JPH085203A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH085203A
JPH085203A JP15666494A JP15666494A JPH085203A JP H085203 A JPH085203 A JP H085203A JP 15666494 A JP15666494 A JP 15666494A JP 15666494 A JP15666494 A JP 15666494A JP H085203 A JPH085203 A JP H085203A
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Shunichi Ishii
俊一 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡易であり、且つ製造が容易なアキュ
ムレータを提供する。 【構成】 本発明のアキュムレータ5は、容器10内
に、入口管14と、出口管16とを保持する固定板を有
し且つこの固定板17に案内板15を一体に設けた構成
としている。従って、出口管14及び入口管16を確実
に且つ保持でき、アキュムレータの製造が容易にでき
る。また、案内板15を固定板16と一体に設けること
により構成が簡易であり、別途に案内板を設けたり、入
口管14や出口管16等を別々に固定する手間がかから
ず、アキュムレータの製造が容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体と液体とが混合し
ている気液混合体を気体と液体とに分離するアキュムレ
ータに関し、特に冷凍機や空気調和機の冷凍サイクルに
組み込まれるアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、冷凍サイクルにおいては、蒸発
器で蒸発しきれなかった冷媒が液状のまま圧縮機に吸入
され、圧縮機にいわゆる液バック現象が生じるのを防止
するため、蒸発器と圧縮機との間にアキュムレータが組
み込まれている。
【0003】かかる従来のアキュムレータは、実公昭5
5ー48370号公報や特公昭62ー55588号公報
に開示されているように、容器の上端部から気体と液体
との混合した冷媒を導入し、この混合冷媒を案内板に当
てて、液冷媒を容器の下部に落とし、気体冷媒のみを容
器の上部から取り込んで圧縮機へ導出する構成となって
いる。
【0004】この種のアキュムレータにおいて、製造の
容易性及び組み付け性の向上の点から、特公平4ー80
314号公報に示す開示されているように、冷媒の入口
管及び出口管とを纏めて容器のシェルカバー(天板側)
に配置することが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
アキュムレータにおいては、容器のシェルカバーに直接
出口管や入口管を固定しているため、容器のシェルカバ
ーにはこれらの管が取り付けられる孔の周囲に立上がり
を形成し(バーリング孔加工)、これらの管を溶接し及
び銅等によるロー付けが必要となる。従って、従来のア
キュムレータは、製造に手間がかかるとともに、ロー付
け部にピンホールが発生しやすく、漏れの原因になると
いう問題があった。特に、アキュムレータにおいては、
出口管や出口管をシェルカバーのみで固定したのでは、
コンプレッサ等によって生じる振動に十分絶えられない
という問題点がある。
【0006】かかる場合、入口管、出口管をそれぞれ固
定具により、別個に固定することも考えられるが、複数
の固定具が必要となるととももに、容器内には、そのほ
か案内板も固定しなければならないため、構造が複雑に
なるとともに、部品点数の増加や溶接箇所の増加によ
り、製造が複雑になるという問題点がある。
【0007】従って、本発明は、構造が簡易であり、且
つ製造が容易なアキュムレータを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、容器と、
気液混合体を導入する入口管と、導入された気液混合体
を案内する案内板と、容器内で分離された気体を取り込
んで導出する出口管とを有するアキュムレータにおい
て、前記容器内には、前記入口管と、前記出口管とを保
持する固定板を有し且つ前記固定板には前記案内板が一
体に設けられていることを特徴とする。
【0009】第2の発明は、容器と、気液混合体を導入
する入口管と、導入された気液混合体を案内する案内板
と、一端部が容器の上方に位置し容器内で分離された気
体を取り込んで導出する出口管とを有するアキュムレー
タにおいて、前記容器内には、前記入口管と、前記出口
管とを保持する固定板を有し且つ前記固定板には前記案
内板が一体に形成されており、更に、前記固定板が前記
容器を構成する上部シェルカバーに固定されていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、一つの固定板により入口
管と出口管とを保持する構成であるから、出口管及び入
口管を確実に且つ固定できる。従って、アキュムレータ
の製造が容易にできる。また、一つの固定板により入口
管と出口管とを固定するものであるから、部品点数を少
なくできる。
【0011】更に、案内板を固定板と一体に形成してい
るから部品点数が少なく且つ構成が簡易であり、また、
製造時における溶接箇所も少なくできる。従って、構成
が簡易であり且つ、製造が容易にできる。
【0012】第2の発明によれば、入口管と出口管とを
上部シェルカバーに纏めて配置し、いわゆる上下分割方
式としているから、更に、製造の容易性及び組み付け性
の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本実施例にかかるアキュムレータを
空気調和機を例に用いて説明する。
【0014】図6に示すように、空気調和機6は、冷媒
を圧縮するコンプレッサ(圧縮機)1、室外熱交換器
2、減圧器4、室内熱交換器3、アキュムレータ5とを
この順序で備えており、冷媒の循環回路が形成されてい
る。この冷媒回路において、コンプレッサ1で圧縮され
た高温高圧のガス状冷媒は室外熱交換器2で凝縮され、
減圧器4を介して室内熱交換器3で蒸発され、冷房運転
をおこなうものである。
【0015】アキュムレータ5は、コンプレッサ1と室
内熱交換器3との間に設けられており、コンプレッサの
液戻りを防止している。
【0016】かかるアキュムレータ5において、図1及
び図2に示すように、その容器10はケース本体11と
上部シェルカバー13aと、下部シェルカバー13bと
から構成されている。
【0017】容器10内には、気体及び液体が混合状態
にある気液混合体としての冷媒を導入する入口管14
と、この入口管14から導入された前記気液混合冷媒を
受ける案内板15と、容器10内で分離された気体冷媒
のみを取り出す出口管16と、更に、容器10内で入口
管14と出口管16とを固定する固定板17とが設けら
れている。
【0018】入口管14は、上部シェルカバー13aに
形成された孔を介して挿入されており、その上端部は、
上部シェルカバー13aに溶接又はロー付けにより気密
に保持されている。この入口管14の上端部には、室外
熱交換器3から循環される冷媒配管が接続される。
【0019】入口管14の下端部14aは、容器10内
の上端部まで延出されており、容器10の上部から冷媒
を噴出するようになっている。出口管14の下端部14
aは、固定板17に形成された第1保持孔19に挿入さ
れて容器により保持されている。
【0020】出口管16は、略U字形状に形成されてお
り、その一端部16aが上部シェルカバー13aから外
側に延出されており、冷媒回路のコンプレッサ1に接続
されている。
【0021】U字の他端部16bは容器10内におい
て、上部で開口されている。この他端部16bは、固定
板17に形成された第2保持孔21に挿入されており、
溶接又はロー付けにより固定板17に固定されている。
【0022】尚、出口管16の上部と下部とに形成され
ている孔20a、20bはそれぞれ圧力バランス用の孔
と、オイルの戻し孔である。
【0023】固定板17は、図3に示すように、前述し
た入口管14と出口管16とを保持するための第1保持
孔19と、第2保持孔21とが形成されており、入口管
14と出口管16とはこれらの孔19、21にまたはロ
ー付溶接により固定板17に固定されている。従って、
一つの固定板17により入口管14及び出口管16の2
つの管を固定するものであるから、部品点数を少なくで
きる。また、容器の内側に溶接する箇所もすくなくで
き、構成が簡易であり且つ製造が容易である。
【0024】尚、この固定板17はその周囲が上部シェ
ルカバー13aの内側に溶接またはロー付により固定さ
れている。
【0025】この固定板17は、本実施例では入口管1
4から導入された気液混合冷媒と出口管16の他端部か
ら取り込まれるべき気体冷媒とが混ざらないように分離
する作用をも兼ねており、容器10内を上下に分離する
ように板状に形成されている。
【0026】固定板17には、更に、第1保持孔19に
対抗する位置に案内板15が一体に設けられている。こ
の固定板17と案内板15とは、一枚の板金を折り曲げ
て形成されている。
【0027】案内板15は、固定板17に対して、立上
がり部23を有しており、その立ち上がり部23から更
に、折り曲げられて、図4に示すように、固定板17と
ともに全体として略コ字形状に形成されている。
【0028】尚、案内板15の折り曲げ角度は、立上が
り部23に対して直角に形成するものであってもよい
し、または図4に示すように、所定角度Θを有するもの
であってもよい。更に、案内板15は、所望の方向に角
度を形成するものであってもよい。このように、所望の
方向に角度を形成する構成とすれば、案内板15に当た
って飛散する液体冷媒が出口管16の取り込み口側に飛
散するのを防止するよう案内でき、気体冷媒のみを確実
に導出することができる。
【0029】次に、本実施例の作用について説明する。
【0030】冷凍サイクルにおいては、室外熱交換器3
で蒸発しきれなかった液状冷媒を含む気液混合体として
の冷媒がコンプレッサ1に供給される前にアキュムレー
タ5に導入され、ここで液体冷媒気液混合冷媒から分離
し、気体冷媒のみをコンプレッサ1に供給する。これに
よって、コンプレッサ1にいわゆる液バック現象が生じ
るのを防止している。
【0031】アキュムレータ5では、入口管14から液
体と気体とが混在した冷媒が供給される。この冷媒は、
入口管14の正面に設けられた案内板15に放散され、
ここで吐出された液体冷媒はその速度を失い円周方向に
案内されるとともに容器10内の下部にためられている
液の撹拌、泡立ち並びに液の飛散が防止される。
【0032】そして速度を失った液体冷媒はそのまま容
器10の底部に落下又は容器10の内壁を伝って容器1
0内の上方にある気体冷媒は図2で示すように、出口管
16の他端部16bから取り込まれ、U字形状の出口管
16を通って、その一端部16aから導出され、コンプ
レッサ1へ導かれる。
【0033】一方、アキュムレータ5の製造において
は、入口管14を上部シェルカバー13aに通して保持
し、次に固定板17に形成された第1の保持孔19に入
口管14の一端部14aを通して保持する。出口管16
は、その一端部を第2保持孔に通し、点付け溶接又はロ
ー付けにより固定板17に固定すると共に、固定板17
を上部シェルカバー13aの内側に同様に点付け溶接に
より固定する。他端部16aは、上部シェルカバー13
aに溶接又はロー付けにより固定される。最後に本体と
上部シェルカバー13a及び下部シェルカバー13bを
組み付け、溶接又はロー付けする。
【0034】このように、本実施によれば、固定板17
に入口管14及び出口管16を固定する構成であるか
ら、入口管14及び出口管16を確実に且つ保持でき、
上部シェルカバー13aにバーリング孔加工や特別の溶
接等を施す必要がない。
【0035】また、入口管14及び出口管16は、容器
の上部に纏めて配置する構成であるから、組み付け作業
は上部シェルカバー13aのみにおいておこなえるので
製造が容易且つ簡易である。
【0036】一方、固定板17にあっては、一枚の板金
に孔を開けた後または同時に、プレス等により折り曲げ
て製造する。従って、部品点数の削減が図られ、且つ簡
易な工程で容易に、案内板15を有する固定板17の製
造ができる。
【0037】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0038】例えば、第1保持孔19、第2保持孔21
は同一面上に形成することに限らず、図5に示すよう
に、異なる面上に形成しても良い。この場合には、折り
曲げた小さい方の片に第1保持孔を形成して入口管14
を保持し、これと対面する片を案内板15とする。
【0039】また、図5に示すように、出口管16の気
体冷媒の取り込み口である他端部16bの開口を斜めに
カットし、取り込み口の面積を拡大する構成としてもよ
い。
【0040】更に、本発明のアキュムレータは冷媒回路
に限らず、気液混合体としてスチームを用いたスチーム
エンジン等に使用されるものであっても同様な効果を得
ることができる。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、固定板により入口
管と出口管とを保持する構成であるから、出口管及び入
口管を確実に且つ固定できる。従って、アキュムレータ
の製造が容易にできる。また、一つの固定板により入口
管と出口管とを固定するものであるから、部品点数を少
なくできる。
【0042】更に、案内板を固定板と一体に形成してい
るから部品点数が少なく且つ構成が簡易であり、また、
製造時における溶接箇所もすくなくできる。従って、構
成が簡易であり且つ、製造が容易にできる。
【0043】第2の発明によれば、入口管と出口管とを
上部シェルカバーに纏めて配置し、いわゆる上下分割方
式としているから、更に、製造の容易性及び組み付け性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるアキュムレータの断面図
である。
【図2】本発明の特徴部分を抜き出し示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示す固定板の斜視図である。
【図4】図3に示す固定板の断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図1に示すアキュムレータが用いられる空気調
和装置の回路図である。
【符号の説明】
5 アキュムレータ 10 容器 14 入口管 15 案内板 16 出口管 17 固定板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、気液混合体を導入する入口管
    と、導入された気液混合体を案内する案内板と、容器内
    で分離された気体を取り込んで導出する出口管とを有す
    るアキュムレータにおいて、 前記容器内には、前記入口管と、前記出口管とを保持す
    る固定板を有し且つ前記固定板には前記案内板が一体に
    設けられていることを特徴とするアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 容器と、気液混合体を導入する入口管
    と、導入された気液混合体を案内する案内板と、一端部
    が容器の上方に位置し容器内で分離された気体を取り込
    んで導出する出口管とを有するアキュムレータにおい
    て、 前記容器内には、前記入口管と、前記出口管とを保持す
    る固定板を有し且つ前記固定板には前記案内板が一体に
    形成されており、更に、前記固定板が前記容器を構成す
    る上部シェルカバーに固定されていることを特徴とする
    アキュムレータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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