JPH0851457A - 電磁結合形パルス信号再生回路 - Google Patents

電磁結合形パルス信号再生回路

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JPH0851457A
JPH0851457A JP7133294A JP13329495A JPH0851457A JP H0851457 A JPH0851457 A JP H0851457A JP 7133294 A JP7133294 A JP 7133294A JP 13329495 A JP13329495 A JP 13329495A JP H0851457 A JPH0851457 A JP H0851457A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な回路構成で、パルス信号の精度
の良い再生を行う。 【構成】 パルス信号からなる入力信号Siが入力端子
10に入力されると、トランジスタ11がオン、オフ動
作してパルストランス12の2次コイル12bに誘起信
号S12bが発生する。この誘起信号S12bは、分圧
用抵抗20およびスピードアップ用キャパシタ5を介し
て入力ノードN20へ送られる。入力ノードN20に
は、分圧用抵抗20、21で生成されたバイアス電圧V
bが印加されている。入力ノードN20に送られてきた
誘起信号S12bが振動波形の場合、FF30の閾値電
圧Vth以下の波形に対しては該FF30が反応せず、
該閾値電圧Vthを越えた波形に対してのみFF30が
パルス波形の出力信号S0を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁結合形メモリカー
ドシステムの信号受信回路等に用いられる電磁結合形パ
ルス信号再生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記憶機能を持つメモリカードを用
いた電磁結合形メモリカードシステムが種々提案されて
いる。電磁結合形メモリカードシステムは、記憶機能を
持つメモリカードとカード処理装置との間で、磁気信号
を用いて例えば周波数800KHz程度のデータの送受
を行うシステムである。この種の電磁結合形メモリカー
ドシステムの信号受信回路に用いられる従来の電磁結合
形パルス信号再生回路の一構成例の回路図を図2に示
す。 図2の電磁結合形パルス信号再生回路は、パルス
信号からなる入力信号Si を入力する入力端子1を有
し、その入力端子1にNPNトランジスタ2のベースが
接続されている。トランジスタ2のエミッタはグランド
(GND)に接続され、そのコレクタが、電磁結合用コ
イルであるパルストランス3の1次コイル3aを介して
電源電圧Vcc1 に接続されている。パルストランス3の
2次コイル3bの一端はGNDに接続され、その他端が
デカップリング用キャパシタ4を介して入力ノードN4
に接続されている。入力ノードN4は、分圧用抵抗5を
介して電源電位Vcc2 に接続されると共に、分圧用抵抗
6を介してGNDに接続されている。電源電圧Vcc2
は、抵抗7を介してNPNトランジスタ8のコレクタに
接続されている。トランジスタ8は、ベースが入力ノー
ドN4に接続され、エミッタがGNDに接続され、さら
にコレクタが出力信号So 出力用の出力端子9に接続さ
れている。なお、図2中のS3bは、2次コイル3bに
発生する誘起信号である。
【0003】図3は図2の信号波形図であり、この図を
参照しつつ従来の電磁結合形パルス信号再生回路の動作
を説明する。パルス信号からなる入力信号Si が入力端
子1に入力されると、トランジスタ11がオン状態とな
り、パルストランス3の1次コイル3aに電源電流が流
れる。パルストランス3の1次コイル3aに電源電流が
流れると、その2次コイル3bに誘起信号S3bが発生
する。この誘起信号S3bがキャパシタ4を介してトラ
ンジスタ8のベースへ送られるので、該トランジスタ8
がオン,オフ動作して出力端子9から出力信号So が出
力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁結合形パルス信号再生回路では、次のような問題が
あり、それを解決することが困難であった。パルストラ
ンス3を用いたパルス信号再生回路では、例えば周波数
800KHz程度のデータの受信を行うため、該パルス
トランス3の2次コイル3b側における低周波から高周
波までの全領域においてインピーダンスマッチングをと
ることが困難である。そして、パルストランス3の2次
コイル3bがインピーダンスマッチング状態でないとき
には、図3のような振動波形の誘起信号S3bが発生す
るので、その誘起信号S3bによってトランジスタ8が
オン,オフ動作を行い、該トランジスタ8のコレクタ側
の出力端子9から図3のような振動波形の出力信号So
が出力される。この出力信号Soは、入力信号Si と異
なる波形となる。
【0005】これを防止するため、例えば、出力端子9
に波形整形回路を接続し、該波形整形回路によって出力
信号So を波形整形することにより、入力信号Si と似
た出力信号を得ることも可能である。しかし、このよう
な波形整形回路を設けると、パルス信号再生回路の回路
構成が複雑になるという問題が生じる。
【0006】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、比較的簡単な回路構成で、パルス信号の精度の
良い再生が困難な点について解決した電磁結合形パルス
信号再生回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、電磁結合用の1次コイル及び2次コ
イルと、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次
コイルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、前
記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再生
する電磁結合形パルス信号再生回路において、バイアス
電圧印加手段とマルチバイブレータ(例えば、フリップ
フロップ又はモノマルチバイブレータ)とを備えてい
る。バイアス電圧印加手段は、前記誘起信号を入力する
入力ノードに対して閾値電圧より低い電圧のバイアス電
圧を印加する回路である。又、マルチバイブレータは、
前記閾値電圧を有し、前記入力ノードより入力される前
記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも高いときには所定
のパルス幅のパルス信号を出力する回路である。
【0008】第2の発明では、第1の発明と同様の電磁
結合形パルス信号再生回路において、第1の発明と異な
る構成のバイアス電圧印加手段とマルチバイブレータ
(例えば、フリップフロップ又はモノマルチバイブレー
タ)とを備えている。バイアス電圧印加手段は、前記誘
起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧より高い
電圧のバイアス電圧を印加する回路である。又、マルチ
バイブレータは、前記閾値電圧を有し、前記入力ノード
より入力される前記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも
低いときには所定のパルス幅のパルス信号を出力する回
路である。
【0009】第3の発明では、第1の発明と同様の電磁
結合形パルス信号再生回路において、第1の発明と同様
に前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧
より低い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、インバータとを備えている。インバータは、
前記閾値電圧を有し、前記入力ノードより入力される前
記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも高いときにはパル
ス信号を出力する回路である。
【0010】第4の発明では、第1、第2又は第3の発
明の電磁結合形パルス信号再生回路におけるバイアス電
圧印加手段を、抵抗分圧回路で構成している。
【0011】第5の発明では、第1又は第2の発明の電
磁結合形パルス信号再生回路におけるバイアス電圧印加
手段を、抵抗及びツェナーダイオードからなる分圧回路
で構成している。 第6の発明では、第1、第2又は第
3の発明の2次コイルと入力ノードとの間に、スピード
アップ用キャパシタを接続している。
【0012】
【作用】本願発明の代表的なものによれば、パルス信号
が入力されると、スイッチング素子がオン,オフ動作し
て1次コイルに電流が流れ、それと電磁結合された2次
コイルに誘起信号が発生する。2次コイルの出力負荷が
インピーダンスマッチングしていない場合、該2次コイ
ルに発生した誘起信号は振動波形となって入力ノードへ
送られる。マルチバイブレータの入力端子の雑音余裕
(ノイズマージン)は、閾値電圧とバイアス電圧との差
になる。そのため、入力ノードに伝達されてきた誘起信
号の振動波形が、閾値電圧よりも低いか、あるいは高い
場合にはマルチバイブレータが動作しないので、該マル
チバイブレータから単一パルス波形の出力信号が出力さ
れる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0013】
【実施例】第1の実施例 図1は、電磁結合形メモリカードシステムの信号受信回
路等に用いられる本発明の第1の実施例を示す電磁結合
形パルス信号再生回路の回路図である。この電磁結合形
パルス信号再生回路は、パルス信号からなる入力信号S
i を入力する入力端子10を有し、該入力端子10にス
イッチング素子(例えば、NPNトランジスタ)11の
ベースが接続されている。トランジスタ11のエミッタ
はGNDに接続され、そのコレクタが、電磁結合用コイ
ル(例えば、パルストランス)12の1次コイル12a
を介して電源電圧Vcc1 に接続されている。パルストラ
ンス12の2次コイル12bは、誘起信号S12bを発
生するコイルであり、その一端がGNDに接続され、そ
の他端が分圧用抵抗20を介して入力ノードN20に接
続されている。抵抗20と並列に、スピードアップ用キ
ャパシタ25が接続されている。
【0014】入力ノードN20には、閾値電圧Vthを有
するパルス発生器、例えば双安定マルチバイブレータで
あるフリップフロップ(以下、FFという)30のクロ
ック端子CLKが接続されている。FF30は相補形M
OSトランジスタ(以下、CMOSという)等で構成さ
れ、その反転出力端子Q~ と入力ノードN20との間に
分圧用抵抗21が接続されている。抵抗20及び21に
よってバイアス電圧印加手段が構成され、FF30のク
ロック端子CLKのバイアス電圧Vb を閾値電圧Vthよ
りも低い電圧に設定するようになっている。FF30の
入力端子Dは電源電圧Vcc2 に接続され、該FF30の
反転出力端子Q~ と反転リセット端子R~ との間に抵抗
32が接続され、さらにその反転リセット端子R~ がキ
ャパシタ31を介してGNDに接続されている。FF3
0の出力端子Qは、パルス波形の出力信号So を出力す
る出力端子35に接続されている。
【0015】FF30は、入力端子Dが論理“1”の状
態にセットされており、待機状態で、出力端子Qが
“0”、反転出力端子Q~ が“1”、反転リセット端子
R~ が“1”である。FF30の反転リセット端子R~
が“0”になると、リセット状態となる。出力端子Qの
出力パルス幅は、キャパシタ31の値C31と抵抗32
の値R32との積(時定数τ)C31・R32に比例し
た値である。
【0016】図4は、図1中のFF30の動作特性図で
あり、横軸にクロック端子CLKに入力されるクロック
入力電圧Vclk が、縦軸に出力端子Qの出力電圧Vout
がとられている。Vp はクロック入力端子Vclk の尖頭
電圧(ピーク電圧)、IddはFF30の電源電流であ
る。図5は図1に示す電磁結合形パルス信号再生回路の
信号波形図である。以下、図4及び図5を参照しつつ、
図1に示す電磁結合形パルス信号再生回路の動作を説明
する。 図5に示すようなパルス信号からなる入力信号
Si が入力端子10に入力されると、該入力信号Si に
よってトランジスタ11がオン状態となり、電源電圧V
cc1 側からパルストランス12の1次コイル12aへ電
源電流が流れ、その2次コイル12bに誘起信号S12
bが発生する。パルストランス12の出力負荷がインピ
ーダンスマッチングしていない場合、2次コイル12b
に発生する誘起信号S12bの波形は、図5に示すよう
にパルス波形ではなく、振動波形になる。この振動波形
が、抵抗20及びキャパシタ25と入力ノードN20と
を経由してFF30のクロック端子CLKへ送られる。
ここで、FF30のクロック端子CLK側の入力ノー
ドN20のバイアス電圧Vb は、分圧用抵抗20,21
により、図4に示すように閾値電圧Vthより低い電圧に
設定されている。図4に示すピーク電圧Vp の誘起信号
S12bが、パルストランス12の2次コイル12bか
ら抵抗20及びキャパシタ25と入力ノードN20とを
経由してFF30のクロック端子CLKに入力される
と、該クロック端子CLKのバイアス電圧Vb が閾値電
圧Vthより高いので、該FF30の出力端子Qから出力
される出力信号So が一定の時間だけ“1”の状態とな
る。この出力信号So のパルス幅は、時定数τ=C31
・R32に比例した値となる。従って、パルス信号から
なる入力信号Si が入力されると、ミスマッチングによ
ってパルストランス12の2次コイル12bから発生す
る誘起信号S12bが振動波形となっても、一定のパル
ス幅に波形整形されたパルス波形の出力信号So が出力
端子35から出力されることになる。
【0017】入力ノードN20の電圧が閾値電圧Vthよ
り低いときには、FF30は動作しない。従って、FF
30のクロック端子CLKのノイズマージンは電圧(V
th−Vb )となり、閾値電圧Vthより小さな信号の場合
は該FF30が反応しない。なお、分圧用抵抗20に並
列接続されたキャパシタ25は、パルストランス12の
出力パルスのスピードアップを図るものである。このキ
ャパシタ25を除去すると、FF30のクロック端子C
LKに印加される信号電圧は、パルストランス12の2
次コイル12bから発生する誘起信号S12bを抵抗2
0と21で分圧した電圧となる。以上のように、この第
1の実施例では、次のような利点がある。
【0018】図4に示すように、誘起信号S12bの波
形が振動波形の場合、FF30は閾値電圧Vth以下の誘
起信号S12bには反応しない。そして、閾値電圧Vth
を越えた誘起信号S12bに対してのみ、FF30が一
定のパルス波形の出力信号So を出力する。FF30の
クロック端子CLKに入力される誘起信号S12bのう
ち、閾値電圧Vthを越える振動波形が数個連続する場
合、その誘起信号S12bの閾値電圧Vthを越える時間
幅だけ、予め該FF30の時定数C31・R32を大き
くして出力信号So のパルス波形が単一パルス波形とな
るように設定しておく。このように設定すると、図5に
示す誘起信号S12bがFF30のクロック端子CLK
に入力されても、出力端子35から出力される出力信号
So は、波形整形されて図5に示すような一定のパルス
幅の単一波形となる。従って、入力信号Si が正確に検
出されてその検出結果に応じたパルス波形の出力信号S
o が出力端子35から出力される。しかも、FF30を
用いて波形整形しているので、パルス信号再生回路の回
路構成が簡単になる。
【0019】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この電磁結合形パルス信号再生回路では、第1の実施例
の分圧用抵抗20に代えて分圧用のツェナーダイオード
22を設け、このツェナーダイオード22と分圧用抵抗
21とでバイアス電圧印加手段を構成している。
【0020】この電磁結合形パルス信号再生回路は、基
本的には第1の実施例と同様の動作を行う。即ち、図5
に示すパルス信号からなる入力信号Si が入力端子10
に入力されると、トランジスタ11がオン状態となり、
パルストランス12の1次コイル12aに電源電流が流
れてその2次コイル12bに誘起信号S12bが発生す
る。パルストランス12の出力負荷がインピーダンスマ
ッチングしていない場合、2次コイル12bに発生する
誘起信号S12bがパルス波形ではなく、図5に示すよ
うな振動波形になる。この振動波形が、キャパシタ25
及びツェナーダイオード22と入力ノードN20とを経
由してFF30のクロック端子CLKへ送られる。FF
30のクロック端子CLKに、閾値電圧Vth以上の電圧
が印加されると、該FF30の出力端子Qから、時定数
τ=C31・R32に比例したパルス幅の出力信号So
が出力される。従って、入力信号Si を検出したパルス
波形の出力信号So が出力端子35から出力されること
になる。
【0021】ツェナーダイオード22と並列に接続され
たキャパシタ25は、第1の実施例と同様に、パルスト
ランス12の出力パルスのスピードアップを図るキャパ
シタである。このキャパシタ25を除去すると、FF3
0のクロック端子CLKに印加される信号電圧は、図5
に示す誘起信号S12bを抵抗21とツェナーダイオー
ド22とで分圧した電圧となる。ツェナーダイオード2
2は、定常状態においてツェナーブレークダウン(ツェ
ナー降伏)状態となるようにFF30の反転出力端子Q
~ から抵抗21を経由してバイアス電流が流れている。
この状態において、ツェナーダイオード22はその内部
インピーダンスが、第1の実施例のような抵抗20を使
用したときよりも低くなる。そのため、パルストランス
12の2次コイル12bから発生した誘起信号S12b
が、ツェナーダイオード22でわずかに減衰してFF3
0のクロック端子CLKに入力する。従って、パルス信
号のスピードが比較的低速の場合、キャパシタ25を省
略することが可能である。以上のように、この第2の実
施例では、第1の実施例とほぼ同様の利点を有する他
に、次のような利点も有している。
【0022】ツェナーダイオード22を設けているの
で、第1の実施例のような抵抗20を用いた場合よりイ
ンピーダンスを小さく設計できる。そのため、パルスト
ランス12の2次コイル12bから発生する誘起信号S
12bの減衰を、抵抗20を使った場合より小さくでき
る。又、パルス信号が低速の場合には、キャパシタ25
を省略しても、同等の効果を期待でき、それによって回
路構成をより簡単化できる。
【0023】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す図
1、及び第2の実施例を示す図6中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この電磁結合形パルス
信号再生回路は、第2の実施例のツェナーダイオード2
2と抵抗21との取付け位置を変更した構成、即ち第1
の実施例の抵抗21をツェナーダイオード22に置き換
えた構成になっている。そのため、このパルス信号再生
回路は、基本的には第1及び第2の実施例とほぼ同様の
動作を行う。以下、その動作を説明する。
【0024】図5に示すパルス信号からなる入力信号S
i が入力端子10に入力されると、トランジスタ11が
オン状態となり、パルストランス12の1次コイル12
aに電源電流が流れ、その2次コイル12bに図5に示
すような波形の誘起信号S12bが発生する。FF30
のクロック端子CLK側の入力ノードN20には、次式
(1)に示すような直流のバイアス電圧Vb が設定され
ている。
【0025】 Vb =VQ-×Vr21/(Vr21+Vzd) ・・・(1) 但し、Vr21は、抵抗21の端子間電位差 Vzdは、ツエナダイオード22の端子間電位差 VQ-は、FF30の反転出力端子Q-の出力電圧 バイアス電圧Vb は、FF30のクロック端子CLKの
閾値電圧Vthより低く設定された状態とする。パルスト
ランス12の2次コイル12bに、図5に示すような誘
起信号S12bが発生すると、この誘起信号S12b
が、抵抗21及びキャパシタ25と入力ノードN20と
を経由してFF30のクロック端子CLKに印加され
る。クロック端子CLKのピーク電圧Vp が閾値電圧V
thより高いとき、FF30の出力端子Qから、図5に示
すような時定数τ≒C31・R32のパルス幅の出力信
号So が出力される。図5に示す誘起信号S12bの振
動波形が出力信号So のパルス幅より小さい場合、その
出力信号So の波形が単一パルスとなる。
【0026】ツェナーダイオード22は、次式(2)に
示すように、FF30の反転出力端子Q~ の出力電圧V
Q~から該ツェナーダイオード22の端子間電位差Vzdを
減じたバイアス電圧Vb を該FF30のクロック端子C
LKに印加している。
【0027】 Vb =VQ-−Vzd ・・・(2) 以上のように、この第3の実施例では、第1の実施例の
抵抗21に代えてツェナーダイオード22を設けた構成
となっているので、第1の実施例とほぼ同様の利点を有
する。 さらに、ツェナーダイオード22を設けたの
で、消費電力を小さくすることができる。即ち、ツェナ
ーダイオード22の代わりに第2の実施例の抵抗21を
使用すると、消費電力が端子間の電位差と電流との積と
なる。ところが、本実施例のようにツェナーダイオード
22を設けると、端子間の電位差が抵抗21の使用時と
同一でも、該ツェナーダイオード22の特性上、ツェナ
ーブレークダウン時の電流を抵抗21を用いた場合より
も小さく設定することができる。従って、第2の実施例
の抵抗21を用いた場合よりも消費電力を低減できる。
【0028】第4の実施例 図8は、本発明の第4の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
第1の実施例の電磁結合形パルス信号再生回路では、F
F30の反転出力端子Q-の出力電圧を抵抗20と21
で分圧した電圧をバイアス電圧Vb として該FF30の
クロック端子CLK側の入力ノードN20に印加してい
る。これに対し、この第4の実施例の電磁結合形パルス
信号再生回路では、電源電圧Vcc2 を抵抗20と21で
分圧した電圧をバイアス電圧Vb として入力ノードN2
0に印加する構成になっている。
【0029】この第4の実施例のパルス信号再生回路で
は、基本的には第1の実施例とほぼ同様の動作を行う。
以下、その動作を説明する。
【0030】第1の実施例では、FF30の反転出力端
子Q- から出力される電圧を、抵抗21を経由して該F
F30のクロック端子CLKに帰還している。そのた
め、静止時のクロック端子CLKのバイアス電圧Vb
は、次式(3)のようになる。
【0031】 Vb =VQ-×R20/(R20+R21) ・・・(3) 但し、VQ-は、FF30の反転出力端子Q-の出力電圧 R20は、抵抗20の抵抗値 R21は、抵抗20の抵抗値 これに対し、この第4の実施例では、FF30のクロッ
ク端子CLKの静止時におけるバイアス電圧Vb は、次
式(4)のようになる。
【0032】 Vb =Vcc2×R21/(R20+R21) ・・・(4) (3)式及び(4)式から明らかなように、この第4の
実施例では、第1の実施例のFF30における反転出力
端子Q- の出力電圧を電源電圧Vcc2 に変更した点が異
なっている。そのため、この第4の実施例の動作では、
図5に示すパルス信号からなる入力信号Si が入力端子
10に入力されると、トランジスタ11がオン状態とな
ってパルストランス12の1次コイル12aに電源電流
が流れ、その2次コイル12bに図5に示すような波形
の誘起信号S12bが発生する。この誘起信号S12b
は、キャパシタ25と入力ノードN20を経由してFF
30のクロック端子CLKに印加される。FF30のク
ロック端子CLKの静止時におけるバイアス電圧Vb
は、(4)式に示す電圧となる。入力信号Si とバイア
ス電圧Vb との和が、FF30のクロック端子CLKの
閾値電圧Vthより大となると、該FF30の出力端子Q
から、図5に示すような時定数τ≒C31・R32のパ
ルス幅の出力信号So が出力される。
【0033】以上のように、この第4の実施例では、第
1の実施例とほぼ同様の利点を有する他に、次のような
利点を有している。第1の実施例では、静止状態におい
てFF30の反転出力端子Q-の出力電圧が変動する
と、バイアス電圧Vb もそれに比例して変化する。これ
に対し、この第4の実施例では、電源電圧Vcc2 の電圧
値が一定であれば、FF30の反転出力端子Q-の出力
電圧の変動とは無関係に、バイアス電圧Vb を一定値に
設定できる。
【0034】第5の実施例 図9は、本発明の第5の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図であり、第2の実施例を示す図
6、及び第3の実施例を示す図7中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。第2の実施例では、F
F30の反転出力端子Q~ の出力電圧を、抵抗21とツ
ェナーダイオード22で分圧した電圧をバイアス電圧V
b として入力ノードN20に印加する構成になってい
る。これに対し、この第5の実施例では、電源電圧Vcc
2 をツェナーダイオード22と抵抗21で分圧した電圧
をバイアス電圧Vbとして入力ノードN20に印加する
構成になっている。
【0035】この第5の実施例の動作では、第2の実施
例と同様に、図5に示すパルス信号からなる入力信号S
i が入力端子10に入力されると、トランジスタ11が
オン状態となってパルストランス12の1次コイル12
aに電源電流が流れ、その2次コイル12bに図5に示
すような波形の誘起信号S12bが発生する。FF30
のクロック端子CLKは、閾値電圧Vth以下にバイアス
されている。図5に示す波形の誘起信号S12bがFF
30のクロック端子CLKに印加されると、該FF30
は時定数τ≒C31・R32のパルス幅の出力信号So
を出力端子Qから出力する。
【0036】FF30のクロック端子CLKのバイアス
電圧Vb は、次式(5)で設定することができる。この
バイアス電圧Vb は、定常状態ではVb <Vthに設定さ
れている。
【0037】 Vb =Vcc2 −Vzd ・・・(5) 但し、Vzd;ツェナーダイオード22の端子間電位差 以上のように、この第5の実施例では、次のような利点
を有している。第3の実施例のようなツェナーダイオー
ド22を用いたバイアス方法では、FF30のクロック
端子CLKのバイアス電圧Vb が(2)式のようにな
る。そのため、バイアス電圧Vb はFF30における反
転出力端子Q- の出力電圧VQ-の変動を受ける。これ
に対し、この第5の実施例では、FF30のクロック端
子CLKのバイアス電圧Vb が(5)式のようになる。
そのため、FF30の反転出力端子Q-から出力される
電圧VQ~が変動しても、電源電圧Vcc2 が一定であれ
ば、バイアス電圧Vb が一定である。
【0038】第6の実施例 図10は、本発明の第6の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す図
1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この電磁結合形パルス信号再生回路では、図1のF
F30に代えてモノマルチバイブレータ(単安定マルチ
バイブレータ)33を設けた点のみが第1の実施例と異
なっている。モノマルチバイブレータ33は、基本回路
としては図1のFF30をベースに、出力信号を一定の
時間幅の間、入力端子に帰還した回路構成になってお
り、ノンリトリガ形とリトリガ形の2種類のものがあ
る。このマルチバイブレータ33は、トリガパルスが入
力されるトリガ端子φ、出力端子Q、及び反転出力端子
Q~ を有し、該トリガ端子φが入力ノードN20に接続
され、そのノードN20が抵抗21を介して反転出力端
子Q- に接続され、さらに出力端子Qが出力端子35に
接続されている。
【0039】図11は、図10中のモノマルチバイブレ
ータ33の動作特性図であり、横軸にトリガ入力電圧V
φ、縦軸に出力端子Qの出力電圧Vout がとられてい
る。Vthはモノマルチバイブレータ33のトリガ端子φ
における閾値電圧、Vb はモノマルチバイブレータ33
のトリガ端子φのバイアス電圧、Vp はモノマルチバイ
ブレータ33のトリガ端子φに入力するトリガ入力電圧
Vφのピーク電圧、Iddはモノマルチバイブレータ33
に印加される電源電圧Vddの電源電流である。
【0040】図12(a),(b)は図10の信号波形
図であり、同図(a)はノンリトリガ形のモノマルチバ
イブレータ33のときの信号波形、及び同図(b)はリ
トリガ形のモノマルチバイブレータ33のときの信号波
形である。図12中のTo はトリガパルス1個が入力し
た時の時定数τ=C31・R32による出力パルスの時
間幅、T10,T20は出力信号So のパルス幅であ
る。
【0041】又、図13(a),(b)は図10の信号
波形図であり、同図(a)はノンリトリガ形のモノマル
チバイブレータ33のときの信号波形、及び同図(b)
はリトリガ形のモノマルチバイブレータ33のときの信
号波形である。図13中のNZはパルストランス12の
2次コイル12bに誘起される誘起信号S12bのノイ
ズ、T10,T11,T20は出力信号So のパルス幅
である。以下、これらの図11、図12及び図13を参
照しつつ、図10に示すパルス信号再生回路の動作を説
明する。
【0042】図12に示すようなパルス信号からなる入
力信号Si が入力端子10に入力されると、トランジス
タ11がオン状態となってパルストランス12の1次コ
イル12aに電源電流が流れ、その2次コイル12bに
図12に示すような振動波形の誘起信号S12bが発生
する。モノマルチバイブレータ33のトリガ端子φに
は、バイアス電圧Vb が印加されている。このバイアス
電圧Vb は、モノマルチバイブレータ33の反転出力端
子Q~ の出力電圧を抵抗20と21で分圧した値であ
る。
【0043】図11に示すように、パルストランス12
の2次コイル12bから発生する誘起信号S12bが、
モノマルチバイブレータ33の閾値電圧Vthより大であ
れば、該モノマルチバイブレータ33が時定数τ=C3
1・R32による時間幅Toだけオン状態となる。モノ
マルチバイブレータ33には、ノンリトリガ形とリトリ
ガ形の2種類がある。ノンリトリガ形のモノマルチバイ
ブレータ33は、図12(a)に示すように、図1のF
F30と同様の動作、つまり誘起信号S12bの波形が
閾値電圧Vthを越えたときから時定数τによる時間幅T
o を有するパルス幅T10の出力信号So を出力する。
これに対し、リトリガ形のモノマルチバイブレータ33
は、図12(b)に示すように、誘起信号S12bの最
終波形が閾値電圧Vthを越えたときから時定数τによる
時間幅To を有するパルス幅T20の出力信号So を出
力する。
【0044】ここで、図13(a),(b)を参照しつ
つ、誘起信号S12bに外部からノイズNZが入った場
合について説明する。図13(a)に示すタイミング
で、ノンリトリガ形モノマルチバイブレータ33のトリ
ガ端子φにノイズNZが入ると、そのノイズNZが閾値
電圧Vthを越えていると、該モノマルチバイブレータ3
3が時定数τ=C31・R32による時間幅To のパル
ス幅T11の出力信号So を出力する。これに対し、リ
トリガ形モノマルチバイブレータ33のトリガ端子φ
に、同様のタイミングでノイズNZが入った場合、図1
3(b)に示すように、該モノマルチバイブレータ33
の出力信号So は時定数τによる時間幅To だけパルス
幅T20が長くなるだけである。そのため、リトリガ形
のモノマルチバイブレータ33の場合、図13(a)の
ように出力信号So のパルスが複数とならないので、ノ
イズに対して強い特徴を有する。
【0045】なお、パルストランス12の2次コイル1
2bから発生する誘起信号S12bにおいて、閾値Vth
を越える振動波形が連続しても、モノマルチバイブレー
タ33の出力信号So のパルス幅(時間幅)が、該誘起
信号S12bのトータル時間幅より大であれば、1個の
出力パルスとなる。そのため、誘起信号S12bの振動
波形によってモノマルチバイブレータ33から複数個の
出力パルスが出力されることを防止することが可能であ
る。
【0046】モノマルチバイブレータ33のトリガ端子
φのトリガ入力電圧Vφにおいて、(Vth−Vb )が誘
起信号S12bの電圧のノイズマージンとなる。従っ
て、誘起信号S12bの振幅が電圧(Vth−Vb )以下
のときには、モノマルチバイブレータ33の出力端子Q
から出力信号So が出力されない。以上のように、この
第6の実施例では、次のような利点を有している。
【0047】(1) パルストランス12の2次コイル
12bに発生する誘起信号S12bの波形が振動して
も、モノマルチバイブレータ33から複数個の出力パル
スが出力されることを防止できる。 (2) モノマルチバイブレータ33のトリガ端子φの
トリガ入力電圧Vφが閾値電圧Vth以上のときのみ、該
モノマルチバイブレータ33の出力端子Qから出力信号
So が出力される。そのため、トリガ端子φに閾値電圧
Vth以下のノイズNZが入力されても、該モノマルチバ
イブレータ33が動作しない。 (3) モノマルチバイブレータ33としてリトリガ形
のものを用いれば、図13に示すように、ノンリトリガ
形のものを用いたものよりも、ノイズ入力に対して強
い。
【0048】第7の実施例 図14は、本発明の第7の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図であり、第2の実施例の図6、
及び第6の実施例の図10中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。
【0049】この電磁結合形パルス信号再生回路は、第
2の実施例のFF30に代えてモノマルチバイブレータ
33を設けた構成になっている。又、この電磁結合形パ
ルス信号再生回路を第6の実施例と対比すると、分圧用
抵抗20をツェナーダイオード22に代えると共に、モ
ノマルチバイブレータ33に印加する電源電圧をVddか
らVcc2 に代えた構成になっている。
【0050】図15(a),(b)は図14中のモノマ
ルチバイブレータ33の動作特性図である。この図15
(a),(b)と図12(a),(b)及び図13
(a),(b)を参照しつつ、図14に示す電磁結合形
パルス信号再生回路の動作を説明する。
【0051】図12に示すようなパルス信号からなる入
力信号Si が入力端子10に入力されると、トランジス
タ11がオン状態となってパルストランス12の1次コ
イル12aに電源電流が流れ、その2次コイル12bに
図12に示すような振動波形の誘起信号S12bが発生
する。モノマルチバイブレータ33のトリガ端子φに
は、該モノマルチバイブレータの反転出力端子Q- の出
力電圧を抵抗21とツェナーダイオード22で分圧した
値のバイアス電圧Vb が印加されている。図15
(a),(b)に示すように、パルストランス12の2
次コイル12bから発生する誘起信号S12bの振動波
形の電圧が、該モノマルチバイブレータ33の閾値電圧
Vthより大であれば、該モノマルチバイブレータ33は
時定数τ=C31・R32による時間幅To だけオン状
態となる。つまり、モノマルチバイブレータ33の閾値
電圧Vthより大のトリガ入力電圧Vφが該モノマルチバ
イブレータ33のトリガ端子φに入力されたときだけ、
時定数τ=C31・R32による時間幅To のパルス幅
の出力信号So が出力されることになる。モノマルチバ
イブレータ33のトリガ端子φのトリガ入力電圧Vφに
おいて、電圧(Vth−Vb )が2次コイル12bに発生
する誘起信号S12bのノイズマージンとなる。そのた
め、電圧(Vth−Vb )以下の振幅のトリガ入力電圧V
φがモノマルチバイブレータ33のトリガ端子φに入力
されても、該出力端子Qから出力信号So が出力されな
い。
【0052】第6の実施例と同様に、パルストランス1
2の2次コイル12bから発生する誘起信号S12bの
レベルが閾値電圧Vthを越える振動波形が連続しても、
モノマルチバイブレータ33の出力パルス波形の時間幅
が、誘起信号S12bのトータル時間幅より大であれ
ば、1個の出力パルスとなる。従って、誘起信号S12
bの振動波形によってモノマルチバイブレータ33の出
力パルスが複数個出力されることを防止することが可能
である。
【0053】又、ツェナーダイオード22を設けている
ので、第2の実施例と同様に、該ツェナーダイオード2
2の内部インピーダンスが低い。そのため、パルストラ
ンス12の2次コイル12bから発生する誘起信号S1
2bが、ほとんど減衰しないでモノマルチバイブレータ
33のトリガ端子φに入力される。以上のように、この
第7の実施例では、次のような利点を有している。
【0054】(1) パルストランス12の2次コイル
12bから発生する誘起信号S12bが振動しても、モ
ノマルチバイブレータ33において出力パルスが複数個
発生することを防止できる。 (2) モノマルチバイブレータ33のトリガ端子φの
入力レベルが閾値電圧Vth以上の場合のみ、該モノマル
チバイブレータ33の出力端子Qからパルス波形の出力
信号So が出力される。そのため、トリガ端子φに閾値
電圧Vth以下のノイズが入力されても、該モノマルチバ
イブレータ33が動作しない。 (3) ツェナーダイオード22を設けているので、第
6の実施例のような分圧用抵抗20を用いた場合より、
誘起信号S12bがほとんど減衰しないでモノマルチバ
イブレータ33側へ伝達される。
【0055】第8の実施例 図16は、本発明の第8の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図であり、第6の実施例を示す図
10中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この電磁結合形パルス信号再生回路では、モノマル
チバイブレータ33のトリガ端子φ側の入力ノードN2
0のバイアス電圧Vb を、電源電圧Vcc2 を分圧用抵抗
20,21で分圧して生成している点が、第6の実施例
と異なっている。即ち、第6の実施例のバイアス電圧V
b は、(3)式においてVQ~がモノマルチバイブレータ
33の反転出力端子Q~ の出力電圧で置き換えた式で表
せる。これに対し、この第8の実施例のバイアス電圧V
b は、(4)式で表せる。従って、モノマルチバイブレ
ータ33のトリガ端子φの静止時におけるバイアス電圧
Vb の設定の差は、次のようになる。即ち、第6の実施
例では、モノマルチバイブレータ33の反転出力端子Q
- の出力電圧を抵抗20と21で分圧している。これに
対し、この第8の実施例では、電源電圧Vcc2 を抵抗2
0と21で分圧することにより、バイアス電圧Vb を設
定している。
【0056】この第8の実施例の動作では、図5に示す
ようなパルス信号からなる入力信号Si が入力端子10
に入力されると、トランジスタ11がオン状態となって
パルストランス12の2次コイル12bに、図5に示す
ような振動波形の誘起信号S12bが発生する。モノマ
ルチバイブレータ33のトリガ端子φの静止時における
バイアス電圧Vb は、(4)式で示される。図5に示す
誘起信号S12bとバイアス電圧Vb との和電圧が、モ
ノマルチバイブレータ33のトリガ端子φの閾値電圧V
thより大きい場合は、該モノマルチバイブレータ33の
出力端子Qから、図5に示す時定数τ=C31・R32
による時間幅To のパルス幅の出力信号So が出力され
る。
【0057】以上のように、この第8の実施例では、次
のような利点を有している。第6の実施例では、モノマ
ルチバイブレータ33の反転出力端子Q~ の出力電圧が
変動すると、該モノマルチバイブレータ33におけるト
リガ端子φの静止時におけるバイアス電圧Vb が、それ
に比例して変化する。これに対し、この第8の実施例で
は、電源電圧Vcc2 が一定であれば、反転出力端子Q~
の出力電圧の変動とは無関係に安定である。
【0058】第9の実施例 図17は、本発明の第9の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図であり、第7の実施例を示す図
14中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。 この電磁結合形パルス信号再生回路は、モノマル
チバイブレータ33のトリガ端子φにおけるバイアス電
圧Vb を、電源電圧Vcc2 をツェナーダイオード22と
抵抗21で分圧して生成している点が第7の実施例と異
なっている。この第9の実施例の動作では、図5に示す
ようなパルス信号からなる入力信号Si が入力端子10
に入力されると、トランジスタ11がオン状態となって
パルストランス12の2次コイル12bから、図5に示
すような振動波形の誘起信号S12bが発生する。モノ
マルチバイブレータ33のトリガ端子φにおけるバイア
ス電圧Vb は、(5)式に示すように、トリガ端子φよ
り低く設定されている。このモノマルチバイブレータ3
3のトリガ端子φに、図5に示すような振動波形の誘起
信号S12bが印加されると、該モノマルチバイブレー
タ33の出力端子Qから、図5に示すようなパルス波形
の出力信号So が出力される。
【0059】以上のように、この第9の実施例では、次
のような利点を有している。バイアス電圧Vb は、
(5)式のようになるため、第7の実施例のようにモノ
マルチバイブレータ33の反転出力端子Q- における出
力電圧VQ-の変動の影響を受けないので、動作が安定
である。
【0060】第10の実施例 図18は、本発明の第10の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第8の実施例を示す
図16中の要素と共通の要素には共通の符号が付されて
いる。この電磁結合形パルス信号再生回路では、第8の
実施例のモノマルチバイブレータ33に代えてCMOS
構成のインバータ34を設けている。従来の図2のパル
ス信号再生回路と比較すると、エミッタ接地形のNPN
トランジスタ8に代えてインバータ34を設けた構成に
なっている。
【0061】この第10の実施例の動作は、基本的には
第8の実施例と同様であり、インバータ34に入力した
誘起信号S12bの電圧が該インバータ34の閾値電圧
Vthより高い場合のみ、出力端子35からパルス波形の
出力信号So が出力される。以上のように、この第10
の実施例では、次のような利点を有している。
【0062】(1) 第8の実施例のモノマルチバイブ
レータ33に代えてインバータ34を設けているので、
回路構成がより簡単になる。 (2) 図2のエミッタ接地形のNPNトランジスタ8
に代えてインバータ34を設けているので、該インバー
タ34の入力インピーダンスがエミッタ接地形トランジ
スタ8のベース入力インピーダンスより大きい。そのた
め、パルストランス12の2次コイル12bから発生す
る誘起信号S12bが、図2のトランジスタ8を使用し
た場合よりインバータ34を用いた方が、該インバータ
34の入力端子における信号減衰量が小さい。従って、
入力信号Si の受信感度が良くなる。
【0063】なお、本発明は図示の実施例に限定され
ず、さらに他の変形も可能である。その変形例として
は、例えば次のようなものがある。
【0064】(a) 第10の実施例を示す図18にお
いて、分圧用抵抗20に代えて図9のツェナーダイオー
ド22を設けても良い。このようなツェナーダイオード
22を設ければ、第5の実施例と同様の利点が得られ
る。
【0065】(b) 第1〜第10の実施例では、FF
30、モノマルチバイブレータ33又はインバータ34
を使用し、その信号入力端子側の入力ノードN20のバ
イアス電圧Vb を、閾値電圧Vthより低い電圧に設定し
ている。しかし、入力信号Si が負のパルス信号、ある
いはパルストランス12の1次コイル12aと2次コイ
ル12bの極性が逆極性等の場合には、バイアス電圧V
b を閾値電圧Vthより高い電圧に設定することにより、
上記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
【0066】(c) 第1〜第10の実施例において、
パルストランス12の1次コイル12aに接続されるN
PNトランジスタ11を、PNPトランジスタ等の他の
スイッチング素子で置き換えたり、それに応じて電源電
圧の極性を変えたり、あるいはパルストランス12を他
の電磁結合用コイルで置き換える等の変形も可能であ
る。
【0067】第11の実施例 図19は、本発明の第11の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この電磁結合形パルス信号再生回路は、パルス信号
からなる入力信号Si を入力する入力端子10を有し、
該入力端子10にスイッチング素子(例えば、NPNト
ランジスタ)11のベースが接続されている。トランジ
スタ11のエミッタはGNDに接続され、そのコレクタ
が、電磁結合用コイル(例えば、パルストランス)12
の1次コイル12aを介して電源電圧Vcc1 に接続され
ている。パルストランス12の2次コイル12bは、誘
起信号S12bを発生するコイルであり、その一端がG
NDに接続され、その他端が分圧用抵抗20を介して入
力ノードN20に接続されている。抵抗20と並列に、
スピードアップ用キャパシタ25が接続されている。
【0068】入力ノードN20には、閾値電圧Vthを有
するパルス発生器、例えばセットリセット型フリップフ
ロップ(以下、RS−FFという)40のセット端子Sが
接続されている。RS−FF40は相補形MOSトランジ
スタ(以下、CMOSという)等で構成され、その反転
出力端子Q-と入力ノードN20との間に分圧用抵抗2
1が接続されている。抵抗20及び21によってバイア
ス電圧印加手段が構成され、RS−FF40のセット端子
Sのバイアス電圧Vb を閾値電圧Vthよりも低い電圧に
設定するようになっている。
【0069】RS−FF40のリセット端子Rには、反転
クロック信号¢-が与えられており、出力端子Qは、パ
ルス波形の出力信号Soを出力する出力端子35に接続
されている。
【0070】このRS−FF40は、セット端子Sに”
0”、リセット端子Rに”0”が与えられ、出力端子Q
が”0”、反転出力端子Q-が”1”である時に待機状
態である。そして、このRS−FF40は、待機状態の時
にセット端子Sに”1”が与えられると、出力端子Q
が”1”、反転出力端子Q-が”0”に変化する。一
方、待機状態の時にリセット端子Rに”1”が与えられ
ても、出力端子Qおよび反転出力端子Q-の状態は変化
しない。出力端子Qが”1”、反転出力端子Q-が”
0”、セット端子Sが”0”である時に、リセット端子
Rに”1”が与えられると、出力端子Qが”0”に変化
し、反転出力端子Q-が”1”に変化する。
【0071】図21の左側に示す図は、図19中のRS−
FF40の動作特性図であり、横軸にセット端子Sに与
えられる入力電圧Vinが、縦軸に出力端子Qの出力電圧
Vout (出力端子Soに現われる電圧)がとられてい
る。Vp はセット端子S(ノードN20)に現われる尖
頭電圧(ピーク電圧)である。そして、図20は図19
に示す電磁結合形パルス信号再生回路の信号波形図であ
る。
【0072】以下、図20及び図21を参照しつつ、図
19に示す電磁結合形パルス信号再生回路の動作を説明
する。まずRS―FF40が待機状態である時、すなわ
ち反転クロック信号¢-が”0”の時、図20に示すよ
うなパルス信号からなる入力信号Si がセット端子Sに
入力されると、該入力信号Si によってトランジスタ1
1がオン状態となり、電源電圧Vcc1 側からパルストラ
ンス12の1次コイル12aへ電源電流が流れ、その2
次コイル12bに誘起信号S12bが発生する。パルス
トランス12の出力負荷は一般的にインピーダンスマッ
チングしていないため、2次コイル12bに発生する誘
起信号S12bの波形は、図20に示すように、パルス
波形ではない振動波形になる。この振動波形が、抵抗2
0及びキャパシタ25と入力ノードN20とを経由して
RS―FF40のセット端子Sへ送られる。ここで、R
S―FF40のセット端子、すなわち入力ノードN20
のバイアス電圧Vb は、分圧用抵抗20,21により、
図21に示すように閾値電圧Vthより低い電圧に設定さ
れている。図21に示すピーク電圧Vp の誘起信号S1
2bが、パルストランス12の2次コイル12bから抵
抗20及びキャパシタ25と入力ノードN20とを経由
してRS―FF40のセット端子Sに入力されると、入
力ノードN20に現われる電圧が 閾値電圧Vthをこえ
るため、RS―FF40の出力端子Qから出力される出
力信号So が“1”の状態となる。
【0073】その後入力信号Si は立ち下がるが、反転
クロック信号¢-はまだ”0”の状態であるので、出力
信号Soの”1”の状態は維持される。そして、反転ク
ロック信号¢-が立ち上がると、RS―FF40の出力
端子Qが”0”に、反転出力端子Q-が”1”に変化す
る。
【0074】このように出力信号So のパルス幅は、ク
ロック信号の半周期、すなわち”0”もしくは”1”で
ある期間となる。従って、パルス信号からなる入力信号
Siが入力されると、ミスマッチングによってパルスト
ランス12の2次コイル12bから発生する誘起信号S
12bが振動波形となっても、クロック信号に同期して
波形整形されたパルス波形の出力信号So が出力端子3
5から出力されることになる。
【0075】入力ノードN20の電圧が閾値電圧Vthよ
り低いときには、RS―FF40は動作しない。従っ
て、RS―FF40のセット端子Sのノイズマージンは
電圧(Vth−Vb )となり、閾値電圧Vthより小さな信
号の場合は該RS―FF40が反応しない。なお、分圧
用抵抗20に並列接続されたキャパシタ25は、パルス
トランス12の出力パルスのスピードアップを図るもの
である。すなわち、キャパシタの両端は、交流的にはシ
ョートされていると考えることができるので、2次コイ
ル12bから発生する誘起信号S12bは、減衰するこ
となくノードN20へ伝達される。このキャパシタ25
を除去すると、誘起信号S12bは抵抗20によって減
衰されてノードN20に伝達されることになる。
【0076】以上のように、この第11の実施例では、
次のような利点がある。図20に示すように、誘起信号
S12bの波形が振動波形の場合、RS―FF40は閾
値電圧Vth以下の誘起信号S12bには反応しない。そ
して、閾値電圧Vthを越えた誘起信号S12bに対して
のみ、RS―FF40が一定のパルス波形の出力信号S
o を出力する。この点においては、第1の実施例と同様
であるが、第11の実施例はさらに、この出力信号So
のパルス波形がクロック信号と同期して、かつ波形の幅
がクロック信号によってほぼ規定される。従って、メモ
リカードシステムの動作周波数に合ったパルス幅を持つ
出力信号Soが、回路の素子の定数等を変更せずに容易
に得られる。このことは、周波数の異なる信号を取り扱
うもしくは動作周波数の異なるメモリーシステム毎に、
専用のパルス信号再生回路を設計する必要がなくなり、
汎用性に富んだパルス信号再生回路を提供することがで
きることを意味する。
【0077】第12の実施例 図22は、本発明の第12の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この第12の実施例と第11の実施例との違いは、
リセット端子Rにクロック信号¢が与えられていること
である。そして、この違いに伴い、RS−FF40の動
作、ノードN20のバイアス電圧Vbの設定に以下のよ
うに若干の違いがある。
【0078】まず抵抗20及び21によって構成された
バイアス電圧印加手段は、RS−FF40のセット端子S
のバイアス電圧Vb を閾値電圧Vthよりも高い電圧に設
定するようになっている。
【0079】そしてRS−FF40は、セット端子Sに”
1”、リセット端子Rに”1”が与えられ、出力端子Q
が”0”、反転出力端子Q-が”1”である時に待機状
態である。そして、このRS−FF40は、待機状態の時
にセット端子Sに”0”が与えられると、出力端子Q
が”1”、反転出力端子Q-が”0”に変化する。一
方、待機状態の時にリセット端子Rに”0”が与えられ
ても、出力端子Qおよび反転出力端子Q-の状態は変化
しない。出力端子Qが”1”、反転出力端子Q-が”
0”、セット端子Sが”1”である時に、リセット端子
Rに”0”が与えられると、出力端子Qが”0”に変化
し、反転出力端子Q-が”1”に変化する。
【0080】図21の右側に示す図は、図22中のRS−
FF40の動作特性図であり、横軸にセット端子Sに与
えられる入力電圧Vinが、縦軸に出力端子Qの出力電圧
Vout (出力端子Soに現われる電圧)がとられてい
る。Vp はセット端子S(ノードN20)に現われる尖
頭電圧(ピーク電圧)である。そして、図23は図22
に示す電磁結合形パルス信号再生回路の信号波形図であ
る。
【0081】以下、図21及び図23を参照しつつ、図
22に示す電磁結合形パルス信号再生回路の動作を説明
する。まずRS―FF40が待機状態である時、すなわ
ちクロック信号¢が”1”の時、図23に示すようなパ
ルス信号からなる入力信号Si がセット端子Sに入力さ
れると、該入力信号Si によってトランジスタ11がオ
ン状態となり、電源電圧Vcc1 側からパルストランス1
2の1次コイル12aへ電源電流が流れ、その2次コイ
ル12bに誘起信号S12bが発生する。パルストラン
ス12の出力負荷は一般的にインピーダンスマッチング
していないため、2次コイル12bに発生する誘起信号
S12bの波形は、図23に示すように、パルス波形で
はない振動波形になる。この振動波形が、抵抗20及び
キャパシタ25と入力ノードN20とを経由してRS―
FF40のセット端子Sへ送られる。ここで、RS―F
F40のセット端子、すなわち入力ノードN20のバイ
アス電圧Vb は、分圧用抵抗20,21により、図21
に示すように閾値電圧Vthより高い電圧に設定されてい
る。図21に示すピーク電圧Vp の誘起信号S12b
が、パルストランス12の2次コイル12bから抵抗2
0及びキャパシタ25と入力ノードN20とを経由して
RS―FF40のセット端子Sに入力されると、入力ノ
ードN20に現われる電圧が 閾値電圧Vthをこえる(
閾値電圧Vthよりも低くなる)ため、RS―FF40の
出力端子Qから出力される出力信号So が“1”の状態
となる。
【0082】その後入力信号Si は立ち下がるが、クロ
ック信号¢はまだ”1”の状態であるので、出力信号S
oの”1”の状態は維持される。そして、クロック信号
¢が立ち下がると、RS―FF40の出力端子Qが”
0”に、反転出力端子Q-が”1”に変化する。
【0083】このように出力信号So のパルス幅は、ク
ロック信号の半周期、すなわち”0”もしくは”1”で
ある期間となる。従って、パルス信号からなる入力信号
Siが入力されると、ミスマッチングによってパルスト
ランス12の2次コイル12bから発生する誘起信号S
12bが振動波形となっても、クロック信号に同期して
波形整形されたパルス波形の出力信号So が出力端子
35から出力されることになる。
【0084】入力ノードN20の電圧が閾値電圧Vthよ
り高いときには、RS―FF40は動作しない。従っ
て、RS―FF40のセット端子Sのノイズマージンは
電圧(Vb− Vth)となり、閾値電圧Vthより大きな信
号の場合は該RS―FF40が反応しない。なお、分圧
用抵抗20に並列接続されたキャパシタ25の役割は、
第11の実施例と同様である。
【0085】以上のように、この第12の実施例では、
次のような利点がある。図23に示すように、誘起信号
S12bの波形が振動波形の場合、RS―FF40は閾
値電圧Vth以上のの誘起信号S12bには反応しない。
そして、閾値電圧Vthを越えた誘起信号S12bに対し
てのみ、RS―FF40が一定のパルス波形の出力信号
So を出力する。そして、この出力信号Soのパルス波
形がクロック信号と同期して、かつ波形の幅がクロック
信号によってほぼ規定される。従って、メモリカードシ
ステムの動作周波数に合ったパルス幅を持つ出力信号S
oが、回路の素子の定数等を変更せずに容易に得られ
る。このことは、周波数の異なる信号を取り扱うもしく
は動作周波数の異なるメモリーシステム毎に、専用のパ
ルス信号再生回路を設計する必要がなくなり、汎用性に
富んだパルス信号再生回路を提供することができること
を意味する。
【0086】第13の実施例 図24は、本発明の第13の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。図25はその動作波形図である。この第13の実施
例と第11の実施例との違いは、第11の実施例の抵抗
20をツエナダイオード22に置換した点である。従っ
て、基本的動作は第11の実施例と同じであるが、ノー
ドN20のバイアス電圧Vbの設定に以下のような違い
があり、その違いによってさらなる効果が生じる。
【0087】この第13の実施例のバイアス電圧印加手
段においては、定常状態において、ツエナダイオード2
2がツエナブレークダウン(ツエナ降伏)状態となるよ
うに設定されており、反転出力端子Q-から抵抗21を
介してツエナダイオード22にバイアス電流が流れてい
る。この状態において、ツェナーダイオード22はその
内部インピーダンスが、抵抗20を使用したときよりも
低くなる。そのため、パルストランス12の2次コイル
12bから発生した誘起信号S12bが、ツェナーダイ
オード22でわずかに減衰してRS−FFF40のセッ
ト端子Sに入力する。従って、パルス信号のスピードが
比較的低速の場合、キャパシタ25を省略することが可
能である。そして、抵抗20を用いた場合よりインピー
ダンスを小さく設計できるので、パルストランス12の
2次コイル12bから発生する誘起信号S12bの減衰
を、抵抗20を使った場合より小さくできる。
【0088】また、ツェナーダイオード22を設けたの
で、消費電力を小さくすることができる。即ち、ツェナ
ーダイオード22の代わりに抵抗を使用すると、消費電
力が端子間の電位差と電流との積となる。ところが、本
実施例のようにツェナーダイオード22を設けると、端
子間の電位差が抵抗の使用時と同一でも、該ツェナーダ
イオード22の特性上、ツェナーブレークダウン時の電
流を抵抗を用いた場合よりも小さく設定することができ
る。従って、抵抗を用いた場合よりも消費電力を低減で
きる。
【0089】また、ツエナダイオード22のツエナ電圧
を利用しているため、変動の少ない安定したバイアス電
圧Vbを得られる。
【0090】なお、バイアス電圧VbがRS―FF40
の閾値電圧Vth以上の時の動作については、リセット端
子Rに反転クロック信号¢-を入力し、RS―FF40
の待機状態を第12の実施例のように設定することによ
り実現できる。
【0091】第14の実施例 図26は、本発明の第14の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。図27はその動作波形図である。この第14の実施
例と第13の実施例との違いは、第13の実施例におけ
るバイアス電圧印加手段の抵抗とツエナダイオードの位
置を入れ替えたものである。従って、基本的動作は及び
ノードN20のバイアス電圧Vbの設定、効果について
は第13の実施例と同様である。すなわち、この第13
及び第14の実施例は、反転出力端子Q-Qから2次コ
イル12bに至る経路に、直列に挿入された抵抗とツエ
ナダイオードからなるバイアス電圧印加手段を設けると
いう点で共通している。
【0092】なお、バイアス電圧VbがRS―FF40
の閾値電圧Vth以上の時の動作についても、第13の実
施例のように設定することにより実現できる。
【0093】第15の実施例 図28は、本発明の第15の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第1の実施例を示す
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。図29はその動作波形図である。
【0094】第11の実施例の電磁結合形パルス信号再
生回路では、RS−FF40の反転出力端子Q-の出力
電圧を抵抗20と21で分圧した電圧をバイアス電圧V
b として該RS−FF40のセット端子S(入力ノード
N20)に印加している。
【0095】これに対し、この第15の実施例の電磁結
合形パルス信号再生回路では、電源電圧Vcc2 を抵抗2
0と21で分圧した電圧をバイアス電圧Vb として入力
ノードN20に印加する構成になっている。
【0096】この第15の実施例のパルス信号再生回路
では、基本的には第11の実施例とほぼ同様の動作を行
う。以下、その動作を説明する。
【0097】第11の実施例では、RS−FF40の反
転出力端子Q- から出力される電圧を、抵抗21を経由
して該RS−FF40のセット端子Sに帰還している。
そのため、静止時のセット端子Sのバイアス電圧Vb
は、次式(6)のようになる。
【0098】 Vb =VQ-×R20/(R20+R21) ・・・(6) 但し、VQ-は、RS−FF40の反転出力端子Q-の出力
電圧 R20は、抵抗20の抵抗値 R21は、抵抗20の抵抗値 これに対し、この第15の実施例では、RS−FF40
のセット端子セット端子Sの静止時におけるバイアス電
圧Vb は、次式(7)のようになる。
【0099】 Vb =Vcc2×R21/(R20+R21) ・・・(7) (6)式及び(7)式から明らかなように、この第15
の実施例では、第11の実施例のRS−FF40におけ
る反転出力端子Q- の出力電圧を電源電圧Vcc2 に変更
した点が異なっている。そのため、この第15の実施例
の動作では、図29パルス信号からなる入力信号Si が
入力端子10に入力されると、トランジスタ11がオン
状態となってパルストランス12の1次コイル12aに
電源電流が流れ、その2次コイル12bに図29に示す
ような波形の誘起信号S12bが発生する。この誘起信
号S12bは、キャパシタ25と入力ノードN20を経
由してRS−FF40のセット端子Sに印加される。R
S−FF40のセット端子Sの静止時におけるバイアス
電圧Vb は、(7)式に示す電圧となる。入力信号Si
とバイアス電圧Vb との和が、RS−FF40のセット
端子Sの閾値電圧Vthより大となると、RS−FF40
の出力端子Qから、図29に示すようなクロック信号に
同期してパルス幅が規定された出力信号So が出力され
る。
【0100】以上のように、この第15の実施例では、
次のような利点を有している。第11の実施例では、静
止状態においてRS−FF40の反転出力端子Q-の出
力電圧が変動すると、バイアス電圧Vb もそれに比例し
て変化する。これに対し、この第15の実施例では、電
源電圧Vcc2 の電圧値が一定であれば、RS−FF40
の反転出力端子Q-の出力電圧の変動とは無関係に、バ
イアス電圧Vbを一定値に設定できる。
【0101】さらに、バイアス電圧印加手段を構成する
抵抗20と21にはバイアス電源電圧Vcc2 から接地に
向かう電流が流れ、電力を消費してしまう。しかし、こ
のパルス信号再生回路の動作を必要としないとき、例え
ばスタンバイ時にバイアス電源電圧Vcc2を与えないよ
うにしておくことによって、消費電力の大幅な低減が期
待できる。これは、動作の全体を通して電源を供給して
おかなければならないRS−FF40からバイアス電圧
をとらずに、別電源からバイアス電圧をとることによる
大きなメリットである。
【0102】なお、バイアス電圧VbがRS―FF40
の閾値電圧Vth以上の時の動作については、リセット端
子Rに反転クロック信号¢-を入力し、RS―FF40
の待機状態を第12の実施例のように設定することによ
り実現できる。
【0103】第16の実施例 図30は、本発明の第16の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第13の実施例を示
す図24及び第14の実施例を示す図26中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。図31はその
動作波形図である。
【0104】第13の実施例では、RS−FF40の反
転出力端子Q-の出力電圧を、抵抗21とツェナーダイ
オード22で分圧した電圧をバイアス電圧Vb として入
力ノードN20に印加する構成になっている。
【0105】これに対し、この第16の実施例では、電
源電圧Vcc2 をツェナーダイオード22と抵抗21で分
圧した電圧をバイアス電圧Vb として入力ノードN20
に印加する構成になっている。この第16の実施例の動
作では、図31に示すパルス信号からなる入力信号Si
が入力端子10に入力されると、トランジスタ11がオ
ン状態となってパルストランス12の1次コイル12a
に電源電流が流れ、その2次コイル12bに図31に示
すような波形の誘起信号S12bが発生する。RS−F
F40のセット端子S(ノードN20)は、閾値電圧V
th以下にバイアスされている。図31に示す波形の誘起
信号S12bがRS−FF40のセット端子Sに印加さ
れると、該RS−FF40は、反転クロック信号¢-
同期しパルス幅が規定された出力信号So を出力端子Q
から出力する。
【0106】RS−FF40のセット端子Sのバイアス
電圧Vb は、次式(8)で設定することができる。この
バイアス電圧Vb は、定常状態ではVb <Vthに設定さ
れている。 Vb =Vcc2 −Vzd ・・・(8) 但し、Vzd;ツェナーダイオード22の端子間電位差 以上のように、この第16の実施例では、次のような利
点を有している。第13の実施例のようなツェナーダイ
オード22を用いたバイアス方法では、RS−FF40
のセット端子Sのバイアス電圧Vb がRS−FF40に
おける反転出力端子Q- の出力電圧VQ-の変動を受け
る。
【0107】これに対し、この第16の実施例では、R
S−FF40のセット端子Sのバイアス電圧Vb が
(8)式のようになるため、RS−FF40の反転出力
端子Q-から出力される電圧VQ-が変動しても、電源電
圧Vcc2 が一定であれば、バイアス電圧Vb が一定であ
る。
【0108】また、バイアス電圧印加手段としてツェナ
ーダイオード22を設けたので、消費電力を小さくする
ことができる。即ち、ツェナーダイオード22の代わり
に抵抗を使用すると、消費電力が端子間の電位差と電流
との積となる。ところが、本実施例のようにツェナーダ
イオード22を設けると、端子間の電位差が抵抗の使用
時と同一でも、該ツェナーダイオード22の特性上、ツ
ェナーブレークダウン時の電流を抵抗を用いた場合より
も小さく設定することができる。従って、抵抗を用いた
場合よりも消費電力を低減できる。
【0109】また、ツエナダイオード22のツエナ電圧
を利用しているため、より変動の少ない安定したバイア
ス電圧Vbを得られる。
【0110】さらに、バイアス電圧印加手段を構成する
抵抗21とツェナーダイオード22にはバイアス電源電
圧Vcc2 から接地に向かう電流が流れ、電力を消費して
しまう。しかし、このパルス信号再生回路の動作を必要
としないとき、例えばスタンバイ時にバイアス電源電圧
Vcc2を与えないようにしておくことによって、消費電
力の大幅な低減が期待できる。これは、動作の全体を通
して電源を供給しておかなければならないRS−FF4
0からバイアス電圧をとらずに、別電源からバイアス電
圧をとることによる大きなメリットである。
【0111】なお、バイアス電圧VbがRS―FF40
の閾値電圧Vth以上の時の動作については、リセット端
子Rに反転クロック信号¢-を入力し、RS―FF40
の待機状態を第12の実施例のように設定することによ
り実現できる。
【0112】第18の実施例 図32は、本発明の第17の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第14の実施例を示
す図26中の要素と共通の要素には共通の符号が付され
ている。図33はその動作波形図である。この第18の
実施例と第14の実施例との違いは、第14の実施例の
ツエナダイオード22をレベルシフトダイオード21に
置換した点である。従って、基本的動作は第14の実施
例と同じである。
【0113】バイアス電圧Vbの安定度という点からす
ると、レベルシフトダイオード21を用いるパルス信号
再生回路は、ツエナダイオード22を用いたものよりも
多少劣る。しかし、レベルシフトダイオードは負の温度
特性を持っており、一方ツエナダイオードは正の温度特
性を持っており、両ダイオードをそれぞれ使用条件に応
じて選択すれば特性の良いパルス信号再生回路を実現で
きる。さらに、両ダイオードを直列に接続して使用する
ことにより、温度特性を相殺し、実質的に温度に影響さ
れないパルス信号再生回路も実現できる。
【0114】第19の実施例 図34は、本発明の第18の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図であり、第16の実施例を示
す図30中の要素と共通の要素には共通の符号が付され
ている。図35はその動作波形図である。
【0115】この第19の実施例と第16の実施例との
違いは、第16の実施例のツエナダイオード22をレベ
ルシフトダイオード21に置換し、ノードN20と接地
との間の抵抗を除去した点である。従って、基本的動作
は第14の実施例と同じである。
【0116】バイアス電圧の設定方法 最後に、RS−FFを使用したパルス信号再生回路にお
けるバイアス電圧の設定方法について図36及び図37
を用いてまとめる。
【0117】図36は、RS−FFのセット端子Sのバ
イアス電圧設定のための基本回路である。
【0118】1)RS−FFの反転出力端子VQ-に現
われる電圧を用いたバイアス電圧設定方法 バイアス電圧Vbは、反転出力端子VQ-に現われ電圧
VQ-と、抵抗R1、R2との値によって決定される。
そして、このバイアス電圧Vbは以下の式により、表わ
すことができる。
【0119】 Vb =VQ-×R1/(R1+R2) ・・・(9) VQ-=IR1+IR2 ・・・(10) つまり式(9)より明らかなように、バイアス電圧Vb
は、反転出力端子VQ-に現われ電圧VQ-を抵抗R1、
R2によって分圧することによって得られる。
【0120】そして、このバイアス電圧Vbの値は、R
S−FFの閾値電圧Vthと入力信号のレベルを考慮し
て、図21のように設定しなければいけない。
【0121】抵抗の代わりに、図24に示すようなツエ
ナダイオードを使用した場合は、バイアス電圧Vbは、
ツエナダイオードのツエナ電圧Vzとすると以下のしき
により表わすことができる。 Vb =Vz ・・・(11) VQ-=IR2+Vz ・・・(12) 抵抗の代わりに、図32に示すようなレベルシフトダイ
オードを使用した場合は、バイアス電圧Vbは、レベル
シフトダイオードの電圧Vdとすると以下のしきにより
表わすことができる。
【0122】 Vb =VQ-−Vd ・・・(13) VQ-=IR1+Vd ・・・(14) 2)別電源を用いた(電源電圧Vcc2 による)バイアス
電圧設定方法バイアス電圧Vbは、電源電圧Vcc2 と、
抵抗R1、R2との値によって決定される。そして、こ
のバイアス電圧Vbは以下の式により、表わすことがで
きる。
【0123】 Vb =Vcc2×R1/(R1+R2) ・・・(15) Vcc2=IR1+IR2 ・・・(16) つまり式(15)より明らかなように、バイアス電圧V
bは、電源電圧Vcc2を抵抗R1、R2によって分圧す
ることによって得られる。
【0124】そして、このバイアス電圧Vbの値は、R
S−FFの閾値電圧Vthと入力信号のレベルを考慮し
て、図21のように設定しなければいけない。
【0125】抵抗の代わりに、図30に示すようなツエ
ナダイオードを使用した場合は、バイアス電圧Vbは、
ツエナダイオードのツエナ電圧Vzとすると以下のしき
により表わすことができる。 Vb =Vcc2 −Vz ・・・(17) Vcc2 =IR1+Vz ・・・(18) 抵抗の代わりに、図34に示すようなレベルシフトダイ
オードを使用した場合は、バイアス電圧Vbは、レベル
シフトダイオードの電圧Vdとすると以下のしきにより
表わすことができる。
【0126】 Vb =Vcc2 −Vd ・・・(19) Vcc2 =IR1+Vd ・・・(20)
【0127】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、閾値電圧を有するマルチバイブレー
タを設け、その入力ノードのバイアス電圧を、バイアス
電圧印加手段によって該閾値電圧より低い電圧又は高い
電圧に設定するようにしたので、2次コイルから発生す
る誘起信号が振動波形の場合でも、それがマルチバイブ
レータで単一の波形のパルス信号に整形されるため、ノ
イズに対しても強く、パルス信号の安定した精度の良い
再生が可能となる。しかも、マルチバイブレータを用い
て波形整形しているので、回路構成が簡単である。第3
の発明によれば、バイアス電圧印加手段及びインバータ
を設けたので、該インバータの入力インピーダンスが比
較的大きく、2次コイルに発生した誘起信号の減衰量が
小さく、従ってパルス信号の受信感度が高い。しかも、
インバータを用いて波形整形しているので、第1及び第
2の発明のマルチバイブレータに比べて回路構成がより
簡単になる。第4の発明によれば、バイアス電圧印加手
段を抵抗分圧回路で構成したので、簡単な回路構成で、
安定したバイアス電圧の印加が可能となる。第5の発明
によれば、抵抗及びツェナーダイオードからなる分圧回
路でバイアス電圧印加手段を構成したので、該ツェナー
ダイオードのブレークダウン状態においてはその内部イ
ンピーダンスが抵抗素子よりも小さく、信号の減衰量が
少なくなって高速動作が可能となる。第6の発明によれ
ば、2次コイルと入力ノードとの間にスピードアップ用
キャパシタを接続したので、2次コイルから入力ノード
への誘起信号の伝達速度が速くなり、高速動作が可能と
なる。
【0128】第7及び第8の発明によれば、クロック信
号に同期してパルス幅が規定された出力信号を得られる
ので、汎用性にとんだパルス信号再生回路を実現でき
る。第9の発明によれば、バイアス電圧印加手段を抵抗
分圧回路で構成したので、簡単な回路構成で、安定した
バイアス電圧の印加が可能となる。第10の発明によれ
ば、抵抗及びツェナーダイオードからなる分圧回路でバ
イアス電圧印加手段を構成したので、該ツェナーダイオ
ードのブレークダウン状態においてはその内部インピー
ダンスが抵抗素子よりも小さく、信号の減衰量が少なく
なって高速動作が可能となる。第11の発明によれば、
2次コイルと入力ノードとの間にスピードアップ用キャ
パシタを接続したので、2次コイルから入力ノードへの
誘起信号の伝達速度が速くなり、高速動作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図である。
【図2】従来の電磁結合形パルス信号再生回路の回路図
である。
【図3】図2の信号波形図である。
【図4】図1中のFFの動作特性図である。
【図5】図1の信号波形図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図である。
【図9】本発明の第5の実施例を示す電磁結合形パルス
信号再生回路の回路図である。
【図10】本発明の第6の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図である。
【図11】図10中のモノマルチバイブレータの動作特
性図である。
【図12】図10の信号波形図である。
【図13】図10の信号波形図である。
【図14】本発明の第7の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図である。
【図15】図14中のモノマルチバイブレータの動作特
性図である。
【図16】本発明の第8の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図である。
【図17】本発明の第9の実施例を示す電磁結合形パル
ス信号再生回路の回路図である。
【図18】本発明の第10の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図19】本発明の第11の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図20】図19の信号波形図である。
【図21】RS−FFの動作特性図である。
【図22】本発明の第12の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図23】図22の信号波形図である。
【図24】本発明の第13の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図25】図24の信号波形図である。
【図26】本発明の第14の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図27】図26の信号波形図である。
【図28】本発明の第15の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図29】図28の信号波形図である。
【図30】本発明の第16の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図31】図30の信号波形図である。
【図32】本発明の第17の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図33】図32の信号波形図である。
【図34】本発明の第18の実施例を示す電磁結合形パ
ルス信号再生回路の回路図である。
【図35】図34の信号波形図である。
【図36】本発明におけるバイアス電圧の設定方法を説
明する図である。
【図37】本発明におけるバイアス電圧の設定方法を説
明する図である。
【符号の説明】
11 トランジスタ 12 パルストランス 12a 1次コイル 12b 2次コイル 20,21 分圧用抵抗 22 ツェナーダイオード 25 スピードアップ用キャパシタ 30 フリップフロップ(FF) 31 時定数用キャパシタ 32 時定数用抵抗 33 モノマルチバイブレータ 34 インバータ Si 入力信号 So 出力信号 Vcc1 ,Vcc2 ,Vdd 電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 徹三 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁結合用の1次コイル及び2次コイル
    と、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次コイ
    ルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、 前記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再
    生する電磁結合形パルス信号再生回路において、 前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧よ
    り低い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加
    手段と、 前記閾値電圧を有し、前記入力ノードより入力される前
    記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも高いときには所定
    のパルス幅のパルス信号を出力するマルチバイブレータ
    とを、 備えたことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  2. 【請求項2】 電磁結合用の1次コイル及び2次コイル
    と、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次コイ
    ルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、 前記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再
    生する電磁結合形パルス信号再生回路において、 前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧よ
    り高い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加
    手段と、 前記閾値電圧を有し、前記入力ノードより入力される前
    記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも低いときには所定
    のパルス幅のパルス信号を出力するマルチバイブレータ
    とを、 備えたことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  3. 【請求項3】 電磁結合用の1次コイル及び2次コイル
    と、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次コイ
    ルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、 前記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再
    生する電磁結合形パルス信号再生回路において、 前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧よ
    り低い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加
    手段と、 前記閾値電圧を有し、前記入力ノードより入力される前
    記誘起信号の電圧が該閾値電圧よりも高いときにはパル
    ス信号を出力するインバータとを、 備えたことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の電磁結合形パ
    ルス信号再生回路において、 前記バイアス電圧印加手段は、抵抗分圧回路で構成した
    ことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回路。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の電磁結合形パルス
    信号再生回路において、 前記バイアス電圧印加手段は、抵抗及びツェナーダイオ
    ードからなる分圧回路で構成したことを特徴とする電磁
    結合形パルス信号再生回路。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は3記載の2次コイルと
    入力ノードとの間に、スピードアップ用キャパシタを接
    続したことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  7. 【請求項7】 電磁結合用の1次コイル及び2次コイル
    と、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次コイ
    ルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、 前記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再
    生する電磁結合形パルス信号再生回路において、 前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧よ
    り低い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加
    手段と、 前記閾値電圧を有し、クロック信号に同期して前記入力
    ノードより入力される前記誘起信号の電圧が該閾値電圧
    よりも高いときには所定のパルス幅のパルス信号を出力
    するRSフリップフロップとを、 備えたことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  8. 【請求項8】 電磁結合用の1次コイル及び2次コイル
    と、パルス信号によりオン,オフ動作して前記1次コイ
    ルに間欠電流を流すスイッチング素子とを備え、 前記2次コイルに誘起される誘起信号からパルス波を再
    生する電磁結合形パルス信号再生回路において、 前記誘起信号を入力する入力ノードに対して閾値電圧よ
    り高い電圧のバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加
    手段と、 前記閾値電圧を有し、クロック信号に同期して前記入力
    ノードより入力される前記誘起信号の電圧が該閾値電圧
    よりも低いときには所定のパルス幅のパルス信号を出力
    するRSフリップフロップとを、 備えたことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項7、又8記載の電磁結合形パルス
    信号再生回路において、 前記バイアス電圧印加手段は、抵抗分圧回路で構成した
    ことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回路。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8記載の電磁結合形パル
    ス信号再生回路において、 前記バイアス電圧印加手段は、抵抗及びツェナーダイオ
    ードからなる分圧回路で構成したことを特徴とする電磁
    結合形パルス信号再生回路。
  11. 【請求項11】 請求項7、又は8記載の2次コイルと
    入力ノードとの間に、スピードアップ用キャパシタを接
    続したことを特徴とする電磁結合形パルス信号再生回
    路。
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