JPH08510640A - コーティングされた分裂組織 - Google Patents
コーティングされた分裂組織Info
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- JPH08510640A JPH08510640A JP6523946A JP52394694A JPH08510640A JP H08510640 A JPH08510640 A JP H08510640A JP 6523946 A JP6523946 A JP 6523946A JP 52394694 A JP52394694 A JP 52394694A JP H08510640 A JPH08510640 A JP H08510640A
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- A01H—NEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
- A01H4/00—Plant reproduction by tissue culture techniques ; Tissue culture techniques therefor
Landscapes
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
乾燥した又は乾燥可能な分裂組織(1)と、該分裂組織が適量の空気(2)と接触し続けるように分裂組織を部分的に被覆しながら分裂組織と接触する固体支持体(3)とからなるコーティングされた分裂組織。支持体は栄養培地を吸収することができ、発芽させることができる。本発明は播種又は培養に使用するのに適している。
Description
【発明の詳細な説明】
コーティングされた分裂組織
本発明は、分裂組織と固体支持体とを含む分裂組織に関する。
周知のように、極めて特定的な植物品種を得るために、均一な全般的特性と、
同定された明確、複雑且つ特異的な特定の遺伝的特性とを有する人工種子をユー
ザーが自由に使用できるようにする分裂組織に対する関心は、近年益々高まって
いる。様々なコーティング系が提案されてきたが、いずれも発芽率は低い。
本発明の目的は、公知の分裂組織の欠点をもたない改善されたコーティングさ
れた分裂組織(coated meristematic tissue)を提
供することにある。
これらの目的は、本発明のコーティングされた分裂組織によって全面的又は部
分的に達成できることが判明した。
本発明は、乾燥した又は乾燥可能な分裂組織と、分裂組織が適量の空気と接触
し続けるように分裂組織を部分的に被覆しながら分裂組織と接触し、栄養培地を
吸収すること
ができ且つ発芽を妨害しない、乾燥した又は乾燥可能な固体支持体とを含むこと
を特徴とするコーティングされた分裂組織に関する。
本発明では、「分裂組織」とは、適当な条件下に置いた時に、完全植物又は完
全植物の一部分を形成するまで生長することができる、あらゆる植物組織又は植
物細胞群を意味する。この用語には、あらゆる種類の植物組織、特に体組織、体
胚、接合体組織、胚芽、不定芽、苗条、苗条原基、プロトコーン様体、グリーン
スポット(green spot)、生殖細胞及び生殖系列、並びに苗が含まれ
る。
本発明は、食糧栽培作物、例えばコメ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、ダ
イズ;野菜栽培物、例えばセロリ、パセリ、レタス、カリフラワー、ニンジン、
ナス、トマト、タマネギ、ニンニク、ショウガ、イチゴ、メロン、アスパラガス
;食糧及び/又は工業栽培作物、例えばセイヨウアブラナ、サトウキビ、テンサ
イ、タバコ;薬用栽培作物、例えばベラドンナ及びヤクヨウニンジン;観賞用栽
培作物、例えばキク、グラジオラス、ユリ、ラン、アマリリス、ゼラニウム、ベ
ゴニア、アフリカスミレ、ポインセチア;樹木又は高木もしくは低木種、例えば
針葉樹、ヤシ、果樹、
ブドウの木、落葉樹等を含む、極めて広い範囲の植物に関する。
分裂組織は乾燥状態、脱水状態、又は湿潤率100%までの含水状態を有し得
る。
分裂組織の支持体として機能する物質としては下記のものが挙げられる:繊維
質材料(例えば羊毛、綿、グラスウール又はロックウール)、多孔質材料、巣房
状材料(例えば発泡合成ポリマー、特にポリエーテル及びポリウレタン)。より
特定的には、下記のものが挙げられる:砂、粘土、バーミキュライト、ガラスビ
ーズ、綿、紙、穀物ぬか、木材おがくず、羊毛、酢酸セルロース及び他のセルロ
ース誘導体。これらの材料は多くの場合、1種類以上の結合剤及び/又は粘稠剤
の添加によって形を作る必要がある。この支持体は通常全体の形状を決定するも
のであり、任意の形状を有し得るが、好ましくは工業的製造及びユーザーによる
容易な取扱いに適した形状を有する。例えば、平行六面体立方形、円筒形、半円
筒形又は球形を有し得るが、他の形状であってもよい。この形状は、側面の一つ
が分裂組織を担持又は保持できるようなものである。好ましくは、発芽又は生育
に必要な酸素を供給する適量の空気を分裂組織
に残すために、分裂組織より大きい体積の空洞を有する。
支持体は、乾燥状態、脱水状態、又は湿潤率100%までの含水状態を有し得
る。
本発明では分裂組織を、該組織が常に適量の空気と接触しているように、完全
には被覆しない状態で支持体中に挿入する。
好ましくは、本発明のコーティングされた分裂組織は、支持体の周りに、分裂
組織が適量の空気と接触した状態を維持するように支持体を部分的に被覆する一
つ以上の外皮形成層をも付加的に含む。
本発明では、外皮形成(skin formation)という用語は、支持
体の形状を実質的に変えることがなく、極めて均一な厚さ、通常は1〜250ミ
クロン、好ましくは5〜100ミクロンの厚さを有する外皮を意味する。この外
皮形成層は本質的に、生来の疎水性及び/又は防水性を有しており、根がその外
に伸びるのを妨害しない被膜形成物質からなる。
被膜形成物質としては下記のものが挙げられる:合成ポリマー、天然ポリマー
、人工ポリマー及び非ポリマー被膜形成物質。
本発明で使用できる合成ポリマーの具体例としては下記のものが挙げられる:
ビニル樹脂、特にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリエチレングリコール
テレフタレート、ポリ酢酸ビニル、エチレン−ビニルエスチルコポリマー;ホル
ムアルデヒド又はブチルアルデヒドをベースとするビニルポリマー;ポリエステ
ル、特にポリエチレングリコールテレフタレート;ポリカーボネート;ポリアミ
ド、特にポリ(11−アミノウンデカンアミド)又はナイロン11;ポリエーテ
ル、特にポリ酸化フェニレン;ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリウレタ
ン、ブチルゴム、及びシリコーン、特にオルガノポリシロキサンポリマー。
天然ポリマーの具体例としては、グッタペルカ及び天然ゴムが挙げられる。
人工ポリマーの具体例としては、セルロースの防水性(水不浸透性)誘導体、
特にエチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース及びニトロセ
ルロースが挙げられる。
非ポリマー皮膜形成物質の具体例としては、脂肪及び蝋、特にパーム油及びコ
プラ油が挙げられる。
分裂組織の支持体の外面の防水性外皮は、種々の公知の方法、好ましくは噴霧
、塗布又は浸漬によって形成できる。この適用には、溶液、乳液又は懸濁液を使
用し得る。
本発明の分裂組織は、前記した種々の構成要素以外に、種々の添加物又はアジ
ュバント、特に農薬、例えば殺虫剤、殺カビ剤、殺菌剤、肥料、微量元素、栄養
元素、又は体裁を整えるための添加剤、例えば着色用充填剤もしくは接着剤も含
み得る。
以上説明してきた本発明のコーティングされた分裂組織は、先行技術と比べて
改善された優れた特性を有する。即ち、乾燥適性が大であり、植物組織の生存を
保証するだけでなく、水を再度含ませた後に、現代農業の要件を満たす大きな収
率をもって、完全植物を再生させる(転換)ことができる。
本発明は、非限定的具体例として以下に挙げる第1図及び第2図の説明を介し
て、より良く理解されよう。
第1図は、実質的に円筒形のコーティングされた分裂組織の具体例を示してい
る。この図では、体胚芽である分裂
組織1が、外皮形成層4で取り囲まれ、固体支持体3に設けられた空洞2に配置
されており、支持体3と外皮形成層4との間にコーティング層5が存在している
。二つの層4及び5は支持体の上部を被覆していない。支持体はセルロースフィ
ルターの円筒形部分からなる。
第2図は、本発明のコーティングされた分裂組織の別の具体例を横断面図で示
している。このコーティングされた分裂組織は実質的に球形であり、第1図の具
体例と同じ構成要素を有するが、空洞2は外部に通じていない。
本発明は、本発明のコーティングされた分裂組織の製造方法にも関する。この
方法は、植物細胞懸濁液を胚段階まで培養して分裂組織を形成させる操作を含み
、該分裂組織を、栄養培地を吸収することができ発芽を可能にする乾燥した又は
乾燥可能な固体支持体に、該支持体で部分的に被覆されて適量の空気と接触し続
けるように取り付けることを特徴とする。
それ自体公知の第1ステップでは、公知の大量生産方法で分裂組織を製造する
。例えば、F.Molleら,Synseeds,Ch15,p.257−28
7に記載の方法に従い、胚芽を発生させ、任意に採取し、約4℃の温度
でゲル化した固体培地か又は温度20〜25℃の液体培地であるスクロース含有
培地で成熟させる。胚芽を採取しなかった場合は、この時点で採取し得る。
分裂組織は次いで、含水量が低く、好ましくは乾燥重量1g当たり0.40g
以下の含水量である組織を得るために、乾燥チャンバで脱水し得る。
このようして得た分裂組織を、外皮形成及び/又はコーティングの前又は後に
、前述のような支持体の面に配置し、固定し、場合によっては挿入する。この操
作は、好ましくは、分裂組織がその周りに適量の空気が存在するように、支持体
の中心点又は支持体に設けられた空洞内に配置することにより実施する。
好ましくは、外部の培養培地に対するシール性を確保するために、任意に分裂
組織を担持してい支持体を、結合剤及び/又は粘稠剤を含んでいるのが有利な粘
土のような物質をベースとするコーティング層で最初に被覆する。この層は乾燥
後に一種の殻を形成し、外皮形成に使用される溶液中のポリマーが支持体の芯に
浸透して支持体を閉塞し、発芽を遅らせる又は阻止するのを防止する機能を果た
す。次いで、乾燥後に外皮形成層となる被膜形成ポリマーベー
スの水溶液を適用する。
本発明のコーティングされた分裂組織が脱水状態を有する時は、播種又は任意
の栽培方法で実際に使用するために、徐々に水を含ませ得る。
本発明の製品の優れた品質、即ち、発芽能力を維持しながら優れた乾燥適性及
び貯蔵性を有するという特性は、分裂組織の乾燥適性の調節、及び発芽の質の調
節によって明らかにされる。
本発明は、以下の非限定的実施例の説明でより良く理解されよう。実施例1:体胚の製造:
植物材料は、無菌雄ニンジン系統(株C4)に由来する
下で発芽させる。カルスを得るために、胚軸を切り離し、MS(Murashi
ge及びSkoog)H+培地上に配置する。該培地は下記の表1に示す組成を
有し、オーキシン、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸の存在を特徴とする。次い
で、非分化細胞懸濁液を得るために、カルスを液体MSH+培地中に配置する。
該細胞懸濁液を、培地100mlを入れた250ml円
錐フラスコ内でMSH+培地上に維持する。該懸濁液を、メッシュサイズ50μ
のスクリーニング布(Scynel)スイス)での濾過により、11日おきに継
代培養する。フィルターに保持されたフラクションを計量し、円錐フラスコ内で
培地100ml当たり1gのバイオマスの割合で懸濁させる。このステップは、
100mlのMSH+培地(維持相)を入れた250ml円錐フラスコ、又は5
00mlの培地(増殖相)を入れた1l円錐フラスコ内で実施し得る。該懸濁液
を、昼16時間、夜8時間の光周期、15μEm-2s-1の光強度で、25℃で、
増殖室内に維持する。該懸濁液は、軌道撹拌機(Biobloc科学撹拌機74
403)を用いて、100回転/分で撹拌し続ける。
胚芽を得るために、細胞懸濁液をMSH+培地で12日間培養し、次いでメッ
シュサイズ100μのスクリーニング布で最初の濾過を行う。濾液を回収し、メ
ッシュサイズ60μのスクリーニング布に通す。フィルターに保持されたフラク
ションを、オーキシンを含まないことを特徴とする表1に記載の組成のMSH°
培地で濯ぎ、次いで45mlのMSH°培地に加え、300gで5分間遠心分離
する(Jouan C312遠心分離機)。次いで上清を除去し、細胞マスを新
しいMSH°45ml中に再導入する。この方法で更に2回の遠心分離を連続的
に実施する。
10mlのMSH°中に導入した細胞ペレットからなる懸濁液を1ml採取し
、これを900gで5分間遠心分離して、懸濁液1ml中の組織の量を測定する
。次いで細胞材料を、前述の条件と同じ光強度及び光周期で、培地500mlを
入れ且つ100回転/分で作動する軌道撹拌機にかける1l円錐フラスコ内でM
SH°培地に懸濁させるか、又は暗所で、培地250mlを入れ且つ75回転/
分で作動する軌道撹拌機にかける500ml円錐フラスコ内で、0.02%の活
性炭(AC)(Merck)を含むMSH°培地に懸濁させる。
接種密度は1l当たり1gのバイオマスである。該細胞材料を、胚芽を得るの
に必要な12日間の懸濁液保持条件下に維持する。
MSH°培地で12日間培養した後、胚芽の採取を行う。胚芽懸濁液をメッシ
ュサイズ400μのスクリーニング布(Scrynel)で濾過する。フィルタ
ーに保持されたフラクションをMSH°培地での濯ぎによってフィルターから分
離し、直径9cmのペトリ皿(Plastiques Gosselin、フラ
ンス、ref.BP90)に配置する。500〜1500μの大きさの胚芽を、
双眼拡大鏡下でパスツールピペットを用いて採取する。実施例2:コーティング及び外皮形成
a)単位重量200mg以下の酢酸セルロースフィルター片からなる単位容積
約0.5cm3の支持体を、ゲル化剤(CarrageenanタイプI 0.
5%及び50mM CaCl2)と、粘稠剤(Natrosol HHR250
:1.5%)と、粘土充填剤(ArgirecB22:20%)とからなるコー
ティング混合物中に浸漬する。このコーティングは、0.5gのCarrage
enanタイプIを熱湯に溶解し、次いで1.5gのNat
rosol HHR250及び730mgのCaCl2・2H2Oを加熱下で前記
溶液に加え、該溶液に25gのArgirecを加え、その間Warningブ
レンダー・ミキサーで激しく撹拌することにより、100ml調製する。
次いで、セルロースフィルターを乾燥する。
ピペット又はピンセットを使用し、自由な側面の部分を介して、胚芽を各コー
ティング内に導入する。
b)蒸留水又は培養培地中にそれぞれ5%のゼラチン、10%の粘土充填剤(
Argirec B22,1%の粘稠剤(Natrosol))を含む組成物を
調製する。この熱い溶液を激しく撹拌して気泡を発生させる。これらの気泡は粘
稠剤の存在によって安定化する。この組成物を、ゼラチンがまだゲル化しない温
度(30〜35℃)で、エアレーションにより、滴形状で非付着性支持体上に配
置する。気泡を有する該構造体は、ゼラチンの冷却に伴って凝固する。このよう
にして得た半球形構造体を逆さにして凸面を下にし、該半球体の平坦な面に胚芽
を配置する。最後に、接触面を湿潤することによって、第二の半球体を第一の半
球体に接着し得る。
次いで、コーティングした胚芽の一部分に、一つ又は二つの外皮形成層を、テ
トラヒドロフラン中のポリ塩化ビニル(3.33%)、ポリ酢酸ビニル(3.3
3%)及びベントンSDI(3.33%)の溶液の形態で適用する。その後、同
じ成分をそれぞれ5%ずつ含む第二の配合物を同様に適用する。
操作が確実に無菌条件下で実施されるように、コーティングは、支持体に適用
する前に、二つの外皮形成の前又は合間にオートクレーブにかける。この処理は
、コーティングに完全なリーク耐性を与える効果も有する。実施例3:乾燥
胚芽に乾燥適性を付与する予備処理は、ゲル化培地上で実施し得る。この場合
は、胚芽を25のバッチずつ濾紙(Whatman 1820025、Maid
stone、イギリス)上に配置し、6g/lのPhytagel(Sygma
)を加えた0.4M Heller培地(組成は表1参照)を入れた直径6cm
のペトリ皿(Caric、フランス)に配置する。これらの皿を食品包装フィル
ム“Scello’o’frais”で密封し、暗所4℃で7日間、低温室に配
置する。
該予備処理は室温で液体培地でも実施し得る。胚芽発生相のMSH°培地は0
.4M液体He培地に代える。次いで懸濁液を、暗所、4℃(4日間)又は25
℃(3日間)で、100回転/分で撹拌する。
予備処理にかけた胚芽は次いで、炭酸カリウム過飽和溶液(Merck)で相
対湿度を45%に維持したチャンバ(乾燥器)内に配置する。前記溶液は、水1
6ml当たり40gの塩の混合物からなる。胚芽を保持している濾紙を直径6c
mの空のペトリ皿内に配置する。次いで、これらの皿を乾燥器内に配置する。乾
燥器を“Scello’o’frais”食品包装フィルムで密封し、胚芽の最
終含水量が乾燥重量1g当たり0.40g以下となるように、種々の時間(15
〜50日)にわたって4℃で暗所に配置する。実施例4:発芽
胚芽を担持している濾紙を、乾燥前の処理にかけた後に、又は種々の日数にわ
たる乾燥後に、直径6cmのペトリ皿内の44mM Heller培地(組成は
表1参照)に移すことにより発芽させる。これらの皿を、昼16時間、夜8時間
の光周期、55μEm-2s-1の照明下、25℃で栽
培室内に配置する。苗が約1cmの高さになったら、Plancton皿(Fl
ow laboratories、USA)内の44mM Heller培地に
、30苗/皿の割合で移す。
以下の実施例のいずれでも、観察は下記のパラメーターに基づいて行った:
44mM Heller培地上に配置した胚芽の生存率及び発芽率は、培地に
移してから数日後に測定する。これは下記のように定義される:
− 生存率:胚芽総数に対する、根又は頂端を発生した胚芽の数。
− 発芽率:胚芽総数に対する、クロロフィル含有頂端及び根を発生した胚芽
の数。
転換率は、Plancton皿に移してから約2カ月後に測定する。これは下
記のように定義される:
− 転換率:胚芽総数に対する、最初の一対の本葉を発生した胚芽の数。
4A)「胚芽+コーティング、乾燥せず」
胚芽を実施例1a)の方法でMSH°培地上で形成し、コーティング及び外皮
形成を実施例2a)の方法で行う。
4B)「乾燥胚芽+コーティング」
胚芽を実施例1の方法で(MSH°培地上で)形成し、次いで実施例3のよう
に乾燥する。コーティング及び外皮形成は実施例2の方法で行う。
4C)「乾燥しコーティングした胚芽」
胚芽を実施例1と同様に(MSH°培地上で)形成し、次いで実施例2a)の
ようにコーティングし、コーティングした胚芽を実施例3のように乾燥する。
実施例4A)〜4C)で得た胚芽に関する結果を、それぞれの生存率、発芽率
及び転換率、並びに適当であれば、コーティングを貫通して伸びた根の生長率を
、活性炭を含まない培地で培養したコーティングしていない非脱水胚芽(E.N
.1)及び脱水胚芽(E.N.2)と比較しながら下記の表2に示す。
これらの結果は下記の事実を明白に示している:
1)コーティングした乾燥していない胚芽(4A)は優れた生存率及び発芽率を
示す。
2)コーティングし乾燥した胚芽(4C)は優れた生存率及び発芽率と十分な転
換率とを示す。
3)乾燥してからコーティングした胚芽(4B)は優れた生存率及び発芽率を示
すだけでなく、優れた転換率と、転換率に比肩する根生長率とを示す。これは、
本発明のコーティングされた分裂組織が発芽生長に極めて適していることを意味
する。実施例5:コーティングした種子の発芽試験
a)Clause社のキクジシャ種子を無菌状態で発芽させる。該種子を、3
5g/lの次亜塩素酸カルシウムを含む溶液中に真空下で2時間放置することに
より殺菌する。種子を3回濯いだ後、前述の44mM Heller培養培地を
10ml入れた試験管内に1種子/試験管の割合で配置する。種子は予めコーテ
ィングしたもの又はしていないものである。
b)実施例2a)に記載のようにコーティングに280μlのHeller培
養培地を含浸させた後、該コーティ
ング内に種子を配置する。10種子/処理/反復で操作を2回繰り返す。
これらの条件下で、播種の17日後に下記の結果が得られる:
これらの結果は、コーティングした種子(5)が、播種した植物に関しては、
十分な発芽率だけでなく十分な転換率も有しており、発芽した植物に関しては、
優れた根生長率を有することを明白に示している。これは、本発明のコーティン
グした種子の発芽生長能力が極めて大きいことを意味する。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CN,CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,L
K,LV,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO
,RU,SD,SI,SK,UA,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 乾燥した又は乾燥可能な分裂組織と、乾燥した又は乾燥可能な固体支持体 であって、分裂組織が適量の空気と接触し続けるように分裂組織を部分的に被覆 しながら分裂組織と接触し、栄養培地を吸収することができ、且つ発芽を妨害し ない前記固体支持体とを含むことを特徴とするコーティングされた分裂組織。 2. 分裂組織が乾燥していることを特徴とする請求項1に記載のコーティング された分裂組織。 3. 分裂組織が乾燥可能であるか又は水を含んでいることを特徴とする請求項 1に記載のコーティングされた分裂組織。 4. 固体支持体が乾燥していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一 項に記載のコーティングされた分裂組織。 5. 固体支持体が乾燥可能であるか又は水を含んでいることを特徴とする請求 項1から3のいずれか一項に記載のコーティングされた分裂組織。 6. 分裂組織が繊維状固体支持体内に挿入されているこ とを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコーティングされた分裂 組織。 7. 繊維状固体支持体がセルロースフィルターであることを特徴とする請求項 6に記載のコーティングされた分裂組織。 8. 固体支持体が結合剤を含んでいることを特徴とする請求項1から7のいず れか一項に記載のコーティングされた分裂組織。 9. 固体支持体が粘稠剤を含んでいることを特徴とする請求項1から8のいず れか一項に記載のコーティングされた分裂組織。 10. 更に、支持体の周りに、分裂組織が適量の空気と接触し続けるように支 持体を部分的に被覆する一つ以上の外皮形成層をも含むことを特徴とする請求項 1から9のいずれか一項に記載のコーティングされた分裂組織。 11. 支持体と外皮形成層との間に中間コーティング層が存在することを特徴 とする請求項10に記載のコーティングされた分裂組織。 12. コーティングが結合剤を含んでいることを特徴とする請求項10に記載 のコーティングされた分裂組織。 13. コーティングが粘稠剤を含んでいることを特徴とする請求項10に記載 のコーティングされた分裂組織。 14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のコーティングされた分裂組織 の製造方法であって、植物細胞懸濁液を胚段階まで培養し、分裂組織を発生させ 、該分裂組織を、栄養培地を吸収することができ発芽を妨害しない乾燥した又は 乾燥可能な固体支持体に、該支持体が分裂組織を部分的に被覆し分裂組織が適量 の空気と接触し続けるように取り付けることを特徴とする前記方法。 15. 分裂組織の配置の前又は後に、分裂組織が支持体に取り付けられた後で 適量の空気と接触し続けるように支持体を部分的に被覆する一つ以上の外皮形成 層を支持体上にデポジットすることを特徴とする請求項14に記載の方法。 16. 支持体の配置の前又は後に分裂組織を乾燥することを特徴とする請求項 14又は15に記載の方法。 17. 播種又は培養による請求項1から7のいずれか一項に記載の分裂組織の 使用。
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