JPH08501123A - 酸化アスファルト・ゴム系 - Google Patents

酸化アスファルト・ゴム系

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JPH08501123A
JPH08501123A JP6516064A JP51606494A JPH08501123A JP H08501123 A JPH08501123 A JP H08501123A JP 6516064 A JP6516064 A JP 6516064A JP 51606494 A JP51606494 A JP 51606494A JP H08501123 A JPH08501123 A JP H08501123A
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ディヴィッド シー トランボア
マイケル アール フランゼン
チャールズ アール ウィルキンソン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、相分離せず、かつ、高温でも混和性を有する弾性−アスファルト組成物を提供する。この混和性材料は、高剪断粉砕装置を用いる必要がなく製造できる。弾性−アスファルト組成物は、他のエラストマーポリマーがアスファルトと不混和性であるという傾向によって制限されず、ポリマーリッチな相とアスファルトリッチな相とに組成物分離しない。好ましい態様として、弾性材料は、SBS及びSISブロック共重合体がよい。

Description

【発明の詳細な説明】 酸化アスファルト・ゴム系技術分野 本発明は、酸化アスファルト・ゴム系に関し、特に、混和性を大いに改良する 酸化工程でゴムとアスファルトとを反応させることに関する。本発明の酸化アス ファルト・ゴム系は、アスファルトとポリスチレンをベースとしたブロック共重 合体とのブローンブレンド(blown blend )である。酸化アスファルト・ゴム系 ブレンドは、高温貯蔵条件であっても均質性を保ち、混和性の問題に相対するこ となくエアブローンアスファルトとブレンドすることができる。発明の背景技術 現在、一般に商業的に製造されるアスファルトは、粘弾性挙動及び低温性能に よる問題、並びに高温での流れ抵抗に相対している。これらの特性上の欠陥は、 当業者によく知られている。これまで、より所望の材料を得ることを試みるため 、アスファルトの処理が行われてきた。この目的のための1つの従来の処理には 、エアブローンアスファルト及び他のアスファルトを、少量のオレフィンポリマ ー及びその他の樹脂とブレンドすることが挙げられる。この点について、米国特 許第 3,329,636号に示されているが、ここではポリマー/アスファルトブレンド をブローすることについて言及、又は示唆してはいない。 アスファルト材料を製造する他の方法には、例えば、アスファルトと、ポリス チレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)又はポリスチレン−ポリイソ プレン−ポリスチレン(SIS)ポリマー(共に、しばしばABAタイプのポリ マーと呼ばれる)とをブレンドすることが挙げられる。そのようなブレンド物を 示す典型的な特許として、米国特許第 4,530,652号、同第 4,824,880号、同第4, 835,199号、同第4,923,913号、同第5,036,119号、及び同第4,559,267号が挙げら れる。これらの参考文献には、そのようなタイプのポリマーをアスファルトにブ レンドしたものをブローするという概念が示されていない。さらに、これらのブ レンド物は、アスファルト材料を形成するために高剪断混合装置を必要とする。 過去に、このタイプの装置は、アスファルト処理プラントに用いられていなかっ た。 さらに、米国特許第 4,585,816号には、アスファルトをブロック共重合体とブ レンドする工程で空気が存在することによる問題について論じているが、これに もポリマーとアスファルトとのブレンド物をブローすることが教示されていない 。 例えば、米国特許第 4,503,176号及び同第 4,956,500号で論じられているフリ ーラジカル発生剤、例えば過酸化物のようなものを用いて、ABA(即ちSBS )タイプのポリマーとアスファルトブレンドとを反応させることも知られている 。しかし、これらにはアスファルトとポリマーとのブレンドをエアブローするこ とが開示されていない。 さらに、米国特許第 4,454,269号及び同第 4,425,454号に開示されているよう に、アスファルトとエチレン−酢酸ビニル共重合体とのブレンド物をエアブロー することができることが知られている。特に、'269号特許では、EVAを、すで にエアブローした、高軟化点の工業アスファルトと単にブレンドするものにおい て、該ブレンド物は混和性がないことが論じられている。'269号特許では、ある 特定のアスファルト/EVAブレンド及びエアブローイング法を用いるが、本明 細書中で本願発明者らが行う比較試験により、EVAベースの生成物が混和性が ない材料を作り出したことがわかった。さらに、これらの参考文献では、スチレ ンベースのブロック共重合体を使用することについては教示も示唆もなされてい ない。 このように、アスファルト−EVAブローンブレンド物より優れ、かつ、アス ファルトとの典型的なポリマーブレンドから形成した材料より優れた、特別なア スファルト・ポリマー系をさらに開発する必要がある。さらに、SBS及びSI Sポリマーと、前処理エアブローしたアスファルトとを単にブレンドしただけで は、有用な材料ではないと言ってもよい程度まで極端に混和性がない。 ゆえに、本発明の目的は、SBS及びSISポリマーをアスファルトにブレン ドし、反応させる組成物を調製する方法であって、その調製による生成物が優れ た引張り及び伸び特性、並びに、混和性を有し、許容される貯蔵安定性を有する 方法を提供することにある。 他の面として、本発明の目的は、本方法による生成物である弾性−アスファル ト組成物を提供することにある。発明の開示 本発明は、相分離せず、高温で混和性である弾性−アスファルト組成物を提供 する。この混和性材料は、高剪断粉砕装置(high shear milling equipment)を 用いずに製造できる。この弾性−アスファルト組成物は、単純ブレンド物におい てアスファルトと非混和性である他のエラストマーポリマーの性向によっては限 定されないだけでなく、この組成物はポリマーリッチな相とアスファルトリッチ な相とに分離することがない。好ましい態様として、弾性材料は、例えば、スチ レン−ブタジエン−スチレン(SBS)及びスチレン−イソプレン−スチレン( SIS)ブロック共重合体のような、ポリスチレンの末端ブロックと不飽和エラ ストマー中間ブロックとを有するブロック共重合体である。 SBS又はSIS共重合体を1−15重量%、及び、ある態様では塩化第二鉄 を約0〜約0.5重量%とともに、アスファルト約85−99%をエアブローイ ング転化器(air-blowing converter )に供給する工程を有するアスファルト組 成物を製造する方法を提供する。ポリマーを転化器に入れた後、アスファルト− ブロック共重合体と塩化第二鉄との混合物に空気を吹き込む。得られたブレンド 物、即ちバッチを適当な時間、エアブローする。温度を制御して、最終組成物の 所望の特性に応じた適当な反応時間を与える。この温度は約204℃(400゜ F)から約246℃(475゜F)の間が好ましい。圧力は処理条件により決定 するが、約13.8kPa(2psig)に保持するのが好ましい。バッチの最終点 は、所望の軟化点、針入度、又は粘度測定で決まる。そのように製造した組成物 は、最終使用のために再溶融できるように冷えた状態で包装するか、又は、すぐ に使用するためにばら荷で運搬することができる。得られた材料の温度安定性を 高めるために、酸化防止剤又は他の所望の添加剤を工程中のある時点で添加して もよいと考える。得られた材料をエアブローンアスファルトとブレンドして混和 性材料を製造することもできる。 驚くことには、バッチ配合を調整して、エアブローンアスファルトのプラスの 面、即ち、増大した粘弾性挙動(例えば、低温での可撓性、及び高温での流れ抵 抗性)と、ポリマー改質アスファルトのプラスの面、即ち、靭性、伸び、低温性 能などとを、混和性又は分離の問題を伴うことなく、活用できるという知見を得 た。図面の簡単な説明 図1A〜図1Dは、アスファルト、クレートン(登録商標『Kraton』)1102熱 可塑性ポリマー、及び任意の塩化第二鉄を含有する組成物の、ブロー温度を変化 させたときのさまざまな特性の試験を図示したものである。 (A) 0℃での伸び(センチメーター)、 (B) −18℃での靭性(dyne-cm ×107)、 (C) −18℃での低温捩り(破断するまでの度合)、及び (D) 177℃で1週間後の軟化点 図2は、ポリマー、クレートン(登録商標)1107、クレートン(登録商標)11 17、クレートン(登録商標)1122、及びクレートン(登録商標)1118を含む、並 びにポリマーなしでの、酸化アスファルト・ゴム系(OARS)の熱熟成による 軟化点の上昇を示した図である。本発明を実施するための最良の態様 本発明で有用なアスファルトは、広く変化する特性を有し、組成物及びその最 終使用の所望の特性に応じて用いることができるものである。本発明に用いられ るアスファルトの物理的特性は、同じ供給源からのものであっても広く変化する 。本実施例に用いられるアスファルトは、決して本発明を限定する意図のもので はない。本発明の組成物を形成するのに使用するアスファルトには、好ましくは 真空蒸留した残留物、例えば、舗装用(paving grade)、又はルーフィング用( roofing grade)アスファルトを製造するために用いる融剤、又はこれらとプロ パン脱アスファルト化残留物(propane de-asphalted residue)(PDA)が挙 げられる。特に好適なアスファルトとして、それ自体に飽和物(saturate)の含 量が低く、極性の芳香族の含量が多いルーフィング融剤、又はアスファルテンの 含量が少ないPDAとブレンドしたルーフィング融剤が挙げられる。 本発明に用いられるエラストマーは、ポリスチレン末端ブロックと不飽和エラ ストマー中間ブロック、通常、3つのブロック(A−B−A)を有するブロック 共重合体であり、構造が線状であっても、環状(radial)であってもよい。好適 なエラストマーには、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、及びスチレ ン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロック共重合体の熱可塑性ゴムが挙げら れる。好適なエラストマーがシェル化学会社(Shell Chemical Company(Houston ,TX))からクレートン(登録商標)として商業的に入手できる。最も好ましい ものは、シェルのクレートン(登録商標)1122(約37%スチレンと63%ブタ ジエンを含む分枝共重合体であるSBSゴム生成物)、及びクレートン(登録商 標)1107(約14%ポリスチレンと約86%ポリイソプレンを含む線状SIS共 重合体)がある。 本発明によると、エラストマー又はゴムをアスファルトに添加し、混合物をエ アブローする前に混合する。空気、酸素、及び酸素不活性ガス混合物を含むさま ざまなガスを本発明に用いることができると考えられる。理論により裏付けられ たものではないが、エアブローする際に形成したアスファルトのフリー・ラジカ ルは、熱及び空気暴露により生じる不飽和中間ブロックの分解によって形成した ポリマー上の部位と反応するものと考えられる。これにより、化学的にグラフト 化したアスファルト・ポリマー系が形成し、熱可塑性ポリマーをアスファルトと 単にブレンドするか、又はアスファルトのみをエアブローするかによって、形成 するものとは異なる生成物が形成する。 この生成物は、SBS及びSISポリマーが本系に用いられる温度、又は、こ れらの温度での酸素のいずれにも暴露されていない、前もって製造したアスファ ルト生成物と全く違うものである。アスファルトをエアブローした後、熱可塑性 ポリマーと混合する、この領域での先の研究では、全系に不混和性が生じた。 よって、本発明はスチレンベースのラテックス、スチレンベースのゴム、並び に、スチレン−ブタジエン−スチレン及びスチレン−イソプレン−スチレンブロ ック共重合体が本方法において混和性を有することを示す。177℃(350゜ F)で24時間貯蔵後、分離が生じるか否かを検査することにより、この混和性 を測定する。生成物の特性は、ブロー温度、熱可塑性ポリマーのレベル、アスフ ァルトの選択、及び、ある態様においては塩化第二鉄触媒の添加によって、影響 を受ける。 次の実施例は、本発明の性質をさらに例示するために提供するものであり、本 発明の範囲を限定するものとして考慮してはならない。実施例で示される部及び パーセンテージは、他に示さない限り、重量によるものである。実施例1 アモコ(Amoco )融剤及びクレートン(登録商標)1102を一緒に混合し、ブロ ーを行って、目標の軟化点である約93.3℃(200゜F)とした。ブロー温 度は、約232℃(450゜F)〜約254℃(490゜F)の範囲であった。 クレートン(登録商標)1102のパーセントは、約4%〜約8%の範囲であり、塩 化第二鉄のパーセントは、約0−0.3%の範囲であった。試験した生成物の特 性には、軟化点、25℃(77゜F)での針入度、149−177−204℃ (300−350−400゜F)での粘度、25℃(77゜F)及び0℃(32 ゜F)での引張り及び伸び、−17.8℃(0゜F)での低温捩り、66℃(1 50゜F)での流れ抵抗性、177℃(350゜F)で1週間後の熱安定性、微 視的現象、及び分離が挙げられる。 観察された混和性に加えて、サンプルの粘着性及び触感から、この材料が接着 剤の、特にこけら板積層用接着剤及びこけら板接着剤の、有力な候補となる。こ れらの試験結果を図1A〜図1Dに示す。 図1Aには、0℃で測定した伸びをセンチメーターで示す。試験は破壊点まで のサンプルの伸びを測定した。クレートン又は塩化第二鉄をまったく添加しない 場合、ストレートアスファルトの伸びは0.25cmであった。グリッドの中央 の円(8.5cm)は、3つの変数範囲の中間点、即ち、ブロー温度が243℃ (470゜F)、クレートンが6%、塩化第二鉄が0.15%での伸びを示す。 図1Bは、−18℃(0゜F)で測定した靭性をdyne-cm ×107の単位で示 す。靭性は、応力/歪カーブの面積から求める。ストレートアスファルトのサン プル(ブローイング、クレートン、又は塩化第二鉄によって改質していないもの )の靭性は0.95であった。変数の中間点での靭性は、7.2×107dyne-cmで あった。 図1Cは、リーブス・イエーガー(Reaves Yeager )試験で−18℃で測定し た破壊までの曲げ又は屈曲の度合である低温捩りを示す。改質していないストレ ートアスファルトは7度であった。範囲の中間点での低温捩りは26度であった 。 図1Dは、177℃(350゜F)で1週間熟成したサンプルの軟化点を示す 。 元(熟成前)の軟化点を円の外側に示す。変数の中間点でその値は148℃(2 98゜F)であった。 本発明のバッチ群は完全に混和しているが、同じ最終点までブローンアスファ ルトとポリマーをブレンドする実験バッチ群では完全に不混和な生成物を生じた 。 本発明の材料の特性において、伸び、靭性、及び低温捩りのすべてが、ポリマ ーを全く含まずにブローしたアスファルト標準と比較して、全体として大きな増 加を示した。これらの試験において、これらの特性は、熱可塑性ポリマー含量を 多く有することにより改良されたが、塩化第二鉄の添加により不安定な効果を示 した。伸び及び靭性の測定において最もよい値は中心点であったが、低温捩りで の最もよい値は、右下奥の角のものであった。4つめのグラフ(1D)から、熱 熟成材料は軟化点が増加する傾向があることをわかる。これは部分溶媒和したポ リマーによって生じ、熟成とともにより溶媒和することによるものであろう。ま た、これはさらなる反応により生じるであろう。ポリマーを多く添加し、塩化第 二鉄を高濃度にすると、軟化点の増大の傾向が悪くなった。次の実施例は、この 成長が許容できる値までに制限されるケースを示す。実施例2 上述の中間点条件(ポリマーを6%、243℃(470゜F)、ブロー時間、 及び塩化第二鉄を0.15重量%)で、一連のポリマーについて試験した。この 結果を以下の表1にまとめた。増大特性、及び、貯蔵に対して成長する特性を有 する混和性の生成物が、不飽和中間ブロックゴムセクションを有するすべてのポ リマーに観察されたことに注目するとこれは興味深いことである。このことは、 中間ブロックにおけるポリマーが分解することに続き、エアブローイング中にア スファルト分子上に生成する、多くのフリーラジカル部位の1つと反応すること を示唆している。飽和中間ブロックを有するSEBSを用いたときと比較して、 明らかに反応がなく、混和性、特性の強化又は特性の向上がなかった。その側鎖 に不飽和を有するEVAも、ある特性の強化を示したが、混和性を示さなかった 。実施例3 本発明の酸化アスファルト・ゴム系(OARS)の特性に関し、ポリマーのタ イプによる効果を検討するために、いくつかの異なるポリマーで、上述の要素設 計の中心点で、一連の試験を行った。表2に示す結果から、2つのポリマー、即 ち比較的低分子量で、ポリスチレン含量が多いSBSである(37%ポリスチレ ン、トルエンの25%溶液中25℃(77゜F)で670 CPSである分枝共重合 体)クレートン(登録商標)1122、及びクレートン(登録商標)1107(SISポ リマー、14%ポリスチレン、線状、トルエンの25%溶液中25℃(77゜F )で1600 CPS)によって、熱熟成での軟化点において比較的小さな増加を伴 いながら、靭性、針入、粘度、及び伸びにおいて良い増加の現象が見られる。熱 熟成の時間に対する軟化点の曲線を図2に示す。ストレートスティープアスファ ルト(straight steep asphalt)も熟成し、クレートン(登録商標)1107及び11 22で製造した生成物が、示されている他のポリマーより、これらのアスファルト の挙動がより近接しているということに注目するのは興味深い。これらの曲線を 同レベルにすることを用いて、エアブローイング終了後、材料を熱浸漬すること によって、より安定な生成物を製造することができる。実施例4 本発明の方法及びそれにより製造された生成物によって、最終生成物が著しい 混和性を示す。それは、加熱した貯蔵条件下であってもその混合物が均質だから である。これに対して、SBSとSISとランダムSBポリマーと、エアブロー ンアスファルトとの単なるブレンド物は、有用な材料ではないといってよい程度 までに著しく不混和である。本実施例では、本方法を用いるランダムSBポリマ ーの研究から、熱熟成における最終生成物の軟化点が大きく増加し、しばしば約 38℃(100゜F)まで増加することから、劣った生成物が得られることがわ かる。 このように、本発明の酸化アスファルトゴム系及び方法は、SB/ブローンア スファルトのブレンド物(不混和性である)より優れており、また、SB/アス ファルトをブローしたブレンド物(軟化点が増加する)より優れている。 さらに、同様な方法でEVAを用いる比較試験から、飽和物の含量が低く、極 性芳香族の含量が多いため、本方法にとって好ましいアスファルトであるラボゲ ン(Lavogen )融剤とでは混和性がない結果がわかる。特に、上記のグッドリッ チ(Goodrich)の特許に開示されているようにEVAを用いて、即ち、ELVAX40P を用いて該特許で推奨される範囲の濃度で、比較試験を行った。この範囲は、塩 化第二鉄触媒を有する場合、及び有さない場合の双方の好ましい濃度に大変近い 。これらの試験の結果を以下に添付した表3に示す。表3からわかるように、低 温捩り及び熱熟成においてSBS及びSIS材料を用いる利点がわかる。しかし 、この方法の本当の特徴は、その著しい混和性にある。さらに、表3からわかる ように、ただ1つEVAブレンドだけが、即ち108℃(226゜F)でブロー したものが、混和性であるのに対し、他の3つは、熱熟成したサンプルの上部に 油状の分離物を有して、著しく不混和であり、かつ、軟化点がバルクの材料の半 分より小さい場合がいくつかあった。6つのEVA試験のうち5つが不混和であ った結果に対し、36試験中たった2つだけが不混和であったSBS/SIS試 験とでは、大いに対照的であることに注目することもまた興味深い。これら2つ の不混和となる試験については容易に説明ができ、ポリマーを多く添加したこと 及び非常に短いブロー時間であったことの双方によるものと予想できた。実施例5 アスファルトを4つの成分、即ち飽和物、ナフタレン芳香族、極性芳香族、及 びアスファルテンに分離するイアトロスキャン(iatroscan )法で、異なるタイ プのアスファルトを検討した。ある態様においてSBS又はSISポリマーを有 する本発明の酸化アスファルト・ゴム系で有用な、良好なアスファルトは、極性 芳香族を高レベルで有し、飽和物を低レベルで有するアスファルトである。 エアブローンアスファルトとポリマーとのブレンド物、及びそれらの材料とか ら製造した酸化アスファルト・ゴム系材料の研究から、アスファルトとの反応に 続くポリマー破断の化学的メカニズムの理論が支持される。ナフタレンから極性 芳香族フラクションにイアトロスキャンする際に、ポリマーフラクションの位置 にシフトが観察されたが、これから極性芳香族との反応、又は酸素基がポリマー に付加することのいずれかが生じたことが示唆される。アスファルト化学に対し てこのアプローチが成功したという感性、特に、極性芳香族が存在するという積 極的な影響によって、ポリマーがアスファルトの極性芳香族フラクションと反応 することが支持される。 この方法を用いて改質積層品を製造した。アスファルトポリマー系は、アスフ ァルト−ブレンド(ブレンド中シェルPDA (Shell PDA)を30−40%含む、 トータル・アードモア融剤(Total Ardmore Flux)及びシェルPDA (Shell PDA)) であった。ポリマーは、かなり低分子量で分散性がよく、いかなる熱熟成の問題 をも最小化するためにスチレン含量を多くしたクレートン(登録商標)1122ゴム であった。混合物の割合は、ポリマーの量及びブロー温度により最適化した。塩 化第二鉄は本発明に必ずしも必要ではないこともわかった。ゴムの範囲は約4% 〜約12%であり、ある態様としては約8%が好ましい。その材料を、注入前の 冷却工程の際に所定の所望の軟化点まで熟成させることにより、熱熟成における 軟化点の上昇を緩和することができる。さらに、酸化防止剤又は他の好適な添加 剤を添加することにより、反応の制御に用いることができる。表4には、最初の 2つの欄に標準の生成物、ストレートアスファルト積層接着剤、及びブレンドに より製造したポリマー改質積層接着剤を記載した。次の2つの欄には、好ましい アスファルトで製造したOARSの式を示す一方、最後の欄には、同様の式であ るが、極性芳香族の含量が低く、飽和物の含量が高いアスファルトを有するもの の結果が示されている。本発明によると、ブローする温度は約204℃(400 ゜F)〜246℃(475゜F)の範囲がよく、好ましい範囲は約210℃(4 10゜F)〜約232℃(450゜F)である。空気遮断での軟化点は、約77 ℃(170゜F)〜約91℃(195゜F)がよく、好ましい範囲は約79℃( 175゜F)〜約82℃(180゜F)とすることができる。実施例6 3つの異なる酸化アスファルト−ゴム系(OARS)材料を熱浸漬後に測定し 、アスファルトとポリマーをブレンドすることにより製造した、こけら板積層用 の2つの異なるバッチを比較した。表5に示されるように、本発明のOARS生 成物は、混和性があり、高温安定性がよく、低温曲げ及び低温靭性がより高い。 低温結合強度は低いが、室温結合強度と同様であり、及び高い高温結合強度を示 す。現存商品仕様外のベース軟化点までに故意に製造した、あるバッチは、熱浸 漬で特性を失うことに注目するのは興味深い。 本発明が実施できるような特定の態様により本発明を記載したが、これは具体 的に示したのみであり、他の態様及び実施する技術は当業者にとって明らかであ ろうから、本発明をそれらにより必ずしも限定してはならない。したがって、記 載した発明の精神を離れない限り、変形が予期でき、なし得る。
【手続補正書】 【提出日】1995年6月30日 【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィルキンソン チャールズ アール アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 16801 ステイト カレッジ ブリストル アベニュー 2321

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも約177℃(350゜F)の温度にアスファルトを予備加熱する 工程、前記アスファルトにアスファルト組成物の重量をベースとしてスチレンベ ースのブロック共重合体を約1重量%〜約15重量%、及び塩化第二鉄アスファ ルト触媒を任意に約0〜0.5重量%混合し、アスファルト−ブロック共重合体 混合物を形成する工程、該アスファルト−ブロック共重合体混合物をアスファル トエアブロー転化器に加える工程、該転化器内の圧力を13.8kPa(2psig )に維持しながら、前記混合物を約204℃(400゜F)〜246℃(475 ゜F)の温度に加熱する工程、及び、前記アスファルト−ブロック共重合体混合 物が所定の軟化点のに十分な時間、前記混合物を通してガスをブローする工程を 有するアスファルト組成物の製造方法。 2.前記ブロック共重合体が不飽和エラストマー中間ブロックとポリスチレン末 端ブロックとを含む請求項1記載の方法。 3.前記ブロック共重合体がスチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソ プレン−スチレン、又はこれらの混合物を含有する請求項1記載の方法。 4.前記所定の軟化点が約79℃(175゜F)〜約91℃(195゜F)であ る請求項1記載の方法。 5.前記ブロック共重合体がポリスチレンを約14〜約40%含有する請求項1 記載の方法。 6.前記共重合体が約8重量%で存在し、かつ、ポリスチレン含量を約37%有 するスチレン−ブタジエン−スチレン分枝ブロック共重合体である請求項5記載 の方法。 7.請求項1記載の方法により製造されたアスファルト組成物。 8.軟化点が約79℃(175゜F)〜約91℃(195゜F)であり、針入度 が25℃(77゜F)で約25〜約50である請求項7記載の組成物。 9.工業規格のアスファルトをエアブローし、製造するためのアスファルト組成 物であって、アスファルトを約85%〜99%、スチレンベースの共重合体を約 1重量%〜約15重量%、及び塩化第二鉄を任意に約0重量%〜0.5重量%含 有するアスファルト組成物。 10.前記ポリマーがポリスチレン末端ブロックと不飽和エラストマー中間ブロッ クとを有するブロック共重合体である請求項9記載のアスファルト組成物。 11.請求項7記載のアスファルト組成物をエアブローンアスファルトとブレンド することにより製造するアスファルト組成物。 12.請求項8記載のアスファルト組成物をエアブローンアスファルトとブレンド することにより製造するアスファルト組成物。 13.請求項9記載のアスファルト組成物をエアブローンアスファルトとブレンド することにより製造するアスファルト組成物。 14.請求項10記載のアスファルト組成物をエアブローンアスファルトとブレン ドすることにより製造するアスファルト組成物。
JP6516064A 1992-12-30 1993-12-28 酸化アスファルト・ゴム系 Pending JPH08501123A (ja)

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