JPH0849582A - 希薄燃焼機関の吸気量制御装置 - Google Patents
希薄燃焼機関の吸気量制御装置Info
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- JPH0849582A JPH0849582A JP18847994A JP18847994A JPH0849582A JP H0849582 A JPH0849582 A JP H0849582A JP 18847994 A JP18847994 A JP 18847994A JP 18847994 A JP18847994 A JP 18847994A JP H0849582 A JPH0849582 A JP H0849582A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク変動の防止精度を高める。
【構成】 理論空燃比の近傍からリーン空燃比への切り
換え時にトルク変動を抑制すべく前記吸入空気量を増加
させる手段107と、機関の負荷を検出する手段105
と、機関の回転数を検出する手段106と、負荷と回転
数が低い時には前記吸入空気量の増加率を大きく、負荷
と回転数が高い時には同じく増加率を小さく補正する手
段108とを備える。
換え時にトルク変動を抑制すべく前記吸入空気量を増加
させる手段107と、機関の負荷を検出する手段105
と、機関の回転数を検出する手段106と、負荷と回転
数が低い時には前記吸入空気量の増加率を大きく、負荷
と回転数が高い時には同じく増加率を小さく補正する手
段108とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、希薄燃焼機関におけ
る空燃比の切り換えに関し、さらに詳しくは空燃比切り
換え時の吸気量の制御に関する。
る空燃比の切り換えに関し、さらに詳しくは空燃比切り
換え時の吸気量の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】燃費の向上を目的とした希薄燃焼エンジ
ンが近年注目されている。これは、エンジンの運転条件
に応じて、混合気を理論空燃比付近の空燃比とこれより
リーン側の空燃比との間で切り換えるように構成されて
いる。リーン環境でエンジンを運転すると、理論空燃比
における運転と比較して大量の空気を吸入するためにス
ロットル開度が相対的に大きくなり、結果として空気吸
入に要するエネルギーが小さくなる。また、燃焼ガス温
度の低下により熱損失も小さくなる。このように、リー
ン燃焼では運転に伴うエネルギー損失が小さいために燃
費が向上するのである。
ンが近年注目されている。これは、エンジンの運転条件
に応じて、混合気を理論空燃比付近の空燃比とこれより
リーン側の空燃比との間で切り換えるように構成されて
いる。リーン環境でエンジンを運転すると、理論空燃比
における運転と比較して大量の空気を吸入するためにス
ロットル開度が相対的に大きくなり、結果として空気吸
入に要するエネルギーが小さくなる。また、燃焼ガス温
度の低下により熱損失も小さくなる。このように、リー
ン燃焼では運転に伴うエネルギー損失が小さいために燃
費が向上するのである。
【0003】しかしながら、理論空燃比からリーン空燃
比へと切り換えを燃料噴射量の減少のみで行うとエンジ
ンの発生トルクが低下するので、例えば特開平2−26
7340号においては、理論空燃比からリーン空燃比へ
の空燃比切り換え時に燃料噴射量を減らすと同時に、吸
入空気量を増加させることが提案されている。燃料の噴
射量は基本的に吸入空気量との比率で決定され、リーン
空燃比であっても吸入空気量を増加させることで燃料噴
射量は増加する。この増加分と空燃比切り換えによる燃
料噴射量の減少分の一部とが相殺され、結果としてエン
ジンの発生トルクの変動が小さく抑えられるわけであ
る。
比へと切り換えを燃料噴射量の減少のみで行うとエンジ
ンの発生トルクが低下するので、例えば特開平2−26
7340号においては、理論空燃比からリーン空燃比へ
の空燃比切り換え時に燃料噴射量を減らすと同時に、吸
入空気量を増加させることが提案されている。燃料の噴
射量は基本的に吸入空気量との比率で決定され、リーン
空燃比であっても吸入空気量を増加させることで燃料噴
射量は増加する。この増加分と空燃比切り換えによる燃
料噴射量の減少分の一部とが相殺され、結果としてエン
ジンの発生トルクの変動が小さく抑えられるわけであ
る。
【0004】
【発明の課題】けれども、空燃比が同一であっても運転
条件が異なれば発生トルクが異なるために、空燃比の切
り換えに伴うトルク変動も運転条件によって程度が異な
る。そのため、リーン空燃比への切り換え時に吸入空気
量を機械的に増加させるだけでは、トルク変動を完全に
防止することは困難であった。
条件が異なれば発生トルクが異なるために、空燃比の切
り換えに伴うトルク変動も運転条件によって程度が異な
る。そのため、リーン空燃比への切り換え時に吸入空気
量を機械的に増加させるだけでは、トルク変動を完全に
防止することは困難であった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決すべくなさ
れたもので、リーン空燃比への切り換え時の吸入空気量
の増加量をエンジンの運転条件に応じて増減させること
により、トルク変動の防止精度を高める。
れたもので、リーン空燃比への切り換え時の吸入空気量
の増加量をエンジンの運転条件に応じて増減させること
により、トルク変動の防止精度を高める。
【0006】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明は、図1
に示すように、目標空燃比を理論空燃比の近傍とそれよ
り希薄側のリーン空燃比との間で切り換える手段101
と、吸入空気量を検出する手段102と、切り換えた空
燃比と検出した吸入空気量とに基づき燃料供給量を計算
する手段103と、計算した燃料供給量を供給する手段
104と、理論空燃比の近傍からリーン空燃比への切り
換え時にトルク変動を抑制すべく前記吸入空気量を増加
させる手段107とを備えた希薄燃焼機関において、機
関の負荷を検出する手段105と、機関の回転数を検出
する手段106と、負荷と回転数が低い時には前記吸入
空気量の増加率を大きく、負荷と回転数が高い時には同
じく増加率を小さく補正する手段108とを備えてい
る。
に示すように、目標空燃比を理論空燃比の近傍とそれよ
り希薄側のリーン空燃比との間で切り換える手段101
と、吸入空気量を検出する手段102と、切り換えた空
燃比と検出した吸入空気量とに基づき燃料供給量を計算
する手段103と、計算した燃料供給量を供給する手段
104と、理論空燃比の近傍からリーン空燃比への切り
換え時にトルク変動を抑制すべく前記吸入空気量を増加
させる手段107とを備えた希薄燃焼機関において、機
関の負荷を検出する手段105と、機関の回転数を検出
する手段106と、負荷と回転数が低い時には前記吸入
空気量の増加率を大きく、負荷と回転数が高い時には同
じく増加率を小さく補正する手段108とを備えてい
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、切り換え手段101
による空燃比のリーン空燃比への切り換え時に、空気量
増加手段107が吸入空気量を増量することで、吸入空
気量検出手段102の検出する吸入空気量が増加する。
これに伴い、計算手段103の計算する燃料供給量が吸
入空気量を増量しない場合に比べて増加するので、リー
ン空燃比への切り換えに伴うトルクの低下が補償され
る。
による空燃比のリーン空燃比への切り換え時に、空気量
増加手段107が吸入空気量を増量することで、吸入空
気量検出手段102の検出する吸入空気量が増加する。
これに伴い、計算手段103の計算する燃料供給量が吸
入空気量を増量しない場合に比べて増加するので、リー
ン空燃比への切り換えに伴うトルクの低下が補償され
る。
【0008】さらに、検出手段105と106が検出す
る機関の負荷と回転数の上昇に応じて補正手段108が
この吸入空気量の増加率を小さく補正するので、回転数
や負荷によって異なるリーン空燃比への切り換え時のト
ルク低下に対応した吸入空気量の制御が行われ、トルク
の低下を精度良く防止できる。
る機関の負荷と回転数の上昇に応じて補正手段108が
この吸入空気量の増加率を小さく補正するので、回転数
や負荷によって異なるリーン空燃比への切り換え時のト
ルク低下に対応した吸入空気量の制御が行われ、トルク
の低下を精度良く防止できる。
【0009】
【実施例】図2〜図21にこの発明の実施例を示す。
【0010】図2に示す多気筒エンジン1は吸気通路1
2から空気を吸入し、燃焼ガスを排気通路18から排出
する。
2から空気を吸入し、燃焼ガスを排気通路18から排出
する。
【0011】吸気通路12にはエアクリーナ11と吸気
量を調節するスロットル5とが設けられる。吸気通路1
2に吸収された空気はコレクタ部12Aにおいて気筒別
に分岐し、吸気ポート12に設けたインジェクタ3から
この空気の流れに燃料を噴射することで、混合気として
エンジン1の各気筒に供給される。
量を調節するスロットル5とが設けられる。吸気通路1
2に吸収された空気はコレクタ部12Aにおいて気筒別
に分岐し、吸気ポート12に設けたインジェクタ3から
この空気の流れに燃料を噴射することで、混合気として
エンジン1の各気筒に供給される。
【0012】吸気通路12の途中には吸気スロットル5
をバイパスする補助空気通路21が設けられ、この補助
空気通路の途中に流量制御弁22が設けられる。流量制
御弁22は比例ソレノイド式で入力信号のオンデューテ
ィが大きくなるほど大量の空気を流通させる。
をバイパスする補助空気通路21が設けられ、この補助
空気通路の途中に流量制御弁22が設けられる。流量制
御弁22は比例ソレノイド式で入力信号のオンデューテ
ィが大きくなるほど大量の空気を流通させる。
【0013】13はスワールコントロールバルブであ
る。これは、リーン空燃比域でのCO,HCの発生を抑
えるために、燃焼室内に流れ込む吸気にスワールを与え
るものである。すなわち、リーン空燃比域ではスワール
コントロールバルブ1全閉して切欠のみで吸気を流通さ
せることで吸気の流速を高め、燃焼室内にスワールを生
じさせる。
る。これは、リーン空燃比域でのCO,HCの発生を抑
えるために、燃焼室内に流れ込む吸気にスワールを与え
るものである。すなわち、リーン空燃比域ではスワール
コントロールバルブ1全閉して切欠のみで吸気を流通さ
せることで吸気の流速を高め、燃焼室内にスワールを生
じさせる。
【0014】一方、排気通路18には排気中のHC,N
Ox及びCOを酸化あるいは還元により浄化する三元触
媒コンバータ19が設けられる。
Ox及びCOを酸化あるいは還元により浄化する三元触
媒コンバータ19が設けられる。
【0015】インジェクタ3の燃料噴射量と流量制御弁
22を流れる補助空気流量とを制御するため、コントロ
ールユニット2が設けられる。コントロールユニット2
にはこれらの制御上必要なエンジンの運転条件を検出す
る各種のセンサから信号が入力される。すなわち、エア
クリーナ11から吸入される空気流量を検出する熱線式
のエアフローメータ4、吸気スロットル5の開度を検出
するスロットルセンサ6、単位クランク角度ごとの信号
とref信号(クランク角度の基準位置ごとの信号)と
を出力するクランク角度センサ7、冷却水温を検出する
水温センサ8、理論空燃比からリーン側の空燃比までの
実際の空燃比を幅広く検出することのできる広域空燃比
センサ9、車速を検出する車速センサ10、ギヤポジシ
ョンを検出するギヤポジションセンサ14である。さら
に、バッテリ電圧信号と、スタータスイッチのON/O
FF信号とがコントロールユニット2に入力される。
22を流れる補助空気流量とを制御するため、コントロ
ールユニット2が設けられる。コントロールユニット2
にはこれらの制御上必要なエンジンの運転条件を検出す
る各種のセンサから信号が入力される。すなわち、エア
クリーナ11から吸入される空気流量を検出する熱線式
のエアフローメータ4、吸気スロットル5の開度を検出
するスロットルセンサ6、単位クランク角度ごとの信号
とref信号(クランク角度の基準位置ごとの信号)と
を出力するクランク角度センサ7、冷却水温を検出する
水温センサ8、理論空燃比からリーン側の空燃比までの
実際の空燃比を幅広く検出することのできる広域空燃比
センサ9、車速を検出する車速センサ10、ギヤポジシ
ョンを検出するギヤポジションセンサ14である。さら
に、バッテリ電圧信号と、スタータスイッチのON/O
FF信号とがコントロールユニット2に入力される。
【0016】コントロールユニット2これらの入力信号
に基づき、運転条件に応じて目標空燃比を理論空燃比と
それより希薄側のリーン空燃比との間で切り換えるとと
もに、切り換えた目標空燃比が実現するように、広域空
燃比センサ9の空燃比信号に基づき燃料噴射量をフィー
ドバック制御する。また、空燃比の切り換えに当たって
発生トルクに変動が生じないように、運転条件に応じて
補助空気通路21の流量制御弁22を介して吸気流量を
制御する。
に基づき、運転条件に応じて目標空燃比を理論空燃比と
それより希薄側のリーン空燃比との間で切り換えるとと
もに、切り換えた目標空燃比が実現するように、広域空
燃比センサ9の空燃比信号に基づき燃料噴射量をフィー
ドバック制御する。また、空燃比の切り換えに当たって
発生トルクに変動が生じないように、運転条件に応じて
補助空気通路21の流量制御弁22を介して吸気流量を
制御する。
【0017】コントロールユニット2で実行されるこの
制御の内容を、以下のフローチャートにしたがって説明
する。
制御の内容を、以下のフローチャートにしたがって説明
する。
【0018】(1)吸入空気量の制御 トルク制御デューティTcvdtyを図9と図10のフ
ローチャートにしたがって計算する。
ローチャートにしたがって計算する。
【0019】まずスロットル開度TVOから図11を内
容とするテーブルを参照して絞り弁流路面積Atvo
を、また流量制御弁22に与える基本デューティIsc
dtから図12を内容とするテーブルを参照して制御弁
流路面積Aisc0を求め、これらの和を基本流路面積
として変数Aa0に入れる(図9のステップ81,8
2)。なお、テーブル参照(マップ参照についても)は
いずれも補間計算付きであるため、以下では単にテーブ
ル参照(マップ参照)という。
容とするテーブルを参照して絞り弁流路面積Atvo
を、また流量制御弁22に与える基本デューティIsc
dtから図12を内容とするテーブルを参照して制御弁
流路面積Aisc0を求め、これらの和を基本流路面積
として変数Aa0に入れる(図9のステップ81,8
2)。なお、テーブル参照(マップ参照についても)は
いずれも補間計算付きであるため、以下では単にテーブ
ル参照(マップ参照)という。
【0020】ここで、基本デューティIscdtは Iscdt=(Iscdty−Tcvofs)×Tcvgin …(1) ただし、Iscdty:減量基本デューティ Tcvofs;制御弁立上がりデューティ Tcvgin;デューティ補正率 である。
【0021】減量基本デューティIscdtyは、前回
のフィードバック補正条件の終了時に保持されるフィー
ドバック補正量ISCcl(=ISCi+ISCp)を
減量補正したもので、 Iscdty=ISCcl×Gistv …(2) である。この減量補正は、空燃比切換時のトルク制御の
ために制御弁22を動かし得る範囲を拡大することによ
って制御弁22の最大流量を小さくし、目標値をめざし
て微小な流量制御を行うフィードバック補正条件での弁
精度を落とさないようにするためである。
のフィードバック補正条件の終了時に保持されるフィー
ドバック補正量ISCcl(=ISCi+ISCp)を
減量補正したもので、 Iscdty=ISCcl×Gistv …(2) である。この減量補正は、空燃比切換時のトルク制御の
ために制御弁22を動かし得る範囲を拡大することによ
って制御弁22の最大流量を小さくし、目標値をめざし
て微小な流量制御を行うフィードバック補正条件での弁
精度を落とさないようにするためである。
【0022】制御弁立上がりデューティTcvofsと
デューティ補正率Tcvginについてはバッテリ電圧
低下時の補正で、後述する。
デューティ補正率Tcvginについてはバッテリ電圧
低下時の補正で、後述する。
【0023】基本流路面積Aa0からは増量平衡面積T
atcvhを Tatcvh=Aa0×Kqh0×{1/(Dml×LTCGIN#)−1} …(3) ただし、Kqh0;差圧補正率 LTCGIN#;トルク制御ゲイン Dml;目標燃空比のランプ応答値 により求める(図9のステップ84)。
atcvhを Tatcvh=Aa0×Kqh0×{1/(Dml×LTCGIN#)−1} …(3) ただし、Kqh0;差圧補正率 LTCGIN#;トルク制御ゲイン Dml;目標燃空比のランプ応答値 により求める(図9のステップ84)。
【0024】上の式をわかりやすくするため、 Tatcvh=Aa0×(1/Tdml−1) …(4) ただし、Tdml;目標燃空比のマップ値 とすれば、(1/Tdml−1)は理論空燃比からの空
燃比差相当であるため、これに総流路面積としてのAa
0をかけた値は増量面積分(理論空燃比への切換時は減
量面積分)を表わすことが分かる。
燃比差相当であるため、これに総流路面積としてのAa
0をかけた値は増量面積分(理論空燃比への切換時は減
量面積分)を表わすことが分かる。
【0025】たとえば、理論空燃比(14.5)で目標
燃空比のマップ値Tdmlは1、空燃比がリーン側の2
0でTdmlはほぼ0.66といった値である。なお、
Tdmlが1や0.66という値であるのは、後述する
ように燃空比(目標燃空比)に空燃比の逆数そのもので
なく、理論燃空比を1とする相対値を採用しているため
である。
燃空比のマップ値Tdmlは1、空燃比がリーン側の2
0でTdmlはほぼ0.66といった値である。なお、
Tdmlが1や0.66という値であるのは、後述する
ように燃空比(目標燃空比)に空燃比の逆数そのもので
なく、理論燃空比を1とする相対値を採用しているため
である。
【0026】ここで、Tdmlに1を入れるとTatc
vh=0、またTdmlに0.66を入れるとTatc
vh=(1/0.66)−1≒0.52となり、(0.
52−0)×Aa0が理論空燃比からリーン空燃比への
切換時の増量面積分となるわけである。
vh=0、またTdmlに0.66を入れるとTatc
vh=(1/0.66)−1≒0.52となり、(0.
52−0)×Aa0が理論空燃比からリーン空燃比への
切換時の増量面積分となるわけである。
【0027】(3)式のトルク制御ゲインLTCGIN
はマッチングに必要となる値であり、これは図19に示
すフローチャートと図20のマップから求める。
はマッチングに必要となる値であり、これは図19に示
すフローチャートと図20のマップから求める。
【0028】ずなわち、ステップ101で運転常態(エ
ンジン回転数Neと負荷Tp)を読み込み、ステップ1
02でリーン条件かどうかを判定する。なお、負荷Tp
には後述の空燃比の切り換えと燃料噴射量のフィードバ
ック制御の項で述べる基本噴射量の値を適用する。
ンジン回転数Neと負荷Tp)を読み込み、ステップ1
02でリーン条件かどうかを判定する。なお、負荷Tp
には後述の空燃比の切り換えと燃料噴射量のフィードバ
ック制御の項で述べる基本噴射量の値を適用する。
【0029】リーン条件の場合はステップ103でトル
ク制御ゲインLTCGINを図20のマップから、エン
ジン回転数Neと負荷Tpに基づき検索する。なお、マ
ップにおいては、エンジン回転数Neが高く、負荷Tp
が大きくなるほどトルク制御ゲインLTCGINは大き
な値を取るように設定される。が、いずれの場合でも1
以下の数値となる。このトルク制御ゲインLTCGIN
は吸入空気量に対するテーブルとして与えても良い。リ
ーン条件ではLTCGINは0と1の間の数値となる。
ク制御ゲインLTCGINを図20のマップから、エン
ジン回転数Neと負荷Tpに基づき検索する。なお、マ
ップにおいては、エンジン回転数Neが高く、負荷Tp
が大きくなるほどトルク制御ゲインLTCGINは大き
な値を取るように設定される。が、いずれの場合でも1
以下の数値となる。このトルク制御ゲインLTCGIN
は吸入空気量に対するテーブルとして与えても良い。リ
ーン条件ではLTCGINは0と1の間の数値となる。
【0030】リーン条件でない場合はステップ104に
進み、トルク制御ゲインLTCGIN=1とする。
進み、トルク制御ゲインLTCGIN=1とする。
【0031】(3)式の差圧補正率Kqh0は、負荷と
してのQh0(公知のリニアライズ流量のことで、絞り
弁開度TVOとエンジン回転数Nおよび排気量Vから定
まっている)から図13を内容とするテーブルを参照す
ることにより求める(図10のステップ83)。
してのQh0(公知のリニアライズ流量のことで、絞り
弁開度TVOとエンジン回転数Nおよび排気量Vから定
まっている)から図13を内容とするテーブルを参照す
ることにより求める(図10のステップ83)。
【0032】図13に示したように、Qh0の小さな低
負荷域ではKqh0は1にほぼ近いが、高負荷になるに
つれてKqh0の値が1より大きくなり、これによって
(3)式の増量平衡面積Tatcvhの値を大きくして
いる。
負荷域ではKqh0は1にほぼ近いが、高負荷になるに
つれてKqh0の値が1より大きくなり、これによって
(3)式の増量平衡面積Tatcvhの値を大きくして
いる。
【0033】これは、図13に示したソニック領域では
流量制御弁22の開度と流量が比例するのに対し、これ
より高負荷になるにつれて流量が不足するからである。
流量制御弁22の開度と流量が比例するのに対し、これ
より高負荷になるにつれて流量が不足するからである。
【0034】図9のフローに戻ると、増量平衡面積Ta
tcvhは、その上限を制御弁22の最大流量時の流路
面積TCVMAX#から上記の制御弁流路面積Aisc
0を差し引いた値(TCVMAX#−Aisc0)に制
限する(ステップ85)。Aisc0の分はアイドル回
転数制御ですでに使用されている値であるため、これを
差し引いた残りが、空燃比切換時のトルク制御のために
制御弁22を動かしうる範囲となるからである。
tcvhは、その上限を制御弁22の最大流量時の流路
面積TCVMAX#から上記の制御弁流路面積Aisc
0を差し引いた値(TCVMAX#−Aisc0)に制
限する(ステップ85)。Aisc0の分はアイドル回
転数制御ですでに使用されている値であるため、これを
差し引いた残りが、空燃比切換時のトルク制御のために
制御弁22を動かしうる範囲となるからである。
【0035】Tatcvh>TCVMAX#−Aisc
0になったとき、つまり上限を越えた時は、FAACO
F=1とする(ステップ86,88)。このフラグFA
ACOFはランプ応答値Dmlの変化速度を可変にする
ためのフラグで、FAACOF=1になるとDmlの変
化速度を遅くする。これは、上限値を越えるまでは速い
変化速度で制御弁22を動かすことができても、上限値
を越えた後は変化速度を速くせず、急激なトルク変化を
防止するためである。
0になったとき、つまり上限を越えた時は、FAACO
F=1とする(ステップ86,88)。このフラグFA
ACOFはランプ応答値Dmlの変化速度を可変にする
ためのフラグで、FAACOF=1になるとDmlの変
化速度を遅くする。これは、上限値を越えるまでは速い
変化速度で制御弁22を動かすことができても、上限値
を越えた後は変化速度を速くせず、急激なトルク変化を
防止するためである。
【0036】増量平衡面積Tatcvhに対し、 Tatcv0=Tatcvo+(Tatcvh−Tatcvo) ×Tcvtc …(5) ただし、Tatcvo;Tatcvhの前回値 Tcvtc;進み補償時定数相当値(1以上の値) により1次進みの式で進み補償面積を求める(ステップ
91)。MPI方式で制御弁22の下流の吸気管容積が
大きいときは、燃料の遅れよりも吸気管での空気の遅れ
のほうが相対的に大きいため、応答のよい燃料に合わせ
て空気を進ませることで、シリンダへの空気流量と燃料
の両者の供給の位相を一致させるのである。
91)。MPI方式で制御弁22の下流の吸気管容積が
大きいときは、燃料の遅れよりも吸気管での空気の遅れ
のほうが相対的に大きいため、応答のよい燃料に合わせ
て空気を進ませることで、シリンダへの空気流量と燃料
の両者の供給の位相を一致させるのである。
【0037】また、SPI方式で制御弁下流の吸気管容
積が小さいときは、空気よりも燃料のほうが遅れてシリ
ンダに流入するので、燃料に合わせて空気のシリンダへ
の流入を遅らせるため、 Tatcv0=Tatcv0n-1+(Tatcvh−Tatcv0n-1) ×Tcvtc …(6) ただし、Tatcv0n-1;Tatcv0の前回値 Tcvtc;遅れ補償時定数相当値(1未満の値) により1次遅れの式で遅れ補償面積を求めることで(ス
テップ92)、シリンダへの空気と燃料の供給の位相を
一致させる。
積が小さいときは、空気よりも燃料のほうが遅れてシリ
ンダに流入するので、燃料に合わせて空気のシリンダへ
の流入を遅らせるため、 Tatcv0=Tatcv0n-1+(Tatcvh−Tatcv0n-1) ×Tcvtc …(6) ただし、Tatcv0n-1;Tatcv0の前回値 Tcvtc;遅れ補償時定数相当値(1未満の値) により1次遅れの式で遅れ補償面積を求めることで(ス
テップ92)、シリンダへの空気と燃料の供給の位相を
一致させる。
【0038】図19と図10のフローチャートは、MP
I方式で吸気管容積の大きいエンジンとSPI方式で吸
気管容積の小さいエンジンの2種類のタイプのいずれに
も共用できるようにするため、Tcvtc≧1.0であ
るかどうかみて、Tcvtc≧1.0のとき吸気管容積
の大きなエンジンであると判断して上記の(7)式を、
Tcvtc<1.0であれば(8)式を採用するように
している(ステップ90,91、ステップ90,9
2)。
I方式で吸気管容積の大きいエンジンとSPI方式で吸
気管容積の小さいエンジンの2種類のタイプのいずれに
も共用できるようにするため、Tcvtc≧1.0であ
るかどうかみて、Tcvtc≧1.0のとき吸気管容積
の大きなエンジンであると判断して上記の(7)式を、
Tcvtc<1.0であれば(8)式を採用するように
している(ステップ90,91、ステップ90,9
2)。
【0039】(5),(6)式の進み補償または遅れ補
償時定数相当値Tcvtcは、エンジン回転数Neから
図14を内容とするテーブルを参照して求める(図10
のステップ89)。図14には大容積の吸気管用と小容
積の吸気管用の2種類の特性を示しているが、図2に示
したエンジンでは吸気管容積が小さい用の特性は不要で
ある。
償時定数相当値Tcvtcは、エンジン回転数Neから
図14を内容とするテーブルを参照して求める(図10
のステップ89)。図14には大容積の吸気管用と小容
積の吸気管用の2種類の特性を示しているが、図2に示
したエンジンでは吸気管容積が小さい用の特性は不要で
ある。
【0040】このようにして求めた進み補償または遅れ
補償面積Tatcv0から目標流路面積Tatcvを Tatcv=Tatcv0n-DLYIS+Aisc0+Aokuri …(7) ただし、Aokuri;先送り分 により求める(図10のステップ93)。
補償面積Tatcv0から目標流路面積Tatcvを Tatcv=Tatcv0n-DLYIS+Aisc0+Aokuri …(7) ただし、Aokuri;先送り分 により求める(図10のステップ93)。
【0041】ここで、目標流路面積Tatcvは下限を
0、上限を制御弁最大流量時の流路面積TCVMAX#
と進み補償のための余裕分MXOS#を加えた値(TC
VMAX#+MXOS#)に制限するのであるが、これ
らの制限値から(9)式の目標流路面積Tatcvがは
み出ることがある。このはみ出た分は次回(10ms
後)に反映させるため、Tatcv<0であれば、アン
ダーフローしたTatcvの値を先送り分として変数A
okuriに入れ(ステップ94,95)、Tatcv
>TCVMAX#+MXOS#のときも、Tatcv−
(TCVMAX#+MXOS#)のオーバーフロー値を
先送り分として変数Aokuriに入れる(ステップ9
6,97)。このAokuriの値が、次回に(7)式
を用いて目標流路面積Tatcvを計算するときに使わ
れるわけである。
0、上限を制御弁最大流量時の流路面積TCVMAX#
と進み補償のための余裕分MXOS#を加えた値(TC
VMAX#+MXOS#)に制限するのであるが、これ
らの制限値から(9)式の目標流路面積Tatcvがは
み出ることがある。このはみ出た分は次回(10ms
後)に反映させるため、Tatcv<0であれば、アン
ダーフローしたTatcvの値を先送り分として変数A
okuriに入れ(ステップ94,95)、Tatcv
>TCVMAX#+MXOS#のときも、Tatcv−
(TCVMAX#+MXOS#)のオーバーフロー値を
先送り分として変数Aokuriに入れる(ステップ9
6,97)。このAokuriの値が、次回に(7)式
を用いて目標流路面積Tatcvを計算するときに使わ
れるわけである。
【0042】(7)式のTatcv0n-DLYISは進み補
償または遅れ補償面積Tatcv0の所定回(たとえば
DLYIS#)前の値である。これはインジェクタ3に
開弁信号が送られてからインジェクタ3が実際に開き始
めるまでのデッドタイムを考慮するものである。
償または遅れ補償面積Tatcv0の所定回(たとえば
DLYIS#)前の値である。これはインジェクタ3に
開弁信号が送られてからインジェクタ3が実際に開き始
めるまでのデッドタイムを考慮するものである。
【0043】目標流路面積Tatcvは図15を内容と
するテーブルを参照して基本デューティDtytcに変
換し(図17のステップ99)、トルク制御デューティ
Tcvdtyを Tcvdty=Dtytc/Tcvgin+Tcvofs …(8) ただし、Tcvgin;デューティ補正率 Tcvofs;制御弁立上がりデューティ により計算する(ステップ100,101)。
するテーブルを参照して基本デューティDtytcに変
換し(図17のステップ99)、トルク制御デューティ
Tcvdtyを Tcvdty=Dtytc/Tcvgin+Tcvofs …(8) ただし、Tcvgin;デューティ補正率 Tcvofs;制御弁立上がりデューティ により計算する(ステップ100,101)。
【0044】制御弁立上がりデューティTcvofs
は、オンデューティがある値になるまでは、図18のよ
うに実質的に制御弁22が働かない分であり、バッテリ
電圧Vbから図17を内容とするテーブルを参照するこ
とにより求める。図18のように、比例ソレノイド式の
制御弁22ではバッテリ電圧Vbが低下するほど制御弁
立上がりデューティTcvofsが大きくなることを考
慮しているわけである。
は、オンデューティがある値になるまでは、図18のよ
うに実質的に制御弁22が働かない分であり、バッテリ
電圧Vbから図17を内容とするテーブルを参照するこ
とにより求める。図18のように、比例ソレノイド式の
制御弁22ではバッテリ電圧Vbが低下するほど制御弁
立上がりデューティTcvofsが大きくなることを考
慮しているわけである。
【0045】デューティ補正率Tcvginは、図16
を内容とするテーブルを参照して求める。これは、図1
8の制御弁22の流量特性において、斜めに立ち上がる
直線の傾きがバッテリ電圧Vbの低下とともに小さくな
るため、バッテリ電圧Vbが低下しても、制御弁流量を
同一とするための補正である。
を内容とするテーブルを参照して求める。これは、図1
8の制御弁22の流量特性において、斜めに立ち上がる
直線の傾きがバッテリ電圧Vbの低下とともに小さくな
るため、バッテリ電圧Vbが低下しても、制御弁流量を
同一とするための補正である。
【0046】なお、トルク制御ゲインLTCGINは高
負荷高回転時ほど大きな値に設定されるが、増量平衡面
積Tatcvhを計算する(3)式においてLTCGI
Nは分母側にあるため、結果としてTatcvh及びこ
れに基づき計算されるトルク制御デューティTcvdt
yに関してのゲインは、高負荷高回転時ほど小さく、低
負荷低回転時ほど大きく設定されることになる。
負荷高回転時ほど大きな値に設定されるが、増量平衡面
積Tatcvhを計算する(3)式においてLTCGI
Nは分母側にあるため、結果としてTatcvh及びこ
れに基づき計算されるトルク制御デューティTcvdt
yに関してのゲインは、高負荷高回転時ほど小さく、低
負荷低回転時ほど大きく設定されることになる。
【0047】(2)空燃比の切り換えと燃料噴射量のフ
ィードバック制御 図3はエンジン1の空燃比を切り換える際の燃空比(空
燃比の逆数)補正のダンパ操作を行うもので、クランク
角度180度毎に実行される。
ィードバック制御 図3はエンジン1の空燃比を切り換える際の燃空比(空
燃比の逆数)補正のダンパ操作を行うもので、クランク
角度180度毎に実行される。
【0048】まず、ステップ11で目標燃空比Tdml
を設定するが、この目標燃空比はエンジンの回転速度と
負荷に応じて図7または図8のマップに設定した燃空比
Mdmlを検索することで設定される。なお、リーン運
転条件かどうかによりいずれかのマップが選択される。
を設定するが、この目標燃空比はエンジンの回転速度と
負荷に応じて図7または図8のマップに設定した燃空比
Mdmlを検索することで設定される。なお、リーン運
転条件かどうかによりいずれかのマップが選択される。
【0049】リーン運転条件かどうかの判定は図4と図
5のフローチャートにしたがってバックグラウンドジョ
ブとして行われる。
5のフローチャートにしたがってバックグラウンドジョ
ブとして行われる。
【0050】まず、図4のステップ21でリーン条件の
判定を行う。この判定の具体的な内容は図5に示すよう
にステップ31〜36の内容を一つづつチェックするこ
とにより行い、各項目のすべてが満たされたときにリー
ン運転を許可し、一つでも反するときはリーン運転を禁
止する。
判定を行う。この判定の具体的な内容は図5に示すよう
にステップ31〜36の内容を一つづつチェックするこ
とにより行い、各項目のすべてが満たされたときにリー
ン運転を許可し、一つでも反するときはリーン運転を禁
止する。
【0051】すなわち、 A)空燃比(酸素)センサが活性化している。
【0052】B)エンジンの暖機が終了している。
【0053】C)負荷(Tp)が所定のリーン領域にあ
る。
る。
【0054】D)回転数(Ne)が所定のリーン領域に
ある。
ある。
【0055】E)ギヤ位置が2速以上にある。
【0056】F)車速が所定の範囲にある。
【0057】ときに、ステップ37でリーン運転を許可
し、そうでなければステップ38に移行してリーン運転
を禁止する。上記のうちステップ31〜36は運転性能
を損なわずに安定してリーン運転を行うための条件であ
る。
し、そうでなければステップ38に移行してリーン運転
を禁止する。上記のうちステップ31〜36は運転性能
を損なわずに安定してリーン運転を行うための条件であ
る。
【0058】このようにしてリーン条件を判定したら、
図4のステップ22に戻り、リーン条件でないときは、
ステップ23によって理論燃空比あるいはそれよりも濃
いマップ燃空比を、図8のマップを回転数Neと負荷T
pとで検索することにより算出し、これに対してリーン
条件のときは、ステップ24で理論燃空比よりも所定の
範囲だけ薄いマップ燃空比Mdmlを図7のマップにし
たがって同じように検索する。
図4のステップ22に戻り、リーン条件でないときは、
ステップ23によって理論燃空比あるいはそれよりも濃
いマップ燃空比を、図8のマップを回転数Neと負荷T
pとで検索することにより算出し、これに対してリーン
条件のときは、ステップ24で理論燃空比よりも所定の
範囲だけ薄いマップ燃空比Mdmlを図7のマップにし
たがって同じように検索する。
【0059】なお、このマップに表した数値は、実際に
は燃空比を理論燃空比で割った値であり、このため数値
の10は理論燃空比に相当し、これよりも数値が大きけ
ればリッチ、小さければリーンを示す。
は燃空比を理論燃空比で割った値であり、このため数値
の10は理論燃空比に相当し、これよりも数値が大きけ
ればリッチ、小さければリーンを示す。
【0060】このようにして、リーン運転かどうかを判
断した後、図3のフローチャートのステップ12以降に
おいて、燃空比切換時のダンパ操作を行う。すなわち、
空燃比を切り換える際に切り換えを緩やかに行うことに
よりトルクの急変を防いで、運転性能の安定性を確保す
るのである。
断した後、図3のフローチャートのステップ12以降に
おいて、燃空比切換時のダンパ操作を行う。すなわち、
空燃比を切り換える際に切り換えを緩やかに行うことに
よりトルクの急変を防いで、運転性能の安定性を確保す
るのである。
【0061】ステップ12では保持されている燃空比補
正係数Dmlと先程算出したTdmlとの比較を行い、
もしDml≧Tdmlでないとき、つまり算出された目
標燃空比が保持されている燃空比補正係数Dmlよりも
大きいときは、空燃比をリッチ側にシフトさせるため
に、ステップ13で前回の補正係数Dmlにリッチ側へ
の空燃比変化速度に相当するDdmlrを加算して新た
なDmlを求める。そして、ステップ14でこの燃空比
補正係数Dmlが算出された目標燃空比Tdmlを越え
ることのないようにDmlに制限を加える。
正係数Dmlと先程算出したTdmlとの比較を行い、
もしDml≧Tdmlでないとき、つまり算出された目
標燃空比が保持されている燃空比補正係数Dmlよりも
大きいときは、空燃比をリッチ側にシフトさせるため
に、ステップ13で前回の補正係数Dmlにリッチ側へ
の空燃比変化速度に相当するDdmlrを加算して新た
なDmlを求める。そして、ステップ14でこの燃空比
補正係数Dmlが算出された目標燃空比Tdmlを越え
ることのないようにDmlに制限を加える。
【0062】これに対して、Dml≧Tdmlならば、
ステップ15,16で、保持されているDmlからリー
ン側への空燃比変化速度に相当するDdmllを減算す
ることで、リーン側にシフトした新しい燃空比補正係数
Dmlを求め、さらにDmlがTdml未満とならない
ようにDmlに制限を加える。
ステップ15,16で、保持されているDmlからリー
ン側への空燃比変化速度に相当するDdmllを減算す
ることで、リーン側にシフトした新しい燃空比補正係数
Dmlを求め、さらにDmlがTdml未満とならない
ようにDmlに制限を加える。
【0063】図6のフローチャートは、このようにして
求めた燃空比補正係数Dmlを使って燃料噴射量を算出
して出力する制御動作内容を示すもので、まずステップ
41で燃空比補正係数Dmlを用いて、目標燃空比Tf
byaを次式により算出する。
求めた燃空比補正係数Dmlを使って燃料噴射量を算出
して出力する制御動作内容を示すもので、まずステップ
41で燃空比補正係数Dmlを用いて、目標燃空比Tf
byaを次式により算出する。
【0064】 Tfbya=Dml+Ktw+Kas …(9) ここで、Ktwは冷却水温に応じた燃料増量分、Kas
は始動直後の燃料増量分である。次にステップ42でエ
アフローメータの出力をA/D変換、リニアライズして
吸入空気量Qを算出する。そして、ステップ43でこの
吸入空気量Qとエンジン回転数Nとから、燃料の基本噴
射量Tpを、Tp=K×Q/Nとして求める。Kは定数
である。なお、ここで求めた基本噴射量Tpが前述のよ
うにエンジンの負荷を代表する値としても使用される。
は始動直後の燃料増量分である。次にステップ42でエ
アフローメータの出力をA/D変換、リニアライズして
吸入空気量Qを算出する。そして、ステップ43でこの
吸入空気量Qとエンジン回転数Nとから、燃料の基本噴
射量Tpを、Tp=K×Q/Nとして求める。Kは定数
である。なお、ここで求めた基本噴射量Tpが前述のよ
うにエンジンの負荷を代表する値としても使用される。
【0065】そして、ステップ44でこのTpを基にし
て、一回の燃料噴射量Tiを、次式にしたがって算出す
る。
て、一回の燃料噴射量Tiを、次式にしたがって算出す
る。
【0066】 Ti=Tp×Tfbya×Ktr×(α+αm)+Ts …(10) ここで、Ktrは過渡時の補正係数、αは空燃比フィー
ドバック補正係数、αmは空燃比学習補正係数、Tsは
無効パルス幅である。ただし、リーン条件のときには、
これらKtr、α、αmなどは所定の値に固定されてい
る。
ドバック補正係数、αmは空燃比学習補正係数、Tsは
無効パルス幅である。ただし、リーン条件のときには、
これらKtr、α、αmなどは所定の値に固定されてい
る。
【0067】次にステップ45,46で燃料カットの判
定を行い、ステップ47、48で燃料カット条件ならば
無効パルス幅Tsを、そうでなければTiを出力レジス
タにストアすることで、クランク角センサの出力にした
がって所定の噴射タイミングでの噴射に備える。
定を行い、ステップ47、48で燃料カット条件ならば
無効パルス幅Tsを、そうでなければTiを出力レジス
タにストアすることで、クランク角センサの出力にした
がって所定の噴射タイミングでの噴射に備える。
【0068】次に作用を説明する。
【0069】運転条件が理論空燃比からリーン空燃比に
変わると、目標燃空比のランプ応答値Dmlが1以下の
値に変化する。また、トルク制御ゲインLTCGINS
の値が1から運転条件に応じた1と0の間の値へと変化
する。
変わると、目標燃空比のランプ応答値Dmlが1以下の
値に変化する。また、トルク制御ゲインLTCGINS
の値が1から運転条件に応じた1と0の間の値へと変化
する。
【0070】この結果、(3)式で計算される増量平衡
面積Tatcvhと、これに基づき(4)〜(7)式で
計算されるトルク制御デューティTcvdtyが増加す
るが、その増加の程度は、トルク制御ゲインLTCGI
NSの値に応じて異なるものとなる。
面積Tatcvhと、これに基づき(4)〜(7)式で
計算されるトルク制御デューティTcvdtyが増加す
るが、その増加の程度は、トルク制御ゲインLTCGI
NSの値に応じて異なるものとなる。
【0071】すなわち、高負荷高回転時ほどトルク制御
ゲインLTCGINSの値は大きく、結果としてトルク
制御デューティTcvdtyの増加割合は小さくなる。
つまり、流量制御弁22の開度の増量割合が小さくなる
ので、吸入空気量Qの増量割合も小さくなる。
ゲインLTCGINSの値は大きく、結果としてトルク
制御デューティTcvdtyの増加割合は小さくなる。
つまり、流量制御弁22の開度の増量割合が小さくなる
ので、吸入空気量Qの増量割合も小さくなる。
【0072】逆に、低負荷低回転時ほどトルク制御ゲイ
ンLTCGINSの値は小さく、結果としてトルク制御
デューティTcvdtyの増加割合は大きくなる。つま
り、流量制御弁22の開度の増量割合が大きくなるの
で、吸入空気量Qの増量割合も大きくなる。
ンLTCGINSの値は小さく、結果としてトルク制御
デューティTcvdtyの増加割合は大きくなる。つま
り、流量制御弁22の開度の増量割合が大きくなるの
で、吸入空気量Qの増量割合も大きくなる。
【0073】燃料噴射量Tiの計算の基礎となる基本噴
射量Tpは、吸入空気量Qの増加に応じて増加するの
で、この増量分により理論空燃比からリーン空燃比への
切り換えに伴うトルク低下がカバーされ、空燃比切り換
えに伴う運転性能の悪化を防止できるのである。
射量Tpは、吸入空気量Qの増加に応じて増加するの
で、この増量分により理論空燃比からリーン空燃比への
切り換えに伴うトルク低下がカバーされ、空燃比切り換
えに伴う運転性能の悪化を防止できるのである。
【0074】ところで、理論空燃比の発生トルクとリー
ン空燃比における発生トルクとの比率は、図21に示す
ように負荷が大きく回転数が高いほど高い比率となる。
すなわち、高回転高負荷時は低負荷低回転時に比べて理
論空燃比とリーン空燃比との間でのトルク低下の割合が
小さいわけである。
ン空燃比における発生トルクとの比率は、図21に示す
ように負荷が大きく回転数が高いほど高い比率となる。
すなわち、高回転高負荷時は低負荷低回転時に比べて理
論空燃比とリーン空燃比との間でのトルク低下の割合が
小さいわけである。
【0075】この制御装置は前述のように低負荷低回転
時ほどトルク制御デューティTcvdtyの算出におけ
るゲインを大きくし、高負荷高回転時ほどゲインを小さ
くしているで、リーン空燃比への切り換え時のトルク低
下を運転条件によらず防止できる。
時ほどトルク制御デューティTcvdtyの算出におけ
るゲインを大きくし、高負荷高回転時ほどゲインを小さ
くしているで、リーン空燃比への切り換え時のトルク低
下を運転条件によらず防止できる。
【0076】また、高負荷高回転領域は従来はトルク確
保のために理論空燃比による運転が行われていたが、こ
のようにしてトルク低下防止を図ることにより、高負荷
高回転領域においてもリーン空燃比を適用することが可
能となる。
保のために理論空燃比による運転が行われていたが、こ
のようにしてトルク低下防止を図ることにより、高負荷
高回転領域においてもリーン空燃比を適用することが可
能となる。
【0077】なお、上記の実施例においては、図4のス
テップ23と24及び図7と8のマップが空燃比切り換
え手段を、エアフローメータ4が吸入空気量の検出手段
を、図3と図6のフローが燃料供給量計算手段を、イン
ジェクタ3が燃料供給手段をそれぞれ構成する。また、
クランク角センサ7が機関回転数の検出手段を、図4の
ステップ43が負荷検出手段を、図8と9のフローが吸
入空気量の増加手段を、図19のステップ103と10
4及び図20のマップが補正手段をそれぞれ構成する。
テップ23と24及び図7と8のマップが空燃比切り換
え手段を、エアフローメータ4が吸入空気量の検出手段
を、図3と図6のフローが燃料供給量計算手段を、イン
ジェクタ3が燃料供給手段をそれぞれ構成する。また、
クランク角センサ7が機関回転数の検出手段を、図4の
ステップ43が負荷検出手段を、図8と9のフローが吸
入空気量の増加手段を、図19のステップ103と10
4及び図20のマップが補正手段をそれぞれ構成する。
【0078】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、希薄燃
焼エンジンのリーン空燃比への切り換え時の吸入空気量
の増加率を低負荷低回転時ほど大きく、高負荷高回転時
ほど小さくするようにしたので、リーン空燃比への切り
換え時のトルク低下を運転条件によらず精度良く防止で
きる。
焼エンジンのリーン空燃比への切り換え時の吸入空気量
の増加率を低負荷低回転時ほど大きく、高負荷高回転時
ほど小さくするようにしたので、リーン空燃比への切り
換え時のトルク低下を運転条件によらず精度良く防止で
きる。
【0079】また、このようにしてリーン空燃比への切
り換え時のトルク変動の防止を図ることにより、高負荷
高回転領域においてもリーン運転を行うことが可能とな
り、リーン運転領域が拡大する。
り換え時のトルク変動の防止を図ることにより、高負荷
高回転領域においてもリーン運転を行うことが可能とな
り、リーン運転領域が拡大する。
【図1】この発明の構成を示すクレーム対応図である。
【図2】この発明の実施例の構成図である。
【図3】燃空比補正係数Dmlの演算プロセスを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】理論空燃比とリーン空燃比との切り換えプロセ
スを示すフローチャートである。
スを示すフローチャートである。
【図5】リーン条件の判定プロセスを示すフローチャー
トである。
トである。
【図6】目標空燃比への制御と燃料噴射量の計算プロセ
スを示すフローチャートである。
スを示すフローチャートである。
【図7】リーン空燃比のマップである。
【図8】理論空燃比の近傍の空燃比のマップである。
【図9】トルク制御デューティTcvdtyの算出プロ
セスを説明するフローチャートの前半部である。
セスを説明するフローチャートの前半部である。
【図10】同じくトルク制御デューティTcvdtyの
算出プロセスを説明するフローチャートの後半部であ
る。
算出プロセスを説明するフローチャートの後半部であ
る。
【図11】スロットル流路面積Atvoのテーブル内容
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図12】制御弁流路面積Aisc0のテーブル内容を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図13】差圧補正率Kqh0のテーブル内容を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図14】遅れ進み補償時定数相当値Tcvtcのテー
ブル内容を示すグラフである。
ブル内容を示すグラフである。
【図15】制御弁基本デューティDtytcのテーブル
内容を示すグラフである。
内容を示すグラフである。
【図16】デューティ補正率Tcvginのテーブル内
容を示すグラフである。
容を示すグラフである。
【図17】制御弁立上がりデューティTcvofsのテ
ーブル内容を示すグラフである。
ーブル内容を示すグラフである。
【図18】流量制御弁の流量特性図である。
【図19】トルク制御ゲインLTCGINの計算プロセ
スを示すフローチャートである。
スを示すフローチャートである。
【図20】トルク制御ゲインLTCGINのマップであ
る。
る。
【図21】理論空燃比とリーン空燃比における発生トル
クを比較したグラフである。
クを比較したグラフである。
1 エンジン 2 コントロールユニット 3 インジェクタ 4 エアフローメータ 5 スロットル 7 クランク角センサ 22 流量制御弁
Claims (1)
- 【請求項1】 目標空燃比を理論空燃比の近傍とそれよ
り希薄側のリーン空燃比との間で切り換える手段と、吸
入空気量を検出する手段と、切り換えた空燃比と検出し
た吸入空気量とに基づき燃料供給量を計算する手段と、
計算した燃料供給量を供給する手段と、理論空燃比の近
傍からリーン空燃比への切り換え時に、トルク変動を抑
制すべく前記吸入空気量を増加させる手段とを備えた希
薄燃焼機関において、機関の負荷を検出する手段と、機
関の回転数を検出する手段と、負荷と回転数が低い時に
は前記吸入空気量の増加率を大きく、負荷と回転数が高
い時には同じく増加率を小さく補正する手段とを備えた
ことを特徴とする希薄燃焼機関の吸気量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18847994A JPH0849582A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 希薄燃焼機関の吸気量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18847994A JPH0849582A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 希薄燃焼機関の吸気量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849582A true JPH0849582A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16224455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18847994A Pending JPH0849582A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 希薄燃焼機関の吸気量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0849582A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2014010298A1 (ja) * | 2012-07-13 | 2016-06-20 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18847994A patent/JPH0849582A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2014010298A1 (ja) * | 2012-07-13 | 2016-06-20 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法 |
| EP2873576B1 (en) * | 2012-07-13 | 2018-04-11 | Nissan Motor Co., Ltd | Hybrid vehicle control device and hybrid vehicle control method |
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