JPH08508643A - プロテアーゼ変異体 - Google Patents

プロテアーゼ変異体

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JPH08508643A JP6521563A JP52156394A JPH08508643A JP H08508643 A JPH08508643 A JP H08508643A JP 6521563 A JP6521563 A JP 6521563A JP 52156394 A JP52156394 A JP 52156394A JP H08508643 A JPH08508643 A JP H08508643A
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ラスムッセン,グレテ
ニールセン,エゴン
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Abstract

(57)【要約】 本発明はプロテアーゼ系によって引き起こされる失活に対し安定化プロテアーゼ変異体に関し、このプロテアーゼ変異体において天然チロシン残基が欠失しているか又は1又はそれ以上の位置で異なるアミノ酸残基で置換されている。本発明は又ペルオキシダーゼ系によって引き起こされる失活に対しプロテアーゼを安定化する方法並びに本発明のプロテアーゼを含んでなる洗剤組成物にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 プロテアーゼ変異体 技術分野 本発明は、ペルオキシダーゼ系によりもたらされる失活に対して安定化された ペルオキシダーゼ変異体に関し、このプロテアーゼ変異体において天然生産チロ シン残基が欠失しているか又は1又はそれ以上の位置で異なるアミノ酸残基で置 換されている。 本発明はまた、ペルオキシダーゼ系によってもたらされる失活に対しプロテア ーゼを安定化する方法および本発明のプロテアーゼ変異体を含んでなる洗剤組成 物に関する。 背景技術 ペルオキシダーゼ(E.C.1.11.1.7)は、過酸化水素を用い基質(電子又は水素 供与体)の酸化を触媒する酵素である。そのような酵素は微生物、植物および動 物起源から公知であり、例えばコプリナス シネレウス(Coprinus cinereus) 由来のペルオキシダーゼ(例えばヨーロッパ特許出願179,486参照)。それらは 典型的にはヘムタンパク質であり、すなわちそれらは補欠分子族としてヘムを含 有する。 過酸化水素又は過酸化水素前駆体と共にペルオキシダーゼの使用は、例えば製 紙のためのパルプの漂白において、パルプ製造からの廃水処理において、洗剤に おける改良された漂白に対し、洗たく中の染料移動阻止に対しそしてリグニン改 質、例えば特に板紙製造において提案されてきた。ペルオキシダーゼ活性を表わ す酵素、過酸化水素源および過酸化水素増張剤を含んでなるペルオキシダーゼ系 (又POD系とも称す)は、布帛を洗った時、布帛から浸出する着色された布帛か らの余分の染料が、同じ洗液中に存在する他の布帛上に付着する(この現象は染 料移動として一般に知られている)ことから防止する。このようなペルオキシダ ーゼ系を含んでなる洗剤組成物の洗液はWO 92/18687およびWO 92/18683に開示 されている。 そのようなペルオキシダーゼ系を洗剤組成物に適用する際の主な欠点は、洗剤 組成物中に存在する酵素がペルオキシダーゼ系により強く影響され、これにより 洗剤組成物の洗浄能力を妨げることである。 発明の要約 今や驚くべきことに見出された;すなわちタンパク分解酵素が、1つ又はそれ 以上の天然チロシン残基の欠失又は異なるアミノ酸残基で置換することにより、 ペルオキシダーゼ系によって引き起こされる失活に対して安定化される。 従って本発明はプロテアーゼ変異体を提供し、この変異体において1つ又はそ れ以上の天然チロシン残基が欠失しているか又は異なるアミノ酸残基で置換され ている。 別の面において、本発明はプロテアーゼ系によって引き起こされる失活に対し プロテアーゼの安定化方法を提供し、この方法において、1つ又はそれ以上の天 然チロシン残基が欠失しているか又は異なるアミノ酸残基で置換されている。 別の面において、本発明は本発明のプロテアーゼ変異体を含んでなる洗剤組成 物に関する。 更に別の面において、本発明は本発明のプロテアーゼ変異体を含んでなる洗剤 用添加剤を提供する。 図面の簡単な説明 本発明を添付の図面を参照しつつ更に説明する。図1は例4に記載のPODの存 在下、35℃でズブチリシン309およびズブチリシン309/V104Yの1分(黒)、5 分(ハッチ)および10分(白)後の残留活性(%)を示す。 発明の詳細な記載 本発明は、ペルオキシダーゼ系によって引き起こされる失活に対し安定化され た、新規なプロテアーゼ変異体を提供する。 本発明に関連し、安定化プロテアーゼは、親酵素と比較した場合、ペルオキシ ダーゼ系により引き起こされる失活に対し改良された安定性を有する変異体又は 突然変異プロテアーゼである。プロテアーゼ変異体又は突然変異プロテアーゼと は、親遺伝子のDNAヌクレオチド配列又はその誘導体の改変によって得られ得る プロテアーゼを意味する。酵素をコードするDNAヌクレオチドを適当な宿主生物 中の適当なベクター中に挿入するとき、プロテアーゼ変異体又は突然変異プロテ アーゼは発現されそして生産され得る。宿主生物体は、親遺伝子が由来する生物 体と同一である必要はない。 アミノ酸 アミノ酸に対する略記号として、次の記号が用いられる: A=Ala=アラニン C=Cys=システイン D=Asp=アスパラギン酸 E=Glu=グルタミン酸 F=Phe=フェニルアラニン G=Gly=グリシン H=His=ヒスチジン I=Ile=イソロイシン K=Lys=リシン L=Leu=ロイシン M=Met=メチオニン N=Asn=アスパラギン P=Pro=プロリン Q=Gln=グルタミン R=Arg=アルギニン S=Ser=セリン T=Thr=トレオニン V=Val=バリン W=Trp=トリプトファン Y=Tyr=チロシン B=Asx=Asp(D)又はAsn(N) Z=Glx=Glu(E)又はGln(Q) X=任意アミノ酸 ★=欠失又はアミノ酸不存在ペルオキシダーゼ活性 本発明に関し、ペルオキシダーゼの酵素活性は「ペルオキシダーゼ単位」(PO DU)で表わされる。過酸化水素の存在下、ペルオキシダーゼ(E.C.1.11.1.7)は 、2,2′−アジノ−ビス(3−エチル−ベンゾチアゾリン−6−スルホネート )(ABTS)の脱水素を触媒する。生じた帯緑青色を418nmで分光学的に監視する 。1PODUは標準条件下(すなわち、pH 7.0;基質として過酸化水素;0.1Mホス フェート緩衝液;30℃のインキュベーション温度;インキュベーション時間3分 、動力学的に測定)、毎分1μmolの水素の変換を触媒する酵素の量である。プロテアーゼ活性 本発明に関し、ズブチリシンの酵素活性を発色性基質を用いて行った。これら の基質とプロテアーゼとのインキュベーションは、基質の開裂およびp−ニトロ アニリン(これは分光光度的に検出される)の放出を生ぜしめる。基質N−スク シニル−Ala−Ala−Pro−Phe−p−ニトロアニリド(20mMのナトリウムホスフェ ート緩衝液中0.8mM、pH 8.5又はブリットン−ロビンソン緩衝液中0.8mM、pH 8.5 )を用い、ズブチリシンを分析する。インキュベーションを25℃で行ない次いで 4分間分光光度的に追跡する。プロテアーゼの濃度は、p−ニトロアニリンの放 出が全分析中線状であるように選ばれる。ペルオキシダーゼ系 本発明に関し、ペルオキシダーゼ系はペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ 活性を示す化合物、過酸化水素源およびペルオキシダーゼ増強剤を含んでなる系 である。そのようなペルオキシダーゼ系は染料移行阻止を得るために用いられそ して例えば国際公開WO 92/18687およびWO 92/18683に記載されている。 そのようなペルオキシダーゼ系において、ペルオキシダーゼ又はペルオキシダ ーゼ活性を示す化合物は、酵素分類E.C.1.11.1.7によって含まれる全てのペルオ キシダーゼであるか、又はペルオキシダーゼ活性を示すそれから由来する全ての 断片であるか、又はその合成もしくは半合成誘導体である(例えばポルフィリン 環系又はマイクロペルオキシダーゼ、注 例えば米国特許4,077,768、ヨーロッ パ特許出願537,381、国際公開WO 91/05858およびWO 92/16634)。このような ペルオキシダーゼは微生物、植物および動物源から公知である。 ペルオキシダーゼは植物(例えば西洋わさび、又は大豆ペルオキ シダーゼ)又は微生物例えば菌類又は細菌によって生産可能である。幾つかの好 ましい菌類には、亜門ジュテロマイコチナ、綱ハイポマイセテス、例えばフサリ アム(Fusarium)、フミコラ(Humicola)、トリコデルマ(Tricoderma)、マイ ロセシウム(Myrothecium)、ベルティシラム(Verticillum)、アースロマイセ ス(Arthromyces)、カルダリオマイセス(Caldariomyces)、ウロクラジウム(Ulocladium )、エベリシア(Embellisia)、クラドスポリウム(Cladosporium) 又はドレスセラ(Dreschlera)、特にフサリアム オキシスポラム(Fusarium o xysporum )(DSM 2672)、フミコラインソレンス(Humicola insolens)、トリ コデルマ レシー(Trichoderma resii)、マイロセシウム ベルルカナ(Myrot hecium verrucana )(IFO 6113)、ベルチシラム アルボラタム(Verticillum alboatrum )、ベルチシラム ダリー(Verticillum dahlie)、アスロマイセス ラモサス(Arthromyces ramosus)(FERM P-7754)、カリロマイセス フマゴ (Caldariomyces fumago)、ウロクラジウム カータラム(Ulocaldium chartar um )、エベルシア アリー(Embellisia alli)又はドレスケラ ハロデス(Dre schlera halodes )に属する菌株が含まれる。他の好ましい菌類には、亜門バシ ジオマイコチナ、綱パシジオマイセテス、例えばコプリナス(Coprinus)、ファ ネロケーテ(Phanerochaete)、コリオラス(Coriolus)又はトラメテス(Trame tes )、特にコプリナス シネレウス(Coprinus cinereus)f.ミクロスポラス (microsporus)(IFO 8371)、コプリナス マクロリザス(Coprinus macrorhi zus )、ファネロケテ クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)(例 えばNA-12)又はトラメテス(Trametes)(以前はポリポラス(Polyporusと呼ば れていた)、例えばT.ベルシカラー(versicolor)(例えばPR4 28-A)が含ま れる。 更に好ましい菌類には、亜門ザイゴマイコチナ、綱マイコラセエ、例えばリボ プス(Rhizopus)又はムコール(Mucor)、特にムコール ヒーマリス(Mucor h iemalis )が含まれる。 幾つかの好ましい細菌には、目アクチノマイセタレス、例えばストレプトマイ セス スフェロイデス(Streptomyces spheroides)(ATTC 23965)、ストレプ トマイセス サーモビロラセウス(Streptomyces thermoviolaceus)(IFO 1238 2)又はストレプトベルチシラム ベルチシリウム(Streptoverticillum vertic illium )ssp.ベルチシリウム(verticillium)の菌株が含まれる。 他の好ましい細菌には、バシラス プミラス(Bacillus pumilus(ATCC 12905 )、バシラス ステアロサーモフィラス(Bacillusstearothermophilus)、ロ ドバクター スフェロイデス(Rhodobacter sphaeroides)、ロドモナス パル ストリー(Rhodomonas palustri)、ストレプトコッカス ラクチス(Streptoco ccus lactis )、シーュドモナス プロシニア(Pseudomonas purrocinia)(ATC C 15958)又はシーュドモナス フルオレスセンス(Pseudomonas fluorescens) (NRRL B-11)が含まれる。 更に好ましい細菌には、マイキソコッカス(Myxococcus)、例えばM.ビレス センス(virescens)が含まれる。 特に有用なペルオキシダーゼの他の可能な源はサウンダーズB C等、Peroxidas e,ロンドン バッターワース1964,41-43頁に掲げられる。 ペルオキシダーゼは、該ペルオキシダーゼをコードするDNA配列並びにペルオ キシダーゼをコードするDNA配列の発現を許容せしめる機能をコードするDNA配列 を有する組換DNAベクターで形質転換された宿主細胞を、ペルオキシダーゼの発 現を許容する条件下培地中で培養し、次いで培地からペルオキシダーゼを回収す ることを含 んでなる方法によって生産できるものであってもよい。 特に組換え工学的に生産されたペルオキシダーゼは、コプリナス(Coprinus) sp.、特にWO 92/16634に従いC.マクロリザス(macrorhizus)又はC.シネ レウス(cinereus)由来のペルオキシダーゼである。 本発明に関し、ペルオキシダーゼ活性を示す化合物はチトクローム、ヘモグロ ビン又はペルオキシダーゼ酵素から由来したペルオキシダーゼ活性断片およびそ の合成もしくは半合成誘導体、例えば鉄ポルフィン、鉄ポルフィリンおよび鉄プ タロシアニンおよびその誘導体を含んでなる。 ペルオキシダーゼ系において、エンハンサーは酸化可能な基質、例えば国際公 開WO 92/18683およびWO 92/18687および加藤Mおよび清水S,Plant Cell Phy siol.1985 26(7),1291-1301頁(特に表1参照)およびサウンダーズB C等、 Peroxidase,ロンドン バッターワース,1964,141頁以降に記載される如き、 例えば金属イオン又はフェノール化合物例えば7−ヒドロキシクマリン(7HCm) 、バニリン(VAN)およびp−ヒドロキシベンゼンスルホネート(pHBS)又はWO 93/00394に記載される2,2′−アジノ−ビス(3−エチルベンゾチアゾリン −6−スルホネート)(ABTS)であってよい。プロテアーゼ変異体 ペルオキシダーゼ系によって引き起こされる失活に対し安定化された本発明の プロテアーゼ変異体は、ズブチリシン(例えばバシラス レンタス(Bacillus l entus )プロテアーゼ、バシラス アミロリクェファシエンス(Bacillus amylol iquefaciens )プロテアーゼおよびバシラス リケニホルミス(Bacillus lichen iformis)プロテアーゼ)、トリプシン様プロテアーゼ(例えばフサリウム(Fu sarium)プロテアーゼ、国際公開89/06270)および溶菌プロテアーゼ(例えば ノカルディオプシス(Nocardiopsis)プロテアーゼ、国際公開WO 88/03947)を 含んでなる。ズブチリシン 本発明に関し、ズブチリシンはグラム陽性細菌又は菌類によって生産されるセ リンプロテアーゼとして定義される。他の定義によれば、ズブチリシンがセリン プロテアーゼであり、ここにおいて触媒的トリアド中のアミノ酸残基の相対的順 序はAsp-His-Ser(位置32,64および221、BPN′ナンバリング)である。 好ましいズブチリシンは、バシラス レンタス(Bacillus lentus)プロテア ーゼ、例えばズブチリシン309およびズブチリシン147、バシラス アミロリクェ ファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)プロテアーゼ、例えばズブチリシ ンBPN′およびバシラス リケニホルミス(Bacillus licheniformis)プロテア ーゼ、例えばズブチリシン カルスベルクである。アミノ酸ナンバリング 本発明に関し、ズブチリシン中のアミノ酸残基の特有のナンバリング(番号付 け)が用いられる。ズブチリシンBPN′に沿った種々のズブチリシンのアミノ酸 配列の整列によって、ズブチリシンBPN′中の類似のアミノ酸の位置の数に対す るズブチリシン中のアミノ酸残基の位置に対しナンバーを指定することが可能で ある(「BPN′ナンバリング」、例えば国際公開WO 89/06279およびWO 91/0034 5参照)。 本発明に従って生産されるか又は意図される種々のプロテアーゼ変異体の記載 において、次の命名法が参照を容易にするため採用された: 〔元のアミノ酸;位置;置換アミノ酸〕 従って位置209においてチロシンをフェニルアラニンで置換することは、Y209F として示される。 位置36のアスパラギン酸の欠失はD36*として示されそしてそのような位置に おける挿入は、位置36においてアスパラギン酸の挿入に対して36Dとして示され る。 多重変異はプラス記号によって分離される、すなわち、Y167I+Y209Fは位置16 7および209において、チロシンをイソロイシンおよびフェニルアラニンでそれぞ れ置換することを意味する。 もしも置換が例えばズブチリシン309において変異によりなされる場合、生成 物は例えば「ズブチリシン309/Y209F」として示される。 これに関して言及されるズブチリシンに関する全ての位置は、上記のBPN′ナ ンバリングが言及される。 好ましい態様において、本発明のプロテアーゼ変異体は、次の位置:6,57,9 1,104,143,167,171,192,206,209,214,256,262,263、より好ましくは 104,167,171,192(BPN′ナンバリング)の1つ又はそれ以上において交換さ れているズブチリシンである。 他の好ましい態様においては、本発明のプロテアーゼ変異体はズブチリシン30 9、ズブチリシン147、ズブチリシンBPN′、又はズブチリシン カルスベルクで ある。プロテアーゼの安定化方法 本発明は、ペルオキシダーゼ系により引き起こされる失活に対するタンパク分 解酵素の安定化方法を提供し、この方法により1又はそれ以上の天然チロシン残 基は欠失されるか又は異なるアミノ酸残基で置換される。組換え工学的に生産される酵素 過去において、多数のプロセスが組換えDNA工学により、ポリペプチド又はタ ンパク質の生産に対し開発された。この目的に対し、E.コリー(coli)、バシ ラス ズブチリス(Bacillus subtilis )、サッカロマイセス セレビジエ(Sac charomyces cerevisiae )および種々のアスペルギルス(Aspergillus)株、例え ばA.オリゼ(oryzae)およびA.ニガー(niger)が最も用いられる。生合成的にポリペプチドの発現 ポリペプチド又はタンパク質の生産が意図される生物体の形質転換において、 DNA配列を生物体に導入する。配列は、転写/翻訳開始シグナルおよび転写/翻 訳停止シグナルによりフランクされた対象の遺伝子のコード領域を含む。コード 領域は3個の塩基対のユニット(コドンと呼ばれる)を含有し、これは転写され る遺伝子の翻訳の際アミノ酸に翻訳され、これは再び構築され対象のポリペプチ ドを与える。ポリペプチドにおける変異の導入 コドン領域内の1以上の特定のコドンを変化させそして宿主微生物にこれらの 新しいコドン領域で形質転換すると、新しいポリペプチドが生産でき、これは元 のポリペプチドとは1つ又はそれ以上のアミノ酸により異なる。そのような改変 は、「特定部位の試験管内突然変異誘発」として一般に知られた技術を用いて導 入できる。多くの方法が公にされている。初期の方法は、ゾラー アンド スミ ス、DNA1984 3(6)479-488により記載されそして単鎖M13バクテリオファージ の使用を含む。PCR(ポリメラーゼ鎖反応)を用いる好ましい方法は、ネルソン アンド ロング、Analytical Biochemistry,1989 180 147-151により記載さ れる。それは、PCR反応においてプライマーの一つとして化学的に合成されたDNA オリゴヌクレオチドを用いることにより、所望の変異を有するPCRフラグメント の3工程発生を含むPCR−発生断片から、変異を有するDNA断片が制限酵素で開裂 することにより単離できそして発現プラスミドに再挿入される。第三の突然変異 誘発方法は、DNAコード領域における制限部位を利用する。突然変異誘発標的を フランクする部位でDNAを制限酵素により消化し、所望の変異を合成的に有する 新しい断片を合成しそして制限部位間でこの新しい断片をクローン化することに より、変異体コード領域が構築できる。 全ての方法はタンパク工学と呼ばれる分野における開発に一般に適用可能であ り、このタンパク工学は新しいか又は改変された特徴を有するポリペプチドの開 発を取扱う。 形質転換および発現は、当業者に公知方法により、例えばヨーロッパ特許出願 305,216(この明細書はその番号を引用して本明細書に加えられる)に記載され る如く行うことができる。 本発明の安定化酵素を生産し得る微生物は、他の必須栄養源と共に同化性炭素 および窒素を含有する普通培地内で通常の発酵方法により培養でき、培地は当業 者の原理に従って構成される。安定化酵素の精製および回収は、自体公知方法に 従って行うこともできる。プロテアーゼ遺伝子のクローン化 タンパク分解酵素をコードする遺伝子は、当業者に周知の種々の方法によりあ らゆるグラム陽性細菌又は菌類からクローニングされ得る。先ず、DNAのゲノム 、および/又はcDNAライブラリーが、研究されるべきプロテアーゼを生産する生 物体から染色体DNA又はメッセンジャーRNAを用いて構築されねばならない。次い で、もしもプロテアーゼのアミノ酸配列が知られている場合、相同のオリゴヌク レオチドプローブが合成され、識別されそして細菌DNAのゲノムライブラリーか ら又は菌類cDNAライブラリーからプロテアーゼーコードクローンを同定するため に用いられる。択一的に、細菌又は菌 類の他の菌株からのプロテアーゼに相同の配列を有するラベル化オリゴヌクレオ チドプローブは、ハイブリッド形成および低い厳しさの洗浄条件を用い、プロテ アーゼーコードクローンを同定するためのプローブとして使用できる。 プロテアーゼ−生産クローンを同定する別の方法は、ゲノムDNAの断片を発現 ベクター例えばプラスミドに挿入し、プロテアーゼ−陰性細菌を生成ゲノムDNA ライブラリーをで形質転換し、次いで形質転換された細菌を、脱脂乳の如き、プ ロテアーゼに対する基質を含有する寒天上に塗布することを含む。プロテアーゼ 担持プラスミドを含有するこれらの細胞は、分泌されたタンパク分解酵素による 脱脂乳の消化のため、澄明な寒天のハロー(halo)により囲まれるコロニーを生 産するであろう。プロテアーゼ遺伝子における特定部位の変異誘発の発生 一度、プロテアーゼ遺伝子をクローン化しそして変異誘発に対する望ましい部 位が同定されると、変異が合成オリゴヌクレオチドを用い導入できる。これらの オリゴヌクレオチドは望ましい変異部位をフランクするヌクレオチド配列を含有 し、変異ヌクレオチドがオリゴヌクレオチド合成中に挿入される。好ましい方法 において、プロテアーゼ遺伝子を橋かけするDNAの一本鎖ギャップを、プロテア ーゼ遺伝子を有するベクター内で作り出す。次いで、望ましい変異を有する合成 ヌクレオチドを一本鎖DNAの相同部分にアニールする。次いで残りのギャップをD NAポリメラーゼI(クレノウ断片)により充てんし、次いで構築体をT4リガー ゼを用いて連結する。この方法の特異的例は、〔モリナガ等、Biotechnology,1 984 2 646-639〕に記載されている。モリナガ等によれば、遺伝子内の断片を、 制限エンドヌクレアーゼを用いて除く。今やギャップを有するベクター/遺伝子 を変性し次いでギャップを有する代りに、ベクター /遺伝子に対合しこれはギャップ内に取りこまれている領域の外側の部位で他の 制限エンドヌクレアーゼで切断される。それで遺伝子の一本鎖領域は変異オリゴ ヌクレオチドについてハイブリッド形成に利用でき、残りのギャップはDNAポリ メラーゼIのクレノウ断片により充てんされ、挿入体をT4 DNAリガーゼで連結し 、次いで1サイクルの複製後、望ましい変異を有する二本鎖プラスミドを生産す る。モリナガ法は新しい制限部位を構築する追加の操作を省き、従って多重部位 で変異の発生を促進する。米国特許4,760,025はカセットの少変異を行うことに より多重変異を有するオリゴヌクレオチドの導入を開示する。しかし、多様の変 異はモリナガ法により一度で導入できる、何故なら種々の長さの大きさのオリゴ ヌクレオチドが導入できる。プロテアーゼ変異体の発現 本発明によれば、前記方法又は当業者に公知の択一的方法により生産される変 異プロテアーゼ遺伝子は発現ベクターを用い、酵素形で発現できる。発現ベクタ ーは一般にクローニングベクターの定義内に含まれる、何故ならば発現ベクター は典型的クローニングベクターの成分、すなわち微生物のゲノムに独立して微生 物内のベクターの自動複製を許容する要素および選択目的のための1以上の表現 型マーカーを通常含む。発現ベクターはプロモーターをコードする調節配列、オ ペレーター、リボゾーム結合部位、翻訳開始シグナルおよび所望によりレプレッ サー遺伝子又は種々の活性化因子遺伝子を含む。 発現されたタンパク質の分泌を許容するため、「シグナル配列」をコードする ヌクレオチドは、遺伝子のコード配列の前に挿入され得る。調節配列の支配下の 発現に対し、本発明に従って処理されるべき標的遺伝子は、適当な読み枠内の調 節配列に機能的に連結され ている。プラスミドベクター内に挿入されそして変異体プロテアーゼ遺伝子の翻 訳を支援し得るプロモーター配列は、制限されないが原核β−ラクタマーゼプロ モーター〔ビラカマロフ等、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,1978 75 3727-37 31〕およびtacプロモーター〔デボー等、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,1983 80 21-25〕を含む。更に、Scientific American,1980 242 74-94中の「Useful Proteins from recombinant bacteria」において参照できる。 1つの態様に従い、B.ズブチリス(subtilis)は変異DNAを有する発現ベク ターにより形質転換される。もしも発現が分泌微生物例えばB.ズブチリスにお いて行なわれるべき場合、シグナル配列は翻訳開始シグナルのあとに続きそして 対象のDNA配列に先行するシグナル配列は、発現生成物を細胞壁に移送するよう に作用し、その細胞壁ではそれは分泌により生成物から開裂する。先に定義され る如き語句「調節配列」は、それが存在する場合、シグナル配列を含むことが意 図される。 本発明の安定化酵素を生産し得る微生物は、他の必須の栄養源と共に同化性炭 素および窒素を含有する普通培地中通常の発酵法により培養でき、培地は公知技 術の原理に従って構成される。 宿主細胞から分泌されるプロテアーゼ変異体は、遠心分離又は濾過により細胞 を培地から分離することおよび塩例えば硫酸アンモニウムによる培地のタンパク 質成分の沈殿、次いでイオン交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグ ラフィー等のクロマトグラフィー手段を含む公知手段により培地から好都合に回 収できる。ヌクレオチド配列、発現ベクターおよび微生物 本発明は、本発明の安定化プロテアーゼ変異体をコードするDNAヌクレオチド 配列に関する。安定化酵素変異体は、本発明の酵素をコードするDNAヌクレオチ ド配列を、適当な宿主生物体中適当なベ クター内に挿入するとき発現されそして生産される。宿主生物体は親遺伝子が由 来する生物体と必ずしも同一でない。 本発明は発現ベクターおよび本発明の安定化プロテアーゼ変異体をコードする DNAヌクレオチドを含有する宿主生物体にも関する。洗剤組成物 本発明によれば、プロテアーゼ変異体は典型的には洗剤組成物の成分となり得 る。そのようなものとして、プロテアーゼ変異体は無粉塵粒質物、安定化液体又 は保護された形で洗剤組成物中に含有できる。 無粉塵性粒質物は、例えば米国特許4,106,991および米国特許4,661,452(双方 ともノボノルディスクA/Sに付与)に開示される如く製造できそして所望によ り当業者に公知の方法で被覆できる。洗剤用酵素は造粒前又は造粒後に混合され 得る。ろう状コーティング物質の例は、平均分子量1000〜20000を有するポリ( エチレンオキシド)生成物(ポリエチレングリコール、PEG)、16〜50の酸化エ チレン単位を有するエトキシル化ノニルフェノール;エトキシル化脂肪アルコー ル(このアルコールは12〜20個の炭素原子を含みそして15〜80の酸化エチレン単 位が存在する);脂肪酸;および脂肪酸のモノ−およびジ−およびトリグリセリ ドである。流動床技術により適用に対し適当なフィルム形成コーティング物質の 例は英国特許1483591に示される液体酵素調製品は、例えば確立された方法に従 い、ポリオール例えばプロピレングリコール、糖又は糖アルコール、乳酸又はホ ウ酸を添加することにより安定化できる。他の酵素安定剤は当業者に公知である 。保護された酵素は、ヨーロッパ特許公開238,216記載された方法に従って製造 できる。 本発明の洗剤組成物は、如何なる通常の形態であってよく、例えば粉末、顆粒 又は液体である。液体洗剤は典型的には70%までの水 および0〜30%の有機溶剤を有する、水性であってよく、又は非水性であってよ い。 洗剤組成物は、1以上の界面活性剤を含むことができ、これはアニオン、非イ オン、カチオン、両性イオンであってよい。洗剤は通常0〜50%のアニオン界面 活性剤、例えば直鎖アルキル ベンゼン スルホネート(LAS)、α−オレフィ ン スルホネート(AOS)、アルキル スルフェート(AS)、アルコキシ エト キシ スルフェート(AEOS又はAES)、第二級アルカン スルホネート(SAS)、 α−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル−又はアルケニルコハク酸又は石け んを含有するであろう。洗剤は又0−40%の非イオン界面活性剤例えばアルコー ル エトキシレート(AEO又はAE)、カルボキシル化アルコールエトキシレート 、ノニルフェノールエトキシレート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチ ルアミンオキシド、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタ ノールアミド、又はポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド(例えば国際公開92/ 06154に記載の如き)を含有できる。 洗剤組成物は、追加的に1以上の他の酵素、例えばアミラーゼ、セルラーゼ、 クチナーゼ、リパーゼ、ペルオキシダーゼ又はオキシダーゼを含有できる。 洗剤は、1〜65%の洗剤用ビルダー又は錯化剤例えばゼオライト、ジホスフェ ート、トリホスフェート、ホスホネート、シトレート、ニトリロトリ酢酸(NTA )、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTMP A)、アルキル−又はアルケニルコハク酸、可溶性シリケート又は加層シリケー ト(例えばヘキスト社からのSKS-6)を含有できる。洗剤はアンビルト、すなわ ち本質的に洗剤用ビルダーを含有しなくてもよい。 洗剤は1以上のポリマーを含有できる。その例は、カルボキシメ チルセルロース(CMC)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)、ポリエチレングリ コール(PEG)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリカルボキシレート例え ばポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマーおよびラウリルメタク リレート/アクリル酸コポリマーである。 洗剤はH2O2源例えばパボレート又はポカーボネートを含んでなる漂白系を含有 できこのH2O2源は過酸−形成漂白活性化剤例えば四酢酸エチレンジアミン(TAED )又はノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)と組合せることができる 。択一的に、漂白系は例えばアミド、イミド又はスルホンタイプのペルオキシ酸 を含んでなる。 本発明の洗剤組成物の酵素は、通常の安定剤、例えばポリオール例えばプロピ レングリコール又はグリセロール、糖又は糖アルコール、乳酸、ホウ酸、又はホ ウ酸誘導体例えば芳香族ボレートエステルを用いて安定化でき、そして組成物は 例えばWO 92/19709およびWO 92/19708に記載の如く調製される。 洗剤は又、他の通常の洗剤用成分例えば粘土を含有する布帛柔軟剤、起泡増進 剤、土壌抑制剤、耐蝕剤、土壌−沈殿防止剤、抗土壌−再付着剤、染料、殺菌剤 、螢光増白剤又は香料を含有できる。 pH(使用濃度で水性溶液中に測定された)は、通常中性又はアルカリ性、例え ば7−11であろう。本発明の範囲内の洗剤組成物の特定の形態は次のものが含ま れる: 1)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化した洗剤組成物: 2)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化された洗剤組成物: 3)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化された洗剤組成物: 4)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化した洗剤組成物: 5)次の成分を含んでなる水性液体組成物: 6)以下の成分を含んでなる水性構築液体洗剤組成物: 7)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化された洗剤組成物: 8)以下の成分を含んでなる粒質物として製剤化された洗剤組成物: 9)以下の成分を含んでなる粒質物として製剤化された洗剤組成物: 10)以下の成分を含んでなる水性液体洗剤組成物: 11)以下の成分を含んでなる水性液体洗剤組成物: 12)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし て製剤化された洗剤組成物: 13)直鎖アルキルベンゼンスルホナート又はその一部が、アルキルスルフェート (C12−C18)により置換されている1)−12)に記載されているような洗剤配 合物。 14)追加の成分として又は既に明記した漂白系の代替物として安定化もしくは封 入された過酸を含有する1)−13)記載されているような洗剤配合物。 15)パボレートの含量がポカーボネートで置換されている、3),7),9)お よび12)に記載されているような洗剤配合物。 16)液体非イオン界面活性剤例えば直鎖アルコキシル化第一アルコ ール、ビルダー系(例えばホスフェート)、酵素およびアルカリを含んでなる、 非水性洗剤液体として製剤化された洗剤組成物。洗剤は又アニオン界面活性剤お よび/又は漂白系を含んでなる。 本発明のプロテアーゼ変異体は、洗剤中で好都合に用いられる濃度で配合でき る。現在次のように考えられている;すなわち本発明の洗剤組成物において、プ ロテアーゼ変異体は洗液1l当たり0.001−100mgのプロテアーゼ変異体に相当す る量で添加され得る。 以下の実施例は更に本発明を説明するが、それらはいかなる場合も請求の範囲 で記載されているような本発明の範囲を制限するものではない。 例1ペルオキシダーゼ系 コプリナス シネレウス(Coprinus cinereus)ペルオキシダーゼ(CiP,ヨー ロッパ特許出願179,486に従って得られる)、過酸化水素(H2O2)、ペルオキシ ダーゼ増強剤としてのp−ヒドロキシベンゼンスルホナート(pHBS)を含んでな る、染料移行阻止(DTI)のために用いられるペルオキシダーゼ(POD)を、硫酸 ナトリウム緩衝液中でシミュレートした。 〔pHBS〕:50μM、〔H2O2〕:200μM、〔CiP〕:2PODU/ml、20mMの硫酸ナ トリウム、pH 8.5。 ズブチリシン309(サビナーゼ(商標)、ノボノルディスク A/Sデンマー クより供給)の活性を、35℃で20分間ペルオキシダーゼ系と共にインキュベーシ ョンした後調べた。 サビナーゼ309の残留活性を、前記の如く基質N−スクシニル−Ala−Ala−Pro −Phe−p−ニトロアニリドを用いて測定した。プロテアーゼの安定度を、40nM および400nMの濃度をそれぞれ用い分析的に評価した。 両濃度に対し、ズブチリシン309の残留活性を未処理ズブチリシン309に関して 15%に評価した。従って、ズブチリシンはPOD系の存在下明らかに失活している 。 例2 ズブチリシン309を、例1に記載したように〔14C〕−pHBSの存在下POD系と共 にインキュベートした。POD処理後、ズブチリシン309を精製し次いで更にアミノ 酸分析による調査および変性条件下ゲル濾過クロマトグラフィーに委ねる。POD処理ズブチリシン309の精製 POD系および400nM濃度のズブチリシン309を含有する2lのリン酸ナトリウム 緩衝液を35℃で20分間インキュベートした。失活後、YM10膜(アミコン)を用い アミコンセル中で溶液を3mlに濃縮した。更に精製をゲル濾過カラム;スーパー デックス75(16/60)で行い0.1M酢酸アンモニウムで溶出した。POD処理ズブチ リシン309の最大部分は、未処理ズブチリシン309よりもわずかに高い分子量を伴 って溶出された。POD処理ズブチリシン309を濃縮し次いでアミコンセル中ミリ( Milli)Q水10容量を用いて洗浄した。アミノ酸分析 アミノ酸分析を、製造者の指示に従いアプライドバイオシステム420Aアミノ 酸分析システムで行った。 アミノ酸分析からの結果を下記の表1に示す。表の記載から明らかなように、 POD失活により著るしく影響を受ける唯一の検出可能なアミノ酸は、チロシン(T yr)である。 〔14C〕−pHBSの存在下ズブチリシン309のPOD失活は、酵素の放射性標識化を もたらす。この修正の共有結合性は2Mの尿素中で変性条件下ゲル濾過を通して 示された。 例3 ペルオキシダーゼ系に対するズブチリシン309の安定化をいくつかの変異体( ここにおいて1又はそれ以上のチロシンが他のアミノ酸残基により置換されてい た)を用いて調査した。 ペルオキシダーゼ系を、ペルオキシダーゼ増強剤として7−ヒドロキシクマリ ン(7HCm)を用い、ブリトン−ロビンソン緩衝液中でシミュレートした: 〔7HCm〕:10μM、〔H2O2〕:200μM、〔Cip〕:2PODU/ml、20mMブリトン −ロビンソン緩衝液(20mMの酢酸ナトリウム、20mMのホウ酸ナトリウムおよび20 mMのリン酸ナトリウム)、pH 8.5。 種々の変異体を、80nMから120nMに変化する濃度でペルオキシダーゼ系と共に インキュベートした。35℃で10分間インキュベーションした後、変異体の残留活 性を前記の如く、基質N−スクシニル−Ala−Ala−Pro−Phe−p−ニトロアニリ ドを用いて分析した。残留活性を未処理変異体に関して測定した。 結果を下記の表2に示す。表の記載から明らかなように位置167,171および192 において置換体を含有する2つの変異体は、増強剤として7HCmを用いるペルオキ シダーゼ系に対し著るしく安定化される。 例4 前記の幾つかのズブチリシンは、位置104にチロシン残基を有する。この位置 におけるチロシンの重要性を、ズブチリシン309変異体V104Yを用いて調査した。 ペルオキシダーゼ系を、ペルオキシダーゼ増強剤として7ヒドロキシクマリン (7HCm)を用いブリトン−ロビンソン緩衝液中でシミュレートした: 〔7HCm〕:5μM、〔H2O2〕:200μM、〔CiP〕:2PODU/ml、20mMのブリト ン−ロビンソン緩衝液(20mMの酢酸ナトリウム、20mMのホウ酸ナトリウムおよび 20mMのリン酸ナトリウム)、pH 8.5。 プロテアーゼを80nMの濃度でプロテアーゼ系と共にインキュベートとした。35 ℃で1分、5分および10分間インキュベーション後、プロテアーゼの残留活性を 、前記の如くN−スクシニル−Ala−Ala−Pro−Phe−p−ニトロアニリドを用い 分析した。残留活性を未処理変異体に関して測定した。 結果を図1に示す。位置104に追加のチロシンを導入後、ズブチリシン309変異 体はPOD系に対してはるかにより感受的であるとなっていた。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月5日 【補正内容】 請求の範囲 1.ペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ活性を示す化合物、過酸化水素源 およびペルオキシダーゼ増強剤を含んでなるペルオキシダーゼ系により引き起こ される失活に対するプロテアーゼ変異体の安定化方法であって、1又はそれ以上 の天然チロシン残基を欠失するか又は異なるアミノ酸残基で置換することを特徴 とする、前記方法。 2.1又はそれ以上の天然チロシン残基を、フェニルアラニン残基、ロイシン 残基、イソロイシン残基、バリン残基、グルタミン残基、アスパラギン残基、セ リン残基、トレオニン残基、グルタミン酸残基又はヒスチジン残基で置換するこ とを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 3.プロテアーゼ変異体が、バシラス レンタス(Bacillus lentus)プロテ アーゼ変異体、好ましくはズブチリシン309変異体又はズブチリシン147変異体で ある、請求の範囲第1又は2項記載の方法。 4.プロテアーゼ変異体が、バシラス アミロリクェファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens )プロテアーゼ変異体、好ましくはズブチリシンBPN′変異 体である、請求の範囲第1又は2項記載の方法。 5.プロテアーゼ変異体が、バシラス リケニホルミス(Bacillus lichenifo rmis )プロテアーゼ変異体、好ましくはズブチリシン カルスベルク変異体であ る、請求の範囲第1又は2項記載の方法。 6.プロテアーゼ中の次の位置:6,57,91,104,143,167,171,192,206 ,209,214,256,262,263、好ましくは104,167,17 1,192(BPN′ナンバリング)のチロシン残基が1又はそれ以上の位置で欠失さ れているか又は異なるアミノ酸残基で置換されている、請求の範囲第3〜5項の いずれか1項に記載の方法。 7.ペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ活性を示す化合物、過酸化水素源 およびペルオキシダーゼ増強剤を含んでなるペルオキシダーゼ系によって引き起 こされる失活に対し、安定化されたプロテアーゼ変異体であって、1又はそれ以 上の天然チロシン残基か欠失しているか又は異なるアミノ酸残基で置換されてい る、前記プロテアーゼ変異体: 但し次の変異 Y91F、 Y167E,F、 Y171E,V、 Y192E,F、 Y209F,L、 Y214F,T、 Y263F、 の少なくとも1つを有するプロテアーゼ変異体および少なくとも1つのアミノ酸 が次の如く: Y21X、 Y104X、 Y171X、 Y214X、 Y217X、 置換されているバシラス アミロクェファシエンス(Bacillus amyloliquefacie ns )ズブチリシン変異体を除外する(BPN′ナンバリング)。 8.1又はそれ以上のチロシン残基が、フェニルアラニン残基、ロイシン残基 、イソロイシン残基、バリン残基、グルタミン残基、アスパラギン残基、セリン 残基、トレオニン残基、グルタミン酸残基又はヒスチジン残基で置換されている 、請求の範囲第7項記載のプロテアーゼ変異体。 9.バシラス レンタス(Bacillus lentus)プロテアーゼ変異体、好ましく はズブチリシン309変異体又はズブチリシン147変異体である、請求の範囲第7又 は8項記載のプロテアーゼ変異体。 10.バシラス リケニホルミス(Bacillus licheniformis)プロテアーゼ変異 体、好ましくはズブチリシン カルスベルク変異体である、請求の範囲第7又は 8項記載のプロテアーゼ変異体。 11.バシラス アミロリクェファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)プ ロテアーゼ変異体、好ましくはズブチリシンBPN′変異体である、請求の範囲第 7又は8項記載のプロテアーゼ変異体。 12.プロテアーゼ中の次の位置:6,57,91,143,167,171,192,206,209 ,214,256,262,263、好ましくは167,171,192(BPN′ナンバリング)のチロ シン残基が1又はそれ以上の位置で欠失されているか又は異なるアミノ酸残基で 置換されている、請求の範囲第9〜15項のいずれか1項に記載のプロテアーゼ変 異体。 13.請求の範囲第7〜12項のいずれか1項に記載のプロテアーゼ変異体を含ん でなる、洗剤組成物。 14.更に1又はそれ以上の他の酵素、特にリパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ 、オキシダーゼおよびペルオキシダーゼを好都合には洗剤中に配合されて含んで なる、請求の範囲第13項記載の洗剤組成物。 15.粒質物、好ましくは無粉塵性粒質物、液体、特に安定化液体、スラリー又 は保護された酵素の形態で提供される、請求の範囲第 7〜12項のいずれか1項に記載のプロテアーゼ変異体を含んでなる、洗剤用添加 剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI //(C12N 9/54 C12R 1:07) (C12N 9/56 C12R 1:10) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ハルキール,トーベン デンマーク国,デーコー―1900 フレデリ クスベルグ セー,ボドロフスバイ,4ア ー.7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ活性を示す化合物およびペルオキ シダーゼ増強剤を含んでなるペルオキシダーゼ系によって引き起こされる失活に 対し、安定化されたプロテアーゼ変異体であって、1又はそれ以上の天然チロシ ン残基が欠失しているか又は異なるアミノ酸残基で置換されている、前記プロテ アーゼ変異体。 2.1又はそれ以上のチロシン残基が、フェニルアラニン残基、ロイシン残基 、イソロイシン残基、バリン残基、グルタミン残基、アスパラギン残基、セリン 残基、トレオニン残基、グルタミン酸残基又はヒスチジン残基で置換されている 、請求の範囲第1項記載のプロテアーゼ変異体。 3.バシラス レンタス プロテアーゼ変異体、好ましくはズブチリシン309 変異体又はズブチリシン147変異体である、請求の範囲第1又は2項記載のプロ テアーゼ変異体。 4.バシラス リケニホルミス プロテアーゼ変異体、好ましくはズブチリシ ン カルスベルク変異体である、請求の範囲第1又は2項記載のプロテアーゼ変 異体。 5.バシラス アミロリクェファシエンス プロテアーゼ変異体、好ましくは ズブチリシンBPN′変異体である、請求の範囲第1又は2項記載のプロテアーゼ 変異体。 6.プロテアーゼ中の次の位置:6,57,91,104,143,167,171,192,206 ,209,214,256,262,263、好ましくは104,167,171,192(BPN′ナンバリン グ)のチロシン残基が1又はそれ以上の位置で欠失されているか又は異なるアミ ノ酸残基で置換されている、請求の範囲第3〜5項のいずれか1項に記載のプロ テアーゼ変異体 。 7.ペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ活性を示す化合物、過酸化水素源 およびペルオキシダーゼ増強剤を含んでなるペルオキシダーゼ系により引き起こ される失活に対するプロテアーゼ変異体の安定化方法であって、1又はそれ以上 の天然チロシン残基を欠失するか又は異なるアミノ酸残基で置換することを特徴 とする、前記方法。 8.1又はそれ以上の天然チロシン残基を、フェニルアラニン残基、ロイシン 残基、イソロイシン残基、バリン残基、グルタミン残基、アスパラギン残基、セ リン残基、トレオニン残基、グルタミン酸残基又はヒスチジン残基で置換するこ とを特徴とする、請求の範囲第7項記載の方法。 9.プロテアーゼ変異体が、バシラス レンタス ブロテアーゼ変異体、好ま しくはズブチリシン309変異体又はズブチリシン147変異体である、請求の範囲第 7又は8項記載の方法。 10.プロテアーゼ変異体が、バシラス アミロリクェファシエンス プロテア ーゼ変異体、好ましくはズブチリシンBPN′変異体である、請求の範囲第7又は 8項記載の方法。 11.プロテアーゼ変異体が、バシラス リケニホルミス プロテアーゼ変異体 、好ましくはズブチリシン カルスベルク変異体である、請求の範囲第7又は8 項記載の方法。 12.プロテアーゼ中の次の位置:6,57,91,104,143,167,171,192,206 ,209,214,256,262,263、好ましくは104,167,171,192(BPN′ナンバリン グ)のチロシン残基が1又はそれ以上の位置で欠失されているか又は異なるアミ ノ酸残基で置換されている、請求の範囲第9〜11項のいずれか1項に記載の方法 。 13.請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載のプロテアーゼ 変異体を含んでなる、洗剤組成物。 14.更に1又はそれ以上の他の酵素、特にリパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ 、オキシダーゼおよびペルオキシダーゼを好都合には洗剤中に配合されて含んで なる、請求の範囲第13項記載の洗剤組成物。 15.粒質物、好ましくは無粉塵性粒質物、液体、特に安定化液体、スラリー又 は保護された酵素の形態で提供される、請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に 記載のプロテアーゼ変異体を含んでなる、洗剤用添加剤。
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