JPH08507305A - パラセタモールとl−システイン又はその先駆体とを含む薬剤組成物 - Google Patents
パラセタモールとl−システイン又はその先駆体とを含む薬剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに転化される化合物とを含む薬剤組成物の改良製造方法は、p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又はその先駆体とを固体状態において混合し、次に固体混合物を造形することを含む。
Description
【発明の詳細な説明】
パラセタモールとL−システイン又はその先駆体とを含む薬剤組成物
本発明は鎮痛薬に関し、特にp−ヒドロキシアセトアニリドの新規な製剤に関
する。
p−ヒドロキシアセトアニリド又はパラセタモールは鎮痛薬として広範囲な用
途を見い出しており、通常の用途で用いる場合に副作用の殆どない比較的純粋な
鎮痛作用を有するという特別な利益を有する。しかし、この薬物の過剰量は有害
である可能性があり、この薬物の容易な入手可能性は自殺を企てる手段としての
非常に重大な規模でのその使用を生じている。過剰量が致命的でないとしても、
過剰量は重度な肝障害をもたらすことがあり、薬物の過剰投与を治療するための
現在利用可能な方法はこれの防止にしばしば無効である。
この問題は長い間認められており、1973年に、この問題を克服する手段を
開示する英国特許出願第54098/73号が出願されている(英国特許第1,
463,505号として発行)。したがって、p−ヒドロキシアセトアニリドの
毒性は、この薬物が生体内で転化される有害な代謝産物によって誘発される肝壊
死のためである。しかし、中央L−システイン単位を含むトリペプチドである化
合物グルタチオンが体内での代謝産物の有害作用に幾らか関与しており、肝臓か
らグルタチオンが枯渇した場合にのみ有意な肝壊死が生ずる。L−システイン又
は生体内でそれに転化される化合物を共に含むp−ヒドロキシアセトアニリドの
製剤は、薬物の過剰量が身体によって合成されるグルタチオン量を自動的に増加
させ、それによってこの過剰量の有害な作用に対抗するという非常に大きな利点
を有する。グルタチオン先駆体も細胞内スルフェート(sulphate)を形成するこ
とによってp−ヒドロキシアセトアニリドを解毒することができ、そのスルフェ
ートの形成はp−ヒドロキシアセトアニリドを処理するための安全な代替え代謝
経路である。
しかし、L−システイン先駆体DL−メチオニンをp−ヒドロキシアセトアニ
リドと共に含むことによって過剰量の危険を回避する製品(Pameton)は
暫く前から英国において入手可能であるが、p−ヒドロキシアセトアニリドの市
場の大部分はまだ、過剰量に対する保護を講じない製品によって満たされている
。これは、英国特許第1,583,602号において考察されているように、過
剰量に対する保護を与える市販製品に付随する特徴的な硫黄タイプの臭気にかな
りの程度帰せられる。p−ヒドロキシアセトアニリドをDL−メチオニン又は同
様な化合物と共に、目立つ硫黄タイプ臭気を有する生成物を生じないように調合
し、それによって一般的な市場向けに適した従来よりずっと受容される製品を形
成することによって、p−ヒドロキシアセトアニリドの過剰量の可能な極度の毒
性の問題を解決することができることが現在判明している。
本発明によると、p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内
でそれに転化される化合物とを含む薬剤組成物の製造方法は、p−ヒドロキシア
セトアニリドとL−システイン又はその先駆体とを固体状態で混合し、次に、こ
の固体混合物を造形製品(shaped product)に転化することを含む。
“造形(shaped)”なる用語は本明細書では、例えば錠剤のような、明確な形
状を有するというその通常の意味で用いられ、“造形(shaping)”はこのよう
な明確な形状を生成することを意味するために用いられる。
p−ヒドロキシアセトアニリドを含む造形品又は成形品を製造する問題は、英
国特許第1,390,032号において考察されており、この特許では、このた
めに粒状物質を用いなければならないことが示唆されている。英国特許第2,1
24,078号とそれに対応するヨーロッパ特許出願第A−0100168号で
は、メチオニンを含むものを含めて、p−ヒドロキシアセトアニリドの造形組成
物を製造する問題にさらに注目しており、湿式造粒方法の使用が提案されている
。このような方法によって得られる最終組成物は必ずしも有意な量の水を含むと
は限らないが、これらの先行技術方法の欠陥は、これらの初期段階が湿式プロセ
スを含むことであり、市販製品Pametonの製造もこのようなプロセスを含
む。特定の操作形式に限定することなく、本発明の1つの利点は揮発性硫黄含有
生成物の発生を伴う、L−システイン又はその先駆体の加水分解を回避すること
にあると考えられる。
したがって、固体状態の成分の混合によって得られる固体混合物を造形するこ
とによってp−ヒドロキシアセトアニリドとDL−メチオニン又は同様な化合物
を含む固体薬剤組成物を製造することができること、及びこの組成物が無臭では
ないが、湿式方法によって得られる粒状生成物に由来する組成物の臭気よりも受
容される臭気を有することが現在判明している。本発明の乾式方法によって得ら
れる生成物は、この主要な利点の他に、500mgのp−ヒドロキシアセトアニ
リドの単位用量(unit dosage)を含む錠剤のサイズが患者に容易に受容される
ように、単位用量につき多量のp−ヒドロキシアセトアニリドを含むという他の
利点を有する。p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそ
れに転化される化合物とを、特に直接圧縮によって、造形薬剤組成物に直接調合
することができるという発見は、p−ヒドロキシアセトアニリドの調合が造粒工
程を必要とするという英国特許第1,390,032号に開示されるような、通
常の見解を考慮すると、全く意外である。
したがって、本発明は1態様において、p−ヒドロキシアセトアニリドとL−
システイン又は生体内でそれに転化される化合物とを含む造形薬剤製品の製造に
適した固体混合物であって、非粒状形であることを特徴とする前記固体混合物を
含む。
本発明は他の態様において、p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン
又は生体内でそれに転化される化合物とを含む固体混合物であって、L−システ
イン又は先駆体が1,000ミクロン未満の実質的粒度であることを特徴とする
前記固体混合物を含む。
したがって、2種類の主要成分の中で、薬剤組成物の調合の先行技術方法の改
良に最も関連するのは、p−ヒドロキシアセトアニリドの物理的形状ではなくL
−システイン又はその先駆体の物理的形状であることが判明している。特に、本
発明による薬剤組成物の製造の容易さは、1,000ミクロン未満であり、通常
、710ミクロンの標準シーブサイズ未満である実質的粒度の形状でL−システ
イン又はその先駆体を用いることによって強化される。“実質的粒度(substati
ally of a particle size)”なるフレーズは、少なくとも80%の重量割合が
表示サイズであるが、好ましくは少なくとも90%、好都合には本質的に100
%が表示サイズである可能性があることを意味する。最小粒度に関する必要条件
はあ
まり重要ではない。しかし、50重量%未満、特に30重量%未満のL−システ
イン又はその先駆体が250ミクロン未満の粒度であることが好都合である。
少なくとも50重量%、好都合には少なくとも60重量%、特に少なくとも7
0重量%のL−システイン又はその先駆体の割合が250〜1,000ミクロン
、好都合には250〜710ミクロンの範囲内の粒度であることが好ましい。
組成物のL−システイン供給成分の商業的に入手可能なサンプルを磨砕して、
上記の好ましい粒度必要条件に従うことが必要である。これは通常、例えばDL
−メチオニンの場合であり、L−メチオニンの場合ではない。混合物のp−ヒド
ロキシアセトアニリド成分のサイズはあまり重要ではなく、商業的に入手可能な
サンプルが直接の使用に適する。一般に、このようなサンプルの粒度は例えば、
50〜60重量%の割合が53〜150ミクロンの粒度を有するような粒度であ
る。しかし、必要な場合には、物質が例えば1,000ミクロン又は特に710
ミクロンのような特定の粒度未満の実質的粒度であることを保証するために、使
用前に簡単なふるい分け操作を物質に対して実施してもよい。“実質的粒度”な
るフレーズは、前記と同じ意味を有し、さらに同じ好ましさ(preference)が適
用される、すなわち、好ましくは少なくとも90重量%、好都合には本質的に1
00重量%が表示サイズである。
許容される臭気を有する、本発明による薬剤組成物を生成するために、組成物
中の水量は全体の2.5若しくは2.0重量%以下、特に1.5若しくは1.0
重量%以下、好都合には0.8重量%以下であることが好ましい。それ故、組成
物は好ましくは本質的な乾燥物質から成るが、効果的な結合のためには、組成物
が全体の少なくとも0.4重量%、好ましくは少なくとも0.5%、好都合には
少なくとも0.6%である水量を好ましく含むように、若干の水量の存在が望ま
しい。
したがって、本発明の方法によって製造される薬剤組成物中に存在する水の重
量割合は好ましくは全体の0.4又は0.5〜2.5重量%の範囲内であり、上
限と下限とに関するより好ましい値は既述した通りであり、特に好ましい範囲は
0.5〜1.0%であり、好都合には0.6〜0.8%、例えば0.7%である
。
組成物の造形前に存在する水量は一般に、化合物の混合物の造形プロセスに関
与する水分含量には通常、有意な変化が生じないので、組成物に関して表示され
た数値に適合する。本明細書内で水分含量に関して記載される数値は、Karl
Fisher方法を用いる測定によって得られる数値である。これは、ピリジン
/メタノール中のヨウ素と二酸化硫黄との溶液を用いて、水を滴定することを含
む。この試薬は商業的に入手可能である。
薬剤組成物のL−システイン供給成分に関しては、L−システイン又は身体に
よって代謝されてL−システインを生成する任意の化合物が使用可能である。こ
の化合物が必ずしも全てL−システインに転化される必要がなく、L−システイ
ンの全てがグルタチオンに転化される必要もないことは理解されるであろう。こ
の成分の機能は、薬物の過剰量が摂取され、体内のグルタチオンの通常の供給量
が排泄される場合に、L−システインの補充源を提供することである。
L−システイン自体の他に、特に重要な自然生成アミノ酸はL−シスチンと、
特にL−メチオニンであり、L−システイン自体よりもL−メチオニンが好まし
い。硫黄含有アミノ酸のDL−異性体も使用可能であり、システインの場合では
なくメチオニンの場合には、D異性体とL異性体の両方がグルタチオンのL−シ
ステイン成分の供給源を提供する。D異性体も細胞内スルフェートを供給するこ
とによって寄与することができる。L異性体、特にL−メチオニンは純度が大き
く、恐らく、直接使用のために許容される粒度範囲を有する形状で入手可能であ
り、それによって磨砕の必要性を回避するという利点を有する。
所望により、生体内で分解してL−システインを生成する、例えばジー、トリ
ー又はそれ以上の高級ペプチドのような大分子を用いることが可能であり、ジペ
プチドの特に適切な種類はグルタチオンの2つのアミノ酸単位、すなわちL−グ
ルタミル−L−システイン又はL−システイニル−グリシンを供給する種類であ
る。しかし、好ましくは、L−システイン又は他のアミノ酸が用いられる。L−
システイン供給成分が必要な場合には生理学的に許容される酸又は塩基による塩
の形状でよいことは理解されるであろう。したがって、種々な適当な無機酸及び
有機酸によって、塩が形成されうる。このような無機酸の例はホスホン酸、硝酸
、硫酸並びに特に、ハロゲン化水素酸(hydrohalic acid)、塩酸、臭化水素酸
及びヨウ化水素酸である。このような有機酸の例はクエン酸、蓚酸、フマル酸、
マレイン酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸及びメタンスルホン酸である。
或いは、種々な適当な無機塩基及び有機塩基によって塩が形成されうる。これら
の例はアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化第4級アンモニ
ウム、及び例えばトリス(トリスは2−アミノ−2−ヒドロキシメチルプロパン
1,3−ジオールを表す)のようなアミンである。
L−システイン又はその先駆体とp−ヒドロキシアセトアニリドとの相対的な
割合に関して、主要な考察はp−ヒドロキシアセトアニリドの過剰量がグルタチ
オンの正常な供給を消耗する場合の毒性に対処するためにグルタチオンの充分な
供給を用意することである。しかし、不必要に大きな割合のL−グルタチオン供
給化合物を含めることは望ましくない。p−ヒドロキシアセトアニリドを基準と
するこの化合物の重量割合は当然、用いる化合物の性質に特に依存して変化する
が、5〜100%、好都合には10〜50%、好ましくは15〜25%の範囲内
の量、例えば20%が通常適切である。
p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又はその先駆体の他に、組成
物は必要に応じて他の活性成分、例えば1種以上の化合物カフェイン、カフェイ
ン水和物、コデイン、リン酸コデイン、酒石酸ジヒドロコデイン、塩酸プソイド
エフィドリン及びフェノールフタリンを含むことができる。これらの化合物の中
で、種々な形状の(in one form of another)コデイン及び/又はカフェインが
、最も通常、p−ヒドロキシアセトアニリドと共に調合される。しかし、本発明
の製剤(formulation)がこれらの他の成分の過剰量に起因する毒性効果に対処
しないことは理解されるであろう。しかし、これらの効果はp−ヒドロキシアセ
トアニリドに起因する毒性効果ほど重度ではなく、付加的にコデイン又はその塩
を含む組成物は特に興味深い。本発明によって製造される薬剤組成物は、その活
性成分の他に、生理学的に許容される固体キャリヤーを通常含む。
したがって、本発明はp−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は、
生体内でL−システインに転化される化合物を生理学的に許容される固体キャリ
ヤーと共に有する非粒状固体混合物を含む造形薬剤組成物を包含する。
さらに、本発明はp−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は、生体
内でL−システインに転化される化合物との固体混合物を含み、L−システイン
又はその先駆体が実質的に1,000ミクロン未満の粒度であることを特徴とす
る薬剤組成物を包含する。
本発明による薬剤組成物に用いられるキャリヤー物質は薬剤製剤の分野に慣例
的であるが、このような物質は組成物に特定の物理的性質を与えることを考慮し
て性質と量の両方において選択されることが好ましい。したがって、例えば、組
成物は好都合には、種々な成分の一緒の流動のための潤滑剤としての成分、造形
中の組成物の成分の接着を強化する成分、及び体内における組成物の分散を助け
る成分の1種以上を含むことができる。これらの中で、接着剤の存在が特に関心
を持たれる。特に重要であるのは、潤滑剤としての例えば澱粉グリコール酸ナト
リウム(例えば、Explotab)のような澱粉製品であり;接着剤としての
、機械的強度を与えることによって接着を助けるのみでなく、吸い上げ作用をも
及ぼして、それによって分散剤の作用を助ける、例えば微細結晶セルロース(例
えばAvicel PH102)のようなセルロース製品と共に、ビニルポリマ
ー、特にN−ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドンであり;分散剤とし
てのステアリン酸マグネシウムである。これらの成分は通常の割合で、例えば澱
粉グリコール酸ナトリウムでは0.5〜2%(例えば0.96%)、ポリビニル
ピロリドンでは2〜8%(例えば4.08%)、セルロースでは0.15〜0.
6%(例えば、0.32%)、及びステアリン酸マグネシウムでは0.7〜3%
(例えば1.44%)に等しい、全組成物の重量による量で、又は同様な機能を
果たすこれらの物質の代替え物の同様な量で存在することができる。
本発明の方法は、好都合には活性成分から始まり、次にキャリヤー物質が続く
順序で、種々な成分を混合することを含む。しかし、L−システイン又はその先
駆体と混合したp−ヒドロキシアセトアニリドは好都合には、例えばポリビニル
ピロリドンのような主要接着剤によって既に被覆された形状であることができる
(p−ヒドロキシアセトアニリドはこのような被覆形で商業的に入手可能である
)。
特定の粒度を有する物理的形でL−システイン又はその先駆体を用いることの
利点は既に考察されているが、p−ヒドロキシアセトアニリドの場合と同様にキ
ャ
リヤー物質も、この物質の通常の商業的サンプルで提供されるような物理的形状
でしばしば使用可能であるか、或いは、簡単なふるい分け操作にさらして、1,
000ミクロン若しくは特に710ミクロンを越える粒子を除去することができ
る。それ故、p−ヒドロキシアセトアニリドとキャリヤー物質とを含む全混合物
がL−システイン又はその先駆体に関して前述した主な好ましさに従い、実質的
に1,000ミクロン未満、好都合には710ミクロン未満である粒度であるこ
とが、しばしば起こりうる。
混合後に、慣習的な方法を適当に用いて、特に適当なレベルの圧力を用いる圧
縮によって、混合物を造形又は成形する。通常の圧縮機を用いることができ、こ
れは通常、約5〜12キロパスカル、例えば5〜7キロパスカルの範囲内の硬度
(hardness)レベルを生ずる圧縮度を及ぼす。造形製品は一般に、本質的に円形
の横断面又は、その幅よりも大きい長さを有する楕円形横断面を有する錠剤の形
状を有する。造形後に、例えば、貯蔵中の水分吸収の防止を助ける被膜を与える
ために、製品を必要に応じてさらに処理することができる。このような被膜はワ
ックスから成るか、或いは例えばアクリルポリマー(例えば、商品名EUDRA
GIT E100で販売されるアミノアルキルメタクリレートコポリマー)のよ
うな、被膜形成ポリマーから成ることができる。
組成物は好都合にはp−ヒドロキシアセトアニリドの単位投与形(unit dosag
e form)として、すなわち、それぞれp−ヒドロキシアセトアニリドの一回量、
又は一回量の倍数若しくは約数を含む個別品(discrete portion)として、調合
することができる。
成人患者に対するp−ヒドロキシアセトアニリドの望ましい一日量は約1.5
〜約4g/日のオーダーであり、必要に応じて、約0.5〜約1gの3〜4回の
間隔を置いた投与量(spaced dose)に通常分割され、小児にはこの投与量がほ
ぼ二等分される。それ故、好都合には、個々の錠剤は0.1〜約2g、好ましく
は約0.25〜約0.75g又は1g、通常は0.5gを含む。獣医学投与量(v
eterinary dose)は同様なmg/kg基準であるが、本発明はヒトに用いるため
の薬剤組成物の製造に特に適用される。
p−ヒドロキシアセトアニリドは鎮痛薬としてのみでなく、他の状況でも、特
に解熱剤として重要である。
したがって、本発明はp−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は、
生体内でL−システインに転化される化合物とを含む非粒状固体混合物の、鎮痛
薬又は解熱剤として用いるための薬物の製造への使用を含む。
さらに、本発明はp−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は、生体
内でL−システインに転化される化合物とを含み、L−システイン又はその先駆
体が実質的に1,000ミクロン未満の粒度である固体混合物の、鎮痛薬又は解
熱剤として用いるための薬物の製造への使用を含む。
例えば鎮痛又は解熱治療を必要とする患者のような、治療を必要とする患者の
、本明細書に開示するような薬剤組成物の治療有効量による治療方法も本発明に
含まれる。
本発明がさらに、本明細書で前述したような、p−ヒドロキシアセトアニリド
とL−システイン又は、生体内でL−システインに転化される化合物とを含む薬
剤組成物の新規な製造方法と、そのような新規な薬剤組成物とを含むことは理解
されるであろう。
本明細書を下記実施例によってさらに説明する。
実施例 実施例1:p−ヒドロキシアセトアニリドとDL−メチオニンとを含む組成物の
製造
市販サンプルの粒度を縮小するために、DL−メチオニンをFitzmill
又は分散ミルを用いて、使用前に磨砕した。典型的な磨砕サンプルの分析は、サ
イズを徐々に縮小する一連の標準シーブに物質を通過させるときに、下記重量分
布を示す:
0.83% 710ミクロンシーブ上に保留;
63.6% 300ミクロンシーブ上に保留;
18.2% 250ミクロンシーブ上に保留;
10.76% 150ミクロンシーブ上に保留;
4.96% 106ミクロンシーブ上に保留;
1.65% 残留。
p−ヒドロキシアセトアニリドをポリビニルピロリドンの溶液によって処理し
、流動床ドライヤー中で乾燥させた(このような被覆物質は商業的に入手可能で
ある)。この被覆物質は710ミクロンシーブを通過した。
浄化して、乾燥させた20kgドラムにDL−メチオニン(1556.49g
)を移し、ポリビニルピロリドン処理済みp−ヒドロキシアセトアニリド(パラ
セタモール、ふるい分けしたD.C.等級、p−ヒドロキシアセトアニリド95
重量%とポリビニルピロリドン5重量%)(8171.60g)をこのドラムに
加えた。このドラムを適合Winkworth Turbula Blende
r上に載せ、44rpmにおいてブレンディングを10分間実施した。
澱粉グリコール酸ナトリウム(Explotab)(96.19g)及び微細
結晶セルロース(Avicel PH102)(31.59g)を、透明な二重
内張りした(double-lined)ポリエチレンバッグ中で、Blenderから取り
出したほぼ同量(127.78g)のp−ヒドロキシアセトアニリドとメチオニ
ンとのブレンドと手動で混合した。バッグからの混合物を次にBlender中
のp−ヒドロキシアセトアニリドとメチオニンとのブレンドの残部に加えて、全
体を44rpmにおいて10分間ブレンドした。
ステアリン酸マグネシウム(158.54g)を710ミクロンシーブに通し
、このふるい分け済み物質144.13gを透明な二重内張りしたポリエチレン
バッグに加えた。このバッグに、Blenderからのほぼ2倍量(288.2
6g)の、p−ヒドロキシアセトアニリドと、メチオニンと、澱粉グルコール酸
ナトリウムと、微細結晶セルロースとのブレンドを加え、次に全体をバッグ中で
3分間手動で混合した。バッグからの混合物を次にBlender中の他の成分
のブレンドの残部に加え、全体を44rpmにおいて5分間ブレンドした。
嵩のある粉末ブレンドを二重内張りポリエチレンバッグに移し、錠剤化の前に
、このバッグをデシカント袋(dessicant sachet)の充分な供給を加えた蓋付き
白色ポリカーボネートポットに入れた。5〜7キロパスカルの硬度を与えるMa
nesty−D3−B圧縮機を用いて、この粉末を約10,000gの量で錠剤
に圧縮成形した。目標の錠剤質量(mass per tablet)は642.47mgであ
り、個
々の質量は611〜674mgの±5%目標範囲内であった。これらの錠剤を被
覆用パン(coating pan)に入れ、このパンを次に回転させた。みつろう(15
0g)を約30℃のやや温かい工業用メチル化アルコール(IMS)(3リット
ル)中に溶解し、この温かい溶液200mlをスプレー容器から被覆用パン中の
回転する錠剤上に噴霧した。錠剤を5〜10分間つや出しさせてから、包装した
(1)。
臭気試験では、錠剤は、典型的に完全には無臭でなかったが、市販製品Pam
etonよりもヒトの鼻に非常に許容される臭気を有した。実施例2:p−ヒドロキシアセトアニリドとL−メチオニンとを含む組成物の
製造
実施例1の操作を正確に繰り返したが、DL−メチオニン1556.49gの
代わりに同量のL−メチオニンを用いた、但し、これは使用前の磨砕を要しなか
った。
(1)被覆操作の変更では、タルクと、イソプロパノール/アセトン中のEUD
RAGIT E100の溶液とを用いて、被覆を実施した。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
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B,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LU
,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,
PL,PT,RO,RU,SD,SE,SK,TJ,U
A,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに転 化される化合物とを含む薬剤組成物の製造方法であって、p−ヒドロキシアセト アニリドとL−システイン又はその先駆体とを固体状態において混合し、次にこ の固体混合物を造形製品に転化させることを含む前記方法。 2.固体混合物が非粒状形である、請求項1記載の方法。 3.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに転 化される化合物とを含む薬剤組成物の製造方法であって、固体状態のp−ヒドロ キシアセトアニリドと、1,000ミクロン未満の実質的粒度であるL−システ イン又はその先駆体とを混合し、次にこの固体混合物を造形製品に転化させるこ とを含む前記方法。 4.組成物がさらに生理学的に許容される固体キャリヤーを含み、このキャ リヤーを、固体状態のp−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又はその 先駆体と混合してから、混合物を造形する、請求項1〜3のいずれかに記載の方 法。 5.キャリヤーが接着剤ポリビニルピロリドンを含む請求項4記載の方法。 6.固体混合物中の水量が全体の0.5〜2.5重量%の範囲内である、請 求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7.組成物が固体混合物の圧縮によって製造される、請求項1〜6のいずれ かに記載の方法。 8.組成物がp−ヒドロキシアセトアニリドとDL−メチオニン又はその生 理学的に許容される塩とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 9.組成物がp−ヒドロキシアセトアニリドとL−メチオニン又はその生理 学的に許容される塩とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 10.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含む、造形薬剤製品の製造に用いるための固体混合物であ って、非粒状形であることを特徴とする前記混合物。 11.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含む固体混合物であって、L−システイン又はその先駆体 が1,000未満の実質的粒度であることを特徴とする前記混合物。 12.全体の0.5〜2.5重量%の範囲内の水量を含む、請求項10又は 11に記載の混合物。 13.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含む非粒状固体混合物を、生理学的に許容される固体キャ リヤーと共に含む造形薬剤組成物。 14.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物との固体混合物を含む薬剤組成物であって、L−システイン又 はその先駆体が1,000未満の実質的粒度であることを特徴とする前記薬剤組 成物。 15.さらに接着剤ポリビニルピロリドンを含む、請求項10〜14のいず れかに記載の混合物又は組成物。 16.全体の0.5〜2.5重量%の範囲内の水量を含む、請求項10〜1 5のいずれかに記載の混合物又は組成物。 17.L−システイン又はその先駆体の量がp−ヒドロキシアセトアニリド の量の10〜50重量%である、請求項10〜16のいずれかに記載の混合物又 は組成物。 18.割合が15〜25重量%である請求項17記載の混合物又は組成物。 19.p−ヒドロキシアセトアニリドと、DL−メチオニン又はその生理学 的に許容される塩とを含む、請求項10〜18のいずれかに記載の混合物又は組 成物。 20.p−ヒドロキシアセトアニリドと、L−メチオニン又はその生理学的 に許容される塩とを含む、請求項10〜18のいずれかに記載の混合物又は組成 物。 21.錠剤形である請求項13〜20のいずれかに記載の薬剤組成物。 22.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含む非粒状固体混合物の、薬剤組成物の製造への使用。 23.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含み、L−システイン又はその先駆体が1,000ミクロ ン未満の実質的粒度である固体混合物の、薬剤組成物の製造への使用。 24.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含む非粒状固体混合物の、鎮痛薬又は解熱剤として用いる ための薬剤の製造への使用。 25.p−ヒドロキシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに 転化される化合物とを含み、L−システイン又はその先駆体が1,000ミクロ ン未満の実質的粒度である固体混合物の、鎮痛薬又は解熱剤として用いるための 薬剤の製造への使用。 26.混合物が、全体の0.5〜2.5重量%の範囲内である水量を含む、 請求項22〜25のいずれかに記載の使用。 27.混合物がp−ヒドロキシアセトアニリドと、DL−メチオニン又はそ の生理学的に許容される塩とを含む、請求項22〜26のいずれかに記載の使用 。 28.混合物がp−ヒドロキシアセトアニリドと、L−メチオニン又はその 生理学的に許容される塩とを含む、請求項22〜26のいずれかに記載の使用。 29.鎮痛又は解熱治療を必要とする患者の治療方法であって、p−ヒドロ キシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに転化される化合物とを 含む非粒状固体混合物を包含する薬剤の治療有効量を患者に投与することを含む 前記治療方法。 30.鎮痛又は解熱治療を必要とする患者の治療方法であって、p−ヒドロ キシアセトアニリドとL−システイン又は生体内でそれに転化される化合物とを 含み、L−システイン又はその先駆体が1,000ミクロン未満の実質的粒度で ある固体混合物を包含する薬剤の治療有効量を患者に投与することを含む前記治 療方法。
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