JPH08501219A - 鏡像異性2−アルカン酸の製造方法 - Google Patents

鏡像異性2−アルカン酸の製造方法

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JPH08501219A
JPH08501219A JP6508066A JP50806694A JPH08501219A JP H08501219 A JPH08501219 A JP H08501219A JP 6508066 A JP6508066 A JP 6508066A JP 50806694 A JP50806694 A JP 50806694A JP H08501219 A JPH08501219 A JP H08501219A
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JP6508066A
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フアロン,ロバート・ドナルド
ステイーグリツツ,バリー
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 すべての場合にシュウドモナス プティダ(Pseudomonasプティダ)5B−MGN−2p及びシュウドモナス クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)B23の1つ又は両方を用いて、式I(式中、A及びR1は明細書中に定義されたとおりである)の2−アルキルニトリルを対応する2−アルカン酸に転化し、2−アルキルニトリルを対応するアミドに転化し、そして2−アルキルアミドを対応する酸に転化する。

Description

【発明の詳細な説明】 鏡像異性2−アルカン酸の製造方法 一般式 X−CHR−COOHの多くの農薬及び医薬は、ラセミ体又はジアス テレオマー混合物として現在市場に出されている。他のエナンチオマー/ジアス テレオマーが不活性又は有害でありさえするのに対して、多くの場合、生理学的 作用は唯一のエナンチオマー/ジアステレオマーから得られる。エナンチオマー を分割するための一定の化学及び酵素技術が知られている。例えば、国際公開第 92/05275号は、順次生物学的に触媒作用を及ぼす2段階法で、対応する ニトリルのラセミ体から鏡像異性アミド中間体を経由して(S)−2−アルカン 酸をエナンチオ選択的に製造する方法を開示する。 先行技術には、A−1又はA−2部分のいずれかを含む式Iのアミドを対応す る酸に立体特異的に転化する本発明の方法を示唆するものは何もなく、開示され る溶媒系中における特定の微生物による特定のニトリルの対応するアミドへの立 体特異的な転化を示唆するものも何もなく、ニトリルを直接対応する酸に立体特 異的に転化する1段階の2種微生物方法を示唆するものも何もない。発明の要約 本発明は、式I 式中、Aは からなる群より選択され、 R1はC1〜C4アルキルであり; R2はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;OCF2H; 又はH2C=C(CH3)CH2NHであり;そして R3はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル:又はC1〜 C3アルコキシである; の(S)−アミドあるいは(R)−及び(S)−アミド混合物を対応する鏡像異 性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法であっ て、溶媒中で前記アミドをシュウドモナス クロロラフィス(Pseudomo nas chlororaphis)B23に接触させることを含む方法に関す る。好ましいのは、AがA−1であり、R1がCH(CH32であり、R2がCl であり、そしてアミドが(S)−アミドである上記方法である。また好ましいの は、AがA−2であり、R1がメチルであり、R3がメトキシであり、そしてアミ ドがラセミ体である方法である。変換用の溶媒は水性緩衝液あるいは水性緩衝液 と有機溶媒の二相混合液であってよい。 また、本発明は、式II (式中、R1及びR2は式Iの化合物で定義されたとおりである) の(S)−ニトリルあるいは(R)−及び(S)−ニトリル混合物を対応する鏡 像異性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法で あって、溶媒中で前記ニトリルをシュウドモナス クロロラフィス B23及び シュウドモナス プティダ(Pseudomonas putida)5B−M GN−2pの混合物に接触させ、そして生成物を回収することを含む方法に関す る。好ましいのは、R1がCH(CH32であり、R2がClであり、そしてニト リルがラセミ体である方法である。また、変換用の溶媒は水性緩衝液あるいは水 性緩衝液と有機溶媒の二相混合液であり得る。 さらに、本発明は、式IIの(S)−ニトリルあるいは式IIの(R)−及び(S )−ニトリル混合物を対応する鏡像異性(S)−アミドへそれぞれ転化あるいは 立体特異的に転化する方法であって、水性緩衝液と有機溶媒の二相混合液中で前 記ニトリルをシュウドモナス プティダ 5B−MGN−2pに接触させ、そし て生成物を回収することを含む方法に関する。 また、本発明は、式IIIの(S)−ニトリルあるいは式IIIの(R)−及び(S )−ニトリル混合物を対応するアミドを経由して鏡像異性(S)−カルボン酸へ それぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法であって、溶媒中でシュウドモ ナス クロロラフィス B23に接触させ、そして生成物を回収することを含む 方法に関する。所望であれば、アミド中間体を単離できる。 (式中、R1及びR3は式Iの化合物で定義されたとおりである) 好ましいのは、(S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオニトリ ルあるいは(R)−及び(S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ ニトリル混合物を対応する鏡像異性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは 立体特異的に転化する方法であって、溶媒中でシュウドモナス クロロラフィス B23に接触させ、そして生成物を回収することを含む方法である。発明の詳細 本発明の方法により製造される(S)−2−アルカンカルボン酸は式 を有する。 本発明に用いる微生物は、シュウドモナス プティダ(Pseudomona s プティダ)5B−MGN−2p及びシュウドモナス クロロラフィス(Ps eudomonas chlororaphis)B23である。本発明の方法 は、それら微生物及び/又は該微生物からのアミダーゼ及びニトリルヒドラター ゼ酵素の使用を含むものと理解されるべきである。 術語「立体特異的」は立体特異的である化学反応を指す。術語「鏡像異性」は 単一のエナンチオマーであり、そして他のエナンチオマーを実 質的に含まない化合物を指す。反応が「立体特異的」であるか「立体選択的」で あるかどうかは生成物(R)−及び(S)−エナンチオマーのエナンチオマー比 (E)により決定される。Eは2種のエナンチオマーの生成速度比に対応する。 Eが7より大きい場合、反応は立体特異的であり、そしてEが7又はそれより小 さい場合、反応は立体選択的である。好ましい反応はEが8.5より大きいもの であり、そして最も好ましい反応はEが10又はそれより大きいものである。 AがA−1である式IIの(R)−及び(S)−ニトリル混合物を対応する鏡像 異性(S)−酸に転化する方法において、立体特異的ニトリルヒドラターゼの生 産に適する培地の存在下、微生物の培養によって得られるP.プティダ 5B− MGN−2pに由来する立体特異的ニトリルヒドラターゼ酵素の作用により、ニ トリルのアミドへの加水分解が達成される。P.プティダ 5B−MGN−2p は誘導物質なしで酵素を本質的に生産するため、この培地には適切な成長用窒素 源(例えば、塩化アンモニウム)を含めることが必要なだけである。このように して得られるニトリルヒドラターゼは(R)−及び(S)−ニトリル混合物に添 加され、対応する(S)−アミドが生産される。 アミド中間体はP.クロロラフィス B23に由来する立体特異的アミダーゼ 酵素により加水分解され、対応する(S)−酸が生産される。ニトリルから酸へ の変換を行う1つの方法は、P.プティダ 5B−MGN−2pからニトリルヒ ドラターゼ酵素をそしてP.クロロラフィス B23からアミダーゼ酵素を集め 、そして生物学的に認識された方法で一の酵素製剤としてこれらの酵素を一緒に 用いることである。 ニトリルが式IIに示すものでありそしてAがA−2である場合、対応 する(S)−酸への立体特異的転化は、P.プティダ 5B−MGN−2pを存 在させずにP.クロロラフィス B23を用いて成し遂げられ得る。転化中にお ける中間体は対応するアミドである。ニトリルのアミドへの転化は立体特異的で はないが、ラセミ体又は鏡像異性に富んだアミドの(S)−酸への転化は立体特 異的である。 微生物学的転化で用いられる最も通常の溶媒は水性緩衝液である。しかし、ほ とんどの有機基質は水にほんのわずかしか溶解しないため、微生物反応濃度は通 常の有機化学変換の場合よりも顕著に低い。大量の生成物を製造するためには、 大きな反応容器を使用せざるを得ず、あるいは数多くの反応を行わざるを得ない 。本発明の方法は、水性緩衝液と有機溶媒を含む二相溶媒を採用できる。二相溶 媒は反応をより高濃度で行わせることを可能にし、このことは製造規模で微生物 学的転化を使用する実用性を高める。 適切な水性緩衝液はリン酸塩及びピロリン酸塩を含む。「有機溶媒」はC8− C18炭化水素、トルエン及びフタル酸ジブチルならびにそれらの単相混合物を含 む群から選択される単一の非水性液体と定義される。有機溶媒に対する水性緩衝 液の比は約95:5〜50:50の範囲に及ぶことができる。 P.クロロラフィス B23を用いる(R)−及び(S)−アミド混合物の処 理は(S)−酸と未転化(R)−アミドの混合物を生産する。アミドを酸から分 離した後、アミドを公知の方法でアミドのラセミ体にラセミ化できるが、これを 既に述べたように再利用でき、そして加水分解できる。トルエン又は別の非水性 溶媒中で、第四級アンモニウム官能基を含むアニオン交換樹脂、例えばAmbe rlite(商標)IRA −400(OH)を用いてアミドを還流することにより、ラセミ化を成し遂げる ことができる(国際公開第92/01062号を参照)。 (R)−及び(S)−ニトリル混合物から出発して(S)−酸を製造する本明 細書で開示する方法は、また主たる副生成物として(R)−ニトリルも製造する 。例えば、ニトリルの塩基中和及び溶媒抽出によって所望の酸からニトリルを分 離した後に、(R)−ニトリルの再利用もラセミ化に必要である。有機溶媒中で 、例えばAmberlite(商標)IRΛ−400(OH)、Amberly st(商標)A−26又はDowex(商標)IX8(水酸化物イオンで交換後 )などのような強塩基性のイオン交換樹脂を用いて鏡像異性又は鏡像異性に富ん だニトリルをニトリルのラセミ体に転化できる。その結果、この方法は、ニトリ ルの対応するアミド又は酸への加水分解を実質的に伴わずにニトリルの高ラセミ 体を生産する。リサイクル工程は、(S)−酸を培地から連続的に除去し、そし て副生成物(R)−ニトリルをラセミ化し、そしてさらにそれを連続工程(それ をさらなるアルキルニトリルと組合せ、そして酵素混合物と接触させてアルキル 酸を生成する)で再利用できるように構成することができる(国際公開第92/ 05275号を参照)。 本発明は、単独で幾つかの転化に使用される生物学的材料 P.クロロラフィ ス B23、及びP.クロロラフィス B23とP.プティダ 5B−MGN− 2pの組み合わせ生物学的材料を使用してニトリルを(S)−酸に転化すること を特徴とする。微生物 P.プティダ 5B−MGN−2pは、ブダペスト条約 の規定によりNRRL(Northern Regional Reserac h Center,U. S.Department of Agricult ure,1815 N orth University St.,Peoria,IL)に寄託され、 受託番号 NRRL−B−18668号がついている。この菌株はテキサス州O rangeで採取された土壌から単離された。以下の改変培地(PR基本培地) を用いて標準濃縮方法を使用した。P.プティダ 5−B−MGN−2pの単離 物はバクト・ブレイン・ハート・インフュージョン寒天上を繰り返し通過させて P.プティダ 5−B−MGN−2pの単離物を精製し、続いて濃縮ニトリルか らアンモニアの生産についてスクリーニングを行い、そして国際公開第92/0 5275号に開示された方法により同定した。シュウドモナス クロロラフィス B23(受託番号FERM BP−187)は、日本国 305 茨城県筑波市 東1−1−3の工業技術院微生物工業技術研究所から得られるニットウ化学(N itto Chemical)の特許菌株である。 P.クロロラフィス B23及びP.プティダ 5B−MGN−2pを以下に 述べるようなPR基本培地で増殖した。 PR基本培地 g/L KH2PO4 8.85 クエン酸ナトリウム 0.225 MgSO4・7H2O 0.5 FeSO4・7H2O 0.05 FeCl2・4H2O 0.0015 CoCl2・6H2O 0.0002 MnCl2・4H2O 0.0001 ZnCl2 0.00007 H3BO3 0.000062 NaMoO4・2H2O 0.000036 NiCl2・6H2O 0.000024 CuCl2・2H2O 0.000017 ビオチン 0.00001 葉 酸 0.00005 ピリドキシン・HCl 0.000025 リボフラビン 0.000025 ニコチン酸 0.000025 パントテン酸 0.00025 ビタミンB12 0.000007 p-アミノ安息香酸 0.00025 PR基本培地に対して以下の追加及び又は改変を行った。 また、ニトリル又はアミドに代えて25mM NH4Cl又は25mM (N H42SO4を用いて、ニトリル又はアミド誘導物質なしで、シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2pを増殖させた。 酵素活性の試験では、P.クロロラフィス B23又はP.プティダ 5B− MGN−2pの0.1mLの凍結保存培養物を10mL容量の完全PR基本培地 に接種した。250rpmで振盪機を用いて室温(22〜25℃)で一夜増殖さ せた後、 10mLの接種原を2Lフラスコ中の990mLの新鮮培地に添加し た。培地中で気泡を生成させるのに十分なほど高速度の攪拌を伴って、細胞を室 温で一夜成長させた。細胞を遠心分離で採取し、0.85%塩水で一回洗浄し、 そして貯蔵するために濃縮した細胞ペーストを直ちに−70℃の冷凍器に入れた 。すべての生物学的転化において、約80%の水を含む解凍した細胞ペーストを 用いた。 以下の省略を実施例で用いた。 CPIN − 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチロニト リル CPIAm − 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチルアミ ド CPIA − 2−(4−クロロフェニル)−3−メチル酪酸 NPCN − 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオニト リル NPAm − 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオンア ミド NPAC − 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸 HPLC − 高速液体クロマトグラフイー 次のエナンチオマーと混合物を試験した: (S)−CPIN、(R)−CP IN、(R,S)−CPIN、(S)−CPIAm、(R)−CPIAm、(R ,S)−NPCN及び(R,S)−NPAm。 (R,S)表示は、示された化合物のラセミ体混合物を示す。基質と緩衝液を 含む1ミリリットルの分析物を以下に示す温度及び時間でインキュベートした。 以下に述べるように、生物学的転化ブロスを抽出し、そしてはじめに逆相HPL Cで次にキラルHPLCで分析した。分析方法 ニトリル、微生物の加水分解を経由して誘導されるアミド及び酸生成物の濃度 を逆相HPLCにより測定した。紫外線吸収により検出を行った。1.0%のH3 PO4で酸性にした70〜75%のメタノールと25〜30%の水からなる移動 相を採用するDu Pont Zorbax (商標)C18を用いた。 ニトリル及び得られたアミドと酸生成物のクロマトグラフィー的同定及び定量 を、基準標準品との比較により行った。 Chromtech(Sweden)より得られたα1−酸糖タンパク質を用 いて、エナンチオマーの分割のためにキラルHPLCを行った。種々のエナンチ オマーの分割用の移動相を以下に要約する。ニトリル、アミド及び酸 エナンチオマーのキラルHPLC分割 エナンチオマー 移動相 CPIN,CPIAm 95% 0.01Mリン酸塩緩衝液 CPIA (pH 6.0):5% エタノール NPCN,NPAm 95% 0.01Mリン酸塩緩衝液 NPAC (pH 5.6):5% エタノール 本発明の方法は以下の実施例により例証されている。実施例1〜3は、28℃ 、35℃及び50℃におけるP.クロロラフィス B23を用いた(S)−CP IAmの加水分解を記述する。28℃及び35℃における(R)−CPIAmの 加水分解についての比較が与えられている(比較テスト1及び2)。 実施例4〜7は、28℃及び35℃における(S)−CPIN及び(R,S) −CPINの立体特異的加水分解、すなわち(S)−CPIN及び(R)−CP INの両方が加水分解されるが、より多くの(S)−CPINが(S)−CPI Amに転化されていることを記述する。また、(S)−CPIAのみが生成する ため、(S)−CPIAmの(S)− CPIAへの立体特異的生物学的転化が例証されている。28℃及び35℃にお ける(R)−CPIAの加水分解についての比較が与えられている(比較テスト 3及び4)。 実施例8は、(R,S)−NPAmの(S)−NPACへの立体特異的加水分 解を記述する。 実施例10は、シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2p及びP.クロ ロラフィス B23を用いた(R,S)−CPINの(S)−CPIAへの生物 学的転化を記述する。この2種の微生物/1段階(R,S)−CPIN生物学的 転化では、生成物として(S)−CPIAと(S)−CPIAmだけが検出され た。 実施例11は、P.プティダ 5B−MGN−2pとP.クロロラフィス B 23の両方を用いた(R,S)−CPINの(S)−CPIAへの二相(緩衝液 /有機溶媒)生物学的転化を記述する。この実施例では、主生成物は(S)−C PIAであるが、微量(0.5μモル)の(R)−CPIAmも生成した。実施例1〜3ならびに比較テスト1及び2 28℃、35℃及び50℃における シュウドモナス クロロラフィス B23を用いた (S)−CPIAm及び(R)−CPIAmの加水分解 シュウドモナス クロロラフィス B23の50mgの凍結細胞ペースト試料 を室温で1mLのリン酸塩緩衝液(100mM,pH値:7.0)に添加した。 これを9.4μモルの(S)−CPIAm又は(R)−CPIAmを含むガラス 瓶に移した。24又は48時間、28℃又は 35℃又は50℃でインキュベートした後、反応物を3M H2SO4でpH3ま で酸性にした。6容量の塩化メチレンを添加し、そして懸濁液を15〜30分間 攪拌した。塩化メチレン層を除去し、そして窒素ガス流下蒸発乾固し、さらに残 渣を1mLのメタノールに懸濁させた。メタノール溶液の組成を逆相HPLC及 びキラルHPLCにより測定し、そしてそれを表1に示す。 (S)−CPIAm又は(R)−CPIAmの不完全な回収は実験誤差又は基 質の細胞への吸着のせいであろう。 実施例4〜7ならびに比較テスト3及び4 28℃及び35℃における シュウドモナス クロロラフィスB23を用いた (S)−CPIN、(R)−CPIN及び(R,S)−CPINの 加水分解 シュウドモナス クロロラフィス B23の50mgの凍結細胞ペースト試料 を室温で1mLのリン酸塩緩衝液(100mM,pH値:7.0)又はピロリン 酸塩緩衝液(5mM,pH値:7.5)に添加した。これを10.4μモルの( S)−CPIN又は(R)−CPINあるいは20.7μモルの(R,S)−C PINのいずれかを含むガラス瓶に移した。48時間、28℃及び35℃でイン キュベートし、引き続いて実施例1〜3と同様に抽出処理した後、抽出上澄みの 組成を逆相HPLC及びキラルHPLCにより測定した。結果を表2に示す。 (S)−CPIN又は(R)−CPINの不完全な回収は実験誤差又は基質の 細胞への吸着のせいであろう。 実施例8 シュウドモナス クロロラフィス B23を用いた (R,S)−NPAmの加水分解 シュウドモナス クロロラフィス B23の12.5mgの凍結細胞ペースト 試料を室温で1mLのリン酸塩緩衝液(100mM,pH値:7.2)に添加し た。次に、40μLのジメチルスルホキシドに溶解した1μモルの(R,S)− NPAmを添加した。48時間、22℃でインキュベートした後、反応物を3M H2SO4でpH3まで酸性にした。4容量の塩化メチレンを添加し、そして懸 濁液を30分間攪拌した。塩化メチレン層を除去し、そして窒素ガス流下蒸発乾 固し、さらに残渣を1mLのメタノールに再溶解した。メタノール溶液の組成を 逆相HPLC及びキラルHPLCにより測定し、そしてそれを表3に示す。 (R,S)−NPAmの不完全な回収は実験誤差又は基質の細胞への吸着のせ いであろう。 実施例9 シュウドモナス クロロラフィス B23を用いた (R,S)−NPCNの加水分解 シュウドモナス クロロラフィス B23の12.5mgの凍結細胞ペースト 試料を室温で1mLのリン酸塩緩衝液(100mM,pH値:7.2)に添加し た。次に、40μLのジメチルスルホキシドに溶解 :7.2)に添加した。次に、40μLのジメチルスルホキシドに溶解した1μ モルの(R,S)−NPCNを添加した。実施例8と同様にインキュベーション と抽出処理を行った後、抽出上澄みの組成を逆相HPLC及びキラルHPLCに より測定した。結果を表4に示す。 (R,S)−NPAmの不完全な回収は実験誤差又は基質の細胞への吸着のせ いであろう。 実施例10 シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2p及び シュウドモナス クロロラフィス B23による (R,S)−CPINの加水分解 シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2p及びシュウドモナス クロロラフィス B23の50ミリグラムの凍結細胞ペースト試料を室温で1 mLのピロリン酸塩緩衝液(5mM,pH値:7.5)に添加した。これを20 .7μモルの(R,S)−CPINを含むガラス瓶に移した。48時間、35℃ でインキュベートし、引き続いて実施例1〜3と同様に抽出処理した後、抽出上 澄みの組成を逆相HPLC及びキラルHPLCにより測定した。結果を表5に示 す。 実施例11 水性緩衝液/炭化水素混合物中における シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2p及び シュウドモナス クロロラフィス B23による (R,S)−CPINの加水分解 シュウドモナス プティダ 5B−MGN−2p及びシュウドモナス クロロラフィス B23の50ミリグラムの凍結細胞ペースト試料を室温で0 .8mLのピロリン酸塩緩衝液(5mM,pH値:7.5)に添加した。次に、 Soltrol(商標)220に溶解した20.7μモルの(R,S)−CPI N、C13〜C17炭化水素混合物(Phillips 66 Co.)を添加した 。48時間、35℃でインキュベートし、引き続いて実施例1〜3と同様に抽出 処理した後、抽出上澄みの組成を逆相HPLC及びキラルHPLCにより測定し た。結果を表6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12R 1:38) (C12P 41/00 C12R 1:40) (C12P 39/00 C12R 1:38 1:40)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I 式中、Aは からなる群より選択され、 R1はC1〜C4アルキルであり; R2はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;OCF2H; 又はH2C=C(CH3)CH2NHであり;そして R3はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;又はC1〜 C3アルコキシである; の(S)−アミドあるいは(R)−及び(S)−アミド混合物を対応する鏡像異 性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法であっ て、溶媒中で前記アミドをシュウドモナス クロロラフィス(Pseudomo nas chlororaphis)B23に接触させ、そして前記鏡像異性( S)−カルボン酸を回収することを含む方法。 2.AがA−1であり、R1がCH(CH32であり、R3がClであり、そして アミドが(S)−アミドである請求の範囲第1項記載の方法。 3.AがA−2であり、R1がメチルであり、R3がメトキシであり、そ してアミドがラセミ体である請求の範囲第1項記載の方法。 4.溶媒が水性緩衝液と有機溶媒の二相混合液である請求の範囲第1項記載の方 法。 5.式 式中、Aは からなる群より選択され、 R1はC1〜C4アルキルであり; R2はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;OCF2H; 又はH2C=C(CH3)CH2NHであり;そして R3はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;又はC1〜 C3アルコキシである; の(S)−ニトリルあるいは(R)−及び(S)−ニトリル混合物を対応するア ミドを経由して鏡像異性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは立体特異的 に転化する方法であって、溶媒中で前記ニトリルをシュウドモナス クロロラフ ィス(Pseudomonas chlororaphis)B23に接触させ 、そして前記鏡像異性(S)−カルボン酸を回収することを含む方法。 6.ニトリルが2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオニトリルのラセミ 体又は2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチロニトリ ルのラセミ体である請求の範囲第5項記載の方法。 7.中間体アミドの単離を含む請求の範囲第5項記載の方法。 8.式II 式中、 R1はC1〜C4アルキルであり;そして R2はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;OCF2H; 又はH2C=C(CH3)CH2NHである; の(S)−ニトリルあるいは(R)−及び(S)−ニトリル混合物を対応する鏡 像異性(S)−カルボン酸へそれぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法で あって、溶媒中で前記ニトリルをシュウドモナス クロロラフィス(Pseud omonas chlororaphis)B23及びシュウドモナス プティ ダ(Pseudomonas putida)5B−MGN−2pの混合物に接 触させ、そして前記鏡像異性(S)−カルボン酸を回収することを含む方法。 9.R1がCH(CH32であり、R2がClであり、そしてニトリルがラセミ体 である請求の範囲第8項記載の方法。 10.溶媒が水性緩衝液と有機溶媒の二相混合液である請求の範囲第8項記載の 方法。 11.式II 式中、 R1はC〜C4アルキルであり;そして R2はH;F;Cl;Br;OH;C1〜C3アルキル;OCF2H; 又はH2C=C(CH3)CH2NHである; の(S)−ニトリルあるいは(R)−及び(S)−ニトリル混合物を対応する鏡 像異性(S)−アミドへそれぞれ転化あるいは立体特異的に転化する方法であっ て、水性緩衝液と有機溶媒の二相混合液中で前記ニトリルをシュウドモナス プ ティダ(Pseudomonas putida)5B−MGN−2pに接触さ せ、そして前記鏡像異性(S)−アミドを回収することを含む方法。
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