JPH08512100A - 精紡機並びにその制御および調整装置 - Google Patents

精紡機並びにその制御および調整装置

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JPH08512100A
JPH08512100A JP7503212A JP50321295A JPH08512100A JP H08512100 A JPH08512100 A JP H08512100A JP 7503212 A JP7503212 A JP 7503212A JP 50321295 A JP50321295 A JP 50321295A JP H08512100 A JPH08512100 A JP H08512100A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、回転可能なスピンドル(1)に固定された、糸(5)を受け取るためのボビン(2)を備えた精紡機に関する。この糸は、中心に配置された糸ガイド(6)によって捕らえられ、自由に浮くように軸受された回転対称の要素(3)の中を、この要素(3)と一緒に回転する第2の糸ガイド(4)の方へ案内される。この第3の糸ガイドから、糸はボビン(2)に案内され、ボビン(2)と要素(3)との相対運動の間このボビンに巻き取られる。回転対称の要素(3)は本発明に従って管状である。回転対称の要素は、ボビン(2)を取り囲む要素の部分において、半径方向に能動的に作用し軸方向に受動的に作用する磁気軸受(9)によって保持され、かつ到達する糸(5)寄りの端面において、半径方向に安定し軸方向に不安定な磁気軸受(12,13,14)によって保持されている。更に、変化する糸引張り力を示す量としての、回転対称の要素(3)の目標位置からの軸方向の偏差を検出するためのセンサ(23)が設けられ、このセンサの後に電子装置(25)が接続配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 精紡機並びにその制御および調整装置 本発明は、回転可能なスピンドルに固定された、糸を受け取るためのボビンと 、ボビンに対して中心に配置された、到達する糸を捕らえる糸ガイドと、ボビン を同心的に取り囲んでいる、自由に浮くように磁気で軸受された回転対称の要素 と、この要素と共に回転する第2の糸ガイドとを備え、回転中に要素に内側から 接触する糸を、回転対称の要素の内側から捕らえ、ボビンに案内し、そしてボビ ンと要素との相対運動に基づいてボビンに巻き取るように、第2のガイドが回転 対称の要素に設けられている精紡機に関する。本発明は更に、このような精紡機 のための制御装置および調整装置に関する。 冒頭に述べた種類の精紡機は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第410336 9号公報によって知られている。特別な実施形では、糸が精紡リングまたは加撚 リング内に内側から案内され、それによってこのリングは同時にバルーン制限器 としての働きをする。この場合、下側の端部の範囲に、小さなリングの形をした 糸ガイドが設けられている。この糸ガイドは内方へ突出する部品であってもよい 。更に、他の実施形では、精紡リングまたは加撚リングがボビンの長い軸方向長 さにわたって延び、ボビンの安定化のために、軸方向に間隔をおいて設けられた 2個の磁気軸受を介して、浮くように保持されている。この場合、両磁気軸受は 半径方向に能動的に作用する磁気軸受である。 この公知の精紡機により、一般的にリング精紡の場合に発生する問題の一部が 解決されると見なすことができる。この問題は実質的に、リングと慣用のトラベ ラとの間の摩擦、短時間の応力集中による紡糸の負荷およびバルーン内での糸の 張力によって生じる(C.M.Bringer:“リング精紡における回転するリング”/VD I定期刊行物の発達分野,シリーズ3,第93;D′dorf:VDI出版社1984年)。例 えば、糸ガイドを備えた(回転対称の要素の)磁気で軸受されたリングの使用に よって、リングとトラベラの間の滑り摩擦が回避される。二個所で軸受された精 紡リングまたは加撚リングを備えた実施形は、リングの傾斜を防止するが、高 価である。 本発明の課題は、低価格で製作することができ、省エネルギーで運転すること ができ、糸または紡糸の品質が良好である精紡機を提供することである。本発明 の課題は更に、本発明による精紡機の利点を最適に利用することを可能にする制 御装置と調整装置に関する。 この課題は本発明に従い、回転対称の要素が − 管状であり、そしてボビンの範囲の外において、到達する糸寄りの端面に、 内向きのカラーを備え、 − ボビンを取り囲む要素の部分において、要素を取り囲む、半径方向に能動的 に作用し軸方向に受動的に作用する磁気軸受によって保持され、そして − 到達する糸寄りの端面において、半径方向に安定し軸方向に不安定な磁気軸 受によってカラーに保持される。 − 変化する糸引張り力を示す量としての、回転対称の要素(3)の目標位置か らの軸方向の偏差を検出するためのセンサ(23)を備え、このセンサがその後 に接続配置され、センサの信号を受取り、増幅しそして転送する電子装置(24 ,25)と共に、偏差を検出することによって解決される。 下側部分において回転対称要素を取り囲んでいる、半径方向に能動的に作用し 、軸方向に受動的に作用する磁気軸受は、例えば少なくとも一部が強磁性材料か らなる要素を、その軸方向において、それを取り囲む軸方向に磁化された永久磁 石によって、浮くように保持し、半径方向においてその周りに環状に設けられた 電磁手段によって安定化する磁気軸受である。この電磁手段は、回転対称要素の 半径方向の偏差を検出するセンサに接続された電子的な調整装置によって励磁可 能である。このような磁気軸受はドイツ連邦共和国特許第2420825号明細 書に記載されている。 これに対して、半径方向に安定し軸方向に不安定な軸受は、ボビンの中心に設 けられた環状の2個の永久磁石からなっている。この永久磁石の一方はカラーに 取付けられ、それによって要素と一緒に回転する。他方は第1の永久磁石に対向 して、外側からしっかりと取付けられている。 従って、回転対称の要素は軸方向において軸方向に不安定な磁気軸受に弾性的 に懸吊されている。要素の軸方向の安定性は、両磁気軸受の協働によって得られ る。 回転対称要素の軸方向の偏差を検出するためのセンサは、後続配置された電子 装置と共に、糸引張り力を測定するために役立つ。 回転対称の要素の上側部分のカラーは上側の磁気軸受を取付けるために役立ち 、更に要素の中の空気循環を鎮める。これはエネルギーを節約する。 精紡機の非常に有利な実施形に従い、到達する糸寄りの回転対称の要素の端面 が、ボビンの中心に設けられた糸ガイドを形成する中央の丸い切欠きを除いて、 カラーによって閉鎖されていることによって、エネルギーが一層節約される。要 素をこのようにポット形に形成する場合には、中心に設けられた糸ガイドが中央 の切欠きによって形成され、従って要素と共に回転する。巻取りや精紡(妨害回 転モーメントが糸に生じる)に不利に作用する、糸ガイドが固定されているとき に発生するような糸ガイドにおける糸の摩擦は、本発明による要素の場合には生 じなくなる。糸の長手方向移動による摩擦だけが生じる。 巻取りから生じる糸の回転は精紡領域にスムースに拡がる。その結果、紡糸張 りレベルが低いとき、紡糸の伸びが大きいとき、毛羽が少ないときおよび糸の数 が少ないときにも、精紡領域で大きな紡糸強度が生じる。 好ましい実施形の場合には、回転対称の要素が上方へ向かって先細になるよう に円錐形に形成されている。その際、スピンドルをできるだけ短い距離をおいて 取り囲んでいる。それによって、要素の小さな平均直径が得られ、慣性モーメン トが小さいのでエネルギーが節約される。 精紡機の非常に有利な実施形では請求項4に従い、スピンドルが紡糸を巻き取 るときに回転対称の要素の中に入るように、回転対称の要素とスピンドルの軸方 向の相対運動が行われる。 通常、巻取りはボビンの下側部分から開始され、要素とボビンは、巻取りが上 方へ向かって進行するよう動く。その際大きくなるボビンは回転対称要素の外に 位置する。これにより、ボビンの長さと直径が増すにつれて空気力学的な損失が 大幅に増加する。 これに対して、請求項4による精紡機の場合には、巻取り時に直径と長さが増 すボビンが回転対称要素の中に位置する。要素とボビンが同じ方向にほとんど同 じ回転数で回転するので、ボビンの空気力学的な損失は、巻取り中のボビンと要 素の普通の搬送運動と比較して小さくなる。 糸が回転対称の要素の内面に沿って案内され、要素がバルーン制限器として作 用することにより、全体の摩擦が小さくなる。というのは、要素外面における空 気摩擦が、糸バルーンの摩擦よりも小さいからである。本発明による精紡機の他 の実施形の場合には、回転対称の要素が固定された保護管によって取り囲まれ、 空気摩擦が一層小さくなる。 その際、保護管が到達する糸寄りの端面に、内向きのカラーを備え、このカラ ーに、半径方向に安定し軸方向に不安定な磁気軸受が固定されていると合目的で ある。 更に、回転対称の要素と保護管との間に、2〜10mmの幅の空隙が設けられ ていると合目的である。 保護管に、吸い出し装置用の接続短管が取付けられていると、空気摩擦が一層 小さくなる。要素と保護管の間の中間室に負圧が発生することにより、空気摩擦 損失が更に小さくなる。 精紡の間、糸が回転対称要素の内面に接触し、同時に糸ガイドとして作用する 中央の切欠きの内側エッジに接触するとので、要素の中を案内される糸を収容す るために、糸ガイドの間で延び要素の内壁に配置された小管が設けられていると 合目的である。この実施形は、精紡開始プロセスを容易にするために、小管を通 って紡糸の吸込みを可能にする。勿論、小管を付加的に備えている回転対称の要 素を釣り合わせるべきである。 小管を備えた回転対称の要素の実施形は糸を容易に通すことができるが、その 代わり精紡開始自体を考慮しなければならない。糸をボビンへ案内する糸ガイド が要素に固定配置され、要素またはボビンが駆動装置を備えていると、精紡開始 時にその都度他の部分が糸を介して一緒に引張られ、同様に回転させられる。こ の精紡開始相では、望ましくない付加的な引張り力が糸に発生する。 この糸の負荷を避けるために、回転対称の要素に設けられ、糸をボビンへ案内 する糸ガイドが、要素の内周に沿って回転する回転体として形成されている。こ の実施形は特に、センサおよび後続配置の電子装置によって糸の引張り力を測定 するために適している。この実施形の場合、回転体と回転対称の要素との間の相 対運動は、昇降開始相の間だけ行われる。回転体は慣性が小さいので、駆動され る部分の回転に非常に迅速に追従するが、両部品の回転速度が同じであるときに は、もはや回転対称要素と相対的に動かない。従って、精紡開始相の後の状況は 、糸ガイドが要素に固定配置されている場合と同じであるので、精紡の間、固定 配置された糸ガイドを備えた要素の実施形との間に違いはない。 回転対称要素の長さは、それに電動機式駆動装置を備え付けることを可能にす る。この駆動装置を単独使用すると、すなわちスピンドルの駆動を付加しないと 、スピンドルがその大きさおよび重量によって回転要素よりも小さな慣性モーメ ントを有するので、精紡開始相での糸引張り力がスピンドルの駆動装置を単独で 使用する場合よりも小さいという利点がある。 精紡機の運転中センサによって得られる糸引張り力の動的特性は、特にスピン ドルの駆動装置に加えて、回転対称要素のための電動機式駆動装置が設けられて いるときに、糸負荷を最小にすることができる。 運転サイクル中に普通に発生する糸の張力の変化を考慮に入れたプログラムを 実施するための技術的手段を備えている制御装置により、これに応じて回転対称 の要素とスピンドルの変化する駆動モーメントが生じる。 制御プログラムは、糸引張り力を測定するためのセンサによって、普通精紡開 始時および精紡相の間に(例えばボビンの回転モーメントが変わることによって )変化する糸引張り力の特性を得る。この糸引張り力はスピンドルおよびまたは 回転対称要素の駆動モメンートを変化させることによって小さくすることができ る。 調整装置は制御装置と同様に、スピンドルと要素が電動機式駆動装置を備えて いる精紡機で使用すると合目的である。この調整装置は、糸張力を安定化および 場合によっては変化させるために、糸張力を測定するためのセンサの測定信号を 案内量として使用し、これに応じてスピンドルおよびまたは回転対称の要素の駆 動モーメントを変化させる電子的な装置を備えている。 本発明による精紡装置の実施の形態が図に略示してある。次に、この実施の形 態について詳しく説明する。 図1は、磁気で軸受された回転対称の要素と、この要素と一緒に回転する中央 に配置された糸ガイドを備えた精紡機を示す図、 図2は保護管を備えた図1の精紡機を示す図、 図3は内側の小管を有する磁気で軸受された回転対称の要素を備えた精紡機を 示す図、 図4はスピンドルの直径に適合する回転対称の鋼製要素を備えた精紡機を示す 図、 図5は保護管と、回転対称の要素の電動機による付加的な駆動装置とを備えた 図2の精紡機を示す図、 図6は(センサと後続配置された電子装置からなる)糸引張り力を検出するた めの測定装置を備えた精紡機を示す図、 図7は回転対称の要素とスピンドルと保護管の電動機による駆動装置と調整装 置を備えた図1の精紡機を示す図、 図8は半径方向に作用する磁気軸受の半径方向安定化装置の電磁石装置による 、回転対称要素の付加的な電動機駆動装置を備えた図1の精紡機を示す図、 図9は回転対称の要素とスピンドルとの間の軸方向の相対運動が行われ、紡糸 の巻取り時にスピンドルが要素内へ移動する、図1の精紡機を示す図である。 図1から判るように、スピンドル1に固定されたボビン2は、ポット状に形成 された回転対称の要素3によって同心的に囲まれている。ポット3の下側の開放 端面には糸ガイド4が固定されている。この糸ガイドは糸5をボビン2に案内す る。この糸ガイドは、変向環としてフックの形をしているかあるいは穴である。 ポット3の上側の端面は、中央に配置された糸ガイドを形成する中央の切欠き6 を除いて閉鎖されている。 スピンドル1は中心軸線に対して同心的に配置されたステップ軸受7に軸承さ れ、電動機による駆動装置8を備えている。 ポット(または回転対称の要素)3は、駆動しないで自由に浮くように磁気で 軸受されている。回転対称の要素を取り囲んでいる、半径方向に安定していて軸 方向に不安定な下側の磁気軸受9は、要素の周りに環状に設けられた電磁的な手 段からなっている。この手段は電子的な調整装置(図示していない)によって励 磁可能である。この調整装置は、回転対称の要素の半径方向の偏差を検出するセ ンサに接続されている。これに加えて、回転対称の要素はその下側部分10が強 磁性の材料からなっている。軸受のステータユニットはポット台11に固定され ている。この磁気軸受はドイツ連邦共和国特許第2420825号明細書に記載 された軸受に一致している。 ステップ軸受7とポット台11(ひいてはポット台に固定連結された部品)は 垂直方向に移動可能である。 上側の磁気軸受は、ポット3のカラーに固定された環状の永久磁石12と、同 様に環状である固定された永久磁石13と、導電性が良好である非強磁性の材料 からなる緩衝要素14との同心的な組み合わせからなっている。この緩衝要素は 渦電流緩衝の原理に従ってポット端部の半径方向の運動を緩衝する。緩衝要素1 4は、特に軸方向に磁化された磁石12,13の間の空隙内に配置され、磁石1 3に固定連結されている。両部品(永久磁石13と緩衝要素14)は、図示して いない機械的な連結装置を介して、下側の磁気軸受9またはポット台11に連結 されている。 紡糸を精紡する際に、いわゆる粗糸15が精紡プロセスの出発材料として、一 定の供給速度の牽伸ローラ16によって精紡領域17へ搬送される。上記の作業 段階では、精紡材料(例えば綿)は汚れをとり、特に平行に位置する繊維を有す る一定横断面の繊維束に、すなわち粗糸として準備される。精紡領域17におい て、回転するポット3によって紡糸5に加えられる(矢印で示す)回転モーメン トが繊維をねじり、じょうぶな紡糸5を形成する。この紡糸はポットと一緒に回 転する糸ガイド6によって回転軸線に沿って案内され、ポットの内室の中で変向 環4(糸ガイド)へ移動する。この変向環は紡糸を中心軸線回りの円形軌道から 接線方向へボビン2まで案内し、ボビン上に巻取られる。この場合、巻取り速度 は平均で供給速度と同じである。その際、スピンドルは普通のごとく、糸の巻取 りの間、回転対称要素から引き抜かれる。 ポット3の駆動は、ボビン2と糸ガイド4の間の糸片によってポットに伝達さ れる糸の力によって行われる。ポットの回転数はボビンの回転数と相対的に自動 調節され、紡糸搬送に基づいてボビンまたはスピンドルの回転数よりも低い。こ の回転数差は供給速度が速くなるにつれて大きくなり、ボビン直径が大きくなる につれて小さくなる。 紡糸5はボビンとポットとの間の制御される軸方向相対運動によって、ボビン 上に巻かれて層をなす。この運動は一方では、ポット3を固定し、軸受ステータ 7を軸方向に動かすことによって行われるかあるいは軸受ステータ7を停止し、 ポット台11を軸方向に移動させることによって行われる。両方の搬送運動を重 ねることもできる。上記の最初の方法が有利である。なぜなら、一緒に回転する 糸ガイド6と固定された牽伸ローラ16との間の糸の長さが一定のままであるか らである。第2の方法の場合にはこの糸の長さは周期的に変化する。これは糸の 品質の不所望な周期的変化をもたらすことになる。 図2は、図1に示した精紡機と比べて付加的な保護管18だけが異なっている 精紡機の実施の形態を示している。 保護管18は、ポットの外側を取り囲む閉じたケーシングとして形成されてい る。この保護管は保護機能のほかに、騒音レベルと回転するポットの空気摩擦を 低下させる。更に、図示していない変形例では、保護管はポット3のための非常 時在庫品を収容するために使用することができる。 図3に示した実施の形態の場合には、回転対称の要素3の内壁に小管19が取 付けられている。この小管内で、糸が糸ガイド6から、図1または2の糸ガイド 4に相当する小管の端部まで、そしてこの小管の端部から接線方向へボビン2ま で案内される。スピンドル1は図1に示した実施の形態の場合と同様に、電動機 8によって駆動される。この場合、フライヤ19(小管19)内を案内される糸 がポットを一緒に連行する。 この実施の形態は精紡開始プロセスを容易にするために、小管19を経て紡糸 端部を吸引することを可能にする。 要素3の上端のカラーは上方へ向き、その上側の端部が中央に配置された糸ガ イド6を形成している。上側の磁気ディスクは図2の実施の形態の磁気ディスク に一致している。 図4は、回転対称の要素3の直径がスピンドル2の直径に近似している精紡機 の実施の形態を示している。要素3は更に鋼からなっているので、別個の永久磁 石12(要素3の上側部分によって置き換えられる)が省略されている。 図5に示した実施の形態は、図2に示した精紡機の実施の形態から出発してい る。更に、この理由から全体が強磁性材料からなる回転対称要素3のためにも、 電磁式駆動装置、すなわち駆動装置20が設けられている。両駆動装置は共通の ジェネレータ21を介して運転される。回転対称の要素3は同時に、電磁式駆動 装置ステータ20のためのロータである。 このような磁気軸受の変形例は、“K.Boden:“磁気軸受”における“半径方向 と軸方向の力の半径方向伝達を行うワイド空隙式電気−永久磁石軸受装置”第1 回国際シンポジウムの会報、スイス連邦工科大学、チューリッヒ、1988年6 月6〜8日、G.Schweitzer著、代理41〜52,Springer出版社、ベルリン−ハイデ ルベルグ1989年”に記載されている。 モータの一方が同期式駆動装置であり、他方が非同期式駆動装置であるので、 糸5をボビン2に巻くために必要な回転数差は強制しないで生じる。 図に示していない実施の形態では、スピンドル1用の駆動装置が省略されてい る。非同期始動のヒステリシスモータのように作用するよう形成された駆動ステ ータ20のロータとしてのポットの唯一の駆動装置は、精紡プロセスを行うため に充分である。そのとき、ポットは一定の回転数で回転する。紡糸は均一に回転 させられる。ボビン2は糸によって一緒に連行され、ポット3の後を追う。この 実施の形態の場合、スピンドルとボビンの慣性モーメントが比較的に小さいので 、精紡過程での糸の力は比較的に小さい。 図5に示した実施の形態の場合には、ポンプを接続するための小管22が保護 管18に設けられている。この装置によって、空気圧は要素3と保護管18の間 の環状隙間内の空気圧力、ひいては空気摩擦損失を低下させることができる。 図6は糸引張り力を検出するための測定装置を備えた精紡機を示している。こ の測定装置は回転対称要素の目標位置に対する軸方向偏差を検出するためのセン サ23と、接続された電子機器24からなっている。センサ23は強磁性材料か らなる回転対称要素の部分10のエッジに取付けられている。本実施の形態の場 合、電子機器は、同様にセンサ23の信号を用いる磁気軸受の電子装置の一部 である。それによって、この場合、軸受センサ装置は二重機能を有する。 図7は図6の測定装置を備えた図5の精紡機の実施の形態を示している。セン サ23から供給された信号は、測定装置の一部でありまた調整装置でもある電子 機器25において、調整のための案内量として使用され、駆動装置8およびまた は20、ひいてはスピンドル1およびまたは回転対称の要素3の駆動回転モーメ ントを変更することによって、糸引張り力を最小にするために役立つ。 図8は精紡機の他の実施の形態を示し、この実施の形態は、保護管19を備え ていないということは別として、電子式駆動装置20の代わりに磁気軸受装置が 駆動装置を形成している点が、図5に示した実施の形態と異なっている。 図9は精紡機の他の実施の形態を示し、この実施の形態は、巻取り過程中の回 転対称要素3とスピンドル1の相対運動が、図1に示した実施の形態と異なって いる。紡糸はスピンドルの上側部分からスピンドルに巻かれ、その際スピンドル は回転対称要素の中へ摺動する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年7月27日 【補正内容】 第13〜14頁 紡糸5はボビンとポットとの間の制御される軸方向相対運動によって、ボビン 上に巻かれて層をなす。この運動は、ポット3を固定し、ステップ軸受7を軸方 向に動かすことによって行われるかあるいはステップ軸受7を停止し、ポット台 11を軸方向に移動させることによって行われる。両方の搬送運動を重ねること もできる。上記の最初の方法が有利である。なぜなら、一緒に回転する糸ガイド 6と固定された牽伸ローラ16との間の糸の長さが一定のままであるからである 。第2の方法の場合にはこの糸の長さは周期的に変化する。これは糸の品質の不 所望な周期的変化をもたらすことになる。 図2は、図1に示した精紡機と比べて付加的な保護管18だけが異なる精紡機 の実施の形態を示している。 保護管18は、ポットの外側を取り囲む閉じたケーシングとして形成されてい る。この保護管は保護機能のほかに、騒音レベルと回転するポットの空気摩擦を 低下させる。更に、図示していない変形例では、保護管はポット3のための非常 時在庫品を収容するために使用することができる。 図3に示した実施の形態の場合には、回転対称の要素3の内壁に小管19が取 付けられている。この小管内で、糸が糸ガイド6から、図1または2の糸ガイド 4に相当する小管の端部まで、そしてこの小管の端部から接線方向へボビン2ま で案内される。スピンドル1は図1に示した実施の形態の場合と同様に、電動機 8によって駆動される。この場合、フライヤ19(小管19)内を案内される糸 がポットを一緒に連行する。 この実施の形態は精紡開始プロセスを容易にするために、小管19を経て紡糸 端部を吸引することを可能にする。 要素3の上端のカラーは上方へ向き、その上側の端部が中央に配置された糸ガ イド6を形成している。上側の磁気ディスクは図2の実施の形態の磁気ディスク に一致している。 図4は、回転対称の要素3の直径がスピンドル2の直径に近似している精紡機 の実施の形態を示している。要素3は更に鋼からなっているので、別個の永久磁 石12(要素3の上側部分によって置き換えられる)が省略されている。 図5に示した実施の形態は、図2に示した精紡機の実施の形態から出発してい る。更に、この理由から全体が強磁性材料からなる回転対称要素3のためにも、 電磁式駆動装置が設けられている。回転対称の要素3は同時に、電磁式駆動装置 ステータ20のためのロータである。両駆動装置は共通のジェネレータ21を介 して運転される。 このような磁気軸受の変形例は、“K.Boden:“磁気軸受”における“半径方向 と軸方向の力の半径方向伝達を行うワイド空隙式電気−永久磁石軸受装置”第 第16頁 の測定装置は回転対称要素の目標位置に対する軸方向偏差を検出するためのセン サ23と、接続された電子機器24からなっている。センサ23は強磁性材料か らなる回転対称要素の部分10のエッジに取付けられている。 本実施の形態の場合、電子機器は、同様にセンサ23の信号を用いる磁気軸受 の電子装置の一部である。それによって、この場合、軸受センサ装置は二重機能 を有する。 図7は図6の測定装置を備えた図5の精紡機の実施の形態を示している。セン サ23から供給された信号は、測定装置の一部でありまた調整装置でもある電子 機器25において、調整のための案内量として使用され、駆動装置8およびまた は20、ひいてはスピンドル1およびまたは回転対称の要素3の駆動回転モーメ ントを変更することによって、糸引張り力を最小にするために役立つ。 図8は精紡機の他の実施の形態を示し、この実施の形態は、保護管19を備え ていないということは別として、別個の電動機式駆動装置20の代わりに磁気軸 受装置が駆動装置を形成している点が、図5に示した実施の形態と異なっている 。 図9は精紡機の他の実施の形態を示し、この実施の形態は、巻取り過程中の回 転対称要素3とスピンドル1の相対運動が、図1に示した実施の形態と異なって 請求項1 請求の範囲 1.回転可能なスピンドル(1)に固定された、糸(5)を受け取るためのボビ ン(2)と、ボビンに対して中心に配置された、到達する糸を捕らえる糸ガイド(6) と、ボビンを同心的に取り囲んでいる、自由に浮くように磁気で軸受され た回転対称の要素(3)と、この要素と共に回転する第2の糸ガイド(4)とを 備え、回転中に要素に内側から接触する糸(5)を、回転対称の要素の内側から 捕らえ、ボビン(2)に案内し、そしてボビンと要素との相対運動に基づいてボ ビンに巻き取るように、第2のガイドが回転対称の要素(3)に設けられ、 この場合、回転対称の要素(3)が − 管状であり、そしてボビン(2)の範囲の外において、到達する糸(5) 寄りの端面に、内向きのカラーを備え、このカラーが中心の糸ガイドを形成する ために中央の切欠き(6)を備え、 − ボビン(2)を取り囲む要素の部分において、要素を取り囲む、半径方向 に能動的に作用し軸方向に受動的に作用する磁気軸受(9)によって保持され、そして − 到達する糸(5)寄りの端面において、半径方向に安定し軸方向に不安定 な磁気軸受(12,13,14)によってカラーに保持され、 そして変化する糸引張り力を示す量としての、回転対称の要素(3)の目標位 置からの軸方向の偏差を検出するためのセンサ(23)を備え、このセンサがそ の後に接続配置され、センサの信号を受取り、増幅しそして転送する電子装置( 24,25)と共に、偏差を検出することを特徴とする精紡機。 請求項12および請求項13 12.磁気で軸受された回転対称のスピンドル(1)を備え、このスピンドルが電 動機で駆動され、糸(5)を受け取るためのボビン(2)を支持し、更に、ボビ ンを取り囲んでいる、自由に浮くように磁気で軸受された管状の要素(3)を備 え、この要素が糸をボビン(2)に導くための第2の糸ガイド(6)を備え、他 の電動機式駆動装置(20)によって、スピンドル(1)と異なる回転速度で回 転駆動される 精紡機用制御装置において、回転対称要素の目標位置からの軸方向 の偏差から、 運転サイクル中に普通に発生する糸の張力の変化を考慮に入れ、こ れに応じて回転対称の要素(3)とスピンドル(2)の変化する駆動モーメント を生じるプログラムを実施するための技術的手段を備えていることを特徴とする 制御装置。 13.磁気で軸受された回転対称のスピンドル(1)を備え、このスピンドルが電 動機で駆動され、糸(5)を受け取るためのボビン(2)を支持し、更に、ボビ ンを取り囲んでいる、自由に浮くように磁気で軸受された管状の要素(3)を備 え、この要素が糸をボビン(2)に導くための第2の糸ガイド(6)を備え、他 の電動機式駆動装置(20)によって、スピンドル(1)と異なる回転速度で回 転駆動される 精紡機用調整装置において、糸張力を安定化および場合によっては 変化させるために、糸張力(22,24)を測定するためのセンサの測定信号を 案内量として使用し、これに応じてスピンドル(2)およびまたは回転対称の要 素(3)の駆動モーメントを変化させる電子的な装置(25)を備えていること を特徴とする調整装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.回転可能なスピンドルに固定された、糸を受け取るためのボビンと、ボビン に対して中心に配置された、到達する糸を捕らえる糸ガイドと、ボビンを同心的 に取り囲んでいる、自由に浮くように磁気で軸受された回転対称の要素と、この 要素と共に回転する第2の糸ガイドとを備え、回転中に要素に内側から接触する 糸を、回転対称の要素の内側から捕らえ、ボビンに案内し、そしてボビンと要素 との相対運動に基づいてボビンに巻き取るように、第2のガイドが回転対称の要 素に設けられている精紡機において、 回転対称の要素(3)が − 管状であり、そしてボビン(2)の範囲の外において、到達する糸(5) 寄りの端面に、内向きのカラーを備え、 − ボビン(2)を取り囲む要素の部分において、要素を取り囲む、半径方向 に能動的に作用し軸方向に受動的に作用する磁気軸受(9)によって保持され、 − 到達する糸(5)寄りの端面において、半径方向に安定し軸方向に不安定 な磁気軸受(12,13,14)によってカラーに保持され、 − 変化する糸引張り力を示す量としての、回転対称の要素(3)の目標位置 からの軸方向の偏差を検出するためのセンサ(23)を備え、このセンサがその 後に接続配置され、センサの信号を受取り、増幅しそして転送する電子装置(2 4,25)と共に、偏差を検出することを特徴とする精紡機。 2.到達する糸(5)寄りの回転対称の要素(3)の端面が、ボビンの中心に設 けられた糸ガイド(6)を形成する中央の丸い切欠き(6)を除いて、カラーに よって閉鎖されていることを特徴とする請求項記載の精紡機。 3.回転対称の要素(3)が上方へ向かって先細になるように円錐形に形成され ていることを特徴とする請求項1または2記載の精紡機。 4.スピンドルが紡糸を巻き取るときに回転対称の要素の中に入るように、回転 対称の要素(3)とスピンドル(1)の軸方向の相対運動が行われることを特徴 とする請求項1または2記載の精紡機。 5.回転対称の要素(3)が固定された保護管(18)によって取り囲まれてい ることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の精紡機。 6.保護管(18)が到達する糸(5)寄りの端面に、内向きのカラーを備え、 このカラーに、半径方向に安定し軸方向に不安定な磁気軸受(12,13,14 )が固定されていることを特徴とする請求項5記載の精紡機。 7.回転対称の要素(3)と保護管(18)との間に、2〜10mmの幅の空隙 が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の精紡機。 8.保護管(18)に、吸い出し装置用の接続短管(22)が取付けられている ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の精紡機。 9.要素(3)の中を案内される糸(5)を収容するために、糸ガイド(4,6 )の間で延び要素の内壁に配置された小管(19)が設けられていることを特徴 とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の精紡機。 10.回転対称の要素(3)に設けられ、糸(5)をボビン(2)へ案内する糸ガ イド(6)が、要素の内周に沿って回転する回転体として形成されていることを 特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の精紡機。 11.回転対称の要素(3)のために電動機式駆動装置(20)が設けられている ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の精紡機。 12.請求項11の電動機式駆動装置と、更にスピンドル用の電動機式駆動装置を 備えている精紡機用制御装置において、運転サイクル中に普通に発生する糸の張 力の変化を考慮に入れ、これに応じて回転対称の要素(3)とスピンドル(2) の変化する駆動モーメントを生じるプログラムを実施するための技術的手段を備 えていることを特徴とする制御装置。 13.請求項11の電動機式駆動装置と、更にスピンドル用の電動機式駆動装置を 備えている精紡機用調整装置において、糸張力を安定化および場合によっては変 化させるために、糸張力(22,24)を測定するためのセンサの測定信号を案 内量として使用し、これに応じてスピンドル(2)およびまたは回転対称の要素 (3)の駆動モーメントを変化させる電子的な装置(25)を備えていることを 特徴とする調整装置。
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