JPH08509116A - アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子 - Google Patents

アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子

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JPH08509116A JP6516656A JP51665694A JPH08509116A JP H08509116 A JPH08509116 A JP H08509116A JP 6516656 A JP6516656 A JP 6516656A JP 51665694 A JP51665694 A JP 51665694A JP H08509116 A JPH08509116 A JP H08509116A
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Abstract

(57)【要約】 アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列、並びにこのDNA配列の対立遺伝子および誘導体が記述される。例えば穀草類植物において、非相同発現によりグラミシド系除草剤に対して耐除草剤性を得るために、あるいは相同もしくは非相同発現により植物油脂の質および量を変更するために、アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子配列を使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子 本発明は、アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列並びにこ のDNA配列の対立遺伝子及び誘導体に関する。 原核生物及び真核生物の脂肪酸代謝において、酵索アセチルCoAカルボキシ ラーゼ(EC6.4.1.2)は重要な主要酵素である。この酵素は、下記の反 応式により2段階反応でマロニルCoAを作る、アセチルCoAのATPに依存 したカルボキシル化を触媒する(A.W.アルバーツ及びP.R.ヴァゲロス「 酵素」(ボイヤーPD版)3版,6巻37−82頁、アカデミック・プレス、ニ ューヨーク、1972年[A.W.Alberts and P.R.Vagelos,The Enzyme(BoyerP D ed),Academic Press,New York,1972]。 BCCP+HCO3 - ビオチンカルボキシラーゼ BCCP−COO-+ADP+Pi BCCP−COO-+アセチルCoA トランスカルボキシラーゼ BCCP+マロニルCoA アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)は特に動物系及び大腸菌で生化学 的に研究され、最近は様々な生物体、例えばネズミ(F.ロペスーカシラス、D .H.バイ、X.ルオ、I.S.コング、M.S.ハーモドソン及びK.H.キ ム:国立科学アカデミー会報[F.Lopez-Casillas,D.H.Bai, X.Luo,I.S.Kong,M.S.Hermodson and K.H.Kim,PNAS]85巻、5 784-5788頁(19 88年))、ニワトリ(T.高井、C.横浜、K.和田、T.田辺:生物学会雑誌 [T.Takai,C.Yo-kohama,K.Wada and T.Tanabe,J.Biol.Soc.]263号2651-265 7頁(1988年))、酵母(W.アル−フィール、S.S.キララ及びS.J.ワキ ル;国立科学アカデミー会報[W.Al-Feel,S.S.Chirala and S.J.Wakil,PNAS] 89巻4534-4538頁(1984年))及び大腸菌(J.H.アリクス:DNA[J.H.Alix ,DNA]8巻779-789頁(1989年);H.近藤、K.白土、T.吉本、T.増田、 A.北園、D.都留、M.穴井.M.関口及びT.田辺:国立科学アカデミー会 報[H.Kondo,K.Shiratuchi,T.Yoshimoto,T.Masuda,A,Kitazono,D.Tsuru,M . Anai,M.Sekiguchi and T.Tanabe:PNAS]88巻9730-9733頁(1991年);S.J .リー及びJ.E.クロナン・ジュニア:生化学雑誌[S.J.Li and J.E.Cronan ,Jr.,J.Biol.Chem.]267号 855-863頁(1992年))で分子生物学的研究も行わ れている。 細菌においては、ACC酵素はビオチンカルボキシラーゼ(BC)、ビオチン カルボキシ担体蛋白質(BCCP)及びカルボキシル転移酵素(CT)からなる 3種の機能単位で構成された3つの異なるポリペプチド鎖からなっている(H. G.ウッド及びR.E.バーデン:生化学年鑑[H.G.Woodand R.E.Barden,Annu .Rev.Biochem.]46巻385-413頁(1977年))。ビオチン・ドメインの領域にある 大腸菌ACC酵素のアミノ酸配列の部分が、M.R.サットン、R.R.フォ ール、A.M.ネルヴィ、A.W.アルバーツ、P.R.ヴァゲロス及びR.A .ブラッドショー:生物化学雑誌[M.R.Sutton,R.R.Fall,A.M.Nervi,A.W.Al berts,P.R.Vagelosand R.A.Bradshaw:J.Biol.Chem.]252号3934-3940頁(1 977年)によって同定された。大腸菌BCCP及びBCの遺伝子(J.H.アリ クス、前掲書)、並びにCTの遺伝子(S.J.リー及びJ.E.クロナン、前 掲書)が最近報告された。核酸配列から導き出されるこの蛋白質の分子量は、B CCPで17kD、BCで49kD、CTについてはαサブユニットで35kD 、βサブユニットで33kDである。 動物、酵母及び植物では、上記の3つの機能単位又はドメインがポリペプチド に組込まれている(D.G.ハーディー及びP.コーエン:FEBSレターズ[ D.G.Hardie and P.Cohen,FEBS Letters]91号1-7頁(1978年)、M.ミシマ、 R.ロッゲンカンプ及びE.シュヴァイツァー:ヨーロッパ生化学雑誌[M.MiSh ima,R.Roggenkamp und E.Schweizer:Eur.J.Biochem.]111号 79-87頁(1980 年)、B.エギンビューラー、R.ロイヤル及びJ.エーベル:生化学生物物理 学論叢[B.Egin-Buehler,R.Loyal und J.Ebel,Arch.Bio-chem.Biophys.]20 3号90-100頁(1979年、A.R.スラバス及びA.ヘリヤー:植物科学[A.R.Sla bas and A.Hell-yer,Plant Sci.]39巻177-182頁(1985年)、ヘリヤーら、J .L.ハーウッド:植物生理学年鑑[Hellyer et al,J.T.Harwood,Ann.Rev.Pla nt.Physiol.]39巻101-138頁(1988年))。多機能サブユニットの分子量は200 kDを超え る。ネズミのACCは265kDの分子量(ロペス−カシラスら、前掲書)、酵 母のACCは251kDの分子量を有し(アル−フィールら、前掲書)、植物の ACCの分子量は210ないし240kDの範囲にある(ヘリヤーら、前掲書) 。 表1は既知のACC酵素の相同性の概要を示す。 表1はニワトリ、ネズミ、酵母及び大腸菌のアセチルCoAカルボキシラーゼ について同一アミノ酸のバーセント値又は相同度を示す。ACC酵素は、異なる 生物体でも比較的高度の親近性を示すことがはっきり分かる。ネズミとニワトリ との間と、ネズミと酵母との間とでは、進化間隔に大きな差異があるにもかかわ らず、なお約66%の相同性が全アミノ酸配列にわたって成立する。個々の領域 を取り出してみると、約80%ないし100%の相同性が幾つかの部分に認めら れる(アル−フィールら、前掲書)。注目しなければならないのは、ドメインの 順序BC−BCCP−CTに関して、真核生物のACCの構造形態が等しいこと である。このことは、 真核生物の進化の過程において、原核生物の個々の遺伝子の早期の融合があった ことを示している。ACCの高い保存度が、ネズミ、ニワトリ及び酵母の間の抗 体の高い交差反応性によって実験的に証明された(アル−フィールら、前掲書) 。 種々の生物体のアセチルCoAカルボキシラーゼの調節はまだほとんど不明で ある。植物では、これまで2つの異なる実験系、即ち葉緑体及び形成中のアブラ ナ種子で酵素活性が研究された。形成中のアブラナ種子ではACCの活性が脂質 蓄積の前に誘発されるが、十分な脂質蓄積に到達すると急速に減少する(E.タ ーンハム及びD.H.ノースコート:生化学雑誌[E.Turnham and D.H.Northcot e,Biochem.J.]212号223-229頁(1983年))。このことは最終生成物による調節 が行われることを意味する。また、ACCは変換率を制限する酵素として、新規 な脂肪酸生合成の総量を調節するようである(P.D.シムコクス、W.ガーラ ンド、V.デリカ、D.T.カンヴィン及びD.T.デニス:カナダ植物学雑誌 [P.D.Simcox,W.Garland,V.De Lica,D.T.Canvin and D.T.Dennis,Can.J.Bot .]57巻1008-1014頁(1979年);ターンハム及びノースコート、前掲書)。こ の実験的所見によって、植物のアセチルCoAカルボキシラーゼは、種子の適切 なACC過剰生産のもとでの収量の増加又は脂肪酸パターンの変化を期待して脂 肪酸代謝を操作するための興味深いテーマとされている。 双子葉栽培植物の作物の雑草、例えばイネ科植物の駆除のために使用される種 々の除草剤の機能に関する研究によって 明らかになった事実によると、ある種の除草剤はACCを抑制することによって イネ科植物の物質代謝に干渉する。ACCとの相互作用により除草効果を発揮す る3種の異なる種類の物質が、これまでに記述された。即ち、アリルオキシフェ ノキシプロピオン酸誘導体(例えばディクロフォプ、フェノクサプロプ、フルア ジフォブ及びハロキシフォプ[Diclofop,Fenoxaprop,Fluazifop,Haloxyfop] )(K.コベクその他:自然研究雑誌[K.Kobek et al,Z.Naturforschung]43 巻c、47-54頁(1988年))、シクロヘキサン−1,3−ジオン誘導体(例えばシク ロキシジム、クレソジム及びセトキシジム[Cycloxydim,Clethodim,Setoxydim )(M.フォッケ及びH.K.リヒテンターラー:自然研究雑誌[M.Focke und H.K.Lichtenthaler,Z.Naturforschung]42巻c、1361-1363頁(1987年))又はP P600(3−イソプロピル−6−(N−[2,2−ジメチルプロピル]アセト アミド−1,3,5−トリアジン−2,4−(1H,3H)ジオン)(K.A. ウォーカー、S.M.リドリー及びJ.L.ルイス・ハーウッド:植物化学[K. A.Walker,S.M.Ridley and J.L.Lewis Harwood,Phytochem.]29巻3743-3747頁( 1990年))の誘導体は、感受性植物のACCを抑制する。阻害作用の細部がいか にして行われるのか、なぜ双子葉植物のACCは抑制されないか、は現在のとこ ろなお不明である。 欧州特許第A0469810号には、植物性アセチルCoAカルボキシラーゼ のサブユニットである分子量50kDのビオチン含有ポリペプチドが記載されて いる。ところが、図 8の229bpの大きさのクローンCC8には、公知のACCアミノ酸配列の1 つとの明確な相同性を持つアミノ酸リーディングフレームがないことがとりわけ 確認された。このことから必然的に、欧州特許第A0469810号で使用され た抗体は、ACC又は少なくともACCのサブュニットに対して特異的でないと 結論することができる。 本発明の課題は、植物系の相同もしくは非相同発現により植物油脂の質と量を 変えることができ、また、非相同発現により様々な除草剤に対する耐性を例えば 栽培植物に付与又は導入することができるDNA配列を、利用に供することであ る。 この課題は請求の範囲第1項によるDNA配列によって解決される。 本発明は、アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列、並びに このDNA配列の対立遺伝子及び誘導体に関する。 また本発明は、アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列また はこのDNA配列の対立遺伝子もしくは誘導体を含むゲノムクローンに関する。 また本発明は、アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列が遺 伝子工学的に導入された植物、植物部分及び植物製品の製造方法に関する。 また最後に、本発明は耐除草剤性の付与もしくは導入または植物油脂の質およ び量を変化させるための、このDNA配列の使用に関する。 図は本発明の説明のためのものである。 図1は、ビオチン依存性酵素及び近縁酵素のBCドメインのアミノ酸配列の配 列比較、 図2は、変性オリゴヌクレオチド3455及び3464のDNA又はアミノ酸 配列の図、 図3aは、特異的なハイブリッド形成プローブとしての260bpのPCR断 片のDNA配列及びそれから誘導された1文字コードのアミノ酸配列、 図3bは、ネズミのACCのアミノ酸配列(上の列)と図3aのアミノ酸配列 (下の列)の比較、 図4は、ゲノムクローンBnACC3、BnACC8、BnACC10及びB nACC1に挿入したDNA配列の制限地図、 図5は、アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子のDNA配列、 図6は、図5のDNA配列の機能領域及びDNA配列由来の1文字コードのア ミノ酸配列、 図7は、図6のDNA配列の機能領域の概略図、 図8は、ゲノムクローンBnACC8のACC遺伝子の一部を有する種々のゲ ノム植物DNAのサザンブロット・ハイブリッド形成(クロスハイブリッド形成 )を示す。 本発明に基づくDNA配列の対立遺伝子変異型及び誘導体がアセチルCoAカ ルボキシラーゼをコードするとすれば、これらの改変DNA配列も本発明の範囲 内に含まれることは言うまでもない。この対立遺伝子変異型及び誘導体としては 、 本発明DNA配列の例えば欠失、置換、挿入、逆位又は付加が挙げられる。 アセチルCoAカルボキシラーゼの遺伝子はすべての植物に存在し、従って種 々の方法で植物から分離することができる。例えば、オリゴヌクレオチドプロー ブ又は特異的抗体により、ゲノム植物DNAライブラリから遺伝子が分離され、 或いはcDNAライブラリからそのcDNAが分離される。アケラ(kela)品種 のアブラナ(カブラ;Brassica na-pus)が特に適した植物材料であることが判 明した。 本発明においてはACC遺伝子を含むゲノムクローンの分離のための出発材料 として、ファージに組込んだアケラ品種のアブラナ(カブラ;Brassica napus) のゲノムの遺伝子ライブラリを使用した。PCR(Polymerase Chain React-ion ポリメラーゼ連鎖反応)で作成したハイブリッド形成プローブによって、この遺 伝子ライブラリのACC遺伝子を探索した。こうしてBnACC8の名称のゲノ ムクローンが分離された。これは13.7kbのXbaI断片にアブラナACC の完全な構造遺伝子(蛋白質コーディング領域(エキソン及びイントロン))を 含む。このゲノムクローンは番号DSM7384で寄託されている。 また夫々約20kb、15kb又は15kbのDNA断片に同じくアブラナA CCの構造遺伝子又はその一部を含むゲノムクローンBnACC3、BnACC 10及びBnACClが分離された。 13.7kbのDNA断片を適当なベクターでXbaI/ SmaI断片の形でサブクローン化し、配列を決定した。DNA配列から誘導さ れたアミノ酸配列とF.ロペス−カシラス(前掲書)の図2のネズミのACCア ミノ酸配列をコンピュータ解析により比較した。アミノ酸配列の相同性に基づき 、13.7kbのDNA断片はアセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を含むこ とが確認された。 また、BnACC3の約20kbのDNA配列の、約2kbのDNA断片の配 列を決定した。 図4にゲノムクローンBnACC3、BnACC8、BnACC10及びBn ACC1に挿入されたDNA断片の制限地図を示す。1種類の遺伝子に属するオ ーバーラップしたクローンBnACC3及びBnACC8を除き、2つの別のク ラスのゲノムクローンの1つの代表(BnACC10及びBnACC1)だけを 夫々図示した。黒く標識した範囲は、使用したプローブとハイブリッドを形成す るDNA領域を示す。DNA断片はクローニングベクター、ラムダ・フィクスTM II(Lambda FIX TMII)の切断部位により限定される。この切断部位を「Y」の 符号で示す。即ち一方の側のXbaI、SacI、NotI、SacI及びSa II又は他方の側のSalII、SacI、NotI、SacI及びXbaIで ある。BnACC8の13.7kbのDNA断片及びBnACCの約2kbのD NA断片の配列決定領域を白い帯で標識した。 慣用の方法を適用して、BnACC8の13.7kbのDNA断片の配列を決 定した。また、BnACC3の約20k bのDNA断片の第2のSaII切断部位から3’側方向に約2kbを、クロー ンBnACC8と重なるまで配列を決定した。2つのクローンは5’側領域で重 なる。配列比較によって長さ13.753kbのDNA配列が明らかになる。 BnACC8由来の13.7kbのDNA断片の11.9kbと、BnACC 3由来の約20kbのDNA断片の1904bpからなる、13.753kbの 完全なDNA配列を図5に再現する。DNA配列は、5’側末端に第2のSaI I切断部位から始まるBnACC3配列を包含し、3’側末端では678bpだ けEcoRI切断部位を超えて伸張する。BnACC8の13.7kbのDNA 断片の11.9kbのDNA配列は、図5の位置1905で始まる。 13.753kbのDNA断片にはアセチルCoAカルボキシラーゼ構造遺伝 子とプロモーターが含まれており、構造遺広子はBnACC8の13.7kbの DNA断片の11.9kbに既に存在する。この点については、図5のDNA配 列の機能領域を示す図6を参照されたい。調節要素例えばCAATボックス(位 置2283−2286)、TATAボックス(位置2416−2419)及びポ リアデニル化信号(位置13284−13289)にアンダーラインを付した。 位置1905から最初の約600bp(BnACC8の11.9kb)は既にプ ロモーターの一部をなす。先行する1904bpは全プロモーターを含み、Bn ACC3に由来する。ACCのATG開始コドンは位置2506に、それに属す るTGA停止コドンは位置13253にある。エキソン/イン トロン境界を黒地で示した。 配列中の黒地のエキソン領域に当該のアミノ酸配列を示した。PCR[ポリメ ラーゼ連鎖反応]によりエキソン/イントロン境界が決定されていない場合は、 他の生物体(ネズミ)のアセチルCoAカルボキシラーゼ(F.ロペス−カシラ ス、前掲書)との相似に基づいてこの境界を確定した。遺伝子の最初のエキソン は、開始コドンの「ATG」において、オープンリーディングフレームで始まる 。従って5’側非翻訳領域は黒地で示さない。最後のエキソンの標識は対応する 停止コドンで終るから、3’側非翻訳領域も標識しない。 図7にクローンBnACC8のACC配列の機能領域を再現する。エキソンを 黒地で示した。ATGは開始コドンを、MKMは保存されたビオチン結合部位を 、TGAは停止コドンを意味する。また3つのドメイン、即ちBC=ビオチンカ ルボキシラーゼ、BCCP=ビオチンカルボキシ担体蛋白質、CT=カルボキシ ル転移酵素が、配列に対して明確に割り当てられる。3つのドメインは他の生物 体のACCとの相同性に基づぎ確定された。 シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)、カブラ(Brassica napus)、エン バク(Avena sativa)、オオムギ(Hordeum vulgare)、イネ(Oryza sativa) 、ナツコムギ(Triticum aestivum)及びトウモロコシ(Zeamays)のゲノムDN Aとのクロスハイブリッド形成によって、本発明に基づくACC配列の一部は他 の植物のACC遺伝子の単離に適していることが確認された。図8では、DNA プ ローブとして、クローンBnACC8のSmaI/SacI断片(図4を参照) を使用した。種々の植物のゲノムDNAをEcoRIで切断し、サザンブロッテ ィングを行った。プローブの交差反応性が単子葉及び双子葉植物で観察される。 アセチルCoAカルボキシラーゼをコードする本発明のDNA配列とこのDN A配列の対立遺伝子及び誘導体とを、脂肪酸代謝の調節のために、(アンチセン ス又は過剰発現の形で)遺伝子工学的方法により植物に導入することができる。 図6の本発明DNA配列の例えば位置1905ないし3187、3188ない し8108及び11039ないし12846の配列を含むアンチセンス構造を、 植物のACCの活性を抑制するために利用することができる。特に、種子の適当 な調節要素(プロモーター)でACC遺伝子断片を制御することによりこれを行 うことができる。それによって、アセチルCoAの滞留を生じることができる。 なぜなら、この中間体はもはや脂肪酸代謝に入り込むことができないので、例え ば植物細胞の代謝に影響するからである。 1.アンチセンス構造によって細胞の脂肪酸生成を制止するならば、適当な調 節要素により「自殺遺伝子」を作ることができる。植物病の克服において、こう して過敏反応を解消させることができる。 2.その遺伝子産物がアセチルCoAを使用する補助遺伝子を付加することに より、アセチルCoAの滞留を阻止することができる。例えば、ポリヒドロキシ ブチレート(PHB)の合成の遺伝子(バイオリアーら;サイエンス[Piorier et al ,Science]1992年256号520-523頁)を、植物の特定の種類の組織/器官/細 胞、とりわけ貯蔵組織、例えば種子(内胚乳、子葉)、根、種々の種類の塊茎に 特異的に発現することができる。同時に植物の同じ部分でACCアンチセンス構 造を発現させれば、未消費のアセチルCoAをPHBの合成のために使用するこ とができる。 cDNA又はcDNA断片を合成するために、本発明のDNA配列からオリゴ ヌクレオチドが導かれる。完全なcDNAを分離するために、このcDNA又は その断片を単独で又はゲノムクローンの一部と組み合わせて利用することができ る。このcDNA又はcDNA断片をアンチセンス発現のために使用することも できる。 こうして個々のcDNA断片又は全cDNAを、例えば微生物のACC突然変 異体の遺伝的相補性付与のために使用することができる。その場合に微生物(大 腸菌の突然変異体fabE;ジルバートその他:細菌学雑誌[Silbert et al,J .Bakteriol.]1976年126巻1351-1354頁;ハーダーその他:国立科学アカデミー 会報[Harder et al,PNAS]1972年69巻 3105-3109頁及び酵母の変異体;シュ ヴァイツァーその他[Schweizer et al]1980年頃)は、非許容条件のもとで植 物のACCによって機能的に補われ、植物の酵素に直接依存する。こうして、A CC抑制物質の開発と最適化のための植物酵素及びテスト系を選択する可能性が 生まれる。またそれによって、除草剤として使用するための良好な作用物質と共 にACC酵素の耐性形態を、遺伝子(又は遺伝子の領 域)の突然変異誘発により開発又は選択することができる。 また多量の蛋白質又は蛋白質の一部を得るために、cDANを利用することが できる。この製造された蛋白質は、反応機構及び調節の研究のため、または酵素 又は酵素の一部の三次元構造を解明するために使用することができる。最後に挙 げた点は、例えば蛋白質構造への阻害剤の適合を可能にするので、特に「蛋白質 モデリング」(protein modelling)にとって重要である。 ACC遺伝子配列と、この配列の対立遺伝子及び誘導体は特に組換えベクター を用いて、とりわけ適当なプロモーターと共に植物に導入される。 すべての種類の植物をこの目的のために形質転換することができる。このこと に関連して、作物植物、園芸植物及び鑑賞植物が挙げられる。作物植物の中でカ ブラ(Brassica napus)、ダイコン(Brass1ca rapa)、ココヤシ、アブラヤシ 、ヒマワリ及びアマが特に好適である。 ACCをコードする本発明のDNA配列は、特定の除草剤に対する作物植物、 中でも特に穀草類の耐除草剤性を得るために使用することができる。とりわけよ く形質転換される植物としてトウモロコシ、コムギ、オオムギ、イネ及びライム ギが挙げられる。 ACC−DNA配列、並びにこの配列の対立遺伝子及び誘導体の遺伝子工学的 導入は、慣用の形質転換技術によって実施することができる。このような技術に は、直接的遺伝子導入、例えばマイクロインジェクション、エレクトロポレーシ ョン、粒子銃、ウイルスベクター、リポソームの媒介による導入、適当な組換え Tiプラスミド又はRiプラスミドの導入及び植物ウイルスによる形質転換等の 方法が包含される。 単子葉植物、例えばオオムギ、コムギ又はトウモロコシの細胞培養においては 、適当な除草剤で選択することによって形質転換の検証を行うことができる。ま た、ハイブリッド形成プローブとしてアブラナACC−DNAの例えばイントロ ン配列を用いて、サザンブロッティングにより検証することができる。 このようにして、本発明は上記の方法の1つにより製造し又は形質転換した植 物、植物部分及び植物製品にも関する。 下記の例は本発明を例示するためのものである。 例 例1:アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)のためのハイブリッド形成 プローブの作成 (a)縮重オリゴヌクレオチドの製造 種々のビオチン含有蛋白質の配列比較に基づいて、ACC配列の保存部分の合 成オリゴヌクレオチドが導き出された。この点については、ビオチン依存性酵素 及び近縁酵素のBCドメインのアミノ酸配列の配列比較を示す図1を参照された い。この図はコンドーその他、前掲書[Kondo et al,supra]の刊行物の図3に 由来する。左段の略称は次の意味を有する。 EACC =大腸菌のACC cACC =ニワトリのACC rPCCα=ネズミのプロビオニルCoAカルボキシラーゼのαサブユニット γPC =酵母のピルビン酸カルボキシラーゼ ECPSN=カルバモイルリン酸合成酵素のN末端の半量体 同じアミノ酸を枠で囲み、厳密に保存された残基を点で標識した。更に、保存 された配列を矢印と数字で図1に明示した。この配列は縮重オリゴヌクレオチド 3455及び3464の製造又は誘導のために使用された。 オリゴヌクレオチドをアプライドバイオシステムズ社のDNAシンセサイザー (380B型)で合成した。図2に再現する。2つのオリゴヌクレオチドは5’ −3’方向で表示されているから、図1と比較するときは、オリゴヌクレオチド 3464のアミノ酸配列を逆方向に読みとらなければならない。 縮重した遺伝コード及び個々の位置でのアミノ酸配列の可能な可変性に基づき 、オリゴヌクレオチドに種々の塩基を、例えばC又はT若しくはA又はGをオリ ゴヌクレオチド3464に組入れた。またすべてのヌクレオチドとの相互作用を 開始することができ、従って非特異的塩基とみなされるIを導入した。 (b)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR) 1μgのPolyA+RNAから出発して、トリ骨髄芽細胞症ウイルス(AMV) 逆転写酵素により、37℃の温度で30分間、オリゴヌクレオチド3464をプ ライマーとしてcD NA合成を行った。温度95℃で5分間加熱して逆転写酵素を不活性化した後、 同じ反応調合物で各プライマー(3455及び3464)の最終濃度50pmo l及びアンプリ・タクTM[Ampli-Taq TM]ポリメラーゼ(パーキン・エルマー・ セタス[Perkln Elmer Cetus])4単位でポリメラーゼ連鎖反応を行った。反応 は下記の条件で行った。 a)緩衝条件:トリス−HCl 10mM、pH値8.0;KCl 50mM ;MgCl2 1.5mM;0.01%ゼラチン及びdNTP 5mM。 b)反応温度:最初の変性のために温度92℃で3分、次に夫々変性のために 温度92℃で2分、オリゴヌクレオチドのアニーリングのために温度51℃で2 分、DNAの増幅のために温度72℃で2.5分、最後に最終合成生成物の完全 な合成を得るために温度72℃で2.5分を含む温度サイクル30回。 c)増幅生成物のクローン化 PCR生成物の突出した一本鎖DNA部分をクレノウ重合酵素で埋め(サムブ ルックら:分子クローニング−試験便覧、2版、コールドスプリング・ハーバー ・ラボラトリー・プレス、ニューヨーク[Sambrook et al,Moleclar Cloning-A Laboratory Manuat,2nd ed. Cold Spring Harbor Labo-ratory Press,New Yo rk](1989年))、続いてポリヌクレオチドキナーゼでリン酸化した(サムブルッ クら、前掲書)。PCR生成物の精製は、サムブルックらの前掲書による標準手 順に従ってアガロースゲル電気泳動、ゲル溶出、フェノ ール/クロロホルムによる精製及び最後のイソプロパノールによる沈殿により行 った。こうして精製したDNAを、SmaIで切断したpブルースクリプトTM[ pBluescript TM]ベクターDNAに連結し、クローン化した。 d)DNA配列決定 pブルースクリプトTMで作成したサブクローンのDNA配列及びエキソヌクレ アーゼIIIにより欠失を作ったDNA配列(例2を参照)(サムブルックら、前 掲書)の決定のために、サンガーら:国立科学アカデミー会報[Sanger et al, Proc.Natl.Acad.Sei.]74巻5463-5467頁(1977年)の方法により配列決定し た。配列データを「ウィスコンシン大学遺伝学コンピュータグループ」のコンピ ュータ・ソフトウエア(デバルーその他:核酸研究[Devereux et al,Nucl.Ac ids Res.]12巻387-395頁(1984年))により解析した。相同性研究は、プログラ ム「ベストフィット(Best-fit)」を用いて行った。 e)PCRによる特異的ハイブリッド形成プローブの合成 アブラナ(カブラ;Brassica napus)の未熟な種子(発生後約2−3週)のpo lyA+−RNAから出発して、cDNA第1鎖の合成の後に、PCR反応により DNA断片を増幅した。そのために必要なオリゴヌクレオチドは、とりわけニワ トリと大腸菌のACCの相同性比較(図1)に基づいて合成した。計算上はこの (縮重した)オリゴヌクレオチドにより、86個のアミノ酸をコードする長さ2 60bpの生成物を増幅すべきである。得られた混合生成物からこの大きさの 生成物を分離し、pブルースクリプトでクローン化し、DNA配列決定により同 定した。他の非特異的なPCR生成物のほかに、予想された260bpの大きさ を持ち、アミノ酸86個のオープンリーディングフレームを有する生成物をクロ ーン化することができた(図3a)。オリゴヌクレオチドの領域の相同性も計算 に含めれば、この生成物はネズミのACCと比較して同じアミノ酸が77.9% あり、88.4%の相同性を有する(図3b)。増幅された配列のみで、即ち誤 対合も許容するオリゴヌクレオチド領域を含めずに、同一性又は相同性を計算し た場合にも、ネズミとアブラナのACCの蛋白質配列の間にはなお73.2%の 同一のアミノ酸又は85.9%の相同性の値が出てくる。これらの数字が示すと ころでは、クローン化したPCR生成物はアブラナACCの一部をコードし、従 って特異的ハイブリッド形成プローブとして使用することができる。位置304 及び389(図3b)のアミノ酸の間のネズミACCとの相同状態に基づき、ク ローン化したPCR断片は長さ6000bp以上のcDNAだけを認識すること が予想された。 例2:ACCをコードするDNA配列を持つゲノムクローンの特性決定 ラムダ・フィクスTMIIベクター(ストラタジーン社)を用いて構築したアケラ 品種のアブラナ(カブラ;Brassica napus)の遺伝子ライブラリから、例2で述 べるクローン化したPCR断片によって、10個のゲノムクローンが分離され、 特性が決定された。これらのゲノムクローンは、その制 限地図に基いて3つのクラスに分けられる。図4は、ゲノムクローンBnACC 3、BnACC8、BnACC10及びBnACC1の制限地図を示す。最も頻 繁に現れるクラスに属するクローンBnACC8は、13.7kbの大きさのD NA断片を含む。このDNA断片は、アブラナのACCの完全な構造遺伝子を包 含する。このDNA断片を、pブルースクリプトTMを用いてXbaI−SmaI 断片の形でサブクローン化し、配列を決定した。また、BnACC3の約20k bのDNA断片の約3.2kbのSalI−Smal DNA断片をサブクロー ン化し、その内の約2kbをSalI切断部位から3’側方向に配列決定した。 9頁16行及び請求項9で言及した微生物BnACC8は1993年1月8日 にDSMドイチェ・ザンムルング・フォン・ミクロオルガニスメン・ウント・ツ ェルクルトゥーレン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクター・ハフトゥン グ[ドイツ微生物・細胞培養コレクション有限責任会社](D38124ブラウ ンシュヴァイク、マシェローダー・ヴェーク1B)[DSM Deutsche Sammlung vo n Mikroorganisumenund Zellkulturen GmbH,Mascheroder Weg 1B,D-38124Brau nschweig]に寄託番号DSM7384で寄託された。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.植物アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列並びにこの DNA配列の対立遺伝子及び誘導体。 2.アブラナ(カブラ;Brassica napus)から分離したことを特徴とする請求 項1に記載のDNA配列。 3.13.7kbの大きさを有し、アセチルCoAカルボキシラーゼの完全な 構造遺伝子及びプロモーターの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1 又は2のいずれか1項に記載のDNA配列。 4.アセチルCoAカルボキシラーゼをコードする植物DNA配列またはこの DNA配列の対立遺伝子もしくは誘導体を含むゲノムクローン。 5.前記DNA配列をアブラナ(カブラ;Brassica na-pus)から分離したこ とを特徴とする請求項4に記載のゲノムクローン。 6.前記DNA配列が13.7kbの大きさを有し、アセチルCoAカルボキ シラーゼの完全な構造遺伝子及びプロモーターの少なくとも一部を含むことを特 徴とする請求項4又は5のいずれか1項に記載のゲノムクローン。 7.ゲノムクローンBnACC8(DSM7384)。 8.アセチルCoAカルボキシラーゼの完全な構造遺伝子もしくはその少なく とも一部、またはこのDNA配列の対立遺伝子もしくは誘導体を含むゲノムクロ ーンBnACC1、BnACC3及びBnACC10。 9.前記構造遺伝子のDNA配列がアブラナ(カブラ;Brassica napus)から分離されたことを特徴とする請求項8に記載のゲノムクロ ーン。 10.少なくとも前記ゲノムクローンBnACC3が、アセチルCoAカルボ キシラーゼの構造遺伝子のプロモーターのDNA配列を含むことを特徴とする請 求項9に記載のゲノムクローン。 11.図5に記載したアセチルCoAカルボキシラーゼの構造遺伝子及びプロ モーターを含むことを特徴とするDNA配列。 12.請求項1ないし3のいずれか1項もしくは請求項11に記載のDNA配 列又は請求項4ないし10のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するD NA配列を、遺伝子工学的に導入する、耐除草剤性を有する植物、植物部分及び 植物製品の製造方法。 13.請求項1ないし3のいずれか1項もしくは請求項11に記載のDNA配 列又は請求項4ないし10のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するD NA配列を、遺伝子工学的に導入する、油脂及び脂肪酸の生産に関して質および 量が変更した植物、植物部分及び植物製品の製造方法。 14.マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、粒子銃、適当な 組換えTiプラスミド又はRiプラスミドの転移、リポソームに媒介された転移 又は植物ウイルスによりDNA配列を導入することを特徴とする、請求項12又 は13に記載の方法。 15.耐除草剤性を植物に付与するための、請求項1ない し3のいずれか1項もしくは請求項11に記載のDNA配列又は請求項4ないし 10のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するDNA配列の使用。 16.植物の油脂及び脂肪酸生産に関して質および量を変化させるための、請 求項1ないし3のいずれか1項もしくは請求項11に記載のDNA配列又は請求 項4ないし10のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するDNA配列の 使用。 17.請求項12又は13及び14に記載の方法により製造した植物、植物部 分及び植物製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP,US (72)発明者 シェール、ジェフ ドイツ連邦共和国、デー ― 50829 ケ ルン、カール ― フォン ― リネ・ベ ーク 12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列並びにこのDN A配列の対立遺伝子及び誘導体。 2.植物から分離したことを特徴とする請求項1に記載のDNA配列。 3.アブラナ(カブラ;Brassica napus)から分離したことを特徴とする請求 項2に記載のDNA配列。 4.13.7kbの大きさを有し、アセチルCoAカルボキシラーゼの完全な 構造遺伝子とプロモーターの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1な いし3のいずれか1項に記載のDNA配列。 5.アセチルCoAカルボキシラーゼをコードするDNA配列またはこのDN A配列の対立遺伝子もしくは誘導体を含むゲノムクローン。 6.前記DNA配列が植物から分離されたことを特徴とする請求項5に記載の ゲノムクローン。 7.前記DNA配列がアブラナ(カブラ;Brassica na-pus)から分離された ことを特徴とする請求項6に記載のゲノムクローン。 8.DNA配列が13.7kbの大きさを有し、アセチルCoAカルボキシラ ーゼの完全な構造遺伝子とプロモーターの少なくとも一部を含むことを特徴とす る請求項5ないし7のいずれか1項に記載のゲノムクローン。 9.ゲノムクローンBnACC8(DSM7384)。 10.アセチルCoAカルボキシラーゼの完全な構造遺伝 子のDNA配列もしくは少なくともその一部、またはこのDNA配列の対立遺伝 子もしくは誘導体を含むゲノムクローンBnACC1、BnACC3及びBnA CC10。 11.前記構造遺伝子のDNA配列が植物から分離されたことを特徴とする請 求項10に記載のゲノムクローン。 12.前記構造遺伝子のDNA配列がアブラナ(カブラ;Brassica napus)か ら分離されたことを特徴とする請求項11に記載のゲノムクローン。 13.少なくとも前記ゲノムクローンBnACC3が、アセチルCoAカルボ キシラーゼの構造遺伝子のプロモーターのDNA配列を含むことを特徴とする請 求項12に記載のゲノムクローン。 14.図5に記載したアセチルCoAカルボキシラーゼの構造遺伝子及びプロ モーターを含むDNA配列。 15.請求項1ないし4のいずれか1項もしくは請求項14に記載のDNA配 列、又は請求項5ないし13のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来する DNA配列を、遺伝子工学的方法で導入する、耐除草剤性を有する植物、植物部 分及び植物製品の製造方法。 16.請求項1ないし4のいずれか1項もしくは請求項14に記載のDNA配 列又は請求項5ないし13のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するD NA配列を、遺伝子工学的方法で導入する、油脂及び脂肪酸生産に関して質およ び量を変化させた植物、植物部分及び植物製品の製造方法。 17.マイクロインジェクション、エレクトロポレーショ ン、粒子銃、適当な組換えTiプラスミド又はRiプラスミドの転移、リポソー ムに媒介された転移又は植物ウイルスによりDNA配列を導入することを特徴と する、請求項14又は15に記載の方法。 18.耐除草剤性を植物に付与するための、請求項1ないし4のいずれか1項 もしくは請求項14に記載のDNA配列又は請求項5ないし13のいずれか1つ に記載のゲノムクローンに由来するDNA配列の使用。 19.植物の油脂及び脂肪酸生産に関して質および量を変化させるための、請 求項1ないし4のいずれか1項もしくは請求項14に記載のDNA配列又は請求 項5ないし13のいずれか1項に記載のゲノムクローンに由来するDNA配列の 使用。 20.請求項15又は16及び17の方法により製造した植物、植物部分及び 植物製品。
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