JPH0851756A - 平面モータ装置 - Google Patents

平面モータ装置

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JPH0851756A
JPH0851756A JP18809694A JP18809694A JPH0851756A JP H0851756 A JPH0851756 A JP H0851756A JP 18809694 A JP18809694 A JP 18809694A JP 18809694 A JP18809694 A JP 18809694A JP H0851756 A JPH0851756 A JP H0851756A
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coils
magnet rows
stage
planar motor
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Yasushi Kobarikawa
靖 小梁川
Masanobu Sugimine
正信 杉峰
Yoshiyuki Tomita
良幸 冨田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で超精密な位置決め精度、高精度な軌跡
追従精度を有するステージ装置を実現するのに適した駆
動方式として平面モータ装置を提供する。 【構成】 ステージ部材を支持部材に対して相対的に所
定面内の所定の可動領域内で移動させる平面モータ装置
であって、ステージ部材に取り付けられ、所定面の法線
方向に磁束を発生させる複数の永久磁石を極性が交互に
現れるように配列した複数の磁石列と、複数の磁石列の
それぞれに対向して支持部材に取り付けられ、磁束と係
合し、対向する磁石列の配列方向と直交する方向の長さ
が対向する磁石列の幅よりも長く形成され、対向する磁
石列の配列方向と平行な軸方向を有する複数のコイルを
含んで構成された複数のコイル群とを有し、ステージ部
材が可動領域内にあるとき、複数の磁石列と、磁石列に
対向するコイル群とが、常に相互に交差するように配置
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面モータに関し、特
に対象物を載置するステージ部材を比較的広い面内で高
精度に駆動することのできる平面モータに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造用のステッパでは、約200
mm四方の広い可動域と0.1μm以下の高い駆動分解
能が必要とされる。
【0003】従来のステッパでは、粗動部と微動部によ
る2段階の駆動機構を持つ構造や、ボールネジとサーボ
モータを組み合わせた駆動機構を持つ構造が知られてい
る。前者の場合、粗動と微動の2段階の動作を行うた
め、最終段の位置決めまでに長時間を必要とする。ま
た、ハイブリッド構造であるため、使用するアクチュエ
ータが複数になり、機構的に複雑になる。
【0004】後者の例として、まず、平面内の一方向で
あるx軸方向について駆動を行うサーボモータとボール
ネジ等を備えたxステージを形成し、その上にy軸方向
の駆動を行うサーボモータとボールネジ等を備えたyス
テージを重ねたxyステージ等が知られている。このよ
うな構成のxyステージによれば、動力伝達機構や案内
機構が必要であり、駆動源の動力が100%対象物に伝
わらずに、ステージを構成している機械部材に不要な歪
みや弾性変形を生じさせている。弾性変形量を低減する
ためには、一般的に機械構造物の大型化によって高剛性
化を図る例が多く、そのため重量も増してしまう。
【0005】一方、レーザ加工用のxyステージには、
通常100mm以上の可動域が必要とされ、特に所定の
連続した軌跡への追従精度、ミクロンオーダの駆動分解
能が必要とされる。要求される駆動分解能は、半導体製
造用のステッパに比べて低いが、反面、レーザ加工の特
徴から移動時の軌跡が問題になる。サーボモータとボー
ルネジからなる1軸ステージを2段重ねた従来のxyス
テージでは、ボールネジのトルクリップル、x軸及びy
軸の各軸の応答速度差等のために高精度な軌跡追従精度
を実現することが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の技術によるxyステージ等においては、たとえば
0.01μmの位置決め精度を持つ超精密ステージ装
置、あるいは高精度な軌跡追従精度を有するステージ装
置を実現することは難しかった。
【0007】本発明の目的は、たとえば小型で超精密な
位置決め精度、高精度な軌跡追従精度を有するステージ
装置を実現するのに適した駆動方式として平面モータ装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の平面モータ装置
は、対象物を載置するためのステージ部材を、基準とな
る支持部材に対して相対的に所定面内の所定の可動領域
内で移動させる平面モータ装置であって、前記ステージ
部材と前記支持部材のうちの一方に取り付けられ、前記
所定面に対してほぼ垂直な方向に磁束を発生させる複数
の同等の永久磁石を、極性が交互に現れるように直線状
に配列した複数の磁石列と、前記磁石列の複数の永久磁
石を結合するヨークと、前記ステージ部材と前記支持部
材のうちの他方に前記複数の磁石列のそれぞれに対向し
て取り付けられ、前記磁束と係合し、対向する磁石列の
配列方向とほぼ直交する方向の長さが対向する磁石列の
幅よりも長く形成され、対向する磁石列の配列方向とほ
ぼ平行な軸方向を有する複数のコイルを含んで構成され
た複数のコイル群とを有し、前記ステージ部材が前記可
動領域内にあるとき、前記複数の磁石列と、該磁石列に
対向するコイル群とが、常に相互に交差するように配置
されている。
【0009】また、前記複数の磁石列を、相互に異なる
方向に配列した少なくとも2つの磁石列を含む構成とし
てもよい。
【0010】
【作用】一方向に長い磁石列と、その磁石列の配列方向
に沿う軸方向を有する複数のコイルからなるコイル群と
を対向配置し、コイル群に所定の電流を流すことによ
り、磁石列の配列方向に力を発生することができる。こ
の力により磁石列がその配列方向に移動する。磁石列と
コイル群が対向している限りこの力が発生するため、磁
石列をその長さ分平行駆動することができる。
【0011】また、相互に異なる方向に配列した少なく
とも2つの磁石列を設け、各磁石列が平行駆動される範
囲において、それぞれの磁石列に対向するコイル群が常
に磁石列と交差するように配置することにより、平面内
で広い可動領域を確保することができる。
【0012】
【実施例】図1に、本発明の実施例による平面モータ装
置の概略図を示す。図1(A)は、コイルと永久磁石と
の位置関係を示す平面図である。図1(B)は、永久磁
石とコイルとの位置関係を示す概略側面図である。
【0013】図1(A)に示すように、平面モータの可
動平面内にx軸方向、y軸方向およびx軸、y軸に垂直
な軸の回りの回転方向θ方向を設定する。平面モータ装
置は、基本的単位としてx方向のリニアモータ構造部1
3、y方向のリニアモータ構造部14、15を有する。
x方向リニアモータ構造部13においては、x用コイル
9a1、9b1が中心軸がx軸に平行になる向きに、か
つ同一中心軸上にx軸方向に並んで配置されている。さ
らに、x用コイル9c1、9d1がx用コイル9a1、
9b1と同一中心軸上に、かつx用コイル9b1から所
定距離離れてx軸方向に並んで配置されている。
【0014】x用コイル9a1、9b1、9c1、9d
1は、それぞれ同等の特性を有するコイルであり、中心
軸方向の長さよりもy軸方向の長さの方が長くなるよう
に構成されている。なお、x用コイル9b1と9c1と
の間隔は、各x用コイルの軸方向の長さの半分とされて
いる。
【0015】さらに、4つのx用コイル9a1、9b
1、9c1、9d1を貫通して共通の非磁性体のコア1
2が配置されている。x用コイル9a1、9b1、9c
1、9d1及びコア12の構成と同様に構成されたx用
コイル9a2、9b2、9c2、9d2とコア12及び
x用コイル9a3、9b3、9c3、9d3とコア12
が、y軸方向に並んで配置され、y軸方向に長いx駆動
用コイル群9を構成している。
【0016】紙面に垂直な方向に磁束を発生するx用磁
石6a〜6pがx軸方向に並んで配置され、x軸方向に
長いx用磁石列6を構成している。各磁石6a〜6pは
x軸方向よりもy軸方向に長く、それぞれ同等の特性を
有する永久磁石である。
【0017】図示の配置においては、x用磁石列6が、
x用コイル9a2、9b2、9c2、9d2の部分でx
駆動用コイル群9と交差している。y方向リニアモータ
構造部14、15においても同様の構成が採られてい
る。すなわち、y方向リニアモータ構造部14において
は、y用コイル10a1、10b1、10c1、10d
1が、中心軸がy軸に平行になる向きに、かつ同一中心
軸上にy軸方向に並んで配置されている。y用コイル1
0b1と10c1との間には各y用コイルの軸方向の長
さの半分の間隔が開けられている。さらに、4つのy用
コイル10a1、10b1、10c1、10d1を貫通
して共通の非磁性体のコア12が配置されている。
【0018】y用コイル10a1、10b1、10c
1、10d1、コア12と同様に構成されたy用コイル
10a2、10b2、10c2、10d2とコア12及
びy用コイル10a3、10b3、10c3、10d3
とコア12が、x軸方向に並んで配置され、x軸方向に
長いy駆動用コイル群10を構成している。
【0019】紙面に垂直な方向に磁束を発生するy用磁
石7a〜7pがy軸方向に並んで配置され、y軸方向に
長いy用磁石列7を構成している。各磁石7a〜7pは
y軸方向よりもx軸方向に長く、それぞれ同等の特性を
有する永久磁石である。
【0020】図示の配置においては、y用磁石列7が、
y用コイル10a2、10b2、10c2、10d2の
部分でy駆動用コイル群10と交差している。他のy方
向リニアモータ構造部15は、y方向リニアモータ構造
部14と同等の構成を有する。すなわち、y用コイル1
1a1〜11a3、11b1〜11b3、11c1〜1
1c3、コア12、y用磁石8a〜8pがy方向リニア
モータ構造部14と同様の構成になるように配置され、
y駆動用コイル群11及びy用磁石列8を構成してい
る。
【0021】y駆動用コイル群10、11は、y軸に平
行に配置されたx駆動用コイル群9の一端からx軸に平
行にそれぞれ反対方向に延在している。また、y用磁石
列7、8は、それぞれx軸に平行に配置されたx用磁石
列6の両端からy軸に平行に同じ向きに延在している。
【0022】このように配置されたx及びy用磁石列
6、7、8は、x及びy駆動用コイル群9、10、11
に対して後述するように相対的にxy平面内で移動する
ことができる。
【0023】x用磁石列6及びy駆動用コイル群10、
11は、それぞれほぼ同じ長さに、またy用磁石列7、
8及びx駆動用コイル群9は、それぞれほぼ同じ長さに
なるように構成されている。従って、x用磁石列6がx
駆動用コイル群9に交差する範囲内でx軸方向に移動す
ると、y用磁石列7、8は、常にそれぞれy駆動用コイ
ル群10、11と交差する。同様に、y用磁石列7、8
がそれぞれy駆動用コイル群10、11と交差する範囲
内でy軸方向に移動すると、x用磁石列6は、常にx駆
動用コイル群9と交差する。
【0024】このように、x及びy用磁石列をx軸方向
にx用磁石列6の長さ分、及びy軸方向にy用磁石列
7、8の長さ分移動しても、x及びy用磁石列は、常に
対応するx及びy駆動用コイル群と交差することにな
る。
【0025】図1(A)では、x及びy駆動用コイル群
が、各コイルの軸方向に対して直交する方向にそれぞれ
3個のコイルを配置した場合について示したが、3個に
限る必要はない。例えば、軸方向に対して直交する方向
に長く形成した1個のコイルを使用してもよいし、2個
あるいは4個以上のコイルを配置してもよい。
【0026】図1(B)は、x駆動用コイル群9上に配
置されたx用磁石列6の相対関係を示す概略側面図であ
る。ベース1の上にx用コイル9a2、9b2、9c
2、9d2が固定され、その軸上にコア12が貫通して
いる。これらのx用コイル9a2、9b2、9c2、9
d2の上方に所定幅のギャップ17を介してx用磁石列
6が配置されている。
【0027】各x用磁石の幅(磁石ピッチ)は、x用コ
イル9a2〜9d2の軸方向の長さと等しい。また、x
用コイル9b2と9c2との間隔は、磁石ピッチの半分
とされている。
【0028】図1(B)は、x用磁石6c、6dがそれ
ぞれx用コイル9a2、9b2と対向している場合を示
している。このとき、x用コイル9c2には、x用磁石
6eの右半分と6dの左半分が対向し、x用コイル9d
2には、x用磁石6fの右半分と6gの左半分が対向す
ることになる。
【0029】x用磁石列6の各x用磁石は、極性が交互
に反転するように配列され、高透磁率材料からなるヨー
ク5に固定されている。ヨーク5は、ステージ部材3に
固定されている。x及びy用コイルをベース1に固定す
ることにより、コイルからの発熱をベースに逃がすこと
ができる。また、ステージ部材3には、発熱源がないた
め、高精度の位置決めを行うことが可能になる。
【0030】図示の構成においては、x用磁石6c、6
e、6gは下方にN極、上方にS極を有し、他のx用磁
石6d、6fは下方にS極、上方にN極を有する。従っ
て、図中点線の矢印で示すように磁路16が形成され、
磁束が分布する。
【0031】このような磁束の存在下において、コイル
9a2にx用磁石側の面において紙面の裏から表に流れ
る電流を与え、コイル9b2に反対方向の電流を与える
と、主にコイルのx用磁石側の面を流れる電流が磁束と
相互作用する。これら2つのコイルにおいては磁束の向
きが逆であるため、逆方向に電流を流す両コイルに同一
方向のx方向の力が生じる。x用コイル9a2、9b2
のベース1側の面を流れる電流によっても力が発生する
が、x用コイルのベース1側の面と鎖交する磁束は、x
用磁石側の面と鎖交する磁束に比べて無視できる量であ
る。
【0032】さらに、x用コイル9c2、9d2にも相
互に逆向きの電流を流す。x用コイル9c2、9d2の
磁石側の面と鎖交する磁束は、左半分と右半分で互いに
逆向きであるため、x用コイル9c2、9d2により発
生する力は打ち消しあう。このため、全体としてx用磁
石列6はx方向に駆動される。
【0033】図2は、図1(B)に示すx用コイル9a
2〜9d2にそれぞれ一定電流を流した場合のx方向へ
の推力とx用磁石列6のx方向への変位との関係を示
す。横軸はx用磁石列6の基準点からの移動距離を表
す。ここで、lp は磁石ピッチを表す。縦軸は推力を任
意目盛で表す。
【0034】x用コイル9a2、9b2の一組により発
生する推力とx用コイル9c2、9d2の一組により発
生する推力は約90度の位相ずれを有しており、図に示
すように一方をサイン波とすれば他方がコサイン波とな
る。また、推力は、x用コイル9a2〜9d2に流す電
流に比例する。
【0035】x用コイル9a2、9b2の一組とx用コ
イル9c2、9d2の一組により発生する力は以下のよ
うに表すことができる。
【0036】
【数1】 FxA =kixA cos(πx/lp ) …(1)
【0037】
【数2】 FxB =kixB sin(πx/lp ) …(2) ここで、FxA 、FxB はそれぞれx用コイル9a2、
9b2の一組及びx用コイル9c2、9d2の一組によ
り発生するx方向の推力、ixA、ixBはそれぞれx用コ
イル9a2、9b2の一組及びx用コイル9c2、9d
2の一組に流す電流、xはx用磁石列6の変位、lp
磁石ピッチ、kは推力定数を示す。
【0038】各コイルに流す電流は、x用磁石列6の変
位に基づいて次式のように定める。
【0039】
【数3】 ixA=ir cos(πx/lp ) …(3)
【0040】
【数4】 ixB=ir sin(πx/lp ) …(4) ここで、ir は目標電流を示す。
【0041】この時、x用コイル9a2〜9d2により
発生する総合推力は、
【0042】
【数5】 Fx=FxA +FxB =kir …(5) となる。
【0043】このように、x用コイル9a2〜9d2に
所定の交流電流を流すことにより、目標電流に比例した
推力を発生することができる。なお、x用磁石列6がx
駆動用コイル群のx用コイル9a1〜9d1あるいは9
a3〜9d3の位置で交差している場合も同様の推力を
発生することができる。
【0044】また、y駆動用コイル群10とy用磁石列
7との間、及びy駆動用コイル群11とy用磁石列8と
の間においても同様にy軸方向の推力を発生することが
できる。
【0045】図3は、図1に示すような構造の平面モー
タ装置の駆動モードを示す。図3(A)はx並進モード
を示し、図3(B)はy並進モードを示し、図3(C)
はθ回転モードを示す。
【0046】図3(A)においては、x方向リニアモー
タ構造部13のx駆動用コイル群9に電流を流す。この
ため、x方向リニアモータ構造部13のx用磁石列6に
x方向の力が発生し、ステージ部材をx方向に駆動す
る。
【0047】図3(B)は、y並進モードを示す。y方
向リニアモータ構造部14、15のy駆動用コイル群1
0、11に同一方向の力が発生するように電流を流す。
すると、y方向リニアモータ構造部14、15のy用磁
石列7、8に同一のy方向の駆動力が発生する。したが
って、ステージ部材はy方向に並進運動する。
【0048】図3(C)はxy平面内におけるθ回転モ
ードを示す。y方向リニアモータ構造部14、15に逆
向きのy方向の力が発生するように電流を供給する。た
とえば、図示のようにy方向リニアモータ構造部14に
おいては−y方向、y方向リニアモータ構造部15にお
いては+y方向に力が発生するように、それぞれのy駆
動用コイル群に電流を供給する。これら逆方向で平行な
力が発生すると、リニアモータ構造部14、15のy用
磁石列を支持するステージ部材はxy平面内で+θ方向
に回転する。
【0049】なお、図3(A)に示すようにx方向に駆
動する場合、駆動力が発生する位置がステージ部材3の
重心からずれているため、θ方向の弱いトルクが発生す
る。このとき、y方向リニアモータ構造部14、15に
よりこのトルクを打ち消す方向にトルクを発生すること
により、ステージ部材をx方向に並進運動させることが
可能になる。
【0050】このように、xy平面内でステージ部材3
を移動する場合、x及びy駆動用コイル群とそれに対応
するx及びy用磁石列が交差していれば推力を発生する
ことができる。従って、x軸方向においては、x用磁石
列6の長さからx駆動用コイル群9の幅を減じた長さの
可動域を確保することができる。同様に、y軸方向にお
いては、y用磁石列14、15からy駆動用コイル群1
0、11の幅を減じた長さの可動域を確保することがで
きる。このように、xy平面内に大きな可動域を確保す
ることが可能になる。
【0051】また、推力は、ステージ部材3に固定され
ているx及びy用磁石列6、7、8にそれぞれ平行に働
く。そのため、重心に対する推力のモーメントの腕の長
さは、ステージ部材3が可動域内のどこにあっても一定
である。従って、ステージ部材3の位置によらず各軸
(x,y,θ)の制御が容易に行える。
【0052】また、上記実施例では、x及びy用コイル
を1/2ピッチずつずらして配置した2相構造とした場
合について説明したが、一般的にn相構造としてもよ
い。n相構造のリニアモータとした場合には、各相のコ
イルを1/nピッチずつずらして配置すればよい。
【0053】以上の説明においては、各コイルはベース
に固定され、各永久磁石はステージ部材に固定され、ス
テージはxy平面内で自由に運動できると仮定した。コ
イルに働く力と永久磁石に働く力は大きさが等しく、向
きが逆である。このような構造は、たとえば、ステージ
をコロ等でxy平面内に支持することによって実現する
こともできるが、以下に述べるようにエアベアリング等
の摩擦の少ないベアリング機構を用いることがより好ま
しい。
【0054】ステージの可動部の機械構造部の自重もし
くは、磁石等による吸引力と逆向きにエアベアリングの
浮上力が作用するようにエアベアリングを組み合わせた
構造によれば、ステージをベース上所定高さに保持し、
xy平面内の運動自由に支持することができる。
【0055】図4は、平面モータ装置を備えたxyステ
ージ装置を示す斜視図である。ベース1は、その上に平
坦な案内面2を有し、案内面2上にx駆動用コイル群
9、y駆動用コイル群10、11を図1(A)に示す配
置になるように固定する。
【0056】ベース1の案内面2上には、エアパッド4
で支持されたメインステージ3が配置される。エアパッ
ド4は、たとえば下面にエア吹き出し口を有するもので
あり、エアの吹き出しによってベース1の案内面2上に
浮上する。SORアライナ等、縦型のステージにする場
合は、エアパッドに永久磁石を並用することにより、垂
直面上で平面運動が可能となる。
【0057】メインステージ3の下面には、鉄等の高透
磁率材料で形成されたヨーク5が固定されている。この
ヨーク5の下面には、さらにx用磁石列6、y用磁石列
7、8が図1(A)に示す配置になるように固定されて
いる。
【0058】メインステージ3をエアパッド4により浮
上させ、コイルと磁石の組み合わせにより、駆動するこ
とにより、ほぼ摩擦のない状態でメインステージに直接
力を作用させることができる。このため、構造部材に歪
みや弾性変形が生じることを防止することが可能とな
る。また、装置全体を小型化にできる。このようにし
て、高精度の位置決めが可能なステージ装置が提供され
る。
【0059】上記実施例では、x方向リニアモータ構造
部を1つ、y方向リニアモータ構造部を2つ設けた場合
について説明したが、x方向リニアモータ構造部及びy
方向リニアモータ構造部をそれぞれ2つずつ設けてもよ
い。
【0060】図5は、x方向及びy方向リニアモータ構
造部をそれぞれ2つずつ設けた場合の、x及びy駆動用
コイル群とx及びy用磁石列の位置関係を示す平面図で
ある。
【0061】x用磁石列30、31及びy用磁石列3
2、33が、それぞれの磁石列が一つの辺を構成するよ
うに長方形あるいは正方形状に配置されている。x駆動
用コイル群40、41及びy駆動用コイル群42、43
が、それぞれx軸及びy軸方向に平行に放射状に配置さ
れている。各コイル群及び磁石列は図1の場合と同様に
それぞれベース及びステージ部材に固定されている。ま
た、各コイル群及び磁石列の紙面に垂直な方向の位置関
係は、図1(B)の場合と同様の構成である。
【0062】磁石列30〜33及びコイル群40〜43
は、放射状に配置されたコイル群40〜43の中心に形
成された四角形が、磁石列30〜33によって囲まれた
四角形に内包されるような相対位置を保ってステージ部
材を移動したとき、各コイル群40〜43がそれぞれ各
磁石列30〜33と常に交差するように構成されてい
る。
【0063】このようにコイル及び永久磁石を配置する
ことにより、ステージ部材は、x及びy用磁石列30〜
33で囲まれた四角形の大きさの可動域を確保すること
ができる。さらに、x軸方向及びy軸方向共に2か所で
推力が発生するため、ステージ部材の運動性能を向上す
ることができる。
【0064】なお、上記実施例では、ベースにコイル群
を固定し、ステージ部材に磁石列を固定した場合につい
て説明したが、その逆の構成としてもよい。以上実施例
に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限さ
れるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合
わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一方向に長いコイル群と対向させてコイル群の長さ方向
に交差する方向に長い永久磁石列を配置し、制御した電
流をコイル群に供給することにより、永久磁石列に磁石
列の長さ方向の力を発生することができる。
【0066】このコイル群と永久磁石列が交差している
限り力を発生することができる。従って、このコイル群
と永久磁石列の組を2組設け、異なる2方向に配置する
ことにより、広い可動域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による平面モータ装置を示す。
図1(A)は平面図、図1(B)は側面図である。
【図2】図1(B)と対応して発生する力を説明するた
めのグラフである。
【図3】図1に示す平面モータ装置の駆動モードを説明
するための平面モータ装置の平面図である。
【図4】本発明の実施例によるxyステージ装置を示す
斜視図である。
【図5】本発明の実施例による平面モータ装置の他の構
成例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 案内面 3 ステージ部材(メインステージ) 4 エアパッド 5 ヨーク 6 x用磁石列 7、8 y用磁石列 9 x駆動用コイル群 10、11 y駆動用コイル群 12 コア 13 x方向リニアモータ構造部 14、15 y方向リニアモータ構造部 17 ギャップ 30、31 x用磁石列 32、33 y用磁石列 40、41 x駆動用コイル群 42、43 y駆動用コイル群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を載置するためのステージ部材
    を、基準となる支持部材に対して相対的に所定面内の所
    定の可動領域内で移動させる平面モータ装置であって、 前記ステージ部材と前記支持部材のうちの一方に取り付
    けられ、前記所定面に対してほぼ垂直な方向に磁束を発
    生させる複数の同等の永久磁石を、極性が交互に現れる
    ように直線状に配列した複数の磁石列と、 前記磁石列の複数の永久磁石を結合するヨークと、 前記ステージ部材と前記支持部材のうちの他方に前記複
    数の磁石列のそれぞれに対向して取り付けられ、前記磁
    束と係合し、対向する磁石列の配列方向とほぼ直交する
    方向の長さが対向する磁石列の幅よりも長く形成され、
    対向する磁石列の配列方向とほぼ平行な軸方向を有する
    複数のコイルを含んで構成された複数のコイル群とを有
    し、 前記ステージ部材が前記可動領域内にあるとき、前記複
    数の磁石列と、それぞれの磁石列に対向するコイル群と
    が、常に相互に交差するように配置されている平面モー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁石列は、相互に異なる方向
    に配列した少なくとも2つの磁石列を含む請求項1記載
    の平面モータ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の磁石列は、長方形の3辺に沿
    って配置されており、前記複数のコイル群は、前記長方
    形内の一点から前記3辺にそれぞれ直交する方向に放射
    状に配置されている請求項1または2記載の平面モータ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の磁石列は、長方形状に配置さ
    れており、前記複数のコイル群は、前記長方形内の一点
    から前記長方形の各辺にそれぞれ直交する方向に放射状
    に配置されている請求項1または2記載の平面モータ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数のコイル群は、相互に平行に配
    置された複数のコアと各コアの対応する複数の位置に配
    置された複数のコイルとを有し、コアの軸方向の異なる
    位置で多相駆動するのに適した請求項1〜4のいずれか
    に記載の平面モータ装置。
  6. 【請求項6】 前記ステージ部材と前記支持部材とは平
    面案内機構を介して結合している請求項1〜5のいずれ
    かに記載の平面モータ装置。
  7. 【請求項7】 前記複数組のコイルは、軸上に高透磁率
    材料のコアもしくは、非磁性材料を有する複数組のコイ
    ルである請求項1〜6のいずれかに記載の平面モータ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369730B1 (ko) * 1997-06-26 2003-03-17 캐논 가부시끼가이샤 리니어모터와스테이지장치및이것을이용한주사형노광장치및디바이스제조방법
US6879063B2 (en) 1999-09-02 2005-04-12 Asml Netherlands B.V. Displacement device
DE102016115116A1 (de) * 2016-04-15 2017-10-19 Technische Universität Dresden Elektrischer Planardirektantrieb
CN111799979A (zh) * 2020-08-03 2020-10-20 江苏集萃苏科思科技有限公司 一种直线电机及三自由度平面运动台

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