JPH0849354A - 高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法 - Google Patents
高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法Info
- Publication number
- JPH0849354A JPH0849354A JP20281994A JP20281994A JPH0849354A JP H0849354 A JPH0849354 A JP H0849354A JP 20281994 A JP20281994 A JP 20281994A JP 20281994 A JP20281994 A JP 20281994A JP H0849354 A JPH0849354 A JP H0849354A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- steel material
- coating layer
- rust preventive
- rust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 77
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 56
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 56
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 63
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims abstract description 44
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 36
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 18
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 15
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 15
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 15
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 6
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims abstract description 6
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000010881 fly ash Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000011396 hydraulic cement Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000002893 slag Substances 0.000 claims abstract description 4
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 claims description 32
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 16
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 16
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 8
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 claims description 3
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 claims description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 claims description 3
- 239000004575 stone Substances 0.000 claims description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims 1
- 239000004567 concrete Substances 0.000 abstract description 16
- 239000010410 layer Substances 0.000 abstract description 14
- 238000002844 melting Methods 0.000 abstract description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract description 3
- 239000011505 plaster Substances 0.000 abstract 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 abstract 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 11
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 7
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 5
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 5
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 239000011440 grout Substances 0.000 description 3
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 3
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防錆被覆層を保護し、かつ、コンクリートと
の付着力が大きい高付着力防錆被覆PC鋼材及びその加
工方法の提供。 【構成】 外周面に熱可塑性合成樹脂材からなる防錆被
覆層2を有するPC鋼材1の前記防錆被覆層の加熱溶融
状態時に、水硬性セメント、石膏粉末、高炉スラグ粉
末、フライアッシュ、珪石粉末及びシリカ粉末等の無機
質粉末を圧着させた後、冷却により粉体被着層5を一体
化させ、樹脂被覆PC鋼材の外周面に、無機質粉末から
なる粉体被着層を一体に設ける。
の付着力が大きい高付着力防錆被覆PC鋼材及びその加
工方法の提供。 【構成】 外周面に熱可塑性合成樹脂材からなる防錆被
覆層2を有するPC鋼材1の前記防錆被覆層の加熱溶融
状態時に、水硬性セメント、石膏粉末、高炉スラグ粉
末、フライアッシュ、珪石粉末及びシリカ粉末等の無機
質粉末を圧着させた後、冷却により粉体被着層5を一体
化させ、樹脂被覆PC鋼材の外周面に、無機質粉末から
なる粉体被着層を一体に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてプレストレスト
コンクリートの応力導入材として使用し、コンクリート
もしくは硬化性グラウト内に埋設する高付着力防錆被覆
PC鋼材及びその加工方法に関する。
コンクリートの応力導入材として使用し、コンクリート
もしくは硬化性グラウト内に埋設する高付着力防錆被覆
PC鋼材及びその加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プレストレストコンクリートの施
工に際し、その応力導入材として防錆被覆PC鋼材が使
用されている。この種の防錆被覆PC鋼材には、これを
合成樹脂パイプ内に挿入し、該パイプとPC鋼材との隙
間に潤滑剤を充填した、所謂アンボンドタイプのPC鋼
材として使用する場合と、PC鋼材を緊張状態でコンク
リート内に直接埋め込むか、もしくはコンクリート内の
シース内に通し、緊張後にシース内に固化性のグラウト
を充填してコンクリートと一体化させるボンドタイプの
PC鋼材として使用する場合とがある。
工に際し、その応力導入材として防錆被覆PC鋼材が使
用されている。この種の防錆被覆PC鋼材には、これを
合成樹脂パイプ内に挿入し、該パイプとPC鋼材との隙
間に潤滑剤を充填した、所謂アンボンドタイプのPC鋼
材として使用する場合と、PC鋼材を緊張状態でコンク
リート内に直接埋め込むか、もしくはコンクリート内の
シース内に通し、緊張後にシース内に固化性のグラウト
を充填してコンクリートと一体化させるボンドタイプの
PC鋼材として使用する場合とがある。
【0003】しかし、従来の防錆被覆PC鋼材は外周面
が合成樹脂からなる防錆材で覆われているため、その表
面が滑らかであり、コンクリートとの付着性が低い。こ
のためボンドタイプのPC鋼材として使用すると、コン
クリート部材に曲げ応力が働いた場合、PC鋼材とコン
クリートが剥離して滑動し、この結果、コンクリート部
材の曲げ耐力が低下するという問題点があった。
が合成樹脂からなる防錆材で覆われているため、その表
面が滑らかであり、コンクリートとの付着性が低い。こ
のためボンドタイプのPC鋼材として使用すると、コン
クリート部材に曲げ応力が働いた場合、PC鋼材とコン
クリートが剥離して滑動し、この結果、コンクリート部
材の曲げ耐力が低下するという問題点があった。
【0004】この問題を解決せんとしたものとして、従
来、防錆被覆材の固化前に、その表面に砂等の固形物を
付着させたり、防錆材に予め固形物を混入したりして、
コンクリートと防錆材との付着力を改善しようとしたも
のがある。
来、防錆被覆材の固化前に、その表面に砂等の固形物を
付着させたり、防錆材に予め固形物を混入したりして、
コンクリートと防錆材との付着力を改善しようとしたも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
砂等の固形物からなる突起がPC鋼材の表面に存在する
と、緊張作業の際にシース内面と接触し、摩擦力が大き
くなって作業性がわるくなるとともに、固形物が脱落し
て防錆被覆を損傷する等の問題があった。
砂等の固形物からなる突起がPC鋼材の表面に存在する
と、緊張作業の際にシース内面と接触し、摩擦力が大き
くなって作業性がわるくなるとともに、固形物が脱落し
て防錆被覆を損傷する等の問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題にかんが
み、緊張作業時の作業性を悪化させず、また防錆被覆を
保護し、しかも、充分なコンクリートとの付着力を発揮
する高付着力防錆被覆PC鋼材及びその加工方法の提供
を目的としてなされたものである。
み、緊張作業時の作業性を悪化させず、また防錆被覆を
保護し、しかも、充分なコンクリートとの付着力を発揮
する高付着力防錆被覆PC鋼材及びその加工方法の提供
を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決するための本発明の高付着力防錆被覆PC鋼材の特
徴は、少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材からなる防
錆被覆層を有する樹脂被覆PC鋼材の外周面に、無機質
粉末からなる粉体被着層を一体に設けたことにある。
解決するための本発明の高付着力防錆被覆PC鋼材の特
徴は、少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材からなる防
錆被覆層を有する樹脂被覆PC鋼材の外周面に、無機質
粉末からなる粉体被着層を一体に設けたことにある。
【0008】無機質粉末としては、水硬性セメントの
他、石膏粉末、高炉スラグ粉末、フライアッシュ、珪石
粉末及びシリカ粉末が好ましいが、その他の無機質材料
であってもよい。また無機質粉末の粒度は50μm以下
のものが好ましい。
他、石膏粉末、高炉スラグ粉末、フライアッシュ、珪石
粉末及びシリカ粉末が好ましいが、その他の無機質材料
であってもよい。また無機質粉末の粒度は50μm以下
のものが好ましい。
【0009】本発明の高付着力防錆被覆PC鋼材の加工
方法の特徴は、少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材か
らなる防錆被覆層を有する防錆被覆PC鋼材の前記防錆
被覆層の加熱溶融状態時に、無機質粉末を圧着させた
後、冷却により粉体被着層を一体化させることにある。
防錆被覆層の加熱溶融状態は、その防錆被覆層の成形時
における冷却固化前であってもよく、また防錆被覆処理
後のPC鋼材を加熱することにより防錆被覆層の少くと
も表面を溶融させてもよい。
方法の特徴は、少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材か
らなる防錆被覆層を有する防錆被覆PC鋼材の前記防錆
被覆層の加熱溶融状態時に、無機質粉末を圧着させた
後、冷却により粉体被着層を一体化させることにある。
防錆被覆層の加熱溶融状態は、その防錆被覆層の成形時
における冷却固化前であってもよく、また防錆被覆処理
後のPC鋼材を加熱することにより防錆被覆層の少くと
も表面を溶融させてもよい。
【0010】
【作用】本発明に係る高付着力防錆被覆PCストランド
は、表面に被着された無機質粉末が防錆被覆層に対して
機械的な噛み合いと付着力によって結合されて一体化さ
れているため、これが水硬性のコンクリート内に埋め込
まれることにより、水とセメントによってセメントペー
スト状になり、これが固化して防錆被覆層に付着するこ
ととなる。
は、表面に被着された無機質粉末が防錆被覆層に対して
機械的な噛み合いと付着力によって結合されて一体化さ
れているため、これが水硬性のコンクリート内に埋め込
まれることにより、水とセメントによってセメントペー
スト状になり、これが固化して防錆被覆層に付着するこ
ととなる。
【0011】また、シース内に挿入する作業において
は、粉体被覆層が固形潤滑剤的な役割を果し、他の物体
との摩擦抵抗が小さくなるとともに、合成樹脂による防
錆被覆層が保護される。
は、粉体被覆層が固形潤滑剤的な役割を果し、他の物体
との摩擦抵抗が小さくなるとともに、合成樹脂による防
錆被覆層が保護される。
【0012】本発明の加工方法においては、無機質粉末
を溶融状態にある防錆被覆表面に加圧することにより、
熱可塑性の樹脂内に粉体が喰い込まれて層状に付着す
る。
を溶融状態にある防錆被覆表面に加圧することにより、
熱可塑性の樹脂内に粉体が喰い込まれて層状に付着す
る。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施の一例を図面について説明
する。
する。
【0014】図1,図2は本発明に係る高付着力防錆被
覆PC鋼材のそれぞれの別々の例を示しており、図1
は、単線からなるPC鋼材1の外周面に防錆被覆層2を
被着させたものであり、図2は7本撚りのPCストラン
ドからなるPC鋼材3の外周及び内部空隙を防錆被覆層
2で被着させたものである。またPC鋼材にPCストラ
ンドを使用する場合は、この他、2本撚り、3本撚り、
19本撚り等の各種のもが使用できる。また図2に示す
ものの如き螺旋凹溝4を設けることなく、外形が円形の
ものであってもよく、更に図3に示すようにPCストラ
ンドの各素線間の内部空隙を埋めることなく外周のみに
防錆被覆層2を被着させたものでもよい。
覆PC鋼材のそれぞれの別々の例を示しており、図1
は、単線からなるPC鋼材1の外周面に防錆被覆層2を
被着させたものであり、図2は7本撚りのPCストラン
ドからなるPC鋼材3の外周及び内部空隙を防錆被覆層
2で被着させたものである。またPC鋼材にPCストラ
ンドを使用する場合は、この他、2本撚り、3本撚り、
19本撚り等の各種のもが使用できる。また図2に示す
ものの如き螺旋凹溝4を設けることなく、外形が円形の
ものであってもよく、更に図3に示すようにPCストラ
ンドの各素線間の内部空隙を埋めることなく外周のみに
防錆被覆層2を被着させたものでもよい。
【0015】各防錆被覆層の材料は、ポリエチレン樹脂
が使用されているが、この他、ポリプロピレン樹脂又は
ポリエチレン・ポリプロピレンの共重合体及びその変性
体やナイロン樹脂、塩化ビニール等の熱可塑性合成樹脂
が使用できる。
が使用されているが、この他、ポリプロピレン樹脂又は
ポリエチレン・ポリプロピレンの共重合体及びその変性
体やナイロン樹脂、塩化ビニール等の熱可塑性合成樹脂
が使用できる。
【0016】これらの各防錆被覆PC鋼材の防錆被覆層
2の外周面には、図4に示すように粉体被着層5が一体
的に付着されている。この粉体被着層5の粉体材料に
は、水硬性セメント、石膏粉末、高炉スラグ粉末、フラ
イアッシュ、シリカ及び珪石粉末等のいずれか、もしく
はこれらの数種類を混合した無機質粉末が使用される。
2の外周面には、図4に示すように粉体被着層5が一体
的に付着されている。この粉体被着層5の粉体材料に
は、水硬性セメント、石膏粉末、高炉スラグ粉末、フラ
イアッシュ、シリカ及び珪石粉末等のいずれか、もしく
はこれらの数種類を混合した無機質粉末が使用される。
【0017】またこれらの粉体材料は、最大直径が50
μm程度のものが好ましい。そして粉体被着層5は、図
には詳示してないが、粉体粒子が防錆被覆層2の表面に
喰い込み、防錆材の付着力によって一体化され、その結
果、防錆被覆層2の表面は、粗面となっている。
μm程度のものが好ましい。そして粉体被着層5は、図
には詳示してないが、粉体粒子が防錆被覆層2の表面に
喰い込み、防錆材の付着力によって一体化され、その結
果、防錆被覆層2の表面は、粗面となっている。
【0018】次に、上述の如き構成の高付着力防錆被覆
PC鋼材の加工方法について説明する。
PC鋼材の加工方法について説明する。
【0019】使用するPC鋼材がPCストランドである
場合には、図5に示す如き装置を使用する。まず、繰り
出し装置11のリール11aに巻かれたPC鋼材10を
送り出し装置12によって順次送り出す。送り出された
PC鋼材10は加熱装置13に通され、後述する溶融防
錆材の温度より稍高い温度に加熱され、次いで合成樹脂
押出成型機14のクロスヘッド15内に通される。この
クロスヘッド15には、図6に示すように補助加圧ヘッ
ド16を連続して備えたものを使用し、これによってP
Cストランドの外周面のみならず、各素線間から内部の
空隙にも防錆材を圧入させ、全体を防錆被覆層2にて埋
める。この防錆被覆層2は前述した材料の合成樹脂を押
出成型機14内で加熱溶融させ、これをクロスヘッド1
5内に押し出し、そこに通されて一定速度で移動するP
C鋼材10に被着されるようになっており、補助加圧ヘ
ッド16内が高圧化されることによりPCストランドの
内部空隙まで充填される。尚、図中17は加熱装置であ
り、防錆被覆層2の流動性を低下させないように加熱す
る。
場合には、図5に示す如き装置を使用する。まず、繰り
出し装置11のリール11aに巻かれたPC鋼材10を
送り出し装置12によって順次送り出す。送り出された
PC鋼材10は加熱装置13に通され、後述する溶融防
錆材の温度より稍高い温度に加熱され、次いで合成樹脂
押出成型機14のクロスヘッド15内に通される。この
クロスヘッド15には、図6に示すように補助加圧ヘッ
ド16を連続して備えたものを使用し、これによってP
Cストランドの外周面のみならず、各素線間から内部の
空隙にも防錆材を圧入させ、全体を防錆被覆層2にて埋
める。この防錆被覆層2は前述した材料の合成樹脂を押
出成型機14内で加熱溶融させ、これをクロスヘッド1
5内に押し出し、そこに通されて一定速度で移動するP
C鋼材10に被着されるようになっており、補助加圧ヘ
ッド16内が高圧化されることによりPCストランドの
内部空隙まで充填される。尚、図中17は加熱装置であ
り、防錆被覆層2の流動性を低下させないように加熱す
る。
【0020】補助加圧ヘッド16の先端には、内面にP
Cストランドの外形に対応させた凹凸を有する成形ダイ
ス18が回転自在に取り付けられ、その中をPCストラ
ンドが通ることによって、その外周面の螺旋凹溝の進行
に合わせて回転され、防錆被覆層2の外周面にPCスト
ランド外面に対応させた凹溝4が形成されるようになっ
ている。
Cストランドの外形に対応させた凹凸を有する成形ダイ
ス18が回転自在に取り付けられ、その中をPCストラ
ンドが通ることによって、その外周面の螺旋凹溝の進行
に合わせて回転され、防錆被覆層2の外周面にPCスト
ランド外面に対応させた凹溝4が形成されるようになっ
ている。
【0021】このようにしてPC鋼材10が防錆被覆層
2によって埋め込まれた防錆被覆PC鋼材10aは、次
いで粉体被着装置20に通される。粉体被着装置20は
図7に示すように防錆被覆PC鋼材10aが貫通される
粉体被着室21を有し、これには被着する粉体材料22
が充填され、減少分が常時ホッパー23より補充される
ようになっている。粉体被着室21の出口部分には圧着
用ダイス24が回転自在に備えられている。この圧着用
ダイス24は、内面がPC鋼材進行方向側を細くしたテ
ーパ面25を有しており、その先端が前述した成形ダイ
ス18と同形状となっており、その中に防錆被覆PC鋼
材10aが嵌まり合って進行することにより旋回される
ようになっている。そして、粉体被着室21内に防錆被
覆PC鋼材10aが通されると、まず、該室21内にて
未だ溶融状態にある防錆被覆層2の外側に粉体材料22
が付着し、圧着用ダイス24内を通ることにより周囲の
粉体材料22が防錆被覆PC鋼材10aとともにテーパ
面25内に引き込まれることにより防錆被覆層2の外周
位置の粉体材料22が防錆材の外周面に圧着されて付着
され、図4に示す如き粉体被着層5が形成される。
2によって埋め込まれた防錆被覆PC鋼材10aは、次
いで粉体被着装置20に通される。粉体被着装置20は
図7に示すように防錆被覆PC鋼材10aが貫通される
粉体被着室21を有し、これには被着する粉体材料22
が充填され、減少分が常時ホッパー23より補充される
ようになっている。粉体被着室21の出口部分には圧着
用ダイス24が回転自在に備えられている。この圧着用
ダイス24は、内面がPC鋼材進行方向側を細くしたテ
ーパ面25を有しており、その先端が前述した成形ダイ
ス18と同形状となっており、その中に防錆被覆PC鋼
材10aが嵌まり合って進行することにより旋回される
ようになっている。そして、粉体被着室21内に防錆被
覆PC鋼材10aが通されると、まず、該室21内にて
未だ溶融状態にある防錆被覆層2の外側に粉体材料22
が付着し、圧着用ダイス24内を通ることにより周囲の
粉体材料22が防錆被覆PC鋼材10aとともにテーパ
面25内に引き込まれることにより防錆被覆層2の外周
位置の粉体材料22が防錆材の外周面に圧着されて付着
され、図4に示す如き粉体被着層5が形成される。
【0022】次いで冷却装置26に通されることにより
防錆被覆層2が冷却固化されて製品となる。これを順次
引き出し装置27によって引き出し、巻き取り装置28
のリール28aに巻き取る。
防錆被覆層2が冷却固化されて製品となる。これを順次
引き出し装置27によって引き出し、巻き取り装置28
のリール28aに巻き取る。
【0023】尚、上述の実施例ではPC鋼材の防錆被覆
工程において、粉体被着層5の形成を行う場合を示して
いるが、予め防錆被覆が施された材料に粉体被着層5を
形成してもよく、この場合は図8に示すように防錆被覆
PC鋼材10aを加熱装置30にて加熱し、防錆被覆層
2を溶融させた後、これを粉体被着装置20に通し、冷
却装置26にて冷却させる。
工程において、粉体被着層5の形成を行う場合を示して
いるが、予め防錆被覆が施された材料に粉体被着層5を
形成してもよく、この場合は図8に示すように防錆被覆
PC鋼材10aを加熱装置30にて加熱し、防錆被覆層
2を溶融させた後、これを粉体被着装置20に通し、冷
却装置26にて冷却させる。
【0024】また図1に示すように、PC鋼材としてP
C鋼棒を使用する場合や、図3に示すようにPCストラ
ンドの内部空隙を埋めない防錆被覆を施した後、粉体被
着層5を形成する場合は、合成樹脂押出成型機14は図
9に示すように補助加圧ヘッド16を使用せずに、クロ
スヘッド15内を後方から減圧装置31によって減圧す
るものを使用する。
C鋼棒を使用する場合や、図3に示すようにPCストラ
ンドの内部空隙を埋めない防錆被覆を施した後、粉体被
着層5を形成する場合は、合成樹脂押出成型機14は図
9に示すように補助加圧ヘッド16を使用せずに、クロ
スヘッド15内を後方から減圧装置31によって減圧す
るものを使用する。
【0025】
【発明の効果】上述したように本発明による高付着力防
錆被覆PC鋼材は、加水混練したコンクリートもしくは
硬化性グラウト内に埋め込まれることにより、無機質粉
末がセメントと水によってセメントペースト状となって
コンクリートと一体化されることとなり、しかも防錆被
覆層の外周面は粉体の圧着によってこれが喰い込み、微
細な凹凸を有する粗面となっているため、コンクリート
との結合度が高くなり、コンクリートに対する付着力が
大きいものとなる。
錆被覆PC鋼材は、加水混練したコンクリートもしくは
硬化性グラウト内に埋め込まれることにより、無機質粉
末がセメントと水によってセメントペースト状となって
コンクリートと一体化されることとなり、しかも防錆被
覆層の外周面は粉体の圧着によってこれが喰い込み、微
細な凹凸を有する粗面となっているため、コンクリート
との結合度が高くなり、コンクリートに対する付着力が
大きいものとなる。
【0026】またPC鋼材の設置等の作業時には無機質
粉末が潤滑剤の役割をなし、接触する他の物及び防錆被
覆層を保護することとなる。
粉末が潤滑剤の役割をなし、接触する他の物及び防錆被
覆層を保護することとなる。
【0027】更に、本発明方法によれば、粉体を表面に
付着させる際に、加圧して溶融防錆被覆層表面に押し付
けるものであるため、粉体被着層の浮き上りがなく、強
く結合した粉体被着層が形成される。
付着させる際に、加圧して溶融防錆被覆層表面に押し付
けるものであるため、粉体被着層の浮き上りがなく、強
く結合した粉体被着層が形成される。
【図1】本発明に係る高付着力防錆被覆PC鋼材の一例
の切断端面図である。
の切断端面図である。
【図2】本発明に係る高付着力防錆被覆PC鋼材の一例
の他の例の切断端面図である。
の他の例の切断端面図である。
【図3】本発明に係る高付着力防錆被覆PC鋼材の一例
の更に他の例の切断端面図である。
の更に他の例の切断端面図である。
【図4】同上の部分拡大断面図である。
【図5】本発明に係る加工方法の一例の概略を示す線図
である。
である。
【図6】同上の合成樹脂押出成型機部分の断面図であ
る。
る。
【図7】同上の粉体被着装置部分の断面図である。
【図8】本発明に係る加工方法の他の例の概略を示す線
図である。
図である。
【図9】本発明方法に係る加工方法の更に他の例の合成
樹脂押出成型機部分を示す断面図である。
樹脂押出成型機部分を示す断面図である。
1,3,10 PC鋼材 2 防錆被覆層 4 螺旋凹溝 5 粉体被着層 10a 防錆被覆PC鋼材 11 繰り出し装置 11a,28a リール 12 送り出し装置 13,17,30 加熱装置 14 合成樹脂押出成型機 15 クロスへッド 16 補助加圧ヘッド 18 成形ダイス 20 粉体被着装置 21 粉体被着室 22 粉体材料 23 ホッパー 24 圧着用ダイス 25 テーパ面 26 冷却装置 27 引き出し装置 28 巻き取り装置 31 減圧装置
Claims (6)
- 【請求項1】 少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材か
らなる防錆被覆層を有する樹脂被覆PC鋼材の外周面
に、無機質粉末からなる粉体被着層を一体に設けてなる
高付着力防錆被覆PC鋼材。 - 【請求項2】 無機質粉末が、水硬性セメント、石膏粉
末、高炉スラグ粉末、フライアッシュ、珪石粉末及びシ
リカ粉末の内のいずれか1又は複数の混合である請求項
1に記載の高付着力防錆被覆PC鋼材。 - 【請求項3】無機質粉末は粒径が50μm以下である請
求項1もしくは2に記載の高付着力防錆被覆PC鋼材。 - 【請求項4】 少くとも外周面に熱可塑性合成樹脂材か
らなる防錆被覆層を有する防錆被覆PC鋼材の前記防錆
被覆層の加熱溶融状態時に、無機質粉末を圧着させた
後、冷却により粉体被着層を一体化させることを特徴と
してなる高付着力防錆被覆PC鋼材の加工方法。 - 【請求項5】 防錆被覆層の加熱溶融状態が防錆被覆層
形成時にけおる冷却固化前である請求項4に記載の高付
着力防錆被覆PC鋼材の加工方法。 - 【請求項6】 防錆被覆層の加熱溶融状態をPC鋼材に
対して防錆被覆層形成後に加熱して得る請求項4に記載
の高付着力防錆被覆PC鋼材の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6202819A JP2761523B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6202819A JP2761523B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849354A true JPH0849354A (ja) | 1996-02-20 |
| JP2761523B2 JP2761523B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16463727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6202819A Expired - Fee Related JP2761523B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2761523B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014125707A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Tokyo Seiko Co Ltd | 繊維強化プラスチック製線条体の端末定着構造および方法 |
| KR20190085218A (ko) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 이수봉 | 풀림방지 신발끈 및 그 제조방법 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0328551A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-06 | Nippon Seiko Kk | テンショナ付プーリ |
| JPH0489950A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 付着性に優れた被覆pc鋼より線 |
| JPH05302402A (ja) * | 1992-04-28 | 1993-11-16 | Times Eng:Kk | 防錆被覆異形pc鋼棒及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6202819A patent/JP2761523B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0328551A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-06 | Nippon Seiko Kk | テンショナ付プーリ |
| JPH0489950A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 付着性に優れた被覆pc鋼より線 |
| JPH05302402A (ja) * | 1992-04-28 | 1993-11-16 | Times Eng:Kk | 防錆被覆異形pc鋼棒及びその製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014125707A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Tokyo Seiko Co Ltd | 繊維強化プラスチック製線条体の端末定着構造および方法 |
| KR20190085218A (ko) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 이수봉 | 풀림방지 신발끈 및 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2761523B2 (ja) | 1998-06-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0565537B1 (en) | Coated and filled metal strand composite materials | |
| JP3939679B2 (ja) | Pc鋼より線の防錆被膜二重結合構造形成加工方法及びpc鋼より線 | |
| JPH06142595A (ja) | Pc鋼より線の防錆被膜形成加工方法及び同方法を実施する防錆被膜形成加工装置 | |
| WO2010122931A1 (ja) | Pc鋼より線の防錆被膜形成方法及びpc鋼より線 | |
| JP3172486B2 (ja) | Pc鋼より線の二重被膜形成方法、二重被膜pc鋼より線およびpc鋼より線の二重被膜形成装置 | |
| JPH0849354A (ja) | 高付着力防錆被覆pc鋼材及びその加工方法 | |
| JP3130491B2 (ja) | Pc鋼より線の芯線、側線の防錆被膜形成方法 | |
| EP0110542A1 (en) | Concrete strengthening members, particularly prestressing tendons, having improved corrosion resistance and/or bonding characteristics, and methods relating thereto | |
| JPH06136883A (ja) | プレストレストコンクリート用緊張材とその使用方法及び製造方法 | |
| JPH0726347B2 (ja) | 防錆被覆pcストランドの製造方法 | |
| JP2847043B2 (ja) | グラウンドアンカー工法およびその定着材 | |
| JP2524553B2 (ja) | 防錆被覆異形pc鋼棒の製造方法 | |
| JP3735050B2 (ja) | アンボンド被覆pc鋼より線 | |
| JP2931566B2 (ja) | Pcストランドの防錆被膜形成加工方法 | |
| JP2761522B2 (ja) | 高付着力防錆被覆pcストランドの加工方法 | |
| JP2007277742A (ja) | 防食pc鋼材及びその製造方法 | |
| JP2656441B2 (ja) | アースアンカー工法とその緊張材 | |
| JPH02242989A (ja) | 防▲さび▼被覆pcストランドの製造方法 | |
| JPH1077587A (ja) | リラクセーションに優れた耐蝕性pc鋼より線及びその製造方法 | |
| JPH06166971A (ja) | 防錆被覆のpc鋼撚線及びpc鋼棒とその製造方法 | |
| JPH0233386A (ja) | Pcストランドの防錆被覆方法 | |
| JPH07103643B2 (ja) | プレストレストコンクリート用pc鋼より線の防錆方法 | |
| JP2909470B2 (ja) | 高付着力防錆被覆pc鋼材の加工方法 | |
| JP2007291773A (ja) | 高付着性樹脂被覆ストランド | |
| JPH1060790A (ja) | 高付着力を有する防錆被覆pcストランド及びその加工方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090327 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100327 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |