JPH0850470A - フォントデータ記憶および検索方法および装置 - Google Patents

フォントデータ記憶および検索方法および装置

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JPH0850470A
JPH0850470A JP7114991A JP11499195A JPH0850470A JP H0850470 A JPH0850470 A JP H0850470A JP 7114991 A JP7114991 A JP 7114991A JP 11499195 A JP11499195 A JP 11499195A JP H0850470 A JPH0850470 A JP H0850470A
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JP7114991A
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Allan W Ristow
アラン・ダブリュ・リストー
Thomas B Hawkins
トーマス・ビー・ホーキンス
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Miles Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、文字コード、文字モデル、局部的
な寸法およびセグメント記述子を形成してフォントデー
タベースを構成するスケール可能な文字を形成すること
を目的とする。 【構成】 フォントデータベースに記憶された文字のセ
ットから文字を選択して文字コードを指定し(1310)、文
字の文字輪郭を形成し(1322)、文字輪郭を使用して文字
に対して得られた文字モデルにおけるセグメント終了点
を決定し(1330)、文字モデルの対応している連想に対す
る局部的な寸法を測定し(1340)、文字輪郭の各形状セグ
メントに関するセグメント記述子を決定し(1350)、残り
の文字に対して動作を繰返し(1360)、1つ以上の文字の
セットに適用可能な全体的な寸法を決定し(1372)、全体
的な寸法と共に各文字に対する文字コード、文字モデ
ル、局部的な寸法およびセグメント記述子を形成するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶、目的物操作、お
よび目的物のグラフィック表示、特にデジタル活字印刷
におけるテキストグラフィック目的物の出力表示に関す
るイメージ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル形式での活字印刷データの表示
は、当業者に良く知られている2つの問題を含む。
【0003】これらの第1の問題は、デジタル形式への
活字面デザイン者によって形成された(アナログの)
“マスター”設計の転送において必ず生じなければなら
ない詳細な正確さの損失である。高い走査解像度でさえ
量子化の結果は、平滑に流れるはずの線の目に見える歪
みを生じる。結果として、もとの走査されたデータのデ
ータセットによる“マスター”の精密な近似は、非常に
多量の記憶容量を必要とする。デジタル活字印刷の初期
の形式において、例えば、記憶および表示方法は、記憶
し、検索し、表示するのに簡単なビットマップに基づ
く。しかしながら、この初期の方法は、多くの文字
(点)の寸法または出力解像度が文字出力装置によって
支持される場合にかなりの量の記憶スペースを消費す
る。
【0004】別の方法は、文字の“内側”または“外
側”を表している2次元領域の数学的に定められた境界
の接続されたセットにもとの走査され量子化されたデー
タを変換することである。境界は、最も基本の構成にお
いて簡単な線セグメントである“曲線成分”から成る。
さらに精巧なシステムは、2次または3次ベジエ(Bezi
er)曲線のようなさらに複雑な形を使用する。これら全
てのシステムは、これらの数学的な形状の記憶、および
適切に構成された物理的機構またはコンピュータ命令に
よる文字のデジタル表示の再構成の目的を有する。数学
的記載に関する主な利点は、文字データの記載において
記憶された座標情報をスケールすることによっていかな
る寸法でも出力文字を与える能力であり、それによって
全ての所望の点の寸法、およびまたは出力解像度でのビ
ットマップデータの記憶の必要を除去する。数学的な記
載の付加的な利点は、必要なだけの数の“曲線成分”に
もとの輪郭を細分し、どのような精度においても走査解
像度においても認められる程度までもとの“マスター”
設計のレプリカのために必要とされてもれらを表すデー
タを記憶する能力である。しかしながら、もとの設計に
走査されたデータの輪郭表示が近似すればするほど、輪
郭を記述しているデータセットは大きくなる。これは、
活字印刷データのデジタル表示に関する“高解像度”問
題と呼ばれている。
【0005】デジタル活字印刷の技術において良く知ら
れている第2の問題は“低解像度”問題であり、アナロ
グ設計の量子化は目に見える歪みおよび2次元ラスター
“グリッド”に関する不整合から生じる他の効果を生
じ、その結果は出力媒体上の表示または記録のために与
えられている。現在の“卓上”印刷およびビデオ表示装
置に使用されるような低解像度では、文字の輪郭の簡単
なスケールは容認できない結果を生じる。その問題は、
ラスターグリッドに関する低い点の寸法までの数学的に
定められた文字の輪郭のスケールにおいて明らかにされ
てる。典型的な不整列の効果は、個々の文字内の対称性
の損失すなわち“ステムドロップアウト”、グリッドに
関する異なる位相による等しい文字形状の異なる外観、
およびテキストの(水平な)線または文字の(垂直な)
列の不整合を含む。
【0006】デジタル活字印刷の“低解像度”は以後
“ヒントに基づいたスケール”と呼ばれる方法によって
解決されており、Hawkins 氏による米国特許第4,675,83
0 号明細書に記載されている。同様の目的を意図した他
の処理と共にHawkins 氏による特許において開発された
処理は典型的なスケール処理をオーバーライドし、文字
の輪郭の境界の多くの位置を変える(それによって、幾
つかの“オフ”である画素を“オン”に、“オン”であ
る画素を“オフ”にする)。この位置変更は、任意の所
定の寸法および出力解像度のテキスト文字のさらに満足
な調和した集合体を生じなければならない。その処理
は、個々の文字内の活字面デザインと共に所定の活字面
デザインに関して全体的に定められた標準的な関係を設
定し、与えられたような出力グリッドを適合するために
各文字の輪郭の形を調整するためにそれらを使用する
“ヒントデータ”と呼ばれる文字輪郭データに加えられ
たデータに基づく。この方法の効果的な実例は、マイル
ス社のアグファ・ディビジョン氏によって提案されたIN
TELLIFONT のスケール可能なフォントデータベースであ
る(“INTELLIFONT ”はマイルス社の商標である)。そ
の技術の変形は、アドービシステム社によって提案され
たPOSTSCRIPT“1型”のフォントスケール技術(“POST
SCRIPT”はアドーベシステム社の商標である)、アップ
ルコンピュータ社およびマイクロソフト社によって提案
されたTRUETYPEのフォントシステムにおいて見られる。
これらの技術は、付加的なデータがヒントデータを供給
するために各スケール可能なフォントおよびスケール可
能なフォントの各文字に関して含まれているという事実
を共通して有する。さらに、かなりの量の努力が、一般
に計算システムに使用される文字の輪郭に対するこのヒ
ントデータの設計および適用に費やされる。
【0007】上記論議から、詳細な輪郭の情報およびヒ
ントデータの両方が存在するので、デジタル活字データ
の忠実な表示のためには“高解像度”および“低解像
度”の両方のドメインがかなりのデータ量を必要とする
ことは明白である。テキストグラフィック目的物のスケ
ール可能な表示を供給する元来の目的、すなわち記憶要
求における縮小は、商業的に要求された出力解像度でス
ケール処理を変更するために付加的なデータを含むこと
の必要性によって妥協される。表現速度が効率的な表示
およびテキストを含む出力に関する主な要求であるとい
う事実は、データ記憶対走行時間計算の妥協が走行時間
の計算を最小にするために記憶の要求を増加させる傾向
であることを意味する。卓上出版点のような日常的な適
用における様々な活字面デザインに関する需要と共に、
上記考察はフォントデータに関する常に増加する記憶要
求を示す。INTELLIFONT システムのフォーマットで記憶
された典型的なスケール可能なフォントは、40乃至7
0キロバイトの記憶を必要とする。200のスケール可
能なフォントを使用している環境に関して、8乃至14
メガバイトはデータ記憶のためにのみ必要とされてい
る。したがって、それはデータ記憶の要求を最小にする
効率的なフォント記憶および検索機構のために必要であ
り、高速スケール、操作およびラスター化を支持し、同
時に“高解像度”および“低解像度”の両方のドメイン
の品質要求を満たすことが必要である。
【0008】フォントデータセットの圧縮方法は、当業
者に良く知られている。広い視野において、本発明の目
的および特徴を良く理解するため、活字印刷データの情
報内容は、データの簡潔化が要求された情報の最小の損
失で達成されることができる手段と共に再検討される。
【0009】活字面デザインにおける文字の輪郭は、表
示装置または出力媒体上で文字を観察する人間に伝達さ
れた情報の2つの別々の形態を表す。第1の形態は活字
面デザインに無関係の“絵文字”であり、例えば文字
“A”を文字“B”と識別する。情報の第2の形態は文
字の活字面デザインに依存した“形”であり、TIMES 活
字面デザインで生成された文字“A”をHELVETICA で生
成された文字と識別する(“TIMES ”および“HELVETIC
A ”は、ライノタイプAGおよびまたはその従属会社の
商標である)。ヒントに基づいたスケールにおいて、情
報の両方の形態が使用されており、その第1の形態は絵
文字が認識されることを保証し、第2の形式は一貫した
活字面デザイン“look”が達成されることを保証する。
活字面デザインを識別する多くの特徴が文字毎に一様で
あることは良いデザインであるので、一般に、文字の輪
郭内に含まれる実質的な冗長性がある。デジタルで与え
られたテキストの場合において、伝達された付加的な情
報のみが出力媒体のグリッドに最適に整列された文字の
審美的な外観である。
【0010】内容に基づいたデータの簡潔化は、データ
を再コード化または再形式化する内容に基づいていない
方法と異なり、冗長性を除去(または最小化)すること
を含む。活字印刷データの内容に基づいた簡潔化の方法
は、次の3つに分類される。
【0011】1.規定に基づいた手順を使用しているヒ
ントを推断するために完全な輪郭の文字の記述を使用
し、これらの推断されたヒントをスケール処理に適用す
る。
【0012】2.活字面デザインに依存したヒントのみ
を使用し、標準的な予め定められたセットの絵文字を使
用している輪郭を再構成する。
【0013】3.活字面デザインに依存した、および活
字面デザインに無関係な情報を分解し、その両方を表す
ために最小のセットのみを保持する。
【0014】内容簡潔化によるデータ圧縮方法は、冗長
性のある情報および冗長性のない情報が記憶される方法
と異なり、長い間利用可能である。1960年代以来の
初期の電子的な実施例は“ニキシー管”であり、その後
LCDディスプレイにおいて実施されており、任意の表
示可能なグラフィックは予め定められたそれぞれ存在す
るまたは存在しない(すなわち、ニキシー管において
“オン”または“オフ”である)“ストローク”の組合
せから形成されており、それによって任意の可能なグラ
フィックを指数nの2進数として表されることができ、
nは利用可能な“ストローク”の数である。ストローク
のセットが固定されているので、このようなシステムは
単一の“フォント”のみを効率的に表しているせいぜい
n の独特な絵文字を供給する。
【0015】別の実施例はMITロゴ研究所の“タート
ル”グラフィックスにおいて認められることができ、完
全な複雑な輪郭は線をトレースする一連の基本のペンに
基づいた動作として記載されている。この方法は、グラ
フィックの形状を与えるPOSTSCRIPTにおいて拡張され
た。これらの方法において、大きな記述的データベース
は手順の記載に置換えられる。すなわち“プログラム”
が実行され輪郭を生成する。
【0016】内容の簡潔化によるデータの圧縮の2つの
現在の市販用の実例は、ワシントン州シアトルのElseWa
re社によって提案されたINFINITONTおよびPANOSE、およ
びカリフォルニア州フォスター市のAres Software 社に
よって提案されたFONTCHAMELEON である。これらの製品
の説明に関しては、1993年5月の“The HardCopy Obser
ver ”の17乃至22頁、および1993年10月4日の“Seybol
d Report on DesktopPublishing”第8巻、第2号に記
載している。
【0017】元来のPANOSEシステムは、フォントの置換
のためにフォントの分類に対する補助として1980年
代中期に開発された。7ディジットの“PANOSE NUMBER
”によって240の活字面デザインに分類されたもと
のシステムは、1つの視覚的活字面デザインの特徴(例
えば、セリフ、位置中間線等)を記載している。システ
ムは、後に活字面デザインの36の特徴の全体を量的に
表している現在の形態まで拡張された。拡張されたPANO
SE NUMBER の情報内容は、PANOSE NUMBER を整合するこ
とによってフォントの置換のための手段が供給された。
さらに、システムは、開始点として各文字の一般的な
“棒線画”絵文字を使用し、ステム加重、セリフ形状、
湾曲等を決定する36個のパラメータを使用してフォン
トのダイナミックな構成が与えられる。その方法は、一
般的な活字面デザインに近似する文字の輪郭の再構成を
行うためにINFINIFONT製品としてさらに拡張された。
【0018】INFINIFONTの本質は、“TERAFONT”と呼ば
れる1組のソフトウエアモジュールである。TERAFONT
は、例えばラテン語に基づいたアルファベットの多数の
同様の活字面デザインに利用可能な記述を翻訳された
“プログラム”として具備する。所定の活字面デザイン
に関するPANOSE NUMBER のみによって、走行時間におけ
るTERAFONTの実行は一般的な明細を満たすフォントを生
成する。PANOSE NUMBER の36個のパラメータへの活字
面デザインおよび文字特定情報の付加は、供給された付
加的なデータの大きさによってのみ制限された正確さを
有する実際の活字面デザイン(利用可能である場合にス
ケールヒント情報を含む)の近似を可能にする。
【0019】FONTCHAMELEON 製品は、1以上の“マスタ
ーフォント”、およびTIMES およびHELVETICA のような
普通の活字面デザインをシミュレートするためにマスタ
ーフォントを再形成する200以上の活字面デザイン記
述子を含む。各マスターフォントは、マスターによって
支持されたどの活字面デザインの形状の変形も定めるた
めに必要とされる制御点として含んでいる輪郭を具備す
る。ラテンアルファベットに関しては、一方が非イタリ
ック体、他方がイタリック体の少なくとも2つのマスタ
ーフォントが必要とされている。個々の活字面デザイン
記述子は、冗長的な点としては使用されていない残りの
ものを残して、所定の活字面に必要とされたもののみを
定める。各マスターフォントは約200KBの記憶を必
要とし、各活字面デザイン記述子は約3キロバイトのデ
ィスクスペースを使用する。
【0020】簡潔化およびダイナミックなフォント構成
の別の方法は、IKARUS活字面デザインシステム(“IKAR
US”はURW,AGの商標である)において実行され、
Markoff およびDeubert の米国特許第4,933,866 号明細
書に記載されたような予め記憶された文字形態の線形補
間である。この方法において、2つの形態(例えば、
“横広”および“横狭”)は、出力媒体の平面における
実際の位置と異なる予め定められたセットの輪郭の点と
して予め記憶されている。逐一実行される線形補間手順
は、2つの極値の間にある新しい輪郭を形成する。この
手順は、各座標方向に与えられた単一のスケールパラメ
ータを使用して、新しいフォントの理論上無限の数が最
初に記憶された2つから形成されることを可能にする。
結果として、その方法は、すでに記憶されたものの線形
の組合せとしてだけではなく、新しいフォントの柔軟性
のある走行時間の創造を行う。
【0021】従来技術における上記方法は、変化する程
度までの内容情報の簡潔化によるフォントデータの圧縮
を共通して有する。INFINIFONTおよびFOTCHAMELEONシス
テムは、個々の活字面デザインに依存する文字の輪郭を
1以上のマスター輪郭データまたは手順の記述と置換
え、文字の輪郭の近似が文字活字面デザインおよび文字
に依存する記述子によって進行中に構成される。最小の
記述子情報、例えばPANOSE NUMBER の使用は活字面デザ
インの一般的な近似を生じ、依然としてTERAFONTの形態
のマスター輪郭を必要とする。Markoff およびDeubert
の方法において、輪郭データの2つの固定したセットは
第3のセットを形成するために使用される。各方法にお
いて、少なくとも1つの輪郭構造が正確な文字の再構成
を達成するために支持データに加えて必要とされる。輪
郭はかなりの記憶容量を必要とするので、簡潔化の程度
は同じ輪郭情報によって十分に記述されることができる
フォントの数によって制限される。
【0022】INFINIFONTスケール可能なフォントデータ
ベース方法を含む上記された従来技術の方法の一般性の
第2の領域は、輪郭(または、それらの内容が簡潔化さ
れた等しい表示)および境界がどこであるかを実際に示
すヒントデータの両方の表示が記憶されたデータの冗長
性である。所定の輪郭データからヒントデータを構成す
ることを意図した“自動ヒント”方法は、輪郭とヒント
との間に実質的な情報の重複が存在すると仮定する。こ
れらの自動ヒント方法は、付加されたヒントデータに必
要な記憶容量を減少させるが、文字の輪郭の完全な限定
を必要とする。逆の方法、すなわち、文字の輪郭の再構
成およびヒントに基づいたスケールの両者を基礎として
ヒントデータ記述を使用することは当業者に知られてい
ない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一般的な目的は、任意の解像度および目的物の大きさで
の出力媒体上の表示または記録に有効な形態でグラフィ
ック目的物を表しているデジタルデータを記憶し、検索
することである。
【0024】本発明の特定の目的は、任意の解像度およ
び点の大きさでの出力媒体のグリッドに適合する画素マ
ップの生成に適したスケール可能な形態でデジタル活字
印刷データを記憶し、検索することである。
【0025】本発明のさらに特定の目的は、出力媒体に
対するグリッド整列を有する任意の点の大きさで再生成
するためにヒントによる文字の輪郭として使用するのに
適当なスケール可能な形態でデジタル活字印刷データを
記憶し、検索することである。
【0026】本発明のさらに別の特定の目的は、各文字
および各活字面デザインの識別特徴を保存する形態でデ
ジタル活字印刷データを保持し、その一方でデータ記憶
媒体における記憶されたデータセットの大きさを最小に
することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の一般的な特徴
は、表示または出力記録に適当な形態に対する記憶され
たデジタル活字データの処理に必要な時間が従来知られ
ている別の方法に必要な時間に匹敵する、またはそれよ
り少ないことである。
【0028】本発明の特に特徴とするところは、記憶さ
れた形態から単一の文字ビットマップを生成するのに必
要な時間が従来のフォーマットで記憶された輪郭フォン
トから同じビットマップを生成するのに必要な時間より
早いことである。
【0029】本発明のさらに別の特徴は、任意の形状を
有する文字が、簡単なデータ入力手順によってフォント
の集合体に加えられることができることである。
【0030】本発明のさらに別の特徴は、活字面デザイ
ンの視覚的形勢が最小の記憶容量または処理時間の目的
と妥協することなしに高レベルの品質で再生成されるこ
とができることである。
【0031】本発明のさらに別の特徴は、記憶および検
索処理が、任意の特定のフォントスケール技術に関係な
く、フォントデータベースの情報内容が少なくとも必要
とされる再生成の正確度のレベルに十分であることであ
る。
【0032】本発明のさらに別の特徴は、新しいフォン
トが、1以上の活字面デザインと関係したパラメータの
系統的な変形によって現存するフォントデータベースか
ら合成されることができることである。
【0033】本発明は、グラフィック目的物を表してい
るデジタルデータのデータ圧縮方法および装置に関し、
特に活字印刷におけるグラフィック目的物に関係した構
造上の相互関係によるデジタル活字印刷データに適用可
能である。その方法は、スケール可能なフォントにおけ
る文字の輪郭、すなわち輪郭の点を独立して記載する2
つのデータセット、および輪郭の点がスケールおよび画
素マップグリッド整列後にどこで終了するかを決定する
ために使用されるヒントデータが存在するという認識に
基づく。ほとんど同じ情報が両方のデータセットに含ま
れているので、輪郭データセットは輪郭よりヒントデー
タにさらに似ているデータセットによって置換される。
【0034】本発明の方法において、“文字モデル”
は、特別に選択された形状の輪郭点の対の間の“連想”
から実際の形状の輪郭を記述する情報を分離することに
よって実際の文字のデータから抽象化して取り出され
る。
【0035】実際の(活字面デザインに依存する)測定
値、すなわち寸法を付与するのではなく、このような各
連想のため、連想の抽象的な形態は“水平キャップステ
ム”または“垂直曲線ステム”のような(文字に依存
し、活字面デザインに依存しない)寸法名を割当てるこ
とによって形成される。所定の活字面デザインに対する
文字の全体の集合体に適用可能な寸法のデータは、所定
の活字面デザインの任意の文字の水平キャップステムが
出力媒体に与えられるときに同様の物理的寸法を有する
という事実により、集合体の各文字の代りに活字面デザ
インに適用可能な抽象的な寸法の特別のセットが一度記
憶されることができる。
【0036】連想を捕獲する文字モデルに加えて、パラ
メトリックの記述が連想によって結合されている“セグ
メント終了点”と呼ばれる各形状セグメント、すなわち
基準輪郭点の隣接した対の間に延在する文字の輪郭の各
部分が形成される。“セグメント記述子”と呼ばれるこ
れらのパラメトリックの記載は、形状セグメントの形態
(線、2次ベジエ曲線、3次ベジエ曲線等)を示し、出
力媒体において与えられるときにセグメント終了点の実
際の位置が正確に与えられた記述子を再構成するのに必
要な基準輪郭点の最小数を含む。
【0037】文字モデルは、1組の“無形の”形状ルー
プを形成する。このセットは節のあるストリングのネッ
トワークに類似しており、“節”はセグメント終了点で
あり、“ストリング”はセグメント記述子を表している
それらに接続する。無形ネットワークは、“節”の位置
が(それらの間の距離に実際の活字面デザインに依存し
た寸法を割り当てることによって)定められ、それらを
接続する“ストリング”がセグメント記述子によって定
められて“剛体”が形成されるときに文字の実際の形状
を得る。したがって、任意の所定の活字面デザインの完
全な文字記述子のデータは、次の3つのサブセットに分
けられる。
【0038】1.多数の類似する活字面デザインの等し
い文字に適用可能な連想を獲得する文字モデル。
【0039】2.文字モデル内の連想のために定められ
た各寸法の測定。
【0040】3.隣接したセグメント終了点を接続する
形状セグメントのセグメント記述子。
【0041】上記第1のサブセットは、“類似する”活
字面デザインの単一の集合体に1度のみ各文字が記憶さ
れる。残りの2つのサブセットにおけるデータは、多数
の活字面デザインに関係する場合には全体的に、または
特定の文字に特有の場合には“文字局部的データ”内に
記憶される。
【0042】上記文字データ記載によって記憶された特
定のフォントに対する文字の輪郭の再構成のための最も
一般的な手順は次の3つのステップを含む。
【0043】1.寸法は文字モデル内の連想に適用さ
れ、それによってセグメント終了点の実際の位置を得
る。
【0044】2.ステップ1において決定されたセグメ
ント終了点と共に、セグメント記述子は、文字の輪郭を
形成するセグメント終了点の各連続的な対の間の実際の
形状セグメントを再構成するために使用される。
【0045】3.再構成された形状セグメントは、ラス
ター化されグリッド整列された画素マップとして、また
はデジタル活字印刷において有効な別の形態のいずれか
における完全な文字の輪郭の出力に使用される。
【0046】上記処理ステップは、典型的なヒントに基
づいたスケール処理において生じるステップに類似して
いる。しかしながら、この場合において、それらは付加
的な計算時間を必要とすることなしに(1)非圧縮、
(2)スケール、および(3)所望であればグリッド整
列の3つのために使用される。
【0047】最後に、寸法およびセグメント記述子デー
タサブセットは別々に記憶されることができるので、最
初に記憶されたものに基づいた新しいスケール可能なフ
ォントを効率的に合成するために個々に、または組合せ
てそれらを処理することが可能である。
【0048】その方法は、幾つかの重要な方法において
従来の技術とは異なる。第1に、マスター輪郭データセ
ットは活字面デザイン文字の記述に加えて必要とはされ
ない。第2の相違点は、任意の文字の再生成は、かなり
の量の文字特定データの近似または必要な付加なしに、
活字面デザインの忠実な再生成のための工業規格を満た
すために達成されることができる。第3の相違点は、任
意の形状を有する文字が現存するデータ構造または処理
システムを修正することなしにフォント集合体に付加さ
れることができることである。
【0049】
【実施例】本発明の目的および特徴は、例示のために選
択された以下の本発明の好ましい実施例の詳細な説明か
ら理解されるであろう。
【0050】文字の輪郭がマスター輪郭を使用せずに完
全に再構成されることができるという事実は、冗長な情
報の“分解”の処理に基づく。これは、“絵文字”の形
状の情報、太縦線、大文字等のような標準的な部分の寸
法、点の大きさおよび解像度の距離にわたって保存され
ている文字の部分間の物理的連想、および曲線セグメン
トのシーケンスとして考慮される輪郭形状の“組合せ”
として分解されるべき文字に含まれた情報を考慮するこ
とによって良く理解されることができる。冗長は、同じ
絵文字形状の全ての例が1つ以上の他の情報成分のみが
異なるときに1群の活字面内に生じる。同様に、冗長
は、同じ活字面に属する1群の文字が同じ標準的な寸法
を有し、絵文字形状および輪郭形状のみが異なる時に生
じる。これらの場合において、冗長成分は、個々の文字
に関して記憶されたデータによって表されている情報か
ら分解され、分離されることができる。幾つかの実施例
は、情報の分解に関する。
【0051】1.寸法は、(INTELLIFONT,POSTSCRIPT,T
RUETYPE において行われるように)文字モデルから分解
され、フォントグローバルを形成させることができる。
【0052】2.連想は、単一の絵文字形状に関する多
数の活字面デザインについて分解されることができる。
例えば、大文字“H”の多数の例は同じ基本モデルを有
するが、寸法が異なる。
【0053】3.輪郭形状は、連想のまま多数の文字に
ついて分解されることができる。
【0054】4.セグメント終了点は、連想構造が十分
に高価である与えられた連想および寸法から再生される
ことができる。幾つかのセグメント終了点は、文字に特
定するデータによって記載される必要がある。
【0055】5.終了点および曲線の記述への曲線セグ
メントの分解は、曲線の本質を簡潔に説明する。実際の
曲線は、この曲線の記述および終了点から得ることがで
きる。線セグメントおよび簡単な曲線成分に関して、終
了点が曲線セグメントを説明するのに必要とされるかな
りの情報量を形成するため、この方法は効果的である。
これらの曲線の記述は、多数の実際の曲線セグメントに
適用可能な単一の曲線記述の形態における別の情報分解
を与える。
【0056】図面を参照すると、本発明の方法および装
置を使用しているコンピュータシステムの構成が詳細に
記載されている。図1は、使用者110 がコンピュータプ
ログラム130 を含んでいるコンピュータ100 をアクセス
するためにキーボード120 を使用するこのシステムの典
型的な適用状況を示す。コンピュータプログラム130
は、データ記憶装置140 から読取り、またはそれに書込
む処理をすることができ、始動後の相互作用を含まずに
使用者の相互作用の程度を変えながら動作することがで
きる。図1に示された典型的な適用環境において、コン
ピュータプログラム130 はビデオ表示モニタ170 上の表
示、および紙またはフィルムのような出力媒体190 上に
印刷または記録する装置185 (以後“プリンタ”と呼
ぶ)への出力のためにテキストおよびグラフィックスの
形態で出力を生成することができる。コンピュータプロ
グラム130 の出力150 は、物理的出力装置への出力用の
電気信号に変換される一連のデジタル信号として符号化
される。この変換はデジタル出力サブシステム160 によ
って実行され、信号150 は表示モニタ170 への出力用の
形態165 またはプリンタ185 への出力用の形態175 に変
換される。
【0057】以下の論議を理解するための補助として、
ここに定められた用語は以下のテキストおよび特許請求
の範囲に適用され、カギカッコで示される。「文字」
は、視覚的に認識可能な外見を有する活字印刷情報のよ
うなグラフィック目的物伝達情報である。「活字面設
計」はアーティストによって独創的に生成された1組の
特定の「文字」であり、同様の「活字面設計」の全ての
「文字」によって共用されている特定の視覚様式を伝達
する。「フォント」は、同じ「活字面の設計」および点
の寸法(すなわち、“12ポイントのTIMES-ROMAN 肉太
活字斜体”)を有する「文字」の集合体である。「スケ
ール可能なフォント」は同じ「活字面設計」の「フォン
ト」のデータ表示であるので、「文字」は点の寸法の範
囲にわたって同じデータから得られる。「活字面」は共
通のデザインの成分を有する「活字面設計」のセットを
構成する。例えば、「活字面」“HELVETICA ”は、「活
字面設計」“HELVETICA ”、“HELVETICA 肉太活字”、
“HELVETICA 斜体”、“HELVETICA 狭体”等を含む。
【0058】「記憶された文字」は、単一の解像度およ
び点の寸法で単一の「文字」を処理し、表示するために
使用された全情報のデータ表示である。「記憶されたス
ケール可能な文字」は、所定のスケール技術によって点
の寸法および解像度の値の範囲にわたって単一の「文
字」を処理し、表示するために使用された全情報のデー
タ表示である。「フォントデータベース」は、複数の
「記憶された文字」である。「スケール可能なフォント
データベース」は、複数の「記憶されたスケール可能な
文字」である。「文字セット」は、「活字面デザイン」
依存性および様式依存性な方法において認識可能な「文
字」を特定してそれぞれ識別する(単一コード番号のよ
うな)多数のシステムによる1組の識別コードである。
「文字コード」は、「文字セット」内の単一の文字の独
特の識別コードである。
【0059】以下の定められた用語は図2の(A)に示
されている。輪郭成分200 は、文字210 の境界部分を定
めるために使用されている単一の直線または曲線の線セ
グメントである。当業者に良く知られている「輪郭成
分」の例は、直線セグメント、2次ベジエ(Bezier)曲
線セグメント、および3次ベジエ曲線セグメントを含
む。「文字の輪郭」212 は、「文字」の境界を完全に決
定する「輪郭成分」200 の集合体である。「形状セグメ
ント」214 は、一連の1以上の「輪郭成分」200 であ
る。セグメント終了点は、「形状セグメント」の終了点
(例えば、図2の(A)における特定の点222 および22
4 )である。「セグメント終了点番号」226 は、互いに
「文字輪郭」212 に沿った順序で順次増加する「文字輪
郭」212 における各「セグメント終了点」220 に割当て
られた番号である。
【0060】「標準化された形状セグメント」は、固定
された開始点および終了点に関して記載され、全ての
「標準化された形状セグメント」について同じである
「形状セグメント」である。「セグメント記述子」は、
固定された開始点および終了点に加えて、「形状セグメ
ント」を完全に定めるパラメータのセットである。
【0061】以下の定義は図2の(B)に示されてい
る。「連想」は、「セグメント終了点」の位置を決定す
る機能である。「空間的連想」は、「セグメント終了
点」の位置が固定した距離、所定の方向、および別の
「セグメント終了点」の位置の関数として与えられる連
想である。例えば、「空間的連想」230 は、矢印で示さ
れた方向における「セグメント終了点」234 からの固定
した距離によって転置として「セグメント終了点」232
の位置を与える。「非空間的連想」は、「空間的連想」
でない任意の「連想」である。
【0062】「寸法」240 は、「空間的連想」の(活字
面デザイン依存性の)固定した距離パラメータに対応し
ている数量である。「文字モデル」250 は、所定の「文
字」230 に定められた全ての「セグメント終了点番号」
226 および「連想」の集合体である。「文字モデル」25
0 が情報の抽象であることに注意すべきである。異なる
「文字」210 は「文字輪郭」212 、「セグメント終了
点」220 および「連想」230 と適合されるので、それら
は同じ「文字モデル」250 に対応する。
【0063】「画素マップ」は、出力表示装置または記
録装置の1つの解像要素(画素と呼ばれている)にそれ
ぞれ対応し、装置によって解像要素に対して出力される
単一の値をそれぞれ有する素子の(通常2次元の)アレ
イである。「画素マップ」の特別な場合は「ビットマッ
プ」であり、各素子に割当てられた単一の値は2つの値
(“黒”または“白”と呼ばれている)の1つを有する
ことができる。「画素マップグリッド」は出力装置の解
像度によって定められたグリッドであり、「画素マッ
プ」を含む。
【0064】「画素マップグリッド整列」は、単一にま
たは他の文字と共に観察されるときに「画素マップグリ
ッド」に対する「文字輪郭」の最良の適合を得るために
低い解像度および点の寸法で「文字輪郭」を調整する処
理である。
【0065】図1のデジタル出力サブシステム160 は、
図3においてブロック図として示されている。図3は、
データ流、およびデジタルで符号化されたテキストまた
はグラフィックス150 から表示出力165 またはプリンタ
出力175 に対して使用される電気データおよび制御信号
への変換処理において実行される処理を示す。出力駆動
装置310 は、最初にテキスト流320 およびグラフィック
ス流330 にテキストおよびグラフィックス用のデジタル
信号流を分ける。テキスト流320 はラスターデータ流36
0 を生成する文字発生器340 によって処理され、表示ま
たは印刷用の「画素マップ」に「画素」を表すデジタル
信号として符号化される。グラフィックス流330 はグラ
フィックス発生器モジュール350 を使用している同様の
様式で処理され、文字発生器340 によってテキスト流32
0 のために生成されたラスターデータ流360 と同様のラ
スターデータ流370 を生成する。ラスターデータ流360
および370 は結合され、ディスプレイ/プリンタインタ
ーフェイスモジュール380 における電気信号165 および
175 に変換される。
【0066】出力駆動装置モジュール310 、グラフィッ
クス発生器モジュール350 、およびディスプレイ/プリ
ンタインターフェイス380 の構成は全て当業者に良く知
られた方法を使用し、特に説明は必要としない。本発明
の方法および装置は文字発生器モジュール340 内で実施
されており、データ流および処理ダイアグラムは図4に
おいてブロック図で示されている。入力テキスト流320
は、フォントデータ記憶装置430 からフォントデータ42
0 を検索するために輪郭再構成モジュール410によって
使用されている。本発明の好ましい実施例において、フ
ォントデータ記憶装置430 は「スケール可能なフォント
データベース」であるが、「フォントデータベース」が
本発明の方法を実施するのに十分である情報内容が十分
に供給されるときに使用されることができることに注意
すべきである。輪郭再構成モジュール410 は、テキスト
流320 のテキスト文字に関する「形状セグメント」440
を生成するために本発明の方法を使用する。「形状セグ
メント」440 は、「画素マップ」表示を生成し、それを
直接のラスター出力360 に変換するラスター化モジュー
ル450 によって処理される。
【0067】本発明の説明および実施例は、1組の「形
状セグメント」としてその座標がラスター出力モジュー
ル450 によって「画素マップグリッド」に直接写像され
る「画素マップ」形式におけるラスター化用の出力を想
定するが、TRUETYPE、POSTSCRIPTまたはINTELLIFONT の
ような標準的なフォーマットにおけるヒント輪郭フォン
ト470 として形状セグメントデータ440 を記憶すること
も可能である。
【0068】図5は、デジタル符号化形式からラスター
化された「画素マップ」としての出力用のグリッド整合
された「文字輪郭」へのテキストの文字の変換を要約す
る。テキスト流320 は、出力媒体における所望の位置お
よび寸法で与えるために使用される活字面デザイン、文
字コード、およびその他の情報にしたがってそれぞれ識
別されている一連のデジタル符号化テキスト文字510 で
形成されている。復調されたテキスト文字512 は、活字
面のファミリー、重量、スタイル等を特定して識別する
活字面デザインID(514 )と、「文字」用の「文字コ
ード」である文字ID(516 )と、出力座標系に対する
「文字」を基準とする位置およびスケールデータ518 と
を含む。ラスター化された「画素マップ」のような出力
に関して、これは出力媒体に対する「画素マップグリッ
ド」である。活字面デザインID(514 )と文字ID
(516 )との組合せは、図4のフォントデータ420 への
アクセスを提供する1組の指標520 を得るために変換表
(図示されていない)の使用によってさらに復調され
る。活字面デザイン指標522 は、「活字面デザイン」特
定(グローバル)データ524 の検索を可能にする。モデ
ルグループ指標526 は、テキスト文字510 の文字ID
(516 )に対応している全ての利用可能な「文字モデ
ル」用のデータを含んでいるモデルグループデータセッ
ト528 を識別する。文字モデル指標530 は、テキスト文
字510 に関する「文字輪郭」再構成に使用されるモデル
グループ528 内の実際の「文字モデル」532 を識別す
る。最後に、文字局部的データ指標534 は、活字面デザ
インID(514 )と文字ID(516 )との組合せに対し
て特定された文字局部的データ536 へのアクセスを提供
する。
【0069】活字面デザインデータ524 は、活字面デザ
インID(514 )によって与えられた「活字面デザイ
ン」に関する全ての文字ID(516 )の連想のセットに
全体的に供給される寸法540 を含む。文字局部的データ
536 は、「セグメント記述子」用のパラメータと共に局
部的に定められた(「文字モデル」特定)連想に対する
寸法を含む。局部的に定められたデータの使用は、任意
の程度まで文字の形状の特別注文を可能にする。本発明
の好ましい実施例において、3個未満の「文字モデル」
において使用される連想は、一般に局部的および全体的
な記憶装置の要求間の効率的な妥協として局部的に定め
られる。
【0070】全体的な寸法540 および文字局部的データ
536 は、スケールされ、(「文字モデル」データにおい
て示されたような場合の)グリッド整合「セグメント終
了点」544 を生成するために文字モデル532 に供給され
る。「形状セグメント」440は、文字局部的データ536
、活字面グローバルデータ540 、または固定された文
字モデル532 から得られるセグメント記述子546 を供給
することによって得られる。
【0071】結局、文字発生器モジュール410 の出力は
工業的標準フォーマットにおけるヒントまたは非ヒント
の輪郭フォントの生成のために使用され、「形状セグメ
ント」440 はターゲット輪郭データ記憶フォーマットに
変換される。輪郭フォントがヒントを与えられる場合、
文字モデル532 および全体的な寸法540 はターゲットヒ
ントデータ記憶フォーマットに変換され、輪郭データに
付加される。
【0072】図6は、3列で示されており、それぞれ
“CG TIMES”(Miles Inc.,Agfa Division の商標)、
“COURIER ”(商標ではない)、および“ALBERTUS MED
IUM ”(モノタイプ社の商標)として設計された3つの
異なる活字面デザインにおける文字“R”に適用するよ
うな単一の「文字モデル」のグラフィックな表示を示
す。一番上の行610 は、スケール可能な圧縮形態におい
てデジタル式に記憶されている実際に印刷された文字を
示す。真ん中の行612 および一番下の行614 は、「文字
モデル」の幾つかの位相幾何学的成分を示す。水平成分
612 および垂直成分614 は明瞭に分離されている。これ
らの成分は、同じ文字モデルに関する図7および図8に
おいてさらに詳細に示されている。
【0073】図6において、連想は“ツリー”形状に接
続されている実線または破線で表されており、矢印はツ
リー構造を横断する方向を示している。水平連想612 に
関して、例えば、第1のノード620 は3つの連想622 、
624 および626 を有し、その最後のもの626 は次のノー
ド628 を横断する。破線は、1以上のグリッド整列され
ていない点(例えば、連想630 )を含んでいる連想を示
す。印刷された「文字」610 は視覚的外観において実質
上異なるが、同じセットの連想が文字モデルの水平成分
612 および垂直成分614 において生じ、それによって1
組の“無形ループ”によって「文字モデル」を記載する
ために以前に使用された“節のあるストリング”の象徴
を示す。
【0074】図7は、図6の「文字モデル」の水平成分
の詳細な図を示す。この図において、再構成された「セ
グメント終了点」の位置は指定された「セグメント終了
点番号」によって示されており、以下の記載においては
“点n”と呼ばれ、nは「セグメント終了点番号」であ
る。例えば“点20”は、20に等しい指定された「セグメ
ント終了点番号」を有する再構成された「セグメント終
了点」の位置にあてはまる。連想は、以下にさらに詳細
に記載される記号名で標識を付けられ示されている。水
平方向における連想によって接続された「セグメント終
了点」は点から点への連想によって点2から全て到達さ
れることができ(点0および1は送り710 を定める)、
点2乃至23は「文字輪郭」における実際のセグメント終
了点にあてはまる。
【0075】さらに図7は、「非空間的連想」の実施例
である。それらの“PREV”と記された「セグメント
終了点」は、前述の「セグメント終了点」と同じx座標
値を得ると仮定する。例えば、点17は点16に関して計算
されたx座標と同じx座標を有する。“ADJ”と記さ
れた「セグメント終了点」は、「文字輪郭」に沿った前
後に点の再構成されたx座標の比によって決定されたx
座標値を得る。例えば、点22のx座標は、“ADJ”連
想に関して記憶されたパラメータによって示されたよう
に、点23と21との間の水平距離の一部によって決定され
ている。
【0076】連想に与えられた記号名は、全体的な「寸
法」(活字面デザインに基づいて定められる)、または
局部的な「寸法」(この「文字モデル」に関してのみ定
められる)のいずれかにあてはまる。例えば、連想720
に与えられた記号名“UCSLM1”は、“アパーケー
スセリフ長測定1”に組み置きの記憶コード名である。
この寸法は“I”,“H”等のような文字のセリフ幅を
測定するために使用され、連想720 、722 および724 に
関する図7の“R”モデルにおいて3回使用されてい
る。UCSLM1に対応している寸法は、活字面デザイ
ン特定データ(図5の524 および540 )内の全体的な寸
法の表において1回のみ記憶されている。
【0077】局部的な寸法は単一の「文字」内の独特な
「連想」にのみ適応する寸法であり、その「文字」に関
する文字局部的データ中に記憶されている。それらは、
記号名“LOCAL1”、“LOCAL2”等が与えら
れている。例えば、連想730は記号名“LOCAL9”
を有している。
【0078】全体的または局部的な「寸法」のどちらか
が割当てられた「文字モデル」内それぞれ標識が付けら
れた「空間的連想」は、次の点の座標方向(図7におい
ては水平方向)における方向(プラスまたはマイナス)
を示す記号を有する。
【0079】前述されているように、特定の活字面デザ
インに関する「寸法」の実際の値は、セグメント終了点
間の距離を測定するために使用されている。これらの値
は、所定の「画素マップグリッド」(出力装置の要求さ
れた文字点の寸法および解像度によって決定される)に
関連する所望の文字の寸法を生成するようにスケールさ
れることができる。「画素マップグリッド整列」のため
に使用されるそれらの「セグメント終了点」に関する計
算された座標値は、全体の画素値に丸められる(端数が
整理される)ことができる。所定の「セグメント終了
点」がグリッド整列されているか否かについての情報
は、「文字モデル」に含まれた連想のパラメータの1つ
である。
【0080】水平座標の再構成に使用された処理シーケ
ンスは、次のステップにおいて要約されている。
【0081】1.開始x座標は点0となり、その値は0
に設定される。
【0082】2.「空間的連想」“LOCAL8”740
の「寸法」は文字局部的データから検索され、スケール
され、点2のx座標を得るために点0のx座標に加算さ
れる。点2のx座標値は、その連想のパラメータによっ
て要求される場合に「画素マップグリッド整合」される
ことができる。
【0083】3.「空間的連想」“UCSLM1”720
の寸法は活字面デザインに特定の「寸法」データから検
索され、スケールされ、(要求される場合に「画素グリ
ッド整合」されることができる)点4のx座標を得るた
めに点2のx座標から減算される。前述されたように、
寸法値の加算または減算は文字モデルに記憶された寸法
の記号によって決定される。
【0084】4.ステップ3は、予め決定されたx座標
および局部的または全体的な寸法から各「セグメント終
了点」のx座標値を決定するために繰返して実行され
る。
【0085】5.「空間的連想」を有する全「セグメン
ト終了点」の位置が上記ステップによって決定される
と、“PREV”と標識を付けられた全ての「セグメン
ト終了点」のx座標値は形状における前の点のx座標に
設定される(例えば、点3のx座標値は点2のx座標値
に設定される)。
【0086】6.最後に、“ADJ”と標識を付けられ
た全ての「セグメント終了点」のx座標値は、形状に沿
って前および次の「セグメント終了点」の再構成された
x座標間の水平距離の分数によって決定されたx座標値
を得る。その分数値は、「文字」に関する文字局部デー
タから検索される。1例として、点22は“ADJ”「連
想」744 のために記憶された分数値を使用する。
【0087】図8は、図6の「文字モデル」の垂直成分
の同様の詳細図を示す。この図において、“CAPHEIGHT
”810 および“BASELINE”812 と標識を付けられた線
は、テキストの水平な行に沿って一様な外見を得るため
の標準的なフォント幅垂直連想を表す。所定の文字に適
用可能なもののみが「文字モデル」において定められる
必要がある。各「セグメント終了点」のy座標を決定す
るために使用される方法は、垂直方向の連想ネットワー
クが接続される必要がないことを除いては水平座標に関
して上述したものに類似しているが、それぞれ開始y座
標を有する複数のサブネットワークから構成されること
ができる。例えば、点11および17に対する開始y座標は
線BASELINE812 の値であり、点5は線CAPHEIGHT 810 の
値である。点13の開始y座標は、局部的な寸法値LOC
AL5814 によって定められたようなBASELINE812 とCA
PHEIGHT 810 との間の垂直距離の分数である。
【0088】図9は、抽象的な形態で示された「標準化
された形状セグメント」タイプの典型的なセットを示
し、それにおける各線は座標対(0,0)を有する点で
始まり、座標対(1、1)を有する点で終了する。図面
において、それぞれのタイプはそのタイプ(“C1 ”,
“C2 ”等で指定される)の実際の形状を定めるために
使用される制御点の例と共に開始および終了座標点を有
して示されている。本発明の好ましい実施例において、
次の「形状セグメント」タイプは前述および残りのテキ
ストおよび特許請求の範囲に適用可能な他の定められた
用語と共にカギカッコ「 」で示されている。
【0089】1.1重線は、開始点と終了点との間に引
かれた直線を有する形状セグメントである。
【0090】2.2重線は、第1の直線の終了点と第2
の直線の開始点とを表す単一のパラメータを有する2つ
の直線の接続されたシーケンスである。
【0091】3.3重線は、第1および第2の直線の終
了点をそれぞれ表している2つのパラメータを有する3
つの直線の接続されたシーケンスである。
【0092】4.クワド(QUAD)は、制御点と呼ばれる
開始および終了点における曲線への2つの接線の交差点
を表している単一のパラメータを有する2次ベジエ曲線
を構成している「形状セグメント」である。
【0093】5.2重クワドは、第1および第2のクワ
ドの制御点をそれぞれ表している2つのパラメータを有
する2つのクワドの接続されたシーケンスである。2つ
の制御点の中間点は、第1のクワドの終了点および第2
のクワドの開始点の中間点である。
【0094】6.キュービック(CUBIC )は、曲線のキ
ュービックベジエ制御点を表す2つのパラメータを有す
る3次ベジエ曲線を構成している「形状セグメント」で
ある。
【0095】7.「任意の形状セグメント」は、N個の
直線の接続されたシーケンスであり、ここでNは任意の
大きな数であり、N−1個のパラメータはシーケンスの
第1乃至N−1番目の直線の終了点を表す。
【0096】本発明の好ましい実施例において使用され
た上記タイプが定められることができるタイプの例示で
あることに注意すべきである。上記挙げられた組合せを
含んでいる数に制限のない付加的なタイプが定められる
ことができることは、当業者に明白となるであろう。
【0097】予め定められたように、「標準化された形
状セグメント」は、「セグメント記述子」として記憶さ
れているセグメントタイプおよび所定のパラメータを有
する(上記されたように(0,0)および(1,1)が
好ましい実施例において得られる)2つの定められた点
の間の「形状セグメント」のパラメータ記述である。こ
のデータは、(1)「標準化された形状セグメント」タ
イプ(例えば、“2重線”)の識別子、および(2)上
記定められたようなタイプと関係したパラメータに対す
る座標対を含む。“任意の形状セグメント”のタイプを
除いては、所定の座標対の数は2以下であり、形状セグ
メントの特徴に対して要求されたデータは通常最小値1
から最大値5の数量として記憶されている。
【0098】「標準化された形状セグメント」からの実
際の「形状セグメント」の再構成は、出力座標値(80,
100 )および(100 ,80)をそれぞれ有する2つのセグ
メント終了点P' 1 およびP' 2 間の「形状セグメン
ト」に関して図10の(A)および(B)において例に
よって示されている。記憶された「標準化された形状セ
グメント」は3次曲線であり、3次ベジエ曲線のベジエ
制御点に対応している2つの所定のパラメータはC1
(0.1,0.5)およびC2 =(0.6,0.8)で
ある。出力座標空間における点(X' ,Y' )の座標
は、次のスケーリング変換によって標準化された空間に
おける点(X,Y)の対応している座標から得ることが
できる。
【0099】 X' =X' 1 +X*(X' 2 −X' 1 ) [1] Y' =Y' 1 +Y*(Y' 2 −Y' 1 ) 式[1]を使用して、所定のパラメータC1 およびC2
は、スケールされた座標(98,90)および(88,96)を
それぞれ有する出力空間C' 1 およびC' 2 における対
応している制御点を与える。
【0100】 XC1' =100 +XC1*(80−100 )=100 +0.1 *(-20 )=98 [2 ] YC1' =80+YC1*(100 −80)=80+0.5 *(20)=90 XC2' =100 +XC2*(80−100 )=100 +0.6 *(-20 )=88 YC2' =80+YC2*(100 −80)=80+0.8 *(20)=96 開始点P' 1 および終了点P' 2 および2つの制御点
C' 1 およびC' 2 を与えれば、正確なベジエ曲線は当
業者に良くしられた手順によって与えられることができ
る。
【0101】伝統的なスケール可能なフォント記憶装置
および検索方法の結果を繰返す方法の能力は図11に示
されており、同じセットの文字は本発明の方法(左の
段)および標準化されたINTELLIFONT スケール可能なフ
ォントデータベース(右の段)を使用して、2つの標準
的な活字面デザインで多数の点について与えられる。上
部左のセット1110は、ここに記載された好ましい実施例
の方法および装置を使用して記憶され、検索され、与え
られたようなCG-TIMES型活字面デザインに対する出力で
ある。上部右の比較セット1112は、標準的なINTELLIFON
T システムを使用して記憶され、検索され、与えられた
データから得られた。下部左のセット1114および下部右
のセット1116は、CG-TIMES ITALIC 活字面デザインに対
して生じる対応している出力である。
【0102】本発明の方法から生じるデータ圧縮は、輪
郭再構成およびヒントに基づいた「画素マップグリッド
整列」の2重目的を果たすために(1)「文字モデル」
を再使用する能力、および(2)形状点、すなわちセグ
メント終了点の1セットの使用の2つの重要な効果に起
因する。図12は、文字“H”(ASCII文字コード=
072を有する)に関する様々な活字面デザインに対し
て使用された文字モデルのセットを含むモデルグループ
の1例を示す。この図において、“ALBERTUS”活字面デ
ザインはモノタイプ社、“MARIGOLD”はアルファオメガ
社、“UNIVERS ”はリノタイプ社およびまたはその関連
会社、“ANTIQUE OLIVE ”はオリーブ社、および“CG O
MEGA”と“CG TIMES”はアグファ・ディビジョンのマイ
ルス社の商標である。その他全ての活字面デザインは、
権利消滅状態にある名称を有する。
【0103】図12のモデルグループ内の全体で12個
の文字モデルは、示された35個の活字面デザインの文
字“H”を再構成するために必要である。(図12にお
いてそれぞれ“モデル1”および“モデル2”と設計さ
れた)モデル指標1および2を有する文字モデルは、1
5個の活字面デザインを共に表す。異なるモデルグルー
プは「文字コード」によって特定して識別された各テキ
ストグラフィック目的物に対して存在し、活字面デザイ
ンの全セットに及ぶために必要な「文字モデル」の数は
目的物の形状の変化性に依存する。1例として、4個の
「文字モデル」の最小値は“単一のストーリー”と“2
重のストーリー”のローマン体およびイタリック体の両
方で下部の場合の文字“a”(ASCII文字コード=0
97)を表すために必要とされる。しかしながら、文字
“O”(ASCII文字コード=079)に関しては、3
個の文字モデルのみが図12に示された同じ35個の活
字面デザインを表すために必要とされる。
【0104】上述の説明によれば、それらを再構成する
ために必要とされた異なる「文字モデル」の数に対する
「活字面デザイン」の平均比率は約3である。形状点デ
ータの再使用は別の係数2を生じ、その方法の使用の直
接の結果である約6の平均圧縮率を導く。付加的なデー
タ記憶装置の節約は、当業者に良く知られた他の内容圧
縮技術を使用すること、例えば、連想を表すために単一
のバイトの指標値を使用することによって本発明の好ま
しい実施例において達成され、その「寸法」のデータ値
は各「活字面デザイン」に関してただ1度高い精度で記
憶されればよい。本発明の好ましい実施例に関する最終
的な結果は、その方法を使用して理解された45個の
「活字面デザイン」の集合体に関する約500キロバイ
トの記憶容量に対して標準的なINTELLIFONT スケール可
能なフォントデータベース方法を使用している活字面デ
ザインの同じ集合体のために必要とされた記憶装置では
約3メガバイトの記憶装置が要求され、それ故約6:1
の実効比率を生じる。
【0105】図面に示され、上述された好ましい実施例
は、文字と文字モデルとの間の1対1の関係を使用す
る。すなわち、個々の文字は前述されたような手順を使
用して単一の文字モデルからそれぞれ構成されている。
また、組合せにおける1以上の文字モデルの使用によっ
て合成のグラフィック目的物、例えば合成文字を生成す
ることも可能である。例えば、(文字“U”への母音変
異のような)「文字」への発音区別符号の付加は、「文
字セット」における独特の「文字コード」を有する異な
る文字を生じる。一方、新しい「文字」は発音区別符号
のない文字に等しい。母音変異された文字の発生は、母
音変異のみに関する文字モデルと共に母音変異されてい
ない文字の文字モデルを使用して達成されている。ここ
で使用されるように、定められた用語「文字サブモデ
ル」は、共に完全な「文字」を記述する「文字モデル」
の階級的組合せにおける「文字モデル」を意味するであ
ろう。この階級的組合せは、個々の「文字サブモデル」
の変換(相対的な位置決定、スケール、回転等)のため
に使用された連想の付加と共に文字ID(516 )および
活字面デザインID(514 )に基づいた図5のテキスト
文字510 の復調において実行される。組合せは発音区別
文字のような合成文字に関してのみ記載された好ましい
実施例において使用されているが、この組合せが行われ
ることができる文字サブモデルの数または階級的レベル
の数に対する制限はない。例えば、「文字サブモデル」
の使用により、成分から完全な「文字」を構成すること
が可能であり、それによってさらに内容圧縮を達成す
る。この方法はラテン活字面デザインに有効であるが、
それはアジアの言語において顕著な結果を生じ、それに
おける多数の文字は“語根”の組合せから形成されてお
り、その各組合せは「文字サブモデル」によって表され
ている。このような各「文字サブモデル」は独立して変
換(すなわち、位置決定、非線形スケール、回転等)さ
れ、単一の文字を生成するために別の文字と組合され
る。
【0106】本発明の方法の主目的は、スケール可能な
フォントを表しているデータの効果的な記憶および検索
であり、データベースに記憶された任意の「活字面デザ
イン」に関する正確さを失うことなしにスケールされた
文字出力を供給する。さらに、新しい「活字面デザイ
ン」はすでに記憶された1以上の「活字面デザイン」と
関係したパラメータの系統的な変形によって形成される
ことができ、それによって新しいフォントを合成する。
例えば、図7に示された文字の連想UCXSM1742 に
ついて考えると、これは上の場合の垂直のステム幅を表
す。1.2の係数による単一の活字面デザインに関する
この「連想」および関連した「連想」の寸法のスケーリ
ングは、幾つかの水平測定が約20%広げられ、その他
は不変のままである新しい設計を形成する。例えば、ボ
ールドまたは非ボールドの活字面デザインのような2つ
の活字面デザインの同じ連想に対応している「寸法」間
の補間は、同じ「活字面デザイン」の“半ボールド”を
形成する効果を有する。文字生成のために使用された活
字面の全体的なデータの予備処理以外には処理方法に対
しても変化はしない。
【0107】新しい文字およびフォントが寸法の系統的
な操作によって合成されることができるように、同様の
手順がセグメント記述子データに適用されることができ
る。例えば、キュービックの制御点の位置を変えること
により、再構成された形状セグメントと異なる形状を形
成する。
【0108】本発明の方法はデータ駆動されるので、本
発明の好ましい実施例に使用されるスケール可能なフォ
ントデータベースを構成する手順は、活字面デザインの
技術の理解、連想を定める規定、およびデータの登録お
よびフォーマットの規定を使用して、図4の輪郭再構成
モジュール410 によって使用されるデータセットの限定
によって達成される。これらの規定は、高および低解像
度ドメインにおけるテキストグラフィックスの態様の理
解と共に活字面デザインに基づいている。全く新しい活
字面デザインの文字が形成され、システムに対していか
なる変化もなしに現存するフォント集合体に付加される
ことができる。同様に、全く新しい文字は、有効な文字
コードの指定により既存の活字面デザインに対して生成
され、必要ならば活字面デザインデータセットを更新さ
せることができる。
【0109】新しい、または増加された「スケール可能
なフォントデータベース」の構成のための処理ステップ
は、図13のフローチャートに示されている。新しい
「スケール可能なフォントデータベース」において使用
され、または現存するスケール可能なフォントデータベ
ースに付加される各スケール可能な文字は、次のような
ループ1300において処理される。
【0110】シーケンスにおける各「スケール可能な文
字」に関して、テキストの文字は最初に選択され(131
0)、選択された「文字セット」内の「文字コード」に
関して識別される。「文字輪郭」は、良く知られた自動
または手動のデジタル化技術を使用してこの「文字」を
形成する(1312)。多くの場合において、「文字」は
(例えば、IKARUS活字面デザインシステムによっ
てフォーマット化されたデータセットのような)適切な
デジタル形式で現存する。
【0111】文字モデルの現存する集合体は、ステップ
1312において得られた新しい「文字輪郭」に対する適用
能力が視覚的に走査される(1314)。前述されたような
階級的な組合せに適切な合成文字または「文字輪郭」の
場合において、現存する文字モデルおよび、または「文
字サブモデル」はこのような組合せの候補と考えられ
る。整合が認められる場合、「文字モデル」または「文
字サブモデル」の組合せは新しい「文字輪郭」の「文字
モデル」として選択される(1320)。整合が現存する
「文字モデル」または「文字サブモデル」の組合せに関
して認められない場合、新しい「文字モデル」または成
分文字サブモデルの1以上のセットは以下に記載される
手順によって形成される(1322)。
【0112】「文字モデル」が新しい「文字輪郭」に対
して識別されると、セグメント終了点は適用可能な文字
モデルの「セグメント終了点番号」に対応している「文
字輪郭」に関して定められる(1330)。「文字モデル」
における「連想」に対応している局部的寸法が測定され
(1340)、文字局部的データに記録される。最後に、
「セグメント終了点」は、「文字輪郭」の各「形状セグ
メント」に適用される手順の使用により決定される(13
50)。
【0113】「スケール可能なフォントデータベース」
に付加されるセットにさらに文字が存在する場合(136
0)、ループ1300は、全てが前述された処理によって処
理されるまで繰返される。
【0114】これが新しい「スケール可能なフォントデ
ータベース」、または現存するスケール可能なフォント
データベースにおける新しい「活字面デザイン」である
場合(1370)、「活字面デザイン」の全体的な寸法は以
下に記載される手順によって決定される(1372)。一
方、新しいスケール可能な文字は、本発明の方法を使用
してそれらを記録し、検索し、再構成すること、および
元の「文字輪郭」を有する再構成された結果を視覚的に
比較することによって品質が試験される(1374)。個々
の値は、最良の可能な結果を達成するのに必要であれば
データセットに手動で同調される。新しく形成されたス
ケール可能な文字の確認後、それらのために入力された
データは、記録およびその後の検索のために形式化され
る(1380)。
【0115】「活字面デザイン」に関する全体的な寸法
は、「活字面デザイン」に属しているスケール可能な文
字の集合体内に使用された「文字モデル」によって呼出
された全ての全体的な寸法を先ず測定し、記録すること
によって決定される(1372)。同じまたは異なる文字に
何度も現われる同様の識別された連想に対応している寸
法の測定(例えば、図7の連想“UCSLM1”1372に
対応している測定)は、通常、様々な僅かに異なる値を
生じる。したがって、このような各寸法の平均値は、品
質試験中に確認され、およびまたは手動で同調されるべ
き候補として選択される(1374)。
【0116】新しい「文字モデル」の形成1322は、次の
手順によって達成される。先ず、「文字輪郭」の表示が
生成される。この表示から、「セグメント終了点」は
「セグメント終了点番号」で正確に位置され、識別さ
れ、連想は図7および図8に示されたのと同じ様式でセ
グメント終了点に関して定められ、この情報は「文字モ
デル」データセット中に記録される。連想は、それらの
タイプによって標識を付けられる。「空間的な連想」
は、抽象的な局部的または全体的な名称(例えば、図7
における“LOCAL8”740 または“UCSLM”72
0 )が与えられている。非空間的な連想は、供給される
関数(例えば、“PREV”、“ACJ”等)によって
識別される。最後に、「画素マップグリッド整列」が対
応している出力「セグメント終了点」の位置を決定する
ために「連想」の適用において行われるか否かの指示を
含んでいる各連想に関するパラメータが設定される。こ
の情報はデータとして入力され、それによって新しい文
字モデルの精細度を満たす。
【0117】本発明の好ましい実施例が詳細に記載され
ているが、多数の変形が特許請求の範囲に定められたよ
うな本発明の技術的範囲に逸脱することなしに行われる
ことができることは、当業者に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例のシステム関係図。
【図2】本発明の詳細な説明において使用された定めら
れた用語の説明図。
【図3】デジタル出力サブシステムのデータ流および処
理シーケンスのブロック図。
【図4】文字発生器モジュールのデータ流および処理シ
ーケンスのブロック図。
【図5】テキスト文字のグリッド整列されスケールされ
た形状セグメントへの変換におけるデータ流を示す図。
【図6】3つの異なる活字面デザインにおける文字
“R”に関して与えられた文字モデルの例を示す図。
【図7】図6の文字モデルの水平成分の詳細図。
【図8】図6の文字モデルの垂直成分の詳細図。
【図9】特徴に関して使用されたパラメータの説明図と
共に代表的な標準化された形状セグメントのタイプを示
す図。
【図10】所定のセグメントパラメータセットに対する
実際の輪郭部分の再構成の1例の説明図。
【図11】本発明の方法を使用して得られた印刷結果
と、2つの活字面デザインに関するスケール可能な基準
フォントデータ記憶方法との比較図。
【図12】1組の12個のモデルを使用した35個の活
字面デザインに関する文字“H”の文字輪郭の再構成の
結果を示す図。
【図13】本発明の方法による文字データベースの構成
に関するデータ処理のフローチャート。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)スケール可能なフォントデータベ
    ースに記憶される1つ以上の文字からなる文字のセット
    から1つの文字を選択し、 (B)前記文字に対して文字コードを指定し、 (C)前記文字の文字輪郭を形成し、 (D)前記文字輪郭を使用して前記文字に対して得られ
    た文字モデルにおけるセグメント終了点を決定し、 (E)前記文字モデルにおける対応している連想に対す
    る局部的な寸法を測定し、 (F)前記文字輪郭の各形状セグメントに関するセグメ
    ント記述子を決定し、 (G)前記文字のセットの残っている任意の文字に関し
    てステップ(A)乃至(F)を繰返し、 (H)1つ以上の文字の前記セットに適用可能な全体的
    な寸法を決定し、 (I)前記スケール可能なフォントデータベースを構成
    している記憶されたスケール可能な文字を形成するため
    に前記全体的な寸法と共に前記各文字に対する文字コー
    ド、文字モデル、局部的な寸法およびセグメント記述子
    を形成するステップを有していることを特徴とするスケ
    ール可能なフォントデータベースの構成方法。
  2. 【請求項2】 1つ以上の文字を表し、前に構成された
    スケール可能なフォントデータベース中に含まれる記憶
    されたスケール可能な文字を生成する方法において、 (A)1つ以上の文字からなる文字のセットから1つの
    文字を選択し、 (B)前記文字に対して文字コードを指定し、 (C)前記文字の文字輪郭を形成し、 (D)前記文字輪郭を使用して前記文字に対して得られ
    た文字モデルにおけるセグメント終了点を決定し、 (E)前記文字モデルにおける対応している連想に関す
    る局部的な寸法を測定し、 (F)前記文字輪郭の各形状セグメントに対する文字記
    述子を決定し、 (G)前記文字のセットの残っている任意の文字に対し
    てステップ(A)乃至(F)を繰返し、 (H)1つ以上の文字からなる前記文字のセットに適用
    可能な全体的な寸法を決定し、 (I)前記前に構成されたスケール可能なフォントデー
    タベースに含まれる前記記憶されたスケール可能な文字
    を形成するために前記全体的な寸法と共に前記各文字に
    対する前記文字コード、文字モデル、局部的な寸法およ
    びセグメント記述子をフォーマット化するステップを有
    していることを特徴とする記憶されたスケール可能な文
    字の生成方法。
  3. 【請求項3】 (A)文字に対して文字コードを指定
    し、 (B)前記文字の文字輪郭を形成し、 (C)前記文字輪郭を使用して前記文字に対して得られ
    た文字モデルにおけるセグメント終了点を決定し、 (D)前記文字モデルにおける対応している連想に対す
    る局部的な寸法を測定し、 (E)前記文字輪郭の各形状セグメントに対するセグメ
    ント記述子を決定し、 (F)前記文字に適用可能な全体的な寸法を決定し、 (G)前記記憶されたスケール可能な文字を形成するた
    めに前記全体的な寸法と共に前記文字に対する前記文字
    コード、文字モデル、局部的な寸法およびセグメント記
    述子を形成するステップを有していることを特徴とする
    記憶されたスケール可能な文字の生成方法。
  4. 【請求項4】 前記文字モデルが複数の文字サブモデル
    から構成され、前記複数の文字サブモデルの相互関係を
    定める連想を有している請求項1乃至3のいずれか1項
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 文字モデルの少なくとも1つが1組の前
    に形成された文字モデルからの選択によって文字輪郭か
    ら決定され、前記選択は前に形成された文字モデルの前
    記各セットと前記文字輪郭との比較に基づいて行われる
    請求項1乃至3のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 文字モデルの少なくとも1つが、前記文
    字輪郭を使用して新しい文字モデルを形成することによ
    って文字輪郭から決定される請求項1乃至3のいずれか
    1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 全体的な寸法の少なくとも1つが全体的
    な寸法に関する前に形成されたセットからの選択によっ
    て決定される請求項1乃至3のいずれか1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 全体的な寸法の少なくとも1つが1つ以
    上の全体的な寸法に関する新しい測定値を形成すること
    によって決定される請求項1、2または3のいずれか1
    項記載の方法。
  9. 【請求項9】 (A)前記文字に対する文字輪郭の表示
    を生成し、 (B)前記文字輪郭の前記表示上にセグメント終了点を
    位置し、 (C)前記セグメント終了点をセグメント終了点番号に
    よって識別し、 (D)前記セグメント終了点に関する連想を識別し、 (E)前記連想のそれぞれに対するパラメータを決定
    し、 (F)前記文字に対する前記文字モデルを形成するため
    に前記セグメント終了点番号と前記連想とを集めるステ
    ップを有していることを特徴とする文字に対する文字モ
    デル構成方法。
  10. 【請求項10】 文字の成分を表す文字サブモデルの構
    成方法において、 (A)前記文字の前記成分に対する文字輪郭の表示を生
    成し、 (B)前記文字輪郭の前記表示上にセグメント終了点を
    位置し、 (C)前記セグメント終了点をセグメント終了点番号に
    よって識別し、 (D)前記セグメント終了点に関する連想を識別し、 (E)前記各連想のパラメータを決定し、 (F)前記文字の前記成分に対する前記文字サブモデル
    を形成するために前記セグメント終了点番号と前記連想
    とを集めることを特徴とする文字サブモデル構成方法。
  11. 【請求項11】 (A)前記文字に対する文字輪郭の表
    示を生成し、 (B)前記文字輪郭の前記表示上にセグメント終了点を
    位置し、 (C)前記セグメント終了点をセグメント終了点番号に
    よって識別し、 (D)前記セグメント終了点に関する連想を識別し、 (E)前記セグメント終了点のサブセットと前記連想と
    に適用可能な文字サブモデルを決定し、 (F)前記文字サブモデルに関する連想を決定し、 (G)前記文字に対する前記文字モデルを形成するため
    に前記文字サブモデルに関する前記文字サブモデルおよ
    び前記連想を集めるステップを有していることを特徴と
    する文字モデル構成方法。
  12. 【請求項12】 1つ以上の活字面デザインに属す文字
    を表す複数の記憶されたスケール可能な文字に適用可能
    な全体的な寸法を決定する方法において、 (A)前記1つ以上の活字面デザインから1つの活字面
    デザインを選択し、 (B)前記ステップ(A)において選択された活字面デ
    ザインに属す文字を選択し、 (C)前記文字の文字モデル内の前記全体的な寸法に対
    応している連想のそれぞれの発生に関する実際の寸法を
    測定し、 (D)前記活字面デザインに属している任意の残りの文
    字に対して前記ステップ(B)および(C)を繰返し、 (E)前記ステップ(C)の測定の平均値として候補と
    なる全体的な寸法を形成し、 (F)前記活字面デザインに属す全文字に対する最も緊
    密な適合を得るために前記候補となる全体的な寸法を調
    整して前記活字面デザインに対して適用可能な全体的寸
    法を得て、 (G)前記1つ以上の活字面デザインの残っている任意
    の活字面デザインに関して前記ステップ(A)乃至
    (F)を繰返すステップを含んでいることを特徴とする
    複数の記憶されたスケール可能な文字に適用される全体
    的寸法の決定方法。
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