JPH0849235A - 構真柱建て込み工法における傾斜調整装置 - Google Patents

構真柱建て込み工法における傾斜調整装置

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JPH0849235A
JPH0849235A JP20157194A JP20157194A JPH0849235A JP H0849235 A JPH0849235 A JP H0849235A JP 20157194 A JP20157194 A JP 20157194A JP 20157194 A JP20157194 A JP 20157194A JP H0849235 A JPH0849235 A JP H0849235A
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JP
Japan
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bracket
jack
base
undulating
casing
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JP20157194A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Kato
公博 嘉藤
Seiichi Kamimura
誠一 上村
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Toyo Techno Co Ltd
Original Assignee
Toyo Techno Co Ltd
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Publication date
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭いスペースでも設置することができ、しか
も大きな調整ストロークを可能にする。 【構成】 基端をガイド管1の第1固定ブラケット11
に軸着して先端に当接部13を有する起伏ブラケット1
4と、基端をガイド管の第2固定ブラケット12に軸着
して他端を起伏ブラケットの長さの途中に設けた連結ブ
ラケットに軸着して、連結ブラケットの軸を、第1固定
ブラケットの軸と第2固定ブラケットの軸とを結ぶ仮想
直線よりも外側に位置せしめた調節ジャッキ(油圧ジャ
ッキ)18とにより傾斜調整ジャッキ機構9を構成し、
ケーシング内にガイド管を挿入してガイド管の上部を架
台4から吊り下げ、ガイド管の下部の外面に傾斜調整ジ
ャッキ機構を周方向に複数個設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構真柱建て込み工事に
おいて、構真柱を鉛直に建て込むために構真柱を鉛直に
調整したり、或は構真柱の建て込みをガイドするガイド
管を鉛直に調整する構真柱建て込み工法における傾斜調
整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、構真柱を杭孔内に鉛直に建て込む
には、例えば特公昭59−42143号公報に記載され
ているように、構真柱とケーシングの内壁間において、
4本の調節ジャッキを水平に向けた状態、即ち構真柱や
ケーシングの軸に対して直交する方向に向けた状態で放
射状に配置し、調節ジャッキの伸びを調整することによ
りケーシングの内面と構真柱の外面との間隔を調整し、
これにより構真柱の傾斜を修正する構造がある。また、
ガイド管により構真柱を鉛直に案内しながら建て込む場
合には、ガイド管とケーシングの内壁間に上記調節ジャ
ッキを水平状態で放射状に配置し、ガイド管の傾斜を調
節ジャッキによって鉛直に調整し、この鉛直状態でガイ
ド管内に構真柱を挿通して建て込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た傾斜調整用ジャッキ装置は、調節ジャッキのストロー
ク長さの範囲内でしか位置調整することができないの
で、実際の現場では位置調整長さが不足する事態が発生
する。そして、同一現場において杭径の種類が多い場
合、ガイド管の種類は一般的には径の異なるものが多く
ても2種類程度であり、ケーシング内面と構真柱または
ガイド管外面との間隔寸法が杭径によって大きくなって
しまう。したがって、1種類の長さの調節ジャッキを用
意しただけでは、ストローク不足だったり、ケーシング
の内面と構真柱またはガイド管外面との間隔内に設置で
きない事態が発生する。このため、この様な場合にはス
トロークが異なる調節ジャッキと交換しなければなら
ず、この作業に多くの手間と時間を要する。また、杭芯
と構真柱芯またはガイド管芯が偏心している場合、ケー
シング内面と構真柱またはガイド管外面との隙間寸法が
方向によって異なる。したがって、偏心量が大きく異な
る場合には多種類の調節ジャッキを使用しなければなら
なかった。さらにまた、ケーシング内面と構真柱または
ガイド管外面との間隔寸法が小さい場合、調節ジャッキ
自体の長さが長すぎて設置できなかったり、設計図面上
では設置可能な隙間寸法があっても、実施工ではケーシ
ングの建て込み精度が悪くて曲っているため、所定の隙
間寸法が確保できないことがある。この場合には調節ジ
ャッキの先端がケーシングまたは構真柱に接触し正規の
寸法が確保できなくなり、したがって構真柱またはガイ
ド管の鉛直精度を確保できない事態が発生する。そこ
で、本発明は、狭いスペースでも設置することができ、
しかも大きな調整ストロークが採れて現場条件に対して
適用範囲の広い構真柱建て込み工法における傾斜調整装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、基端をベース側の第1固定ブラケットに軸着して先
端に当接部を有する起伏ブラケットと、基端をベース側
の第2固定ブラケットに軸着して他端を起伏ブラケット
の長さの途中に設けた連結ブラケットに軸着して、該連
結ブラケットの軸を、第1固定ブラケットの軸と第2固
定ブラケットの軸とを結ぶ仮想直線よりも外側に位置せ
しめた調節ジャッキとにより傾斜調整ジャッキ機構を構
成し、地盤に建て込む外筒の内面または外筒内に挿入す
る内筒の外面のいずれか一方の面をベースとして上記傾
斜調整ジャッキ機構を周方向に複数個設け、これらの傾
斜調整ジャッキ機構をそれぞれ独立して作動可能とし、
前記起伏ブラケットをベースから起き上がり可能にした
ことを特徴とする構真柱建て込み工法における傾斜調整
装置である。
【0005】また、請求項2に記載のものは、地盤にケ
ーシングを建て込み、該ケーシング内に構真柱用のガイ
ド管を挿入して該ガイド管の上部を架台で支持し、ガイ
ド管の下部の外面をベースとして上記傾斜調整ジャッキ
機構を周方向に複数個設け、これらの傾斜調整ジャッキ
機構をそれぞれ独立して作動可能とし、前記起伏ブラケ
ットをベースから起き上がり可能にしたものである。
【0006】さらに、請求項3に記載のものは、地盤に
ケーシングを建て込み、当該ケーシング内に複数のジャ
ッキ固定台を装入して該ジャッキ固定台の上部をケーシ
ング天端又は地上の架台で支持し、上記ジャッキ固定台
下部の内面側をベースとして上記傾斜調整ジャッキ機構
を設け、該傾斜調整ジャッキ機構の起伏ブラケットをベ
ースから起き上がり可能にしたものである。
【0007】
【作用】ピストンロッドを深く引き込んで調節ジャッキ
の長さを最も短縮した状態では、起伏ブラケットは、ベ
ース側に倒れる伏せ状態(閉状態)となり、当接部がベ
ース側に最も近付く。このため、この伏せ状態ではベー
スに沿って折り畳まれてベースからの突出長さが小さく
なる。
【0008】この伏せ状態で、例えば油圧ポンプから調
節ジャッキ(油圧ジャッキ)に作動油を圧送すると、ピ
ストンロッドが伸長し、全長が伸びる。したがって、こ
の調節ジャッキの押圧力により起伏ブラケットが第1固
定ブラケットの軸を中心にして先端の当接部をベースか
ら離隔する方向に回動して起立し、これに伴って調節ジ
ャッキも第2固定ブラケットの軸を中心に回動して起立
し、起立状態(開状態)に変換する。このため、調節ジ
ャッキの伸びを調整することにより、起伏ブラケットの
起き上がり角度を調整することができ、これによりベー
スから突出する当接部までの長さを調整することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。ガイド管1を使用して構真柱2を建て込むに
は、まずその前に軸掘削機を据え付けて地盤の所定位置
に竪孔を掘削し、この孔内に所望の長さの筒状ケーシン
グ3を打設する。そして、ケーシング3内の土砂を排除
するとともに、更に軸部となる部分を掘り進んで支持層
まで到達する。次に、この杭孔に鉄筋を建て込む。この
様にして杭孔の掘削が終了するとともに鉄筋の建て込み
が終了したならば、ケーシング3の上端開口部を囲むよ
うにして井桁状の位置決め架台4を設置し、架台4の脚
部に設けた架台高さ調整用ジャッキ5により所定の高さ
で水平に調整する。そして、この位置決め架台4上に主
桁6を縦方向に移動可能な状態で載置し、該主桁6上に
横送り台7を設ける。
【0010】ガイド管1は、本実施例では一辺800mm
の長尺な角形鉄パイプで構成されており、上端の外面に
は支持ブラケット8を外方に突設し、下部の外面に傾斜
調整装置の主要部である傾斜調整ジャッキ機構9を取り
付けてある。したがって、ガイド管1をクレーンで吊り
上げて位置決め架台4の上方に移動し、この位置でゆっ
くりと下降するとガイド管1が下端から位置決め架台4
の開口部からケーシング3の内部にゆっくりと挿入さ
れ、主桁6および横送り台7を移動し、高さ調整用ジャ
ッキ10上に支持ブラケット8を載置すると、位置決め
架台4上の高さ調整用ジャッキ10等によりガイド管1
をケーシング3内に吊り下げることができる。なお、ガ
イド管1の上部は、主桁6及び横送り台7の移動調整に
より所定位置に位置させることができ、高さは高さ調整
用ジャッキ10を操作することにより所定の高さに合わ
せることができる。そして、ガイド管1の外周部に取り
付けられた鉛直管理装置24で鉛直度を確認しつつ、該
ガイド管1の下部に設けた傾斜調整ジャッキ機構9によ
りガイド管1の下部の位置を調整し、この調整によりガ
イド管1の傾斜を修正して鉛直に合わせることができ
る。
【0011】傾斜調整装置は、本実施例では内筒である
ガイド管1の4つの外面の下端部に各々傾斜調整ジャッ
キ機構9を設け、各傾斜調整ジャッキ機構9を独立して
作動するようにしてある。この傾斜調整ジャッキ機構9
は、図3及び図4に示すように、本実施例ではベース側
であるガイド管1の外面に取り付けた第1固定ブラケッ
ト11と、該第1固定ブラケット11よりも低い位置に
取り付けた第2固定ブラケット12と、第1固定ブラケ
ット11に基端を軸着して二股に分割した先端に当接部
13であるガイドローラを有する起伏ブラケット14
と、第2固定ブラケット12に基端であるシリンダチュ
ーブ15の後端を軸着して他端であるピストンロッド1
6の先端を起伏ブラケット14の長さの途中である二股
の分岐基部に設けた連結ブラケット17に軸着した調節
ジャッキ(油圧ジャッキ)18などからなる一種のリン
ク機構であり、連結ブラケット17の軸17′を、第1
固定ブラケット11の軸11′と第2固定ブラケット1
2の軸12′とを結ぶ仮想直線よりも外側に位置するよ
うに各部の寸法および取付位置を設定してある。なお、
調節ジャッキ18は、ガイド管1の外面に沿わせて配設
した油圧ホースを介して地上の油圧ポンプ19に接続さ
れている。
【0012】したがって、シリンダチューブ15内にピ
ストンロッド16を最も深く引き込んで調節ジャッキ1
8の長さを最も短縮した状態では、図3に示すように、
起伏ブラケット14は、ベースであるガイド管1の外面
に沿ってほぼ平行に位置する伏せ状態(閉状態)とな
り、当接部13がガイド管1側に最も近付き、ガイド管
1の外面と当接部13との間の間隔が最短になる。ま
た、この伏せ状態においては、長尺な調節ジャッキ18
もベースであるガイド管1の外面にほぼ平行に近くまで
伏せた状態になる。したがって、大きなストロークを有
する長尺な調節ジャッキ18を備えていても、この伏せ
状態ではベースとなるガイド管1の外面に沿って折り畳
まれてガイド管1からの突出長さが小さくなる。
【0013】この伏せ状態で油圧ポンプ19から調節ジ
ャッキ18に作動油を圧送すると、ピストンロッド16
がシリンダチューブ15から次第に押し出されて伸長
し、調節ジャッキ18の全長が伸びる。したがって、図
4に示すように、ピストンロッド16の先端が連結ブラ
ケット17を押圧し、この押圧力により起伏ブラケット
14が第1固定ブラケット11の軸11′を中心にして
先端の当接部13をガイド管1の外面から離隔する方向
に回動して起立し、これに伴って調節ジャッキ18も第
2固定ブラケット12の軸12′を中心に回動して起立
し、起立状態(開状態)に変換する。このため、調節ジ
ャッキ18のピストンロッド16の伸びを調整すること
により、起伏ブラケット14の起き上がり角度を調整す
ることができ、これによりベースであるガイド管1の外
面から当接部13までの長さ、即ちガイド管1の外面か
らの当接部13の突出長さを調整することができる。
【0014】また、この突設部の突設長さは、ストロー
クの大きな調節ジャッキ18を備え、しかも起伏ブラケ
ット14及び調節ジャッキ18等からなるリンク機構の
作用により、ピストンロッド16の伸びに対する当接部
13の突出長さの増加を増幅することができる。特に、
第1固定ブラケット11から連結ブラケット17までの
軸間距離に対して、連結ブラケット17の軸17′から
当接部13の先端までの距離を大きく設定すると、上記
増幅の割合が大きくなる。
【0015】この様な傾斜調整ジャッキ機構9を備えた
ガイド管1をケーシング3内に挿入する場合には、図1
に示すように、全傾斜調整ジャッキ機構9を予め伏せ状
態(閉状態)にして挿入する。
【0016】ガイド管1の上部の位置を所定の位置に調
整したならば、図2に示すように、ガイド管1の外面に
取り付けられている各傾斜調整ジャッキ機構9をそれぞ
れ独立した状態で作動して起伏ブラケット14を起立さ
せて各当接部13をケーシング3の内面に当接する。そ
して、各起伏ブラケット14の起立角度、即ちガイド管
1の外面から突出する当接部13の突出長さを適宜に調
整すると、ガイド管1の下部の位置を調整することがで
き、これによりガイド管1の傾斜を修正してガイド管1
を鉛直に位置させることができる。そして、傾斜調整ジ
ャッキ機構9は、それぞれが独立して作動することがで
きるので、当接部13の突出長さをそれぞれ異ならせる
ことも自在であり、これによりガイド管1がケーシング
3の中心から偏心している場合であっても対応すること
ができる。なお、ガイド管1の側面には周知の鉛直管理
装置24を取り付けてあり、この鉛直管理装置24によ
りガイド管1の鉛直度を確認することができる。
【0017】この様にしてガイド管1を正確に鉛直に調
整したならば、図5に示すように、コンクリート20を
打設し、その後にねじれ防止具を取り付けた構真柱2を
ガイド管1内に建て込み、構真柱2をコンクリート内の
所定の根入れ長さまで貫入させ、その上部を固定し、工
事を終了する。
【0018】なお、上記した実施例ではガイド管1を断
面四角形のパイプを使用したので、傾斜調整ジャッキ機
構9を外面の周方向に4個設けたが、ガイド管1に円形
パイプを使用する場合などにおいては傾斜調整ジャッキ
機構9を周方向に例えば3個位相を変えて設けることも
できる。
【0019】次に、ガイド管1を使用しない後建て工法
の場合について説明する。後建て工法により構真柱2を
建て込むには、まずその前に軸掘削機を据え付けて地盤
の所定位置に竪孔を掘削し、この孔内にケーシング3を
打設し、ケーシング3内の土砂を排除するとともに、更
に軸部となる部分を掘り進んで支持層まで到達する。次
に、鉄筋を建て込んだならば、図6に示すように、ケー
シング3の上端開口部を囲むようにして井桁状の位置決
め架台4を設置するとともに、ケーシング3内にジャッ
キ固定台21を挿入して上端をケーシング天端又は位置
決め架台4に固定する。なお、位置決め架台4は、脚部
に設けた架台高さ調整用ジャッキ5により所定の高さで
水平に調整し、上部にガイドローラ付主桁6と副桁を横
方向に移動可能な状態で載置し、該主桁6上に高さ調整
用ジャッキ10を設ける。また、ケーシング3内にジャ
ッキ固定台21を挿入する時期は、コンクリート打設前
でも、或は後でもよい。
【0020】なお、この実施例のジャッキ固定台21
は、上端がケーシング3の天端に引掛け固定可能な板状
体で、前記ケーシング3とほぼ同じ長さを有しており、
その下端の一側に傾斜調整ジャッキ機構9を設けたもの
である。そして、本実施例では、このようなジャッキ固
定台21を4個用意し、夫々の傾斜調整ジャッキ機構9
が下部の内面側に位置して対向するようにケーシング3
の天端に引掛けて固定したものであり、周方向に配置さ
れたジャッキ固定台21に設けられた各傾斜調整ジャッ
キ機構9は独立して作動可能である。
【0021】傾斜調整ジャッキ機構9自体は、先に説明
した実施例と同様の構成であり、ベース側となるジャッ
キ固定台21側の第1固定ブラケット11に基端を軸着
して先端に当接部13を有する起伏ブラケット14と、
ベース側となるジャッキ固定台21の第2固定ブラケッ
ト12に基端を軸着して他端を起伏ブラケット14の長
さの途中に設けた連結ブラケット17に軸着した調節ジ
ャッキ18とからなる一種のリンク機構である。そし
て、連結ブラケット17の軸17′を、第1固定ブラケ
ット11の軸11′と第2固定ブラケット12の軸1
2′とを結ぶ仮想直線よりも外側に位置させている。な
お、前記調節ジャッキ18はジャッキ固定台21に沿わ
せて配設した油圧ホースを介して地上の油圧ポンプ19
に接続されている。
【0022】したがって、シリンダチューブ15内にピ
ストンロッド16を最も深く引き込んで調節ジャッキ1
8の長さを最も短縮した状態では、起伏ブラケット14
は、ベースであるジャッキ固定台21の内面側に倒れる
伏せ状態(閉状態)となり、当接部13がジャッキ固定
台21側に最も近付く。このため、大きなストロークを
有する長尺な調節ジャッキ18を備えていても、この伏
せ状態ではジャッキ固定台21の内面に沿って折り畳ま
れてジャッキ固定台21からの内方への突出長さが小さ
くなる。
【0023】この伏せ状態で油圧ポンプ19から調節ジ
ャッキ18に作動油を圧送すると、ピストンロッド16
が伸長し、調節ジャッキ18の全長が伸びる。したがっ
て、ピストンロッド16の押圧力により起伏ブラケット
14が第1固定ブラケット11の軸を中心にして先端の
当接部13をジャッキ固定台21の内面から離隔する方
向に回動して起立し、これに伴って調節ジャッキ18も
第2固定ブラケット12の軸を中心に回動して起立し、
起立状態(開状態)に変換する。このため、調節ジャッ
キ18のピストンロッド16の伸びを調整することによ
り、起伏ブラケット14の起き上がり角度を調整するこ
とができ、これによりベースであるジャッキ固定台21
の内面から内方へ突出する当接部13までの長さを調整
することができる。
【0024】この様な傾斜調整ジャッキ機構9を備えた
ジャッキ固定台21を使用して構真柱2を建て込む場合
には、全傾斜調整ジャッキ機構9を予め伏せ状態(閉状
態)にしておく。
【0025】そして、上部に支持ブラケット22を有す
る吊り治具23(通称ヤットコ)を使用して構真柱2を
クレーンで吊り上げて位置決め架台4の上方に移動し、
この位置でゆっくりと下降すると構真柱2が下端から位
置決め架台4の開口部からケーシング3の内部にゆっく
りと挿入される。この様にしてケーシング3内に挿入し
た構真柱2の下端がコンクリート天端付近に達する深さ
まで建て込んだならば、位置決め架台4上で構真柱2の
芯決め、即ち所定の位置に調整し、構真柱2の側面に取
り付けた鉛直管理装置24で鉛直度を確認しながら傾斜
調整ジャッキ機構9をそれぞれ独立して開き、これによ
り構真柱2の傾斜を修正して鉛直にして、その後構真柱
2を所定の根入れ長さ位置まで降下させて工事を終了す
る。
【0026】なお、吊り治具23のブラケット22を高
さ調整用ジャッキ10上に載置し、位置決め架台4上で
構真柱2の高さを調整でき、これにより所定の根入れ長
さ位置まで降下させた状態で構真柱2をコンクリートが
養生するまで支えることができる。
【0027】本実施例ではジャッキ固定台21に傾斜調
整ジャッキ機構9を設けたが、ケーシング3を外筒とし
て機能させ、ケーシング3の下端内面側に傾斜調整ジャ
ッキ機構9を周方向に複数個配設し、これら傾斜調整ジ
ャッキ機構9を独立して作動させて構真柱2の傾斜を修
正して正確に鉛直とし、この状態で構真柱2を建て込む
ように構成することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
トロークの大きな調節ジャッキを使用することができ、
位置調整ストローク(調整範囲或は調整代)を大きく採
ることができる。したがって、杭径の種類が多くても、
広範囲に対応することができ、従来行っていた調節ジャ
ッキの交換などの面倒な操作が不要になる。このため、
作業の能率を高めることができ、工期の短縮化にも寄与
する。また、傾斜調整ジャッキ機構はそれぞれ独立して
作動するので、杭芯と構真柱芯またはガイド管芯が偏心
している場合であっても、起伏ブラケットの起立角度を
異ならしめることにより所定の位置決めを行うことがで
きる。そして、ストロークが大きくて調節ジャッキの全
長が長くてもベース側に対して寝かせた状態で取り付け
るので、傾斜調整ジャッキの設置スペースがベース側か
らの突出長が短くても設置することができる。したがっ
て、ケーシング内面と構真柱またはガイド管外面との間
の隙間が狭くても何等の支障もなく使用することができ
る。このため、ケーシングの建て込み精度が多少悪くて
も安心して使用することができ、構真柱又はガイド管の
鉛直精度を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】傾斜調整ジャッキ機構を閉じてガイド管をケー
シング内に挿入した状態の断面図である。
【図2】傾斜調整ジャッキ機構を開いた状態の断面図で
ある。
【図3】(A)は閉じた状態の傾斜調整ジャッキ機構の
平面図、(B)はその側面図である。
【図4】開いた状態の傾斜調整ジャッキ機構の側面図で
ある。
【図5】ガイド管によりガイドしながら構真柱を建て込
む状態を示す断面図である。
【図6】後建て工法の断面図である。
【符号の説明】
1 ガイド管 2 構真柱 3 ケーシング 4 位置決め架台 5 架台高さ調整用ジャッキ 6 主桁 9 傾斜調整ジャッキ機構 11 第1固定ブラケット 12 第2固定ブラケット 13 当接部 14 起伏ブラケット 15 シリンダチューブ 16 ピストンロッド 17 連結ブラケット 18 調節ジャッキ(油圧ジャッキ) 19 油圧ポンプ 20 コンクリート 21 ジャッキ固定台 23 吊り治具 24 鉛直管理装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端をベース側の第1固定ブラケットに
    軸着して先端に当接部を有する起伏ブラケットと、 基端をベース側の第2固定ブラケットに軸着して他端を
    起伏ブラケットの長さの途中に設けた連結ブラケットに
    軸着して、該連結ブラケットの軸を、第1固定ブラケッ
    トの軸と第2固定ブラケットの軸とを結ぶ仮想直線より
    も外側に位置せしめた調節ジャッキとにより傾斜調整ジ
    ャッキ機構を構成し、 地盤に建て込む外筒の内面または外筒内に挿入する内筒
    の外面のいずれか一方の面をベースとして上記傾斜調整
    ジャッキ機構を周方向に複数個設け、これらの傾斜調整
    ジャッキ機構をそれぞれ独立して作動可能とし、前記起
    伏ブラケットをベースから起き上がり可能にしたことを
    特徴とする構真柱建て込み工法における傾斜調整装置。
  2. 【請求項2】 基端をベース側の第1固定ブラケットに
    軸着して先端に当接部を有する起伏ブラケットと、 基端をベース側の第2固定ブラケットに軸着して他端を
    起伏ブラケットの長さの途中に設けた連結ブラケットに
    軸着して、該連結ブラケットの軸を、第1固定ブラケッ
    トの軸と第2固定ブラケットの軸とを結ぶ仮想直線より
    も外側に位置せしめた調節ジャッキとにより傾斜調整ジ
    ャッキ機構を構成し、 地盤にケーシングを建て込み、該ケーシング内に構真柱
    用のガイド管を挿入して該ガイド管の上部を架台で支持
    し、ガイド管の下部の外面をベースとして上記傾斜調整
    ジャッキ機構を周方向に複数個設け、これらの傾斜調整
    ジャッキ機構をそれぞれ独立して作動可能とし、前記起
    伏ブラケットをベースから起き上がり可能にしたことを
    特徴とする構真柱建て込み工法における傾斜調整装置。
  3. 【請求項3】 基端をベース側の第1固定ブラケットに
    軸着して先端に当接部を有する起伏ブラケットと、 基端をベース側の第2固定ブラケットに軸着して他端を
    起伏ブラケットの長さの途中に設けた連結ブラケットに
    軸着して、該連結ブラケットの軸を、第1固定ブラケッ
    トの軸と第2固定ブラケットの軸とを結ぶ仮想直線より
    も外側に位置せしめた調節ジャッキとにより傾斜調整ジ
    ャッキ機構を構成し、 地盤にケーシングを建て込み、当該ケーシング内に複数
    のジャッキ固定台を装入して該ジャッキ固定台の上部を
    ケーシング天端又は地上の架台で支持し、 上記ジャッキ固定台下部の内面側をベースとして上記傾
    斜調整ジャッキ機構を設け、該傾斜調整ジャッキ機構の
    起伏ブラケットをベースから起き上がり可能にしたこと
    を特徴とする構真柱建て込み工法における傾斜調整装
    置。
JP20157194A 1994-08-04 1994-08-04 構真柱建て込み工法における傾斜調整装置 Pending JPH0849235A (ja)

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