【発明の詳細な説明】
自動駐車場
本発明は自動駐車場に関するものである。
本発明の技術的分野は車両の運搬および保管を含む。
本発明は特に都市部における自動車、貨物車または移動式エンジンの駐車設備
に関する。
車両を自動的に駐車させるための装置は、多くのものが知られている。
特許出願FR2 511 417(FRIED,KRUPP他)には、車両保管ボックスと連絡する
持上げ面、該車両持上げ面を受け入れる可動プラットホームを有する前記の如き
装置で、該プラットホームが相互に連接され、移動装置によって前記ボックス内
に動かされるようになった装置が記載されている。
特願出願FR2 601 989(SOVER PARK)には、下降機、エレベータ、少なくとも
3個の自動キャリッジおよび車両支持パレットを有し、この組立体が自動的に制
御されるようになった自動駐車場が記載されている。
特許出願FR2 651 823(JAMAL他)には、機械化された駐車場で、直線に沿って
移動する車両を装荷し、かつ荷卸し得る、少なくとも一つの独立した可動運搬キ
ャリッジと、地面上を案内する部材で、キャリッジ上の車両の装荷および荷卸し
方向とほぼ垂直な、少なくとも一つの方向に該キャリッジを動かし得る部材とを
有する駐車場が記載されている。
特許出願FR2 600 363(MARCOULET)には、エレベータと、運搬せんとする各車
両に対する可動板で、ロボットによって運搬することができ、かつ四つの側方開
口を備えたエレベータを有する可動板とからなる自動駐車場が記載されている。
前記資料に記載されている総ての装置においては、車両の整理または保管を行
うための各孔に、該車両に対する板、キャリッジまたは支持体を設けねばならず
、これは価格の上昇を招くと共に、車両に対する保管空間をさらに大きくする必
要が生じる。
なおこのシステムは、車両を受入れんとする場合、キャリッジ運搬者が、使用
されていない室内の支持体上に車両を置くためには、空いた置き場所内において
、使用されていない車両支持体を探し求め、該支持体を車両装荷区域に移動させ
ることを必要とし、これは不用な移動、したがって時間の損失を招く。
さらにキャリッジの移動距離は一般的に、少なくとも車両の寸法より大きい支
持体の寸法に等しく、これも時間およびエネルギーの損失を招く。
同様に特許出願FR2 646 193(KOYO JIDOKY COMPANY)には、車庫用車両コンベ
ヤで、車両の下を通り得る小さな切換器と、二つの側方レールを備えた貨車プラ
ットホームとを有し、切換器が該レールの上を移動するようになったコンベヤが
記載されており、このコンベヤにおいては、切換器が櫛の形をなした歯を有する
腕を備え、切換器を持上げてはならないようになる前に、この腕が装荷せんとす
る車両の空気装置の下に入り、該車両をコンベヤに載置し得るようする。
特許出願US2 077 238(HENRICKS)は自動駐車型車両の保管装置に関するもの
で、この装置は複数のレベルを有し、各レベルはその上を延びる通路内に移動し
得る転送プラットホームを備えている。
各転送プラットホームにはキャリッジが設けられ、該キャリッジは各転送プラ
ットホーム上に設けられたレールの上、エレベータの上および各車両整理ボック
スの中を移動することができる。
各キャリッジは二つの棒を備えた特別の形の動力ジャッキを有し、該棒は自動
車の前方歯車装置の下部と係合し、かつ自動車の前方部分を交互に上下せしめ、
自動車の前方部分が持上られた時に該自動車をキャリッジと共に移動させること
ができる。
特許出願US2 428 856(SINCLAIR)は自動車の駐車装置に関するもので、該装
置は車両担持部材と、該担持部材から車両を一つの区画の方に転送し、かつこれ
と逆に転送する装置を備え、該転送装置は縦方向に延びる1対の曲がり腕を有し
、この腕は縦方向に移動することができ、かつその曲がった端部は、立上がり位
置を占めるように枢動し、それによって前記転送装置が車両を移動せしめ得るよ
うになすことができる。
しかしながら前述のシステムにおいて説明したような、各車両に対する支持体
を備えていない最後の形式の装置は、不便である。このシステムの主なる不便の
一つは、複雑であり、かつまたは駐車場構造物内の重要な場所(高さ)を失う場
合があることである。したがってこの提起された問題は、駐車場において保管す
べき各車両に対する支持体を必要としないような自動駐車装置で、該車両の保管
に必要な最大空間を減少せしめ、同様に車両を載せる可動キャリッジの移動を制
限し得るような駐車装置を形成することである。本発明の目的は駐車装置で、保
管および使用者に託された車両修復に要する時間を短縮し、かつ最適化し、駐車
場設備およびその機械的部材の費用を軽減し、特に所定数の室に対する駐車容積
を最小となすことである。
前記問題は、輸送車両に対する自動駐車場において、該車両を移動せしめ、か
つ支持し得る少なくとも一つの第1キャリッジを有し、さらに規則正しく配設さ
れた複数のほぼ等しい駐車室と、キャリッジプッシャーと称される少なくとも一
つの第2キャリッジで、前記車両を押動しかつまたは転動せしめ、かつまたは牽
引する装置を備えたキャリッジとを有し、車両を一つづつ前記第1キャリッジ上
に装荷し、車両を該第1キャリッジから排出することができ、かつ前記第2キャ
リッジが軸線のほぼ垂直な、少なくとも二つの動力車輪を有する自動駐車場を提
供することによって解決される。
第2キャリッジは、好ましくはその縦方向の各端部に、引込め可能衝当装置を
有し、該衝当部材は立上がった時に、車両、なるべくはそれぞれその前後のバン
パと共働し、該車両を押動し、かつまたは後退せしめ、衝当部材が引込め位置に
ある時に、第2キャリッジを車両に対して移動せしめ得るようにされる。
第2キャリッジは推進エネルギーの貯蔵装置を有し、該第2キャリッジが自動
的に作動するようになすことができる。
好ましくは駐車場はその各室内に、車両案内装置を有し、かつ第2キャリッジ
も車両案内装置を有している。
好ましくは、第2キャリッジは長さを調節し得る、細長い金属製の台車で、縦
軸線YY1に沿ってほぼ水平に延びる台車と、ほぼ水平な軸線を有する、直径の
小さな、少なくとも3個の車輪支持体で、自由に回転し得る車輪支持体と、軸線
のほぼ垂直な、少なくとも2個の動力車輪で、ほぼ垂直な転動バンド上に支持し
得る動力車輪とを有し、該動力車輪が、幅が少なくとも10センチメートル、直
径が少なくとも20センチメートルなる空気装置を有するものとされる。
好ましくは、第2キャリッジはその縦軸線に沿って相互に摺動し得る二つの部
分から成り、移動せしめんとする車両の長さに適合するようにされる。
好ましくは、第2キャリッジはその位置を測定するために、少なくとも二つの
光学装置を有し、さらにこの第2キャリッジは、検出器CCDを備えた少なくと
も2個の、なるべくは4個の受信装置を備え、該検出器が第1キャリッジおよび
駐車場構造物上に設けられた可視標点と共働するようにされる。
好ましくは、第2キャリッジは、動力車輪を駆動する少なくとも二つの電動機
を有し、該電動機は、第1キャリッジと該第2キャリッジの間で電気エネルギー
を伝達する第1装置により別個に付勢および/または制御され、該第1伝達装置
は巻取り可能な導電ケーブルを有している。
好ましくは第2キャリッジは、動力車輪モータの運転、および位置測定装置か
らくる信号の処理を制御する電子装置と、第2キャリッジおよび第1キャリッジ
間の信号伝達装置とを有し、第2キャリッジが第1キャリッジ上に位置した時に
、第2キャリッジの位置測定装置から出た信号が、第1キャリッジ、特にその運
転制御装置に伝達されるようにする。
好ましくは前記伝導装置は、無線式の、たとえばラジオ波による伝導装置とさ
れる。
好ましくは、第1キャリッジは、動力車輪を駆動する少なくとも二つの電動機
を有し、かつ該第1キャリッジはその下方部分に、少なくとも二つの第2電気接
触装置と、それぞれ駐車場に設けられた少なくとも二つの、第2電気接触装置と
を有している。
好ましくは第1キャリッジは、YY2なる縦軸線を有する金属製の台車を備え
、該台車はその縦方向中央部分に、少なくともその縦方向端部の一つに開口し、
かつ第1キャリッジの二つの縦方向端部に開口する中央空隙を有し、該中央空隙
は上向きに開き、かつ全体的にU字形部分を形成する台車の縦方向部材によって
画定され、さらにこの中央空隙は、少なくとも第2キャリッジの一部分を受入れ
ることができる。
好ましくは第1キャリッジは、その上方部分に二つの表面を有し、これら表面
の上を、第2キャリッジによって第1キャリッジ上に装荷された車両の車輪が転
動し得るようになっており、これら表面はほぼ平らであり、第1キャリッジの縦
軸線YY2に対してほぼ対称的に配設され、かつ好ましくは側方バンドを備え、
該バンドは水平に対して小さな角度、たとえばほぼ30度の角度をなして、前記
中央空隙の方に延びている。
好ましくは各駐車室は、第2キャリッジによってこの室に装荷された車両の車
輪が転動する二つの表面を有し、該表面はほぼ平らであり、室の縦軸線に対して
ほぼ対称的に配設され、かつ僅かに傾斜し、なるべくは水平面に対して30度以
下の角度で傾斜し、駐車室の縦方向中央部分に形成された中央空隙の方に延び、
該中央間隙が第2キャリッジを、少なくとも部分的に受入れるようにされる。
好ましくは各駐車室は、引込め可能衝当装置を有し、該衝当装置は、第2キャ
リッジが移動する時に、第1キャリッジの車両を駐車室の方に押動し、該車両を
自動的に室の中に入れるようにし、かつ第2キャリッジが前記室から第1キャリ
ッジの方に移動する時に、車両が駐車場の室から出るのを阻止し、したがって室
から車両の出るのを禁じる安全装置を形成するようになっている。
好ましくは第1キャリッジは、その動力車輪のモータの運転を制御する電子装
置を有し、かつ第1キャリッジおよび駐車場の固定制御装置の間で信号を伝達す
る、なるべくは無線の装置を有している。
好ましくは前記装置は少なくとも一つの入口ロック室、少なくとも一つの出口
ロック室、少なくとも一つのエレベータを有し、該入口ロック室は特に入口戸に
よって閉鎖され、かつ中間戸によって前記エレベータから隔離され、さらにこの
入口室は、人間または動物の存在を検知する装置(容積単位のレーダ赤外線によ
る)を有し、かつ駐車場は入口戸および中間戸の機能を、前記存在検出装置から
出る信号の関数として自動的に制御する装置を有している。
好ましくは入口および出口ロック室は、ほぼ中央に管路を有し、該管路はほぼ
垂直の転動面を備え、ロック室内における第2キャリッジの移動を可能にするよ
うにされる。
本発明による自動駐車場は、公知の駐車場に比して多くの利点を有している。
本発明によって得られる利点の一つによれば、限られた短時間内に、車両または
他の活荷重を受入れ、かつこれを返戻し得るような駐車場を設けることができる
。さらに本発明の駐車場によれば、第1キャリッジの移動経路の両側に、1列の
室を配置することにより、公知の多くの装置に比し、駐車場が占める全容積に対
して、その2/3に近い程度の有用保管容積が得られる。駐車場の全容積のこのよ
うな配置は、第1キャリッジの移動通路の両側に、保管室の複数の平行列を配置
することによってさらに改善される。しかしながら操作時間の増加を避けるため
には、配分通路の両側に配置する室は2または3列に制限することが望ましい。
さらにこの場合は各駐車レベルに、計画的に幾つかの空の室を設ける必要がある
。
駐車場にとって重要なことは、第1キャリッジおよび第2キャリッジプッシャ
ーの複数の組立体を設け、これら組立体を同時に使用して、車両の装荷および取
卸し時間をさらに短縮し得るようになすことである。
なお組立体を管理する情報装置を設け、車両の入場および退場を制御し得るよ
うにされる。この時車両は、たとえば使用者の有しているカード(たとえば磁気
カード)によって作動され、積載荷重と、車両の容積およびその一般的状態の検
査証を有する車両の管理が可能となり、複数のレベルに駐車する場合には、単数
または複数のエレベータを自動的に操作することができ、自動第1キャリッジお
よび第2キャリッジの経路を制御管理することができ、かつ該キャリッジの運動
全体を最適に管理することができる。
本発明による駐車場の特殊性により、特に標準の形鋼から形成される前記車両
受入れ室の構造体は、該室を画定する非常に簡単な格子の形として形成すること
ができ、非常に簡単な、したがって安価な設備で済む。
本発明によって得られる多くの利点は、添付図面によって次に説明する実施例
によって明らかとなる。この実施例は本発明を制限するものではない。
第1図は本発明による駐車場に設けられたキャリッジの、1実施例の略側面図
で、第2図のI−Iの方に見たもの。
第2図は本発明による自動駐車場の、キャリッジによって操作される車両の平
面図。
第3図は本発明による駐車場の略断面図。
第4図は本発明の自動駐車場に対するキャリッジの略縦側面図で、その使用状
況を示す。
第5図は第4図に示された第2キャリッジまたはキャリッジプッシャーの略平
面図。
第6a図は本発明によるキャリッジプッシャーの好適な実施例の平面図で、第
6a図のVIa−VIaの方に見たもの。
第6b図は本発明によるキャリッジプッシャーの縦側面図。
第6c図は第6b図のVIc−VIcの方に見た図。
第7a図は本発明の駐車場に使用される第1キャリッジの略平面図。
第7b図は第7a図のVIIb−VIIbの方に見た図。
第7c図は第7a図のVIIc−VIIcの方に見た図。
第8図は地下駐車場となるように形成された、本発明による自動駐車場の略平
面図で、第9図のVIII−VIIIの方に見た図。
第9図は本発明による地下自動駐車場の1実施例の断面図。
第10図は第9図のX−Xの方に見た図。
第11a図は本発明による駐車場構造の一部分の詳細図。
第11b図は第11a図のXIb−XIbの方に見た図。
第11c図は第11a図のXIc−XIcの方に見た図。
第1図によって明らかな如く、本発明による第1キャリッジ1は台車15を有
し、該台車は動力車輪となし得る車輪18を備え、この動力車輪によって前記第
1キャリッジは地面または、他の支持体上に載置され、該地面上をほぼ第1図の
面内において移動することができる。前記台車はその上方部分に転動面23を有
し、この上を、たとえば空気装置を備えた車輪31を有する車両27が移動する
。図示の如く、この車両はバンパ301を有し、該バンパは同様にプッシャーキ
ャリッジと称される第2キャリッジ4の、引込め可能衝当部材281と共働し、
該キャリッジ4は同様に動力車輪となし得る支持車輪6を備えている。図示の如
く、第1キャリッジ1は同様に、ほぼ軸線の垂直な案内車輪29を有している。
第2キャリッジの引込め可能衝当部材281の上方部分は、該第2キャリッジを
支持する車輪の位置する面に対し、したがって車両の位置する面に対して、H1
なる高
さの所に位置し、引込め可能衝当部材281が、直立位置において車両のバンパ
と共働するようになっている。さらに詳しく言えば、引込め可能衝当部材281
はその直立位置においては、前記バンパと接触し、車両を押動して第1キャリッ
ジ1上において位置決めし、または車両を第1キャリッジから引出し得るように
なっている。
第2図によって明らかな如く、第1キャリッジ1は、たとえばその縦軸線YY
2に対してほぼ対称であり、かつ軸線がYY3、YY4、YY5,YY6なる4
個の車輪18を有し、この車輪によって第1キャリッジは矢印F1の方に、すな
わち第1キャリッジの横軸線XX1の方に移動することができる。第1キャリッ
ジはそれぞれその縦方向端部に,ほぼ垂直な軸線ZZ1、ZZ2、ZZ3、ZZ
4の周りを回転する第2車輪29を有し、これによって前記横軸線XX1に沿っ
た、第1キャリッジの移動を案内することができる。これは前記軸線XX1と平
行な支持面または案内面が得られ、この面に対して車輪29が支持されるように
なるからである(この図には支持面は示されていない)。
図によって明らかな如く、車両27および第2キャリッジプッシャー4は、そ
れらの車輪により、第1キャリッジの台車上を、ほぼ該第1キャリッジの縦軸線
YY2に沿って、かつ好ましくは第1キャリッジの横方向のほぼ中心を転動する
ことができ、この時第2キャリッジの縦軸線YY1が、第1キャリッジの縦軸線
YY2および車両の縦軸線とほぼ一致するようになっている。
図によって明らかな如く、第2キャリッジ4はそれぞれその縦方向端部に、引
込め可能衝当部材281、282を備え、かつ該縦方向端部に、動力車輪となし得
る二つの支持車輪6を備え、この車輪は前記第2キャリッジと、該第2キャリッ
ジ上に配設された車両とを駆動するようになっている。これはこの時立上がり位
置(ほぼ垂直な)にある一つの引込め可能衝当部材と、車両の前方バンパ302
または後方バンパ301とを介して、第2キャリッジから車両に伝達される押圧
力によって行われ、該車両を矢印F3によって示される如く、前進または後退さ
せる。
たとえば5.50メートル程度となし得る、第1キャリッジの長さL1は、第
2キャリッジを完全に取込むことができ、第2キャリッジの引込め可能衝当部材
が第2図に示される如く立上がっている時、または直立時には、第2キャリッジ
の長さL’2より大であり、第2キャリッジの引込め可能衝当部材間の使用可能
長さL2は、本発明による駐車場内に駐車させる車両の長さよりは大、またはこ
れと等しくなるようにされている。
さらに第2キャリッジの幅L4は、駐車場に駐車させる車両の最小軸距離よりは
小さく、かつ第2キャリッジの台車5の高さは、主として第1キャリッジおよび
第2キャリッジから成るこの転送システムによって移動される車両の下を自由に
摺動せしめ得るようになっている。
好ましくは第1キャリッジはその両側面に距離計36および37を備え、これ
によって、駐車場内に前もって設置された標識に対して、第2キャリッジを位置
決めし、その信号が該キャリッジの運動を調整制御するシステムに伝達されるよ
うにする。
第3図に示された、本発明の自動地下駐車場の実施例においては、地面32に
穴が掘られ、該駐車場は駐車せんとする車両を配設する入口室33(またはロッ
ク室)を有し、これに続いて転送室70が設けられ、さらに排出室34(または
出口ロック室)が続き、使用者が車両を回収せんとする時に、これを該排出室内
に取戻すことができる。駐車場の地下部分における、車両の整理室または保管室
は、この断面図においてはそれぞれ21、22、23、24、25、26、27、28、
29、210によって表されており、かつこれら保管室は31〜35までによって表
された5個の水平線によって分離されていることが分かる。さらにこの実施例に
おいては駐車せんとする車両が、入口室33から第2キャリッジまたはプッシャ
ーによって、自動的に転送室70に送られ、かつ第1地下水平線において、室21
内に車両27が位置し、この車両は別のキャリッジプッシャー4によって操作
される。各水平線31〜35はその中央部分に、第1キャリッジ1の移動路を有し
、該移動路31は対応する保管室のプラットホームのレベルより僅か下方に位置
し、該第1キャリッジ1の高さを考慮に入れて、各室のプラットホームのレベル
が、第1キャリッジの上方部分の高さとほぼ同じとなり、第2キャリッジおよび
車両が、前記室(図の室21)のプラットホームから、第1キャリッジ1のプラ
ットホームまたは上方部分に自由に転動し得るようになっている。
本発明による駐車場においては、総ての車両が、その内部制動システムを解除
し、キャリッジプッシャー4の縦方向引込め可能衝当部材28によって与えられ
る牽引力および押圧力により、自由に転動し得るようになっていることが必要で
ある。
第3図に示されるような複数のレベルを有する駐車場においては、もちろんエ
レベータが設けられ、このエレベータが、第1キャリッジおよび第2キャリッジ
から成る組立体であれ、第1キャリッジ、第2キャリッジおよび該第1キャリッ
ジによって担持された車両から成る組立体であれ、これを駐車場のレベルの一つ
から、転送室70の地面レベルまで、またはその逆に転送し得るようにされる(
この図にはエレベータは示されていない)。
第4図は本発明による実施例の1形式において、第1キャリッジ1が地面また
は駐車場構造物内に掘削された通路31内を、図の面に垂直な方向に循環し得る
ようになったものを示すもので、この循環は動力輪となし得る車輪18によって
行われ、かつ軸線がほぼ垂直な前記案内車輪29によって案内される。図によっ
て明らかな如く、第1キャリッジは台車15を備え、該台車はその上方部分に転
動面23を有し、この転動面上を第2キャリッジ4と、転送すべき車両27とが
転動する。
図示の如く、第2キャリッジはその縦方向端部(図の左右)にそれぞれ引込め
可能衝当部材282および281を有し、該衝当部材は少なくとも一つのジャッキ
35により、図の面に対してほぼ垂直な回転軸線XX3およびXX2の周りに枢
着されている。さらに第2キャリッジ4は台車5を有し、該台車には支持車輪ま
たはローラ6が固定されている。図示の実施例においては、第2キャリッジは複
数の位置測定装置38、39、40、41、42、43、44、45、46、4
7および48を備え、該位置測定装置によって、駐車場構造物内に設けられた標
識に対する第2キャリッジの位置を測定することができ、同様に転送すべき車両
に対する第2キャリッジの位置を測定することができ、この位置測定装置はたと
えば音響式、赤外線式または他の形式の距離計となすことができる。この図によ
って明らかな如く、引込め可能衝当部材281は上向きに延びた立上がり位置に
あり、かつほぼ直立し、一方第2衝当部材282は引込め位置にあり、かつ該第
2キャリッジの台車5のほぼ延長内に位置している。同様に図示の如く、第1
キャリッジは駐車場構造物に対する第2キャリッジの位置を測定する装置36を
有している。好ましくは衝当部材281および282が引込められた時には、第2
キャリッジの全高さH3が、車両の地上高さH2より僅かに小となるようにされ
る。図示の状態においては、第2キャリッジはその上に車両27が装荷される前
の位置にあり、この装荷は第2キャリッジが図の左方に移動し、該第2キャリッ
ジが車両の車輪の間を通って該車両の下にくるようになすことによって行われる
。
次に第2キャリッジが車両の下に完全に滑り込み、衝当部材282が、第2キ
ャリッジの前記測定装置(および前記調整制御装置)によって測定された位置に
おいて自由に立上がり得るようになった時に、該衝当部材282は立上がり、か
つ第2キャリッジが移動して(図の右方に)車両を押動し、これを第1キャリッ
ジ上に動かす。
第5図によって明らかな如く、第2キャリッジ4は、台車5の縦方向端部の近
くに、動力車輪となし得る4個の支持車輪6を有し、かつ第2キャリッジおよび
移動せしめんとする車両を移動させることができる。図示の如く、測定装置40
、41および48は台車5の上面に設けられ、測定装置46、47および44、
45が台車の側面に設けられ、かつ測定装置38、39、42および43が対応
する引込め可能衝当部材281および282(前記ジャッキ35によって作動され
る)上に設けられている。
第6a図、第6b図および第6c図に示される如く、第2キャリッジまたはキ
ャリッジプッシャーおよび/または車両トラクタは台車5を有し、該台車は第2
キャリッジの縦軸線YY1に沿って延び、かつこの好適な実施例においては主と
してI字形断面の金属ビームによって形成されている。図によって明らかな如く
、第2キャリッジは、駐車場の各整理室内、および第1キャリッジの中央部分に
設けられたU字形の形鋼上の転動バンド49上を、その支持車輪またはローラ6
によって転動することができ、該ローラは回転自在に装架され、かつ周知の装置
によって台車に固定されている。同様に図によって明らかな如く、第2キャリッ
ジは好ましくは、空気装置を備えた動力車輪7を有し、該車輪は大きな接触面と
、優れた接着力によって前記U字形の形鋼49上に支持され、第2キャリッジお
よ
びこれによって駆動される車両を前進させるようになっている。ほぼ垂直な軸線
ZZ5を有する動力車輪7は、好ましくはモータ10、たとえば比較的出力の小
さな、たとえば50ワット程度の、ほぼ垂直な軸線ZZ6を有する直流電動機に
より、たとえばプーリーおよびベルトシステム50を介して回転させることがで
きる。さらに好ましくは、各動力車輪7の回転軸を支持する軸受は、ばね板51
の自由端51aに装架され、該ばね板の第2端部51bは、埋込み型の装架方法に
よって台車に堅く固定され、動力車輪を矢印F4によって示される外方に常時押
圧し、したがって前記形鋼上の車輪の圧力を増加せしめることによって、動力車
輪を支持する形鋼49の転動バンド上における該動力車輪の接着力を増加させる
ようになっている。
同様に第2キャリッジは、動力車輪を駆動する電動機を付勢するための電池1
1を備えた室と、該電動機を調整制御する電気装置を収納する室とを有し、この
電気装置は同様にたとえば検出器CCDから成る位置測定装置の受信器91、92
、93、94からの信号を受入れることができ、前記検出器CCD91および92は
、第2キャリッジの台車の側方部分において、該台車の中央区域に装架され、か
つ検出器93および94は、それぞれ第2キャリッジの台車の固定部分の二つの縦
方向端部に装架されている。図によって明らかな如く、前記各端部には引込め可
能衝当部材281および282の枢着装置が設けられ、該衝当部材は特に本実施例
の場合は、ジャッキ35を有している。
好ましくは電子処理装置13に接続された位置検出器CCDから送られる信号
は、たとえばマイクロ波または赤外線による伝達装置を介し、発信および受信装
置によって、第1キャリッジ(図示せず)に伝達され、したがって第1キャリッ
ジおよび第2キャリッジの間で情報伝達が行われる。なお好ましくは複数の電力
伝達装置を設け、第2キャリッジが第1キャリッジのほぼ中央に装架された時に
、該電力伝達装置が共働し、第2キャリッジの電池と、第1キャリッジの外部電
池充電器で、該第1キャリッジが使用されない時に、この第1キャリッジの電池
を充電し得るように、駐車場の固定構造物内に設けられた外部電池充電器、また
は第1キャリッジ内に設けられた充電器で、前記固定構造物内に設けられた電圧
源から交流電圧が供給される充電器との間を接続し得るようにされる。
前記電気接続装置は、たとえば第2キャリッジの下方部分内に装架されたブラ
シ部分71で、第7a図に示される如く、第1キャリッジの上方部分内に設けら
れた導電バンド(141および142)と共働し得るブラシ部分を有している。
第7a図、第7b図、第7c図に示される如く、第1キャリッジは、たとえば
金属製の台車15を有するものとなすことができ、該台車は横梁151、153、
155および縦梁152、155、156および158を備え、該梁155および156
は、転動バンドを形成するほぼ垂直の面を有し、第2キャリッジの動力車輪は
この面によって支持される。図示の如く、第1キャリッジは前記縦形鋼を該キャ
リッジの下方部分に結合する板157を有し、かつその上方部分には二つの縦方
向面231および232を有し、これら各面は中心の方に、すなわち第1キャリッ
ジの中心縦軸線の方に傾斜する横バンドを有し、かつこれは自由空隙16によっ
て分離され、該自由空隙は第1キャリッジの縦方向端部1aおよび1bに開口し
、この空隙の中には第2キャリッジ(図示せず)が入って転動する。
同様に図によって明らかな如く、第1キャリッジは好ましくは、それぞれモー
タ17によって駆動される4個の動力車輪18を備え、該モータはたとえば直流
電動機となすことができ、第1キャリッジの台車に装架された電池19によって
付勢され、さらにこのモータは第1キャリッジ内に設けられた電気調整制御装置
20によって制御される。同様に第1キャリッジの動力車輪18で、たとえば金
属製車輪であり、かつ駐車場構造物(図示せず)内に設けられたレール上を転動
する動力車輪は、縦軸線YY2と平行な軸線に沿って装架され、第2キャリッジ
(図示せず)は該軸線YY2によって移動し、したがって横軸線XX2に沿って
移動し得る第1キャリッジは、第2キャリッジの移動方向に対して垂直に移動す
る。
第8図は本発明による自動駐車場の転送装置によって、車両27を装荷する時
の状態を示す。車両はブレーキを釈放した状態で、駐車場の入口室33内に位置
決めされ、かつ固定される。入口室は好ましくは案内装置58を有し、該案内装
置によって、車両のかじ取り車輪は車両の縦軸線とほぼ整合せしめられる。好ま
しくは車両を移動させる前に、入口室の戸を閉じ、レーダの如き検出器によって
、運転者が入口室から出たことを確認した後、入口室をエレベータケージから分
離
する中間戸(または金属製シャッタ)を開く。駐車場構造物内に設けられた、エ
レベータ52のプラットホーム上に位置する、第1キャリッジ1の上の第2キャ
リッジ4は、矢印F5に従って、ほぼ中央に位置する、ほぼ垂直な転動横バンド
を有する管路内に移動する。この時引込め可能衝当部材は引込め位置にあり、車
両の下を通り、次いで該引込め可能衝当部材28は停止した後立上がり、続いて
矢印F6にしたがって再び移動し、自分の車輪で転動する車両を、前記入口室3
3とほぼ等しいレベルにおいて、エレベータのプラットホーム上に配設された第
1キャリッジに達するまで押動する。第2キャリッジが第1キャリッジ上におい
て停止した時に、同様に立上がり位置にある第2キャリッジの第2衝当部材282
が車両を停止せしめ、これに続いて、前記レベルの一つまたは駐車室の一つに
転送された車両、第1キャリッジおよび第2キャリッジから成る組立体は、該車
両を駐車せしめ得るようになる。
第9図に示される如く、エレベータ52は地面のレベル32、詳述すれば駐車
場の入口レベルから、車両およびキャリッジを、地下駐車場のレベルまで転送す
ることができる。エレベータのプラットホームは好ましくは、その下方部分に位
置測定装置55を有し、該測定装置によって、エレベータプラットホームの位置
を調整し、かつ該プラットホームを前記駐車レベルに対応する所定の位置に停止
せしめ、第1キャリッジを、エレベータプラットホームから、駐車場構造物内に
設けられた移動通路内に移動せしめ得ると共に、保管せんとする車両を、たとえ
ば室2の一つに載置し得るようになる。同様に図によって明らかな如く、この駐
車場には第1キャリッジ11と、第1車両271を転送し得る第2キャリッジ41
とから成る第1組立体、および第1キャリッジ12と、第2車両272を転送し得
る第2キャリッジプッシャー42とから成る第2組立体が位置している。好まし
くは調整制御装置57が設けられ、該調整制御装置は前記キャリッジおよびエレ
ベータの位置を測定し、これらの運動を同調させるようになっており、さらに導
入請求個所(たとえば銀行カード読取り器を備えた)または駐車場出口柵の如き
付属装置を制御することができる。好ましくはキャリッジの保守室56を設け、
これによってキャリッジの検査または修理を行い得るようにする。
同様にこの図に示される如く、駐車場の各レベルはレールを備え、該レールは
第1キャリッジの支持および案内装置として働き、該第1キャリッジが中央通路
内を移動する時に、室の一つに位置する車両を回収し、またはこの室に車両を載
置し得るようにする。第10図においては、第1キャリッジ1は、駐車場の中央
通路31内を延びる前記レール54上を移動する。同様に図によって明らかな如
く、エレベータの移動ケージは中央通路31の延長上に設けられ、かつ車両保管
室2は中央通路の両側に設けられている。この中央通路の片側には2列の室2が
設けられ、これら室に対する所望車両の保管は、場合によっては該車両に対する
アクセスの妨げとなる車両を、駐車場の所定の位置にある空の室2aに転送する
ことによって行われる。
同様に図によって明らかな如く、各室はそのプラットホームの縦方向側面に、
空隙25によって分離された転動バンド24を有し、該転動バンドはほぼ水平の
中央部分を有し、かつなるべくは中心の方、すなわち空隙25の方に傾斜した側
方バンド部分を有し、車両が第2キャリッジ4の衝撃によって転動バンド24上
を転動する時に、車両を整合状態に維持すると共に、該車両の案内車輪を車両お
よび室の縦軸線とほぼ整合させるようになっている。同様に第1キャリッジも縦
方向横転動バンド23を有し、該バンドはほぼ水平の中央部分と、第1キャリッ
ジの中央部分の方に傾斜した側方部分とを有し、該第1キャリッジは前記空隙1
6を備え、この空隙は前記車両(それぞれ縦方向端部に引込め可能衝当部材28
の装架された)を押動しまたは引出す第2キャリッジ4の移動を可能にし、かつ
少なくともその一部分を含む。
第11a図、第11b図、第11c図に示される如く、本発明による駐車場の
固定構造物(担持部材)は、たとえば金属製のトラスによって構成することがで
き、該トラスは水平部材61と堅く接合された垂直部材59を有している。好ま
しくは、相互に重なったキャリッジ移動通路31内には、水平支持体61が設け
られ、該支持体上にはレール54が固定され、このレールは第1キャリッジの転
動を支持すると共に、第1キャリッジの車輪18と共働する。第11a図および
第11b図に示される如く、第2キャリッジは、第11図の左方高さにおいて、
第1キャリッジ上に設けられた空隙内の転動路に沿って、室のプラットホーム上
を転動することができ、かつ矢印F7に従って、保管せんとする車両27を室2
内に動かす。この時車両は、第2キャリッジが動力車輪7の駆動モータにより駆
動されるために、そのバンパ30を介して、直立位置にある後方衝当部材28に
より押動される。
第11a図および第11c図に示される如く、各室は二つの転動面24を有し
、該転動面は好ましくは水平に対して、なるべくは30度以下のAなる角度で傾
斜し、この角度によって、車両の車輪が転動面上を転動する時に、該車輪を心決
めする。面24は前記空隙25、すなわち前記室に対する車両の保管または引出
しが行われる時に、その中に第2キャリッジが入り、かつ摺動する空隙によって
分離されている。同様に第11a図においては、第1キャリッジ1は転動面23
を有し、該転動面は室の転動面24の延長内に位置し、かつ第2キャリッジの一
部分が位置する前記縦方向空隙16を有し、さらにこれは室のプラットホーム内
に形成された中央空隙25の延長内に位置している。第11a図および第11c
図においては、動力車輪7は、前記中央空隙25および16を画界する横転動バ
ンド62上に支持され、一方第2キャリッジ内に形成された水平下方部分の上と
、第1キャリッジおよび各室の中央空隙とを転動し得る、第2キャリッジの支持
車輪またはローラ6によって、第2キャリッジの重量を支持することができる。
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(72)発明者 ラセル,ベルナール
フランス国 エフ―13008 マルセーユ,
リュ アンリ シェナウ,9