JPH084909B2 - 射出成形機におけるガス抜き装置の弁構造 - Google Patents
射出成形機におけるガス抜き装置の弁構造Info
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Description
における弁構造に係り、特に、弁頭のシート面と弁座と
により形成される接触角、弁頭の角部の傾斜角を小さな
ものとすることにより、長期にわたって安定したシール
性能を発揮するようにしたガス抜き装置用弁構造に関す
る。
報、特開昭56−47260号公報等に示すようなものがあ
る。これを第8図を参照して説明する。第8図は射出成
形機の構成を示す断面図であり、まず、固定金型1と可
動金型3が配置されている。これら固定金型1及び可動
金型3との間には、ランナー5が形成されており、この
ランナー5の図中上方には、ゲート7を介して、キャビ
ティ9が形成されている。
挿入配置されていて、上記ランナー5に連通している。
上記鋳込みスリーブ11の図中右側端部の側面には、注湯
口13が形成されていて、この注湯口13を介して被射出溶
融物が注湯される。
右方向に摺動可能に収容されている。このプランジャ15
はプランジャロッド17を介して射出シリンダ19に連結さ
れており、この射出シリンダ19を適宜駆動することによ
り、鋳込みスリーブ11内を摺動する。
イカ21が取付けられており、一方、このストライカ21の
移動路途中の所定位置には、真空スタートリミットスイ
ッチ23と、高速リミットスイッチ25が配置されている。
導通するガス抜き路29が形成されている。上記ガス抜き
路29には、配管31を介して真空吸引装置33が連結されて
いる。この真空吸引装置33は、電磁切換弁35と、タンク
37と、真空ポンプ39と、駆動モータ41とから構成されて
いる。上記電磁切換弁35は、切換位置35a、35bを備えて
いて、切換位置35aに切換わることにより、ガス抜き路2
9と真空吸引装置33とを連通させる。
この開閉弁43は、弁駆動機構45によって開閉されるよう
になっている。すなわち、開閉弁43は、弁体47とシャフ
ト49とから構成されていて、上記シャフト49は、シリン
ダ51内に摺動可能に収容されたピストン53に連結されて
いる。
レッサ55からの圧縮空気が、電磁切換弁57、配管59、61
を介してそれぞれシリンダ51の前部室63又は後部室65内
に供給される。それによって、ピストン53を図中左右何
れかに摺動させて、弁体47をシート部67に対して離接さ
せ、弁の開閉を行う。上記電磁切換弁57は切換位置57
a、57bとを備えていて、何れかに切換わることにより、
圧縮空気を前部室63又は後部室65に供給する。
の検知棒69によって押し上げられてくる被射出溶融物を
検出し、図示しない電気回路を介して、電磁切替弁57の
オン・オフひいては開閉弁43の開閉を制御する。
射出溶融物を注入する。同時に、射出シリンダ19を駆動
して、プランジャ15を図中左側に摺動させる。
れ、さらに、ストライカ21によって真空スタートリミッ
トスイッチ23が作動する。スタートリミットスイッチ23
の作動に応答して、図示しない電気回路を介して電磁切
換弁35が切換位置35aに切換わる。この電磁切換弁35の
作動によって、ガス抜き路29と真空吸引装置33とが連通
され、鋳込みスリーブ11、ランナー5、キャビティ9内
のガスが、ガス抜き路29、配管31を介して吸引・排出さ
れる。
溶融物がキャビティ9内に充満し、さらにガス抜き路29
内に押し出されて被射出溶融物が検知棒69に接触する。
検知棒69からの検知信号に応答して、図示しない電気回
路を介して電磁切換弁57が切換位置57bに切換えられ
る。
らの圧縮空気が、シリンダ51の前部室63内に供給され、
ピストン53は図中右側に後退する。ピストン53が所位置
まで後退すると、弁体47がシート部67に着座して閉弁状
態となる。この開閉弁43の閉弁によって、ガス抜き路29
は遮断され、真空吸引装置33による真空引きが停止され
る。
変形等により、開閉弁43とシート部67におけるシール性
能が損なわれてしまうという問題があった。すなわち、
開閉弁43の弁体43のシート部67側の水平線に対する傾斜
角度α゜と、シート部67の同じく水平線に対する傾斜角
度β゜とは、同じ角度に設定されている。つまり、相互
の面接触により所望のシール性能を発揮させている。
が異なってしまうことがあり、そのため、傾斜面同士が
密着しないで、例えば、第9図に示すような状態でシー
ルすることになる。よって、アンダーカット形状にな
り、製品が取り出しにくくなるし、充填中に弁体43が溶
湯によって押し開かれる場合が生じるため、所望のシー
ル性能が損なわれてしまうことになる。
なく、予め傾斜角度α゜とβ゜との差を比較的大きく設
定し、例えば、第10図に示すような構造にすることが考
えられる。
弁43の弁体47の角部の機械的強度が低下し、角部がシー
ト部67に衝突して損傷し、又、被射出溶融物の圧力によ
って着座部が変形し、所望のシール性能が損なわれてし
まうことがあった。
とするところは、所望のシール性能を長期にわたって安
定保持することが可能な射出成形機におけるガス抜き装
置の弁構造を提供することにある。
の傾斜角度で形成された弁座と、弁座に対向して形成さ
れたシート面及びこのシート面の反弁座側に角部を介し
て連続形成された被射出溶融物接触面部とにより形成さ
れる弁頭からなり、弁頭に連結された弁棒を往復動させ
ることにより角部を弁座に離接させて開閉をなす射出成
形機におけるガス抜き装置の弁構造において、弁座とシ
ート面とにより形成される接触角を1゜以下にした。
以下にし、弁頭の端面に任意形状の溝を形成した。
を同じ角度として面接触させるのではなく、角部を弁座
に着座させることによりシール機能を発揮させるととも
に、弁座とシート面とにより形成される接触角を1゜以
下と小さな値にした。
座に衝突しても損傷するようなことはなく、長期にわた
って安定したシール性能を発揮させることができる。
1への応力集中を防止でき角部111の変形をさらによりよ
く防止できる。
より、例えば、弁体に別の部品をねじ込みにより取付け
る場合に、上記溝に治具を差し込んで弁体の回転を規制
することができるので、作業性が大幅に向上する。
例を説明する。本実施例による弁構造は、第1図に示す
ように構成されている。
弁棒105とからなる。上記弁頭103には、シート面107が
形成されているとともに、被射出溶融物接触面109が形
成されている。又、これらシート面107と被射出溶融物
接触面109との境界部には角部111が形成されている。
る。この弁座115に上記シート面107の角部111が着座す
ることにより、所定のシール性能を発揮する。
の水平方向(弁棒の長手方向)に対する傾斜角度X゜
は、本実施例の場合には40゜に設定している。これに対
して、弁座115とシート面107とにより形成される角度
(以下、接触角という)A゜は、1゜に設定されてい
る。つまり、接触角A゜は製作許容差の範囲内で可能な
限り小さな角度に設定されている。
107の傾斜角度B゜になる。
1の機械的強度を高めるためであり、角部111が弁座115
に衝突しても悪戯に損傷しないようにしたものである。
又、弁座115に作用する面圧を低下させて、角部111の変
形量を少なくするためであり、長期間使用して角部111
が変形した場合、その変形量の増加に応じて弁座115に
対する接触面積を増加させるためである。
に、角部111の傾斜角度θ゜を0〜5゜の範囲(本実施
例の場合には5゜)で設定している。又、角部111の側
面距離Yを0.2〜0.5mmに設定している。このような傾斜
角度の範囲に設定したのは、角部111への応力集中を防
止して角部111の変形をさらによりよく防止するためで
ある。又側面距離Yを0.2〜0.5mmに設定したのは該角部
が「かじり」現象を生じて、製品取り出しに不具合を生
じるのを防止するためである。尚該側面距離Yは、製品
の取り出しに不具合を生じない程度に短くすればよく上
記の数値に限定されるものではない。次に弁頭103につ
いて説明する。第3図及び4図に示すように、弁頭103
には、−状の溝117を形成している。これは、弁体101に
図示しない部品をねじ込みにより組み付ける場合に、弁
体101の回り止めをするためである。すなわち、上記溝1
17に図示しない治具(例えば、マイナス(−)型のドラ
イバ)を差し込んで、弁体101の回転を規制するもので
ある。
示すようなものとなる。
とができる。なお、図中C゜は、弁頭103の周面角度で
あり、抜勾配可能な角度とする。
により、シールがより確実なものとなった。
可能な限り小さなものとしたので、角部111の機械的強
度が向上し、それによって、角部111の弁座115への衝突
による角部111の損傷を防止することができ、所望のシ
ール性能を長期にわたって安定保持することができる。
し、かつ、側部距離Yを0.2〜0.5mmとすることにより、
固化した被射出溶融物の「かじり」を防止するようにし
たので、「かじり」に起因するシール性能の喪失を防止
することができる。
説明する。
のときの相当応力の発生状況の解析結果を示したもので
ある。第6図(a)は、弁座115の傾斜角度X゜を40
゜、シート面107の接触角度A゜を2゜、角度111の角度
θ゜を15゜に設定した場合を示している。第6図(b)
は、弁座115の傾斜角度X゜を40゜、シート面107の接触
角度A゜を1゜、角部111の角度θ゜を5゜に設定した
場合を、更に、第6図(c)は、弁座115の傾斜角度X
゜を40゜、シート面107の接触角度A゜を2゜、角部111
の角度θ゜を5゜に設定した場合を示している。
製プログラム)を使用して行った。又、前記相当応力と
は、歪エネルギ説に基づいて算出したものである。
すような結果を得ることができた。まず、第6図(a)
に示す場合には、第7図(a)に示すように、最大応力
が2567Kgf/mm2、第6図(b)に示す場合には、第7図
(b)に示すように、最大応力が1470Kgf/mm2、第6図
(c)に示す場合には、第7図(c)に示すように、最
大応力が2021Kgf/mm2という計算結果を得た。
又、角部111の傾斜角度θ゜を5゜にすることにより、
相当応力を軽減させることができる。具体的には、接触
角度A゜を1゜にすることにより42.6%、角部111の傾
斜角度θ゜を5゜にすることにより21.1%だけ相当応力
を軽減させることができる。
く、種々の変形、応用が可能である。たとえば、接触角
A゜については、1゜以下であればよく、1゜である必
要はない。又、角部111の傾斜角度θ゜についても、0
〜5゜の範囲で任意に設定すればよい。
状のもの、あるいはその他の形状のものであってもよ
い。
ガス抜き装置の弁構造によると、接触角、角部の傾斜角
度を小さな値にすることにより、所望のシール性能を長
期にわたって安定保持することができる。
することにより、弁体への他の部品のねじ込みによる取
付作業が容易になった。
1図は弁構造の断面図、第2図は弁体の角部を示す図、
第3図は弁体の側面図、第4図は弁体の正面図、第5図
は弁機構の各部の角度を示す図、第6図(a)、
(b)、(c)は応力解析のサンプルを示す図、第7図
(a)、(b)、(c)は応力解析の結果を示す図、第
8図ないし第10図は従来例を示す図で、第8図は射出成
形機の構成を示す断面図、第9図及び第10図は弁構造の
断面図である。 101……弁体、103……弁頭、105弁棒、107……シート
面、109……被射出溶融物接触部、111……角部、113…
…固定金型(金型)、115……弁座、117……溝、X゜…
…弁座の傾斜角度、A゜……接触角度、θ゜……角部の
傾斜角度。
Claims (3)
- 【請求項1】金型側に所定の傾斜角度で形成された弁座
と、弁座に対向して形成されたシート面及びこのシート
面の反弁座側に角部を介して連続形成された被射出溶融
物接触面部とにより形成される弁頭からなり、弁頭に連
結された弁棒を往復動させることにより角部を弁座に離
接させて開閉をなす射出成形機におけるガス抜き装置の
弁構造において、弁座とシート面とにより形成される接
触角を1゜以下にしたことを特徴とする射出成形機にお
けるガス抜き装置の弁構造。 - 【請求項2】角部の傾斜角度を前記弁棒の長手方向に対
して5゜以下にしたことを特徴とする請求項1記載の射
出成形機におけるガス抜き装置の弁構造。 - 【請求項3】前記弁頭の端面に任意形状の溝を形成した
ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機におけるガ
ス抜き装置の弁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24579090A JPH084909B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 射出成形機におけるガス抜き装置の弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24579090A JPH084909B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 射出成形機におけるガス抜き装置の弁構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04123859A JPH04123859A (ja) | 1992-04-23 |
| JPH084909B2 true JPH084909B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17138872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24579090A Expired - Lifetime JPH084909B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 射出成形機におけるガス抜き装置の弁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
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-
1990
- 1990-09-14 JP JP24579090A patent/JPH084909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04123859A (ja) | 1992-04-23 |
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