JPH08512396A - ケーシングから軸方向に移動可能に突出するスピンドルに使用されるシール装置 - Google Patents
ケーシングから軸方向に移動可能に突出するスピンドルに使用されるシール装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、使用媒体により加圧されているハウジング(2)から軸方向に移動可能なやり方で案内されるスピンドル(1)に使用されるシール装置に関する。この装置は、スピンドル(1)とハウジング(2)との間に形成された環状のチャンバー(5)の中で軸方向に間隔をあけて順次配置された複数のパッキング・ボックス、すなわち、環状のシール要素(16、18。21、23、25、27)を備えている。環状のシール要素(16等)は、使用媒体が作用する圧力伝達要素(6)によりハウジングの内部(40)から軸方向にあらかじめテンションが負荷されている。
Description
【発明の詳細な説明】
ケーシングから軸方向に移動可能に突出する
スピンドルに使用されるシール装置
本発明は、特許請求項1の前文に従って構成された、使用媒体の圧力のもとケ
ーシング、プレッシャー・ライン等から軸方向に移動可能に突出するスピンドル
に使用されるシール装置に関する。
このような装置はドイツ特許公報DE4001731A1から公知である。こ
の公知の装置は、加圧下にあるケーシング等の動作が外部シール装置を動作させ
る、すなわち、環状のシール部材の外側のグループを取り替えるために中断させ
ることを必要としないことを特徴としている。しかしながら、ケーシングの内部
のシール装置については事情は異なっている。動作を中断した後でシール装置を
取り替えることができるにすぎない。
加えて、公知のシール装置については、他のすべての従前のグランド・シール
を使用するときのように、環状のシール部材は、必要なシールを達成するために
ケーシング内の一番内側の環状のシール部材が半径方向に十分に変形する程度の
初期テンションのもと軸方向に外部から載置される。このことは、シール装置の
長さにわたる軸方向の力の大部分が不必要に高い半径方向の力に変換され、この
結果、外側の環状のシール部材がケーシングの中で永久的に変形することを意味
する。特に、大きな半径方向のシール力が、スピンドルが比較的丈夫である結果
、シール装置の全長にわたってスピンドルに作用する。また、環状のシール部材
の摩耗が不必要に増大する。
公知のグランド・シール装置は構成長さが比較的長いのも特徴である。したが
って、シール装置、特に、環状のシール装置がシールに対するスピンドルの捩れ
または曲げにより制約をうける補足的な応力にさらされるおそれがる。
公知の構造は、温度が影響する結果、長さにわたってスピンドルの直径が変化
したときでさえスピンドルの十分なシールを保証する措置を無視している。スピ
ンドルが軸方向に移動するにしたがって直径が変化すると、これに対応して半径
方向の負荷が変化するとともに、個々の環状シール部材が変形し、実際の使用の
後、漏洩が生じる。
本発明の目的は、上述のタイプのシール装置であって、ケーシング内にあって
主にシールの責任を負う環状のシール部材が初期テンションのもと別個に載置さ
れ、軸方向に外向きの初期テンションと装置の全体の構成長さを所要のシール効
果を失うことなくかなり低減させることができるシール装置を提供することであ
る。
この目的は、本発明において、環状のシール部材が、使用媒体による負荷のも
と圧力伝達部材によるケーシングの内部から当初軸方向にストレスを受けること
を特徴とするシール装置により達成されたのである。この構成措置により、ケー
シングの内部にあって最初に軸方向にあって移動可能なスピンドルに対して責任
をおう環状のシール部材は、使用媒体の圧力の応じて別個の軸方向の初期テンシ
ョンを受ける。ケーシングの内部にある環状のシール部材は、ケーシングの内部
からの負荷により大きく半径方向に変形し、これに必須の点、すなわち、加圧下
にあるケーシング・スペースにできるだ近接した点で対応したシール効果をスピ
ンドルに及ぼす。このようにして、シール装置の軸方向外に向かった部分はかな
りの程度ストレスから解放される。したがって、環状シール部材の軸方向外部の
初期テンションも減少する。同じことはシール装置の構成上の長さにも当てはま
り、この結果、スピンドルが軸方向に移動したとき、スピンドルは歪むかまたは
湾曲する。従って、本発明によれば、最大のシール効果は、加圧下の使用媒体の
近傍で得られる。ケーシング内部の環状のシール部材に作用する軸方向の初期テ
ンションは荷重に左右される、すなわち、ケーシングの内部にある使用媒体の圧
力に左右される。したがって、環状の部材は、得られる最大シール効果に左右さ
れて不必要に大きく負荷されることはなく、動作に必要なだけにすぎない。かく
して、環状シール部材の寿命の期待度はかなり増大する。
本発明に従って提供された圧力伝達部材は、スピンドルが通過するとともに、
ケーシングの内側内で、特に、溶接によりダイヤフラムを介して流体を漏洩させ
ないやり方で接続されたスライド・ブッシュより成る。したがって、十分に大き
な圧力伝達表面が提供される。
請求項3と4に従った構成上の設計は、使用媒体の圧力のスライド・ブッシュ
への伝達を支援するとともに、ケーシングの最も内部にある環状のシール部材へ
も伝達する。
請求項5によれば、圧力伝達部材のダイヤフラムの肉厚は、スライド・ブッシ
ュから始まって、特に、連続的に半径方向に外に向かう方向に減少する。このよ
うにして、請求項4に従った1つまたは複数の環状のシャフトと関連して、スラ
イド・ブッシュが軸方向に移動しても曲げモーメントがスライド・ブッシュに作
用せず、スライド・ブッシュとダイヤフラムは正確に軸方向に、すなわち、スピ
ンドルの長さ方向に平行に移動することができる。請求項5に従って構成措置に
よれば、スライド・ブッシュとダイヤフラムとの間の移行領域で圧力伝達部材は
特に丈夫な設計となる。
本発明のシール装置の具体的な実施形態では、圧力伝達部材のスライド・ブッ
シュはケーシングを通って環状シール部材を収容する環状スペースに突出してい
る。外端または環状スペースに突出するスライド・ブッシュの端部に環状スペー
スの内端またはベースと協働する半径方向外向きに突出したストップが配置され
ていて、該ストップは、特に、スライド・ブッシュにねじ込むことができるスト
ップ・リングの形を呈している。このストップ・リングは、ケーシングの内部の
方向の圧力伝達部材のスライド・ブッシュの軸方向の変位を制限したいる。スラ
イド・ブッシュの反対方向の軸方向の移動は、特に、ワンピースとして一体に形
成されたダイヤフラムにより制限されているか、あるいは、スライド・ブッシュ
の外周に位置していてケーシングの内側と協働する別個のストップにより制限さ
れている。
スピンドルの任意の選択位置における環状シール部材の取り替えを可能ならし
めるため、請求項10から12までに従った構成措置が用意されている。この場
合、上述の従来技術の取り替えと異なり、任意の選択的なスピンドルの位置また
は動作位置における動作の間、すべての環状部材、すなわち、最も内側の環状シ
ール部材を取り替えることが可能である。同じことは、シール装置の他の使用動
作、例えば、スペーサー等の取り替え等にも当てはまる。この程度まで、本発明
に従ったシール装置は、従来公知の技術に比べてかなりの進歩を示している。
請求項13と14に詳細に限定されている圧力媒体チャンバーは、シール装置
の使用が必要であるかどうかを示している。さらに、このことにより外に向かう
方向の使用媒体の浸透を確実に回避することができる。このことは、使用媒体に
健康に有害かつ危険なガスと流体が含まれる場合にはとりわけ重要である。
請求項15に従った構成措置も特に重要である。これらの構成措置によれば、
環状シール部材は、シール効果を損なうことなく半径方向に移動可能に取り付け
られる。したがって、スピンドルのねじれまたは曲がりを容易に補正することが
できる。同じことは、温度ファクターにより生じるスピンドルの直径の変化にお
よぼす影響にも当てはまる。
本発明に従って構成されたシール装置の実施形態を添付の図面を参照しながら
詳細に説明する。この図面は、長さ方向に見て上記の実施例の半分を示すもので
あり、ケーシング2から軸方向に移動可能に延在しているスピンドルは参照数字
1により表示されている。使用媒体の圧力下にあるケーシング2の内部スペース
は参照数字40により表示されている。図示のシール装置は、スピンドル1とケ
ーシング2の間に形成された環状のスペース5内に位置しているいわゆるグラン
ド・シールより成る。外から内に向かって見て、グランド・シールは環状のスペ
ース5内に次の要素を備えている。
プレート・スプリング29
プレッシャー・リング28
軸方向と半径方向に変形可能な環状のシール部材27
軸方向の面ディスク24
環状のシール部材23
軸方向の面ディスク22
環状のシール部材21
半径方向の開口20を備えたスペーサー19
環状のシール部材18
環状の面ディスク17
環状のシール部材16
軸方向の面ディスク31
ストリッパー・リング14
シール・リング・ディスク13。
スペーサー19は、軸方向のスペースに関して順次配置されている環状のシー
ル部材を軸方向内側のグループの環状シール部材16と18と軸方向外側の環状
のシール部材と軸方向外側のグループの環状のシール部材21と23と24と2
7に分割している。スペーサー19は、流体によりケーシング穴32を介して弾
性的に膨張可能な、図示の場合はベローズ状の閉止された圧力媒体チャンバー3
4と接続されている。ケーシング穴32と圧力媒体チャンバー34との間に接続
ライン33が延在している。環状のスペース5は、軸方向外に向かってスピンド
ル1の回りで延在しているケーシングの蓋3により閉止されている。このために
ケーシングの蓋3はケーシング2にねじ止めめされている。蓋のねじは参照数字
4により表示されている。プレート・スプリング29は軸方向の初期弾性テンシ
ョンを環状のシール部材またはグランド・リング27と25と23と21と18
と16に作用させるが、ケーシングの内側の環状のシール部材に作用する効果は
最小の程度にとどまっている。したがって、ケーシングの内部の環状シール部材
16、17の軸方向の初期テンションは、使用媒体により負荷される圧力伝達部
材6を介してケーシングの内部から作用する。この圧力伝達部材は、スピンドル
1を通過させるとともに、ダイヤフラム44を介して溶接によりケーシング2の
内側と接続されているスライド・ブッシュ9より成る。対応した環状の溶接シー
ムは参照数字7により表示されている。ダイヤフラム44は環状のディスクの形
状を呈していて、円周を越えて延在した弾性の大きな部分8を備えている。この
部分8はダイヤフラム44の外周の近傍まで延在していて、環状のへこみにより
表示されている。さらに、ダイヤフラム44の肉厚はスライド・ブッシュ9から
始まって半径外向きの方向に連続的に減少しており、へこみ8の領域における肉
厚が最小である。この構成により、スライド・ブッシュ9とダイヤフラム14と
の間に移行領域は十分に丈夫である。柔らかい弾性へこみ18が変形されるので
、スライド・ブッシュがダイヤフラムとともにほぼ曲げモーメントから解放され
た状態となることは確実であり、スライド・ブッシュは、ケーシング40の内部
にある使用媒体の作用による圧力負荷に従って軸方向に移動することができる。
上述の措置により、スピンドル1の走行の容易さが相対的な位置とは別個にスラ
イド・ブッシュ9により損なわれることはない。
図面によりさらに示されているように、圧力伝達部材6のスライド・ブッシュ
9は、ケーシング2を通って環状のシール部材16を受け支えている環状スペー
ス5の中に突設しており、環状スペース5に突設しているスライド・ブッシュの
外端、すなわち、端部に半径方向外向きに突設しているストップが配置されてい
て、環状スペース5の内端またはベースと協働している。このストップは、スラ
イド・ブッシュ9にねじこまれるストップ・リング10の形状を呈している。こ
のストップ・リングは、内向きの方向、すなわち、矢印Eの方向にスライド・ブ
ッシュ9の軸方向の移動を制限している。
反対の方向、すなわち、矢印Dの方向には、スライド・ブッシュ9の軸方向の
移動は、ケーシング2の内側と協働してワンピースとして一体に形成されている
膜44により制限されている。膜44の突起の直上であってスライド・ブッシュ
9の外周上に別個の環状ストップを用意することも可能である。この環状のスト
ップは、ダイアフラムに面するケーシング2の内側と協働して外側から内側に向
かうスライド・ブッシュ9の軸方向の移動を制限している。
一方が圧力伝達部材6により、他方がケーシング2の該当した内側、この場合
は環状のスペースにより限定されているスペースは、流体によりケーシング壁の
漏洩穴11を介して環境と接続されている。したがって、大気圧がこのスペース
42で得られる。したがって、圧力伝達部材は、ケーシング40の内側で得られ
る使用媒体の圧力のため、軸方向外向きに動作する圧力負荷を行う。このように
して、ケーシングの内側の環状シール部材16、18に作用する軸方向の最初の
テンションは、ケーシングの内部から、すなわち、矢印Dの方向に行われる。
さらに別の重要な点は、圧力伝達部材6の内側または圧力負荷側、すなわち、
ダイヤフラム44の圧力負荷側でスピンドル1の回りに延在した別のダイヤフラ
ム36が設けられていることである。このダイヤフラム36は、それ自身とスピ
ンドル1とダイヤフラム44との間にスペースを限定している。このスペースは
、一方ではダイヤフラム36とスピンドルとの間の環状のスロット38を介し加
圧下でケーシング40の内部と連通しており、他方では直径の方向により位置し
ている開口、特に、穴39がケーシング40の内部と連通している。ダイアフラ
ム36は、プレート・スプリングの要領で耐熱鋼のプレートから作られていて、
流体を通さないやり方で外周エッジに沿って圧力伝達部材6のダイヤフラム44
に溶接されている。スピンドル1の回りに延在しているダイヤフラム36のエッ
ジ37は、スライド・ブッシュ9の内縁の半径に適合するよう外向きに湾曲また
はカールしており、外に向かって湾曲またはカールしたエッジ37は、図面に示
されているような通常の動作状態のもとでは、すなわち、環状シール部材16が
十分にシールされているときは、スライド・ブッシュ9の内縁45から隔置され
ている。環状シール部材16がリークしたときあるいは取り外されたとき、弾性
的に変形しているダイヤフラム36の外向きに湾曲しあるいはカールしてエッジ
37は、スピンドル1とスライド・エッジ45との間のスロットの中に押し込ま
れ、スピンドル1とスライド・ブッシュまたは圧力伝達部材6との間にシールが
作られる。上述のように、グランド・リングまたは環状のシール・リングが組み
込まれると、軸方向の外部プレート・スプリング29は、最小の軸方向と変形を
拘束する半径方向のテンションを環状のシール・リング16に付加し、最小程度
のスピンドル1のシールが確保される。したがって、グランド・シールは外部に
向かっては漏洩を許さない。この手法により、圧力伝達部材6またはスライド・
ブッシュ9は、ダイヤフラム44の弾性部分8の力に抗して内側に向かって、す
なわち、矢印Eの方向に移動する。軸方向内向きの移動は、ストップ・リング1
0により制限されている。このシステムは、ストップ・リング10が動作しない
限り、圧力のない平衡状態にある。このことは、材料の係数に従って半径のテン
ションに変換される同じ軸方向の力が、軸方向最外側の環状シール部材またはグ
ランド・リング27に作用するとともに、ケーシングの内側にある最内側のスト
リッパー・リングにも作用することを意味する。ケーシング2の内部40の圧力
が増加すると、軸方向の力が圧力伝達部材6のダイヤフラム44に作用する。こ
の軸方向の力はスライド・ブッシュ9と外端面41を介してストリッパー・リン
グに伝達され、したがって、ケーシングの内側にある環状シール部材16、18
にも伝達される。その時点で生じる圧力は、シールすべき圧力差にも比例し、プ
レート・スプリング29により拘束される最小圧力をつねに下回っている。スト
リッパー・リング14は、スピンドル1が移動したとき、すなわち、矢印Dのス
トリッパー・リングの方向に移動したとき、媒体のソリッドな成分を外側に保持
する働きをする。図示の実施例では、環状のシール部材16とストリッパー・リ
ング14はそれぞれ、円錐状の端面を備えている。環状のシール部材16とスト
リッパー・リング14はこれらの部材に表面により整列しており、軸方向の圧力
を受けると、交互に半径方向外向きと内向きに圧し動かされ、これらの半径方向
のシールの移動は、一方ではグランド・リング・シール部材の間の環状のスロッ
ト46または46′により可能であるとともに、他方ではケーシング2のスピン
ドル1により可能である(図面を参照のこと)。したがって、良好なシールはス
ピンドルに関して得られるとともに、ケーシングまたは環状のスペースに関して
得ることができる。軸方向面ディスク15、17、22、24、26はそれそれ
、軸方向に隣接した環状シール部材の間に位置している。軸方向の面ディスク1
5等は、傾斜と、方向に応じた半径方向の圧力と、異なったスピンドルの直径と
スピンドル1の軸の同じ高さの整列の非直線牲と環状スペース5の場合における
環状シール部材またはグランド・リングの相対的な移動に応じて可能でありある
いは容易に可能である。シール装置のケーシングの内側で漏洩が生じると、エペ
ーサー19の穴20とケーシングの穴32とパイプ33を通って発生した漏洩が
上述の圧力媒体チャンバー34に向きが変えられる。通常のケーシング条件のも
とでは、圧力媒体チャンバー34は初期の機械的なテンションのもとにある。す
なわち、部分的な真空がチャンバー34に得られる。したがって、漏洩の量は、
圧力媒体チャンバー34を矢印Aの方向に広げるために高い圧力を引き起こすこ
とを必要としない。特殊な漏洩量のとき、圧力媒体34と関連した電気的な接点
35が閉じ、対応した信号を発信する。しかるのち、圧力媒体チャンバー34は
再び加圧され、使用媒体の漏洩量が再びシステムの中に押し戻される。2つの漏
洩信号の間の時間間隔は、漏洩の流れとシール装置の使用の必要性を表す尺度と
して解釈することができる。この手順の間は、いずれの場合も、グランド・シー
ル装置の外部は流体が漏洩しない状態であり、使用媒体が制御されない態様で環
境に流れることはない。ケーシングの内側で欠陥のある環状シール部材16と1
8の交換またはストリッパー14の交換は、上述の別のダイヤフラム36を使用
してスピンドル1の任意の位置で行うことができる。通常の使用状態のもとでは
、環状のスロット38は、ダイヤフタム36とスピンドル1との間に形成される
。外周エッジの近傍にダイヤフラム36は穴39を備えており、該穴39の横断
面積はスロット38の自由な横断面積より小さい。漏洩量がスロット38を通っ
て矢印Dの方向に流れると、固体物質がダイヤフラム36と圧力伝達部材5また
はダイヤフラム44との間のスペース43に運ばれてそこで分離される。しかし
、これらの固体材料または固体粒子は穴39を通って再びスペース43を離れる
ことができる。漏洩量がさらに大きいときは、運ばれた固体粒子により穴39が
部分的または全体が閉止され、ケーシング40の内部スペースとダイヤフラム・
スペース43との間で圧力差が生じる。これによりダイヤフラム36の外向き、
すなわち、矢印Dの方向の外向きの移動が生じる。したがって、環状スロット3
8は増大分まで減少し、その結果、圧力差が対応して増加する。最後に、スライ
ド・ブッシュの内部エッジ45と接触しているダイヤフラム36の外向きに湾曲
したエッジ37またはカールしたエッジ37がスピンドル1と内部エッジ45と
の間のスロットに押し入れられる。かくして、スピンドル1のメタリック・シー
ルが得られる。ダイヤフラム36のこの位置で、すべての環状シール部材または
グランド・リング16等が、ストリッパー・リング、スペーサー等といっしょに
環状スペース5から取り除かれて、新しいシール部材と取り替えられる。この場
合、装置の動作を中断する必要がない。ダイヤフラム36は、一方では2つの安
定した条件、すなわち、環状スロット38について図面に示されている条件、他
方では純粋にメタッリック・シールの条件を備えているよう設計されているのが
好ましい。両方の条件では、ダイヤフラム36は、外力により影響されていない
ままである。後記の条件、すなわち、メタリック・シールの条件からは、ダイヤ
フラム36は、軸方向内向きに、すなわち、スピンドル1の移動により矢印Eの
方向に緩められてもさしつかえない。あるいは、ダイヤフラム36は、ケーシン
グ穴32とスペーサー19を介して圧力が負荷されるようにしてもさしつかえな
い。2つの安定した条件を得ること、すなわち、ダイヤフラム36が対応して設
計されること(圧力のない状態での内部テンション)は連続したプロセスではな
い。この実施例では、ダイヤフラム36は、両方で安定している、すなわち、開
放された状態でも安定して保持されているとともに、シーリングの状態でも安定
して保持されている。これにより2つのダイヤフラムの位置を明確に限定するこ
とができるという利点がある。
この出願書類に開示されている特徴はすべて、従来技術に比べて新規であるの
で、個々にあるいは組み合わせた状態で、本発明にとって必須のものであるとし
て請求されている。
参照数字のリスト
1 スピンドル
2 ケーシング
3 蓋
4 接続ねじ
5 環状のスペース
6 圧力伝達部材
7 環状の溶接シーム
8 弾性部分
9 スライド・ブッシュ
10 ストップ・リング
11 漏洩穴
12 ストップ・リング10上でねじ込まれるねじ
13 環状のシール・リング
14 ストリッパー・リング
15 軸方向の面ディスク
16 環状のグランド・シール部材
17 軸方向の面ディスク
18 環状のグランド・シール部材
19 スペーサー部材
20 穴
21 環状のグランド・シール部材
22 軸方向の面ディスク
23 環状のグランド・シール部材
24 軸方向の面ディスク
25 環状のグランド・シール部材
26 軸方向の面ディスク
27 環状のグランド・シール部材
28 プレッシャー・リング
29 プレート・スプリング
30 スロット
31 スロット
32 漏洩穴
33 流体パイプ
34 圧力媒体チャンバー
35 接触信号エミッター
36 ダイヤフラム
37 ダイヤフラム36の内部エッジ
38 環状のスロット
39 穴
40 ケーシングの内部スペース
41 スライド・ブッシュ9の外端面
42 環状のスペース
43 スペース
44 圧力伝達部材6のダイヤフラム
45 圧力伝達部材またはスライド・ブッシュ9の内縁
46 環状のグランド・シール部材とスピンドルとの間の環状のスロット
46′ 環状のグランド・シール部材とケーシングとの間の環状のスロット
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.使用媒体の圧力のもとケーシング(2)からあるいはプレッシャー・パイプ 等から軸方向に移動可能に通過するスピンドル(1)に使用されるシール装置で あって、該シール装置が、スピンドル(1)とケーシング(2)との間に形成さ れた環状のスペース(5)の中で順次軸方向に間隔をあけて位置ぎめされた複数 の環状のグランド・シール部材(15、18、21、23、25、27)より成 り、該環状のグランド・シール部材がスペーサー(19)により軸方向に内部の グループの環状のシール部材(16、18)と軸方向に外部のグループの環状の シール部材(21、23、25、27)に分割されていて、スペーサー(19) が流体によりケーシング(2)に形成された穴(32)を介して圧力媒体チャン バー(34)と接続されており、環状のシール部材(16、18、21、23、 25、27)が当初軸方向にテンションをかけるよう構成されたシール装置にお いて、環状のシール部材(16、18、21、23、25、27)が、圧力伝達 部材(6)によるケーシングの内部(40)からのある程度の初期軸方向のテン ションのもとで使用媒体により負荷されることを特徴とするシール装置。 2.圧力伝達部材(6)が、スピンドル(1)が通過するスライド・ブッシュよ り成り、該スライド・ブッシュが流体によりダイヤフラム(44)を介して特に 溶接(環状の溶接シーム7)によりケーシング(2)の内側と接続されているこ とを特徴とする請求項1記載のシール装置。 3.圧力伝達部材(6)のダイヤフラム(44)が、環状のディスクの形状を呈 していて、円周に沿って延在している大きな弾性の部分(8)を備えていること を特徴とする請求項2記載のシール装置。 4.大きな弾性の部分(8)が、ダイヤフラム(44)の外周の近傍に延在して いて、材料の弱い部分かつ/または1つまたは複数の環状のコルゲーションより 成ることを特徴とする請求項3記載のシール装置。 5.圧力伝達部材(6)のダイヤフラム(44)の肉厚が、スライド・ブッシュ (9)から始まって半径方向外向きの方向に特に連続的に減少していることを特 徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のシール装置。 6.圧力伝達部材(6)のダイヤフラム(44)が、弾性部分(8)の領域で最 小の肉厚を有することを特徴とする請求項5記載のシール装置。 7.圧力伝達部材(6)のスライド・ブッシュ(7)が、ケーシング(2)を通 って環状のシール部材(16等)を受け支える環状のスペース(5)の中に突出 しており、外端またはスライド・ブッシュ(9)の環状のスペース(5)に突出 している端部に半径方向外向きに突出したストップが位置ぎめされており、該ス トップが、特にスライド・ブッシュ(9)にねじ込むことができるストップ・リ ング(10)の形で環状スペース(8)の端部またはベースと協働することを特 徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のシール装置。 8.一方が圧力伝達部材により限定され、他方がケーシング(2)の該等した内 側により限定されているスペース、特に、環状のスペース(44)が、流体によ りケーシング壁の漏洩穴(11)を介して環境と接続されていることを特徴とす る請求項1〜7のいずれか一項に記載のシール装置。 9.圧力伝達部材(6)のスライド・ブッシュ(9)の軸方向の移動が、一方で は、すなわち、内向きの方向ではストップ、特に、内端上に位置したいるストッ プ・リング(10)により制約されており、他方では、すなわち、外向きの方向 ではスライド・ブッシュ(9)に接続されていて、特にワンピースとして一体に 形成されており、スライド・ブッシュ(9)の外周上に位置したいる別個のスト ップ用に位置ぎめされていて、ダイヤフラム(44)に面するケーシング(2) の内側と協働するダイヤフラム(44)により制約されていることを特徴とする 請求項7または8記載のシール装置。 10.圧力伝達部材(6)の内側または圧力が負荷された側、特に、ダイヤフラ ム(44)の圧力負荷側にスピンドル(1)の回りを延在している別のダイヤフ ラム(36)が設けられていて、該ダイヤフラム(36)が、それ自身とスピン ドル(1)と圧力伝達部材(6)またはそのダイヤフラム(44)との間にスペ ース(43)を限定していて、該スペース(43)が、一方では別のダイアフラ ム(36)とスピンドル(1)との間で環状のスロット(38)を介して加圧下 にあるケーシングの内部(40)と連通しているスペース(42)と、他方では ケーシングの内部(40)に関して直径の方向に位置している開口、特に、穴( 39)とを限定していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の シール装置。 11.別のダイヤフラム(36)がプレート・スプリングの態様に形成されてい て、流体を漏洩させないやり方で外周エッジに沿って圧力伝達部材(6)または ダイヤフラム(44)に接続されており、これが、特に、溶接により達成されて いることを特徴とする請求項10記載のシール装置。 12.スピンドル(1)の回りに延在している別のダイヤフラム(36)のエッ ジ(37)が、圧力伝達部材(6)またはスライド・ブッシュ(9)の内縁の半 径にあわせて外に向かって湾曲またはカールされていて、特に、環状のシール部 材(16等)が十分にシールされているときは、通常の作業条件のもとで別のダ イヤフラム(36)の外向きに湾曲またはカールしたエッジは、圧力伝達部材ま たはスライド・ブッシュ(9)の内縁(45)から隔置されており、しかして、 環状シール部材(16等)から漏洩したりあるいは取り外したとき、弾性的に変 形する別のダイヤフラム(36)の外向きに湾曲またはカールしたエッジがスピ ンドル(1)と圧力伝達部材またはスライド・ブッシュ(9)の該等したエッジ との間のスロットに中に押し込まれ、スピンドル(1)と圧力伝達部材(6)ま たはスライド・ブッシュ(9)との間でシールが得られることを特徴とする請求 項10または11記載のシール装置。 13.流体によりスペーサー(20)と接続された圧力媒体チャンバー(34) が、使用媒体の漏洩量を受け取る働きをするとともに、弾性を有する、特に、ベ ローズの形状を呈していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記 載のシール装置。 14.圧力媒体チャンバー(34)がこれと関連してセンサー、特に、電気的な 接点(35)を備えており、該接点が圧力媒体チャンバー(34)の過度な膨張 、したがって容認できない漏洩を表す信号を発することを特徴とする請求項13 記載のシール装置。 15.環状のシール部材(16等)が、ストリッパー・リング(14)を介して 支持されるとともに、必要な場合、圧力伝達部材(6)のスライド・ブッシュ( 9)または外端面(41)上の軸方向の面ディスクを介して支持されていること を特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のシール装置。 16.環状のシール部材(16等)と、必要な場合はストリッパー・リング(1 4)がそれぞれ、円錐形の端面を備えていて、これらの端面が互いに整列してい て、軸方向の圧力のもと交互に半径方向外向きと半径方向内向きに押圧されるこ とを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載のシール装置。 17.軸方向の面ディスク(15、17、22、24、26)がそれぞれ、軸方 向に隣接した環状シーリ部材(16等)の間に位置していることを特徴とする請 求項16記載のシール装置。 18.環状のシル部材(16等)が、ばね、特に、プレート・スプリング(29 )とプレシャー・リング(28)を介在させて蓋(3)によりスピンドル(1) とケーシング(2)との間で環状スペース(5)内に保持されていることを特徴 とする請求項1〜17のいずれか一項に記載のシール装置。
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