(S)−3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、実施例18
の工程1で得られた化合物8.1gと2−ブロモエチル
エチルエーテル16.2gとを反応させ、(S)−3−
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチン11.0gを
得た。 沸点(℃):134−170(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 4.00−3.77(1H,m) 3.71−3.54(3H,m) 3.54(2H,q) 2.41(1H,d) 1.93−1.59(2H,m) 1.21(3H,t) 1.00(3H,t) [α]25 D −65.1°(CHCl3 ,C=1.96)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(S)−3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、実施例18
の工程1で得られた化合物8.1gと2−ブロモエチル
エチルエーテル16.2gとを反応させ、(S)−3−
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチン11.0gを
得た。 沸点(℃):134−170(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,dt) 4.00−3.77(1H,m) 3.71−3.54(3H,m) 3.54(2H,q) 2.41(1H,d) 1.93−1.59(2H,m) 1.21(3H,t) 1.00(3H,t) [α]25 D −65.1°(CHCl3 ,C=1.96)
【0154】(工程2)(S)−トリ−n−ブチル−3
−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物11.0gを用い、(S)−トリ−n−ブ
チル−3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル
錫25.0gを得た。 沸点(℃):131−145(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,t) 3.99−3.81(1H,m) 3.77−3.56(3H,m) 3.54(2H,q) 1.97−0.60(35H,m)
−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物11.0gを用い、(S)−トリ−n−ブ
チル−3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル
錫25.0gを得た。 沸点(℃):131−145(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,t) 3.99−3.81(1H,m) 3.77−3.56(3H,m) 3.54(2H,q) 1.97−0.60(35H,m)
【0155】(工程3)2,3−ビス((S)−3−
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物8.5gを用い、表題化合物2.39gを
得た。 IR(Neat,cm-1 :2974,2933,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1107,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.08−8.02(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.07−3.97(2H,m) 3.75−3.62(6H,m) 3.56(4H,q) 2.00−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29.5 D −105.2°(CHCl3 ,C=1.0
3)
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物8.5gを用い、表題化合物2.39gを
得た。 IR(Neat,cm-1 :2974,2933,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1107,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.08−8.02(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.07−3.97(2H,m) 3.75−3.62(6H,m) 3.56(4H,q) 2.00−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29.5 D −105.2°(CHCl3 ,C=1.0
3)
【0156】実施例23 2,3−ビス((R)−3−(2−エトキシエトキシ)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(R)−3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、実施例19
の工程1で得られた化合物7.9gと2−ブロモエチル
エチルエーテル15.8gを用い、(R)−3−(2−
エトキシエトキシ)−1−ペンチン10.8gを得た。 沸点(℃):150−170(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,dt) 4.01−3.79(1H,m) 3.73−3.51(3H,m) 3.54(2H,q) 2.41(1H,d) 1.95−1.59(2H,m) 1.21(3H,t) 1.00(3H,t) [α]26 D +65.2°(CHCl3 ,C=0.92)
−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 (工程1)(R)−3−(2−エトキシエトキシ)−1
−ペンチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、実施例19
の工程1で得られた化合物7.9gと2−ブロモエチル
エチルエーテル15.8gを用い、(R)−3−(2−
エトキシエトキシ)−1−ペンチン10.8gを得た。 沸点(℃):150−170(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.03(1H,dt) 4.01−3.79(1H,m) 3.73−3.51(3H,m) 3.54(2H,q) 2.41(1H,d) 1.95−1.59(2H,m) 1.21(3H,t) 1.00(3H,t) [α]26 D +65.2°(CHCl3 ,C=0.92)
【0157】(工程2)(R)−トリ−n−ブチル−3
−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物10.8gを用い、(R)−トリ−n−ブ
チル−3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル
錫24.67gを得た。 沸点(℃):125−140(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,t) 3.99−3.79(1H,m) 3.75−3.54(3H,m) 3.54(2H,q) 2.01−0.60(35H,m)
−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル錫の製造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物10.8gを用い、(R)−トリ−n−ブ
チル−3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル
錫24.67gを得た。 沸点(℃):125−140(0.15mmHg;無色
油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 4.04(1H,t) 3.99−3.79(1H,m) 3.75−3.54(3H,m) 3.54(2H,q) 2.01−0.60(35H,m)
【0158】(工程3)2,3−ビス((R)−3−
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物3.9gを用い、表題化合物1.09gを
得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2931,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1109,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.06−8.03(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.08−3.97(2H,m) 3.75−3.62(6H,m) 3.56(4H,q) 2.02−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29 D +101.8°(CHCl3 ,C=1.0
4)
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物3.9gを用い、表題化合物1.09gを
得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2931,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1109,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.06−8.03(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.08−3.97(2H,m) 3.75−3.62(6H,m) 3.56(4H,q) 2.02−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29 D +101.8°(CHCl3 ,C=1.0
4)
【0159】実施例24 2−クロロ−3−((R)−3−(2−エトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例3と同様の方法に従って、実施例23の工程2で
得られた化合物2.46gと2,3−ジクロロキノキサ
リン1gを用いて、表題化合物0.93gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.14−7.93(2H,m) 7.89−7.67(2H,m) 4.42(1H,t) 4.20−3.90(1H,m) 3.86−3.60(3H,m) 3.57(2H,q) 2.14−1.76(2H,m) 1.22(3H,t) 1.13(3H,t) [α]27 D +59.1°(CHCl3 ,C=0.92)
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例3と同様の方法に従って、実施例23の工程2で
得られた化合物2.46gと2,3−ジクロロキノキサ
リン1gを用いて、表題化合物0.93gを得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.14−7.93(2H,m) 7.89−7.67(2H,m) 4.42(1H,t) 4.20−3.90(1H,m) 3.86−3.60(3H,m) 3.57(2H,q) 2.14−1.76(2H,m) 1.22(3H,t) 1.13(3H,t) [α]27 D +59.1°(CHCl3 ,C=0.92)
【0160】実施例25 2−((R)−3−(2−エトキシエトキシ)−1−ペ
ンチニル)−3−((S)−3−(2−エトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例24で得られた
化合物2gと実施例22の工程2で得られた化合物3.
35gを用いて、表題化合物2.17gを得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2933,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1109,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.08−8.01(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.08−3.97(2H,m) 3.75−3.61(6H,m) 3.56(4H,q) 2.00−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t)
ンチニル)−3−((S)−3−(2−エトキシエトキ
シ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例4と同様の方法に従って、実施例24で得られた
化合物2gと実施例22の工程2で得られた化合物3.
35gを用いて、表題化合物2.17gを得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2933,28
72,2226,1475,1460,1394,13
38,1211,1190,1109,766 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.08−8.01(2H,m) 7.80−7.74(2H,m) 4.41(2H,t) 4.08−3.97(2H,m) 3.75−3.61(6H,m) 3.56(4H,q) 2.00−1.87(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t)
【0161】実施例26 2,3−ビス(2−(1−メトキシシクロペンチル)エ
チニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ビス(2−(1−ヒドロキシシクロ
ペンチル)エチニル)キノキサリン製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.2gをジメチルスル
ホキシド18mLに溶解し、ヨウ化銅92mg、ジクロ
ロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
338mg、1−エチニルシクロペンタノール2.07
mLを加えた。トリエチルアミン48mLを加え、アル
ゴン置換し、室温で17時間攪拌した。トリエチルアミ
ンを減圧留去し、氷水100mLに注いだ。析出物を濾
取し、水50mLで洗浄した。濾過物を酢酸エチル20
0mLに溶かし、水50mLを加えた。不溶物を濾去
し、濾液を分液した。有機層を飽和食塩水50mLで洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。残渣をアルミナカラム(溶離液;
ヘキサン/酢酸エチル)、シリカゲルカラム(溶離液;
4%メタノール−ジクロロメタン)で精製し、2,3−
ビス(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニ
ル)キノキサリン1.50gを得た。 融点(℃):158.2−158.7 IR(KBr,cm-1);3408,3282,297
0,2872,2222,1398,1342,122
1,999,762 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);8.
04−7.86(2H,m),7.78−7.60(2
H,m),2.79(2H,br.s),2.28−
1.62(16H,m)
チニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ビス(2−(1−ヒドロキシシクロ
ペンチル)エチニル)キノキサリン製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.2gをジメチルスル
ホキシド18mLに溶解し、ヨウ化銅92mg、ジクロ
ロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
338mg、1−エチニルシクロペンタノール2.07
mLを加えた。トリエチルアミン48mLを加え、アル
ゴン置換し、室温で17時間攪拌した。トリエチルアミ
ンを減圧留去し、氷水100mLに注いだ。析出物を濾
取し、水50mLで洗浄した。濾過物を酢酸エチル20
0mLに溶かし、水50mLを加えた。不溶物を濾去
し、濾液を分液した。有機層を飽和食塩水50mLで洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。残渣をアルミナカラム(溶離液;
ヘキサン/酢酸エチル)、シリカゲルカラム(溶離液;
4%メタノール−ジクロロメタン)で精製し、2,3−
ビス(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニ
ル)キノキサリン1.50gを得た。 融点(℃):158.2−158.7 IR(KBr,cm-1);3408,3282,297
0,2872,2222,1398,1342,122
1,999,762 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);8.
04−7.86(2H,m),7.78−7.60(2
H,m),2.79(2H,br.s),2.28−
1.62(16H,m)
【0162】(工程2)2,3−ビス(2−(1−メト
キシシクロペンチル)エチニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物650mgをジメチルスルホキ
シド7.2mLに溶かした。水酸化カリウム(85%)
270mgを加えた後、ヨードメタン0.35mLを室
温で加えた。アルゴン置換下、外温40℃で7.5時間
攪拌した。水100mLに反応液を注ぎ、酢酸エチル1
00mLで抽出した。有機層を水20mLで2回、飽和
食塩水20mLで1回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカ
ラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題
化合物420mgを得た。 IR(Neat,cm-1);2970,2943,28
73,2226,1342,1223,1130,11
17,1074,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.47(6H,s),2.25−1.
62(16H,m)
キシシクロペンチル)エチニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物650mgをジメチルスルホキ
シド7.2mLに溶かした。水酸化カリウム(85%)
270mgを加えた後、ヨードメタン0.35mLを室
温で加えた。アルゴン置換下、外温40℃で7.5時間
攪拌した。水100mLに反応液を注ぎ、酢酸エチル1
00mLで抽出した。有機層を水20mLで2回、飽和
食塩水20mLで1回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。シリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカ
ラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題
化合物420mgを得た。 IR(Neat,cm-1);2970,2943,28
73,2226,1342,1223,1130,11
17,1074,764 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.47(6H,s),2.25−1.
62(16H,m)
【0163】実施例27 2,3−ビス−(2−(1−(2−メトキシエトキシ)
シクロブチル)エチニル)キノキサリンの製造 (工程1)1−エチニルシクロブタノールの製造 臭化エチニルマグネシウム(0.5M−THF溶液)2
44mLにシクロブタノン8.26gを加え、4.5時
間還流させた。放冷後、飽和塩化アンモニウム水溶液3
00mLを加え分液した。水層をテトラヒドロフラン2
00mLで抽出後、有機層を合せ、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、テトラヒドロフランを常
圧で留去した。残渣を減圧蒸留し、1−エチニルシクロ
ブタノール7.98gを得た。 沸点(℃):75−86(50mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);2.
53(1H,s),2.64−2.04(4H,m),
2.00−1.56(2H,m)
シクロブチル)エチニル)キノキサリンの製造 (工程1)1−エチニルシクロブタノールの製造 臭化エチニルマグネシウム(0.5M−THF溶液)2
44mLにシクロブタノン8.26gを加え、4.5時
間還流させた。放冷後、飽和塩化アンモニウム水溶液3
00mLを加え分液した。水層をテトラヒドロフラン2
00mLで抽出後、有機層を合せ、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤を濾去し、テトラヒドロフランを常
圧で留去した。残渣を減圧蒸留し、1−エチニルシクロ
ブタノール7.98gを得た。 沸点(℃):75−86(50mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);2.
53(1H,s),2.64−2.04(4H,m),
2.00−1.56(2H,m)
【0164】(工程2)1−エチニル−1−(2−メト
キシエトキシ)シクロブタンの製造 工程1で得られた化合物4.0gをジメチルスルホキシ
ド8mLに溶解した。KOH(85%)3.02gを加
えた後、2−ブロモエチルメチルエーテル4.7mLを
加えた。室温で2時間攪拌した後、外温40℃で2時間
加熱攪拌した。氷水60mLを加え、有機層を分離し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を減圧蒸留し、1−エチニル−1−(2−メトキシエト
キシ)シクロブタン4.65gを得た。 沸点(℃):80−88(23mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
70−3.42(4H,m),3.39(3H,s),
2.50(1H,s),2.43−2.10(4H,
m),2.04−1.68(2H,m)
キシエトキシ)シクロブタンの製造 工程1で得られた化合物4.0gをジメチルスルホキシ
ド8mLに溶解した。KOH(85%)3.02gを加
えた後、2−ブロモエチルメチルエーテル4.7mLを
加えた。室温で2時間攪拌した後、外温40℃で2時間
加熱攪拌した。氷水60mLを加え、有機層を分離し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液
を減圧蒸留し、1−エチニル−1−(2−メトキシエト
キシ)シクロブタン4.65gを得た。 沸点(℃):80−88(23mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
70−3.42(4H,m),3.39(3H,s),
2.50(1H,s),2.43−2.10(4H,
m),2.04−1.68(2H,m)
【0165】(工程3)トリ−n−ブチル−2−(1−
(2−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル錫の
製造 工程2で得られた化合物4.65gを無水エーテル45
mLに溶かした。アルゴン置換下、−60℃以下でn−
ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)18.9mL
を滴下した。同温で20分攪拌後、0℃まで昇温した。
再び−60℃まで冷却し、塩化トリ−n−ブチル錫8.
2mLの無水エーテル33mL溶液を−60℃以下で滴
下した。室温で18時間攪拌後、氷水50mL、エーテ
ル100mLを加えて分液した。有機層を水30mLで
2回、飽和食塩水30mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。減圧
蒸留し、トリ−n−ブチル−2−(1−(2−メトキシ
エトキシ)シクロブチル)エチニル錫11.3gを得
た。 沸点(℃):143−155(0.2mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
72−3.44(4H,m),3.38(3H,s),
2.40−2.10(4H,m),2.04−0.72
(29H,m)
(2−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル錫の
製造 工程2で得られた化合物4.65gを無水エーテル45
mLに溶かした。アルゴン置換下、−60℃以下でn−
ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)18.9mL
を滴下した。同温で20分攪拌後、0℃まで昇温した。
再び−60℃まで冷却し、塩化トリ−n−ブチル錫8.
2mLの無水エーテル33mL溶液を−60℃以下で滴
下した。室温で18時間攪拌後、氷水50mL、エーテ
ル100mLを加えて分液した。有機層を水30mLで
2回、飽和食塩水30mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。減圧
蒸留し、トリ−n−ブチル−2−(1−(2−メトキシ
エトキシ)シクロブチル)エチニル錫11.3gを得
た。 沸点(℃):143−155(0.2mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
72−3.44(4H,m),3.38(3H,s),
2.40−2.10(4H,m),2.04−0.72
(29H,m)
【0166】(工程4)2,3−ビス(2−(1−(2
−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル)キノキ
サリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.0gと工程3で得ら
れた化合物5.57gを無水1,4−ジオキサン25m
Lに溶かした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)465mgを加え、アルゴン置換下、
9.5時間還流した。氷水60mL、エーテル120m
L、飽和フッ化カリウム60mLを加え、激しく攪拌し
た。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有機層を水50
mL、飽和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)、アルミナカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、表題化合物1.93gを得た。 IR(Neat,cm-1);2989,2943,28
75,2220,1340,1248,1126,76
6 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.13−7.89(2H,m),7.86−7.62
(2H,m),3.84−3.66(4H,m),3.
66−3.48(4H,m),3.40(6H,s),
2.70−2.19(8H,m),2.13−1.74
(4H,m)
−メトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル)キノキ
サリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン1.0gと工程3で得ら
れた化合物5.57gを無水1,4−ジオキサン25m
Lに溶かした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)465mgを加え、アルゴン置換下、
9.5時間還流した。氷水60mL、エーテル120m
L、飽和フッ化カリウム60mLを加え、激しく攪拌し
た。不溶物を濾去し、濾液を分液した。有機層を水50
mL、飽和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)、アルミナカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、表題化合物1.93gを得た。 IR(Neat,cm-1);2989,2943,28
75,2220,1340,1248,1126,76
6 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.13−7.89(2H,m),7.86−7.62
(2H,m),3.84−3.66(4H,m),3.
66−3.48(4H,m),3.40(6H,s),
2.70−2.19(8H,m),2.13−1.74
(4H,m)
【0167】実施例28 2,3−ビス(2−(1−(2−エトキシエトキシ)シ
クロブチル)エチニル)キノキサリンの製造 (工程1)1−エチニル−1−(2−エトキシエトキ
シ)シクロブタンの製造 実施例27の工程2と同様の方法に従って、実施例27
の工程1で得られた化合物4.0gと2−ブロモエチル
エチルエーテル6.11mLとを反応させ、1−エチニ
ル−1−(2−エトキシエトキシ)シクロブタン6.8
gを得た。 沸点(℃):90−103(18mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
61(4H,s),3.54(2H,q),2.49
(1H,s),2.46−2.16(4H,m),2.
04−1.71(2H,m),1.21(3H,t)
クロブチル)エチニル)キノキサリンの製造 (工程1)1−エチニル−1−(2−エトキシエトキ
シ)シクロブタンの製造 実施例27の工程2と同様の方法に従って、実施例27
の工程1で得られた化合物4.0gと2−ブロモエチル
エチルエーテル6.11mLとを反応させ、1−エチニ
ル−1−(2−エトキシエトキシ)シクロブタン6.8
gを得た。 沸点(℃):90−103(18mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
61(4H,s),3.54(2H,q),2.49
(1H,s),2.46−2.16(4H,m),2.
04−1.71(2H,m),1.21(3H,t)
【0168】(工程2)トリ−n−ブチル−2−(1−
(2−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル錫の
製造 実施例27の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物6.8gを用い、トリ−n−ブチル−2−
(1−(2−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニ
ル錫15.2gを得た。 沸点(℃):145−161(0.2mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
62(4H,s),3.54(2H,q),2.40−
2.07(4H,m),2.07−0.69(32H,
m)
(2−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル錫の
製造 実施例27の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物6.8gを用い、トリ−n−ブチル−2−
(1−(2−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニ
ル錫15.2gを得た。 沸点(℃):145−161(0.2mmHg) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm);3.
62(4H,s),3.54(2H,q),2.40−
2.07(4H,m),2.07−0.69(32H,
m)
【0169】(工程3)2,3−ビス(2−(1−(2
−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル)キノキ
サリンの製造 実施例27の工程4と同様の方法に従って、2,3−ジ
クロロキノキサリン1.0gと工程2で得られた化合物
4.59gを反応させ、表題化合物1.98gを得た。 IR(Neat,cm-1);2976,2943,28
70,2222,1394,1340,1248,11
22,1068,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.81−3.45(8H,m),3.
56(4H,q),2.70−2.13(8H,m),
2.13−1.62(4H,m),1.21(6H,
t)
−エトキシエトキシ)シクロブチル)エチニル)キノキ
サリンの製造 実施例27の工程4と同様の方法に従って、2,3−ジ
クロロキノキサリン1.0gと工程2で得られた化合物
4.59gを反応させ、表題化合物1.98gを得た。 IR(Neat,cm-1);2976,2943,28
70,2222,1394,1340,1248,11
22,1068,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm) 8.10−7.89(2H,m),7.80−7.59
(2H,m),3.81−3.45(8H,m),3.
56(4H,q),2.70−2.13(8H,m),
2.13−1.62(4H,m),1.21(6H,
t)
【0170】実施例29 2−クロロ−3−(3−エトキシ−1−ブチニル)キノ
キサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3g、トリ−n−ブチル
−(3−エトキシ−1−ブチニル)錫5.83g、無水
1,4−ジオキサン76.5mL、Pd(PPh3 )4
697mgを加え、窒素雰囲気下4時間還流した。反
応混合物を氷水200mLに注ぎ、酢酸エチル400m
L、飽和フッ化カリウム水溶液200mLを加え、15
分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)
で精製し、表題化合物2.7gを得た。 融点(℃):49.3−50.4 IR(KBr,cm-1):2984,2891,222
5,1330,1113,1081,765 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.16−7.86(2H,m) 7.86−7.62(2H,m) 4.53(1H,q) 4.12−3.76(1H,m) 3.76−3.40(1H,m) 1.63(3H,d) 1.29(3H,t)
キサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3g、トリ−n−ブチル
−(3−エトキシ−1−ブチニル)錫5.83g、無水
1,4−ジオキサン76.5mL、Pd(PPh3 )4
697mgを加え、窒素雰囲気下4時間還流した。反
応混合物を氷水200mLに注ぎ、酢酸エチル400m
L、飽和フッ化カリウム水溶液200mLを加え、15
分激しく攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を分液した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾去し、溶媒を減圧下留去した。残渣
をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)
で精製し、表題化合物2.7gを得た。 融点(℃):49.3−50.4 IR(KBr,cm-1):2984,2891,222
5,1330,1113,1081,765 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.16−7.86(2H,m) 7.86−7.62(2H,m) 4.53(1H,q) 4.12−3.76(1H,m) 3.76−3.40(1H,m) 1.63(3H,d) 1.29(3H,t)
【0171】実施例30 2−t−ブチル−3−(3−(2−メトキシエトキシ)
−1−プロピニル)キノキサリンの製造 (工程1)2−t−ブチル−3,4−ジヒドロ−3−オ
キソキノキサリンの製造 イエーガー(Jaeger)らの方法(ジャーナル オ
ブ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.A
m.Chem.Soc.)717−732頁、1979
年)に従い合成したトリメチルピルビン酸4.14g、
o−フェニレンジアミン3.02gにエタノール83m
Lを加えた。窒素置換下、3時間還流した。反応液を濃
縮後、2−t−ブチル−3,4−ジヒドロ−3−オキソ
キノキサリン3.15gを得た。 融点(℃):204.1−206.8 IR(KBr,cm-1 :3007,2968,295
4,2893,2846,1649,1612,155
2,1080,752 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):1
1.75(1H,br.s),7.92−7.72(1
H,m),7.56−7.24(3H,m),1.53
(9H,s)
−1−プロピニル)キノキサリンの製造 (工程1)2−t−ブチル−3,4−ジヒドロ−3−オ
キソキノキサリンの製造 イエーガー(Jaeger)らの方法(ジャーナル オ
ブ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.A
m.Chem.Soc.)717−732頁、1979
年)に従い合成したトリメチルピルビン酸4.14g、
o−フェニレンジアミン3.02gにエタノール83m
Lを加えた。窒素置換下、3時間還流した。反応液を濃
縮後、2−t−ブチル−3,4−ジヒドロ−3−オキソ
キノキサリン3.15gを得た。 融点(℃):204.1−206.8 IR(KBr,cm-1 :3007,2968,295
4,2893,2846,1649,1612,155
2,1080,752 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):1
1.75(1H,br.s),7.92−7.72(1
H,m),7.56−7.24(3H,m),1.53
(9H,s)
【0172】(工程2)3−クロロ−2−t−ブチルキ
ノキサリンの製造 工程1で得られた化合物3.5gにオキシ塩化リン16
mLを加え、1.5時間還流した。反応液を氷水100
mLに注ぎ、酢酸エチル200mLで抽出した。有機層
を水50mL、飽和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ジクロロメタ
ン)で精製し、2−クロロ−3−t−ブチルキノキサリ
ン3.8gを得た。 融点(℃):36.7−37.2 IR(KBr,cm-1):2960,1560,139
6,1363,1292,1169,1103,102
2,1003,756,596 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
13−7.86(2H,m),7.83−7.62(2
H,m),1.62(9H,s)
ノキサリンの製造 工程1で得られた化合物3.5gにオキシ塩化リン16
mLを加え、1.5時間還流した。反応液を氷水100
mLに注ぎ、酢酸エチル200mLで抽出した。有機層
を水50mL、飽和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ジクロロメタ
ン)で精製し、2−クロロ−3−t−ブチルキノキサリ
ン3.8gを得た。 融点(℃):36.7−37.2 IR(KBr,cm-1):2960,1560,139
6,1363,1292,1169,1103,102
2,1003,756,596 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
13−7.86(2H,m),7.83−7.62(2
H,m),1.62(9H,s)
【0173】(工程3)2−t−ブチル−3−(3−
(2−メトキシエトキシ)−1−プロピニル)キノキサ
リンの製造 実施例4と同様の方法に従って、工程2で得られた化合
物1.0gとトリ−n−ブチル−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−プロピニル錫1.83gを用いて表題化
合物1.10gを得た。 IR(KBr,cm-1):2956,2929,287
2,2229,1475,1365,1352,133
3,1211,1142,1128,1101,108
4,762 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
10−7.86(2H,m),7.83−7.59(2
H,m),4.59(2H,s),3.93−3.72
(2H,m),3.72−3.51(2H,m),3.
42(3H,s),1.65(9H,s)
(2−メトキシエトキシ)−1−プロピニル)キノキサ
リンの製造 実施例4と同様の方法に従って、工程2で得られた化合
物1.0gとトリ−n−ブチル−3−(2−メトキシエ
トキシ)−1−プロピニル錫1.83gを用いて表題化
合物1.10gを得た。 IR(KBr,cm-1):2956,2929,287
2,2229,1475,1365,1352,133
3,1211,1142,1128,1101,108
4,762 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
10−7.86(2H,m),7.83−7.59(2
H,m),4.59(2H,s),3.93−3.72
(2H,m),3.72−3.51(2H,m),3.
42(3H,s),1.65(9H,s)
【0174】実施例31 2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチニル)−6−ヒ
ドロキシメチルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ヒドロキシメチルキ
ノキサリンの製造 特開昭57−98274号公報に従い合成した2,3−
ジクロロキノキサリン−6−カルボニルクロリド25.
3gを無水1,4−ジオキサン400mLに懸濁し、水
素化ほう素ナトリウム14.0gを加え、窒素雰囲気下
室温で10分攪拌後、氷冷下、水100mLを滴下し
た。1,4−ジオキサンを減圧留去し、残渣をシリカゲ
ルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、
2,3−ジクロロ−6−ヒドロキシメチルキノキサリン
8.75gを得た。 融点(℃):156.3−158.1 IR(KBr,cm-1):3385,3350,330
4,3255,3207,1676,1624,161
0,1408,1281,1269,1161,112
0,1009,856,598 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.10−7.76(3H,m),5.60(1H,
t),4.77(2H,d)
ドロキシメチルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ヒドロキシメチルキ
ノキサリンの製造 特開昭57−98274号公報に従い合成した2,3−
ジクロロキノキサリン−6−カルボニルクロリド25.
3gを無水1,4−ジオキサン400mLに懸濁し、水
素化ほう素ナトリウム14.0gを加え、窒素雰囲気下
室温で10分攪拌後、氷冷下、水100mLを滴下し
た。1,4−ジオキサンを減圧留去し、残渣をシリカゲ
ルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、
2,3−ジクロロ−6−ヒドロキシメチルキノキサリン
8.75gを得た。 融点(℃):156.3−158.1 IR(KBr,cm-1):3385,3350,330
4,3255,3207,1676,1624,161
0,1408,1281,1269,1161,112
0,1009,856,598 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.10−7.76(3H,m),5.60(1H,
t),4.77(2H,d)
【0175】(工程2)2,3−ビス(3−エトキシ−
1−ブチニル)−6−ヒドロキシメチルキノキサリンの
製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
た化合物3.0gと実施例10の工程2で得られた化合
物15.2gを用い、表題化合物2.25gを得た。 融点(℃):73.5−74.5 IR(KBr,cm-1 :3340,2980,293
3,2868,2220,1443,1369,134
4,1323,1190,1153,1109,107
0,1043,825 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
02(1H,d),7.97(1H,d),7.74
(1H,dd),4.93(2H,d),4.51(2
H,q),4.16−3.79(2H,m),3.73
−3.36(2H,m),1.62(6H,d),1.
28(6H,t)
1−ブチニル)−6−ヒドロキシメチルキノキサリンの
製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
た化合物3.0gと実施例10の工程2で得られた化合
物15.2gを用い、表題化合物2.25gを得た。 融点(℃):73.5−74.5 IR(KBr,cm-1 :3340,2980,293
3,2868,2220,1443,1369,134
4,1323,1190,1153,1109,107
0,1043,825 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
02(1H,d),7.97(1H,d),7.74
(1H,dd),4.93(2H,d),4.51(2
H,q),4.16−3.79(2H,m),3.73
−3.36(2H,m),1.62(6H,d),1.
28(6H,t)
【0176】実施例32 2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチニル)−6−メ
トキシメチルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−メトキシメチルキノ
キサリンの製造 実施例31の工程1で得た化合物3.0gを無水1,4
−ジオキサン50mLに溶解し、トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオロボレート2.9gを加え、窒素雰囲気
下室温で4時間攪拌した。トリメチルオキソニウムテト
ラフルオロボレート1.0gを追加し、40℃で2時間
攪拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2,3−
ジクロロ−6−メトキシメチルキノキサリン0.92g
を得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.00(1H,d) 7.96(1H,s) 7.77(1H,dd) 4.67(2H,s) 3.47(3H,s)
トキシメチルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−メトキシメチルキノ
キサリンの製造 実施例31の工程1で得た化合物3.0gを無水1,4
−ジオキサン50mLに溶解し、トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオロボレート2.9gを加え、窒素雰囲気
下室温で4時間攪拌した。トリメチルオキソニウムテト
ラフルオロボレート1.0gを追加し、40℃で2時間
攪拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2,3−
ジクロロ−6−メトキシメチルキノキサリン0.92g
を得た。 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.00(1H,d) 7.96(1H,s) 7.77(1H,dd) 4.67(2H,s) 3.47(3H,s)
【0177】(工程2)2,3−ビス(3−エトキシ−
1−ブチニル)−6−メトキシメチルキノキサリンの製
造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物890mgと実施例10の工程2で得られ
た化合物3.9gとを反応させ、表題化合物720mg
を得た。 IR(KBr,cm-1):2981,2935,289
3,2872,2224,1622,1444,140
2,1383,1369,1342,1196,115
9,1109,1074,831 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.02(1H,d) 7.97(1H,d) 7.76(1H,dd) 4.66(2H,s) 4.51(2H,q) 4.14−3.79(2H,m) 3.73−3.39(2H,m) 3.46(3H,s) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
1−ブチニル)−6−メトキシメチルキノキサリンの製
造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物890mgと実施例10の工程2で得られ
た化合物3.9gとを反応させ、表題化合物720mg
を得た。 IR(KBr,cm-1):2981,2935,289
3,2872,2224,1622,1444,140
2,1383,1369,1342,1196,115
9,1109,1074,831 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.02(1H,d) 7.97(1H,d) 7.76(1H,dd) 4.66(2H,s) 4.51(2H,q) 4.14−3.79(2H,m) 3.73−3.39(2H,m) 3.46(3H,s) 1.62(6H,d) 1.28(6H,t)
【0178】実施例33 6−アセチル−2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチ
ニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ビス(エトキシカル
ボニル)アセチルキノキサリンの製造 チャップマン(Chapman)らの方法(ジャーナル
オブ ケミカル ソサイエティー(J.Chem.S
oc.)(C)2747−2751頁,1968年)に
より調製したマロン酸ジエチルマグネシウム19.6g
溶液に、特開昭57−98274号公報、実施例1に従
い合成した2,3−ジクロロキノキサリン−6−カルボ
ニルクロリド25.4gのテトラヒドロフラン49.1
mL溶液を、氷水冷下で加えた。同温にて、1.5時間
攪拌した。氷水500mL、酢酸エチル1.5Lを加え
た。10%−硫酸200mLを加え、有機層を分離後、
水層を酢酸エチル300mLで抽出した。有機層を合わ
せ、水200mL、飽和食塩水100mLで2回洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、
濾液を濃縮した。残渣をエーテルに分散後、ヘキサンを
加えて濾取、風乾し、2,3−ジクロロ−6−ビス(エ
トキシカルボニル)アセチルキノキサリン28.5gを
得た。 融点(℃):102.1−103.1 IR(KBr,cm-1):1741,1686,136
9,1308,1286,1269,1234,117
8,1161,1151,1140,1119,109
9,1001,854,627 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.50(1H,d) 8.35(1H,dd) 8.11(1H,d) 5.37(1H,s) 4.30(4H,q) 1.28(6H,t)
ニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ビス(エトキシカル
ボニル)アセチルキノキサリンの製造 チャップマン(Chapman)らの方法(ジャーナル
オブ ケミカル ソサイエティー(J.Chem.S
oc.)(C)2747−2751頁,1968年)に
より調製したマロン酸ジエチルマグネシウム19.6g
溶液に、特開昭57−98274号公報、実施例1に従
い合成した2,3−ジクロロキノキサリン−6−カルボ
ニルクロリド25.4gのテトラヒドロフラン49.1
mL溶液を、氷水冷下で加えた。同温にて、1.5時間
攪拌した。氷水500mL、酢酸エチル1.5Lを加え
た。10%−硫酸200mLを加え、有機層を分離後、
水層を酢酸エチル300mLで抽出した。有機層を合わ
せ、水200mL、飽和食塩水100mLで2回洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、
濾液を濃縮した。残渣をエーテルに分散後、ヘキサンを
加えて濾取、風乾し、2,3−ジクロロ−6−ビス(エ
トキシカルボニル)アセチルキノキサリン28.5gを
得た。 融点(℃):102.1−103.1 IR(KBr,cm-1):1741,1686,136
9,1308,1286,1269,1234,117
8,1161,1151,1140,1119,109
9,1001,854,627 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.50(1H,d) 8.35(1H,dd) 8.11(1H,d) 5.37(1H,s) 4.30(4H,q) 1.28(6H,t)
【0179】(工程2)6−アセチル−2,3−ジクロ
ロキノキサリンの製造 工程1で得られた化合物2.0gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド4.7mLに溶かした。塩化ナトリウム0.
61g、水0.37mLを加えた。窒素置換下、140
℃で2時間攪拌した。反応液を氷水50mLに注ぎ、酢
酸エチル200mLで抽出した。有機層を、水25mL
で3回、飽和食塩水25mLで洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残
渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、6−アセチル−2,3−ジクロロキノキ
サリン0.67gを得た。 融点(℃):135.4−137.7 IR(KBr,cm-1):1684,1365,129
2,1269,1265,1151,1120,99
9,841,638,617 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.58(1H,d) 8.37(1H,dd) 8.09(1H,d) 2.76(3H,s)
ロキノキサリンの製造 工程1で得られた化合物2.0gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド4.7mLに溶かした。塩化ナトリウム0.
61g、水0.37mLを加えた。窒素置換下、140
℃で2時間攪拌した。反応液を氷水50mLに注ぎ、酢
酸エチル200mLで抽出した。有機層を、水25mL
で3回、飽和食塩水25mLで洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残
渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製し、6−アセチル−2,3−ジクロロキノキ
サリン0.67gを得た。 融点(℃):135.4−137.7 IR(KBr,cm-1):1684,1365,129
2,1269,1265,1151,1120,99
9,841,638,617 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.58(1H,d) 8.37(1H,dd) 8.09(1H,d) 2.76(3H,s)
【0180】(工程3)6−アセチル−2,3−ビス
(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物2.0gと実施例10の工程2で得られた
化合物8.99gを反応させ、表題化合物2.19gを
得た。 融点(℃):70.8−72.8 IR(KBr,cm-1):2980,2864,222
2,1689,1363,1340,1300,119
4,1151,1107,1072,845 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.59(1H,d) 8.32(1H,dd) 8.07(1H,d) 4.52(2H,q) 4.17−3.78(2H,m) 3.78−3.39(2H,m) 2.74(3H,s) 1.63(6H,d) 1.28(6H,t)
(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物2.0gと実施例10の工程2で得られた
化合物8.99gを反応させ、表題化合物2.19gを
得た。 融点(℃):70.8−72.8 IR(KBr,cm-1):2980,2864,222
2,1689,1363,1340,1300,119
4,1151,1107,1072,845 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.59(1H,d) 8.32(1H,dd) 8.07(1H,d) 4.52(2H,q) 4.17−3.78(2H,m) 3.78−3.39(2H,m) 2.74(3H,s) 1.63(6H,d) 1.28(6H,t)
【0181】実施例34 6−ビス(エトキシカルボニル)アセチル−2,3−ビ
ス(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例33の工程1で得られた化合物3.5g、3−エ
トキシ−1−ブチン2.55g、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)510mg、ヨ
ウ化銅140mgにジメチルスルホキシド27mLを加
えた。トリエチルアミン73mLを加え、窒素で置換し
た後、室温で6時間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を
氷水冷下3N−塩酸200mLに注ぎ、酢酸エチル50
0mLで抽出した。有機層を水100mLで2回、飽和
食塩水100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製
し、エーテル−ヘキサンで結晶化した。濾取、風乾し、
表題化合物820mgを得た。 融点(℃):63.2−64.0 IR(KBr,cm-1):2980,2222,174
1,1726,1689,1340,1321,130
6,1174,1144,1115 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
50(1H,d),8.31(1H,dd),8.11
(1H,d),5.39(1H,s),4.53(2
H,q),4.29(4H,q),4.20−3.78
(2H,m),3.78−3.36(2H,m),1.
63(6H,d),1.28(12H,t)
ス(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例33の工程1で得られた化合物3.5g、3−エ
トキシ−1−ブチン2.55g、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)510mg、ヨ
ウ化銅140mgにジメチルスルホキシド27mLを加
えた。トリエチルアミン73mLを加え、窒素で置換し
た後、室温で6時間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣を
氷水冷下3N−塩酸200mLに注ぎ、酢酸エチル50
0mLで抽出した。有機層を水100mLで2回、飽和
食塩水100mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製
し、エーテル−ヘキサンで結晶化した。濾取、風乾し、
表題化合物820mgを得た。 融点(℃):63.2−64.0 IR(KBr,cm-1):2980,2222,174
1,1726,1689,1340,1321,130
6,1174,1144,1115 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
50(1H,d),8.31(1H,dd),8.11
(1H,d),5.39(1H,s),4.53(2
H,q),4.29(4H,q),4.20−3.78
(2H,m),3.78−3.36(2H,m),1.
63(6H,d),1.28(12H,t)
【0182】実施例35 2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチニル)−6−ホ
ルミルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ホルミルキノキサリ
ンの合成 実施例31の工程1で得た化合物46gをジクロロメタ
ン160mL、ジメチルホルムアミド160mLの混液
に溶解し、二酸化マンガン126gを加え、室温で16
時間攪拌した。不溶物を濾去し、不溶物を酢酸エチルで
洗浄した。濾液と洗液を合わせ、水を加え分液した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去
した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/ジ
クロロメタン)で精製し、2,3−ジクロロ−6−ホル
ミルキノキサリン7.3gを得た。 融点(℃):171.5−174.0 IR(KBr,cm-1):1701,1267,112
2,1007,851,843,783 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 10.3 (1H,s) 8.51(1H,d) 8.31(1H,dd) 8.14(1H,d)
ルミルキノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジクロロ−6−ホルミルキノキサリ
ンの合成 実施例31の工程1で得た化合物46gをジクロロメタ
ン160mL、ジメチルホルムアミド160mLの混液
に溶解し、二酸化マンガン126gを加え、室温で16
時間攪拌した。不溶物を濾去し、不溶物を酢酸エチルで
洗浄した。濾液と洗液を合わせ、水を加え分液した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去
した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/ジ
クロロメタン)で精製し、2,3−ジクロロ−6−ホル
ミルキノキサリン7.3gを得た。 融点(℃):171.5−174.0 IR(KBr,cm-1):1701,1267,112
2,1007,851,843,783 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 10.3 (1H,s) 8.51(1H,d) 8.31(1H,dd) 8.14(1H,d)
【0183】(工程2)2,3−ビス(3−エトキシ−
1−ブチニル)−6−ホルミルキノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物3.14gと実施例10の工程2で得られ
た化合物11.7gとを反応させ、表題化合物2.6g
を得た。 融点(℃):85.2−86.3 IR(KBr,cm-1):2978,2943,289
5,2868,2222,1699,1335,115
1,1140,1109,1072,841,781 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):1
0.2 (1H,s),8.48(1H,d),8.2
6(1H,dd),8.11(1H,d),4.52
(2H,q),4.16−3.81(2H,m),3.
75−3.39(2H,m),1.63(6H,d),
1.29(6H,t)
1−ブチニル)−6−ホルミルキノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物3.14gと実施例10の工程2で得られ
た化合物11.7gとを反応させ、表題化合物2.6g
を得た。 融点(℃):85.2−86.3 IR(KBr,cm-1):2978,2943,289
5,2868,2222,1699,1335,115
1,1140,1109,1072,841,781 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):1
0.2 (1H,s),8.48(1H,d),8.2
6(1H,dd),8.11(1H,d),4.52
(2H,q),4.16−3.81(2H,m),3.
75−3.39(2H,m),1.63(6H,d),
1.29(6H,t)
【0184】実施例36及び実施例37 6−(2−ヒドロキシイミノエチル)−2,3−ビス
(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン(アンチ
体・実施例36、シン体・実施例37)の製造 実施例 33の工程3で得られた化合物800mg、塩
酸ヒドロキシルアミン170mgをメタノール8mLに
加えた。氷水冷下ピリジン0.20mLを加えた後、室
温で2時間攪拌した。反応液を氷水20mLに注いだ
後、1N塩酸30mLを加え、酢酸エチル200mLで
抽出した。有機層を水50mL、飽和食塩水50mLで
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶離
液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、ヘキサンに分散
した。結晶を濾取、風乾し、表題化合物アンチ体579
mg、シン体110mgを得た。 (1)アンチ体(実施例36) IR(KBr,cm-1):3190,2980,286
8,2224,1369,1348,1325,118
6,1109,1018,839, NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
11.76(1H,s),8.29(1H,dd),
8.19(1H,d),7.99(1H,d),4.5
9(2H,q),3.93−3.57(2H,m) 3.57−3.21(2H,m) 2.30(3H,s),1.51(6H,d),1.2
0(6H,t)
(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン(アンチ
体・実施例36、シン体・実施例37)の製造 実施例 33の工程3で得られた化合物800mg、塩
酸ヒドロキシルアミン170mgをメタノール8mLに
加えた。氷水冷下ピリジン0.20mLを加えた後、室
温で2時間攪拌した。反応液を氷水20mLに注いだ
後、1N塩酸30mLを加え、酢酸エチル200mLで
抽出した。有機層を水50mL、飽和食塩水50mLで
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去
し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶離
液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、ヘキサンに分散
した。結晶を濾取、風乾し、表題化合物アンチ体579
mg、シン体110mgを得た。 (1)アンチ体(実施例36) IR(KBr,cm-1):3190,2980,286
8,2224,1369,1348,1325,118
6,1109,1018,839, NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
11.76(1H,s),8.29(1H,dd),
8.19(1H,d),7.99(1H,d),4.5
9(2H,q),3.93−3.57(2H,m) 3.57−3.21(2H,m) 2.30(3H,s),1.51(6H,d),1.2
0(6H,t)
【0185】(2)シン体(実施例37) IR(KBr,cm-1):3196,2981,287
0,2224,1344,1188,1113,107
4,1038,943 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
11.02(1H,s),8.19(1H,s),8.
05(2H,s),4.60(2H,q),4.02−
3.69(2H,m),3.69−3.36(2H,
m),2.26(3H,s),1.51(6H,d),
1.20(6H,t)
0,2224,1344,1188,1113,107
4,1038,943 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
11.02(1H,s),8.19(1H,s),8.
05(2H,s),4.60(2H,q),4.02−
3.69(2H,m),3.69−3.36(2H,
m),2.26(3H,s),1.51(6H,d),
1.20(6H,t)
【0186】実施例38及び実施例39 6−(2−メトキシイミノエチル)−2,3−ビス(3
−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン(アンチ体・
実施例38、シン体・実施例39)の製造 実施例33の工程3で得られた化合物800mg、塩酸
メトキシアミン202mgをメタノール8mLに加え
た。氷水冷下ピリジン0.20mLを加えた後、室温で
2時間攪拌した。反応液を氷水30mLに注いだ後、1
N塩酸30mLを加え、酢酸エチル150mLで抽出し
た。有機層を水30mL、飽和食塩水30mLで洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、
濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物アンチ体6
68mg、シン体74mgを得た。 (1)アンチ体(実施例38) IR(KBr,cm-1):2980,2933,286
8,2222,1344,1325,1180,111
3,1072,1047,897 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
31(1H,dd),8.15(1H,d),7.97
(1H,d),4.52(2H,q),4.06(3
H,s) 4.16−3.76(2H,m) 3.76−3.36(2H,m) 2.32(3H,s),1.62(6H,d),1.2
8(6H,t)
−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリン(アンチ体・
実施例38、シン体・実施例39)の製造 実施例33の工程3で得られた化合物800mg、塩酸
メトキシアミン202mgをメタノール8mLに加え
た。氷水冷下ピリジン0.20mLを加えた後、室温で
2時間攪拌した。反応液を氷水30mLに注いだ後、1
N塩酸30mLを加え、酢酸エチル150mLで抽出し
た。有機層を水30mL、飽和食塩水30mLで洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、
濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物アンチ体6
68mg、シン体74mgを得た。 (1)アンチ体(実施例38) IR(KBr,cm-1):2980,2933,286
8,2222,1344,1325,1180,111
3,1072,1047,897 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
31(1H,dd),8.15(1H,d),7.97
(1H,d),4.52(2H,q),4.06(3
H,s) 4.16−3.76(2H,m) 3.76−3.36(2H,m) 2.32(3H,s),1.62(6H,d),1.2
8(6H,t)
【0187】(2)シン体(実施例39) IR(KBr,cm-1):2980,2937,289
7,2224,1340,1184,1111,108
8,1074,1049,905 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
13(1H,d),8.04(1H,d),7.95
(1H,dd),4.52(2H,q),3.89(3
H,s) 4.20−3.78(2H,m),3.78−3.36
(2H,m),2.31(3H,s),1.63(6
H,d),1.28(6H,t)
7,2224,1340,1184,1111,108
8,1074,1049,905 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
13(1H,d),8.04(1H,d),7.95
(1H,dd),4.52(2H,q),3.89(3
H,s) 4.20−3.78(2H,m),3.78−3.36
(2H,m),2.31(3H,s),1.63(6
H,d),1.28(6H,t)
【0188】実施例40 6−カルバモイル−2,3−ビス(3−エトキシ−1−
ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)6−カルバモイル−2,3−ジクロロキノキ
サリンの製造 特開昭57−98274号公報、実施例1に従い合成し
た2,3−ジクロルキノキサリン−6−カルボニルクロ
リド12.7gをエーテル100mLに懸濁した。氷水
冷下、29%−アンモニア水20mLを加え、20分攪
拌した。6N−塩酸で酸性にした後、結晶を濾取した。
結晶をエタノール/エーテル(2/3)100mL、エ
ーテル50mLで洗浄した。風乾後、アセトンで抽出し
た。不溶物を濾去し、濾液を濃縮した。アセトン/エー
テル(1/4)で洗浄した。風乾後、シリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、6−カル
バモイル−2,3−ジクロロキノキサリン5.93gを
得た。 融点(℃):249.1−250.9 IR(KBr,cm-1):3386,3255,167
8,1624,1408,1267,1159,112
0,1009,600 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.57(1H,d),8.37(1H,br.s),
8.35(1H,dd),8.13(1H,d),7.
76(1H,br.s)
ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)6−カルバモイル−2,3−ジクロロキノキ
サリンの製造 特開昭57−98274号公報、実施例1に従い合成し
た2,3−ジクロルキノキサリン−6−カルボニルクロ
リド12.7gをエーテル100mLに懸濁した。氷水
冷下、29%−アンモニア水20mLを加え、20分攪
拌した。6N−塩酸で酸性にした後、結晶を濾取した。
結晶をエタノール/エーテル(2/3)100mL、エ
ーテル50mLで洗浄した。風乾後、アセトンで抽出し
た。不溶物を濾去し、濾液を濃縮した。アセトン/エー
テル(1/4)で洗浄した。風乾後、シリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、6−カル
バモイル−2,3−ジクロロキノキサリン5.93gを
得た。 融点(℃):249.1−250.9 IR(KBr,cm-1):3386,3255,167
8,1624,1408,1267,1159,112
0,1009,600 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.57(1H,d),8.37(1H,br.s),
8.35(1H,dd),8.13(1H,d),7.
76(1H,br.s)
【0189】(工程2)6−カルバモイル−2,3−ビ
ス(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物1.0gと実施例10の工程2で得られた
化合物4.48gとを反応させ、表題化合物700mg
を得た。 融点(℃):143.0−144.8 IR(KBr,cm-1):3427,3176,298
1,2222,1680,1404,1342,119
6,1107 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.54(1H,d),8.34(1H,br.s),
8.31(1H,dd),8.09(1H,d),7.
74(1H,br.s),4.61(2H,q),4.
08−3.30(4H,m),1.52(6H,d),
1.20(6H,t)
ス(3−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物1.0gと実施例10の工程2で得られた
化合物4.48gとを反応させ、表題化合物700mg
を得た。 融点(℃):143.0−144.8 IR(KBr,cm-1):3427,3176,298
1,2222,1680,1404,1342,119
6,1107 NMR(90MHz,DMSO−d6 ,δ,ppm):
8.54(1H,d),8.34(1H,br.s),
8.31(1H,dd),8.09(1H,d),7.
74(1H,br.s),4.61(2H,q),4.
08−3.30(4H,m),1.52(6H,d),
1.20(6H,t)
【0190】実施例41 6−シアノ−2,3−ビス(3−エトキシ−1−ブチニ
ル)キノキサリンの製造 (工程1)6−シアノ−2,3−ジクロロキノキサリン
の製造 実施例40の工程1で得られた化合物2.75gをN,
N−ジメチルホルムアミド19.5mLに懸濁させた。
氷水冷下、オキシ塩化リン2.1mLを加え、室温で1
時間攪拌した。反応液を、氷水100mLに注ぎ、酢酸
エチル300mLで抽出した。有機層を水50mL、飽
和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をエーテ
ルに分散した後、濾取、風乾して、6−シアノ−2,3
−ジクロロキノキサリン1.9gを得た。 融点(℃):237.8−238.7 IR(KBr,cm-1):3072,3043,223
1,1259,1180,1169,1124,100
5,856 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
40(1H,d),8.16(1H,d),7.95
(1H,dd)
ル)キノキサリンの製造 (工程1)6−シアノ−2,3−ジクロロキノキサリン
の製造 実施例40の工程1で得られた化合物2.75gをN,
N−ジメチルホルムアミド19.5mLに懸濁させた。
氷水冷下、オキシ塩化リン2.1mLを加え、室温で1
時間攪拌した。反応液を、氷水100mLに注ぎ、酢酸
エチル300mLで抽出した。有機層を水50mL、飽
和食塩水50mLで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。乾燥剤を濾去し、濾液を濃縮した。残渣をエーテ
ルに分散した後、濾取、風乾して、6−シアノ−2,3
−ジクロロキノキサリン1.9gを得た。 融点(℃):237.8−238.7 IR(KBr,cm-1):3072,3043,223
1,1259,1180,1169,1124,100
5,856 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
40(1H,d),8.16(1H,d),7.95
(1H,dd)
【0191】(工程2)6−シアノ−2,3−ビス(3
−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物1.0g、実施例10の工程2で得られた
化合物4.84gとを反応させ、表題化合物810mg
を得た。 融点(℃):67.5−68.6 IR(KBr,cm-1):2980,2934,286
8,2230,2221,1395,1339,132
3,1193,1113,1072,843 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
39(1H,d),8.13(1H,d),7.88
(1H,dd),4.52(2H,q),4.14−
3.76(2H,m),3.76−3.38(2H,
m),1.62(6H,d),1.28(6H,t)
−エトキシ−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物1.0g、実施例10の工程2で得られた
化合物4.84gとを反応させ、表題化合物810mg
を得た。 融点(℃):67.5−68.6 IR(KBr,cm-1):2980,2934,286
8,2230,2221,1395,1339,132
3,1193,1113,1072,843 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
39(1H,d),8.13(1H,d),7.88
(1H,dd),4.52(2H,q),4.14−
3.76(2H,m),3.76−3.38(2H,
m),1.62(6H,d),1.28(6H,t)
【0192】実施例42 2,3−ビス(3−(2−エトキシエトキシ)−1−ヘ
キシニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジヨードキノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン20gをアセトン200
mLに溶解し、ヨウ化ナトリウム66g、57%ヨウ化
水素酸3.4mLを加えた後、50℃で3時間攪拌し
た。反応液を水400mLに注ぎ、ジクロロメタン40
0mLで5回抽出した。ジクロロメタン層を合わせ、2
%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留
去した。残渣をジクロロメタン、アセトンの混液に溶解
し、活性炭で脱色した。結晶物を酢酸エチルから再結晶
し、黄色針状晶の2,3−ジヨードキノキサリン19.
8gを得た。 融点(℃):192.4−193.5 IR(KBr,cm-1):3075,1554,153
9,1500,1234,1161,1124,107
8,1051,945,858,766,608 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm):
8.05−7.99(2H,m),7.82−7.76
(2H,m),
キシニル)キノキサリンの製造 (工程1)2,3−ジヨードキノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン20gをアセトン200
mLに溶解し、ヨウ化ナトリウム66g、57%ヨウ化
水素酸3.4mLを加えた後、50℃で3時間攪拌し
た。反応液を水400mLに注ぎ、ジクロロメタン40
0mLで5回抽出した。ジクロロメタン層を合わせ、2
%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留
去した。残渣をジクロロメタン、アセトンの混液に溶解
し、活性炭で脱色した。結晶物を酢酸エチルから再結晶
し、黄色針状晶の2,3−ジヨードキノキサリン19.
8gを得た。 融点(℃):192.4−193.5 IR(KBr,cm-1):3075,1554,153
9,1500,1234,1161,1124,107
8,1051,945,858,766,608 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm):
8.05−7.99(2H,m),7.82−7.76
(2H,m),
【0193】(工程2)3−(2−エトキシエトキシ)
−1−ヘキシンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、1−ヘキシ
ン−3−オール21.8gと2−ブロモエチルエチルエ
ーテル37.2gとを反応させ、3−(2−エトキシエ
トキシ)−1−ヘキシン16.9gを得た。 沸点(℃):90−95(25mmHg、無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):4.
10(1H,dt),3.96−3.73(1H,
m),3.69−3.54(3H,m),3.54(2
H,q),2.41(1H,d),1.89−1.37
(4H,m),1.21(3H,t),0.93(3
H,t)
−1−ヘキシンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、1−ヘキシ
ン−3−オール21.8gと2−ブロモエチルエチルエ
ーテル37.2gとを反応させ、3−(2−エトキシエ
トキシ)−1−ヘキシン16.9gを得た。 沸点(℃):90−95(25mmHg、無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):4.
10(1H,dt),3.96−3.73(1H,
m),3.69−3.54(3H,m),3.54(2
H,q),2.41(1H,d),1.89−1.37
(4H,m),1.21(3H,t),0.93(3
H,t)
【0194】(工程3)2,3−ビス(3−(2−エト
キシエトキシ)−1−ヘキシニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物1.1gを無水アセトニトリル
10mLに懸濁し、トリエチルアミン10mL、ヨウ化
銅21.9mg,ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(II)113mgを加え、アルゴン雰
囲気下室温で10分攪拌した。次いで、工程2で得られ
た化合物2.94gを無水アセトニトリル10mLに溶
解した溶液を室温で徐々に加えた。室温で4.5時間攪
拌後、減圧下溶媒を留去した。残渣に水50mLを加
え、酢酸エチル50mLで3回抽出した。酢酸エチル層
を合わせ、水50mLで3回、1N塩酸50mLで1
回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカラム
(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物1.1
8gを得た。 IR(Neat,cm-1):2962,2931,28
70,2226,1338,1117,1095,76
6 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
16−7.95(2H,m),7.89−7.65(2
H,m),4.48(2H,t),4.20−3.88
(2H,m),3.84−3.51(6H,m),3.
55(4H,q),1.84−1.76(4H,m),
1.74−1.35(4H,m),1.21(6H,
t),0.98(6H,t)
キシエトキシ)−1−ヘキシニル)キノキサリンの製造 工程1で得られた化合物1.1gを無水アセトニトリル
10mLに懸濁し、トリエチルアミン10mL、ヨウ化
銅21.9mg,ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(II)113mgを加え、アルゴン雰
囲気下室温で10分攪拌した。次いで、工程2で得られ
た化合物2.94gを無水アセトニトリル10mLに溶
解した溶液を室温で徐々に加えた。室温で4.5時間攪
拌後、減圧下溶媒を留去した。残渣に水50mLを加
え、酢酸エチル50mLで3回抽出した。酢酸エチル層
を合わせ、水50mLで3回、1N塩酸50mLで1
回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム
(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカラム
(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物1.1
8gを得た。 IR(Neat,cm-1):2962,2931,28
70,2226,1338,1117,1095,76
6 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
16−7.95(2H,m),7.89−7.65(2
H,m),4.48(2H,t),4.20−3.88
(2H,m),3.84−3.51(6H,m),3.
55(4H,q),1.84−1.76(4H,m),
1.74−1.35(4H,m),1.21(6H,
t),0.98(6H,t)
【0195】実施例43 2,3−ビス(3−(2−メトキシエトキシ)−3−メ
チル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、3−メチル
−1−ブチン−3−オール21.7gと2−ブロモエチ
ルメチルエーテル39.4gを用い、3−(2−メトキ
シエトキシ)−3−メチル−1−ブチン22.6gを得
た。 沸点(℃):123−150(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
81−3.66(2H,m),3.60−3.47(2
H,m),3.39(3H,s),2.41(1H,
s),1.49(6H,s)
チル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、3−メチル
−1−ブチン−3−オール21.7gと2−ブロモエチ
ルメチルエーテル39.4gを用い、3−(2−メトキ
シエトキシ)−3−メチル−1−ブチン22.6gを得
た。 沸点(℃):123−150(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
81−3.66(2H,m),3.60−3.47(2
H,m),3.39(3H,s),2.41(1H,
s),1.49(6H,s)
【0196】(工程2)トリ−n−ブチル−3−(2−
メトキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル錫の製
造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.1gを用い、トリ−n−ブチル−3
−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニ
ル錫29.5gを得た。 沸点(℃):115−125(0.1mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
84−3.66(2H,m),3.62−3.47(2
H,m),3.38(3H,s),1.74−1.16
(18H,m),1.46(6H,s),1.11−
0.75(9H,m)
メトキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル錫の製
造 実施例10の工程2と同様の方法に従って、工程1で得
られた化合物13.1gを用い、トリ−n−ブチル−3
−(2−メトキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニ
ル錫29.5gを得た。 沸点(℃):115−125(0.1mmHg;無色油
状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
84−3.66(2H,m),3.62−3.47(2
H,m),3.38(3H,s),1.74−1.16
(18H,m),1.46(6H,s),1.11−
0.75(9H,m)
【0197】(工程3)2,3−ビス(3−(2−メト
キシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.14gを用い、表題化合物1.86g
を得た。 IR(Neat,cm-1):2929,2875,28
18,2227,1336,1230,1186,11
63,1130,1084,974,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
10−7.95(2H,m),7.84−7.67(2
H,m),3.96−3.75(4H,m),3.69
−3.47(4H,m),3.40(6H,s),1.
68(12H,s)
キシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、工程2で得
られた化合物7.14gを用い、表題化合物1.86g
を得た。 IR(Neat,cm-1):2929,2875,28
18,2227,1336,1230,1186,11
63,1130,1084,974,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
10−7.95(2H,m),7.84−7.67(2
H,m),3.96−3.75(4H,m),3.69
−3.47(4H,m),3.40(6H,s),1.
68(12H,s)
【0198】実施例44 2,3−ビス(3−(2−エトキシエトキシ)−3−メ
チル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチンの製造実施例10の工程1と同様の方法に
従って、3−メチル−1−ブチン−3−オール34.5
gと2−ブロモエチルエチルエーテル69.0gを用
い、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチン40.9gを得た。 沸点(℃):140−165(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
81−3.69(2H,m),3.66−3.56(2
H,m),3.55(2H,q),2.40(1H,
s),1.48(6H,s),1.21(3H,t)
チル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル
−1−ブチンの製造実施例10の工程1と同様の方法に
従って、3−メチル−1−ブチン−3−オール34.5
gと2−ブロモエチルエチルエーテル69.0gを用
い、3−(2−エトキシエトキシ)−3−メチル−1−
ブチン40.9gを得た。 沸点(℃):140−165(無色油状) NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):3.
81−3.69(2H,m),3.66−3.56(2
H,m),3.55(2H,q),2.40(1H,
s),1.48(6H,s),1.21(3H,t)
【0199】(工程2)2,3−ビス(3−(2−エト
キシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 2,3−ジヨードキノキサリン1.1gをジメチルスル
ホキシド8.6mLに懸濁し、トリエチルアミン22m
L、ヨウ化銅21.9mg、ジクロロビス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(II)113mgを加え、
アルゴン雰囲気下室温で10分攪拌した。次いで、工程
1で得られた化合物2.7gを室温で徐々に加えた。室
温で6時間攪拌後、反応液を水110mLに注ぎ、酢酸
エチル110mLで3回抽出した。酢酸エチル層を合わ
せ、水110mLで3回、1N塩酸110mLで1回、
飽和食塩水110mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカ
ラム(ジクロロメタン)で精製し、表題化合物792m
gを得た。 IR(Neat,cm-1):2981,2931,28
70,2227,1336,1232,1163,11
26,1086,978,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
14−7.95(2H,m),7.86−7.69(2
H,m),3.90(4H,t),3.64(4H,
t),3.55(4H,q),1.67(12H,
s),1.20(6H,t)
キシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサ
リンの製造 2,3−ジヨードキノキサリン1.1gをジメチルスル
ホキシド8.6mLに懸濁し、トリエチルアミン22m
L、ヨウ化銅21.9mg、ジクロロビス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(II)113mgを加え、
アルゴン雰囲気下室温で10分攪拌した。次いで、工程
1で得られた化合物2.7gを室温で徐々に加えた。室
温で6時間攪拌後、反応液を水110mLに注ぎ、酢酸
エチル110mLで3回抽出した。酢酸エチル層を合わ
せ、水110mLで3回、1N塩酸110mLで1回、
飽和食塩水110mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲル
カラム(溶離液;ヘキサン/酢酸エチル)、アルミナカ
ラム(ジクロロメタン)で精製し、表題化合物792m
gを得た。 IR(Neat,cm-1):2981,2931,28
70,2227,1336,1232,1163,11
26,1086,978,766 NMR(90MHz,CDCl3 ,δ,ppm):8.
14−7.95(2H,m),7.86−7.69(2
H,m),3.90(4H,t),3.64(4H,
t),3.55(4H,q),1.67(12H,
s),1.20(6H,t)
【0200】実施例45ないし実施例154までの化合
物は、反応式A(実施例1の工程4)の製造法に準じて
製造した。特に実施例62ないし68、74ないし84
の化合物は実施例3、4に準じて製造した。これらの化
合物の融点、IR及びNMRスペクトルデータを表6に
まとめた。実施例で合成した化合物の構造式を、図1〜
20に示した。構造式に付した番号は、この化合物を合
成した実施例の番号であり、この番号を化合物の番号と
した。
物は、反応式A(実施例1の工程4)の製造法に準じて
製造した。特に実施例62ないし68、74ないし84
の化合物は実施例3、4に準じて製造した。これらの化
合物の融点、IR及びNMRスペクトルデータを表6に
まとめた。実施例で合成した化合物の構造式を、図1〜
20に示した。構造式に付した番号は、この化合物を合
成した実施例の番号であり、この番号を化合物の番号と
した。
【0201】実施例155 6−メトキシ−2,3−ビス((S)−3−(2−エト
キシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物8.71gと6−メトキシ−
2,3−ジクロロキノキサリン1.60gとを用い、表
題化合物2.31gを得た。 IR(Neat,cm-1):2972,2933,28
72,2226,1616,1487,1444,13
48,1227,1198,1184,1119,10
24,833 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 7.92(1H,d) 7.40(1H,dd) 7.32(1H,d) 4.40(2H,t) 4.05−4.00(2H,m) 3.96(3H,s) 3.74−3.61(6H,m) 3.56(4H,q) 1.99−1.89(4H,m) 1.22(6H,t) 1.12(6H,t) [α]29 D −93.2°(CHCl3 ,C=1.04)
キシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物8.71gと6−メトキシ−
2,3−ジクロロキノキサリン1.60gとを用い、表
題化合物2.31gを得た。 IR(Neat,cm-1):2972,2933,28
72,2226,1616,1487,1444,13
48,1227,1198,1184,1119,10
24,833 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 7.92(1H,d) 7.40(1H,dd) 7.32(1H,d) 4.40(2H,t) 4.05−4.00(2H,m) 3.96(3H,s) 3.74−3.61(6H,m) 3.56(4H,q) 1.99−1.89(4H,m) 1.22(6H,t) 1.12(6H,t) [α]29 D −93.2°(CHCl3 ,C=1.04)
【0202】実施例156 6−アセチル−2,3−ビス((S)−3−(2−エト
キシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物8.30gと実施例33の工
程2で得られた化合物1.60gとを用い、表題化合物
1.23gを得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2933,28
72,2226,1689,1400,1346,13
00,1180,1109,841 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.59(1H,d) 8.32(1H,dd) 8.10(1H,d) 4.43(2H,t) 4.06−3.99(2H,m) 3.76−3.64(6H,m) 3.56(4H,q) 2.75(3H,s) 2.00−1.90(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29 D −90.8°(CHCl3 ,C=1.07)
キシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサリンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物8.30gと実施例33の工
程2で得られた化合物1.60gとを用い、表題化合物
1.23gを得た。 IR(Neat,cm-1):2974,2933,28
72,2226,1689,1400,1346,13
00,1180,1109,841 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.59(1H,d) 8.32(1H,dd) 8.10(1H,d) 4.43(2H,t) 4.06−3.99(2H,m) 3.76−3.64(6H,m) 3.56(4H,q) 2.75(3H,s) 2.00−1.90(4H,m) 1.22(6H,t) 1.13(6H,t) [α]29 D −90.8°(CHCl3 ,C=1.07)
【0203】実施例157 6−ヒドロキシメチル−2,3−ビス((S)−3−
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物19.1gと実施例31の工
程1で得られた化合物3.50gとを用い、表題化合物
2.04gを得た。 IR(Neat,cm-1):3431,2972,29
31,2872,2224,1622,1485,14
58,1346,1109,985 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm,): 8.01(1H,d) 8.00(1H,d) 7.76(1H,dd) 4.94(2H,d) 4.41(2H,t) 4.06−3.96(2H,m) 3.75−3.64(6H,m) 3.55(4H,q) 2.08(1H,t) 2.00−1.89(4H,m) 1.22(6H,t) 1.12(6H,t) [α]29 D −93.9°(CHCl3 ,C=1.00)
(2−エトキシエトキシ)−1−ペンチニル)キノキサ
リンの製造 実施例10の工程3と同様の方法に従って、実施例22
の工程2で得られた化合物19.1gと実施例31の工
程1で得られた化合物3.50gとを用い、表題化合物
2.04gを得た。 IR(Neat,cm-1):3431,2972,29
31,2872,2224,1622,1485,14
58,1346,1109,985 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm,): 8.01(1H,d) 8.00(1H,d) 7.76(1H,dd) 4.94(2H,d) 4.41(2H,t) 4.06−3.96(2H,m) 3.75−3.64(6H,m) 3.55(4H,q) 2.08(1H,t) 2.00−1.89(4H,m) 1.22(6H,t) 1.12(6H,t) [α]29 D −93.9°(CHCl3 ,C=1.00)
【0204】実施例158 2,3−ビス(3−(2−n−プロポキシエトキシ)−
3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−n−プロポキシエトキシ)−3−
メチル−1−ブチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、3−メチル
−1−ブチン−3−オール30.3gと2−クロロエチ
ルプロピルエーテル48.5gを用い、3−(2−n−
プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチン13.
5gを得た。 沸点(℃):90−120(50mmHg;無色液状) NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.72(2H,t) 3.59(2H,t) 3.44(2H,t) 2.41(1H,s) 1.68−1.54(2H,m) 1.48(6H,s) 0.91(3H,t)
3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 (工程1)3−(2−n−プロポキシエトキシ)−3−
メチル−1−ブチンの製造 実施例10の工程1と同様の方法に従って、3−メチル
−1−ブチン−3−オール30.3gと2−クロロエチ
ルプロピルエーテル48.5gを用い、3−(2−n−
プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチン13.
5gを得た。 沸点(℃):90−120(50mmHg;無色液状) NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 3.72(2H,t) 3.59(2H,t) 3.44(2H,t) 2.41(1H,s) 1.68−1.54(2H,m) 1.48(6H,s) 0.91(3H,t)
【0205】(工程2)2,3−ビス(3−(2−n−
プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キ
ノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3.0gを無水アセトニ
トリル50mLに懸濁し、工程1で得られた化合物7.
7g、トリエチルアミン28mL、ヨウ化銅57.3m
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)211mgを加え、アルゴン雰囲気下95℃の
油浴で、1.5時間加熱還流しながら攪拌した。反応液
を室温まで放冷後、水150mLを加え、酢酸エチル1
00mLで3回抽出した。酢酸エチル層を合わせ、水1
00mLで1回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸
エチル)、アルミナカラム(溶離液;ヘキサン/ジエチ
ルエーテル)で精製し、表題化合物3.65gを得た。 IR(Neat,cm-1):2981,2960,29
31,2868,2226,1471,1462,13
36,1230,1163,1128,1084,99
3,974,764 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.06−8.03(2H,m) 7.78−7.74(2H,m) 3.88(4H,t) 3.64(4H,t) 3.45(4H,t) 1.67(12H,s) 1.64−1.54(4H,m) 0.90(6H,t)
プロポキシエトキシ)−3−メチル−1−ブチニル)キ
ノキサリンの製造 2,3−ジクロロキノキサリン3.0gを無水アセトニ
トリル50mLに懸濁し、工程1で得られた化合物7.
7g、トリエチルアミン28mL、ヨウ化銅57.3m
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)211mgを加え、アルゴン雰囲気下95℃の
油浴で、1.5時間加熱還流しながら攪拌した。反応液
を室温まで放冷後、水150mLを加え、酢酸エチル1
00mLで3回抽出した。酢酸エチル層を合わせ、水1
00mLで1回、飽和食塩水100mLで1回洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去し
た。残渣をシリカゲルカラム(溶離液;ヘキサン/酢酸
エチル)、アルミナカラム(溶離液;ヘキサン/ジエチ
ルエーテル)で精製し、表題化合物3.65gを得た。 IR(Neat,cm-1):2981,2960,29
31,2868,2226,1471,1462,13
36,1230,1163,1128,1084,99
3,974,764 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.06−8.03(2H,m) 7.78−7.74(2H,m) 3.88(4H,t) 3.64(4H,t) 3.45(4H,t) 1.67(12H,s) 1.64−1.54(4H,m) 0.90(6H,t)
【0206】実施例159 6−クロロ−2,3−ビス(3−(2−エトキシエトキ
シ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例158の工程2と同様の方法に従って、実施例4
4の工程1で得られた化合物2.5gと、6−クロロ−
2,3−ジクロロキノキサリン1.5gを用い、表題化
合物1.62gを得た。 IR(Neat,cm-1):2985,2933,28
72,2227,1601,1468,1336,12
50,1227,1163,1124,1086,83
3 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.03(1H,d) 7.97(1H,d) 7.69(1H,dd) 3.87(4H,t) 3.64(4H,t) 3.55(4H,q) 1.67(12H,s) 1.21(6H,t)
シ)−3−メチル−1−ブチニル)キノキサリンの製造 実施例158の工程2と同様の方法に従って、実施例4
4の工程1で得られた化合物2.5gと、6−クロロ−
2,3−ジクロロキノキサリン1.5gを用い、表題化
合物1.62gを得た。 IR(Neat,cm-1):2985,2933,28
72,2227,1601,1468,1336,12
50,1227,1163,1124,1086,83
3 NMR(270MHz,CDCl3 ,δ,ppm): 8.03(1H,d) 7.97(1H,d) 7.69(1H,dd) 3.87(4H,t) 3.64(4H,t) 3.55(4H,q) 1.67(12H,s) 1.21(6H,t)
【0207】実施例160 2,3−ビス(3−(2−エトキシエトキシ)−3−メ
チル−1−ブチニル)キノキサリン(実施例44の化合
物)の製造 窒素雰囲気下、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン5mL中で、実施例42の工程1で得られた化合物6
00mg、実施例44の工程1で得られた化合物613
mg、銅粉末10mg、炭酸カリウム540mgを油浴
140℃で7時間加熱撹拌した。反応液を室温まで放冷
した後、酢酸エチル50mLを加えて不溶物をセライト
でろ過した。さらに不溶物を50mLの酢酸エチルで洗
浄し、有機層を水100mLで3回、飽和食塩水100
mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶
媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム(溶離
液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物44
0mgを得た。 IR :実施例44の化合物と一致した。 NMR:実施例44の化合物と一致した。
チル−1−ブチニル)キノキサリン(実施例44の化合
物)の製造 窒素雰囲気下、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン5mL中で、実施例42の工程1で得られた化合物6
00mg、実施例44の工程1で得られた化合物613
mg、銅粉末10mg、炭酸カリウム540mgを油浴
140℃で7時間加熱撹拌した。反応液を室温まで放冷
した後、酢酸エチル50mLを加えて不溶物をセライト
でろ過した。さらに不溶物を50mLの酢酸エチルで洗
浄し、有機層を水100mLで3回、飽和食塩水100
mLで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶
媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラム(溶離
液;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物44
0mgを得た。 IR :実施例44の化合物と一致した。 NMR:実施例44の化合物と一致した。
【0208】次に、本発明の化合物を含有する製剤例を
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0209】 (製剤例1 錠剤) ────────────────────────── 成 分 使用量(g) ────────────────────────── 実施例化合物1 100 マンニット 123 デンプン 33 クロスポピドン 12 微結晶性セルロース 30 ステアリン酸マグネシウム 2 ────────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し均一に混合した後、圧縮打錠
して重量300mgの錠剤を製造することができる。
して重量300mgの錠剤を製造することができる。
【0210】 (製剤例2 硬カプセル剤) ───────────────────────── 成 分 使用量(g) ───────────────────────── 実施例化合物7 40 ラクトース 150 デンプン 70 ポリビニルピロリドン 5 結晶性セルロース 35 ───────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し均一に混合する。混合粉体を
ハードカプセルに300mgづつ充填し、硬カプセル剤
を製造することができる。
ハードカプセルに300mgづつ充填し、硬カプセル剤
を製造することができる。
【0211】 (製剤例3 軟カプセル剤) ──────────────────────── 成 分 使用量(g) ──────────────────────── 実施例化合物117 100 トコフェロール 0.2 ──────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し均一に混合した後、軟カプセ
ルに100mgづつ充填し、軟カプセル剤を製造するこ
とができる。
ルに100mgづつ充填し、軟カプセル剤を製造するこ
とができる。
【0212】 (製剤例4 顆粒剤) ───────────────────────── 成 分 使用量(g) ───────────────────────── 実施例化合物11 200 ラクトース 450 トウモロコシデンプン 300 ヒドロキシプロピルセルロース 50 ───────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し均一に混合した後、常法によ
り顆粒剤を製造することができる。
り顆粒剤を製造することができる。
【0213】 (製剤例5 シロップ剤) ─────────────────────────── 成分 使用量(g) ─────────────────────────── 実施例化合物12 2 サッカリン 0.6 糖 30 グリセリン 5 調味料 0.1 96%エタノール 10.4 精製水(最終容量を100mLにするのに充分な量) ─────────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し、糖およびサッカリンを蒸留
水60mLに溶解後、グリセリンおよびエタノールに溶
解された実施例化合物12および調味料の溶液を加え
る。この混合物に水を加えて最終容量を100mLにす
ることにより、経口投与用のシロップ剤を製造すること
ができる。
水60mLに溶解後、グリセリンおよびエタノールに溶
解された実施例化合物12および調味料の溶液を加え
る。この混合物に水を加えて最終容量を100mLにす
ることにより、経口投与用のシロップ剤を製造すること
ができる。
【0214】 (製剤例6 散剤) ─────────────────────────── 成 分 使用量(g) ─────────────────────────── 実施例化合物44 100 珪酸カルシウム 100 ─────────────────────────── 上記成分をそれぞれ秤量し、実施例化合物44を常法に
より珪酸カルシウムに吸着させ微粒子とし、散剤を製造
することができる。
より珪酸カルシウムに吸着させ微粒子とし、散剤を製造
することができる。
【0215】
【表1】
【0216】
【表2】
【0217】
【表3】
【0218】
【表4】
【0219】
【表5】
【0220】
【表6】
【0221】
【表7】
【0222】
【表8】
【0223】
【表9】
【0224】
【表10】
【0225】
【表11】
【0226】
【表12】
【0227】
【表13】
【0228】
【表14】
【0229】
【表15】
【0230】
【表16】
【0231】
【表17】
【0232】
【表18】
【0233】
【表19】
【0234】
【表20】
【0235】
【表21】
【0236】
【表22】
【0237】
【表23】
【0238】
【表24】
【0239】
【表25】
【0240】
【発明の効果】本発明の新規化合物を用いると、プロト
ンポンプ阻害作用、優れた胃酸分泌抑制作用が発揮さ
れ、幅広い抗潰瘍作用が示される。また、本発明の新規
化合物は細胞保護作用を有しており、安全性も高いた
め、臨床あるいは動物においても強力な酸分泌抑制作用
と粘膜保護作用を発揮することにより、優れた消化性潰
瘍予防および/または治療効果および再発防止効果を挙
げることが期待される。
ンポンプ阻害作用、優れた胃酸分泌抑制作用が発揮さ
れ、幅広い抗潰瘍作用が示される。また、本発明の新規
化合物は細胞保護作用を有しており、安全性も高いた
め、臨床あるいは動物においても強力な酸分泌抑制作用
と粘膜保護作用を発揮することにより、優れた消化性潰
瘍予防および/または治療効果および再発防止効果を挙
げることが期待される。
【0241】また、本発明の医薬組成物により、従来胃
酸分泌抑制剤あるいは胃粘膜保護剤の適応として知られ
た疾患の予防および/または治療目的を達成し得る。具
体的には、胃および十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、ゾリン
ジャー・エリソン症候群、胃炎、逆流性食道炎の予防お
よび/または治療に有効であり、さらに従来の薬剤では
十分な有効性が示されないこれらの病態の治療および/
または予防に有効である。さらに、本発明の化合物は、
胃酸分泌抑制作用あるいは胃粘膜保護作用が望まれる他
の疾病の治療、例えば、NSAID誘発胃炎、急性上部
消化管出血患者および、慢性および急性アルコール摂取
による胃炎の経歴を有する患者に使用することができ
る。また、麻酔導入前の投薬にも有効である。
酸分泌抑制剤あるいは胃粘膜保護剤の適応として知られ
た疾患の予防および/または治療目的を達成し得る。具
体的には、胃および十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、ゾリン
ジャー・エリソン症候群、胃炎、逆流性食道炎の予防お
よび/または治療に有効であり、さらに従来の薬剤では
十分な有効性が示されないこれらの病態の治療および/
または予防に有効である。さらに、本発明の化合物は、
胃酸分泌抑制作用あるいは胃粘膜保護作用が望まれる他
の疾病の治療、例えば、NSAID誘発胃炎、急性上部
消化管出血患者および、慢性および急性アルコール摂取
による胃炎の経歴を有する患者に使用することができ
る。また、麻酔導入前の投薬にも有効である。
【図1】 本発明の化合物1〜8の構造式を示す図であ
る。
る。
【図2】 本発明の化合物9〜16の構造式を示す図で
ある。
ある。
【図3】 本発明の化合物17〜24の構造式を示す図
である。
である。
【図4】 本発明の化合物25〜32の構造式を示す図
である。
である。
【図5】 本発明の化合物33〜40の構造式を示す図
である。
である。
【図6】 本発明の化合物41〜48の構造式を示す図
である。
である。
【図7】 本発明の化合物49〜56の構造式を示す図
である。
である。
【図8】 本発明の化合物57〜64の構造式を示す図
である。
である。
【図9】 本発明の化合物65〜72の構造式を示す図
である。
である。
【図10】 本発明の化合物73〜80の構造式を示す
図である。
図である。
【図11】 本発明の化合物81〜88の構造式を示す
図である。
図である。
【図12】 本発明の化合物89〜96の構造式を示す
図である。
図である。
【図13】 本発明の化合物97〜104の構造式を示
す図である。
す図である。
【図14】 本発明の化合物105〜112の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図15】 本発明の化合物113〜120の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図16】 本発明の化合物121〜128の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図17】 本発明の化合物129〜136の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図18】 本発明の化合物137〜144の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図19】 本発明の化合物145〜152の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図20】 本発明の化合物153〜156の構造式を
示す図である。
示す図である。
【図21】 本発明の化合物157〜159の構造式を
示す図である。
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 241/20 241/24 241/42 241/44 (72)発明者 望 月 英 典 東京都新宿区四谷一丁目7番地 持田製薬 株式会社内 (72)発明者 木 村 育 夫 茨城県つくば市御幸が丘45番地 保土谷化 学工業株式会社筑波研究所内 (72)発明者 今 井 章 博 茨城県つくば市御幸が丘45番地 保土谷化 学工業株式会社筑波研究所内 (72)発明者 中 瀬 哲 行 茨城県つくば市御幸が丘45番地 保土谷化 学工業株式会社筑波研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】下記式(I) 【化1】 (式中Aは下記式(II) 【化2】 または下記式(III) 【化3】 であり、 ここでR1 は、下記式(IV) 【化4】 で表され;このうちR6 は、水素原子、炭素数1ないし
6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数
1または2のアルコキシ基;R7 は、水素原子または炭
素数1または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、
R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合する炭素原子と
ともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに炭素数3ないし6のシクロア
ルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または2
のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキルチ
オ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素数
1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数2
ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の直
鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1または
2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置換
されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝鎖
のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ基
またはメチルチオ基を表し;R2 は、水素原子、メトキ
シ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキル基で
1または2個置換されていてもよいアミノ基、トリフル
オロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖または分枝鎖の
アルキル基、炭素数1または2のアルコキシカルボニル
基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスル
ホニル基またはR1 として先に示されている基から選ば
れる基を表し;R1 とR2とは同一であっても異なって
いてもよく;R3 は、炭素数1または2のアルコキシカ
ルボニル基、シアノ基、カルボキシル基、またはカルバ
モイル基を表し;R 4 は、水素原子またはメトキシ基を
表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、
メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロキシメチル
基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビス(エトキ
シカルボニル)アセチル基、アセチル基、1−ヒドロキ
シイミノエチル基、1−メトキシイミノエチル基、ホル
ミル基、またはシアノ基を表す)で示される化合物また
はその塩。 - 【請求項2】前記式(I)のAが下記式(II)で表さ
れる請求項1記載の化合物またはその塩。 【化5】 - 【請求項3】前記式(I)のR1 が下記式(IV)で表
され、R1 とR2 が同一であり、R 8 が炭素数1または
2のアルコキシ基で1個置換されている炭素数1ないし
3の直鎖または分枝鎖のアルキル基または炭素数1ない
し3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数
1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で
1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖また
は分枝鎖のアルコキシ基である、請求項1または2記載
の化合物またはその塩。 【化6】 - 【請求項4】前記式(I)のAが前記式(II)で表さ
れ、R3 が炭素数1または2のアルコキシカルボニル基
である請求項1ないし3のいずれかに記載の化合物また
はその塩。 - 【請求項5】前記式(I)のAが下記式(III)で表
される請求項1記載の化合物またはその塩。 【化7】 - 【請求項6】前記式(I)のR1 が下記式(IV)で表
され、R1 とR2 が同一であり、R 8 が炭素数1または
2のアルコキシ基で1個置換されている炭素数1ないし
3の直鎖または分枝鎖のアルキル基もしくは炭素数1な
いし3の直鎖または分枝鎖のアルコキシ基または炭素数
1または2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で
1個置換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖また
は分枝鎖のアルコキシ基である請求項1または5記載の
化合物またはその塩。 【化8】 - 【請求項7】前記式(I)のAが前記式(III)であ
り、R4 が水素原子でありR5 が水素原子、6位のメト
キシ基、6位のヒドロキシメチル基または6位のアセチ
ル基であり、R7 が炭素数1または2のアルキル基であ
る請求項1、5または6記載の化合物またはその塩。 - 【請求項8】請求項7記載の化合物の光学活性または不
活性なすべての立体異性体およびその塩からなる群から
選択される少なくともひとつ。 - 【請求項9】下記式(V) 【化9】 (式中Aは下記式(II) 【化10】 または下記式(III) 【化11】 であり、Xはハロゲン原子を表し;R2 は、水素原子、
メトキシ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキ
ル基で1または2個置換されていてもよいアミノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖または分
枝鎖のアルキル基、炭素数1または2のアルコキシカル
ボニル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチ
ルスルホニル基または下記式(IV) 【化12】 で表され;このうちR6 は、水素原子、炭素数1ないし
6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数
1または2のアルコキシ基;R7 は、水素原子または炭
素数1または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、
R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合する炭素原子と
ともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに、炭素数3ないし6のシクロ
アルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または
2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキル
チオ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数
2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1また
は2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置
換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝
鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ
基またはメチルチオ基を表し;R3 は、炭素数1または
2のアルコキシカルボニル基、シアノ基、カルボキシル
基、またはカルバモイル基を表し、R4 は、水素原子ま
たはメトキシ基を表し;R5 は、水素原子、メトキシ
基、ハロゲン原子、メトキシカルボニル基、メチル基、
ヒドロキシメチル基、メトキシメチル基、カルバモイル
基、ビス(エトキシカルボニル)アセチル基、アセチル
基、1−ヒドロキシイミノエチル基、1−メトキシイミ
ノエチル基、ホルミル基、またはシアノ基を表す)で示
される化合物と、下記式(VI) 【化13】 (式中、Mは、水素原子、リチウム原子、マグネシウム
原子、水銀原子、亜鉛原子、銅原子、または炭素数1な
いし4のアルキル基で1個以上置換されてもよいホウ素
原子、アルミニウム原子、ケイ素原子もしくは錫原子を
表し、R1 は前記式(IV)で表される)で示される化
合物とを、金属触媒存在下または非存在下に反応させる
ことを特徴とする請求項1記載の式(I)で表される化
合物またはその塩の製造方法。 - 【請求項10】下記式(I) 【化14】 (式中Aは下記式(II) 【化15】 または下記式(III) 【化16】 であり、 R1 は、下記式(IV) 【化17】 で表され;このうちR6 は、水素原子、炭素数1ないし
6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数
1または2のアルコキシ基、R7 は、水素原子または炭
素数1または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、
R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合する炭素原子と
ともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに、炭素数3ないし6のシクロ
アルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または
2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキル
チオ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数
2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1また
は2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置
換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝
鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ
基またはメチルチオ基を表し;R2 は、水素原子、メト
キシ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキル基
で1または2個置換されていてもよいアミノ基、トリフ
ルオロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖または分枝鎖
のアルキル基、炭素数1または2のアルコキシカルボニ
ル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルス
ルホニル基またはR1 として先に示されている基から選
ばれる基を表し;R1 とR 2 とは同一であっても異なっ
ていてもよく;R3 は、炭素数1または2のアルコキシ
カルボニル基、シアノ基、カルボキシル基またはカルバ
モイル基を表し;R 4 は、水素原子またはメトキシ基を
表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、
メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロキシメチル
基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビス(エトキ
シカルボニル)アセチル基、アセチル基、1−ヒドロキ
シイミノエチル基、1−メトキシイミノエチル基、ホル
ミル基またはシアノ基を表す)で示される化合物または
その塩を有効成分として含有することを特徴とする消化
性潰瘍に関連する疾患の予防および/または治療剤。 - 【請求項11】下記式(I) 【化18】 (式中Aは下記式(II) 【化19】 または下記式(III) 【化20】 であり、 R1 は、下記式(IV) 【化21】 で表され;このうちR6 は、水素原子、炭素数1ないし
6の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基または炭素数
1または2のアルコキシ基;R7 は、水素原子または炭
素数1または2のアルキル基を表すか、あるいはR6 、
R7 は、R6 とR 7 およびこれらが結合する炭素原子と
ともに炭素数3ないし6のシクロアルキリデン基を表す
か、または、R6 、R7 、後述するR8 およびこれらが
結合する炭素原子とともに、炭素数3ないし6のシクロ
アルキル基を表し;R8 は、水素原子、炭素数1または
2のアルコキシ基もしくは炭素数1または2のアルキル
チオ基から選ばれる基で1個置換されていてもよい炭素
数1ないし3の直鎖または分枝鎖のアルキル基、炭素数
2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素数1ないし3の
直鎖または分枝鎖のアルコキシ基もしくは炭素数1また
は2のアルコキシカルボニル基から選ばれる基で1個置
換されていてもよい炭素数1ないし4の直鎖または分枝
鎖のアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、アセトキシ
基またはメチルチオ基を表し;R2 は、水素原子、メト
キシ基、ハロゲン原子、炭素数1または2のアルキル基
で1または2個置換されていてもよいアミノ基、トリフ
ルオロメチル基、炭素数1ないし6の直鎖または分枝鎖
のアルキル基、炭素数1または2のアルコキシカルボニ
ル基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルス
ルホニル基またはR1 として先に示されている基から選
ばれる基を表し;R1 とR2 とは同一であっても異なっ
ていてもよく;R3 は、炭素数1または2のアルコキシ
カルボニル基、シアノ基、カルボキシル基またはカルバ
モイル基を表し;R 4 は、水素原子またはメトキシ基を
表し;R5 は、水素原子、メトキシ基、ハロゲン原子、
メトキシカルボニル基、メチル基、ヒドロキシメチル
基、メトキシメチル基、カルバモイル基、ビス(エトキ
シカルボニル)アセチル基、アセチル基、1−ヒドロキ
シイミノエチル基、1−メトキシイミノエチル基、ホル
ミル基、またはシアノ基を表す)で示される化合物また
はその塩を有効成分として含有することを特徴とする胃
酸分泌抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13529695A JPH0848673A (ja) | 1994-06-03 | 1995-06-01 | 抗潰瘍剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-122898 | 1994-06-03 | ||
| JP12289894 | 1994-06-03 | ||
| JP13529695A JPH0848673A (ja) | 1994-06-03 | 1995-06-01 | 抗潰瘍剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0848673A true JPH0848673A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=26459939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13529695A Withdrawn JPH0848673A (ja) | 1994-06-03 | 1995-06-01 | 抗潰瘍剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0848673A (ja) |
-
1995
- 1995-06-01 JP JP13529695A patent/JPH0848673A/ja not_active Withdrawn
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