JPH08500593A - 置換アザスピラン組成物および該組成物を用いる乾癬の治療方法 - Google Patents

置換アザスピラン組成物および該組成物を用いる乾癬の治療方法

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JPH08500593A JP6506466A JP50646693A JPH08500593A JP H08500593 A JPH08500593 A JP H08500593A JP 6506466 A JP6506466 A JP 6506466A JP 50646693 A JP50646693 A JP 50646693A JP H08500593 A JPH08500593 A JP H08500593A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、治療を必要とする哺乳動物における乾癬の治療方法であって、このような哺乳動物に有効量の置換アザスピランを投与することからなる方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 置換アザスピラン組成物および該組成物を用いる乾癬の治療方法 本発明は、治療を必要とする哺乳動物における乾癬の治療方法であって、この ような哺乳動物に有効量の置換アザスピランを投与することからなる方法に関す る。発明の背景 バジヤー(Badger)ら(アメリカ合衆国特許出願第4,963,557号)は 、一連のサプレッサー細胞誘発性免疫調節アザスピラン化合物を開示している。 バジャーは、乾癬の治療に関するこれらの化合物を開示していない。発明の要約 本発明は、有効量の式: [式中、 mは1または2; R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖または分枝鎖アルキル から選択される(ただし、一緒にした場合、R1およびR2に含まれる炭素原子の 総数は4〜10である);またはR1およびR2は一緒になって、3〜7個の炭素 原子を含有する環状アルキル基を形成する; Aは存在しないかまたはC1−C7アルキルとして存在する; R3は、10個までの炭素原子および1〜3個の式:>NR4(ここに、R4は 存在しないかまたは水素もしくは1〜3個の炭素原子を含有する直鎖アルキルと して存在する)のヘテロ原子を含む複素環式または複素二環式環を意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物を、 乾癬の治療を必要とする哺乳動物に投与することからなる、そのような哺乳動物 における乾癬の治療方法を提供する。発明の詳細な記載 本明細書および特許請求の範囲において用いる「治療」なる語およびその派生 語は、抗乾癬活性を必要とする哺乳動物において、病気が治癒するかまたは許容 できる症状の軽減が見られることを意味する。 本明細書において用いる「有効量」なる語は、前記定義の有効な治療に要する 量を意味する。 本明細書において用いる「哺乳動物」なる語は、体毛を有し、子供を保育する ものすべてを含む、温血脊椎動物を意味する。 本発明は、有効量の式: [式中、 mは1または2; R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖または分枝鎖アルキル から選択される(ただし、一緒にした場合、R1およびR2に含まれる炭素原子の 総数は4〜10である);またはR1およびR2は一緒になって、3〜7個の炭素 原子を含有する環状アルキル基を形成する; Aは存在しないかまたはC1−C7アルキルとして存在する; R3は、10個までの炭素原子および1〜3個の式:>NR4(ここに、R4は 存在しないかまたは水素もしくは1〜3個の炭素原子を含有する直鎖アルキルと して存在する)のヘテロ原子を含有する複素環式または複素二環式環を意味する ] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物を、 乾癬治療を必要とする哺乳動物に投与することからなる、該哺乳動物における乾 癬の治療方法に関する。 本発明の方法において用いるための本発明の好ましい化合物は、以下の化合物 またはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物を包含する: 本発明の化合物は、以下に記載し、実施例に例示する方法により調製される。 試薬、分子の保護基および官能基は、提案された化学変換と矛盾しないものでな ければならない。合成法の工程は、官能基および保護基と矛盾しないものでなけ ればならない。 式(I)の化合物(即ち、活性成分)は、スキームIに記載したようにして調 製する。ここに、R1、R2、R3およびAは式Iにおいて定義したとおりであり 、R3の定義にはさらに保護基、好ましくは、ベンジル保護基が含まれ、これら を分解して式(I)において定義した置換基R3を調製するか、または分解し、 さらに反応させて式(I)において定義する置換基R3を調製する。 スキームIは、式(I)の化合物の形成を示すものである。出発物質の無水化 合物は公知であり、公知の方法を用いて入手可能な前駆体から合成される。スキ ームIに従い、無水化合物(a)の溶液および置換第一アミン化合物を適当な有 機溶媒、好ましくは、キシレンまたはトルエンに添加して、反応混合物を形成す る。この反応混合物を還流温度で一定して水を除去しながら撹拌し、蒸発させて 、式(b)の化合物を形成する。 式(c)の化合物は、適当な有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF) 中に溶解した式(b)の化合物に、適当な還元剤、好ましくは水素化リチウムア ルミニウムを添加することにより調製する。 医薬上許容される塩およびその調製法は、当業者には周知である。式(I)の 塩基性化合物の好ましい医薬上許容される塩としては、塩酸塩、クエン酸塩、マ レイン酸塩、乳酸、臭化水素酸塩、および硫酸塩が挙げられるがこれに限定され るわけではない。 式(I)の化合物は、水和物または溶媒和物を形成してもよい。装填した化合 物は、水を含んだまま凍結乾燥した場合、水和物を形成するか、または適当な有 機溶媒の溶液中で濃縮された場合、溶媒和物を形成することは当業者には公知で ある。 本明細書において用いる好ましい式(I)の化合物は、R1およびR2かプロピ ル、mが1、Aが非存在、R3が4−ピペリジンである化合物、8,8−ジプロ ピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−(4−ピペリジン)である。 本発明は、乾癬治療を必要とする哺乳動物における治療に有用である式(I) の化合物あるいはその医薬上許容される塩または水和物または溶媒和物を開示す る。 本発明は、有効量の式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩または 水和物または溶媒和物を投与することからなる、治療を必要とする哺乳動物にお ける乾癬の治療法に関する。式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩 または水和物または溶媒和物は、式(I)の化合物あるいはその医薬上許容され る塩または水和物または溶媒和物を通常の医薬上許容される担体または希釈剤と 公知の技術にしたがって合することにより調製される通常の投与形態で哺乳動物 に投与できる。 医薬上許容される担体または希釈剤の形態および特徴は、組合せる活性成分の 量、投与経路および他の周知の変数により表わされることは当業者には理解でき ることである。式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩または水和物 または溶媒和物は、抗乾癬活性を必要とする哺乳動物に、病気の治癒または許容 できる症状の軽減に十分な量を投与する。 式(I)の化合物の投与経路は重要ではないが、通常、経口、非経口または局 所、好ましくは局所的に適用する。本発明はこのように本発明の新規治療方法に おいて用いるのに適した局所および全身性医薬処方物を提供することに関する。 本明細書において用いる非経口なる語は、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、直腸 内、経皮、膣内または腹腔内投与が包含される。皮下および筋肉内形態の非経口 投与が一般に好ましい。一日の非経口投与量は、好ましくは全体重1kg当たり 約0.01mg〜約10mg、最も好ましくは、約0.1mg/kg〜約1mg /kgである。一日の経口投与量は、好ましくは全体重1kg当たり約0.01 mg〜約10mgである。一日の局所投与量は、好ましくは約0.01mg/k g 〜約10mg/kgである。 好ましくは、各非経口投与単位は、約0.1mg〜約100mgの量の活性成 分を含有する。好ましくは、各経口投与単位は、約0.1mg〜約100mgの 量の活性成分を含有する。好ましくは、各局所投与単位は、約0.1mg〜約1 00mgの量の活性成分を含有する。 経口投与した場合活性な構造式(I)の化合物は、液体、例えばシロップ、懸 濁剤または乳剤、錠剤、カプセルおよびトローチに処方できる。 液体処方物は、通常該化合物または医薬上許容される塩の、懸濁化剤、保存剤 、矯味矯臭剤または着色剤を含む適当な液体担体中、例えばエタノール、グリセ リン、非水性溶媒、例えばポリエチレングリコール、油、または水中の懸濁液ま たは溶液から成る。 錠剤の形態の組成物は、固体処方物を調製するのに通常用いられる適当な医薬 担体を用いて調製できる。このような担体の例は、ステアリン酸マグネシウム、 デンプン、ラクトース、シュークロースおよびセルロースを包含する。 カプセルの形態の組成物は、通常のカプセル封入法を用いて調製できる。例え ば、活性成分を含有するペレットは、標準的担体を用いて調製でき、次に硬ゼラ チンカプセル中に充填するか、あるいは分散液または懸濁液を、適当な医薬担体 、例えば水性ガム、セルロース、ケイ酸塩または油を用いて調製し、この分散液 または懸濁液を軟ゼラチンカプセル中に封入する。 本発明の化合物は、また、局所投与に適用される薬理学上許容される担体と組 合せた活性化合物を含む医薬組成物の形態で投与される。これらの局所的医薬組 成物は、皮膚に適用するための溶液、クリーム、軟膏、ゲル、ローション、シャ ンプーまたはエアゾルの形態であってもよい。本発明の化合物を含むこれらの局 所医薬組成物は、通常、約0.1%〜15%、好ましくは約0.1〜5%、より 好ましくは好ましくは0.1%〜2%の活性成分を医薬上許容される担体との混 合物中に含む。 活性成分は単独で投与可能であるが、医薬処方物とするのが好ましい。 式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩または水和物または溶媒和 物の最適量および各服用の間隔は、治療する症状の性質および程度、投与の形態 、経路および部位、および治療する患者により決定され、このような最適値は、 通常の技術により決定できることは当業者には理解できることである。治療の最 適経路、即ち、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩または水和物ま たは溶媒和物の一日当たりの投与回数および治療期間は、通常の治療決定試験法 を用いて当業者により確認できる。 加えて、本発明の化合物は、別の活性成分または乾癬の治療に関して公知の治 療薬、たとえば、角質溶解薬、局所性コルチコステロイド、コールタールおよび 紫外線光またはシクロスポリンAと同時投与できる。 さらに努力することなく、前記の記載を用いて、当業者は本発明を最大限活用 できると考えられる。以下の実施例はしたがって、単に例示的なものであって、 本発明の範囲をなんら制限するものではない。 I.合成例 以下の実施例において、温度は摂氏温度(℃)である。4,4−ジプロピルシ クロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物、4,4−ジエチルシクロヘキ サン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物、4,4−ジプロピルシクロヘキサン− 1,1−二酢酸無水物および4,4−ジエチルシクロヘキサン−1,1−二酢酸 無水物をアメリカ合衆国特許第4963557号に記載してあるようにして合成 した。4−アミノ−1−ベンジルピペリジン、水素化リチウムアルミニウムおよ びトロピノンはアルドリッチ・ケミカル社(Aldrich Chemical Co.)ウイスコン シン州、ミルウォーキー(Milwaukee,WI))から購入した。3R−ピロリジン および3S−ピロリジンはCTCオーガニックス社(CTC Organics)(ジョージ ア州、アトランタ(Atlanta,GA))より購入した。実施例1 2−[4−ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]− デカン二塩酸塩 (i)2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2− アザスピロ[4.5]−デカン−1,3−デカン 4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物(1モ ル当量)のキシレン中溶液に、4−アミノ−1−ベンジルピペリジン(1モル当 量)を添加する。反応混合物をディーン・スターク(Dean-Stark)トラップを用 いて、トラップ中に1当量の水が集められるまで還流温度に加熱する。反応混合 物を室温に冷却し、減圧下に濃縮して、白色固体を得る。粗イミドを過剰の酢酸 エチル中に溶解し、続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄して、残存 する酸アミドを生成物から除去する。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過 し、濃縮して、白色固体の所望のイミドを得る。融点148〜149℃。収率9 0〜95%。 (ii)2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2− アザスピロ[4.5]−デカン 水素化リチウムアルミニウム(3.2モル当量)のテトラヒドロフラン中混合 物に、2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2− アザスピロ[4.5]−デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のテトラヒドロ フラン中溶液を滴下する。添加完了後、反応混合物を2〜6時間攪拌する。過剰 の水素化物を硫酸ナトリウム・10水和物で急冷し、得られた混合物を濾過し、 濾液を濃縮して、粘稠無色油状の所望のジアミンを得る。油状物を更に精製せず に直接用いる。収率90〜95%。 (iii)2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4 .5]−デカン 10%炭素上パラジウム(0.1モル当量)の7.5%ギ酸/メタノール溶液 中懸濁液に、2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル −2−アザスピロ[4.5]−デカン(1モル当量)を添加する。反応混合物を 、60psiの水素圧下、パール(Parr)水素添加装置中、室温で、水素の取り 込みが終わるまで(48〜96時間)水素添加する。触媒をセライトを通して濾 過することにより除去し、濾液を減圧下に濃縮する。残渣を水中に溶解し、次に 10%NaOHで塩基性にする。得られた水性エマルジョンをエチルエーテルで 抽出する。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濃縮して、無色油状の 脱ベン ジル化ジアミン生成物を得る。収率90〜95%。 (iv)2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4. 5]−デカン二塩酸塩 2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5] −デカンを最少量の無水エタノール中に溶解し、エタノール中塩化水素の冷却溶 液に添加する。大量のエーテルを添加すると、白色沈殿が生じ、これを濾過によ り単離する。白色固体をエタノールまたはメタノールから再結晶する。融点29 8〜300℃。収率85〜90%。実施例2 2−(4−(N−メチル)ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピ ロ[4.5]−デカン二塩酸塩 (i)2−(4−(N−メチル)ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−ア ザスピロ[4.5]−デカン 2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5] −デカン(1モル当量、実施例1(iii)にしたがって調製)のアセトニトリル 中溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(5モル当量)およびナトリウムシア ノボロヒドリド(1.6モル当量)を添加する。反応混合物を室温で一夜攪拌す る。2NKOHを添加し、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出する。合した有機 抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色 粘稠油状物を得る。残渣を溶離剤としてMeOH/酢酸エチル/濃水酸化アンモ ニウム(74/24/1.5)を用いたシリカゲル上クロマトグラフィーにより 精製する。無色油状の生成物を単離する。収率60%。 (ii)2−(4−(N−メチル)ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−ア ザスピロ[4.5]−デカン二塩酸塩 実施例1(iv)に従い、2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2 −アザスピロ[4.5]−デカンを2−(4−(N−メチル)ピペリジニル)− 8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]−デカンに代えて、標記化合物 を調製する。 融点332〜334℃。実施例3 2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジエチル−2−アザスピロ[4.5]−デ カン二塩酸塩 実施例1(i〜iv)に従い、4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボ キシ−1−酢酸無水物を4,4−ジエチルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1 −酢酸無水物に代えて、標記化合物を調製する。融点331〜332℃。実施例4 2−(2−(4−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピ ロ[4.5]デカン二塩酸塩 (i)2−(2−(4−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−ア ザスピロ[4.5]−デカン 実施例1(i〜iii)に従い、4−アミノ−1−ベンジルピペリジンをヒスタ ミンに代えて、標記化合物を調製する。 (ii)2−(2−(4−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−ア ザスピロ[4.5]デカン二塩酸塩 2−(2−(4−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−アザス ピロ[4.5]デカンを最少量のエタノール中に溶解し、HCl(g)/EtO Hの溶液を添加する。二塩酸塩は沈殿しない。溶液を濃縮乾固し、60゜/5m mで、真空炉中に一夜静置して、白色固体の所望の二塩酸塩を得る。収率72% 。融点258〜262℃。実施例5 2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5] −デカン二マレイン酸塩 (i)2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4 5]−デカン−1,3−ジオン 4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物(1モ ル当量)のキシレン中溶液に、3R−アミノピロリジン(1モル当量)を添加す る。反応混合物をディーン・スターク・トラップを用いて、トラップ中に1当量 の水が集められるまで還流温度に加熱する。反応混合物を室温に冷却し、減圧下 に濃縮して、粘稠な暗褐色油状物を得る。粗生成物をメタノール中に溶解し、マ レイン酸(1モル当量)を含有するメタノール溶液を添加する。揮発成分を減圧 下で生成物/マレイン酸溶液から除去して、暗褐色固体を得る。固体をジクロロ メタン/酢酸エチルから再結晶して、白色結晶性固体の純粋な塩を得る。生成物 塩を最少量の水中に溶解し、得られた溶液を1M水酸化ナトリウムで塩基性にし 、エチルエーテルで抽出する。エーテル抽出物を合し、硫酸ナトリウム上で乾燥 し、濾過し、濃縮して、粘稠油状の所望のイミドを得る。収率70〜75%。 (ii)2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4 .5]−デカン 水素化リチウムアルミニウム(3.2モル当量)のエチルエーテル中混合物に 、2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5 ]−デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のエチルエーテル中溶液を滴下する 。添加完了後、反応混合物を2〜6時間攪拌する。過剰の水素化物を硫酸ナトリ ウム・10水和物で急冷し、得られた混合物を濾過する。濾液を減圧下に濃縮し て、粘稠無色油状の所望のジアミンを得る。収率80〜85%。 (iii)2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[ 4.5]−デカン二マレイン酸塩 2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5 ]−デカンをメタノール中に溶解し、マレイン酸(2モル当量)を含むメタノー ル溶液を添加する。溶媒の容積を真空下に減じる。10%酢酸エチル中ヘキサン を慎重に生成物/メタノール溶液に添加して、白色沈殿を得、これを濾過により 単離する。白色固体生成物は更に精製する必要がない。融点168.5〜170 ℃。収率70〜80%。実施例6 2−(3S−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5] −デカン二マレイン酸塩 実施例5(i−iii)に従い、3R−アミノピロリジンを3S−アミノピロリ ジンに代えて、標記化合物を調製する。融点169.5〜170.5℃。実施例7 2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5 ]−デカン二塩酸塩 (i)2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[ 4.5]デカン−1,3−ジオン 4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物(1モ ル当量)のトルエン中溶液に、3−アミノキヌクリジン(1モル当量)を加える 。集まった水の体積が変化しなくなるまで(約5時間)ディーン・スタークトラ ップを用いて混合物を攪拌しながら還流温度に加熱し、放冷する。トルエンを減 圧下に蒸発させ、残渣を酢酸エチルおよび1N水酸化ナトリウム溶液間で分配す る。有機相を分離し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO)蒸発させて、黄色油状 の2−(3−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−ジアザスピロ[4. 5]デカン−1,3−ジオン(94%)を得、これを静置すると固化する。これ をさらに精製せずに用いる。 (ii)2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[ 4.5]デカン 0゜Cのアルゴン下の水素化リチウムアルミニウム(3.5モル当量)のTH F(80ml1)中攪拌懸濁液に2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプ ロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のT HF中溶液を45分間にわたり滴下する。反応混合物を室温に戻し、一夜攪拌す る。硫酸ナトリウム十水和物を数回に分けてゆっくり添加し、未反応のLAHを 急冷し、得 られた固体の懸濁液を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて残さ無色油状物を得る 。 (iii)2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ [4.5]デカン二塩酸塩 2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4. 5]−デカンを少量のエタノール中に溶解し、塩化水素のエタノール中飽和溶液 を添加する。大量のエーテルを加えることにより白色沈殿が形成され、これを濾 過し、乾燥して白色アモルファス固体の標記化合物を得る(収率70%)。融点 277〜278℃。元素分析により標記化合物は一水和物として単離されたこと がわかる。実施例8 2−(3’−α−(8’−メチル−8−アザビシクロ(3.2.1)−8,8− ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン二塩酸塩 (i)3−α−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ(3.2.1)オクタン (3−a−アミノトロパン) 活性炭上パラジウム(10%、2.0g)を含むエタノール中トロピノン(5 .0g)溶液を0゜Cでアンモニアで飽和させ、次に50psiでパール水素添 加装置で、24時間水素添加する。混合物をセライトを通して濾過し、減圧下で 蒸発させる。無色油状残渣はさらに精製せずに使用する。 メタノール(5ml)中上記アミン(0.5g)を1mlのフェニルイソチオ シアナートで処理する。30分間攪拌し、エーテルを用いて摩砕すると、結晶質 固体が沈殿し、これを濾過により除去した後、酢酸エチルから再結晶する。この チオウレイドは156〜157℃で融解する(エイ・ストール、イー・タッカー およびエイ・エブノサー(A.Stoll,E.TuckerおよびA.Ebnother),ヘルブ・シム ・アクタ(Helv.Chim.Acta)38,559(1955)およびエス・アーチャー 、テー・アール・ルイスおよびエム・ジェイ・アンサー(S.Archer,T.R.Lewisお よびM.J.Unser),ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー (J.Am.Chem.Soc.)79,4194(1957)の報告ではエンドチオウレイ ドの融点はそれそれ153〜154℃および160〜161℃である)。 (ii)3−β−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ(3.2.1)オクタン (3β−アミノトロパン) トロピノンオキシムのナトリウム/アミルアルコール還元により調製する(詳 細な方法は、エム・エス・ハドレイおよびエフ・ディー・キング(M.S.Hadleyお よびF.D.King)アメリカ合衆国特許第4,273,778号参照)。 対応するβ−アミノトロパンチオウレイドは178〜179℃で融解する(ア ール・ウィルスタトラーおよびダブリュ・モラー(R.WillstatlerおよびW.Molle r)ベル(Ber.),31,1202(1898)およびエス・アーチャー、テー ・アール・ルイスおよびエム・ジェイ・アンサー(S.Arther,T.R.LewisおよびM. J.Unser),ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー(J.Am. Chem.Soc.)79,4194(1957)の報告では融点はそれぞれ171〜1 72℃および173〜175℃である)。 (iii)2−(3−α−(8’−メチル−8’−アザビシクロ(3.2.1)− オクタン)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン二塩酸塩 実施例7(i−iii)に従い、3−アミノキヌクリジンを3−β−アミノ−8 −メチル−8−アザビシクロ(3.2.1)オクタン(3β−アミノトロパン) に代えて、標記化合物を調製する。実施例7(iii)に記載したように白色アモ ルファス固体の二塩酸塩を単離する(収率60%)。融点234〜235℃。元 素分析によると標記化合物は一水和物として単離されたことがわかる。実施例9 2−(3’β−8’−メチル−8’−アザビシクロ(3.2.1)オクタン)− 8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]−デカン二塩酸塩 実施例1(i−iv)に従い、3−α−アミノトロパンを3−β−アミノトロパ ンに置き換えて、標記化合物を調製する。二塩酸塩は白色アモルファス固体とし て単離される。融点245〜247℃。元素分析によると標記化合物は一水和物 として単離されたことがわかる。実施例10 2−(4−ピペリジニル)−9,9−ジプロピル−3−アザスピロ[4.5]− デカン二塩酸塩 実施例1(i−iv)に従い、4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボ キシ−1−酢酸無水物を4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1,1−二酢酸無 水物に置き換えて、標記化合物を調製する。 II.組成例 実施例1−カプセル組成物 式(I)の化合物の経口投与形態は標準的な2個の硬ゼラチンカプセルに、以 下の第I表に示す割合の成分を充填して製造する。 実施例2−注射用非経口組成物 式(I)の化合物の注射用投与形態は1.5重量%の8,8−ジプロピル−2 −アザスピロ[4.5]デカン−2−(4−ピペリジン)二塩酸塩を、10容量 %の水中プロピレングリコール中で攪拌して製造する。実施例3−錠剤組成 以下の第11表に示すシュークロース、硫酸カルシウム二水和物および式(I )の化合物を以下に示した割合で10%ゼラチン溶液と混合し、顆粒化する。湿 潤 顆粒をスクリーンし、乾燥し、澱粉、タルク、ステアリン酸と混合し、スクリー ンし、圧縮して錠剤にする。 実施例4−アルコール溶液 実施例5−局所用クレンザー 実施例6−クレンジングクリーム 実施例7−スキンジェル 実施例8−スキンローション 実施例9−シャンプージェル 実施例10−クリームシャンプー 上記の記述および実施例は本発明およびその好ましい具体例を十分に記載して はいるが、この発明は以下の請求の範囲内に示した具体例には限定されない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グリズウォルド,ドン・エドガー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19454、 ノース・ウェールズ、ロウアー・バリー・ ロード205番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.治療を必要とする哺乳動物における乾癬の治療方法であって、有効量の式 : [式中、 mは1または2; R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖または分枝鎖アルキル から選択される(ただし、一緒にした場合、R1およびR2に含まれる炭素原子の 総数は4〜10である);またはR1およびR2は一緒になって、3〜7個の炭素 原子を含有する環状アルキル基を形成する; Aは存在しないかまたはC1−C7アルキルとして存在する; R3は10個までの炭素原子および1〜3個の式:NR4(ここに、R4は存在 しないかまたは水素もしくは1〜3個の炭素原子を含有する直鎖アルキルとして 存在する)のヘテロ原子を含む複素環式または複素二環式環を意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物を、 そのような哺乳動物に投与することからなる治療方法。 2..治療する哺乳動物がヒトである請求項1記載の方法。 3.化合物が以下のものから選択されるかまたはその医薬上許容される塩、水 和物または溶媒和物である請求項1記載の方法: 4.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−( 4−ピペリジン);あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物で ある請求項1記載の方法。 5.化合物が経口投与される請求項1記載の方法。 6.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項5記載の方法。 7.化合物が非経口投与される請求項1記載の方法。 8.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項7記載の方法。 9.化合物が局所投与される請求項1記載の方法。 10.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項9記載の方法。 11.式: [式中、 mは1または2; R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖または分枝鎖アルキル から選択される(ただし、一緒にした場合、R1およびR2に含まれる炭素原子の 総数は4〜10である);またはR1およびR2は一緒になって、3〜7個の炭素 原子を含有する環状アルキル基を形成する; Aは存在しないかまたはC1−C7アルキルとして存在する; R3は、10個までの炭素原子および1〜3個の式:NR4(ここに、R4は存 在しないかまたは水素もしくは1〜3個の炭素原子を有する直鎖アルキルとして 存在する)のヘテロ原子を含有する複素環式または複素二環式環を意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物およ び医薬上許容される担体からなる、治療を必要とする哺乳動物における乾癬の治 療に供するための医薬組成物。 12.治療する哺乳動物がヒトである請求項11記載の組成物。 13.化合物が以下のものから選択されるかまたはその医薬上許容される塩、水 和物または溶媒和物である請求項11記載の組成物: 14.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−( 4−ピペリジン)あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物であ る請求項11記載の組成物。 15.化合物が経口投与される請求項11記載の組成物。 16.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項15記載の組成物。 17.化合物が非経口投与される請求項11記載の組成物。 18.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項17記載の組成物。 19.化合物が局所投与される請求項11記載の組成物。 20.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項19記載の組成物。 21.式: [式中、 mは1または2; R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖または分枝鎖アルキル から選択される(ただし、一緒にした場合、R1およびR2に含まれる炭素原子の 総数は4〜10である);またはR1およびR2は一緒になって、3〜7個の炭素 原子を含有する環状アルキル基を形成する; Aは存在しないかまたはC1−C7アルキルとして存在する; R3は、10個までの炭素原子および1〜3個の式:NR4(ここに、R4は存 在しないかまたは水素もしくは1〜3個の炭素原子を含有する直鎖アルキルとし て存在する)を含有する複素環式または複素二環式環を意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物の、 治療を必要とする哺乳動物における乾癬の治療に供する医薬の製造における使用 。 22.治療する哺乳動物がヒトである請求項21に記載の使用。 23.化合物が以下のものから選択されるかまたはその医薬上許容される塩、水 和物または溶媒和物である請求項21記載の使用: 24.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−( 4−ピペリジン)あるいはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物であ る請求項21記載の使用。 25.化合物が経口投与される請求項21記載の使用。 26.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項25記載の使用。 27.化合物が非経口投与される請求項21記載の使用。 28.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項27記載の使用。 29.化合物が局所投与される請求項21記載の使用。 30.一日につき約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物を投与する 請求項29記載の使用。
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