JPH08506838A - 接着剤組成物のパッケージング方法及びパッケージング組成物 - Google Patents

接着剤組成物のパッケージング方法及びパッケージング組成物

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JPH08506838A JP6503377A JP50337793A JPH08506838A JP H08506838 A JPH08506838 A JP H08506838A JP 6503377 A JP6503377 A JP 6503377A JP 50337793 A JP50337793 A JP 50337793A JP H08506838 A JPH08506838 A JP H08506838A
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Abstract

(57)【要約】 接着剤組成物、特に熱可塑性又は熱硬化性のホットメルト接着剤を包装する方法及び組成物。本法は、別々にした実質的に均一な接着剤組成物の一部分を提供する工程、パッケージングのために前記一部分を十分に固化する工程、前記十分に固化した一部分を生分解性の高分子量パッケージング材料で実質的に完全に包囲する工程、を含んで成る。該パッケージング材料は該接着剤組成物と一緒に溶融されることができ、しかも前記溶融接着剤組成物中に配合されることができる。前記生分解性パッケージング材料の種類及び量は、前記溶融接着剤中に配合され且つ支持体に適用された際に前記接着剤組成物の特性に不利な影響を及ぼさないように選定される。

Description

【発明の詳細な説明】 接着剤組成物のパッケージング方法及びパッケージング組成物 発明の分野 本発明は、接着剤組成物、とりわけ熱可塑性または熱硬化性のホットメルト接 着剤を、その適用装置における条件下におかれても分離及び/又は分解しない生 分解性パッケージの中に包装する方法に関する。 発明の背景 独国特許第22 48 046号明細書に記載されているように、熱可塑性接着剤、特 にホットメルト接着剤を調製し包装することができる。ホットメルト接着剤を圧 搾切断により概ねピロー形の小片にし、次いでその小片を冷却することで固化し た後、包装用の大形袋またはカートンに詰め込む。 個々のピローが粘着する、すなわち互いに付着する傾向を減じるため、Kaiser の西独特許第33 27 289号明細書に記載されているように、それらを、蝋やポリ マーのような分離用の非付着性物質で被覆することが知られている。Societe No uvelle RaffinerieMeridional de Ceresines-Belixの国際特許出願公開第84/034 57号及び同第84/03468号明細書は、自己保護ブロックの外側を粉末状分離剤で被 覆する方法について記載している。軟化点が比較的高い(120℃、特に150 ℃よりも高い)熱可塑性接着剤組成物については、これらのコーティングは十分 な非付着性を付与する。それゆえ、このような組成物は、大きな付着の問題もな く、パッケージし、保存し、そして大形袋から小出し分配することができる。 接着剤組成物の別のパッケージング方法は、より多量の接着剤を、 厚いポリエチレンフィルムのようなプラスチックフィルム材料でラップまたはキ ャストする方法である。これらの既知のパッケージング方法は、熱可塑性接着剤 組成物をその使用前にパッケージから取り出す必要がある、すなわち、余計な取 扱い工程が必要であるといった欠点を有する。さらに、空になった後のパッケー ジング材料を廃棄する必要があり、このことは、廃棄物や使用済パッケージング 材料を廃棄するための出費をもたらすことになる。 Hausdorfの独国特許第36 25 358号明細書は、単一の固形ホットメルト接着剤 ブロックを、融点が120〜150℃の熱可塑性材料、特にコポリアミドフィル ム材料で完全にラップして、その接着剤を加圧溶融した際に溶融装置の内面に接 着剤が付着しないようにする方法について記載している。そのフィルム材料は溶 融して接着剤と混合する。この従来技術は、コポリアミド材料固有のホットメル ト接着性に着目したものである。今日、末端ユーザーは、接着剤の熱劣化の問題 や、用いる基材の歪みを低減するために、150℃よりも低温の、好ましくは1 10〜140℃の適用温度を要求している。従って、ほとんどの用途で、コポリ アミドフィルムは、融点が高いことや、常用のホットメルト接着剤と一緒に均質 に溶融し混合する際に発生する問題といった観点から、有利ではなくなっている 。 米国特許第4,337,181号明細書は、ブロー成形でフィルムにすることができ且 つ生分解性フィルムとして使用可能な澱粉系フィルムを含むフィルム形成配合物 について記載している。 米国特許第4,503,098号明細書は、水溶性ポリマーからできた使い捨て製品に ついて記載している。この水溶性ポリマーには、ポリ(酸化アルキレン)、ヒド ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコー ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリ(ビニ ルメチルエーテ ル−コ−無水マレイン酸)が含まれ、分解性の水不溶性ポリマーは環状エステル ポリマー、ポリ−β−ヒドロキシブチレート、ジアルカノイルポリマーまたはエ チレンポリマーから選ばれる。 プラスチックの生分解様式については、M.J.Robey、G.Field及びM.Styzins kiの Degradable Plasticsと題した論文(MaterialsForum(1989)13,1-10)に 検討されている。医療科学分野におけるものをはじめとする多くの生分解性ポリ マーの使用について強調されている。 しかしながら、現在のところ、先に述べたピロー形接着剤用の生分解性パッケ ージについては十分な解決策が提案されていない。 生分解性を示すパッケージング材料に対するニーズが産業界には存在する。こ のようなパッケージが利用できるようになれば、パッケージされたホットメルト ピローを開放し、そのホットメルトピローをプレメルトタンクに注ぎ込み、そし てそのフィルムパッケージをゴミ受け器に廃棄することができるようになる。そ の後、使用済パッケージを堆肥設備へ移送することができよう。従来のフィルム は、バクテリアが十分に消化できるような小さな成分にまで崩壊するのに往々に して何年もかかる。このように、環境的観点から、できるだけ迅速に生分解する フィルムを得ることは有益である。 本発明の目的は、生分解性の接着剤パッケージを提供することである。一般に 、生分解性とは、廃棄物堆肥化処理の典型的な条件下で微生物によって分解され 且つ物理的に実質的に消費される製品と定義される。 ある種のフィルムにまつわるさらに別の問題に、その袋に溶融接着剤を内蔵さ せた場合のパッケージされた接着剤との不相溶性がある。パッケージされた接着 剤を溶融した際に、溶融フィルムは溶融接着剤との実質的に均質な混合物を形成 しない。こうして、フィル ムが接着剤と同化しない場合、フィルムは加熱時に分離し劣化しうり、またホッ トメルト適用装置に関する問題を発生する恐れもある。用語「劣化」とは、熱に さらされた際に同化しないフィルムゲル、炭化物または皮膜の部分を意味する。 生じた混合物はホットメルト適用装置のノズルやガンを目詰まりさせる恐れがあ る。こうして、本発明の重要な目的は、溶融した接着剤中に配合され、しかも溶 解したパッケージと共に溶融接着剤を加熱した際にゲル化したり、分離したり、 または劣化したりしないフィルムを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、フィルムが溶融接着剤と混合した場合の溶融接着 剤のいかなる粘度変化も制限することである。多くの用途において、粘度変化を 最小限に抑えることが重要であるので、袋は粘度に悪影響を及ぼしてはならない 。 これら及びその他の目的及び利益を達成するため、生分解性フィルムによる接 着剤組成物のパッケージング方法を、その生分解性フィルムの選択基準と共に開 示する。 発明の概要 本発明は、別々にした実質的に均一な接着剤組成物の一部分を提供する工程、 パッケージングのために前記一部分を十分に固化する工程、前記十分に固化した 一部分を生分解性プラスチックのパッケージング材料で実質的に包囲する工程、 を含んで成る。前記材料は前記接着剤組成物と一緒に溶融されることができ、し かも前記溶融接着剤組成物中に配合されることができる。前記パッケージング材 料の種類及び量は、前記接着剤中に配合され且つ適用装置により適用された際に 前記接着剤組成物の特性に不利な影響を及ぼさないように選定される。 発明の詳細な説明 本発明によると、複数のプラスチックネットまたはフィルム材料 を使用することができる。このプラスチックネットまたはフィルム材料は生分解 性でなければならない。生分解性を調べる試験の一つに堆肥(compost)試験が ある。典型的には、堆肥パイルは、温度が70℃以下、一般には平均して50〜 60℃であり、そして相対湿度が100%である。2週間から3ヵ月といった時 間さらされると、堆肥化過程に感応する製品は物理的に崩壊し、そして微生物に よって実質的に消費される。生分解性試験の別のものが、スツルム試験(Sturm test)に記載されている。スツルム試験、又はASTM 5209試験法は、CO2の発生を 測定する方法であって、以下のように記述されている。 ASTM 5209は、バクテリア源として下水スラッジを含有するフラスコの中に試 験ポリマー試料を入れて行う試験法である。下水スラッジを含有するフラスコの 中に試験試料を挿入する。このフラスコの中に、CO2を含まない空気を通過させ る。このCO2を含まない空気を、試験フラスコを介してBA(0H)2を含有する第二 のフラスコの中へ流す。このように、ポリマー試料を摂取するバクテリアの代謝 活性により、ポリマー試料を含有するフラスコ内で発生したすべてのCO2が第二 のフラスコに移動する結果、BA(CO3)が形成される。この最終フラスコを塩酸 で滴定し、溶液中に残存するBA(OH)2の量を測定する。この滴定は1週間に2 回ほど実施され、その後新鮮な溶液を適当に配置する。 一定時間に発生した二酸化炭素量がポリマーの分解速度を指示する。ポリカプ ロラクトンの適切なCO2発生量の一例は、15日間で300ミリグラムである。 しかしながら、CO2発生量はポリマーの種類によって差がある。生分解性試験の 他の方法も想到され、本発明の範囲内に包含される。 フィルム材料はまた、溶融した接着剤との均質混合物が可能でな ければならない。このことが、適用の際にフィルムがゲル化や炭化する傾向を著 しく低減する。このフィルムは、溶融接着剤混合物の粘度に悪影響を及ぼしても ならない。多くの接着剤系が示す許容できる粘度変化の窓は狭いので、溶融した 袋はその粘度を多少なりとも変化させてはならない。 本発明に好ましいフィルムはポリカプロラクトンフィルムである。ポリカプロ ラクトンフィルムは、ヒドロキシル基、酸性基といった官能価や、ホットメルト 系で示される他の通常の官能価を含有するホットメルトにおいて相溶性を示す。 相溶性とは、パッケージされた接着剤を加熱した後に、フィルムが実質的に混和 し、接着剤から分離しないことを意味する。 ポリカプロラクトンフィルムには、EVA、ポリエチレン、ポリプロピレン、 EMA、ENBA、ENBACO、などのポリマーを配合することができる。し かしながら、このようなポリマーを添加すると分解過程の速度が低下する。実際 に、ポリカプロラクトンが約70〜80%を下回る組成物では、認知できるほど の分解はまったく起こらない。ポリカプロラクトンには粘着付与剤や可塑剤を配 合することができる。粘着付与剤には、ロジン酸、ロジンエステル、テルペンフ ェノール樹脂、アセトフェノンホルムアルデヒド、並びに下記のものが含まれる 。可塑剤には、ヒマシ油、エポキシ化大豆油、ベンゾエート系可塑剤、並びに下 記のものが含まれる。 ポリカプロラクトンフィルムの特別な例として、利用可能な分配装置によって 、厚さ5〜200μm、好ましくは15〜50μmのフィルムが含まれる。この ようなフィルムは、低軟化点の接着剤組成物のピローをバッチ式にパッケージン グして、例えば51bの袋にし、次いで圧縮して空気を除去するのに特に有用で ある。より詳細には、Union Carbide Chemicals&Plastics社から市販されてい る商品名Tone(登録商標)の樹脂からポリカプロラクトンフィルムをキャストま たはブロー成形する。ブロー成形フィルムの形態にあるポリカプロラクトンはBi o Industriesから市販されている。その他のポリカプロラクトンとして、Capa 6 50のようなInterox製のものがある。 本発明に有用な他のポリマーには、バクテリアで製造されるヒドロキシ酪酸と ヒドロキシル酸のコポリマーが含まれる。関連ポリマーのポリヒドロキシブチレ ートもまた有用である。ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバレレート 及びこれらのコポリマー、例えば、Imperial Chemical Industriesから市販され ているBiopol(登録商標)、をはじめとする生合成プロセスにおいてバクテリア によって製造される生分解性部類のポリエステルなど、その他のバクテリア産生 ポリマーを使用することもできる。別のポリマーとして、疎水性ポリマー、例え ばポリ乳酸、ポリラクチド、ポリシアノアクリレート、ポリオルトエステル、ポ リ無水物、ポリアセタール、ポリケタール、ポリアミド、親水性ポリマー、例え ばポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリグルタミン酸、水溶性ポリマー、 例えばポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリエチ レングリコール、ヒドロゲル、例えばメトキシエチルメタクリレートまたはメチ ルメタクリレートで架橋したHEMAのポリマー、澱粉及び変性澱粉を含有する 天然ポリマー、セルロース及びその誘導体、架橋タンパク質、合成ポリペプチド 系ポリマー並びにゼラチンが含まれる。 本発明のフィルムは、生分解性ポリマーが100%を占めなくても本発明の範 囲に包含される。本発明の生分解性フィルムと別のポリマーとの混合物も許容で きる。フィルム全体が接着剤との適合性を示す限り、約70〜80%以上が生分 解性ポリマーであり、残部 が第二の又は複数種のポリマーである混合物でも許容できる。混合に適したポリ マーには、エチレン系ポリマー、例えばエチレン/ビニルアセテート、エチレン アクリレート、エチレンメタクリレート、エチレンメチルアクリレート、エチレ ンメチルメタクリレート、高密度及び低密度ポリエチレン、ポリエチレンブレン ド及び化学変性ポリエチレン、エチレンと1−6−又は二不飽和モノマーとのコ ポリマー、ポリアミド、ポリブタジエンゴム、ポリエステル、例えばポリエチレ ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、熱可塑性ポリカーボネート、 アタクチックポリ−α−オレフィン、例えばアタクチックポリプロピレン、熱可 塑性ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリルと他のモノ マー、例えはブタジエンスチレンとのコポリマー、ポリメチルペンタン、ポリフ ェニレンスルフィド、芳香族ポリウレタン、スチレン−アクリロニトリル、アク リロニトリル−ブタジエン−スチレン、スチレン−ブタジエンゴム、ポリエチレ ンテレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンエラストマー、ポ リエチレンスルフィド、A−B形、A−B−A形、A−(B−A)n−B形、( A−B)n−Y形ブロックコポリマー(Aは、ポリビニル芳香族ブロックを含み 、Bブロックは、部分的に水素化されていてもよいゴム状中間ブロックを含む) 、並びにこれら物質の混合物が含まれるが、パッケージされる接着剤の特性に調 和するものであれは他の類似物質を使用することもできる。 本発明の生分解性ポリマーには粘着付与剤や可塑剤を配合することもできる。 配合するのに有用なこのような粘着付与剤や可塑剤には後に記載するものが含ま れる。 いずれの場合においても、パッケージング材料の使用量を、そのパッケージに 入れられる接着剤組成物の重量に対して0.1〜10 重量%、好ましくは0.2〜0.5重量%の範囲に制限することが有利である。 この制限により、接着剤の不当な希釈及び相当する特性の変化が防止される。 別個にされた接着剤ユニットを含む生分解性容器は、接着剤中に配合された場 合に接着剤の特性に悪影響を実質的に及ぼさない材料でできており、また、好ま しくは、接着剤の一成分であるか、又は適用前の溶融体において接着剤と物理的 及び化学的に適合する成分である。このポリマーは、接着剤の物理的相形成又は 分離を引き起こしてはならず、また接着剤の特性を低下させてもならない。 ホットメルト接着剤系 簡単に述べると、ホットメルト接着剤に用いられる熱可塑性合成樹脂材料は様 々な重合物質を含む。これらのポリマーに可塑剤、粘着付与剤及び増量剤といっ た他の成分を配合して接着剤を作る。このようなポリマーには、ポリエチレン、 ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチリル、ポリビニルアルコール 、エチレンビニルアルコールポリマー及び他のポリビニル樹脂;ポリスチレン樹 脂、A−B−A形ブロックコポリマーを含むポリマー(Aはポリスチレンであり 、またBはゴム状中間ブロック部である)、アクリル酸及びメタクリル酸エステ ル樹脂;ブロック化ポリエステル/エーテル及びアミド/エーテル;ポリイソブ チレン、ポリアミド、クマロン−インデン生成物及びシリコーンなどの合成樹脂 から作られた他の各種材料が含まれる。このような熱可塑性樹脂は、通常、永久 的な溶解性又は溶融性を示すので、高温時には、応力下で流動又はクリープする ことができ、またある程度は軟化して結合を形成することができる。冷却後、こ の材料はクリープや結合変形に対して抵抗性を示すことが好ましい。これらは、 テープ、安全ガラス、靴用接着剤の製造に、フィルム、箔又は不織積層体、金属 、木、ゴム、 紙及び他の多くの材料の結合や積層に用いられる。 簡単に述べると、熱硬化性樹脂接着剤は、様々なフェノール−アルデヒド、ユ リア−アルデヒド、メラミン−アルデヒド並びにポリエポキシ、ポリウレタン及 びシリコーン樹脂をはじめとする他の縮重合材料を含む。熱硬化性樹脂は、場合 によっては熱又は触媒の作用により不溶不融性材料へ転化することを特徴とする 。熱硬化性接着剤組成物はエポキシ、ウレタン、シリコーン、フェノール樹脂、 レソルシノール、ユリア、メラミン、ホルムアルデヒド、フェノール−フルフル アルデヒド、などを含み、木製織物、紙、プラスチック、ゴム、自動車部品、電 化製品及びその他多くの末端用途に用いられる。 簡単に述べると、天然及びビチューメン群の接着剤は、アスファルト、セラッ ク、ロジン及びそのエステル並びに類似物質から成る。それらは、典型的には、 鉱物、リノリウム、などをはじめとする各種物質を結合するために用いられる。 熱可塑性ポリマー 本発明の新規接着剤の製造に用いることができる熱可塑性ポリマーは、実質的 に均質な溶融体及び固体を形成するために粘着付与剤、可塑剤及びその他の熱可 塑性又は熱硬化性成分と十分に相溶する熱可塑性ポリマーである。典型的には、 これらの接着剤において、適用後には、そのポリマーが機械的強度及び凝集強度 を提供する。 本発明の組成物においては、利用可能な様々な熱可塑性材料のいずれを使用し てもよい。このような熱可塑性材料の例として、エチレン系ポリマー、例えばポ リエチレンとのコポリマー及びターポリマー、エチレン/ビニルアセテート、エ チレンアクリレート、エチレンメタクリレート、エチレンメチルアクリレート、 エチレンメチルメタクリレート、エチレンと1−6−又は二不飽和モノマーなど とのコポリマー、ポリアミド、ポリブタジエンゴム、ポリエステル、例えばポリ エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル/ポリエ ーテル、等、熱可塑性ポリカーボネート、アタクチックポリ−α−オレフィン、 例えばアタクチックポリプロピレン、熱可塑性ポリアクリルアミド、ポリアミド /ポリエーテル、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリルと他のモノマー、例 えばブタジエン、スチレン、等とのコポリマー、ポリメチルペンタン、ポリフェ ニレンスルフィド、芳香族ポリウレタン、スチレン−アクリロニトリル、アクリ ロニトリル−ブタジエン−スチレン、スチレン−ブタジエンゴム、ポリエチレン テレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンエラストマー、ポリ フェニレンスルフィド、が挙げられる。また、A−B形、A−B−A形、A−( B−A)n−B形、(A−B)n−Y形ブロックコポリマー(Aは、ポリビニル芳 香族ブロックを含み、Bブロックは、部分的に水素化されていてもよいゴム状中 間ブロックを含む)、及びその他を使用することができる。ポリマーの芳香族性 は、下記の芳香族可塑剤との相溶性を提供し、また接着剤組成物における弾性率 を制御するために用いられる粘着付与剤や粘着付与剤配合物との相溶性を制御す る。好ましいポリマーは、接着剤組成物に用いられた時に、その接着剤が高い凝 集強さを維持できる十分な分子量を有することが必要である。 本発明の接着剤において用いられる好ましいポリマーは、EVA、APP、線 状A−B−A形ブロック、線状A−(B−A)n−B形マルチブロックコポリマ ー及び(A−B)n−Y形のラジアルまたはテレブロックコポリマーを含む。こ こで、Aはポリスチレンブロックを含み、Bは実質的にゴム状のポリブタジエン 又はポリイソプレンブロックを含み、Yは多価化合物を含み、そしてnは3以上 の 整数である。中間ブロックを後処理することで、水素化やその他の残留不飽和を 除去する後処理により、その熱安定性を改善することができる。コポリマー構造 のA−B−AブロックにおけるAブロックまたは末端ブロックの大きさや量は、 ポリマーの15〜51重量%程度にすべきであると考えられる。 ポリマーの全スチレン含有量はポリマーの51重量%程度にすることができる が、該ポリマーは性能改善のためAブロックを3個以上有することができるので 、最大のAブロックはポリマーの約20重量%以下にすべきであり、最も好まし くは15重量%以下である。S−B−S(スチレン−ブタジエン−スチレン)コ ポリマーでは、好ましい分子量は約50,000〜120,000であり、そして好ましいス チレン含有量は約20〜35重量%である。S−I−S(スチレン−イソプレン−ス チレン)コポリマーでは、好ましい分子量は約100,000〜150,000であり、そして 好ましいスチレン含有量は約14〜30重量%である。ブタジエン中間ブロックを水 素化すると、エチレン−ブチレン中間ブロックであると典型的には考えられるゴ ム状中間ブロックが得られる。 このようなブロックコポリマーは、Shell Chemical社(Enichem,Fina and De x)から市販されている。マルチブロックまたはテーパード(tapered)ブロック コポリマー(A−(B−A)n−B形)は、Firestoneから商品名STEREON 840A及 び845で市販されている。 別の使用可能なポリマーが、日本のAsahiから商品名TUFPRENE Aで市販されて いる。 本発明の接着剤組成物は、その他の適合するポリマー、充填剤、顔料、染料、 油、触媒、抑制剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ワックス及びその他常用の添加剤を 含有することができる。 粘着付与性樹脂 本発明の接着剤は、必要に応じて可塑剤や他の成分を含む熱可塑性ブロックコ ポリマーと一緒に、粘着付与性樹脂を含有することができる。 本発明の接着剤において有用な粘着付与性樹脂は、木製ロジンをはじめとする ロジン誘導体、タル油、タル油誘導体、ロジンエステル樹脂、天然及び合成テル ペン並びに脂肪族、芳香族または混合脂肪族/芳香族粘着付与性樹脂を包含する 。本発明の芳香族含有樹脂組成物を調製するのに有用な芳香族モノマーは、実質 的な芳香族質及び重合可能な不飽和基を含有するいずれのモノマーからでも調製 することができる。このような芳香族モノマーの典型例として、スチレン系モノ マー、スチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエン、メトキシスチレン 、第三ブチルスチレン、クロロスチレン、等や、インデン、メチルインデンをは じめとするインデン系モノマー、等が挙げられる。脂肪族モノマーは、典型的に は、各種の実質的芳香族環置換基をさらに含有することができるC6及びC5のシ クロヘキシルまたはシクロペンチル飽和基を含有する天然及び合成テルペンであ る。脂肪族粘着付与性樹脂は、十分量の脂肪族モノマーを含有する供給流を、得 られる樹脂が脂肪族性を示すように重合することによって製造することができる 。このような供給流は、別の脂肪族不飽和モノマー、例えば1,3−ブタジエン 、シス−1,3−ペンタジエン、トランス−1,3−ペンタジエン、2−メチル −1,3−ブタジエン、2−メチル−2−ブテン、シクロペンタジエン、ジシク ロペンタジエン、テルペンモノマー、テルペンフェノール樹脂及びその他、を含 有してもよい。混合脂肪族/芳香族樹脂は、十分量の芳香族モノマーと十分量の 脂肪族モノマーと、そして必要に応じて他のC3〜C8不飽和モノマーとを含有し 、脂肪族と芳香族の両方の特性を有する樹脂が得られる。Davisの論文「The Chemistry of C5 Resins」に、合成C5樹脂技術について論じられている。 このような脂肪族樹脂の代表例として、水素化合成C9樹脂、合成分岐及び非 分岐C5樹脂及びこれらの混合物が挙げられる。このような芳香族粘着付与性樹 脂の代表例として、スチレン化テルペン樹脂、スチレン化C5樹脂及びこれらの 混合物が挙げられる。粘着付与性樹脂の選定は、B又は中間ブロックラジアルブ ロックコポリマーの性質に基づくことが多い。ロジン樹脂がS−I−S/S−B −S系ブレンドにとって最良であり、またS−I−SもしくはS−B−Sのいず れか一方だけとの併用も可能である。S−I−Sコポリマーには水素化C9又は 直鎖脂肪族樹脂が好ましい。S−B−Sコポリマーにはスチレン化テルペン又は ロジンエステルが好ましい。 本発明の接着剤組成物は、粘着付与剤としてロジンやロジン誘導体を含有する ことができる。ロジンは、マツの木の含油ロジンに天然に存在する固体物質であ り、典型的には、生木の含油樹脂性滲出物から、古い切り株から、またクラフト 紙製造の副産物として生成するタル油から、得られる。それが得られた後、ロジ ンを水素化、脱水素化、重合、エステル化及び他の後処理工程により処理するこ とができる。ロジンは、その源を示して、ガムロジン、ウッドロジンまたはタル 油ロジンとして典型的には分類される。この材料は、多価アルコールのエステル の形態で、変性せずに使用することができ、またその分子に固有の不飽和を介し て重合することもできる。材料は市販されており、また標準的な配合技法により 接着剤組成物中に配合することができる。このようなロジン誘導体の代表例とし て、タル油、ガムロジン、ウッドロジンまたはこれらの混合物のペンタエリトリ トールエステルが含まれる。 本発明の接着剤に用いられる様々な熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹 脂と相溶できる有用な粘着付与性樹脂の特別な例として、天然及び変性ロジン、 グリセロール、並びに天然及び変性ロジンのペンタエリトリトールエステル、天 然テルペンのコポリマー及びターポリマー、ASTM法E28-58 Tで測定した軟化点が 約80℃〜150℃であるポリテルペン樹脂、フェノール変性テルペン樹脂及びその 水素化誘導体、環球式軟化点が約70℃〜135℃である脂肪族石油炭化水素樹脂、 芳香族石油炭化水素樹脂及びその水素化誘導体並びに脂環式石油炭化水素樹脂及 びその水素化誘導体が挙げられる。 可塑剤 可塑剤は、押出適性、柔軟性、加工性又は伸縮性を改善するために熱可塑性プ ラスチック、ゴム及び他の樹脂に添加することができる典型的な有機組成物とし て広く定義される。接着剤における典型的な可塑剤は、典型的な周囲温度におい て液体である可塑化油である。本発明の接着剤に用いられる可塑剤はまた、典型 的には、軟化点が45℃以上である周囲温度では固体の組成物であってもよい。 好ましくは、この固体可塑剤は軟化点が60℃以上の組成物である。軟化点の上 昇(60〜130℃)は、耐熱性の改善や、高温での結合破壊の防止という点で 有益なことがある。 本発明の建築用接着剤/弾性結合用接着剤/感圧接着剤には可塑化油が用いら れる。このような油は、主として芳香族含分が低い炭化水素油である。該油は、 パラフィン性またはナフテン性であることが好ましい。該油は、揮発性が低く、 透明であり、そして色及び臭気ができるだけ少ないことが好ましい。本発明の可 塑化油の使用は、オレフィンオリゴマー、低分子量ポリマー、植物油及びその誘 導体並びに同様な可塑化液体の使用をも包含する。 本発明において用いられる有用な可塑剤の一種は、ベンゼンジカルボン酸の環 式脂肪族又は芳香族エステルを含む。このような可塑 剤は、シクロヘキサノール、フェノール、ナフトール又は炭素原子数5〜12個 の他のモノヒドロキシアルコール化合物のような環式脂肪族又は芳香族アルコー ルからエステルを形成することによって製造される。このエステル化合物はジカ ルボン酸化合物、典型的にはフタル酸、から形成される。可塑剤に用いることが できるフタル酸は、1,2−ベンゼンジカルボン酸、1,3−ベンゼンジカルボ ン酸(イソフタル酸)又は1,4−ベンゼンジカルボン酸(テレフタル酸)であ る。この種の好ましい可塑剤は、ジシクロヘキシルフタレート又はジフェニルフ タレートを含む。最も好ましくは、ジシクロヘキシルオルトフタレートが用いら れる。 第二の種類の有用な可塑剤は、ヒドロキシル基を1〜10個有する多官能性ア ルコールの芳香族カルボン酸エステルを含む。この種の可塑剤の組成物に用いる ことができる多官能性アルコールには、分子内に2個以上のヒドロキシル基と2 個以上の炭素原子とを有する化合物が含まれる。好ましいヒドロキシ化合物の特 別例として、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブチレング リコール、1,4−ブチレングリコール、グリセリン、グルコース、フルクトー ス、スクロース、マンニトール、トリメチロールエタン、1,4−シクロヘキサ ンジメタノール、ペンタエリトリトール、2,2−ジメチル−1,3−プロパン ジオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3--プロパンジオール、ネ オペンチルグリコール及びその他の有用な多官能性ヒドロキシル化合物が挙げら れる。本発明のこの種のエステル系可塑剤化合物を形成するために多官能性アル コールと共に使用することができる芳香族酸には、典型的には、1個以上の芳香 族基と1個以上のカルボキシル官能価とを有する芳香族カルボン酸が含まれる。 代表的な酸は、安息香酸、ナフタノエ酸(naphthanoic acid)及び4−メチル安 息香酸である。このよ うな有用な可塑剤の典型例として、トリエチレングリコールトリベンゾエート、 トリメチロールエタントリベンゾエート、グリセロールトリベンゾエート、スク ロースベンゾエート、ペンタエリトリトールテトラベンゾエート、2,2−ジメ チル−1,3−プロパンジオールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベ ンゾエート、グリセロールトリベンゾエート、2−ヒドロキシメチル−2−メチ ル−1,3−プロパンジオールトリベンゾエート、ペンタエリトリトールテトラ ベンゾエート、ネオペンチルグリコールジベンゾエート、これらの混合物及びそ の他が挙げられる。 好ましい可塑剤は、シクロヘキサンジメタノールジベンゾエート化合物をはじ めとする可塑剤の部類に属する、軟化点が60℃よりも高い固体である。例とし て、1,4−シクロヘキサンジメタノールジベンゾエート(シス異性体及びトラ ンス異性体を含む)が挙げられる。この化合物は、接着剤の物理特性の変動や変 化を最大限に制御する。 本発明に有用な可塑剤の第三の部類は、芳香族スルホン酸から製造されるスル ホンアミド種を含む。このような可塑剤は、一般に、構造式:R−Ar−SO2 −NR2で示される。式中、Rは、各々独立に、水素、炭素原子数1〜12個の 脂肪族基及び環式脂肪族基から成る群より選ばれる。各Rは、典型的には、水素 、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第三ブ チル、エチルヘキシル、ネオペンチル、シクロヘキシル、デオデシル、等である ことができる。Rは、メチル、エチルまたはシクロヘキシルであることが好まし い。このようなスルホンアミド可塑剤をホルムアルデヒドとの縮合により形成さ れる樹脂材料の形態で使用することもできる。 我々は、A−B−A形ブロックコポリマー、A−B−A−B−A −Bマルチブロック形コポリマー及びラジアルブロックコポリマーの熱可塑性樹 脂を、有用な様々な接着剤において使用できることを見い出した。このような接 着剤がCollinsの米国特許第4,136,699号明細書に記載されている。該明細書は、 使い捨て製品の製造に使用するためのA−B−A形コポリマーテルペンまたは合 成テルペン粘着付与性樹脂と油との特定の配合物を開示している。加えて、本発 明では以下の接着剤が有用となりうる。 A−B−A形または他の形のブロックコポリマーに基づくこのようなホットメ ルト接着剤材料をピローに加工し、そしてA−B−A形または他のブロックコポ リマー技法から製造された同時押出被覆で包装することができる。同時押出被覆 は全接着剤量の約0.1〜約5重量%を占めるので、接着剤ピローを配合するの に用いられるブロックコポリマーの量を減らすことができ、しかも同時押出被覆 の形態で溶融体へ添加することができる。このような技法については米国特許第 4,054,632号及び同第3,723,035号明細書に記載されており、本明細書ではこれら を参照することによって取り入れる。 本発明の接着剤の製造では、一液型及び二液型のポリウレタン接着剤材料を使 用することができる。このような材料については、下記の表にある米国特許第4, 412,033号及び同第4,390,678号明細書 に記載されている。 このような接着剤は、ポリオールとウレタンプレポリマーとの間の反応性によ るものであり、イソシアネート基がヒドロキシル基及びプレポリマーと縮合する 。本発明では、ヒドロ硬化性又は湿分硬化性のウレタン接着剤をはじめとする他 の種類のウレタン材料を使用することもできる。さらには、イソシアネート材料 をポリオール材料とは別のピローとして配合製造する二液型ウレタン接着剤を製 造することもできる。 さらに、本発明の接着剤では、熱可塑性ポリマーを実質的な比率で有する一液 型ウレタン接着剤を使用してもよい。このような接着剤を以下の表に記載する。 本発明を実施する際には、ポリマー、合成又は天然樹脂、ワックス又はパラフ ィン並びに他の所望による周知の物質を混合することによって、接着剤組成物、 すなわちホットメルト接着剤を製造する。この混合又は配合は、高温で、しかも 常用の方法で行われる。 次いで、接着剤組成物をオリフィスへポンプ移送して分配する。 通常は、分離用の非付着性物質で被覆を施し、そして被覆された組成物を予備冷 却してから分配する。 本発明の好ましい実施態様においては、分配された組成物を圧搾切断し(sque eze-cut)することにより、個別のピロー形小片に分ける。この段階では、組成 物は既に部分的に固化している、すなわち個々の小片の外側は十分に固化してい るが、それらは圧搾切断されて、後にもなおそのピロー様形状を保持することが できるが、ピロー内部はまだ相当に高温であって液状であることもある。 その後、ピローを、冷却用液体として通常は水を使用する冷却浴の中に入れて 、パッケージングのために十分に固化する。この段階で、ピロー内部に残存する 熱を冷却時間を適当に選定することにより調整し、続く圧縮工程において変形す るための十分な暖かさにピローを保つことができる。 ここで、十分に固化したピローをパッケージングステーション、例えば袋詰機 、へ搬送し、本発明による生分解性フィルムパッケージング材料のネット又は袋 の中に入れる。常用の被覆ホットメルトピローを包装するためには、現在のとこ ろ、厚さ約0.7〜2.6ミルのポリカプロラクトンをブロー成形したフィルム から、それぞれ約1000グラムのピローが入る袋を製造することが好ましい。 次いで、充填した袋の各々を溶接シームで封止する。この段階では、袋は、か なりゆるく充填されている比較的堅苦しいピローと相当量の空気を含有する。 必要であれば、本発明により包装された低軟化点接着剤組成物ピローの後の使 用における最初に述べた問題を軽減するために、袋をプレスに配置して高温高圧 下で圧縮してもよいし、また、単に、別の同等な袋を十分な熱の存在下で積み重 ね、そのスタックの重みで圧縮することもできる。後者の場合には、相当に加熱 した室内にス タックを配置するか、或いは冷却工程においてピローの内部熱を十分に保持させ ることによって、熱を供給することができる。この熱により、各ピローの固化し た外部領域がパッケージング後に再軟化する。 別の好ましい実施態様では、適当な冷却手段を具備した押出機からホットメル ト接着剤を押出する。接着剤は、押出時に約50℃〜60℃の温度を示す。本発 明によるフィルム材料の袋又はサックの中に接着剤を直接押出する。ポリカプロ ラクトンは融点が約60℃であるため、ポリカプロラクトンを使用する場合には 、押出される接着剤は約60℃未満でなければならない。押出後のパッケージン グ前に接着剤を切断することはできるが、好ましくは、このような微粉砕をする ことなく、所望量の接着剤をパッケージ内に受容するまで、包装袋又はサックの 中に接着剤を押出する。この段階において、押出された接着剤を切断し、パッケ ージを封止し、そして押出機に新たな袋又はサックを接続して充填する。 この実施態様では、接着剤の押出温度は、充填又はパッケージング工程におい て袋又はサックに損傷を与えたり望ましくない空隙を残したりすることなく、実 質的に均一にパッケージを充填するための十分な可塑性及び賦形性をもった接着 剤を提供する。 ここで、以下の実施例を参照しながら、本発明の好ましい実施態様をさらに詳 細に説明する。 試験 ビーカー試験 H.B.Fullerから市販されており且つ米国特許第5,024,667号明細書(本明細書 中に参照することにより取り入れた)に記載されているホットメルト接着剤(HL -1295)との相溶性について、種々のフィルムを試験した。ポリカプロラクトン ポリエステルのフィルム (Union Carbideより市販されているTone(登録商標)P787)、2.5%酢酸ビニル VAフィルム(Quantum USIより市販されているNA420,000)、14%メタクリレート EMAフィルム(Exxon Corp.より入手できるXPE 182)及び28%酢酸ビニルEVAフ ィルム(ConsolidatedThermoplastics社より入手できるXZA 68.0)を、HL-1295 接着剤を使用し、そのホットメルト試料200gに0.5重量%の各フィルムを 添加することにより試験した。同等な4層のホットメルト及びフィルムによりビ ーカーを層状化する。ビーカーを350°Fの炉内に96時間静置しておいた。 その結果は以下の通りであった。 リングは、部分的な皮膜化及び炭化の結果形成した。リング又は皮膜は24時 間後には出現し、そのまま96時間まで残っていた。ホットメルトは暗色化し続 けた。表5で明らかなように、PCLフィルムは接着剤表面にリングも皮膜化も 炭化もまったく示さなかった。このような特性は、接着剤適用装置に典型的に存 在する熱にさらされた際に、望ましくないゲル化をもたらすことはまったくない 。 さらに別の試験を以下のように実施した。199gのEVA/ロジンエステル系接 着剤を1.0gのフィルムと一緒にガラスビーカーの中に入れた。約50gの接 着剤と0.25gのフィルムとを4層にして配置することによりビーカーを接着 剤とフィルムとで層状化し た。その後、ビーカーを350°F(適用温度から採用)の炉内に入れ、まった く混合することなく72時間静置しておいた。この間、フィルムが接着剤から分 離したかどうかと、フィルムが炭化またはゲル化したかどうかとについて観察し た。対照には、フィルムを含まない接着剤だけの試料を使用した。PCLを含む 試料は、対照と同じ性能(すなわち、皮膜化、炭化もしくはゲル化がまったく無 く、またフィルムの分離も無い)を示した。フィルム試料は、28%VAEVA試料、1 4%MA EMA試料及び2.5%VA EVAを含むものについて試験した。ホットメルトは当 初は不透明な琥珀色をしていた。フィルムは最初は明らかに分離していなかった 。 この24時間のデータは、試料の各々について明白であった皮膜化量を示してい る。リングは、ビーカーの縁部付近にのみ皮膜及び炭化が明白であって、ホット メルト表面には無いことを意味する。28%VA EVA試料及び14%MA EMA試料は、2. 5%VA EVAフィルムよりは良好であったが、対照との差がまったく示されなかっ たPCLと同等の性能を発揮することはなかった。24時間後にこれらの試料を炉か ら取り出してから72時間までそのままにしておいた。唯一の変化は、試料が時間 と共に暗色化し続けたことであった。 配合試験 ポリカプロラクトンと、エチレンビニルアセテート(Quantum USI 及びDuPontから供給されているメルトインデックスが5でVAが28%のもの)、エ チレンメタクリレート(Exxonから入手できるXS 12.04であり、メルトインデッ クスが3でMAが28%のもの)、NA 59300ポリエチレン(USI Chemicals社製のメ ルトインデックスが22のもの)又はForal AXロジン酸(Herculesより入手できる もの)とを、PCLを80%、ポリマー又は樹脂を20%とする比率で配合した。これ らの試料をフィルムにした。ガラスビーカーの中に199gのHL-1295接着剤と1gの フィルムを入れて熱安定性を試験した。再び、ビーカーを4層の同等なホットメ ルトとフィルムの層により層状化した。これらの試料を350°Fの炉内に入れ 、まったく混合せずに96時間静置させておいた。試料の指定は以下の通りであ る。 #1 HL-1295接着剤 #2 80% Tone P 787及び20% EVA(28-05) #3 80% Tone P 787及び20% EMA (28-03)(XS 12.04) #4 80% Tone P 787及び20%ポリエチレン(NA 59300) #5 80% Tone P 787及び20%Foral AX(ロジン酸) #6 Bio Industries社製のPCLフィルム(Tone P 787) 24時間と96時間との間で接着剤に起こった唯一の変化は、色が暗 色化し続けたことである。試料#4では24時間時点でビーカーの縁部付近に皮膜 のリングが存在した。これは、製品中のポリエチレン由来であったと仮定される 。この試料は、ポリエチレンのみのフィルムよりは改善されているが、ポリカプ ロラクトンのみのフィルムほどには良好ではないことに着目すべきである。その 他の試料はどれも対照(HL-1295接着剤のみ)と同様に皮膜化、炭化またはゲル 化をまったく示さなかった。このように、非生分解性ポリマーとの配合物も許容 することができる。 粘度試験 上記ビーカー試験の試料を選んで使用し、粘度試験を実施した。混合物をLigh tening Brandミキサーにより350°Fで5分間配合した。 以下の表は溶融試料の粘度を示すものである。 明白なように、PCLは粘度増加をもたらすことはなく(粘度計誤差3%)、 適合している。繰り返しになるが、粘度が実質的に増加すると、混合や接着剤適 用において困難さが生じる恐れがあるという問題が出てくる。 剥離試験 別の実験で、上記の粘度試験の接着剤試料をポリエチレン支持体表面に塗布し 、その支持体を種々の材料に付着させて接着剤の剥離特性について測定した。 ポリエチレン間で細線接着とスプレー接着とを行った。おむつの模擬適用法を 採用し、以下の条件を設定した。 以下の結果が得られた。 ここでもまた、パッケージした接着剤が、パッケージされていない接着剤とほ ぼ同等の性能を示すことが明白である。 目視試験 さらに別の試験において、厚さ1ミル、DSC軟化点60℃のポリカプロラク トンを使用し、上記の一般手順に従いHL-1295接着剤ピローを包装して袋に入れ た。 接着剤を充填した袋を溶融/分配装置に配置し、275°Fで溶融して適用し た。最終製品において、接着剤に包装材料成分が影響を与えたとはまったく認め られなかった。 本発明をその例示的実施態様に関連させて説明したが、当業者に は多くの変型が自明であって、本願はそのいかなる変更、変型をも包含すること を理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年7月7日 【補正内容】 1)明細書 国際出願明細書第3頁(明細書翻訳文第3頁第6行〜第4頁第5行「医療科学 分野における・・・させる恐れがある。」) 医療科学分野におけるものをはじめとする多くの生分解性ポリマーの使用につ いて強調されている。 欧州特許出願第469,564号明細書は、接着剤組成物をプラスチックパッケージ ング材料で包装するための方法及び物品について記載している。このパッケージ ング材料は、接着剤組成物の特性に悪影響を及ぼさないように、溶融した接着剤 中に配合される。 Derwentのアブストラクト第92-44437/06号は、水溶性でフィルム状の生分解性 材料であるポリビニルアルコールでできたパッケージング容器で気密包装された 粒状澱粉系接着剤について記載している。 しかしながら、現在のところ、先に述べたピロー形接着剤用の生分解性パッケ ージについては十分な解決策が提案されていない。 生分解性を示すパッケージング材料に対するニーズが産業界には存在する。こ のようなパッケージが利用できるようになれば、パッケージされたホットメルト ピローを開放し、そのホットメルトピローをプレメルトタンクに注ぎ込み、そし てそのフィルムパッケージをゴミ受け器に廃棄することができるようになる。そ の後、使用済パッケージを堆肥設備へ移送することができよう。従来のフィルム は、バクテリアが十分に消化できるような小さな成分にまで崩壊するのに往々に して何年もかかる。このように、環境的観点から、できるだけ迅速に生分解する フィルムを得ることは有益である。 本発明の目的は、生分解性の接着剤パッケージを提供することである。一般に 、生分解性とは、廃棄物堆肥化処理の典型的な条件下 で微生物によって分解され且つ物理的に実質的に消費される製品と定義される。 ある種のフィルムにまつわるさらに別の問題に、その袋に溶融接着剤を内蔵さ せた場合のパッケージされた接着剤との不相溶性がある。パッケージされた接着 剤を溶融した際に、溶融フィルムは溶融接着剤との実質的に均質な混合物を形成 しない。こうして、フィルムが接着剤と同化しない場合、フィルムは加熱時に分 離し劣化しうり、またホットメルト適用装置に関する問題を発生する恐れもある 。用語「劣化」とは、熱にさらされた際に同化しないフィルムゲル、炭化物また は皮膜の部分を意味する。生じた混合物はホットメルト適用装置のノズルやガン を目詰まりさせる恐れがある。 2)請求の範囲(請求の範囲翻訳文第29頁〜第30頁) 請求の範囲 1.生分解性パッケージの中に接着剤組成物をパッケージングして適用する方 法において、 a)別々にした実質的に均一な接着剤組成物の一部分を提供する工程、 b)パッケージングのために前記一部分を十分に固化する工程、 c)少なくとも一部にポリカプロラクトンを含む生分解性パッケージング材料 であって、前記接着剤組成物の溶融混合物の接着特性と適合し且つこれに悪影響 を実質的に及ぼさない物理特性を有する前記パッケージング材料を選定する工程 、 d)前記十分に固化した一部分を生分解性パッケージング材料で実質的に完全 に包囲して包装接着剤とする工程、及び e)前記包装接着剤を加熱して実質的に均質な混合物を形成させ、そして前記 均質混合物を支持体に適用する工程 を含んで成り、前記パッケージング材料が適用時に劣化しないような特性を有す る前記方法。 2.前記パッケージング材料が、ポリカプロラクトンと、生分解性ではない第 二の材料との配合物を含む、請求の範囲1記載の方法。 3.前記パッケージング材料が、パッケージに含まれる接着剤組成物の重量に 対して0.1〜5重量%の高分子量ネットである、請求の範囲1記載の方法。 4.別々にした実質的に均一な接着剤組成物の部分のバッチを含む包装接着剤 組成物において、前記バッチは、少なくとも一部にポリカプロラクトンを含む生 分解性パッケージング材料で実質的に完 全に包囲されており、前記パッケージング材料は、前記バッチを加熱した際に、 溶融した前記パッケージング材料が、適用装置により適用されたときに劣化しな いような特性を有するように選定されている、前記包装接着剤組成物。 5.別々にした部分がピロー形状をしており、且つ0.1〜50グラムの重さ である、請求の範囲5記載の組成物。 6.前記パッケージング材料が、ポリカプロラクトンと、生分解性ではない第 二の材料との配合物を含む、請求の範囲5記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 イェボア−コディー,ペーター ドイツ連邦共和国,デー―2120 ルネベル ク,タイルフェルト 4 (72)発明者 ルーイェール,アレン フランス国,エフ―76520 ボー,フルス ヌ―ル―プラン,ル メスニル フーケ (番地なし) (72)発明者 パリアント,エマニュエル フランス国,エフ―76000 ルーアン,リ ュ マラティール,22 ア (72)発明者 イェボア−コディー,ペーター ドイツ連邦共和国,デー―2120 ルネベル ク,タイルフェルト 4 (72)発明者 ライアン,リサ エル. アメリカ合衆国,ミネソタ 55013,チサ ゴ シティ,トゥーハンドレッドフィフテ ィシックスス ストリート 11130

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生分解性パッケージの中に接着剤組成物をパッケージングして適用する方 法において、 a)別々にした実質的に均一な接着剤組成物の一部分を提供する工程、 b)パッケージングのために前記一部分を十分に固化する工程、 c)前記十分に固化した一部分を生分解性パッケージング材料で実質的に完全 に包囲して包装接着剤とする工程、及び d)前記包装接着剤を加熱して実質的に均質な混合物を形成させ、そして前記 均質混合物を支持体に適用する工程 を含んで成り、前記パッケージング材料が適用時に劣化しないような特性を有す る前記方法。 2.前記パッケージング材料がポリカプロラクトンを含む、請求の範囲1記載 の方法。 3.前記パッケージング材料が、ポリカプロラクトンと、生分解性ではない第 二の材料との配合物を含む、請求の範囲1記載の方法。 4.前記パッケージング材料が、パッケージに含まれる接着剤組成物の重量に 対して0.1〜5重量%の高分子量ネットである、請求の範囲1記載の方法。 5.別々にした実質的に均一な接着剤組成物の部分のバッチを含む包装接着剤 組成物において、前記バッチは生分解性パッケージング材料で実質的に完全に包 囲されており、前記パッケージング材料は、前記バッチを加熱した際に、溶融し た前記パッケージング材料が、適用装置により適用されたときに劣化しないよう な特性を有するように選定されている、前記包装接着剤組成物。 6.別々にした部分がピロー形状をしており、且つ0.1〜50 グラムの重さである、請求の範囲5記載の組成物。 7.前記パッケージングがポリカプロラクトンを含む、請求の範囲5記載の組 成物。 8.前記パッケージング材料が、ポリカプロラクトンと、生分解性ではない第 二の材料との配合物を含む、請求の範囲5記載の組成物。
JP6503377A 1992-07-06 1993-06-29 接着剤組成物のパッケージング方法及びパッケージング組成物 Pending JPH08506838A (ja)

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