JPH0850843A - 電磁接触器の電磁石装置 - Google Patents
電磁接触器の電磁石装置Info
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- JPH0850843A JPH0850843A JP11806895A JP11806895A JPH0850843A JP H0850843 A JPH0850843 A JP H0850843A JP 11806895 A JP11806895 A JP 11806895A JP 11806895 A JP11806895 A JP 11806895A JP H0850843 A JPH0850843 A JP H0850843A
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Abstract
れた可動鉄心を吸引する固定鉄心が、これらの鉄心を収
容する電磁接触器固定フレームの下端面を閉鎖する底板
に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定してなる電磁接触器
の電磁石装置において、電磁接触器を大形化することな
く固定鉄心側の磁路断面積をその磁路全長にわたり、安
価に均一化する。また、コイル電流遮断後に電磁石装置
の閉磁路中に残る残留磁束低減のために閉磁路中に介装
する非磁性板の介装を安価に可能にする。 【構成】複数の柱状脚部鉄心16の底板17側端部相互
間を強磁性板21で連結する。強磁性板21を安価に得
るため、強磁性板21にプレス打抜き可能な薄板を用い
る。また、非磁性板は複数の脚部鉄心各底板側端面に密
着させて該各端面と底板との間に介装し、ろう付けや抵
抗溶接等による閉磁路中への固定作業を不要化する。
Description
動に電磁石を用いる電磁接触器の電磁石装置に関し、よ
り詳しくは、可動接触子を保持する可動接触子支えに連
結された可動鉄心を吸引する固定鉄心が、これらの鉄心
を収容する電磁接触器固定フレームの下端面を閉鎖する
底板に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定してなる電磁接
触器の電磁石装置に関する。
して、従来広く用いられている橋絡形電磁接触器構成の
一例を図11に示す。この例では、電磁接触器は、開閉
接触部1と電磁石装置2とからなり、開閉接触部1は上
部ケース3の上側外部に設けられ、一端に固定接点4
a、他端に端子ねじ4bを有する2つのコ字状固定接触
子4が両固定接点4a,4aを内側にして上部ケース3
の上面に取り付けられている。この相対する固定接触子
4−4の間には可動接触子支え5が上部ケース3と下部
ケース13とからなる固定フレームに収納された電磁石
装置2の可動鉄心6にピン7により連結され上下方向へ
滑動自在にされている。可動接触支え5には2つの固定
接触子4−4に取り付けられた固定接点4a−4a間を
橋絡可能とする可動接点8a−8aを有する可動接触子
8が接触ばね9を介して取り付けられている。この固定
接触子と可動接触子8とが形成する開閉接触部1は消孤
カバー10により覆われる。上部ケース3と,下部ケー
ス13と,下部ケースの下端面を閉鎖する,強磁性材か
らなる底板17とで画成される空間内に収納される電磁
石装置2は、底板17に固定されてコイル11が嵌め込
まれる固定鉄心12と、コイル11と、固定鉄心12に
対向し、復帰ばね14に支えられた可動鉄心6とからな
り、この可動鉄心6が固定鉄心12に吸引,釈放される
ことにより可動接触子支え5が上下方向に滑動する。固
定鉄心12は、この例では、コ字状に形成され、コ字の
対向2辺が固定鉄心12中の脚部鉄心を構成し、中央片
がこの2つの脚部鉄心の各底板17側端部間の磁路を構
成している。
磁を断ち、可動鉄心6を復帰ばね14の力で固定鉄心1
2から釈放させると、可動接触子支え5は可動接点8a
を固定接点4aから引離し、電磁接触器を開成する。こ
こで再びコイル11に通電し、固定鉄心12が可動鉄心
6を吸引すると、可動接点8aは固定接点4aに接触
し、電磁接触器を閉成する。
触器において、コイル11への印加電圧が交流の場合に
は、鉄心内のうず電流損失を最小限に抑えるこめに、可
動鉄心6および固定鉄心12は図12に示すように、表
面を絶縁コーティングされた薄板の鉄板12aを多数重
ねて、リベット15でかしかめて固定して製作する必要
があった。ところが、印加電圧が直流であったり、印加
電圧が交流でもそれを整流する機能を備えた電磁石装置
においては、うず電流による損失を無視し得るので、鉄
心の構成としては、塊状のものでもよいのであるから、
焼結材や異形引抜き、押出し成形品や、あるいは図12
に示す板厚tが厚いものを用いて図12に示した形状の
ブロックを形成しても十分な性能を得ることができる。
しかし、焼結材や異形引抜き材は素材が高価であり、ま
た押出し成形品や図12のような積層構造のものも高価
となるため、そのような場合の電磁石装置の構成として
は従来から図13のような構成が一般にとられていた。
図13において、固定鉄心は鋼の厚板材から切り出した
2つの脚部鉄心16と,鋼板からなる底板17とにより
構成されている。また、底板17はねじ18によって注
型樹脂からなる下部ケース13に固定されていて、脚部
鉄心16は底板17にねじ19で固定されている。
造の電磁石装置においては、コイル11の励磁を断って
も、鉄心内の残留磁束によって吸引力が残り、復帰ばね
14の力によっても、可動鉄心6が固定鉄心12あるい
は脚部鉄心16から釈放しない問題が発生する可能性が
ある。そこで従来は図11および図13のように可動鉄
心6の固定鉄心12あるいは脚部鉄心16と対向する側
の面6aに、スンテレスなどの非磁性板をろう付けや抵
抗溶接などで接合し貼り付けることによりこの問題を解
決していた。
図11のものにおいては、電磁石の効率を考えた場合、
可動鉄心6の磁路断面積S1 と固定鉄心12の磁路断面
積S2 およびS3 はすべて等しいことが必要である。こ
のため、S3 の断面積を十分にとり、かつ電磁接触器の
外径寸法Dをある大きさにキープしようとすると、コイ
ル11の巻線の巻線寸法Cが十分にとれない場合があ
る。しかし、電磁石としてあるレベルの吸引力を出すた
めには、当然それ相応のアンペアターン(巻数N×励磁
電流I)が必要である。この場合、直流電圧を印加する
タイプのものでは、誘導リアクタンスが無視されるので
コイルの巻数Nを少なくしてコイルの抵抗を小さくする
と、コイルに多大な電流が流れ、コイルの焼損に波及す
る可能性があるため、一般には、巻数Nを多くしてコイ
ルの抵抗を大きくし、励磁電流Iを小さく抑えることに
よって必要アンペアターンを確保する方法がとられてい
る。以上のことから、図11のような構造では、電磁接
触器の外形寸法Dを大きくしないと、十分性能を満足で
きない場合があるという問題があった。
イプの電磁接触器においては、図11に示すタイプのも
のの課題を解決するために固定鉄心12中の水平磁路を
底板17に兼ねさせる構造にしているので、コイル11
の巻線の巻幅Cも十分にとることができる。しかし、こ
の底板17の磁路断面積S3 は図14に示すb×tで決
まるわけであり、b寸法が脚部鉄心16の対向幅よりも
大きいことから必要な磁路断面積S3 を得ることが比較
的容易に可能になり、電磁接触器の外形寸法Dの小形化
に大いに貢献しているように見える課題がある。それ
は、磁路断面積S 3 を構成するb寸法は電磁接触器の外
形寸法で制約されているので寸法に制限があり、不足分
はt寸法を増すことにより補う必要がある点である。板
厚tは3.2mmくらいを超えると、プレス機による打
抜き加工時に平板に巻戻し可能なロール材として供給で
きないので、人力による手差し供給になってしまい、量
産性を考えた場合欠点が残る。またtが4〜5mmくら
いを超えるとプレス機のトン数を増すか、あるいはプレ
ス機加工自体が不可能となってしまうので、ガス等によ
る切断加工などに頼らざる得ない。しかも、底板は、磁
路としての役割をしているだけでなく、構造物としての
役割を担っているので、図14に示すような取付けねじ
18用の孔17aを加工する場合においても、切断作業
とは別にバーリングタップ加工(バーリング:平板に下
孔をあけ、円錐形または円筒形ポンチで突き出してフラ
ンジを立てる成形加工)が必要となってくる(プレス加
工の場合は、プレス型内において同時にこの工程が可能
である)。従って板厚の厚い底板は量産には向かず、工
数がアップし、コストの高い電磁石装置になってしま
う。
ろう材を構成する銀の単価が非常に高いことや、接合す
る際の炉が必要であったりしてろう付けに時間が長くか
かることから、コストアップの原因となるという問題が
あった。この発明の目的は、コイル巻線の巻幅縮小をも
たらすことなく固定鉄心側の磁路断面積をその磁路全長
にわたり必要断面積にかつ安価に均一化するとともに、
コイル電流遮断後に電磁石装置の可動鉄心,固定鉄心を
含む閉磁路中に残る残留磁束を低減するための非磁性板
を閉磁路中に安価に介装することができる電磁石装置の
構成を提供することである。
に、本発明においては、冒頭記載の構成による電磁石装
置、すなわち、可動接触子を保持する可動接触子支えに
連結された可動鉄心を吸引する固定鉄心が、これらの鉄
心を収容する電磁接触器固定フレームの下端面を閉鎖す
る底板に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定してなる電磁
接触器の電磁石装置において、請求項1に記載のごと
く、柱状脚部鉄心の底板側の端部相互間を強磁性板によ
り連結する。
脚部鉄心の底板側端部相互間の強磁性板による連結は、
強磁性板を底板の上面に重ねて行うのがよい。あるい
は、強磁性板による連結を、請求項3に記載のごとく、
強磁性板を底板の裏面に重ねて行うようにしてもよい。
なお、柱状脚部鉄心を立設,固定する底板は、請求項4
に記載のごとく、これを非磁性板とするのもよい。
く、複数の柱状の脚部鉄心の各底板側端面すべてにかつ
各端面の全面積に同時に接触可能な平面形状のものとし
てもよく、また請求項6に記載のごとく、複数の柱状脚
部鉄心の各底面側端面すべてを底板の上面に接触させる
とともにみずからは厚みの面が複数の柱状脚部鉄心の各
底板側周面の一部または全部に同時に接触状態に近接す
るように切り込みまたは孔が形成されたものとしてもよ
い。
ごとく、ロール材として巻取りおよび平板に巻戻し可能
な厚さの板を用いるようにすれば極めて好適である。ま
た、冒頭記載の構成による電磁石装置、すなわち、可動
接触子を保持する可動接触子支えに連結された可動鉄心
を吸引する固定鉄心が、これらの鉄心を収容する電磁接
触器固定フレームの下端面を閉鎖する底板に複数の柱状
脚部鉄心を立設,固定してなる電磁接触器の電磁石装置
を、請求項8に記載の発明のごとく、複数の柱状脚部鉄
心の各底板側端面と底板との間に非磁性板が脚部鉄心各
底板側端面に密着させて介装されるものとすれば極めて
好適である。
求項9に記載のごとく、複数の柱状脚部鉄心の各底板側
端面すべてを同時に内包可能な形状のものとしてもよ
く、あるいは、請求項10に記載のごとく、複数の柱状
脚部鉄心の各底板側端面と同形等大の、あるいは各底板
側端面の周縁形状にそれぞれ内包される形状としたもの
でもよい。
ば、複数の柱状脚部鉄心の底板側端部相互間を連結する
強磁性板の幅を、電磁接触器固定フレームの周壁内面い
っぱいの幅とすることができるので、必要な磁路断面積
を板厚の薄い強磁性板で得ることができる。また、必要
な板厚を、さらに薄い板厚の板を重ねて得ることができ
るので、強磁性板を常に量産に適したプレス打抜き可能
な厚さのもので構成することができ、かつこれにより、
磁路断面積が磁路全長にわたり均一でかつ材料の利用効
率のよい電磁石装置を、電磁接触器を大形化することな
く得ることができる。
端部相互間を連結する強磁性板は板厚を薄くすることが
できるので、請求項2記載のように、これを底板の上面
に重ね、これにより電磁コイル巻線の巻幅が低減して
も、すでに存在しているコイル巻枠の巻線用スペースの
径方向余裕分を利用してコイルの巻数を確保することが
でき、電磁接触器の大形化を避けることができる。
に、底板の裏面に重ねても、電磁接触器の大形化を実質
的に避けることができる。なお、上記請求項2および3
を併用し、強磁性板を底板の上面と裏面とに分けて重ね
て電磁接触器の大形化を避けることもできる。また、請
求項4記載のように、底板を非磁性板とし、これを例え
ば絶縁板とすれば、電磁接触器の固定フレームは通常注
型樹脂成形品とすることから充電部となる電磁石が絶縁
物で囲まれることになり、安全性の高い電磁接触器とす
ることができる。また、底板を例えばステンレス等の非
磁性金属板とすれば、請求項3記載のように強磁性板を
底板の裏面に重ねる場合にこれを鉄心中の残留磁束低減
用ライナとすることができ、従来の非磁性板が必要なく
なるため、従来の非磁性板の厚み分底板を固定フレーム
の内方へ寄せることにより、底板を強磁性板とする場合
と同じ大きさの電磁接触器とすることができて残留磁束
低減に必要なコストを下げることができる。
合、請求項5記載のように、強磁性板を、複数の柱状の
脚部鉄心の各底板側端面すべてにかつ各端面の全面積に
同時に接触可能な平面形状に形成するようにすれば、形
状の制約が少ないので、強磁性板を安価に得ることがで
き、電磁接触器のコストを低く抑えることができる。ま
た、強磁性板を底板の上面に重ねる場合、請求項6記載
のように、複数の柱状脚部鉄心の各底面側端面すべてを
底板の上面に接触させるとともにみずからは厚みの面が
複数の柱状脚部鉄心の各底板側周面の一部または全部に
同時に接触状態に近接するように切り込みまたは孔が形
成されているものとすれば、強磁性板を脚部鉄心に嵌め
込むだけで位置ずれが防止され、脚部鉄心の底板側端部
間の磁路をより少ない組立て時間で得ることができる。
にロール材として巻取りおよび平板に巻戻し可能な厚さ
の板を用いることにより、プレス機による打抜きが可能
になり、強磁性板も量産が効率よく行われ、強磁性板を
安価に得ることができる。また、冒頭記載の構成による
電磁接触器、すなわち、可動接触子を保持する可動接触
子支えに連結された可動鉄心を吸引する固定鉄心が、こ
れらの鉄心を収容する電磁接触器固定フレームの下端面
を閉鎖する底板に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定して
なる電磁接触器の電磁石装置を、請求項8記載のよう
に、複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面と底板との間に
非磁性板が脚部鉄心各底板側端面に密着させて介装され
たものとすれば、非磁性板にねじ挿通用孔をあけるのみ
で介装可能となるので、可動鉄心,固定鉄心を含む閉磁
路中への固定に、固定位置を可動,固定両鉄心の対向面
としたために必要とした従来のろう付けや抵抗溶接の場
合のように長時間を必要とせず、電磁接触器のコストを
低減させることができる。
うに形成すれば、形状の制約が少ないので、非磁性板を
安価に得ることができ、また請求項10記載のように形
成すれば、脚部鉄心自体の高さをそのままとして脚部鉄
心上面と可動鉄心下面との間に必要な空隙が得られ、か
つ非磁性板の下面から脚部鉄心上面までの高さが非磁性
板の厚み分高くなるので、コイルの高さすなわちコイル
巻線の巻幅に余裕が生じ、巻線の巻数を増して小さい励
磁電流で駆動可能な電磁石装置とすることができる。ま
た、非磁性板の厚み分脚部鉄心の高さを低くすれば、そ
の分電磁接触器を小形化することができる。
例を示す。図1は、電磁石装置における固定鉄心側の構
成を、電磁接触器の組立て状態で示すものであり、図2
は電磁石装置の固定鉄心側のみの構成を示す。図1に示
した電磁接触器の断面中、固定鉄心部以外の各部には、
図11および図13と同一符号を付してあり、これら各
部についてはすでに説明したので、ここでは説明を省略
する。本実施例では、固定鉄心側の磁路は2個の脚部鉄
心16と、2枚の強磁性板21,固定フレーム下端面を
閉鎖する目的を兼ねた底板17とを用いて構成されてい
る。強磁性体21には、この実施例では、汎用性の高い
JIS規格のもの〔G3101(一般構造用圧延鋼板)
SS400〕を用いている。固定鉄心側の磁路を図1の
ように電磁接触器固定フレーム内に構成するには、ま
ず、図2のように、底板17の上面に強磁性板21を重
ねた後脚部鉄心16を立て、底板17の下面側からねじ
19をねじ込んで3者一体に共締めする。しかる後、コ
イル11を各脚部鉄心16に嵌め、固定フレームの下端
面側から固定フレーム内へ挿入し、ねじ18で底板17
を固定フレームに固定する。
っぱいに面積をとることができるので、脚部鉄心16の
各底板側端部相互間磁路の必要断面積を薄い板厚で得る
ことができ、コイル11上面の高さを高くすることな
く、コイル巻枠の巻線用スペースの従来の径方向余裕分
を利用して必要な巻数のコイルを得ることができる。し
たがって、強磁性板21には、板厚が3.2mm以下
の,ロール材として巻取り可能な板厚のも、例えばJI
S:G3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)SPCCを用
い、これをプレス機で打ち抜いたものを用いることがで
きる。なお、脚部鉄心16には厚板鋼板から切り出して
必要寸法に切削加工したものを用いている。
施例による固定鉄心側の磁路構成を示す。底板21の上
面に重ねる強磁性板22は、方形の板を両側から切り込
んで形成されるH字状にロール材をプレス機で打ち抜い
て形成される。固定鉄心側の磁路形成は、まず、底板1
7の上面に脚部鉄心16を立て、底板17の下面側から
図示されないねじで脚部鉄心16を底板17の上面に固
定し、しかる後、H字状強磁性板を脚部鉄心16の間に
嵌め込んで行う。この構成では、強磁性板を脚部鉄心1
6とともに共締めする必要がないので、ねじ締め作業が
容易になり、また、H字の高さを電磁接触機固定フレー
ムの周壁内面いっぱいにとることができるので、第1の
実施例と同様に強磁性板の積み重ね高さを低くして脚部
鉄心16の底板側端部相互間磁路の磁気抵抗を小さくす
ることができる。また図4,図5は図3の強磁性板の変
形例で、このような形としてもほぼ同等の性能を得るこ
とが可能である。
を示す。この実施例は強磁性板21を底板17の裏面に
配置したもので、電磁接触器の高さを第1の実施例と等
しくして第1の実施例と同等の磁路断面積が得られると
ともに、より空間スペースに余裕のある底板裏面を使用
することで、強磁性板21の面積を広くでき、電磁接触
器の設置間隔を広くできる場合等、場合によって2枚必
要なものが1枚にできる。また、底板17を薄くするこ
とができる。
底板17の材質を強磁性体としているが、必ずしも強磁
性体である必要はない。なぜならば、強磁性体21によ
って磁路が形成されるからであり、もしも電磁接触器の
高さを高くすることなく必要な磁路断面積が強磁性板2
1によって確保されるならば底板17を強磁性体にする
必要は全くない。このような場合には、底板17を絶縁
板として、充電部となる電磁石を絶縁することができ、
安全性の高い電磁接触器とすることができる。この場合
の絶縁板には、絶縁板の基材となる紙や布に含浸させる
樹脂として、プラスチックのうち、付加縮合系のものに
属して熱硬化性を示すフェノール樹脂を用いたフェノー
ル板や、製造されているプラスチックの約80%の量を
占める熱可塑性のものの成形による、いわゆるプラスチ
ック板など、機械的衝撃に強い有機質の絶縁板とするの
がよい。また、第3の実施例では、底板17をステンレ
ス等の非磁性金属板とすることにより、従来の残留磁束
低減用非磁性板20(図13)を省略することができ
る。
例を示す。この実施例は、コイルの励磁電流遮断後に電
磁石装置の閉磁路中に残る残留磁束を低減させるための
非磁性板を脚部鉄心の底板側端面に密着させて閉磁路中
に介装する際の介装の仕方の一例を示すものである。図
9に示した電磁接触器の断面中、固定鉄心部以外の各部
には図11と同一符号を付してあり、これら各部につい
てはすでに説明したので、ここでは説明を省略する。こ
の実施例では、非磁性板23は、ステンレス鋼板を脚部
鉄心16の底板側端面形状と合同な形状にプレス機で打
ち抜いて形成したものを用いている。固定鉄心を図9の
状態に電磁接触器の固定フレーム内に組み込む際には、
図10のように、底板17の上面に非磁性板23を重ね
た後、さらにこの非磁性板23の上面に脚部鉄心16を
立て、底板17の下面側からねじ19をねじ込んで3者
一体に共締めする。以後の固定フレーム内への組み込み
作業は第1の実施例の場合と同様に行われる。このよう
に非磁性板23を、脚部鉄心16の底板側端面と合同な
形状、あるいは底板側端面形状内に内包される形状とす
ることにより、脚部鉄心自体の高さを変えることなく可
動鉄心と固定鉄心との間に所要空隙長を得ることがで
き、また、非磁性板23の厚み分コイルの高さに余裕が
生じるので、その分コイル高さを高くして巻線の巻数を
増し、励磁電流を小さくすることも可能になる。また、
非磁性板23の厚み分脚部鉄心の高さを低くすれば、そ
の分電磁接触器の高さを低くすることができる。また、
非磁性板23の固定に従来のようにろう付けや抵抗溶接
等の作業を必要としないので、電磁石装置の製作工数が
低減し、電磁接触器を安価に製作することができる。な
お、本実施例による非磁性板介装方法では、脚部鉄心自
体の高さを変えることなく非磁性板の厚み分コイルの高
さに余裕が生じるので、この介装方法を請求項1記載の
電磁石装置に適用することにより、底板の上面に重ねる
強磁性板厚みのコイル高さへの影響分を相殺することが
でき、請求項1記載の電磁石装置をより容易に実現する
ことができる。
装置を以上の構成とすることとしたので、以下に記載す
る効果が得られる。請求項1記載の発明による構成で
は、固定鉄心を構成する複数の脚部鉄心の各底板側端部
相互間の磁路を、底板側端部相互間を強磁性板により連
結して構成することしたので、電磁石装置の磁路断面を
簡易に均一化することができ、また、強磁性板の幅を、
電磁接触器の固定フレーム周壁内面いっぱいにとること
ができるので、強磁性板の厚みを小さくすることがで
き、コイルの上面位置を抑えて所要巻数のコイルを得る
ことができるため、電磁接触器を大形化することのな
い、かつ磁路部材の使用効率のよい電磁石装置とするこ
とができる。
の各底板側端部相互間の磁路を強磁性板を用いて形成す
るようにしたので、プレス機で容易に打ち抜き可能な薄
い板材を必要枚数重ねて磁路を形成することができ、電
磁石装置の量産を効率よく行うことができる。請求項2
および3記載の電磁石装置では、強磁性板を底板に重ね
て脚部鉄心の底板側端部相互間を連結するので、電磁接
触器の大形化を避けることができる。
空間スペースに余裕のある底板の裏面に強磁性板に重ね
るので、強磁性板の面積を広げることができ、底板上面
に重ねる場合2枚必要となった強磁性板を1枚とするこ
とができたり、底板を薄くすることができたりするの
で、電磁接触器の低コスト化が可能になる。請求項4記
載の電磁石装置では、底板を非磁性板とする際にこれを
絶縁板とすることにより安全性の高い電磁接触器とする
ことができ、また、請求項3記載の電磁装置では非磁性
金属板とすることにより、従来の残留磁束低減用非磁性
板を省略できて電磁接触器のコストを低減することがで
きる。
を、複数の柱状の脚部鉄心の各底板側端面すべてにかつ
各端面の全面積に同時に接触可能な平面形状をもつもの
とするので、縦,横の寸法など平面形状の制約が少な
く、強磁性板を安価に得ることができ、電磁接触器のコ
ストを低く抑えることができる。請求項6記載の電磁接
触器では、強磁性板を、複数の柱状脚部鉄心の各底面側
端面すべてを底板の上面に接触させるとともにみずから
は厚みの面が複数の柱状脚部鉄心の各底板側周面の一部
または全部に同時に接触状態に近接するように切り込み
または孔が形成されたものとするので、強磁性板の組込
みが容易となり、組立て時間が短くなるため、請求項5
記載の強磁性板と比べて平面形状が複雑となった分のコ
スト上昇を相殺して電磁接触器のコスト上昇を抑えるこ
とができる。
にロール材として巻取りおよび平板に巻戻し可能な厚さ
の板を用いるので、プレス機を使用して強磁性板の量産
が効率よく行われ、電磁接触器のコストを低く抑えるこ
とができる。請求項8記載の電磁石装置では、非磁性板
の周縁形状を、複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面すべ
てを同時に内包可能な形状とするので、縦,横の寸法な
ど形状の制約が少なく、非磁性板を安価に得ることがで
きる。
板の周縁形状を複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面と同
形等大の、あるいは各底板側端面の周縁形状にそれぞれ
内包される形状とするので、脚部鉄心自体の高さをその
ままとして脚部鉄心上面と可動鉄心下面との間に必要な
空隙が得られ、かつ非磁性板の下面から脚部鉄心上面ま
での高さが非磁性板の厚み分高くなるので、コイルの高
さすなわちコイル巻線の巻幅に余裕が生じ、巻線の巻数
を増して小さい励磁電流で駆動可能な電磁石装置とする
ことができる。また、非磁性板の厚み分脚部鉄心の高さ
を低くすれば、その分電磁接触器を小形化することがで
きる
1の実施例を、電磁石装置を電磁接触器に組み込んだ状
態で示す電磁接触器全体の断面図
磁路構成を示す斜視図
路構成のための強磁性板構造の図2と異なる第1の実施
例を示す斜視図
路構成のための強磁性板構造の図2と異なる第2の実施
例を示す斜視図
路構成のための強磁性板構造の図2と異なる第3の実施
例を示す斜視図
構成を示す斜視図
2の実施例を、電磁石装置を電磁接触器に組み込んだ状
態を示す電磁接触器全体の断面図
実施例を、電磁石装置を電磁接触器に組み込んだ状態で
示す電磁接触器全体の断面図
束低減用非磁性板の電磁石装置閉磁路中への介装方法を
示す斜視図
装置を電磁接触器に組み込んだ状態で示す電磁接触器全
体の断面図
の構造を示す斜視図
置を電磁接触器に組み込んだ状態で示す電磁接触器全体
の断面図
の構造を示す斜視図
Claims (10)
- 【請求項1】可動接触子を保持する可動接触子支えに連
結された可動鉄心を吸引する固定鉄心が、これらの鉄心
を収容する電磁接触器固定フレームの下端面を閉鎖する
底板に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定してなる電磁接
触器の電磁石装置において、柱状脚部鉄心の底板側の端
部相互間を強磁性板により連結していることを特徴とす
る電磁接触器の電磁石装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、柱状脚部
鉄心の底板側端部相互間の強磁性板による連結は、強磁
性板を底板の上面に重ねて行うことを特徴とする電磁接
触器の電磁石装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のものにおいて、柱状脚部
鉄心の底板側端部相互間の強磁性板による連結は、強磁
性板を底板の裏面に重ねて行うことを特徴とする電磁接
触器の電磁石装置。 - 【請求項4】請求項1,2または3に記載のものにおい
て、底板を非磁性板とすることを特徴とする電磁接触器
の電磁石装置。 - 【請求項5】請求項2に記載のものにおいて、底板の上
面に重ねる強磁性板は、複数の柱状の脚部鉄心の各底板
側端面すべてにかつ各端面の全面積に同時に接触可能な
平面形状をもつことを特徴とする電磁接触器の電磁石装
置。 - 【請求項6】請求項2に記載のものにおいて、底板の上
面に重ねる強磁性板は、複数の柱状脚部鉄心の各底面側
端面すべてを底板の上面に接触させるとともにみずから
は厚みの面が複数の柱状脚部鉄心の各底板側周面の一部
または全部に同時に接触状態に近接するように切り込み
または孔が形成されることを特徴とする電磁接触器の電
磁石装置。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの項に記載の
ものにおいて、強磁性板には、ロール材として巻取りお
よび平板に巻戻し可能な厚さの板が用いられることを特
徴とする電磁接触器の電磁石装置。 - 【請求項8】可動接触子を保持する可動接触子支えに連
結された可動鉄心を吸引する固定鉄心が、これらの鉄心
を収容する電磁接触器固定フレームの下端面を閉鎖する
底板に複数の柱状脚部鉄心を立設,固定してなる電磁接
触器の電磁石装置において、底板を強磁性板とするとと
もに、複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面と底板との間
に非磁性板が脚部鉄心各底板側端面に密着させて介装さ
れていることを特徴とする電磁接触器の電磁石装置。 - 【請求項9】請求項8に記載のものにおいて、複数の柱
状脚部鉄心の各底板側端面と底板との間に、かつ各底板
側端面に密着させて介装される非磁性板は、周縁形状
を、複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面すべてを同時に
内包可能な形状とすることを特徴とする電磁接触器の電
磁石装置。 - 【請求項10】請求項8に記載のものにおいて、複数の
柱状脚部鉄心の各底板側端面と底板との間に、かつ各底
板側端面に密着させて介装される非磁性板は、周縁形状
を、複数の柱状脚部鉄心の各底板側端面と同形等大の、
あるいは各底板側端面の周縁形状にそれぞれ内包される
形状とすることを特徴とする電磁接触器の電磁石装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11806895A JP3166556B2 (ja) | 1994-06-02 | 1995-05-17 | 電磁接触器の電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-120855 | 1994-06-02 | ||
| JP12085594 | 1994-06-02 | ||
| JP11806895A JP3166556B2 (ja) | 1994-06-02 | 1995-05-17 | 電磁接触器の電磁石装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850843A true JPH0850843A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3166556B2 JP3166556B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=26456075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11806895A Expired - Fee Related JP3166556B2 (ja) | 1994-06-02 | 1995-05-17 | 電磁接触器の電磁石装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166556B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7127802B1 (en) * | 1997-11-21 | 2006-10-31 | Fonar Corporation | Method of fabricating a composite plate |
| JP2007103243A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Toshiba Corp | 電磁アクチュエータおよび開閉器 |
| US7560928B2 (en) | 2004-09-27 | 2009-07-14 | Fonar Corporation | Magnetic resonance imaging system, apparatus and associated methods |
| US9730610B1 (en) | 2007-05-10 | 2017-08-15 | Fonar Corporation | Magnetic resonance imaging of the spine to detect scoliosis |
| US9766310B1 (en) | 2013-03-13 | 2017-09-19 | Fonar Corporation | Method and apparatus for magnetic resonance imaging of the cranio-cervical junction |
| JP2018073806A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-05-10 | シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエスSchneider Electric Industries Sas | 電気接触器用電磁アクチュエータの可動部、そのような部分を備えたアクチュエータ、及び接触器 |
| KR20240037701A (ko) * | 2022-09-15 | 2024-03-22 | 패러데이 주식회사 | 파워 릴레이 어셈블리용 릴레이 장치 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP11806895A patent/JP3166556B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7127802B1 (en) * | 1997-11-21 | 2006-10-31 | Fonar Corporation | Method of fabricating a composite plate |
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| US9766310B1 (en) | 2013-03-13 | 2017-09-19 | Fonar Corporation | Method and apparatus for magnetic resonance imaging of the cranio-cervical junction |
| US11141080B1 (en) | 2013-03-13 | 2021-10-12 | Fonar Corporation | Cervical vertebra angle measurement |
| JP2018073806A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-05-10 | シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエスSchneider Electric Industries Sas | 電気接触器用電磁アクチュエータの可動部、そのような部分を備えたアクチュエータ、及び接触器 |
| KR20240037701A (ko) * | 2022-09-15 | 2024-03-22 | 패러데이 주식회사 | 파워 릴레이 어셈블리용 릴레이 장치 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3166556B2 (ja) | 2001-05-14 |
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