JPH08505677A - 高速熱機構的アクチュエータ - Google Patents

高速熱機構的アクチュエータ

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JPH08505677A JP6516267A JP51626794A JPH08505677A JP H08505677 A JPH08505677 A JP H08505677A JP 6516267 A JP6516267 A JP 6516267A JP 51626794 A JP51626794 A JP 51626794A JP H08505677 A JPH08505677 A JP H08505677A
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Abstract

(57)【要約】 ヒートシンク(14)は、アクチュエータ(18)と、導管(10)を流れ、バルブ(12)によって制御される液体との間に熱的接触を生じさせる。アクチュエータは、熱伝導性があり比較的電気伝導性のないニクロム金属薄(24、26)に覆われた酸化ベリリウムの熱伝導性セラミックのプレート(22、50)によって、その最も大きい面を規定される容器を含む。容器の縦方向の側部(30、32)も比較的電気伝導性がない。アコーディオンのようなひだが付けられたベリリウム銅の金属薄(44)またはカーボンファイバのマット(82、116)のような、熱的にも電気的にも伝導性のあるコアがチャンバ内に配置されている。電流は、コアそのもの(図4)または、電気絶縁性の加熱ワイヤ(80)(図5)または、電気絶縁性の加熱面層(図6)を流れ、ガス状でない重合体の相変化化合物(46)の抵抗加熱及び融解を引き起こす。(図8)の実施例においては、抵抗加熱電流は誘導的に誘導される。重合体のコア物質は膨張し、ラバーコア(66,108)を介して、力をプッシュ・ピン(68、130)に伝える。導管(10)を流れる液体は、コア、容器そしてヒートシンクを介して相変化物質から熱を奪い、相変化化合物を凝固させ、プッシュ・ピンを収縮させる。500ミリ秒より短い動作時間を達成するよう、相変化化合物は選ばれ、アクチュエータのサイズが決められる。

Description

【発明の詳細な説明】 高速熱機構的アクチュエータ 技術分野 本発明は、機械力供給装置とアクチュエータに関する。 強力で動作の小さい伸縮可能なアクチュエータと関係して特別な応用を見出すこ とが出来、これを特に参照して説明する。しかしながら、本発明は、他の機械力 供給装置、ポンプ、モータ、バルブコントローラ等と同様に、他の高圧力液体式 システムと閏係しても応用を見出すことが出来るであろうことを認識されるべき である。 背景技術 これまで、熱的膨張を機械的力に変換するために、数多くの技術が利用されて きた。熱的膨張によって生成される大きなパワーレベルは熱エンジンやその他の 装置において有益な仕事に変換されてきた。最も一般的には、液体/蒸気相の熱 的膨張のエネルギーは、液体の迅速な輸送可能性を利用するために動力化されて いる。この輸送可能性は、相変化をもたらすための熱の大量輸送を促進する。 この大量輸送をもたらす1つの方法は、液体を物理的に熱供給源に移動させ、 それから、液体/蒸気が抵抗に逆らって冷却源に流れるようにするものである。 スチームや外部燃焼エンジンの他のタイプのものは、この技術を代表す るものである。他の技術においては、燃料液体あるいは液体エーロゾルが燃焼チ ャンバ内に注入される。この混合物は発火させられ、燃焼蒸気は抵抗に逆らって チャンバを出ていくようにされ、物理的に熱を放出し、次のサイクルのためにチ ャンバ内を空にする。 これら液体/蒸気相技術は幾つかの欠点を有している。第1に、蒸気相は非常 に高い圧力で圧縮される。これらの圧力が予期せず解き放たれることにより、突 風に伴った衝撃波を発生し、壊れた破片が飛び散って危険である。物質は輸送さ れ消費され、失われたあるいは消費された液体のかわりの液体を供給しつづける ことと同様に、複雑な制御とバルブ操作が要求される。 膨張と収縮のために熱によって働く物質を輸送するのではなく、熱そのものを 移動させることができるであろう。より詳細には、加熱サイクルの間膨張し、冷 却サイクルの間収縮する封止されたチャンバに熱を流入させたり、チャンバから 熱を取り去ったりすることが可能である。封止されたチャンバを用いた技術は、 その機械的単純性、比例制御、非常に堅固な動作、様々な熱源に迅速に適用でき ること、パワー密度が高いこと及び静かな動作を含む多くの利点を有している。 更に、液体は蒸気と比べて僅かな量しか圧縮されないので、これらは液体/蒸気 システムよりもずっと安全である傾向がある。不幸にも、媒体へ及びからの熱の 輸送は普通、熱伝導性によっている。融解時に良い膨張/収縮率を示す媒体は、 比較的熱伝導率が良くない。従 って、固体/液体封止チャンバ相変化アクチュエータは非常に遅いサイクル時間 を持つ傾向にある。 本発明は、ソレノイドのサイクル時間のオーダー、すなわち、約2分の1秒か それ以下の短縮されたサイクル時間を示すことのできる、新しく改良された固体 /液体または固体/固体相変化封止チャンバアクチュエータを企図している。 発明の要点 アクチュエータは、内部チャンバを規定する容器と、チャンバ内に配置される 熱伝導性コアと、コア内部の通路を満たす温度膨張性成分とを含む。このように 、コアが化合物に熱を伝導するとき、それは膨張し、コアが化合物から熱を奪う ときには、それは収縮する。機械的動作手段は、化合物が膨張や収縮するときに 機械的な動作をこうむる。アクチュエータは更に、 UAΔT/Hf<0.5sec となるように相変化化合物から熱を移動するために、ヒートシンクとコアの間に 、選択的に温度差ΔTを生成する手段によって特徴付けられている。ここで、U は化合物の熱伝導率、ΔTは温度差、Aはコアから化合物への伝導路の典型的面 積、Hfは化合物の融解熱である。 アクチュエータは更に、高い熱伝導率を有するカーボンファイバを含むコアに よって特徴付けられている。 アクチュエータは更に、選択的にコアのカーボンファイ バに圧力を掛け、熱伝導率を調整する手段によって特徴付けられている。 本発明の他の側面によれば、コアは伝導性でアコーディオン状のひだが形成さ れた金属薄を含む。 本発明の他の側面によれば、内部チャンバは一般に環状であって、磁束透過コ アを囲んでいる。1次側巻き線は選択的にコア内に磁束を誘導する。2次側巻き 線はコア内に磁束を誘導し、容器を介して電力を供給されることなく2次側巻き 線に電流を誘導する。 本発明の他の側面によれば、アクチュエータは内部チャンバを規定する容器と 、チャンバ内に配置され、加熱されたり冷却されたりすると膨張したり収縮した りする化合物と、化合物の膨張や収縮を機械的動きに変換する手段とを有する。 アクチュエータは更に、チャンバ内に配置され、カーボンファイバの表面間の多 数のパスを規定するカーボンファイバコアによって特徴付けられている。カーボ ンファイバは容器の熱伝導性を有する部分と熱的に接触している。化合物は、カ ーボンファイバ内のパスを満たし、カーボンファイバが化合物に熱を伝えて膨張 させたり、熱を奪って収縮させたりする。 本発明の他の側面によれば、機械的動作の方法が提供される。カーボンフ ァイバの表面間の多数のパスを規定する熱伝導性コアを保持する容器の内部チャ ンバは、加熱と冷却に従って膨張と収縮を行う化合物で満たされている。熱はコ アに加えられ化合物を膨張させる。そして、この膨 張は機械的動きに変換される。熱は、コアと熱的に接触しているヒートシンクか ら取り除かれ、化合物を冷却し、これを収縮させる。この収縮は機械的収縮に変 換される。コアはヒートシンクと熱的に接触しており、機械的収縮は0.5秒よ り短い間に起こる。より詳しくは、UAΔT/Hf<0.5秒であり、ここで、 Uは化合物の熱伝導率、Tは温度差、Aはコアから化合物への伝導路の代表的面 積、Hfは化合物の融解熱である。 本発明のより限定された側面においては、上記方法は、面積に対する体積の比 を調整するためにコアのカーボンファイバを選択的に押圧することを含む。 本発明の他のより限定された側面においては、容器の内部チャンバの加熱電流 は誘導的に誘導される。 本発明の1つの利点は動作の速度にある。本設計によれば、ソレノイドと比較 できるほどの速度を得られる。 本発明の他の利点はその機械的単純性にある。 本発明によるアクチュエータの他の利点は、その高い堅固さにある。 他の利点は、比例制御、高いパワー密度、静かな動作、安全性及び熱源の柔軟 性を含んでいる。 図面の簡単な説明 図1は、液体バルブを備えた本発明によるアクチュエータの概略図である。 図2は、図1のアクチュエータの縦断面図である。 図3は、図1のアクチュエータの横断面図である。 図4は、図1のアクチュエータの分解図である。 図5は、コアが繊維状のマットを含む別の実施例の分解図である。 図6は、コアが高熱伝導性の繊維からなる螺旋状のラップされた織り地を含む 別の実施例である。 図6Aは、図6の一部の拡大図である。 図7は、図6のコアの熱伝導率をコア内の静止圧力に対してプロットしたもの である。 図8は、誘導的に制御される別の実施例である。 好適実施例の詳細な説明 図1を参照すると、導管10は液体、例えば水力学的な液体を制御バルブ12 に運ぶ。好ましくは、液体は約150゜Fより低い温度である。典型的には、水 力学的システムは、水力学的液体が140°Fより低い温度に冷やされているよ うに熱交換器を含んでいる。多くの他の液体システムは、温度がこの範囲にちょ うどある液体を運ぶ。例えば、「冷」水システム、輻射暖房システム、低温度化 学処理システム等である。 第1の接触部材あるいはヒートシンク部材14は、輸送される液体との熱交換 を提供する。好ましくは、第1のヒートシンクあるいは接触手段は、液体が通過 する、アルミニウム、銅あるいは他の高い熱伝導率を有する物質のシリンダー、 例えばバルブ本体の一部を含む。 図1を参照しつつ、特に図2、3及び4を参照すると、アクチュエータ18は 第1のヒートシンク部材14の設置面16に対して設置されている第2の、ある いはアクチュエータ・ヒートシンク20を含んでいる。高熱伝導率物質の層22 は第2のヒートシンク20と熱的に接触している。好ましくは、高熱伝導率層2 2は、第2のヒートシンク20に電流が流れてしまわないように、比較的低い電 気伝導率を有している。好適実施例においては、層22は酸化ベリリウムのセラ ミックである。 金属性のフィルムあるいは金属薄の向かい合っている層24、26と端部の部 材30、32、34、36は内部にチャンバを規定する容器を形成している。金 属性フィルムあるいは金属薄層24、26と横部の部材30、32は、やはり比 較的低い電気伝導性を有する熱伝導性物質で構成されている。 向かい合った端部の部材34、36は、例えば銅あるいはベリリウム銅の電気 伝導性の良い物質で構成されている。電気接続端子40、42は、それぞれ端部 の部材34、36に接続されている。コア部材44は、例えばギア状のローラの 間で巻き付けることによって、ひだ付の断面に折り曲げられた0.10mmのベ リリウム銅金属薄で作られる。この金属薄は、コアの近接した壁の間に例えば0 .05mmという選択された空間が存在すると破れてしまう。ひだの付いたコア は、ニクロム製金属薄24、26、ニクロム製横部部材30、32及び銅製また は電気伝導性の端部部 材34、36にハンダ付けされている。ひだの付いた金属薄内の通路は、ワック スのような、ガラス転移温度での固体−固体相変化や融解温度での固体−液体相 変化等をしたときに膨張する熱膨張物質46で満たされている。0.05mm間 隔の細い通路では、相変化物質の全ての部分は、コア部材から0.025mmよ りも僅かしか離れていない。この大きさは、より速いアクチュエータのために少 なくすることも、低速が許容される場合に増やすこともあるだろう。 電流が電気コネクタ40、42の間に流されるとき、電圧あるいは電流分割器 が首尾よく規定され、電流のほとんどはコア金属薄44を介して流れる。つまり 、ニクロム金属薄22、26とニクロム端部部材30、32を含むニクロム脚は 比較的高い電気抵抗を持っている。コア44と端部部材34、36を含むコア脚 は重要なことに、より小さな電気抵抗を有している。これら2つの脚が結果的に 並列に接続されていることにより、電流は、2つの脚の相対抵抗によってより低 い抵抗の脚を主に流れる。可変電流源48は、電流の大きなバーストあるいはパ ルスを供給し、初期動作を起こさせ、より小さな電流を供給して伸長動作の予め 選択された状態を維持するために、ヒートシンクを介した冷却を相殺するのに十 分な加熱を行う。 酸化ベリリウムまたは他の熱伝導性物質の第2の層50は、容器の反対面に設 けられている。強化層52は第2の面に上張りされて、歪みや膨張に対してチャ ンバを強化す る。 機械的動作伝送手段60は膨張媒体46の膨張を機械的動きに変換する。好適 実施例においては、手段60は、ニクロム金属薄24、26の層の1つに対して 固く保持された円筒状器具62を含んでいる。ニクロム金属薄は、目的があって コア44にハンダ付けされていない部分64を持っており、膨張物質が相を変え るときチャンバから外側にまがれるように、すなわち、スナップ・ドーム部材と して機能するようになっている。 変形可能な、弾性部材66、例えばラバー・プラグまたはコアは、円筒状器具 62の中に配置されており、機械的動きをドーム部材64からプッシュ・ピン6 8に伝える。ネジ山の掘られたプラグ70はねじり下ろされラバー・コアを押圧 し、プッシュ・ピン68に初期負荷を与える。ラバー部材へのトルクを選択的に 調整することによって、プッシュ・ピンの最初の大きさ、あるいは伸長点を正確 に決めることができる。ラバー・コア66はまた、ドーム部材64の低移動、大 きい面積歪みをプッシュ・ピン68のより大きな移動、小さな断面領域の歪みに 変換する水力学的液体と似たような機能も果たす。 図5を参照すると、他の実施例においては、コア44は、高熱伝導率カーボン ファイバであり、好ましくはAmocoから提供されるK−1100カーボンフ ァイバであり、ベリリウム銅の約5倍の熱伝導率を有している。より詳しくは、 K−1100カーボンファイバの熱伝導率は、64 Obtu/ft−゜F−Hrのオーダーである。 カーボンファイバあるいはベリリウム銅金属薄のコアは、比較的低い電気抵抗 を有しており、高い電流量と低い電圧供給を必要とする。もし、低い電流量と高 い電圧供給が望まれるなら、抵抗ワイヤ80のようなヒータをコアに含ませるこ とができる。このワイヤはコアの熱伝導物質と絶縁されている。あるいは、金属 の薄いフィルムをどちらかの内部コア表面の上の絶縁層上に敷くことができ、カ ーボンファイバまたはベリリウム銅のコア構造と接触することができる。フレー ム・スプレー、スパッタリング、電気泳動、あるいは他の手段のいずれかによっ て形成されるこの薄いフィルムは、また、コアの熱伝導構造の接点で電気的に絶 縁されている。カーボンファイバは、抵抗ワイヤから熱的に膨張する物質の全て の領域にすぐに熱を伝える。カーボンファイバは非常に電気伝導性が良いので、 抵抗加熱ワイヤ80は電気的に絶縁されている。酸化ベリリウムのような熱伝導 性電気絶縁体82は、カーボンファイバが端子40、42を電気的にショートさ せないようにする。電気抵抗ワイヤの端は高圧の電気的フィードスルー40、4 2によって電気的に接続され、容器内の選択的加熱を供給する。 ファイバ・コアはランダム・ファイバ・マットあるいはフェルトでよく、熱膨 張ポリマーのような熱膨張媒体が注入されている。あるいは、カーボンファイバ は、クロース(Cloth)に織られるであろうし、ロビングス(rovings)に形成さ れるであろうし、心棒に巻き付けられるであろうし、 あるいは、他の形や構成に成されるであろう。更に、ファイバはランダムに切り 刻まれるであろう。製造を容易にするために、溶けた熱伝導性物質のスープと細 かく分割されたカーボンファイバを混ぜて、容器の中に詰め込むであろう。更に 、ダイヤモンドのような、他の非常に熱伝導性が良い物質も混合物に導入するで あろう。工業ダイヤモンドは、K−1100カーボンファイバより約3分の1大 きい熱伝導率を持っている。混合物の中に工業ダイヤモンドの粉を混ぜることに より、更によい熱伝導性を得ることが出来る。あるいは、コアを細かく分割され たダイヤモンドで構成することも可能である。 図6は、好適な心棒巻き、あるいは同軸カーボンファイバ、カーボン・フィラ メントの実施例を示す。容器は、一般に環状の穴を規定する非常に熱伝導性のよ い金属部材100によって規定される。穴は、テーパ状の内部端102を持ち、 この中にテーパ状のベリリウム銅のコレット104を滑り込ませる。環状チャン バ106は、コレットと固く圧縮不可能な金属要素110との間で規定される。 コレット104は、金属要素110が後方にシフトするのを制限する唇部112 を有する。O−リング114は熱伝導性物質の高圧力の漏れを防ぎ、熱膨張物質 が収縮するとき空気が環状領域106に引き込まれるのを防止する。 環状チャンバ106は、熱膨張物質が注入された、固く心棒に巻き付けられた カーボンファイバによって満たされている。ファイバ116は、図示の簡単化の ために図6A に大きくスペースをとって示されている。薄く電気抵抗のあるヒータ層118は 、実質的に環状チャンバの周囲に渡って延びており、熱伝導性のある電気絶縁体 120によって囲まれている。電気的に絶縁された抵抗ワイヤを環状チャンバ1 06に設けるのは任意である。高圧力電気供給器122は、抵抗ヒータ層118 とアクチュエータの外面との間に絶縁された電流路を提供する。フィル・チュー ブ124は環状穴106を熱膨張物質で満たすことを容易にするように設けられ ている。 力伝達手段は、環状領域106からの膨張力を伝達する。 好適実施例においては、複数の半径方向の穴126は重合体の膨張物質128で 満たされる。環状領域106内で生成された強い力の下で、重合体の膨張物質は 流動し、冷えた状態においても力を伝達する。 半径方向の穴126は、重合体の膨張物質128がピストン・ガイド132に 滑り入れられるピストン130に対して作用するように結合される。O−リング 134とカラー136は、収納部100に、あるいは、からピストン・ガイド1 32をねじのように入れ込み、引き出すことによって、ピストンに対して選択的 に締めつけられる。このように、熱膨張物質が相を変化させ、膨張するとき、そ れを穴を通して動かし、ピストンを押して伸長させる。 コレット104は、容器100とねじ込まれるように接続する138。このよ うに、噛み合い穴140によるコレット部材104の回転は、コレット部材10 4をテーパ状 の壁面102に対して押しつける。カム構造は、コレットの直径を縮小し、環状 チャンバ106内のカーボンファイバと熱膨張物質を押圧する。図7を参照する と、カーボンファイバを押圧することは、これの電気伝導度を向上させ、従って 、これらの熱伝導率を増加させる。熱伝導率が改善するのは、交差しているファ イバも一緒に押圧して、より良い熱的接触が行われることによるのであろう。コ レットは、コレット柔軟点142とO−リング144と水力学的バックアップ・ リング146とを含み、コレットを穴に押し込む押圧力の調整を容易にする。コ レットと収納部のネジ状の接触を選択的に調整することにより、カーボンファイ バの伝導性は図7の利用可能な伝導率の範囲内で調整される。 図8の実施例においては、アクチュエータは誘導的に制御される。電気伝導性 のカーボンファイバ150は、溝領域154のセラミックあるいは鉄の磁束透過 コア152のまわりにしっかりと巻き付けられている。溝領域は半径方向の穴1 56によって、中央穴158に接続されている。封止O−リング162を有する ピストン160は中央穴に滑り入れられる。熱伝導性外部壁164は、溝を封止 して、閉鎮された環状チャンバを規定する。外壁は、外部収納部による磁界の寄 生的誘導を避けるために酸化ベリリウム・セラミックで形成されるのが好ましい 。O−リング166は環状チャンバを封止する。しっかり巻きつけられたカーボ ン・フィラメントと半径方向の穴と中央の穴との間の全 ての空間を含む環状チャンバはワックスのような重合体の膨張媒体168で満た される。環状チャンバ内の膨張媒体が状態を変え、膨張するとき、半径方向の穴 と中央の穴の中の重合体の物質には、状態を変えなくても流動を起こすような十 分な圧力が加えられる。重合体の物質が流動するときには、ピストンを押して伸 長させる。あるいは、穴156、158は、膨張をピストンに伝達することので きる弾力性のある化合物で満たすことも可能である。この実施例においては、膨 張ポリマーは領域150に制限される。 鉄あるいはセラミックの磁気コアはループ状に延びている。ワイヤ巻き線17 0はコア・ループの離れた部分のまわりに巻かれており、ループと電気カーボン ファイバ巻き線150を通る磁束を選択的に生成する。 アクチュエータの速度は、大部分、熱エネルギーが膨張媒体を出入りする速度 によって制御される。ソレノイドは最も一般的なアクチュエータの中のものであ るので、現在ある装置の大部分はソレノイドのスピードで作動するアクチュエー タを使用するよう設計されている。同様に、多くの設計者は、アクチュエータが ソレノイドと比較できるほどの速度を持っていることを要求する。負荷の下では 、ソレノイドは典型的には、約50〜500ミリ秒の範囲で作動する。負荷なし では、ソレノイドは20ミリ秒位の速さで動くであろう。従って、本アクチュエ ータのコア構造は膨張媒体を出入りする熱が十分な速度で動き、動作を2分の1 秒かそれより短い間で達成できるように設計する。ア クチュエータを膨張させるのに要求される熱エネルギーの量Qcは、膨張媒体の 融解熱Hf、生成される圧力P、及び膨張体積dVによって決定される。膨張し たアクチュエータを収縮させるために取り除かねばならない熱エネルギーの量Qc は、ちょうど融解熱Hfである。融解熱は圧力と温度の複雑な関数であって、異 なる重合体の物質に対し変化し、まだ普遍的な数学公式に単純化できていない。 ここでの解析を簡単にするため、融解熱を固定された量Hfで表す。より詳しく は、 膨張:Qc=Hf+P*dV*c (1a) 収縮:Qc=Hf (1b) ここで、cは変換係数である。Qを立方インチあたりのBTUで測定するとき、 融解熱Hfは立方インチあたりのBTUで測定され、圧力Pは平方インチあたり のポンドで、膨張体積dVは膨張物質体積の立方インチあたりの立方インチで測 定され、変換係数cは、インチ/ポンドあたり1/9336BTUである。熱伝 導速度qは熱エネルギーQの時間微分、すなわち、 膨張:qc=dQc/dt =d(Hf+P*dV*c)/dt (2a) 収縮:qc=dQc/dt=dHf /dt (2b) 冷却あるいは収縮モードにおいては、ヒートシンクと膨 張物質間の全てのパスの実質の熱コンダクタンスを記述する全体の熱伝導率Uに よって、速度は制御される。このパスはヒートシンクから相変化を被る膨張物質 のもっとも遠 いもっとも増加した要素にまで広がる。全ての相変化物質がアクチュエータの収 縮をもたらすために相変化を被る必要がないことは注目されるであろう。しかし 、相変化を被らない物質は動作には寄与しない。熱伝導速度qcはまた、 qc=UAΔT (3) でも定義される。ここで、Uは全体の熱伝導率、Aは伝導パスの代表的面積、Δ Tは膨張物質とヒートシンクとの間の全体の温度差である。式(2)と(3)と を組み合わせると、 収縮:UA=qc/ΔT=(dHf/dt)/ΔT (4a) 上記計算において、U、全体の熱伝導速度は、ニクロム金属薄、酸化ベリリウム ・セラミック、膨張ポリマー及び様々なシンクのような、パス上にある様々な物 質の熱伝導性係数を示すコングロマリット数(conglomerate number)である。 更に、理論的面積Aと、Uに含まれる長さ係数Xによって表現されるコングロマ リット形態(conglomerate geometry)を仮定している。この形態係数を詳述す るためには、様々なシンクのパス上にある物質の熱的抵抗が膨張ポリマーのもの よりもはるかに小さいことに注意しなければならない。シンク物質の典型的な熱 伝導率はポリマーより240から1280倍大きい。従って、ポリマーの伝導率 と幾何形状のみを調べることにより問題を近似することができる。この場合、全 体の熱伝導率Uはポリマーの熱伝導率Kpに置き換えられる。シンクからもっと もはなれた膨 張ポリマー要素は、もっとも近いコア・シンク・パス要素からのポリマー中の距 離xとして定義される。従って、式(3)は、 qc=(KA/x)ΔT (5) のように書き換えることが出来る。ここで、Aは、いま考えている膨張ポリマー 要素の単位体積を与える伝導パスの正確な面積である。Kが重合体物質に対して 定数であることが分かり、この解析においてΔTを定数に固定すると、 qc=C*A/x (6) が得られる。ここで、C=K*ΔTである。 これから、アクチュエータの速度が、薄い層内のポリマーの所定の体積をシン ク表面面積のより広い面積に(Aを大きくする)拡げ(xを減少させ)ることに よって、増加することを見ることが出来る。我々の目的は、あらゆる与えられた アクチュエータの体積や物理的サイズに独立な、普遍的なアクチュエータの速度 係数を定義することなので、上記式6のqcを、アクチュエータの体積で割って 、以下のように正規化しなければならない。 qc/V=(C*A/x)/V=C/x2 (7) これは、異なるシステムの相対的比較のための係数であるので、便宜上、C=1 とし、1/x2係数の平方根を使うことができる。というのも、同点で、最大化 されるからである。ここで、この係数はまた、内部表面積を内部体積で割ったも のに等しく、多くの比較の場合便利である。従って、係数は、 R=A/V=1/x (8) となる、あるいは、アクチュエータの与えられた体積に対し、速度は内部壁から の平均距離の逆数に比例する。幅x、深さy、長さzの狭い溝あるいはのこぎり の切れ目の単純な例を取り上げると、表面積は2(x+y)zで、体積はxyz である。体積に対する表面積の割合Rは、 R={2(x+y)z}/(xyz) =2(1/x+1/y) (9) と書くことが出来る。 実験的プロセスから、0.025cm幅で0.150cmの深さの切れ目から は十分な結果が得られることが分かっている。この例においては、R=571. 4cm-1である。10×10-4cmのオーダーの直径を持つファイバ・コアに対 しては、体積に対する面積の比は35,000から127,500cm-1の範囲 にあり、ファイバ・コアが押圧される密度に依存する。従って、表面積の体積に 対する比が約2500cm-1より大きいコアによれば、低速度において十分な結 果が得られ、比が37,500cm-1ではより高速の動作が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 を流れる液体は、コア、容器そしてヒートシンクを介し て相変化物質から熱を奪い、相変化化合物を凝固させ、 プッシュ・ピンを収縮させる。500ミリ秒より短い動 作時間を達成するよう、相変化化合物は選ばれ、アクチ ュエータのサイズが決められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内部チャンバを内部に規定する容器と、表面間に多数のパスを規定する、チ ャンバ内に配置された熱伝導性コアと、コア内のパスを満たし、コアが熱を伝え たときは膨張し、コアが熱を奪ったときには収縮する温度膨張化合物と、化合物 が膨張収縮をするとき機械的動きを被る手段とを備えるアクチュエータであって 、 ヒートシンクとコアの間に選択的に温度差ΔTを生成し、前記化合物は熱伝導 率Uを有し、コアから化合物への伝導パスは代表的面積Aを有し、化合物は融解 熱Hfを有して、 UAΔT/Hf<0.5秒 となる手段を更に特徴とするアクチュエータ。 2.熱伝導性コアの表面積の容器の内部チャンバの体積に対する比が2500セ ンチメートル-1より大きいことを更に特徴とする請求項1記載のアクチュエータ 。 3.コアが電気的かつ熱的伝導性を有するアコーディオン状のひだを付けられた 金属薄を含むことを更に特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。 4.電気接続手段はコアの相対する端に電気的に接続され、コアの相対する端の 間ではコアは相対的に伝導性を有し、容器は相対的に電気的伝導的性がなく、電 気接続手段に印加される電流は主にコアを流れ、コアが抵抗ヒータとして機能す ることを更に特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。 5.少なくとも容器の一方の壁が熱伝導セラミックの層を含んでいることを更に 特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。 6.熱伝導性コアは、高熱伝導性のファイバと高熱伝導性の粒状の物質との少な くとも一方を含むことを更に特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。 7.高熱伝導性の粒状の物質は細かく分割されたダイヤモンドを含むことを更に 特徴とする請求項6記載のアクチュエータ。 8.高熱伝導性のファイバは、カーボンファイバを含んでいることを更に特徴と する請求項6記載のアクチュエータ。 9.コアが、電気的に絶縁された加熱伝導体を有していることを更に特徴とする 請求項8記載のアクチュエータ。 10.カーボンファイバは、ランダム・ファイバ・マット、クロース、ロビングス 、心棒に巻き付けたもの、ランダムに切り刻まれたもの、細かく分割されたのも の内の1つであることを更に特徴とする請求項8記載のアクチュエータ。 11.コアのカーボンファイバを選択的に押圧する手段を更に特徴とする請求項8 記載のアクチュエータ。 12.コアは、容器の少なくとも熱伝導性のある部分と熱的に接触しており、容器 の熱伝導性のある部分は、熱伝導性コア物質の熱伝導率よりも小さな熱伝導率を 有しており、容器が伝導性が良くないことによって、コアがチャンバ全体と熱平 衡にあることが維持されることを更に特徴とする請求項8記載のアクチュエータ 。 13.内部チャンバが一般に環状で、磁束透過コアを囲んでおり、 更に、磁束透過コア内に磁束を選択的に誘導する1次側巻き線と、 内部チャンバ内に設置され、磁束透過コア内に誘導された磁束が、2次側巻き 線に電流を誘導し、2次側巻き線内の電流が抵抗加熱を起こすような2次側巻き 線とを更に備えることを更に特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。 14.内部チャンバを内部に規定する容器と、内部チャンバ内に配置され、加熱及 び冷却されることによって、膨張及び収縮する化合物と、化合物の膨張及び収縮 を機械的動きに変換する手段とを備えるアクチュエータであって、 カーボンファイバ・コアがチャンバ内に配置され、カーボンファイバの表面間 の多数のパスを規定し、カーボンファイバは容器の熱伝導性の部分と熱的接触が あり、化合物がカーボンファイバ内のパスを満たして、カーボンファイバが化合 物に熱を導き入れるときは化合物が膨張し、カーボンファイバが化合物から熱を 奪うときに化合物が収縮することを更に特徴とするアクチュエータ。 15.電気的に絶縁された抵抗加熱伝導体は、ファイバと熱的接触を持ちながらフ ァイバ内を延びていることを更に特徴とする請求項14記載のアクチュエータ。 16.熱伝導特性を調整するためにカーボンファイバ・コアを選択的に押圧する手 段を更に特徴とする請求項14記載のアクチュエータ。 17.内部チャンバと同軸的に伸長している磁束透過部材であって、カーボンファ イバ・コアは、磁束透過部材内の磁束がカーボンファイバ内に抵抗加熱電流を誘 導するように設けられており、 磁束透過部材内の磁束を選択的に誘導する1次側巻き線手段とを更に特徴とす る請求項14記載のアクチュエータ。 18.容器の内部チャンバを、それらの表面間に多数のパスを規定し、加熱及び冷 却に伴って膨張及び収縮する化合物でパスが満たされ、内部チャンバの体積とコ アの表面積との間で、ある面積に対する体積の比を持つ熱伝導性コアで満たし、 化合物が膨張するようにコアを加熱し、 化合物の膨張を機械的伸長に変換し、 化合物が収縮するようにコアと熱的接触のあるヒートシンクを冷却し、 収縮を機械的収縮に変換することからなり、 Uを化合物の熱伝導率、ΔTを温度差、Aをコアから化合物への伝導パスの代 表的面積、Hfを化合物の融解熱としたとき、化合物とコアとの間の熱伝導が、 UAΔT/Hf<0.5秒で特徴付けられ、機械的収縮が0.5秒より早く達成 される機械的動作方法。 19.コアは、面積に対する体積の比を調整するために選択的に押圧されるカーボ ンファイバを含んでいる請求項18記載の方法。 20.前記加熱するステップは、内部チャンバ内に加熱電流 を誘導的に誘導することを含む請求項18記載の方法。
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