JPH084891A - ロックアップクラッチ制御装置 - Google Patents
ロックアップクラッチ制御装置Info
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- JPH084891A JPH084891A JP15803094A JP15803094A JPH084891A JP H084891 A JPH084891 A JP H084891A JP 15803094 A JP15803094 A JP 15803094A JP 15803094 A JP15803094 A JP 15803094A JP H084891 A JPH084891 A JP H084891A
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- hydraulic
- torque converter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油量収支が厳しい領域においてもロックアッ
プクラッチの引き摺りを確実に防止できるようにする。 【構成】 トルクコンバータリリーフ弁60と第3油路
93との間に、トルクコンバータリリーフ圧と液圧アク
チュエータ40のパイロット圧の圧力バランスによって
油路を切り換える切り換え弁70を設ける。トルクコン
バータリリーフ圧が所定の圧力値以上あるときには、こ
のトルクコンバータリリーフ圧が、ドレン圧が切り換え
弁70、第3油路93、ロックアップ制御弁50、第2
油路92を通ってロックアップクラッチ解放室18に供
給される。トルクコンバータリリーフ圧が所定の圧力値
未満のときには、パイロット圧が油路84、切り換え弁
70、第3油路93、ロックアップ制御弁50、第2油
路92を通ってロックアップクラッチ解放室18に供給
される。
プクラッチの引き摺りを確実に防止できるようにする。 【構成】 トルクコンバータリリーフ弁60と第3油路
93との間に、トルクコンバータリリーフ圧と液圧アク
チュエータ40のパイロット圧の圧力バランスによって
油路を切り換える切り換え弁70を設ける。トルクコン
バータリリーフ圧が所定の圧力値以上あるときには、こ
のトルクコンバータリリーフ圧が、ドレン圧が切り換え
弁70、第3油路93、ロックアップ制御弁50、第2
油路92を通ってロックアップクラッチ解放室18に供
給される。トルクコンバータリリーフ圧が所定の圧力値
未満のときには、パイロット圧が油路84、切り換え弁
70、第3油路93、ロックアップ制御弁50、第2油
路92を通ってロックアップクラッチ解放室18に供給
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックアップクラッチ
機構トルクコンバータにおけるロックアップクラッチ制
御装置に関する。
機構トルクコンバータにおけるロックアップクラッチ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータは自動クラッチとして
作動する他、トルクの増大作用をするもので、通常自動
変速機に接続されて、オートマチックトランスミッショ
ンを構成する。
作動する他、トルクの増大作用をするもので、通常自動
変速機に接続されて、オートマチックトランスミッショ
ンを構成する。
【0003】図6は従来の一般的なトルクコンバータ及
びロックアップクラッチ制御装置の概略構成図である。
トルクコンバータ10は、入力要素としてのポンプイン
ペラ11と呼ばれる羽根車と、出力要素としてのタービ
ンランナ12と呼ばれる羽根車と、これらの間に配され
たステータ13と呼ばれる羽根車とを備えている。
びロックアップクラッチ制御装置の概略構成図である。
トルクコンバータ10は、入力要素としてのポンプイン
ペラ11と呼ばれる羽根車と、出力要素としてのタービ
ンランナ12と呼ばれる羽根車と、これらの間に配され
たステータ13と呼ばれる羽根車とを備えている。
【0004】ポンプインペラ11は、エンジンのクラン
クシャフトによって回転するトルクコンバータカバー1
4に連結され回転駆動される。タービンランナ12は図
示しない自動変速機のインプットシャフトに連結され
る。ステータ13は所謂ワンウェイククラッチを介して
インプットシャフトに空転可能に取り付けられる。そし
て、トルクコンバータ10の内部には作動油が満たされ
ている。
クシャフトによって回転するトルクコンバータカバー1
4に連結され回転駆動される。タービンランナ12は図
示しない自動変速機のインプットシャフトに連結され
る。ステータ13は所謂ワンウェイククラッチを介して
インプットシャフトに空転可能に取り付けられる。そし
て、トルクコンバータ10の内部には作動油が満たされ
ている。
【0005】エンジンが回転すると、トルクコンバータ
カバー14、ポンプインペラ11が回転し、ポンプイン
ペラ内の作動油が遠心力により外周に向って流れ、ター
ビンランナ12を通りステータ13を通って再びポンプ
インペラ11に循環する。この流れによってタービンラ
ンナ12が回転し、自動変速機のインプットシャフトへ
と伝達される。
カバー14、ポンプインペラ11が回転し、ポンプイン
ペラ内の作動油が遠心力により外周に向って流れ、ター
ビンランナ12を通りステータ13を通って再びポンプ
インペラ11に循環する。この流れによってタービンラ
ンナ12が回転し、自動変速機のインプットシャフトへ
と伝達される。
【0006】トルクコンバータ10は作動油を動力伝達
の媒介にしているため、すべりによる損失が大きく、機
械式クラッチに比較して10%程度動力伝達効率が悪
い。そこで、一定の車速以上になったらトルクコンバー
タカバー14を自動変速機のインプットシャフトに機械
的に直結するロックアップクラッチ15を備えるトルク
コンバータが一般的となってきた。
の媒介にしているため、すべりによる損失が大きく、機
械式クラッチに比較して10%程度動力伝達効率が悪
い。そこで、一定の車速以上になったらトルクコンバー
タカバー14を自動変速機のインプットシャフトに機械
的に直結するロックアップクラッチ15を備えるトルク
コンバータが一般的となってきた。
【0007】このロックアップクラッチ15は、インプ
ットシャフトに取り付けられたタービンハブ16にロッ
クアップピストン17を備え、ロックアップピストン1
7は、トルクコンバータカバー14の内面に対向するク
ラッチフェーシング17aを備えている。
ットシャフトに取り付けられたタービンハブ16にロッ
クアップピストン17を備え、ロックアップピストン1
7は、トルクコンバータカバー14の内面に対向するク
ラッチフェーシング17aを備えている。
【0008】このロックアップピストン17を境に、ト
ルクコンバータカバー14側のロックアップクラッチ解
放室18と、その反対側のトルクコンバータ室19とが
配置され、ロックアップクラッチ解放室18には作動油
によりロックアップピストン17をトルクコンバータカ
バー14から離間させる方向に作用する解放圧が加わ
り、トルクコンバータ室19には作動油によりロックア
ップピストン17をトルクコンバータカバー14に係合
させる方向に作用する係合圧が加わる。
ルクコンバータカバー14側のロックアップクラッチ解
放室18と、その反対側のトルクコンバータ室19とが
配置され、ロックアップクラッチ解放室18には作動油
によりロックアップピストン17をトルクコンバータカ
バー14から離間させる方向に作用する解放圧が加わ
り、トルクコンバータ室19には作動油によりロックア
ップピストン17をトルクコンバータカバー14に係合
させる方向に作用する係合圧が加わる。
【0009】通常、ロックアップクラッチ15はロック
アップ制御弁50により制御される。即ち、ロックアッ
プクラッチ解放室18には、オイルポンプ1から吐出さ
れた油をプレッシャレギュレータ弁20でライン圧に調
圧する際にプレッシャレギュレータ弁20のドレンポー
ト21からドレンされた油が、トルクコンバータリリー
フ弁60及びロックアップ制御弁50を介して供給され
る(この時に発生する油圧がトルクコンバータリリーフ
圧となる)。
アップ制御弁50により制御される。即ち、ロックアッ
プクラッチ解放室18には、オイルポンプ1から吐出さ
れた油をプレッシャレギュレータ弁20でライン圧に調
圧する際にプレッシャレギュレータ弁20のドレンポー
ト21からドレンされた油が、トルクコンバータリリー
フ弁60及びロックアップ制御弁50を介して供給され
る(この時に発生する油圧がトルクコンバータリリーフ
圧となる)。
【0010】一方、トルクコンバータ室19には、前記
ライン圧を元圧としてパイロット弁30、液圧アクチュ
エータ40により調圧された作動油がロックアップ制御
弁50を介して供給される。
ライン圧を元圧としてパイロット弁30、液圧アクチュ
エータ40により調圧された作動油がロックアップ制御
弁50を介して供給される。
【0011】そして、ロックアップ制御弁50によっ
て、ロックアップクラッチ解放室18内から作動油を排
出しトルクコンバータ室19内に作動油を供給すること
で係合圧が解放圧より大きくなり、ロックアップクラッ
チ15が締結する。これとは逆に、ロックアップ制御弁
50によって、ロックアップクラッチ解放室18内に作
動油を供給しトルクコンバータ室19内から作動油を排
出することで解放圧が係合圧より大きくなり、ロックア
ップクラッチ15が解放される。
て、ロックアップクラッチ解放室18内から作動油を排
出しトルクコンバータ室19内に作動油を供給すること
で係合圧が解放圧より大きくなり、ロックアップクラッ
チ15が締結する。これとは逆に、ロックアップ制御弁
50によって、ロックアップクラッチ解放室18内に作
動油を供給しトルクコンバータ室19内から作動油を排
出することで解放圧が係合圧より大きくなり、ロックア
ップクラッチ15が解放される。
【0012】ところで、エンジンのアイドル時に、ロッ
クアップクラッチ15がトルクコンバータカバー14か
ら完全に開放されない状態(以下、ロックアップクラッ
チ15の引き摺りという)になるとエンジンストールを
起こすので、これを防止するために、ロックアップクラ
ッチ15を確実に解放させる必要がある。そのために
は、ロックアップクラッチ15の引き摺り防止を確保す
るだけの油流量(油圧)をロックアップクラッチ解放室
18に供給する必要がある。
クアップクラッチ15がトルクコンバータカバー14か
ら完全に開放されない状態(以下、ロックアップクラッ
チ15の引き摺りという)になるとエンジンストールを
起こすので、これを防止するために、ロックアップクラ
ッチ15を確実に解放させる必要がある。そのために
は、ロックアップクラッチ15の引き摺り防止を確保す
るだけの油流量(油圧)をロックアップクラッチ解放室
18に供給する必要がある。
【0013】しかし、高温且つエンジン回転数の低い領
域(特にアイドル回転時)では、オイルポンプ1による
油の吐出流量が少なく、又、自動変速機各部からの油の
消費流量(漏れ流量を含む)も常温域に比して増加する
こととなるので、油量収支の厳しい領域となる。
域(特にアイドル回転時)では、オイルポンプ1による
油の吐出流量が少なく、又、自動変速機各部からの油の
消費流量(漏れ流量を含む)も常温域に比して増加する
こととなるので、油量収支の厳しい領域となる。
【0014】このような領域では、ライン圧そのものが
設定調圧値よりも低くなってしまうため、前記プレッシ
ャレギュレータ弁20は殆ど閉じ切りの状態となる。そ
の結果、前記プレッシャレギュレータ弁20のドレンポ
ート21に油がドレンされない状態が通常の走行条件・
環境条件の時よりも増加し、ロックアップクラッチ解放
室18へ供給される油流量が減少することとなり、ロッ
クアップクラッチ15の引き摺りを生じる虞がある。
設定調圧値よりも低くなってしまうため、前記プレッシ
ャレギュレータ弁20は殆ど閉じ切りの状態となる。そ
の結果、前記プレッシャレギュレータ弁20のドレンポ
ート21に油がドレンされない状態が通常の走行条件・
環境条件の時よりも増加し、ロックアップクラッチ解放
室18へ供給される油流量が減少することとなり、ロッ
クアップクラッチ15の引き摺りを生じる虞がある。
【0015】そこで、トルクコンバータリリース圧がロ
ックアップクラッチ15の引き摺りを発生する油圧以下
に低下した場合に、切り換え弁により油路を切り換え、
パイロット弁30の出力圧であるパイロット圧をロック
アップクラッチ解放室18に導入して、高温且つエンジ
ン回転数低回転等の状態におけるロックアップクラッチ
15の引き摺りを防止するようにしたものが案出され
た。
ックアップクラッチ15の引き摺りを発生する油圧以下
に低下した場合に、切り換え弁により油路を切り換え、
パイロット弁30の出力圧であるパイロット圧をロック
アップクラッチ解放室18に導入して、高温且つエンジ
ン回転数低回転等の状態におけるロックアップクラッチ
15の引き摺りを防止するようにしたものが案出され
た。
【0016】このように切り換え弁を使用してロックア
ップクラッチ15の解放を確実に行うようにした従来技
術としては、例えば特開平1−247853号公報や特
開昭60−143264号公報などに開示されたものが
ある。
ップクラッチ15の解放を確実に行うようにした従来技
術としては、例えば特開平1−247853号公報や特
開昭60−143264号公報などに開示されたものが
ある。
【0017】又、公知例ではないが、切り換え弁によら
ない方法としてバイパスオリフィスチューニングと称す
る方法も考えられている。これは、図6において二点鎖
線で示すように、ライン圧回路80とトルクコンバータ
リリース圧回路82とをオリフィス3を備えたバイパス
回路4で接続して、ロックアップクラッチ15の引き摺
りが生じない流量を確保するようにしたものである。
ない方法としてバイパスオリフィスチューニングと称す
る方法も考えられている。これは、図6において二点鎖
線で示すように、ライン圧回路80とトルクコンバータ
リリース圧回路82とをオリフィス3を備えたバイパス
回路4で接続して、ロックアップクラッチ15の引き摺
りが生じない流量を確保するようにしたものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−247853号公報に開示された装置においては、
切り換え弁油路を切り換える場合に液圧アクチュエータ
(ソレノイド)のドレンポートを利用しており、コスト
的に高くなるという問題があった。
1−247853号公報に開示された装置においては、
切り換え弁油路を切り換える場合に液圧アクチュエータ
(ソレノイド)のドレンポートを利用しており、コスト
的に高くなるという問題があった。
【0019】又、特開昭60−143264号公報の装
置においては、切り換え弁を作動させるために3本の切
り換え弁を必要とし、回路構成が複雑になりコスト的に
も高くなる問題があった。
置においては、切り換え弁を作動させるために3本の切
り換え弁を必要とし、回路構成が複雑になりコスト的に
も高くなる問題があった。
【0020】前記バイパスオリフィスチューニング方法
の場合には、ライン圧回路80とトルクコンバータリリ
ース圧回路82との流量バランスを取るのが難しいとい
う問題がある。
の場合には、ライン圧回路80とトルクコンバータリリ
ース圧回路82との流量バランスを取るのが難しいとい
う問題がある。
【0021】例えば、エンジンのアイドル回転数低下の
要求に対しての対応が難かしい。詳述すると、アイドル
回転数が低下すると更に油量収支が厳しくなるため、更
にロックアップクラッチ15の引き摺りを生じ易い環境
となる。これを防ぐためにオリフィス3の絞り径を拡大
すると、ライン圧の増加に伴いオリフィス3の流量が増
加し、結果としてライン圧の圧力低下を招くこととな
る。そのため、ロックアップクラッチ15の引き摺り防
止とライン圧の低下防止を両立させるためには、実験確
認を含めて試行錯誤的にオリフィス3の絞り径を設定し
なければならないが、これは極めて困難な作業である。
そして、両立する解がない場合は、結局のところ別の油
量収支改善対策を盛り込まなければならない。
要求に対しての対応が難かしい。詳述すると、アイドル
回転数が低下すると更に油量収支が厳しくなるため、更
にロックアップクラッチ15の引き摺りを生じ易い環境
となる。これを防ぐためにオリフィス3の絞り径を拡大
すると、ライン圧の増加に伴いオリフィス3の流量が増
加し、結果としてライン圧の圧力低下を招くこととな
る。そのため、ロックアップクラッチ15の引き摺り防
止とライン圧の低下防止を両立させるためには、実験確
認を含めて試行錯誤的にオリフィス3の絞り径を設定し
なければならないが、これは極めて困難な作業である。
そして、両立する解がない場合は、結局のところ別の油
量収支改善対策を盛り込まなければならない。
【0022】本発明は、このような従来の技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、油量収支の厳しい領域に
おけるロックアップクラッチの引き摺りを確実に防止す
ることができるロックアップクラッチ油圧制御装置を提
供することを第1の課題とする。
に鑑みてなされたものであり、油量収支の厳しい領域に
おけるロックアップクラッチの引き摺りを確実に防止す
ることができるロックアップクラッチ油圧制御装置を提
供することを第1の課題とする。
【0023】又、本発明は、極めて簡単な油圧回路構成
で前記第1の課題を解決できるロックアップクラッチ油
圧制御装置を提供することを第2の課題とする。
で前記第1の課題を解決できるロックアップクラッチ油
圧制御装置を提供することを第2の課題とする。
【0024】
〔1〕 本発明は、前記第1の課題を解決するために、
エンジンの出力軸と共に回転するポンプインペラ11側
と、自動変速機の入力軸と共に回転するタービンランナ
12側とを締結可能なロックアップピストン17を境に
設けたトルクコンバータ室19及びロックアップクラッ
チ解放室18と、電気的な液圧アクチュエータ40の駆
動により作動するロックアップ制御弁50と、該ロック
アップ制御弁50と前記トルクコンバータ室19及びロ
ックアップクラッチ解放室18とを連通する第1液路9
1及び第2液路92と、を備え、該第1液路91及び、
或いは第2液路92を介してロックアップ制御弁50か
ら作動液が供給され、トルクコンバータ室19の液圧と
ロックアップクラッチ解放室18の液圧を前記液圧アク
チュエータ40の駆動により制御することで、ロックア
ップピストン17を移動してロックアップクラッチ15
の締結・解放を行うロックアップクラッチ制御装置にお
いて、前記ロックアップクラッチ15の解放時に前記ロ
ックアップクラッチ解放室18内に第1の液圧を供給す
る第3液路93を接続するとともに、この第1の液圧が
不足したとき、この第1の液圧よりも高い第2の液圧を
第3の液路93から供給することを特徴とするロックア
ップクラッチ制御装置である(請求項1に対応)。
エンジンの出力軸と共に回転するポンプインペラ11側
と、自動変速機の入力軸と共に回転するタービンランナ
12側とを締結可能なロックアップピストン17を境に
設けたトルクコンバータ室19及びロックアップクラッ
チ解放室18と、電気的な液圧アクチュエータ40の駆
動により作動するロックアップ制御弁50と、該ロック
アップ制御弁50と前記トルクコンバータ室19及びロ
ックアップクラッチ解放室18とを連通する第1液路9
1及び第2液路92と、を備え、該第1液路91及び、
或いは第2液路92を介してロックアップ制御弁50か
ら作動液が供給され、トルクコンバータ室19の液圧と
ロックアップクラッチ解放室18の液圧を前記液圧アク
チュエータ40の駆動により制御することで、ロックア
ップピストン17を移動してロックアップクラッチ15
の締結・解放を行うロックアップクラッチ制御装置にお
いて、前記ロックアップクラッチ15の解放時に前記ロ
ックアップクラッチ解放室18内に第1の液圧を供給す
る第3液路93を接続するとともに、この第1の液圧が
不足したとき、この第1の液圧よりも高い第2の液圧を
第3の液路93から供給することを特徴とするロックア
ップクラッチ制御装置である(請求項1に対応)。
【0025】〔2〕 又、本発明は、第2の課題を解決
するために、前記〔1〕の構成において、前記第3液路
93は、前記ロックアップ制御弁50を介して前記第2
液路92に接続されるとともに、第3液路に切り換え弁
70が介挿され、前記液圧アクチュエータ40からの液
圧でロックアップ制御弁50が第1液路91を開いてこ
の第1液路91からコンバータ室19内の液圧を開放す
るとき、前記第3液路93と第2液路92とが接続さ
れ、前記液圧アクチュエータ40の元圧で前記切り換え
弁70が前記第3液路93を開いて液圧源からの第1の
液圧を第3液路93から第2液路92を経てロックアッ
プクラッチ解放室18へと供給し、前記切り換え弁70
は、第1の液圧が所定の圧力値よりも低くなったとき、
前記切り換え弁70によって液圧アクチュエータ40か
らの液圧を前記第2の液圧として、前記第3液路93か
ら第2液路92を経てロックアップクラッチ解放室18
へと供給することを特徴とするロックアップクラッチ制
御装置である(請求項2に対応)。
するために、前記〔1〕の構成において、前記第3液路
93は、前記ロックアップ制御弁50を介して前記第2
液路92に接続されるとともに、第3液路に切り換え弁
70が介挿され、前記液圧アクチュエータ40からの液
圧でロックアップ制御弁50が第1液路91を開いてこ
の第1液路91からコンバータ室19内の液圧を開放す
るとき、前記第3液路93と第2液路92とが接続さ
れ、前記液圧アクチュエータ40の元圧で前記切り換え
弁70が前記第3液路93を開いて液圧源からの第1の
液圧を第3液路93から第2液路92を経てロックアッ
プクラッチ解放室18へと供給し、前記切り換え弁70
は、第1の液圧が所定の圧力値よりも低くなったとき、
前記切り換え弁70によって液圧アクチュエータ40か
らの液圧を前記第2の液圧として、前記第3液路93か
ら第2液路92を経てロックアップクラッチ解放室18
へと供給することを特徴とするロックアップクラッチ制
御装置である(請求項2に対応)。
【0026】
【作用】本発明の前記〔1〕の構成によれば、ロックア
ップクラッチ15の解放時に、液量収支が厳しくなって
第1の液圧が不足した場合には、第1の液圧よりも高い
第2の液圧が第3液路93を介してロックアップクラッ
チ解放室18に供給され、その結果、ロックアップクラ
ッチ解放室内の液圧がトルクコンバータ室内の圧力より
大きくなって、ロックアップクラッチが確実に解放され
る。
ップクラッチ15の解放時に、液量収支が厳しくなって
第1の液圧が不足した場合には、第1の液圧よりも高い
第2の液圧が第3液路93を介してロックアップクラッ
チ解放室18に供給され、その結果、ロックアップクラ
ッチ解放室内の液圧がトルクコンバータ室内の圧力より
大きくなって、ロックアップクラッチが確実に解放され
る。
【0027】本発明の前記〔2〕の構成によれば、第1
の液圧が所定の圧力値を越えている場合には、切り換え
弁70により第1の液圧が第3液路93から第2液路9
2を経てロックアップクラッチ解放室18に供給され
る。一方、第1の液圧が前記所定の圧力値以下になった
場合には、切り換え弁70により第2の液圧が第3液路
93から第2液路92を経てロックアップクラッチ解放
室18に供給される。
の液圧が所定の圧力値を越えている場合には、切り換え
弁70により第1の液圧が第3液路93から第2液路9
2を経てロックアップクラッチ解放室18に供給され
る。一方、第1の液圧が前記所定の圧力値以下になった
場合には、切り換え弁70により第2の液圧が第3液路
93から第2液路92を経てロックアップクラッチ解放
室18に供給される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1から図3の図面は本発明のロックアップクラ
ッチ制御装置の油圧制御回路図である。
する。図1から図3の図面は本発明のロックアップクラ
ッチ制御装置の油圧制御回路図である。
【0029】<トルクコンバータの構成>トルクコンバ
ータ10については従来のものと同じ構成であるので、
同一態様部分に同一符号を付して説明は省略する。
ータ10については従来のものと同じ構成であるので、
同一態様部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0030】<油圧制御回路の構成>油圧制御回路は、
オイルポンプ1、オイルクーラー2、プレッシャレギュ
レータ弁20、パイロット弁30、液圧アクチュエータ
40、ロックアップ制御弁50、トルクコンバータリリ
ーフ弁60、切り換え弁70とを備えている。
オイルポンプ1、オイルクーラー2、プレッシャレギュ
レータ弁20、パイロット弁30、液圧アクチュエータ
40、ロックアップ制御弁50、トルクコンバータリリ
ーフ弁60、切り換え弁70とを備えている。
【0031】オイルポンプ1により吐出された油はプレ
ッシャレギュレータ弁20により調圧された後、油路8
0を介してロックアップクラッチ15を除く各締結要素
(ここでは各締結要素までの油路構成については省略す
る)にライン圧として作用する。
ッシャレギュレータ弁20により調圧された後、油路8
0を介してロックアップクラッチ15を除く各締結要素
(ここでは各締結要素までの油路構成については省略す
る)にライン圧として作用する。
【0032】プレッシャレギュレータ弁20による調圧
の段階でプレッシャレギュレータ弁20のドレンポート
21からドレンされた油は、油路81を介してトルクコ
ンバータリリーフ弁60の入力ポート61に供給され
る。
の段階でプレッシャレギュレータ弁20のドレンポート
21からドレンされた油は、油路81を介してトルクコ
ンバータリリーフ弁60の入力ポート61に供給され
る。
【0033】トルクコンバータリリーフ弁60は、油路
81からの油圧をトルクコンバータリリース圧(第1の
液圧)に調圧する調圧機能と、過剰油圧によるトルクコ
ンバータカバー14の破壊防止機能を併有する。つま
り、トルクコンバータカバー14が変形しないように、
許容圧力以上の油圧が油路81を介してトルクコンバー
タリリーフ弁60に送られてきた場合に、許容圧力以下
に減圧する。
81からの油圧をトルクコンバータリリース圧(第1の
液圧)に調圧する調圧機能と、過剰油圧によるトルクコ
ンバータカバー14の破壊防止機能を併有する。つま
り、トルクコンバータカバー14が変形しないように、
許容圧力以上の油圧が油路81を介してトルクコンバー
タリリーフ弁60に送られてきた場合に、許容圧力以下
に減圧する。
【0034】トルクコンバータリリーフ弁60でトルク
コンバータリリーフ圧に調圧された油は、前記入力ポー
ト61と連通する出力ポート62から油路82を介し
て、切り換え弁70のポート73,74に供給される。
コンバータリリーフ圧に調圧された油は、前記入力ポー
ト61と連通する出力ポート62から油路82を介し
て、切り換え弁70のポート73,74に供給される。
【0035】前記ポート73に導入されたトルクコンバ
ータリリース圧は、切り換え弁70に内蔵されたスプリ
ング72によるスプリング力と共に、スプール71を図
中左方向にシフトさせる力として作用する。
ータリリース圧は、切り換え弁70に内蔵されたスプリ
ング72によるスプリング力と共に、スプール71を図
中左方向にシフトさせる力として作用する。
【0036】又、プレッシャレギュレータ弁20により
ライン圧に調圧された油は油路80からパイロット弁3
0に供給され、パイロット弁30の出力圧は液圧アクチ
ュエータ40のパイロット圧に調圧される。このパイロ
ット圧はロックアップ制御弁50のストローク位置を制
御するための制御圧となる。
ライン圧に調圧された油は油路80からパイロット弁3
0に供給され、パイロット弁30の出力圧は液圧アクチ
ュエータ40のパイロット圧に調圧される。このパイロ
ット圧はロックアップ制御弁50のストローク位置を制
御するための制御圧となる。
【0037】パイロット圧は、油路83を介して液圧ア
クチュエータ40に供給されるとともに、油路84を介
して前記切り換え弁70のポート75,76にロックア
ップクラッチ15解放用の第2の液圧として供給され
る。ポート76に供給されたパイロット圧はスプール7
1を図中右方向にシフトさせる力として作用する。
クチュエータ40に供給されるとともに、油路84を介
して前記切り換え弁70のポート75,76にロックア
ップクラッチ15解放用の第2の液圧として供給され
る。ポート76に供給されたパイロット圧はスプール7
1を図中右方向にシフトさせる力として作用する。
【0038】油路83を介して液圧アクチュエータ40
に送られた油圧は、液圧アクチュエータ40により各走
行状態・環境状態に応じた油圧に制御された後、油路8
5を介してロックアップ制御弁50のポート53に供給
される。
に送られた油圧は、液圧アクチュエータ40により各走
行状態・環境状態に応じた油圧に制御された後、油路8
5を介してロックアップ制御弁50のポート53に供給
される。
【0039】液圧アクチュエータ40は、マイクロコン
ピュータからなる電子制御装置(ECU)により駆動制
御されるソレノイドであり、通常ロックアップソレノイ
ドと称されるものである。即ち、電子制御装置ECUが
ロックアップソレノイドに印加される駆動電圧のデュー
ティ比を変化させると、ロックアップソレノイドの可動
鉄心の進出程度が変化する。これによりデューティ比の
オン・オフ時間が変化し、出力側の流量が変化する。デ
ューティ比のオフ時間が長くなるほどパイロット弁30
の出力圧、即ちロックアップ制御弁4への液圧は小さく
なる。
ピュータからなる電子制御装置(ECU)により駆動制
御されるソレノイドであり、通常ロックアップソレノイ
ドと称されるものである。即ち、電子制御装置ECUが
ロックアップソレノイドに印加される駆動電圧のデュー
ティ比を変化させると、ロックアップソレノイドの可動
鉄心の進出程度が変化する。これによりデューティ比の
オン・オフ時間が変化し、出力側の流量が変化する。デ
ューティ比のオフ時間が長くなるほどパイロット弁30
の出力圧、即ちロックアップ制御弁4への液圧は小さく
なる。
【0040】ロックアップ制御弁50のポート53に供
給された油圧は、ロックアップ制御弁50に内蔵された
スプリング52によるスプリング力と共に、スプール5
1を図中右方向にシフトさせる力として作用する。
給された油圧は、ロックアップ制御弁50に内蔵された
スプリング52によるスプリング力と共に、スプール5
1を図中右方向にシフトさせる力として作用する。
【0041】〈通常のロックアップクラッチ締結状態〉
そして、各走行状態・環境状態でシフトスケジュールに
て定められたロックアップクラッチ15を締結する領域
内においては、液圧アクチュエータ40の出力圧が最小
となるように制御され、この時には、図3に示すよう
に、ロックアップ制御弁50のスプール51が左方向に
シフトするようになっている。
そして、各走行状態・環境状態でシフトスケジュールに
て定められたロックアップクラッチ15を締結する領域
内においては、液圧アクチュエータ40の出力圧が最小
となるように制御され、この時には、図3に示すよう
に、ロックアップ制御弁50のスプール51が左方向に
シフトするようになっている。
【0042】この状態では、トルクコンバータリリーフ
弁60から供給されたトルクコンバータリリース圧は、
切り換え弁70のポート74,77を介し第3油路93
を経由してロックアップ制御弁50のポート54,55
を介し、更に第1油路91を介して、トルクコンバータ
室19に供給され係合圧として作用する。この時、ロッ
クアップクラッチ解放室18内の油圧は第2油路92及
びロックアップ制御弁50のポート56からドレンポー
ト57を介して大気解放される。その結果、ロックアッ
プクラッチ15は締結する。
弁60から供給されたトルクコンバータリリース圧は、
切り換え弁70のポート74,77を介し第3油路93
を経由してロックアップ制御弁50のポート54,55
を介し、更に第1油路91を介して、トルクコンバータ
室19に供給され係合圧として作用する。この時、ロッ
クアップクラッチ解放室18内の油圧は第2油路92及
びロックアップ制御弁50のポート56からドレンポー
ト57を介して大気解放される。その結果、ロックアッ
プクラッチ15は締結する。
【0043】〈通常のロックアップクラッチ解放状態〉
一方、シフトスケジュールにて定められたロックアップ
クラッチ15を解放する領域内においては、液圧アクチ
ュエータ40の出力圧が最大となるように制御され、こ
の時には図2に示すように、ロックアップ制御弁50の
スプール51が右方向にシフトするようになっている。
一方、シフトスケジュールにて定められたロックアップ
クラッチ15を解放する領域内においては、液圧アクチ
ュエータ40の出力圧が最大となるように制御され、こ
の時には図2に示すように、ロックアップ制御弁50の
スプール51が右方向にシフトするようになっている。
【0044】この状態では、第2油路92とロックアッ
プ制御弁50のドレンポート57は遮断され、第2油路
92とトルクコンバータリリーフ弁60の出力ポート6
2が、切り換え弁70内ポート74,77、第3油路9
3及びロックアップ制御弁50のポート54,56を介
して連通する。その結果、トルクコンバータリリーフ弁
60から供給されたトルクコンバータリリーフ圧が、ロ
ックアップクラッチ解放室18内に供給され、解放圧と
して作用する。更に、ロックアップクラッチ解放室18
内に導入された油は、トルクコンバータ室19を経由
し、第1油路91、ロックアップ制御弁50のポート5
5,58,59、及び油路86を介してオイルクーラー
2に流れ込む。その結果、ロックアップクラッチ15が
解放される。
プ制御弁50のドレンポート57は遮断され、第2油路
92とトルクコンバータリリーフ弁60の出力ポート6
2が、切り換え弁70内ポート74,77、第3油路9
3及びロックアップ制御弁50のポート54,56を介
して連通する。その結果、トルクコンバータリリーフ弁
60から供給されたトルクコンバータリリーフ圧が、ロ
ックアップクラッチ解放室18内に供給され、解放圧と
して作用する。更に、ロックアップクラッチ解放室18
内に導入された油は、トルクコンバータ室19を経由
し、第1油路91、ロックアップ制御弁50のポート5
5,58,59、及び油路86を介してオイルクーラー
2に流れ込む。その結果、ロックアップクラッチ15が
解放される。
【0045】〈ロックアップクラッチ解放時のメカニズ
ム〉前記ロックアップクラッチ15の解放時において、
ロックアップクラッチ解放室18内の油圧とトルクコン
バータ室19内の油圧は、両室間の抵抗が極めて小さい
ので、ほぼ等圧になるはずである。しかしながら、実際
には、遠心油圧の影響により、トルクコンバータ室19
内の油圧によりロックアップクラッチ15をトルクコン
バータカバー14に接近させるべく作用する力の方が、
ロックアップクラッチ解放室18内の油圧によりロック
アップクラッチ15をトルクコンバータカバー14から
離反させるべく作用する力に比して大きくなり、そのま
まではロックアップクラッチ15が締結(引き摺り)し
て、エンジン低負荷の領域ではエンジンストールを生じ
る虞がある。
ム〉前記ロックアップクラッチ15の解放時において、
ロックアップクラッチ解放室18内の油圧とトルクコン
バータ室19内の油圧は、両室間の抵抗が極めて小さい
ので、ほぼ等圧になるはずである。しかしながら、実際
には、遠心油圧の影響により、トルクコンバータ室19
内の油圧によりロックアップクラッチ15をトルクコン
バータカバー14に接近させるべく作用する力の方が、
ロックアップクラッチ解放室18内の油圧によりロック
アップクラッチ15をトルクコンバータカバー14から
離反させるべく作用する力に比して大きくなり、そのま
まではロックアップクラッチ15が締結(引き摺り)し
て、エンジン低負荷の領域ではエンジンストールを生じ
る虞がある。
【0046】そこで、第2油路92からロックアップク
ラッチ解放室18を経由してトルクコンバータ室19に
油の流れを発生させて、ロックアップクラッチ解放室1
8内の油圧がトルクコンバータ室19内の油圧よりも大
きくなるようにし、ロックアップクラッチ15の引き摺
りを防止し、エンジンストールを防止する必要がある。
ラッチ解放室18を経由してトルクコンバータ室19に
油の流れを発生させて、ロックアップクラッチ解放室1
8内の油圧がトルクコンバータ室19内の油圧よりも大
きくなるようにし、ロックアップクラッチ15の引き摺
りを防止し、エンジンストールを防止する必要がある。
【0047】しかしながら、例えばエンジンのアイドル
回転時のように、高温且つエンジン回転数低回転におい
ては、消費する油の流量が常温域の時に比して増加し、
且つオイルポンプ1による吐出流量が少なくなるため、
油量収支が厳しい領域となる。
回転時のように、高温且つエンジン回転数低回転におい
ては、消費する油の流量が常温域の時に比して増加し、
且つオイルポンプ1による吐出流量が少なくなるため、
油量収支が厳しい領域となる。
【0048】この時には、プレッシャレギュレータ弁2
0は殆ど閉じきりの状態となり、ロックアップクラッチ
解放室18にロックアップクラッチ15の引き摺りを防
止するだけの油圧(油流量)を供給できない虞がある。
0は殆ど閉じきりの状態となり、ロックアップクラッチ
解放室18にロックアップクラッチ15の引き摺りを防
止するだけの油圧(油流量)を供給できない虞がある。
【0049】〈切り換え弁の切り換え動作〉そこで、こ
の実施例の油圧制御回路では、このような油量収支の厳
しい領域においては、液圧アクチュエータ40に対する
パイロット圧を、切り換え弁70を介してロックアップ
クラッチ解放室18に供給できるようにし、これによっ
てロックアップクラッチ15の引き摺りを生じないだけ
の油流量(油圧)を確保するようにしている。以下、こ
れについて詳述する。
の実施例の油圧制御回路では、このような油量収支の厳
しい領域においては、液圧アクチュエータ40に対する
パイロット圧を、切り換え弁70を介してロックアップ
クラッチ解放室18に供給できるようにし、これによっ
てロックアップクラッチ15の引き摺りを生じないだけ
の油流量(油圧)を確保するようにしている。以下、こ
れについて詳述する。
【0050】切り換え弁70のスプール71のシフト位
置は、トルクコンバータリリース弁60の出力圧による
力と、液圧アクチュエータ40に対するパイロット圧に
よる力と、切り換え弁70のスプリング72によるスプ
リング力によって決定される。
置は、トルクコンバータリリース弁60の出力圧による
力と、液圧アクチュエータ40に対するパイロット圧に
よる力と、切り換え弁70のスプリング72によるスプ
リング力によって決定される。
【0051】つまり、スプール71のシフト位置は、ト
ルクコンバータリリース圧特性とパイロット圧特性に大
きな影響を受けるが、実際にはパイロット圧は各運転条
件・環境条件に対する変動が小さいので、シフト位置の
支配的要因はトルクコンバータリリース圧特性である。
ルクコンバータリリース圧特性とパイロット圧特性に大
きな影響を受けるが、実際にはパイロット圧は各運転条
件・環境条件に対する変動が小さいので、シフト位置の
支配的要因はトルクコンバータリリース圧特性である。
【0052】そして、この切り換え弁70では、トルク
コンバータリリース弁60の出力圧が所定の設定値(即
ち、ロックアップクラッチ引き摺りを生じる油圧値)以
下に低下した場合に、パイロット圧によるスプール71
を右方向にシフトさせる力が、トルクコンバータリリー
ス弁60の出力圧及びスプリング72によるスプール7
1を左方向にシフトさせる力を上回るように設定されて
いる。
コンバータリリース弁60の出力圧が所定の設定値(即
ち、ロックアップクラッチ引き摺りを生じる油圧値)以
下に低下した場合に、パイロット圧によるスプール71
を右方向にシフトさせる力が、トルクコンバータリリー
ス弁60の出力圧及びスプリング72によるスプール7
1を左方向にシフトさせる力を上回るように設定されて
いる。
【0053】その結果、スプール71は図1に示すよう
に右方向にシフトし、切り換え弁70のポート75とポ
ート77が連通する。すると、油路84のパイロット圧
が、前記ポート75,77及び第3油路93を介してロ
ックアップ制御弁50のポート54に供給され、更に、
ポート56及び第2油路92を介してロックアップクラ
ッチ解放室18に供給される。
に右方向にシフトし、切り換え弁70のポート75とポ
ート77が連通する。すると、油路84のパイロット圧
が、前記ポート75,77及び第3油路93を介してロ
ックアップ制御弁50のポート54に供給され、更に、
ポート56及び第2油路92を介してロックアップクラ
ッチ解放室18に供給される。
【0054】このパイロット圧は、トルクコンバータリ
リーフ弁60の出力圧よりも高圧で、、ロックアップク
ラッチ15の引き摺りを防止するだけの油流量を得るに
足る圧力を有している。したがって、前述のような油量
収支の厳しい領域下においても、ロックアップクラッチ
15の引き摺りが生じない。
リーフ弁60の出力圧よりも高圧で、、ロックアップク
ラッチ15の引き摺りを防止するだけの油流量を得るに
足る圧力を有している。したがって、前述のような油量
収支の厳しい領域下においても、ロックアップクラッチ
15の引き摺りが生じない。
【0055】以上を図4のフローチャートで説明する
と、まず、トルクコンバータリリース圧が所定値以上で
あるかが判定され(ステップ100)、トルクコンバー
タリリース圧が所定値以上であると切り換え弁は切り替
わらず(ステップ101)、第3液路93からトルクコ
ンバータリリース圧回路にトルクコンバータリリース圧
が流入する(ステップ102)。 トルクコンバータリ
リース圧が所定値未満であると切り換え弁が切り換わり
(ステップ103)、第3液路93からトルクコンバー
タリリース圧回路にパイロット圧が流入する(ステップ
104)。
と、まず、トルクコンバータリリース圧が所定値以上で
あるかが判定され(ステップ100)、トルクコンバー
タリリース圧が所定値以上であると切り換え弁は切り替
わらず(ステップ101)、第3液路93からトルクコ
ンバータリリース圧回路にトルクコンバータリリース圧
が流入する(ステップ102)。 トルクコンバータリ
リース圧が所定値未満であると切り換え弁が切り換わり
(ステップ103)、第3液路93からトルクコンバー
タリリース圧回路にパイロット圧が流入する(ステップ
104)。
【0056】本実施例によるロックアップ制御装置と従
来のものとを比較した油圧・流量特性図を図5に示す。
これを見ると、本実施例の制御装置では、エンジン回転
数の低い領域においても、必要なライン圧を確保しつ
つ、ロックアップクラッチ15を解放するために必要な
油量を確保できることが理解できる。
来のものとを比較した油圧・流量特性図を図5に示す。
これを見ると、本実施例の制御装置では、エンジン回転
数の低い領域においても、必要なライン圧を確保しつ
つ、ロックアップクラッチ15を解放するために必要な
油量を確保できることが理解できる。
【0057】このように、この油圧制御装置では、切り
換え弁70にパイロット圧を導入することによって、こ
の切り換え弁70を切り換えて、ロックアップクラッチ
解放室18にトルクコンバータリリーフ圧とパイロット
圧のいずれかを供給することができるようになっている
ので、従来において必要としていた切り換え弁70を切
り換えるための新たな駆動源(例えば、ソレノイド式を
代表とする液圧アクチュエータや他の切り換え弁など)
を必要としない。つまり、従来に比べて簡単な構成の油
圧制御回路でありながら、油量収支の厳しい領域におけ
るロックアップクラッチ15の引き摺りを確実に防止す
ることができる。
換え弁70にパイロット圧を導入することによって、こ
の切り換え弁70を切り換えて、ロックアップクラッチ
解放室18にトルクコンバータリリーフ圧とパイロット
圧のいずれかを供給することができるようになっている
ので、従来において必要としていた切り換え弁70を切
り換えるための新たな駆動源(例えば、ソレノイド式を
代表とする液圧アクチュエータや他の切り換え弁など)
を必要としない。つまり、従来に比べて簡単な構成の油
圧制御回路でありながら、油量収支の厳しい領域におけ
るロックアップクラッチ15の引き摺りを確実に防止す
ることができる。
【0058】又、この油圧制御装置では、運転条件・環
境条件によらずほぼ一定の油圧をロックアップクラッチ
解放室18に供給することができるので、消費流量が運
転条件・走行条件に応じて増加することがない。したが
って、消費流量を増加させなくて済む分だけオイルポン
プ1を小型化することが可能である。
境条件によらずほぼ一定の油圧をロックアップクラッチ
解放室18に供給することができるので、消費流量が運
転条件・走行条件に応じて増加することがない。したが
って、消費流量を増加させなくて済む分だけオイルポン
プ1を小型化することが可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明の前記〔1〕の構成によれば、液
圧収支の厳しい領域においてもロックアップクラッチ解
放室18に解放に必要な液圧を供給することができ、そ
の結果、ロックアップクラッチ15の引き摺りを確実に
防止することができる。
圧収支の厳しい領域においてもロックアップクラッチ解
放室18に解放に必要な液圧を供給することができ、そ
の結果、ロックアップクラッチ15の引き摺りを確実に
防止することができる。
【0060】又、前記〔2〕の構成によれば、従来型の
装置に切り換え弁を付加するだけで、本発明のロックア
ップクラッチ制御装置を簡単に実現できる。
装置に切り換え弁を付加するだけで、本発明のロックア
ップクラッチ制御装置を簡単に実現できる。
【図1】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の実
施例を示す油圧制御回路図であり、ロックアップクラッ
チ解放室に第2の液圧を供給してロックアップクラッチ
を解放する状態を示す図である。
施例を示す油圧制御回路図であり、ロックアップクラッ
チ解放室に第2の液圧を供給してロックアップクラッチ
を解放する状態を示す図である。
【図2】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の実
施例を示す油圧制御回路図であり、ロックアップクラッ
チ解放室に第1の液圧を供給してロックアップクラッチ
を解放する状態を示す図である。
施例を示す油圧制御回路図であり、ロックアップクラッ
チ解放室に第1の液圧を供給してロックアップクラッチ
を解放する状態を示す図である。
【図3】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の実
施例を示す油圧制御回路図であり、トルクコンバータ室
に第1の液圧を供給してロックアップクラッチを締結す
る状態を示す図である。
施例を示す油圧制御回路図であり、トルクコンバータ室
に第1の液圧を供給してロックアップクラッチを締結す
る状態を示す図である。
【図4】 本発明による動作フローチャートを示す図で
ある。
ある。
【図5】 本発明の実施例の装置と従来のものとを比較
して示す油圧・流量特性図である。
して示す油圧・流量特性図である。
【図6】 従来のロックアップクラッチ制御装置におけ
る油圧制御回路図である。
る油圧制御回路図である。
10・・・トルクコンバータ、 11・・・ポンプインペラ、 12・・・タービンランナ、 17・・・ロックアップピストン、 18・・・ロックアップクラッチ解放室、 19・・・トルクコンバータ室、 20・・・プレッシャレギュレータ弁、 30・・・パイロット弁、 40・・・液圧アクチュエータ、 50・・・ロックアップ制御弁、 60・・・トルクコンバータリリーフ弁、 70・・・切り換え弁、 91・・・第1油路(第1液路)、 92・・・第2油路(第2液路)、 93・・・第3油路(第3液路)。
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの出力軸と共に回転するポンプ
インペラ(11)側と、自動変速機の入力軸と共に回転
するタービンランナ(12)側とを締結可能なロックア
ップピストン(17)を境に設けたトルクコンバータ室
(19)及びロックアップクラッチ解放室(18)と、 電気的な液圧アクチュエータ(40)の駆動により作動
するロックアップ制御弁(50)と、 該ロックアップ制御弁(50)と前記トルクコンバータ
室(19)及びロックアップクラッチ解放室(18)と
を連通する第1液路(91)及び第2液路(92)と、 を備え、 該第1液路(91)及び、或いは第2液路(92)を介
してロックアップ制御弁(50)から作動液が供給さ
れ、トルクコンバータ室(19)の液圧とロックアップ
クラッチ解放室(18)の液圧を前記液圧アクチュエー
タ(40)の駆動により制御することで、ロックアップ
ピストン(17)を移動してロックアップクラッチ(1
5)の締結・解放を行うロックアップクラッチ制御装置
において、 前記ロックアップクラッチ(15)の解放時に前記ロッ
クアップクラッチ解放室(18)内に第1の液圧を供給
する第3液路(93)を接続するとともに、 この第1の液圧が不足したとき、この第1の液圧よりも
高い第2の液圧を第3の液路(93)から供給すること
を特徴とするロックアップクラッチ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のロックアップクラッチ制
御装置において、前記第3液路(93)は、前記ロック
アップ制御弁(50)を介して前記第2液路(92)に
接続されるとともに、第3液路に切り換え弁(70)が
介挿され、 前記液圧アクチュエータ(40)からの液圧でロックア
ップ制御弁(50)が第1液路(91)を開いてこの第
1液路(91)からコンバータ室(19)内の液圧を開
放するとき、前記第3液路(93)と第2液路(92)
とが接続され、 前記液圧アクチュエータ(40)の元圧で前記切り換え
弁(70)が前記第3液路(93)を開いて液圧源から
の第1の液圧を第3液路(93)から第2液路(92)
を経てロックアップクラッチ解放室(18)へと供給
し、 前記切り換え弁(70)は、第1の液圧が所定の圧力値
よりも低くなったとき、前記切り換え弁(70)によっ
て液圧アクチュエータ(40)からの液圧を前記第2の
液圧として、前記第3液路(93)から第2液路(9
2)を経てロックアップクラッチ解放室(18)へと供
給することを特徴とするロックアップクラッチ制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15803094A JPH084891A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ロックアップクラッチ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15803094A JPH084891A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ロックアップクラッチ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084891A true JPH084891A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15662744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15803094A Pending JPH084891A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ロックアップクラッチ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084891A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6361233B1 (en) | 1997-03-17 | 2002-03-26 | M•F•V Co., Ltd. | Rod-shaped content draw-out container |
| US7073647B2 (en) | 2003-05-16 | 2006-07-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic pressure control apparatus for vehicular hydraulic power transmission device with lock-up clutch |
| WO2012132849A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 油圧制御装置 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP15803094A patent/JPH084891A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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