JPH0848741A - 硬質発泡合成樹脂の製造方法 - Google Patents
硬質発泡合成樹脂の製造方法Info
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Abstract
化合物を水、HCFC等の発泡剤の存在下で反応させて
硬質発泡合成樹脂を製造する方法において、2−メトキ
シプロパノール等の、分子内にエーテル結合を有する、
25℃の粘度が100cP以下である化合物(A)を使
用することを特徴とする硬質発泡合成樹脂の製造方法。 【効果】熱伝導率、圧縮強度、流れ性等のフォーム物性
を向上することができる。
Description
ームなどの硬質発泡合成樹脂を製造する方法に関する。
含有官能基を有する活性水素化合物とポリイソシアネー
ト化合物とを発泡剤の存在下に反応させて硬質発泡合成
樹脂を製造することは、広く行われている。
ロキシ化合物やポリアミン化合物がある。得られる硬質
発泡合成樹脂としては、例えば硬質ポリウレタンフォー
ム、硬質ポリイソシアヌレートフォームなどがある。
(トリクロロモノフルオロメタン)、必要に応じて更に
R12(ジクロロジフルオロメタン)が水とともに一般
に用いられている。しかし、これら特定フロンは成層圏
のオゾン層を破壊し生体系に影響を与える懸念があり、
近時その生産と使用が制限されつつある。
R12の使用量の大幅削減あるいは全廃が要請されてい
る。この際、ポリイソシアネート化合物との反応で炭酸
ガスを生成する水を発泡剤成分として増量する方法およ
び/またはHCFC、HFCなどで代用する方法により
R11、R12を削減する方法がとられている。
削減または全廃すると、ポリオール成分側の粘度が上昇
してしまう。このため発泡機によるポリウレタンフォー
ムの成型が不可能になる、または成型が可能でも、混合
不良による熱伝導率、圧縮強度、寸法安定性等のフォー
ム物性の低下、注入成型時の流れ性の低下等の問題が起
こる。
ロロエチルフォスフェート、トリスβ−クロロプロピル
フォスフェート等のフォスフェート類またはメタノー
ル、ブタノール等の直鎖アルキルモノアルコールを使用
する手段がとられていた。しかしながら、フォスフェー
ト類は可塑効果が高いため、大量に使用すると、熱伝導
率、圧縮強度、寸法安定性等のフォーム物性が低下す
る、直鎖アルキルモノアルコールはポリオールとの相溶
性が充分でないため、混合不良等によるフォーム物性の
低下が起こる、という問題が生じてくる。
タンフォームなどの硬質発泡合成樹脂の製造において、
上記の問題を解決することを課題とする。
素含有官能基を少なくとも2個有する活性水素化合物と
ポリイソシアネート化合物を発泡剤の存在下で反応させ
て硬質発泡合成樹脂を製造する方法において、活性水素
含有官能基を1個有し、かつ、分子内にエーテル結合を
有する化合物であって、25℃の粘度が100cP以下
である化合物(A)を上記活性水素化合物ともに使用す
ることを特徴とする硬質発泡合成樹脂の製造方法であ
る。
有官能基を1個有する。活性水素含有官能基としては、
水酸基またはアミノ基であることが好ましい。分子内に
有するエーテル結合は、粘度の点から約10以下である
ことが好ましい。化合物(A)は、25℃の粘度が10
0cP以下である。
70〜600であることが好ましく、80〜280であ
ることが特に好ましい。
−メトキシプロパノール、2−メトキシエタノール、3
−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキ
シ−1−ブタノール、2−エトキシエタノール等のアル
コキシ基を持つモノアルコール;3−メトキシプロピル
アミン、3−エトキシプロピルアミン等のアルコキシ基
を持つモノアミン;上記モノアルコール、モノアミンに
おいて水素原子の一部がハロゲン原子に置換された化合
物;下記式で示されるような分子内にリン原子を有する
化合物;などが挙げられる。
H)、((CH3)2CHO)2PON(CH2CH2OCH3)(CH2CH2OH) 。
ル、アルコキシ基を持つモノアミン、あるいは、それ以
外のモノアルコール、モノアミン、フェノール類にアル
キレンオキシドを反応させて得られる化合物も挙げられ
る。
アルコキシ基を持つモノアミン以外のモノアルコール、
モノアミン、フェノール類としては、メタノール、エタ
ノール、ブタノール、メチルアミン、エチルアミン、ブ
チルアミン、フェノール等が挙げられる。
4のアルキレンオキシドが好ましく、具体的にはエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオ
キシドおよび2,3−ブチレンオキシドから選ばれる少
なくとも1種が好ましい。特に、エチレンオキシド単
独、プロピレンオキシド単独あるいはプロピレンオキシ
ドとエチレンオキシドの併用が好ましい。
水素含有官能基を少なくとも2個有する活性水素化合物
としては、多価アルコール、ポリエーテル系ポリオー
ル、ポリエステル系ポリオール、1級または2級アミノ
基を分子内に2個以上含有する化合物などがある。
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、ジグリセリン、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等がある。
価アルコール、糖類、アルカノールアミン、多価アミン
等のイニシエーターに前記アルキレンオキシドを付加し
て得られるポリエーテルポルオールが挙げられる。特に
プロピレンオキシドやエチレンオキシドを付加して得ら
れるポリエーテル系ポリオールが好ましい。また、ポリ
マーポリオールあるいはグラフトポリオールと呼ばれ
る、ポリエーテル系ポリオール中にビニルポリマーの微
粒子が分散したポリオール組成物を使用することもでき
る。
合物(例えば、フェノール樹脂初期縮合物等も利用でき
る。2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物とし
ては、フェノール類をアルカリ触媒の存在下で過剰のホ
ルムアルデヒド類と縮合結合させたレゾール型初期縮合
物、このレゾール型初期縮合物を合成する際に非水系で
反応させたベンジリック型初期縮合物、過剰のフェノー
ル類を酸触媒の存在下でホルムアルデヒド類と反応させ
たノボラック型初期縮合物等がある。これらの初期縮合
物の分子量は200 〜10000 程度のものが好ましい。
環を形成する骨格の一個以上の炭素原子が直接水酸基と
結合したものを意味し、その同一構造内に他の置換結合
基を有するものも含まれる。代表的なものとしては、フ
ェノール、クレゾール、ビスフェノールA、レゾルシノ
ール等がある。また、ホルムアルデヒド類は、特に限定
されないが、ホルマリン、パラホルムアルデヒド等が好
ましい。
アルコール−多価カルボン酸縮合系のポリオールや環状
エステル開環重合体系のポリオールなどがある。1級ま
たは2級アミノ基含有化合物としてはエチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ジオクチルアミン、前記多価
アルコール、ポリエーテルポリオールの末端をアミノ化
した化合物などがある。
る活性水素化合物がポリオールの場合の水酸基価は、1
00〜800mgKOH/gであることが好ましい。
〜50重量%使用することが好ましく、1〜15重量%
使用することが特に好ましい。
素化合物とポリイソシアネート化合物とを発泡剤の存在
下、反応させて得られる。通常、この原料以外に種々の
添加剤を使用してもよい。整泡剤、および、触媒の他、
さらに難燃剤、充填剤、安定剤、着色剤等を任意に使用
してもよい。これら添加剤は通常ポリオールに添加され
るが、必要に応じてポリイソシアネート化合物に添加さ
れることもある。
好ましい。その使用量は全活性水素化合物中1〜10重
量%が好ましい。また本発明における技術は水を単独の
発泡剤として使用する処方にも使用できるが、発泡剤と
してR11、R12以外の低沸点ハロゲン化炭化水素を
併用することもできる。
クロロジフルオロメタン(R22)、1,1,2-トリクロロ
-1,2,2- トリフルオロエタン(R113)、1,2-ジクロ
ロ-1,1,2,2- テトラフルオロエタン(R114)、モノ
クロロペンタフルオロエタン(R115)、2,2-ジクロ
ロ-1,1,1- トリフルオロエタン(R123)、1,2-ジク
ロロ-1,1,2- トリフルオロエタン(R123a)、1,1-
ジクロロ-1- フルオロエタン(R141b)、1-クロロ
-1,1- ジフルオロエタン(R142b)、3,3-ジクロロ
-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロパン(R225c
a)、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン(R225cb)、3-クロロ-1,1,2,2- テトラフルオ
ロプロパン(R244ca)、1-クロロ-1,2,2,3- テト
ラフルオロプロパン(R244cb)、3-クロロ-1,1,
2,2,3- ペンタフルオロプロパン(R235ca)、1,1
-ジクロロ-1,2,2- トリフルオロプロパン(R243c
c)、1,1,1,2-テトラフルオロエタン(R134a)、
1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロパン(R236e
a)、ジフルオロメタン(R32)、ヘキサフルオロブ
タン(R356)、 ドデカフルオロペンタンなどの含フ
ッ素ハロゲン化炭化水素がある。
を含まないハロゲン化炭化水素や、前記以外の含フッ素
ハロゲン化炭化水素、ブタン、ヘキサン、イソペンタ
ン、シクロペンタンなどの低沸点炭化水素、空気や窒素
などの不活性ガスがある。これらの発泡剤は単独で使用
されることはもちろん、組み合わせて使用することも可
能である。
ポリオキシアルキレン共重合体等の非イオン界面活性剤
が例示される。触媒としては通常用いられるアミン触媒
や金属触媒を用いることができる。具体的には、トリエ
タノールアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミ
ン、トリエチレンジアミン、ビス−(2−ジメチルアミ
ノエチル)エーテル等のアミノ基含有化合物、ジブチル
錫ジラウレート、オクチル酸鉛、ナフテン酸鉛等の有機
金属化合物が単独、もしくは併用して使用される。
ル)フォスフェート、トリス(2−クロロプロピル)フ
ォスフェート、トリス(ジクロロプロピル)フォスフェ
ート等の含ハロゲンリン酸エステル化合物などが挙げら
れる。
物を1成分とし、ポリイソシアネート化合物を他の1成
分とする2成分を混合する方法が通常採用される。しか
し、いずれか少なくとも1成分を2以上の成分に分割し
て、合計3成分以上として混合することもできる。ま
た、活性水素化合物とポリイソシアネート化合物はプレ
ポリマー法や擬プレポリマー法で反応させることができ
るが、通常はワンショット法で反応させる。
は、従来一般に使用されているものから適宜使用するこ
とができる。代表的な例としては、イソシアネート基を
2以上有する芳香族系、脂環族系、あるいは脂肪族系の
ポリイソシアネート、それらを変性して得られる変性ポ
リイソシアネート、およびそれら2種以上の混合物があ
る。
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート(通称クルードMD
I)、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポ
リイソシアネートやそれらのプレポリマー型変性体、ヌ
レート変性体、ウレア変性体などがある。特にクルード
MDIが好ましい。使用量は全活性水素化合物の水酸基
当量に対して0.6〜3.0当量、特に0.8〜2.0
当量が好ましい。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
った。これらポリオールを表1に示す割合で混合して1
00重量部としたものを使用した。
オキシドを反応させて得られる水酸基価400mgKO
H/g、粘度20000cP/25℃のポリエーテルポ
リオール、 ポリオールB:トリレンジアミンにプロピレンオキシ
ド、エチレンオキシドを反応させて得られる水酸基価4
00mgKOH/g、粘度30000cP/25℃のポ
リエーテルポリオール、 ポリオールC:エチレンジアミンにプロピレンオキシド
を反応させて得られる水酸基価300mgKOH/g、
粘度1500cP/25℃のポリエーテルポリオール、 ポリオールD:トリエタノールアミンにプロピレンオキ
シドを反応させて得られる水酸基価400mgKOH/
g、粘度350cP/25℃のポリエーテルポリオー
ル。
ド、エチレンオキシドを反応させて得られる、分子量2
24、粘度10cP/25℃のポリエーテルモノオー
ル、 化合物F:フェノールにエチレンオキシドを反応させて
得られる、分子量160、粘度30cP/25℃のポリ
エーテルモノオール、 化合物G:2−メトキシプロパノール(粘度9cP/2
5℃)、 化合物H:1−ペンタノール(粘度3.6cP/25
℃)、 化合物I:ジプロピルエーテル(粘度0.4cP/25
℃)。
示す処方のポリオール混合物100重量部に、シリコー
ン整泡剤(L−5421、日本ユニカー社製)1.5重
量部、触媒としてN,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ンをゲルタイム約40秒に合わせ、表2〜6に示す重量
部の水および発泡剤を加えて円盤型撹拌機により充分混
合撹拌し、このポリオール側原液の液温が20℃になる
よう調整した。
を20℃としたクルードMDI(ミリオーネートMR−
200、日本ポリウレタン工業社製、NCO:31.0
%)をNCO−INDEX=105となるよう加え、高
速撹拌し、上方が開放された20cm立方の木箱の中で
発泡させ評価した。
(単位:kg/m3 )、混合性、圧縮強度、寸法変化、
流れ性、熱伝導率の評価結果を示した。評価方法は以下
の通りである。
り出し、断面のセル状態を評価し、 ○・・・セル状態が良好なもの、 ×・・・セルむらがあるもの、とした。
4に基づき測定し、 ○・・・良好であるもの、 ×・・・不良であるもの、とした。
ら50mm立方のサンプルを2個切り出し、一方は、7
0℃、24時間加熱後の体積変化、他方は−30℃、2
4時間冷却後の体積変化を測定した結果、 ○・・・それぞれ変化が小さいもの、 ×・・・どちらか一方の変化が大きいもの、とした。
分とポリオール成分を混合撹拌した後、該混合物を10
mm幅×5mm高さ×160mm長さの中空パネルの端
から流し、原料混合物の流動性を測定し、 ○・・・流動性が良好なもの、 ×・・・流動性が不良のもの、とした。
2に基づき測定し、 ○・・・良好であるもの、 ×・・・不良であるもの、とした。
し、かつ、分子内にエーテル結合を有する、25℃の粘
度が100cP以下である化合物(A)を使用すること
により、発泡剤である水の使用量を増やして特定フロン
であるR11,R12等を大幅に削減あるいは全廃する
で硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。
化合物(A)の使用により、レジン粘度を減少させ、混
合性を良くすることができるので、熱伝導率、縮強度、
流れ性等のフォーム物性を向上することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】活性水素含有官能基を少なくとも2個有す
る活性水素化合物とポリイソシアネート化合物を発泡剤
の存在下で反応させて硬質発泡合成樹脂を製造する方法
において、活性水素含有官能基を1個有し、かつ、分子
内にエーテル結合を有する化合物であって、25℃の粘
度が100cP以下である化合物(A)を上記活性水素
化合物ともに使用することを特徴とする硬質発泡合成樹
脂の製造方法。 - 【請求項2】化合物(A)の分子量が、70〜600で
ある、請求項1の製造方法。 - 【請求項3】化合物(A)を全活性水素化合物中0.1
〜50重量%使用する、請求項1の製造方法。 - 【請求項4】発泡剤として水を全活性水素化合物中1〜
10重量%使用する、請求項1の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18451894A JP3531220B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18451894A JP3531220B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0848741A true JPH0848741A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3531220B2 JP3531220B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16154605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18451894A Expired - Lifetime JP3531220B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531220B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023080585A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタンフォーム成形体とその製造方法及びポリオール組成物 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP18451894A patent/JP3531220B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023080585A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタンフォーム成形体とその製造方法及びポリオール組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3531220B2 (ja) | 2004-05-24 |
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