JPH085171B2 - 熱収縮包装方法及びその方法に使用するポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルム - Google Patents

熱収縮包装方法及びその方法に使用するポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルム

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JPH085171B2
JPH085171B2 JP61143670A JP14367086A JPH085171B2 JP H085171 B2 JPH085171 B2 JP H085171B2 JP 61143670 A JP61143670 A JP 61143670A JP 14367086 A JP14367086 A JP 14367086A JP H085171 B2 JPH085171 B2 JP H085171B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、熱収縮性プラスチックフイルムで物品を
ラフに包んでおき、加熱装置(収縮トンネル等)によっ
て加熱収縮させ、物品の形状にぴったり沿って密着させ
る事によりタイトな包装を行なう熱収縮包装方法(第1
発明)と、当該第1発明の熱収縮包装方法に使用される
ポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルム(第2発
明)に関するものである。
(従来の技術) 従来より、熱収縮包装に使用されている熱収縮性フイ
ルムとしては、ポイプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂
或は、ポリ塩化ビニル樹脂等からなる種々のフイルムが
あり、数多く市販されている。中でも、ポリプロピレン
樹脂よりなる熱収縮性フイルムは、その本来有している
透明性、光沢、防湿性、或は、無公害性等の優れた特性
によって広く使用されている。しかしながら、ポリプロ
ピレン樹脂からなる熱収縮性フイルムは、かなりの高温
にしなければ熱収縮を生じさせる事ができず、しかも、
熱収縮包装適性温度範囲が狭く、収縮温度のわずかな変
動に対しても収縮率の変化が大きい。そのため、従来の
ポリプロピレン樹脂よりなる熱収縮性フイルムでは、収
縮トンネル内での温度が少しでも低すぎると、収縮が不
十分で、得られる熱収縮包装体にシワが生じてしまう。
ところが、この様なシワが生じるからといって、収縮ト
ンネル内の温度を少し高くしすぎると、今度は該熱収縮
性フイルムが溶融して、穴あきを生じる等、破袋を生じ
たり、或は、白化や包装体同士が融着を生じたりしてし
まう。この様な現象は収縮トンネル内の温度分布が不均
一な場合や、包装速度を速目で行ない、収縮トンネル内
を通過する時間を非常に短縮させ、瞬間的に高温加熱さ
せる場合等に特に生じやすい。
この様にポリプロピレン樹脂からなる熱収縮性フイル
ムを用いて熱収縮包装を行なう際には、収縮トンネル内
の温度をこれらの条件により微妙に調整せねばならなか
った。この様な欠点を改良する方法としては、従来より
色々の工夫がなされてきている。例えば、ポリプロピレ
ン樹脂にポリエチレンやポリブテン、又はエチレン−酢
酸ビニル共重合体等を混合し、或は、プロピレンにエチ
レンやブテン等を共重合させたポリプロピレン系樹脂を
用いる事により、低温でも収縮を起こさせる様にして、
これらの欠点を解決しようとしている。しかし、上記方
法等で改良されたポリプロピレン系樹脂からなる熱収縮
性フイルムではこれらの問題は未だ十分解決されている
とは言えない。例えば、被包装体の形状が複雑で突起部
が有り、熱収縮性フイルムが収縮した際、被包装体に密
着し得ない部分が生じる様な場合で、しかも、被包装体
の熱伝導率が大きい様な場合に、収縮トンネル内で加熱
される際に、熱収縮性フイルムが被包装体に密着してい
る部分と、そうでない部分とでは、その温度に大きな差
が生じてしまう。そのため、被包装体に密着している該
熱収縮性フイルムを十分熱収縮させようと収縮トンネル
内の温度を高めると、被包装体に密着していない部分の
該熱収縮性フイルムは溶融し、穴あきや白化、或は、包
装体同士の融着や、擦れ合いによる破袋を生じてしま
う。この傾向は、前記した収縮トンネル内の温度分布が
不均一な場合や、高速包装を行なう場合に特に顕著に現
われる。これは、従来の改良方法が低温での収縮性のみ
を改善しようとして、融点の低いポリプロピレン系樹脂
成分を使用しているため、耐熱性が低下してしまったた
めである。
(発明が解決しようとする問題点) 本願発明はポリプロピレン樹脂からなる熱収縮性フイ
ルムが従来よりも有している特性をそのまま存続させ、
しかも、耐熱性を備えたポリプロピレン系樹脂積層熱収
縮性フイルム、並びに該積層熱収縮性フイルムを用いた
熱収縮包装方法を提供するものである。
本願発明によると、収縮トンネル内での温度分布が多
少不均一な場合や、高速包装での高温短時間で加熱され
る場合には勿論、被包装体の形状が複雑で突起部を有す
る様な場合でも、収縮トンネル内の温度を高目に設定す
る事により、収縮不良の箇所が無く、あばた状の収縮ム
ラが生ぜず、仕上がりの良好なる熱収縮包装体を得る事
が出来る。しかも、収縮トンネル内で該積層熱収縮性フ
イルムが被包装体に密着していない部分を溶融し、穴あ
きや白化、或は、包装体同士の融着や、振動による擦れ
合いによって破袋を生じる様な事もない。
(問題点を解決するための手段) 本願発明はポリプロピレン系樹脂よりなる熱収縮性フ
イルムに耐熱性を持たせるために、異種のポリプロピレ
ン系樹脂組成物を2層以上積層させたものと、これを用
いて熱収縮包装するに際して、包装体の外側にくる層を
限定させたものである。そして、各層に使用されるポリ
プロピレン系樹脂組成物間に特定の条件を持たせる事に
より、前記の問題の解決を為し遂げたものである。さら
に詳しくは、二軸延伸された2層以上のポリプロピレン
系樹脂積層熱収縮性フイルムに於いて、一方の(第1
の)最外層と、中間層又は他方の(第2の)最外層とが
下記(1)式 但し W;第1の最外層の各樹脂成分の重量割合(%) T;第1の最外層の各樹脂成分の融点(℃) n;第1の最外層の各樹脂成分の数 w;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の重量割合
(%) t;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の融点(℃) m;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の数 X;◎積層熱収縮性フイルムが2層構成の場合には、第2
の最外層ではX=800 ◎積層寧収縮性フイルムが3層以上の構成の場合には、
各中間層のうち少なくと1層がX=800で式(1)を満
足するときには、第2の最外層ではX=0、各中間層が
共にX=800で式(1)を満足しない時には、第2の最
外層ではX=800 を満足させているものであり、又、式(1)に記載され
ている第1の最外層が包装体の外側になる様にして熱収
縮包装する方法である。
各層が上記(1)式を満足する様なポリプロピレン系
樹脂積層熱収縮性フイルムでは、上記第1の最外層が外
側になる様にして熱収縮包装させると、良好なる仕上が
りを有する熱収縮包装体が得られる。しかも、熱収縮を
十分行なわせるために、収縮トンネル内の温度を高目に
しても、該積層熱収縮性フイルムが溶融し穴あきや白
化、或は、包装体同士の融着や振動による擦れ合いによ
って破袋を生じる様な事がない。さらに、該積層熱収縮
性フイルムで突起部を有する様な被包装体を高速で熱収
縮包装させても良好な仕上がりが得られ、該積層熱収縮
性フイルムが被包装体に密着していない部分で溶融し、
種々のトラブルを生じる様な事もない。
しかし、本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮
性フイルムが、2層構成の場合や、3層以上の構成で上
記第2の最外層がX=800で式(1)を満足する場合に
は、第1の最外層が熱収縮包装時に内側となる様にして
熱収縮させると、収縮トンネル内の温度が通常の場合で
は、溶融して穴あきを生じる様な事はないが、包装体同
士が融着を生じたり、或は、振動により包装体同士が擦
れ合って破袋を生じたりする。特に、高速で熱収縮させ
る様に高温短時間で過熱させる際にこの傾向が強い。
上記の如く、本願発明に於ける新規な点は、二軸延伸
された2層以上の積層熱収縮性フイルムにおいて、種々
のポリプロピレ系樹脂成分により構成される各層の耐熱
性を各ポリプロピレン系樹脂成分の融点と重量割合との
積の和をもって規定されている所である。しかも、本願
発明に於いて、優れた効果を発揮する要因は、ポリプロ
ピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムが、一方の(第1
の)最外層(熱収縮包装時に外側にくる層)に特定の耐
熱性を有する層を設ける事である。そして、熱収縮包装
時に、その耐熱性に優れあ最外層が外側になる様にして
使用する事である。
尚、本願発明に於いて、各ポリプロピレン系樹脂成分
の融点は、差動走査形熱量法によって測定した。
本願発明に使用しうるポリプロピレン系樹脂として
は、結晶性ポリプロピレン樹脂、或は、プロピレンとα
−オレフィンとの共重合体、或は、結晶性ポリプロピレ
ン樹脂と該結晶性ポリプロピレン樹脂以外のポリオレフ
ィン樹脂との混合物、さらにこれら上記ポリプロピレン
系樹脂の二種以上の混合物があげられる。プロピレンと
α−オレフィンとの共重合体としては、エチレン−プロ
ピレン共重合体やブテン−プロピレン共重合体、或は、
エチレン−ブテン−プロピレン共重合体が好適に使用さ
れる。又、結晶性ポリプロピレン樹脂と混合されるポリ
オレフィン樹脂としては、ポリエチレン樹脂やポリブテ
ン樹脂、さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチ
レン−ブテン共重合体等が用いられる。
そして、それぞれの各層に使用されるポリプロピレン
系樹脂成分の数としては特に限定されるものではなく、
1種類のポリプロピレン系樹脂であっても、或は、2種
類以上のポリプロピレン系樹脂成分であってもよい。
尚、本願発明に於いては、同じ種類のものからなる共
重合体、或は、混合物であっても、その構成する成分の
割合が異なる場合は、別異のものとする。
本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
ムの具体的な構成例としては次の様な構成等を挙げる事
が出来る。まず2層構成としては、結晶性ポリエチレン
樹脂/エチレン−プロピレン共重合体、或は、エチレン
−プロピレン共重合体/エチレン−ブテン−プロピレン
共重合体、或は、結晶性ポリプロピレン樹脂/結晶性ポ
リプロピレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体の混
合物、等である。又、3層構成としては、結晶性ポリプ
ロピレン樹脂/エチレン−プロピレン共重合体/結晶性
ポリプロピレン樹脂、或は、結晶性ポリプロピレン樹脂
/エチレン−ブテン−プロピレン共重合体/結晶性ポリ
プロピレン樹脂、或は、結晶性ポリプロピレン樹脂/エ
チレン−プロピレン共重合体/結晶性ポリプロピレン樹
脂とエチレン−プロピレン共重合体の混合物、或は、結
晶性ポリプロピレン樹脂/エチレン−プロピレン共重合
体とエチレン−ブテン−プロピレン共重合体の混合物/
エチレン−プロピレン共重合体、或は、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体の混合物/
エチレン−ブテン−プロピレン共重合体/エチレン−プ
ロピレン共重合体、等である。さらに、4層構成として
は、結晶性ポリプロピレン樹脂/エチレン−プロピレン
共重合体/エチレン−ブテン−プロピレン共重合体/結
晶性ポリプロピレン樹脂等である。
尚、上記された各構成は共に最初に記載された層(特
許請求の範囲中の第1の最外層となる)を熱収縮包装時
に外側となる様にして使用するものである。
又、上記各構成のうち、本願発明の効果を十分に発揮
し、しかも、生産性の良好なる構成としては3層構成が
望ましい。しかも、上記3層構成としては、第1、第2
の両最外層が同一の樹脂組成からなるものが前記された
各種の耐熱性の面から、或は、得られる積層フイルムが
カールしにくい等の一般物性の面から、さらには、生産
性の面から特に好ましい。
本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
ムの厚みとしては、10μから40μの範囲のものが好適に
使用される。そして、各層の厚み構造については、一方
の(第1の)最外層(熱収縮包装時に外側にくる層)が
少なくとも3μ以上であることが好ましい。しかも、2
層構成の場合、他方の(第2の)最外層(熱収縮包装時
に内側にくる層)の厚み、及び、3層構成の場合、各中
間層のうちX=800で式(1)を満足する層の厚みの
和、或は、各中間層が共にX=800で式(1)を満足し
ない時の第2の最外層の厚みが、全体の厚みの50%以上
であることが好ましい。
又、本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フ
イルムの熱収縮率としては特に限定するものではない
が、一般には110℃のグリセリン中で18%以上のものが
好適に使用される。
本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
ムを製造する方法としては特に限定するものではない
が、次の様な方法により製造されるのが好ましい。即
ち、複数の押出機を用いて積層ダイより積層シートを共
押出しする。そして、該積層シートを冷却固化させた
後、延伸可能な温度まで再加熱して、縦方向、横方向共
に少なくとも、2.0倍以上に延伸した後、冷却させる。
延伸方法として、テンター方式、或は、インフレーショ
ン方式とも可能であるが、縦方向と横方向の熱収縮量を
同程度にする事が容易である事から、インフレーション
方式により製造されるのが好ましい。そのためには、積
層シートは多層サーキュラーダイを用い、多層チューブ
状シートとして得る事が必要である。得られたポリプロ
ピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムは、自然放置してい
るとフイルム自体の持っている自然収縮によって変形や
表面状態が悪化するので、これを防止するために熱収縮
性を余り低下させない様に熱処理して、自然収縮量を減
らす事がより好ましい。
本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
ムを用いた熱収縮包装方法としては、熱収縮包装時に式
(1)に記載されている第1の最外層を外側になる様に
して使用する点以外は、従来より使用されている熱収縮
包装ラインをそのまま使用する事が出来る。しかし、本
願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムは
収縮トンネル内での耐熱性に優れているため、収縮トン
ネル内の温度が高目に設定しても、該積層熱収縮性フイ
ルムが溶融する様な事もなく十分熱収縮を行なわせる事
が出来る。しかも、高速包装時には、収縮トンネル内の
温度を高目にして、包装体の通過時間を短縮させる事が
出来る。
(発明の効果) 本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
ムを用いて熱収縮包装を行なうと、あばた状の収縮ムラ
を生じる様な事もなく、良好な仕上がりを有する熱収縮
包装体が得られる。そして、収縮トンネル内の温度分布
が多少不均一な場合や、或は、包装速度が速い場合でも
何等トラブルを生じる様な事もなく、良好なる熱収縮包
装体が得られる。特に、被包装体が突起部を有する様な
複雑な形状をしている場合にも、収縮トンネル内での加
熱によって、該積層熱収縮性フイルムが被包装体に密着
していない部分で溶融し、穴あきや白化等を生じる様な
事がない。又、その様な積層熱収縮性フイルムの溶融に
よって、収縮トンネル内で包装体同士が融着を生じた
り、或は、振動によって、包装体同士が擦れ合って破袋
を生じる様な事もない。
尚、本願発明のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フ
イルムは、本来ポリプロピレン系樹脂が有している透明
性、光沢、防湿性、或は、無公害性等の優れた特性を備
えている事は勿論である。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を示し、本願発明の熱収縮包
装方法とその方法に使用される熱収縮性フイルムをより
具体的に説明する。
実施例1〜3、及び、比較例1〜8 各種ポリプロピレン系樹脂組成物を用い、口径50mmφ
の押出機2台と、2層共押出し用サーキュラーダイを使
用して、チューブ状押出し積層末延伸原反フイルムを得
た。そして、この共押出し成型に際しては、共押出し成
型直後に従来の水冷方式によって急冷させた。尚、比較
例に於いては、同一のポリプロピレン系樹脂組成物より
なる積層末延伸原反フイルムをも作製した。又、得られ
たこれら積層末延伸原反フイルムは、一方の(第1の)
最外層(熱収縮包装時に外側となる層)が53μで、他方
の(第2の)最外層(熱収縮包装時に内側となる層)が
105μで、しかも折径が150mmであった。
これら積層末延伸原反フイルムを従来のインフレーシ
ョン方式によって縦方向、横方向共に3.5倍二軸延伸
し、積層二軸延伸フイルムを得た。そして、これら積層
二軸延伸フイルムに弛緩を与えながら熱固定を行ない、
全体厚みが約15μで、折径が約480mmのポリプロピレン
系樹脂積層熱収縮性フイルムを得た。
得られたこれら積層熱収縮性フイルムのそれぞれの構
成、及び、それらの各層の耐熱性と、第1の最外層が外
側になる様にして突起部を有するエアゾール缶の熱収縮
包装を行なった際の状況を表1に示す。
尚、加熱収縮は約2mの長さを有する収縮トンネル中を
約3秒間で通過させて行なった。又、表1に示されたこ
れらポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムの熱収
縮率は共に23%〜28%の範囲内のもので、良好なる熱収
縮率を示していた。
表1に示された実施例より明らかな如く、式(1)を
満足するポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムを
用い、本願発明の方法によって熱収縮包装された包装体
は良好なる仕上がりを有していた。しかも、従来のポリ
プロピレン系樹脂熱収縮性フイルムでは収縮トンネル内
で溶融し、種々のトラブルを生じてしまう様な高温に於
いても、何等トラブルを生じる様な事もなく、十分熱収
縮させる事が出来た。
これに対し、式(1)を満足しない比較例のポリプロ
ピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムに於いては、良好な
る熱収縮包装体が得られる様な収縮トンネル内の温度が
非常に狭いとか、或は収縮ムラを生じる等の問題を生じ
た。しかも、該積層熱収縮性フイルムが被包装体に密着
していない部分で溶融し、穴あきや、白化等を生じやす
く、又包装体同士が融着したり振動により包装体同士が
擦れ合って破袋等を生じやすかった。
実施例4〜8、及び、比較例9〜10 各種ポリプロピレン系樹脂組成物を用い、口径50mmφ
の押出機3台と3層共押出し用サーキュラーダイを使用
する以外は、実施例1〜3、及び比較例1〜8と同様に
して、3層のチューブ状共押出し積層末延伸原反フイル
ムを得た。
これら積層末延伸原反フイルムを実施例1〜3、及び
比較列1〜8と同様に二軸延伸、及び、熱固定を行な
い、一方の(第1の)最外層(熱収縮包装時に外側とな
る層)が約4μ、中間層が約12μ、そして、他方の(第
2の)最外層(熱収縮包装時に内側となる層)が約4μ
で、折径が約480mmのポリプロピレン系樹脂積層収縮性
フイルムを得た。
得られたこれら積層熱収縮性フイルムのそれぞれの構
成、及び、それらの各層の耐熱性と、実施例1〜3、及
び、比較例1〜8と同様、第1の最外層が外側になる様
にして、突起部を有するエアゾール缶の熱収縮包装を行
なった際の状況を表2に示す。
尚、使用する収縮トンネル、及び、通過時間は実施例
1〜3、及び、比較例1〜8と同じで行なった。又、表
2に示されたこれらポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性
フイルムの熱収縮率は共に22%〜25%の範囲のものであ
り、良好なる熱収縮率を示していた。
式(1)を満足させる実施例4〜8のポリプロピレン
系樹脂積層熱収縮性フイルムからは、本願発明の方法に
より良好な仕上がりを有する熱収縮包装体が得られた。
しかも、これら実施例の積層熱収縮性フイルムは、従来
のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムで通常使
用される収縮トンネル温度よりも高温の収縮トンネル内
を通過させる事によっても、何等トラブルを生じる事も
なく、十分熱収縮させる事が出来た。
しかし、式(1)を満足しない比較例9〜10のポリプ
ロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルムでは、良好なる熱
収縮包装体が得られなかった。しかも、実施例4〜8の
様に、熱収縮を十分行なわせようとして、収縮トンネル
温度を高くすると、種々のトラブルを生じた。
比較例11 実施例1、及び、実施例8のポリプロピレン系樹脂積
層熱収縮性フイルムを用い、実施例1、及び、実施例8
と同様に、突起部を有するエアゾール缶の熱収縮包装体
を行なった。但し、両者とも第1の最外層(実施例1、
或は、実施例8に於いては熱収縮包装時に外側にくる様
にした層)を内側になる様にして熱収縮包装を行なっ
た。尚、使用する収縮トンネル及び通過時間も実施例
1、及び、実施例8と同じで行なった。
その結果、実施例1、或は、実施例8に於いて良好な
る仕上がりが得られたそれぞれの収縮トンネル温度で
は、該積層熱収縮性フイルムが溶融して穴あきを生じる
様な事はなかったが、収縮トンネル内で包装体同士が融
着を生じたり、或は、振動によって、包装体同士が擦れ
合って破袋を生じたりした。しかも、収縮トンネル温度
を低目にすると、今度は熱収縮性が不十分になり、熱収
縮ムラにより、あばた状のシワが生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:02 B29L 9:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性ポリプロピレン樹脂、或は、プロピ
    レンとα−オレフィンとの共重合体、或は、結晶性ポリ
    プロピレン樹脂と該結晶性ポリプロピレン樹脂以外のポ
    リオレフィン樹脂との混合物、或は、これらの混合物か
    らなり、二軸延伸された2層以上の積層熱収縮性フイル
    ムであって、第1の最外層と、中間層又は第2の最外層
    とが下記(1)式 但し W;第1の最外層の各樹脂成分の重量割合(%) T;第1の最外層の各樹脂成分の融点(℃) n;第1の最外層の各樹脂成分の数 w;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の重量割合
    (%) t;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の融点(℃) m;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の数 X;◎積層熱収縮性フイルムが2層構成の場合には、第2
    の最外層ではX=800 ◎積層熱収縮性フイルムが3層以上の構成の場合には、
    各中間層のうち少なくとも1層がX=800で式(1)を
    満足するときには、第2の最外層ではX=0、各中間層
    が共にX=800で式(1)を満足しない時には、第2の
    最外層ではX=800 を満足するポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルム
    を使用し、しかも該フイルムの第1の最外層が包装体の
    外側になるようにして熱収縮包装することを特徴とする
    熱収縮包装方法。
  2. 【請求項2】プロピレンとα−オレフィンとの共重合体
    がエチレン−プロピレン共重合体、或は、ブテン−プロ
    ピレン共重合体、或は、エチレン−ブテン−プロピレン
    共重合体である特許請求の範囲第1項記載の熱収縮包装
    方法。
  3. 【請求項3】結晶性ポリプロピレン樹脂以外のポリオレ
    フィン樹脂が、ポリエチレン樹脂、或は、ポリブテン樹
    脂、或は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、或は、エチ
    レン−ブテン共重合体である特許請求の範囲第1項記載
    の熱収縮包装方法。
  4. 【請求項4】ポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイル
    ムが、3層構成である特許請求の範囲第1項記載の熱収
    縮包装方法。
  5. 【請求項5】3層構成の両最外層が同一の樹脂組成から
    なる特許請求の範囲第4項記載の熱収縮包装方法。
  6. 【請求項6】結晶性ポリプロピレン樹脂、或は、プロピ
    レンとα−オレフィンとの共重合体、或は、結晶性ポリ
    プロピレン樹脂と該結晶性ポリプロピレン樹脂以外のポ
    リオレフィン樹脂との混合物、或は、これらの混合物か
    らなり、二軸延伸された2層以上の積層熱収縮性フイル
    ムであって、熱収縮包装時に包装体の外側層となる第1
    の最外層と、中間層又は第2の最外層とが下記(1)式 但し W;第1の最外層の各樹脂成分の重合割合(%) T;第1の最外層の各樹脂成分の融点(℃) n;第1の最外層の各樹脂成分の数 w;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の重量割合
    (%) t;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の融点(℃) m;中間層又は第2の最外層の各樹脂成分の数 X;◎積層熱収縮性フイルムが2層構成の場合には、第2
    の最外層ではX=800 ◎積層熱収縮性フイルムが3層以上の構成の場合には、
    各中間層のうち少なくと1層がX=800で式(1)を満
    足するときには、第2の最外層ではX=0、各中間層が
    共にX=800で式(1)を満足しない時には、第2の最
    外層ではX=800 を満足する事を特徴とする熱収縮包装用のポリプロピレ
    ン系樹脂積層熱収縮性フイルム。
  7. 【請求項7】プロピレンとα−オレフィンとの共重合体
    がエチレン−プロピレン共重合体域は、ブテン−プロピ
    レン共重合体、或は、エチレン−ブテン−プロピレン共
    重合体である特許請求の範囲第6項記載のポリプロピレ
    ン系樹脂積層熱収縮性フイルム。
  8. 【請求項8】結晶性ポリプロピレン樹脂以外のポリオレ
    フィン樹脂が、ポリエチレン樹脂、或は、ポリブテン樹
    脂、或は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、或は、エチ
    レン−ブテン共重合体である特許請求の範囲第6項記載
    のポリプロピレン系樹脂積層熱収縮性フイルム。
  9. 【請求項9】積層熱収縮性フイルムが、3層構成である
    特許請求の範囲第6項記載のポリプロピレン系樹脂積層
    熱収縮性フイルム。
  10. 【請求項10】3層構成の両最外層が同一の樹脂組成か
    らなる特許請求の範囲第9項記載のポリプロピレン系樹
    脂積層熱収縮性フイルム。
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