JPH0850671A - 紙幣検知センサ出力補正装置 - Google Patents

紙幣検知センサ出力補正装置

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JPH0850671A
JPH0850671A JP6200306A JP20030694A JPH0850671A JP H0850671 A JPH0850671 A JP H0850671A JP 6200306 A JP6200306 A JP 6200306A JP 20030694 A JP20030694 A JP 20030694A JP H0850671 A JPH0850671 A JP H0850671A
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JP
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output
sensor
bill
integrator
value
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JP6200306A
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Akiyoshi Iwata
明美 岩田
Koichi Moriya
浩一 守屋
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣検知センサ出力補正装置において、各要
因にて発生する紙幣検知センサ出力のバラツキを補正
し、紙幣検知能力を向上させることができると共に、真
偽判定における信頼性を大幅に向上させることができる
ようにする。 【構成】 放電手段により積分器33の充電電荷を放電
させて、積分器33の放電終了時の出力値及び積分器3
3の充電後の出力値を順次読込む読込手段と;前記読込
手段により読込まれた前記充電後の出力値から直前の前
記放電終了時の出力値を減算する演算手段とを備え、前
記演算手段での減算値に基づき紙幣検知センサS4bの
出力を補正する。その他、紙幣の搬送速度の変動を補正
する手段、紙幣検知センサS4bの光源の光量の変化に
よって生じる誤差を補正する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣識別装置における
センサ出力信号の処理、特に、UV(蛍光)ランプ光を
紙幣にあてて反射(又は通過)されてきた蛍光を検知セ
ンサで受光して紙幣(特に蛍光物質を有する紙幣、蛍光
の無いものを真券とする紙幣;紙にコピーしたもの排除
するために用いる)の真偽を判定する場合の受光信号の
補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光物質を有する紙幣の真偽の判定は、
一般的に次のような方法で行なわれている。先ず、UV
ランプ光を紙幣にあて、反射されてきた蛍光を受光セン
サで受光する。そして、受光センサの出力を積分回路で
一定時間積分し、その積分値に基づいて真偽を判定す
る。その際、積分回路の定数を少なくして包絡線が閾値
を越えたところで判定するようにしている。
【0003】また、上記の判定処理は、紙幣を搬送する
モータの起動後、モータの回転が一定に落ちつくまで待
ってから行なうようにしている。すなわち、従来は紙幣
の搬送速度の変動に対する補正を行なっていないので、
搬送速度が遅い場合には所定のメカクロックが入るまで
の時間が長くなり、反対に搬送速度が速い場合には所定
のメカクロックが入る時間が短くなるため、同じ紙幣の
場所の蛍光信号を積分した場合に、結果として積分時間
が長い程出力の電圧は高くなる。その結果、搬送速度が
変動しているときには適正な値が得られないため、モー
タの起動後回転が一定に落ちつくまで待つようにしてい
た。また、一定速度で回転させるためにACモータを使
用しなければならず、使用した場合でもクラッチ,ブレ
ーキ等を用いて搬送速度が安定してから繰出しを始める
様にしていた。また、装置を小さくするためにDCモー
タを使うことができなかった。
【0004】また、経年変化等により、蛍光センサの出
力がある程度落ちて来た場合には、正確な判定処理を行
ない得ないことになる。このような場合、従来は、蛍光
センサまたはUVランプの寿命を推察して、適宜新品と
交換することによって対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな包絡線を用いた検出方法であると、信号波形をサン
プリングする位置がずれると検出値に若干の違いが生じ
るため(点でサンプリングを行なうため)、真偽判定の
信頼性が劣るという欠点があった。このため、紙幣のデ
ータをサンプリングする際には、積分の定数を大きくし
た紙幣の単位搬送時間毎にその電荷を放電させ、新たに
積分を開始させて紙幣の単位搬送時間毎にその積分値を
A/D変換し、その後積分された電荷を放電させて、次
の単位搬送時間の間積分するようにしている。この場
合、放電が遅いと多少の電荷が積分用コンデンサに残
り、サンプリングする電圧が徐々に上昇するという不具
合があった。
【0006】また上述したように、紙幣の搬送速度の変
動があった場合には、正しい検出値が得られないという
欠点があったため、搬送速度の変動があっても積分回路
の出力が変化しないようにすることが望まれていた。さ
らに、従来は、蛍光センサの出力がある程度落ちて来た
場合には、蛍光センサまたはUVランプが寿命に達して
いない場合でも新品と交換してしまうことがあり、装置
の保守期間を短くし、顧客の保守に必要な出費を増やす
結果になるという不具合があった。
【0007】本発明は上述のような事情より成されたも
のであり、本発明の目的は、回路やセンサを追加するこ
となく、上記のような各要因にて発生する紙幣検知セン
サ出力のバラツキを補正し、紙幣検知能力を向上させる
ことができると共に、真偽判定における信頼性を大幅に
向上させることができる紙幣検知センサ出力補正装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は紙幣識別装置に
おける検知センサの出力を補正する紙幣検知センサ出力
補正装置に関するもので、本発明の上記目的は、紙幣を
搬送するための搬送手段と、前記紙幣に光を照射する光
源を有すると共に、前記紙幣からの蛍光を受ける受光セ
ンサを有する蛍光センサと、前記蛍光センサの出力を一
定時間積分する積分器と、前記積分器の充電電荷を放電
する放電手段とを備え、前記蛍光センサの出力に基づき
前記紙幣の真偽を判定するようになっている紙幣識別装
置における紙幣検知センサ出力補正装置において、前記
放電手段により前記積分器の充電電荷を放電させて、前
記積分器の放電終了時の出力値及び前記積分器の充電後
の出力値を順次読込む読込手段と;前記読込手段により
読込まれた前記充電後の出力値から直前の前記放電終了
時の出力値を減算する演算手段とを備え、前記演算手段
での減算値に基づき前記紙幣検知センサの出力を補正す
ることによって達成される。
【0009】また、搬送路上を異なる速度で紙幣を搬送
することができる搬送手段と、前記搬送手段による前記
紙幣の搬送距離に応じてパルスを発生する搬送パルス発
生手段と、前記紙幣に光を照射する光源を有すると共
に、前記紙幣からの蛍光を受ける受光センサを有する蛍
光センサと、前記蛍光センサの出力を一定時間積分する
積分器と、前記積分器の充電電荷を所定数の前記パルス
の発生毎に放電する放電手段とを備え、前記蛍光センサ
の出力に基づき前記紙幣の真偽を判定するようになって
いる紙幣識別装置における紙幣検知センサ出力補正装置
において、前記パルスを計数して前記所定数のパルスの
発生時間を計時する計時手段と;前記放電手段により前
記積分器の充電電荷を放電させて、前記積分器の放電終
了時の出力値及び前記積分器の充電後の出力値を順次読
込む読込手段と;前記読込手段により読込まれた前記充
電後の出力値から直前の前記放電終了時の出力値を減算
する第1の演算手段と;前記計時手段により計時したパ
ルス発生時間及び前記紙幣の基準搬送速度に基づき前記
搬送速度の変動量を演算する第2の演算手段とを備え、
前記第1の演算手段での減算値及び前記第2の演算手段
での変動量算出値に基づき前記紙幣検知センサの出力を
補正することによって達成される。
【0010】さらに、紙幣を搬送するための搬送手段
と、前記紙幣に光を照射する光源を有すると共に、前記
紙幣からの蛍光を受ける受光センサを有する蛍光センサ
と、前記蛍光センサの出力を一定時間積分する積分器
と、前記積分器の充電電荷を放電する放電手段とを備
え、前記蛍光センサの出力に基づき前記紙幣の真偽を判
定するようになっている紙幣識別装置における紙幣検知
センサ出力補正装置において、前記放電手段により前記
積分器の充電電荷を放電させて、前記積分器の放電終了
時の出力値及び前記積分器の充電後の出力値を順次読込
む読込手段と;前記読込手段により読込まれた前記充電
後の出力値から直前の前記放電終了時の出力値を減算す
る第1の演算手段と;前記光源の光量を検出する光量監
視センサと;前記光量監視センサの出力に基づき前記光
源の光量の変量を演算する第2の演算手段とを備え、前
記第1の演算手段での減算値及び前記第2の演算手段で
の変量算出値に基づき前記紙幣検知センサの出力を補正
することによって達成される。
【0011】
【作用】本発明にあっては、紙幣検知センサ(蛍光セン
サ)の出力を積分する積分器の放電動作で生じる電圧誤
差を補正できるので、積分用コンデンサに放電しきれな
い電荷が残ることによって電圧上昇が生じたとしても適
正なデータを得ることができるようになる。また、積分
用コンデンサの放電時間を短くしても適正なデータが得
られるので、放電時間を短縮することで紙幣の検索面に
対するデータ採集範囲を広げることができ、紙幣検知セ
ンサの検知能力を上げることが可能となる。
【0012】また、紙幣の搬送速度に応じて積分器の出
力値を適正値に補正することができるので、搬送モータ
の立上がりやメカ負荷によって搬送速度に変動が生じた
場合においても適正なデータを得ることができるように
なる。
【0013】さらに、蛍光センサの発光量の変化に応じ
てセンサ出力を補正することができるので、周囲の温度
変化や経年変化によって蛍光センサの出力が変化した場
合においても適正なデータを得ることができるようにな
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の前提となる紙葉類
計数処理機の外観構成の一例を示す図であり、図3は、
その機構系の一例を示す縦断面図、また、図5は電気回
路系の概略構成を示すブロック図である。先ず、これら
の図を参照して本発明の前提となる紙葉類計数処理機の
概略を説明する。
【0015】図2の外観図に示すように、紙葉類計数処
理機1の筐体23の前面には、計数スタートボタン,速
度モード等の指定をするための操作ボタン,計数値等を
表示するための表示部,アラームランプなどから成る操
作パネル22が設けられており、操作パネル22の上部
にはホッパ11、下部にはスタッカ20がそれぞれ設け
られている。また、筐体23の側壁の下部には電源スイ
ッチ24が設けられている。そして、ホッパ部11に集
積された紙幣は、計数スタートボタンの押下により、ロ
ーラ12,13,14によって筐体23内に繰り出さ
れ、紙幣の鑑別および計数処理が行なわれた後、スタッ
カファン18によって排出されてスタッカ20に集積さ
れるようになっている。
【0016】次に、図3を参照して内部機構を説明する
と、筐体23内のキッカローラ12、フィードローラ1
3及びゲートローラ14は、ホッパ部11内に集積され
た紙幣10を繰り出す繰出手段を構成する。また、フィ
ードローラ13、このフィードローラ13と対向するロ
ーラ15、加速ローラ16、及び、フライホイール16
aが取り付けられた加速ローラ17は、上記の繰出手段
で繰り出された紙幣10を搬送する搬送手段を構成す
る。これらの繰出手段と搬送手段の各部は、DCモータ
M1(図5参照)によって駆動される。なお、フィード
ローラ13の摩擦部13aは、キッカローラ12の摩擦
部12aよりも所定角度(例えば、4度)送れて回転す
るように構成されており、また、加速ローラ16,17
は、DCモータM1とワンウェイクラッチ(図示せず)
によって連結されている。
【0017】ガイド板19a,19bは、搬送される紙
幣10をスタッカファン18に導くための搬送路を形成
する。スタッカファン18は、搬送手段によって搬送さ
れてきた紙幣10を羽根内に1枚ずつ取り込み、スタッ
カ20内に集積する。このスタッカファン18は、独立
のDCモータM2(図5参照)によって駆動されるよう
に構成されている。
【0018】ここで、これらの各構成部は、キッカロー
ラ12の周速をVとすると、フィードローラ13の周
速がV、加速ローラ16,17の周速が1.2V
スタッカファン18の周速がV/3となるように構成
されている。
【0019】ホッパ部11からスタッカ部20に至る搬
送区間には、ホッパセンサS1,蛍光検知センサユニッ
トS4,計数センサS2,スタッカセンサS3がそれぞ
れ配設されており、フライホイール6aの周縁部には、
エンコーダS5が設けられている。以下、各センサの機
能の概略を説明する。
【0020】ホッパセンサS1は、ホッパ部11内の紙
幣10の有無を検出する。
【0021】蛍光検知センサユニットS4は、搬送手段
により搬送されてきた紙幣10に対してUVランプ光を
照射し、反射されてきた蛍光を受光して検出信号を出力
する。ここで、蛍光検知センサユニットS4の構成例を
説明する。
【0022】図4は蛍光検知センサユニットS4の構成
例を示す断面図であり、同図に示すように、ユニット容
器44内には、光源であるUVランプ(冷陰極UVラン
プ)41と、紫外線域の特定周波数に光のみを通過させ
るフィルタ42と、光源を反射するが受光光を反射させ
ないで通過させる反射面にコーティングを施し且つ可視
光を通過させるダイクロイックミラー43と、通過した
蛍光を受けて電流に変換する受光センサ(フォトダイオ
ード)PD1とが配設されており、さらに、光源の光量
を検出する光源監視用センサPD2が、UVランプ41
の近傍に設けられている。そして、UVランプ41,受
光センサPD1,光源監視用センサPD2等への配線は
基板45上に集約され、コネクタ46により外部と接続
されるようになっている。以下、受光センサPD1の検
出信号の出力に係わる機器(PD1,41〜46)を、
“蛍光センサS4a”と呼び、光源監視用センサPD2
に係わる機器(PD2,45,46)を、“光量監視セ
ンサS4b”と呼ぶ。
【0023】ここで、同図を参照して蛍光センサS4a
の動作を説明すると、光源であるUVランプ41からフ
ィルタ42を通過した特定波長の光は、ダイクロイック
ミラー43のA面から入射してB面で反射され、反射光
がC面を通過して紙幣10を照射する。紙幣10が発す
る蛍光はダイクロイックミラー43のC面から入射して
B面を通過し、受光センサPD1に受光され、受光情報
が電流に変換されて出力される。そして、この検出信号
が後述する補正処理によって補正され、補正後の検出信
号に基づいて紙幣10の真偽が判定されるようにしてい
る。
【0024】受光素子S2´及び発光素子S2”(図3
参照)は、上述の搬送手段で搬送されてきた紙幣10の
枚数を計数する計数センサS2を構成している。
【0025】スタッカセンサS3は、スタッカ20内の
紙幣10の有無を検出する。
【0026】エンコーダS5は、スリット円盤兼用のフ
ライホイール6aの周縁部分に一定間隔で形成されたス
リットを検出することによりその収束を検出する。これ
によって、紙幣10の繰出速度及び搬送速度が算出され
る。
【0027】次に、図5を参照して電気回路系の構成を
説明する。制御部21は、CPU,メモリ,A/D変換
器等から成る信号処理部,センサ入力手段,エンコーダ
S5から入力されるメカクロックの計数手段及び計時手
段等から構成される。制御部21では、操作パネル22
や各センサS1〜S5から入力した信号に基づいて、計
数処理機全体の制御(DCモータM1,M2の駆動制
御、異常処理等)、及び紙幣の鑑別/計数処理を行なう
ようになっている。本発明による蛍光センサS4aの受
光信号の補正処理は、制御部21内の補正手段によって
行なわれる。なお、紙幣の搬送速度のモードは、500
枚/分,1000枚/分,1500枚/分の3モードあ
るが、これらの3モードに限るものではない。また、各
駆動モータとしてDCモータを例としているが、ACモ
ータ等であっても良いことはもちろんである。
【0028】このような構成において、本発明の紙幣検
知センサ出力補正装置について詳細に説明する。図1
は、本発明の紙幣検知センサ出力補正装置のハードウェ
ア構成の一例を示すブロック図であり、図4に示した蛍
光検知センサユニットS4からは、蛍光センサS4aの
蛍光検知信号SDaと、光量監視センサS4bの光量検
知信号SDbとが出力され、それぞれ平滑回路31a,
31bに入力される。蛍光センサS4aからの蛍光検知
信号SDaは、平滑回路31aで平滑化されてオフセッ
ト調整回路32に送出される。一方、光量監視センサS
4bからの光量検知信号SDbは、平滑回路31bで平
滑化され、オフセット調整回路32に送出されると共
に、A/D変換器34bでデジタル値に変換されてCP
U30に送出される。オフセット調整回路32では、平
滑化された蛍光検知信号SDaに対してオフセット調整
(後述)を行なう。オフセット調整された蛍光検知信号
は、積分器33で一定時間積分され、図示しない増幅回
路で増幅された後、A/D変換器34aでデジタル値に
変換されてCPU30に送出される。
【0029】CPU30では、光量検知データSDb´
に基づいて制御回路35に制御指令UVDを送出し、制
御回路35とインバータ36を通して、蛍光ランプ41
の発光量が適正量となるように調整(後述)する。CP
Uでは、デジタル化された蛍光検知データSDa´及び
光量検知データSDb´に基づいて、以下に示す補正処
理を行ない、補正された蛍光検知データに基づいて紙幣
の真偽を判定する。
【0030】本発明では、検知センサ(蛍光センサS4
a)の検知能力を上げるために、各要因にて発生する蛍
光センサ出力のバラツキを補正する。補正の対象として
は大きく3項目あり、これらの補正処理を順次説明す
る。
【0031】回路誤差の補正例;搬送モータをONさ
せてから、積分器33内の放電手段では、所定量の搬送
パルス毎(本実施例ではメカタイミングパルス5パルス
毎)に、積分器33内の積分用コンデンサに充電してい
る電荷を放電させる。そのときのA/D変換器34aの
入力信号電圧の波形は、例えば図12のようになる。こ
の放電制御は、抵抗器を介して積分用コンデンサに接続
されるアナログスイッチを、搬送パルス毎にONさせる
ことにより行ない、本実施例では、この時の時定数は3
90Ω×0.1μF=39μsecとなる。ところが、
紙幣の検索面一面をもれなくデータを取ろうとする場
合、同図に示す放電時間tdの間はデータの採集ができ
ないことになる。この放電時間tdを短くするとデータ
採集時間は長くなるが、ICの特性により十分な放電が
できなくなる。そのため、積分用コンデンサに放電しき
れない電荷が残るために一定したDC電圧の入力がある
場合においては、図13に示すように、A/D変換器3
4aの入力信号電圧は徐々に上昇することになるので、
正確なデータが得られなくなる。その結果、このデータ
をそのまま使用すると紙幣の真偽判定処理において支障
を生じることになる。そこで、本発明では、積分器33
でリセット毎に放出しきれない電圧を以下の方式で補正
するようにする。
【0032】CPU30では、積分器33の積分用コン
デンサの充電電荷を所定量の搬送パルス毎に放電させ
て、充電を開始させる時点(アナログスイッチをONす
るタイミング)で、積分器33の出力値(A/D変換
値)を読み込み、所定量の搬送パルスを計数後、積分器
33の出力値を読み込む。そして、この読込み動作を放
電サイクル毎に繰返して、放電終了時の出力値と充電後
の出力値を順次読み込む。その際、充電後の出力値から
直前の放電終了時の出力値を減算し、減算した値をメモ
リに記憶する。すなわち、図14に示すV1´とV1,
V2´とV2,……の値を順次読み取り、V1”=V1
−V1´,V2”=V2−V2´,……というように、
次の数1によりi番目のデータを採集する。
【0033】
【数1】Vi”=Vi−Vi´ 但し、Vi´は、積分用コンデンサの電荷放電時の積分
電圧のA/D変換値であり、Viは、5メカクロック経
過時の積分電圧のA/D変換値である。
【0034】この処理により、積分器33でリセット毎
に放出しきれない電圧が補正されることになり、上記算
出値Vi”に基づいて紙幣の真偽判定処理(後述)をす
ることにより、真偽判定の信頼性が向上する。
【0035】搬送速度補正例;搬送パルス発生手段で
あるメカクロックは、紙幣の搬送距離に応じて発生する
ようにしている。モータのギアヘッドでの回転速度に換
算して紙幣の搬送速度が例えば500rpm,1000
rpm,1500rpmの場合には、紙幣の搬送速度
は、図15に示すようになり、このときの5メカクロッ
ク毎のデータのサンプリング周期は、おのおの、225
0μsec,1125μsec,750μsecとな
る。すなわち、搬送速度が変動するとメカクロックの発
生する間隔が変わることになる。そこで、本発明では、
検出データを以下の方式で補正するようにする。
【0036】手順1として、次の処理によって積分時間
を基準搬送速度(1000rpm)の場合に換算する。
ここで、放電終了時点(=充電開始時点)から次の放電
終了時点までのデータ(図14に示した例えばV1´〜
V2´の間のデータ:以下、“ゾーンデータ”と呼ぶ)
において、i番目のゾーンデータをDi´とすると、C
PU30では、次の数2によりDi´を算出する。
【0037】
【数2】Di´=Vi”×(Ct/ti) 但し、Vi”は前記数1による算出値であり、Ctは、
基準搬送速度での繰出しの場合の所定量の搬送パルス間
隔(5メカクロック)の時間にCPU30が計数する内
部クロックのカウント数である。また、tiは、5メカ
クロックを数える時のCPU30の内部クロック計数値
である。
【0038】手順2として、次の数3により、蛍光セン
サS4aの出力で、媒体(紙幣)有りのときのゾーンデ
ータ値Di´から媒体無しのときのゾーンデータ値Do
を減算して、常に出力に畳重しているノイズ成分を補正
する。
【0039】
【数3】Di”=Di´−Do ここで、Doは、Do=(Voi−Voi´)×(Ct
/to)により算出した媒体無しのときのゾーンデータ
値である。但し、計数スタート前の所定時間(例えば、
20秒間)サンプリングし、その中で1番大きい値はノ
イズの畳重と考え、準最大値として2番目に大きい値を
オフセット電圧Doとする(toは、その時のCPUの
内部クロック計数値)。
【0040】上記手順1の処理により、モータの立上が
りやメカ負荷によって搬送速度の変動が生じた場合にお
いても、積分器の出力値が適正値に補正されることにな
り、更に、上記手順2の処理により、常に出力に畳重し
ているノイズ成分が補正されることになる。
【0041】センサ感度・温度の補正;UVランプは
通電開始後100秒までは徐々に出力が増加していく性
質を持つため、この間に計数したりするためには補正が
必要となる。また、周囲の温度変化や経年変化により出
力が変動した場合にも補正は必要となる。図16は蛍光
センサの立ち上がり特性を示しており、センサの特性
上、電源ON直後にはグラフに示すような電圧の変化が
生じる。本実施例では、媒体無しのときの積分器33の
電圧値が一定電圧値(180mV)となるように可変抵
抗器(図示せず)を用いてオフセット調整回路32で調
整している。そして、検出データの計算を行なうときに
は、オフセット電圧値に相当するA/D変換値(180
mVでは“9”)を減算するようにしている。
【0042】しかし、上記のように温度環境やUVラン
プの経年変化等により蛍光センサの出力電圧が不安定な
状態になる場合があるので、出力電圧から一律に上記A
/D変換値を減算してしまうと、誤差が生じてしまう。
そこで、本発明では、光量監視センサS4bにより蛍光
ランプ41の光量を監視し、監視センサS4bの出力値
SDb´を用いて補正する。また、待機中(計数処理機
の電源投入後、計数処理の開始前の間)は、同図のグラ
フに示すように監視センサS4bの出力電圧が基準値
(本実施例では2.5V)となるように、UVランプ4
1の点灯制御により発光量を調整する。この調整処理に
よりUVランプ41の発光量の安定化を図ることによっ
て、温度変化等の環境変化に伴う蛍光センサS4bの出
力値SDa´の変動を間接的に補正する。これらの補正
処理の詳細については、以下の動作例の説明の中で記述
する。
【0043】次に、紙幣計数処理機1の動作例と共に、
上記〜の補正処理について、図6〜図11のフロー
チャートに従って詳細に説明する。紙幣計数処理機1の
電源スイッチ24により主電源が投入されると、制御部
21内のCPU30は、経時タイマをスタートさせ(ス
テップS101)、制御回路35,インバータ36を介
してUVランプ41をデューティ比100%で点灯させ
る(ステップS102)。続いて、光量監視センサS4
bの検出信号のA/D変換値SDb´を読込み(ステッ
プS103)、その検出値SDb´が設定値(本実施例
では2.0V)以上であるか否かを判定し(ステップS
104)、設定値以上であれば所定のデューティ比でイ
ンバータ36のON/OFF制御を行ない、検出センサ
S4a,S4bの出力が基準値(本実施例では2.5
V)となるように調整する。
【0044】ここで、図17を用いて説明すると、先
ず、A/D変換器34bの入力信号電圧が1.0V以上
であるか否かを判定し、規定時間内に1.0V以上に達
しなかった場合には、センサ機器の異常と見なして処理
を停止する。1.0V以上であれば、蛍光センサS4a
の光源環境の準備完了と判断し、ランプ寿命を長くする
ために、電圧値が設定値(2.0V)以上となった時点
より、同図に示すように、例えばデューティ比33%
で、インバータを1サイクルON,2サイクルOFFし
てUVランプ41の点灯制御を行ない、光量監視センサ
S4bの出力が基準値(2.5V)となるように調整す
る。なお、後述する光量監視センサ出力に基づく蛍光検
出データの補正処理は、上記の基準値を基準として行な
う(ステップS105)。
【0045】続いて、制御部21では、ホッパセンサS
1の検出信号により紙幣10がホッパ11に載置されて
いるか否かを判別し(ステップS106)、載置されて
いなければステップS103に戻って上記の点灯制御を
繰り返し、載置されているのであれば、計数スタートボ
タンが押下されているか否かを判別する(ステップS1
07)。計数スタートボタンが押下されたのであれば、
UVランプ41をデューティ比100%で点灯させると
共に(ステップS108)、蛍光センサS4aのデータ
SDa´を所定時間採集する。本実施例では、20ms
間、1125μs毎にサンプルし、媒体(紙幣10)が
存在しない状態でのデータを採集する。そして、20m
s間の間で一番大きいものはノイズの重畳と考え、採集
した電圧の中の準最大値をオフセット電圧Doとする。
但し、オフセット電圧Doは、紙幣10の搬送速度の変
動による誤差の補正(後述)を行なった値である(ステ
ップS109)。
【0046】続いて、制御部21では、モータM1,M
2を駆動してホッパ部11内に集積された紙幣10を繰
出手段により繰出し、繰出された紙幣10を搬送手段に
より搬送する(ステップS110)。制御部21では、
後述する所定クロック毎の割込み処理(ステップS20
0)による蛍光センサS4a及び光量監視センサS4b
の検出データ読込処理が終了したか否かを判定し(ステ
ップS111)、割込み処理が終了していないのであれ
ば、紙幣10の計数処理と搬送異常等の監視処理を行な
う。この計数処理及び異常監視処理の技術は従来と同様
であり、説明を省略する(ステップS112)。
【0047】ここで、所定クロック(本実施例では5メ
カクロック)毎に実行される割込み処理を、図8と図9
のフローチャートに従って説明する。今、n番目の割込
み処理の場合を想定して説明すると、制御部21では、
先ず内部タイマの値tiを読み出してタイマのリセット
及び再スタートを行ない(ステップS201)、蛍光セ
ンサS4aの検出信号のA/D変換を開始する(ステッ
プS202)。制御部21では、A/D変換器34aの
変換時間分ウェイトした後(ステップS203)、蛍光
センサS4aのA/D変換値Vi(ゾーンデータの山部
のA/D変換値;図14のV1,V2,……)を読込む
(ステップS204)。続いて、アナログスイッチの短
絡をONにして積分器33内の積分用コンデンサの放電
を開始し(ステップS205)、光量監視センサS4b
の検出信号のA/D変換を開始する(ステップS20
6)。制御部21では、A/D変換器34bの変換時間
分ウェイトした後(ステップS207)、光量監視セン
サS4bのA/D変換値Vsiを読込む(ステップS2
08)。
【0048】続いて、ステップS205にて放電開始し
た積分用コンデンサの放電時間を待った後、蛍光センサ
S4aの検出信号のA/D変換を開始する(ステップS
209,210)。そして、A/D変換器34aの変換
時間分ウェイトした後(ステップS211)、アナログ
スイッチの短絡をOFFにして積分用コンデンサの放電
を終了し(ステップS212)、蛍光センサS4aのA
/D変換値Vi+1 ´(ゾーンデータの谷部のA/D変換
値;図14のV2´,V3´,……)を読込み(ステッ
プS213)、n番目の割込み処理を終了する。
【0049】割込み処理によるデータ採集が終了したの
であれば(図6:ステップS111)、制御部21では
検出データの補正を行なう。ここで、検出データの補正
方法としては2通りの方法があり、これらの補正処理
(ステップS300)については後述する。検出データ
の補正が終了すると、制御部21では、紙幣10が1枚
通過したか否かを判定し(ステップS113)、通過し
ていなければステップS111に戻って上記処理を繰り
返し、1枚通過したのであれば、補正処理後の蛍光検出
データD1〜Dm(mは有効データの個数)を最大値か
ら順に並べ変え、並べ変えられたデータXmax 〜X1の
うち、最大値Xmax をノイズの畳重と見なして除外し、
m−1個のデータの平均値Dsを次の数4により算出
し、真偽判定値とする(ステップS114)。
【0050】
【数4】 Ds=(Xmax-1 +……+X2 +X1 )/(m−1)
【0051】そして、この真偽判定値Dsと閾値Sとを
比較し(ステップS115)、真偽判定値Dsが閾値S
未満であれば、偽券として判定して異常処理へ移行し
(ステップS116)、真偽判定値Dsが閾値S以上で
あれば正券と判定する(ステップS117)。そして、
全ての紙幣10について計数処理が終了したか否かをチ
ェックし(ステップS118)、終了していないのであ
れば、ステップS111に戻って、次に搬送されてくる
紙幣10の真偽判定処理と計数処理を繰返し、全ての紙
幣10について処理が終了したのであれば、モータM
1,M2の駆動を停止して紙幣計数処理機1の動作を終
了する。
【0052】図10は、ステップS300における検出
データの補正処理の第1の例を示すフローチャートであ
り、同図に従って補正処理の第1の例を説明する。搬送
モータM1の速度は、速度モードや紙幣の長さによって
変動すると共に、モータ起動後、回転が一定になるまで
の間は変動する。そこで、CPU30では、前記の数2
により、検出データVの積分時間を基準搬送速度の場合
に換算して、搬送速度の変動に伴う誤差を補正する(ス
テップS301)。
【0053】続いて、前記の数3により、蛍光センサS
4aの出力で、媒体有りのときのゾーンデータ値Di´
から媒体無しのときのゾーンデータ値Doを減算して、
常に出力に畳重しているノイズ成分を補正する。ここ
で、Doは、図6のステップS109の処理で算出した
オフセット電圧Do(前記数3の補足説明に記した数式
参照)である(ステップS302)。
【0054】続いて、センサ感度や温度を要因とする環
境変化に対する蛍光センサ出力の誤差を、Di”を算出
した時の光量監視センサの値Vsiを用いて、次の数5
により補正し(ステップS302)、メイン処理に復帰
する。
【0055】
【数5】Di=Di”×(Vk /Vsi) 但し、Vk は、ステップS105での点灯制御による光
量監視センサS4bの基準電圧値(本実施例では2.5
V)である。
【0056】次に、ステップS300における検出デー
タの補正処理の第2の例を、図11のフローチャート従
って説明する。第2の例では、前記の補正処理で説明
したオフセット調整回路32のオフセット電圧値は使用
せず、変換テーブルを用いて光量監視センサS4bの出
力よりオフセット電圧値を求める。オフセット調整回路
32のオフセット電圧値は、補正処理に先立ちキャンセ
ルするか、或いはオフセット調整回路32自体をハード
ウェア構成から削除するものとする。
【0057】図18は、監視電圧Vsiとオフセット電
圧Voffiとの対応を示す図であり、同図のような対応値
を予めテーブルに設定しておく。CPU30では、先
ず、UVランプ41のONから所定時間(本実施例では
3分)以上が経過したか否かを判別し(ステップS31
1)、経過していなければ標準のオフセット電圧(18
0mV)をオフセット電圧(Vsi=180mV)とし
(ステップS312)、3分以上経過していれば光監視
センサS4bの監視電圧Vsiをオフセット電圧とする
(ステップS313)。
【0058】続いて、変換テーブルより、Vsiに対応
するオフセット値Voffiを得て(ステップS314)、
次の数6により補正し(ステップS315)、メイン処
理に復帰する。
【0059】
【数6】Di=(Vi−Voffi)×(Vk /Vsi) 但し、Vk は、UVランプ41の点灯制御で制御される
光量監視センサS4bの基準電圧値(本実施例では2.
5V)である。
【0060】以上の処理によって、集積回路の特性や搬
送速度の変動を要因とする蛍光センサ出力信号の誤差、
更に、センサ個々の特性や温度変化等を要因とする蛍光
センサ出力信号の誤差を自動的に補正することができ、
信頼性の高い紙幣識別用のデータを得ることができるよ
うになる。
【0061】本発明では、上記の補正の他に、計数タイ
ミングを検知する計数センサS2と蛍光センサS4aと
の位置がずれていることにより生じるデータのタイミン
グズレを補正する。
【0062】計数センサS2と蛍光センサS4aのデー
タ検出位置(受光センサの位置)は同一位置となるのが
望ましいが、図3の配置例に示したように、物理的な制
約や保守性の観点から、ずらして配置しなけらばならな
い場合がある。図19(A)は、蛍光センサS4aと計
数センサS2とをLmmずらして配置したときの各セン
サの出力波形を示す図であり、Phは、計数センサS2
が紙幣の先端部を検出した時点、Ptは、計数センサS
2が紙幣の後端部を検出した時点をそれぞれ示してい
る。この場合、蛍光センサS4aでは、紙幣の先端部に
対応するデータは、PhよりLmm(ゾーンデータYn
個)分手前のデータであり、紙幣の後端部に対応するデ
ータは、PtよりLmm(ゾーンデータYn個)分手前
のデータである。そのため、計数センサS2で検出した
時点のデータをそのまま使用すると実際の紙幣に対応す
るデータが得られないことになる。
【0063】そこで、本発明では、同図(B)に示すよ
うに、計数センサS2と蛍光センサS4aを同一位置と
したときの状態と一致するようにズレ分を補正する。図
20は、蛍光センサ出力の各ゾーンデータ(A/D変換
値)を保存するバッファを示したもので、バッファA
は、計数センサS2で紙幣を検出するまでの間、ゾーン
値をサイクリックに保存するバッファ(本発明では、
“リングバッファ”と呼ぶ)である。また、バッファB
は、計数センサS2で紙幣を検出した時点以降のゾーン
値をシーケンシャルに保存するバッファである。このよ
うに、固定領域の他にリング状の記憶領域を予め設けて
おく。また、物理的なズレ(Lmm)の間に検出するゾ
ーンデータ数Ynの値は、予め設定しておくものとす
る。
【0064】CPU30では、計数スタートボタンの押
下で蛍光センサ出力のデータの採集を開始し、計数セン
サS2で紙幣を検出する時点(図19(A)のPh地
点)までは、リングバッファAにゾーン値をサイクリッ
クに保存する。そして、計数センサS2によって紙幣の
先端部(Ph地点)を検出したら、以降のゾーン値をバ
ッファBにシーケンシャルに保存する。そして、CPU
30では、紙幣の先端部のYn個手前のゾーンデータか
ら、後端部(Pt地点)のYn個手前のゾーンデータま
でを有効データとする。例えば、図20のアドレスR4
のゾーンデータを保存した後、計数センサS2によって
紙幣の先端部を検出した場合、データ列はR5,R6,
R1,……,R4の順であり、これらのリングバッファ
A内のデータが、紙幣の先端からYn個の各ゾーンデー
タに対応することになる。
【0065】なお、上記のズレの補正処理において各バ
ッファA,Bに格納されるデータは、前述のその他の補
正がされたデータであり、また、ズレの補正は、光量監
視センサS4bの検出データについても行なわれる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の紙幣検知センサ
出力補正装置によれば、蛍光センサの出力を積分する積
分器の放電動作で生じる電圧誤差を補正することができ
るので、紙幣の真偽判定における信頼性が向上する。ま
た、放電時間を短縮して紙幣の検索面に対するデータ採
集範囲を広げることができるので、紙幣検知センサの検
知能力を上げることが可能となる。
【0067】さらに、紙幣の搬送速度に応じて積分器の
出力値を適正値に補正することができるので、搬送モー
タの立上がりやメカ負荷等によって搬送速度に変動が生
じた場合においても影響を受けない紙幣識別装置を提供
できるようになる。
【0068】また、蛍光センサの発光量の変化に応じて
センサ出力を補正することができるので、周囲の温度変
化や経年変化によって蛍光センサの出力が変化した場合
においても影響を受けない紙幣識別装置を提供できるよ
うになる。さらに、計数センサと蛍光センサとの位置が
ずれていることにより生じるデータのタイミングズレを
補正することができ、センサを任意の位置に配置できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣検知センサ出力補正装置の構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の外観構
成の一例を示す図である。
【図3】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の機構系
の一例を示す縦断面図である。
【図4】図3の蛍光検知センサユニットの構成例を示す
断面図である。
【図5】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の電気回
路系の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明装置による補正処理を説明するためのフ
ローチャートの一部である。
【図7】図6の続きのフローチャートである。
【図8】図6の中の割込み処理ルーチンを説明するため
のフローチャートの一部である。
【図9】図8の続きのフローチャートである。
【図10】図6の中の補正処理ルーチンの第1の例を説
明するためのフローチャートである。
【図11】図6の中の補正処理ルーチンの第2の例を説
明するためのフローチャートである。
【図13】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図14】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図15】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図16】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図17】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図18】本発明装置による補正処理で用いる変換テー
ブルの設定内容の一例を示す図である。
【図19】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図20】本発明装置による補正処理で用いるデータ保
存バッファの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 紙葉類計数処理機 10 紙幣 11 ホッパ 12 キッカローラ 12a,13a 摩擦部 13 フィードローラ 14 ゲートローラ 15 ローラ 16,17 加速ローラ 18 スタッカファン 19a,19b ガイド板 20 スタッカ 21 制御部 22 操作パネル 23 筐体 30 CPU 31a,31b 平滑回路 32 オフセット調整回路 33 積分器 34a,34b A/D変換器 35 制御回路 36 インバータ S1 ホッパセンサ S2 計数センサ S3 スタッカセンサ S4 蛍光検知センサユニット S4a 蛍光センサ S4b 監視センサ 41 UVランプ 42 フィルタ 43 ダイクロイックミラー 44 ユニット容器 45 基板 46 コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣検知センサ出力補正装置の構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の外観構
成の一例を示す図である。
【図3】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の機構系
の一例を示す縦断面図である。
【図4】図3の蛍光検知センサユニットの構成例を示す
断面図である。
【図5】本発明の前提となる紙葉類計数処理機の電気回
路系の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明装置による補正処理を説明するためのフ
ローチャートの一部である。
【図7】図6の続きのフローチャートである。
【図8】図6の中の割込み処理ルーチンを説明するため
のフローチャートの一部である。
【図9】図8の続きのフローチャートである。
【図10】図6の中の補正処理ルーチンの第1の例を説
明するためのフローチャートである。
【図11】図6の中の補正処理ルーチンの第2の例を説
明するためのフローチャートである。
【図12】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図13】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図14】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図15】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図16】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図17】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図18】本発明装置による補正処理で用いる変換テー
ブルの設定内容の一例を示す図である。
【図19】本発明装置による補正処理を説明するための
タイムチャートである。
【図20】本発明装置による補正処理で用いるデータ保
存バッファの構成例を示す図である。
【符号の説明】 1 紙葉類計数処理機 10 紙幣 11 ホッパ 12 キッカローラ 12a,13a 摩擦部 13 フィードローラ 14 ゲートローラ 15 ローラ 16,17 加速ローラ 18 スタッカファン 19a,19b ガイド板 20 スタッカ 21 制御部 22 操作パネル 23 筐体 30 CPU 31a,31b 平滑回路 32 オフセット調整回路 33 積分器 34a,34b A/D変換器 35 制御回路 36 インバータ S1 ホッパセンサ S2 計数センサ S3 スタッカセンサ S4 蛍光検知センサユニット S4a 蛍光センサ S4b 監視センサ 41 UVランプ 42 フィルタ 43 ダイクロイックミラー 44 ユニット容器 45 基板 46 コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣を搬送するための搬送手段と、前記
    紙幣に光を照射する光源を有すると共に、前記紙幣から
    の蛍光を受ける受光センサを有する蛍光センサと、前記
    蛍光センサの出力を一定時間積分する積分器と、前記積
    分器の充電電荷を放電する放電手段とを備え、前記蛍光
    センサの出力に基づき前記紙幣の真偽を判定するように
    なっている紙幣識別装置における紙幣検知センサ出力補
    正装置であって、前記放電手段により前記積分器の充電
    電荷を放電させて、前記積分器の放電終了時の出力値及
    び前記積分器の充電後の出力値を順次読込む読込手段
    と;前記読込手段により読込まれた前記充電後の出力値
    から直前の前記放電終了時の出力値を減算する演算手段
    とを備え、前記演算手段での減算値に基づき前記紙幣検
    知センサの出力を補正するようにようにしたことを特徴
    とする紙幣検知センサ出力補正装置。
  2. 【請求項2】 搬送路上を異なる速度で紙幣を搬送する
    ことができる搬送手段と、前記搬送手段による前記紙幣
    の搬送距離に応じてパルスを発生する搬送パルス発生手
    段と、前記紙幣に光を照射する光源を有すると共に、前
    記紙幣からの蛍光を受ける受光センサを有する蛍光セン
    サと、前記蛍光センサの出力を一定時間積分する積分器
    と、前記積分器の充電電荷を所定数の前記パルスの発生
    毎に放電する放電手段とを備え、前記蛍光センサの出力
    に基づき前記紙幣の真偽を判定するようになっている紙
    幣識別装置における紙幣検知センサ出力補正装置であっ
    て、前記パルスを計数して前記所定数のパルスの発生時
    間を計時する計時手段と;前記放電手段により前記積分
    器の充電電荷を放電させて、前記積分器の放電終了時の
    出力値及び前記積分器の充電後の出力値を順次読込む読
    込手段と;前記読込手段により読込まれた前記充電後の
    出力値から直前の前記放電終了時の出力値を減算する第
    1の演算手段と;前記計時手段により計時したパルス発
    生時間及び前記紙幣の基準搬送速度に基づき前記搬送速
    度の変動量を演算する第2の演算手段とを備え、前記第
    1の演算手段での減算値及び前記第2の演算手段での変
    動量算出値に基づき前記紙幣検知センサの出力を補正す
    るようにしたことを特徴とする紙幣検知センサ出力補正
    装置。
  3. 【請求項3】 紙幣を搬送するための搬送手段と、前記
    紙幣に光を照射する光源を有すると共に、前記紙幣から
    の蛍光を受ける受光センサを有する蛍光センサと、前記
    蛍光センサの出力を一定時間積分する積分器と、前記積
    分器の充電電荷を放電する放電手段とを備え、前記蛍光
    センサの出力に基づき前記紙幣の真偽を判定するように
    なっている紙幣識別装置における紙幣検知センサ出力補
    正装置であって、前記放電手段により前記積分器の充電
    電荷を放電させて、前記積分器の放電終了時の出力値及
    び前記積分器の充電後の出力値を順次読込む読込手段
    と;前記読込手段により読込まれた前記充電後の出力値
    から直前の前記放電終了時の出力値を減算する第1の演
    算手段と;前記光源の光量を検出する光量監視センサ
    と;前記光量監視センサの出力に基づき前記光源の光量
    の変量を演算する第2の演算手段とを備え、前記第1の
    演算手段での減算値及び前記第2の演算手段での変量算
    出値に基づき前記紙幣検知センサの出力を補正するよう
    にしたことを特徴とする紙幣検知センサ出力補正装置。
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