JPH08507529A - トリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン及び弗素化ケタール - Google Patents

トリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン及び弗素化ケタール

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JPH08507529A JP6520274A JP52027494A JPH08507529A JP H08507529 A JPH08507529 A JP H08507529A JP 6520274 A JP6520274 A JP 6520274A JP 52027494 A JP52027494 A JP 52027494A JP H08507529 A JPH08507529 A JP H08507529A
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ツエン−ユ ヤング,
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 新規なトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン及びその製造法が開示される。更にこのホスホランを弗素化ケトンと反応させることによる弗素化ケタールの製造法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 トリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン及び弗素化ケタール 技術分野 本発明はトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホランに関する。更に 本発明はこれらのホスホランを弗素化ケトンとから製造される弗素化ケタール及 びその製造法に関する。 背景の技術 あるトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホランPh3P(OCH2C F3)2は文献に開示されている。以下の文献a−dを参照のこと。 a)N.ローサー(Lowther)及びC.D.ホール(Hall)、J. ケム・ソク(Chem.Soc.)、ケム・コム(Chem.Comm.)、1 303(1985)は、ArnP(OR)n-3)(n=0〜3)をPhSOCH2 CF3と反応させることによるAr3P(OCH2CF3)2(Ar=置換フェニル 環)の製造法及びこれらのホスホランの加水分解の機構を記述している。 b)M.フォン・イツスタイン(Von Itzstein)及びI.D.エ ンキンス(Jenkins)、オースト(Aust)、J.ケム(Chem.) 、36,557(1983)は、Ph3Pをアゾジカルボキシレートの存在下に アルコールと反応させることによるジアルコキシトリフェニルホスホランの製造 及びこの反応に対する機構を開示している。この論文は主に炭化水素ホスホラン を取扱っており、唯一の弗 素化化合物Ph3P(OCH2CF3)2が記述されている。この弗素化化合物は新 しい方法、又はPh3PBr2とCF3CH2OHの、Et3Nの存在下での反応に よって製造される。この後者の反応は本発明で用いるものと同一である。 c)D.B.デニー(Denney)ら、J.アム・ケム・ソク(Am.Ch em.Soc)、103、1785(1981)は、トリフルオロエトキシ基を 含むホスホランの製造及びこれらの弗素化ホスホランのアルコキシド例えばトリ フルオロエトキシドとの反応を報告している。 d)T.久保田ら、J.オルグ ・ケム(Org.Chem.)、45、5052(1980)は、アルコールの チオールに対する縮合剤としてビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリ フェニルホスホランを使用した。Ph3P(OCH2CF3)2の製造及びこの試剤 の有機合成における使用法が記述されている。これらの研究者らは、Ph3PB r2とNaOCH2CF3の反応からPh3P(OCH2CF3)2を製造し、またP h3P(OCH2CF3)2のアルコール、カルボン酸、チオール及びアミンとの反 応を検討した。この参考文献はPh3P(OCH2CF3)2の炭化水素アルデヒド との反応による対応するアセタールの製造も言及している。 e)ユ(Yu.)G.シエルマロビッチ(Shermalovich)ら、Z h.オルグ・キム(Org.Khim.)、52、2526(1982)は、ヘ キサフルオロアセトン(HFA)とP(OCH2CF2CF2H)5の反応から(C F3)2C(OCH2CF2CF2H)2の製造できることを報告している。そしてP (OCH2Rf)5(Rf=((CF2)nH、n=2、4)のカルボニル化合物と の反応が提示されてい る。1つの言及されている弗素化ケタール(CF3)2C(CH2CF2CF2H)2 はP(OCH2CF2CF2H)5のヘキサフルオロアセトンとの反応により製造で きるけれど、用いる出発物質は本発明で使用されるものと異なる。本申請者の出 発物質はPh3P(OCH2Rf)2である。ここに本申請者は上の報告されている 方法がHFAのP(OCH2CF3)5との反応による(CF3)2(OCH2CF3 )2の製造に適当でないと信ずる。 発明の要約 新規なトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン(1) Ar3P(OCH2Rf)2 1 が開示される。式1において、Arはフェニル(以下Ph)又はアルキル置換の Ph又は本発明の反応を妨害しないように選択される他の置換基である。Rfは 炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパー フルオロアルキニル基であり、随時1つ又はそれ以上の塩素又は水素原子で置換 されていてよく且つ1つ又はそれ以上の酸素原子を含有していてよい。パーフル オロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキニル基は直 鎖であっても分岐鎖であってもよいが、RfはCF3ではない。 好適なRfはCF2Cl、CF2CF3、CFClCF2C1、及びCF2=CFO CF2CF(CF3)OCF2CF2からなる群から選択される。更に式1のホスホ ランを弗素化ケトンと反応させることによる式(2) の弗素化ケタールの製造法も開示される。 式(2)において、Rfは炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の塩素原 子で置換された且つ随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有するパーフルオロア ルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキニル基である。こ のパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキ ニル基は直鎖又は分岐鎖であってよい。好適なRf基はCF2Cl、CF2CF3、 CFClCF2Cl、及びCF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2からな る群から選択される。Rf′は炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の水素 原子で置換された且つ随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する直鎖又は分岐 鎖のパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアル キニル基である。好適なRf′基はC1〜C20パーフルオロアルキルである。特に 好適なものはCF3及びCF2CF3である。 種々のトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホランの製造法は、トリ フェニルホスフィンジブロマイド及び対応するフルオロアルコールの第3級アミ ンの存在下における反応を含む。 本発明のトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホラン生成物は、続い て [式中、Rf及びRf′は上述の通りである] で示されるように、対応するケトンと反応させて弗素化ケタールを製造 するために使用することができる。この反応は反応物のみで或いは反応物の1つ 又は両方に対する溶媒の存在下に、約20℃〜約250℃の温度範囲で行うこと ができる。 発明の詳細な説明 多くのトリフェニルビス(アルコキシ)ホスホランPh3P(OCH2R)2は 文献に報告されているけれど、1つのトリフェニルビス(フルオロアルコキシ) ホスホランPh3P(OCH2CF3)2の製造だけが知られている。この弗素化ホ スホランの製造は、ジエチルアゾジカルボキシレート又はトリフルオロエチルベ ンゼンスルホネートの存在下におけるPh3Pの、いずれかのCF3CH2OHと の反応によって達成された。Ph3P(OCH2CF3)2もPh3PBr2及びNa OCH2CF3の反応によって製造することができる。これらの種々の方法に対す る参考文献は本明細書の最初の「背景の技術」に列挙されている。 種々のトリフェニルビス(フルオロアルコキシ)ホスホランの効果的な製造法 は、下記の実施例で示されるように第3級アミン(例えばトリエチルアミン)の 存在下におけるトリフェニルホスフィンジブロマイドと対応するフルオロアルコ ールの反応を含む。ここにRfは炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の塩 素原子で置換された且つ随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有するパーフルオ ロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキニル基である 。このパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロア ルキニル基は直鎖又は分岐鎖であってよい。好適なRf基はCF2Cl、CF2C F3、CFClCF2Cl、及びCF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2 からなる群から選択される。 次いでこのPh3P(OCH2Rf)2を対応するケトンと反応させて弗素化ケター ルを製造することができる。 式(Rf′)2C(OCH2Rf)2の弗素化ケタールの製造に対する普遍的な方 法は存在しないように見える。上述の「背景の技術」に示したように、1つの弗 素化ケタール(CF3)2C(OCH2CF2CF2H)2は、ヘキサフルオロアセト ン(HFA)とP(OCH2CF2CF2H)5の反応から製造できることが報告さ れている。しかしながら、報告されている(CF3)2C(OCH2CF2CF2H )2の製造法はHFAのP(OCH2CF3)5との反応による(CF3)2C(OC H2CF3)2の製造に拡張できないことが発見された。 本発明の方法は、無溶媒で又は中性溶媒、例えば限定するものではないが、ジ クロロメタン、1,1,1−トリフルオロ−トリクロロエタン、エーテル、アセ トニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ベンゼン、トルエン及びクロロ ベンゼンの存在下に行うことができる。 本方法は室温(約20℃)〜約250℃の温度で行われる。本方法を約150 ℃〜約200℃で行うことは最も好適である。圧力は特に言及しない。自発圧力 で十分である。 製造される弗素化ケタールは、フルオロカーボン化合物に対する及び弗素化ポ リマーの単量体として有用な合成中間体である。実施例1 Ph3P(OCH2CF3)2の合成 CH2Cl2 300ml中Ph3P 136.2g(0.52モル)の 撹拌溶液に、CH2Cl2100ml中Br241.6g(0.52モル)の溶液 を−40℃で1時間にわたって添加した。反応の完結後、混合物を−40℃〜室 温で1時間撹拌し、次いで−40℃まで冷却した。エーテル400ml中CF3 CF2OH 100g(0.1モル)及びEt3N 101.0g(1モル)の混 合物をこの温度で1時間にわたって添加し、次いで得られた混合物を室温まで暖 め、更に3.5時間撹拌した。固体を窒素下に濾去した後、濾液を室温で真空下 に蒸発させて固体209.3g(91%)を得た。次いでCH2Cl2及びペンタ ン溶液を徐々に蒸発させて分析試料を得た。 融点138.4。1H NMR(CDCl3):8.11−8.04(m,6H) 、7.57−7.33(m,9H)、2.88(qd,J=8.9Hz,J=4 .2Hz,4H);19F NMR(CDCl3):−74.7(t,J=8.9 Hz);31P NMR(CH2Cl2):−58.0(s)。C22H19F6PO2に 対する計算値:C,57.40;H,4.16;F,24.76;P,6.73 。実験値:C,57.27;H,4.32;F,24.91;P,7.06。実施例2 Ph3P(OCH2CF2Cl)2の合成 CH2Cl2 100ml及びエーテル100ml中Ph3P 30.0g(0. 115モル)、Br218.3g(0.115モル)、ClCF2CH2OH 2 5.0g(0.21モル)及びEt3N 21.2g(0.21モル)を用いる 同様の実験によりPh3P(OCH2CF2Cl)250.1g(96.7%)を得 た。1H NMR(CDCl3):8.14−8.06(m,6H)、7.71− 7.49(m,9H)、 3.00(td,J=11.1Hz,J=3.8Hz,4H);19FNMR:− 61.2(t,J=11.0Hz);31P NMR(CH2Cl2):−57.7 (s)。分析試料はCH2Cl2及びペンタン中の溶液をゆっくり蒸発させること によって得た。C22H19F4Cl2PO2に対する計算値:C,53.57;H, 3.88;F,15.41;Cl,14.37;P,6.28。実験値:C,5 3.55;H,4.19;F,17.39;Cl,13.33、P,6.84。実施例3 Ph3P(OCH2CF2CF3)2の合成 CH2Cl2 150ml及びエーテル200ml中Ph3P 52.4g(10 .2モル)、Br232.0g(0.2モル)、CF3CF2CH2OH 60.0 g(0.4モル)及びEt3N 41.8gを用いる同様の実験によりPh3P( OCH2CF2CF3)2105.1g(94%)を得た。1H NMR(CDCl3 ):8.07−8.01(m,6H)、7.54−7.33(m,9H)、2. 95(td,J=13.1Hz,J=2.8Hz,4H);19F NMR(CD Cl3):−83.7(s,6F)、−123.7(t,J=13.2Hz)4 F);31P NMR(CH2Cl2):−57.2(s)。実施例4 Ph3P(OCH2CF2CF2H)2の合成 CH2Cl2 250ml及びエーテル250ml中Ph3P 52.4g(0. 2モル)、Br232.0g(0.2モル)、HCF2CF2CH2OH 54.1 g(0.41モル)及びEt3N 41.4g(0.41モル)を用いる同様の 実験によりPh3P(OCH2CF2CF2H)2 96.6g(92%)を得た。1H NMR(CDCl3):8.04−9.7 6(m,4H)、7.52−7.48(m,9H)、5.74(tt,J=53 .4Hz,J=5.5Hz,2H);19F NMR(CDCl3):−126. 5(m,4F)、−141.2(t,J=54Hz、4F);31P NMR(C H2Cl2):−56.0(s)。実施例5 Ph3P(OCH2CFClCF2Cl)2の合成 CH2Cl2 100ml及びエーテル100ml中Ph3P 21.0g(0. 08モル)、Br212.8g(0.08モル)、ClCF2CFClCH2OH 27.0g(0.147モル)及びEt3N 15.0g(0.148モル) を用いる同様の実験によりPh3P(OCH2CFClCF2Cl)213.1g( 83%)を得た。1H NMR(CDCl3):8.11−8.03(m,6H) 、7.50−7.32(m,9H)、3.11(dd,J=24.6Hz,J= 3.5Hz,4H);31P NMR(CH2Cl2):−56.4(s)。実施例6 Ph3P[OCH2(CF2)4H]2の合成 CH2Cl2 300ml及びエーテル300ml中Ph3P 78.6g(0. 3モル)、Br248g(0.3モル)、H(CF2)4CH2OH 140.0g (0.6モル)及びEt3N 61.0g(0.6モル)を用いる同様の実験に よりPh3P[OCH2(CF2)4H]2196.7g(90%)を得た。1H N MR(CDCl3):8.09−8.01(m,6H)、7.66−7.47( m,9H)、5.88(tt,J=52.0Hz,J=5.6Hz,2H)、3 .02(td, J=14.0Hz,J=3.9Hz);19F NMR:−119.7(t,J= 11.6Hz,4F)、−125.8(s,4F)、−131.2(m,4F) 、−138.0(d,J=52.0Hz)4F);31P NMR(CH2Cl2) :−55.5(s)。実施例7 Ph3P(OCH2CF2CF2OCF2CFCF3OCF=CF2)2の合成 CH2Cl2 100ml及びエーテル100ml中Ph3P 22.0g(0. 084モル)、Br213.4g(0.084モル)、CF2=CFOCF2CF (CF3)OCF2CF2CH2OH(EVEOH)59.5g(0.15モル)及 びEt3N 15.2g(0.15モル)を用いる同様の実験によりPh3P(O EVE)259.6g(75.3%)を得た。1H NMR(CDCl3):8. 08−8.01(m,6H)、7.48−7.32(m,9H)、2.95(t d,J=13.7Hz,J=4.0Hz,4H);19F NMR(CDCl3) :−80.3(s,6F)、−83.9(m,4F)、−85.1(m,4H) 、−113.9(dd,J=83.8Hz,J=65.6Hz,2F)、−12 2.1(dd,J=112.3Hz,J=83.8Hz,2F)、−123.2 (t,J=13.8Hz,4F),−135.6(dd,J=112.3Hz, J=65.5Hz,2F)、−145.4(t,J=21.9Hz,2F);31 P NMR(CH2Cl2):−56.2(s)。実施例8 (CF3)2C(OCH2CF3)2の合成 CH2Cl2 300ml中Ph3P(OCH2CF3)2420gの溶液をN2下に 1リットルのオートクレーブ中に移し、次いでヘキサフルオロアセトン180g で加圧した。150℃に3時間及び200℃に4時間加熱した後、反応混合物を フラスコに移し、蒸留して所望の生成物208.9gを得た。沸点95.5〜9 6℃、純度99.8%。19F NMR(CDCl3):−75.1(t,J=7 .5Hz,6F)、−76.1(s,6F);1H NMR(CDCl3):4. 18(q,J=7.7Hz)。分析:C7H4F12O2に対する計算値:C,24 .15;H,1.16;F,65.49。実験値:C,24.21;H,1.4 9;F,65.53。実施例9 (CF3)2C(OCH2CF2CF3)2の合成 CH2Cl2 120ml中Ph3P(OCH2CF2CF3)295g及びヘキサフ ルオロアセトン34gの混合物を、振とう管中で150℃に3時間及び210℃ に2時間加熱した。2層が観察され、その下層を分離し、蒸留して所望の生成物 (純度99%)55.3gを得た。沸点120〜121℃。19F NMR(CD Cl3):−76.0(s,6F)、−84.4(s,6F)、−124.7( t,J=11.8Hz,4F);1H NMR(CDCl3):4.22(t,J= 8.0Hz)。分析:C9H4F16O2に対する計算値:C,24.12;H,0 .90。実験値:C,24.48;H,1.04。実施例10 (CF3)2C(OCH2CF2CF2H)2の合成 CH2Cl2 100ml中Ph3P(OCH2CF2CF2H)284g 及びヘキサフルオロアセトン27gの混合物を、振とう管中で150℃に6時間 加熱した。CH2Cl2の蒸発後、残渣を部分的真空(30mmHg)下に蒸留し て粗生成物(純度88%)56.8gを得た。再蒸留により純粋な生成物36. 8gを得た。沸点72℃/30mmHg)。19F NMR(CDCl3):−7 5.9(s,6F)、−124.7(t,J=12.2Hz,4F)、−138 .4(d,J=53.0Hz,4F);1H NMR(CDCl3):5.92( tt,J=53.0Hz,J=3.8Hz,2H)、4.20(t,J=12. 0Hz,4H)。実施例11 (CF3CF2)2C(OCH2CF3)2の合成 CH2Cl230ml中Ph3P(OCH2CF3)223g及びペンタフルオロペ ンタノン−3 13.3gの混合物を、振とう管中で150℃に3時間及び21 0℃に3時間加熱した。CH2Cl2の蒸発後、残渣を部分的真空(〜30mmH g)下に蒸留して粗生成物7.2gを得た。再蒸留により純粋な生成物6.8g を得た。沸点125〜128℃。19F NMR(CDCl3):−74.4(t ,J=7.5Hz,6F)、−79.0(s,6F)、−117.2(s,4F );1H NMR(CDCl3):−4.27(q,J=7.6Hz)。分析:C9 H4F16O2に対する計算値:C,24.12;H,0.90;F,67.84 。実験値:C,24.45;H,0.95;F,67.04。実施例12 (CF3)2C(OCH2CF2CF2CF2CF2H)2の合成 CH2Cl2 70ml中16%H(CF2)4CH2OH及びHFA33 .2gを含有するPh3P(OCH2CF2CF2CF2CF2H)274gの混合物 を、振とう管中で150℃に3時間及び210℃に3時間加熱した。CH2Cl2 の蒸発後、残渣を蒸留して粗生成物(純度88%)28.8gを得た。再蒸留に より純粋な生成物21.0gを得た。沸点85℃/5mmHg。19F NMR( CDCl3):−76.0(s,6F)、−121.1(t,J=11.6Hz ,4F)、−125.7(s,4F)、−130.4(s,4F)、−137. 8(d,J=50.1Hz,4F)。分析:C13H6F22O2に対する計算値:C ,25.51;H,0.99;F,68.28。実験値:C,25.68;H, 1.05;F,68.01。実施例13 (CF3)2C(OEVE)2の合成 Ph3P(OEVE)2 59.6g、HFA 13.0gのCH2Cl230ml 中混合物を振とう管中で6時間加熱した。この反応混合物をジャーに注ぎ、下層 を分離し、減圧下に蒸留して(CF3)2C(OEVE)28.5gを得た。沸点 65〜66℃/0.3mmHg。1H NMR:4.54(t,J=12.4H z):19F NMR:−75.7(s,6F)、−80.0(f,J=7.4H z,6F)、−83.3(m,4F)、−84.7(m,4F)、−113.3 (dd,J=85.0Hz,J=65.6Hz,2F)、−121.8(dd, J=111.8Hz,J=85.0Hz,2H)、−123.5(t,=12. 3Hz,4F)、−136.1(ddt,J=111.8Hz,J=65.5H z,J=5.6Hz,2F)、−145.2(t,J=21.9Hz,2F)。 IR(無溶媒):2976(w)、1839(m) 、1342(s)、1315(s)、1234(s)、1162(s)。HRM S:C18H4F29O6(M−CF3)に対する計算値:867.1826。実験値 :866.9549。対照実施例1 A.P(OCH2CF3)5の合成 機械的撹拌機、凝縮器及び滴下濾斗を取りつけた1リットルの3ツ口フラスコ にPCl562.6g及び無水エーテル600mlを仕込んだ。混合物を−40 ℃まで冷却し、エーテル400ml中CF3CH2OH 155g、Et3N 1 65gの溶液を1.5時間にわたって添加した。添加の完了後、得られた混合物 を−40℃〜室温で終夜撹拌した。固体を窒素下に濾別し、エーテルで洗浄した 。エーテルを蒸発させた後、残渣を蒸留して所望の生成物126.3gを得た。 沸点81〜82℃/9mmHg。19F NMR(CDCl3):−76.0(t ,J=8.3Hz);1H NMR(CDCl3):4.20(qd,J=7.1 Hz,J=7.1Hz);13C NMR:123.75(qd,J=276.7 Hz,J=13.0Hz)、63.38(qd,J=36.4Hz,J=10. 8Hz)。31P NMR:−76.3(s)。 B.P(OCH2CF3)5のヘキサフルオロアセトンとの反応 P(OCH2CF3)562.6g及びヘキサフルオロアセトン16.6gの混 合物を、振とう管中で150℃に8時間加熱した。所望の生成物は得られず、P (OCH2CF3)5だけが回収された。上記反応を210℃で8時間及び250 ℃で5時間行っても、反応は起こらなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 Ar3P(OCH2Rf)2の、但しArがPh又は置換Phであり、そ してRfが炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の塩素又は水素原子で置換 された且つ随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する、直鎖又は分岐鎖パーフ ルオロアルキル、パーフルオロアルケニル及びパーフルオロアルキニルから選択 され、なおRfがCF3でない、化合物。 2.RfがCF2Cl、CF2CF3、CFClCF2Cl、及びCF2=CFOC F2CF(CF3)OCF2CF2から選択される請求の範囲1の化合物。 3.式 [式中、Rfは炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の塩素原子で置換さ れた及び随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する、直鎖又は分岐鎖パーフル オロアルキル、パーフルオロアルケニル及びパーフルオロアルキニルから選択さ れ、そしてRf′は炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の水素原子で置換 された及び随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する、直鎖又は分岐鎖パーフ ルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキニル基で ある] のケタールを製造するに際して、式 [式中、Rf′は上述の通りである] のケトンを、ArがPh又は置換Phであり且つRfが上述の通りである式 A r3P(OCH2Rf)2のホスホランと接触させ、但しこの接触を約20℃〜約2 50℃の温度で行う、該式2のケタールの製造法。 4.100℃〜200℃で行う請求の範囲3の方法。 5.150℃〜200℃で行う請求の範囲4の方法。 6.Rf′がC1〜C20パーフルオロアルキルである請求の範囲3の方法。 7.Rf′がCF3又はCF2CF3である請求の範囲6の方法。 8.溶媒の存在下に行う請求の範囲3の方法。 9.中性溶媒の存在下に行う請求の範囲8の方法。 10.溶媒をジクロロメチレン、1,1,2−トリフルオロトリクロロエタン 、エーテル、アセトニトリル、DMF、ベンゼン、トルエン、及びクロロベンゼ ンから選択する請求の範囲9の方法。 11.約250psiの圧力で行う請求の範囲3の方法。 12.RfがCF2Cl、CF2CF3、CFClCF2Cl、及びCF2=CFO CF2CF(CF3)OCF2CF2から選択される請求の範囲3の化合物。 13.式 [式中、Rfは炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の塩素原子で置換さ れた及び随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する、直鎖又は分岐鎖パーフル オロアルキル、パーフルオロアルケニル及びパーフルオロアルキニルから選択さ れ、そしてRf′は炭素数1〜20の、随時1つ又はそれ以上の水素原子で置換 された及び随時1つ又はそれ以上の酸素原子を含有する、直鎖又は分岐鎖パーフ ルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基又はパーフルオロアルキニル基で ある] のケタール。 14.RfがCF2Cl、CF2CF3、CFClCF2Cl、及びCF2=CFO CF2CF(CF3)OCF2CF2から選択される請求の範囲13のケタール化合 物。 15.Rf′がC1〜C20パーフルオロアルキルである請求の範囲13のケター ル化合物。
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