JPH08509379A - 敗血症の原因を検出する方法及び装置 - Google Patents

敗血症の原因を検出する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 ここに開示される方法及び装置はカテーテルを患者から取り外すことなくカテーテルが患者の感染症の原因となているか否かを検出するためのものである。装置はワイヤ状ハンドルと、ブラシと、これらを覆うように設けられた微生物遮蔽性保護バッグとを持つ。使用時、装置はカテーテルに接続され、ブラシはカテーテル内を前進すると同時に保護バッグから取り出される。次いで、装置はカテーテルから取り出されると同時に保護バッグに戻される。保護バッグはキャップされ、このため採取フィブリンのサンプルあ適正な加湿状態に保たれて、微生物の生存状態が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】 敗血症の原因を検出する方法及び装置 発明の背景 1.関連事件: 本願は1993年4月23日に出願された米国特許出願第08/051,420の一部継続出願 である。 2.発明の分野 本発明は患者からカテーテルを必ずしも取り外すことなく該カテーテルが患者 の敗血症の原因になっているか否を検出するための方法及び装置に関する。 3.背景技術 多年にわたって、中心静脈カテーテルは危機的な医療処置現場で広く用いられ ている。これらカテーテルは互いに異なっているが然しそれぞれ等しく重要な多 くの機能を果たすべく共用され、それら機能の中には、(a)中心静脈圧を測定 する機能、(b)流体容量を監視して修正する機能、(c)1つ若しくはそれ以上 の治療物質を同時に施す機能、(d)静脈内(“IV”)アクセスのための安全な 場所を提供する機能及び(e)血液療法を導入する機能が含まれる。また、その ようなカテーテルは長期にわたる処置、例えば化学療法及び非経口栄養摂取(所 謂“ヒックマンカテーテル(Hickman catheter)”)にも利用される。 静脈カテーテルは患者にその末梢部から橈側皮静脈又は尺側皮静脈を通して挿 入されか、若しくは患者にその中心部から内頸静脈、外頸静脈、鎖骨下静脈又は 伏在静脈を通して挿入される。どのような挿入を行うかを決めることは多くの要 因に基づくが、しかし何れ の挿入であっても、一般的には、患者には少なくとも或る程度の不快感及び苦痛 が伴い、また或る程度の適切な熟練が必要とされ、しかもかかる挿入のそれぞれ には本来的な或る程度のリスク及び犠牲が伴う。従来では、静脈カテーテルに加 えて、腹膜カテーテル、ホォーリーカテーテル(Foley catheter)のような尿道 カテーテル及び動脈カテーテルがある。 種々の研究によれば、静脈カテーテルの約4−15%は二次感染の原因となって いる。平均して、敗血症の伴うケースの約60%においては、カテーテルは敗血症 の原因として問題外であるとはされ得ず、カテーテルが敗血症の原因とされる場 合には、該カテーテルは後で詳述するような判定のために取り外される。たとえ カテーテルの僅かなパーセントだけが二次感染の原因であるとされる場合であっ ても、病院では、起こり得るカテーテル敗血症(即ち、カテーテルの身体挿入ラ イン内での感染)のためにカテーテルを連続的に監視することが要求され、その ようなカテーテル敗血症は患者の治療に際して合併症を引き起こして状態を悪化 させるか、若しくは死に到らしめることさえある。 カテーテル敗血症を検出するために使用されている現在の診断技術については 問題がある。感染がカテーテルによって引き起こされたと医師或いは看護婦が疑 いを持った場合には、その疑わしいカテーテルは取り外されて新たなカテーテル と交換される。問題となった疑わしいカテーテルの先端部は殺菌状態下で外され て、汚染試験のために実験室に送られる。もしカテーテルが汚染されているもの と判明したとき、医師はそのような汚染のための基準医療手順に従って処置を施 し得る。 このような手順は“先端部培養(tip culture)”と呼ばれ、多くの不利点が 伴う。第1の不利点としては、カテーテルの僅かなパー セントだけが汚染されているという理由で、患者が不必要なカテーテルの取外し のために付加的な不快感及び苦痛を屡々経験することになるという点が挙げられ る。また、新たなカテーテルの挿入には付加的な感染、例えば出血感染及び気胸 感染のリスクが伴い得る。更に、非汚染カテーテルの取外しは医療コストを増大 させることになる。 米国特許第4,368,272号には、従来技術の一例として、歯の微生物を特定して 突き止める従来方法が開示され、この方法によれば、殺菌ビロード材料を備えた ストリップが歯に接触させられて培養される。 また、別の従来技術の例として、米国特許第4,397,945号には注射器、洗浄器 等内の内容物に感染があるか否かを試験するための試験方法及び装置が開示され 、そこでは注射器、洗浄器等内の内容物の一部を採取するサンプリング装置が用 いられる。 更に、従来技術の中には、細胞学的ブラシもあり、このブラシは分析用の細胞 を収集するために使用される。そのようなブラシが今までに微生物感染のサンプ リング・システムで使用されたということはないと考えられる。 本発明者によって以前に開発された従来技術の方法については、外科感染(In fection in Surgery)という1989年5月号刊行物の157-160頁のマークス,スタ ン(Markus,Stan)及びバァディー,ステファン(Buday,Stephen)氏による論 文“留置中心静脈カテーテルの本来の位置での培養(Culturing Indwelling Cen tral Catheters In situ)”に開示され、またその1989年5月号外科感染の156; 161-162頁のビィーム,トーマス(Beam,Thomas)氏による批評論文“血管アク セス,カテーテル及び感染(Vascular Access,Catheters and Infections)” にも開示されている。マークス氏等の論文には中心静 脈カテーテルがその本来の位置でカテーテル敗血症の原因となっているか否かを 評価する方法及び装置が教示されている。この装置は細いワイヤからなり、該ワ イヤの一端若しくはその付近にストップ或いは個別のハンドルが設けられ、その 他端にはブラシが設けられる。かかる装置はそれがカテーテルの端部を抜けて突 出しないように設計されている。ブラシはカテーテルのその長さに適合するよう に設計され、金属ストッパにより、ブラシがカテーテルの先端を越えて突き抜け ないようにされ、このためサンプリング中にブラシが静脈壁を損傷しなようにさ れている(158頁の図2参照)。 従って、留置カテーテルによる感染の事実を判別しかつ従来の欠点を伴わない 更に優れた方法及び装置に対する要望がある。 発明の概要 ここに開示された方法及び装置によれば、カテーテルの身体挿入ライン内での 感染の事実を検出するために利用されていた従来の先端培養試験技術に伴う不利 点及び制限が克服される。 本発明の目的は患者からカテーテルを取り外すことなくカテーテルの身体挿入 ライン内での感染微生物の繁殖があるか否かを検出する方法及び装置を提供する ことである。 また、本発明の目的は医師若しくは看護婦が疑わしいカテーテルを容易に監視 し得るようにすることによってカテーテル内の感染による罹病率を大幅に減少さ せ得る方法及び装置を提供することである。 本発明の更に別の目的は不必要なカテーテルの取外し及びそれに伴うカテーテ ルの廃棄を伴うことなく感染を検出するコスト効率の良い方法及び装置を提供す ることである。 本発明の更なる目的は疑わしいカテーテルを取り外してそれを新 たなカテーテルに交換することよって引き起こされる不要な患者の苦痛及び不快 感を回避することである。 本発明のかかる目的及びその他の目的は患者からカテーテルを取り外すことな くカテーテル内の感染を検出する方法及び装置により得られる。本発明はカテー テル内の感染を検出するための方法であり、この方法は(i)カテーテルの内部 に適合してその内部及び外部から感染微生物を収集するようになった試料収集手 段を提供する段階と、(ii)カテーテル及びその先端の外部に伴われた微生物を 収集すべく試料収集手段をカテーテル内に挿入する段階と、(iii)カテーテル を通して試料収集手段をその静脈内端部に向かって前進させ、この前進を該試料 収集手段の一部がカテーテル端部を抜け出でるまで続行させて、該一部をカテー テル端部の外側に接触させることにより、カテーテル内部からだけでなくその外 側からもサンプルを採取する段階と、(iv)試料収集手段を殺菌状態下でカテー テルから取り出して、該試料収集手段上に微生物試料を得る段階と、(v)微生 物試料を培養して感染微生物の有無を判別しかつそれを特定する段階とを包含す る。 本発明による別の実施形態にあっては、試料収集手段は可撓性遮蔽バッグから なる殺菌容器内に配置され、該可撓性遮蔽バッグの一端にはルーア−ロック(lu er-lock)式コネクタが設けられ、そのルーア−ロック式コネクタにはキャップ が被され、このキャップにもルーア−ロック式接続部が設けられる。キャップが 取り除かれると、可撓性遮蔽バッグの端部に設けられたルーア−ロック式コネク タはカテーテルの標準ルーア−ロック式接続部に連結される。次いで、試料収集 手段は上述したようにカテーテルを通して前進させられる。しかしながら、試料 収集手段はそれがカテーテル内に完全に挿入されるまで可撓性遮蔽バッグ内に留 められる。次に、試料収集手段は カテーテルから引き出されるが、このとき決して外気に晒されることはない。か くして、試料収集手段は被試料採取カテーテル以外の何物にも汚染されることは ない。試料収集手段の引出しが完了すると、その端部は可撓性遮蔽バッグ内に保 管され、これにより回部からの汚染が阻止される。また、可撓性遮蔽バッグの端 部をキャップで閉鎖することにより、その内部がシールされて、湿気の損失が阻 止される。その結果、カテーテルから採取された試料は湿気状態に保たれ、この ため該試料が乾燥されることはない。このようにして、微生物が居た場合でも、 サンプルの生存能力が保存される。 試料収集手段はカテーテルの内側及びその先端外部に付着したフィブリンを収 集し、そのフィブリンはそこに混入した細菌を含んでいるとすると、それは培養 されて特定され得る。フィブリンは捉えられた微生物サンプルと共に薄く延ばさ れ、これは当該分野で周知の殺菌状態下で行われる。また、かかるサンプルから 成長した培養菌は周知の微生物学的技術によって特定され得る。 更に、本発明による装置の一実施形態にあっては、それはループ状ハンドルと 、カテーテル内で試料を収集する試料収集手段とを包含する。好ましくは、試料 収集手段は細い合成毛からなるブラシとされる。毛の長さについては、ブラシの 一端部側で長くされ、それらの長い毛はカテーテルの端部の外に突出して該端部 の外側でサンプルを採取する。ブラシの先端については鈍化処理或いは丸み付け 処理等が施され、たとえブラシが静脈壁に接触したとしても、静脈壁が損傷を受 けないようにする(或いは装置が別のタイプのカテーテルに用いられた場合には ブラシが接触し得るその他の組織壁を損傷しないようする)。ハンドルは撚りワ イヤループからなり、この場合には装置が所定の限られた量だけカテーテルを通 って前進し、このため装置がカテーテルの近位端を越えて該カテーテル内に入り 込むような事態は阻止される。このような構成によれば、カテーテル若しくは静 脈内でのブラシの紛失に伴うその損壊の可能性は阻止される。 本発明の現段階での好ましい実施形態にあっては、装置は更にカバーを包含し 、一層好ましくは該カバーは細長の殺菌バッグの形態とされ、それは装置全体を 覆うようになっていて、その挿入開口端はルーア−ロック式組立体でもってシー ルされ、該ルーア−ロック式組立体には該挿入開口端を覆うようになったルーア −ロック式キャップが含まれる。細長形態のバッグの他端は装置のハンドルの端 部に取り付けられてもよいが、しかし必ずしもそのような取付が必要という訳で はない。かかるバッグのために多くの利点が得られ、しかも装置の使用が一層容 易となりかつ一層安全なものとなる。そのようなバッグによれば、装置はその使 用準備段階となるまで殺菌状態下に保たれる。装置がユーザによって使用準備段 階に入ったときに、ルーア−ロック式キャップが外され、そのルーア−ロック式 継手はサンプル収集装置を汚染させる虞れなしにカテーテル組立体のルーア−ロ ック式接続部に連結させられる。カテーテルに接続されると、サンプル収集装置 はカテーテルを通して前進させられて、サンプルの採取に必要とされる程度まで 該カテーテルに挿入させられる。その後、装置はカテーテルから引き出され、キ ャップがバッグに戻されて装着される。このようにして、装置は汚染から保護さ れ、また装置及びそれによって得られた培養菌は湿気状態に保たれてその生存能 力が維持される。 本発明による装置は多くの種々のタイプのカテーテル、即ち留置静脈カテーテ ル、ホォーリーカテーテル、ヒックマンカテーテル、非経口導入用カテーテル、 動脈カテーテル等を含む種々のものと共に使用することができる。 図面の簡単な説明 本発明の種々の目的については、以下の図面を参照して説明することにする。 図1は従来の中心静脈カテーテルを示す図である。 図2は従来のフィブリン採取装置の実施形態を示す断面図である。 図3はカテーテルの内部及びその先端の外部でサンプリングを行うことにより 感染の事実を判別する方法を示すフローチャートである。 図4はカテーテルの内部及びその先端の外部でサンプリングを行うことにより 感染の事実を検査する方法の更に詳細なフローチャートである。 図5は本発明による微生物学的フィブリン採取ブラシの一実施形態を示す側面 図である。 図6は本発明による微生物学的フィブリン採取ブラシの別の実施形態を示す側 面図である。 図7は図5の実施形態の側面図とカテーテルの概略図となる図である。 図8は図7に示したカテーテルとブラシの概略側面図であって、ブラシがカテ ーテル内に挿入された状態を示す図である。 図9は図7に示したカテーテルとブラシの概略側面図であって、ブラシがカテ ーテル内に完全に挿入された状態を示す図である。 図9aは図9に示したブラシとカテーテルの右端面図である。 図10は図7に示したカテーテルとブラシの概略側面図であって、ブラシがカ テーテルから取り出される状態を示す図である。 図11は本発明の別の実施形態を取り外されたキャップと共に示す斜視図であ って、本発明がどのようにしてカテーテルに接続されるかを示す図である。 図12は図11に示した実施形態の別の斜視図であって、カテーテルに接続さ れた本発明とそのカテーテルに通されたブラシとを示す図である。 図13は図11に示した実施形態の更に別の斜視図であって、本発明とそこに 装着されたキャップとを示す図である。 発明の詳細な説明 カテーテルが患者の感染の原因となっているか否かを検出するのに有用な方法 及び装置について述べる。本発明の好ましい実施形態については、装置(以下の 記載では培養ブラシとして言及される)の使用によってカテーテル内の感染を検 出するためのユニークな方法として最良の形態で説明され、このような方法によ れば、疑わしいカテーテルが患者の感染の原因となっていると判別されない場合 には、該カテーテルを患者から取り外すことは必ずしも必要とされない。かかる 方法及び装置によれば、カテーテルの身体挿入ライン内の感染検査を行う従来の 先端培養方法の使用に伴う多くの不利点が排除される。ここで注意されるべき点 としては、本発明が中心静脈カテーテルに対する使用だけに限定されることはな く、任意の流体を搬送するチャンネルの検査に広く応用し得るという点である。 図1には従来の中心静脈カテーテルの実施形態が示される。このカテーテルは 中央ライン1を具備し、この中央ライン1は可撓性ハブ2に接続される。中央ラ インは管状構造とされ、その近位端は入口3とされて可撓性ハブ2に接続される 。中央ライン1の遠位端には少なくとも1つの出口4が配置される。図1におい ては、参照符号4a、4b及び4cで示された出口が設けられ、これら出口で治 療流体が流出させられて患者の静脈に注入される。参照符号5a、5b及び5c で示される複数の中空管によって、静脈内投与物供給 部7と可撓性ハブ2との間が連通させられ、これにより患者の静脈内への治療流 体の投与が行われる。 図2を参照すると、上述したマルカス(Marcus)氏等の論文で説明された従来 の培養ブラシの実施形態が図示されている。この培養ブラシ10の全長は18セン チメートルであり、その公差は0.50センチメートルである。 ブラシ先端部12はステム13と、多数の毛14と、端部11とを包含する。 ステム13は直径0.010インチのステンレススチール製のワイヤである。多数の 毛14はステム13から半径方向に突出して、カテーテルの身体挿入ラインの内 側表面に堆積したフィブリンを収集する。多数の毛14の各々についてはナイロ ン材料例えばTynex(登録商標)或いはその他の適当な毛材料から形成され、そ の直径は0.005インチである。ブラシ全体の直径は5±0.5ミリメートルであり、 その長さは13±1ミリメートルである。ステム13はばね鞘16を貫通してハン ドル15に固着される。 図5には本発明による好ましい実施形態が示され、それはステンレススチール 製の可撓性撚りワイヤ20からなり、その一端にはブラシ22が設けれる。撚り ワイヤ20の他端にはループ状ハンドル24が設けられ、それはステンレススチ ール製の非撚り部分で形成される。端部21は安全のために鈍らされるか、或い は丸みが付けられる。本実施形態では、ワイヤの好ましい寸法としては、直径は 0.038±0.003インチであり、全長は12、14或いは18インチであり、その長さにつ いてはワイヤが用いられるカテーテルのサイズに応じて決められる。毛は0.003T ynexであってよいが、好ましくは0.0025インチ幅のナイロンとされる。長い方の 毛25はその直径Dが3ミリメートルとされ、ブラシの長さ方向に沿って約2ミ リメートル幅にわたって延在する。短い方の毛26はその直径D′が1.5ミリメ ートルとされ、ブラシの全長約8ミリメートルのうちの約6ミリメートルにわた ってブラシの長さ方向に延在する。毛の長さについて別の局面から説明すると、 長い方の毛は十分な長さを有し、その有効直径(即ち、長い方の毛を端部側から 観察した際の外見上の直径)はカテーテルの直径よりも大きくされる。換言すれ ば、かかる毛の長さはカテーテルの半径よりも長くされる。短い方の毛の有効直 径はカテーテルの内径にほぼ等しくされる。換言すれば、短い方の毛の長さはカ テーテルの内半径にほぼ等しい。 図6には本発明の別の実施形態が示され、それはステンレススチール製の可撓 性撚りワイヤ30からなり、その丸み付けされた一端31にはブラシ32が設け られる。また、ワイヤにはステンレススチール製のストップ手段34も設けられ 、これによりブラシがカテーテルを貫通して大幅に突き抜けないようにされる。 ブラシ32も同様に長い方の毛33と短い方の毛35とから構成される。 本発明による装置については、種々の異なった長さのカテーテルのために付加 的な長さを必要としてもよい。標準形の留置静脈カテーテルでは、その長さとし ては、15、20及び30センチメートルが要求される。また、標準形のヒックマンカ テーテルでは、その長さとして、36インチが要求される。当業者には明らかなよ うに、ブラシの長さ及びその直径については、必要とされる種々のカテーテルに サイズに適合するように変更される。 図3には中心静脈カテーテルの中央ラインの身体挿入部に感染があるか否かを 判別する手順が示されている。先ず、最初の段階は図5又は図6に示したような 培養ブラシを用意することである(ステップ1)。ブラシがカテーテル内を前進 させられてその先端部を丁度突き抜け得るように適正なサイズのブラシが選ばれ なければならい。次いで、患者側で準備が行われ、患者は布で覆われ、一方医者 は殺菌した手袋を嵌める。次に、IVが断たれる。続いて、カテーテルの先端が 殺菌される。引続き、培養ブラシがカテーテルの可撓性ハブ内に挿入される(ス テップ2)。培養ブラシに力を加えることにより、そのブラシ先端部は身体に挿 入された中央ラインの入口を通過してカテーテルの先端部に向かって進む(ステ ップ3)。その結果、ブラシ先端部の多数の毛がカテーテルの身体に挿入された 中央ラインの内側表面と接触させられる。ブラシ先端部がカテーテルの先端部に 近づくと、、ハンドルのためにブラシ先端部がカテーテル先端部を丁度突き抜け た状態となる。というのは、ハンドルの直径がカテーテル端の直径よりも大きい からである。図5及び図6に示す実施形態にあっては、ループ状ハンドル24及 びストップ手段34がカテーテル端で同様な目的を果たすことになる。その後、 培養ブラシはカテーテルの身体挿入ラインから取り出され(ステップ4)、この ときカテーテルの内面及びその外側先端部で収集されたフィブリンのサンプルが ブラシによって伴われて来る。このフィブリンにはカテーテル内に存在し得るか もしれない微生物学的汚染物試料が含まれる。殺菌状態下でブラシを培養基に適 用することにより、ブラシ先端部が培養される(ステップ5)。別の態様として 、ブラシを殺菌容器内に収容して培養実験室に送ってもよい。次いで、IVが再 接続されて再開される。 図4を参照すると、本発明の別の実施形態が図示される。最初の段階では、培 養ブラシが用意される(ステップ1)。次いで、培養ブラシの先端部を先頭にし て該ブラシを上述した身体挿入ライン内に挿入し得るように、カテーテルが静脈 内投与物供給部から外される(ステップ2)。必ずしも必要という訳ではないが 、培養ブラシに対する抵抗を軽減させるために、身体挿入ラインを真っ直ぐに保 持することは得策である。第3の段階では、カテーテルの可撓性ハ ブがアルコールでもって拭われて、ブラシの挿入前にカテーテルが殺菌される( ステップ3)。次いで、図3のステップ2−5が行われるが、しかしブラシ先端 部の培養前に、カテーテルが静脈内投与物供給部に再接続されて、静脈内投与物 の供給が再開される(ステップ4−8)。 更に、図7−10にも本発明による方法が図示されている。図7にはブラシ4 0及びカテーテル42が概略的な形態で示される。図8にはブラシ40が示され 、このブラシは矢印で示される方向Aに沿ってカテーテル42内に挿入される。 注目すべき点は、大きい方の毛44が折り曲げられているのに対して、小さい方 の毛46がカテーテルの内側表面にほぼ接触するような大きさとされていること である。図9に示すように、大きい方の毛44がカテーテル42の端部48の外 側に置かれて、ブラシ40のハンドル49がカテーテルの他方の端部43に当接 し、これによりブラシがカテーテルを抜けて更に押し出されないようにされる。 このような位置において、大きい方の毛44はカテーテル42の端部48の外側 部分で試料採取を行うことができる。次いで、ブラシ40は図10に示すように 方向A′に沿ってカテーテルから取り出され、このときカテーテルの端部の外側 部分とその内側表面から収集されたフィブリンのサンプルがブラシによって伴わ れて来る。図9aには図9に示したカテーテル及びブラシの端面が図示され、詳 しくはハンドル49、カテーテル42、大きい方の毛44がカテーテルの外側に 位置し、小さい方の毛46がカテーテルの内側に位置することが分かる。 培養基中に感染微生物が存在すると判別された場合には、カテーテルを取り外 して交換することが可能であり、また感染微生物を特定することも可能であり、 一方患者は必要な抗生物質等で処置される。感染がないと判別された場合には、 カテーテルを取り外す必要 はなく、一方その他の感染源の調査を行うことができる。 図11−13には本発明の別の実施形態が示され、それは全体的に要素49と して言及される。本実施形態は上述したようなタイプのブラシ50を具備し、こ のブラシは上述したような毛配置構造を備えてよく、この場合には端部側の毛5 2はそこに隣接した毛54よりも長くされるが、しかしブラシの毛の全てを同じ 長さとすることも可能である。この実施形態では、殺菌し得るようになったプラ スチック製のバッグ56が設けられ、このバッグはルーア−ロック(luer-lock )式継手装置58に連結され、このルーア−ロック式継手装置は中空管状延長部 59又はその他の同様な取付手段及びキャップ60を備え、このキャップには好 ましくはルーア−ロック式継手装置58に対する接続のためにルーア−ロック式 取付部が設けられ、これによりかかる装置組立体のその他の部分への安全でしか も殺菌状態下でのキャップの接続が得られる。バッグ56はゴムリング61或い はその他の連結手段によってルーア−ロック式継手装置58に連結され得る。図 11に示すように、キャップ60が取り外されると、ルーア−ロック式継手装置 を一般的には備えたカテーテル62が装置49に取り付けられ得る。 図12に示すように、カテーテル62及びルーア−ロック式継手装置58が固 定された後、ブラシ50がカテーテル62を通して前進させられ、上述したよう にサンプルを採取する。前進するブラシを見ることができるように、カテーテル 62の一部は切り取られて図示される。先に述べたように、ブラシ50はワイヤ 68上に設けられる。 図13に示すように、サンプルが採取された後、ブラシはバッグ58内に引き 戻され、次いでキャップが元に戻される。 以上で述べたような装置は種々のサイズで種々の材料から製造さ れ得る。例えば、装置は単一のユニットとして構成されてもよいし、或いは複数 のユニットを組み立てるような構造とすることもできる。また、装置はステンレ ススチール、プラスチックあるいは殺菌可能なその他の材料から形成され得る。 本発明による方法及び装置は種々の実施形態で説明されたが、しかしその他の実 施形態についても本発明の技術思想及びその技術的範囲から逸脱することなく当 業者により想到することは可能である。従って、本発明は次の請求の範囲の記載 によって評価されるべきものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ブルーワー,ロバート アメリカ合衆国,ウイスコンシン州 53066,オコノモウォク,レイクショアー ドライブ 5240

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.カテーテルが感染の原因となっているか否かを検出する検出方法であって 、前記カテーテルが内側表面と、その遠位端に設けられた入口と、その近位端に 設けられた少なくとも1つの出口とを具備しており、 フィブリンを収集するためのフィブリン収集手段を用意する段階と、 前記フィブリン収集手段を前記カテーテルの入口を通して挿入する段階と、 前記フィブリン収集手段を前記少なくとも1つの出口に向かって前進させる段 階と、 前記フィブリン収集手段を前記身体挿入ラインから取り出して前記カテーテル の内側表面からフィブリンのサンプルを持って来る段階と、 前記フィブリン収集手段で収集されたサンプルを培養してそのフィブリンに感 染微生物がいるか否かを判別する段階とを包含する検出方法。 2.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、更に、前記感染微生物を特 定する段階が包含されることを特徴とする検出方法。 3.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、感染が検出された際に前記 カテーテルが除去されることを特徴とする検出方法。 4.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、前記フィブリン収集手段が ブラシであることを特徴とする検出方法。 5.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、前記フィブリン収集手段が 前記出口に挿入される前に、前記カテーテルが静脈内投与物供給部から分離され ることを特徴とする検出方法。 6.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、前記フィブリン収集手段が 前記出口に挿入される前に、前記カテーテルの近位端が殺菌されることを特徴と する検出方法。 7.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、前記サンプルがそれを培養 基上に薄く適用することにより培養されることを特徴とする検出方法。 8.請求の範囲第1項に記載の検出方法において、前記カテーテルがヒックマ ンカテーテルであることを特徴とする検出方法 9.カテーテルが汚染されているか否かによって感染の原因となっているか否 かを検出する検出方法であって、前記カテーテルが内側表面と、その遠位端に設 けられた入口と、前記身体挿入ラインのの近位端に設けられた少なくとも1つの 出口とを具備しており、 一端にブラシ手段を備えた可撓性殺菌ワイヤからなる、フィブリンを収集する ためのフィブリン収集装置を提供する段階と、 前記カテーテルを静脈内投与物供給部から分離する段階と、 前記ブラシ手段を前記カテーテルの入口を通して挿入する段階と、 前記ブラシ手段を前記入口から前記少なくとも1つの出口に向かって移動させ る段階と、 前記フィブリン収集装置を前記カテーテルから取り出して前記ブラシ手段でも って前記カテーテルの内側にあるフィブリンのサンプルを持って来る段階と、 前記カテーテルを前記静脈内投与物供給部に再接続する段階と、 前記静脈内投与物供給部の供給再開を行う段階と 前記フィブリンサンプルを培養してその中の微生物を検出して特定する段階と を包含する検出方法。 10.カテーテルが感染の原因となっているか否かを検出する検出装置であっ て、前記カテーテルが内側表面と、外側表面とを具備 し、前記身体挿入ラインの一端には入口が設けられ、その他端には出口が設けら れており、 ハンドルと、 前記カテーテルの内側表面から前記フィブリンを収集する手段と、 前記収集手段を前記ハンドルと連結する手段とを包含し、 カテーテル内に適合してその長さ方向に延在するようになっている検出装置。 11.請求の範囲第10項に記載の検出装置において、前記収集手段がステム と多数の毛とを具備したブラシ手段からなることを特徴とする検出装置。 12.請求の範囲第10項に記載の検出装置において、更に、前記収集手段が 前記身体挿入ラインの少なくとも1つの出口を通り抜けることを阻止するための ストップ手段を包含することを特徴とする検出装置。 13.請求の範囲第12項に記載の検出装置において、前記ストップ手段が前 記身体挿入ラインの少なくとも1つの出口の直径よりも大きな直径を持つ端部取 付体を具備し、この端部取付体が検出装置の近位端に前記収集手段に隣接して設 けられることを特徴とする検出装置。 14.カテーテルが感染の原因となっているか否かを検出する検出方法であっ て、前記カテーテルが内側表面と、その一端に設けられた入口と、その他端に設 けられた少なくとも1つの出口とを具備しており、 フィブリンを収集するためのフィブリン収集手段を用意する段階を包含し、こ のフィブリン収集手段がブラシからなり、このブラシにはその周りに配置された 微生物保護遮蔽手段が設けられ、 更に、前記フィブリン収集手段を前記カテーテルの入口を通して 挿入すると同時に前記フィブリン収集手段を前記微生物保護遮蔽手段から取り出 す段階と、 前記フィブリン収集手段を前記少なくとも1つの出口に向かって前進させる段 階と、 前記フィブリン収集手段を前記カテーテルの入口から取り出して前記カテーテ ルの内側表面及びその出口の外側からフィブリンのサンプルを持って来ると同時 に前記フィブリン収集手段を前記微生物保護遮蔽手段に戻す段階と、 前記フィブリン収集手段で収集されたサンプルを培養してそのフィブリンに感 染微生物がいるか否かを判別する段階とを包含する検出方法。 15.請求の範囲第14項に記載の検出方法において、更に、前記感染微生物 を特定する段階が包含されることを特徴とする検出方法。 16.請求の範囲第14項に記載の検出方法において、感染が検出された際に 前記カテーテルが除去されることを特徴とする検出方法。 17.請求の範囲第14項に記載の検出方法において、前記微生物保護遮蔽手 段が前記ブラシを覆うように設けられたプラスチック製バッグを具備し、このプ ラスチック製バッグは開口端を有し、この開口端にはルーア−ロック式コネクタ が設けられ、前記微生物保護遮蔽手段が更に前記ルーア−ロック式コネクタに着 脱自在に連結されるキャップを具備することを特徴とする検出方法。 18.請求の範囲17に記載の検出方法において、前記フィブリン収集手段が 前記出口に挿入される前に、前記カテーテルが静脈内投与物供給部から分離され 、前記キャップが前記ルーア−ロック式コネクタから外され、前記開口端が前記 カテーテルに接続されるこ とを特徴とする検出方法。 19.請求の範囲第14項に記載の検出方法において、前記フィブリン収集手 段を前記カテーテルに接続させる前に、前記カテーテルの入口が殺菌されること を特徴とする検出方法。 20.請求の範囲第14項に記載の検出方法において、前記サンプルがそれを 培養基或いは流体培養基上に薄く適用することにより培養されることを特徴とす る検出方法。 21.請求の範囲第17項に記載の検出方法において、前記サンプルの採取後 に、前記ブラシ手段が前記バッグ手段内に引き込まれ、前記キャップが前記バッ グ手段の開口端に戻され、これにより前記バッグ手段内の湿度が得られる微生物 学的培養の生存能力を維持するように保たれることを特徴とする検出方法。 22.カテーテルが汚染されているか否かによって感染の原因となっているか 否かを検出する検出方法であって、前記カテーテルが内側表面と、その遠位端に 設けられた入口と、前記身体挿入ラインのの近位端に設けられた少なくとも1つ の出口とを具備しており、 一端にブラシ手段を備えた可撓性殺菌ワイヤからなる、フィブリンを収集する ためのフィブリン収集装置と、前記ワイヤ及び前記ブラシ手段を覆うように設け られた保護バッグ手段とを提供する段階を包含し、前記保護バッグ手段が前記ブ ラシ手段に隣接したその一端部に設けられたルーア−ロック式コネクタを具備し 、 更に、前記カテーテルを静脈内投与物供給部から分離する段階と、 前記バッグ手段のルーア−ロック式コネクタを前記カテーテルに接続させる段 階と、 前記ブラシ手段を前記カテーテルの入口を通して挿入する段階と、 前記ブラシ手段を前記入口から前記少なくとも1つの出口に向かって移動させ て前記ブラシ手段の少なくとも一部を前記出口から抜 け出させる段階と、 前記フィブリン収集装置を前記カテーテルから取り出すと同時に前記ブラシ手 段を前記保護バッグ手段内に再挿入して前記ブラシ手段でもって前記カテーテル の内側及びその出口の外側にあるフィブリンのサンプルを持って来る段階と、 前記カテーテルを前記静脈内投与物供給部に再接続する段階と、 前記静脈内投与物供給部の供給再開を行う段階と 前記フィブリンサンプルを培養してその中の微生物を検出して特定する段階と を包含する検出方法。 23.カテーテルが感染の原因となっているか否かを検出する検出装置であっ て、前記カテーテルが内側表面と、外側表面とを具備し、前記身体挿入ラインの 一端には入口が設けられ、その他端には出口が設けられており、 カテーテルの全体にわたって延在するのに十分な所定長さを持つ延長ハンドル と、 前記カテーテルの内側表面から前記フィブリンを収集すべく前記延長ハンドル の一端に設けられたブラシ手段と、 前記延長ハンドル及び前記ブラシ手段を覆うように設けられた殺菌可能な微生 物遮蔽性材料からなる保護バッグ手段とを包含し、この保護バッグ手段がその一 端に設けられた着脱自在のキャップ手段を備えてなる検出装置。 24.請求の範囲第23項に記載の検出装置において、前記保護バッグ手段が 更に前記一端に設けられたルーア−ロック式継手手段を備え、前記着脱自在のキ ャップ手段が前記保護バッグ手段のルーア−ロック式継手手段への接続のための ルーア−ロック式継手手段を備えることを特徴とする検出装置。 25.請求の範囲第23項に記載の検出装置において、前記ブラ シ手段がその一端に接近して設けられた長い毛と、そこに隣接して設けられた短 い毛とからなることを特徴とする検出装置。
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