JPH0851992A - D−α−アミノ酸の製造方法 - Google Patents

D−α−アミノ酸の製造方法

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JPH0851992A
JPH0851992A JP7115213A JP11521395A JPH0851992A JP H0851992 A JPH0851992 A JP H0851992A JP 7115213 A JP7115213 A JP 7115213A JP 11521395 A JP11521395 A JP 11521395A JP H0851992 A JPH0851992 A JP H0851992A
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ala
gly
val
microorganism
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JP7115213A
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Renata Grifantini
レナータ、グリファンティーニ
Gianni Frascotti
ジアンニ、フラスコッティ
Giuliano Galli
ジュリアーノ、ガルリ
Guido Grandi
グイド、グランディ
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Eniricerche SpA
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    • C12P41/009Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by reactions involving C-N bonds, e.g. nitriles, amides, hydantoins, carbamates, lactames, transamination reactions, or keto group formation from racemic mixtures by reactions involving hydantoins or carbamoylamino compounds

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】5−置換ヒダントインのラセミ混合物の立体特
異的転化によるD−α−アミノ酸の製造方法であって、
該転化反応を、該ヒダントインを対応するD−α−アミ
ノ酸に転化できる酵素系を、高収率で、誘導物質なしに
発現できるプラスミドで形質転換した微生物の存在下で
行なう方法および該酵素系をコード化する遺伝子を含む
プラスミドおよび該プラスミドで形質転換したエセリヒ
ア コリまたはバシルス ズブチルスから選択された微
生物。 【効果】上記により得られたD−α−アミノ酸は、薬理
学的に活性な物質、農薬および甘味料の製造に貴重な化
合物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、5−置換ヒダントインを対応す
るD−α−アミノ酸に直接転化できる酵素系を高収率
で、誘導物質なしに発現できるプラスミドで形質転換し
た微生物を使用し、5−置換ヒダントインのラセミ混合
物を立体特異的に転化することによる、D−α−アミノ
酸の製造方法に関する。用語「酵素系」とは、D−ヒダ
ントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼ酵素からな
る系を意味する。D−α−アミノ酸は、薬理学的に活性
な物質(例えばD−フェニルグリシンおよびD−パラヒ
ドロキシフェニルグリシンはペニシリンおよびセファロ
スポリンの合成に使用される)、農薬(殺虫剤フルバニ
レート合成用のD−バリン)または甘味料(D−アラニ
ン)の製造に極めて貴重な化合物である。この分野で
は、対応する5−置換ヒダントインの化学的および/ま
たは酵素加水分解によるD−α−アミノ酸の製造は公知
である。例えば、特許FR2,310,986は、5−
置換ヒダントインを化学的に加水分解してD,Lアミノ
酸のラセミ混合物を形成し、続いてこれを分離処理して
目的の異性体を得る方法を記載している。これに対し
て、特許FR2,317,357は、5−置換ヒダント
インのラセミ混合物を酵素により加水分解し、続いて、
この変換生成物(N−カルバミル−D−α−アミノ酸)
を対応するD−α−アミノ酸に化学的に酸化する方法を
記載している。これらの方法に関連する問題点は、D−
α−アミノ酸の分離および精製に複雑な操作が必要にな
ることである。その結果、これらの方法は工業的な観点
から経済的に重要ではない。
【0002】この分野では、Pseudomonas 、Moraxella
、Agrobacterium 、Hansenula 、Arthrobacter(EP
−199,943、EP−309,310、US 43
12948、FR 2456728)の様な微生物から
製造した酵素系で5−置換ヒダントインを処理すること
により、これらの物質からD−α−アミノ酸を直接得る
方法が開示されている。しかし、これらの酵素系の製造
には、微生物にこれらの酵素の生産を刺激することがで
きる効果的な誘導物質を使用する必要がある。実際、酵
素D−ヒダントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼ
の発現水準は実質的に非常に低いことが分かっている
(Syldatk ら、(1990), Advabces in Biochem. Enginee
ring/Biotechnology(Fiechter, A.Ed.), 41, 29-75
頁、Springer-Verlag, Berlin)。一般に使用される誘導
物質は、微生物により容易に代謝されるヒダントインの
誘導体または窒素化された環状化合物であるか、または
代謝されないウラシルまたはチオ−2−ウラシルまたは
チミンの様な化合物である(Meyer ら、(1993),Fems Mi
crobiol. Letters, 109 : 67-74)。誘導物質の使用は
一連の欠点を引き起こすが、とりわけ、製造原価が増加
し、酵素の生産収率が変動し易くなる(Syldatk ら、(1
987), Biotechnol. Lett., 9:25-30; Yokozekiら、(198
7) Agric. Biol. Chem., 51, 715-722)。最近、酵素D
−ヒダントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼをコ
ード化する遺伝子が個別に配列され、クローニングされ
ている(US 4,912,044およびEP−515
698)。より詳しくは、特許US4,912,044
は、発現が温度変化により誘発されるヒダントイナーゼ
遺伝子を含むハイブリッドベクターで形質転換した微生
物の発酵による、D−ヒダントイナーゼの製造を記載し
ている。こうして得られる酵素は、5−置換ヒダントイ
ンからD−N−カルバミルを製造するのに使用される。
【0003】一方、特許出願EP−515,698は、
発現がIPTGにより化学的に誘発されるカルバミラー
ゼ遺伝子を含むプラスミドで形質転換された微生物の発
酵によるD−N−カルバミラーゼの製造を記載してい
る。こうして得られた酵素は、N−カルバミルからD−
α−アミノ酸を製造するのに使用される。工業的な関心
はラセミ体ヒダントインをD−α−アミノ酸に転化する
ことに向けられており、二種類の酵素が異なった品種中
で発現されることは、両者を使用すること、したがって
二種類の異なった発酵工程から出発する製法を開発する
ことになる。これは明らかに製造原価を増加し、転化速
度を下げる。事実、酵素反応を完了させるには、ヒダン
トイナーゼを含む形質転換した微生物により生産された
N−カルバミル誘導体が、細菌の薄膜を通過し、反応媒
体中に分散し、次いで反対方向に進行し、他の品種中に
存在する第二の酵素(カルバミラーゼ)に到達しなけれ
ばならない。これはすべて、細菌膜のカルバミル誘導体
に対する透過性が低いこと(Olivieriら、(1981), Biot
echnol. Bioeng., 23, 2173-2183)、およびカルバミル
自体が反応媒体中で不可避的に希釈されることを考える
と、特に不利である。最後に、2倍量のバイオマスを使
用することは、最終生成物の収率および純度に好ましく
ない影響を及ぼす。その上、これらの酵素の発現を誘発
する必要性から、さらに別の問題が生じるために、これ
らの方法はほとんど実用性がない。
【0004】本発明の目的は、上記先行技術の欠点を解
決することである。特にここで、本発明により、適切な
合成プロモーターで制御されるD−ヒダントイナーゼお
よびN−カルバミラーゼの遺伝子を含む特殊なプラスミ
ドを使用することにより、誘導物質なしに、これらの酵
素の効率の高い発現を達成できることが分かった。した
がって、内部に2種類の酵素活性を含む該プラスミドで
形質転換した単一の微生物を製造することができる。こ
の解決法は、基質の濃度が優れた同じ細胞内で2種類の
反応が起きるので、透過性が限られているための速度に
関連する問題だけではなく、誘導物質の必要性、および
生成物および廃棄物の処理に関連する問題も解決する。
そこで、本発明は第一に、5−置換ヒダントインのラセ
ミ混合物の立体特異的転化によるD−α−アミノ酸の製
造方法であって、転化反応を、該ヒダントインを対応す
るD−α−アミノ酸に転化できる酵素系を高収率で誘導
物質なしに発現できるプラスミドで形質転換した微生物
の存在下で行なうことを特徴とする方法に関する。本発
明の別の目的は、この酵素系をコード化する遺伝子を含
むプラスミドpSM651である。本発明のさらに別の
目的は、5−置換ヒダントインのラセミ混合物を対応す
るD−α−アミノ酸に立体特異的に転化できる酵素系
を、高収率で、誘導物質なしに発現することができるプ
ラスミドpSM651で形質転換した微生物である。本
発明の別の目的は、該微生物または該微生物から分離し
た酵素系の、5−置換ヒダントインのラセミ混合物の立
体特異的転化によるD−α−アミノ酸製造における使用
に関する。本発明の他の目的は、下記の説明および実施
例から明らかである。
【0005】D−ヒダントイナーゼおよびD−N−カル
バミラーゼ酵素をコード化する遺伝子は、Pseudomonas
、Hansenula 、Agrobacterium 、Aerobacter、Aeromon
as 、Bacillus、Molaxella 、Brevibacterium、Flavoba
cterium、Serratia、Micrococcus 、Arthrobacterまた
はParacoccusの様な微生物から分離することができる。
これら微生物の具体例は、Bacillus macroides ATCC 12
905 、Aerobacter cloacae IAM 1221 、Agrobacterium
sp. IP I-671 、Agrobacterium radiobacter NRRLB 1
1291、Pseudomonas sp. FERM BP 1900 である。D−ヒ
ダントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼ酵素をコ
ード化する遺伝子の分離は、遺伝子ライブラリーの構
築、微生物のゲノムの表示、該酵素をコード化する遺伝
子を含むクローンの識別、遺伝子配列の解析、該遺伝子
のベクターへの挿入およびそれらの発現のコントロール
により行なうことができる。遺伝子ライブラリーまたは
ゲノムバンクの用語は、バンクを形成すべき供与微生物
に由来する染色体DNAの断片をそれぞれが有する、特
定の宿主微生物のクローンの組合せを意味する。バンク
は、各クローンに含まれる個別断片の組合せが供与体生
物の染色体DNAの大部分を形成する場合の代表として
定義される。本発明の方法の好ましい実施態様では、D
−ヒダントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼをコ
ード化する遺伝子を分離するための供与体生物として、
A.radiobacter NRRL B-11291 株を使用する。
【0006】実際には、染色体DNAを制限酵素Bam
HIおよびSacIで別々に消化することにより、該微
生物の2種類のゲノムバンクをE.coli中に構築する。2
種類の消化により得られる断片の中で、一般に3,00
0〜4,500 bp の寸法を有する断片を精製する。選
別は、D−ヒダントイナーゼおよびD−N−カルバミラ
ーゼ酵素の分子量をそれぞれ50,000および34,
000ダルトンと推定して行なう。次いで、BamHI
およびSacI断片の2つの集団をE.coliのベクター
に、単一の断片がベクターの各分子に縮合し易い条件下
で連結する。コンピテントにしたE.coliの細胞を形質転
換するのに、例えばDagert, M.およびEhrlich(1979),(G
ene, 6 :23)により示される様に、2種類のリガーゼ混
合物を使用する。こうして得られた、それぞれハイブリ
ッドプラスミドを有する、すなわちベクターの分子およ
A.radiobacter の染色体DNA断片からなる、コロニ
ー(ゲノムバンク)の2集団を選別し、ヒダントイナー
ゼおよびカルバミラーゼ遺伝子を含むクローンを識別す
る。識別は、直接発現により、または特殊なプローブを
使用して行なう。第二の方法を使用するのが好ましい。
プローブの選択には、カルバミラーゼの場合、Comonoma
s sp. 5222c(Ogawa ら、(1993), Eur. J. Biochem., 21
2: 685-691) によるカルバミラーゼのアミノ末端配列の
知識を参考にした。この配列に基づき、小さなオリゴヌ
クレオチドを合成し、これを、標識を付けた後、ハイブ
リダイゼーション技術(Maniatis ら、(1982), "Molecul
ar Cloning: a laboratory manual", Cold Springer Ha
rbor Laboratory)によりgenothecaのスクリーニングに
使用する。これによって、カルバミラーゼ全体に関して
コード化するヌクレオチド配列を含むBamHI断片を
有するハイブリッドプラスミドを有するクローンを識別
することができる。該プラスミドの分析により、さら
に、カルバミラーゼ遺伝子に対して他方の鎖上に配置さ
れた、第二の不完全ORFの存在が示されたが、これは
様々な微生物から分離されたウレアーゼ部分との同族性
を示している。
【0007】ウレアーゼは、ヒダントイナーゼと同様
に、アミド−加水分解酵素の群に属する酵素であるの
で、不完全なORFはヒダントイナーゼのそれに対応す
ると仮定した。次いで、この仮定は、識別された遺伝子
を有する細胞の細胞抽出物に対して行なった酵素活性試
験により確認された。ヒダントイナーゼをコード化する
ヌクレオチド配列全体を分離するために、SacIで消
化したA.radiobacter のDNAの遺伝子ライブラリーの
スクリーニングを、不完全ORFのヌクレオチド配列を
基に合成したオリゴヌクレオチドによるハイブリダイゼ
ーションにより行なった。このスクリーニングにより、
ヒダントイナーゼ遺伝子全体を含むクローンが分離され
た。こうして得られた遺伝子を、United State Biochem
icalから販売されている配列版キット2.0を使用して
配列した。分離された遺伝子ベクターの両方を含むプラ
スミドを構築するために、この分野で公知のプラスミ
ド、コスミドおよびバクテリオファージから選択された
ベクターを使用することができる。E.coliおよびB.subt
ilisの2官能性プラスミドpSM671 CBS 20
5.94を使用するのが好ましい。この、カナマイシン
およびクロラムフェニコールに対する耐性をコード化す
る遺伝子を含み、E.coliおよびB.subtilis中で使用でき
る複製起源を有するプラスミドは、高い効率で、誘導物
質なしに、その制御下におかれた遺伝子の発現を導くこ
とができる合成プロモーターを含む。実際には、D−ヒ
ダントイナーゼおよびD−N−カルバミラーゼ酵素をコ
ード化する遺伝子を含むDNA断片を、プラスミドpS
M671中に、ユニーク制限箇所EcoRIおよびHi
ndIIIでクローニングし、組替えpSM651を得
る。
【0008】構築は、組換えDNAの分野で公知の一般
的な技術にしたがって操作することより実行できる。こ
れらの酵素がB.subtilisおよびE.coliから発現するか否
かを確認するために、該プラスミドで形質転換した細胞
を好適な培地中で培養する。細胞分解物から抽出し、ポ
リアクリルアミドゲル上で分析したタンパク質全体は、
2種類の酵素の分子量に対応する分子量を有する2種類
のタンパク質の存在を示しており、これらのタンパク質
はタンパク質全体の約10%を占めていた。これらの結
果は、B.subtilisおよびE.coliの、該酵素を高い効率
で、誘導物質なしに発現する能力を立証している。本発
明の酵素系は、プラスミドpSM651で形質転換したE.coli
またはB.subtilisを、好気性条件下で、炭素および窒素
ならびに様々な陽イオン、陰イオンおよび所望により微
量のビタミン、例えばビオチン、チアミン、またはアミ
ノ酸の吸収可能な供給源を含む水性培地中で培養するこ
とにより得られる。吸収可能な炭素供給源には、グルコ
ースの様な炭水化物、加水分解アミド、糖蜜、スクロー
スまたは他の通常の炭素供給源がある。窒素供給源の例
は、例えば、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウムまたは炭酸アンモニウムの様な鉱物アン
モニウム塩および尿素または有機または無機窒素を含む
物質、例えばペプトン、酵母抽出物または肉抽出物から
選択することができる。本発明の目的には、カリウム、
ナトリウム、マグネシウム、鉄、カルシウム、リン酸
塩、硫酸塩、塩酸塩、マンガン、および硝酸塩の陽イオ
ンおよび陰イオンも同様に好適である。
【0009】発酵は、攪拌しながら、25〜40℃、好
ましくは30〜37℃の温度で、pH6〜7.5、好まし
くは6.5〜7.0で行なう。遠心分離または濾過の様
な通常の技術により培地から回収した細胞(バイオマ
ス)は、5−置換ヒダントインのラセミ混合物の転化工
程に使用する。あるいは、転化反応は、超音波処理また
はフレンチプレスにより細胞を粉砕して得た細胞抽出
物、または通常の方法で精製した、または部分的に精製
した酵素または不溶性の支持体上に固定した酵素を使用
して行なうことができる。本発明の製法には、5位置で
置換された多くのヒダントインを使用することができ
る。5位置の置換基は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖
または分枝鎖アルキル基から選択できるが、これらの基
は、ヒドロキシ、カルボキシ、ヒドロスルフィドまたは
アミノ基またはフェニルまたはベンジル基で一または多
置換されていてよく、これらの基はさらにオルト、メタ
およびパラ位置に1個以上の置換基を含むことができ
る。5−置換ヒダントインの例は、D,L−5−フェニ
ルヒダントイン、D,L−5−パラ−ヒドロキシフェニ
ルヒダントイン、D,L−5−メチルヒダントイン、
D,L−5−イソプロピルヒダントイン、D,L−5−
チエニルヒダントイン、D,L−5−パラ−メトキシフ
ェニルヒダントイン、D,L−5−パラ−クロロフェニ
ルヒダントイン、D,L−5−ベンジルヒダントインで
ある。
【0010】ヒダントインの、対応するD−α−アミノ
酸への転化は、気密装置を使用し、窒素雰囲気中、20
〜60℃、好ましくは30〜45℃で行なう。反応媒体
のpHは6〜10、好ましくは7〜8.5に維持する。こ
のpH調節は、例えばアンモニア、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムの水
溶液の様な塩基水溶液を加えることにより実行できる。
ヒダントインの初期濃度は一般に2〜30重量%であ
る。本発明の菌株から生産される酵素の立体特異性によ
り、ヒダントインのD−鏡像体だけが加水分解される。
しかし、ヒダントインは操作条件下で自然に、多かれ少
なかれ急速にラセミ化するので、L−鏡像体は対応する
D−α−アミノ酸に完全に転化される。反応媒体に加え
るバイオマスの量は、酵素に対する基質の特定の親和力
により異なる。一般にバイオマス/ヒダントインの重量
比1/1〜1/50を使用できる。転化反応を最適条件
下で行なう場合、95〜98%の収率が得られる。本発
明の方法で製造されるD−α−アミノ酸は、通常の方
法、例えばイオン交換クロマトグラフィーまたはその等
電点におけるアミノ酸の沈殿、により反応媒体から回収
することができる。プラスミドpSM651は、Bureau
Voor Schimmelcultures, SK Baarn (オランダ)に、
E.coli SMC305として寄託してあり、寄託番号CB
S 203.94を受けている。
【0011】下記の実施例により本発明を詳細に説明す
るが、本発明を限定するものではない。 実施例1A.radiobacter からの染色体DNAの抽出 1%グルコース、0.3%酵母抽出物、1.36%KH
2 PO4 および0.02%MgSO4 .7H2 O(pH
7.0)の組成を有する発酵培地100mlに菌株A.radi
obacter (NRRLB 11291) を接種し、攪拌(220 rpm)
しながら30℃に24時間保持した。次いで、培地ブロ
スをSS34ローターモデルSorvall RC-5B 中で遠心分離
(4℃、5000 rpmで10分間)して細胞を回収し、
1 mM EDTA、10 mM Tris−HCl、pH7.4を含
む溶液(TE)で洗浄した(2x120ml)。得られた
懸濁液を再度上記の様に遠心分離し、細胞を回収し、T
E溶液9.5ml中に再分散させた。10%SDS(ドデ
シル硫酸ナトリウム)0.5mlおよびプロテイナーゼK
(20mg/ml )の溶液50μl を加えた後、懸濁液を3
7℃で1時間培養した。続いてNaCl 5M 1.8
mlおよび0.7M NaCl中10%ヘキサデシルトリ
メチルアンモニウムブロミド(CTAB)の溶液1.5
mlを加え、得られた溶液を65℃で20分間培養した。
次いで、この溶液を等体積のクロロホルム/イソアミル
アルコール(24/1、v/v )で脱タンパク質化し、D
NAを0.6体積のイソプロパノールで沈殿させた。D
NAをエタノール(70%)1mlで洗浄し、ガラス棒で
回収した。回収したDNAを最後にTE 4ml中に溶解
させ、その濃度を分光計で260nmで測定した。染色体
DNAを臭化エチジウム0.1mg/ml を含むCsCl
(1%)の勾配上で遠心分離(Beckman rotor V65Ti 中
55,000 rpmで16時間)して精製した。DNA帯
をUV光で目に見える様にし、H2 O中に飽和させたブ
タノールで抽出することにより、臭化エチジウムを除去
した。TE緩衝液に対して透析した後、DNAをエタノ
ールで沈殿させ、所望の体積で再分散させた。
【0012】実施例2A.radiobacter のゲノムバンクの構築 こうして得られたDNAのアリコート(10μg )を、
各25単位の制限酵素EcoRI、PstI、BamH
I、SacIおよびSphI(Boehringer)で、製造業者
の指示に従って、個別に消化した。酵素反応を65℃で
10分間ブロックした後、反応混合物を寒天ゲル上に
0.8%載せ、次いで、100ボルトで2時間移動させ
た。EtBr(0.5 gamma/ml )で着色して目に見え
る様にしたDNA帯をナイロンフィルター(Boehringer)
上に移し、NaOHで分解した後、サザーンブロット法
(Maniatis ら、"Molecular Cloning: a practical labo
ratory manual", Cold Spring Harbor, New York, 198
2) により固定した。このフィルターを、45℃で、Com
amonas sp. E222c(Ogawa ら、(1993), Eur.J. Bioche
m., 212 :685-691) のカルバミラーゼのアミノ末端に基
づいて表現された、配列 を有する退化オリゴヌクレオチドのそれぞれでハイブリ
ッド化した。これらのオリゴヌクレオチドをBeckmannの
自動System OLIGO 1000 システムを使用して合成し、次
いでキットDIG SYSTEM(Boehrunger)を使用して5' 末端
で標識を付けた。プローブ2によるハイブリッド化反応
は陽性信号を与えた。特に、BamHIで消化したDN
Aは、プローブをハイブリッド化できる約4000 bp
の断片を生じた。こうして識別されたBamHI断片を
分離するために、10μg の染色体DNAを50μl の
緩衝液10mM Tris-HCl pH8、100mM NaC
l、5mMMgCl2 、1mM2−メルカプトエタノール中
に懸濁させ、25Uの酵素BamHIの存在下、37℃
で4〜5時間培養した。次いで消化混合物を寒天ゲル
上、0.8%で電気泳動にかけ、EtBrで着色した
後、3,500〜4,500 bp のDNA断片を電気泳
動緩衝液中で電気溶離させた(Maniatis ら、"Molecular
Cloning: a practical laboratory manual", Cold Spr
ing Harbor, New York, 1982) 。次いでプラスミドpU
C18(BRL)中の染色体DNA断片をクローニング
した。実際には、制限酵素BamHIで前もって直線化
したこのプラスミド20ngを、染色体DNA断片100
ngで、66mM Tris-HCl pH7.6、1mM ATP、
10mM MgCl2 、10mM ジチオトレイトール(D
TT)を含む混合物20μl 中で、1UのT4 w15
リガーゼの存在下、16℃で一晩連結した。50mM C
aC2 で競合化したE.coli JM101(BRL) の細胞を形質転
換するためにリガーゼ混合物を使用した(Dagert, M. お
よびEhrlich(1979), Gene, 6 :23)。続いて形質転換物
を、40μg のX−Gal(5−ブロモ−4−クロロ−
3−インドリル−D−チオ−ガラクトピラノシド)およ
び100μg のアンピシリンを加えたLB媒体(8 g/l
Bactotruptone(DIFCO),5 g/l NaCl,15 g/l寒
天(DIFCO),0.5 g/l酵母抽出物)のプレート上で選別
した。上記と同様に操作し、多くの陽性組換え型コロニ
ー(白色)が得られたが、これらは非組換え型(青色)
と容易に見分けられる。陽性クローンをナイロンフィル
ター(Boehringer)上に移し、これらのクローンから抽出
したDNAを、同じ条件下で、染色体DNAによるハイ
ブリッド化に陽性反応したプローブ2を使用してハイブ
リッド化した。陽性信号を与えたクローンから抽出した
プラスミドを、Sequenase 版2.0キット(United Stat
es Biochemical) を使用して配列させた。これらのプラ
スミドの、完全なカルバミラーゼ遺伝子(915 bp )
を含むものはpSM652と呼ばれている。図4および
5は、カルバミラーゼのヌクレオチド配列およびアミノ
酸配列を示す。
【0013】実施例3A.radiobacter のヒダントイナーゼ遺伝子の分離 プラスミドpSM652の分析により、カルバミラーゼ
遺伝子に対して別の鎖上に位置する、様々な微生物から
分離されたウレアーゼとの同族性を示す第二の不完全O
RFの存在が分かった。ウレアーゼは、ヒダントイナー
ゼと同様に、アミド加水分解酵素の群に属する酵素なの
で、不完全ORFはヒダントイナーゼのそれに対応する
と仮定した。この仮定は、識別された遺伝子を有する細
胞の細胞抽出物に行なった酵素活性試験により確認され
た。ヒダントイナーゼをコード化するヌクレオチド配列
全体を分離するために、カルバミラーゼを分離するのに
使用した同じサザーンブロットを、プローブとして 配列 5' ATC GTA ACC GCG GAC GGG ATT TCT CCC 3' を有するオリゴヌクレオチドを使用してハイブリダイゼ
ーション化した。識別された部分ORFのヌクレオチド
配列の5' 末端領域と一致する、このオリゴヌクレオチ
ドを合成し、実施例2に示す様に標識を付けた。このプ
ローブに対する陽性の帯の中で、酵素SacIによるD
NAの消化から得た、約3500bp の帯が識別され
た。次いで、実施例2に示す様に操作して、SacIで
消化したA.radiobacter の染色体DNAのゲノムバンク
を構築した。このバンクをスクリーニングすることによ
り、ヒダントイナーゼ用の遺伝子全体を含むプラスミド
pSM653が分離されたが、そのヌクレオチドおよび
アミノ酸配列を図5に示す。
【0014】実施例4カルバミラーゼ遺伝子のクローニング 1)カルバミラーゼ遺伝子の増幅 プラスミドpSM652を、Leung ら(Leung D.W., Che
n E., Goeddel D.V.,Techniqie -a journal of methods
in cell and molecular biology, 1 , No.1(1989):11
-15)による指示に従って、ポリメラーゼ鎖反応(PC
R)により、オリゴヌクレオチドの対 を使用して増幅した。オリゴヌクレオチド(2)は、3
' 末端に近いカルバミラーゼ遺伝子の内部に存在する制
限箇所EcoRIをも除去した。増幅は、DNA Thermal
Cycler 480装置(Perkin-Elmer Cetus)で、10mM Tris-
HCl pH8.3、1.5mMMgCl2 、50mMKC
l、0.01%(重量/体積)ゼラチン、1ngpSM6
52、1 μM の2つのプライマー、200μMのdN
TP、0.5単位のTaqポリメラーゼ(Perkin Elmer)
を含む反応混合物を使用して行なった。鉱油1滴を加
え、この混合物を94℃で4分間変性させ、 94℃で1分間(変性) 55℃で1分間(アニーリング) 72℃で1分間(伸長) を合計30サイクル、続いて72℃で8分間(最終拡
張)からなるサイクルプログラムを開始した。こうして
得られた増幅生成物をフェノール−クロロホルム(1:
1)で処理し、NaCl(1/10体積/体積)および
エタノール(2体積)で沈殿させ、20μl のH2 O中
に再分散させた。プラスミドpSM671(CBS 2
05.94)中にクローニングするのに好適な制限酵素
EcoRIおよびHindIII(5U)で切断した
後、DNA断片を低温融解ゲル(SeaPlague, FMC BioPro
ducts)上、1.0%で精製し、ゲルから溶出した帯をGE
lase(Epicentre Technologies)(ゲル300 μg 毎に
1U計量)により、45℃で1.5時間処理した。同時
に、50ngのプラスミドpSM671を同じ制限酵素で
切断した。プラスミドおよび断片を、10μl の反応混
合物(DNA 20 ng/ml) 中で連結し、この混合物2
μl を、CaCl2 でコンピテントにしたE.coli 71/18
の細胞の形質転換に使用した(Dagert, M. およびEhrlic
h, Gene,6 :23, 1979)形質転換物を、クロラムフェニコ
ール20μg/mlを含むLB培地のプレート上で選別し
た。陽性クローンから抽出されたプラスミドDNAを分
析してカルバミラーゼが精確に挿入され、増幅により起
こり得る誤りがないことを確認した。これらプラスミド
の一つをpSM637と呼んでいる。pSM637を含
むE.coliの菌株をSMC307と呼んでいる。"Molecul
ar Biology Methods for Bacillus"(1990)(Harwood and
Cutting(eds) Wiley and Sons) に記載されている様に
コンピテントにしたB.subtilis SMS108 NRRLB-15.898の
細胞を、100 ng のプラスミドpSM637で、公知
の技術により形質転換し、その形質転換した菌株をSM
S374と呼ぶことにした。
【0015】実施例5E.coliおよびB.subtilisにおけるカルバミラーゼ遺伝子
の発現 この実験の目的は、形質転換した菌株(E.coli SMC307
およびB.subtilis SMS374 )の、誘導物質なしにカルバ
ミラーゼ遺伝子を発現する能力を確認することである。
菌株(E.coli SMC307 およびB.subtilis SMS 374)の斜
面上のプレカルチャーを、それそれクロラムフェニコー
ル20μg/mlを加えたLB培地10mlおよびクロラムフ
ェニコール5μg/mlを加えたVY培地10mlを含む2個
の100mlフラスコ中に接種した。これらのフラスコ
を、攪拌しながら(220 rpm)37℃で16時間培養
した。2種類の培地の遠心分離(12,000 rpm、4
℃、1分間)により細胞を回収し、300μl の緩衝液
20mM Tris-HClpH7.5、20mM BMeOH、2
0%グリセロールに再分散させ、超音波処理(Soniprep1
50, MSE 平均電圧で1分間インパルス)により分解し
た。2種類の分解物のアリコート(15μl )をポリア
クリルアミドゲル上に10%で載せ、20 mA で3時間
移動させた。タンパク質の帯をCoomassie R-250(Laemml
i, Nature:227 , 680, 1970)で着色して目に見える様に
した。Coomassie で着色後、分子量34,000Dで、
形質転換されていない菌株B.subtilis SMS108 およびE.
coli 71/18の抽出物中に存在しないタンパク質帯が目に
見える様になった。さらに、Coomassie で着色した同じ
ゲル上で行なった濃度計分析により、このタンパク質は
形質転換した菌株の両方で、支配的なタンパク質(タン
パク質全体の10%)として発現したことが分かった。
【0016】実施例6ヒダントイナーゼ遺伝子のクローニング プラスミドpSM653(1μg )を制限酵素EcoR
VおよびSalI(4U)(Boehringer)により、37℃
で1時間消化した。次いで消化混合物を寒天ゲル上0.
8%(低融解)で電気泳動にかけ、EtBrで着色した
後、1300 bp のEcoRV−SalI断片に対応す
るDNA帯を再切断し、DNAをGelase TM 法(EPICENT
RE Technologies)で抽出した。この断片は5' 末端で小
さな区域が、3' 末端で70 bp の部分が欠落している
ので、配列 を有する2種類のリンカーを使用してヒダントイナーゼ
遺伝子全体を再構築した。次いで、1300 bp 断片4
0 ng 、リンカー3' 40 ng 、リンカー5' 10 ng
およびEcoRIで予め直線化したプラスミドpSM6
71 CBS 205.94 50 ng を、1UのT4
DNAリガーゼを含むリガーゼ混合物中で連結し、1
2℃で16時間培養した。続いてリガーゼ混合物を使用
してE.coli71/18のコンピテント細胞を形質転換し、そ
の形質転換物を、クロラムフェニコール20μg/mlを加
えたLB培地のプレート上で選別した。陽性クローンの
中から選別したプラスミドDNAを分析し、ヒダントイ
ナーゼ遺伝子の完全な配列を含むクローンを確認した。
これらのプラスミドの一つをpSM650と呼び、該プ
ラスミドを含むE.coliにSMC308の記号をつけた。
プラスミドpSM650 100 ng を使用してB.subt
ilis SMS 108のコンピテント細胞を形質転換し、得られ
た菌株をSMS375とした。
【0017】実施例7E.coliおよびB.subtilisにおけるヒダントイナーゼ遺伝
子の発現 この実験の目的は、形質転換した菌株(E.coli SMC308
およびB.subtilis SMS375)の、誘導物質なしにカルバ
ミラーゼ遺伝子を発現する能力を確認することである。
菌株(E.coli SMC308 およびB.subtilis SMS 375)の斜
面上のプレカルチャーを、それぞれクロラムフェニコー
ル5μg/mlを加えたLB培地10mlおよびクロラムフェ
ニコール20μg/mlを加えたVY培地10mlを含む2個
の50mlフラスコ中に接種した。これらのフラスコを、
穏やかに攪拌しながら(220 rpm)37℃で16時間
培養した。2種類の培地の遠心分離(12,000 rpm
、4℃、1分間)により細胞を回収し、300μl の
緩衝液20mM Tris-HClpH7.5、20mM BMeO
H、20%グリセロールに再分散させ、超音波処理( 平
均電圧で1分間インパルス)により分解した。2種類の
分解物のアリコート(15μl )をポリアクリルアミド
ゲル上に10%で載せ、20 mA で3時間移動させた。
タンパク質の帯をCoomassie R-250(Laemmli, Nature:22
7 , 680, 1970)で着色して目に見える様にした。Coomas
sie で着色後、分子量50,000Dで、形質転換され
ていない菌株B.subtilis SMS108 およびE.coli 71/18の
抽出物中に存在しないタンパク質帯が目に見える様にな
った。さらに、Coomassie で着色した同じゲル上で行な
った濃度計分析により、このタンパク質は形質転換した
菌株の両方で、支配的なタンパク質(タンパク質全体の
10%)として発現したことが分かった。
【0018】実施例8ヒダントイナーゼ−カルバミラーゼオペロンのクローニ
ング プラスミドpSM650(1μg )を酵素EcoRI
(5U)により、37℃で1時間消化した。ヒダントイ
ナーゼ遺伝子を含む約1380 bp のEcoRI−Ec
oRI断片を、Gelase TM 法により、寒天ゲルにより
0.8%で精製した。この断片20 ng を、EcoRI
で直線化したプラスミドpSM637 50ngで連結し
た。反応は、1UのT4 DNAリガーゼを含むリガーゼ緩衝
液中、16℃で16時間行なった。このリガーゼ混合物
を使用してE.coli 71/18のコンピテント細胞を形質転換
した。続いて形質転換物をクロラムフェニコール20
μg/mlを加えたLB培地(8g/l Bactotrypton(DIFC
O)、5 g/l寒天(DIFCO) 、0.5 g/l酵母抽出物)のプ
レート上で選別した。陽性クローンを制限分析により分
析し、2つの遺伝子中に正しく挿入されていることを確
認した。ヒダントイナーゼ−カルバミラーゼオペロンを
含むプラスミドをpSM651と呼び、該プラスミドを
含むE.coliの菌にSMC305の略号を付けた。このプ
ラスミド100ngでB.subtilis SMS108 のコンピテント
細胞を形質転換した。陽性クローンの一つをSMS37
3とした。
【0019】実施例9ヒダントイナーゼ−カルバミラーゼオペロンの発現 E.coli SMC305 およびB.subtilis SMS373 をそれぞれ、
クロラムフェニコール20μg を加えたLB培地100
mlおよび、クロラムフェニコール5μg を加えたVY培
地100ml中、37℃で16時間、攪拌(200 rpm)
しながら培養した。細胞分解物から得たタンパク質抽出
物を実施例7に記載する様に分析した。これらの結果
は、ヒダントイナーゼおよびカルバミラーゼに対応する
2種類のタンパク質の存在を示している(図9)。これ
らの酵素の活性を評価するために、基質として(D,
L)パラヒドロキシフェニル−ヒダントインまたは5−
フェニルヒダントイン20mM(200mlのリン酸塩緩衝
液pH8中)を使用し、アンモニアを放出しながら対応す
るD−α−アミノ酸に転化する反応を追跡することによ
り、反応速度を求めた。採用した方法は、Weatherburn,
M.W., (1967), (Anal.Chem.,39:971) により開示され
ている。
【0020】実施例10D,L−フェニルヒダントインの、D−フェニルグリシ
ンへの転化 2gのD,L−フェニルヒダントインを100mlのリン
酸ナトリウム0.2M緩衝液pH8.0に分散させた懸濁
液を、攪拌機を備え、サーモスタットで40℃に調節し
た装置中に入れた。窒素により40℃で5分間脱気した
後、実施例9に記載する様にしてE.coli SMC305 の培養
から得たバイオマス5g(湿重量)を導入した。装置を
密封した後、反応混合物を窒素雰囲気中、40℃に24
時間保持した。反応混合物のアリコートの、旋光計およ
び薄層クロマトグラフィー分析(J. of Chromatography,
80: 199-204), 1973)により、出発基質が完全にD−フ
ェニルグリシンに加水分解されたことが分かった。反応
混合物を6000 rpmで10分間遠心分離した後、上澄
み液をHCl 6MでpH1.0に酸性化し、Amberlite
IR 120(HClで活性化)のカラム(2.6x20cm)
上に載せた。次いでこのカラムを水洗し、5%アンモニ
ア水溶液で溶離させた。溶出液を脱色カーボン(C.Erba)
で脱色し、脱色した溶液を真空中で濃縮し、pH5.8に
した。こうして得た結晶を濾過して回収し、水から再結
晶化させた。得られた白色粉末(1.63g)は比旋光
度[α]D 20=−156°(c=1、1N HCl)を
示した。IRスペクトルは標準D−フェニルグリシンの
それと一致していた。
【0021】実施例11D,L−フェニルヒダントインの、D−フェニルグリシ
ンへの転化 E.coli SMC305 の培養から得たバイオマス5g(湿重
量)および100mlのリン酸ナトリウム0.2M緩衝液
pH8.0に入れた10gのD,L−フェニルヒダントイ
ンを使用し、実施例10と同じ操作を行なった。反応は
窒素雰囲気中、40℃で90時間行なった。得られた白
色粉末(8.1g)は比旋光度[α]D 20=−156.
5°(c=1、1N HCl)を示した。IRスペクト
ルは標準D−フェニルグリシンのそれと一致していた。
【0022】実施例12D,L−5−パラ−ヒドロキシ−フェニルヒダントイン
の、D−パラ−ヒドロキシ−フェニルグリシンへの転化 バイオマス2.5g(湿重量)およびD,L−5−パラ
−ヒドロキシ−フェニルヒダントイン1gを使用し、実
施例10と同じ操作を行なった。白色粉末として得られ
たD−パラ−ヒドロキシ−フェニルグリシン(0.82
g)は比旋光度[α]D 20=−158°(c=1、1N
HCl)を示した。IRスペクトルは標準D−フェニ
ルグリシンのそれと一致していた。
【0023】実施例13D,L−5−パラ−ヒドロキシ−フェニルヒダントイン
の、D−パラ−ヒドロキシ−フェニルグリシンへの転化 E.coli SMC305 の培養から得たバイオマス2.5g(湿
重量)およびD,L−5−パラ−ヒドロキシ−フェニル
ヒダントイン8gを使用し、実施例10と同じ操作を行
なった。反応は窒素雰囲気中、40℃で170時間行な
った。白色粉末として得られたD−パラヒドロキシフェ
ニルグリシン(6.6g)は比旋光度[α]D 20=−1
57.8°(c=1、1N HCl)を示した。IRス
ペクトルは標準D−フェニルグリシンのそれと一致して
いた。
【0024】実施例14D,L−5−イソプロピルヒダントインの、D−バリン
への転化 E.coli SMC305 の培養から得たバイオマス5.0g(湿
重量)およびD,L−5−イソプロピルヒダントイン2
gを使用し、実施例10と同じ操作を行なった。反応は
窒素雰囲気中、40℃で240時間行なった。白色粉末
として得られたD−バリン(0.8g)は比旋光度
[α]D 20=−27.5°(c=5、6NHCl)を示
した。IRスペクトルは標準D−バリンのそれと一致し
ていた。
【0025】配列リスト 配列の数:19 (1)SEQ ID NO:1に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:23塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGAATTGTAA ATTATGCAGC AGC 23 (1)SEQ ID NO:2に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:23塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 AGGATCGTGA ACTACGCGGC GGC 23 (1)SEQ ID NO:3に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:23塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGCATAGTCA ATTATGCCGC CGC 23 (1)SEQ ID NO:4に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:23塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGTATTGTTA ATTATGCTGC TGC 23 (1)SEQ ID NO:5に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 GGACCAATTC AACGAGC 17 (1)SEQ ID NO:6に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 GGGCCGATCC AGCGGGC 17 (1)SEQ ID NO:7に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 GGCCCCATAC AACGCGC 17 (1)SEQ ID NO:8に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 GGTCCTATTC AACGTGC 17 (1)SEQ ID NO:9に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGAGCAGATG TAATGGA 17 (1)SEQ ID NO:10に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 AGGGCGGACG TGATGGA 17 (1)SEQ ID NO:11に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGCGCCGATG TCATGGA 17 (1)SEQ ID NO:12に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:17塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 CGTGCTGATG TTATGGA 17 (1)SEQ ID NO:13に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:27塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (xi)配列 ATCGTAACCG CGGACGGGAT TTCTCCC 27 (1)SEQ ID NO:14に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:22塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (ix)特徴: (A)名称:プライマー (xi)配列 GGGAATTCTT ATGACACGTC AG 22 (1)SEQ ID NO:15に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:23塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (ix)特徴: (A)名称:プライマー (xi)配列 CCCAAGCTTC AAAATTCCGC GAT 23 (1)SEQ ID NO:16に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:13塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (ix)特徴: (A)名称:リンカー (xi)配列 AATTCTTATG GAT 13 (1)SEQ ID NO:17に関する情報: (i)配列特性: (A)長さ:76塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (ix)特徴: (A)名称:リンカー (xi)配列 TCGACGAGGG AACCTACGTG GGGGCGCCGA CGGATGGCCA 40 GTTCCGGAAG CGCCGCAAAT ACAAGCAATA AGGAGG 76
【0026】(1)SEQ ID NO:18に関する
情報: (i)配列特性: (A)長さ:915塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (vi)起源 (A)生物:Agrobacterium radiobacter (xi)配列 ATG ACA CGT CAG ATG ATA CTT GCT GTC GGA CAG CAA GGC CCC ATC 45 Met Thr Arg Gln Met Ile Leu Ala Val Gly Gln Gln Gly Pro Ile 5 10 15 GCG CGA GCG GAG ACA CGC GAA CAG GTG GTT GGC CGC CTC CTC GAC 90 Ala Arg Ala Glu Thr Arg Glu Gln Val Val Gly Arg Leu Leu Asp 20 25 30 ATG TTG ACG AAC GCA GCC AGC CGG GGC GTG AAC TTC ATC GTC TTT 135 Met Leu Thr Asn Ala Ala Ser Arg Gly Val Asn Phe Ile Val Phe 35 40 45 CCC GAG CTT GCG CTC ACG ACC TTC TTC CCG CGC TGG CAT TTC ACC 180 Pro Glu Leu Ala Leu Thr Thr Phe Phe Pro Arg Trp His Phe Thr 50 55 60 GAC GAG GCC GAG CTC GAT AGC TTC TAT GAG ACC GAA ATG CCC GGC 225 Asp Glu Ala Glu Leu Asp Ser Phe Tyr Glu Thr Glu Met Pro Gly 65 70 75 CCG GTG GTC CGT CCA CTC TTT GAG ACG GCC GCC GAA CTC GGG ATC 270 Pro Val Val Arg Pro Leu Phe Glu Thr Ala Ala Glu Leu Gly Ile 80 85 90 GGC TTC AAT CTG GGC TAC GCC GAA CTC GTC GTC GAA GGC GGC GTC 315 Gly Phe Asn Leu Gly Tyr Ala Glu Leu Val Val Glu Gly Gly Val 95 100 105 AAG CGT CGC TTC AAC ACG TCC ATT CTG GTG GAT AAG TCA GGC AAG 360 Lys Arg Arg Phe Asn Thr Ser Ile Leu Val Asp Lys Ser Gly Lys 110 115 120 ATC GTC GGC AAG TAT CGT AAG ATC CAT TTG CCG GGT CAC AAG GAG 415 Ile Val Gly Lys Tyr Arg Lys Ile His Leu Pro Gly Hys Lys Glu 125 130 135 TAC GAG GCC TAC CGG CCG TTC CAG CAT CTT GAA AAG CGT TAT TTC 450 Tyr Glu Ala Tyr Arg Pro Phe Gln His Leu Glu Lys Arg Tyr Phe 140 145 150 GAG CCG GGC GAT CTC GGC TTC CCG GTC TAT GAC GTC GAC GCC GCG 495 Glu Pro Gly Asp Leu Gly Phe Pro Val Tyr Asp Val Asp Ala Ala 155 160 165 AAA ATG GGG ATG TTC ATC TGC AAC GAT CGC CGC TGG CCT GAA ACG 540 Lys Met Gly Met Phe Ile Cys Asn Asp Arg Arg Trp Pro Glu Thr 170 175 180 TGG CGG GTG ATG GGA CTT AAG GGC GCC GAG ATC ATC TGC GGC GGC 585 Trp Arg Val Met Gly Leu Lys Gly Ala Glu Ile Ile Cys Gly Gly 185 190 195 TAC AAC ACG CCG ACC CAC AAT CCC CCC GTT CCC CAG CAC GAC CAT 630 Tyr Asn Thr Pro Thr His Asn Pro Pro Val Pro Gln His Asp His 200 205 210 CTG ACG TCC TTC CAC CAC CTT CTG TCG ATG CAG GCC GGG TCG TAC 675 Leu Thr Ser Phe His His Leu Leu Ser Met Gln Ala Gly Ser Tyr 215 220 225 CAA AAC GGC GCC TGG TCC GCG GCG GCC GGC AAG GTC GGC ATG GAG 720 Gln Asn Gly Ala Trp Ser Ala Ala Ala Gly Lys Val Gly Met Glu 230 235 240 GAG GGG TGC ATG CTG CTC GGC CAT TCG TGC ATC GTG GCG CCG ACC 765 Glu Gly Cys Met Leu Leu Gly His Ser Cys Ile Val Ala Pro Thr 245 250 255 GGC GAA ATC GTT GCC CTG ACC ACG ACG TTG GAA GAC GAG GTG ATC 810 Gly Glu Ile Val Ala Leu Thr Thr Thr Leu Glu Asp Glu Val Ile 260 265 270 ACC GCC GCC GTC GAT CTC GAC CGC TGC CGG GAA CTG CGC GAA CAC 855 Thr Ala Ala Val Asp Leu Asp Arg Cys Arg Glu Leu Arg Glu His 275 280 285 ATC TTC AAT TTC AAA GCC CAT CGT CAG CCA CAG CAC TAC GGT CTG 900 Ile Phe Asn Phe Lys Ala His Arg Gln Pro Gln His Tyr Gly Leu 290 295 300 ATC GCG GAA TTT TGA 915 Ile Ala Glu Phe 止
【0027】(1)SEQ ID NO:19に関する
情報: (i)配列特性: (A)長さ:1373塩基対 (B)タイプ:核酸 (C)ストランド:単 (D)幾何学的形状:線状 (ii)分子型:DNA(ゲノム性) (vi)起源 (A)生物:Agrobacterium radiobacter (xi)配列 ATG GAT ATC ATC ATC AAG AAC GGA ACC ATC GTA ACC GCG GAC GGG 45 Met Asp Ile Ile Ile Lys Asn Gly Thr Ile Val Thr Ala Asp Gly 5 10 15 ATT TCT CCC GCC GAT CTC GGA ATC AAG GAT GGC AAG ATC GCC CAG 90 Ile Ser Pro Ala Asp Leu Gly Ile Lys Asp Gly Lys Ile Ala Gln 20 25 30 ATC GGC GGA ACG TTC GGC CCG GCC GGC CGG ACA ATC GAC GCC TCC 135 Ile Gly Gly Thr Phe Gly Pro Ala Gly Arg Thr Ile Asp Ala Ser 35 40 45 GGC CGC TAC GTT TTT CCG GGC GGC ATC GAC GTT CAT ACG CAT GTC 180 Gly Arg Tyr Val Phe Pro Gly Gly Ile Asp Val His Thr His Val 50 55 60 GAG ACG GTC AGC TTC AAC ACG CAG TCG GCC GAC ACA TTC GCA ACC 225 Glu Thr Val Ser Phe Asn Thr Gln Ser Ala Asp Thr Phe Ala Thr 65 70 75 GCG ACG GTC GCG GCC GCC TGT GGC GGC ACG ACG ACC ATC GTC GAT 270 Ala Thr Val Ala Ala Ala Cys Gly Gly Thr Thr Thr Ile Val Asp 80 85 90 TTC TGC CAG CAG GAC CGC GGC CAT AGC CTG AGG GAG GCG GTC GCC 315 Phe Cys Gln Gln Asp Arg Gly Hys Ser Leu Arg Glu Ala Val Ala 95 100 105 AAA TGG GAC GGC ATG GCC GGC GGC AAG TCG GCG ATC GAC TAC GGC 360 Lys Trp Asp Gly Met Ala Gly Gly Lys Ser Ala Ile Asp Tyr Gly 110 115 120 TAC CAT ATC ATC GTG CTC GAT CCG ACT GAT AGC GTG ATC GAG GAG 405 Tyr His Ile Ile Val Leu Asp Pro Thr Asp Ser Val Ile Glu Glu 125 130 135 CTA GAG GTA CTG CCA GAT CTC GGC ATC ACC TCC TTC AAG GTC TTC 450 Leu Glu Val Leu Pro Asp Leu Gly Ile Thr Ser Phe Lys Val Phe 140 145 150 ATG GCT TAT CGC GGC ATG AAC ATG ATC GAC GAC GTG ACA CTG CTC 495 Met Ala Tyr Arg Gly Met Asn Met Ile Asp Asp Val Thr Leu Leu 155 160 165 AGG ACG CTC GAC AAG GCC GCC AAG ACT GGG TCA CTC GTC ATG GTG 540 Arg Thr Leu Asp Lys Ala Ala Lys Thr Gly Ser Leu Val Met Val 170 175 180 CAC GCG GAG AAC GGC GAC GCC GCC GAC TAT CTT CGC GAC AAG TTC 585 His Ala Glu Asn Gly Asp Ala Ala Asp Tyr Leu Arg Asp Lys Phe 185 190 195 GTC GCC GAT GGC AAA ACG GCG CCG ATC TAC CAC GCG CTC AGC CGT 630 Val Ala Asp Gly Lys Thr Ala Pro Ile Tyr His Ala Leu Ser Arg 200 205 210 CCG CCC CGG GTC GAA GCC GAG GCG ACC GCG AGG GCC CTC GCC CTG 675 Pro Pro Arg Val Glu Ala Glu Ala Thr Ala Arg Ala Leu Ala Leu 215 220 225 GCG GAA ATC GTC AAC GCC CCG ATC TAC ATC GTG CAT CTG ACC TGC 720 Ala Glu Ile Val Asn Ala Pro Ile Tyr Ile Val His Leu Thr Cys 230 235 240 GAA GAA TCC TTC GAC GAG TTG ATG CGG GCA AAG GCT CGG GGT GTC 765 Glu Glu Ser Phe Asp Glu Leu Met Arg Ala Lys Ala Arg Gly Val 245 250 255 CAC GCC CTG GCC GAA ACC TGC ACA CAA TAC CTC TAC CTC ACC AAG 810 His Ala Leu Ala Glu Thr Cys Thr Gln Tyr Leu Tyr Leu Thr Lys 260 265 270 GAC GAC CTG GAG CGG CCG GAT TTC GAG GGC GCG AAG TAT GTT TTC 855 Asp Asp Leu Glu Arg Pro Asp Phe Glu Gly Ala Lys Tyr Val Phe 275 280 285 ACC CCG CCT CCG CGC ACG AAG AAG GAC CAG GAA ATC CTC TGG AAC 900 Thr Pro Pro Pro Arg Thr Lys Lys Asp Gln Glu Ile Leu Trp Asn 290 295 300 GCA CTC CGG AAC GGG GTC CTC GAA ACG GTC TCC TCG GAC CAT TGT 945 Ala Leu Arg Asn Gly Val Leu Glu Thr Val Ser Ser Asp His Cys 305 310 315 TCC TGG CTC TTC GAG GGG CAC AAG GAT CGG GGC AGG AAC GAC TTC 990 Ser Trp Leu Phe Glu Gly His Lys Asp Arg Gly Arg Asn Asp Phe 320 325 330 CGC GCC ATC CCG AAC GGA GCG CCG GGC GTC GAG GAG CGG CTG ATG 1035 Arg Ala Ile Pro Asn Gly Ala Pro Gly Val Glu Glu Arg Leu Met 335 340 345 ATG GTC TAT CAG GGC GTC AAC GAA GGC CGC ATT TCC CTC ACC CAG 1080 Met Val Tyr Gln Gly Val Asn Glu Gly Arg Ile Ser Leu Thr Gln 350 355 360 TTC GTA GAA CTG GTC GCC ACG CGC CCG GCC AAG GTC TTC GGC ATG 1125 Phe Val Glu Leu Val Ala Thr Arg Pro Ala Lys Val Phe Gly Met 365 370 375 TTC CCG GAA AAA GGA ACG GTC GCG GTC GGT TCG GAT GCC GAC ATC 1170 Phe Pro Glu Lys Gly Thr Val Ala Val Gly Ser Asp Ala Asp Ile 380 385 390 GTC CTT TGG GAT CCC GAG GCT GAA ATG GTG ATC GAA CAA AGC GCC 1215 Val Leu Trp Asp Pro Glu Ala Glu Met Val Ile Glu Gln Ser Ala 395 400 405 ATG CAT AAC GCC ATG GAT TAC TCC TCC TAC GAG GGA CAC AAG ATC 1260 Met His Asn Ala Met Asp Tyr Ser Ser Tyr Glu Gly His Lys Ile 410 415 420 AAG GGC GTG CCG AAG ACA GTG CTG CTG CGT GGC AAG GTG ATC GTC 1305 Lys Gly Val Pro Lys Thr Val Leu Leu Arg Gly Lys Val Ile Val 425 430 435 GAC GAG GGA ACC TAC GTG GGG GCG CCG ACG GAT GGC CAG TTC CGG 1350 Asp Glu Gly Thr Tyr Val Gly Ala Pro Thr Asp Gly Gln Phe Arg 440 445 450 AAG CGC CGC AAA TAC AAG CAA TAA 1373 Lys Arg Arg Lys Tyr Lys Gln 止 445
【図面の簡単な説明】
【図1】カルバミラ遺伝子を含むプラスミドpSM63
7の地図を示す図である。
【図2】ヒダントイナーゼ遺伝子を含むプラスミドpS
M650の地図を示す図である。
【図3】ヒダントイナーゼ−カルバミラーゼオペロンを
含むプラスミドpSM651の地図を示す図である。
【図4】カルバミラーゼのヌクレオチドおよびアミノ酸
配列を示す図である。
【図5】カルバミラーゼのヌクレオチドおよびアミノ酸
配列を示す図である。
【図6】ヒダントイナーゼのヌクレオチドおよびアミノ
酸配列を示す図である。
【図7】ヒダントイナーゼのヌクレオチドおよびアミノ
酸配列を示す図である。
【図8】ヒダントイナーゼのヌクレオチドおよびアミノ
酸配列を示す図である。
【図9】プラスミドpSM651で形質転換したE.coli
およびB.subtilisの培養物から抽出したタンパク質全体
のSDS−PAGE(A)およびウエスターン−ブロッ
ト(B)を示す写真である。 線1:標準ヒダントイナーゼ 線2:標準カルバミラーゼ 線3:E.coli(pSM671)比較用 線4:E.coliSMC305 線5:B.subtilis(pSM671)比較用 線6:B.subtilisSMS373
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:125) (C12P 13/04 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:125) (C12N 1/21 C12R 1:19) (72)発明者 ジュリアーノ、ガルリ イタリー国サン、ドナト、ミラネーゼ、ビ ア、フェルランディーナ、14/ア (72)発明者 グイド、グランディ イタリー国セグラーテ、ノナ、ストラー ダ、4

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5−置換ヒダントインのラセミ混合物の立
    体特異的転化によるD−α−アミノ酸の製造方法であっ
    て、転化反応を、前記ヒダントインを対応するD−α−
    アミノ酸に転化できる酵素系を高収率で誘導物質なしに
    発現できるプラスミドpSM651 CBS 203.
    94で形質転換した微生物の存在下で行なうことを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】転化反応が、プラスミドpSM651 C
    BS 203.94で形質転換した微生物から分離した
    酵素系の存在下で行なわれる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記酵素系が不溶性支持体上に固定されて
    いる、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】微生物が、Bacillus subtilis およびEsch
    erichia coliの群から選択される、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】5−置換ヒダントインが、D,L−5−フ
    ェニルヒダントイン、D,L−5−パラ−ヒドロキシフ
    ェニルヒダントイン、D,L−5−メチルヒダントイ
    ン、D,L−5−イソプロピルヒダントイン、D,L−
    5−チエニルヒダントイン、D,L−5−パラ−メトキ
    シフェニルヒダントイン、D,L−5−パラ−クロロフ
    ェニルヒダントイン、D,L−5−ベンジルヒダントイ
    ンから選択される、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】ヒダントインが、D,L−5−パラ−ヒド
    ロキシフェニルヒダントインである、請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】ヒダントインが、D,L−5−フェニルヒ
    ダントインである、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】転化反応が、20〜60℃の温度で行なわ
    れる、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】温度が30〜45℃である、請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】転化反応が、pH6.0〜10で行なわれ
    る、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】pHが7.0〜8.5である、請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】転化反応が、バイオマス/ヒダントイン
    の重量比1/1〜1/50で行なわれる、請求項1に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】Bureau Voor Schimmelcultures, SK Baa
    rn(オランダ)に寄託してあり、寄託番号CBS 20
    3.94を受けているプラスミドpSM651。
  14. 【請求項14】プラスミドpSM651で形質転換され
    Bacillus subtilis およびEscherichia coliから選択
    された微生物。
  15. 【請求項15】Escherichia coliSMC305 CBS
    203.94である、請求項10に記載の微生物。
JP7115213A 1994-04-15 1995-04-17 D−α−アミノ酸の製造方法 Pending JPH0851992A (ja)

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