【発明の詳細な説明】
カルボキシラート含有ポリマーのエステル化
技術分野
本発明は、カルボキシラート基の選択されたアンモニウム塩あるいはスルホキ
ソニウム(sulfoxonium)塩を反応させてエステル化を引き起こすことによって
、カルボキシラート含有ポリマーのエステル化を行う方法に関するものである。
背景技術
カルボキシラート含有ポリマーは、水溶液、分散液、あるいはエマルジョン製
品にしばしば用いられ、該カルボキシラート基は該混合物の可溶化および安定化
を補助することができる。このようなポリマーは、コーティング剤、接着剤、光
レジストおよび熱レジストに用いられる。しかしながら、一旦、該ポリマーから
水分が除去されると、なんとかして、そのカルボキシラート基を除去もしくはよ
り低い極性部分に変換して、残ったポリマーについている水の影響を低減するか
、カルボキシラート塩からなる高極性領域を除去することによって該ポリマーを
均一なフィルムに凝集さ
せることが、しばしば必要となる。カルボキシラート基の該除去あるいは変換は
、必要なときに、すなわち、ほとんどの水が除去された後に、実行すべきであり
、該プロセスは、好ましくは、比較的穏やかな条件下が有利であり、該条件下で
実行すべきである。
A.T.Lawson,et al.,J.Chem.Soc.,vol.53,p.624-636(1888)およ
びR.C.Fuson et al.,J.Am.Chem.Soc.,vol.61,p.1290(1939)に、テ
トラメチルアンモニウムイオンが所定のカルボキシラートイオンをエステル化す
ることが、報告されている。K.Yamauchi,et al.,J.Org.Chem.,vol.44
,p.638-639(1979)に、トリメチルスルホニウム水酸化物がカルボン酸をエス
テル化することが、報告されている。ポリマーはこれらの報文のどれにも記載さ
れていない。
米国特許第3,544,499号公報、第3,804,797号公報および第3,903,056号
公報には、カルボキシラート含有ポリマーのスルホニウム塩がこれらポリマーを
より低く親水性にする(より疎水性にする)ことが、記載されている。アンモニ
ウム塩またはスルホキソニウム塩の使用の記載はない。
H.Ohtani,et al.,J.High Res.Chromatog.,vol.14,p.388-391(199
1)に、熱分解ガスクロマトグラフィーによって液晶ポリエステルを分析する時
に、該ポリエステル中に存在するカルボン酸残留物のメチ
ルエステルを形成するためのアルキル化剤として、水酸化テトラメチルアンモニ
ウムを用いることが、報告されている。カルボキシル(カルボキシラート)基を
含むポリマーのエステル化の記載はない。
発明の要約
本発明は、ポリマー中にアルキルエステルを形成する方法に関するのものであ
り、対イオン(counterion)がエステル化しようとするアンモニウムイオンある
いはスルホキソニウムイオンであるカルボキシラートイオンを含むポリマーを約
0℃から約200℃に保持することから構成される。カルボキシラートアニオン
の対イオン(陽イオン;positive ion)がアンモニウムカチオンあるいはスルホ
キソニウムカチオンである場合、該カチオンの塩は水中で比較的安定であるが、
ほとんど水がない比較的穏やかな条件下で該カルボキシラート基を効率的にエス
テル化する。
発明の詳細な説明
本工程の間に行われる全体にわたる反応は、次の式によって、表すことができ
る。
RaZ+-O2C−ポリマー → Z+RaO2C −ポリマー
ここで、Raはアルキルあるいは置換アルキル、Zは基Raを除くアンモニウムイ
オンあるいはスルホキソニウムイオンの全てを含む中性化合物であり、開始カル
ボキシラートイオンおよび最終エステルはポリマーに結合される。
ここで、該アンモニウムイオンもしくはスルホキソニウムイオンは、水素原子
を陽電荷を帯びる該原子に結合させない。そのため、ここで、すべての有用なア
ンモニウムイオンは、第4級アンモニウムイオンであり、プロトン化(protonat
ed)アンモニアあるいは第1級、第2級もしくは第3級アミンではない。前記ア
ンモニウムイオンもしくはスルホキソニウムイオンの陽電荷を帯びる原子に結合
された基の少なくとも一つは、アルキル基あるいは置換アルキル基である。該ア
ルキル基、および存在するならばフェニル基は、該エステル化反応を阻害しない
基によって、置換されてもよい。ある場合(以下を参照)では、該置換基は、オ
ニウムイオンのカルボキシラート基のエステル化への反応性に影響する。好適な
置換基は、アルキル、アリル、エーテル、ハロ、エステル、およびアミノである
が、これらに限定はされない。
水あるいは他の強い水素結合溶媒、アルコール、特に低級アルコールなどが、
大量に存在すると、該エステル化反応は、遅くなるか、検出可能な範囲では生じ
ない。アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイ
オンおよび/またはカルボキシラートイオンの水または他の水素結合化合物によ
る溶媒和は、該エステル化反応を遅くする。水または他の水素結合溶媒の量が減
少するに伴って、該エステル化の反応速度は増加する。カルボキシラート塩から
水の最終痕跡を除去することは困難である。というのは、水分子(または他の水
素結合化合物)はカルボキシラート塩を強く溶媒和するからである。そのため、
ほとんどの場合、該エステル化反応は、水または他の水素結合化合物の“ほとん
ど存在しない”状態で生じるが、水または他の水素結合化合物を完全になくすこ
とは、エステル化の間、通常、実現できず、多分必要がない、と信ぜられている
。
該エステル化反応の間に存在してもよい水または水素結合化合物の量は、該特
定なカルボキシラートイオンと該特定なアンモニウムイオンまたはスルホキソニ
ウムイオンとの固有な反応性や、該プロセスが実行される時の温度などの幾つか
の相関関係のある因子に依存する。いずれかの特定な反応性が高くなれば、ある
いは前記温度が高くなればなるほど、より多くの水が存在するようになり、逆も
同じである。すべての所与のシステムのエステル化に必要な条件の特定な組合せ
は、直ちに決定され(以下を参照)、これらの組合せの幾つかは、本実施例に説
明されている。
前記カルボキシラートイオンのアンモニウムイオン
またはスルホキソニウムイオンによるエステル化の前記固有の反応性は、該カル
ボキシラートイオンの共役酸のpKa に比例すると信ぜられる。そのため、水中の
共役酸のpka が高くなればなるほど、カルボキシラートイオンはより反応性が高
くなるであろう。それゆえ、この場合、カルボキシラートイオンの共役酸は0も
しくはそれ以上のpka を持つのが好ましく、より好ましくは2もしくはそれ以上
である。
前記アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンの反応性に影響を及ぼ
す重要な因子は、該イオンの陽電荷を帯びる原子に直接結合する基が、非置換ア
ルキル基に比べて、比較的電子供与するか、電子を引き取るかである。それゆえ
、フェニル、およびp−クロロフェニルなどの電子引き取り基は該イオンをより
反応性に富ませ、このような基が存在すればするほど、該イオンはより反応性に
富むようになる。p-N,N-ジメチルアミノフェニルやエトキシメチルなどの電子
供与基は、該イオンの反応速度を遅くしようとする。非常に反応性に富むイオン
は、水と反応して、アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンの残部か
らアルコールや類似の中性化合物を形成しやすい。
前記アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンの陽荷電原子に結合し
た(置換)アルキル基の相対反応性は、いわゆるSN2置換(SN2 displacements
)における相対反応性に同じである。このような相対反
応性は、当業者に知られているもので、例えば、J.B.Hendrickson,et al.,
”Organic Chemistry”,3rd Ed.,McGraw-Hill Book Co.,New York,1970,
p.390,Table 10-5を参照されたい。
水の存在下では大変不安定なアンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオ
ンは、本発明に含まれない。アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオン
は水がほとんど存在しない状態では非常に反応性に乏しいのでカルボキシラート
イオンをエステル化せず、これらアンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイ
オンは同様に本発明の範囲内に含まれない。以下の簡単な試験を、すべての特定
なアンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンが本発明の範囲内に含まれ
るかどうかを決定するために、用いることができる。
約33モルパーセントのメタクリル酸と約67モルパーセントのエチルアクリラ
ートからなるランダム共重合体(0.2g)を、2mLの水と、当量(equivalent amo
unt)の、水酸化物または重炭酸塩などのアンモニウムイオンまたはスルホキソ
ニウムイオンの塩基性塩に混合する(実施例1および9を参照)。前記ポリマー
を外界温度で12〜24時間撹拌することにより溶解させる。該ポリマーの溶液(も
し、この時点で、該ポリマーが溶液から沈殿するようであるなら、該アンモニウ
ムイオンまたはスルホキソニウムイオンは大変反応性に富む
ものである。)からフィルムを作成し、望ましくはすぐに、赤外線スペクトルを
得る。この時点で、該ポリマーが少なくとも部分的に(20モルパーセント)エス
テル化されていない場合は(そうであった場合は、該アンモニウムイオンまたは
スルホキソニウムイオンは本明細書に含まれるであろう)、該ポリマーは窒素下
で180℃まで48時間まで加熱される。この時点で、該ポリマーが少なくとも20モ
ルパーセントエステル化されていない場合は(該IRスペクトルから、またはより
正確には該ポリマーの酸−塩基滴定により、判定して)、該特定なアンモニウム
イオンまたはスルホキソニウムイオンは本明細書に含まれる。フィルム形成、エ
ステル化、およびIRスペクトル測定を含む該試験に用いられる技術は、実施例1
および9で説明されている。
ここで有用なカチオンの好適なタイプは、第4級アンモニウムイオンおよびス
ルホキソニウムイオンであるが、これらに限定されるものではない。ここで有用
な特定のカチオンは、R1R2R3R4N+と、R5R6R7SO+とであり、ここで、R1,R2およ
びR3はそれぞれ1から6個の炭素原子を有するアルキルであり、R4は1から6個
の炭素原子を有するフェニルまたはアルキルであり、R5,R6およびR7はそれぞれ
1から6個の炭素原子を有するアルキルであるが、これらに限定されるものでは
ない。好適な特定のカチオンは、テトラメチルアンモ
ニウム、フェニルトリメチルアンモニウム、トリメチルスルホキソニウム、およ
び(メトキシメチル)トリエチルアンモニウムである。
その他の好適なエステル化を行うカチオンは、(YCH2)4N+または(YCH2)2SO+
であり、ここで、各Yは、それぞれ、水素、2から10個の炭素原子を有するア
ルキル、6〜12個の炭素原子を有するアリル7から20個の炭素原子を有するアラ
ルキル(aralkyl)、7から30個の炭素原子を有するアルカリル(alkaryl)、7
から30個の炭素原子を有し1から5個のエステル化するアンモニウムイオンまた
はスルホキソニウムイオンで置換されたアルカリル(alkaryl)、3から30個の
炭素原子を有し1から5個のエステル化するアンモニウムイオンまたはスルホキ
ソニウムイオンで置換されたアルキル、からなる基から選択されたものであり、
ただ一つのYが水素である、ものである。一つ以上のエステル化するアンモニウ
ムイオンまたはスルホキソニウムイオンを有する、これらの好適なエステル化す
るカチオンは、“ポリ−カチオン(poly-cations)”である(以下のパラグラフ
を参照)。有用な基Yには、-CH2CH3、-CH(CH3)2、n-C5H11、-C(CH3)3、フ
ェニル、CH2C6H5、p-C6H4CH3および
が含まれるが、これらに限定されるものではない。
本発明のアンモニウムカチオンおよびスルホキソニウムカチオンは、一分子当
たり一つまたはそれ以上のカチオンを含有する分子に含まれる。一分子当たり一
つ以上のカチオンが存在すると、該ポリマーおよび/または該“ポリ−カチオン
”がトリ−またはより高い官能性である場合、該“ポリ−カチオン”は架橋剤と
して作用し得る。例えば、あるアンモニウムイオンが式A3N+XN+A3を有すると仮
定すると、各Aはアルキル基であり、Xは二つの窒素原子が結合(または連結)
されているアルキレン基である。両方のオニウムイオンがそれぞれ一つのカルボ
キシラートイオンをエステル化しようとし、両方の場合における該エステル化が
Xにより実施されたとすると、該ポリマーは架橋され、各ポリマー鎖は3つもし
くはそれ以上のエステル化されたカルボキシラートイオンを持つことが確かめら
れるであろう。それゆえ、ポリマーを効率的に架橋するためには、該カチオンに
結合する基は、エステル化に対して、好ましくは、陽電荷を有するカチオン原子
に結合しているその他の基より反応性が高くあるベ
きである。
一つの好適な実施例では、該ポリマーは二つのカルボキシル(カルボキシラー
ト)基を有し、該アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンは二官能性
である。これは架橋を引き起こすであろう。他の好適な実施例では、該アンモニ
ウムイオンまたはスルホキソニウムイオンは、一官能性である。この場合、該カ
ルボキシル(カルボキシラート)基の単純なエステル化が生じる。他の好適な実
施例では、該ポリマーは二つのカルボキシル(カルボキシラート)基を、望まし
くは末端基を有し、該アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンは二官
能性である。この場合、エステル化を介して連鎖伸張(chain extension)が生
じる。
該アンモニウム塩またはスルホキソニウム塩を形成することができるカルボキ
シル(カルボキシラート)基を含む全てのポリマーは、本方法に有用である。カ
ルボキシル(カルボキシラート)を含有するとは、これらの基が該ポリマーに結
合していることを、意味する。一般に、アンモニウムイオンまたはスルホキソニ
ウムイオンのカルボキシラート塩は、該カルボン酸形態の該カルボキシル(カル
ボキシラート)基を、水酸化物または重炭酸塩などの該アンモニウムイオンまた
はスルホキソニウムイオンの塩基性塩と反応させることによって、形成すること
ができる。これは、該塩基
性アンモニウム塩またはスルホキソニウム塩を溶解し、該ポリマーおよび/また
はそのアンモニウム塩もしくはスルホキソニウム塩を膨潤もしくは溶解する溶媒
の中で、最も都合よく行われる。比較的高いカルボキシル(カルボキシラート)
濃度を持つポリマーには、水もしくは低級アルコールが通常好適である。ポリマ
ーの好適なタイプとしては、アクリル、スチレン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリイミド、およびポリオレフィンが含まれるが、これらに限定されるものでは
ない。特に好適なポリマーは、アクリルおよびスチレンポリマー、およびアクリ
ル−スチレン共重合体である。ここに用いるに好適なポリマーを含有するカルボ
キシル(カルボキシラート)の合成は、公知であり、これらの多くは、実施する
ことができる。
アクリルポリマーとは、その繰り返し単位の10モルパーセントもしくはそれ以
上がアクリル酸および/またはメタクリル酸およびそれら誘導体のであるポリマ
ーを、意味する。アクリル誘導体とは、ここで、これらに限定されないが、エス
テル、アミド、ハロゲン化アクリル、(カルボキシラートおよびニトリルを含有
するアンモニウムイオンおよびスルホキソニウムイオンを含む)カルボキシラー
ト塩などのカルボン酸の一般的な誘導体を、意味する。
スチレンポリマーとは、その繰り返し単位の10モルパーセントもしくはそれ以
上がスチレン、および/ま
たはアルファ−メチルスチレンおよびそれらの誘導体であるポリマーを、意味す
る。誘導体とは、メチル、ハロ(halo)、アミノおよびカルボキシル(カルボキ
シラート)などのフェニル環に結合する置換基を、意味する。ポリマーはアクリ
ルモノマーおよびスチレンモノマーの組合せを含んでいてもよい。
該エステル化プロセスは、約0℃から約200℃、好ましくは約15℃から約150℃
、最も好ましくは約25℃から約130℃の温度で、実行される。該温度が高くなれ
ばなるほど、該エステル化反応はより速く進行する。該ポリマーは該プロセス温
度で安定であるべきであり、該ポリマーがより高い温度で酸素の敏感である場合
は、窒素などの不活性雰囲気が用いられる。
ここに記載されたプロセスは、コーティング、特に、自動車塗装や器具の塗装
などの、金属に適用されるコーティングに、有用である。ポリマーを含有するカ
ルボキシラートは、このようなコーティングに用いられ、特に、該溶媒が水を主
成分とする場合に用いられる。これらポリマー中のカルボキシラート基は、該ポ
リマーを、水溶性にしやすくし、あるいは少なくとも水中における該ポリマーの
分散液もしくはエマルジョンを安定する助けをする。また、ポリマーを含有する
カルボキシラートは、他のポリマーのエマルジョンを安定化するための界面活性
剤として用いられる。しかしながら、該コーティングが実施されると、これ
らのカルボキシラート基は、該コーティングのより極性の低いポリマーの凝集を
阻止しやすくし、通常、該コーティングそれ自身をより水に敏感にする。したが
って、該コーティングが塗布され、ほとんど乾燥された後は、該カルボキシラー
ト基がより極性の低い基に変換される場合が望ましい。本プロセスでは、それを
、該カルボキシラート基を、より極性の低い、より吸湿性の低い、エステル基に
変換することにより、行うとともに、その後、大量の水が存在するので、該コー
ティングが塗布される前の該カルボキシラート基に影響を与えずに、行う。該エ
ステル化は、該コーティングがほとんど乾燥した後に比較的穏やかな条件下で行
うことができ、必要な温度は、主に存在するオニウムイオンと、必要とされる反
応速度とに依存する。
アンモニウムイオンもしくはスルホキソニウムイオンが用いられ、それが二官
能性もしくはより高い官能性である場合は、エステル化の後に、得られるコーテ
ィングは、架橋される。これは、しばしば必要である。というのは、架橋によっ
て、しばしば、硬度が増加し、溶媒耐性が向上するからである。
また、本発明は、その対イオンがエステル化するオニウムイオンであるポリマ
ーのカルボキシラート基からなる水性ベースのコーティング組成物を含む。該エ
ステル化方法において前述されたすべての好適な組成
物および好適な条件は、同様に本コーティング組成物に適用される。
実施例
以下の略語が本実施例で用いられる。
MAA =メタクリル酸
MMA =メチルメタクリラート
EA =エチルアクリラート
TEPAOH=水酸化トリエチルフェニルアンモニウム
TMPAOH=水酸化トリメチルフェニルアンモニウム
TMSOOH=水酸化トリメチルスルホキソニウム
TMPAOHは、過剰の酸化銀を臭化トリメチルフェニル
アンモニウムのメタノール溶液に添加することにより、調製した。TMPAOH(1.1
モル)の濃度は、水に希釈し、HC1 で滴定する(フェノールフタレイン 終点)
ことによって、決定した。
実施例1〜10で用いた共重合体は、66%のエチルアクリラート(EA)および33
%のメタクリル酸(MAA)とを含有する。この開始共重合体(水に懸濁、29.7%
)は>500,000の分子量を有する。該開始ポリマー(メタノールからCaF2上で成
形する)のFTIRは、1735cm-1(エチルエステル)、1705cm-1(カルボン酸)およ
び3100〜3500cm-1(水およびカルボン酸からのOH)における関連バンドを示す。
(実施例1)
小さなガラス瓶に、1mLの水、193mg のEA/MAA共重合体懸濁液(2.2×10-4当
量のカルボン酸)、および200mLの1.1M TMPAOHメタノール溶液(2.2×10-4当
量のTMPAOH)を入れた。カルボン酸サイト(sites)をTMPAOHで中和して、ポリ
マーを水性化した。
前記中和されたポリマー(水からCaF2上にフィルム成形した)のカルボキシラ
ートCO伸縮は、1705cm-1から1575cm-1にシフトした。3100から3500cm-1のIR吸収
は、該イオン重合体(polymer)内に残存している水によるものである。このIR
は、また、該TMPAカチオン内の芳香族のC-H基による3030cm-1における肩(shoul
der)を、含んでいる。
TMPAOHの中和ポリマーのフィルムを130℃で30分間熱処理することにより、該T
MPA−カルボキシラートをメチルエステルに完全に変換した。このことは、1575c
m-1のカルボキシラートのバンド(band)が消失したことと、1735cm-1のエステ
ル吸収が増加した(今はメチルエステルとエチルエステルとの結合)ことと、残
留水の消失とにより、立証された。前記エステル吸収が0.98吸収ユニットから1
.67吸収ユニットに増加し、TMPAOHの中和カルボキシラートがメチルエステル基
に完全に変換されたことに一致した。ジメチルアニリン副生成物が、3030cm-1に
おける肩が消失したこ
とにより立証されたように、該フィルムから拡散した。
(実施例2)
実施例1に記載したフィルムと同じフィルムを、FTIR装置の中で120℃まで加
熱した。前記装置が120に達する前に、該TMPA−カルボキシラートはメチルエス
テルに完全に変換した。
(実施例3)
実施例1に記載したフィルムと同じフィルムを、FTIR装置の中で100℃まで加
熱した。約12分内に、該TMPA−カルボキシラートはメチルエステルに完全に変換
した。このエステルの吸収は、0.74吸収単位から1.14吸収単位にまで増加し、
TMPAOHの中和カルボキシラートがメチルエステル基に完全に変換されたことに一
致した。
(実施例4)
実施例1に記載したフィルムと同じフィルムを、FTIR装置の中で80℃まで加熱
した。前記装置は約5分間室温から80℃まで加熱され、約12分以内に、約70%
のTMPA−カルボキシラートがメチルエステルに変換した。このエステルの吸収は
、0.5吸収単位から0.7収単位にまで増加し、反応したTMPAOHの中和カルボキシ
ラートがメチルエステル基に完全に変換されたことに一致した。
(実施例5)
実施例1に記載したTMPAOHの中和EA/MAA共重合体溶液を、溶媒が蒸発しない条
件下で、100℃(水を沸騰)まで約30分間加熱した。加熱した溶液のフィルムをC
aF2上で成形した。1575cm-1のカルボキシラートCO伸縮は、加熱しなかった溶液
に比べて、強度に変化はなかった。本実施例では、実施例1〜4で説明したカチ
オンエステル化がフィルムの乾燥より前に生じることが示された。したがって、
水性ポリマー溶液は、優れた貯蔵寿命を有するであろうし、そのエステル化は、
水がほとんど除去されるまでは生じないであろう。
(実施例6)
実施例1で説明したフィルムと同じフィルムを室温に約8日間放置した。FTIR
分析の結果、TMPA−カルボキシラートからメチルエステルへの変換は生じていな
いことが示された。
(実施例7)
実施例1に記載したフィルムと同じフィルムを、室温で約4日真空下に置いた
。この期間中に、〜40%のTMPA−カルボキシラートがメチルエステルに変換した
。このエステルの吸収は、0.23吸収単位から0.27吸収単位にまで増加し、反応し
たTMPAOHの中和カルボキシラートがメチルエステル基に完全に変換されたことに
一致した。
(実施例8)
小さなガラス瓶に、1mLの水、199mg のEA/MAA共重合体懸濁液(2.3×10-4当
量のカルボン酸)、および450mL の10% TEPAOH水溶液(2.3×10-4当量のTEPAOH
、Pfaltz & Bauer社から購入)を入れた。カルボン酸サイト(sites)をTEPAOH
で中和して、ポリマーを水性化した。
TMPAOHを添加した場合と同様に、前記中和されたポリマー(水からCaF2上にフ
ィルム成形した)のカルボキシラートCO伸縮は、1705cm-1から1575cm-1にシフト
した。3100から3500cm-1のIR吸収は、該イオン重合体(polymer)内に残存して
いる水によるものである。
このIRは、また、該TEPAカチオン内の芳香族のC-H基による3030cm-1における肩
(shoulder)を、含んでいる。
TEPAOHの中和ポリマーのフィルムを95℃で30分間熱処理することにより、該TE
PA−カルボキシラートをエチルエステルに完全に変換した。このことは、1575cm-1
のカルボキシラートのバンド(band)が94%消失したことと、1735cm-1のエス
テル吸収が増加した(今はメチルエステルとエチルエステルとの結合)ことと、
残留水の消失とにより、立証された。前記エステル吸収が0.98吸収ユニットから
1.38吸収ユニットに増加し、TEPAOHの中和カルボキシラートがエチルエステル基
に完全に変換されたことに一致した。ジエチルアニリン副生成物が、3030cm-1に
おける肩が消失したことにより立証されたように、該フィルムから拡散した。
(実施例9)
TMPAOHをTMPAOH中にCO2を通すことによって重炭酸トリメチルフェニルアンモ
ニウムに変換できた。重炭酸塩溶液が該水酸化物より安定であると、思われる。
さらに、通常の貯蔵条件では、TMPAOHは該重炭酸塩に変換され得る。
小さなガラス瓶に、1mLの1.1MのTMPAOHと、1滴
の希釈フェノールフタレイン(メタノールに)を入れた。該溶液が無色になるこ
とは、TMPAOHが重炭酸トリメチルフェニルアンモニウムに変換されたことを示す
ものであり、該溶液が無色になるまで、砕いたドライアイスを加えた。
小さなガラス瓶に、1mLの水、199mgのEA/MAA共重合体懸濁液(2.2×10-4当量
のカルボン酸)、および0.200mLの1.1M重炭酸トリメチルフェニルアンモニウム
のメタノール溶液(2.2×10-4当量の重炭酸トリメチルフェニルアンモニウム)
を入れた。カルボン酸サイト(sites)を重炭酸トリメチルフェニルアンモニウ
ムで中和して、大量のガスを生成(CO2放出)し、該ポリマーを水性化した。
重炭酸トリメチルフェニルアンモニウムの中和されたポリマーのフィルムを96
℃で30分間熱処理することにより、TMPA−カルボキシラートをメチルエステルに
完全に変換した。このことは、1575cm-1のカルボキシラートのバンド(band)が
消失したことと、1735cm-1のエステル吸収が増加した(今はメチルエステルとエ
チルエステルとの結合)ことと、残留水の消失とにより、立証された。前記エス
テル吸収が1.33吸収ユニットから2.0吸収ユニットに増加し、重炭酸トリメチル
フェニルアンモニウムの中和カルボキシラートがメチルエステルに完全に変換さ
れたことに一致した。ジメチルアニリン副生成物が、3030cm-1における肩が消失
したことにより立証されたように、該フィルムから拡散した。
(実施例10)
TMSOOHは、過剰の酸化銀を臭化トリメチルフェニルアンモニウム(Aldrich製
)の水溶液に添加することにより、調製した。TMSOOH(0.15モル)の濃度は、水
に希釈し、HClで滴定する(フェノールフタレイン点)ことによって、決定した
。
小さなガラス瓶に、680mg のEA/MAA共重合体懸濁液(7.9×10-4当量のカルボ
ン酸)、および5mLのTMSOOHの水溶液(7.5×10-4当量のTMSOOH)を入れた。カル
ボン酸サイト(sites)をTMSOOHで中和して、該ポリマーを水性化した。
TMPAOHの中和ポリマーを用いた場合と同様に、該TMSOOHの中和されたポリマー
(水からCaF2上にフィルム成形した)のカルボキシラートCO伸縮は、1705cm-1か
ら1575cm-1にシフトした。
TMSOOHの中和ポリマーのフィルムを95℃で30分間熱処理することにより、該T
MSO−カルボキシラートをメチルエステルに変換した。このことは、1575cm-1の
カルボキシラートのバンド(band)が消失したことと、1735cm-1のエステル吸収
が増加したことにより、立証された。
(実施例11)
塩化(メトキシメチル)トリエチルアンモニウムは、40gのトリエチルアミン
を、25gのクロロメチルメチルエーテルの130mLジクロロメタン溶液に添加するこ
とにより、調製した。得られた塩(真空下で乾燥)の7.8g分量を、40mLの水中で
、5.6gの酸化銀と反応させ、溶液を濾過して、0.92 M の水酸化(メトキシメチ
ル)トリエチルアンモニウムを生成した。実施例1〜10の共重合体(193 mgの固
形分30%の混合物)を1mLの水で希釈し、238mLの該水酸化物溶液により中和した
。CaF2のウィンドー上でフィルムを成形した。IRでは、約1575cm-1のカルボキシ
ラートのバンドが示されたのに対し、1735cm-1のエステルのバンドがでていない
ことが示された。95℃で30分間熱処理した後、該カルボキシラートのバンドは明
らかに消失し、該エステルのバンドが相対的により吸収された。同じサンプルを
80℃で20分間保持した同じサンプルでは、90%以上に達した。
(実施例12)
水酸化ベンジルトリアルキルアンモニウム(アルキル=メチル、エチル、n−
プロピル、およびn−ブチル)を、対応するハロゲン化物から、酸化銀を用い
て、生成し、中和するために、実施例1で説明した、66%エチルアクリラート/
34%メタクリル酸ポリマーを用いた。約1575cm-1の該カルボキシラート塩の消失
速度を推定するために、CaF2上のフィルムを120℃に加熱し、周期的に冷却し、F
TIRにより分析した。該反応は、カルボキシラートにおける一次反応に近づき、
消失時間は、アルキル=メチルでは約130であり、アルキル=エチルでは10分で
あり、アルキル=n−プロピルでは5分であり、アルキル=n−ブチルでは3分
未満であった。
(実施例13)
テトラアルキルアンモニウム(アルキル=メチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチル、およびn−ペンチル)イオンを、実施例12でのように、テストした。
該フィルムを160℃で20分間乾燥させた場合、約1575cm-1の最初のIR吸収は、R
=メチルでは変化せず、R=エチルでは30%減少し、その他のすべてのR基では
完全になかった。120℃で20分間乾燥した場合では、該ピークは、R=エチルで
は50%減少し、R=n−プロピルでは>90%であり、R=ブチルでは完全になか
った(R=メチルおよびn−ペンチルについては、120℃でのテストは行わなか
った)。
(実施例14)
1,4−ビス(ブロモメチル)ベンゼン(11.878 g)を14.327 gのトリ−n−
プロピルアミンと反応させると同時に、74 gのアセトニトリルに溶解し、反応は
、約1時間、環流下で行った。粗生成物を濾過し、アセトンから再結晶化した。
再結晶させた二臭化塩を酸化銀エタノール溶液によってビス−水酸化物に変換し
、0.164 mM OH-/グラムの溶液を得た。
市販のラテックスと、ICI Neocryl A-640(アクリル−スチレン樹脂を含有す
るカルボキシルであると思われる)の6.004 gとを、凝集剤と可塑剤(13.45 gの
1−ブトキシ−2−プロパノール、1.5529 gのジブチルフタラート(dibutyl ph
thalate)、および0.0253 gのトリエチルアミンからなる溶液から取った0.9547
g)とからなる溶液を用い、前記得られた溶液の1グラムを前述のビス−水酸化
物溶液(4.75 g要した)で滴定することによって、混合して、ペイントを調製し
た。ドクターナイフにより塗布した、0.15 mm厚さのウェットフィルムから得た
コーティングを、プラスチックパネル上に配置し、45分間空気乾燥し、さらに12
0℃で20分間乾燥した。該遊離フィルムから調製したデスクをジクロロメタン中
に置いたところ、直径1.48+/-0.05のファクターで膨潤するのが、観察された。
比較とした、該ビス−水酸化物を用いずに調
製した比較コーティングでは、デスクはジクロロメタンに溶解した。さらに、加
熱すると(40分以上)、ジクロロメタン中での膨潤は、1.45+/-0.01に減少した
。
(実施例15)
実施例14のペイントと同じようなペイントを、対応する1,3−ビス(ブロモ
メチル)ベンゼン、すなわち該メタ異性体(meta isomer)から調製した。該対
応するペイントを、同様に架橋した。このペイントでは、塩化メチレン中で1.51
+/-0.03倍の膨潤が示された。
(実施例16)
ジイソプロピルエチルアミンを1,4−ビス−(ブロモメチル)ベンゼンと反
応させて、そのビス−第四級塩を形成した。該再結晶生成物をそのビス−水酸化
物形に変換し、実施例14でのように、中和化するためにNeocryl A640を用いた。
フィルムを120℃で20分間焼成した。このフィルムでは、ジクロロメタン中の膨
潤直径ファクターは1.85を示し、さらに120℃で20分間加熱したところ、1.81+/-
0.02に減少した。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年7月29日
【補正内容】
請求の範囲
1.その対イオンがエステル化するアンモニウムイオンもしくはスルホキソニウ
ムイオンであるカルボキシラートイオンを含有するポリマーを約0℃から約200
℃の温度に維持するとともに、水および強い水素結合性のその他の溶媒がほとん
どない状態に維持し、前記アンモニウムイオンもしくはスルホキソニウムイオン
が水の存在下で十分に安定であり、さらに、前記アンモニウムイオンまたはスル
ホキソニウムイオンが陽電荷を帯びる原子に結合された水素原子を持たず、前記
アンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンの陽電荷を帯びる原子に結合
する少なくとも一つの基がアルキル基もしくは置換アルキル基であることを特徴
とするボリマー中にアルキルエステルを形成する方法。
2.前記対イオンが、式R1R2R3R4Nのアンモニウムイオンと、式R5R6R7SO+からな
り、ここで、R1,R2およびR3はそれぞれ1から6個の炭素原子を有するアルキル
であり、R4は1から6個の炭素原子を有するフェニルまたはアルキルであり、R5
,R6およびR7はそれぞれ1から6個の炭素原子を有するアルキルである群から選
択されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
3.前記対イオンが、テトラメチルアンモニウム、フェニルトリメチルアンモニ
ウムおよびトリメチルスルホキソニウムからなる群から選択されることを特徴と
する請求の範囲第1項に記載の方法。
4.前記対イオンが二官能性もしくはより高い官能性であることを特徴とする請
求の範囲第1項に記載の方法。
5.前記対イオンが二官能性であることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の
方法。
6.前記ポリマーが二つのカルボキシラートイオンを含むことを特徴とする請求
の範囲第5項に記載の方法。
7.前記対イオンが一官能性であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
方法。
8.前記温度が15℃から150℃であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載
の方法。
9.前記温度が25℃から130℃であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載
の方法。
10.前記カルボキシラートが、pKaが2またはそれ以上の共役酸を有することを
特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
11.前記ポリマーが、アクリルポリマーまたはスチレンポリマーまたはアクリル
ースチレン共重合体であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
12.フィルムまたはコーティングで実行されることを特徴とする請求の範囲第1
項に記載の方法。
13.自動車用コーティングで実行されることを特徴とする請求の範囲第1項に記
載の方法。
14.カルボキシ基を含有し、その対イオンがエステル化するアンモニウムイオン
もしくはスルホキソニウムイオンおよび水であり、前記アンモニウムイオンまた
はスルホキソニウムイオンが水の存在下で十分に安定であることを特徴とする水
性ベースのコーティング組成物。
15.前記ポリマーが、アクリルポリマーまたはスチレンポリマー、もしくはアク
リルースチレン共重合体であることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の組成
物。
16.前記カルボキシラート基が前記水をほとんど除去することによりエステル化
され、該ポリマーを0℃から200℃の温度に維持されたものであることを特徴と
する請求の範囲第14項に記載の組成物。
17.前記対イオンが、式R1R2R3R4Nのアンモニウムイオンと、式R5R6R7SO+から
なり、ここで、R1,R2およびR3はそれぞれ1から6個の炭素原子を有するアルキ
ルであり、R4は1から6個の炭素原子を有するフェニルまたはアルキルであり、
R5,R6およびR7はそれぞれ1から6個の炭素原子を有するアルキルである群から
選択されたものであることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の組成物。
18.前記対イオンが、テトラメチルアンモニウム、フェニルトリメチルアンモニ
ウムおよびトリメチルスルホキソニウムからなる群から選択されたものであるこ
とを特徴とする請求の範囲第14項に記載の組成物。
19.前記対イオンが二官能性もしくはより高い官能性であることを特徴とする請
求の範囲第14項に記載の組成物。
20.前記対イオンが二官能性であることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の
組成物。
21.前記ポリマーが二つのカルボキシラートイオンを含むことを特徴とする請求
の範囲第20項に記載の組成物。
22.前記対イオンが一官能性であることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の
組成物。
23.前記エステル化するアンモニウムイオンが(YCH2)4N+であるか、前記エス
テル化するスルホキソニウムイオンが(YCH2)3SO+であり、ここで、各Yは、そ
れぞれ、水素、2から10個の炭素原子を有するアルキル、6〜12個の炭素原子
を有するアリル、7から20個の炭素原子を有するアラルキル(aralkyl)、7か
ら30個の炭素原子を有するアルカリル(alkaryl)、7から30個の炭素原子を有
し1から5個のエステル化するアンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオ
ンで置換されたアルカリル(alkaryl)、3から30個の炭素原子を有し1から5
個のエステル化するアンモニウムイオンまたはスルホキソニウムイオンで置換さ
れたアルキル、からなる基から選択されたものであり、ただ一つのYが水素であ
ることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の組成物。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,JP,K
R
(72)発明者 ウエスト,マイケル,ウェンデル,ジョン
ソン
アメリカ合衆国 19803 デラウエア州
ウィルミントン デボンシャ ロード
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