JPH0849260A - 作業機の操作用仮想音生成装置 - Google Patents

作業機の操作用仮想音生成装置

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JPH0849260A
JPH0849260A JP18606294A JP18606294A JPH0849260A JP H0849260 A JPH0849260 A JP H0849260A JP 18606294 A JP18606294 A JP 18606294A JP 18606294 A JP18606294 A JP 18606294A JP H0849260 A JPH0849260 A JP H0849260A
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JP
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pressure
operating
frequency
signal
virtual sound
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Application number
JP18606294A
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English (en)
Inventor
Yotaro Hatamura
洋太郎 畑村
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Ryuji Takada
龍二 高田
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Seiji Yamashita
誠二 山下
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業個所が見えない場合でも、作業状態を確
実に把握し、適切な操作を行なうことができる作業機の
操作用仮想音生成装置を提供すること。 【構成】 遠隔操縦装置10の操作レバー11La 〜1
1Lc の操作信号は作業機側の制御装置23へ無線送信
され、これに応じてコントロールバルブの比例ソレノイ
ド2a〜21cが励磁されて作業機が駆動される。アク
チュエータの圧力は圧力センサ26で検出され、ハイパ
スフィルタ27を経て無線送信され、制御装置13の周
波数変換器138Fは圧力変動に応じた周波数信号を出
力し、この周波数信号は増幅器138Aで各操作レバー
に対する特定操作レバーの比に応じた増幅率で増幅さ
れ、この増幅された信号はスピーカ17から仮想音とし
て出力される。仮想音を聞くことで作業状態が把握で
き、作業機を適切に操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル、油圧ク
レーン、ブルドーザ等の各種作業機の作業時に使用され
る作業機の操作用仮想音生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機は、オペレータが1つ又は複数の
操作レバーを操作して対応するアクチュエータを駆動す
ることにより所望の作業を行なう。このような作業機と
して、油圧ショベルを例示してその概略構成を図により
説明する。図17は油圧ショベルの側面図である。この
図で、1は下部走行体、2は下部走行体1上に旋回可能
に設けられた上部旋回体である。3はフロント機構を示
し、上部旋回体2に可回動に取り付けられたブーム4、
ブーム4に可回動に取り付けられたアーム5、アーム5
に可回動に取り付けられたバケット6より成る。4Sは
ブーム4を駆動する油圧シリンダ、5Sはアーム5を駆
動する油圧シリンダ、6Sはバケット6を駆動する油圧
シリンダである。7は運転室であり、内部に操作レバー
を備えている。オペレータが運転室7内の操作レバーの
うちの所要の操作レバーを操作することにより図示しな
いコントロールバルブを作動させ、これに対応する油圧
シリンダ等(アクチュエータ)をその操作量に応じた速
度で駆動し、地面Gの掘削個所G1 を掘削し、又はその
他の所要の作業を行なう。
【0003】このような油圧ショベルによる作業は、通
常、オペレータが運転室7に搭乗し、操作レバーを操作
して行なわれるが、危険な個所での作業、例えば、崖の
近辺、崩壊のおそれのある建造物の近辺、河川等に置け
る作業、火山の土石流の除去作業等の作業を行なう場合
には、オペレータが搭乗して作業をするのは危険である
ので、遠隔操縦手段が用いられる。
【0004】遠隔操縦手段は、受信信号に応じて各コン
トロールバルブを作動させる作業機側の制御装置と、こ
の制御装置に有線又は無線で信号を送信する遠隔操縦装
置とで構成される。遠隔操縦装置には、作業機の操作レ
バーに対応する操作レバーが備えられ、オペレータは遠
隔個所に設けられた遠隔操縦装置の各操作レバーを、作
業機の操作レバーと同じように操作することにより、そ
の操作量に応じた信号を作業機側の制御装置に送信し、
作業機を操縦する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オペレータが運転室7
に搭乗して作業機を操作する場合、オペレータは、作業
個所(例えば掘削作業の場合バケット6の先端)を見な
がら、かつ、油圧回路のリリーフ音やエンジン音を聞き
ながら、それらに基づいて経験的に適切な操作を行な
う。しかし、遠隔操縦手段による作業機の操縦では、遠
隔操縦する個所と作業機とが遠く離れている場合がしば
しばあり、この場合、遠隔操縦装置を操作しているオペ
レータは作業個所を見ることができず、又、運転室や作
業個所で発生する作業音もほとんど聞こえないので(聞
こえたとしても何の音か判らないので)、作業機に所望
の作業を行なわせるように操縦することは困難になり、
操縦不可能となる。
【0006】この問題を解決するため、作業機にカメラ
又はマイクロフォン或いはその両者を搭載し、カメラの
映像やマイクロフォンの音声を遠隔操縦装置側で受信
し、掘削個所の映像を見たり、音を聞いたりしながら作
業機を遠隔操縦する手段が用いられる。しかし、カメラ
ではその視野は限定され、常時作業個所を視野に収める
ことはできず、又、マイクロフォンが介在すると、直接
聞く場合とは異なった音に聞こえるばかりでなく、同一
個所で複数の作業機が作業を行なっている場合には自己
の作業機の音を聞き分けるのは困難である。さらに、音
に関しては、運転室7での油圧回路のリリーフ音やエン
ジンの回転音がマイクロフォンにより聞こえたとして
も、作業個所における音は、岩石を破砕する場合等の特
殊な作業以外の作業においてはほとんど聞こえないのが
実状である。このため、作業機にカメラやマイクロフォ
ンを備えても、遠く離れた地点での適切な操縦は困難と
なるという問題があった。
【0007】このような問題は、必ずしも遠隔操縦を行
なう場合だけに生じるものではなく、オペレータが運転
室7に搭乗して作業を行なう場合にも生じる問題であ
る。例えば、油圧ショベルで図7に破線で示すように、
地面より低い足元の掘削を行なう場合、オペレータは掘
削個所G2 を運転室7から見ることができず、又、そこ
で発生している音も聞き取り難く、油圧ショベルの適切
な操作は困難となる。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、遠隔操縦の場合や運転室から作業個所が見
えない場合でも、作業状態を確実に把握し、作業機を適
切に操作することができる作業機の操作用仮想音生成装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、操作手段によりアクチュエータを駆動し
て所望の作業を行なう作業機において、前記操作手段の
操作量を検出する操作量検出手段と、前記アクチュエー
タの圧力変動を検出する圧力検出手段と、前記操作量検
出手段と前記圧力検出手段の各検出値に基づいて可聴音
を生成する可聴音生成手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0010】さらに本発明は、操作手段によりアクチュ
エータを駆動して所望の作業を行なう作業機において、
前記アクチュエータの圧力変動のうちの周波数の高い圧
力変動分のみを検出する第1の圧力検出手段と、周波数
の低い圧力変動分のみを検出する第2の圧力検出手段
と、前記操作手段の操作量を検出する操作量検出手段
と、この操作量検出手段の検出値にほぼ比例した係数を
発生する第1の係数発生手段と、前記操作量検出手段の
検出値にほぼ反比例した係数を発生する第2の係数発生
手段と、第1の圧力検出手段の検出値と第1の係数発生
手段で発生した係数とを乗算する第1の乗算手段と、第
2の圧力検出手段の検出値と第2の係数発生手段で発生
した係数とを乗算する第2の乗算手段と、前記第1の乗
算手段と前記第2の乗算手段の出力に基づいて可聴音を
生成する可聴音生成手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】作業中、作業機の操作手段又は遠隔操縦装置の
操作手段を操作するとアクチュエータが駆動され、その
圧力が変動する。操作量検出手段は操作手段の操作量を
検出し、又、圧力検出手段は上記圧力の変動を検出す
る。これら検出された操作量および圧力変動の大きさの
各検出値に基づいて、可聴音生成手段により作業中に発
生する音響とは全く別の音(仮想音)を発生させる。オ
ペレータは発生した仮想音を聞くことにより作業状態を
感覚的に把握することができ、これに基づいて作業機の
適切な操作を行なう。
【0012】又、請求項13記載の発明においては、周
波数の高い圧力変動分を第1の圧力検出手段で、周波数
の低い圧力変動分を第2の圧力検出手段でそれぞれ検出
し、一方、操作量検出手段で検出された操作量にほぼ比
例する係数を第1の係数発生手段で、操作量にほぼ反比
例する係数を第2の係数発生手段でそれぞれ発生させ、
第1の検出手段の検出値と第1の係数発生手段の係数と
を第1の乗算手段で、第2の検出手段の検出値と第2の
係数発生手段の係数とを第2の乗算手段でそれぞれ乗算
し、第1の乗算手段の出力と第2の乗算手段の出力とに
基づいて仮想音を発生させる。オペレータはアクチュエ
ータが駆動する作業機構の通常作業時における早くて大
きな動きの場合の作業状態と、微操作時の動きをそれぞ
れ感覚的に把握することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る油圧ショベル
の操作用仮想音生成装置のブロック図である。この図
で、10は遠隔操縦装置、20は作業機に備えられてい
る装置を示す。まず、遠隔操縦装置10において、11
Laはブームレバー、11Lbはアームレバー、11L
cはバケットレバー、12La、12Lb、12Lcは
各操作レバー11La、11Lb、11Lcの操作量に
比例した電気信号を発生する操作信号発生装置を示す。
なお、上記各操作レバーの他にも左右走行レバー、旋回
レバー等が備えられているがそれらの図示は省略する。
13は制御装置、14は無線送信装置、14aは送信用
アンテナ、15は無線受信装置、15aは受信用アンテ
ナ、16は音響増幅器、17はスピーカである。
【0014】制御装置13は以下の構成を有する。13
1は操作信号発生装置12La、12Lb、12Lcの
出力信号をディジタル値に変換するA/D変換器、13
2は所要の演算、制御を行なうCPU、133はデータ
を一旦蓄積するRAM、134はCPU132の動作の
手順が格納されたROMである。135は出力インタフ
ェース、136は入力インタフェース、137は所定の
データをアナログ値に変換するD/A変換器、138は
D/A変換器137の出力信号に基づいて仮想音信号を
生成する変換装置である。上記の構成中、ROM134
は、A/D変換プログラム134a、送信プログラム1
34b、受信プログラム134c、変換プログラム13
4d、変換プログラム134e、およびD/A変換プロ
グラム134fの各プログラムで構成されている。又、
変換装置138は、VFコンバータ等の周知の周波数変
換器138Fおよび可変ゲインの増幅器138A(乗算
器でもよい)で構成されている。
【0015】次に、作業機側の装置20において、21
a、21b、21cはそれぞれブーム駆動用コントロー
ルバルブ、アーム駆動用コントロールバルブ、バケット
駆動用コントロールバルブを駆動する比例ソレノイドで
あり、遠隔操縦装置10の各操作レバー11La、11
Lb、11Lcに対応する。22は各比例ソレノイド2
1a、21b、21cに駆動電流を供給するドライバ、
23は制御装置、24は無線受信装置、24aは受信ア
ンテナ、25は無線送信装置、25aは送信アンテナ、
26は圧力センサ、27はハイパスフィルタである。
【0016】制御装置23は以下の構成を有する。23
1は負荷検出装置26の検出値をディジタル値に変換す
るA/D変換器、232は所要の演算、制御を行なうC
PU、233はデータを一旦蓄積するRAM、234は
CPU232の動作の手順が格納されたROMである。
235は出力インタフェース、236は入力インタフェ
ース、237は操作レバー11La、11Lb、11L
cの操作量に応じたデータをアナログ値に変換するD/
A変換器である。ROM234は、受信プログラム23
4a、D/A変換プログラム234b、A/D変換プロ
グラム234c、および送信プログラム234dの各プ
ログラムで構成されている。
【0017】図2は圧力センサ26の設置個所を説明す
る油圧回路図である。この図で、4Sは図17に示すブ
ームシリンダ、4Cはブームシリンダ4Sの駆動を制御
するコントロールバルブ、21aは図1に示すコントロ
ールバルブ4Cの駆動用の比例ソレノイド、8は油圧ポ
ンプ、9は作動油を蓄積するタンクである。26は図1
に示す圧力センサを示す。図1に示すブームレバー11
Laを例えば矢印(+)方向に操作すると、後述する動
作により、ドライバ22から比例ソレノイド21aへ正
電流が供給され、コントロールバルブ4Cはブームレバ
ー11Laの操作量に比例したストロークだけ図2に示
す矢印4C1 方向に切り換えられ、油圧ポンプ8からの
圧油がブームシリンダ4Sのボトム側に供給され、ブー
ムレバー11Laの操作量にほぼ比例した速度でブーム
4を上昇させる。図示の油圧回路から明らかなように、
圧力センサ26はブームシリンダ4Sのボトム側に接続
されてその圧力を検出する。
【0018】次に、本実施例の動作を説明する。オペレ
ータは遠隔操縦装置10の各操作レバー11La、11
Lb、11Lcを選択的に操作することにより遠隔個所
の油圧ショベルを駆動して所要の作業を行なうものであ
る。オペレータが操作レバー11La、11Lb、11
Lcを選択的に操作すると、これに応じて操作信号発生
装置12La、12Lb、12Lcから電気信号が出力
される。制御装置13ではA/D変換プログラム134
aが起動され、CPU132はA/D変換プログラム1
34aに従って操作信号発生装置12La、12Lb、
12Lcから出力された操作信号をディジタル値に変換
し、これらを一時RAM133に格納し、次いで、送信
プログラム134bに従って当該操作信号をRAM13
3から取り出し、出力インタフェース135、無線送信
機14、送信アンテナ14aを介して油圧ショベルに無
線で送信する。
【0019】送信された操作信号は油圧ショベル側の装
置20の受信アンテナ24a、無線受信機24、入力イ
ンタフェース236を介して制御装置23に入力され
る。制御装置23の受信プログラム234aは常時起動
されており、送信信号が入力されるとこれをRAM23
3に一時格納してCPU232に割込みを行ない、送信
信号の入力を報せる。これにより、CPU232は受信
プログラム234aに従って送信された操作信号を受信
し、この操作信号をD/A変換プログラム234bに従
ってアナログ信号に変換し、ドライバ22に出力する。
ドライバ22は入力した操作信号に応じて比例ソレノイ
ド21a、21b、21cのうちの対応するものに対し
て当該操作信号に応じた電流を供給する。これにより、
対応するコントロールバルブが操作され、その油圧アク
チュエータを駆動して所要の作業が行なわれる。
【0020】作業中,ブームシリンダ4Sには常時、ブ
ーム4、アーム5、バケット6の荷重がかかり、油圧シ
ョベルの負荷状態はボトム側の圧力(ブーム圧)でほぼ
把握できる。そして、このブーム圧は、ブームシリンダ
4Sの駆動、アーム5やバケット6の駆動によるフロン
ト機構3の姿勢の変化、負荷の変化等により変動する。
このブーム圧は圧力センサ26で検出され、その検出値
1 はハイパスフィルタ27に入力される。ハイパスフ
ィルタ27はブーム圧の変動分のうち周波数の高い圧力
のみを圧力信号P10として制御装置23に出力する。こ
の状態を図3に示す。
【0021】図3はタイムチャートであり、(a)はブ
ームレバー11Laの操作量、(b)はコントロールバ
ルブ4Cのストローク量、(c)はブームシリンダ4S
の圧力P1 、(d)はハイパスフィルタ27の圧力信号
10を示し、それぞれ横軸に時間がとってある。なお、
(e)は圧力信号P10の絶対値を示す。図3に示すタイ
ムチャートは、地面にバケット6を置いた状態(圧力P
1 は0)からブーム4を上昇させたときのタイムチャー
トである。ブームレバー11Laを図1に示す矢印
(+)側に操作すると、その信号は上記のように送信さ
れ、これに応じてコントロールバルブ4Cがストローク
し、ブームシリンダ4Sのボトム側の圧力P1 は振動し
ながら増加して定常値に達する。ハイパスフィルタ27
は(d)に示すように当該圧力振動のうち高周波分のみ
取り出し、圧力信号P10として出力する。
【0022】制御装置23のCPU232は、既に起動
されているA/D変換プログラム234cに従いA/D
変換器231を動作させて圧力信号P10をディジタル値
に変換し、この圧力信号P10を送信プログラム234d
に従い、出力インタフェース235、無線送信機25、
送信アンテナ25aを介して遠隔操縦装置10へ無線で
送信する。
【0023】送信された圧力信号P10は、遠隔操縦装置
10の受信アンテナ15a、無線受信機15、入力イン
タフェース136を介して制御装置13に入力される。
制御装置13のCPU132は受信プログラム134c
に従って圧力信号P10を受信し、これをRAM133に
一時格納する。次に、変換プログラム134dが起動さ
れ、CPU132は、当該変換プログラム134dに従
って、さきに入力されているブームレバー11Laの操
作信号の絶対値La を取り出し、この値La と各操作レ
バー11La〜11Lcの操作量の最大値の絶対値L
max との比(La/Lmax )に対応する変換装置138
の増幅器138Aの増幅率を求める。この増幅率の変換
マップを図4に示す。
【0024】図4は上記の比(La /Lmax )に対する
増幅率の変換マップを示す図である。この図で、横軸に
は前記の比(La /Lmax )がとってあり、縦軸には増
幅率(増幅率指令信号S2 で表されている)がとってあ
る。本実施例における増幅率は、図示のように概略、操
作レバーの操作量の増加に比例して増加する特性を有す
る。しかし、これと異なる特性の変換マップを使用する
こともでき、又、特性の異なる複数の変換マップを用意
し、これらを選択して使用することもできるのは明らか
である。この変換マップは変換プログラム134dに格
納されており、これにより求められた増幅率指令信号S
2 はRAM133に格納される。
【0025】次いで、変換プログラム134eが起動さ
れ、CPU132はこの変換プログラム134eに従っ
て受信した圧力信号P10をRAM133から読み出し、
この圧力信号P10に対する変換装置138の周波数変換
器138Fの周波数指令データを求める。この周波数の
変換マップを図5に示す。
【0026】図5は圧力信号P10に対する周波数の変換
マップを示す図である。この図で、横軸には圧力信号P
10が、縦軸には周波数(周波数指令信号S1 で表されて
いる)がとってある。本実施例における周波数は、図示
のように圧力信号P10の増加に比例して増加する特性を
有する。しかし、これと異なる特性の変換マップを使用
することもでき、又、特性の異なる複数の変換マップを
用意し、これらを選択して使用することもできるのは明
らかである。この変換マップは変換プログラム134e
に格納されており、これにより求められた周波数指令信
号S1 はRAM133に格納される。
【0027】次に、D/A変換プログラム134fが起
動され、CPU132はこのD/A変換プログラム13
4fに従ってRAM133から、さきに求めた増幅率指
令信号S2 および周波数指令信号S1 を読み出し、それ
ぞれ変換装置138の周波数変換器138Fおよび増幅
器138Aへ出力する。
【0028】周波数変換器138Fは図示しない発振器
を備え、入力された信号S1 (電圧)に応じて発振器の
周波数が変換され、この周波数変換された信号が増幅器
138Aに出力される。図6は信号S1 とこれにより変
換される周波数fとの関係の一例を示す特性図であり、
横軸に信号S1 が、縦軸に周波数fがとってある。図示
の特性では、両者の関係はほぼ比例関係にある。周波数
変換器138Fから出力された信号は増幅器138Aに
おいて、そのとき入力された信号S2 に応じた増幅率で
増幅され、増幅された信号は仮想音信号として音響増幅
器16へ出力され、スピーカ17から仮想音信号に応じ
た音響(仮想音)が発生せしめられる。
【0029】ところで、油圧ショベルの作業において、
ブームレバー11Laを通常の速度と操作量で操作する
と、ブーム圧P1 は高周波を含む変動を示す。本実施例
の場合、ブーム圧P1 の変動分のうちハイパスフィルタ
27で高周波分のみ取り出すことから、仮想音は通常の
作業状態を示す音となる。そこで、遠隔操縦装置10の
オペレータは、通常の作業時、この仮想音により油圧シ
ョベルの作業状態を把握し、これに応じて操作レバー1
1La、11Lb、11Lcを選択的に操作して適切に
油圧ショベルを駆動し、所望の作業を行なう。
【0030】ここで、図7、図8、図9を参照して変換
装置138の動作の概略をさらに説明する。図7はブー
ム圧の変化を示す図であり、横軸に時間、縦軸にブーム
圧がとってある。図8はブームレバーの操作比(La
max )の変化を示す図であり、横軸に時間、縦軸に操
作量がとってある。図9は変換装置138に信号波形を
付したブロック図であり、図1に示す部分と同一部分に
は同一符号が付してある。図9で、SF は周波数変換器
138Fの出力信号の波形、SFAは増幅器138Aの出
力信号(変換装置138の出力信号)の波形を示す。
【0031】ブーム圧は、その一部が図7に示すように
波動状に現れているものとする。このブーム圧はハイパ
スフィルタ27を通り、制御装置13の変換プログラム
134eの図5にに示す特性に従って信号S1 として出
力される。周波数変換器138Fは、図6に示す特性に
従い、信号S1 が小さいときには低い周波数信号を出力
し、信号S1 が大きいときには高い周波数信号を出力す
る。このような信号の波形の概略が信号SF として図9
に示されている。この例では、ブーム圧の波形の山の部
分で高周波信号、谷の部分で低周波信号となり、信号S
F は低周波信号と高周波信号が図7に示す波形に対応し
て交互に繰り返される形態となる。
【0032】一方、ブームレバーの操作比は、図8に示
すように、最初比較的ゆるやかに増加して大きな値に達
し、しばらくこの値が維持された後急速に減少するもの
とする。この場合、信号S2 は図4に示す特性に従って
変化し、増幅器138Aは、ブームレバーの操作比が小
さく信号S2 が小さいときには信号SF を小さな増幅率
で増幅してそのレベルを低くし、ブームレバーの操作比
が大きく信号S2 が大きいときには信号SF を大きな増
幅率で増幅してそのレベルを高くする。このようにして
増幅された信号の波形の概略が信号SFAとして図9に示
されている。
【0033】結局、信号SF に応じて、スピーカ17か
ら聞こえる仮想音は、最初、低くて小さな音が、次い
で、その音が徐々に高くかつ大きくなり、続いて大きさ
はほとんど同じまま低い音となり、再び大きさがほとん
ど同じで高い音となった後、最後に低く小さな音とな
る。これにより、オペレータは作業個所が見えなくて
も、自己のブームレバー11Laの操作によりブーム4
が確実に上昇動作を行ない、かつ、高い音の発生時には
ブームにかかる負荷が大きくなっていることを把握する
ことができる。
【0034】このように、本実施例では、油圧ショベル
のブームシリンダのボトムの圧力変動のうち高い周波数
変動分に応じた信号に基づいて信号周波数を変換し、こ
の周波数変換された信号を、ブームレバー操作量と他の
各操作レバーの操作量の比に応じて増幅し、この増幅さ
れた信号に基づいて仮想音を発生するようにしたので、
作業個所が見えない位置にあっても、油圧ショベルの作
業状態(負荷の状態)を確実に把握することができ、油
圧ショベルを適切に操作することができる。
【0035】又、従来のカメラやマイクロフォンを用い
る装置では、これらの映像信号や音声信号に広い周波数
帯域を占有されることとなり、操縦に必要なデータの送
信が大きく制限される事態が生じていたが、本実施例で
は圧力信号をディジタル信号で送信するだけであるの
で、上記事態の発生を完全に避けることができる。
【0036】なお、上記実施例の説明では、ブームシリ
ンダのボトムの圧力を検出する例について説明したが、
併せてロッドの圧力も検出し、両圧力のうち大きい方の
圧力を選択して用いてもよいし、両圧力を加算した値を
用いることもできる。これにより、作業の状態によって
ブームのロッド側に大きな負荷が作用しても対応可能と
なる。これは、以下の実施例についても同じである。
又、上記実施例の説明では、ハイパスフィルタを用いる
例について説明したが、このハイパスフィルタは必ずし
も必要ではない。即ち、ハイパスフィルタを介すること
なく、ブーム圧を直接所定時間毎に制御装置13に順次
入力し、制御装置13において、ブーム圧の入力毎に、
入力したブーム圧P1 とブームレバーの操作開始時のブ
ーム圧(基準圧力)P00との差(P1 −P00)を演算す
れば、実質的にはブーム圧の圧力変動の低周波分を排除
できることになり、当該演算値が上記実施例の圧力信号
10と等価の値となる。これは、以下の実施例について
も同じである。さらに、上記実施例の説明では、圧力信
号P10に基づいて変換マップにより信号S1 を得る例に
ついて説明したが、図3の(e)に示すような圧力信号
10の絶対値に基づく変換マップにより信号S1 を得て
もよいし、又、圧力信号P10の二乗の値に基づく変換マ
ップにより信号S1 を得てもよい。又、上記の圧力信号
10の絶対値を得るには、変換マップを用いず、ハイパ
スフィルタ27の後段に絶対値回路を挿入してもよい。
これらは以下の実施例についても同じである。さらに
又、上記実施例の説明では、圧力信号で周波数変換を行
ない、ブームレバーの操作量の比で増幅率を変化させる
例について説明したが、逆に、ブームレバーの操作量の
比で周波数変換を行ない、圧力信号で増幅率を変化させ
るようにすることもできる。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例では、変換プログラム134dにおける
図4に示す変換マップに代えて図10に示す変換マップ
を用い、かつ、変換プログラム134eに、図11に示
す変換マップを付加するとともに当該プログラムを変更
する。図10は本実施例の変換プログラム134dに付
加する変換マップを示し、横軸にブームレバーの操作量
の比、縦軸に信号S2 がとってある。ブームレバー11
Laが操作されていないとき、信号S2 は0であり、ブ
ームレバー11Laが操作されているとき、信号S2
ある一定の値となる。
【0038】図11は本実施例の変換プログラム134
eの変換マップを示し、横軸にブームレバーの操作量の
比、縦軸に係数Kがとってある。係数Kはブームレバー
の操作量の比の増加に従って増加する特性を有する。
【0039】本実施例では、図10に示す変換マップの
特性から明らかなように、ブームレバー11Laが操作
されていないときは増幅器138Aの増幅率は0、即
ち、増幅器138Aからは信号は出力されず(仮想音は
発生されず)、ブームレバー11Laが操作されている
場合には、その操作量の如何にかかわらず、増幅器13
8Aの増幅率は一定となる。
【0040】一方、本実施例の変換プログラム134e
では、図11に示す変換マップの特性に従ってブームレ
バーの操作量の比に基づき係数Kが求められ、次いで、
さきの実施例と同じく、図5に示す変換マップの特性に
従って圧力信号P10に基づき信号S1 が求められる。こ
の信号S1 に対して上記の係数Kが乗算され、新たな信
号S11(S11=K×S1 )が作成され、この信号S11
周波数変換器138Fに出力され、これに応じた信号S
F を得る。この信号SF は増幅器138Aで図10に示
す所定のレベルで増幅され、仮想音信号SFAとして出力
され、スピーカ17から仮想音が発生する。
【0041】このように、本実施例では、ブームレバー
が操作されたときのみ所定増幅率での仮想音の発生を可
能としたので、さきの実施例と同じ効果を有するととも
に、当該所定増幅率を相当程度の値に選定することによ
り、ブームシリンダの動作開始を確実に知ることがで
き、又、仮想音の変化がないので、高音(大きい負荷変
化)を強調することができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。上記第1の実施例および第2の実施例は、ブーム
シリンダ4Sのボトムの圧力変動のうち、高周波分の圧
力に基づいて仮想音を発生する構成の実施例である。第
3の実施例は、ブームシリンダ4Sのボトムの圧力変動
のうち、低周波分(例えば5Hz未満)の圧力に基づい
て仮想音を発生する構成の実施例である。
【0043】図12は本発明の第3の実施例に係る油圧
ショベルの操作用仮想音生成装置のブロック図である。
この図で、図1に示す部分と同一又は等価な部分には同
一符号が付してある。28は圧力センサ26から出力さ
れるブーム圧のうちの低周波の圧力変動分を通過させる
ローパスフィルタである。本実施例とさきの各実施例と
は、さきの各実施例がハイパスフィルタ27を用いるの
に対して本実施例がローパスフィルタ28を用いる点、
および変換プログラム134d、134eの内容が相違
する。ローパスフィルタ28からの圧力信号P20は制御
装置23に入力される。圧力信号P20の発生状態を、さ
きの実施例にならって、図13に示す。
【0044】図13はタイムチャートであり、(a)は
ブームレバー11Laの操作量、(b)はコントロール
バルブ4Cのストローク量、(c)はブームシリンダ4
Sの圧力P1 、(d)はローパスフィルタ27の圧力信
号P20を示し、それぞれ横軸に時間がとってある。この
タイムチャートは、地面にバケット6を置いた状態(圧
力P1 は0)からブーム4を上昇させたときのタイムチ
ャートである。ブームレバー11Laを図1に示す矢印
(+)側に操作すると、その信号は制御装置23に送信
され、これに応じてコントロールバルブ4Cがストロー
クし、ブームシリンダ4Sのボトム側の圧力P1 は振動
しながら増加して定常値に達する。ローパスフィルタ2
7は(d)に示すように当該圧力振動のうち低周波分の
み取り出し、圧力信号P20として出力する。
【0045】この圧力信号P20およびブームレバーの操
作量の絶対値の比(La /Lmax )を用いた動作は第1
の実施例の動作と同じである。又、本実施例の効果は、
第1の実施例の効果に加えて、次のような効果も有す
る。油圧ショベルの作業にあっては、ブーム4を微小量
だけ上昇させることがある。この場合、オペレータはブ
ームレバー11Laを微小量、ゆっくりと操作する。こ
れにより、コントロールバルブ4Cが僅かに開き、ブー
ムシリンダ4Sに現在以上の圧力が立つことにより圧油
が流入し、ブームシリンダ4Sが動き始める。ブームシ
リンダ4Sを微小量だけ上昇させる場合、ブームシリン
ダ4Sが動き始めてからブームレバー11Laを中立位
置に戻したのでは移動し過ぎて正確な位置決めは不可能
であり、オペレータには大きな注意力や技能が要求され
る。ところで、微操作によるブームシリンダ4Sのボト
ム側の圧力のゆるやかな変化はブームシリンダ4Sの動
き初めより早く現れ、本実施例では当該圧力の変化を捉
えることにより、ブームシリンダ4Sが動き始める寸前
に仮想音が発生することとなり、オペレータは仮想音が
聞こえたときブームレバー11Laを中立位置に戻せ
ば、最適の微小量上昇を行なうことができ、結局、オペ
レータにとって良好な操作感覚で微操作を行なうことが
でき、精度の良い位置決めも行なうことができる。
【0046】なお、上記実施例の説明では、圧力信号で
周波数変換を行ない、ブームレバーの操作量の比で増幅
率を変化させる例について説明したが、逆に、ブームレ
バーの操作量の比で周波数変換を行ない、圧力信号で増
幅率を変化させるようにすることもできる。
【0047】次に、ローパスフィルタ28を用いた場合
の他の実施例(第4の実施例)を説明する。この実施例
は、第2の実施例と同じく、変換プログラム134dに
おける図4に示す変換マップに代えて図14に示す変換
マップを用い、かつ、変換プログラム134eに、図1
5に示す変換マップを付加するとともに当該プログラム
を変更する。図14は本実施例の変換プログラム134
dの変換マップを示し、横軸にブームレバーの操作量の
比、縦軸に信号S2 がとってある。ブームレバー11L
aが操作されていないとき、信号S2 は0であり、ブー
ムレバー11Laが操作されているとき、信号S2 はあ
る一定の値となる。
【0048】図15は本実施例の変換プログラム134
eに付加された変換マップを示し、横軸にブームレバー
の操作量の比、縦軸に係数Kがとってある。係数Kはブ
ームレバーの操作量の比の増加に従って減少する特性を
有する。
【0049】本実施例では、第2の実施例と同じく、ブ
ームレバー11Laが操作されていないときは増幅器1
38Aの増幅率は0で増幅器138Aからは信号は出力
されず(仮想音は発生されず)、ブームレバー11La
が操作されている場合には、その操作量の如何にかかわ
らず、増幅器138Aの増幅率は一定となる。
【0050】一方、本実施例の変換プログラム134e
では、第2の実施例と同じく、図11に示す変換マップ
の特性に従ってブームレバーの操作量の比に基づき係数
Kが求められ、次いで、図5に示す変換マップの特性に
従って圧力信号P10に基づき信号S1 が求められ、この
信号S1 に対して上記の係数Kが乗算され、新たな信号
12(S12=K×S1 )が作成され、この信号S12が周
波数変換器138Fに出力される。
【0051】本実施例の効果は、第2の実施例の効果に
加えて次の効果を有する。ローパスフィルタ28により
圧力変動の低周波分のみを検出する構成では、フロント
3を空中に保持している場合でも、仮想音が発生する場
合がある。このような仮想音の発生はオペレータにとっ
ては不愉快である。しかし、本実施例では、ブームレバ
ー11Laを中立位置にすると仮想音は発生せず、仮想
音がオペレータの邪魔になることはない。
【0052】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。本実施例では、ハイパスフィルタ27とローパス
フィルタ28の両方を用い、かつ、第2の実施例および
第4の実施例における係数を用いて周波数変換を行なう
ものである。
【0053】図16は本実施例の動作を説明するブロッ
ク図である。この図で、図1および図12に示す部分と
同一又は等価な部分には同一符号が付してある。134
Lは図15に示すものと同様のローパスフィルタの場
合の係数の変換マップ、134eH は図11に示すもの
と同様のハイパスフィルタの場合の係数の変換マップで
あり、それぞれ変換マップ134eに格納されている。
134eLB、134eHBは乗算手段であり、それらの出
力信号がS1L、S1Hで示されている。134eS は出力
信号S1L、S1Hのうちの大きな方の信号を選択し、信号
1 として出力する最大値選択手段である。乗算手段1
34eLB、134eHBおよび最大値選択手段134eS
は、変換プログラム134eにプログラムとして格納さ
れている。
【0054】変換プログラム134dは第2の実施例お
よび第4の実施例と同様、ブームレバー11Laが操作
されたか否かを判断し、操作されている場合には増幅器
138Aを一定の適切な増幅率とし、中立位置にある場
合には増幅率を0とする。一方、変換プログラム134
eでは、係数の変換マップ134eL で得られた係数
と、ローパスフィルタ28の出力信号P20とが乗算手段
134eLBで乗算され(第4の実施例の動作と同じ)、
又、係数の変換マップ134eH で得られた係数と、ハ
イパスフィルタ28の出力信号P20とが乗算手段134
HBで乗算され(第2の実施例の動作と同じ)、信号S
1L、S1Hとして出力される。最大値選択手段134eS
は両者のうちの大きい方の信号を選択し、信号S1 とし
て周波数変換器138Fへ出力する。
【0055】本実施例では、第2の実施例の効果と第4
の実施例の効果を併せ持つことになる。即ち、ブーム4
を通常の速度で操作している場合には、信号S1Hが信号
1となり、ブーム4を微操作している場合には信号S
1Lが信号S1 となって仮想音を発生するので、通常操作
時の作業状態を把握できるとともに、良好な微操作感覚
および高精度の位置決めを行なうことができる。
【0056】この第5の実施例では、上述のように、変
換プログラム134dにおいて、ブームレバー11La
が操作されたか否かを判断し、操作されている場合には
増幅器138Aを一定の適切な増幅率とし、中立位置に
ある場合には信号を出力しないようにしている。しか
し、乗算手段134eLBで乗算された信号S1L、および
乗算手段134eHBで乗算された信号S1Hを用いること
により、第1の実施例および第3の実施例と同様に、増
幅器138Aの増幅率を変化させることもできる。即
ち、信号S1Lを信号S1 として周波数変換器138Fに
入力するとともに、信号S1Hを信号S2 として増幅器1
38Aに入力するか、又は、これとは逆に、信号S1H
信号S1 として周波数変換器138Fに入力するととも
に、信号S1Lを信号S2 として増幅器138Aに入力す
る。
【0057】以上、第1〜第5の実施例について述べ
た。そして、これらの各実施例では、作業機として油圧
ショベルを例示して説明したが、他の作業機、例えばク
レーン等にも適用できる。又、上記実施例の説明では、
遠隔操縦を行なう場合について説明したが、遠隔操縦に
限ることはなく、運転室にオペレータが搭乗して作業機
を操作している場合でも、前述のように地面より低い足
元の掘削を行なう場合等、オペレータからは作業個所が
見えない作業をする場合や、微操作を行なう場合、本発
明を適用するのが有効であるのは明らかである。又、上
記実施例の説明では、操作レバーを備えた遠隔操縦装置
について説明したが、押し釦式の遠隔操縦装置であって
も適用可能である。
【0058】さらに、上記実施例の説明では、ブームレ
バーによりブームを単独に操作した場合について説明し
たが、他の操作レバー、例えば、アームレバー、バケッ
トレバーによりアーム、バケットを操作する場合にも適
用可能である。この場合、対応するアクチュエータに圧
力センサが設けられるのは当然である。又、複数のアク
チュエータおよびそれらの操作レバーに対して本実施例
を適用する場合、各変換装置において変換される周波数
帯を変えれば、仮想音を発生しているアクチュエータを
区別して聞き分けることができる。なお、このように複
数のアクチュエータについて仮想音を発生させる場合で
も、周波数変換器および増幅器に対する複数のアクチュ
エータの各信号S1 、S2のうち、各信号S1 の最大値
と、各信号S2 の最大値をそれぞれ選択して用いれば、
変換装置は1つ設ければよいこととなる。この場合、発
生する仮想音だけではどのアクチュエータが作動してい
るのか(どのアクチュエータの仮想音か)判断できない
が、オペレータの操作レバーの操作態様や、遠隔操縦の
場合カメラの画像等により、オペレータには充分に判別
できる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、操作手
段の操作量を検出する操作量検出手段と、アクチュエー
タの圧力変動を検出する圧力検出手段の各検出値に基づ
いて仮想音を生成するようにしたので、圧力検出手段が
周波数の高い圧力変動分のみを検出するものであれば、
作業個所が見えなくても、作業機の作業状態を確実に把
握することができ、当該作業機を適切に操作することが
できる。又、圧力検出手段が周波数の低い圧力変動分の
みを検出するものであれば、良好な操作感覚で作業機の
微操作を行なうことができ、かつ、精度のよい位置決め
をおこなうことができる。さらに、圧力信号をディジタ
ル信号で送信するので、その送信のための使用周波数帯
域が狭く、他のデータの送受信に何等の支障も生じな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る油圧ショベルの仮
想音生成装置のブロック図である。
【図2】ブームシリンダの油圧回路の回路図である。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図4】操作量と増幅率信号の変換マップを示す図であ
る。
【図5】圧力信号と周波数変換信号の変換マップを示す
図である。
【図6】周波数変換信号と周波数の間の特性を示す図で
ある。
【図7】圧力の変化を示す図である。
【図8】レバー操作量の変化を示す図である。
【図9】図1に示す変換装置のブロック図である。
【図10】レバー操作量と増幅率信号の変換マップを示
す図である。
【図11】レバー操作量と係数の変換マップを示す図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施例に係る油圧ショベルの
仮想音生成装置のブロック図である。
【図13】図12に示す装置の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図14】レバー操作量と増幅率信号の変換マップを示
す図である。
【図15】レバー操作量と係数の変換マップを示す図で
ある。
【図16】本発明の第5の実施例に係る周波数変換信号
の発生を説明するブロック図である。
【図17】油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
10 遠隔操縦装置 11La 〜11Lc 操作レバー 13 制御装置 16 音響増幅器 17 スピーカ 21a〜21c 比例ソレノイド 22 ドライバ 23 制御装置 26 圧力センサ 27 ハイパスフィルタ 28 ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 龍二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 渡辺 豊 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 山下 誠二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手段によりアクチュエータを駆動し
    て所望の作業を行なう作業機において、前記操作手段の
    操作量を検出する操作量検出手段と、前記アクチュエー
    タの圧力変動を検出する圧力検出手段と、前記操作量検
    出手段と前記圧力検出手段の各検出値に基づいて可聴音
    を生成する可聴音生成手段とを設けたことを特徴とする
    作業機の操作用仮想音生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記操作手段は、前
    記作業機を遠隔操縦する装置に備えられたものであるこ
    とを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記操作手段は、前
    記作業機に備えられたものであることを特徴とする作業
    機の操作用仮想音生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記圧力検出手段
    は、周波数の高い圧力変動分のみを検出する手段である
    ことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記圧力検出手段
    は、周波数の低い圧力変動分のみを検出する手段である
    ことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記可聴音生成手段
    は、前記圧力検出手段の検出値に応じた周波数信号を発
    生する周波数変換装置と、前記操作量検出手段の検出値
    に応じて前記周波数変換装置の出力信号のレベルを変化
    させるレベル変化手段とを備えていることを特徴とする
    作業機の操作用仮想音生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記可聴音生成手段
    は、前記操作量検出手段の検出値に応じた周波数信号を
    発生する周波数変換装置と、前記圧力検出手段の検出値
    に応じて前記周波数変換装置の出力信号のレベルを変化
    させるレベル変化手段とを備えていることを特徴とする
    作業機の操作用仮想音生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、前記周
    波数変換装置は、前記検出値が大きいとき高い周波数を
    出力し、前記検出値が小さいとき低い周波数を出力する
    ことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項7において、前記周
    波数変換装置は、前記検出値が小さいとき高い周波数を
    出力し、前記検出値が大きいとき低い周波数を出力する
    ことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記可聴音生成手
    段は、前記圧力検出手段の検出値に応じた値と前記操作
    量検出手段の検出値に応じた値とを乗算する乗算手段
    と、前記乗算手段の出力に応じた周波数信号を発生する
    周波数変換装置と、前記操作量検出手段が前記操作手段
    の操作を検出したときのみ前記周波数変換装置の出力信
    号を所定のレベルに変化させるレベル変化手段とを備え
    ていることを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記乗算手段に
    入力される前記圧力検出手段の検出値に応じた値は、当
    該圧力検出手段が高い周波数の圧力変動のみを検出する
    ものであるとき、検出された圧力にほぼ比例する値であ
    ることを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記乗算手段に
    入力される前記圧力検出手段の検出値に応じた値は、当
    該圧力検出手段が低い周波数の圧力変動のみを検出する
    ものであるとき、検出された圧力にほぼ反比例する値で
    あることを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  13. 【請求項13】 操作手段によりアクチュエータを駆動
    して所望の作業を行なう作業機において、前記アクチュ
    エータの圧力変動のうちの周波数の高い圧力変動分のみ
    を検出する第1の圧力検出手段と、周波数の低い圧力変
    動分のみを検出する第2の圧力検出手段と、前記操作手
    段の操作量を検出する操作量検出手段と、この操作量検
    出手段の検出値にほぼ比例した係数を発生する第1の係
    数発生手段と、前記操作量検出手段の検出値にほぼ反比
    例した係数を発生する第2の係数発生手段と、第1の圧
    力検出手段の検出値と第1の係数発生手段で発生した係
    数とを乗算する第1の乗算手段と、第2の圧力検出手段
    の検出値と第2の係数発生手段で発生した係数とを乗算
    する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段と前記第2
    の乗算手段の出力に基づいて可聴音を生成する可聴音生
    成手段とを設けたことを特徴とする作業機の操作用仮想
    音生成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記可聴音生成
    手段は、前記第1の乗算手段の出力と前記第2の乗算手
    段の出力のうちの大きな方の値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された値に応じた周波数信号を
    発生する周波数変換装置とを備えていることを特徴とす
    る作業機の操作用仮想音生成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記可聴音生成
    手段は、前記第1の乗算手段の出力に応じた周波数信号
    を発生する周波数変換装置と、前記第2の乗算手段の出
    力に応じて前記周波数変換装置の出力信号のレベルを変
    化させるレベル変化手段とを備えていることを特徴とす
    る作業機の操作用仮想音生成装置。
  16. 【請求項16】 請求項13において、前記可聴音生成
    手段は、前記第2の乗算手段の出力に応じた周波数信号
    を発生する周波数変換装置と、前記第1の乗算手段の出
    力に応じて前記周波数変換装置の出力信号のレベルを変
    化させるレベル変化手段とを備えていることを特徴とす
    る作業機の操作用仮想音生成装置。
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WO2016148251A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 住友建機株式会社 ショベル

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