JPH0851548A - 水平偏向回路 - Google Patents
水平偏向回路Info
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- JPH0851548A JPH0851548A JP18726694A JP18726694A JPH0851548A JP H0851548 A JPH0851548 A JP H0851548A JP 18726694 A JP18726694 A JP 18726694A JP 18726694 A JP18726694 A JP 18726694A JP H0851548 A JPH0851548 A JP H0851548A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向電流を小さくすることにより回路損失を
防止し、水平振幅可変範囲を大きくすることができると
ともに、水平出力トランジスタのドライブ定数の切換を
不要にする。 【構成】 水平振幅を広げる場合に、可変電源回路Vの
電源を可変して調整する。例えば、電源電圧を高くする
と、この電圧は第1及び第2の抵抗R1、R2により抵
抗分割され、比較器10に供給される。比較器10はこ
の電圧が基準レベルVzより越えると、ハイレベルの信
号を共振容量切換トランジスタQ2に出力する。共振容
量切換トランジスタQ2はハイレベルの信号が供給され
ると、飽和してオンし、切換用共振容量コンデンサC2
に電流が流れる。このため、水平偏向コイルLとで共振
回路を構成して、このときの共振容量を共振用コンデン
サC1による共振容量に加算される。よって、水平振幅
の可変範囲を広げることができるとともに偏向電流を小
さくして、水平偏向コイルの温度上昇等による回路損失
を防止することができる。
防止し、水平振幅可変範囲を大きくすることができると
ともに、水平出力トランジスタのドライブ定数の切換を
不要にする。 【構成】 水平振幅を広げる場合に、可変電源回路Vの
電源を可変して調整する。例えば、電源電圧を高くする
と、この電圧は第1及び第2の抵抗R1、R2により抵
抗分割され、比較器10に供給される。比較器10はこ
の電圧が基準レベルVzより越えると、ハイレベルの信
号を共振容量切換トランジスタQ2に出力する。共振容
量切換トランジスタQ2はハイレベルの信号が供給され
ると、飽和してオンし、切換用共振容量コンデンサC2
に電流が流れる。このため、水平偏向コイルLとで共振
回路を構成して、このときの共振容量を共振用コンデン
サC1による共振容量に加算される。よって、水平振幅
の可変範囲を広げることができるとともに偏向電流を小
さくして、水平偏向コイルの温度上昇等による回路損失
を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水平変更回路に係り、特
に種々の同期信号周波数に追従して同期するマルチスキ
ャン方式の投写型テレビジョン受像機における水平偏向
回路に関する。
に種々の同期信号周波数に追従して同期するマルチスキ
ャン方式の投写型テレビジョン受像機における水平偏向
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機では、入力映
像信号から同期分離によって取り出された水平同期信号
は水平偏向回路に供給され、水平偏向回路は前記映像信
号に基づく画像を映出するために、供給された水平同期
信号から水平周期の鋸波状の偏向電流を生成して、水平
偏向コイルに供給する。このうように、偏向電流が水平
偏向コイルに供給されることによって磁界を発生し、こ
の磁界を利用して電子ビームの水平走査における偏向を
行っている。
像信号から同期分離によって取り出された水平同期信号
は水平偏向回路に供給され、水平偏向回路は前記映像信
号に基づく画像を映出するために、供給された水平同期
信号から水平周期の鋸波状の偏向電流を生成して、水平
偏向コイルに供給する。このうように、偏向電流が水平
偏向コイルに供給されることによって磁界を発生し、こ
の磁界を利用して電子ビームの水平走査における偏向を
行っている。
【0003】水平偏向回路は、通常、水平発振回路、水
平ドライブ回路及び水平出力回路で構成される。水平発
振回路は水平偏向周波数(発振周波数)が入力信号の水
平同期信号の周波数と同一の周波数となるように制御す
る。水平ドライブ回路は前記水平発振回路からの水平偏
向周波数の信号を増幅し且つ水平出力回路に供給して、
水平偏向トランジスタの駆動(オン/オフ)を行う。水
平出力回路は水平偏向出力トランジスタ(以下、水平出
力トランジスタと略記)、共振コンデンサ及びダンパダ
イオードを用いて偏向コイルに供給するための鋸波状の
偏向電流を生成する。なお、前記水平出力回路には、電
源電圧が加えられている。
平ドライブ回路及び水平出力回路で構成される。水平発
振回路は水平偏向周波数(発振周波数)が入力信号の水
平同期信号の周波数と同一の周波数となるように制御す
る。水平ドライブ回路は前記水平発振回路からの水平偏
向周波数の信号を増幅し且つ水平出力回路に供給して、
水平偏向トランジスタの駆動(オン/オフ)を行う。水
平出力回路は水平偏向出力トランジスタ(以下、水平出
力トランジスタと略記)、共振コンデンサ及びダンパダ
イオードを用いて偏向コイルに供給するための鋸波状の
偏向電流を生成する。なお、前記水平出力回路には、電
源電圧が加えられている。
【0004】図3にこのような従来の水平偏向回路の回
路構成を示す。
路構成を示す。
【0005】図3において、入力端aには図示はしない
が水平ドライブ回路によって増幅された入力映像信号の
水平同期信号周波数に基づく電圧が供給される。この電
圧は水平出力トランジスタQ1のベースに供給されるよ
うになっており、このベース電圧によりオン/オフのス
イッチ素子とする水平出力トランジスタQ1が駆動され
る。水平出力トランジスタQ1のエミッタは接地され、
コレクタには磁界を発生して水平偏向を行うための水平
偏向コイルLが並列に接続されている。また、水平出力
トランジスタQ1のエミッターコレクタ間には、ダンパ
ダイオードD1が配置されており、ダンパダイオードD
1はアノードが接地され且つカソードが水平出力トラン
ジスタQ1のコレクタに接続されている。更に、エミッ
ターコレクタ間には、共振用コンデンサCが並列に接続
されている。
が水平ドライブ回路によって増幅された入力映像信号の
水平同期信号周波数に基づく電圧が供給される。この電
圧は水平出力トランジスタQ1のベースに供給されるよ
うになっており、このベース電圧によりオン/オフのス
イッチ素子とする水平出力トランジスタQ1が駆動され
る。水平出力トランジスタQ1のエミッタは接地され、
コレクタには磁界を発生して水平偏向を行うための水平
偏向コイルLが並列に接続されている。また、水平出力
トランジスタQ1のエミッターコレクタ間には、ダンパ
ダイオードD1が配置されており、ダンパダイオードD
1はアノードが接地され且つカソードが水平出力トラン
ジスタQ1のコレクタに接続されている。更に、エミッ
ターコレクタ間には、共振用コンデンサCが並列に接続
されている。
【0006】また、前記水平偏向コイルLの他端には、
水平偏向コイルLに供給する偏向電流の水平振幅を、電
源電圧を可変することで調整することのできる振幅調整
回路(以下、出力電圧可変電源回路と記載)Vが接続さ
れている。なお、前記水平偏向コイルLにより発生する
電圧(以下、帰線パルスと記載)は、図示はしないが水
平偏向コイルLの一端に接続されるフライバックトラン
スで昇圧・整流され、受像管のアノードに供給する高圧
の直流電圧を発生するときに利用されるようになってい
る。
水平偏向コイルLに供給する偏向電流の水平振幅を、電
源電圧を可変することで調整することのできる振幅調整
回路(以下、出力電圧可変電源回路と記載)Vが接続さ
れている。なお、前記水平偏向コイルLにより発生する
電圧(以下、帰線パルスと記載)は、図示はしないが水
平偏向コイルLの一端に接続されるフライバックトラン
スで昇圧・整流され、受像管のアノードに供給する高圧
の直流電圧を発生するときに利用されるようになってい
る。
【0007】次に、このような構成の水平偏向回路の動
作を図4を参照しながら詳細に説明する。
作を図4を参照しながら詳細に説明する。
【0008】図4は図1の動作を説明する説明図であ
り、上段における波形は入力映像信号を示し、中段にお
ける波形は水平偏向コイルに生じる帰線パルスを示し、
下段における波形は水平偏向コイルに流れる偏向電流を
示している。
り、上段における波形は入力映像信号を示し、中段にお
ける波形は水平偏向コイルに生じる帰線パルスを示し、
下段における波形は水平偏向コイルに流れる偏向電流を
示している。
【0009】いま、入力映像信号から同期分離によって
分離された水平同期信号が水平偏向回路に供給されたも
のとする。すると、図示はしないが水平偏向回路を構成
する水平発振回路によって、供給された水平同期信号の
周波数と同一な周波数が発振されて水平ドライブ回路に
供給される。水平ドライブ回路は図3に示す水平出力ト
ランジスタQ1を駆動するために、供給された水平偏向
周波数をドライブトランジスタ及びドライブトランス
(図示せず)を用いて増幅して、図3に示す入力端aを
介して水平出力トランジスタQ1のベースに供給する。
このため、水平出力トランジスタQ1のベース電圧は、
順方向電圧で大きなベース電流が流れ、水平出力トラン
ジスタQ1が飽和してオンする。このとき、出力電圧可
変電源回路Vの電圧が一定であるとものとすると、この
電源Vから偏向コイルLに流れる偏向電流は、コイルの
インダクタンスが大きいため、図4に示すように直線的
に増加する。
分離された水平同期信号が水平偏向回路に供給されたも
のとする。すると、図示はしないが水平偏向回路を構成
する水平発振回路によって、供給された水平同期信号の
周波数と同一な周波数が発振されて水平ドライブ回路に
供給される。水平ドライブ回路は図3に示す水平出力ト
ランジスタQ1を駆動するために、供給された水平偏向
周波数をドライブトランジスタ及びドライブトランス
(図示せず)を用いて増幅して、図3に示す入力端aを
介して水平出力トランジスタQ1のベースに供給する。
このため、水平出力トランジスタQ1のベース電圧は、
順方向電圧で大きなベース電流が流れ、水平出力トラン
ジスタQ1が飽和してオンする。このとき、出力電圧可
変電源回路Vの電圧が一定であるとものとすると、この
電源Vから偏向コイルLに流れる偏向電流は、コイルの
インダクタンスが大きいため、図4に示すように直線的
に増加する。
【0010】次に、水平出力トランジスタQ1に負のベ
ース電圧が供給されると、水平出力トランジスタQ1は
オフし、流れる電流が零となる。このとき電流が急激に
遮断されることから、水平偏向コイルLに逆起電圧が生
じ、共振用コンデンサCと共振回路を構成して共振電流
が流れる。この電流が零となるときには、水平偏向コイ
ルLの両端の電圧は最大となり、この場合に水平偏向コ
イルLには図4に示す帰線パルスが生じる。
ース電圧が供給されると、水平出力トランジスタQ1は
オフし、流れる電流が零となる。このとき電流が急激に
遮断されることから、水平偏向コイルLに逆起電圧が生
じ、共振用コンデンサCと共振回路を構成して共振電流
が流れる。この電流が零となるときには、水平偏向コイ
ルLの両端の電圧は最大となり、この場合に水平偏向コ
イルLには図4に示す帰線パルスが生じる。
【0011】その後、共振用コンデンサCに蓄えられた
充電エネルギーは、水平偏向コイルLに逆向きの共振電
流を流す。この共振電流は次第に増加し、その後共振用
コンデンサCの両端の電圧が零となり、再び共振用コン
デンサCは逆向きに充電する。更に、充電開始からわず
かに時間がすぎた時点で電源電圧Vを越えるため、ダン
パダイオードD1が導通してオン状態となり、前記共振
用コンデンサCと水平偏向コイルLとの共振回路が短絡
して共振が停止する。しかしながら、水平偏向コイルL
のインダクタンスと共振用コンデンサD1の内部抵抗に
よる時定数によって水平偏向コイルLに流れる電流は、
図4に示すように直線的に減少する。そして、この電流
が零となるときに、再び前記水平出力トランジスタQ1
をオンにすれば、上述した動作を繰り返すことにより、
図4に示す鋸波状の偏向電流(鋸波)を発生することが
できる。こうして、水平偏向回路により得られた偏向電
流は、水平偏向コイルLに供給されて磁界を発生し、こ
の磁界による影響を利用して入力水平同期信号に基づく
水平偏向が行われる。なお、水平振幅の調整は電源Vの
電圧を可変することにより、調整することができるよう
になっている。ここで、以上の動作において、図4に示
すように偏向電流の振幅をIh、帰線パルスの最大値V
cp、水平周期をTs、水平帰線時間をTr、電源電圧
をVとすれば、偏向電流Ihは、 Ih=V(Ts−Tr)/L …(1) と示すことができる。更に、帰線パルスの最大値Vcp
は、 Vcp=V{π/2(Ts/Tr−1)+1} …(2) と示すことができる。
充電エネルギーは、水平偏向コイルLに逆向きの共振電
流を流す。この共振電流は次第に増加し、その後共振用
コンデンサCの両端の電圧が零となり、再び共振用コン
デンサCは逆向きに充電する。更に、充電開始からわず
かに時間がすぎた時点で電源電圧Vを越えるため、ダン
パダイオードD1が導通してオン状態となり、前記共振
用コンデンサCと水平偏向コイルLとの共振回路が短絡
して共振が停止する。しかしながら、水平偏向コイルL
のインダクタンスと共振用コンデンサD1の内部抵抗に
よる時定数によって水平偏向コイルLに流れる電流は、
図4に示すように直線的に減少する。そして、この電流
が零となるときに、再び前記水平出力トランジスタQ1
をオンにすれば、上述した動作を繰り返すことにより、
図4に示す鋸波状の偏向電流(鋸波)を発生することが
できる。こうして、水平偏向回路により得られた偏向電
流は、水平偏向コイルLに供給されて磁界を発生し、こ
の磁界による影響を利用して入力水平同期信号に基づく
水平偏向が行われる。なお、水平振幅の調整は電源Vの
電圧を可変することにより、調整することができるよう
になっている。ここで、以上の動作において、図4に示
すように偏向電流の振幅をIh、帰線パルスの最大値V
cp、水平周期をTs、水平帰線時間をTr、電源電圧
をVとすれば、偏向電流Ihは、 Ih=V(Ts−Tr)/L …(1) と示すことができる。更に、帰線パルスの最大値Vcp
は、 Vcp=V{π/2(Ts/Tr−1)+1} …(2) と示すことができる。
【0012】ところで、このような水平偏向回路を有す
るテレビジョン受像機の他、水平偏向周波数が入力信号
源の任意の水平周期周波数に自動的に追従するテレビジ
ョン受像機(通称、マルチスキャンモニター、マルチモ
ニター等と呼ばれる受像機で、直視型のみならず投写型
のものもある)がある。このようなマルチスキャン方式
のテレビジョン受像機における水平偏向回路では、水平
発振回路の自由発振周波数を、入力される水平同期信号
周波数に追従させるために、周波数ー電圧変換回路に水
平同期信号を入力して同期信号周波数に比例する直流電
圧を得、この電圧で水平発振回路の自由発振周波数を制
御することが行われている。
るテレビジョン受像機の他、水平偏向周波数が入力信号
源の任意の水平周期周波数に自動的に追従するテレビジ
ョン受像機(通称、マルチスキャンモニター、マルチモ
ニター等と呼ばれる受像機で、直視型のみならず投写型
のものもある)がある。このようなマルチスキャン方式
のテレビジョン受像機における水平偏向回路では、水平
発振回路の自由発振周波数を、入力される水平同期信号
周波数に追従させるために、周波数ー電圧変換回路に水
平同期信号を入力して同期信号周波数に比例する直流電
圧を得、この電圧で水平発振回路の自由発振周波数を制
御することが行われている。
【0013】一般に、テレビジョン受像機の入力信号と
しては、通常の現行NTSC方式のテレビジョン信号の
ように確定されているものも有れば、一方、パソコンの
入力信号のように確定されていないものもある。例え
ば、入力信号の確定されているモニターの場合は、その
入力信号の水平ブランキング時間に合わせて帰線時間を
決定することができる。一方、前述したようなマルチス
キャン方式のモニターの場合には、動作する水平周波数
範囲の信号源のうち、最もブランキング時間の短い信号
に帰線時間を設定することが必須であり、また、水平振
幅調整範囲も映像表示時間の最も長い信号から最も短い
信号までを規定の画面サイズまで調整することが必須と
なっている。
しては、通常の現行NTSC方式のテレビジョン信号の
ように確定されているものも有れば、一方、パソコンの
入力信号のように確定されていないものもある。例え
ば、入力信号の確定されているモニターの場合は、その
入力信号の水平ブランキング時間に合わせて帰線時間を
決定することができる。一方、前述したようなマルチス
キャン方式のモニターの場合には、動作する水平周波数
範囲の信号源のうち、最もブランキング時間の短い信号
に帰線時間を設定することが必須であり、また、水平振
幅調整範囲も映像表示時間の最も長い信号から最も短い
信号までを規定の画面サイズまで調整することが必須と
なっている。
【0014】また、水平振幅の調整は、上述したように
水平偏向回路の電源電圧Vを可変して行っている。一
方、偏向出力回路の帰線パルスの波高値Vcpは、前記
式(2)より電源電圧Vと走査時間(水平周期Ts)に
比例し、帰線時間Trに反比例する関係を有している。
このため、水平振幅の調整範囲(水平偏向回路の電源電
圧Vの可変範囲)は、帰線パルスの波高値Vcpが出力
素子(水平出力トランジスタQ1)の耐圧を越えない範
囲に制限されることになる。したがって、マルチスキャ
ン方式のモニタでは、入力信号に応じて水平振幅の可変
範囲を広くとりたい場合に、通常水平偏向コイルLのイ
ンピーダンスを小さくして偏向電流を大きくすることで
水平振幅の可変範囲を広くとるように対応していた。
水平偏向回路の電源電圧Vを可変して行っている。一
方、偏向出力回路の帰線パルスの波高値Vcpは、前記
式(2)より電源電圧Vと走査時間(水平周期Ts)に
比例し、帰線時間Trに反比例する関係を有している。
このため、水平振幅の調整範囲(水平偏向回路の電源電
圧Vの可変範囲)は、帰線パルスの波高値Vcpが出力
素子(水平出力トランジスタQ1)の耐圧を越えない範
囲に制限されることになる。したがって、マルチスキャ
ン方式のモニタでは、入力信号に応じて水平振幅の可変
範囲を広くとりたい場合に、通常水平偏向コイルLのイ
ンピーダンスを小さくして偏向電流を大きくすることで
水平振幅の可変範囲を広くとるように対応していた。
【0015】しかしながら、偏向電流が必然的に大きく
なることにより、水平偏向コイルLのインピーダンスが
小さいことから水平偏向コイルLの温度上昇が余儀なく
されてしまい、結局この温度上昇等の影響から回路損失
が増大してしまうという問題点があった。また、この場
合に電源電圧Vを小さくして水平偏向コイルの温度上昇
を防止しようとすると、水平振幅の可変範囲が狭くなっ
てしまうという問題点もある。更に、これらを解決しよ
うとすると、水平出力トランジスタのドライブの定数の
切換が必要となるという問題もあった。
なることにより、水平偏向コイルLのインピーダンスが
小さいことから水平偏向コイルLの温度上昇が余儀なく
されてしまい、結局この温度上昇等の影響から回路損失
が増大してしまうという問題点があった。また、この場
合に電源電圧Vを小さくして水平偏向コイルの温度上昇
を防止しようとすると、水平振幅の可変範囲が狭くなっ
てしまうという問題点もある。更に、これらを解決しよ
うとすると、水平出力トランジスタのドライブの定数の
切換が必要となるという問題もあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の水
平偏向回路では、入力される信号が水平振幅を広げる必
要がある場合に、水平偏向コイルのインピーダンスを小
さくして偏向電流を大きくすることにより、水平振幅の
可変範囲を広げていたが、偏向電流が必然的に大きくな
るため、水平偏向コイルの温度上昇等の影響により回路
損失が増大してしまう問題点があった。また、電源を小
さくして水平偏向コイルの温度上昇を防止しようとする
と、水平振幅の可変範囲が狭くなってしまい、解決する
には水平出力トランジスタのドライブの定数の切換が必
要となるという問題点もあった。
平偏向回路では、入力される信号が水平振幅を広げる必
要がある場合に、水平偏向コイルのインピーダンスを小
さくして偏向電流を大きくすることにより、水平振幅の
可変範囲を広げていたが、偏向電流が必然的に大きくな
るため、水平偏向コイルの温度上昇等の影響により回路
損失が増大してしまう問題点があった。また、電源を小
さくして水平偏向コイルの温度上昇を防止しようとする
と、水平振幅の可変範囲が狭くなってしまい、解決する
には水平出力トランジスタのドライブの定数の切換が必
要となるという問題点もあった。
【0017】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、偏向電流を小さくすることにより回路損失
を防止し、水平振幅可変範囲を大きくすることができる
とともに、水平出力トランジスタのドライブ定数の切換
を不要にすることのできる水平偏向回路の提供を目的と
する。
れたもので、偏向電流を小さくすることにより回路損失
を防止し、水平振幅可変範囲を大きくすることができる
とともに、水平出力トランジスタのドライブ定数の切換
を不要にすることのできる水平偏向回路の提供を目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による水平偏向回
路は、入力映像信号源の水平同期信号に同期した水平発
振パルスが供給される入力端子と、前記入力端子に供給
された水平発振パルスがベースに供給される水平偏向出
力トランジスタと、前記水平偏向出力トランジスタのコ
レクタ・エミッタ間に並列に結合した、ダンパーダイオ
ード、共振容量、及び水平偏向コイルとを含む並列回路
であって、前記共振容量の容量値を第1の値、もしくは
第1の値よりも大きい第2の値に切換え可能にしたもの
と、前記水平偏向コイルに接続された水平振幅調整用の
可変電源回路と、前記可変電源回路の電位を検出する手
段と、前記検出手段により検出した電位が予め設定した
基準値以下のときは前記共振容量の容量値を第1の値と
し、前記基準値を越えたときは前記共振容量の容量値を
第1の値から第2の値へと切換えるスイッチ手段とを具
備し、水平振幅の調整に応じて帰線時間を制御するよう
にしたことを特徴とする。
路は、入力映像信号源の水平同期信号に同期した水平発
振パルスが供給される入力端子と、前記入力端子に供給
された水平発振パルスがベースに供給される水平偏向出
力トランジスタと、前記水平偏向出力トランジスタのコ
レクタ・エミッタ間に並列に結合した、ダンパーダイオ
ード、共振容量、及び水平偏向コイルとを含む並列回路
であって、前記共振容量の容量値を第1の値、もしくは
第1の値よりも大きい第2の値に切換え可能にしたもの
と、前記水平偏向コイルに接続された水平振幅調整用の
可変電源回路と、前記可変電源回路の電位を検出する手
段と、前記検出手段により検出した電位が予め設定した
基準値以下のときは前記共振容量の容量値を第1の値と
し、前記基準値を越えたときは前記共振容量の容量値を
第1の値から第2の値へと切換えるスイッチ手段とを具
備し、水平振幅の調整に応じて帰線時間を制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0019】
【作用】このような構成によれば、水平ドライブ回路か
らの入力信号源と同期した水平発振パルスが入力端子に
供給されると、水平偏向出力トランジスタが駆動してオ
ンする。水平偏向出力トランジスタがオンすると、可変
電源電圧から水平偏向コイル及び共振容量に電流が流
れ、共振容量により共振電流が生成され、水平偏向コイ
ルLに供給される。その後、水平出力トランジスタがオ
フすると、水平偏向コイルに逆起電力が生じ、ダンパー
ダイオードによって前記共振容量による共振が停止す
る。その結果、鋸波状の偏向電流が生成され、水平偏向
コイルに供給される。水平振幅を広げる場合には、可変
電源回路の電源を可変して調整する。例えば、電源電圧
を高くすると、この電圧は第1及び第2の抵抗により抵
抗分割され、比較器に供給される。比較器はこの電圧が
基準レベルより越えると、ハイレベルの信号を共振容量
切換トランジスタに出力する。共振容量切換トランジス
タは、ハイレベルの信号が供給されると、飽和してオン
し、他の共振容量に電流が流れる。このため、当該共振
容量によって共振電流が生成され、前回の共振容量に加
算される。結果として、水平振幅の可変範囲を広げるこ
とができるとともに、偏向電流を小さくすることができ
る。これにより、水平偏向コイルの温度上昇等による回
路損失を防止することができる。
らの入力信号源と同期した水平発振パルスが入力端子に
供給されると、水平偏向出力トランジスタが駆動してオ
ンする。水平偏向出力トランジスタがオンすると、可変
電源電圧から水平偏向コイル及び共振容量に電流が流
れ、共振容量により共振電流が生成され、水平偏向コイ
ルLに供給される。その後、水平出力トランジスタがオ
フすると、水平偏向コイルに逆起電力が生じ、ダンパー
ダイオードによって前記共振容量による共振が停止す
る。その結果、鋸波状の偏向電流が生成され、水平偏向
コイルに供給される。水平振幅を広げる場合には、可変
電源回路の電源を可変して調整する。例えば、電源電圧
を高くすると、この電圧は第1及び第2の抵抗により抵
抗分割され、比較器に供給される。比較器はこの電圧が
基準レベルより越えると、ハイレベルの信号を共振容量
切換トランジスタに出力する。共振容量切換トランジス
タは、ハイレベルの信号が供給されると、飽和してオン
し、他の共振容量に電流が流れる。このため、当該共振
容量によって共振電流が生成され、前回の共振容量に加
算される。結果として、水平振幅の可変範囲を広げるこ
とができるとともに、偏向電流を小さくすることができ
る。これにより、水平偏向コイルの温度上昇等による回
路損失を防止することができる。
【0020】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る水平偏向回路の一実施例を示す回路構
成図であり、図1に示す回路は、図3に示す構成要素と
同一な構成要素については同一符号を付している。
1は本発明に係る水平偏向回路の一実施例を示す回路構
成図であり、図1に示す回路は、図3に示す構成要素と
同一な構成要素については同一符号を付している。
【0021】図1において、入力端aには図示はしない
が水平ドライブ回路によって増幅された入力映像信号の
水平同期信号周波数に基づく電圧が供給される。この電
圧は水平出力トランジスタQ1のベースに供給されるよ
うになっており、このベース電圧によりオン/オフのス
イッチ素子としての水平出力トランジスタQ1が駆動さ
れる。水平出力トランジスタQ1のエミッタは接地され
ており、コレクタには磁界を発生させて水平偏向を行う
ための水平偏向コイルLが接続点Tを介して並列に接続
されている。水平偏向コイルLの他端には、偏向電流の
水平振幅を電源電圧を可変することで調整することので
きる出力電圧可変電源回路Vが接続されている。
が水平ドライブ回路によって増幅された入力映像信号の
水平同期信号周波数に基づく電圧が供給される。この電
圧は水平出力トランジスタQ1のベースに供給されるよ
うになっており、このベース電圧によりオン/オフのス
イッチ素子としての水平出力トランジスタQ1が駆動さ
れる。水平出力トランジスタQ1のエミッタは接地され
ており、コレクタには磁界を発生させて水平偏向を行う
ための水平偏向コイルLが接続点Tを介して並列に接続
されている。水平偏向コイルLの他端には、偏向電流の
水平振幅を電源電圧を可変することで調整することので
きる出力電圧可変電源回路Vが接続されている。
【0022】また、水平出力トランジスタQ1のエミッ
ターコレクタ間には、ダンパダイオードD1が配置され
ており、ダンパダイオードD1はアノードが接地され且
つカソードが水平出力トランジスタQ1のコレクタに接
続されている。更に、コレクタには、前記水平偏向コイ
ルLと並列に接続される共振用コンデンサCが接続点T
を介して接続され、共振用コンデンサCの他端は接地さ
れている。このように、図1に示す水平出力トランジス
タQ1、ダンパダイオードD1、共振用コンデンサC1
及び水平偏向コイルLとで、図3に示す回路構成と同様
に一般的な水平偏向出力回路を構成するものである。
ターコレクタ間には、ダンパダイオードD1が配置され
ており、ダンパダイオードD1はアノードが接地され且
つカソードが水平出力トランジスタQ1のコレクタに接
続されている。更に、コレクタには、前記水平偏向コイ
ルLと並列に接続される共振用コンデンサCが接続点T
を介して接続され、共振用コンデンサCの他端は接地さ
れている。このように、図1に示す水平出力トランジス
タQ1、ダンパダイオードD1、共振用コンデンサC1
及び水平偏向コイルLとで、図3に示す回路構成と同様
に一般的な水平偏向出力回路を構成するものである。
【0023】水平偏向コイルLの他端は、接続点Uを介
して第1の抵抗R1にも接続されている。第1の抵抗R
1は接続点Sを介して第2の抵抗R2に直列に接続さ
れ、第2の抵抗R2の他端は接地されている。第1の抵
抗R1及び第2の抵抗R2は前記出力電圧可変電源回路
Vからの電圧を二つの抵抗により抵抗分割するためのも
のである。つまり、接続点Sでは電源電圧Vを抵抗分割
した電圧が得られることになる。この接続点Sは、前記
第1及び第2の抵抗R1、R2により抵抗分割された電
圧と基準電圧Vzとを常に比較し且つ比較結果を出力す
る比較器10の正の入力端子に接続されている。また、
比較器10の負の入力端子には、基準電圧Vzが入力さ
れている。比較器10は前記第1及び第2の抵抗R1、
R2により抵抗分割された電圧が基準電圧Vz(しきい
値)より大きくなると、ハイレベル(以下、Hレベルと
称す)の信号を出力する。
して第1の抵抗R1にも接続されている。第1の抵抗R
1は接続点Sを介して第2の抵抗R2に直列に接続さ
れ、第2の抵抗R2の他端は接地されている。第1の抵
抗R1及び第2の抵抗R2は前記出力電圧可変電源回路
Vからの電圧を二つの抵抗により抵抗分割するためのも
のである。つまり、接続点Sでは電源電圧Vを抵抗分割
した電圧が得られることになる。この接続点Sは、前記
第1及び第2の抵抗R1、R2により抵抗分割された電
圧と基準電圧Vzとを常に比較し且つ比較結果を出力す
る比較器10の正の入力端子に接続されている。また、
比較器10の負の入力端子には、基準電圧Vzが入力さ
れている。比較器10は前記第1及び第2の抵抗R1、
R2により抵抗分割された電圧が基準電圧Vz(しきい
値)より大きくなると、ハイレベル(以下、Hレベルと
称す)の信号を出力する。
【0024】一方、比較器10の出力端子は第2のトラ
ンジスタ(以下、共振容量切換トランジスタと記載)Q
2のベースに接続され、比較器10からの信号が供給さ
れる。この共振容量切換トランジスタQ2は、前記比較
器10の比較結果に応答してオンするようになってお
り、いわゆる共振容量を切り替えるためのスイッチ素子
である。この共振容量切換トランジスタQ2のエミッタ
は接地され、一方、コレクタは切換用共振容量コンデン
サC2、接続点Tを介して、前記水平出力トランジスタ
Q1のコレクタに接続されている。このように、本実施
例では、切換用共振容量コンデンサC2と前記共振用コ
ンデンサC1とを含めたものを、共振用コンデンサCr
とすれば、従来技術と同様に水平出力トランジスタQ
1、ダンパダイオードD1、共振用コンデンサCr及び
水平偏向コイルLとで、一般的な水平偏向出力回路を構
成するものである。
ンジスタ(以下、共振容量切換トランジスタと記載)Q
2のベースに接続され、比較器10からの信号が供給さ
れる。この共振容量切換トランジスタQ2は、前記比較
器10の比較結果に応答してオンするようになってお
り、いわゆる共振容量を切り替えるためのスイッチ素子
である。この共振容量切換トランジスタQ2のエミッタ
は接地され、一方、コレクタは切換用共振容量コンデン
サC2、接続点Tを介して、前記水平出力トランジスタ
Q1のコレクタに接続されている。このように、本実施
例では、切換用共振容量コンデンサC2と前記共振用コ
ンデンサC1とを含めたものを、共振用コンデンサCr
とすれば、従来技術と同様に水平出力トランジスタQ
1、ダンパダイオードD1、共振用コンデンサCr及び
水平偏向コイルLとで、一般的な水平偏向出力回路を構
成するものである。
【0025】次に、図1に示す水平偏向回路の動作を図
2を参照しながら詳細に説明する。
2を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図2は図1に示す偏向回路の動作を説明す
る説明図であり、図2(a)は水平振幅を広げない場合
の出力波形を示し、図2(b)は水平振幅を広げた場合
の出力波形を示すものである。
る説明図であり、図2(a)は水平振幅を広げない場合
の出力波形を示し、図2(b)は水平振幅を広げた場合
の出力波形を示すものである。
【0027】いま、入力映像信号から同期分離によって
分離された水平同期信号が水平偏向回路に供給されたも
のとする。すると、図示はしないが水平偏向回路を構成
する水平発振回路によって、供給された水平同期信号の
周波数と同一な周波数が発振されて水平ドライブ回路に
供給される。水平ドライブ回路は図1に示す水平出力ト
ランジスタQ1を駆動するために、供給された水平偏向
周波数をドライブトランジスタ及びドライブトランス
(図示せず)を用いて増幅して、図1に示す入力端aを
介して水平出力トランジスタQ1のベースに供給する。
このため、水平出力トランジスタQ1のベース電圧は、
順方向電圧で大きなベース電流が流れ、水平出力トラン
ジスタQ1が飽和してオンする。この場合に、例えば水
平振幅を広げないものとすると、電源電圧Vの電圧は変
化させないで一定であることから、水平偏向回路は従来
技術と同様に動作して、図2(a)に示すように通常値
の水平振幅を有する鋸波状の偏向電流を生成して水平偏
向コイルLに供給する。更に、水平偏向回路は水平偏向
コイルLにより帰線パルスを発生して次段のフライバッ
クトランス(図示せず)に供給する。このように、水平
振幅を広げない場合には、出力電圧可変電源回路Vの電
圧は変化させる必要がなく一定であることから、通常値
の振幅を有する偏向電流が生成され、この偏向電流によ
り水平偏向コイルLを用いて水平偏向が行われる。
分離された水平同期信号が水平偏向回路に供給されたも
のとする。すると、図示はしないが水平偏向回路を構成
する水平発振回路によって、供給された水平同期信号の
周波数と同一な周波数が発振されて水平ドライブ回路に
供給される。水平ドライブ回路は図1に示す水平出力ト
ランジスタQ1を駆動するために、供給された水平偏向
周波数をドライブトランジスタ及びドライブトランス
(図示せず)を用いて増幅して、図1に示す入力端aを
介して水平出力トランジスタQ1のベースに供給する。
このため、水平出力トランジスタQ1のベース電圧は、
順方向電圧で大きなベース電流が流れ、水平出力トラン
ジスタQ1が飽和してオンする。この場合に、例えば水
平振幅を広げないものとすると、電源電圧Vの電圧は変
化させないで一定であることから、水平偏向回路は従来
技術と同様に動作して、図2(a)に示すように通常値
の水平振幅を有する鋸波状の偏向電流を生成して水平偏
向コイルLに供給する。更に、水平偏向回路は水平偏向
コイルLにより帰線パルスを発生して次段のフライバッ
クトランス(図示せず)に供給する。このように、水平
振幅を広げない場合には、出力電圧可変電源回路Vの電
圧は変化させる必要がなく一定であることから、通常値
の振幅を有する偏向電流が生成され、この偏向電流によ
り水平偏向コイルLを用いて水平偏向が行われる。
【0028】次に、水平振幅を広げる必要のある映像信
号が入力され、水平振幅を広げるものとする。この場合
に、水平振幅の調整は出力電圧可変電源回路Vの電圧を
変化させて行うようにしていることから、先ず電源電圧
Vの電圧を変化させる。
号が入力され、水平振幅を広げるものとする。この場合
に、水平振幅の調整は出力電圧可変電源回路Vの電圧を
変化させて行うようにしていることから、先ず電源電圧
Vの電圧を変化させる。
【0029】例えば、水平振幅を広げる場合には、電源
電圧Vを高くする。すると、第1の抵抗R1及び第2の
抵抗R2には、電圧値が上昇した電圧が印加される。こ
の場合に、第1及び第2の抵抗R1、R2間に設けてあ
る接続点Sには、上昇する電圧に対し抵抗分割された電
圧が得られ、この電圧が比較器10の正の入力端子に供
給される。比較器10はこの入力された電圧と基準とな
る基準電圧Vzとを常時比較していることから、電源電
圧Vの上昇に伴い入力された電圧が基準レベル(基準電
圧Vz)よりも大きくなると、比較器10はHレベルの
信号を出力する。つまり、水平偏向回路の電源電圧Vは
第1及び第2の抵抗R1、R2と比較器10によって検
出され、この検出結果に応じて共振容量切換トランジス
タQ2が制御される。
電圧Vを高くする。すると、第1の抵抗R1及び第2の
抵抗R2には、電圧値が上昇した電圧が印加される。こ
の場合に、第1及び第2の抵抗R1、R2間に設けてあ
る接続点Sには、上昇する電圧に対し抵抗分割された電
圧が得られ、この電圧が比較器10の正の入力端子に供
給される。比較器10はこの入力された電圧と基準とな
る基準電圧Vzとを常時比較していることから、電源電
圧Vの上昇に伴い入力された電圧が基準レベル(基準電
圧Vz)よりも大きくなると、比較器10はHレベルの
信号を出力する。つまり、水平偏向回路の電源電圧Vは
第1及び第2の抵抗R1、R2と比較器10によって検
出され、この検出結果に応じて共振容量切換トランジス
タQ2が制御される。
【0030】したがって、共振容量切換トランジスタQ
2はHレベルの信号がベースに供給されると飽和してオ
ンする。このため、エミッタ電流が流れるとともに電源
電圧Vから流れる電流も水平偏向コイルL、切換用共振
容量コンデンサC2及びコレクタを介して接地へと流れ
ることになり、すなわち水平偏向コイルLと切換用共振
容量コンデンサC2とで共振回路を構成して共振電流が
流れる。よって、切換用共振容量コンデンサC2は供給
された電流により充電され、放電するときにこの充電エ
ネルギーは前記共振用コンデンサC1による充電エネル
ギーに加算される。すなわち、水平偏向コイルLには、
増加した充電エネルギーが供給されることになる。こう
して、本実施例における水平偏向回路では、水平偏向回
路の電源電圧Vを変化させた場合に、抵抗分割された電
圧が所定のしきい値(基準電圧Vz)を越えると、図1
に示す水平偏向コイルLに加わる共振容量が増加し、結
果として図2(b)に示すような偏向電流を生成するこ
とができる。更に、同図に示す帰線パルス2も水平偏向
コイルLにより得ることができる。
2はHレベルの信号がベースに供給されると飽和してオ
ンする。このため、エミッタ電流が流れるとともに電源
電圧Vから流れる電流も水平偏向コイルL、切換用共振
容量コンデンサC2及びコレクタを介して接地へと流れ
ることになり、すなわち水平偏向コイルLと切換用共振
容量コンデンサC2とで共振回路を構成して共振電流が
流れる。よって、切換用共振容量コンデンサC2は供給
された電流により充電され、放電するときにこの充電エ
ネルギーは前記共振用コンデンサC1による充電エネル
ギーに加算される。すなわち、水平偏向コイルLには、
増加した充電エネルギーが供給されることになる。こう
して、本実施例における水平偏向回路では、水平偏向回
路の電源電圧Vを変化させた場合に、抵抗分割された電
圧が所定のしきい値(基準電圧Vz)を越えると、図1
に示す水平偏向コイルLに加わる共振容量が増加し、結
果として図2(b)に示すような偏向電流を生成するこ
とができる。更に、同図に示す帰線パルス2も水平偏向
コイルLにより得ることができる。
【0031】そこで、水平偏向コイルLの共振容量をL
とし、共振用コンデンサC1及び切換用共振容量コンデ
ンサC2との静電容量をCrとすると、帰線時間Tr
は、 tr=π√L×Cr …(3) と示すことができる。更に、抵抗分割された電圧をVc
c、水平周期をTsとすると、帰線パルスの波高値Vcp
は、 Vcp=Vcc(1+πts/2tr) …(4) と示すことができる。
とし、共振用コンデンサC1及び切換用共振容量コンデ
ンサC2との静電容量をCrとすると、帰線時間Tr
は、 tr=π√L×Cr …(3) と示すことができる。更に、抵抗分割された電圧をVc
c、水平周期をTsとすると、帰線パルスの波高値Vcp
は、 Vcp=Vcc(1+πts/2tr) …(4) と示すことができる。
【0032】したがって、本実施例の水平偏向回路で
は、水平振幅を広げるために電源電圧Vを上昇させた場
合に、この電源電圧Vがしきい値を越えると、水平偏向
コイルLには共振容量が追加されることから、式(3)
により帰線時間trは増加する。更に、帰線時間Trが
増加することから、式(4)により帰線パルス波高値V
cpが減少する。これにより、帰線時間Trが広がること
から走査時間(走査期間)は減ることになり、更にこの
ときの電源電圧Vの出力電圧は変わらないので、前記
(式3)により偏向電流Ihは減少する。
は、水平振幅を広げるために電源電圧Vを上昇させた場
合に、この電源電圧Vがしきい値を越えると、水平偏向
コイルLには共振容量が追加されることから、式(3)
により帰線時間trは増加する。更に、帰線時間Trが
増加することから、式(4)により帰線パルス波高値V
cpが減少する。これにより、帰線時間Trが広がること
から走査時間(走査期間)は減ることになり、更にこの
ときの電源電圧Vの出力電圧は変わらないので、前記
(式3)により偏向電流Ihは減少する。
【0033】したがって、本実施例によれば、図2
(b)に示すように偏向電流Ihを少なくすることがで
きることから、水平偏向コイルLの温度上昇等による回
路損失を防止することができる。また、帰線時間Trを
増加することができることから、水平振幅の調整範囲を
大きくすることができる。この場合、水平振幅を広げる
必要のある信号はもともと水平周期に対する映像表示時
間の短いものであるから、帰線時間が広がり走査時間が
減っても問題ない。更に、偏向電流Ihが大きく変化す
ることがないため、水平出力トランジスタのドライブ定
数の切換を不要にすることができる。
(b)に示すように偏向電流Ihを少なくすることがで
きることから、水平偏向コイルLの温度上昇等による回
路損失を防止することができる。また、帰線時間Trを
増加することができることから、水平振幅の調整範囲を
大きくすることができる。この場合、水平振幅を広げる
必要のある信号はもともと水平周期に対する映像表示時
間の短いものであるから、帰線時間が広がり走査時間が
減っても問題ない。更に、偏向電流Ihが大きく変化す
ることがないため、水平出力トランジスタのドライブ定
数の切換を不要にすることができる。
【0034】なお、本実施例では、水平偏向回路の電源
電圧Vの出力電圧を検出し、この検出結果に基づいて共
振容量を増加することについて説明したが、例えば帰線
パルスの波高値Vcpを検出するようにしても良い。この
場合には、前記式(3、4)より、共振容量を追加する
と帰線パルス波高値Vccそのものが減少してしまうこ
とから、比較器10にヒステリシス特性をもたせるよう
に構成すれば良い。また、その値は前記式(3、4)よ
り、共振用コンデンサC1のみのときの帰線パルスの波
高値Vcpと、切換用共振容量コンデンサC2を追加した
ときの帰線パルスの波高値Vcpの値とから、容易に設定
できるものである。
電圧Vの出力電圧を検出し、この検出結果に基づいて共
振容量を増加することについて説明したが、例えば帰線
パルスの波高値Vcpを検出するようにしても良い。この
場合には、前記式(3、4)より、共振容量を追加する
と帰線パルス波高値Vccそのものが減少してしまうこ
とから、比較器10にヒステリシス特性をもたせるよう
に構成すれば良い。また、その値は前記式(3、4)よ
り、共振用コンデンサC1のみのときの帰線パルスの波
高値Vcpと、切換用共振容量コンデンサC2を追加した
ときの帰線パルスの波高値Vcpの値とから、容易に設定
できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、映
像期間以外の不必要な走査時間を減らすことができるこ
とから、水平振幅を規定サイズに調整したときの偏向電
流を少なくできる。また、水平振幅の可変範囲を広くで
きるとともに、偏向電流が大きく変わらないことによ
り、出力トランジスタのドライブ定数の切換を不要とす
るこができる。
像期間以外の不必要な走査時間を減らすことができるこ
とから、水平振幅を規定サイズに調整したときの偏向電
流を少なくできる。また、水平振幅の可変範囲を広くで
きるとともに、偏向電流が大きく変わらないことによ
り、出力トランジスタのドライブ定数の切換を不要とす
るこができる。
【図1】図1は本発明に係る水平偏向回路の一実施例を
示す回路構成図。
示す回路構成図。
【図2】図2は図1の動作を説明する説明図。
【図3】図3は従来の水平偏向回路を示す回路構成図。
【図4】図4は図3の動作を説明する説明図。
Q1…水平偏向出力トランジスタ Q2…共振容量切換トランジスタ D1…ダンパダイオード C1…共振用コンデンサ C2…切換用共振容量コンデンサ L…水平偏向コイル V…出力電圧可変電源回路(振幅調整回路) Vz…基準電圧 10…比較器 R1、R2…抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】入力映像信号源の水平同期信号に同期した
水平発振パルスが供給される入力端子と、 前記入力端子に供給された水平発振パルスがベースに供
給される水平偏向出力トランジスタと、 前記水平偏向出力トランジスタのコレクタ・エミッタ間
に並列に結合した、ダンパーダイオード、共振容量、及
び水平偏向コイルとを含む並列回路であって、前記共振
容量の容量値を第1の値、もしくは第1の値よりも大き
い第2の値に切換え可能にしたものと、 前記水平偏向コイルに接続された水平振幅調整用の可変
電源回路と、 前記可変電源回路の電位を検出する手段と、 前記検出手段により検出した電位が予め設定した基準値
以下のときは前記共振容量の容量値を第1の値とし、前
記基準値を越えたときは前記共振容量の容量値を第1の
値から第2の値へと切換えるスイッチ手段とを具備し、 水平振幅の調整に応じて帰線時間を制御するようにした
ことを特徴とする水平偏向回路。 - 【請求項2】前記共振容量は、前記出力トランジスタの
コレクタ・エミッタ間に並列に結合した第1、第2のコ
ンデンサから成り、 前記スイッチ手段は、前記検出手段により検出した電位
と基準電位とを比較する比較器と、前記第1、第2のコ
ンデンサのいずれか一方に直列に接続され前記比較器の
出力によってオン・オフ制御されるスイッチ素子とから
成ることを特徴とする請求項1に記載の水平偏向回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18726694A JPH0851548A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 水平偏向回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18726694A JPH0851548A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 水平偏向回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0851548A true JPH0851548A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16202981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18726694A Pending JPH0851548A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 水平偏向回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0851548A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116834681A (zh) * | 2023-05-12 | 2023-10-03 | 惠州市卡儿酷科技有限公司 | 控制电路、储能电源和线缆 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18726694A patent/JPH0851548A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116834681A (zh) * | 2023-05-12 | 2023-10-03 | 惠州市卡儿酷科技有限公司 | 控制电路、储能电源和线缆 |
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