JPH08503924A - 造影および治療用途の放射性標識ソマトスタチン誘導ペプチド - Google Patents

造影および治療用途の放射性標識ソマトスタチン誘導ペプチド

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JPH08503924A JP6502568A JP50256894A JPH08503924A JP H08503924 A JPH08503924 A JP H08503924A JP 6502568 A JP6502568 A JP 6502568A JP 50256894 A JP50256894 A JP 50256894A JP H08503924 A JPH08503924 A JP H08503924A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、治療試薬および治療ペプチド、放射線診断試薬および放射線診断ペプチド、ならびに標識された放射線診断剤を製造するための方法に関する。詳細には、本発明は、ソマトスタチンのペプチド誘導体およびアナログ、およびテクネチウム-99m(Tc-99m)で標識されたかかるペプチドの具体例、ならびに哺乳動物体内部位を造影するためのかかるペプチドを製造し、放射線標識し、かつ使用するための方法およびキットに関する。また、本発明は、レニウム-186(186Re)およびレニウム-188(188Re)で標識されたソマトスタチンのペプチド誘導体およびアナログ、ならびにかかるペプチドを製造し、放射線標識し、および哺乳動物体内で治療的に使用するための方法およびキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 造影および治療用途の放射性標識ソマトスタチン誘導ペプチド 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、治療用試薬および治療用ペプチド、放射線診断試薬および放射線診 断ペプチド、ならびに標識された放射線診断剤および放射線治療剤を製造するた めの方法に関する。詳細には、本発明は、ソマトスタチンのペプチド誘導体およ びアナログ、およびテクネチウム-99m(Tc-99m)で標識されたかかるペ プチドの具体例、ならびに哺乳動物体内部位を造影するためのかかるペプチドを 製造し、放射線標識し、かつ使用する方法およびキットに関する。また、本発明 は、レニウム-186(186Re)およびレニウム-188(188Re)で標識され たソマトスタチンのペプチド誘導体およびアナログ、ならびにかかるペプチドを 製造し、放射線標識し、哺乳動物体内で治療的に使用する方法およびキットに関 する。 2.先行技術の記載 ソマトスタチンは、ヒトおよび他の哺乳動物の視床下部および膵臓で内生的に 産生されるテトラデカペプチドである。該ペプチドは、式: [アミノ酸の一字略号は、ジー・ツベイ(G.Zubay)、バイオケミストリーB iochemistry )(第2版)、1988年、(マクミラン・パブリッシング:ニュ ー・ヨーク(MacMillan Publishing:NewYork)、33頁に見い出すことができ る]を有する。このペプチドは、イン・ビボ(in vivo)において広範な種々の 生物学的作用を示す。それは、中枢神経系、視床下部、膵臓および胃腸管に生理 学的に作用することが知られている。 ソマトスタチンは、膵臓からのインスリンおよびグルカゴンの放出を阻害し、 視床下部からの成長ホルモンの放出を阻害し、かつ胃液の分泌を減じる。従って 、 ソマトスタチンは他の動物への臨床的および治療的適用を有する。天然のソマト スタチンは、ペプチダーゼにより急速に分解されてイン・ビボでの半減期が短い ため、有用性が限定されている。このような理由のため、改善されたイン・ビボ 安定性を有するソマトスタチンアナログが先行技術で開発されてきた。 フライディンガー(Freidinger)、米国特許第4,235,886号は、ヒ トにおける数多くの疾病の治療に有用な環状ヘキサペプチドソマトスタチンアナ ログを開示している。 フライディンガー(Freidinger)、米国特許第4,611,054号は、ヒ トにおける数多くの疾病の治療に有用な環状ヘキサペプチドソマトスタチンアナ ログを開示している。 ナット(Nutt)、米国特許第4,612,366号は、ヒトにおける数多く の疾病の治療に有用な環状ヘキサペプチドソマトスタチンアナログを開示してい る。 コイ(Coy)ら、米国特許第4,853,371号は、合成オクタペプチドソ マトスタチンアナログを開示している。 コイ(Coy)およびマーフィー(Murphy)、米国特許第4,871,717 号は、合成ヘプタペプチドソマトスタチンアナログを開示している。 コイ(Coy)およびマーフィー(Murphy)、米国特許第4,485,101 号は、合成ドデカペプチドソマトスタチンアナログを開示している。 コイ(Coy)ら、米国特許第4,904,642号は、合成オクタペプチドソ マトスタチンアナログを開示している。 ブラディー(Brady)、欧州特許出願第83111747.8号は、数多くの ヒト疾病の治療に有用な二環式ヘキサペプチドソマトスタチンアナログを開示し ている。 バウアー(Bauer)ら、欧州特許出願第85810617.2号は、数多くの ヒト疾病の治療に有用なソマトスタチン誘導体を開示している。 エック(Eck)およびモロー(Moreau)、欧州特許出願第90302760 .5号は、治療用オクタペプチドソマトスタチンアナログを開示している。 コックス(Cox)、国際特許出願PCT/US92/04559号は、2つのシ ステイン残基を含有する放射線標識ソマトスタチン誘導体を開示している。 中枢神経系、視床下部、膵臓および胃腸管を構成する細胞の細胞表面に発現し ている特異的受容体に結合することによりソマトスタチンはその作用を示す。こ れらの高親和性のソマトスタチン結合部位は、これらの組織より発生するほとん どの内分泌腺に活性な腫瘍の細胞表面に豊富に発現されているのが見い出されて いる。ソマトスタチンについての高親和性結合部位の発現は、これらの腫瘍細胞 のマーカーであり、ソマトスタチンとの特異的な結合は、イン・ビボの腫瘍細胞 を位置付け同定するのを開拓しうる。 チロシンアミノ酸(TyrまたはY)を含有するよう修飾されたソマトスタチン アナログを放射線標識する方法は、先行技術で公知である。 アルバート(Albert)ら、英国特許出願第8927255.3号は、123Iで 標識されたオクトレオタイド(octreotide)のごときソマトスタチン誘導体を用 いた放射線造影を開示している。 バッカー(Bakker)ら、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディシン(J.N ucl.Med.)、第31巻:1501-1509号(1990年)は、ソマトスタチ ンアナログの放射性ヨウ素化およびイン・ビボで腫瘍を検出するその有用性を開 示している。 バッカー(Bakker)ら、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディシン(J.N ucl.Med.)、第32巻:1184-1189(1991年)は、放射線標識ソマ トスタチンのイン・ビボでの放射線造影への有用性を教示している。 また、放射線核種キレート用基を含有するようペプチドを共有的に修飾するこ とによりソマトスタチンを放射線標識する方法が先行技術に開示されている。 アルバート(Albert)ら、英国特許出願第8927255.3号は、アミノ 末端に結合したキレート用基を介して111Inで標識されたオクトレオタイドの ごときソマトスタチン誘導体を用いた放射線造影を開示している。 アルバート(Albert)ら、欧州特許出願WO 91/01144号は、成長因 子、ホルモン、インターフェロンおよびサイトカインに関連し、放射線標識キレ ート用基に共有結合した特異的認識ペプチドよりなる放射線標識ペプチドを用い た放 射線造影を開示している。 アルバート(Albert)ら、欧州特許出願第92810381.1号は、アミ ノ末端で結合したキレーターを有するソマトスタチンペプチドを開示している。 ボドゲン(Bodgen)およびモロー(Moreau)、国際特許出願番号PCT/U S92/01027号は、増殖性皮膚疾病を治療するための組成物および方法を 開示している。 ファグリア(Faglia)ら、1991年、ジャーナル・オブ・クリニカル・エ ンドクライノロジー・アンド・メタボリズム(J.Clin.Endocrinol.Metab.) 、第73巻:850-856頁は、患者におけるソマトスタチン受容体の検出を 記載している。 ウェッケブーム(Kwekkeboom)ら、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディ シン(J.Nucl.Med.)第32巻:981頁(1991年)アブストラクト#3 05は、111Inでソマトスタチンアナログを放射線標識することに関する。 アルバート(Albert)ら、第12回アメリカン・ペプチド・シンポジウム( 12th American Peptide Symposium):1991年、アブストラクトLM1 0は、111In標識されたジエチレン-トリアミノペンタ酢酸誘導のソマトスタチ ンアナログの使用を記載している。 レニンニグ(Krenning)ら、1992年、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・ メディシン(J.Nucl.Med.)第33巻:652-658頁は、[111In][ DTPA]オクタレオタイドを用いた臨床シンチグラフィーを記載している。 これらの方法は、腫瘍細胞上のソマトスタチンに対する高親和性結合部位の発 現に基づく放射線造影によって、イン・ビボの腫瘍細胞の検出を可能とするのに 容易に適用できる。高エネルギーガンマ放射線を放出する放射線核種は、ヒトま たは動物に注射した後のシンチグラフィーによって容易に検出できる。放射線造 影に有用であることが知られている種々の放射線核種としては、67Ga、68Ga 、99mTc(Tc-99m)、111In、123Iまたは125Iを包含する。放射性標 識ペプチドを用いた造影法の感度は、当該分野で公知の他の技術よりはるかに高 い。それは、放射性ペプチドの該特異的結合が、目的の細胞、例えば腫瘍細胞に わたっ て放射性シグナルを濃縮するからである。これは、通常小さく、成長が遅く通常 の方法によって検出が困難な内分泌性胃腸腫瘍に特に重要である。テクネチウム -99m(Tc-99m)で標識することは、このアイソトープの核特性および放 射性特性がそれを理想的なシンチグラフィー造影剤とするため有利である。Tc -99mは、140keVの単一光子エネルギーおよび約6時間の放射性半減期 を有し、99Mo-99mTc発生機より容易に入手可能である。他の放射線核種は、 さらに長い(例えば、60-70時間の半減期を有する111In)または毒性(例 えば、125I)の有効半減期を有する。Tc-99mは理想的な放射線標識試薬で あるにもかかわらず、本発明の先行技術では広範には使用されていない[例えば 、ランバーツ(Lamberts)、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディシン(J.N ucl.Med.)、第32巻:1189-1191頁(1991年)参照]。 また、ソマトスタチンおよび放射線標識ソマトスタチンアナログは、治療的に も用いらるうる。これらの適用には、レニウム・アイソトープ186Reおよび188 Reが特に有利である。 テイラー(Taylor)ら、米国特許第5,073,541号は小細胞肺ガンを 治療する方法を開示している。 コイ(Coy)およびマーフィー(Murphy)、国際特許出願番号PCT/US9 0/07074号は、治療用途のソマトスタチンアナログを開示している。 スカリー(Schally)ら、欧州特許出願番号EPA911048445.2号 は、治療用途の環状ペプチドを開示している。 ボーマンジ(Bomanji)ら、1992年、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メデ ィシン(J.Nucl.Med.)第33巻:1121-1124頁は、転移性ガン腫瘍 を造影するためのヨウ素化(Tyr-3)オクタレオタイドの使用を記載している 。 放射線標識蛋白にキレート剤を使用することは、先行技術で公知であって、ペ プチドをTc-99mで標識する方法は、(出典明示して本明細書の一部とみな す)同時係属出願米国特許出願07/653,012号、07/757,470号 、07/807,062号、07/851,074、07/871,282号、0 7/886,752号、07/893,981号、07/955,466号、07/ 977,628 号、08/019,864号、08/044,825号および08/ 号、 ならびにPCT国際出願 PCT/US92/00757号、PCT/US92/1 0716号、PCT/US93/02320号、PCT/US93/03687号、 PCT/US93/04794号、およびPCT/US93/ 号に開示さ れている。 フリッツバーグ(Fritzberg)、米国特許第4,444,690号は、2,3-ビ ス(メルカプトアセトアミド)プロパンノエートに基づく一連のテクネチウム- キレート用剤を記載している。 ガンソー(Gansow)ら、米国特許第4,472,509号は、Tc-99mキレ ート-結合モノクローナル抗体の商品化法および精製法を教示している。 レノ(Reno)およびボッチーノ(Bottino)、欧州特許出願第873004 26.1号は、抗体をTc-99mで標識することを開示している。 パク(Pak)ら、欧州特許出願WO 88/07382号は、抗体をTc-99 mで標識するための方法を開示している。 ローデス(Rhodes)、セミナーズ・イン・ヌクレアー・メディシン(Sem.N ucl.Med.)、第4巻:281-293頁(1974年)は、テクネチウム-99 mでのヒト血清アルブミンの標識を教示している。 ホー(Khaw)ら、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディシン(J.Nucl. Med.)、第23巻:1011-1019頁(1982年)は、生物学的に活性な 巨大分子をTc-99mで標識する方法を開示している。 ビルネ(Byrne)およびトールマン(Tolman)の上記刊行物は、Tc-99m を生物分子にカップリングさせる二官能性チオラクトンキレート剤を開示してい る。 コックス(Cox)ら、1991年、第7回インターナショナル・シンポジウム ・オン・ラジオファーマコロジー(7th International Symposium on Radio pharmacology)、アブストラクト、16頁は、シンチグラフィーによるイン・ビ ボでの内分泌性腫瘍の放射線位置付けに、Tc-99m、131I-および111In- 標識ソマトスタチンアナログを使用することを開示している。 ソマトスタチン受容体に結合し、ジスルフィド、またはジスルフィドがスルフ ヒドリル型に還元されたジスルフィドを形成する少なくとも2つのシステイン残 基を含有するソマトスタチン、ソマトスタチン誘導体、ソマトスタチンアナログ またはペプチドを直接標識する方法は、(出典明示して本明細書の一部とみなす )同時係属米国特許出願07/807,062号、1993年7月6日出願の現 在の米国特許第5,225,180号に開示されている。 治療的に用いられ、イン・ビボの腫瘍の造影に用いるための、Tc-99mで 放射線標識した場合にはシンチグラフィー剤として向上したイン・ビボの安定性 を有する(ルーチン的に産業実施が可能で、通常に受け入れられるような)合成 ソマトスタチンアナログの要望が未だある。本発明により提供される小合成ソマ トスタチンアナログは、特にこの要望を満たす。 発明の概要 本発明は、治療およびシンチグラフィー造影適用のためのペプチド試薬である ソマトスタチンアナログを提供する。詳細には、本発明はテクネチウム-99m (Tc-99m)標識されたシンチグラフィー造影剤を製造するためのペプチド 試薬を提供する。本発明の該シンチグラフィー造影剤は、Tc-99m結合部位 に共有結合し、かつTc-99mで標識されたソマトスタチンアナログであるペ プチドよりなる。加えて、本発明は、治療的に有用なソマトスタチンアナログを 提供し、かかるアナログは186Reおよび188Reで放射線標識されている。 本発明により提供されるソマトスタチンアナログは、以下の式: [式中、R1およびR2は、独立して、H、低級アルキルまたは置換アルキル、ア リールまたは置換アリール;R3およびR4は、各々独立して、H、低級アルキル または置換アルキル、アリールまたは置換アリール、あるいは、R3またはR4の いずれか一方はN(R102で、ここに、各R10は、独立して、H、低級アルキ ルまたは10個以下のアミノ酸のペプチド配列であって、mは0ないし3の整数 ;X1およびX2は、各々独立して、D-またはL-アミノ酸であって、nおよびq は、 独立して、0もしくは1のいずれか;A1はD-もしくはL-PheまたはD-もしく はL-Tyrまたは2-ナフチルアラニン(Nal)あるいはそれらの置換誘導体;A2 はD-もしくはL-Trpまたはそれらの置換誘導体;A3はD-もしくはL-Lysま たはホモリジン(Hly))4-アミノ-シクロヘキシルアラニン(Achxa)、4-ア ミノメチルフェニルアラニン(Amf)、S-(2-アミノエチル)システイン(A ec)、S-(3-アミノプロピル)システイン(Apc)、O-(2-アミノエチル) セリン(Aes)、O-(3-アミノプロピル)セリン(Asp)あるいはそれらの置 換誘導体;A4はThr、Ser、Val、Phe、Leu、Ileまたは2-アミノーイソ酪酸( Aib)、2-アミノ酪酸(Abu)、ノルバリン(Nva)またはノルロイシン(Nl e)、最も好ましくはThrまたはVal;X3はH、-COOR9、-CH2OH、CH2 COOR9、または-CON(R92、ここに、各R9は、独立して、H、低級の 線状もしくは環状アルキルまたはそれらの置換誘導体、あるいは10個以下の残 基のアミノ酸配列を有するペプチド;R5およびR5は、各々独立して、Hもしく は低級アルキルであって、pは0、1または2のいずれかであって;R7および R8は、独立して、H、低級アルキルまたは置換低級アルキル、あるいはR7およ びR8のいずれか一方は-COOHまたはその誘導体である]を有するソマトスタ チン受容体結合ペプチドである。好ましい具体例において、A1はPheまたはTy r、A2はTrp、あるいは最も好ましくはD-Trp、A3はLysであってA4はThr またはValである。 本発明の第一の態様において、天然ソマトスタチンに比して向上したイン・ビ ボ安定性を有し、ヒトまたは他の動物における疾病または他の病気の緩和に治療 的に有用な本明細書記載のソマトスタチンアナログであるペプチド試薬が提供さ れる。 また、本発明は、医薬的上許容される担体中の本発明のソマトスタチン受容体 結合ペプチドよりなる医薬組成物も提供する。 また、本発明は、治療的に有効量の本発明のソマトスタチンを動物に投与する ことよりなる、動物、好ましくはヒトにおけるソマトスタチン関連疾病を緩和す る方法も提供する。好ましい具体例において、投与する該ソマトスタチンアナロ グの量は、約0.1ないし約50mg/kg体重/日である。 本発明のもう一つの態様は、シンチグラフィー造影剤を製造するための試薬を 提供し、各試薬は、ソマトスタチンアナログであってTc-99m結合部位に共 有結合されたペプチドよりなる。 共有結合されたTc-99m結合部位へのTc-99m連結の条件下にて、そこ に含まれるチオエーテル結合が安定であることは、本発明により提供されるソマ トスタチンアナログの有利な点である。対照的に、天然ソマトスタチンに共有結 合されたTc-99m結合部位への、またはジスルフィド結合を有するソマトス タチンアナログへのTc-99mの連結は、生物学的活性の喪失を伴う該ジスル フィドの減少となりうる。また、かかる生物活性の喪失は、天然ソマトスタチン を用いたイン・ビボでも、ジスルフィド結合を有するいずれのソマトスタチンア ナログにも起こり得る。本発明の各ソマトスタチンアナログ中のチオエーテル架 橋は安定な共有結合であるため、本発明はイン・ビボにおける生物活性の同様な 失活を主題としない。 アミノ末端とシステイン保護用基との間の共有結合がエキソペプチダーゼによ る分解から該ペプチドを保護するように作用することは、本発明により提供され るソマトスタチンアナログのもう一つの利点である。 本発明のシンチグラフィー造影剤を製造するための本発明により提供される試 薬の第一の態様は、各試薬が式: C(pgp)s-(aa)-(pgp)s [式中、(pgp)sはHまたはチオール保護用基であって、(aa)はアミノ 酸である] を有するTc-99m結合部位に共有結合されたソマトスタチンアナログである ペプチドよりなる試薬である。好ましい具体例において、該アミノ酸はグリシン である。 第二の態様において、本発明は、各ペプチド試薬が、式: II. A-CZ(B)-[C(R'R'')]n-X [式中、AはH、HOOC、H2NOC、(peptide)-NHOC、(peptide)- OOC またはR'''';BはH、SHまたは-NHR'''、-N(R''')-)またはR'''' ;XはSHまたは-NHR'''、-N(R''')-(peptide)またはR'''';R'、 R''、R'''およびR''''は、独立して、Hまたは直線状もしくは分岐状鎖また は環状の低級アルキル;nは0、1または2であって;(1)Bが-NHR'''ま たは-N(R''')-(peptide)である場合、XはSHであってnは1または2; (2)Xが-NHR'''または-N(R''')-(peptide)である場合、BはSHで あってnは1または2;(3)BがHまたはR''''である場合、AはHOOC、 H2NOC、(peptid)-NHOC、(peptide)-OOC、XはSHであってnは 0または1;(4)AがHまたはR''''である場合、BがSHであると、Xは- NHR'''または-N(R''')-(pepide)であって、XがSHであると、Bは- NHR'''または-N(R''')-(peptide);(5)XがHまたはR''''である 場合、AはHOOC、H2NOC、(peptide)-NHOC、(peptide)-OOC であってBはSH;(6)Zがメチルである場合、Xはメチル、AはHOOC、 H2NOC、(peptide)-NHOC、(peptide)-OOCであってBはSHであ ってnは0であって;(7)ZがSHであってXがSHである場合、nは0では ない;ここに、該チオール基は還元型を意味する] のTc-99m結合部位に共有結合されたソマトスタチンアナログよりなる、哺 乳動物体内部位を造影するためにTc-99m標識されうるペプチド試薬を提供 する。 もう一つの具体例において、本発明は、各ペプチド試薬が、式: [本発明の目的には、この構造を有する放射線標識結合部位は、ピコリン酸(P ic)に基づく部位という] または [式中、XはHまたは保護用基;(amino acid)はいずれかのアミノ酸であって 、該放射線標識結合部位は該ペプチドに共有結合されている] のTc-99m結合部位に共有結合されたソマトスタチンアナログよりなる、哺 乳動物体内部位を造影するためにTc-99mで標識されうるペプチド試薬を提 供する。本発明の目的には、この構造を有する放射線標識結合部位はピコリルア ミン(Pica)-に基づく部位という。好ましい具体例において、該アミノ酸はグ リシンであってXはアセトアミドメチル保護用基である。 さらにもう一つの本発明の具体例は、各ペプチド試薬がビスアミノビスチオー ルTc-99m結合部位であるTc-99m結合部位に共有結合されたソマトスタ チンアナログよりなる、哺乳動物体内部位を造影するためにTc-99mで標識 されうるペプチド試薬を提供する。本発明の本具体例おける該ビスアミノビスチ オールTc-99m結合部位は、式: [式中、各Rは、独立して、H、CH3またはC25であり得;各(pgp)sは 、独立して、チオール保護用基またはHであり得;m、nおよびpは、独立して 、2または3;Aは線状または環状の低級アルキル、アリール、複素環、それら の組合せまたは置換誘導体であって;Xはペプチド];または [式中、各Rは、独立して、H、CH3またはC25;m、nおよびpは、独立 して、2または3;Aは線状または環状の低級アルキル、アリール、複素環、そ れらの組合せまたは置換誘導体;VはHまたはCO-ペプチド;R'はHまたはペ プチド;但し、VがHである場合、R'はペプチドであって、R'がHである場合 、 Vはペプチドを意味する]を有する。本発明の目的には、これらの構造を有する 放射線標識結合部位は、「BAT」部位という。 また、本発明は、本発明のペプチド試薬とTc-99mとの錯体であるシンチ グラフィー造影剤、ならびに本発明の該ペプチド試薬をTc-99mで放射線標 識する方法も提供する。本発明により提供される放射線標識錯体は、還元剤の存 在下に本発明のペプチド試薬をTc-99mと反応させることにより形成される 。好ましい還元剤は、限定されるものでないが、亜ジチオン酸イオン、第一スズ イオンおよび第一鉄イオンを包含する。また、本発明の錯体は、本明細書に提供 したごとき予め還元したTc-99m錯体のリガンド交換により本発明の該ペプ チド試薬をTc-99mで標識することによっても形成される。 また、本発明は、Tc-99mで放射線標識された本発明の該ペプチド試薬で あるシンチグラフィー造影剤を製造するためのキットも提供する。本発明の該ペ プチド試薬をTc-99mで標識するためのキットは、予め定めた量の本発明の ペプチド試薬と、該試薬をTc-99mで標識するのに十分な量の還元剤とを含 有する密閉バイアルよりなる。 本発明は、イン・ビトロで化学合成することにより本発明のペプチド試薬を製 造する方法を提供する。好ましい具体例において、固相ペプチド合成法によって ペプチドが合成される。 本発明は、イン・ビボのガンマシンチグラフィー造影を得ることにより哺乳動 物体内部位を造影するためのTc-99m標識ペプチド試薬であるシンチグラフ ィー造影剤を用いる方法を提供する。これらの方法は、有効診断量の本発明のT c-99m標識ペプチド試薬を投与し、次いで、哺乳動物体内部位に局在した該 Tc-99m標識により放出されるガンマ線を検出することよりなる。 本発明は、放射線標識結合部位に共有結合した本発明の該ソマトスタチン受容 体結合ペプチドよりなる放射線標識ソマトスタチン受容体結合剤を製造するため の試薬を提供する。好ましい具体例において、該試薬はTc-99mで放射線標 識される。もう一つの好ましい具体例において、該試薬は186Reまたは188Re で放射線的標識される。 また、本発明は、治療的に有効な量の本発明の放射線標識ソマトスタチン結合 ペプチド試薬を動物に投与することよりなる、動物、好ましくはヒトにおけるソ マトスタチン-関連疾病を緩和させる方法も提供する。好ましい具体例において 、該試薬は186Reまたは188Reで放射線標識される。 また、本発明の試薬は、多価結合部位よりなっていてもよい。本発明の多価結 合部位は、ソマトスタチンアナログペプチドまたはTc-99m結合部位に共有 結合しうる少なくとも2つの同一リンカー官能基よりなる。好ましいリンカー官 能基は、第一級もしくは第二級アミン、ヒドロキシル基、カルボン酸基またはチ オール反応性基である。好ましい具体例において、該多価結合部位は、ビス-ス クシンイミジルメチルエーテル(BSME)、4-(2,2-ジメチルアセチル) 安息香酸(DMBA)、N-[2-(N’,N’-ビス(2-スクシンイミドエチル )アミノエチル)]-N6,N9-ビス(2-メチル-2-メルカプトプロピル)-6, 9-ジアザノナンアミド(BAT-BS)、トリス(シクシンイミジルエチル)ア ミン(TSEA)、ビス-スクシンイミドヘキサン(BSH)、4-(O-CH2- CO-Gly-Gly-Cys.amide)アセトフェノン(ETAC)またはその誘導体よ りなる。 本発明の特に好ましい具体例は、以下のある種の好ましい具体例および請求の 範囲のさらに詳細な記載から明らかとなるであろう。 発明の詳細な説明 本発明は、哺乳動物体内部位を造影するための放射線標識造影剤を製造するた めのペプチド試薬を提供する。本発明の該ペプチド試薬は、各々が、Tc-99 m結合部位に共有結合されたソマトスタチンアナログよりなる。また、本発明は 、向上したイン・ビボ安定性を有し、かつヒトまたは他の動物における疾病また は他の病気を緩和させるのに有用であるソマトスタチンアナログも提供する。 本発明は、動物、好ましくはヒトにおける疾病または他の病気を緩和させるた めに本発明のソマトスタチンアナログを用いる方法を提供する。これらの疾病お よび病気は、限定されるものではないが、糖尿病および糖尿病性網膜障害、肝硬 変および肝炎ウイルス感染、出血性潰瘍および他の胃腸出血、膵炎、中枢神経系 不全、内分泌不全、アルツハイマー病、先端巨大症、および不適当なレベルの成 長ホルモンのイン・ビボにおける産生に関連する疾病ならびに他の病気、ならび にガン、特にその成長が成長ホルモン産生に依存または影響されるそのようなガ ンを包含する。本発明により提供されるソマトスタチンアナログの用量は、前記 または他の疾病の治療にルーチン的に用いられる天然ソマトスタチン用量と同一 であってもよく、あるいはイン・ビボ半減期がさらに長いためより少ない量の本 発明の化合物を投与してもよい。 そのアイソトープの核特性および放射性特性がそれを理想的なシンチグラフィ ー造影剤とするため、Tc-99mで標識することは本発明の利点である。この アイソトープは、140keVの単一光子エネルギーおよび約6時間の放射能半 減期を有し、99Mo-99mTc発生機から容易に入手できる。先行技術にて公知の 他の放射性核種は、(例えば、67.4時間の半減期を有する111Inのように )かなり長い有効半減期を有するか、あるいは(例えば、125Iのように)毒性 である。 一方、本発明の放射線治療の具体例は、有利には、186Reまたは188Reで標 識される。かかる具体例は、限定されるものではないが、当該腫瘍を構成する細 胞の細胞表面上のソマトスタチン受容体の発現を介してソマトスタチンまたはソ マトスタチンアナログに結合しうる悪性または良性の腫瘍の成長により特徴付け られるガンおよび他の疾病を含めた、動物、好ましくはヒトにおけるソマトスタ チン関連疾病または他の病気の治療に有用である。 該Tc-99m結合部位と、本発明により提供されるチオール保護用基[(p gp)s]に共有結合されたチオールを含有するかかる部位に共有結合されたペ プチドとにおいて、該チオール-保護用基は同一または異なっていてもよく、限 定されるものではないが: -CH2-アリール(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアルキルオ キシ置換フェニル); -CH-(アリール)2、(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアル キルオキシ置換フェニル); -C-(アリール)3、(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアルキ ルオ キシ置換フェニル); -CH2-(4-メトキシフェニル); -CH-(4-ピリジル)(フェニル)2; -C(CH33 -9-フェニルフルオレニル; -CH2NHCOR(Rは非置換または置換アルキルもしくはアリール); -CH2-NHCOOR(Rは非置換または置換アルキルもしくはアリール); -CH2-S-CH2-フェニル でもよい。 好ましい保護用基は、式-CH2-NHCORを有し、ここにRは、1ないし8 個の炭素原子を有する低級アルキル、フェニルあるいは低級アルキル、ヒドロキ シル、低級アルコキシ、カルボキシもしくは低級アルコキシカルボニルで置換さ れたフェニルである。最も好ましい保護用基はアセトアミドメチル基である。 各ソマトスタチン受容体結合ペプチドを包含する本発明の具体例は、アミノ酸 配列よりなる。本発明で用いるごときアミノ酸なる語は、天然に生じるまたは他 の全てのL-およびD-アミノ酸を包含させることを意図する。本発明により提供 されるソマトスタチン受容体結合ペプチドよりなる試薬は、限定されるものでは ないが、以下の本発明のペプチド具体例の例示的な例を包含する: 本明細書中に用いるごとく、以下のアミノ酸およびアミノ酸アナログは以下の 略号により示されることとする:HcyはL-ホモシステイン ラクトンのアルカリ 加水分解により製造されるホモシステイン;Hhcはホモホモシステイン;Penは ペニシルアミン;Mobはスルフヒドリル保護用基4-メトキシベンジル;Acmは スルフヒドリル保護用基アセトアミドメチル;[BAM]は(N1,N4-ビス( 2-メルカプト-2-メチルプロピル)-1,4,10-トリアザデカン;Aibはア ミノイソ酪酸;Nalは2-ナフチルアラニン;Ainは2-アミノインダン酸;Hly はホモリジン;Achxaは4-アミノ-シクロヘキシルアラニン;Amfは4-アミノ メチルフェニルアラニン;AecはS-(2-アミノエチル)システイン;ApcはS -(3-アミノプロピル)システイン;AesはO-(2-アミノエチル)セリン;A psはO-(3-アミノプロピル)セリン;Abuは2-アミノ酪酸;Nvaはノルバリ ン;Acaは6-アミノカプロン酸であって;Nleはノルロイシンである。全ての 天然に生ずるアミノ酸は、(ジー・ツベイ(G.Zubay)、バイオケミストリー (Biochemistry)、(第2版)、1988年)(マクミラン・パブリッシィン グ:ニュー・ヨーク (MacMillan Publishing:New York)33頁に見い出される)標準的な略 号を用いて省略した。T(CH2OH)は、ノイゲバウアー(Neugebauer)らの 工程(1990年、ペプチズ:プロシーディングズ・オブ・ジ・11th・アメリ カン・ペプチド・シンポジウム(Peptides;Proceedings of the 11th Ame ricanPeptide Symposium)1020-21頁)を用いて該ペプチドに導入され たスレオニノール残基を示し、ここに該アミノ酸の該カルボキシル基は第一級ア ルコールに還元されている。 また、システイン残基またはその誘導体の側鎖硫黄原子と保護用基または他の 残基との間の共有結合に下線を引くことによる表示の慣用を本明細書に用いるこ とも当業者により理解されよう。 本発明のソマトスタチンアナログペプチドは、イン・ビトロ(in vitro)で化 学的に合成できる。本発明のペプチドは、一般的にペプチドシンセサイザー上で 有利に製造できる。本発明の該ペプチドは、当業者によく知られた技術を用いて 、イン・ビトロの化学合成の間に該放射線結合部位が共有結合させて合成できる 。共有架橋の特定部位を決定できるため、合成の間に該放射線標識結合部位に共 有結合されているかかるペプチドが有利である。 本発明の放射線標識結合部位は、ペプチド合成の間に標的ソマトスタチンアナ ログペプチドに導入することもできる。ピコリン酸よりなる具体例[(Pic-) ;例えば、Pic-Gly-Cys(保護用基)-]については、合成における最後の( すなわち、アミノ-末端)残基として該放射線標識結合部位を合成できる。加え て、ピコリン酸を含有する放射線標識結合部位を、リジンのε-アミノ基に共有 結合させて、例えば、αN(Fmoc)-Lys-εN[Pic-Gly-Cys(保護用基) ]を得ることができ、これは該ペプチド鎖のいずれかの適当な位置に導入するこ とができる。この配列は、該標的ソマトスタチンアナログペプチドに簡単な様式 にて導入できるため特に有利である。 同様に、該ピコリルアミン(Pica)を含有する放射線標識結合部位[-Cys( 保護用基)-Gly-Pica]は、該ペプチド鎖のカルボキシル末端に配列[-Cys (保護用基)-Gly-]を含有させることによってペプチド合成の間に製造で きる。該樹脂からの該ペプチドの切断の後に、該ペプチドのカルボキシル末端を 活性化させ、ピコリルアミンにカップリングされる。この合成経路は、反応性側 鎖官能基がマスクされた(保護された)ままであって、しかも該ピコリルアミン の連結の間に反応しないことを要する。 また、本発明は、ソマトスタチンアナログであって、Tc-99mで標識され うるビスアミンビスチオール(BAT)キレーターを導入する小合成ペプチドも 提供する。 本発明は、本発明の該キレート基がアミノ酸A1、A2、A3またはA4のアミノ 酸側鎖からなる官能基に共有結合させない点を除いては、ペプチドのいずれかの 適当な官能基への共有結合を介して、実質的にいずれのペプチド中の位置へもこ れらのキレーターを導入することを提供する。 本発明の試薬と放射性テクネチウムとの錯体形成においては、該テクネチウム 錯体、好ましくはTc-99m過テクネチウム酸の塩を還元剤の存在下で該試薬 と反応させる。好ましい還元剤としては、亜ジチオン酸イオン、第一スズイオン および第一鉄イオンが挙げられ;最も好ましい還元剤は塩化第一スズである。か かる錯体を製造する手段は、都合良くは、予め定めた量の標識させるべき本発明 の試薬と、該試薬をTc-99mで標識するのに十分な量の還元剤とを含有する 密閉バイアルよりなるキット形態で提供される。別法として、該錯体は、本発明 の試薬と、テクネチウムおよびトランスファーリガンドとして公知の他の化合物 の予め形成させたラービル錯体とを反応させることによっても形成させうる。こ のプロセスは、リガンド交換として公知であって、当業者によく知られている。 該ラービル錯体は、例えばタルトラート、シトラート、グルコナートまたはマン ニトールのようなトランスファーリガンドを用いて形成させうる。本発明に有用 なTc-99m過テクネチウム酸塩の中には、ナトリウム塩のごときアルカリ金 属塩、またはアンモニウム塩もしくは低級アルキルアンモニウム塩が包含される 。 本発明の好ましい具体例において、テクネチウム標識ペプチドを製造するため のキットが提供される。Tc-99mで該ペプチドを標識するのに十分な量の、 塩化第一スズのごとき還元剤を含有するバイアルに、適量の該ペプチド試薬を導 入する。(例えば、タルトラート、シトラート、グルコナートまたはマンニトー ルのごとき)記載した適量のトランスファーリガンドも含有してもよい。また、 該キットは、例えば、浸透圧を調整するための医薬上許容される塩、緩衝液、保 存料等のごとき通常の医薬調整物質も含有しうる。該キットの成分は、液状、凍 結または乾燥形態としうる。好ましい具体例においては、凍結乾燥形態にてキッ ト成分が提供される。 本発明による放射線標識造影剤は、適量のTc-99mまたはTc-99m錯体 を該バイアルに添加して、後記する実施例2記載の条件下に反応させることによ って製造しうる。 本発明により提供される放射性標識シンチグラフィー造影剤は、適量の放射能 を有して提供される。Tc-99m放射性錯体の形成においては、mL当たり約 0.01ミリキュリー(mCi)ないし100mCiの濃度の放射線能を含有す る溶液中で放射性錯体を形成させるのが一般的に好ましい。 本発明により提供される該造影剤は、当該器官における障害を診断するために 腎臓のごとき器官を視覚化するのに用いることができ、また、腫瘍、特に胃腸の 腫瘍、骨髄腫、小細胞肺癌腫および他のアプドーマ(APUDoma)、甲状腺髄 質癌腫および下垂体腫瘍のごとき内分泌系腫瘍、髄膜腫および星細胞腫のごとき 脳腫瘍、ならびに前立腺、乳房、結腸および卵巣の腫瘍を造影することもできる 。本発明においては、該Tc-99m標識ペプチド試薬は単一ユニット注射用量 にて投与する。本発明により提供される該Tc-99m標識ペプチド試薬は、水 性セーライン媒質のごとき静脈内注射用のいずれの通常の媒質、または血液血漿 媒質にても静脈内投与しうる。一般的に、投与すべき該ユニット用量は、約0. 01mCiないし約100mCi、好ましくは1mCiないし20mCiの放射 能を有する。ユニット投与量で注射すべき該溶液は、約0.01mLないし約1 0mLである。静脈内投与後に、数分以内にイン・ビボでの造影を起こすことが できる。しかしながら、所望により、該放射線標識ペプチドを患者に注射した後 数時間またはそれより長い時間においてさえ、造影を起こすことができる。ほと んどの場合においては、投与された量の十分な量が約0.1時間以内に造影すべ き領域に 蓄積し、シンチフォトを行うことが可能となろう。診断目的のシンチグラフィー 造影のいずれの常法も、本発明において利用できる。 本発明の該ソマトスタチン受容体結合ペプチドを臨床的に用いて、ある種の型 の腫瘍、特にソマトスタチン受容体を発現する腫瘍の退行を促進しうる。また、 本発明の該ソマトスタチンアナログペプチドを用いて、アプドーマのごとき、あ る種のガンをしばしば伴うホルモン過分泌を減じることもできる。治療剤として 用いる本発明のペプチドは、約0.1ないし約49mg/kg体重/日の用量範囲 にて、医薬上許容される担体中にて静脈内、筋肉内または経口、およびを包含す るいずれの適当な経路でも投与することもできる。 また、本発明は、前記したある種の腫瘍の放射線治療に用いられうるレニウム -186またはレニウム-188で放射線標識したペプチドも提供する。この目的 には、約10mCiないし約200mCiの放射性アイソトープの量をいずれの 適当な臨床経路、好ましくは静脈内注射を介しても投与しうる。 これらの化合物を製造し標識する方法は、以下の実施例でさらに十分に説明す る。これらの実施例は、前記した方法のある種の態様および有利な結果を説明し 、例示的なものであって限定するものではない。 実施例1 固相ペプチド合成法 固相ペプチド合成法(SPPS)は、ジシクロヘキシルカルボジイミド/ヒド ロキシベンゾトリアゾールまたは2-(1H-ベンゾ-トリアゾール-1-イル)-1 ,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート/ヒドロキシ ベンゾトリアゾール(HBTU/HOBT)でカップリングした9-フルオレニル メチルオキシカルボニル(Fmoc)アミノ末端保護と、カルボキシル末端酸には p-ヒドロキシメチルフェノキシメチルポリスチレン(HMP)樹脂、あるいは カルボキシル末端アミドにはリンク(Rink)アミド樹脂とを用いて、アプライ ド・バイオシステムズ(Applied Biosystems)・モデル431Aペプチドシン セサイザーを用いた0.25ミリモルスケールで行った。樹脂結合生成物は、ト リフルオロ酢酸、所望により100:5:5:2.5:2の比の水、チオアニソ ール、エタンジチオール、 およびトリエチルシランよりなる溶液を用いて室温にて1.5ないし3時間ルー チン的に切断した。 適当には、樹脂に結合した遊離N-末端アミノペプチドをNMP(N-メチルピ ロリジノン)中の20%v/v無水酢酸で30分間処理することにより、N-末端ア セチル基を導入した。適当には、適当な2-ハロ-酢酸をSPPSの間にカップリ ングさせるべき最後の残基として用いるか、樹脂に結合したN-末端遊離アミノ ペプチドを、NMP中の2-ハロ-酢酸/ジイソプロピルカルボジイミド/N-ヒド ロキシスクシンイミドまたはNMP中の2-ハロ-無水酢酸/ジイソプロピルエチ ルアミンの一方で処理するかのいずれかにより、2-クロロアセチルおよび2-ブ ロモアセチル基を導入した。適当には、0.5-1.0mMのEDTAを含有す るリン酸または重炭酸緩衝液(pH8)中の0.1-1.0mg/mL溶液を撹拌 し、続いて酢酸で酸性化し、凍結乾燥してHPLC精製することにより2-ハロ アセチル化ペプチドを環化させた。適当には、Cys-Cysジスルフィド結合の環 化は、0.006MのK3Fe(CN)6のアリコート含有するpH7の緩衝液中 の0.1mg/mLの前駆体無システインチオールペプチドで、安定な黄色が消 えなくなるまで処理することによりCys-Cysジスルフィド結合の環化を行った 。過剰量のオキシダントを過剰量のシステインで還元し、その混合物を凍結乾燥 し、次いでHPLCにより精製した。 適当には、ペプチド合成の最後における残基としてピコリン酸を用いることに より「Pic」基を導入した。適当には、ジイソプロピルカルボジイミドおよびN -ヒドロキシスクシンイミドを用いて、ピコリルアミンを前駆体ペプチドに結合 させることにより「Pica」基を導入した。適当には、SPPSの間にカップリ ングさせるべき最後の残基として適当なBAT酸を用いるか、該樹脂に結合した N-末端遊離アミノペプチドをNMP中のBAT酸/ジイソプロピルカルボジイミ ド/N-ヒドロキシスクシンイミドで処理するかのいずれかによりBATリガンド を導入した。適当には、DMF、NMPもしくはCH2Cl2中のジイソプロピル カルボジイミド/N-ヒドロキシスクシンイミドの混合物またはHBTU/HOB tの混合物でペプチドカルボキシレートを最初に活性化させ、続いてジイソプロ ピ ルエチルアミンの存在下にカップリングさせることにより[BAM]を該ペプチ ドに結合させ;カップリングさせた後に、該結合物を前記のごとく脱保護化した 。 適当には、単一のチオール含有ペプチド(50mMリン酸ナトリウム緩衝液中 の5ないし50mg/mL)pH8)を、予めアセトニトリルに溶解した0.5 モル当量のBMME(ビス-マレイミドメチルエーテル)と室温にて約1-18時 間反応させることによりBSME付加物を製造した。その溶液を濃縮し、その生 成物をHPLCにより精製した。適当には、BMMEの代わりにビス-マレイミ ドヘキサンを用いてBSH付加物を製造した。 適当には、(DMF中の10ないし100mg/mLのペプチド濃度、あるい は50mMのリン酸ナトリウム緩衝液(pH8)/アセトニトリルまたはTHF 中の5ないし50mg/mLのペプチド濃度の)単一のチオール含有ペプチドを 、予めアセトニトリルまたはDMFに溶解した0.33モル当量のTMEA(ト リス(2-マレイミドメチル)アミン;(出典明示して本明細書の一部とみなす )同時係属出願米国特許出願第07/955,466号参照)と、1モル当量の トリエタノールアミンの存在または不存在下、室温にて約1-18時間反応させ ることによりBSME付加物を製造した。付加物を含有するかかる反応混合物を 濃縮し、次いで、該付加物をHPLCを用いて精製した。 適当には、(50mMのリン酸ナトリウム(pH8)/アセトニトリルまたは THF中の2ないし50mg/mLペプチドの濃度の)単一のチオール含有ペプ チドを、予めアセトニトリルまたはTHFに溶解した0.5モル当量のBAT- BM(N-[2-(N',N-ビス(2-マレイミドエチル)アミノエチル)]-N9- (t-ブトキシカルボニル)-N6,N9-ビス(2-メチル-2-トリフェニルメチル チオプロピル)-6,9-ジアザノナンアミド;((出典明示して本明細書の一部 とみなす)同時係属出願米国特許出願第08/044,825号参照)と室温に て約1-18時間反応させることにより製造した。次いで、その溶液を蒸発乾固 させ、10mLのTFAおよび0.2mLのトリエチルシランで1時間処理する ことにより[BAT-BS]-ペプチド結合物を脱保護した。その溶液を濃縮し、 エーテルでその生成付加物を沈殿させ、次いでHPLCにより精製した。 適当には、(DMF中の10ないし100mg/mLの)単一のチオール含有 ペプチドを、0.5モル当量のTMEB(実施例2に記載)および1モル当量の トリエタノールアミンと室温にて約12-18時間反応させることによりDMA B付加物を製造した。次いで、DMFを真空中にて留去し、その生成物をHPL Cにより精製した。 後記の表Iの脚注に記載した条件下における分取用高圧液体クロマトグラフィ ー(HPLC)により粗ペプチドを精製した。次いで、溶出画分を凍結乾燥し、 各生成物の同定を高速原子衝撃質量分析(FABMS)または電子スプレー質量 分析(ESMS)により確認した。 以下のソマトスタチンアナログは、本発明に提供したごとく合成し、かかる合 成生成物はFABMS(括弧内のMH+値)により同定した: 実施例2 Tc-99mで放射線標識する一般的方法 実施例2のごとく製造した0.1mgのペプチドを、0.1mLの水、もしく は50/50のエタノール/水、あるいはリン酸緩衝セーライン(PBS)または 50mMのリン酸カリウム緩衝液(pH=5、6または7.4)に溶解した。2 00mCiまで含有するTc-99m過テクネチウム酸ナトリウム1.0mLで グルコスカン・バイアル(Glucoscan vial)(イー・アイ・デュポン・ドゥ・ ヌムール社(E.I.DuPont de Nemours,Inc.)製)を復元することによ りTc-99mグリセプテートを製造し、室温にて15分間放置した。次いで、 25μlのTc-99mグリセプテートを該試薬に添加し、室温または100℃ にて15-30分間反応を進行させ、次いで0.2μmのフィルターを通して濾 過した。 該Tc-99m標識ペプチド試薬の純度は、表Iの脚注に記載した条件を用い たHPLCにより測定した:各放射線標識ペプチドをウォーターズ・デルタ・パ ック(Waters Delta Pak)RP-18.5μ、4.6mm×220mm分析用 カラムに付し、1mL/分に等しい溶媒流速で該ペプチドを溶出した。グラジエ ント溶出は、10-20分間の過程にわたり、100%の溶媒A(0.1%のC F3COOH/H2O)で始め、1005溶媒B90(0.1%のCF3COOH/9 0%のCH3CN/H2O)で終了して行った。放射性成分は、積算レコーダーに つなげた放射線検出機により検出した。これらの条件下にては、下記の表Iに示 すごとく、Tc-99mグリセプテートおよびTc-99m過テクネチウム酸ナト リウムが1ないし4分の間に溶出する一方、Tc-99m標識ペプチドははるか に後の時間に溶出する。 実施例3 [125I-Tyr11]ソマトスタチン-14の AR42Jラット膵臓腫瘍細胞膜への結合阻害 放射線標識ソマトトロピンアナログのソマトトロピン受容体含有細胞膜への結 合を阻害するソマトトロピンアナロクの能力をアッセイすることにより、本発明 の種々のかかるアナログのイン・ビトロでのソマトトロピン受容体への結合能力 を明らかにした。ソマトトロピン受容体を発現するラット膵臓腫瘍細胞系AR4 2Jを、10%の牛胎児血清(FBS)および8mMのグルタミンを補給したダ ルベッコ最小必須培地(DMEM)中、5%CO2加湿下、37℃にてT-フラス コ中で培養した。収集した細胞を、冷却した50mMのトリス-HCI緩衝液( pH7.4)中でホモジナイズし、次いでそのホモジネートを39,000g、 4℃にて10分間遠心した。ペレットを緩衝液で1回洗浄し、次いで、氷冷した 10mMのトリス-HCI(pH7.4)の溶液中に懸濁した。この細胞膜調製 物の等量を、[125I-−Tyr11]ソマトスタチン-14(最終濃度0.5nMお よび750,000cpm/mL、2000Ci/mmolの特異活性、アマシャム社( Amersham)製、アーリントン、ハイツ、イリノイ州(Aelington,Heights, IL))および、1%牛血清アルブミン(BSA)5mMのMgCl2、トラシ ロール(Trasylol)(200,000国際単位)、バシトラシン(bacitracin )(0.02mg/mL)およびフッ化 フェノルメチルスルホニル(0.02mg/mL)を含有する50mMのHEP ES(pH7.4)溶液中に最終濃度10-11ないし10-6Mのペプチドと共に 30℃にて25分間インキュベートした。濾過マニホルドを用いて、ポリエチレ ンイミン洗浄したGC/Fフィルター(ワットマン社(Whatman)製、メイドス トーン、英国(Maidstone,England))を通してこの混合物を濾過し、該フィ ルター上に残った残渣を5mLの冷HEPES緩衝液で3回洗浄した。次いで、 該フィルターおよびフィルター洗浄の試料を、ガンマカウンターでカウントした 。非特異的結合を測定するためには、200nMの非標識ソマトスタチン-14 の存在下に該アッセイを行った。データ解析は、阻害定数で提供されるデータの ヒル・プロット(Hill plot)(ビルンド(Bylund)およびヤマムラ(Yamamu ra)、メソッズ・イン・ノイロトランスミッター・レセプター・アナリシス(M ethods in Neurotrans-mitter Receptor Analysis)、ヤマムラ(Yamamura )ら編、ラーベン・プレス:ニユー・ヨーク(Raven Press:New York)、 1990年中の「メソッズ・オブ・レセプター・バインディング(Methods of receptor binding)」参照)を包含する。 これらの結果を以下の表に示す。該データは、ソマトトロピン受容体に対して 本発明のペプチドが高親和性を有することを示している。 前記の開示は本発明のある種の特定の具体例を強調するものであって、それら の全ての修飾または別の同等物は、請求の範囲に示したごとく本発明の精神およ び請求の範囲の範囲内であることは理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07K 5/083 7/06 // C07K 14/655 C07M 5:00 C07F 13/00 Z 9155−4H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: [式中、R1およびR2は、独立して、H、低級アルキルまたは置換アルキル、ア リールまたは置換アリール; R3およびR4は、各々独立して、H、低級アルキルもしくは置換アルキル、ア リールもしくは置換アリール、あるいはここに、R3またはR4のいずれかはN( R102であり、ここに各R10は、独立してH、低級アルキルまたは10個以下 のアミノ酸のペプチド配列であって、mは0なしい3の整数; X1およびX2は、各々独立して、D-またはL-アミノ酸であって、nおよびqは 、独立して、0もしくは1のいずれかの整数; A1はD-もしくはL-PheまたはD-もしくはL-TyrまたはNal、あるいはそ れらの置換誘導体; A2はD-もしくはL-Trpまたはそれらの置換誘導体; A3はD-もしくはL-LysまたはHly、Achxa、Amf、Aec、Apc、Aes、Aps またはそれらの置換誘導体; A4はThr、Ser、Val、Phe、Ile、Abu、Nle、Leu、NvaまたはAib; X3はH、-COOR9、-CH2OH、CH2COOR9または-CON(R92、こ こに各R9は、独立して、H、低級の線状もしくは環状のアルキル、またはそれ らの置換誘導体、あるいは10個以下の残基のアミノ酸配列を有するペプチド; R5およびR6は、各々独立して、Hもしくは低級アルキルであって、pは0、1 または2のいずれか;であって R7およびR8は、独立して、H、低級アルキルもしくは置換低級アルキル、ある いはR7またはR8のいずれかは-COOH、あるいはそれらの誘導体を意味する ]を有するソマトスタチン受容体結合ペプチド。 2.医薬上許容される担体中の請求項1記載の該ソマトスタチン受容体結合ペ プチドよりなる医薬組成物。 3.請求項1記載のソマトスタチン受容体結合ペプチドと、それに共有結合し たテクネチウム-99m結合部位よりなり、該テクネチウム-99m結合部位が式 : I. C(pgp)s-(aa)-C(pgp)s [式中、(pgp)sはHまたはチオール保護用基であって(aa)はアミノ酸 ]; II. A-CZ(B)-[C(R’R'')]n-X [式中、AはH、HOOC、H2NOC、(peptide)-NHOC、(peptide)- OOCまたはR''''; BはH、SH、-NHR'''、-N(R''')-(peptide)、またはR''''; XはH、SH、-NHR'''、-N(R''')-(peptide)、またはR''''; ZはHまたはR''''; R'、R''、R'''およびR''''は、独立して、Hまたは低級の直鎖もしくは分岐 鎖または環状のアルキル; nは0、1または2;であって Bが-NHR'''または-N(R''')-(peptide)である場合、XはSHであって nは1または2; Xが-NHR'''または-N(R''')-(peptide)である場合、BはSHであって nは1または2; BがHまたはR''''である場合、AはHOOC、H2NOC、(peptide)-NH OC、(peptide)-OOC、XはSHであってnは0または1; AがHまたはR''''である場合、BがSHであると、Xは-NHR'''または -N(R''')-(peptide)であって、XがSHであると、Bは-NHR'''または -N(R''')-(peptide); XがHまたはR''''である場合、AはHOOC、H2NOC、(peptide)-NH OC、(peptide)-OOCであってBはSH; Zがメチルである場合、Xはメチル、AはHOOC、H2NOC、(peptide)- NHOC、(peptide)-OOC、BはSHであってnは0;BがSHであってx がSHである場合、nは0ではない; ここに、該チオール部位は還元型を意味する]; [式中、X=Hまたは保護用基; (amino acid)=いずれかのアミン酸]; [式中、各Rは、独立して、H、CH3またはC25; 各(pgp)sは、独立して、チオール保護用基またはH; m、nおよびpは、独立して、2または3; A=線状または環状の低級アルキル、アリール、複素環、それらの組合せまたは 置換誘導体];または [式中、各Rは、独立して、H、CH3またはC25; m、nおよびpは、独立して、2または3; A=線状または環状の低級アルキル、アリール、複素環、それらの組合せまたは 置換誘導体; V=Hまたは-CO-peptide; R'=Hまたはpeptide;であって ここに、V=Hである場合、R'=peptideであって、R'=Hである場合、V=- CO-peptide; ここに、各Rは、独立して、H、1ないし6個の炭素原子を有する低級アルキル 、フェニル、または低級アルキルもしくは低級アルコキシで置換されたフェニル であって、ここに各nは、独立して、1または2; ここに、該テクネチウム-99m結合部位はテクネチウム-99mと錯体を形成す る]を有する哺乳動物他居合部位を造影するためのシンチグラフィー造影剤製造 用試薬。 4.テクネチウム-99mで放射線標識された請求項3記載の試薬。 5.式Iを有する該テクネチウム-99m結合部位の該システインが、式: -CH2-NH-CO-R [式中、Rは1ないし6個の炭素原子を有する低級アルキル、2-、3-、4-ピ リジル、フェニル、または低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、カルボ キシ、もしくは低級アルコキシカルボニルで置換されたフェニルを意味する] の保護用基を有する請求項3記載の試薬。 6.該テクネチウム-99m結合部位C(pgp)s-(aa)-C(pgp)s が式: を有する請求項3記載の試薬。 7.還元剤存在下にて、請求項3記載の試薬をテクネチウム-99mと反応さ せることにより形成された錯体。 8.該還元剤が、亜ジチオン酸イオン、第一スズイオンおよび第一鉄イオンよ りなる群から選択される請求項7記載の錯体。 9.予め還元したテクネチウム-99m錯体のリガンド交換により、請求項3 記載の試薬をテクネチウム-99mで標識することにより形成された錯体。 10.放射線医薬製剤調製物を製造するためのキットであって、予め定めた量 の請求項3記載の試薬と該試薬をテクネチウム-99mで標識するのに十分な量 の還元剤とを含有する密閉バイアルよりなる該キット。 11.還元剤の存在下にて、請求項3記載の試薬をテクネチウム-99mと反 応させることを特徴とする請求項3記載の試薬を標識するための方法。 12.該還元剤が、亜ジチオン酸イオン、第一スズイオンおよび第一鉄イオン よりなる群から選択される請求項11記載の方法。 13.診断有効量の請求項4記載の試薬を投与し、次いで哺乳動物体内部位に 局在した該テクネチウム-99mを検出することを特徴とする、哺乳動物体内部 位を造影する方法。 14.該ソマトスタチン受容体結合ペプチドが、イン・ビトロで化学的に合成 された請求項3記載の試薬。 15.該ソマトスタチン受容体結合ペプチドが、固相ペプチド合成法により合 成された請求項14記載の試薬。 16.イン・ビトロ化学合成の間に、該放射線標識結合部位が該ソマトスタチ ン受容体結合ペプチドに共有結合される請求項14記載の試薬。 17.固相ペプチド合成の間に、該放射線標識結合部位が該ソマトスタチン受 容体結合ペプチドに共有結合される請求項16記載の試薬。 18.A1がフェニルアラニンまたはチロシン、A2がトリプトファン、A3が リジンであってA4がスレオニンまたはバリンである請求項1記載のソマトスタ チン受容体結合ペプチド。 19.請求項1の該ソマトスタチン受容体結合ペプチドが、式: を有するペプチドよりなる群から選択されることを特徴とする組成物。 20.請求項3の試薬が式: を有する試薬よりなる群から選択されることを特徴とする組成物。 21.治療的に有効な量の請求項2記載の組成物を動物に投与することを特徴 とする、動物におけるソマトスタチン関連疾病を緩和させるための方法。 22.該動物がヒトである請求項21記載の方法。 23.該動物に投与すべき組成物の治療的に有効な量が、約0.1ないし約4 9mg/kg体重/日である請求項21記載の方法。 24.請求項1記載のソマトスタチン受容体結合ペプチドと、それに共有結合 した放射線標識結合部位とよりなる放射線標識ソマトスタチン受容体結合剤を製 造するための試薬。 25.186Reまたは188Reで放射線標識された請求項24記載の試薬。 26.還元剤の存在下に、請求項24の試薬を186Reまたは188Reと反応さ せることにより形成された錯体。 27.該還元剤が、亜ジチオン酸イオン、第一スズイオンおよび第一鉄イオン よりなる群から選択される請求項26記載の錯体。 28.放射線医薬製剤調製物を製造するためのキットであって、予め定めた量 の請求項24記載の試薬と該試薬を186Reまたは188Reで標識するのに十分な 量の還元剤とを含有する密閉バイアルよりなる該キット。 29.該ソマトスタチン受容体結合ペプチドが、イン・ビトロで化学的に合成 された請求項24記載の試薬。 30.該ソマトスタチン受容体結合ペプチドが、固相ペプチド合成により合成 された請求項29記載の試薬。 31.イン・ビトロ化学合成の間に、該放射線標識結合部位が該ソマトスタチ ン受容体結合ペプチドに共有結合される請求項29記載の試薬。 32.固相ペプチド合成の間に、該放射線標識結合部位が該ソマトスタチン受 容体結合ペプチドに共有結合される請求項31記載の試薬。 33.医薬上許容される担体中の請求項25記載の放射線標識ソマトスタチン 受容体結合ペプチドよりなる医薬組成物。 34.治療的に有効な量の請求項33記載の組成物を動物に投与することを特 徴とする、動物におけるソマトスタチン関連疾病を緩和させるための方法。 35.該動物がヒトである請求項34記載の方法。 36.動物に投与する該組成物の治療的に有効な量が、約10ないし200ミ リキュリーの放射線標識組成物である請求項34記載の方法。 37.テクネチウム-99mで放射線標識された請求項24記載の試薬。 38.医薬上許容される担体中の請求項37記載の該放射線標識ソマトスタチ ン受容体結合ペプチドよりなる医薬組成物。 39.還元剤の存在下に、請求項24記載の試薬とテクネチウム-99mとを 反応させることにより形成された錯体。 40.該還元剤が、亜ジチオン酸イオン、第一スズイオンおよび第一鉄イオン よりなる群から選択される請求項39記載の錯体。 41.放射線医薬調製物を製造するためのキットであって、予め定めた量の請 求項24の試薬と該試薬をテクネチウム-99mで標識するのに十分な量の還元 剤とを含有する密閉バイアルよりなる該キット。 42.診断有効量の請求項37記載の試薬を投与し、次いで哺乳動物体内部位 に局在したテクネチウム-99mを検出することを特徴とする、哺乳動物体内部 位を造影する方法。 43.該試薬が、さらに、複数の特異的結合化合物に共有結合され、かつ複数 の放射線標識部位にも共有結合されて、多重多価シンチグラフィー造影剤を製造 するための試薬を構成する多価結合部位よるなり、ここに、該多重多価シンチグ ラフィー造影剤の分子量は、約20,000ダルトン未満である請求項1記載の ソマトスタチン需要体結合ペプチド。 44.該多価結合部位が、ビス-スクシンイミジルメチルエーテル、4-(2,2 -ジメチルアセチル)安息香酸、N-[2-(N',N'-ビス(2-スクシンイミドエ チル)アミノエチル)]-N6,N9-ビス(2-メチル-2-メルカプトプロピル)- 6,9-ジアザノナンアミド、トリス(スクシンイミジルエチル)アミンまたはそ れらの誘導体である請求項43記載のソマトスタチン受容体結合ペプチド。 45.該試薬が、さらに、複数の特異的結合化合物に共有結合され、かつ複数 の放射線標識部位にも共有結合されて、多重多価シンチグラフィー造影剤を製造 するための試薬を構成する多価結合部位よるなり、ここに、該多重多価シンチグ ラフィー造影剤の分子量は、約20,000ダルトン未満である哺乳動物体内部 位を造影するためのシンチグラフィー造影剤を製造するための請求項3記載の試 薬。 46.該多価結合部位が、ビススクシンイミジルメチルエーテル、4-(2,2- ジメチルアセチル)安息香酸、N-[2-(N',N'-ビス(2-スクシンイミドエチ ル)アミノエチル)]-N6,N9-ビス(2-メチル-2-メルカプトプロピル)-6, 9-ジアザノナンアミド、トリス(スクシンイミジルエチル)アミンまたはそれ らの誘導体である請求項45記載の試薬。 47.該放射線標識結合部位とテクネチウム-99mとの錯体が電気的に中性 である請求項39記載の試薬。 48.テクネチウム-99mで放射線標識された請求項20記載の組成物。 49.186Reまたは188Reで放射線標識された請求項20記載の組成物。
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